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櫛羅 純米吟醸 山田錦 29BY

家飲み記録 櫛羅(くじら) 純米吟醸 山田錦 29BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 同蔵のお酒としては2回目の登場になります。

 同蔵元の別ブランドには「篠峯」があります、「櫛羅」は蔵の住所にもある通り地域名(大字)で、そこで自作したお米で醸したお酒に飲みつける限定ブランドとのこと。
 篠峯の方は、以前「生もと」をいただいていますが、その時はなんとなくクセを感じてあまり楽しめなかった記憶が残っています。
 が、実はブログ開設前(2012年)に、篠峯八反純吟生と櫛羅純米生を家飲みしており、その時の印象は良好でした。
 今回はその辺りの確認のため、通販時に同梱した次第です。

 スペックは櫛羅産山田錦を50まで削った中取り無濾過生原酒とまさに王道を逝くもの、お値段は税抜2,000と少々お高めながら割高ではないでしょう。
 4月製造ですが、まあダレることはない銘柄だろうと、7月末まで引っ張ってからの開栓でした。

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 上立ち香はスッキリとした酸を感じる柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの、ハッキリとした酸が中心にある芯のある旨味が力強く入ってきて、最後までキツさのない引き締まりを保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、酸・甘・旨がそれぞれ主張しながら、若干酸が優位を取る形でバッチリバランスが取れている、凝縮感と一種の透明感のあるもので、飲み応えはありながらグイグイ飲みたくなる印象のもの。
 後味は、やはり酸が爽やかに引き取って割と自然にキレます。

 最初から最後まで酸が主役を演じつつ、果実的な甘味としっかりと一体化して、実に自然な感じで旨味を楽しませてくれるハイレベルバランス酒でした。
 苦渋もあることはあるのですが、ヴェール越しというか、キツさがしっかり抑えられているのが見事ですね。
 当然のようにダレ感も皆無ですし、これは万人に強くオススメできるお酒と言えるでしょう、未飲の方は是非。
 櫛羅は篠峯と共に、今後も信頼できる銘柄として心にとどめておきたいと思います。

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名称:櫛羅 純米吟醸 山田錦 29BY
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:千代酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月29日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 美山錦 30BY

家飲み記録 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 美山錦 30BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 もはや不動の当ブログ最多登場銘柄ですね。

 花陽浴は私がブログ開設以前、具体的には7年前から最お気に入り銘柄の一つであり、何十升も家飲みしてきたお酒です。
 そのころから、何百銘柄と日本酒を飲んできましたが、やっぱりここまでハッキリと個性のある銘柄ってほとんどないんですよね~、この目の覚めるような甘酸味にはいつ飲んでも魅了されてしまいます。
 人によっては「イロモノ」と感じるのかもしれませんが、貴醸酒や菩提もとみたいな特殊系と比べると、あくまで吟醸酒らしい上品さもありますし、本当にオンリーワンだと思っています。

 今回ご紹介するのは、新酒第一弾として定着している、美山錦を55%まで削って醸した純米吟醸生。(去年も飲んでます
 花陽浴好きブログとして、なるべく早く取り上げたいということで無理やり割り込み更新した次第です。(具体的には、「20代から始める日本酒生活」さんの先を越すのが目標だったんですが、1日負けました…(笑))


 上立ち香はいつもの濃厚フレッシュなパインジュース的な香りがそこそこに。(花陽浴としては控えめかな)
 含むと、濃厚ながらも若干透明感のある甘酸味が割と摩擦無しで入ってきて、強めの酸と尻上がりに出てくる苦味の働きでしっかりと輪郭を保ちつつ、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、花陽浴らしいパイン風味の甘酸味がやはり主役、ただ比較的インパクト的には弱く、酸と全体のバランスでむしろ飲みやすさが印象に残る感じですね。
 後味は、若干の苦味を口中に残しつつも、やはり酸苦が引き取るかたちでしっかり引き上げます。


 いい感じでせめぎ合う濃厚な甘酸味を、ストレートかつ纏まりよく楽しませてくれる、フレッシュ芳醇甘酸旨味酒でした。
 いやあやっぱり好きなんですよね…、この甘味の存在感と全体のバランス!そして今回はなんとなく透明感を感じるのがまた良かったと思います。
 ただ、新酒らしい苦味が結構強めなので、それがダメな方は苦手でしょうね、こればっかりは時期的にしょうがないかなあ、若干寝かせると和らぐかも。
 後、昨年(29BY)に比べると若干甘さ控えめで物足りない部分もあるのですが、28BYのときのように「薄い」っていう感じではなかったので、個人的には普通に楽しめた感じです、この辺りの違いが米の出来によるものなのか、蔵元の意向なのかは気になるところだなあ。
 ともかく、花陽浴は今年もしっかり追っていきたいと思いました。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-264.html
 
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名称:花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 美山錦 30BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月27日 埼玉の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

有磯 曙 純米生原酒 28BY

家飲み記録 有磯 曙 純米生原酒 28BY

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 富山県氷見市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、「酒の勝鬨」さん購入酒の5本目にしてトリ。

 このお酒は「日本酒感想日誌」さんが何度か高評価で紹介されており以前から気になっていたところ、今回冷蔵棚の「残り1本コーナー」(これ面白いと思う)に発見してこれ幸いと購入した次第です。
 ちなみに私はこの銘柄をずっと「ゆうきあけぼの」だと思い込んでいて、「ああたぶん有機栽培米使ってるんだろうなあ」とか間抜けなことを考えていました…
 今回購入後初めて「磯」の字に気づいたわけですが、ここでまた悩んだのがその読み方。
 酒屋さんでは「ありいそ」と「ありそ」の表記が混じっていて、蔵元ホームページのアドレスは「ariiso」、ホームページの英訳には「Ariso」と、まるでわざとやっているかのようなミステリーっぷりだったりします、結局どっちなんだ…

