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たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY

家飲み記録 たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 栄光冨士同様当ブログ定番銘柄。

 最近私は、日本酒にあまり詳しくない人に「オススメの甘口日本酒銘柄は?」と聞かれたときには、「たかちよ」と答えるのが最適解なんじゃないかと思ってきました。
 花陽浴、村祐や桃の里は入手性に難がありますし、風の森や栄光冨士はスペックによって結構甘くないのもあるんですよね。
 対してこのひらがな「たかちよ」シリーズはハッキリ甘口で統一されてますし、売っている店さえ知っていれば割と通年で入手でき、おまけに値段もお手頃。
 基本非の打ち所がないんですよ、もし未飲であれば是非飲んでみてください。
 
 さて、今回いただいたのはたかちよレンジャーの一員であるピンクです、私は6年前にも飲んでました。
 例によってスペックは非公開なので、心を無にして開栓。

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 上立ち香は甘く、オリ由来の米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚な甘旨味が若干のトロミを感じさせる口当たりで入ってきて、オリ的な苦味はキツくない程度に抑えられていて、ダイナミックなバランスのとり方で最後まで存在感を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、若干熟しすぎなパインといった趣の、強烈な存在感のある甘酸味が厳然たる主役、それでいて苦味あくまで脇役になっているので、心地よい甘味を素直に楽しませてくれます。
 後味は、やっぱりオリの苦味が必要十分に仕事をして、余韻を残しつつもしっかり引き上げます。

 たかちよらしさバリバリの、トロミと高濃度の甘酸味が病みつきになる魅力を感じさせる、オリの風味をしっかりまとった芳醇甘口酒でした。
 いやあやっぱり私向きですよこれは、ただ若干生老ね的というか、香りにクセっぽいところは有る気がします。
 とはいえ甘味がしっかりしているので、腐りかけが旨い的な魅力は増しているかも(失礼)、ハッキリと好みが分かれる、個性的なお酒と言えるでしょう。
 たかちよ、やっぱ好きやねんと思わせてくれた一本でした。

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名称:たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけギャラリー:なんとなく栄光冨士とならべて記念写真
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 いやあピンク系のお酒は好みのものが多い気がしますね。

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2019年07月30日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み

家飲み記録 栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログ常連銘柄の一つですね。

 またまたまたまた新商品という感じです、毎年何シリーズ出しているのか…
 そしてやっぱりインパクトある見た目ですね、ネーミング含め中二感があると思いますが、個人的には嫌いじゃないです(むしろ好き)
 「四段仕込み」で「日本酒度-10」の栄光冨士ってどれだけ甘くて濃いのかと想像させられてしまいますが、コンセプトとしてはむしろキレ重視で食中酒として出してきている模様。
 このあたりをガッチリ裏ラベルで解説しているのはやっぱり良いことだと思います。

 珍しく使用米の品種の記載がないですが(加工用米という謎の表記)、ググると飯米の「はえぬき」を使っているという情報が出てきますね、精米歩合は65%。
 澱は濃い目ながら、にごりまでは行かない程度でした。

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 上立ち香は、オリとガスが混じった感じの香りがかなり控えめに。
 含むと、若干濃い目の甘旨味が、おりもあって若干トロミもありつつガスも有る口当たりで入ってきて、一拍おいてでてくる苦味で割としっかり引き締まりつつ、結構勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いつもの栄光冨士に比べると控えめな甘味を、オリの苦味と強めのガス感が引き締める、木苺サイダー(?)というフレーズを思いつくようなもの、ただ全体的にはオリ由来の柔らかさもあるんですよね。
 後味は、やはり苦味が引き取る感じながら、やはり柔らかくキレてくれます。

 色々な意味で優しい感じの甘旨味をガス感がしっかり引き取る、個性派食中酒でした。
 正直甘味やインパクトが控えめなのは寂しいのですが、これが「栄光冨士の食中酒や!」って感じで出してきたものと考えると、実に納得感があります。
 何気に香りがちゃんと抑えられているのも良いと思うんですよ、実は基本はしっかり抑えられているといいますか…
 栄光冨士の新たな側面を見せてくれたような一本でした。

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名称:栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年07月28日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

参宮 特別純米酒 愛山

家飲み記録 参宮 特別純米酒 愛山 

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 三重県名張市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回はワイン風ボトル入りの変わり種、「アンプレビュ」をいただいています。
 次はスタンダードスペックをいただこうと思っていたところ、このお酒があったので通販時に同梱してみました。
 特徴は愛山利用ということですね、いやあそれにしても愛山酒増えましたね~、もはや幻の酒米という形容も相応しくないぐらいに広まっているかと。
 裏ラベルにはしれっと「酒米の宝石と呼ばれる愛山」とか書いてありますが、個人的にはちょっと「本当か?」と思ってしまいますね(笑)

