FC2ブログ

磐城壽 季づくり酒 しぼりたて

家飲み記録 磐城壽 季づくり酒 しぼりたて

20201125152954799.jpg  20201125230029581.jpg

 山形県長井市のお酒です、当ブログでは以前同蔵の「標葉にごり」という変わり種のお酒を紹介しています
 
 その記事でも書きましたが、こらを醸す鈴木酒造は東日本大震災の被災蔵であり、現在では山形
 蔵が流された時点で悲惨なことなのに、さらに福一のすぐ近くですからね…、とんでもなく大変な思いをされたことでしょう。
 そんな状況下でも磐城壽は、震災後、より知名度・人気を上げてきている印象を受けます、本当に頭が下がります。

 今回いただくのは「季づくり」と銘打たれた、アル添ありのしぼりたて新酒です。
 最近〆張鶴しぼりたてや黒龍の垂れ口が非常に自分好みであることに気づいたためセレクトした次第。
 購入価格も1,100円とアル添新酒らしくお安く抑えてくれています。
 (ちなみに通常だと1,000円ピッタリみたいですね、いまでやGINZAはちょっと高い)

20201125153002880.jpg

 上立ち香はオリ由来のお米香混じりのスッキリとした果実香がそこそこに。
 含むと、実に新酒らしい素直にフレッシュな甘酸旨味がオリの柔らかさを伴って自然な口当たりで入ってきて、時間差で出てくる青い苦味とアルコール的辛さが全体を引き締めつつ、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、砂糖マシマシのグレープフルーツ的な、甘味強めかつ苦味酸味がサポートにまわる感じのもので、オリも相まって濃度は高め、ただ辛さも相まって全体としては結構キリリとした印象。
 後味は、苦味と、やっぱりアルコール感でちょうどキツくない塩梅でキレます。

 新酒らしさをバリバリに感じる濃厚フレッシュな甘旨味を、アルコールの辛さで程よくかつしっかり引き上げる、芳醇フレッシュスッキリ酒でした。
 いやあ素晴らしいバランスですね~甘口というか旨口というか、しっかりと飲みごたえがありながら、アルコールでしっかり程よくキレるのが見事。
 これがこのお値段はヤバいですよええ、正直黒龍垂れ口以外でこういうお酒に出会えるとは思っていませんでした…
 磐城壽、次は是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

20201125153020480.jpg  20201125153012262.jpg

名称:磐城壽 季づくり酒 しぼりたて
蔵元情報:株式会社鈴木酒造店長井蔵
購入価格(税抜):1,100円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(銀座SIX)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月29日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 02BY

家飲み記録 黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 02BY

20201124103254389.jpg  20201124103309688.jpg

 福井県吉田郡永平寺町のお酒です、当ブログでも定番銘柄ですね。

 この本醸造垂れ口については、2年前に飲んで惚れ込んで以来、出荷直後に確保することにしております。
 〆張鶴しぼりたて同様、「アルコール添加」という技術がキモだとハッキリ感じるお酒だと思いますね。
 芳醇かつ荒々しい旨味をしっかり整え、お米の出来にあまり左右されず例年の味わいを再現し、安価かつ安定量を供給する、まさに大手実力蔵として蓄積してきた技術無くてはなし得ないことなのでしょう。
 (定番火入れでなく、酒質が安定しない「新酒生原酒」というのもポイントかと)

 黒龍はラベルは小さめですが商品紹介ページがしっかりしているので、詳細スペックやテイスティングコメントはそちらをご参照ください。
 日本酒度-7、味わいが「甘」「濃厚」に振り切っているのが素敵ですね。(辛口信仰の関係からか、イロモノ以外でそう書いてくれるお酒は本当に少ないんですよ…)

20201124103317010.jpg

 上立ち香は甘さと青さとアルコールを纏ったフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、極めて存在感の濃い甘旨味が、強めながらも浮いていないほろ苦さと一体になって力強い口当たりで入ってきて、最後まで甘苦のバランスを保ったまま、ゆっくりと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりメロン的な青い甘旨味が主役、オリも相まった濃度が高さが魅力ですねえ、そしてそれを苦味と若干のアルコール的辛さがしっかりとかつやり過ぎずに引き締めるバランスが見事。
 後味は、甘味を苦辛が引き取る、王道の引き上げ方でキレ。

