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桃の里 あらばしり 大吟醸 立春しぼり 30BY

家飲み記録 桃の里 あらばしり 大吟醸 立春しぼり 30BY

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 桃の里の紹介が続きます。
 アル添有の大吟醸です、あらばしりの生酒は新酒の時期限定で、最近流行りの立春しぼりですね。
 お値段は四合三千円となかなかですが、山田錦の精米歩合40%ですし十分良心的でしょう。
 以前飲んだ火入れ大吟醸も美味しかったので迷わずセレクト。

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 上立ち香は…、おおほとんどしないですねえ、おりの雰囲気がただよう程度。
 含むと、意外にも酸がしっかり聞いた甘旨味が極めて自然な口当たりで入ってきて、おりがむしろまろやかさを加えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、これまたキウイ感あるんですよね~、しかし砂糖をまぶした如く甘味マシマシで、酸強めで甘酸っぱい印象もあり、苦渋も存在しながらもキツさ0で完全に裏方、やばいぐらいにスルスルイケるなあ…
 後味は、極めて柔らかい酸苦が引き取る形ながら、あくまで柔らかく引き上げます。

 濃厚な甘味、個性的な酸味、にごりの濃度、裏方の苦渋、各要素を高精白らしい完成度でまとめ上げた、個性派大吟醸でした。
 う~ん旨い…、正直今まで飲んだ昨年までの桃の里とは全然違う印象なのですが、これまた自分にガッツリハマっているんですよね…これは奇跡ですよ掛け値なく。
 桃の里は本当にオンリーワンなんですよ不思議なぐらいに、今回は意外な方面から来ましたが、それでも確かに「らしさ」がある。
 そういえばアル添っぽさ全く無かったですね、ただ後引けの良さは素晴らしいのでそれも裏で働いているのかも。
 お値段以上の楽しみを与えてくれた一本でした。

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名称:桃の里 あらばしり 大吟醸 立春しぼり 30BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8(値段を考慮に入れても)/9.0

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2019年09月28日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 あらばしり 純米吟醸 30BY

家飲み記録 桃の里 あらばしり 純米吟醸 30BY

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 岡山県赤磐市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄の一つ。
 今年既に「ふな口一番」をご紹介していますが、実は例年通り蔵元直送で新酒をまとめて仕入れており、何本も飲んでおりました。
 今更ではありますが、ここでまとめて取り上げたいと思います。(紹介は被るので若干略式で)
 
 スペック的に恐らく純米吟醸のあらばしり、うすにごり版っぽいのですが…、値段はなぜか1,200円と割安、ほんと値付けは謎です。
 3月開栓で頂いております。

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 上立ち香は濃厚な甘さとオリ由来の米っぽさが混じり合った香りがそこそこに。
 含むと、結構個性的な果実感のある甘旨味が、やはりオリ由来っぽい苦味と若干のガス感を纏いつつ、濃厚ながらもスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いやこれびっくりするぐらいキウイ感のあるフレッシュな甘酸味が主役ですね、それも果肉入りのような濃厚さと苦味もあって、見事なまでに飲みごたえのあるリキュール的な印象。
 後味は、濃厚さをガス酸苦が引き取って、お手本のように引き上げてくれます。

 まさに果肉入りキウイリキュールといった趣の旨味と、日本酒らしい飲みごたえとキレをしっかり兼ね備えた、極めて個性的な芳醇甘旨酒でした。
 ふなくち一番でも感じたのですが、低酸が特徴(と私が思っている)の例年の桃の里の純米吟醸に慣れていると、この酸と苦味は意外でしたね。
 ただガス酸苦がありながら桃の里らしくどこか柔らかさ、優しさがあるんですよ…、いわば良いとこ取りといいますか。
 桃の里の意外な一面を見せつつ、やっぱり素晴らしい味わいの一本でした。

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名称:桃の里 あらばしり 純米吟醸 30BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年09月26日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

残心 純米大吟醸 袋吊り無濾過生原酒 30BY

家飲み記録 残心 純米大吟醸 袋吊り無濾過生原酒 30BY

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 福岡県京都郡みやこ町のお酒です。
 ここのところ立て続けに購入しております。

 実はこちらは同蔵の、以前に紹介した自然酒和醸30BYと同時に購入しています。
 残心は非常に気に入っている銘柄なので、「ここは一発高価格帯のやつも買ってみるか、せっかくだしコスパの良い一升瓶だ!」という勢いでセレクトしました。
 ただ、その前回飲んだ和醸が硬かったんですよね…、その関係で若干先走ったかなとも思ったり。

 スペック的には地元産山田錦を45%まで削った袋吊り無濾過生原酒ということで、なかなか豪華な感じ。
 そのためお値段も一升約五千円と、私が通常では買わない価格帯になっています。
 4月製造、5月開栓なので結構早飲みですね(自家熟成できるほど堪え性がない…)。