 精米歩合は60%、それで税抜1,400円はかなり良心的でしょう。
 9月出荷を翌年3月開栓と、結構間が空いています。
 気になるのは要冷蔵の表記がないんですよね、二回火入れなんでしょうか。
 (火入れ回数は露骨に味に影響すると思っているので、やっぱり記載が欲しい…)

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 上立ち香は程よく熟した感じの果実香がそこそこに、
 含むと、、やはりかなり熟感を纏った旨味が、若干舌にまとわりつく感触を伴いつつも、最後まで崩れずにじわじわと染み込んできます。
 味わいは、若干過熟かもしれないレベルの熟感のある甘味がメイン、酸味は控えめで、苦味もほんのり感じる程度ですね、紅茶感も少々あって、全体として独特のまとまりはあります。
 後味は、少々の苦味が引き取りつつ、わりと柔らかく引き上げてくれます。

 砂糖入りの紅茶を彷彿とさせる高濃度の旨味が特徴的な、甘口熟感酒でした。
 上では過熟と書きましたが、正直ちょっと老ねちゃってますね…、ただもうちょっとおいて枯れ感が出てきたら良い感じになりそうな雰囲気もあります。
 というかやっぱり要冷蔵表記無いのが解せないなあ、火入れ回数は不明ですが単純に常温保存に耐えられないお酒だったんじゃないかしら…、それとも自分の二回火入れアレルギーかなあ。
 参宮、次はまた生酒を試してみたいと思いました。

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名称:参宮 特別純米酒 愛山
蔵元情報:澤佐酒造合名会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.0/9.0(というかコンディション悪し)

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タグ: 参宮 特別純米

2019年07月26日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百楽門 純米大吟醸 「万里」 生原酒 30BY

家飲み記録 百楽門 純米大吟醸 「万里」 生原酒 30BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 ブログでの登場はついに8回目。

 百楽門は以前から応援している銘柄です、喜峰鶴同様、うのかわ酒店さんからの取り寄せ時には毎回同梱を検討しています。
 ちなみにこの「万里」はブログ開始前にも飲んでいる思い出のスペックだったりします、露葉風利用というのが特徴。
 露葉風利用のお酒というとやはり風の森が有名だと思いますが、春鹿、みむろ杉、長龍などやはり奈良の蔵では結構使われているみたいですね。
 個人的には結構クセの強い個性的な味になりがちという印象があったりします(まあ奈良酒だからかもしれませんが…)。

 精米歩合は50%。
 相変わらずホームページは放置状態なので、裏ラベル記載情報が得られる情報のほぼ全てですね…

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 上立ち香はかなり濃厚な印象の青い果実的な香りがそこそこに。
 含むと、若干の青さとそこそこの甘味を纏った旨味が割と自然な口当たりで入ってきて、若干の苦渋味がダレ防止と深みの役割を果たしつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、フレッシュ感というかみずみずしさのあるメロン系甘酸味が中心にあって、それをそこそこの渋味と少々の渋味が引き締める、割とスタンダードなもの。
 後味は、そのまま苦味を若干口中に残しつつ、しっかりとキレる感じ。

 新酒生酒らしい味わいの魅力を、ほどほどの濃度でストレートに感じさせてくれる甘酸酒でした。
 良く言えばみずみずしいのですが、悪くいうと若干水っぽいんですよね、そして個人的には昔のようにもうちょっと甘さが欲しい気はしました。
 ただまあこれはこれで、このバランスが好きな方も居ることでしょう、引き継ぎはしっかりされているんじゃないでしょうか。
 百楽門、今後より酒質を伸ばしていって欲しいと思いました。

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名称:百楽門 純米大吟醸 「万里」 生原酒 30BY
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年07月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松の司 純米吟醸 あらばしり生 30BY

家飲み記録 松の司 純米吟醸 あらばしり生 30BY

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 滋賀県蒲生郡竜王町のお酒です。
 外飲みは何回かあると思いますが、家飲みは初めて。

 松の司は日本酒感想日誌さんイチオシの銘柄の一つという認識です。
 私も一度家飲みしたいとは思っていたのですが、四合瓶に出会えなかったり、生酒が出る時期を逃したりで、数年レベルで買い逃してしまっていました…、ので、今回は時期を狙いすまして買いに走った次第です。
 公式ホームページの商品紹介にはちゃんとこの「あらばしり」も掲載されていますね。
 それによると「『松の司』純米吟醸の一つの顔」とのことで、まさに定番商品という位置付けのようです。

 スペックは地元竜王産の山田錦を55%まで磨いた生酒。
 銀色の外袋が目を引くデザインですよね、これなら遮光性の低い水色瓶でも安心ということでしょう、そのせいかお値段は若干お高め。

