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穏 純米吟醸 しぼりたて生 29BY

家飲み記録 穏(おだやか) 純米吟醸 しぼりたて生 29BY

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 福島県郡山市のお酒です。
 前回の田村に引き続き、自然酒で知られる仁井田本家のお酒になります。

 こちらは以前にも一度家飲みしています、特徴は通常焼酎に使われる「白麹」を使っているところですね。
 白麹利用酒としては何といってもかの「亜麻猫」がありますし、田酒の白射美ホワイトなど、イロモノに留まらない個性派酒が結構出てきている印象があります。
 ちなみに、今検索して知ったのですが、かの「黄桜 呑」も一部白麹を使っているとか…、いつからなのかは分かりませんが、大手のチャレンジ精神て結構凄いよなあと思った一事でした。

 裏ラベルには「メロンのような上品な香り」とありますが、ラベルの見た目は完全にレモンですよね(笑)、さて実際はどちらでしょう(ちなみに購入先の店長さんは「完全にレモン」と言ってました)。
 1月製造、8月開栓なので、少なくとも半年以上生熟期間を経てからいただいています。

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 上立ち香は熟成を全く感じさせない、スッキリフレッシュな酸の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚な甘酸旨味が勢いよく入ってきて、若干の苦渋味とガス感も相まって、濃度を保ちつつもダレ感皆無なまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、確かにレモン感がある酸味を感じるのですが、甘味も負けない存在感があってバランスを取ってますね、レモネード酒とでも言うべきか…、そしてそこに苦渋味が伴うことで深みを加えている印象。
 後味は、やはり酸メインで引き取ってキレる感じですね。

 存在感のある甘酸っぱさと福島酒らしい深みのある渋味を、バランスの取れた形で素直に楽しませてくれるお酒でした。
 個人的には、田村より甘味が強いのが評価ポイントになりますね(単細胞)、白麹的な酸味と甘味が力強くせめぎ合うあたり、やはり亜麻猫とも近しいものを感じました。
 今回改めて思いましたが、自然酒、穏、田村のブランド分けは見事に表現できていると思います、根底にちゃんと共通するものがあるのもまた良いですね。
 仁井田本家のお酒は、今後も積極的に追いかけていきたいと思います。

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名称:穏 純米吟醸 しぼりたて生 29BY
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年12月05日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田村 生もと純米吟醸 うすにごり生

家飲み記録 田村 生もと純米吟醸 うすにごり生

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 福島県郡山市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は7本目。

 こちらを醸す仁井田本家のお酒としては最近「にいだしぜんしゅ」とリニューアルされた(旧名:金寶自然酒)シリーズが知られていますね、他のブランドとしてこの「田村」と、他に「穏」があります。
 田村はその3つの中では、一番、所謂「辛口」に寄せた、キレを重視したお酒みたいですね。
 もともと仁井田本家のお酒は好きなのですが、最近飲んだにいだしぜんしゅも極めて印象が良く、これは他の2ブランドも最新状況を確認するかと思いセレクトした次第です(次回で「穏」も紹介します)。
 ちなみに私は、2014年に福島酒の試飲イベントに参加した際、仁井田本家のお酒が最も気に入って、3ブランドの飲み比べなんかもやっています。
 
 スペックは精米歩合60%ということで、しぜんしゅより削ってますね、値段も若干お高めの税抜1,900円。
 ラベルに、上槽日だけでなく「初添え日」の記載が有るのは非常に珍しいですね、なぜ書いたのだろう…
 ちなみに開栓は8月なので、数ヶ月寝かせた状態でいただきました。

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 上立ち香はほんのりセメダイン混じりのフレッシュなお米の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと酸を伴った凝縮感のある旨味が力強く入ってきて、最後までしっかりと輪郭を保ったまま、グググッと喉奥に入り込んできます。
 味わいは、グレープフルーツ的な甘酸苦がせめぎ合う味を感じるのですが、そこにお米的なコクが伴って、独特かつ実に引き締まった印象があります。
 後味は、苦酸が引き取る形でしっかりキレます。

