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白龍 吟醸 しぼりたて 新酒生

家飲み記録 白龍 吟醸 しぼりたて 新酒生

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 新潟県阿賀野市のお酒です、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 日本酒業界では圧倒的に福井のブラックドラゴンが有名ですが、今回はホワイトドラゴンです。
 しかも、同じ福井のホワイトドラゴンではなく、今回は新潟です、いやあ紛らわしいというかなんというか…、まあちゃんと公式ホームページがあるのが救いですね。
 私は福井の方は以前に飲んだことがありますが、こちらは完全にノーマークでした。
 最近アル添しぼりたてがマイブームだったこともあり、吉池の冷蔵庫に並んでいたのを衝動買いした次第です。

 ラベル情報は貧弱ですが、使用米は王道の新潟産五百万石らしいです、精米歩合は60%で、当ブログでは極めて珍しい「吟醸」。
 アル添しぼりたてらしくアルコール度数は19度と高めなので、多分原酒でしょう。

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 上立ち香はハッキリと酸が立つ、爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、いい感じにまとまった印象の酸旨味が割と柔らかい口当たりで入ってきて、アルコールの辛さでキッチリと引き締まって胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、果実とお米の両方の風味を感じさせる、爽やかな酸味としっかりとした旨味が拮抗するもので、高アルコールらしい辛さやインパクトも含めて全体として力強いバランスを保っています。
 後味は、濃い存在感をしっかりと酸辛が引き取る形で、力強くキレます。

 非常に存在感の強いお米的な旨味を、爽やかな酸味と辛さがガッツリ引き締める、フレッシュ旨酸酒でした。
 これはタイプ的には〆張鶴しぼりたてに近いかなあ、でもむしろこっちの方がちょっと刺激控えめで万人向けなんじゃないかしら。
甘味は控えめながらも旨味がしっかりしているので、私としても楽しく飲めますねえ。
 とはいえ、アル感は強めなので、それが苦手な方は注意でしょう、実にアル添しぼりたてらしい魅力にあふれるお酒でした。(イメージ的にいかにも新潟)
 白龍、今後注目度合いをぐっと上げていこうと思います。

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名称:白龍 吟醸 しぼりたて 新酒生
蔵元情報:有限会社加藤酒造店
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:吉池(御徒町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年01月29日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 純米吟醸 生 うすにごり 01BY

家飲み記録 田酒 純米吟醸 生 うすにごり 01BY 

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 青森県青森市のお酒です、当ブログでもたびたび登場している有名銘柄。

 公式ブログにも載っている通り、ちょっと前に今期(02BY)分が出荷されたようですが、こちらは前期の感想記事になります。
 実は前期は青森県内限定だったらしいのですが、私はとあるルート(まあ単純に飲み友達経由ですね、多謝!)で入手して飲んでいたんですねえ。
 今期買った方々に対し「まあ私は去年飲んでたけどね」とマウントを取るために、今回急いで記事を書いた次第です(笑)
 
 ちなみに、田酒は使用していた充填機が対応していなかった関係で、結構長い間「うすにごり」の商品をだしていなかったとか。
 今回復活させるにあたり、まず県内に少量出してから翌年に全国展開させるというところに、大手らしい慎重さというか品質管理への姿勢が見て取れますね。
 裏ラベルは相変わらず貧弱ですが、使用米はいつもの華吹雪らしいです。

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 上立ち香は…スッキリとした印象の…、うーむ果実と米の中間って感じの香りが控えめに。
 含むと、割と芯のある印象の旨味が柔らかい口当たりで入ってきて、これまた非常に柔らかさのある苦味で実に程よいバランスを保ちつつ、ゆっくりと胃の中に入り込んできます。
 味わいは、メロン的な甘酸味と果実感がありつつも、いい意味で華やかさが抑えられている安定感が有るもので、オリ由来の濃度と苦味も程よくバランスが取れています。
 後味は、酸苦味がお手本のように引き取ってしっかりキレます。

 フレッシュな甘さと苦さを、オリブーストでしっかり感じさせつつ、しっかりバランスを保ったお酒でした。
 復活直後でこのバランスは流石ですが、普通に美味しいというか、良くも悪くも抑えめというか、あまり「田酒ならでは」っていう部分は感じなかったですね。
 ただ、恐らくこの試験的な造りを経て、今期のお酒はより良いものになっていることでしょう、しっかり期待して良いものかと考えます。
 田酒の安定感を感じた一本でした。

