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2019年「今年の私的ベスト日本酒10選」

 今年もtwitterの日本酒クラスタで、「#今年の私的ベスト日本酒10選」タグが流行っている…、というかもはや定着した感じなので、私も去年に引き続きまとめてみます。
 昨年の記事はこちら。

 並び順は順不同、一銘柄一本、去年との被りは避けました。
 ちなみに、ブログ内では大体「【超】お気に入り」タグ「お気に(殿堂入銘柄)」タグから追えるようにしているので、そちらもご承知おきください。
 (といいつつ、まだブログで感想書けてないお酒が数本あったりして…)

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 30BY
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 心地よい甘さと山陰酒らしい硬さを併せ持つ、独自のバランスの濃厚シュワシュワにごり酒。

鳳凰美田 荒押合併 「山田錦」 純米大吟醸酒 かすみ無濾過本生
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 これぞ鳳凰美田の限定酒!と思わせてくれる、超お買得王道フルーティー酒。

戦勝政宗 「令和」元年初搾り 純米吟醸 生酒
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 蔵の実力をこれでもかと見せつける、一切のダレを感じさせない超絶バランスの芳醇フレッシュ甘酸酒。

結ゆい(むすびゆい) 特別純米酒生酒 いちばんぼし 亀口直汲み
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 トロミを感じる濃厚さが心地よい、地元の飯米を見事なまでに使いこなした、超絶コスパのフレッシュ甘旨酒。

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦 30BY
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 いつもの花陽浴に山田錦らしいバランスと程よい味乗り感が加わった、甘酸系の一種の極みにたどりついたようなお酒。

風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒 30BY
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 甘・ガス・苦・渋がそれぞれ思いっきり主張してバランスを保つ、ストロングスタイルの重量級芳醇系甘旨酒。

■たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 01BY
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 甘口派にもろハマる、程よいトロミとうすにごりの存在感が魅力的な、芳醇甘酸旨味酒。

■旭若松 純米 雄町 無濾過生原酒(2019.3月分) (記事未作成)
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 超高密度の旨味が強烈なアルコール感と一体になって、酸辛とともにオンリーワンの世界を構築するお酒。

■信濃鶴 純米吟醸 名田造 無濾過生原酒 (記事未作成) 
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 長野酒らしいリンゴ的な甘酸味を、実に高密度かつバランス良く楽しませてくれる、お値段以上の上品甘口酒。

そして今年のMVPはこちら!

桃の里 しろうま 純米大吟醸 立春しぼり しぼりたて生 30BY
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 前年に引き続き桃の里です、今年もダントツトップという印象。
 山田錦の40磨きでお値段1,200円と若干反則的な値付けの上、味わいも非常に優しく、かつよくある高精白酒とは完全に一線を隠す甘旨味の存在感が素晴らしい。
 桃の里に関しては、何でこのお酒が知られていないんだという想いと、射美みたいになって欲しくない(私が飲めなくなるから)という思いがせめぎ合って、何とも複雑な感情がありますね。
 ともあれ、来年もガッツリ飲んでいきたいところです。


 総じて、今年も良い酒縁に恵まれた一年だったと思います。
 来年も当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます、良いお年を!

■おまけ:結合画像
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 我ながら甘口好きだなあ…、そしてその中に入ってくる旭若松が凄い。

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タグ: 桃の里

2019年12月31日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 01BY

家飲み速報 たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 01BY

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 毎年飲んでるお酒は感想のみを早めにアップします。
 同銘柄の過去記事は「たかちよ」タグからご参照ください。

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 上立ち香はフレッシュかつ蜜たっぷり的な甘いりんごの香りが気持ち強めに。
 含むと、甘、旨、酸、苦が見事なまでにバランスを取った、濃厚ながらも柔らかさもある味わいがトロリと入ってきて、最後までバランストと存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり蜜マシマシのリンゴor洋梨的な、フレッシュかつ濃厚な甘酸味が主役、含み香で華やかな印象もありつつ、苦味に旨味が負けておらず、柔らかさに感じるバランスで、ひたすら飲めてしまいますね…
 後味は苦酸の働きだろうと思うのですが、それをハッキリと感じさせない自然かつバッチリなキレ。