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 上立ち香は濃厚でケミカル感も若干ありながら割と爽やかな香りがそこそこに。
含むと、かなり複雑さな印象の旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほろ苦い感じの苦味でしっかりと引き締まりつつ、じわじわと 染み込んできます。
 味わいは、甘酸苦渋をそれぞれ感じるような奥深い、しかし割とフェミニンというかチャーミングというかな果実っぽい印象の旨味が主役、苦渋が浮いてないのが良いですね、いわゆる飲み飽きない系かと。
 後味は、苦味の余韻をあくまでほんのりと残しつつ、自然に引き上げてくれます。

 非常に複雑な味わいをしっかりとまとめている、高精白酒としては非常に個性的な芳醇旨味酒でした。
 いやあやっぱり「らしさ」はありますね、やはり一種のキレイさはあるのですが、印象としては奥深さのほうが強いと思います。
 ただ、やっぱり私の場合は通常の値段帯のやつでいいかなと言う感じになってしまうかも…、日本酒の値段って本当難しいですねえ。
 残心にはこういった方向性もあると教えてくれた一本でした。

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名称:残心 純米大吟醸 袋吊り無濾過生原酒 30BY
購入価格(税抜):4,950円/1,800ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年09月24日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉出泉(たまでいずみ) 純米大吟醸

家飲み記録 玉出泉(たまでいずみ) 純米大吟醸

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 福岡県筑紫野市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す大賀酒造は、ラベルにもあるとおり福岡県で一番古い酒造らしいです。
 蔵元ホームページにもありますが、創業は延宝元年(1673年)とのこと、いやあ酒造は本当に古い会社が多い業種ですよねえ。
 太宰府の近くにあるということで、その名も「太宰府」という銘柄名のお酒も造っているみたいです。
 「令和」の元ネタとなった大伴旅人の和歌が太宰府近辺で詠まれたこともあり、一時期は物凄い勢いで注文が殺到したとか…
 ミーハーが多いなあとも思うのですが、日本酒らしい微笑ましいエピソードとも言えるかも知れませんね。

 さて、今回いただくのは精米歩合50%の火入れ有り純米大吟醸、あまり東京で見ないだけにスペック情報公開への意識は低そうな感じですねえ。
 お値段は税抜約1,900円とかなりお高め。
 
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 上立ち香は若干草っぽい感じの香りが仄かに。
 含むと、ほどほどに落ち着いた旨味が、若干のクセっぽい含み香を伴いつつ割と自然な口当たりで入ってきて、アルコール的辛さで 引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、砂糖的な甘さに、地方の火入れ酒にありがちなややもったりとした草的な感じ、そしてそこそこの苦さと辛さもありますね、全体としては割とスタンダードな印象。
 後味は、苦味メインながら見事にキレてくれます。

 とんがったところのない、スタンダードな火入れ酒という印象のキレの良いお酒でした。
 うーん、個性・コスパともに私が普段飲んでいるお酒の中では物足りない感じかなあ、火入れというのもあるとは思うのですが。
 ただ、別にバランスが崩れているとか、問題があるお酒ってわけではないです、ちょっと割高だとは思いますけどね。
 玉出泉、自分がいかにわがままな飲み手になっているかを教えてくれたお酒でした。

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名称:玉出泉(たまでいずみ) 純米大吟醸
蔵元情報:大賀酒造株式会社
購入価格(税抜):1,899円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.2/9.0

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2019年09月22日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

會津宮泉 純米酒 火入れ

家飲み記録 會津宮泉 純米酒 火入れ

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 福島県会津若松市のお酒です。
 銘柄としては初登場ですね。

 こちらを醸す宮泉銘醸は、首都圏では「冩樂」ブランドで知られていたと思います、この「會津宮泉」は古くからの地元銘柄ですね。
 私としては、宮泉の方が県外で知られ始めたのは、「SAKE COMPETITION 2018」にて、冩樂と宮泉が二部門トップという快挙を成し遂げてからだと認識しています。
 (この辺りはSAKETIMESに詳しい解説記事がありますね
 ただ、楽器正宗同様、こうなると地元銘柄と県外向け銘柄の違いというのが、買い手からしたら分かりにくいと思うんですよね…
 朝日鷹や泉川(十四代・飛露喜の地元銘柄)と違って、割とガンガン県外に売っているイメージがあるのでなおさらといいますか、若干なんだかなあという気がしております。

 さて、詳細スペックの記載はありませんが精米歩合は60と結構削っていて、ただお値段も1,300円とそこそこ。
 火入れ記載ですが要冷蔵なので一回火入れでしょうか、4月製造、6月開栓です。


