小左衛門 純米吟醸 初のしぼり 無濾過生酒

家飲み記録 小左衛門 純米吟醸 初のしぼり 無濾過生酒

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 岐阜県瑞浪市のお酒です。
 外飲みは何度もありますが、ブログ登場はなんと初めて。

 小左衛門については、地酒屋のほか百貨店でもよく見る印象で、居酒屋でも割とちょくちょく飲んでいました。
 なので、ブログ始めてからのこの6年間全く家飲みしていなかったことに気付いて愕然としましたね(ちなみに記録によると、ブログ始める前の2012年2月に家飲みしたのが最後)。
 いやあ、当然悪印象の銘柄ではなかったのですが、エアポケットのように抜け落ちるということはあるものですね…、そもそもやっぱり日本酒銘柄は個人で追うには多過ぎると改めて思ってしまいます。
 
 話がずれました、今回は新酒第一弾の出羽燦々60磨きの無濾過生原酒、それも速醸ということで、実にスタンダードな印象のスペックですね。
 11月出荷のものを2月開栓なので、ちょっと寝かせちゃいました。

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 上立ち香は甘い感じの果実香が仄かに。
 含むと、程よく熟した感じで非常に甘味の強い旨味が力強く入ってきて、少々の渋味を裏に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、糖度の高い完熟マスカットといった趣の、高濃度かつ魅力的な甘味が完全に主役、酸は少々果実感を添える程度、強めの渋味がダレを防ぐ感じですね。
 後味は、やはり渋味をほんのりと残しながら、自然に引き上げていきます。

 新酒らしいフレッシュフルーティー感が魅力的な、直球勝負の甘旨酒でした。
 甘味が凄く魅力的な存在感があるのですが、渋味がちょっと引っかかる印象でしたね。
 特に、長く口中で転がしていると渋味が増してくるので、個人的にはスイスイいってしまったほうが楽しめると思いました。
 小左衛門、次はこちらとは違った系統の、山廃系も飲んでみたいところです。

 開栓後は甘さが引いて、より渋味がでてきちゃうタイプかな…
 急激に劣化するわけではないのですが、個人的には即飲み推奨。

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名称:小左衛門 純米吟醸 初のしぼり 無濾過生酒
精米歩合:60%
使用米:出羽燦々
アルコール度:16.5度
日本酒度:+5
蔵元情報:中島醸造株式会社
購入価格(税抜):1,319円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年06月08日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

獺祭 「試」  米国産カルローズ米80%使用 2017年8月25日上槽

家飲み記録 獺祭 「試」  米国産カルローズ米80%使用 2017年8月25日上槽

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 山口県岩国市のお酒です。
 外飲み回数は数え切れないレベルですが、ブログでの登場はまだ7本目。

 こちらは、獺祭が2019年にニューヨークでの現地生産を始めるにあたっての試験醸造酒で、どうやら米国産のお米を山口まで持ってきて醸したもののようです。(以前同じく「試」名義の獺祭の感想を上げていますが、中身は全くの別物、まあ単にプロトタイプという意味かと)
 製品としては、米国産米の使用割合や精米歩合が微妙に違う4種類のものが、上槽日別で同時発売されています(詳細は伊勢五本店さんのブログ参照)。
 特殊な製品だけに、購入時店員さんが詳しく解説してくれてくれたのは有難かったですね。
 「あまり獺祭らしくはない」「特に初期上槽分は良くない香りもある」「基本的に新しいものの方が完成度が高くなってきている」みたいな感じで、正直ベースの話を聞けました。
 
 私が購入したこちらは「2017年8月25日上槽、米国産米80%使用、精米歩合23%」バージョン。
 やっぱり精米歩合23%で税抜1,000円というところが気になってしまいまして…、ちなみに麹米はいつもの山田錦らしいので、値付け的には採算度外視だと思われます。
 なお、米国産米なので「等外」同様純米大吟醸は名乗れないのでしょう」。
 今年の5月開栓なので結構寝かされてからの出荷ですね、加水有、二回火入れ。

 なお同スペックに関しては既に日誌係さんが感想を上げられています、まあマニアなら気になりますよね、私も入荷記事見て速攻で買いに行きました(例によって掲載スピードで完敗しましたが…)。
 (追記)続いてすんさんも感想記事を書かれました、やはりマニアの注目度高し。

 上立ち香は…、確かに吟醸香はないですね、きゅうり的(?)な青い香りがかなり控えめに。
 含むと、か細い印象の旨味がスルスルと入ってきて、裏方にほんの少々の苦味を感じさせつつも、最後までその勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いやあいつもの獺祭50を3倍希釈した感じの、青りんご風味の水ですね、普通に落ち着いた加水二回火入れ大吟醸という趣。
 後味は、あくまでほんのりと苦味を残しつつも、ちゃんとキレイに引き上げます。