 「花浴陽が無ければたかちよを飲めばいいじゃない」と言いたくなるような、甘口派にもろハマる芳醇甘酸旨味酒でした。
 あまり他銘柄と比べるのもなんですが、特定銘柄に群がるよりは、それに代わるような好みの銘柄を見つける方が生産的だと思うのであえて言ってしまいます(最近花浴陽の甘味が控えめで寂しいこともある)。
 味わいについては、分析していくと嫌な要素もある気がするんですが(主に香り由来の苦味)、飲み進めると危険なほど自然にガンガン行ってしまうんですよね。
 流石にこれは相性の面は強いと思いますが、私と同系統の好みであれば、万難を排してでも飲んで欲しいと思います、それほどどストライク。
 あくまで個人的な意見ですが、これは完全に延々と飲める、かつ、食事とも合わせられる系のお酒だと思います。
 たかちよ、相変わらずレッドには「リーダー」たる貫禄を感じさせてもらいました。
 
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名称:たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 01BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):2,700円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.8/9.0

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2019年12月29日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「ブラック」 純米大吟醸 厳選中取り 無調整生原酒 01BY

家飲み速報 たかちよ 「ブラック」 純米大吟醸 厳選中取り 無調整生原酒 01BY

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 毎年飲んでるお酒は感想のみを早めにアップします。
 同銘柄の過去記事は「たかちよ」タグからご参照ください。

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 上立ち香はかなり熟れた感じの濃厚なパイナップル香が気持ち強めに。
 含むと、実に濃厚な甘旨味が、かなり華やかな含み香を伴いつつ、それ由来の苦味と拮抗しながら、最後まで存在感を保ったままゆっくりと口中に広がります。
 味わいは、熟れきった砂糖増しのパイン的な甘酸が中心にありつつ、香り系の苦味が結構強くて、全体としては非常に賑やかな印象ですね、とにかく華やかフルーティー。
 後味は苦味が引き取る形で力強くキレる感じ。

 極めて華やかな含み香とそれに伴う苦味とたかちよらしい甘味がせめぎ合う芳醇甘酸酒でした。
 黒はこういう華やかな印象はありますが、今回はちょっと香りと苦味に旨味が負けてるかな~、若干飲み疲れる感。
 といいつつ、やっぱり甘旨の心地よさは魅力的で、方向性がわかりやすいので、そっち系が好きなら十分楽しめると思います。
 次回は本命、レッドをご紹介する予定。

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名称:たかちよ 「ブラック」 純米大吟醸 厳選中取り 無調整生原酒 01BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年12月27日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 01BY

家飲み速報 黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 01BY

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 毎年飲むお酒は、感想のみを早めにアップしようと思います。
 過去の感想記事は「黒龍」タグをご参照ください。

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 おりはそんなに濃くはなく、まさに「うすにごり」という風情。

 上立ち香は完全にメロン系の、青くフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、実に濃厚かつインパクトのある甘旨味が、しかしまろやかさも感じさせる口当たりで入ってきて、尻上がりに出てくる苦味で輪郭をしっかり保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり皮混じりのメロンジュースに砂糖を加えたような、甘さ、青さ、苦味が拮抗しつつもバランスを保つもので、存在感と柔らかさを見事に両立させているのが素敵。
 後味は、苦味が引き取る形ながら、嫌らしさをしっかり抑えて見事にキレてくれます。

 極めて強い存在感のフレッシュな甘味を、柔らかく、そしてダレなく楽しませてくれる、超コスパ芳醇酒でした。
 正直苦味は結構あるので苦手な人も多いとも思います、が、私としてはこの甘味に、苦さを補うに余りある魅力を感じます。
 そしてコスパと、昨年と印象がほぼ被るという再現性に対する安心感、これは大きいですよ。
 こういうお酒が好きだと分かっている人が毎年楽しみにして購入し、その期待が裏切られることが無い、いやあ素晴らしいことかと。
 黒龍、やはり恐ろしいほどの実力派蔵であることを思い知らされた一本でした。

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名称:黒龍 垂れ口 本醸造 薄にごり生原酒 01BY
蔵元情報:黒龍酒造株式会社
購入価格(税抜):1,150円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年12月26日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 01BY

家飲み速報 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 01BY

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 毎年飲んでいる銘柄は、感想のみを早めにアップしようと思います。
 過去の感想は「花陽浴」タグからご確認ください。
 
 上立ち香は華やかながらも若干落ち着きもあるフレッシュパイン的果実香が気持ち強めに。
 含むと、強い存在感を放ちながらも一種のまとまりのある甘酸味が自然な口当たりで入ってきて、時間差で出てくる苦味で結構キッチリ引き締められながら、最後までスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりパインジュース的な甘酸味を中心としつつ、若干インパクトは抑えめ、かつ含み香に伴う結構強めの苦味も相まって、濃厚さの割に飲み進めやすさが凄いですね。
 後味は、酸苦が引き取る形ながら、花浴陽特有の自然さ、柔らかさで引き上げていきます。

