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開運 伝 純米吟醸生原酒

家飲み記録 開運 伝 純米吟醸生原酒

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 静岡県掛川市のお酒です。
 驚くべきことにブログでの登場は初めて。

 開運は今まで外飲み記録宴会持ち込み酒として取り上げたことはありましたが、個別記事はありませんでした、いやあ自分でもびっくりです。
 今回いただいたのは、どうやら元々どこかのお店のPBだったらしいという「伝」、という限定品になります。
 開運で伝というと、開運ブランドを全国に広めた杜氏の名を冠する高級酒「大吟醸 伝 波瀬正吉」を想起しますね、実はこのお酒の肩ラベルにもその功績が記載されています(なぜか英語で)。
 
 スペック的には山田錦利用、精米歩合55の純米吟醸生原酒と、今どきとしては王道という感じ。
 4月製造7月開栓なので、若干寝ているコンディションですね。

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 上立ち香は割と酸を感じるスッキリフレッシュな果実香が割と控えめに。
 含むと、青さと落ち着きを兼ね備えた印象の旨味が自然な口当たりで入ってきて、割と独特な酸をまといながら、最後まで程よく輪郭と整えたまま染み込んできます。
 味わいは、上品な甘味、控えめな吟醸的苦味、ほんのりとした青さ、若干しょっぱさが混じったような酸味が一体となった、典型的なような独創的なような、なんとも言い難い世界を見せてくれますね。
 後味は、やはり苦酸がしっかり仕事をして、見事なまでに引き上げてくれます。

 典型的な吟醸酒の味わいに個性的な雰囲気の酸が寄り添って、独自のまとまりを魅せてくれる、個性派王道酒(?)でした。
 原酒とは思えないぐらいにスルスルいけてしまう感じがありますね、個人的には常温よりそこそこ冷やしたほうがその特長が増して好みです。
 これは万人受けするんじゃないかな…、また、食中でも単独でもいけそうな万能感があるかと。
 開運の貫禄を感じた一本でした、今後もちょくちょくやりたいところです。

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名称:開運 伝 純米吟醸生原酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+3~+5
蔵元情報:株式会社土井酒造場
購入価格(税抜):1,720円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 開運 純米吟醸

2018年10月30日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

日乃出桃太郎 純米大吟醸 中取り

家飲み記録 日乃出桃太郎 純米大吟醸 中取り

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 高知県高岡郡四万十町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 随分間が空いてしまいましたが、実は土佐しらぎく生熟と同時に、神楽坂のぼっちりやさんで買ったお酒です。
 名前だけは知っていましたが、まあほぼ衝動買いに近い感じですね。
 本当は生が欲しかったのですが、純米大吟醸は火入れしかなかったのでこちらをセレクトしました。
 店長さん曰く、蔵元に冷蔵設備が無い場合は新酒の時期以外に生酒というのはなかなか難しいとのこと…

 しかし、この銘柄名だとどう考えても岡山の酒に思えてしまいますよね、蔵元ホームページによると昭和41年に公募で選ばれた名前で、「若者からお年寄りまで、幅広く親しまれる酒でありたいという願いも込められている。」そうですが…
 少なくとも県外向けには、それ用のブランド考案した方が良いんじゃないかしら。(余計なお世話ですが)
 スペックは地元産の酒米吟の夢を50%まで削った、中取り純米大吟醸火入れになります、5月出荷を7月開栓。

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 上立ち香は結構熟感のある杏?的な香りがかなり強めに。
 含むと、やはり程よく熟した印象の甘旨味が素直な口当たりで入ってきて、裏方にほんのりとした渋味と酸味を感じさせつつ、最後までいい感じにダレずに染み込んできます。
 味わいは、所謂吟醸酒的なりんごor洋梨の風味がいい感じに味乗りしつつ、かつ枯れたような紅茶感を伴う、上手く熟した感じの純米大吟醸という印象。
 後味は、ほんの少々の渋味の余韻を口中に残しつつ、あくまで自然に引き上げます。

 完成度の高い吟醸酒が、程よい熟感を素直にまとった感じの、飲み頃火入れ高精白酒でした。
 味乗りといい感じのキレをちゃんと両立させているのが素敵ですね、言い換えると、飲みごたえが本当ガッツリありながら全く飲み飽きない感じ。
 そしてこうなると「生」が飲んでみたいなあ…(馬鹿の一つ覚え)
 桃太郎、次は新酒の時期に生を狙ってみたいと思いました。