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名称:田酒 純米吟醸 生 うすにごり 01BY
蔵元情報:株式会社西田酒造店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 田酒 純米吟醸

2021年01月25日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽 オーガニック ナチュール 2020 (W:kijoshu)

家飲み記録 仙禽 オーガニック ナチュール 2020 (W:kijoshu)

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 前回に引き続いての仙禽です。

 今回いただくのは、仙禽が結構前から出しているナチュールシリーズです、じっくりいただくのはこれが初めてですね。
 「W」とあるように同シリーズでも色々マイナーバージョンが有るはずですがどうにもわかりにくいんですよねえ(一応蔵元ホームページに商品紹介ありますが一種類しか載ってないという…)
 裏ラベルの解説文も、何か抽象的というか叙情的というか、私の読解力ではわかったようなわからんような…
 
 ただ、お酒単体のスペックとしては裏ラベル下にしっかり記載があるので助かります。
 「貴醸酒」「超古代製法」「蔵付酵母」「木桶」「生もと酒母」、さらに「精米歩合90%」と、強烈な属性てんこ盛りですね、細かい解説はとても書ききれないのでググってください…
 オーガニック日本酒の雄である寺田本家を思わせる徹底振りであまり味の想像ができませんが、SNSの評判が良かったのと、「貴醸酒だから甘いはず」という単純な考えでセレクトしました。
 お値段は2,000円越えでちょっとお高めですが、非常に手間がかかる造り方ですし良心的かと。

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 上立ち香は意外と結構ケミカルな雰囲気のある、甘い果実香がそこそこに。
 含むと、まさに貴醸酒らしい極めて強い甘味が、柔らかい感じの酸味を纏いつつトロリとした口当たりで入ってきて、最後までガッツリ存在感を保ちつつゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、蜂蜜的な甘味とヨーグルト的な酸味がそれぞれ強烈に主張しつつも、全体としては柔らかまろやかな雰囲気のあるもの、正直量は飲めない系ですが、満足感は凄い感じ。
 後味は、実際甘味の余韻をガッツリ残しつつ、嫌な感じではなく引き上げていきます。

 蜂蜜入りのヨーグルトを思わせる強い甘味と乳酸味が柔らかくせめぎ合う、極めてバランスの良い貴醸酒的甘酸酒でした。
 これは私は無茶苦茶好きなタイプっす…、複雑かつ超濃厚な甘味がとにかく心地よい。
 こういうお酒は確かに食中酒としては難しいかもですが、締めにナッツとかと一緒にやると良いんですよ、合わせようはいくらでもあるかと。
 ぱっと、昇龍蓬莱の古式一段を思い出しましたが、庭酒とか鷹長菩提もととも共通する部分が大いにあると思います、甘い系の古代製法は私のツボなのでしょうね。
 仙禽の実力とチャレンジ精神を感じた一本でした、やっぱり結構好きな銘柄ですねえ。

 最後の一杯は燗をつけてみました…、ああこれも良いですね。
 酸が強まるのか、後味のキレが寧ろ増してドンドン飲める感じ。
 何気に、全温度帯でイケるお酒だと思います、色々と試し楽しんでみるのも一興かと。

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名称:仙禽 オーガニック ナチュール 2020 (W:kijoshu)
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):2,091円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年01月23日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽 雪だるま 02BY

家飲み記録 仙禽 雪だるま 02BY

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 栃木県さくら市のお酒です、ブログでの登場は6回目。

 フレッシュ系のにごり酒は日本酒界での冬の風物詩ですね、中でもこの雪だるまはその代表格と言ってよいのではないでしょうか。
 私も2018年2019年にも買っております、ついリピートしてしまう魅力が有りますね。
 しかし、このデザインは本当出色ですよねえ、おりの白さに可愛らしい雪だるまのイラストが非常に映え、店頭で極めて目を引くものになっているかと。
 夏のかぶとむしもそうですが、早いうちから斬新なボトルデザインを採用した仙禽の先見の明に脱帽です。