 花陽浴としてはかなり大人めながらも、やはりハッキリとした甘酸味が魅力的な、バランス系芳醇フルーツ酒でした。
 まあ、あくまで昔と比較すると上の感想になるのであって、花陽浴未経験者が飲んだら「なんて華やかフルーティーなお酒なんだ」となるとは思います。
 後、賑やかさよりも透明感を感じさせるのは、ある意味前からではあるんですよね、ある意味「花陽浴らしさ」自体を洗練させてきている印象。
 年明けの純大をどう仕上げてくるのか、期待させてくれる一本でした。

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名称:花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 01BY
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):3,300円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:今年の美山錦
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 飲んだのに、感想データがどこかにいってしまいました…(呆)
 八反錦よりちょっと甘味が強くて、より私の好みだった印象です。

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2019年12月25日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

天明 瑞穂黄金86 無濾過生 30BY

家飲み記録 天明 瑞穂黄金86 無濾過生 30BY

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 福島県河沼郡会津坂下町のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目。

 以前同スペックの一回火入れ(28BY)を飲んでおり、その時の印象が良かったので、満を持して生酒をセレクトしました。
 裏ラベルにはやはりこのお酒に関する造り手の想いが記載されています…、が、ほぼ2年前のコピペなのはちょっと寂しいかも。
 新政や射美は、裏ラベルの文章が知名度を上げる切欠の一つにはなっていたと個人的には思うので、是非こういうメッセージはアップデートしていって欲しいところです。

 さて、スペックは変わらず、会津坂下町でしか栽培されていないという超レア米「瑞穂黄金」使用、精米歩合は86%とあまり削っていません。
 無濾過の生酒ではありますが、アルコール度16%ということで、おそらく加水はしているものと思われます、6月製造、7月開栓。

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 上立ち香は濃厚かつ心地よいマスカット系の果実香がそこそこに。
 含むと、フレッシュさを残した甘酸味がスルスルと入ってきて、若干の渋味が奥深さを与えつつ、最後までいい感じのバランスを保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、透明感のあるマスカット風味の甘酸を感じるもので、セメダイン的な風味を伴ってカチッとした印象の存在感があり、かつ全体としては雑味を感じさせない良バランスのもの。
 後味は、酸味があくまで柔らかく引き取って、見事なまでにスッキリとキレます。

 カッチリとした、そして透明感のある甘酸旨味で、いくらでも飲めてしまいそうなバランス酒でした。
 後引けの素晴らしさは特筆すべきでしょうね~、含んだときの存在感からすると信じられないレベルかと。(加水が良い方向に働いている印象)
 タイプとしては私のストライクゾーンではないのですが、それでもこのお酒の完成度はわかりますね、基本的には、やっぱり人気がある蔵のお酒の出来って凄いですよ。
 900ml瓶なのでコスパも良好。
 天明の実力を改めて感じさせてくれた一本でした、今度は久しぶりに他のスペックもやろうかな。

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名称:天明 瑞穂黄金86 無濾過生 30BY
蔵元情報:曙酒造合資会社
購入価格(税抜):1,550円/900ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年12月24日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三笑楽 「五箇山」 初呑み切り 純米酒 生詰め

家飲み記録 三笑楽 「五箇山」 初呑み切り 純米酒 生詰め

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 富山県南砺市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 前回の井筒長に続き、こちらも千駄木の「ワインショップ エスポアのむらや」さんで購入しました。
 同店はワインショップと言いつつ、冷蔵庫になかなか個性的な日本酒がセレクトされていて、日本酒飲みにも魅力的なお店です。
 近くに伊勢五本店(あとリカーズのだやも)があるのもポイントで、時間に余裕があれば、千駄木をブラブラしつつ酒屋巡りというのもオツなものなんじゃないかと…

 閑話休題、今回いただくのは三笑楽酒造のお酒、裏ラベルに「ESPOA」マークがあるので所謂PB(プライベートブランド)ですね。
 蔵元ホームページを見ると、世界遺産である五箇山で醸すお酒というのをはっきりアピールしています。
 使用米が不明なのはちょっと寂しいですね、南砺市だから五百万石というわけではないのかしら。

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 上立ち香は若干セメダインを感じる、マスカット的な奥深い香りがそこそこに。
 含むと、まとまりの良い印象の旨酸味が自然な口当たりで入ってきて、尻上がりに出てくる強めの渋味とアルコールの辛さでキリキリと締め上げられつつ、ピリピリしながら染み込んできます。
 味わいは、甘さもありつつ、渋味や酸味の存在感が上回っていて、全体的には芳醇辛口といった印象ですね、押し出しは強いですが、引き締まりがバッチリなので色々な料理に合いそう。
 後味は、アルコールの辛さがガッツリ引き取る形で力強くキレます。