 閑話休題、スペック的には地元富山の誇る酒米「雄山錦」を55%まで削った生原酒。
 地が透明な表ラベルは中々目を引くデザインですね。
 製造が2017年2月、開栓が今年8月ということで、1年以上生熟を経たコンディションでいただきます。


 上立ち香は濃厚かつ落ち着いた印象のセメダイン的な香りが控えめに。
 含むと、密度が高い印象の甘味が少々のトロミを伴って入ってきて、柔らかい苦味でしっかりと引き締まりつつ、息の長い感じで染み入ってきます。
 味わいは、甘さ控えめの濃縮メロンシロップ(?)的な、一種の青さを纏った濃厚かつ複雑味のある旨味が主役、そして色々な味要素がありつつもそれを雑味と感じさせないまとまりが見事ですね。
 後味は、最終的に苦味が引き取る形ながら、あくまで自然に引き上げます。

 甘渋苦がそれぞれ主張しながら、一つの完成されたまとまりの世界を感じさせてくれる、まさにオンリーワンの魅力のある玄人好みの芳醇旨酒でした。
 一口目より二口目、一杯目より二杯目の方が好印象になるあたり、インパクト勝負というよりは、奥深さとバランスが印象に残ります。
 ちなみに、所謂熟成香は皆無で、ひたすら素直に味乗りした感じ、後なんとなく心地良い磯臭さを感じるのは先入観ゆえかしら…まあ唯一無二の個性があるのは確かですね。
 日誌係さんは流石の目の付け所だなあ…
 有磯曙、今後注目度をぐっと上げていきたいと思いました。

■「日本酒感想日誌」さんの同銘柄別スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2395.html

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名称:有磯 曙 純米生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:雄山錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社髙澤酒造場
購入価格(税抜):1,500円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:酒の勝鬨さんでの購入酒記念写真
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 いやあ、初見銘柄多かったですが、どれも良かったです。
 ちゃんとした酒屋さんであれば、衝動買いも良いものだと個人的には思いますね。

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2018年11月26日 富山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

彦市 純米吟醸

家飲み記録 彦市 純米吟醸

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 茨城県東茨城郡大洗町のお酒です。
 家飲み、外飲み共に初めていただきます。

 これでもかと酒の勝鬨さん購入未飲酒が続きます、若干イキった書き方になりますが、私のような多銘柄飲み散らかし人間がこれだけ初銘柄に出会えること自体、流行だけでなくしっかり自分の舌でセレクトしているということの証左といえるでしょうね。
 さて、こちらの通常銘柄は「月の井」、実はそれは居酒屋で飲んだことがあるのですが、割と伝統的な日本酒という感じ(悪く言えば古臭い)で、自分の好みには合わないなあと思った記憶があります。
 彦一は、そういう蔵が、地元の契約栽培米を使った商品シリーズとして、新しく立ち上げた新規ブランドというわけですね、良くあるパターンながら期待できる流れでもあると思います。

 というわけで、使用米は地元大洗産の「越神楽」という酒米を59まで削っています、火入れ有の純米吟醸。
 越神楽は結構レアな酒米ですね、ググると滋賀の笑四季でも使っているみたいです。
 肩ラベルには誇らしげに「Kura Masterプラチナ賞受賞」の文字があります、名倉山の記事でちょっと触れましたが、せっかく受賞したんだからこのくらいはアピールしないとという気がしますね。
 2017年7月製造で、開けたのは今年の8月なので、1年以上熟成されたコンディションになっています。

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 上立ち香はほんのり熟したメロンクリーム的香りがそこそこに。
 含むと、素直に熟した印象の旨味が割と自然な口当たりで入ってきて、強めながらも浮いていない感じの苦味と酸味でバッチリ引き締まりつつ、デクレシェンド的な感じで溶け込んできます。
 味わいは、やはり程々に熟したメロン的な青い甘旨味を芯に感じつつ、酸がインパクトを、苦味が引き締まりと奥深さを与える、複雑かつ飲みごたえのあるもの。
 後味は、最終的に酸メインで引き取る感じで、力強くキレます。

 酸の働きによって、熟感が嫌らしくなく良い方向に向かっている、結構筋肉質な芳醇旨酸酒でした。
 全体的には甘味は控えめに感じますね、そういう意味では私のストライクゾーンからは若干外れていますが、もちろんそれは好みの問題でしょう。
 ある意味見た目に反して正統派というか、奇を衒わない印象の味わいでしたが、古臭さは全く感じませんでしたね、ブランドの狙いは果たされているかと。
 彦一、今後また別のスペック(特に生)もいただいてみたいと思いました。 

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名称:彦市 純米吟醸
精米歩合:59%
使用米:越神楽
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社月の井商店
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 彦市 純米吟醸

2018年11月24日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

名倉山 純米吟醸 生酒

家飲み記録 名倉山 純米吟醸 生酒

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 福島県会津若松市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 酒の勝鬨購入の初飲銘柄がまだまだ続きます。
 こちらも店頭で衝動買いしたわけですが、頭の中には「確かこれなんかの賞取ってたよなあ…」ぐらいの感覚はありました。
 実際後で調べてみると、同蔵別ブランドの「善き哉」がサケコンペ2018純米吟醸部門の4位に入ってましたね、それより上なのが常連の作と東洋美人だけなのでとても立派な結果かと。
 で、さらに今年に入って、海外の権威あるワインコンクールに新設された「サケ・セレクション」なるコンペでは、純米吟醸と純米がダブルでプラチナ賞を受賞してました、全体で617銘柄の出品があったそうですから、これは快挙というべきでしょう。
 (しかし、結果残したら翌日にでもホームページにでかでかと書きましょうよ…)
 ちなみにホームページの「こだわりの酒造り」を見ると、全体的に高精白だったり、搾りが佐瀬式だったり、パストライザーを導入していたり、確かに品質重視というのは見て取れますね。(マニアにしか伝わらない気もしますが…) 