 裏ラベルにある通り同蔵は全量ドメーヌ化としており、このお酒も地元栃木栽培の山田錦を利用。
 発泡性があるということで穴開き栓だったのですが、店の冷蔵庫の内で既にその穴から若干噴き出していたほどイキが良かったのが印象深かったですね。
 アルコール度数は、いつも通りかなり低く抑えた13度です。

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 上立ち香はフレッシュな、オリ由来のお米的な香りがそこそこに。
 含むと、引き締まった印象のお米的な酸旨味がシュワシュワとしたガスを伴いつつ入ってきて、苦味の雰囲気をほんのりと感じさせつつ、勢いよく胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ僅少のスッキリ系シュワにごりという印象ながら、辛さや苦さよりもお米の旨味の印象が残るバランスで、筋肉質な感じの飲みごたえはしっかりあるもの。
 後味は、酸味が旨味をしっかり引き上げてキレます。

 酸味とガスのすっきり感がありつつ、お米の旨味をしっかり楽しませてくれる、グイグイイケる系のにごり酒でした。
 個人的には甘味が足りないのが寂しいですが、客観的に見て非常に完成度が高いと思います、人気が出るのを素直に称賛したいところ。
 SNS上では苦味が気になったとの感想も挙がってましたが、私が飲んだやつは苦味少なかったですねえ、ロットに依るものでしょうか(私が鈍感な可能性もあり)
 仙禽の実力、雪だるまの安定感を改めて感じさせてくれた一本でした。

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名称:仙禽 雪だるま 02BY
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,637円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年01月21日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

福小町 特別純米 生原酒 号外編

家飲み記録 福小町 特別純米 生原酒 号外編

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 秋田県湯沢市のお酒です、銘柄としては初登場。

 こちらを醸す木村酒造の別銘柄に「角右衛門」があり、そちらは当ブログで既に5回も登場しています。
 私が同蔵を知るきっかけになったIWC2012の「チャンピオン・サケ」になったお酒は福小町の方だったのですが、首都圏では角右衛門の方が入手しやすい印象なんですよね。
 今回は、池袋西武に蔵元が来て、色々なお酒を売り出していたので、一番自分好みのスペックで見た目的にも目立つこちらをセレクトしてみました。

 写真で伝わるか微妙ですが、通常のラベルの回りにもう一枚紙を巻いてテープで止めるという非常に珍しいスタイルです。
 必要なスペックはしっかり書いてある上に、味わいコメントもでかでかとあるので、買う側からしたらありがたいですね。

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 上立ち香は意外にもちょっと熟感のある割とキリリとした果実香がそこそこに。
 含むと、やはり若干熟感のある甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、少々のアルコール的刺激も相まって、引き締まったまま喉奥にスルスルと流れ込んできます。
 味わいは、ほんのり紅茶っぽい熟感を纏った、アップルティー的な、かなりの高濃度の甘酸味が中心、苦味はあまり感じず、ピリピリした辛さでしっかりダレを防いでいますね。
 後味は、全体的に濃厚さの余韻を自然に残しつつ、しっかりとキレる感じ。

 熟感がありつつもしっかりと酸味が効いた果実感のある、生酒ならではの芳醇辛口酒でした。
 予想していなかった熟感には若干面食らいましたが(新酒と思いこんでいたけど01BYだったのかしら)、味わい自体は今までに飲んだ角右衛門の路線と重なるものを感じましたね。
 なんだろう、正統派のような、個性派のような、独特な魅力がある銘柄なんですよねえ、とくに引き締まりがキモかなあ。
 福小町、今後も注目していきたいと思います。

 あー、二日目に飲んだら熟感が味わいに溶け込んできてかなり良くなりましたねえ。
 香りが気になった生酒には、たまにある現象だと思います、初日あまり飲まなきゃ良かった…

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名称:福小町 特別純米 生原酒 号外編
蔵元情報:株式会社木村酒造
購入価格(税抜):1,420円/720ml
購入した酒屋さん:池袋西武
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年01月19日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 秋津穂657 扁平精米 純米 無濾過無加水生酒

家飲み記録 風の森 秋津穂657 扁平精米 純米 無濾過無加水生酒

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 奈良県御所市のお酒です、前回に引き続いてのご紹介。

 風の森の秋津穂純米(精米歩合65%)と言えば、まさに蔵を代表する、コスパと安定感抜群の定番酒だと思っております。
 (当ブログではその中取りバージョンの記事を8年前に書いてますね)
 今回はその「扁平精米」バージョンですね、個人的には扁平精米といえば「たかちよ」なんですが、一般的には「大七」がいちばん有名でしょう、最近ではかの新政も採用している注目技術かと。
 (ちなみに大七酒造のホームページに無茶苦茶詳しい解説があります、興味があればご一読を)

 最近の風の森は裏ラベルが充実しているので、他のスペック情報についてはそちらをご確認ください。
 気になるのは、味わい解説で「より複雑味のある味わい」とあるところですね、個人的には扁平精米だと味わいはキレイになるイメージなのですが…

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 上立ち香はいつもの風の森らしい濃いサイダー的な香りがそこそこに。
 含むと、そこそこ濃い目の甘渋味がわりとツルツルとした舌触りで勢いよく入ってきて、最後までその印象を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いつもの秋津穂らしいサイダー的風味ながら、甘さはほどほどでむしろ酸をメインに据えた、濃さの割には軽い印象のもので、キツくない渋味や苦味も手伝ってクイクイいっちゃいますね。
 後味は、苦味や渋味の余韻を残しつつも、しっかりとキレます。

 風の森らしからぬ酸味主体の味わいが特徴的な、濃厚ながらも自然に飲み進められるお酒でした。
 いわゆる飲みやすいお酒だとは思いますが、ちょっといつもと比べて薄っぺらい感じだったかなあ。
 ちなみにガス感は控えめでしたね、この味わいだとそれもちょっと寂しいところ。
 まあ、初めての扁平精米ということで、今後に期待!
 風の森の新しい試みに、今後も期待していこうと思います。

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名称:風の森 秋津穂657 扁平精米 純米 無濾過無加水生酒
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

■風の森ニューフェイス記念写真
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 今後の伸びしろがバリバリでありそうな二本でした!

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タグ: 風の森 純米

2021年01月17日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 秋津穂807 試験醸造 純米 無濾過無加水生酒

家飲み記録 風の森 秋津穂807 試験醸造 純米 無濾過無加水生酒

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 奈良県御所市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。

 こちらのお酒は、風の森を象徴するお米といえる飯米「秋津穂」を、精米歩合80%にとどめて醸したお酒です。
 風の森は山田錦等の酒造好適米では精米歩合80のお酒をずっと定番シリーズとして出してましたが、秋津穂ではこれが初めてなんですよね。
 それだけ低精白の飯米で醸すのは難しいということなのでしょう、裏ラベル解説文の「ついに」という三文字に万感の思いがこめられているのではないかと…

 「試験醸造」とある通り、まだ公式ホームページにも載っていない限定品のようです。
 (いつの間にかホームページが凄く充実してますね、一見の価値あり)
 ちなみに、とある情報筋によると近々第二弾が出るらしいですよ。

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 上立ち香は実にケミカルな感じの、インキやセメダイン的な香りがそこそこに。
 含むと、非常に押し出しの強いフレッシュな甘渋味がぐわっと入ってきて、力強くバランスを保ちつつも、苦渋味が舌を刺激しながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系の果実に砂糖を加えてから皮ごと齧ったような(?)、甘酸渋苦をそれぞれ強く感じるもの、いやあ飲みごたえ抜群ですねえ、正直苦渋は割とキツいのですが、それも含め独特の魅力がある感じ。
 後味は、賑やかな味わいの割には、酸苦の働きでしっかりとキレます。

 洗練されてきた最近の風の森とは一線を画する、五味がそれぞれワイルドな存在感を示す、超個性派芳醇フレッシュ酒でした。
 これは好き嫌い別れるでしょうね~、淡麗好きには濃すぎて飲めたもんじゃないかと。
 ただ、ガス感が控えめながらも後味がしつこくないのは特筆すべきかと…、硬水の風の森ならではバランスのとり方なんでしょうか。
 そして私はこの力強さ好きなんですよね~、店長さんはよくわかってらっしゃる。
 兎も角、風の森の可能性をあらためて感じた一本でした。

