無窮天穏 山陰吟醸 生もと造り 30BY
家飲み記録 無窮天穏 山陰吟醸 生もと造り 30BY
島根県出雲市のお酒です、ブログでの登場は2回目。
天穏は前にレギュラー的なお酒を飲んでおりますが、今回はその限定ブランドをいただきます。
こちらについては公式ホームページがガッツリ解説してくれているので、これは是非見てほしいですね。
「山陰吟醸造り×突きハゼ三日麹×無添加 生もと山廃造り」というのがコアな部分らしいですが、それだけではなかなかわからないので…
スペックは裏ラベルの情報がほぼ完璧ですね…、情報公開姿勢は本当に素晴らしい!
ちなみに私としては超珍しく二回火入れです、山陰吟醸を名乗ってますがアル添無いので実質は純米吟醸ですね。
なお、実際に飲んだのは2020年10月です。
上立ち香は乳酸的、かつケミカル感を少々感じさせる落ち着きながらもスッキリとした香りがそこそこに。
含むと、やはり落ち着いた乳酸をまとった旨味が、自然かつ柔らかい口当たりでスルスルと入ってきて、少々の辛さも感じさせつつじわりじわりと染み込んできます。
味わいは、モダン生もとの王道を行く優しい乳酸味を軸にしつつ、複雑味や熟感といった一種のトラディショナルさも感じさせるもので、苦味等の浮いた雑味が皆無なのが特徴的ですね。
後味は、乳酸味の働きで、自然に引き上げます。
生もと系らしい味わいのしっかりさがありつつ、実にモダンかつ自然な後味の良バランス酒でした。
生酒ばっかり飲んでいる身としてはどうしても合わない部分はありますが、完成度の高さはビンビンに感じますね。
流石に山陰吟醸を名乗るだけあって、いかにもその「らしさ」をしっかり体現している印象。
天穏、実は次回もご紹介する予定です。
燗をつけると…、いやあ素直に旨味が濃くなって良いなあ。
冷酒~燗だとほんの少し感じる薬臭さ的な癖がキレイになくなるのもポイントですね、やっぱり燗向きです。
名称:無窮天穏 山陰吟醸 生もと造り 30BY
蔵元情報:板倉酒造有限会社
購入価格(税抜):1,800円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.4(燗上がりも考慮に入れて)/9.0
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