 飲み応えとキレを独特なバランスで両立させている、辛口純米生として一つのあり方を見せてくれるようなお酒でした。
 辛口といっても、刺激的というよりは酸苦でしっかりキレあげる感じですね、味わい自体には一種の柔らかさも有るような。
 アル添辛口とも、石鎚みたいなフルーティー辛口とも違うのが実に面白いと思います、しぜんしゅが甘すぎるという方には是非オススメしたいところ。
 田村、甘口派の私でも十分に楽しませてくれました、次は「穏」をご紹介します。

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名称:田村 生もと純米吟醸 うすにごり生
精米歩合:60%
使用米:トヨニシキ
アルコール度:16.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,900円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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2018年12月03日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY

家飲み記録 たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 花陽浴、風の森に次ぐ当ブログ定番銘柄ですね。

 「たかちよレンジャー」に遅れて参加してきた感のある黄緑ラベルです、私は2年前の初登場時に家飲みしています
 新商品をガンガン出しているイメージのあったたかちよですが、最近は割と落ち着いてきたのかな…
 チェックラベルのような限定品も色々あるとはいえ、メインとなる単色カラーラベルをしっかり定着させている感じがあるのは好感が持てますね。
 黄緑ラベルは3造り目だと思うので、登場時からの変化に意識しつついただこうと思います。

 なお、シリーズの例にもれずほとんどのスペックは非公開。
 メロンを意識したラベルも変更無しですね、7月購入でほぼ即開栓しています。

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 上立ち香はちょっとガスと果実感を伴ったお米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味が舌を刺激するチリチリしたガス感を伴って入ってきて、フレッシュな酸とおり由来の苦味でしっかり引き締まりを保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、うーむメロン的ではあるかな…、甘味や青さ自体はむしろかき氷のメロンシロップ的な印象ですね、ただそこに苦酸が伴うことで複雑さもあって、ジューシー感マシマシながら甘ったるさを抑えている印象。
 後味は、その苦酸とガスが引き取る形で、力ずくでキレる感じ。

 極めて濃厚ジューシーな甘酸旨味を、ガスの勢いで強引ながらもストレートに楽しませてくれる、インパクト抜群の芳醇甘味酒でした。
 メロンかどうかは置いておいて、じつに「たかちよ」らしい味わいですね。
 2年前は色々な味わいがせめぎ合って若干まとまりのなさを感じたのですが、今回はちゃんと「甘味」が芯にある感じで、しっかり他のシリーズの仲間入りを果たしているという印象でした。
 平仮名「たかちよ」シリーズへの信頼をまた強めさせてくれた一本でした。

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名称:たかちよ 「SEVEN」 扁平精米無調整生原酒 おりがらみ本生 29BY
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:16~17度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年12月01日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

櫛羅 純米吟醸 山田錦 29BY

家飲み記録 櫛羅(くじら) 純米吟醸 山田錦 29BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 同蔵のお酒としては2回目の登場になります。

 同蔵元の別ブランドには「篠峯」があります、「櫛羅」は蔵の住所にもある通り地域名(大字)で、そこで自作したお米で醸したお酒に飲みつける限定ブランドとのこと。
 篠峯の方は、以前「生もと」をいただいていますが、その時はなんとなくクセを感じてあまり楽しめなかった記憶が残っています。
 が、実はブログ開設前(2012年)に、篠峯八反純吟生と櫛羅純米生を家飲みしており、その時の印象は良好でした。
 今回はその辺りの確認のため、通販時に同梱した次第です。

 スペックは櫛羅産山田錦を50まで削った中取り無濾過生原酒とまさに王道を逝くもの、お値段は税抜2,000と少々お高めながら割高ではないでしょう。
 4月製造ですが、まあダレることはない銘柄だろうと、7月末まで引っ張ってからの開栓でした。

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 上立ち香はスッキリとした酸を感じる柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの、ハッキリとした酸が中心にある芯のある旨味が力強く入ってきて、最後までキツさのない引き締まりを保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、酸・甘・旨がそれぞれ主張しながら、若干酸が優位を取る形でバッチリバランスが取れている、凝縮感と一種の透明感のあるもので、飲み応えはありながらグイグイ飲みたくなる印象のもの。
 後味は、やはり酸が爽やかに引き取って割と自然にキレます。

 最初から最後まで酸が主役を演じつつ、果実的な甘味としっかりと一体化して、実に自然な感じで旨味を楽しませてくれるハイレベルバランス酒でした。
 苦渋もあることはあるのですが、ヴェール越しというか、キツさがしっかり抑えられているのが見事ですね。
 当然のようにダレ感も皆無ですし、これは万人に強くオススメできるお酒と言えるでしょう、未飲の方は是非。
 櫛羅は篠峯と共に、今後も信頼できる銘柄として心にとどめておきたいと思います。

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名称:櫛羅 純米吟醸 山田錦 29BY
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:千代酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月29日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 美山錦 30BY

家飲み記録 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 美山錦 30BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 もはや不動の当ブログ最多登場銘柄ですね。

 花陽浴は私がブログ開設以前、具体的には7年前から最お気に入り銘柄の一つであり、何十升も家飲みしてきたお酒です。
 そのころから、何百銘柄と日本酒を飲んできましたが、やっぱりここまでハッキリと個性のある銘柄ってほとんどないんですよね~、この目の覚めるような甘酸味にはいつ飲んでも魅了されてしまいます。
 人によっては「イロモノ」と感じるのかもしれませんが、貴醸酒や菩提もとみたいな特殊系と比べると、あくまで吟醸酒らしい上品さもありますし、本当にオンリーワンだと思っています。

 今回ご紹介するのは、新酒第一弾として定着している、美山錦を55%まで削って醸した純米吟醸生。(去年も飲んでます
 花陽浴好きブログとして、なるべく早く取り上げたいということで無理やり割り込み更新した次第です。(具体的には、「20代から始める日本酒生活」さんの先を越すのが目標だったんですが、1日負けました…(笑))


 上立ち香はいつもの濃厚フレッシュなパインジュース的な香りがそこそこに。(花陽浴としては控えめかな)
 含むと、濃厚ながらも若干透明感のある甘酸味が割と摩擦無しで入ってきて、強めの酸と尻上がりに出てくる苦味の働きでしっかりと輪郭を保ちつつ、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、花陽浴らしいパイン風味の甘酸味がやはり主役、ただ比較的インパクト的には弱く、酸と全体のバランスでむしろ飲みやすさが印象に残る感じですね。
 後味は、若干の苦味を口中に残しつつも、やはり酸苦が引き取るかたちでしっかり引き上げます。


 いい感じでせめぎ合う濃厚な甘酸味を、ストレートかつ纏まりよく楽しませてくれる、フレッシュ芳醇甘酸旨味酒でした。
 いやあやっぱり好きなんですよね…、この甘味の存在感と全体のバランス!そして今回はなんとなく透明感を感じるのがまた良かったと思います。
 ただ、新酒らしい苦味が結構強めなので、それがダメな方は苦手でしょうね、こればっかりは時期的にしょうがないかなあ、若干寝かせると和らぐかも。
 後、昨年(29BY)に比べると若干甘さ控えめで物足りない部分もあるのですが、28BYのときのように「薄い」っていう感じではなかったので、個人的には普通に楽しめた感じです、この辺りの違いが米の出来によるものなのか、蔵元の意向なのかは気になるところだなあ。
 ともかく、花陽浴は今年もしっかり追っていきたいと思いました。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-264.html
 
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名称:花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 美山錦 30BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月27日 埼玉の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

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