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田酒 特別純米酒 生酒

家飲み記録 田酒 特別純米酒 生酒

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 青森県青森市のお酒です。
 何だかんだで相当回数当ブログに登場してますね。

 田酒は言わずと知れた地酒業界の雄ですが、最近は代表スペックの特別純米が一回火入れ(要冷蔵)になったり、色々と変わり種を出していたりで、結構新しい試みをしている印象があります。
 この特別純米の生も確か通常品としては、つい最近販売開始されたものだったかと思います、生酒マニアの私としては一度飲んでみたいと思っていて今回入手機会があったのでセレクトしました。
 流石にこちらには、割と目立つ感じでラベルにも要冷蔵記載が有りますね。

 ただ、スペック情報はレギュラー品同様貧弱ですねえ、まあ多分華吹雪使用なんだろうと思います、精米歩合は55%。
 2018年11月製造で、2019年2月に開栓しています、水色瓶なのでしっかり遮光を意識して保管。

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 上立ち香はセメダインと甘味が混ざった感じのフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、フレッシュ感の残った甘旨味が、しかし円やかな口当たりで入ってきて、時間差で出てくる渋味やケミカル感で複雑さも纏いつつもじわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、うーんかなり個性的ですね、含んだ直後はメロンジュース的な印象もあるのですが、渋味が出てくるとやはり田酒独自っぽい複雑味があります、ただちょっとケミカル感が浮いてるかな…
 後味は苦渋が引き取りつつ、何気に自然かつしっかりキレてくれます。

 素直な甘味と独特な渋味が絡み合って、田酒らしい複雑な風味を創り出す、個性派フレッシュ酒でした。
 複雑味は魅力ではあるのですが、やはりケミカルっぽさが若干クセっぽくも感じますね、ただ後味がしっかりキレるのでそんなに悪い感じではないです。
 これを熟成させると、ケミカル感が落ち着いてくるのか、それともより浮いてくるのかは気になるところです、どこか居酒屋とかでやってないかしら…
 ともあれ、田酒らしさとチャレンジ精神を感じた一本だったと思います。

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名称:田酒 特別純米酒 生酒
精米歩合:55%
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):1,416円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 田酒 特別純米

2019年06月29日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」

家飲み記録 土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」

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 群馬県利根郡川場村のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 土田は以前火入れ純米吟醸をいただいています、その時からラベルは一新されているようですね、実にモダンな雰囲気になりました。
 蔵元ホームページを見ると、方針に「菌と人との酒造り」というフレーズがあるのが目につきます、ラインナップも山廃系に力を入れているようですし自然派な雰囲気が見て取れますね。
 また、個人的には「麹九割九分」とか「菩提もと×山廃もと」といった、非常に変わった製法のお酒を出しているところも気になっています。
 今の日本酒の面白いところは「多様性」だと思っているので、変わり種はどんどん出てきてほしいんですよね。

 さて、今回いただくのは30BY第一弾の山廃生、原酒でアルコール度数16度は結構低めですね。
 特定名称の記載はしていないようですが、純米。
 また品種は不明ですが、地元のお米を使っているようです。


 上立ち香は、乳酸感のあるまろやかな香りがそこそこに。
 含むと、ほどほどの濃度の乳酸系の酸味を纏った旨味が割と軽やかに入ってきて、しっかりと純度を保ったままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、甘味はかなり控えめで、今風系の山廃のド王道という感じの柔らかな旨酸味が中心にある感じ、けして薄くないのですが後ろ向きの雑味が皆無なので、スルスルいっちゃいますね。
 後味は、酸メインながら、割と自然かつしっかりと引き上げます。

 最初から最後まで実に柔らかい感じの、薄くはないけどスッキリのめる、バランスの良い旨酸酒でした。
 これは食中酒志向という印象ですね~、ただ浮いた苦味が無くて、良い意味で初心者向けでもあると思います。
 そういう意味では新政にも似てるのかもなあ…、まあ滅多なことは言えませんが、「モダン系生もと山廃酒」という大きなくくりでは共通部分があるかと。
 何気にはつしぼりでこの完成度というのも凄いことだと思います、30BY後半ならもっと良くなってたんじゃないかな…
 土田、今後の可能性を強く感じさせてくれた一本でした、次は変わり種もやってみたいですね。

 燗をつけると…、やっぱり酸メインというのは変わらないですね。
 甘さはあくまで控えめながら、口当たりが柔らかくなりつつ押し出しが強くなる印象、これはこれで良いんじゃないでしょうか。