 非常に濃厚かつフレッシュな甘旨味を、苦辛との玄妙なバランスで楽しませてくれる、超絶コスパ酒でした。
 いやあ、アル添生原酒としてはやっぱりこのお酒は一種の到達点に至っていると思いますね、抜群の安定感。
 〆張鶴しぼりたて同様、「こうあるべき」という確固たるビジョンがあって、積み重ねられた技術でそこに限りなく寄せていっているようなお酒なんでしょう。
 黒龍の実力をまたもやバリバリに感じさせてくれた一本でした。

20201124103324029.jpg

名称:黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 02BY
蔵元情報:黒龍酒造株式会社
購入価格(税抜):1,150円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけ:実力派アル添酒2本記念撮影時ツイッター


 アル添信奉者の方々のRT協力も手伝い、私のアカウントでは非常に珍しく100いいね到達しました。
 アル添バンザイ!

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月27日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

〆張鶴 しぼりたて生原酒 02BY

家飲み記録 〆張鶴 しぼりたて生原酒 02BY

20201124103205382.jpg  20201124103214489.jpg

 新潟県村上市のお酒です、当ブログでの紹介は2回目。

 このお酒については、前期飲んだ際の衝撃的かつ好ましい印象に従い、今回リピートしました。
 前回は出荷から半年から間を空けて飲んだため、ここで是非「しぼりたて」を飲みたいという意味もあり、即買い即開けです。
 当ブログ上では記念すべきR02BYの新酒第一弾だったりしますね(実は先に緑たかちよを家飲みしてますが)。
 
 相も変わらずアルコール度数は男気溢れる20度!普通酒扱いでお値段は嬉しい千円チョイ。
 何気に、製造年月「日」まで記載があるのが個人的には素晴らしいと思いますね、鮮度重視のお酒については、他蔵も是非見習ってほしい姿勢です。

20201124103223914.jpg  20201124103239261.jpg

 上立ち香は控えめな甘さのある硬質かつフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、実に濃厚かつフレッシュな甘酸味が力強い口当たりで入ってきたかと思うと、尻上がりにガンガンアルコールの刺激が強まって、ギッチリ引き締まりながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット的な濃ゆい甘酸味が中心にありつつ、苦味は皆無、渋味はほんのりとある程度で、兎にも角にも当初の甘さと後半の辛さのダイナミックなバランスが素敵。
 後味は、甘さが嘘のように辛さのピリピリ感を口中に残しつつ力強くキレます。

 「甘味を時間差で出てくる辛さが引き取る」という王道の流れを、インパクト抜群かつバランスよくなぞる超コスパフレッシュ酒でした。
 いやあやっぱり大手蔵の貫禄を見せつけられるようなお酒ですね~、低価格帯でこれは素晴らしい。
 そして、恐らく毎年この味わいをキープしてるんでしょうねえ、再現性という意味でも凄いお酒かと。
 ただ、ハッキリいって高アルコールの刺激が苦手な人には飲めたもんじゃないかも…(オススメ通りオンザロックなら大丈夫かなあ)、兎にも角にもわかりやすい!
 〆張鶴の実力を改めてビンビンに感じさせてくれた一本でした。

20201124103246904.jpg   20201124103230897.jpg 

名称:〆張鶴 しぼりたて生原酒 02BY
蔵元情報:宮尾酒造株式会社
購入価格(税抜):1,060円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月25日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

しぜんしゅ 生もと はつゆき生

家飲み記録 しぜんしゅ 生もと はつゆき生

20200910140255868.jpg  20200910140310626.jpg

 福島県郡山市のお酒です、同蔵のお酒の紹介としては10回目。
 福島からのお取り寄せのトリを飾るお酒になります。

 こちらを醸す仁井田本家のお酒ブランドはこの「しぜんしゅ(旧:金寶自然酒)」、「穏」「田むら」と複数ありますが、個人的には割とどれも好みのラインだったりします。
 中でもこの「しぜんしゅ」は一番甘口寄りということもあってお気に入りですね、「しぼり生」は何度もいただいているのですが、この「はつゆき生」は未飲だったので今回セレクトしました。
 リニューアル後のしぜんしゅは見た目もモダンになりましたが、特にこちらは透明瓶で雪のように見えるおりとラベル色が相まって、素敵な雰囲気ですねえ。