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名称:日乃出桃太郎 純米大吟醸 中取り
精米歩合:50%
使用米:吟の夢
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:文本酒造株式会社
購入価格(税抜):1,580円/720ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年10月28日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

新政 No.6 A-type 純米生原酒

家飲み記録 新政 No.6 A-type 純米生原酒

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 秋田県秋田市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は11回目、いやあ結構飲んでますね。

 このお酒は蔵元が6月6日を「六号酵母の日」と位置付けて、それを記念する形で限定品として発売したものだったかと思います。
 今をときめく新政の限定品ということで界隈はざわついていたのですが、私は特に狙ってはいませんでした。
 が、確か6月7日にたまたま東京駅に寄る機会があり、慣例のようにはせがわ酒店グランスタ店を覗いたところ、思いもがけずこちらを見かけ、つい買ってしまった次第です。
 凄い勢いで売れていたので多分数時間で瞬殺だったでしょうね、こういうものにも「物欲センサー」って働くんだなあと思いました。
 ちなみに、どうやらオークションでは定価の6倍ぐらい、一万近くの値段で取引されていたとか…なんともげんなりする話ですね。
 
 見た目的にはなんといっても赤色ボトルが目を引きます。(個人的には日下無双を思い出しましたが)
 使用米は美山錦ということで「ラピス」ラベルと同じですね、生もとの生原酒。
 精米歩合が麹、掛ともに66%というのはちょっと意外でした、基本的に麹を高精白にするスタイルにしたという認識だったので…

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 上立ち香は…、いわばサイダー的なスッキリとした酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、クリアな酸を伴った旨味がスルスルと入ってきて、ほんの少々の渋味的なものを口中に残しつつ、最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり酸がメインで程々の甘味を伴った、青いマスカット的な旨味が中心にありますね、純度は高くてクリアーな印象なのですが、若干もっちゃりするような渋味がありますね
 後味は予想通り酸が引き取る形でしっかり引き上げます。

 実に新政らしいクリアな酸が魅力的な、程よい濃度でスルスルイケる系モダン酒でした。
 まあ新政としては普通って感じかな…、何で麹66にしたのかわかりませんが、折角の透明感に若干モヤが掛かっているような…
 ただ、苦味が本当に皆無なのにダレ感がないのは流石ではあります、新政ファンなら十分美味しくいただけるでしょう。
 しかしまあこのお酒がオークション対象になるのはいびつとしか言いようがないですねえ。
 売る方はお金目当てなのである意味しょうがないとして、買う方は…ハッキリ言って凄くカッコ悪いと思います、蔵元の想いも裏切っているわけですしね。
 新政、今後も飲みたいときは定価でいただきたいものだと思いました。

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名称:新政 No.6 A-type 純米生原酒
精米歩合:66%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:新政酒造株式会社
購入価格(税抜):1,528円/740ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 新政 純米

2018年10月26日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

家飲み記録 花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

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 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。
 
 「全量酵母無添加」で、極めて個性的なお酒を連発している花巴ですが、このお酒も相当変わり種の製法です。
 要は、「仕込み水の代わりに水もと酒を使って醸した水もと酒」ということで、「水もと」という古来の製法を用いた貴醸酒という感じですね。

 実はこのお酒、先日(9/22)の甘口日本酒オフ会で、私が持ち込んだ4本の日本酒のうちの一本だったりします。
 ちなみに残りの三本は↓
 ・風の森 純米吟醸 雄町 笊籬採り
 ・而今 純米吟醸 山田錦 生酒 
 ・桃の里 純米吟醸
 若干下記の感想のネタバレになりますが、つまり、このお酒は甘口酒としてこの三本に引けを取らないぐらいに好みだったんですよね~
 甘口酒というと貴醸酒が思い浮かぶところではあるのですが、単なる貴醸酒だと他の人と被るだろうと思い、ちょっとひねってセレクトしたという事情もあります。
 
 お値段は税抜1,800円とちょいお高めですが、手間のかかる水もと、材料費のかかる貴醸酒であることを考えると妥当というか、むしろ良心的な値付けと言えるでしょう。
 1月出荷、7月開栓なので、そこそこ熟成期間を経ております。

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 注ぐと…うおっ古酒と見紛うばかりの黄金色ですね、むしろリンゴジュース(透明なやつ)レベル。