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名称:土田 はつしぼり山廃生 「Brewing number1.」
蔵元情報:土田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月27日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

鳩正宗 純米吟醸酒 華想い 直汲み 生酒 30BY

家飲み記録 鳩正宗 純米吟醸酒 華想い 直汲み 生酒 30BY

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 青森県十和田市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回いただいた華想い45%の一回火入れの印象が非常に良かったためセレクトしました。
 で、記事のネタを探しに蔵元ホームページに行ったのですが、商品情報に工事中部分があったり、スタッフ日記の更新が数年前で止まっていたりで、何となく寂寥感を感じてしまいました…
 酒質はかなりモダンに寄せている印象なんですけどね、情報発信の要たるホームページがこの状態だと勿体無いと思ってしまいます。
 ただ銘柄の由来が書いてあったのは個人的には嬉しいですね、昭和初期に蔵に舞い込んで神棚に住み着いた鳩を、当主が鳩神様と祀り始めたのが始まりだとか。

 さて、今回はピンクラベルが目を引きますね、スペックはやはり華想い使用、精米歩合50になります、値段は若干お高め。
 前回飲んだのが私にしては珍しく火入れだったので、今回は私がいつも飲んでいるようなスペックを選んだ次第です。

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 上立ち香は実に華やかかつ典型的な感じのリンゴ的香りがかなり強めに。
 含むと、割と香りの印象通りの強い含み香を纏った旨味が、力強くかつ上品さも感じさせながら入ってきて、そこそこの苦味で引き締めら得れつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいはやはりかなり押し出しの強い蜜たっぷりのリンゴ系甘旨味が中心、含み香とともに苦味も結構強めですね、別に崩れてはいないとおもうのですが、極彩色といいますか若干キツい感じ。
 後味は、やはり苦味メインながら割と自然に引き上げていきます。

 極めて華やかな含み香をともなう濃厚な甘旨味が、遠慮しない感じで主張してくる香り系フレッシュ甘旨酒でした。
 甘味は心地よいのですが、しばらく飲んでると、濃厚マニアの私でも、ある時から凄く進まなくなりますね、これが飲み疲れるというやつか…、そういう意味でも典型的な香り系。
 温度が上がってもダメですし、これは露骨に冷酒開栓即飲み推奨ですね、流石に火入れの方がバランス良かったかなあ。
 ともかく、鳩正宗はもうちょっと色々なスペックを飲んでみる必要があると思いました。

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名称:鳩正宗 純米吟醸酒 華想い 直汲み 生酒 30BY
蔵元情報:鳩正宗株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年06月25日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

一乃谷 大吟醸 「完美」 斗瓶中取り 無濾過生原酒

家飲み記録 一乃谷 大吟醸 「完美」 斗瓶中取り 無濾過生原酒

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 福井県大野市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 以前に山田錦を40%まで磨いた超絶コスパ大吟醸「暁」をご紹介しました、実はその時に「次は完美も買っちゃおうかな…」と最後に書いてますので、今回は有言実行した形になりますね。
 で、このお酒、暁を超える山田錦の精米歩合35%になっております、しかも記載は無いものの特A地区の山田錦だとか…
 そしてお値段は一升瓶3,200円台と、もはや意味が分からない感じになっております。

 スペック的には完全に鑑評会出品クラスですからね…、500mlが5,000円ぐらいで売っているやつですよええ。
 当たり前ではありますが出荷量はかなり少ないようです、どういう風に採算をとっているのかは本当に謎ですね…

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 上立ち香はバニラ感のある甘くもスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、やはり上品な旨味が吟醸酒らしい青りんご的含み香をしっかり纏いつつ摩擦なしで入ってきて、程よい苦味で輪郭を整えつつ、最後までバランスを保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、う~ん正に大吟醸の王道を往く感じですね、上品な青りんご的甘旨味を中心にしつつ、控えめな苦味と、ある程度感じるアルコール感でしっかりバランスをとっている印象。
 後味は、正に精米歩合を感じさせる極めて自然な引き上げ方ですね。

 とんがったところを丁寧に廃していったような、無濾過生原酒離れした上品かつスルスルと飲めるお酒でした。
 まあこれに加水火入すれば鑑評会系のお酒になるんだろうなあという雰囲気ですね、逆に無濾過生原酒であるがゆえの飲み応えはあるかと思います。
 ただ、私には過ぎたお酒かな~、経験不足ゆえに良さを正統に図れない感じではあります(もうちょっとやんちゃが好みですし)。
 一乃谷、この完美については、高級酒を飲み慣れた方に是非飲んでみて欲しいお酒だと思いました。

