村祐 黒 本生 (令和元年12月製造分)
家飲みプチ記録 村祐 黒 本生 (令和元年12月製造分)
私が毎年購入している唯一の高級日本酒になります(といっても四合4,000円ですが)
過去飲んだ感想としては、年毎の味わいの差が激しいという印象がありますが、さて今回はどうでしょうか…
上立ち香はやはりレーズン感のある非常に独得な香りがそこそこに。
含むと、やはり濃厚な甘味を中心とする純度の高い旨味が自然な口当たりで入ってきて、おそらく酸の働きで、割とスルスルと喉奥に流れ込んできます。
味わいは、レーズンやプルーンを思わせる非常に個性的な甘味が純然たる主役なのですが、濃度が当社比で控えめなのと、酸が若干あるのと、鼻に抜ける香りがなんか蒸留酒っぽいことが相まって、むしろスルスル飲めてしまう印象を受けます。
後味は、諸々の味わいが不思議なほどに自然に引き上げていきます。
やはりオンリーワンの甘味がありつつ、酸渋の具合で割と勢いよく飲めてしまう、バランス系甘旨酒でした。
う~む悪くはないのですが、自分が好きなときの黒に比べると食中酒的というか、全体の飲みごたえが一歩引いちゃってる気がするなあ…
それはそれで楽しめるとはいえ、私が黒村祐に求めているのはそれではないわけです。(求めているのは、圧倒的に高濃度で低酸なのにダレない唯一無二の甘味)
お値段を考えると、当り外れがあるのも困りものなので、しばらく黒村祐からは離れようと思いました。
名称:村祐 黒 本生 (令和元年12月製造分)
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):4,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0
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