 ちなみに次回も風の森のニューフェイスをご紹介する予定です。

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名称:風の森 秋津穂807 試験醸造 純米 無濾過無加水生酒
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年01月15日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)

家飲み記録 天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)

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 山口県下関市のお酒です、家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは肩掛けラベルにもある通り、今年度デビューの銘柄とのこと。
 その背景である、長州酒造及び藤岡美樹杜氏については、「sake street」さんの記事に詳しいですね
 ざっくり言ってしまうと、山口県で太陽光発電システム等を扱う企業が、地元で廃業寸前だった蔵を買い取って、川鶴等の蔵で実績を残した杜氏を招聘し、十分な設備投資を行って立ち上げたブランドらしいです。
 その記事にもある通り、登場直後早速SNSで評判になり、即完売が続いていたのですが、今回ようやく東京駅のはせがわ酒店で出会えたので購入した次第。

 ちょっと話はずれますが、個人的には杜氏さんの以下のツイートに非常に良い印象を持ちました。


 造り手自ら、買えるお店を積極的に発信する、素晴らしい姿勢だと思います。
 (逆に、これができない蔵が多過ぎる…)

 閑話休題、火入れも出ているようですが、今回いただくのは生原酒。
 アルコール度数が15度と低めなのが特徴的かと。

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 上立ち香は爽やかフレッシュかつ若干甘さのある果実香がそこそこに。
 含むと、実に素直に纏まった印象の甘酸旨味が素直な口当たりで入ってきて、ほんの少々の渋味が脇役に徹する形で、最後まで見事にバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、しっかりした甘味を軸にした柑橘系果実の旨味が主役、結構濃度は高めなのですが、苦味が皆無で雑味的な要素を感じさせないまとまりが見事ですね~
 後味は酸味が甘さを引き取って、自然に引き上げていきます。

 フレッシュ甘旨酒として王道の味わいを、極めて丁寧にマイナス要素を排して楽しませてくれる、バランス系モダン酒でした。
 いやあ良いですね、方方で評判が良いのも納得です、赤武とか加茂錦を思い出す、今風の人気路線を迷いなく踏襲している印象ですね。
 新規設備なのに、確かに香り等に違和感が無かったのも見事ですし、初お目見えとしては十二分の満足度です。
 個人的には、より落ち着いているであろう火入れの方も飲んでみたくなりました。
 天美、今後どういう方向性に個性を出していくのか、期待していきたいと思います。

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名称:天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)
蔵元情報:長州酒造株式会社
購入価格(税抜):円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年01月12日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒 02BY

新年家飲み速報 梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒 02BY

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 福井県鯖江市のお酒です、ブログでの登場は4回目、かつ4年振りになりました。

 この初雪は、以前飲んだときの印象がすこぶる良かったため、今回新年酒の一本としてセレクトしています。
 見た目もあまり変わっていないですね、この時期にあえてのブルーボトルが目を引きます。
 新酒しぼりたての薄濁り酒に「初雪」、まさにドンピシャなネーミングですよねえ、わかりやすいというのは正義だと思います。
 ちなみに最近同じ「初雪」という名前で五百万石も出たみたいですね、そちらは未飲なのでいつか飲んでみたいところ。

 スペックも前から変わらず、精米歩合50%と35%のお酒(どちらも純米大吟醸)をブレンドしたものになっています。
 その生原酒としては、お値段も良心的と言えるでしょう。

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 上立ち香は意外にもあまり感じませんね…、フレッシュな雰囲気があるかしら。
 含むと、そこそこの苦味を伴った非常に濃厚な甘旨味がオリ的な滑らかさのある口当たりで入ってきて、最後までその甘苦でバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、フレッシュかつ青苦い果実の味わいに砂糖をまぶしたようなもので、オリの存在感も相まって飲みごたえはバッチリですね、苦味は強めながら飲み疲れ感は抑えられていますね。
 後味は、苦味の余韻をほんのりと残しつつ、わりと柔らかく引き上げていきます。

