栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY
本日の家飲み 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY
山形県鶴岡市のお酒です。
当ブログでの登場は11回目、少なくともトップ10には入る定番銘柄になっていますね。
今回いただく愛山純大は、裏ラベルにも記載がある通り2016年に発表された「パーカーポイント」高評価酒の中に入っており、92点を獲得しているスペックです。
このことについて早速裏ラベルにでかでかと「92」と書いてしまうフットワークの軽さとギラギラしたアピール姿勢、日本酒業界では結構嫌う人も多そうですが、個人的には嫌いじゃないです。
というより、むしろ多くの蔵元は見習うべきなんじゃないかな…、顔になる表ラベルはともかく、裏ラベルが十年一日のごとく変わらないのは、情報公開の面ではやっぱりマイナスのような気がします。
スペックは愛山の50磨き、詳細はせっかくなので下記裏ラベル参照のこと。
ちなみに肩ラベルにもあるように「らぶまん」という愛称らしいです、この辺りを自称しちゃうのも面白いですね。
製造年月は2017/3となっていますが、店頭に並んだのは9月ごろでした、「弐號」とあるように、あえての蔵元生熟成のようです。
上立ち香は濃厚な、何となくピーチっぽい(ラベルイメージ先行の)果実の香りが気持ち強めに。
含むと、インパクトのある濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、そこそこの苦味を伴いつつ、若干刺激的な辛さ?も感じさせながらゆっくりと染み込んできます。
味わいは、うーむベリー系に感じる甘優勢の濃ゆい甘酸味が主役で、青さは無くなりつつ熟成香も皆無、なぜかやっぱりスパイシーな印象もあり、落ち着きと複雑さを両立させている面白いもの。
後味は、若干苦味を口中に残しつつ、弱めの酸で何とか引き上げていく印象です。
独特の芳醇酒が、独特の方向に生熟していった感じの、摩訶不思議な印象を受ける派手&賑やか酒でした。
栄光冨士は基本味わいが多い印象を受けますが、このお酒はそれに輪をかけている感じですね、これは愛山らしいとも言えるかも。
個人的にはやっぱり好みなのですが、このお酒に高評価をつけるというのは、パーカー氏もなかなか懐が深い気がしますね…、少なくとも鑑評会で評価される酒質からは離れているかと。
栄光冨士はこれからもちょくちょくいただいていこうと思います。
名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY
精米歩合:50%
使用米:愛山
アルコール度:16.7%
日本酒度:-3.0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):3,685円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0
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