 裏ラベルにはブランドコンセプトでもあるお米に関する解説がしっかり書いてあります。
 マニア目線では、「精米歩合80%」で「蔵付酵母」利用の「生もと」の「生酒」という一種振り切った自然派スペックであることが目を引きますね。

20200910140326056.jpg

 上立ち香はガスと酸を感じるお米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、濃度の高い甘旨渋味がチリチリとしたガスを纏った口当たりで入ってきて、柔らかい苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、お米っぽい旨味にマスカット的甘酸味が絡みつく感じのガッツリ飲みごたえがあるもの、福島らしい渋味もありつつ、ガスもあるのに全体としては柔らかい感じなのが面白いですねえ。
 後味は、ほんの少々オリの余韻を残しつつ、濃厚さを見事なまでに自然に引き上げてくれます。

 旨味が複雑な味わいを伴って徹底的に存在感を主張する、個性派フレッシュ芳醇甘旨酒でした。
 旨味に、お米とか栗みたいな、穀物的な風味があるのも特徴的で、蔵としての確固たる個性があると思います。
 そしてなにげに後引けが良いですね~、80%精米でこのレベルというのは、自然派先駆者としての技術集積の賜物でしょう。
 しぜんしゅの実力を改めて感じた一本でした。

20200910140338182.jpg

名称:しぜんしゅ 生もと はつゆき生
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月23日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

からはし 純米吟醸 山田錦

家飲み記録 からはし 純米吟醸 山田錦

20200910135340201.jpg  20200910135352588.jpg

 福島県喜多方市のお酒です、ブログでの登場は初めて。
 福島からのお取り寄せが続きます。
 
 こちらを醸すほまれ酒造の通常銘柄は「会津ほまれ」ですね。
 その最高クラスである「純米大吟醸 山田錦」はIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2015のチャンピオン・サケに選ばれています
 今回いただくこの「からはし」も、IWC2017純米吟醸部門のトップに選ばれており、お値段も高くないので気になってセレクトしてみました。
 ちなみに個人的には以前外飲みした「会津ほまれ 純米大吟醸 極」という、一升瓶税抜2,500円を切るお酒が非常に良かったことが印象に残っていたりします。

 この「からはし」については蔵元ホームページにブランド解説がありました。
 詳細スペックもそちらにありますが、流石に火入れ回数は書いてないですね、多分二回火入れでしょう。

20200910135403254.jpg  20200910135414987.jpg

 上立ち香は落ち着いた砂糖菓子的な柔らかい香りが控えめに。
 含むと、なんというかまさに甘さと辛さを同時に感じるような旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後の最後までその独得なバランスを保ったままスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柔らかな砂糖的甘味を中心に感じさせ、火入れ的な落ち着きがありつつ、生的なインパクトも残した感じのもので、そこにやはり純米的自然さのある辛さが引き締め役を演じ、全体的に優しくバランスが取れている印象。
 後味は、いやあこれはトンガリ皆無で素晴らしく自然に引き上げますね。

 極めて柔らかく程よい濃度の甘旨味を最初から最後まで自然に楽しめる超バランス酒でした。
 素晴らしいお酒だと思いますが、インパクト偏重派のわたしとしてはどうしても合わない部分があったりします、優等生過ぎるといいますか…(静岡吟醸とかでもたまに感じる)
 こればっかりは是非火入れバランス派に飲んでもらいたいっすねえ、私がどれだけ偏っているかは正直自覚があるので。
 からはし、そして会津ほまれ、もし生酒に出会えたら是非飲んでみたいと思いました。

20200910135425428.jpg

名称:からはし 純米吟醸 山田錦
蔵元情報:ほまれ酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけギャラリー:IWC受賞酒そろい踏み
20200910135549117.jpg
 両方とも福島酒らしいハイレベルな完成度・バランスでした!

