華一風 特別純米酒 生にごり 28BY

本日の家飲み 華一風 特別純米酒 生にごり 28BY

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 青森県弘前市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 同銘柄は27BYに特別純米生をいただいています、今回はそのうすにごりバージョンですね。
 前回がかなり好印象だったため、店頭で見かけたときは即決しようと思ったのですが、引っかかったのが裏ラベルの「辛口なお酒です。」という文言。
 店員さんに、「これ本当に辛口なんですか?そうなら買わないんですけど」と若干憎たらしい感じで聞いたところ、「え、そんなこと書いてあります?全然辛くないですよ」とのこと。
 内心「キエーッ!なんでこう蔵元が無頓着に辛口というワード使っちゃうかなあ!」と頭をかきむしりたくなるのを押さえつつ(笑)、安心してレジに運んだ次第です。
 前から主張していますが、軽く挙げるだけでも「スパッと辛口」「スッキリ辛口」「ドッシリ辛口」「ピリピリ辛口」のように(少なくともマニアには伝わる表現かと)、「辛口」というワードは現状表す味わいがあまりに多岐に及んでいるため、少なくともプロならそのあたりしっかり配慮して使うべき表現だと思っております。

 閑話休題、スペック情報についてですが、これまたラベルからは55磨きということぐらいしかわかりません。
 蔵元ホームページは無いようで、ググっても出てくるのは酒造組合の紹介ページだけ…。
 情報公開度は最低レベルですが、マニア的にはそういうお酒に惹かれるものがあるのも事実、まあ気を取り直していただきます。

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 上立ち香はおりの米らしさ、セメダイン、果実香が混じり合ったような香りがそこそこに。
 含むと、いわゆるフルーティーな印象の甘旨味が勢い良く入ってきて、クセにならないほどほどの苦味を伴ってバランスを保ちつつ、自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、柑橘系果実(オレンジかなあ…)の甘酸旨味が厳然たる主役を演じて、おりが素直に濃度ブーストをかけ、かつクドさや重さのないまとまりのあるもの。
 後味は酸がバッチリ引き取って、見事にキレます。

 芳醇濃厚フレッシュな甘旨味を十分に楽しませてくれつつ、キツくならない苦味と酸味が飲み飽きなさも添える、非常に完成度の高いうすにごり酒でした。
 こういうお酒は苦味が立ちがちな気がするのですが、このお酒はそれが程々に留まっているのが良いですね…、非常にバランスが良いです。
 あえて言うなら、「スッキリ辛口」系のお酒でしょう、少なくとも完全発酵で甘味を絞った辛口酒等とはまったく違った系統のお酒です。
 そしてそれは私の好むところであり、その中でもかなりハイレベルなお酒だと思いますね。
 華一風はもっともっと知られるべきお酒だと改めて感じた一本でした。

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名称:華一風 特別純米酒 生にごり 28BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社カネタ玉田酒造店
購入価格(税抜):1,662円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年05月17日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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「華一風」って、銘柄名がキレイですね。
甘い系や淡麗ピリッと系、ドライなガス感が強い感じなど、どんな感じの日本酒にもしっくりイメージしやすい銘柄名で、しかも古い感じがせず女性にも勧めやすそうです。
故に、表ラベルや裏ラベルの説明が残念でしかたないですよね…
もちろん、ラベル製作のコストや構成など、そうそう簡単にはいかないもですが…
でも、そうんなのを見ると、日本酒もまだまだ閉鎖的だなぁと感じてしまいます。

辛口の表現もそんな閉鎖的な中から抜け出して、いろいろな表現を考えて伝えていかないと、それをしていかなとダメな時代になってるとおもいますよ。

一般な辛口のイメージと日本酒の辛口のイメージでは全然違うんですもん。

2017年05月21日 debo URL 編集

>debo様、コメントありがとうございます。
たしかに銘柄名は素敵ですよねえ、実際ネーミングには気合を入れる蔵元は多いと思います。ただそれ以外が…
個人的にはやっぱりホームページでの情報発信をもっと効果的にするべきだと思っております。ある意味印刷が必要なラベルよりよほど簡単ですからね。

「辛口」という表現は現状本当に厄介なものになっていると思います。おっしゃる通り、表すところが人・状況によって全然違うところが問題ですね。
それでいて一般的にはもてはやされる概念というのがまたよろしくないのですよね、本当に。

2017年05月21日 まるめち URL 編集












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