 上立ち香はマスカット&バニラといった趣の、割と甘い香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃厚で落ち着いた印象の甘旨味が力強く入ってきて、尻上がりに出てくる渋味で結構ギッチリ引き締められつつ、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、荒くなくかつ古臭くない絶妙の落ち着きのあるぶどう的甘味が中心にあって、若干の酸味と強めの渋味が引き締め役に回ります、全体的な印象は非常にまとまりが良い感じですね。
 後味は渋味をあくまで余韻で残しつつも、割と自然な引き上げ方。

 落ち着いていながらも濃厚で、かつモダンな雰囲気もある、しっかり甘くて飲み飽きしないお酒でした。
 この、甘渋な感じはやっぱり福島酒って感じがしますね、いやあ本当わかりやすいですよ。
 記事の最初では若干ディスりましたが、楽器正宗同様、福島酒のレベルが高い&福島民の舌が肥えている結果、地元銘柄がそのまま全国展開できちゃうんじゃないかしら、そんなことを思いました。
 會津宮泉、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 ただ、温度上がってくると渋味とかがちょっとくどくなってくるかな…
 このあたりは晩酌酒としてはマイナスかもですね、今風のお酒同様しっかり冷やすのがオススメ。

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名称:會津宮泉 純米酒 火入れ
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年09月20日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

一博 純米 うすにごり生 30BY

家飲み記録 一博 純米 うすにごり生 30BY

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 滋賀県東近江市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回いただいたのは3年前、その時の印象は非常に良かったのですが、うっかり買い逃しているうちにあれよあれよと…
 こちらの蔵の事情については前回の記事に書いた通りです、そして今回いただくのは念願かなって再開させた自社蔵での造りによるお酒となります。
 なお、実は前回飲んだお酒(26BY)は「博」の字の点が無いバージョンだったりします、これは間借りしての造りだった為、あえてそうしたものだったとか。
 今回は満を持して点を入れた、いわば完成形の一博となるわけです、心していただきたいと思います。

 スペックは地元滋賀県産の酒米「吟吹雪」を60%まで磨いています、裏ラベルに詳細な記載があるのは嬉しいところ。
 特別純米とかを名乗れるはずですが純米表記ですね、お値段は非常に良心的な税抜1,250円。

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 上立ち香は若干セメダイン混じりの、メロン系のフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、インパクトのある甘酸味が、しかしキツさのない口当たりで入ってきて、苦味をあくまで裏方に感じさせつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりメロン的な印象の、程よい青臭さと苦酸味がありながらも、しっかりとした甘さゆえに全体としては柔らかく感じる極めてフルーツ的なものですね、かつダレ感は皆無。
 後味は、苦味をほんのりと残しつつも、割と柔らかく引き上げてくれます。

 青苦さに負けない甘味がとても心地よい、フレッシュ生酒の魅力くビンビンに感じさせつつ、力強くバランスをとるお酒でした。
 なんというか、セメダイン感が非常に甘味と溶け込んでいて、濃いのにキツく無くてガンガン飲めちゃうんですよね~
 いやあ久々に飲んでも好みだなあ、コスパも素晴らしいし、これなら毎年買っておくべきだった…
 一博への信頼を確固たるものにしてくれた一本でした。

 ただ、開栓後時間経つと、ちょっとアルコールが浮いたりでバランス崩れる感じかなあ。
 十分美味しくいただけるのですが、個人的には即飲み推奨。

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名称:一博 純米 うすにごり生 30BY
蔵元情報:中澤酒造有限会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年09月18日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

【レポート】「SAKE100」の試飲会に参加させていただきました!

 今回はいつもの感想記事ではなく、久し振りにイベントというか、試飲会のレポートになります。
 その試飲会の内容とは、かの「SAKE100」のお酒を一度に飲み比べるという、非常に豪華なもの!

1.「SAKE100」について

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 ちなみに「SAKE100」とは、「SAKETIMES」の運営会社でもある「株式会社Clear」が展開するSAKEブランドです。
 詳しいコンセプトは公式ホームページに記載がありますね、「100年誇れる1本を。」というフレーズに象徴されるように、パートナー蔵との共同開発という形で、それぞれの商品に強い意味を持たせて販売しているブランドだと思います。
 まあそのため、基本的には私が通常買っているような価格帯のグッと上を行くようなラインナップになっております…

 正直なところ、「あまりご縁はないかなあ…」と思っていたのですが、今回はSAKETIMESの編集長でもある小池潤様のご厚意により、代官山のSAKE100オフィスで開かれた試飲会に、何と日本酒ブログ書きとして参加させていただいた次第です。
 小池編集長、そして話を持ってきてくれた日本酒ブログ仲間の「神奈川建一」さんに改めて感謝を!
 (ちなみにコミュ障の私は他の顔ぶれや場の雰囲気に飲まれ、かなりビクビクしてました…)

2.お酒の紹介と感想

 さて、前置きが長くなりましたが、これから頂いたお酒の紹介に入ります。
 詳細なコンセプトについては、流石にしっかりと作ってある紹介ページを見てもらった方が良いかと思いますので、興味があれば是非!