 閑話休題、今回いただくのは…、うーんラベル上では精米歩合55%の生酒というぐらいしか分かりませんね…(と思ったら、日本名門酒会のところに商品紹介載ってました
 アルコール度は16度なので少し加水ありかな、ネーミング等にもインパクトは無いですし、どうにも地味な雰囲気。
 4月製造を8月開栓です。


 上立ち香はバニラっぽい割と個性的な香りが控えめに。
 含むと、深みのある旨味がゆっくりと入ってきて、ほんのりとした酸も手伝い、最後までしっかりとバランスを保ったまま、じんわりと染み入ってきます。
 味わいは、最近福島酒で良く感じる洋梨を煮詰めた感じの旨味が主役、ただ甘味は若干控えめで、柔らかい酸と裏方に徹した渋味が複雑味と飲み飽き無さを演出しますね、苦味が皆無なのも素敵。
 後味は、酸渋が引き取る感じではあるものの、あくまで自然な引き上げを見せてくれます。

 福島酒らしいコク、奥深さをストレートに感じさせつつ、なぜかガンガン飲みたくなる、ある種非常に個性的な芳醇爽やか酒でした。
 加水してあるとは思えないほどに飲み応えがありましたね、それでいて杯がどんどん進んでしまうのは、酸と玄妙な全体のバランスが為せる技でしょうか。
 いやあこれは良いですわ…、絶対他の商品も旨いはずだという蔵の実力を感じさせる味わい、東京では知られざる銘酒というべきでしょう。
 しかし、最近の福島酒のレベルはどうなっているんだろう、本当どれ飲んでもレベル高い印象です。
 名倉山、是非他のスペックも飲んでみたいと思いました。


 ちなみに記事の前半でホームページやらラベルやらをディスり気味なのは、「もっと知られてほしい!」と思ったことの反動です。
 こんなブログにまで日本酒情報を求めていらっしゃっている、熱心な日本酒ファンの読者の皆様方におかれましては、こういうお酒をこそ買ってみて欲しいですね。

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名称:名倉山 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:+-0
蔵元情報:名倉山酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年11月22日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

えぞ乃熊 純米吟醸酒 生酒

家飲み記録 えぞ乃熊 純米吟醸酒 生酒

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 北海道旭川市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 引き続き「酒の勝鬨」さんでの購入酒です、やはり初訪問のお店では初見銘柄との出会いがあるのが楽しいですね。
 こちらを醸す高砂酒造の通常銘柄は「国士無双」、このブランドの方がまだ圧倒的に知名度があるでしょう。
 えぞ乃熊は県外向けブランドのようですね、蔵元ホームページには影も形も無いようです。
 地酒の売り方としては良くあるパターンなんですが、なんかコソコソ売っているみたいで、買い手からしたら謎の慣習ですよね…、やっぱり地元で買えないお酒をホームページに載せてたらクレームとかくるのかしら。

 スペックは北海道の代表的酒米の一つ「きたしずく」を55%まで削った純米吟醸生。
 4月製造、7月末開栓なので、生酒としてはそこそこ熟成を経たコンディションですね。
 ラベルがモダンかつ可愛らしい感じなので、店頭では結構目を引きました。

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 上立ち香は吟醸酒として典型的かつそこそこ熟したリンゴ的香りが気持ち強めに。
 含むと、割と素直に味乗りした印象の甘旨味が、これまた典型的な苦味を伴いつつも、トロリと飲み応えのある口当たりで入り込んできます。
 味わいは、まさに蜜たっぷりかつ完熟した感じの青リンゴ的な甘旨味が主役、そこに吟醸酒ならではの苦味が伴いつつ、ほんのりとアルコール的辛さもあって、結構引き締まった印象があります。
 後味はやはり苦味を若干舌先に残しつつ引き取る感じ。

 無濾過生原酒らしい濃厚でリンゴ的味わいの吟醸酒が、実に素直に熟した印象の、まとまりの良いフルーティー酒でした。
 正直、割と有りがちかつ、苦味も若干嫌らしいのですが、とにかく甘味の存在感が私の好みですね…
 それでいてダレ感がちゃんと抑えられているのに、まとまりの良さを感じます、後はやはり個性という名の武器が欲しいところ。
 えぞの熊、今後にも期待したいと思わせてくれた一本でした。

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名称:えぞ乃熊 純米吟醸酒 生酒
精米歩合:55%
使用米:きたしずく
アルコール度:16~17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:高砂酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年11月20日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

MIYASAKA CORE 純米生原酒

家飲み記録 MIYASAKA CORE 純米生原酒

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 長野県諏訪市のお酒です。
 同蔵のお酒としては、以前に真澄のうすにごりをご紹介していますね。

 今回「酒の勝鬨」さんまで足を伸ばした最大の理由が、このお酒です。
 実はこのCORE、今年の大長野酒祭りで飲んだ数十種類のお酒の中で一番印象が良かったんですよね。
 その時に蔵元さんと話したのですが、このお酒自体、あの「風の森」からガッツリ技術協力を得つつ造られたものだそうです。
 裏ラベルに記載のある、酸化を極力排除した新たな搾り方というのは、風の森の「笊籬採り」を下敷きにしつつ、さらに自蔵の技術を駆使して考案したものだとか…
 そもそも真澄は、風の森がメインで使用している「7号酵母」の発祥蔵ということで、協力関係の下地はあったようですね。
 蔵元さんのお話を聞く限り、風の森への謙虚かつ率直なリスペクトが伝わってきて、個人的にはとても好感が持てました。

