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旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)

家飲み記録 旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)

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 徳島県那賀郡那賀町のお酒です。
 外飲みでは何度かいただいていますが、家飲みは初めて。

 旭若松は外飲みで好印象ながらどうも縁が無く家飲みできていなかった銘柄の一つです。
 確か生産量が相当少ないんですよね、今回ようやく人形町の「新川屋佐々木酒店」さんで出会えたので喜んで買いました。
 今まで飲んだ経験で印象に残っているのは、かの実力派居酒屋「鎮守の森」で、チーズの冷静スープとのペアリングでいただいたときの味わいですね。
 店長さんから口中で混ぜちゃって飲むのが良いと言われ、その芳醇な旨酸味に「こんなに力強い合わせ方があるのか!」と感銘を受けました。
 
 スペックは雄町利用、精米歩合は70%にとどめた無濾過生原酒、値段は若干お高めですね。
 製造年月を見るに少なくとも1年近くは生熟期間を経ているようです、2018年12月開栓(ちなみに大晦日に飲んでました)。

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 上立ち香は少々ツンとした感じの、ケミカルチックながらも心地よい香りがそこそこに。
 含むと、トロリとした甘味と落ち着いた酸味が相まった感じの旨味が極めて力強く入ってきて、最後までしっかりと濃度を保ちつつ、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、カラメル感をガッツリまとった超濃厚な甘味と、それに完全に一体化した印象の柔らかい酸味が厳然たる主役、渋味や酸は脇役ながらも個性と複雑さをしっかり添えています。
 後味は、主に酸が引き取って、見事なまでにバッチリキレます。

 生熟酒の方向として、一つをかなり突き詰めた感のある、超濃厚複雑生熟甘旨酒でした。
 こっち系のお酒としては非常に甘味が強いのが特徴的ですね、粉っぽさもある濃度で、貴醸酒の古酒に近いニュアンスといいますか…、ただダレ感は皆無(断言)
 いやあこういう世界観のあるお酒は良いですね~、何故かバニラ感もあるようで、実にオンリーワンの個性があります。
 旭若松、「我が道を往く」素晴らしい芳醇酒でした、早いうちにまた購入したいと思います。

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名称:旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)
蔵元情報:那賀酒造有限会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年06月07日 徳島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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私も角打ちっぽい所で旭若松を呑みましたが、濃厚な旨味とチョコっぽい熟成香、そしてキレのスッキリ感が印象的でした。
角打ちっぽい所の店主さんが旭若松の蔵に行って聞いてきた話によると、
お父さんと娘さん二人で仕込んでたそうですけど、娘さんが嫁にいってしまい、今はお父さん1人なので仕込みタンクも5本未満のようです。
設備も相当古いらしく、精米も70%以下は出来ないらしいですよ。
さらに、空調設備も充実してないので、毎年日本酒の感じが違い、ある年は日本酒度+1の普通ぐらいが出来ても、次の年は日本酒度+10以上の超辛口が出来たりするそうです。
たぶん、儲けない原価売りなので値段が高いのは仕方ないですね。
そんなワケで、旭若松はいろいろな意味でザ・地酒ってヤツですね。

角打ちっぽい所の店主さんいわく、
旭若松はこのまま消えていく日本酒のようなので、消える前にまるめちさんの味覚と旭若松の味わいがフィットしたのは幸運。一期一会の出会い近いので、また購入して堪能出来るといいですね。

2019年06月10日 debo URL 編集

>debo様、コメントありがとうございます。
旭若松も抑えているとは、流石ですね。味わいの特徴はまさに私が感じたのと同じです。
そして貴重な蔵の情報ありがとうございます!そんなことになっていたんですね… 
まさかそもそも高度な精米ができないとは驚きでした。ただここのお酒の場合それで問題無いというか、個性とばっちり合っているような気はします。
造りのブレもそんなにあるんですねえ、でも何となく「らしさ」はブレなさそうなイメージがあります、今度垂直飲みとかしてみたいなあ。
おっしゃる通りザ・地酒って感じですね。逆に言うと最近の有名銘柄が、昔の地酒から良くも悪くもいかに離れたものになっているかということを思いました。
しかし、この個性が消えていくのは寂しすぎますね… それこそ折角出会えたのに別れるのはつらい。絶対固定ファンはいるでしょうし、何とか存続していって欲しいと思います。差し当たり早めに買い増ししようかと!

2019年06月12日 まるめち URL 編集












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