 最初に頂いたのは「百光 -byakko-」です。
 こちらは「楯野川」を醸す山形の楯の川酒造のお酒です、楯野川は当ブログで紹介したのは随分前ですが、外飲みでは定番の実力派銘柄という印象。

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 記念すべきSAKE100第一弾ですね、一番の特徴は精米歩合18%というところでしょう、それも(山田錦でなく)地元の出羽燦々を使っているところも素敵。
 味わった第一印象は素直に、「おお、これは凄い」という感じでしたね。
 高精白酒の一般的な方向性を敢えて外した濃厚な印象で、それでいて極めて上品なんですよ、特にハッキリと甘味があるのが素敵でした。
 このお酒に関しては神奈川建一さんのレビューが素晴らしいので、正直興味があればそちらを読んで頂くのが一番かと…(サボリ)
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 そしてこのお酒、IWCゴールドメダルとKura Masterプラチナ賞とってるんですよね。
 事務所に賞状が誇らしげに置いてありましたが(実物初めて見た…)、実際参加蔵が非常に多いこの2つのコンペでこの成績は凄いの一言!


 さて、二本目は「深豊 -shinho-」。
 こちらは通所銘柄「竹葉」の石川の数馬酒造が醸すお酒ですね、当ブログでは同蔵限定銘柄の「閃」というお酒をいただいたことがあり、非常に好印象でした。


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 こちらを飲んだ第一印象は私としては「実家のような安心感」でした、まあこれは特殊な感想でしょう(笑)
 いわゆる無濾過生原酒らしさがハッキリと前に出ているんですよ、メロン的な香りといい、若干のガス感といい、何よりインパクトのある濃厚な旨味が実にそれらしい。
 イメージカラーがまさに緑って感じで、商品紹介ページとかラベルの雰囲気との一致感が凄かったです。
 後、インパクトがありながらやっぱりまとまりは良いんですよね~、特に後引けの素晴らしさは特筆すべきかと。
 ペアリングが楽しそうという意見がでていましたが、私も同意です、新世代の食中酒って感じですね。


 三本目は「天彩 -amairo-」。
 こちらは「花巴」を醸す奈良の美吉野醸造のお酒ですね、当ブログでは水もと×水もとという一種の変態酒を強く推しています。
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 こちらに関してはまず香りを確認した時点で最初は「なんじゃこりゃ!?」って感じでした。
 上立ち香が極めて個性的なんですよね、一緒に飲んだ方の「チーズケーキみたいな香り」という表現に「おおピッタシ」と思った直後に、もう一方の「酢イカっぽい」という表現にも凄い頷いてしまいました。
 正直文字で見てもわけわからないと思いますが、実際そんな感じなんですよ…、こればかりは経験しないと納得はできないとおもいますが。
 ちなみに味わいは、しっかりある酸と蜜的な甘味のバランスが非常に良い、デザート的ながらもダレを一切感じさせないものでした。
 個性派ながらも、嫌いな人はあまりいないんじゃないかな~、この辺りにSAKE100の企画力を感じます。

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 写真では見にくいですが、色がまた良い感じでしたね~


 そして四本目、シークレットで飲ませていただいたのが「現外 -gengai-」!
 こちらは是非商品紹介ページをみて欲しいですね、まさに存在自体が奇跡のお酒でしょう。
 それにしてもまさか限定100本のお酒を味わえるとは…感無量。

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 味わいに関しては私の表現力ではなんとも言いようのない初経験のものでした…
 ただ、恐らく絞った当初は酸が暴れていたのが、24年でようやくまとまってきたというのが納得行く感じの味わいでしたね。
 古酒っぽい枯れ感がありながら、枯れ切っていない酸や旨味を感じるお酒でした。
 他の方々は「まさにマディラワイン」との評でしたが、私はマディラワイン飲んだこと無くて…そのまま黙ってました(笑)

3.総括

 今回4種類のお酒を飲ませていただいて思ったのは、
 ・マイナスになりうる味がしっかり抑えられている
 ・後引け、余韻が素晴らしい
 ・コンセプトにしっかりあった個性
 という特長がしっかり共通しているなあということでした。(現外は若干特殊ですが)
 個性がしっかりありつつ、バランスを崩さないよう踏みとどまっている感じがあって、私含め、お酒を飲める人ならほとんどの人が「美味しい」と思うんじゃないかな(特に百光)…
 やっぱり、ブランドコンセプト的には「万人受け」と「特別感」というものが必要だと思うので、この辺りは流石だと思いましたね。
 正直言って、自分で地酒屋回るようなマニアなら自分に合ったとんがったお酒を選んで飲めば良い話なのですが、そうではないけど日本酒に興味ある人も多いと思うので、ニーズは大きいでしょう。
 ともかく、企画力がキモですし、この4種類でコンセプト的に結構一巡した感もあるので、次にどちらの方向に行くのかについては、期待を込めて注目したいと思います。

