仁勇 純米生 とろり酒

家飲み記録 仁勇 純米生 とろり酒

20180118144236807.jpg  20180118144245403.jpg

 千葉県成田市のお酒です。
 同蔵のお酒のブログでの登場は4回目ですね、にごり酒特集の5本目。

 上で4回目と書きましたが、今まで飲んだのは3回とも別ブランドの「不動」になります、仁勇は地元銘柄になりますが、日本酒勢の中では圧倒的に不動の方が知られているでしょうね。
 今回、甘旨にごり酒をまとめ買いしている最中、「極甘口」を明確に謳うこのお酒が気になり、セレクトした次第です。
 「砂糖が入ってないのにこんなに甘い!」というのが売りっぽいです。
 
 ラベル記載の「もち米四段仕込み」は、ロ万とか勢正宗が採用している製法ですね、基本甘味系のお酒になるはず。
 ググった限りでは、日本酒度は-90になるとか…とんでもない数値ですね、これ以下のお酒で私が知っているのは玉川タイムマシンだけです(こちらは-96になったこともあるらしい)。
 アルコール度数も11度と相当低め。
 見た目ほぼもろみそのままっぽいですが、純米を名乗っているということは一応荒くこしてはいるんでしょうね。
 穴開き栓ということもあり、12月出荷分を1月の早めには開けました。

20180118144254168.jpg  20180118144653939.jpg

 注ぐと、とろりというより、もうドロドロですね(笑)蛇の目の底も一切見えない濃さです。

 上立ち香は甘酒的な甘いお米の香りが仄かに。
 含むと、やはり個性的かつ露骨な感じの甘味がトロリと入ってきて、普通に噛めるぐらいのドロドロ感で、最初から最後までその甘味を中心にしつつ、ゆっくりと胃に入り込んできます。
 味わいは、甘酒的な甘味が厳然たる主役で、乳酸飲料的なニュアンスや少々のアルコール感を纏ってはいますが、基本は甘味一辺倒という印象。
 後味は少々ベタっとした感じがやはり残りますね。

 お米由来の甘味をこれでもかというぐらいに味わえる、甘酒に限りなく近い感じのにごり酒でした。
 う~む、日ごろ事あるごとに「もっと甘味が欲しい!」と騒いでいる私ですが、これは流石に甘過ぎでした…(私が甘酒嫌いなことも影響あり)
 というより、普段私が推している甘口酒が、いかに複雑な味わいであるかを再認識しましたね。
 が、オンリーワンのお酒であることは間違いないでしょう、「我こそは最強の甘党なり」という方には是非試してみて欲しいですね。
 不動は辛口よりのにごりも出しているみたいなので、次はそちらも試してみたいところです。

20180118144702889.jpg

名称:仁勇 純米生 とろり酒
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:11%
日本酒度:-90
蔵元:鍋店株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.1/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月10日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY

家飲み記録 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY

20180312153035725.jpg  20180312153043613.jpg

 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、にごり酒特集の4本目。

 こちらのお酒は私が昨年のにごり酒特集のダントツMVPとして選んだお酒です。
 「甘・旨・酸・ガス」が主張し合いつつもバランスを取るその味わいは、私がにごり酒に求めているものをそのまま体現したかのようで、自分の中では本当にとんでもない掘り出し物でした…
 (詳しい感想については昨年の記事をご参照ください
 当然今年も真っ先に確保した次第です、いわばにごり酒特集の中でのディフェンディングチャンピオンたるお酒になりますね。

 スペック的には…、おお、去年よりも裏ラベルが詳しくなってる!なんとなく感動。
 五百万石、精米歩合70、アルコール度数14度というのは昨年と同じですね、たぶん定番ものとして安定しているのでしょう。
 日本酒度は-30と、にごり系らしく極低ですが、酵母が7号系だったり、アミノ酸度が意外と低めなのには山陰系っぽいニュアンスを感じますね。
 なお、穴開き栓で、昨年12月出荷12月開栓です。
 