 スペックは精米歩合60%の生原酒、使用米はラベルに記載無いですが美山錦のようです。
 ただ、お値段は四合瓶で2,000円オーバーとなかなかなもの…、まあ仕方ないのでしょうが、この辺りも風の森を見習ってほしかったなあ(ちなみに「突釃(つきこし)」という別の限定品もあるのですが、そっちはもっと高い)。
 4月製造、8月開栓です。

 ちなみに購入前には「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの記事を参考にさせていただきました。
 そして、最近掲載された「日本酒感想日誌」さんの記事を見て初めて、ラベルが7号酵母の「7」の文字を模していることを知りました…、いやこれはわかりませんて。

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 上立ち香はアップルサイダー的な爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘酸旨味がチリチリとしたガス感を纏いつつ入ってきて、少々の渋味的な奥深さを裏側に感じさせつつ、じんわりと染み入ってきます。
 味わいは、リンゴとマスカットのブレンド?のような甘酸味を中心にしつつ、それに一体化して浮いたところのない渋味が伴うことで複雑味を加えるのですが、それを雑味とは全く感じさせないまとまりがありますね。
 後味は、ガスと酸渋の働きで、しっかりと、かつ自然にキレます。

 インパクトと奥深さを備えた甘旨味を、高純度かつ重く無い感じで味わわせてくれる、極めて高次元でまとまった芳醇甘旨酒でした。
 いやあ実際この味を出されてしまうと、値段が高いみたいな文句は付けられませんわ、むしろお値段以上と言ってよいでしょう。
 原材料費から自動的にされるような値付けだけでなく、こういうこだわりのお酒の価値がちゃんと評価されて、しっかりとした販路を確保できれば、日本酒業界をもう一歩前に進めることができるのではないか、そんなことまで考えさせてくれたお酒でした。
 (まあ一消費者としては安いに越したことはないという思いもあるのですが…)
 MIYASAKA、真澄の新ブランドとして非常に期待できると思います、今後要注目ですね。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2599.html

紹介:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1071103128.html

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名称:MIYASAKA CORE 純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:宮坂醸造株式会社
購入価格(税抜):2,200円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.6/9.0(値段を考慮に入れても)

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2018年11月18日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

月の輪 特別純米生原酒 27BY

家飲み記録 月の輪 特別純米生原酒 27BY

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 岩手県紫波郡紫波町(しわぐんしわちょう)のお酒です。
 同蔵のお酒としては、以前に別ブランド「宵の月」をいただいていますね。

 こちらのお酒は、ついに移転してしまった築地市場にほど近い「酒の勝鬨」さんで購入しました。
 同店は行ったことがなかったのですが、どうしても欲しいお酒を検索していたら、こちらの通販ページが引っかかったため、決断的に訪問した次第です。
 実際行ってみると品揃えが豊富かつ個性的で、掘り出し物的なものもあり、すごく面白かったですね。(結局6本も買ってしまった…)
 取り扱い銘柄等、詳細は同店のホームページをご参照ください。

 今回いただいたのは、精米歩合55の特別純米生原酒の、生熟バージョンとでも言うべきものですね。
 27BYとのことですが、製造年月は2017.11となっているので、恐らく蔵元で2年程度寝かせたものだと考えられます。
 しかし、蔵で貼ったのか店で貼ったのかわかりませんが、BY表記シールの適当感が逆に素敵(笑)、ただ、これがないと生熟ものだとパッと見わからないので、意味合い的には超重要かと…
 なお、7月末開栓です。

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 上立ち香は流石に熟した感じのチョコ・カラメル感のある香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟した印象の旨味がググっと入ってきて、いい感じのほろ苦さでしっかりと引き締まりつつ、濃厚ながらも独特なバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、ガッツリ、しかし非常に素直に熟した印象の焦げチョコ的な旨味が中心にあって、そこに奥深さを添える苦味が一体になった、非常に飲み応えのある感じのもの。
 後味は、やはり苦味が濃さをちゃんと引き取って、バッチリキレます。

 カカオ含量多めのアルコール入りチョコレートって感じの、バランスの取れた熟旨苦味酒でした。
 数年物の生熟酒としては割と典型的な味わいという印象ですね、個人的にはもうちっと苦味が引っ込んで甘味が増してくれるとより好みかな。
 ただ後ろ向きの劣化ではなくしっかり生熟の魅力は出ているので方向性は応援したいです、中野BCみたいにどんどん知見を集積していって欲しいところ。
 月の輪、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 次は今回のメインターゲット酒をご紹介します。

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名称:月の輪 特別純米生原酒 27BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社月の輪酒造店
購入価格(税抜):1,400円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年11月16日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:3

天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入

家飲み記録 天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入  

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 福島県河沼郡会津坂下町のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、ブログでの登場はまだ2回目。

 天明は押しも押されぬ人気銘柄はありますが、個人的には以前家飲みした時の印象が実はあまり良く無くて、しばらく購入はしていませんでした。
 が、こちらの蔵との繋がりの深い居酒屋である池袋「あまてらす」及び大塚「串駒」では何度か特注品をいただいており、そちらは美味しかったんですよね。
 で、実は今回もあまてらすでこの瑞穂黄金を飲んで、「これは家でじっくりやりたいなあ…」と思って、セレクトした次第です。