 実は昔、機会があってお高めのホテルのビュッフェに行ったとき、これ見よがしにワインが並べられている割に、日本酒のラインナップが極めて貧弱であったのをみて、何だかなあと思った経験がありました。
 もちろん料理との相性やらなにやらあるんでしょうが、結局イメージとか、選び手不足っていうのも大きいと思うんですよね。
 そんな状況の中、SAKE100の現状とコンセプトには希望があると感じています。
 現在の日本酒に足りない部分をカバーしつつ、日本酒の可能性をどんどん広げていって欲しいと、強く思いました!

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2019年09月16日 日本酒イベントレポート トラックバック:0 コメント:0

村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)

家飲み記録 村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)

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 新潟県新潟市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄の一つ。

 村祐については今まで、茜、常盤、黒ラベルは家飲みしたのですが、この紺瑠璃はまだだったのでセレクトしました。
 村祐の特徴として「スペック非公開」というところがありますが、最近それに似た形で一部スペック(や特定名称)を非公開にする蔵が増えているように思えます(たかちよとか山の井とか)。
 ただ、やっぱりここほど徹底しているところはそうはないんじゃないでしょうか、原材料名、アルコール度、製造年月、そして「要冷蔵 本生」表記だけですからね、本当に法令が許すギリギリでしょう。
 
 それでいて、メインのラインナップはラベルの色違いというシンプルなものであることも、個人的には特筆すべきだと思います。
 日本酒銘柄(地元向け除く)で「獺祭」と同レベルに分かりやすい商品構成にしているのはここぐらいなんじゃないかなと思ったりしますね、その割り切りはやっぱり凄いことかと。
 

 上立ち香は砂糖を感じる実に甘く、ただクドくはない香りが控えめに。
 含むと、薄いヴェールを纏ったような口当たりの甘味がヌルりと入ってきて、一瞬差で出てくる酸味と、少々の苦味で最後まで一種の柔らかさを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実らしい酸味と砂糖的な甘味が絡み合った実に個性的なもので、程よい落ち着きと飲みごたえを両立させてますね、苦味も含めキツさが無いのが流石。
 後味は、やはり酸味が引き取る形で必要最小限な感じで引き上げます。

 甘酸っぱい感じながらも、他に似たお酒が考えつかない、蔵元の確固たるスタンスが伝わるような芳醇甘酸旨酒でした。
 ちょっとヌルっとした甘味と酸味のコラボっぷりが面白いというか楽しい感じなんですよ、いわゆる新酒生酒の強い香りとかキツい苦味が苦手な人に飲んで欲しい甘口酒ですね、この方向性は実に面白いと思います。
 そして今回強く感じたのは、茜→紺瑠璃→常盤→黒という通常ラインナップが、いわば味わいのグラデーションとでもいいましょうか、一つの線上に並んでいるということですね。(具体的には、黒に近づくほど甘味の強さ・純度が高くなって、逆に茜に近づくほど酸味が強くなる印象)
 この一貫性は流石の一言!
 改めて村祐の商品ラインナップの完成度を思い知らされた一本でした。

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名称:村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,575円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年09月14日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒

家飲み記録 たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄の一つですね、登場回数も上位。

 たかちよは前回ピンクラベルをいただいていますが、今回はお酒自体がピンク色という変わり種。
 こちらは着色しているのではなく、「赤色酵母」という、醸したお酒自体に色がつく酵母を利用しているものになります。
 当ブログで以前紹介している「流輝 ももいろ」と同じパターンですね、他には「尾瀬の雪どけ」「ちえびじん」なんかも出しているようです。
 まあ見た目にインパクト出ますからね~、ただいくつか飲んだ印象としては甘酸っぱくて味わい的にも今風のものが多かった様に思います。

 他に特徴的なのは、使用米が「森のくまさん」という愉快な名前であることでしょう。
 この米についてはウィキペディアに記事が出来てました、熊本県で開発された飯米ですね。
 日本酒としては他に栄光冨士が使っていたと思います、両蔵ともにユニークな商品開発をしているだけに、この面白い米に飛びついたってかんじでしょうか。

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 開栓は氷温状態では割と楽でした。
 注ぐと割とドロドロしていて、モコモコと泡が立ってきます。