20180312153051232.jpg

 上立ち香は、カルピスソーダ的な、スッキリしつつクリーミーな香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとしたお米的な甘旨味が強めのガス感を伴ってシュワシュワと入ってきて、最後まで存在感を保ったまま、ジュワーッと染み入ってきます。
 味わいは、やはりカルピスソーダ的な甘酸味に、お米由来の旨味、少々の粉っぽさとトロミが加わって、非常に飲み応えがありますね、それでいて嫌な苦味や重さは皆無。
 後味はこれがまたしっかり酸でキレるんですよ…、見事の一言。

 とろとろしつつ、キレもコクも見事に備えた、お米という穀物のポテンシャルをバリバリに引き出した印象の、甘旨しっかり系にごり酒でした。
 甘味も素敵なのですが、このお酒の主役はやっぱりガッチリ芯がしっかりした旨味と言えるでしょう、なかなか他にはないタイプだと思います。
 実は購入時に「出荷直後は甘いけど、数ヶ月経つと瓶内発酵が進んで甘さが抑えられてくる」というお店の人のコメントがありました。
 私としては甘味が減っちゃ困るので即開けしたわけですが、こうなると骨太旨味酒と化したこのお酒も飲んでみたい気もしてきました。
 ともかく、この玉櫻は、今年も現状雪だるま、花陽浴を抑えて暫定チャンピオン・ニゴリですね。

20180312153059467.jpg

名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:-30
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月08日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY

家飲み記録 荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY

20171227151052122.jpg  20171227151103468.jpg

 大阪府泉佐野市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、にごり酒特集3本目。

 以前の記事でちらと触れた「大阪出張の際に購入した大阪産のにごり酒」がこちらになります。
 裏ラベルには「浅野日本酒店・限定発売品」と大きく記載が有りますね、酒屋さんとしても割と貴重な地元大阪の銘柄ということで、関係を大事にしていることが伺えます。
 ちなみにこちらを醸す北庄司酒造店では、ユニークな試みとして「大阪大学の日本酒サークルとの提携」で「hajime」というお酒を開発・販売しています。(リンク先は阪大報道サークルのブログ)
 それも浅野日本酒店さんではかなり積極的に売ってましたね、試飲したところでは今風の低アル甘口酒としてスタンダードな味わいだった印象でした。

 今回いただくのは、写真でも伝わると思いますが、かなり大量に澱が積もっています。
 「雪香」って名前はこれを例えたっぽいですね、なかなか風流で素敵。
 製造年月は昨年3月になっていますが、試飲したところ全くダレてませんでしたね、さらに購入したのが昨年11月で、開けたのが今年1月なのでかなりの熟成期間を経た状態でいただいています。

20171227151115557.jpg

 注ぐとやはりおりが塊になるぐらい濃いですが、シュワシュワもしていて良い雰囲気。

 上立ち香はガス混じりのセメダイン的香りが控えめに。
 含むと、青さ(?)を纏った旨味が、少々のガス感とともにチリチリと入ってきて、少々の苦味も相まって引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、セメダイン感が強めな、おり由来のお米的な旨味が中心にあって、苦味やフレッシュ感の存在で全体としてはなかなか荒々しい印象がありますね。
 後味は、少々の苦味を口中に残しながら引き上げていきます。

 しっかりと引き締まりつつ、芯がしっかりとした旨味を感じさせる、ガッツンキリリ系チリチリにごり酒でした。
 ワンパターンな私としては、やっぱりもうちょっと甘味が欲しいと思ってしまいますが…まあそこは好みでしょう。
 熟成期間が長かったので、甘旨系だとダレていた可能性もありましたしね、結果的には良かったのかも。
 荘の郷、次はまた別のスペックも試してみたいと思いました。

20171227151231930.jpg  20171227151223399.jpg

20171227151239835.jpg

名称:荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:16.5%
日本酒度:+3.9
蔵元情報:有限会社北庄司酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月06日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 生にごり酒 29BY

家飲み記録 花陽浴 生にごり酒 29BY

20180109130822862.jpg  20180109130830915.jpg

 埼玉県羽生市のお酒です。
 当ブログ定番銘柄ですね、にごり酒特集の2本目。

 昨年のにごり酒特集のときに、「而今にごり酒に匹敵する、甘旨系にごり酒を探せ!」というコンセプトを書きましたが、今年も基本的にはその姿勢は変わりません。
 相変わらず「日本酒の旨味の魅力は甘味に宿っている」というのが私の姿勢ですからね、にごり酒でもそれは変わらないというわけです。
 となれば、花陽浴のにごり酒について「買えれば買う」となるのは当然の帰結でしょう、今年も買えて良かったです。