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月21日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥の松 あだたら吟醸

家飲み記録 奥の松 あだたら吟醸

20200910135453673.jpg  20200910135517686.jpg

 福島県二本松市のお酒です、ブログでの登場は2回目。
 これまた福島からのお取り寄せ酒です。

 こちらのお酒をセレクトした理由は、まあ箱やラベルを見ると一目瞭然ですね、IWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)2018のチャンピオン・サケなので一度飲んでみたかったのです。
 このチャンピオン・サケも結構傾向が変化しているようで、昔はいわゆる高級「大吟醸」部門一位のお酒が選ばれることが多かったのですが、最近は他の部門(純米吟醸とか)の割とお手頃価格のお酒が多くなってきた気がします。
 蔵元ホームページの受賞記事にあるように、こちらのお酒も通年販売の定番品で、お値段も四合で1,000円を切ってます、そのお酒が「世界第1位」として売られるというのも中々面白いものですね。

 精米歩合は60%、アルコール添加有の吟醸で、おそらく二回火入れの加水有。
 私としては滅多に買わないタイプのお酒ですが、たまにはこういうのも良いでしょう。

20200910135505975.jpg  20200910135438766.jpg

 上立ち香は落ち着いた、レーズンとかそっち系の果実の香りが控えめに。
 含むと、火入れらしい落ち着きがありつつ飲みごたえはしっかり感じさせる旨味が割とスルスルと入ってきて、尻上がりに出てくる渋味と辛さでギッチリ引き締まりながらゆっくりと胃の中に入り込んできます。
 味わいは、福島らしい渋味の奥深さを纏った旨味が中心、流石にバランスはいいですね~、濃度、辛さ、熟感、どれも中庸にまとまっていて、割とグイグイいける感じ。
 後味は、辛さを舌先に残しつつ、力強くキレます。

 落ち着いた奥深い旨味を、アルコールの辛さでガッツリ引き上げる、火入れらしい芳醇辛口酒でした。
 個人的にはこの火入れで落ち着いてしまった感と、アルコールの辛さは苦手なのですが、それ以外の要素では後ろ向きな部分はほぼなかったと思います。(甘味が少ないのは寂しくもある)
 つまり、苦手でない人にとっては素晴らしいバランス酒になることと思います、IWCはそのあたりを評価したのでしょうね。
 奥の松、次はまた生酒も飲んでみたいと思いました。

 実は次回もIWC関連のお酒です。

20200910135538302.jpg  20200910135528193.jpg

名称:奥の松 あだたら吟醸
蔵元情報:奥の松酒造株式会社
購入価格(税抜):982円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 奥の松 吟醸

2020年11月19日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

卯酒(うさけ) 雪うさぎ 純米吟醸無濾過生 

家飲み記録 卯酒(うさけ) 雪うさぎ 純米吟醸無濾過生 

20200910140357722.jpg  20200910140409130.jpg

 福島県本宮市のお酒です、ブログでの紹介は初めて。
 これまた福島から取り寄せです。

 こちらを醸す大天狗酒造の通常銘柄はそのまま「大天狗」ですね、なかなかインパクトのある名前かと。
 東京近辺ではほとんど見ないことも合って、なんとなく知る人ぞ知る蔵という印象があります。
 蔵元ホームページにしっかり商品紹介がありますが、この卯酒はそれぞれの季節に向けたお酒を色違いのラベルで出している、季節限定品のようです。
 イラストレーターによるうさぎの絵が非常に可愛らしいですね。
 
 さて今回いただくのは「雪うさぎ」ということで、冬に出荷されるものです。
 裏ラベルに結構詳しい情報が載っています、純福島スペックで、特筆すべきはアルコール度が14ということでしょう。
 蔵元的ホームページによると無濾過生原酒らしいので、いわゆる低アル原酒というやつですね。


 上立ち香は僅少で、スッキリとした雰囲気が感じられます。
 含むと、優しい印象の甘味が自然な口当たりでスルスルと入ってきて、苦味渋味をほんのりとだけ感じさせつつ、最後まで軽い感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、若干ポカリスエット的な、甘味旨味がかなり抑えられた状態でしかし確かに感じられるもの、濃度は薄めでクドさ皆無なので、度数以上にスルスル飲んでしまいますね。
 後味は、うーむ私にはほぼ無に感じますね、それほど自然な引き上げ。