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名称:一乃谷 大吟醸 「完美」 斗瓶中取り 無濾過生原酒
蔵元情報:株式会社宇野酒造場
購入価格(税抜):3,220円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月23日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜多屋 純米大吟醸 生原酒 「八峰」 (2019年4月製造)

家飲み記録 喜多屋 純米大吟醸 生原酒 「八峰」 (2019年4月製造)

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 福岡県八女市のお酒です。
 前回と同銘柄のご紹介です、登場回数は合わせて3回目。

 この「八峰」は2013年に飲んでいます、実に6年振りですね。
 飲んだ時も好印象だったのですが、特に理由も無く間が空きましたね~、近場に特約店が無いと結構ありがちなパターン。
 八峰は限定ブランドのようですね、他の喜多屋との違いが気になるところですが、蔵元ホームページを見ても記載はなさそう。
 ただ裏ラベルには結構詳しい情報が載ってますね、多分契約栽培米、自社栽培米を使っているというのがポイントなのでしょう。
 
 米の品種は福岡の酒米「吟のさと」、精米歩合は50%と結構削っています。
 4月製造を5月開栓なので、割と即開けコンディションですね。

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 上立ち香は結構熟した感じのワイン的ぶどうっぽい香りがそこそこに。
 含むと、ガッチリ味乗りした印象の、しかし上品な印象の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、完全に裏方に徹した苦渋味で輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、極めて複雑な風味を孕んだ、しかし絶妙にまとまった甘味を中心に置いている感じ、複雑さを彩る脇役は渋味ですね~、苦味は寄り添う程度。
 後味は、これがまた見事に自然に引き上げてくれます。

 独特ながらも柔らかさのある、味乗りした印象の奥深い旨味が魅力的な、芳醇甘渋旨味酒でした。
 う~んいいですねえ、極めていい感じにまとまっていると思います、これ新酒なのかなあ、凄く生熟っぽい良さを感じたのですが…
 あと私の場合甘味に焦点を当てちゃいますが、飲む人によっては確かに辛口なのかも…、実際キレは素晴らしいです。
 なんとなくワイン的な雰囲気も感じるのは渋味がそっち系だからかなあ、割と個性的でもあるかと。
 喜多屋、特にこの「八峰」は強くオススメしたいですね。

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名称:喜多屋 純米大吟醸 生原酒 「八峰」 (2019年4月製造)
蔵元情報:株式会社喜多屋
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年06月20日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜多屋 純米大吟醸 あらばしり生原酒

家飲み記録 喜多屋 純米大吟醸 あらばしり生原酒

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 福岡県八女市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。 

 以前の記事でも書きましたが、喜多屋はIWC2013の「チャンピオン・サケ」に選ばれた銘柄です。
 チャンピオン・サケと言えば、鍋島を有名銘柄に押し上げた賞だと思うのですが、それ以外の受賞銘柄は意外とあんまり表に出てきていないような…
 まあ出羽桜・南部美人とかは既に有名なのでしょうがないでしょうが、この喜多屋や、福小町、会津ほまれや奥の松なんかはもっと全国区で脚光を浴びても良いと思っています。
 ただまあ、地元で売れているなら良いのかも…、このあたりの蔵の姿勢は一飲み手には分からないですね。

 閑話休題、今回は山田錦と雄町を利用した、精米歩合50%の純米大吟醸生酒になります。
 使用割合が山田錦60%、雄町40%というのが結構珍しいパターンな気がしますね、麹と掛で分けているわけでもなさそうですし、どういう風に使っているのかしら。

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 上立ち香は濃厚かつ典型的な青りんごの香りがかなり強めに。
 含むと、やはり濃厚フレッシュといった感じの甘旨味が少々のガス感を纏いつつ力強く入ってきて、尻上がりに出てくる苦味で程々に引き締められながらも、華やかに広がっていきます。
 味わいは、やはり濃縮青りんご果汁的な甘さ主、酸味副の旨味が主役、いかにもながらキツ過ぎない苦味や、あらばしり的なインパクト含め、典型的ながらも非常に出来が良い印象。
 後味は、苦味が見事に仕事をして濃厚さを引き取ってキレます。