 フレッシュな甘さと青さと苦さをそれぞれ強めに感じる、薄濁りしぼりたてらしい芳醇フルーティー酒でした。
 キレの良さは良いのですが、ちょっと苦味が目立つかなあ、前回の感想だと苦味控えめとのことだったので、商品の方向性が変わったのか、ヴィンテージ的問題なのか…(若しくは私の体調か)。
 ハードルを上げすぎた感もありますが、お値段も考えるとちょっと物足りないですねえ、バランスが崩れるまではいかないまでも平凡に感じてしまいました。
 梵、また次に期待したいと思います。

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名称:梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒
蔵元情報:合資会社加藤吉平商店
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 純米大吟醸

2021年01月10日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」

新春家飲み速報 田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」

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 こちらもありがたいことに毎年いただいているので解説は略、去年の感想はこちらです。

 今年もコミカルな見た目ですね~
 裏ラベルには「モ~ 一杯!」という干支にちなんだ脱力系ギャグが…(ちなみに去年もありました)

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 上立ち香は柑橘系果実にちょっとお米っぽさもあるような、フレッシュかつスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、存在感のあるフレッシュな甘酸味が自然な口当たりで入ってきて、雑味を一切感じさせないまま、摩擦ゼロでスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香りの印象通り、柑橘系果実の甘酸味を主軸としつつ、ほんのりと田酒特有のお米的なコクを感じさせるもので、兎にも角にもまとまりが良いのが素晴らしいですね、飲みごたえと飲み進めやすさを見事に両立。
 後味は、最後の最後にほんのり苦味を感じさせつつ、酸メインでスッパリとキレます。

 非常にバランスの良い果実系甘酸味に、田酒らしいお米的コクを添える、王道と個性を兼ね備えた芳醇フレッシュ酒でした。
 いやあやっぱりこの干支ボトルは良い!田酒は最近色々なスペックを出している印象がありますが、ド安定なものの一つですね。
 基本路線はモダンの王道なのですが、奥の方に「らしさ」を残して、かつそれが毎年再現されている、これは本当に素晴らしいことかと…
 田酒の凄みを感じさせる一本でした、来年も飲みたいなあ…

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名称:田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):2,055円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年01月08日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

開運 祝酒 しぼりたて 生酒

新年家飲み速報 開運 祝酒 しぼりたて 生酒

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 超有名どころながら当ブログではなんとまだ二回目。
 
 銘柄名から祝い事に使われやすいイメージがありますね、新年にも実に相応しい見た目かと。
 この角瓶はあまり見ないものですが、開運は「伝 波瀬正吉」を初めとする高級酒等に使っていますね。
 別蔵の「おんな泣かせ」も多分同じ瓶ですが、静岡特有の何かがあるんでしょうか…

 スペックはアル添有の度数19度というストロングスタイル、特定名称は名乗ってないようですが、精米歩合は60%と十分削っています。
 さらに箱入りなのに、お値段控えめなのはありがたいですねえ。

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 上立ち香は(かき氷の)メロンシロップ的な甘く濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、割と香りの印象通りの、極めて濃厚なメロン的に甘く青い旨味が、アルコールの刺激をガッツリ纏ってグワワっと入ってきて、口中を刺激する辛さで力づくで纏まりながら胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはりメロンシロップとしかいいようがない感じの若干ケミカルな暴力的な甘味と、これまた強烈なアルコールの辛さがせめぎ合うもので、青苦さも相まって飲みごたえ抜群、ただそんなに量は飲めない感じですね。
 後味は、辛さが舌にピリピリ感を残しつつ、全てをガッツリ引き取ってキレます。

 メロンシロップ的な超濃厚な甘味を、アル添しぼりたてらしいアルコールの辛さが力づくで引き上げる、芳醇甘辛酒でした。
 いや~わかりやすいですねこれは、最近飲んだアル添しぼりたてのなかでも甘さの強さは群を抜いている印象。
 ただちょっとその甘さがケミカルな感じでクセが強めなのがちょっと残念かなあ…、この荒々しいキレは嫌いじゃないのですが。
 開運の知らない一面を見せてくれた一本でした。

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名称:開運 祝酒 しぼりたて 生酒
蔵元情報:株式会社土井酒造場
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 開運

2021年01月07日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 02BY

新年家飲み速報 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 02BY

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 これまた毎年飲んどるので解説は略、去年はおりがらみじゃないバージョンを飲んでますね。
 実は今年は美山錦の方は逃したので、怒りの一升瓶買いです。