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 上立ち香は割と甘い感じかつ濃厚なマスカット(?)的果実香が仄かに。
 含むと、甘酸渋がかっちりとまとまった感じの旨味が力強く入ってきて、最後まで濃度と引き締まりを両立させたまま、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、控えめながら存在感のある甘味と程よい酸味を感じる凝縮感のある旨味が主役、個性的な渋味とほんのりセメダインが寄り添う独自の世界観を感じる複雑さがあって、濃厚ながらもいくらでも飲めてしまう飲み飽きなさがありますね。
 後味は、あくまでほんのりと苦味の余韻を残しつつも、実に自然かつしっかりと引き上げてくれます。

 非常に強い凝縮感と新酒らしからぬ奥深さが特徴の、オンリーワンの世界観の有る芳醇旨口酒でした。
 これは日本酒玄人向けって感じだなあ…、日誌係さん好みってのは凄く納得感ありますね、若干蒸留酒っぽい深みが有るような。
 何より、他に無い感じの風味が素敵ですね、香りと甘味を抑えた上で飲みごたえがあるのやっぱり凄いと思います。
 玄人により響くお酒だとは思いますが、万人にオススメできるタイプでしょう。
 松の司、次は是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 そして開栓後も全くダレませんね、より複雑さが増す印象も。
 うーん凄いお酒ですねえ、どんな飲み手でも一度飲む価値はあるかと思います。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2701.html

名称:松の司 純米吟醸 あらばしり生 30BY
蔵元情報:松瀬酒造株式会社
購入価格(税抜):1,785円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年07月22日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

基峰鶴 特別純米 無濾過生 レイホウ 30BY

家飲み記録 基峰鶴 特別純米 無濾過生 レイホウ 30BY

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 佐賀県三養基郡基山町(みやきぐんきやまちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は4回目。

 なかなか売っているところを見るのが少ない基峰鶴ですが、個人的には結構お気に入りで、うのかわ酒店さんからの取り寄せのときは大体同梱しますね。
 蔵元ホームページを見ると、26BYから蔵元杜氏体制になったとのことです、味わいもそれらしいモダンさがあるかと。
 佐賀は鍋島、七田、天吹など、全国で通用する蔵がひしめく激戦区ですが、基峰鶴もそこに十分入っていけるレベルだと思いますので、もし出会えたら一度お試しすることをオススメします。

 さて、今回いただくのは地元佐賀県の酒米レイホウ(麗峰)を60%まで削った無濾過生。
 私は今まで山田錦と雄山錦をいただいていますが、地元の米をどこまで使いこなしているのか、期待しつついただきます。

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 上立ち香は…メロン系かなあ、フレッシュかつフルーティーな印象の香りがそこそこに。
 含むと、しっかり濃厚な甘酸旨味が力強く入ってきて、若干の青さ、苦味も感じさせつつ、無濾過生的ににぎやかさを感じさせつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり甘く青いフレッシュなメロン的旨味が中心にありますね、酸味や苦味も強めながら、全体としてはしっかりそれぞれがせめぎ合ってバランスを取っている印象。
 後味は、しっかり苦酸が引き取ってキレてくれます。

 無濾過生原酒の新酒らしい、様々な味わいがひしめき合いながらもちゃんとまとまっている、芳醇旨口酒でした。
 個人的には好きなタイプなのですが、やはり山田錦や雄山錦のようがより上品というか完成度は高かった気がします。
 後欲しいのはやっぱり個性ですかね…、何かもう一つでも武器があれば、一気に飛躍しそうな感じはあるのですが…。
 喜峰鶴は特別シリーズでレイクスというのも出しているようなので、次辺りはそれを狙ってみようと思います。

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名称:基峰鶴 特別純米 無濾過生 レイホウ 30BY
蔵元情報:合資会社基山商店
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年07月20日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

蒼斗七星 特別純米65 木槽しぼり 生

家飲み記録 蒼斗七星 特別純米65 木槽しぼり 生

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 島根県安来市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回は24BYの純米吟醸をいただいています、実に6年ぶりの家飲みになりますね。
 以前飲んだときは、ブランドの立ち上げ人でもある「青砥秀樹」氏が杜氏として造っていたようですが、同氏はその後同蔵を辞め、「KURAND」の経営で知られるリカー・イノベーション株式会社に就職したようです。
 この辺りはKURANDのサイトにインタビュー記事が掲載されているので、興味があればそちらをご覧ください。
 いやあ色々なパターンがありますねえ…、個人的には「日本酒で食っていく」ということ自体に一種のリスペクトを感じるところです(自分は気楽に飲んでいるので)。

 さて、今回いただくのは「神の舞」同様神様由来の、島根県らしい酒米「佐香錦」を65%まで削った生酒。
 木槽しぼり、というのもポイントですね、人の手による部分が大きく、比較的雑味が少ない搾り方と言われています。
 遮光性に難があると言われる水色瓶ですが、しっかりUVカットの袋に入れてあるのも好印象ですね。

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 上立ち香はかなり熟した感じの杏とかそっち系の果実香がそこそこに。
 含むと、非常に複雑な印象の旨味がグググッと入ってきて、若干口中をピリピリとさせながら、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、熟感を纏った杏(?)的な甘酸味と、木香的(か紅茶?)な奥深さ、そしてアルコール的辛さが入り混じった感じのもので、かなり個性的かつ飲みごたえがありますね。
 後味はやはり酸と辛さがしっかり引き取って力強くキレます。

 実に複雑かつ奥深い味わいが特徴的な、いい感じに熟した個性派芳醇旨辛酒でした。
 いやあ何か木香っぽい複雑さを強く感じたのですが、木槽しぼりだからってわけじゃないですよねえ、それとも香り移るのかしら。
 もうちょっとだけ甘ければ私のストライクゾーンだったのですが、逆にこのくらいが好きな人も多いと思いますね、濃いわりに飲み飽きない感じ。
 味わい自体は前回の方が好みでしたが、まああちらは「雫取斗瓶囲い」という反則級のスペックですしね。
 蒼斗七星、機会があればまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:蒼斗七星 特別純米65 木槽しぼり 生
蔵元情報:青砥酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年07月18日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北島 酸基醴もと(さんきあまざけもと) 純米吟醸生酒 「Motto GOGO」 29BY

家飲み記録 北島 酸基醴もと(さんきあまざけもと) 純米吟醸生酒 「Motto GOGO」 29BY

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 滋賀県湖南市のお酒です。
 北島の登場は3回目。

 このお酒の特徴はなんといっても「酸基醴もと」ということでしょう。
 ただ、裏ラベルにも書かれているのですが、実際にどういうものかというと素人にはサッパリわからんというのが正直なところです。
 この点、ググるとトップに出てくる、「酸基醴もと」に強いこだわりのある廣田酒造店を紹介したSAKE TIMESの記事も参考になると思います。
 (私が以前に飲んだ「銀河のしずく」も酸基醴もとだったのかなあ)
 「あまざけ」っていうぐらいなので甘いお酒になると思いきや、生もとみたいに燗向けのお酒になるみたいですね。
 
 玉栄の精米歩合55、日本酒度+13で酸度2.3なので数値的には超辛口。
 「Motto GOGO」というキャッチーな名前にしたらしいですが、ラベル的に全く目立っていないのがなんとも…
 ちなみに29BYなので一年以上熟成してます。

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 上立ち香は爽やかなレモン的?酸の立った果実香がそこそこに。
 含むと、しっかりと引き締まった旨味が力強く入ってきて、割と鋭角的な酸味でチクチクと口中を刺激しつつ、最後までキリリとした印象のまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、乳酸の雰囲気のある酸味をガッツリと纏ったお米的な旨味が主役ですね、甘味は僅少で、苦味などの雑味は皆無、味はしっかりありながらどんどん飲めてしまう印象。
 後味は、当然のように酸味が引き取って、舌先に辛さ的なものを残しつつ、素晴らしくキレます。

 意外と色物感の無い、乳酸でしっかり引き締まった芳醇辛口系の食中酒でした。
 やはり生もと的な印象で、完全発酵系生酒っぽい感じとでもいいましょうか、日本酒+13に納得感の有る感じでしたね。
 当然ながら私のストライクゾーンでは無いのですが、変な雑味が無いこともあり、こっち系としての完成度は高いように思います。
 北島、次はまた通常スペック系をいただきたいですね。

 これなら燗もイケるだろうと試してみましたが、やはり良いですね。
 旨味の押し出しが増して、酸とのバランスがより良い感じ、ただやっぱり甘味は出ないなあ…

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名称:北島 酸基醴もと(さんきあまざけもと) 純米吟醸生酒 「Motto GOGO」 29BY
蔵元情報:北島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 北島 純米吟醸

2019年07月16日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒

家飲み記録 桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒

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 高知県土佐郡土佐町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 桂月は一昨年神楽坂の「ぼっちりや」で見かけ、「飲んだこと無いし、今度買おうかな」みたいに軽く思った記憶があります。
 その時は頭の片隅に残る程度だったのですが、その後一年余りの間に、蔵元ホームページで誇らしげに掲載されている通り、IWCとkura masterという有力海外日本酒品評会でかなり凄い成績を収めているのを見て、「これは早めにやらないと」と考えを改めました。
 う~ん、本気を出すと凄い地方の実力蔵がまた出てきたという感じでしょうか…、こういう銘柄を見出せるのが海外コンペの良いところですね。
 ちなみに、今回は日本屋さんで見かけたので、例によってガッツリ試飲の上セレクト。

 吟の夢は高知県の酒米ですね、以前飲んだ酔鯨が使っていた「高育54号」と同品種(品種登録後の名称)です。
 何気にラベルの雰囲気がモダンですね、銘柄のロゴも良い感じ。
 
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 上立ち香はちょっとバニラ感もあるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュかつ濃厚な甘酸旨味が割と柔らかい口当たりで入ってきて、あくまで奥の方に苦味を感じさせつつ、最後まで存在感を保ったままじわりじわりと染み込んできます。
 味わいは酸があって果実的(青りんご?)なのですが、甘味に綿菓子のようなふわふわ感があって独特の柔らかさがあるのが良いですね~、酸が引き締まりを受け持っているので、苦味は味に奥行きを与える役割に徹している印象。
 後味は、酸苦が引き取っているのでしょうが、あたかも甘味が溶けていくように自然に引き上げてくれます。

 存在感と優しさを兼ね備えた甘味を、フレッシュな酸と控えめな苦味で包み込む、極めてバランスの良い甘酸酒でした。
 そういえば雑味も皆無なんですよね、自分好みな上に完成度高いっすわ…、そして甘味一辺倒でないので万人受けもすると思いますね。
 最近やった文佳人も良かったし、やっぱり高知酒凄いなあ…共通するのは果実感とキレっていう印象でしょうか、勢いのある福島酒同様全体的にハイレベルだと感じます。
 桂月、どうやら他に山廃やcell24酵母利用のお酒なんかも有るみたいなので、近いうちに是非やりたいと思いました。 

 なお、開栓後は数日で普通に下がる印象でした…、甘みが引っ込んで渋みが出てくる感じ。
 個人的にはハッキリと即飲み推奨かなあ、体調のせいかもしれませんが。

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名称:桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒
蔵元情報:土佐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月14日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY

家飲み記録 勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY

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 長野県佐久市のお酒です。
 この銘柄は初飲みですが、同蔵の「明鏡止水」は以前一度ご紹介しています。


 私としては珍しく「火入れ熟成酒」というカテゴリーに入るようなお酒をセレクトしてみました。
 いわば甘口無濾過生原酒派の自分の好みからは外れる系ではあるのですが、たまにはあえてそういう方向に行くのも良いと思うわけです。
 今の日本酒の一番面白いところは「多様性」だと思うんですよね、甘口も辛口も、純米もアル添も、正統派もイロモノも、色々飲み散らかして行くのが楽しい!
 ただ、冒険するときは、冷蔵庫に1、2本自分にとっての鉄板銘柄を確保しておくのが、精神衛生上よろしいということは申し添えておきます…

 閑話休題、スペックは約3年熟成の火入れ、しかも精米歩合が麹米45%、掛米49%とかなり高精白なのが目を引きますね。
 何となく熟成向けとなると低精白というイメージがあるので、あえて削るとどうなるかというのは興味深いです。


 冷やしすぎるとなんとなく渋い感じでやっぱり勿体無いですね。
 飲んだのは2月だったということもあり、今回は最初から燗(レンジですが…)でいきます。

 上立ち香は燗酒らしいアルコール的な香り。
 含むと、落ち着いて柔らかい甘酸旨味がゆっくりと入ってきて、酸の引き締まりとほんの少々の熟感の奥深さが優しく寄り添いつつ、じわりじわりと染み入ってきます。
 味わいは、酸味がありながらも実に丸みを帯びた旨味が真ん中にありますね、甘味は燗ブーストでしっかりありながら、苦味が皆無なのは一つのポイントでしょう、渋味はほんのりあるかな。
 後味は完璧なデクレシェンド的、上品な引き上げを魅せてくれます。

 燗酒向けながらも全体的には非常にモダンな印象がある、独自路線の熟成純米大吟醸でした。
 ある意味玄人向けなお酒ですね~、私の様な甘口生酒偏重派にはまだ早いかなあ(悪い意味じゃなく)、多分舌が肥えた人ほどこのお酒の価値がわかるんじゃないかしら。
 やっぱり低精白のお酒の燗とは明らかに違うんですよ、落ち着いた旨味と雑味の少なさは明らかに独自の魅力を放っていますね。
 勢起、コンセプトのハッキリしたお酒でした、明鏡止水と共に記憶に留めておきたいと思います。

 ちなみに、個人的には熱燗ぐらいまで一気に上げちゃって、そこから少しずつ冷めてくる変化を楽しむ飲み方が良かったです。
 このお酒の場合どの温度帯でもそれぞれの魅力を発揮してくれると思います。

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名称:勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY
蔵元情報:大澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年07月12日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

湖弧艪(こころ) 特別純米生原酒 直汲み

家飲み記録 湖弧艪(こころ) 特別純米生原酒 直汲み

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 滋賀県草津市のお酒です。
 前回紹介した純米と同時購入。

 太田酒造の蔵元ホームページの会社案内では、「日本一小さな総合酒類メーカー」を名乗っていますね。
 見る限り、特にワインには力を入れているようです(逆にビールはやっていないみたい)、琵琶湖湖畔でカベルネ・ソーヴィニヨンとか作っているんだから、なかなか凄いものですねえ。
 このあたり、日本酒の酒蔵の経営方針って本当に様々で面白いと思いますね、家族経営から超大手みたいな規模の話もあれば、日本酒オンリーから地ビール・リキュール系で多角化みたいな方針の違いもあり…
 そういう所に想いを馳せながら一杯というのも乙なものなんじゃないでしょうか。
 
 さて、今回いただくのは滋賀の誇る酒米「吟吹雪」を60%まで磨いた無濾過生原酒直汲み。
 全国で勝負するに相応しい、今どきのスペックといえるでしょうね、お値段も税抜1,350円と良心的。

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 上立ち香は割と濃い感じの洋梨(?)的なフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、なかなかに濃厚な甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後までその印象のまま、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは…、これはメロンジュースかなあ、甘味が結構ハッキリあって、苦味はありながらも抑えられていつつ、ガンガン飲めてしまうまとまりを感じます。
 後味は、極めてほんのりと苦味を残しつつも、ほぼ完璧な感じで自然に引き上げてくれます。

 甘苦がそれぞれ主張しながら極めてバランスの良い、量を飲んでしまう感じの芳醇フレッシュ酒でした。
 なんとなく純米生に砂糖をまぶしたような雰囲気ですね、なかなか面白い!
 酸味はそんなに感じない気がするのですが、フレッシュ感はしっかりあるのも個性的だと思います、そしてやはりコスパも良好。
 湖弧艪、今後も注目していきたいと思いました。

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名称:湖弧艪(こころ) 純米 生原酒 直汲み
蔵元情報:太田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年07月10日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

湖弧艪(こころ) 純米 生原酒 直汲み

家飲み記録 湖弧艪(こころ) 純米 生原酒 直汲み

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 滋賀県草津市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは、取り寄せ先の「うのかわ酒店」さんより、新規銘柄ということでプッシュがありセレクトしました。
 醸造元の太田酒造の通常銘柄はよく知られている「道灌」ですね、ちなみにブログでは以前、同社が灘に保有している蔵で醸した「千代田蔵」という銘柄をご紹介しています。
 しかし湖弧艪とは凝った名前ですよね、こういうのは由来をラベルにでも書いて欲しいなあ…、と思ったのですが、ググったら公式ブログで説明がありました(はてブ使ってるのは珍しいっすね)。
 折角なので詳細はそちらをご覧ください、やはり滋賀における琵琶湖の存在の大きさが伝わる内容となっています。
 
 スペック的には、滋賀が誇る酒米である玉栄を、70%削るにとどめています、ただ直汲み生原酒というのは今風ですね。
 (ちなみに、調べたところ玉栄って誕生は愛知県なんですね、意外でした)
 お値段はなんと税抜1,000円ポッキリ!素晴らしい。

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 上立ち香はフレッシュかつ若干青さを感じる果実系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり香りの印象通りのフレッシュな旨味が勢いよく入ってきて、若干の甘味とほんのりとした苦味でバランスを取りつつ、最後までキリリとした感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、控えめながらも甘味がある、皮混じりのメロンジュース的な青い甘苦味が主役、でもキツさがないのが素敵ですね、自然に飲めていく感じ。
 後味は、青さと苦さが引き取って、バッチリキレてくれますね。

 青くフレッシュでしっかりと飲みごたえがありながら、全体のバランスが見事にとれている、ハイレベルスイスイ酒でした。
 これは濃厚ながらスイスイいってしまいそうだなあ…、値段を考えると、晩酌酒として非常に良い感じですね。
 苦味の使い方が旨いと思うんですよね、極めて高コスパの一本です。
 湖弧艪、実は今回もう一本買っているので、次回はそちらを紹介します。

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名称:湖弧艪(こころ) 純米 生原酒 直汲み
蔵元情報:太田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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タグ: 孤湖櫓 純米

2019年07月09日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

文佳人 リズール 特別純米 おりがらみ生

家飲み記録 文佳人 リズール 特別純米 おりがらみ生

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 当ブログでは、文佳人の登場は2回目ですが、同蔵の「鏡野」が既に3回出てますので、合わせると結構な頻度で飲んでます。

 例によって尾久の伊勢元酒店さんで購入しました、奥様イチオシって感じでしたね(思えば玉櫻とろとろにごりもそうだった)。
 ラベルには「リズール」という言葉の解説があります、ググると一般読者に対する「精読者」という訳もあるそうな。
 確かにこれはバッチリお酒の世界でもハマる概念ですねえ、致酔性を求める飲み手とガッツリ味にこだわる飲み手は明らかに別物でしょう(別に優劣の話でなく)。
 ちなみに日本酒の場合は割と簡単に見分けられます、飲むときに香りをじっくり嗅いでたり、含んでから口をモグモグさせてたらほぼ後者と言えるでしょう。

 閑話休題、スペック情報はラベルにあまり書いてないですね、精米歩合は55%。
 写真の通り、おりはうっすらレベルですね、吹きこぼれるようなこともありませんでした。

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 上立ち香は少々セメダイン混じりの、フレッシュかつ爽やかな果実の香りがそこそこに。
 含むと、若干ガス混じりの甘酸味がシュワシュワと勢いよく入ってきて、少々の渋味が奥行きを与えつつ、最後まで軽さと引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさにマスカット風味の三ツ矢サイダー(?)的な、実に爽やかな甘酸味が主役、甘味はそこそこながら味わいの存在感はしっかりある感じで、渋味もクセ無く見事に飲みごたえを添えてくれます。
 後味は、酸がメインな感じであくまで爽やかにキレてくれます。

 しっかりと甘さが有りながら、ガス、酸、渋とのバランスでまったく重さを感じさせない、極めて完成度の高いフレッシュジューシー酒でした。
 高知酒の魅力を凝縮したような味わいだと個人的には思いますね、そして風の森を彷彿とさせる硬質さも感じます、いやあこれ好きですわ…、コスパも良いですし文句なしにオススメ。
 ただ、そこそこにセメダイン感はあるので、それが苦手な人にだけは注意ですね。
 文佳人、定番品の安定感と凄みを見せてくれた一本でした。

 ガスが抜けると不思議に苦味が出てきますが、バランスは崩れません。
 いやあ強いなあ…、まあ伊勢元酒店さん扱い銘柄は、ほぼ例外なく開栓後激つよですね、素晴らしい。

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名称:文佳人 リズール 特別純米 おりがらみ生
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけ:外で飲んだ夏純吟(おばけラベル)がこれまた旨かったです。
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 しっかり甘くて、かつ爽やかで…
 私の中では数少ない「好きな夏酒」に追加しておこうかと。

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2019年07月07日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町

家飲み記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 完全に当ブログ定番銘柄ですね。

 栄光冨士が相当数出している、純米大吟醸の米違いシリーズの一つですね、実は雄町は未飲だったのでセレクトしました。
 雄町酒というとやはり濃醇なイメージがある上、栄光冨士といえば賑やか味わい系(?)の筆頭ですから、果たしてどうなるのか…
 と、若干恐ろしさもあったのですが、購入先の日本屋さんではいつもガッツリ試飲させてもらえるため、実際は自分好みであることをしっかり確認してからセレクトしております。
 栄光冨士はかなりブレるので、これは有難い限りなんですよね~(実は「暁の翼」と「令月風和」も購入済み)
 
 例によって裏には詳細スペックがあるのですが、赤いラベルだと読みにくいですね…、雄町の精米歩合50です。
 まあ、見た目的にはインパクトがありますね、デカデカと書かれた「雄町」の文字も栄光冨士らしい印象。

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 上立ち香は結構独特な、梨ジュース?的な甘さを感じる香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり極めて濃厚な甘旨味がほんの少々のトロミを感じさせつつ入ってきて、そこそこの酸味とほんのりとした苦味でギリギリ輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、少々煮詰めた洋梨的な甘旨味が純然たる主役、酸味がジューシー感とインパクトを添え、苦味がダレを防ぐ、賑やかながらも一種のまとまりがあるもの。
 後味は、ちゃんと苦酸が引き取ってキレてくれます。

 ある意味無濾過生原酒の魅力をお手本のように感じさせてくれる、超芳醇フレッシュフルーティージューシー酒でした。
 個人的には、例えば花陽浴は典型的甘旨系に見せかけて凄さの本質は上品さだと思っているのですが、栄光冨士はガチで濃厚さとインパクトで勝負してくる印象ですね。
 ちなみに正直私は後味についてはよほどダレない限り「キレ良し」と判断してしまうので、そこは自信ないのですが…、でもこれはちゃんとしてると思うんですよ、完成度高いお酒だと私は思います。
 そもそも栄光冨士で雄町なら私は好きに決まってるでしょ!(限界オタク)