 上立ち香は…、いやあなんかクリームっぽい香りを控えめに感じますね。
 含むと、甘酸っぱくもお米感をしっかり伴った旨味がシュワシュワと入ってきて、日本酒離れした軽い感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、見た目に反してやっぱりたかちよっぽいしっかりとした甘酸味が芯にありますね、ただかなり甘酸っぱよりな感じで、若干水っぽい感じの軽さがあるかも。
 後味は、少々粉っぽさを残しつつも、酸とガスが引き取る形でしっかりキレます。

 ある意味では見た目通りの、しっかりにごり感のある甘酢っぱ系シュワシュワスルスル酒でした。
 味わい自体は濃厚なんですが、如何せん低アル感(加水感?)が個人的には値段含め物足りないかも(自分が極端な自覚はあります…)。
 なんかカルピス感もありますね、口の中に残る感じがまたそれっぽい(笑)
 完全に変わり種系なので、「好きな人は好き」なタイプのお酒だと思いました。
 たかちよは通常品・限定品共に引き続き追っていく所存です。

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名称:たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年09月12日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

漕ぎ出せ大洋! 山廃仕込 純米吟醸

家飲み記録 漕ぎ出せ大洋! 山廃仕込 純米吟醸

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 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町のお酒です。
 同蔵のお酒のブログへの登場は2回目。

 こちらを醸す尾崎酒造のお酒としては、以前に「鰺ケ沢」をいただいています(知られている銘柄は「安東水軍」)。
 そちらの記事にも書きましたがここは本当にブランド乱立させる傾向ですねえ。
 で、今回は正直ラベルに釣られました(笑)、ファミコン世代ですしね(スク○ニに怒られないか心配ですが…)。
 個人的には、こういうラベルで惹きつける系なら酒質もイロモノで突き抜けるか、意外の完成度で魅せて欲しいと思っています、これで普通の味わいだったら肩透かしですからね、そういう意味ではハードルは上がるかも。

 スペック情報は精米歩合(60%)とアルコール度(17%)ぐらいしか記載なし。
 どうやら生原酒らしいのですが、その辺りの記載が無いっぽいのはいかがなものか…
 ラベルに凝るのは良いとして、情報もしっかり載せて欲しいと個人的には思いますね。

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 上立ち香はりんごにちょっとケミカル感が混じったような香りが気持ち強めに。
 含むと、なんともフルーティーな印象の甘旨味がグワッと入ってきて、結構強めの含み香と意外にも控えめな柔らかい酸味を伴いつつ、ゆるゆると喉奥に入り込んできます。
 味わいは、やはり青りんご系の甘苦味が中心にありますね、柔らかさと強めの飲み応えを両立させている感じは良いのですが、香り系にありがちな苦味や飲み疲れ感が若干キツいかも。
 後味は苦味が引き取る形ながら、少々甘味が残る印象。

 香り系吟醸酒としてありがちな味わいの雰囲気と、山廃生的な柔らかさのある芳醇甘苦酒でした。
 うーん、甘味があるのと柔らかな雰囲気は良いのですが、旨味自体に個性が無いのと、私でも感じる全体の重さと苦味がなんとも厳しい感じ。
 甘味は素敵なんですよほんと…、逆説的に、私が好む甘口銘柄の完成度を再認識させてくれたような気がします(酸味・ガス感の使い方とか、苦味の抑え方とか)。
 来年以降も出るのかは不明ですが、今後に期待したいと思いました。

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名称:鯵ヶ澤 純米吟醸 無濾過生原酒
蔵元情報:尾崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,560円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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2019年09月10日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

HIZIRIZM 渡舟40 純米大吟醸 活性にごり生

家飲み記録 HIZIRIZM 渡舟40 純米大吟醸 活性にごり生

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 群馬県渋川市のお酒です。
 前回に引き続いての登場、合計では3回目ですね。

 これまたモダンなネーミングと見た目ですね~、プリントラベルはコストかかるでしょうが、インパクトは売れ行きにも影響しそうに思えます。
 ちなみに蔵元通販ページに行くと、同デザインを利用したTシャツや小銭入れそしてサコッシュなるもの(バッグの一種らしい)が販売されていますね。
 やっぱりデザイナーに発注したんでしょうか…、商品紹介はとても日本酒蔵のものとは思えない感じ。(どうせならサイトデザインも変えたら良いのにとか思ったりして)
 まあ個人的には、こういう新しい方向性の試みはどんどんやった方が良いとは思いますね。

 使用米は滋賀県産の「渡舟」と、実に珍しいパターンですね、こだわりのセレクトなんでしょうか。
 精米歩合は40と相当削っています、そのためかお値段もちょっとお高め。
 ちなみに、開栓注意の注意書きがかなり目立ちますが、(レマコムで)氷温まで冷やして開栓したら全然大丈夫でした。