 非常にまとまりが良い印象の、万能食中酒として頼れそうなモダン芳醇辛口酒でした。
 このアルコールの辛さはいかにも晩酌酒って感じですね、完全にこっち系を狙って造っているんだろうなあと思います。(私のストライクゾーンからは外れますが…)
 酸味には乳酸的な感じもあって、浮いたキツさを感じさせないようになっているのもレベルの高さを表しているかと。
 三笑楽、次は生酒に出会えたらいただいてみたいと思いました。

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名称:三笑楽 「五箇山」 初呑み切り 純米酒 生詰め
蔵元情報:三笑楽酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:ワインショップ エスポアのむらや(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 三笑楽 純米

2019年12月22日 富山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

井筒長 純米吟醸 自社栽培米ひとごこち しぼりたて生酒

家飲み記録 井筒長 純米吟醸 自社栽培米ひとごこち しぼりたて生酒

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 長野県南佐久郡佐久穂町のお酒です。
 同蔵のお酒は何度かいただいていますが、銘柄的には初飲みですね。

 こちらは以前このブログでも紹介している「黒澤」を醸す蔵の別ブランドですね。
 同蔵はモウカンさんが推していて、特にこの井筒長の生は私のような嗜好の飲み手にもオススメというお話を貰っていました(確か、正確には直汲み原酒版の方だったかも)。
 で、取扱のあるという千駄木の「ワインショップ エスポアのむらや」さんを何度か尋ねたのですが…、完売やら入荷未定やらで出会えず、あれよあれよと時間が経ち…こんなタイミングになってしまいました。

 スペックは長野の酒米ひとごこちを55%まで磨いた純吟生。
 裏ラベルには自社栽培について非常に詳細な記載がありますね。
 「しぼりたて」とのことですが、昨年12月製造のものを7月に開栓しているので、結構な生熟コンディションでいただいてます。

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 上立ち香は程よく熟して、丸みのあるベリー的な香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた、甘酸渋をバランスよく感じる旨味が自然な口当たりで入ってきて、尻上がりに渋味が優勢になりつつも、最後までまとまりよく染み入ってきます。
 味わいは、ほどほどの熟感とそこそこのみずみずしさの双方を感じる、飲みごたえと飲み進めやすさを見事なまでに両立した感じのもの。
 後味は、渋味や酸味が受け持って、実に見事に自然に引き上げてくれます。

 程よい落ち着きの甘旨味と、瑞々しい酸がハイレベルにバランスを保つ芳醇旨酸酒でした。
 いやあ流石に旨かったです、やはり酸の働きがいいんですよね、一種の軽さや透明感を演出していると思います。
 ただこうなると新酒の時期がどうだったかが気になりますね…、確かにそっちの方がより私好みなんじゃないかなあ。
 井筒帳、次はぜひとも新酒の直汲みを頂いてみたいと思いました。

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名称:井筒長 純米吟醸 自社栽培米ひとごこち しぼりたて生酒
蔵元情報:黒澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:ワインショップ エスポアのむらや(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年12月20日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

結ゆい(むすびゆい) 特別純米酒生酒 いちばんぼし 亀口直汲み

家飲み記録 結ゆい(むすびゆい) 特別純米酒生酒 いちばんぼし 亀口直汲み

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 茨城県結城市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 今まで、このお酒の名称はラベル真ん中の「結」の一字で「ゆい」と読むものと思っていたのですが、どうやら正式名称はラベル下部の「結ゆい(むすびゆい)」のようです。
 わかりにくいというか何というか…蔵元ホームページにもなんかハッキリ書いていないので、どうにもモヤモヤが残りますね…
 ちなみに今回は、元々前にいただいていた雄町を使ったものが好印象だったうえに、最近この「いちばんぼし」を外飲みでいただき「これは旨い!」と思ったので頑張って購入しました。

 ちなみに「いちばんぼし」は、蔵の地元茨城県で開発された食用米らしいです。
 このお酒はそれを60%まで磨いて造っていて、お値段は税抜1,300円とお手頃に抑えられています(一般的に飯米は酒米より安い)、4月製造、7月開栓。
 ラベルの顔つきお星さまがワンポイントで可愛らしいですね。

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 上立ち香は青りんごっぽい甘くも爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、実に濃厚ながらも甘酸苦のバランスが取れたフレッシュな旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後までそのバランスを保ったまま、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、青りんごや洋梨を彷彿とさせる酸味のフレッシュさがありながらも、甘味が非常にハッキリとしていて、少々トロミも感じさせる実に濃厚なもの、苦味は裏方に回りつつも存在していて生酒らしいインパクトを添えています。
 後味は、苦酸味が必要十分な仕事をして、しっかりと引き上げてくれます。