 なんとなく「淡麗辛口」という言葉が浮かんでしまうような、青い果実系のスルスル飲めるお酒でした。
 いやいや割と普通に飲めますよ、アルコール感の無さも相まって、「料理を邪魔しない」食中酒としても使えるかも。
 ただまあ確かに「らしく」はないですね、やはり心地よい吟醸香あってこその獺祭だと再認識させてくれます。
 また、フルーティーさが弱い分、日本酒初心者が飲んだ時の驚きも薄いかと…地方の百貨店の常温棚に並んでそうと言いますか。
 1,000なら割安ですが、50のような圧倒的コスパ・入手性と比べると、まだまだ越えるべきハードルは多いように思えました。
 とはいえ、このレベルのお酒が現地生産現地販売できればかなりのインパクトはあるとも思います、引き続き獺祭、旭酒造の動向には要注目ですね。
 
 ちなみに、開栓後数日立つとなんか熟感に若干蒸れたような嫌らしさが出てきたかも…
 店員さんが言ってたのはこれかあ、いわゆるオフフレーバーですね、通常の獺祭同様早めの飲み切り推奨です。

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紹介①:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2361.html

紹介②:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-213.html

紹介③:「日本酒感想日誌」さんの別ロット(2018年5月9日上槽)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2365.html

名称:獺祭 「試」  米国産カルローズ米80%使用 2017年8月2日上槽
精米歩合:23%
使用米:山田錦・米国産カルローズ
アルコール度:14.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:旭酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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2018年06月06日 山口の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

伊乎乃 特別純米 初しぼり中汲み生原酒

家飲み記録 伊乎乃(いおの) 特別純米 初しぼり中汲み生原酒

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 新潟県小千谷市のお酒です。
 家飲み・外飲み含め初めていただきます。

 初飲みということで銘柄名でググってみたところ、真っ先に「モトックス」という会社のページが出てきました。
 どういうことやねんと、もうちょっと同社について見てみたところ、どうやらワイン中心に酒類の卸・販売をやっている会社みたいですね。
 蔵元と連携してブランディングした銘柄を売り出しているという感じなのでしょうか、商品紹介ページにある「ワインのモトックスならではの日本酒チョイスにご期待ください。」というアピールはなかなか面白いアプローチかも。
 ラベルもいかにも垢抜けてますね、それでいて裏ラベルの情報が充実しているのは好印象。
 ちなみに、同蔵の通常銘柄は「越の初梅」などのようです、こちらはちょっと昭和の匂い。

 スペック的には、魚沼産五百万石の60磨きの生原酒ということで、割と正統派な印象。
 お米の生産者や認証情報に関する記載が特に詳細なのは、やっぱりテロワールを意識しているみたいですね、十年一日のごとく(原料米:国産米)とか舐めた記載(笑)している蔵には見習ってほしいところです。

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 上立ち香は爽やかな酸とセメダインを感じる果実系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり爽やかな印象の甘酸味が勢い良く入ってきて、最低限の苦味を奥の方に感じさせつつ、最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柑橘系果実の甘酸味が主役、濃度は程々で、中取りらしい雑味の無さが魅力ですね、これはガンガン行ってしまいます。
 後味は自然な印象のまま、いつの間にか消え去る完璧に近い引き上げ。

 ワイン卸の会社が勧めるお酒として納得感のある、極めて完成度の高い甘酸系爽やか食中酒でした。
 如何せん私の好みは偏っていて、所謂食中酒は基本避けるのですが、それでもこのお酒が良く出来ていることはわかります、コスパも良好。
 むしろ当ブログが推す銘柄を濃すぎだとおもったり、そもそも無濾過生原酒系が重すぎて苦手だったりする方に飲んでみて欲しいお酒かも、そういう意味ではもっと知られてよい銘柄ですね。
 伊乎乃は覚えておくとともに、同蔵の「越の初梅」や、モトックス社のもう一つの日本酒銘柄「庵」もいつか飲んでみたいと思いました。

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名称:伊乎乃 特別純米 初しぼり中汲み生原酒
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:高の井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/750ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年06月04日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 29BY

家飲み記録 たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 29BY

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログでの登場は2ケタに及んでいる、まさに定番銘柄の一つですね。

 たかちよについてはタータンチェックラベル等の新製品(限定スペック)がガンガン出てきており、最近はついそちらを優先して購入しがちな状況だったりします。
 が、この「レッド」だけは抑えておきたいという思いが強いんですよね、自分としてはたかちよを「マイ殿堂入り」銘柄に入れる決断の根拠になったスペックですし、個人的にひらがな「たかちよ」未経験者にはまず飲んでみてほしいと思う、もっとも「らしい」スペックだという印象です。
 通常カラーについては各色合わせて「たかちよレンジャー」という愛称がありますが、このレッドはまさにリーダーたる資格を持っていると思いますね。
 