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 上立ち香は結構個性的な栗とかご飯とかを想起させる香りがそこそこに。
 含むと、やはり香り通りの印象の個性的な旨味が高濃度かつ柔らかい口当たりで入ってきたかと思うと、徐々に出てくる苦渋味で結構しっかり引き締まりながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーん何というか実に穀物感のある、インパクトが強くしかし純度の高い感じの旨味が中心、結構甘さもありつつ、苦渋味としっかりバランスを取っていますね。
 後味は、苦味で引き取る形ながら、高精白らしさも感じさせる上品さで引き上げます。

 極めて個性的な旨味が苦渋でギッチリ引き締められる、高インパクトのお酒でした。
 何と言ってもこの個性は素晴らしいですね、こういうお酒は絶対固定ファンというか、ハマる人にはハマると思います。
 ただ、私にはあまり合わなかったかも…、苦味が強いのと、お値段の点と、通常スペックの好印象と、色々な要因がありますが、あえてこっちをリピートしようとは思わないかな。
 ともかく、聖は今後も注目していきたい銘柄だと思いました。

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名称:HIZIRIZM 渡舟40 純米大吟醸 活性にごり生
蔵元情報:聖酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年09月08日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

聖(ひじり) 純米吟醸 山田錦 中取り生酒 30BY

家飲み記録 (ひじり) 純米吟醸 山田錦 中取り生酒 30BY

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 群馬県渋川市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。
 
 前回飲んだ時は28BY特有の苦味(これは他銘柄でもよく感じました)が気になり、リベンジ的な意味で早めにもう一度やりたいなあと思っていたため、今回セレクトしました。
 はSNS等を見る限りじわじわと評価されてきている印象ですね。
 個人的には、そもそも北関東3県は派手なスター銘柄が無いだけで、実力蔵が非常に密集しているという認識です。(個人的推しは咲耶美、七水、大観あたりが主ですが、他も正直数え切れないレベル)
 造り手からしたらそんな中で戦っていくというのは非常に大変だとは思いますが、飲み手側としては結果として酒質が上がっていってくれれば非常にありがたいところなので、是非今後も頑張っていって欲しいなあと思うところです。

 さて、スペックは山田錦利用の精米歩合50で、裏ラベルを見ると無濾過生原酒である旨記載がありますね、中取り・槽場直詰というのもポイントかと。
 王道スペックという感じですが、税抜で1,500円を切る極めて良心的なお値段というのが嬉しいところ。
 
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 上立ち香は割とフレッシュさを残した印象の果実香がかなり控えめに。
 含むと、バランスの良い甘酸旨味が若干のトロミを帯びて入ってきて、ほんのりとした苦味を奥の方に感じさせつつ、最後まで柔らかくゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、蜜たっぷりの完熟リンゴ的な、極めて濃厚な甘酸味が中心にあって、苦味や若干ある辛さも浮かずに引き締め役に徹している印象、これは甘旨系生酒の王道を往く感じですね~
 後味は、酸苦が割と力強く引き取る形でガッツリキレてくれます。

 非常に濃厚かつクセのない甘酸旨味を最後まで素直に楽しめる、無濾過生原酒としてド直球勝負の芳醇旨酒でした。
 フレッシュさ含め、なんというか私としては、「こういうのでいいんだよこういうので」と言いたくなるぐらい好み。
 ただ少々甘酸っぱいといえるような雰囲気や辛さの存在感は個性的でもあり、にぎやかな感じがすごく楽しいですね。
 正直一口目は若干荒くも感じるのですが、飲み進めると慣れてきて魅力だけが立ってくる感じでもあるかと。
 、今後より注目していきたいと思います(実は早速最近もう一本飲んだので次回はそちらを紹介します)

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名称:(ひじり) 純米吟醸 山田錦 中取り生酒 30BY
蔵元情報:酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年09月06日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊姫 にごり酒 山廃仕込

家飲み記録 菊姫 にごり酒 山廃仕込

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 石川県白山市のお酒です。
 ブログでの登場は以外にもまだ2回目。

 泣く子も黙る菊姫です、そしてド定番のにごり酒
 個人的イメージとしては五郎八とか白川郷同様、スーパーの常温棚でも置いてそうな数少ないにごり酒という印象。
 私としてはあまり手を出すカテゴリのお酒ではないのですが(有名大手だし)、日本屋さんでなんとなく試飲させてもらったら、あまりに印象が良かったので買ってしまった次第です。

 スペックはアル添・火入れ有の山廃の普通酒(普通酒と明記されているのは結構珍しいかも)ながら、特筆すべきは特A地区産山田錦使用という部分でしょう。
 この辺りのこだわりは蔵元ホームページにも記載が有りますね、そもそも山田錦100%使用の普通酒を最初に発売したのが菊姫だとか。
 さぞお高いんでしょうと思いきや、なんとお値段1,000円ポッキリ!(税抜)
 アルコール度数が14度と低めなので、結構加水していることも要因と思われるのですが、それでも極めて良心的な値付けかと思いますね。