 インパクトとバランスを見事に両立させた、ダレの無い超芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 いや、これはまさに私の好みドンピシャですわ、甘味旨味がひたすら心地良い!
 こんなお酒出されたら、やっぱり飯米の可能性を強く感じてしまいますね、むしろ地場産の飯米をしっかり使いこなしてくれるっていうのは、コスパ含めるとある意味理想的な展開なのでは…(鑑評会では評価されない系の良さですが)
 文句無しに、個人的上半期ベスト10入りです、素晴らしい出来。
 結ゆいの実力を改めて感じさせてくれた一本でした、今後さらに注目度を上げたいですね。

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名称:結ゆい(むすびゆい) 特別純米酒生酒 いちばんぼし 亀口直汲み
蔵元情報:結城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年12月17日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天穏 無濾過純米酒 改良雄町 生もと

家飲み記録 天穏 無濾過純米酒 改良雄町 生もと

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 島根県出雲市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 これまた未飲銘柄というだけで衝動買いしました。
 ただ、山陰の、いかにも燗に向く系のお酒を出している蔵として、何となく頭には残っていた気がします。
 蔵元ホームページにはオンラインショップがあり、このお酒もしっかり載っていました。

 そこにある、味わいと香りのマトリックス図は良いですね、やはり分かりやすいと思います、このお酒は香低めで味は濃い方とのこと。

 スペックもしっかり裏ラベルに記載がありますね、使用米は山陰らしく「改良雄町」、磨きは70%に留めています。
 酵母無添加生もとで、無濾過、加水火入れということで、もうド直球の燗向け山陰スペックという印象。


 上立ち香はほんのりセメダイン風味のキリリとした香りがそこそこに。
 含むと、酸の働きで引き締まった旨味がスルスルと入ってきて、苦味をほんのりと奥に感じさせつつ、最後までカッチリとした印象のまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、セメダイン感と酸のある、非常に硬質かつ透明感すら感じさせるバランスの良い旨味が中心、辛さの刺激も若干あって、とにかく引き締まりが印象に残りますね。
 後味は、酸メインで見事なまでにスッキリキレてくれます。

 骨太ながらも古臭さが無い、食中向けの硬質なモダン系旨酸辛口酒でした。
 これからまだまだ熟成が出来そうな印象ですが、この若い硬質さも中々魅力的だと思いますね。
 如何せん甘味が少なく原酒的な濃さも無いので、自分向けではありませんでしたが、キレ重視の方にはハッキリオススメできますね。
 天穏、生があるならまたいただいてみたいと思いました。

 で、もちろん燗付け必須だろうと思い付けてみると…
 香りは割と露骨に燗酒らしいアルコールがぐっと来る感じですね、最初の口当たりは非常に柔らかくなりますが、やはり後から辛さがやってきます。
 いやあこれはやっぱり山陰らしいなあ…、私にはちょっと早かったかも。

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名称:天穏 無濾過純米酒 改良雄町 生もと
蔵元情報:板倉酒造有限会社
購入価格(税抜):1,400円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年12月15日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

香住鶴 山廃 吟醸純米 むろか生原酒 「沁福(しんふく)」

家飲み記録 香住鶴 山廃 吟醸純米 むろか生原酒 「沁福(しんふく)」

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 兵庫県美方郡香美町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験は有ったような無かったような…(呆)

 香住鶴は、以前コメントでもご紹介いただいたりして気になってはいたのですが、なかなか自分好みのスペックに出会えずいたところ、今回思いがけず無濾過生原酒に行き当たり喜んで購入した次第です。
 蔵元ホームページによると、全量生もとor山廃での造りらしいですね、こういうこだわりを前面に出すのは素敵だと思います。
 また、海外含む各コンテストの受賞歴を掲載していたり、英語版のホームページを用意していたり、何となく海外重視の雰囲気。
 そして特約店一覧があるのも素晴らしい!日本酒蔵ホームページとして理想的な情報量でしょう。

 今回いただくのは、兵庫県産山田錦を55%まで磨いた山廃無濾過生原酒、お値段はかなり良心的ですね、5月製造、7月開栓。
 「沁福」っていうのは読めないなあ…多分限定品名だと思うのですが、ググっても情報があまり出てこないんですよね。
 そんな中、ろっくさんが既に記事を上げているのには、流石だなあと思わされました。