 最近のたかちよは結構しっかりスペック情報の表記があるものが増えている印象がありますが、このレッドは相変わらずほぼ非公開。
 使用米は多分一本〆だと思うのですが…確実なところは不明です、個人的には扁平精米の効果を知りたいという意味で精米歩合表記して欲しいんですけどね…
 無調整(無炭素濾過)の生原酒であることはいつも通り。

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 上立ち香はやはり非常に濃厚かつ甘さを感じる果実系の香りがそこそこに。
 含むと、結構バランスの良い印象の甘酸旨味が力強く入ってきて、ほんのりとした苦味で輪郭を整えつつ、最後まで存在感を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、リンゴというよりはアップルジュース(透明な方)という感じの割りと爽やかな甘酸が主役、苦味はあくまで脇役ながらしっかりとダレを防ぎ、全体の印象は濃厚かつしっかりとバランスが取れている感じ。
 後味は、酸メイン、苦味サブで、バッチリ引き上げますね。

 芳醇甘口酒のど真ん中を往きつつも、バランス系のまとまりも感じさせる、ハイレベルな甘酸フルーツ酒でした。
 うーむ、やっぱりこのレッドは良いですね、看板商品として造り方が確立されているのであろう、安定感があると思います。
 やはりこのレギュラーシリーズあってこその新商品攻勢といえるでしょう、この土台は是非維持していって欲しいところ。
 たかちよ、未経験の方は是非このレッドをお試しください。

 そして、何気に開栓後三日目ぐらいがベストかも…、まとまりと落ち着きが増して、次の杯への誘引力が強まりましたね。
 その時点で飲み干してしまったので以降はわかりませんが、変化の面でも安定感のあるスペックだと思います。

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名称:たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 29BY
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年06月02日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

2018長野酒特集まとめ

 今期たまたま長野のお酒が続いたことから、軽い気持ちで連続して掲載してみたわけですが、最終的には11本分となかなか立派なボリュームの特集になった感がありますね。
 というわけで、ここで振り返っておきたいと思います。(特集の最初の回はこちら
 ただ正確には、まとめというよりは、特に気に入ったお酒について改めてオススメするという感じの記事にしようと思います。

 というわけで、まずは今回のMVPをご紹介。

①美寿々 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒
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 今回は基本どのお酒も好みだったのですが、その中でも頭一つ抜け出ていた印象。
 昔から好きな銘柄でしたが、相変わらず素晴らしい出来栄えでしたね、雄町初挑戦でこれは凄すぎ。
 そこまで甘味一辺倒というわけではなく割と万人が楽しめるタイプですし、日本酒好きであるなら、すべからく一度は飲むべき銘柄であるとここに断言しておきます。

②水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY
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 私としても四合瓶を一気に空けるなんてことはそう滅多にないわけで、そうしてしまったということ自体が旨さの証明と言えるでしょう。
 旅行時購入、車中開栓というシチュエーションによるブースト効果は否定できないものの、やっぱり素晴らしい出来だと思います。

③夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒
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 「ザ・長野酒」とでも言いたくなるような芳醇な甘味と、雫らしいキレイさの両立が心地よい。
 このお酒が気に入ったなら、長野酒にドップリ浸かっていっても後悔はしないでしょう。
 
 上記3銘柄は今回のスペックに限らず、全国区で戦える実力派長野銘柄の筆頭グループに入っていると思います。
 所謂、フレッシュフルーティー芳醇甘旨系のお酒が嫌いでなければ、新酒の時期に一度は飲んでみて欲しいですね。
 通販以外では中々手に入れにくいですが、新橋の信州おさけ村さんなら結構置いてあることは多いかと…。
 特に美寿々は味わいのレベルと知名度のギャップが極めて大きいと前から思っております、こんな記事にまで目を通してしまうぐらいに読者の皆様は日本酒に熱心なのですから、何としてでも飲んでみてください!

 また、これ以外のお酒もどれも美味しかったですね。
 特に鼎の安定感、艶三郎のコスパ、縁喜の個性はそれぞれ非常に魅力的でした。
 ちょっと残念だったのが私の愛する井の頭が何となくベストコンディションじゃなかったっぽいことですね、ベストならMVPも狙えた雰囲気も感じましたが…、絶対来期も買います。

 今回まとめてみて、改めて自分と長野の酒の相性の良さを実感しましたね。
 今年も多分「大長野酒祭り」に行くと思うので、今から楽しみです。
 ビバ長野酒!

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2018年06月01日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:3

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