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桃の里 純米吟醸 28BY (1年熟成バージョン)

家飲み記録 桃の里 純米吟醸 28BY (1年熟成バージョン)

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 当ブログでの登場は9回目。

 桃の里は個人的には超お気に入りであるとともに、ちょくちょく後ろ向きな「老ね(ひね)」的なものを感じる銘柄でもあります。
 先日の「日本酒薄青瓶問題」の時にも考えたのですが、いわゆる「老ね香」自体を悪役(オフフレーバー)と断じるのは実は早計なのかもしれません、それが好みの方も多いようですし(主に熟成上等の方々)。
 が、やっぱりお酒のもともとの味わいとの「相性」っていうのはあると思うんですよね、フレッシュさや果実的な甘さがメインにあるお酒においては、基本老ね香はその魅力に水を差すものになると感じています。
 特に私などは、そもそもそういう熟感や老ね感が苦手だから偏執的生酒派になっている面があり(最近少し変わってきてますが)、やはり蔵・お店に対してはできる限り抑える保管をして欲しいというのが素直な希望ですね。

 で、今回いただくのは、既に紹介済みの純米吟醸、蔵元さんによると28BYとのことなので、いわば1年熟成バージョンです。
 出荷月はH30.1となってますので、蔵元で1年間ほど寝かされた状態のお酒だと思われます。
 桃の里は先ほど書いた甘さメインのお酒であり、かつこのスペックは一回火入れ原酒ということで、私としては常々保存状態を心配しているお酒の筆頭だったりするわけですが、さあいかがでしょうか。

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 上立ち香は、甘く、そして…うーん若干の老ねっぽい雰囲気がありますね。
 含むと、濃厚で甘くトロリとした感じの旨味がゆっくりと入ってきて、やはりちょっと熟しすぎたニュアンスの風味を伴いながらも、最後まで柔らかさを保ったまま染み入って来ます。
 味わいは、もはや毎回言ってますが熟した洋梨的な濃い甘旨味が中心にあって、ほんのりとした渋味が奥深みを加えながらダレを防ぐ感じのもの、ただやっぱり老ね的なクセが伴いますね…
 後味は若干熟感を残しつつ、渋味でキレる感じ。

 明らかに過熟ではあるものの、中心の甘旨味の存在感の強さで、そんなには違和感なく飲める芳醇甘口酒でした。
 あと、一緒に飲んだ母君はあまり気にならなかったらしいので、これは生ばかり飲んでる私の過剰反応の可能性もあります、私も飲み進めると慣れてきましたしね。
 ただ、もともとのバランスが好きであればあるほど、どうにも勿体無い気がしてしまうのも事実、難しい問題じゃよね…
 桃の里、来年はより時期に気を付けて購入したいと思いました。
 
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名称:桃の里 純米吟醸 28BY (1年熟成バージョン)
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年07月26日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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こんにちは。

一年熟成を見て( • ̀ω•́ )✧
内容見る限りですと、熟成香が出てしまうのですね。
桃の里純米吟醸はフレッシュな梨や桃のような香りが頭にあるので、その香りがあると本来の良さが損なわれますね。
これは火入れ熟成と思われるので、生酒熟成ならどうなるかですね。
確か、まるめちさんのツイートに生熟をする四合瓶があったような…( ^ω^ )
これからも桃の里シリーズのレビューを楽しみにしています!

2018年07月27日 あろす URL 編集

>あろす様、コメントありがとうございます。
いやあすかさずの反応どうもです(笑)
おっしゃるとおり、やっぱり桃の里は新酒の時期のほうが、「らしい」と思いますね。あと、若干蔵元での保管状況に疑いもあるかも…
生熟に至っては相当しっかり低温保管しなくてはいけないので、なかなか… やるとしたらとりあえずは自分でやるしかないかも。ただ、今は火入れしかストックしてないです。
桃の里はまだまだレビュー少ないですし、私もあろすさんの記事楽しみにしております!

しかし、すごいタイミングでコメントもらいましたね。 黒村祐では、情報もらうとともにリンクさせていただきました、よろしくです。

2018年07月28日 まるめち URL 編集

まるめちさん

ご連絡が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
蔵元さんは蔵の冷蔵庫で保管しているという話が以前聞いた覚えがありますが、湿度と温度がいくつ設定になっているかですね。
ワンカップ酒の純米吟醸火入れは冷蔵庫に入れないと酒質が崩れるのが早いのに、アンテナショップは常温で蛍光灯が当たる場所。
蔵元さんは常温でも大丈夫だから常温で置いていると店長さんからお話があり
管理意識の疑問やまるめちさんの蔵元さんの保管状況についての話は同意です。(小さい蔵元のためそこまで手が回らないというのもありそうですが)
黒村祐のリンクありがとうございました!

2018年08月16日 あろす URL 編集

>あろす様、コメントありがとうございます。
こちらも返信遅れましてすみません…

保存に関しては実際難しい問題なんですよね。要冷蔵だと運搬、保管でコストが上乗せされるのは間違いない事実ですし… 基本蔵元判断に任せるしかないわけですが、果たして蔵元さんは実際にアンテナショップとかで売られている自分のところのお酒を飲んでチェックしたりしているのかというと、疑問だったりします。

しかもワンカップだと遮光性の面でも心配なんですよね。 買い手にとっては大体一回買ったらそのイメージで固まってしまうわけですし、何とも歯がゆい思いに襲われます…

2018年08月20日 まるめち URL 編集












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