 古臭さのない素直な甘旨味を、最初から最後までスルスルと味わえる軽やか酒でした。
 うーん、無濾過生原酒とは思えない軽さでしたね、食中酒として割と万能なんじゃないかしら。
 まあ、濃い酒ばっかり飲んでいる私にはちょっと物足りなかった感じですが、こっち系が好きな方には素直にオススメ。
 大天狗、次は別のスペックも飲んでみたいと思いました。

20200910140421148.jpg

名称:卯酒(うさけ) 雪うさぎ 純米吟醸無濾過生 
蔵元情報:大天狗酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月17日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

舟出(ふなだし) 純米 泡々にごり活性酒 

家飲み記録 舟出(ふなだし) 純米 泡々にごり活性酒 

20200910140150068.jpg 20200910140203992.jpg

 福島県西白河郡矢吹町のお酒です、銘柄としては初紹介。

 こちらを醸す大木代吉本店の別銘柄には「自然郷」そして最近ブイブイいわせている(死語)「楽器正宗」があります。
 両銘柄とも印象はよく、今回見かけた「舟出」はあまり近場の酒屋さんで見たことが無いのでセレクトしてみました。
 白いラベルに赤いハンコ柄(篆書?)、そして水色ボトルという見た目はなかなか素敵に完成されていますね。
 
 蔵元ホームページの商品紹介によると、使用米は福島の酒米「夢の香」とのこと。
 12月製造、翌2月開栓です、穴開き栓のお酒としては若干間が空いちゃったかな…

20200910140240580.jpg  20200910140217074.jpg

 上立ち香はちょっとラムネっぽい爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、キリリとした印象の旨味がシュワシュワとした口当たりで入ってきて、オリ由来の苦味を伴って最後までスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、完全に甘さを抑えつつ、旨味は残したカルピスサワーやラムネ的な風味がありつつ、苦味や含み香が日本酒らしい複雑さを添える感じ、やっぱり飲み進め易さに振ってますね。
 後味は、苦味とガスが爽やかに引き取って、スッキリとキレます。

 甘味を抑えて、引き締まった旨味を勢いよく、お米由来の飲み応えも感じさせながら、楽しませてくれるお酒でした。
 個人的にはもうちょっと甘さが有った方が好みですが、ひとつのスッキリ系シュワシュワ酒として完成度は高いと思います。
 気になるのは、しぼりたてのときはどうだったかということですね、穴開き栓ですし発酵が進んで甘味が減った可能性もあるので…
 舟出、次は製造直後のものもいただいてみたいと思いました。

20200910140229084.jpg

名称:舟出(ふなだし) 純米 泡々にごり活性酒 
蔵元情報:合名会社大木代吉本店
購入価格(税抜):1,260円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月15日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雪小町 純米大吟醸 生原酒

家飲み記録 雪小町 純米大吟醸 生原酒

20200910135605513.jpg  20200910135616124.jpg

 福島県郡山市のお酒です、ブログでの登場は初めて。

 私が今年飲んで一番衝撃的だったお酒に「三春駒 SILKY DROP」があります、このお酒は福島の酒屋さんから取り寄せたわけですが、当然色々と同梱もしていたので、そちらの紹介もしていこうと思います。
 まずはこの雪小町、東京ではほとんど見かけないですね~、蔵元ホームページが無茶苦茶手作り感ある上に放置状態っぽいのであまり情報はありません(ただ受賞歴はかなり凄いかと)。
 純米大吟醸の生原酒ということで、生酒マニアとしては気になったのでセレクトしました。

 スペック情報は、精米歩合(50)以外詳細は不明。
 不透明の紙で包まれている、なかなか手間のかかった梱包でした。

20200910135627496.jpg  20200910135639542.jpg

 上立ち香はちょっとハーブ感のある、スッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、そこそこの濃度の引き締まった苦旨味が割とスルスルと入ってきて、その勢いを保ったまま、自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり草感がある、甘味僅少の、ただ割と上品な感じのハーブティー的な風味のスッキリとしたもので、飲み進め易さ特化という感じですね。
 後味は、苦味というよりは草感がそのまま引き取る形で、見事にキレます。

