龍神丸 純米生原酒 瓶囲い 27BY
本日の家飲み 龍神丸 純米生原酒 瓶囲い 27BY
和歌山県有田郡有田川町のお酒です。
前回に引き続き、高垣酒造のお酒になります。
「龍神丸」とはなかなかインパクトのあるネーミングだと思いますね、由来は裏ラベルにも記載されている通り、高野山と龍神村を結ぶ「高野龍神スカイライン」道中にある護摩壇山から大空を飛翔する龍にちなんだ、空飛ぶ巨大船として名付けたものだとか。
ただ、私と同世代ならどうしても「りゅーじんまるーっ!(CV:田中真弓)」の方を想起してしまうことでしょう…
だからどうしたというわけではないのですが、偶然によるネーミングの一致って結構面白いという一例かと思いました。
閑話休題、今回いただくのは純米スペックになります、が、純米とはいえ五百万石を60まで削っているので、特別純米とか純米吟醸を名乗っても良いクラスかと思われます。
27BYで、28年7月出荷、実際に飲んだのは11月なので、熟成期間は1年に満たないくらいでしょう。
これが長いか短いかは、酒質や保管状況にもよるので、非常に難しいところ。
上立ち香はわりと個性的な、コーヒー感のある熟した香りがそこそこに。
含むと、シロップ感のある熟した濃い旨味がドロリと入ってきたかと思うと、すぐに熟感のある苦味が激しく纏わりつき、さらに酸味も加わって複雑さを演出しつつ、力強く染みこんできます。
味わいは、熟した個性的な旨味と強めの苦・酸・渋がおりなす、コーヒーリキュール的な印象の個性的なもの。
後味は、やはり酸苦で力強くキレます。
非常に個性的かつ複雑な味わいの、一筋縄ではいかない
正直、最初の一杯は「こりゃ渋すぎる…(甘味が足りない)」という印象しかなかったのですが、二杯目からはなかなかクセになりそうな個性がありました。
やっぱりこのお酒についてはもう少し熟成を経た方が良いのかな、ただこのスペックについては「こういうお酒」であるという予感もします、人を選ぶ感じといいますか。
次は、もう一本の龍神丸をご紹介する予定です。
ちなみに、温度が上がってくると苦味より酸味が強く出てくる感じがします。
燗を付けたときの印象も、酸が前に立つ辛口酒という感じでしたね。
(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1320.html
名称:龍神丸 純米生原酒 瓶囲い 27BY
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:不明(メモ忘れ)
日本酒度:不明
蔵元情報:高垣酒造株式会社
購入価格(税抜):セット販売/720ml
お気に入り度:8.1/9.0
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