 「純米大吟醸あらばしり生」としてもうど直球かつど真ん中な感じの、香り高い芳醇甘旨フレッシュ酒でした。
 苦味含めてバランスが非常に良いんですよ、「らしさ」を活かしつつ、マイナス面を抑える、まさにお手本っていう印象。
 個性派って感じではないのですが、こういうお酒はまさに蔵元の確固たる実力を感じさせてくれますね~
 今期、喜多屋をもう一本いただいているので、次回はそちらをご紹介します。

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名称:喜多屋 純米大吟醸 あらばしり生原酒
蔵元情報:株式会社喜多屋
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月19日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

Ohmine Junmai 3grain (大嶺純米3粒) 新酒生酒

家飲み記録 Ohmine Junmai 3grain (大嶺純米3粒) 新酒生酒

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 山口県美祢市のお酒です。
 ブログでの登場は(一応)2回目ですね。

 大嶺は以前に100mlのミニカップ酒を紹介しています。
 その印象は良く、他に外飲みでいただいた「ひやおろし」も美味しかったのでいつかじっくりやりたいとは思っていたのですが…、ホームページの商品紹介みると一目瞭然で、全体的にお高いんですよね。
 それも見た目に凝った商品が多かったので、中身重視派としてはどうにも購入に踏み切れずにいましたが、今回新酒生酒がまあ許容範囲のお値段で売っていたのでセレクトしました。
 (この辺り、とある酒屋さんがブログで何度か書いている、「パッケージは飲めない」というフレーズは至言だと思います)

 山田錦の精米歩合58%の生原酒、値段は税抜1,800円。
 確か、最近新しく建造した蔵設備での造りだったかと思います、開栓は今年1月。

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 上立ち香は割と濃いめかつガッツリセメダイン系の香りがそこそこに。
 含むと、若干のケミカル感を纏った独特の旨味がグググッと入ってきて、若干の渋味を伴いながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、ある種生原酒らしい濃厚な旨味が中心にあるのですが、甘味が若干控えめかつ苦味が皆無で、伴うセメダイン感と渋味がクセっぽい方向にいっている気がしますね、結果として少々ダレ感があるような…
 後味は、なんとなく渋味を口中に残しつつ引き上げていきます。

 好ましい旨味を、ケミカルでクセっぽい含み香がいじめたおす、若干バランスの崩れが気になるお酒でした。
 この値段でこの味わいは正直残念ですね、大人しく加水火入れにしたほうが良かったんじゃないかしら…というか、日誌係さんの尻馬に乗ってしまいますが、オフフレーバーが強過ぎかと。
 かの「山間」はかつて(23BY)設備由来のオフフレーバーを認めた上で全量火入れにし、結果として商機を逃してしまいましたが、このお酒を飲むと、その姿勢って凄く真摯だったんだなあという思いが浮かびます(嫌味)。
 とはいえ、今までは好印象だったわけですし、一回だけではなんとも言えないでしょう(今回も飲めないほどひどくはない)。
 大嶺、今後一歩引きつつも追っては行きたいとは思いました。

■「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2629.html

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名称:Ohmine Junmai 3grain (大嶺純米3粒) 新酒生酒
蔵元情報:大嶺酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: Ohmine 大嶺 純米

2019年06月17日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

若葉 特別純米 無濾過生原酒 大いばり (青) 

家飲み記録 若葉 特別純米 無濾過生原酒 大いばり (青) 

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 岐阜県瑞浪市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは完全初見銘柄ですね、しかも無濾過生原酒ということで即決購入しました。
 まず目を引くのはラベルでしょう、「大いばり」という謎の名称に金太郎の絵、レトロな雰囲気がありつつも他に類を見ない感じ。
 どうやら限定品らしいのですが、蔵元ホームページ(買える店一覧があるのが素晴らしい)にも関連情報は無いようです。
 この情報の無さはブログ管理人泣かせですね…、せっかく面白い雰囲気なんだから、裏ラベルに由来ぐらい書いてくれれば良いのに。

 ただ、スペック情報はかなり詳細に裏ラベルに記載が有ります、五百万石使用の精米歩合60と、割とスタンダードな印象ですね。
 製造年月は2018年5月、開栓は2019年2月なので、結構な生熟コンディションでいただきました。

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 上立ち香は落ち着いたバニラとチョコ系の香りがそこそこに。
 含むと、程よく熟感をまとった濃厚なほろ苦い旨味が割と素直な感じで入ってきて、そのまま最後までバランスを保ったままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりチョコ系の印象があるのですが、控えめな甘さに完熟果実感もあり、なかなか独特な雰囲気ですね~、ただ苦味がキツくないので自然にドンドン飲めてしまいます。
 後味はその苦味の余韻を残しつつ、しっかりとキレます。