 最初から最後まで、自然にひたすらスルスルと飲めてしまう、ハーブティー的大吟醸酒でした。
 兎にも角にも甘味、旨味が少なすぎるので、正直自分の好みではないです、ただバランスとしては崩れてないんですよええ。
 実際この度数の生原酒でこのスルスル感は凄いとは思います、いわゆる「辛口」好きな方にはオススメできるかと…
 雪小町、次飲むときは別スペックもいただきたいと思いました。

20200910135651543.jpg

名称:雪小町 純米大吟醸 生原酒
蔵元情報:佐藤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻家(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて

家飲み記録 酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて

20201110141557849.jpg  20201110142645338.jpg

 千葉県印旛郡酒々井町のお酒です。

 こちらを醸す飯沼本家の通常銘柄は「甲子正宗」ですね、以前は「一喜」という銘柄も出していました。
 今回のお酒は「日本酒ヌーボー」ということで「今年初物の純米大吟醸として、上槽・圧搾を終えてから24時間以内に瓶詰め出荷を行うことで、搾りたての生酒をその日のうちに味わえる」という非常に素敵なコンセプトのお酒です。
 公式でも特設ホームページがあるぐらいに力を入れているようですね。
 同蔵の「甲子アップル」が個人的には非常に好きで、また最近同じくしぼりたて即出荷の「醸す森」が美味しかったこともあり購入しました。
 ちなみに、確実な入手には予約するのが良いみたいですね、私は半分諦めていたところ、思いがけず新宿伊勢丹に並んでいたものをゲットしました。

 精米歩合は50、地元産の飯米「ふさこがね」を使用しているのがポイントでしょう。
 個人的には、醸す森みたいにどこかに製造「日」を記載して欲しかったな…ハードルは高いんでしょうけど。
 ちなみに開栓は11/9です。

20201110142655685.jpg

 上立ち香は意外とちょっと落ち着いた甘い果実の香りがそこそこに。
 含むと、高純度な印象のフレッシュな甘旨味が力強くも柔らかい口当たりで入ってきて、ほんの少々のガス感と苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、高級なリンゴを思わせる、割と典型的ながらもまとまりの良いフレッシュな甘酸苦味が中心、濃度やインパクトも強めながら、全体のバランスの良さと酸ガスの働きでグイグイ飲めちゃいますね。
 後味は、まさに酸・苦・ガスが働きつつも、割と自然・かつスッキリキレます。

 企画先行っぽい見た目を纏いつつ、そもそものお酒としての完成度が非常に高い、フレッシュ甘旨酒でした。
 精米歩合50とはいえ、ふさこがねでこのまとまり、流石ですねえ…
 これは是非バンバン売って、「日本酒ヌーボー」の素晴らしさをガンガン広めていって欲しいと思います。
 酒々井の夜明け、今後も是非応援していきたいと思いました。

20201110142714307.jpg  20201110142730568.jpg

名称:酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて
蔵元情報:株式会社飯沼本家
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:新宿伊勢丹
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月11日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY

家飲み記録 ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY

20200623163551706.jpg  20200623163601168.jpg

 長野県佐久市のお酒です、同蔵のお酒の紹介は2回目。

 こちらを醸す伴野酒造の通常銘柄は「澤の花」、当ブログでは以前「俺ラベル」というユニークなお酒を紹介しています。
 ボー・ミッシェルの方は日本酒離れした見た目に違わず、非常に個性的な低アル原酒商品だったかと思います。
 こちらについてはSAKETIMESに詳しい記事がありますね、今ほど低アル原酒が一般的ではないときから出し続けているというのはやはりすごいことかと。
 今回はその冬季限定のうすにごりです、まあほぼ一年前に飲んだ感想になりますが、今年ももうそろそろ出るはずなのでその参考までに…

 アルコール度数は9度、私が好む原酒の下手したら二分の一以下ですね。
 にごりは結構濃い目で、スノーファンタジーという名がに相応しい風情。

20200623163633374.jpg  20200623163611810.jpg

20200623163655481.jpg

 上立ち香はアルコール入りカルピスソーダ的な乳酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、乳酸的柔らかさのある甘酸味が、強めのガス感と、控えめの苦味を伴って、シュワシュワとした口当たりで入ってきて、割と軽やかに喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりカルピスを彷彿とさせる乳酸飲料的な旨味が主役、甘味が結構強いのと、オリ由来の旨味ブーストと苦味もあって、かなり濃厚に感じますね、ただ低アルも相まって少々ダレ感はあるかな…
 後味は、若干甘味苦味の余韻を残しつつ、酸を感じさせながらゆったりと引き上げます。