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 上立ち香は完全に乳酸菌飲料って感じの香りが控えめに。
 含むと、濃ゆくも、若干加水っぽい軽さもある甘酸旨味がトロリとして口当たりで入ってきて、そのままの勢いを保ったまま、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりモロに乳酸菌飲料的な感じの酸旨味が厳然たる主役を演じますね、そこになんというか山廃的な渋味?が伴うことで、日本酒らしさ、飲みごたえもしっかり感じる印象。
 後味は、粉感と旨味を酸が引き取る感じで、実にちゃんとキレてくれます。

 飲みごたえがありつつもスルスルと飲めてしまう、アルコール入り乳酸飲料的超絶コスパにごり酒でした。
 こういってはなんですが、菊姫の山廃火入れって非常に飲みにくいというか、玄人向けという印象があるのですが、これはむしろ日本酒初心者にも積極的にオススメできると思います。
 ただ、それでいてそれっぽい奥深い風味もしっかりあるのが面白いんですよね、この完成度、コスパは物凄いレベルに達しているかと。
 そもそも純米無濾過生原酒フリークである自分が一番避けて通る系の、火入れ加水アル添酒ですからね…、日本酒への意識そのものに影響を与えてくれるお酒でした。
 こういうお酒を飲むと、「高級品よりも普及品の方にこそ蔵の実力が表れる」という考えにも説得力が有ると思わされますねえ、まさに菊姫蔵の実力をビンビンに感じさせてくれる一本でした。

 ちなみになんとなく飛び切り燗にしてみたのですが、面白いぐらいに味わいの芯自体は「変わらない」印象。
 冬には温めて、夏には冷やしていただくのが良いんじゃないでしょうか、そういう意味での万能さもあると感じました。

紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://www.osakemirai.com/archives/9258752.html

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名称:菊姫 にごり酒 山廃仕込
蔵元情報:菊姫合資会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5(値段も考慮に入れて)/9.0

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2019年09月04日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

自然酒 和醸 特別純米 山田錦 袋吊り無濾過生原酒 30BY

家飲み記録 自然酒 和醸 特別純米 山田錦 袋吊り無濾過生原酒 30BY

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 福岡県京都郡みやこ町のお酒です。
 前回に続いての登場ですね。

 29BYの生熟が個人的に非常に印象深かったため、割と間髪入れずにうのかわ酒店さんに発注を入れてしまいました。
 ただ、そのときの店長さんのコメントが「まだ若くてこの前とはかなり印象違うと思いますよ」とのこと、意味深というか微妙にたじろいだのですが、それはそれでということでそのまま購入。
 日本酒の飲み頃って本当に難しいんですよね…、ワインみたいに軽々しく数年寝かせするわけにもいかないし…(生酒は特に)
 ただ、バッチリなタイミングで開けると無茶苦茶旨いというのも事実だと私は思っております。

 スペックはこれまたラベルに完璧に記載があるところが嬉しいですね。
 さらには裏ラベルにコンセプトや想いがしっかり書かれているのも素敵だと思います、やっぱり情報は積極的に出すべきですよええ。

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 上立ち香はマスカットとケミカル感のある独特の香りがそこそこに。
 含むと、口がすぼまるレベルの渋味を纏った味わいがグワッと入ってきて、口内で刺激的に暴れながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、結構奥深いブランデー的(?)旨味を確かに感じさせつつも、今回はとにかく痛いほどの渋味と辛さが引っ掻き回してきますね、甘味は控えめで酸味はそこそこ。
 後味はやはり渋辛が引き取る感じで、力尽くながらもバッチリキレます。

 流石にこれは堅いというか渋辛さがキツ過ぎる…、店長さんの言葉の意味がよくよく分かりました。
 ので、思い切って開栓後常温で一ヶ月ほど放置してみました。
 そしたら旨いんですよねえ…、まだまだ渋味はありますが、旨味とちゃんとバランスが取れて、柔らかさすら感じさせてくれます。
 ここまでわかりやすいと、私のような自家熟消極派でもこういう変化を楽しめますね。

 速醸らしからぬ、無茶苦茶強い酒質と扱いの難しさを兼ね備えた玄人向け辛口酒でした。
 流石にこういうお酒は前提知識なしでは美味しく飲むのは難しいかも…、蛇形みたいな要解説酒にも思えました。
 次回はまたまた同じ蔵のお酒を紹介したいと思います。

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名称:自然酒 和醸 特別純米 山田錦 袋吊り無濾過生原酒 30BY
蔵元情報:林龍平酒造場
購入価格(税抜):1,661円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:開栓直後は8.2 放置後は8.5/9.0

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2019年09月02日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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