 名前の通り、こちらのお酒は「瑞穂黄金」というお米を、精米歩合86%にとどめて醸した低精白酒になっています。
 瑞穂黄金は会津坂下町でしか栽培されていないという超レア米で、基本は食用のようです、それで低精白とは攻めたスペックですね。
 ちなみに珍しい五合瓶です、5月製造を7月開栓。
 どうやら生も出ていたようなのですが、私が買おうと思った時には基本火入れしか見当たりませんでした…
 このあたり日誌係さんはいち早く限定直汲みをゲットしていたようで、流石の一言ですわ。

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 上立ち香は、割とハッキリとしたアルコール香が控えめに。
 含むと、強めながらもどこか柔らかい酸味を伴った旨味が力強く入ってきて、最後までその酸を主役にしたままバランスを崩すことなく染み入ってきます。
 味わいは、伝統的な米の旨味が芯にありながらも、酸味によって軽さ・とっつきやすさを加え、かつ苦系の雑味がバッチリ抑えられているため、びっくりするぐらいスルスル飲んじゃいますね。
 後味は、やはり酸味が引き取って、精米歩合が信じられない純度のまま引き上げます。

 しっかりとした旨味が魅力的かつ、気負わずに飲める気安さも感じる、新世代のお米旨酸味系酒でした。
 ちなみにこの酸は果実と乳酸の間って感じの印象ですね、若干果汁入りのヤクルトとでも言いましょうか。
 それにしても、これ86は凄すぎじゃないかしら…、最近の低精白は全体的にレベル高いですが、これはその中でも出色の出来なんじゃないかと。
 瓶燗急冷一回火入れということで、火入れ臭さが皆無なのも個人的に好印象、かつコスパも素晴らしい。
 天明の実力をしっかり感じた一本でした、今後は注目度を上げていこうかなあ。

 開栓後は全然落ちず、素直に落ち着いてきますね。
 そして燗をつけると…、いやあさらに乳酸が出てきました、まさにホットヤクルト。

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名称:天明 瑞穂黄金86 無濾過一回火入
精米歩合:86%
使用米:瑞穂黄金
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:曙酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/900ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0(変化&燗上がり&コスパも考慮に入れて)

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2018年11月14日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生

家飲み記録 奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生

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 兵庫県姫路市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目。

 こちらは「活性すくい汲み」ということで、おりがガッツリ絡んだ発泡系の生酒になります。
 注意書きもあるということで念のため風呂場で開栓したのですが、留め金を外した瞬間「ポン!」と勢いよく栓が飛び、実はその時に驚いて指先を切ってしまいました…
 栓が飛んだだけで中身は全然噴き出さなかったので、落ち着いていれば大丈夫だったのですが、いやあ実際やると慌ててしまうものですね。
 最近安全性の高いプラスチックの留め具を使い始めている蔵(獺祭、風の森、真澄等)が増えてきている理由を実感した出来事でした。
 
 兵庫の酒米「夢錦」を55%まで削っているので、特別純米や純米吟醸を名乗れるはずのスペックですね。
 おりの積もりっぷりがある種の美しさを感じさせますね…やはり雪のようと言うべきか。
 製造年月7月で7月開栓です。

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 上立ち香はガスメインで若干セメダインと果実感もある香りが控えめに。
 含むと、実に硬質な印象ながら甘味も纏っている旨味がググっと入ってきて、強いシュワシュワ感と苦味で最初から最後までカッチリと輪郭を保ちつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨やマスカット的な甘酸味を感じるものの、非常に硬質といいますか、引き締まりが凄いですね、ガス感も相まって飲みごたえと飲み進め易さをガッツリ両立させている印象。
 後味は、ガス感と苦酸が引き取ってスパッと完璧にキレます。

 存在感のある旨味を、ほどほどの甘味を添えつつ、シュワシュワかつキリリと流し込んでくれる個性派芳醇発泡にごり酒でした。
 奥播磨にはなんというか、「ダレ感」の対義語的なものを感じるんですよね、単に引き締まっているというのを超えて、味わいの凝縮感によるしっかりとした飲み応えが非常に魅力的。
 分かりやすい甘味はほどほどなので、初心者向けというよりはある程度日本酒慣れした方によりオススメできる銘柄です。
 奥播磨、今後もちょくちょくいただいていきたいと思いました。

 冷やしすぎると、硬すぎると言うか苦渋が勝ってしまうので、思い切って常温付近まで上げちゃっても良いかも。
 当たり前の様に開栓後もダレないので、気楽にチビチビ飲める、キレの良いにごり酒として、晩酌時に頼れる存在になってくれました。

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名称:奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生
精米歩合:55%
使用米:兵庫夢錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社下村酒造店
購入価格(税抜):3,394円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年11月12日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

石鎚 純米吟醸 緑ラベル 槽搾り

家飲み記録 石鎚 純米吟醸 緑ラベル 槽搾り

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 愛媛県西条市のお酒です。
 外飲みでは何度もいただいていますが、家飲みは初めて。

 マニアには結構知られた銘柄なんじゃないでしょうか、私も以前より認識しておったのですが、生酒に出会えなかった関係で今まで購入には至りませんでした。
 あまりにも生を見ないのでちょっとググってみたのですが、どうやら基本的に生は出していないっぽいですね…(詳細は不明ですが)
 蔵元ホームページはうーんほぼ放置状態のようなのでイマイチ情報が足りませんが、基本的に食中酒指向のブランドだったと思いますので、火入れで落ち着かせたお酒しか出さないいうのも筋が通っているように思えますね。