 柔らかい乳酸を伴った濃い甘味がシュワシュワスルスルと入ってくる、実にモダンな活性にごり酒でした。
 低アルの上にガスが強いので、グビグビいっちゃいますね~、このわかりやすさは魅力だと思います。
 ある界隈では新政の天蛙に似ているという話が出ていましたが、むべなるかなという感じです、蛙が買えなければまずこっちでも十分満足できるんじゃないかしら。
 ボーミッシェル、低アル原酒の先駆けとしての貫禄を感じる完成度でした。

 ちなみに温度が上がってしまうとかなりダレるのでしっかり冷やすのがオススメです。
 冷やすとスイスイですねえ、一日で飲みきってしまった…、飲んべいにとってはコスパは悪いかも。

20200623163622236.jpg

名称:ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY
蔵元情報:伴野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

望 純米 完熟生酒 25BY

家飲み記録 望 純米 完熟生酒 25BY

20200504161806968.jpg  20200504161818379.jpg

 栃木県芳賀郡益子町のお酒です、ブログでの登場は2回め。

 こちらはうのかわ酒店さんの隠し球的な一本ですね、とっときの生熟ということだったので購入しました。
 ポイントとしては、現杜氏の師匠である前杜氏、故小原公正氏が醸したものであることだとか。
 開運や龍神丸のように、名杜氏の「イズム」がしっかりと受け継がれていくというのは、日本酒の一つのロマンといいますか、エモい部分だと思ったりします。

 25BYということで、開けたときには5年オーバーの生熟でした。
 お米含め地元産ということが大事なコンセプトのようですね、裏ラベルの解説は叙情的で素敵。

20200504161834865.jpg

 開けたて冷酒だと…、ああこれは固くて渋くて熟感が立っちゃいますね。
 今回は開栓後しばらく様子を見ます!

 上立ち香はしっかり熟成感がありつつ、未だ枯れきっていない感じの完熟果実香がほどほどに。
 含むと、まさに完熟果実という感じの旨味、渋味、甘味が一体化した感じの味が極めて力強い口当たりで入ってきて、極めて奥の方に苦味を感じさせつつ、非常に息が長い感じで染み入ってきます。
 味わいは、強めの熟感がありつつも生っぽい柔らかみや存在感のある旨味が主役、甘みは控えめながら存在感があって独特な苦味や熟感に負けず、絶妙なバランスを保ちます。
 後味は、味わいの存在感からは不思議なほどに、デクレシェンド的に自然に引き上げてくれます。

 実に個性的な複雑味と熟感が特徴の、一筋縄ではいかないハイパワー生熟酒でした。
 個人的にはちょっと含み香にひね的なクセを感じましたねえ、まあこれは私がそっち系の香りに敏感なだけかもですが。
 ただ、開栓後適当に常温放置しても全然OKなところは流石の一言、こういう、気楽に飲める生酒というのはそれだけで晩酌ライフを豊かにしてくれます。
 望の奥深さを感じさせてくれる一本でした。

20200504161902321.jpg

名称:望(bo:) 純米吟醸 無濾過生原酒 五百万石
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4(開栓直後は8.1)/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 純米吟醸

2020年11月07日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北島 純米吟醸 無濾過生 「大入ひっぱりだこ」

家飲み記録 北島 純米吟醸 無濾過生 「大入ひっぱりだこ」

20200504162220402.jpg  20200504162230841.jpg

 滋賀県湖南市のお酒です、ブログでの登場は4回目。

 北島は「さんきあまざけもと」みたいな面白いお酒を出してますが、今回は見た目のインパクトが抜群ですね~
 ただまあ意味合い的には、「ひっぱりだこ」な商品になって欲しいというのはストレートな願いでしょう。
 酒屋さんでの紹介文によると食中向けを志向しているとのことのなので私向けではないっぽいのですが、あまりのインパクトに負けて買ってしまいました。