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,806円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月05日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

総乃寒菊 「True White」 純米大吟醸 直汲み 無濾過生原酒

家飲み記録 総乃寒菊 「True White」 純米大吟醸 直汲み 無濾過生原酒

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 千葉県山武市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね。

 最近じわじわと知名度を上げてきている印象の総乃寒菊です、個人的にも前回(昨年)飲んだ純大生の印象が良かったので注目株。
 同蔵は最近面白い名前の商品を出している印象がありますね、特別な栽培方法の菊の名称に由来する「電照菊」なんてのはその最たるものでしょう。
 今回のお酒も「True White」ということで、白菊の花言葉「真実」を絡めた洒落たネーミングとなっています、「菊」っていうところで一本筋が通ったイメージがあるのが素敵ですね。
 ちなみに電照菊も並んでいたのですが、お店(日本屋さん)でがっつり試飲させてもらった結果、より自分好みだったこちらをセレクトしました。

 さて、今回いただくのはは雄町の精米歩合50の生。
 裏ラベルにはかなり詳細なブランド紹介と味わい解説、そしてスペック情報があります、個人的には凄く好印象。
 注目点としては、マニア的には「M301 号酵母」に反応する人が居そうなイメージがありますね。

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 上立ち香は乳酸混じりのフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚な甘旨酸味が、少々の苦味と良い意味での硬さ、いわゆるミネラル感とそれぞれバランスを取りつつ、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、やはり乳酸感はありますね、甘味は若干強めながら、その酸とやはりミネラル感で、全体の印象はむしろカチっと引き締まっています、う~ん高密度。
 後味は、これが見事にデクレシェンド的に引き上げるんですよ…

 しっかりと甘味がありながら、乳酸味とミネラル感により、極めて個性的な世界観を魅せてくれる、芳醇バランス酒でした。
 高密度の旨味が自然に引き上げていく、いわば口溶け感が凄いですね、と思ったら裏ラベルにも書いてありました、いやあご尤も。
 前回よりもまたグッと印象が上がりましたね、いやあ旨い旨い、我が千葉県のお酒も今風のジャンルで勝負できるお酒十分出てきたなあ、素晴らしいことかと。
 総乃寒菊、今後がっちり追っていきたいと思わせてくれた一本でした。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2323.html

名称:総乃寒菊 純米大吟醸 無濾過生酒 29BY
蔵元情報:合資会社寒菊銘醸
購入価格(税抜):1,600円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月03日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

庭のうぐいす 純米吟醸 あらばしり 生酒

家飲み記録 庭のうぐいす 純米吟醸 あらばしり 生酒

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 福岡県久留米市のお酒です。
 外飲みは何度か経験ありですが、家飲みは初めて。

 庭のうぐいすは、福岡県のお酒の中ではトップクラスに全国で知られているお酒なんじゃないでしょうか、日本酒口コミサイト「日本酒物語」でも長い間都道府県ランキングで1位だったかと思います。
 なんとなくほのぼのとしつつも印象には残る素敵な銘柄名ですよね、ラベルも相まって飲み手に確固たるイメージを与えることに成功しているかと…
 公式ホームページもまさにそんな雰囲気になっています、内容的には特約店情報が無いのは寂しいですが、商品情報は充実してますね。
 
 今回いただいたのは季節ものの新酒あらばしり、精米歩合50%の生酒です。
 商品紹介にもバッチリ載っているのですが、なぜかこれのスペック情報は少ないんですよね、ブレンドでもしてるのかしら。

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 上立ち香はフレッシュかつ甘い果実香が控えめに。
 含むと、まさにフレッシュ&ジューシーといった趣の甘旨味がググッと入ってきて、そこそこの苦味で輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり典型的なフルーティー系の蜜たっぷりの青りんご様の甘味が濃いめにあって、ほんのりとした酸とあまりキツくない程度の苦味がダレを防ぎますね。
 後味はやはり苦味が引き取りつつも、割と素直な感じで引き上げます。

 高精白生らしい、フレッシュフルーティージューシーな甘味と苦味が均衡する芳醇甘旨酒でした。
 よく言うと王道、悪くいうとありがちって感じですね、ただまあこれは狙い通りなのでしょう。
 なんだかんだでここまでしっかりとインパクトとバランスを保っているお酒は少ないと思います、後香りが抑えめで旨味が濃いのもポイント、いい仕事してますね~
 庭のうぐいす、地場の実力蔵としての貫禄を感じる一本でした。

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名称:庭のうぐいす 純米吟醸 あらばしり 生酒
蔵元情報:合名会社山口酒造場
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年07月01日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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