鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY

20180807123717094.jpg  20180807123725347.jpg

 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 同蔵の他ブランド「文佳人」も併せると、結構な回数家飲みしていますね。

 こちらは前いただいた「純米おりがらみ」同様、伊勢元酒店さんで購入しました。
 同店の店長さんはとにかく「おり」が絡んだお酒が好きらしく、色々な蔵に、おり引き前のお酒を瓶詰してもらっているそうです。
 このお酒もその一つなのですが、まず驚愕すべきはそのお値段。
 何と山田錦の精米歩合40%無濾過生原酒で税抜一升3,000円ポッキリ!多少知識がある人なら目ん玉が飛び出るレベルですね。
 もちろんスペックだけで味は分かりませんが、銘柄も信頼できるわけですし、これは買っちゃいますわ…

20180807123739258.jpg


 そして見てくださいこのおりの量を!
 いやあ穢れの無い白という感じですね、美しい…
20180807123809432.jpg  20180807123819684.jpg

 上立ち香は…あれ意外にもガスの薄い香りしか感じないような。(開栓直後だからかも)
 含むと、準スパーリング的な強さのガス感を伴った旨味がシュワシュワと入ってきて、時間差でおり由来のクリーミーさも徐々に出てくる、かつてない印象の口当たりな感じ。
 味わいは、クリアな酸が全体を引き締めながらも、おり由来の米の旨味、ほんのりと上品な甘味も感じる、甘さ控えめのカルピスソーダといった趣。
 後味は高知酒らしく、力強くもキツさのない見事なキレを見せてくれます。

 開栓直後は明らかに固いって感じですね、硬度的にガチガチなお酒のような雰囲気。
 ちなみに上澄みだけだと辛さ・スッキリさが割とハッキリ立って、個人的には物足りないのですが、好きな人は好きでしょう。

 で、開栓後日が経つごとに予想通りどんどん良くなってきました。
 ある意味素直な方向で、高精白らしい上品さとオリのミルキーさが非常に良い感じで両立してくれますね。
 例によって冷やし過ぎない方が良い感じで、割と適当に飲める上品なお酒という貴重なカテゴリーに入るお酒かと思います。

 アリサワ蔵および高知酒への信頼をまた一層高めてくれた一本でした、今後も定期的にやりたいところです。

20180807123759614.jpg 20180807123748690.jpg

名称:鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:40%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):3,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年10月05日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百楽門 甘口 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 百楽門 甘口 純米吟醸 生原酒

20181001172709189.jpg  20181001172718015.jpg

 奈良県御所市のお酒です。
 ブログでは6回目の登場。

 このお酒は最近ご紹介した純米大吟醸生原酒と同時に購入したものです。
 杜氏さんの健康問題に伴う28BYの休造を経た、百楽門の現状を確認するためにもう一本買ってみたって感じですね。
 このお酒、購入先の「うのかわ酒店」さんの商品紹介ページにははっきり「甘口」という記載が有るのですが、ラベルにはどうやら書いていない様子。
 世の中には「辛口」を高らかに謳う日本酒が溢れている割に、「甘口」とラベルにハッキリ書くものは極めて少ないということに、甘口派としては常々心を痛めている(大げさ)ところなので、ここは是非ラベルに明記して欲しかったところです…

 スペックは雄町の60ということで、前回の純大と結構近い感じ。
 ただ銘柄名の箔押しがホログラム(?)になっているところが、ちょっとレギュラー品とは違うという雰囲気を醸し出しているように思えます。


 上立ち香は濃厚かつちょっと青い感じの果実の香りがそこそこに。
 含むと、甘酸渋が絡み合ったような旨味がググっと入ってきて、最後まで割と複雑な印象を保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、青さを残しつつも程よく熟した芳醇な甘渋味が最初から最後まで主役を演じる印象、酸や苦味も若干あって、わりと味わい的に賑やかな感じはありますね。
 後味は結構苦味が引き取るタイプですね、でもしっかり引き上げます。

 甘酸渋苦をそれぞれハッキリと感じる、芳醇そのものの、甘口というよりは濃い口という感じのお酒でした。
 個人的には、甘口を名乗るならもうちょっと甘味寄りでも良いかな~、若干味が多い印象もあるので、その辺りが収斂されてくると素晴らしいと思います。
 基本路線は踏襲している感じなので、後はどれだけ洗練できるかということでしょうか、それは一朝一夕ではいかないかもしれませんが、ぜひ応援していきたいところです。
 百楽門、今後も追い続けていこうと思いました。

20181001172735862.jpg  20181001172726931.jpg

名称:百楽門 甘口 純米吟醸 生原酒
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1前後
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,379円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年10月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 特別純米酒 29BY (2018/03/27)

家飲み記録 田酒 特別純米酒 29BY (2018/03/27)

20180807121720831.jpg 20180807121753003.jpg

 青森県青森市のお酒です。
 ブログでの登場はついに10回目と、大台に乗りました。

 我ながら珍しいセレクトだと思いますが、今回はハッキリとした理由があります。
 実は、田酒のラインナップの中でもド定番といえるこの特別純米が、ちょうどこの辺り(2018/3)の出荷分から、二回火入れから一回火入れになったらしいのですよ。
 常日頃から、火入れ回数の味わいに対するインパクトの大きさを実感している私からしたら、これは超大幅リニューアルなわけで…、試さずには居られないと酒屋さんに走ったわけです(ブログ掲載は半年後という体たらくですが…)

 しかし、相変わらずラベル情報は貧相ですね、一応蔵元ホームページに使用米(華吹雪)等もう少し詳しいスペック情報がありますので、詳しくはそちらを。
 ちなみに今回大幅リニューアルと書きましたが、この時点では見た目の違いはキャップに小さく「要冷蔵」という記載が加わっただけのようです。
 まあ定番として完成されたラベルデザインを変更したくないのはわかりますが…、「こんなん気付くかい!」と突っ込んでしまいました(後で気づいたのでアップの写真も撮り逃した)。

20180807121809022.jpg

 上立ち香は、セメダイン混じりのマスカット?的な、フレッシュ感を残した香りがそこそこに。
 含むと、高濃度の甘旨味が力強く入ってきたかと思うと、すぐさま強めの渋味でぎゅーっと締め付けられた感じになり、最後までその渋味を振りまきながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初に感じる濃厚かつ奥深いマスカット的な甘味と、その後の割とスパルタな渋味との落差が激しいですね、最終的には渋めの白ワイン的な雰囲気になっているような。
 後味は、その渋味が引き取る形ながら、不思議なほどに自然に引き上げます。

 濃厚かつ上品な甘酸旨味を、かなり強めの渋味ががっつりと引き締める、独特のバランスがある旨渋酒でした。
 最初はちょっと面食らいますが、飲み進めると結構渋味も慣れてきて、不思議な飲み進め易さもあります。
 食事にも合うことでしょう、表面上は変わったようにも感じますが、根底にあるイズムは変わっていないような印象。
 田酒、今後のチャレンジにも期待していきたい銘柄です。

 何となく予感がして、開栓後数日置いてみたところ、さらに渋味がこなれていい感じになりました。
 さすがの貫禄ですね、これは居酒屋でも映えるんじゃないかしら。

20180807121818026.jpg  20180807121826788.jpg

名称:田酒 特別純米酒 29BY (2018/03/27)
精米歩合:55%
使用米:華吹雪
アルコール度:16度
日本酒度:+-0
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):約1400円/720ml(レシート紛失…)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 田酒 特別純米

2018年10月01日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦 直汲み 29BY

家飲み記録 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦 直汲み 29BY

20180921192447687.jpg  20180921192456893.jpg

 埼玉県羽生市のお酒です。
 言わずと知れた当ブログ最多登場銘柄。

 このお酒は4年前に同スペックを飲んでいました。
 ちょっとネタバレというか話が前後するのですが、実は今回飲んだ感想として「三芳菊に近い」という印象を持ちました。
 で、4年前の感想を見るとやっぱり三芳菊を思い出させるという旨が書いてあったんですよ。
 (28BY初期という例外はあるものの)花陽浴のスペックごとの方向性の一貫性はやっぱり凄いなあと思った次第です。
 そして、私の舌も変わらんなあとも思いましたね(何年飲んでも甘口好きですし)。
 