 例年ラベルには使用米すら書いてないので非常に分かりにくいのですが、お店によると美山錦らしいです。
 スペック的には基本的にレギュラー品と同じ感じだったと思うので、これは美山錦純吟のにごりバージョンになるのでしょうね。
 11月購入、12月開栓でいただいています。 


 上立ち香は花陽浴的パイナップル香に、にごり由来の米的なニュアンスが伴った感じの香が強めに。
 含むと、強烈な甘酸にさらに澱の旨味が上乗せされて思いっきり濃厚になった感じの味がグワワっと入ってきて、そこそこの苦味でギリギリダレを防ぎつつ染み込んできます。
 味わいは、まさに通常スペックに澱の旨味、苦味の存在感が加えられた感じの、若干皮が混じったアルコール入りパイナップルジュースのような感じのもの。
 後味はそれでいて苦味と酸味の働きと花陽浴らしい雑味のなさで、ちゃんと自然に引き上げてくれます。

 花陽浴美山錦純吟のにごりバージョンとして納得感のある、旨苦マシマシの華やか系甘旨にごり酒でした。
 昨年同様、通常スペックを先に飲んでいると、良くも悪くも予想通りの味わいではありますね、とはいえ十分楽しめます。
 ちょっとガス感が加わると結構違ってくるようにも思えますが、私の飲んだ瓶ではあまり感じませんでした…
 ともあれ、華やか甘旨系にごりとして鉄板ではあります、来年もできればいただきたいと思いました。

20180109130839108.jpg  20180109130847829.jpg

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-147.html

名称:花陽浴 生にごり酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月04日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽 雪だるま

家飲み記録 仙禽 雪だるま 

20171231212007786.jpg  20171231212015692.jpg

 栃木県さくら市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、意外と少ないですね。

 もう年度も変わってしまいましたが、今年も相当数飲んでいる「にごり酒」について、特集的にまとめて記事にしていこうと思います。(昨年のまとめはこちら
 トップバッターは有名どころの雪だるまにしてみました。
 仙禽の季節ものとして、夏の「かぶとむし」同様、以前から知られているお酒かと思います。
 実際このラベルを考えた時点で勝ちですよね、一回見たら忘れられないレベルかと…

 定番商品ではありますが、スペックは結構変わってきているみたいですね。
 今回は麹米が山田錦40精米、掛米がひとごこち50精米とかなり豪華になっていますね(多分純米大吟醸名乗れるんじゃないかな…)、お値段もそれなり。
 また、アルコール度数は13とかなり低め。
 穴開き栓ということもあり、実際は早めに開栓しています(昨年11月購入11月開栓)。

20171231212023127.jpg

 上立ち香はガス混じりのお米の香りが仄かに。
 含むと、引き締まった旨味がかなりシュワシュワした口当たりで入ってきて、若干の粉っぽさと苦味を感じさせつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味が芯にあって、割りと柔らかな酸と苦味が、粉っぽさを相殺して余りある飲み進め易さを加えています、甘味は控えめながら旨味がしっかりしているので飲みごたえもバッチリ。
 後味は、流石に少々粉を残しつつも、苦酸がしっかり引き取ってキレます。

 いわゆるスッキリ系の路線を往きつつ、旨味の存在感もバッチリ在る、確固たる個性を確立している感じのにごり酒でした。
 これは肉や揚げ物系の料理と相性抜群でしょう、それでいて単体でも楽しめる存在感もあるかと。
 最近の仙禽らしく、酸はキツくない程度に抑えられていて、自分のストライクゾーンにバッチリ入ってくれました。
 にごり酒のトップバッターとして幸先が良いですね、仙禽、引き続き追っていきたい銘柄です。

20171231212031141.jpg

名称:仙禽 雪だるま
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:ひとごこち
アルコール度:13%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年04月02日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |

前のページ« » 次のページ