 上立ち香は結構青い感じの果実的な爽やかな香りが仄かに。
 含むと、落ち着いた、しかし青さも残したような甘酸味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味が奥深さを添えつつ、割と引き締まった印象のままじわじわ染み込んできます。
 味わいは、甘さ控えめのメロン的な青い旨味を中心に感じますね、ダレ感は皆無で、更にキツさや苦味も抑えられていて、旨味の存在感の割にはグイグイ飲めるタイプですね。
 後味は、苦味の余韻を仄かに残しつつ、酸が引き取る形で見事にキレます。

 飲みごたえがありつつもスルスル飲める、後引けの心地よいバランス系旨酸酒でした。
 銘柄的には何となくお米系の辛口酒のイメージがあったのですが、なかなかどうしてこの生酒は私のような生偏愛派でも楽しませてくれますね。
 やっぱりポイントは酸だなあ、乳酸っぽさはあまりないのですが、どこか柔らかさがあって、かつ極めて良い感じの後引けを演出していますね。
 ちなみに食中酒としても非常に万能感あると思います、甘さが少ないってこと以外は非の打ち所がない感じですね…好み問わず是非皆さんに飲んでみてほしいです。
 香住鶴、実力を感じる一本でした、次は燗向けも買ってみようかしら。

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名称:香住鶴 山廃 吟醸純米 むろか生原酒 「沁福(しんふく)」
蔵元情報:香住鶴株式会社
購入価格(税抜):1,643円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年12月13日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

英雄 純米にごり原酒

家飲み記録 英雄 純米にごり原酒

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 埼玉県加須市(かぞし)のお酒です、読めなかった…
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 このお酒はジャケ買い…というより未飲銘柄ということで半自動的にセレクトしました、私ぐらい手当たり次第に飲んでると未飲銘柄自体が貴重なのでね(唐突なイキり)。
 こちらを醸す釜屋酒造の通常銘柄は「力士」のようですね、蔵元ホームページは割とちゃんとしている印象(特約店一覧がないのは寂しいですが)。
 で、この「英雄」についても商品紹介がありました、「日本酒の新しい可能性に挑み、日本酒界のみならず、日本にとっての「英雄=HERO」になってもらいたい、という願いを込めて造りました。」とのこと。

 精米歩合は68%、アルコール度が11度と相当低いところが特徴ですね。
 加水無しの原酒で、日本酒度も-45度と極低、発酵をかなり早い段階で止めた感じなんでしょう。

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 上立ち香はおりの雰囲気を感じる柔らかい香りが仄かに。
 含むと、優しい感じの甘旨味がおりのトロミを帯びた口当たりで入ってきて、最後の最後までその印象を保ったままゆっくりと胃に流れ込んできます。
 味わいは、いやあ乳酸飲料って感じですね、味わい自体は結構濃いのですが、フレッシュ感、アルコール感や押し出しはやはり非常に弱い感じ、だがそれ故の飲みやすさはあると思います。
 後味は、甘苦が若干残りつつ、ややノロノロと引き上げていきます。

 優しさと物足りなさ、柔らかさとキレの悪さをそれぞれ感じる、トロトロにごり酒でした。
 こういうお酒もアリだとは思うのですが、私としては守備範囲外かな~如何せんお値段も高いですしね(ちょっと当たり屋的セレクトになってしまったかも)
 ただ高アルコール感や生酒特有のキツさが苦手な方にはすごく良いかもしれません、そういう意味で魅力的な個性はあるかと。
 そういう意味では大関のにごりに似ている気もするのですが、やはり値段が…
 機会があれば次は、「力士」の方を飲んでみたいと思います。

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名称:英雄 純米にごり原酒
蔵元情報:株式会社釜屋
購入価格(税抜):1,852円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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2019年12月11日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雅山流 影の伝説 大吟醸無濾過生酒 雪女神

家飲み記録 雅山流 影の伝説 大吟醸無濾過生酒 雪女神

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 山形県米沢市のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、家飲みはなんと初めてでした。(実は宴会に持ち込んだことはある

 雅山流は、なんとなくかなり昔から酒屋・居酒屋さんで見かけることの多い銘柄でしたが、「いつでも買える感」のせいか家飲みが随分遅くなりました。
 個人的には、アル添を上手く使う蔵って印象がありますね、コスパの良い本醸造「香華」が代表的でしょう。
 今回セレクトしたのも、アル添有りの大吟醸となっております。

 スペック的にはなんといっても山形県が期待をかける酒米「雪女神」を使用しているのがポイントですね。
 この米は高精白の高級酒向けに開発されたというだけあって、私としては中々手が伸びにくいのですが、こちらは四合1,900円に抑えてくれていました。
 私としては、栄光冨士出羽桜に続く、3本目の雪女神体験になります。
 5月製造、7月開栓。

