巖 特別純米 しぼりたて生酒 華吹雪
本日の家飲み 巖(いわお) 特別純米 しぼりたて生酒 華吹雪
群馬県藤岡市のお酒です。
ブログでの登場は2回目。
前回いただいたお酒(美山錦+五百万石)がかなり好みだったためセレクトしました、青森酒以外では珍しい、酒米「華吹雪」を使ったお酒です。
ところで、皆さんは酒米(酒造好適米)というと、何種類ぐらいが思いつくでしょうか。
私はこの前バーっと書き出してみたところ、大体50種類になりました。(ちなみに「高木酒造シリーズ」「八反シリーズ」あたりで数は稼げますね、どうでもいい話ですが(笑))
その後Wikipediaで答え合わせしたら知ってる米が結構漏れていたので、もう少し頑張れば60ぐらいは思いついたかもしれません。
ちなみに、酒米でないけど酒造りに使われている品種も10ぐらいは浮かびます、そして逆に、酒造好適米と思いこんでいた「亀の尾」「松山三井」が一般米だったことにはびっくりしましたね。
まあ一人遊びとしては結構面白かったです、マニアなら一度試してみてはいかがでしょう。
完全に銘柄から話がずれましたね、巖に関してはモウカンさんのところで知った、「一途で不器用な男:巌 高井幹人──偏差値エリート4人の酒づくり」という、男性向け雑誌の記事が印象に残っています。
慶大商学部から京大文学部に転学したとか…、これだけで高学歴なだけでなく変人の匂いもしますね(笑)、ご興味があればご一読をオススメします。
(よくみたら「いっぽん!!」の原作者さんの記事ですね、流石)
上立ち香はセメダインメインの硬質かつフレッシュな香りがそこそこに。
含むと、香りの印象通りの硬質な旨味が、程よい甘味と苦渋味と一体となって、独特の引き締まりを保ちつつじわじわと染み込んできます。
味わいは、なんというかやはり銘柄のイメージ通りの男らしいというか、ガツンと来ながらキレは良く、かつ旨味の芯の周辺に今風の甘味もしっかりと具備している独特のもの。
後味は、苦渋味をうっすらと口中に残しつつ、力強くキレます。
味わいのインパクト、心地良い甘味がありながら、全体の印象はあくまで引き締まり硬質な、様々な魅力を内包した男酒でした。
いやあやっぱりレベル高いですね巖、凡百に埋もれないまとまりと個性を両立させた酒質だと思います。
そしてなんとなくまだまだ「これから」の伸びしろも感じますね、素直に洗練させていけば、そのまま人気銘柄になりそうな予感。
巖、今後要注目の銘柄の一つだと思います。
名称:巖 特別純米酒 701号 本生
精米歩合:55%
使用米:華吹雪
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:高井株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(奈良・通販)
お気に入り度:8.5/9.0
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