 裏ラベルのスペック情報は充実していますし、味わいについてのコメントもあるので好印象。
 お米は麹が山田錦、掛が地元の松山三井という、コスパを意識した感じの組み合わせ。
 実際麹だけ山田錦っていうのは良く見るんですよね~、素人にはなかなかピンときませんが、本当に「酒米の王様」という形容が誇張ではない圧倒的な酒造適性があるんでしょうね。

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 上立ち香はスッキリ感のある果実、かつアルコールも若干感じる香りがそこそこに。
 含むと、フルーティーながらも落ち着いた印象の旨味がスルスルと入ってきて、ほどほどのアルコール感を纏いつつ最後まで自然な引き締まりを保ったまま、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、今風のフルーティーな旨味と、伝統的な火入れ酒の落ち着きと辛さを兼ね備えた印象の、古臭くないけど派手でもない、ガンガン飲めてしまうキリリとしたもの。
 後味は辛さがしっかり引き取って見事なキレ。

 程よい落ち着きと心地良い果実味を兼ね備えた、キリッとした感じの辛口酒でした。
 いやあ正直石鎚のイメージ通りの味わいでしたね、まさに期待通りの食中酒適性の高い、バランスの良いスッキリ系の味わい。
 自分の業として、本当は生酒で飲んでみたい気もしますが、まあそれは野暮というものなのでしょう。
 石鎚、確立したブランドの方向性を見せてくれる一本でした、またこの味を体が求めたときにいただこうと思います。

 開栓後も安定してますね~
 これ系のお酒としての完成度は非常に高いと言えるでしょう、居酒屋でも鉄板チョイスになり得ると思います。

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名称:石鎚 純米吟醸 緑ラベル 槽搾り
精米歩合: 麹:50% 掛:60%
使用米: 麹:山田錦 掛:松山三井
アルコール度:16~17%
日本酒度:+5
蔵元情報:石鎚酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 石鎚 純米吟醸

2018年11月10日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY

家飲み記録 風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY

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 奈良県御所市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。
 簡易モード紹介記事の6本目、トリになります。

 この雄町純吟笊籬採りは、私が殿堂入りとしている、風の森の中でもダントツに好きなスペックです。
 裏ラベルに記載されている「風の森シリーズの中で最もスウィートな設計」という言葉に偽りはないでしょう。
 花陽浴に代表されるフレッシュ甘口酒が好みであれば、すべからく飲むべきお酒だと思っております(笊籬採りがベストですが、普通のしぼり華でも十分かと)。

 なお、先日も書きましたが、こちらは甘口日本酒オフ会に私が持ち込んだお酒の1本でもあります。
 (2本買っておいて1本自分で飲み、1本持ち込み)

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 上立ち香はサイダーの香りを濃厚にした感じのものがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚でクリーミーな甘味を中心とした旨味がシュワシュワと入ってきて、若干裏に回った苦味と渋味で割とギッチリ引き締まりつつ、グワッと胃に流れ込んできます。
 味わいは、やはりクリームソーダ的な甘旨味が主役、そこに存在感のある、しかし柔らかめの苦渋が絡み、謎の甘しょっぱさも混じったような非常に賑やかかつ濃厚なもの。
 後味はほぼほぼ苦味が引き取る形で、力強くキレます。

 甘酸渋苦味がそれぞれ主張しつつも、やはり甘味がリーダーシップをとり、ガスでダレを防ぐ、オンリーワンのバランス酒でした。
 いやあやっぱりこの甘味の存在感は好きですね…、そしてこのガスの使いこなし感は流石の貫禄という雰囲気。
 ただ数年前の一升瓶時代と比べると、ちょっと軽い感じがするのと、苦味がちょっと立っちゃっている感じがマイナスに働いて、目が覚めるような旨さには思えなかったかも。

 やっぱり最近の風の森は全量四合瓶化に象徴されるように、軽めで万人向けの酒質を指向している気がしますね。
 それはマニアにとってはちょっと物足りない部分もありますが、仕方のないことなのかも…(個人的には笊籬採りだけでもあくまでマニア向けにして欲しいというのが本音ですが)。
 
 といいつつも、29BYの風の森を飲んで結局一番強く感じたのは「私はつくづく風の森が好きなんだなあ…」ということだったりします。
 多少の方針変更やロットのブレがあっても、その個性を形作る根底の部分がとことん好きなので、大体楽しめちゃうんですよね。
 そしてその経験を通じて「自分にあった個性のある銘柄を見つける」ことの重要性を再認識したような気がします。
 当ブログとしても、読者の皆様がそういう銘柄と出会う一助になることを目指したいと、改めて思いました。

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名称:風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年11月08日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 愛山 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY

家飲み記録 風の森 愛山 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY

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 奈良県御所市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。
 簡易モード紹介記事の5本目。

 最近紹介した愛山80真中採りの笊籬採りバージョンという感じです。
 ただ、日本酒の場合原材料が同じでもロットやら搾り方やらでかなり味わいが変わってくるので、先入観は禁物と言えるでしょう。

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 上立ち香は甘さメインで、ガス・酸を伴ったフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、凝縮感のある甘酸味がチリチリしたガス感を伴って力強く入ってきて、少々唾液腺を刺激する酸で輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、チェリー?ベリー?な果実感のある甘酸味が中心にあって、割と強めの苦渋が絡みつき、若干賑やかな印象と粉っぽさも感じる極めて濃厚な旨味の世界を感じますね。
 後味は苦酸が引き取る形で、強引ながらもしっかりとキレます。