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 上立ち香は良い意味で薄くて爽やかなりんご系の香りが控えめに。
 含むと、中程度の濃度の甘旨味が非常に軽やかかつ上品な口当たりで入ってきて、徐々に強まる吟醸酒的苦味で結構しっかりと引き締まりを感じさせつつ、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかり甘味を伴った、高精白酒としてスタンダードな青りんご的な旨味が主役、苦味も実に大吟醸らしいですね、特徴的なのはお値段以上の上品さという感じでしょうか。
 後味は、苦味が主役で、最後に若干のアルコール的辛さを感じさせつつバッチリキレます。

 香り系に寄りつつも、旨味もしっかりと感じられる、「大吟醸」としての王道を往く上品スルスル酒でした。
 こちらに関してはしっかり冷やした方が長所をストレートに感じられると思います。
 じっくり味わうというより軽さに任せてスイスイ飲むのが、贅沢ながらも相応しい飲み方なように思えますね。
 雅山流の「らしさ」を感じた一本でした。


 ちなみに余談ですが、私はこのお酒を飲んで、やっぱり薄青瓶への疑惑が深まりました。
 上では書いてないですが、繊細な味わいなだけにやっぱり茶瓶では感じないような後ろ向きなもったりしたニュアンスを裏側に感じるんですよね…
 ただ、その程度が軽いのでそんなに違和感は無いとは思いました。
 正直遮光性も低い青系の瓶をこういうお酒(いわゆるカプエチ系の上品な生酒)に使うこと自体リスキーなんじゃないかしら…、単純に勿体無いと思ってしまいますね。
 蔵元さん側がどういう認識なのかは気になるところです。

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名称:雅山流 影の伝説 大吟醸無濾過生酒 雪女神
蔵元情報:有限会社新藤酒造店
購入価格(税抜):1,900円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 雅山流 大吟醸

2019年12月09日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

竹林 ふかまり 純米吟醸 無濾過生原酒 「瀞」 29BY

家飲み記録 竹林 ふかまり 純米吟醸 無濾過生原酒 「瀞」 29BY

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 岡山県浅口市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す丸本酒造は、別銘柄として「賀茂緑」というお酒も出しているようです(多分地元銘柄)。
 蔵元ホームページを見ると、「米づくり」に並々ならぬこだわりを持っていることが伝わってきます。
 裏ラベルにも誇らしげに記載がありますが、自社栽培で山田錦を30年作り続けているっていうのは凄い実績だと思いますね。
 ホームページにはさらにその辺りが詳しく書いてあります、「タンパク矛盾」の話なんていうのは、日本酒マニアとしては興味深いところでした。
  ちなみに、「竹林」については、蔵元ホームページとは別にブランド紹介サイトがあります、この辺りの情報発信のやり方含め、実に先進性を感じさせる蔵だなあと思いますね。

 今回いただくのは、その自社栽培山田錦を60%まで削った無濾過生原酒。
 製造が2018/3で開栓2019/7なので、かなり長めの生熟期間を経ております。

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 上立ち香は落ち着いたセメダイン的な、少々草感もある引き締まった香りがそこそこに。
 含むと、青さがありながらもキツさ皆無の個性的な旨酸味がグググッと入ってきて、力強くバランスを取りつつ、息の長い感じでじわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘さ控えめで、フレッシュながらも非常にまとまりが良い印象の旨味と落ち着いた酸味が純然たる主役ですね、苦味等のクセはしっかり抑えられていて、濃厚ながらもグイグイいける印象。
 後味は、少々渋味の余韻を口中に残しつつ、酸味が引き取る形でしっかりキレます。

 伝統的な米の旨味を特有のモダンさで包んで楽しませてくれる、純米生酒らしい旨口酒でした。
 全体として極めてハイレベルに纏まっている印象ですね~、ちなみに控えめながらも甘味はあるんですよ、米系なので旨味というべきなのかもしれませんが。
 ただ、温度によっては若干渋味がしつこい感じもあるかも…、個人的にはある程度冷やした方が好きかなあ。
 竹林、実力派銘柄だなあと感じさせてくれた一本でした。

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名称:竹林 ふかまり 純米吟醸 無濾過生原酒 「瀞」 29BY
蔵元情報:丸本酒造株式会社
購入価格(税抜):1,353円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 竹林 純米吟醸

2019年12月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

和香牡丹 純米吟醸 ヒノヒカリ50

家飲み記録 和香牡丹 純米吟醸 ヒノヒカリ50

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 大分県宇佐市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸すのは「三和酒類株式会社」、この名前を聞いてピンとくる方も居るんじゃないでしょうか。
 かの有名麦焼酎「いいちこ」の製造元として有名でしょう、ただ公式ホームページによると、「清酒・ワイン・ブランデー・リキュールなどを幅広く手がける総合醸造企業」とのこと。
 その清酒部門が「虚空の蔵」というカッコいい名前の蔵を持っていて、和香牡丹はそこで醸しているようです。(蔵紹介ページの雰囲気にはなんとなくいいちこっぽさを感じる…)
 私としてはやはり、「いいちこのところが造っている日本酒」ということが気になってセレクトしました。