 クセのない熟感を、独特のバランスで実に自然に楽しませてくれる、ガンガン飲める系旨甘苦酒酒でした。
 ほろ苦さに加えほんのりとした辛さもあるかな~、濃厚さと飲みやすさの両立という意味では非常に高レベルかと。
 モダン系だと大体酸でしめるわけですが、このお酒はそうではないというのも面白いんですよね、個性派だなあ…
 若葉(大いばり)、今後しっかりと追っていきたいと思います。

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名称:若葉 特別純米 無濾過生原酒 大いばり (青) 
蔵元情報:若葉株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月15日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり

家飲み記録 澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり

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 京都府京都市伏見区のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 澤屋まつもとはもはやかなり知られた銘柄になっているんじゃないでしょうか。
 私も外飲み含めたら結構な回数飲んでいますが、生酒は極めて珍しいという認識で、一度は飲みたいと前から思っていました。
 今回はたまたま店頭でみかけたので飛びついてしまった次第です(しかも一升瓶)。
 ただ、澤屋まつもとを飲みまくっている日誌係さんの感想によると、この山田錦の生はかなり異色の味わいらしいですね。
 「らしさ」のある生酒ということでは、五百万石をセレクトした方が良かったかなあと若干反省。

 ラベルには精米歩合等のスペック情報はあまりありませんね、何か特定名称の記載も無いようですが、前からでしたっけ?
 お値段は若干お高め、去年の11月購入、今年1月開栓です。

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 上立ち香はガス混じりのスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、中濃度かつ硬質な印象の旨味が、ガス感も相まって軽い感じで入ってきて、若干の苦味を伴いつつ、最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、う~んあえていうとメロン的な青い甘旨味があって、密度は高めにも思えるのですが、全体の印象はなんというか淡麗というか、謎の薄さ?軽さ?があるんですよね、とにかくガンガン飲めてしまいます。
 後味は、びっくりするぐらい「無」って感じで完璧な引き上げ。

 ある程度の生っぽさ、フレッシュ感の魅力を感じさせつつ、軽さをしっかり保った食中向け的なお酒でした。
 アルコール度数が低めの15度というのも影響はしているのでしょうが、後引けの良さは凄いなあやっぱり。
 ただ、ある意味予想通り私のストライクゾーンからは外れてはいます、大人しすぎるといいますか、何となく物足りなさを感じてしまうんですよね…
 ただ、蔵の志向する「引き算の酒」として、極めてハッキリとしたコンセプトと完成度を感じるのも確かです、ハマる人には凄くハマるでしょうね。
 澤屋まつもと、次は、「こういうお酒」が飲みたいときにセレクトしようと思いました。

 温度が若干上がってきても、キツさはないですね。
 むしろ冷やしすぎると単にスルスル飲める酒になるので、常温付近のほうが個人的には好きかも。
 ただ、若干後味が残るようにはなるので、どちらが良いかは好みだと思います。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2657.html

名称:澤屋まつもと 守破離 山田錦 生酒うすにごり
蔵元情報:松本酒造株式会社
購入価格(税抜):3,600円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年06月13日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菱湖(りょうこ) 純米大吟醸 おりがらみ生

家飲み記録 菱湖(りょうこ) 純米大吟醸 おりがらみ生

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 新潟県新潟市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め、確か初めて頂きます。

 こちらは峰乃白梅酒造の新規、特約店限定ブランドになります。
 峰乃白梅といえば何といっても、「越乃寒梅」「雪中梅」と並び「越の三梅」ということで、泣く子も黙る新潟蔵の雄という印象があります。
 ただ、今回のお酒の見た目は明らかに今風に寄せてきていますね、実際越乃寒梅も「灑」みたいな新商品出していますし、このご時世実力蔵もただ座していては駄目だという危機感があるのでしょう。(逆に雪中梅のブレなさも凄いと思いますが…)
 ちなみにこの蔵は「キングオブモダンライト」なんていう凄い名前のお酒も出しているようですね、結構思いきったイメージ転換を図っているように感じます(そのお酒の感想は日誌係さんがやってました)。

 使用米は「山酒4号」というあまり聞かないもの…、だと思ったのですが調べると「玉苗」のことみたいですね。
 精米歩合はかなり削った45%ですが、お値段は高くありません、原酒表記が無くアルコール度数16度なので多分加水有でしょう。