 甘酸苦渋が少々のガスを伴い、それぞれ激しく主張して独特のバランスを保つ、個性派暴れん坊芳醇酒でした。
 酸の存在で飲みにくさは意外とあまり無いのですが、甘さとガスがちょっと弱いのは寂しいかも…、愛山スペックは他のお米と比べ、やっぱりまだ安定感に欠けるというか、ロットごとの落差が激しい気がしますね、しかも最初のしぼり華が一番好印象だったのはちょっと寂しいというかなんというか。
 ただ、他のお酒と同時に飲むとやはり物凄い個性と存在感が有ることが改めてわかるんですよ…、そしてその個性は私の嗜好とぴったし合う。
 結果として多少のブレは合っても個人的には凄く楽しめてしまう感じです。

 次回は連続掲載のラスト、個人的にもっとも思い入れのある風の森をご紹介します。

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名称:風の森 愛山 純米 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY
精米歩合:80%
使用米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月07日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 ALPHA TYPE1 「夏の夜空」 29BY

家飲み記録 風の森 ALPHA TYPE1 「夏の夜空」 29BY

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 奈良県御所市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。
 簡易モード連続掲載の4回目になります。

 当ブログは以前(5年も前だ…)に、「夏の夜空」の名が付けられた風の森をご紹介しています
 このお酒は発泡感を売りにした夏酒というコンセプトで出された製品でしたが、その後数年間見かけなかったんですよね。(500ml瓶は「プチ」シリーズに引き継がれたようですが)
 個人的には残念に思っていたのですが、今年またその名を冠する商品が出てきていたので、購入した次第です。
 ただ、今回出たのは「アルファ1」の亜種である夏酒という位置付けっぽいので、私が以前に飲んだものとは別物のようですね。
 その筋(笑)では結構話題になったお酒で、「日本酒と競馬ブログ」さんも記事に書かれていました、こちらは三ヶ月以上遅れですね…

 使用米が秋津穂の65%磨きで、当然無濾過生原酒というところは一緒ではあります。
 が、明確に違うのはアルコール度でしょう、今回は12%と、ハッキリ低アルコールとなっています(以前飲んだのは17度)。

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 上立ち香は…、うおこれ完全にクリームソーダだクリームソーダ!強さはそこそこ。
 含むと、かなり強めのガス感を伴ってシュワチリな印象の甘旨味が勢いよく入ってきて、最初から最後まで軽やかに喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりクリーム控えめのクリームソーダ(?)って感じの印象ですね、甘味はサイダー的でかなり強め、しかしガスと低アルでダレを防ぐ感じ、苦味は裏方に徹している印象で飲みにくさゼロ。
 後味は、やはりガスが引き取る形で爽やかにキレます。

 心地良い甘さをガス感と、独特の軽さでバッチリ引き上げる、シュワチリ旨甘酒でした。
 低アルで軽い夏酒と言うと薄い感じを想像してしまうかもしれませんが、そこは無濾過無加水の風の森らしく、味わい自体は相当濃いです。
 前の夏の夜空と比べると、ガス感は控えめながらハッキリ軽さが強調されてますね。
 低アルとはいえ、原酒でこの値段ですし、コスパも最強クラスでしょう。

 三日目ぐらいの、若干ガスが抜けてきた状態でもあくまで軽くて、ダレって感じは無いんですよね~
 いやいや、これは傑作スペックと言って良いんじゃないでしょうか、アイスブレーカーレベルの定番商品になり得るお酒かと思いますね。

 次は笊籬採りに参ります。

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■紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-147.html



名称:風の森 ALPHA TYPE1 「夏の夜空」 29BY
精米歩合:65%
使用米:秋津穂
アルコール度:12%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,150円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年11月06日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

風の森 愛山 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY

家飲み記録 風の森 愛山 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY

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 奈良県御所市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。
 簡易モード紹介記事の3本目。

 今回は、最近ラインナップに加わった愛山80磨き、その真中採りです。
 以前飲んだ愛山80しぼり華は非常に好印象でしたが、今回はいかがでしょうか。

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 上立ち香は硬質な、ガス混じりのサイダー的な香りがそこそこに。
 含むと、結構甘酸っぱい感じの旨味がシュワシュワと入ってきて、少々硬い感じの苦味を伴いつつ、ジュワーっと染み込んできます。
 味わいは、アプリコット?的な甘酸っぱさがあるフレッシュな果実の旨味が主役、ちょっと最近の風の森にありがちな苦味が出ちゃってるのはマイナスですが、旨味自体のインパクトは有りますね。
 後味は、ちょっと苦味を感じさせつつ、酸でしっかりと切り上げる感じ。

 甘味サブ、酸メインという感じの押しの強い味わいが特徴的な、爽やか系芳醇酒でした。
 正直前回のしぼり華と比べると、甘旨味の存在感が薄く、苦味が出ている辺りに肩透かし感がありますね、ネット上でもそういう評を見た気がします。
 が、それでも私にとっては好きなラインの味わいなんですよね…、相変わらず80磨きとは思えないまとまりではありますし(値段もそこそこですが)、やっぱり今後にも期待できるスペックかと。

 真中採りを3本まとめ飲みして、やはり風の森の低精白純米シリーズの凄みのようなものを感じましたね。
 最近低精白は一つのトレンドのように感じていますが、なんだかんだで精米歩合80でこれだけの完成度のお酒を出せる蔵は相当限られるんじゃないかと思います(杜氏がこの油長酒造で修行していたらしい、若駒はその一つであろうとは思います)
 次は新商品(リニューアルというべきかも)のご紹介になります。



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名称:風の森 愛山 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY
精米歩合:80%
使用米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月05日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 山田錦 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY

家飲み記録 風の森 山田錦 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY

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 奈良県御所市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。
 今回も簡易モードでもご紹介。