 スペックは、飯米「ヒノヒカリ」を50%と結構削っていますね。
 味わいについて細かく裏ラベルに記載が有るのは好感が持てますが、冷暗所保存可能の火入れ酒なのに「フレッシュさ」があるというのには「ほんとか?」と思ってしまったり…
 5月製造、7月頭開栓です。

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 上立ち香は少々熟感を帯びたお米っぽい香りが控えめに。
 含むと、香り通りの印象の落ち着いた旨味が、しかし仄かなフレッシュ感も纏いつつ、若干のケミカル的な風味・辛さを伴うことで最後まで程よく引き締まったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、なんとなく米を感じる旨味が中心、そこまで古臭い感じはしないのですが、所謂草っぽいニュアンスといいますか、地方酒っぽい雰囲気はある気がします。
 後味は辛さの余韻を残しつつ、しっかりキレる感じ。

 仄かなフレッシュ感と、伝統的日本酒っぽい熟感を不思議に併せ持つ、落ち着いたバランスの中庸酒でした。
 草感も相まって、わりと不思議なほっこり感というか、飲み進めやすさはありますね、晩酌酒としては完成度高いかと。
 ただ、やっぱり個人的にはこの火入れ酒特有の昭和酒感は苦手だなあ…、まあこのお酒はそこまで露骨じゃないので普通に飲めるのですが。
 他のブロガーさんの表現を借りると、もっちゃり感とか地酒的秘境感とかを感じるお酒だと思います。
 和香牡丹、いつか生酒と出会えたら飲んでみたいなあと思いました。

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名称:和香牡丹 純米吟醸 ヒノヒカリ50
蔵元情報:三和酒類株式会社
購入価格(税抜):1,380円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年12月05日 大分の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

吾有事(わがうじ) 純米吟醸 中取り生 30BY

家飲み記録 吾有事(わがうじ) 純米吟醸 中取り生 30BY

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 銘柄としては2回目の登場となりますね、同蔵の他銘柄に「奥羽自慢」があります。

 本銘柄は、前回の記事で紹介した通り、20代の醸造責任者と販売責任者によるものらしいです。
 若手の造り手と言えば、新潟の荷札酒・あべ、岩手の赤武などが浮かびますね。
 ベテラン杜氏の安定感のあるお酒とはまた違った、モダンさと個性がある銘柄が多い印象があります。
 個人的にはそういう方向性のお酒が好きなので、積極的に攻めていきたいところ。

 ラベルのスペック情報が貧弱なのは残念ですが、購入したいまでやのページを見ると、山形県産の美山錦を使っているようです、精米歩合は55%。
 2月製造を7月頭に開栓しているので、数ヶ月の生熟期間を経たコンディションになってます。


 上立ち香はバニラ感のある甘くてフレッシュな香りが気持ち強めに。
 含むと、実に濃厚な甘旨味が若干のガス感を伴って力強く入ってきて、一瞬後に出てくる苦味があくまで裏方として働いて輪郭を整えつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、うーん甘味と奥深さをマシマシのクリームソーダ的な甘味が主役ですね、濃度がかなり高い上に、若干の青さは感じるものの苦味がしっかり抑えられているので、その甘味の魅力をどストレートに楽しませてくれます。
 後味は、やはり苦味が引き取る形で、見事なまでにしっかりキレます。

 個性的かつ存在感のある、バニラ感を纏った甘味が非常に心地よい、良バランスの濃厚フレッシュ甘旨酒でした。
 前にもバニラを感じていたので、おそらく「らしさ」はかなり確立されているのでしょう、それは素晴らしいことだと思います。
 なお、私は甘味に焦点を当てていますが、人によっては引き締まりとキレに魅力を感じると思います、それほどに力強くも良バランス。
 前回(28BY)、今後に期待できる味わいだなあと思ったのですが、これは期待以上でしたね、きっかけがあれば荷札、赤武に追いつき追い越すぐらいの銘柄になるんじゃないかしら。
 吾有事、今後超注目していきたいと思いました。

 ただ、開栓後数日経つと、割と甘味が引っ込んできたかな…
 個人的には早飲み推奨。

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名称:吾有事(わがうじ) 純米吟醸 中取り生 30BY
蔵元情報:奥羽自慢株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年12月03日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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