 スペックも四年前と変わらず山田錦を55%まで磨いた純米吟醸無濾過生原酒。
 例の薄青瓶だからというわけでは無いのですが、6月出荷6月開栓の即飲みです。

20180921192506050.jpg

 上立ち香は…ちょい熟れ過ぎというか独特のクセのあるトロピカルフルーツの香りが強めに。
 含むと、やはり甘酸っぱい感じの甘味が、しかし面白いほどに柔らかな口当たりでぬるりと入ってきて、ほんの少々の苦味を彷彿とさせつつ、最後まで一種の軽さを保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、何というか発酵パインという感じですねえ、リンゴ酢にも近いかも…、冷静に考えると相当クセは強い甘酸旨味ですね、ただそれ以外の変な苦味かアルコールのキツさとかは極限まで抑えられている印象。
 後味は、ほんのちょっとだけ苦味を残しつつ、主に酸の働きで、スッキリと引き上げます。

 独特の香りがクセのある&癖になる甘酸っぱ系スルスル芳醇酒でした。
 最近やっぱり香りのクセが増している気はしますね、三芳菊的といいますか…
 ただ、全体としてはバランスが取れているので、それをどこまで受け入れられるかで好みが分かれそうです。
 私は割とギリギリセーフって感じかな…、でもやはりアウトとは歴然と差があるんですよね、基本やはり好き。
 花陽浴は引き続き追って行きたいと思います。

 何となく二日目の方がクセが取れてきていい感じかも。
 正直慣れかもしれませんが…、結構強さもあるのかもしれませんね。

■紹介:20代から始める日本酒生活さんの同スペックの記事(もはや恒例ですね)
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-215.html

20180921192524120.jpg  20180921192513990.jpg

名称:花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦 直汲み 29BY
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年09月29日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳩正宗 純米大吟醸 華想い45 一回火入れ

家飲み記録 鳩正宗 純米大吟醸 華想い45 一回火入れ

20180921192533668.jpg  20180921192542603.jpg

 青森県十和田市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みは有ったような無かったような…(呆)

 鳩正宗の名前は結構前から知ってはいました、数年前は「Future4」などというどこかで聞いたような企画を、田酒等と共にやっていたような記憶があります(これは自然解散したのかな…)。
 しばらくは購入機会が無かったのですが、いつもお世話になっている「矢島酒店」さんが取り扱いを始めたことから、再び注目しておりました。
 矢島酒店さんを初め最前線の地酒屋さんは、新規取り扱い銘柄追加のペースが非常に速いですからね…、ついていくだけでも結構大変だと思ったり。

 スペックは記載通り、青森の酒米「華思い」を半分以上削った純米大吟醸、火入れになります。
 (裏ラベルに一回火入れと明記されているのは有難い限り)
 初家飲み銘柄ということで、どうせなら地元重視、かつインパクトのありそうなスペックということでセレクトしました。

20180921192551497.jpg

 上立ち香は程よく熟した洋梨的な香りが意外と控えめに。
 含むと、しっかりと味の乗った芳醇な甘旨味がトロリと入ってきて、そこそこの渋味が裏方で奥深さを加えつつ、ゆっくりと流れ込んできます。
 味わいは、熟成香は皆無ながらも素直に熟して糖度が上がった感じの洋梨的旨味が主役、渋味・苦味・辛さも結構感じるのですが、甘旨味としっかりバランスが取れていて飲み辛さはちゃんと抑えられている印象。
 後味は辛さメインで引き取って、割としっかりキレます。
 
 口当たりの柔らかさと、味わいの豊かさが非常に心地よい、程よく熟したハイレベルな高精白酒でした。
 苦味は大吟醸的ながら、全体的にキレイなんですよ、これは伝統的な火入れ大吟醸と共通する部分を持ちつつ一線を画しているかと。
 特に上立ち香を抑えて、含み香には落ち着きとある種の華やかさを両立させている感じは魅力的です。
 また、落ち着きはありつつ火入れのマイナス要素ないですね~、そうとう丁寧な火入れの仕方をしてるんじゃないでしょうか。
 いやあ、鳩正宗にすこぶる好印象を与えてくれた一本でした、近いうちにまたやりたいですね。



20180921192609103.jpg  20180921192559864.jpg

20180921192619830.jpg

名称:鳩正宗 純米大吟醸 華想い45 一回火入れ
精米歩合:45%
使用米:華想い
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:鳩正宗株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2018年09月27日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |

前のページ« » 次のページ