 前回の雄町に引き続き、精米歩合80%の低精白純米、真中採り≒中取りになります。

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 上立ち香はやっぱりサイダー的な甘さとガスのスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ凝縮された感じの甘旨味がチリチリ感を伴って力強く入ってきて、ガスが飲みやすさ、渋味が奥深さを添えつつシュワシュワと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりマスカットサイダー的な甘旨味が芯にあるのですが、結構強めの渋味と少々の苦味も相まって結構味が多い感じながら、ガスと酸がしっかり引き締めますね。
 後味は、若干苦味を表に出しつつも、低精白を感じさせない引き上げ方でキレます。

 低精白ならではの高濃度かつ複雑な味わいを、ガスの働きと全体のバランスでうるささを抑えている、個性派芳醇シュワ甘旨酒でした。
 実際80とは思えない纏まりなんですよね…、裏ラベルの記載を見るに、「超低温長期発酵」という部分にその秘訣があるのかなあ。
 後はやっぱりガスも重要でしょう、風の森は搾り方や瓶詰工程に無茶苦茶こだわりがあるらしいですし、色々な部分に「イズム」が宿ってるのだろうと思いますね。
 次も別のお米の低精白真中採りになります。



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名称:風の森 山田錦 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY
精米歩合:80%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年11月04日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY

家飲み記録 風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY

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 奈良県御所市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。

 風の森は29BYも結構な回数飲んではいるのですが、流石にここに書くネタが尽きてきました…
 ので、簡易モード連日更新ででがーっと紹介してしまおうと思います、どうぞご了承を。

 最初は雄町純米の真中採り、精米歩合は相変わらずの80%とかなりの低精白です。
 基本真中採り≒中取りと思ってよいでしょう、結構出荷数は限られていたかと。
 瓶にはブランド解説カードがかかっていましたが、マニアには周知のことでしょうね、ただ新規ファン開拓には必要なことなのだろうと思います。

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 上立ち香はバニラ感混じりの、ガスとセメダインを感じる香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味が、苦味を伴って複雑さを感じさせつつ、ギリギリ感ありつつも重さを感じさせない感じで、最後までバランスを保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、セメダイン風味を伴ったメロンソーダ(?)的な青い感じの甘旨味が中心にあり、強めながらもあまりキツさのない渋味が奥深さを加えていますね、
 後味は、濃厚さをガスが力強く引き取る感じでちゃんと引き上げます。

 極めて高濃度の甘渋旨味を、ガスと酸の働きで危うくも見事なバランスで引き上げる、個性派今風芳醇旨酒でした。
 風の森は結構前から雄町、秋津穂、山田錦で精米歩合80%のお酒を出していますが(最近愛山が加わった)、やはり定番スペックとして安定感がありますね。
 最近色々なところで、モダン系低精白酒の良さが語られ始めている気がしますが、風の森はその辺り先駆者と言えるでしょう。
 次も低精白純米生をご紹介になります。



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名称:風の森 雄町 純米 無濾過無加水生酒 真中採り 29BY
精米歩合:80%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年11月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

家飲み記録 白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

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 兵庫県西宮市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 白鷹には雰囲気的に「泣く子も黙る灘の大手酒」というイメージ(白鶴に似てるからか?)がありましたが、少なくとも東京ではあまり見ないですし、売上規模も含めると中堅蔵という認識の方が近いようですね。
 個人的には、日本酒コラム「日本酒津々浦々」さんの特選本醸造黒松の記事がずっと記憶に残っており、いつか飲んでみたいなあと思ってはおりました。(8年前の記事も執念深く覚えている私)
 先日、ふらっと立ち寄ってみた神楽坂近くの升本酒店さんにこの生酒があり、これ幸いと購入した次第です。

 ラベルに特定名称の記載は無さそうですね、精米歩合も不明、アル添有の生原酒。
 1月製造を7月購入7月開栓なので、実は買った時点で全然「しぼりたて」ではなかったり…、ただちゃんと冷蔵保存されていたはず、むしろ「生熟」カテゴリに入るコンディションですね。

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 上立ち香は、アルコール感と意外にもバナナ的な香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がガツンと入ってきて、やはり強めのアルコール感と苦味でギッチリ引き締まりながら、舌と喉を刺激しつつ染み込んできます。
 味わいは、若干粘度を感じるぐらいに濃厚な、バナナ的な甘味強めの旨味が中心にあって、その強烈な存在感を本醸造的な苦味と辛さでやはり強烈に引き締め、面白いぐらいに絶妙なバランスを保ってくれますね。
 後味には流石に甘さや苦味が若干口中に残るものの、嫌らしくない程度にしっかり引き上げます。

 甘旨苦辛がそれぞれ主張しながら、危うくも絶妙なバランスを保ち、「日本酒は高精白純米だけじゃないんだぜ」と語りかけてくるような、超芳醇酒でした。
 しかも実はこれ税抜きで1,000円切るんですよ、とんでもないコスパだと思います。
 いやあ、また素晴らしいアル添酒に出会ってしまったなあ…、そして老舗の実力についても改めて思い知らされてしまいました。
 こういうお酒を飲むと、私のような人間は壊れたスピーカーのごとく「全国の蔵元様、もっと生酒の出荷を増やしてください!」と何度でも言いたくなってしまいますね。
 白鷹、イメージにとらわれず、今後も注目していきたいと思います。

 開栓後二日目にして、若干落ち着いた感じになりますね、辛さが引いて苦甘という不思議な感触。
 その後数日経っても変わらない印象かな、うーん独特な変化だなあ。

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名称:白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:白鷹株式会社
購入価格(税抜):970円/720ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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