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 上立ち香はいつもの甘いパイン香が結構強めに。
 含むと、まとまりの良い甘酸味が華やかな含み香を伴って入ってきて、オリが濃厚さと滑らかさ、そして若干の苦味を加えつつ、最後までバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、いつものパイン飴的な甘酸味が純然たる主役で、そこに素直にオリが旨味をブーストするもの、苦味も含めて結構柔らかさもあり、しっかりまとまっていてついつい杯を重ねてしまいます。
 後味は、その苦味の余韻をほんのり残しつつ、酸味がしっかり切れあげてくれます。

 実に濃くかつバランスの良い甘酸味に、オリが自然に飲みごたえを加える、柑橘系のフレッシュ芳醇フルーツ酒でした。
 いやあつい「いつもの」を連発してしまいましたが、これはまあ正直なところで、かつ前向きな意味で使っております。
 意外とレギュラースペックの味が変わっちゃう銘柄ありますからねえ…(村祐とか)、しっかり再現してくれるだけで嬉しい限り。
 花浴陽への信頼感をいや増してくれた一本でした。

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名称:花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 02BY
蔵元情報:南陽醸造株式会社
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年01月05日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 02BY

新年家飲み速報 鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 02BY

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 去年…というか毎年飲んでいるので解説は略。
 昨年の感想はこちらになります。

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 上立ち香はフレッシュかつ爽やかな柑橘系果実香が気持ち強めに。
 含むと、しっかりと存在感のあるフレッシュな甘旨味が力強くもまとまりのある口当たりで入ってきて、その印象を最初から最後まで保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、砂糖をしっかり加えたオレンジ的な、甘味の魅力をしっかりと感じさせつつも酸味がしっかり引き締めるもので、浮いた苦味等の雑味を感じさせないバランスが見事ですねえ。
 後味は、酸味がスッキリと引き取りつつ、最後の最後に苦味の余韻を残してキレます。

 甘酸系フレッシュ生酒として、ド王道かつ非常にハイレベルな、貫禄を感じさせる柑橘フルーツ甘口酒でした。
 露骨に甘いというよりはバランス系でしょうね、いやあ安定感ありますね~、毎回期待通りの味わいをしっかり楽しませてくれます。
 鍋島はスペックによっては結構苦いことも多いのですが、このニュームーンは毎年苦味がしっかり押さえられているのも嬉しいところ。
 鍋島の実力を改めて感じた一本でした。

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名称:鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 02BY
蔵元情報:富久千代酒造有限会社
購入価格(税抜):1,600円ぐらい/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年01月04日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

2021年の新年酒について

 あけましておめでとうございます!
 引き続き本年も、当ブログをよろしくお願い申し上げます。

 というわけで(?)、私が今年正月用に準備したお酒をご紹介します。
 ちなみに昨年の記事はこちら。

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 一応詳細を改めて書くと以下の通りです。(左から)

■花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 02BY
■梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒 02BY
■開運 本醸造 しぼりたて 生酒
■田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2021」
■鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 02BY
■ダルマ正宗 長期熟成古酒 令和3年 丑年限定ブレンド

 花浴陽、鍋島、田酒はまあ「いつもの」ですね、絶大な信頼を寄せております。
 (去年選んだ玉櫻とろとろにごりは単純に年内買うタイミングがなかったので見送り)
 梵は久しぶりに初雪(山田錦)という完全に自分好みなやつが買えたのでセレクト。

 また、今回は縁起物重視な感じですね~
 開運は最近アル添しぼりたてにハマっているということに加え、佇まいが何とも素敵だったので選びました(しかも本当は箱入り)。
 そして、実は初家飲みの達磨正宗、つい生酒一辺倒になってしまうラインナップに一石を投じる味わいを期待します。

 ちなみに、まあ当然一日二日で飲み切るわけでもなく、ちびちび飲んでいく予定です。
 そんなに高いお酒でもないので、ある意味いつも通り、ただより厳選した感じのお酒達と言えるでしょう。
 こちらをいただきつつ、今年も良いお酒との出会いを期待したいと思います!

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2021年01月01日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:0

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