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 上立ち香は酸を感じる爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、割としっかりと甘味と苦味を伴った旨味が若干粘度ある感じで入ってきて、苦味もそこそこに伴う形で引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、あえていうと蜜たっぷりの梨といった趣の、濃いめの甘さ、青さ、苦さをそれぞれ備えた旨味が主役、割と王道ながら、バランスの良さととろみが魅力的ですね。
 後味は若干の苦味を口中に残しつつ、キツくない感じでしっかり引き上げます。

 実に正統派といった印象の、自然に飲めるバランスの良い芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 あ~、老舗蔵が今風を志向して造ったって感じが凄くわかりますね、「やろうと思えばそっち系だって造れるんだぞ」的と言いますか。
 ただ、個性とか飛び抜けた魅力のようなものは薄いかもですね、そのあたり突き抜けてやんちゃになれないのも、いかにもという感じで微笑ましいかも…
 菱湖、峰乃白梅と共に、今後注目していきたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:菱湖(りょうこ) 純米大吟醸 おりがらみ生
蔵元情報:峰乃白梅酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月11日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

shirakiku(シラキク) BLACK LABEL 純米無濾過生原酒 vibrant(ヴィブラント)

家飲み記録 shirakiku(シラキク) BLACK LABEL 純米無濾過生原酒 vibrant(ヴィブラント)

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 京都府京丹後市のお酒です。
 同銘柄の家飲みは二回目ですね。

 こちらは、以前にご紹介している白いラベルの商品が、今年からリニューアルされたものだそうです。
 60%まで削ったコシヒカリを使用した無濾過生原酒というのは前回同様。
 ただ今回からは名前通り「黒麹」を使っているそうですので、味わいは別物と考えた方が良さそうですね。
 ちなみに黒麹は泡盛等に使われるタイプの麹です(日本酒は通常黄麹)、黒麹使用の日本酒としては当ブログでは前に福岡の「黒兜」というお酒を紹介したことがありますね。

 しかし、瓶の形状含め目を引くデザインですね~(何気に容量は750から720mlになったみたい)
 奇抜なガワは同蔵の特徴でしょう、中身さえ良ければ個人的には全然アリだと思います。
 (ちなみに個人的には「BLACK LABEL」というとCAVEのシューティングを想起したり…、まあ余談)


 上立ち香は割とハッキリとした酸とほんのりセメダインを感じる爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、結構ケミカル感のある引き締まった旨酸味がスルスルと入ってきて、少々唾液腺を刺激しつつ最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、フレッシュな酸味を中心として、控えめな甘味や苦味が寄り添う感じで、フレッシュかつ実にモダンな印象ですね、苦味は皆無でひたすらスルスルいってしまう感じ。
 後味はほんのり苦味を残しつつ、やっぱり酸が引き取って見事にキレてくれます。

 今風の食中酒といった趣の、フレッシュな酸でしっかりと引き締まった、スイスイ系のお酒でした。
 個人的には甘味が少ないのが寂しいのですが、それは完全にイチャモンですね、このお酒は酸旨酒として完成している感があります。(ちょっと酸が強すぎるきらいはあるかも)
 クエン酸が多いと言われるとまあ腑に落ちる感じですね、新政と似た感じの「日本酒離れ感」があるお酒だと思います。
 白木久、せっかくなので次は別ライン(銀シャリとか)もいただいてみたいと思います。

 ただ、開栓後は早い段階で若干崩れた様に個人的には感じました。
 酸が強くても伸びるわけではないというのが、日本酒の難しいところですね~

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名称:shirakiku(シラキク) BLACK LABEL 純米無濾過生原酒 vibrant(ヴィブラント)
蔵元情報:白杉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 白木久 純米

2019年06月09日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)

家飲み記録 旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)

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 徳島県那賀郡那賀町のお酒です。
 外飲みでは何度かいただいていますが、家飲みは初めて。

 旭若松は外飲みで好印象ながらどうも縁が無く家飲みできていなかった銘柄の一つです。
 確か生産量が相当少ないんですよね、今回ようやく人形町の「新川屋佐々木酒店」さんで出会えたので喜んで買いました。
 今まで飲んだ経験で印象に残っているのは、かの実力派居酒屋「鎮守の森」で、チーズの冷静スープとのペアリングでいただいたときの味わいですね。
 店長さんから口中で混ぜちゃって飲むのが良いと言われ、その芳醇な旨酸味に「こんなに力強い合わせ方があるのか!」と感銘を受けました。
 