 使用米は滋賀が誇る酒米「玉栄」、日本酒度が+9と高めなのが目を引きますね。
 実は3月製造のものを12月にいただいたので、かなりの生熟コンディションでの感想になります。

20200504162243429.jpg

 上立ち香はフレッシュ感を残した芯の強い梨的な果実香が控えめに。
 含むと、濃度と引き締まりが程よい感じの旨酸味がスルスルと入ってきて、その最初のバランスを最後まで保ったまま、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、割と筋肉質で若干味乗りしてきたような旨酸味が中心、ほんのりと乳酸風味や草感と甘さがありつつ、結構強めの渋味で非常に引き締まりが強い印象ですね、ちなみにダレは皆無。
 後味は、やはり酸渋が引き取る形ながら、どこか柔らかさも感じさせる形で、見事にキレてくれます。

 青く、草感のある引き締まった旨味と、少々の甘味と乳酸の柔らかさが共存した、個性派キリリ酒でした。
 食中酒向けということもあり、正直なところ私の好みの方向性ではないのですが、面白い味わいだと思います、クセになりそうと言いますか…
 一年生熟でこれならまだまだ伸びそうですね(そうすると透明瓶はやめたほうが良いような)。
 北島、見た目のインパクトに負けない面白さを感じさせてくれた一本でした。

 ちなみに燗にすると…、いやあ甘味が出てきたなあ…
 これは断然こっちが好み、生熟燗の良いところがストレートに出てます。
 力強く、引けが良い、いやあ良いですねえ、いくらでも飲めそう。

20200504162305498.jpg  20200504162255605.jpg

名称:北島 純米吟醸 無濾過生 「大入りひっぱりだこ」
蔵元情報:北島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4(燗上がりを考慮に入れて)/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 北島 純米吟醸

2020年11月04日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千代田蔵 特別純米生原酒 22BY

家飲み記録 千代田蔵 特別純米生原酒 22BY

20200504162133585.jpg  20200504162145098.jpg

 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 こちらを醸す太田酒造の本社が滋賀にあることや、ちょっと特殊なブランドであることは前回の記事で書きました。
 今回のお酒の特殊性は何といってもその熟成年数でしょう、なんと蔵元で8年もの生熟期間を経ての出荷です。
 火入れであれば10年越えは珍しくありませんが、生熟酒では5年越えの時点で相当レアだと私は思っています。
 記憶が正しければ、今までブログで紹介した中では超超久の5年生熟成が最長だったはずなので、今回大幅更新ですね。

 スペックは美山錦の精米歩合60の生原酒ということで、そんなに怪しい(笑)部分はありませんね。
 蔵元ではマイナス温度保存だったようですね、手間と費用が掛かっていると思いますが、お値段は非常に良心的。
 10月出荷を、翌1月に開栓しています。

20200504162156144.jpg

 上立ち香は、若干怯むぐらいにハッキリとした熟成香がそこそこに。
 含むと、しっかりと熟しながらも枯れきっていない感じの甘味が自然な口当たりで入ってきて、若干のほろ苦さとアルコール的刺激で輪郭を保ちつつ、じわじわと染み入ってきます。
 味わいは、非常に高濃度の、しっかり熟感のあるカラメル的な甘味が純然たる主役ですね、苦味は複雑さを与える役割を裏方として果たしている感じ。
 後味は、甘苦味を若干口中に残しつつ、ゆっくりと引き上げていきます。

 長期の生熟ならではの、甘さがしっかり残った超芳醇熟成酒でした。
 全体的にしっかりバランスが取れてるんですよね…、これは生熟酒として相当ハイレベルなんじゃないかしら。
 特に枯れてないところが好みです。
 千代田蔵、面白いお酒ということで覚えておこうと思います。

 せっかくなので燗を付けてみると…、うお~甘い!
 カラメル感に加え蜂蜜感が出てきた甘みと、アルコール的辛さが両方とも強まって超絶インパクトなお酒になりましたね。
 冷酒よりキレが増しているような…、いやあこれは寝かせただけの個性を獲得していると思います、実に面白い。

20200504162208795.jpg

名称:千代田蔵 特別純米生原酒 22BY
蔵元情報:太田酒造株式会社 千代田蔵
購入価格(税抜):1,630円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4(燗上がりも考慮に入れて)/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2020年11月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |