ORIGIN FRESH(オリジンフレッシュ) 純米吟醸 朝日 生原酒
家飲み記録 ORIGIN FRESH(オリジンフレッシュ) 純米吟醸 朝日 生原酒
岡山県倉敷市のお酒です。
この銘柄は初めていただきますが、同蔵の通常銘柄「燦然」は一度家飲みしています。
蔵元ホームページの取扱い店一覧を見る限り、地元重視っぽいですね。
実際、出張で岡山に行った時は色々なところで燦然の看板を見かけました。
そしてこのORIGIN FRESHは、「倉敷市・総社市にある蔵元の若手グループ「岡山ZARU」の共通ブランド酒」とのことです(蔵元発表記事はこちら)。
私が期待を寄せるパターンである、地場の実力蔵が今風に寄せてきたブランドということですね。
スペックは朝日米の精米歩合55%の無濾過生原酒。
裏ラベルを見るに、「搾った当日に瓶詰」ということがポイントのようです。
ただ、3月製造を9月開栓なので、今回は若干熟したコンディションでいただきました。
上立ち香は…あまり感じないですね、
含むと、割と素直かつ濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、あまり酸を感じさせないまま、しかしそんなにダレずにゆっくりと染み込んできます。
味わいは、煮詰めた洋梨的な高濃度の甘味が純然たる主役、そこに寄り添うはやはり渋味ですね、苦味もほんの少しあるかな、全体として柔らかい印象のまま上手く奥深さを加えダレを防いでいる印象。
後味は、その渋味と苦味が引き取って、ゆるやかに引き上げてくれます。
極めて高濃度な甘味の魅力を、それと喧嘩しない苦渋の働きで飽きとダレを防ぎながらストレートに感じさせてくれる、個性派芳醇甘旨酒でした。
若干砂糖ドバドバ入れたカフェオレ的な風味のようにも感じますね、ラベルがなんとなくそういうふうに見えてくるような…、ともかく、徹底的に私好みのお酒です。
いやあ、この低酸の濃厚な甘さ、どうしても桃の里を思い出してしまうなあ、なんとなく朝日米に由来する特性のようにも思えます。
最近某大手酒販店も目を付けているようですが、個人的にも今後朝日米のお酒は意識して追ってみたいかな。
オリジン、また買う機会があれば逃さないようにしたいと思いました。
名称:ORIGIN FRESH(オリジンフレッシュ) 純米吟醸 朝日 生原酒
蔵元情報:菊池酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:さかばやし(通販)
お気に入り度:8.6/9.0
■おまけ:まとめ買い記念写真