 スペックは雄町利用、精米歩合は70%にとどめた無濾過生原酒、値段は若干お高めですね。
 製造年月を見るに少なくとも1年近くは生熟期間を経ているようです、2018年12月開栓(ちなみに大晦日に飲んでました)。

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 上立ち香は少々ツンとした感じの、ケミカルチックながらも心地よい香りがそこそこに。
 含むと、トロリとした甘味と落ち着いた酸味が相まった感じの旨味が極めて力強く入ってきて、最後までしっかりと濃度を保ちつつ、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、カラメル感をガッツリまとった超濃厚な甘味と、それに完全に一体化した印象の柔らかい酸味が厳然たる主役、渋味や酸は脇役ながらも個性と複雑さをしっかり添えています。
 後味は、主に酸が引き取って、見事なまでにバッチリキレます。

 生熟酒の方向として、一つをかなり突き詰めた感のある、超濃厚複雑生熟甘旨酒でした。
 こっち系のお酒としては非常に甘味が強いのが特徴的ですね、粉っぽさもある濃度で、貴醸酒の古酒に近いニュアンスといいますか…、ただダレ感は皆無(断言)
 いやあこういう世界観のあるお酒は良いですね~、何故かバニラ感もあるようで、実にオンリーワンの個性があります。
 旭若松、「我が道を往く」素晴らしい芳醇酒でした、早いうちにまた購入したいと思います。

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名称:旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)
蔵元情報:那賀酒造有限会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年06月07日 徳島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

雅楽代(うたしろ) ~可惜夜(あたらよ)~ 無濾過生原酒

家飲み記録 雅楽代(うたしろ) ~可惜夜(あたらよ)~ 無濾過生原酒

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 新潟県佐渡市のお酒です。
 前回紹介した天領盃と同蔵の、別銘柄。

 この銘柄は、新体制となった天領盃酒造が満を持して新発売した限定ブランドです。
 現蔵元が自ら名付けたわけですし、天領盃以上にその「新しい姿勢」が反映されているお酒といえるんじゃないでしょうか。
 (ちなみに蔵元ホームページにちゃんと買える店一覧が有ります、素晴らしい!)
 なお、購入した酒屋さんによると、蔵元は相当に「風の森」をリスペクトしているらしく、酒質にもそれが反映されているとのこと。
 「MIYASAKA」や「若駒」もそうですし、風の森フォロワー的な銘柄も着実に増えてきていますね、個人的には嬉しいところです。

 使用米は五百万石、精米歩合は非公開らしいです。
 私が購入した無濾過生原酒の四合瓶は、伊勢元酒店さんでしか取り扱いがないらしいですね。
 同店は蔵元と実に密に連携を取って、特別スペック(大体生原酒とか、おりマシマシ)を仕入れたりするタイプのお店なので、なるほど納得という印象です。

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 上立ち香はサイダー的な甘くスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、密度高めの甘旨味が力強く入ってきて、僅かなガス感や濃い渋味とガッチリ絡み合いつつ、実にゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、マスカット的な甘味と、若干のケミカル感、かなり強めの渋味がそれぞれせめぎ合う、高密度で複雑なもの、若干重くはあるのですがミネラル感っぽさもあって独特な飲み飽きなさもあるかも。
 後味はやはりそこそこの渋味を口中に残しつつ、危うくもダレない感じで引き上げていきます。

 心地よい甘旨味に、ガスや渋ケミカルミネラルな独特な風味が絡みつく、なかなかに独特な飲みごたえのあるお酒でした。
 やっぱりこの甘味は好みですねえ、ガス感含め風の森リスペクトというのに納得感はあります、渋味が若干くどい感じがするのも、風の森の低精白に似てる気がしますね。
 これは当然加水火入れすればスッキリするのでしょうが、個人的にはそれじゃつまらないと思ってしまうので、生原酒でもグイグイ飲めるよう、是非この方向性のまま味わいを洗練していって欲しいと思います。
 雅楽代、初造りとして十分美味しく、さらに素敵な可能性を感じさせてくれるお酒でした、今後超要注目ですね。

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名称:雅楽代(うたしろ) ~可惜夜(あたらよ)~ 無濾過生原酒
蔵元情報:天領盃酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 雅楽代 天領盃

2019年06月05日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天領盃 純米吟醸 しぼりたて生原酒

家飲み記録 天領盃 純米吟醸 しぼりたて生原酒

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 新潟県佐渡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 天領盃については、当時若干24歳の「加登仙一」氏が、個人で調達した資金でなんと蔵ごと買って、現体制になったとのこと。
 最近酒蔵もM&A対象になることが増えてきたとはいえ、流石に個人による買収というのは聞いたことがないですね、かなり話題になっていたと思います。
 (その辺りの事情についてはSAKETIMESに詳しい記事がありました
 実際、確固たる信念の元、自らリスクを取って酒造りの世界に飛び込むその姿勢には脱帽するしかないですね、本当に凄いことかと…
 今回は、応援…というよりも、単純に興味があるのと、記念すべき新体制第一弾ということでセレクトしました。

 スペック的には精米歩合58%の生原酒。
 裏ラベルにメッセージやQRコードが載っているのは今風ですね。
 1月製造、3月開栓。

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 上立ち香は若干落ち着いた、酸を感じる柑橘系果実の香りが控えめに。
 含むと、かなり酸が効いた、軽さのある旨味がスルスルと入ってきて、若干唾液腺を刺激しつつ、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柑橘系果実的な感じで、甘味控えめ、旨味もそこそこの濃度で、酸のスッキリ感がメインに感じますね、かつ苦味等の雑味はしっかり抑えられていて、生原酒らしからぬ飲みやすさでどんどん進む印象。
 後味は、最後までキレイなまま酸味でしっかりとキレます。

 柑橘系果実系の酸が軽さとインパクトを与えつつ、高純度かつキツさも抑えられている、食中に映えるお酒でした。
 若干ケミカル感もあるかな…、でも悪い感じじゃ無いんですよね、なかなかに絶妙なラインを攻めてきている印象。
 私にとっては若干甘味不足ですが、あまり他銘柄を出すのも何ながら、新政とか好きな人は気にいるんじゃないかな…
 新体制初めての造りとは思えないまとまりの良いお酒でした、次回は同蔵の別銘柄をご紹介します。

 で、開栓後上がってくるタイプでしたね~
 甘味も若干出てきたし、速醸としてはかなり強いタイプのお酒でしょう、今後に期待大。

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名称:天領盃 純米吟醸 しぼりたて生原酒
蔵元情報:天領盃酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月03日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

美寿々 純米吟醸 生原酒 (平成30年10月製造)

家飲み記録 美寿々 純米吟醸 生原酒 (平成30年10月製造)

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 長野県塩尻市のお酒です。
 前回のおりがらみと同時購入して、飲み比べと洒落こんでいました。

 美寿々は少量生産蔵らしく、東京で買おうとするとなかな苦労する銘柄です。
 私は「信州おさけ村」で買うことが多かったのですが、昨年の新商品である雄町に関しては北浦和まで買いに行きました。
 今年もどうするかと思っていたのですが、ありがたいことに人形町の小山酒店さんが取り扱いを開始してくれましたので、今回はそちらで購入しております。
 いやあ、知っているお店が、好きな銘柄を取り扱い開始してくれると嬉しいんですよね…自分の感覚は間違っていなかったと。
 後は単純に買い易くなるのもありがたいところです、皆さんも人形町に行くことがあれば是非。
 
 さて、スペック的にはおりがらみ同様「いつもの」という感じですね。
 おりがらみに有った新酒ラベルが無く、10月製造という微妙なタイミングなので29BYなのかなあ…
 ちなみに12月末開栓なので、新酒だとしても数ヶ月は寝ていることになります。

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 上立ち香はリンゴの蜜的な結構甘い感じの果実香がそこそこに。
 含むと、フレッシュさを残しつつも円やかな甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、控えめな苦味で程よく輪郭を保ちつつ、あくまで刺激無しでじわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘さ程々の完熟パイン的な酸の効いた旨味が主役で、程よい苦味も相まって実に自然に入り込んできますね、それでいて存在感はしっかりある感じ。
 後味は、基本酸と苦の仕事だと思うのですが、極めて自然に引き上げてくれます。

 酸がしっかりと効いていつつもまろやかさもある、キレイに落ち着いた果実系芳醇甘旨酒でした。
 角が取れていい感じに生熟していた印象ですね。
 何気に後味の、いわゆる「キレ」が凄いんですよ…無濾過生原酒とは思えないレベルで、エンドレスで飲んでしまいそう。
 結果として、食中酒としてもハイレベルだし、単体でも全然飲める万能酒になっているかと。
 美寿々、やっぱり素晴らしいお酒だと改めて思いました。

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名称:美寿々 純米吟醸 生原酒 (平成30年10月製造)
蔵元情報:美寿々酒造株式会社
購入価格(税抜):1,325円/720ml
購入した酒屋さん:小山酒店(人形町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年06月01日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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