 上立ち香はまさかのチーズ的な乳酸の香りが若干控えめに。
 含むと、甘酸っぱくも柔らかい印象の旨味がトロリと入ってきて、一瞬後に出てくる渋味が味わいに深みを与えつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、乳酸飲料に蜂蜜を混ぜたような、極めて独特な甘酸が中心にあって、そこに木香を彷彿とさせる渋味が複雑さを添えて、まさにオンリーワンとしか言いようのない極彩色の世界を見せてくれます。
 後味は、そこそこ甘味を残しつつ酸が引き取る形で、思った以上にちゃんと引き上げます。

 極限的に濃厚な甘味と、強力ながらも柔らかい乳酸味、そして個性的な渋味が一体となった、まさにオンリーワンの世界を見せてくれる芳醇甘酸酒でした。
 日本酒としてはいわゆるイロモノ的な範疇に入るお酒ではありますが、製法を始め「日本酒の可能性」を見せてくれるという意味では、非常に真面目なお酒とも言えると思います。
 こういうお酒を飲むとまた日本酒の多様性にメロメロとなってしまうなあ、蔵の数も凄いわけだし、やっぱり私としては他のお酒を飲む暇が無いですね…
 花巴のチャレンジ精神に改めて感服させられた一本でした、

 ちなみに開栓後も全く落ちませんね。
 やっぱり古来の造り方は強いのかな…、まああまり関係ないかもしれませんが、良いことではあるかと。

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名称:花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年10月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

桃の里 純米吟醸 「ふり向けばゆり」 28BY

家飲み記録 桃の里 純米吟醸 「ふり向けばゆり」 28BY

 岡山県赤磐市のお酒です。
 前回に引き続き写真撮り忘れによる簡易版記事となります。

 蔵元ホームページの商品紹介はこちらです。
 それによると「甘い香りと清らかな味わい」が特徴とのこと。
 どう考えても前回の「凛と咲け花」とセットで登場したのと思うのですが、コンセプトとかの解説が皆無なのでその辺りは謎です。

 で、なぜかこれだけ情報がやけに細かく、朝日米:使用割合65%精米歩合50%、五百万石:使用割合35%精米歩合60%とのことでした。
 これまたお値段は破格の税抜1,200円、28BYを今年5月開栓です。

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 今回は左から2本目ですね。

 上立ち香はバナナっぽい感じの果実の香りがそこそこに。
 含むと、まろやかな甘味が柔らかい口当たりで入ってきて、奥深さを与える少々の渋みとともに、最後まで程よい感じのバランスを保ったまま、ゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、やっぱりバナナ系に感じるまろやかな甘旨味が主役、濃度はちょい濃い目ぐらいで、程よい渋みが引き締まりと奥深さを添え、割りとスルスルといけてしまう
 後味は渋味のほかほんのちょっと辛さも出てきて見事にキレます。

 柔らかい甘味という桃の里らしさをハッキリ出しつつも、一歩引いた感じで好ましいバランスを保つ、万人向け甘口酒でした。
 これは原酒なのかな…、もうちょっと濃い方が自分的には好みなのですが、まあそんなことをいう人間の方が少数派でしょう。
 ただ、間違い無く、コスパは恐ろしく高いと思いますね、これまた値付けまちがっているとしか…
 もちろん凛と咲け花と比べるとこちらが断然好みの味わいでした。
 桃の里は火入れ熟成コンディションでも、方向性によっては全然自分好みだということを確認させてくれた一本でした。

 開栓後はなぜか熟感が目立ってきましたね…
 出荷直後どうだったかはわかりませんが、どちらかというと早飲み推奨なのかも。

名称:桃の里 純米吟醸 「凛と咲け花」 28BY
精米歩合: 朝日米50% 五百万石60%
使用米: 朝日米65% 五百万石35%
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年10月22日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 純米吟醸 「凛と咲け花」 28BY

家飲み記録 桃の里 純米吟醸 「凛と咲け花」 28BY

 岡山県赤磐市のお酒です。
 実はこのお酒ともう一本、うっかり写真を取り逃していつものテンプレ記事が書けない状況です…
 なので、遺憾ながら簡易モードでご紹介しようと思います。

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 蔵元から直接まとめ買いした中の一本だったりします、左から三本目ですね。

 蔵元ホームページの商品紹介によると、「辛口純米酒」とのこと、名前通りって感じではありますが、桃の里で辛口とはなかなか想像が難しい…
 どうやら最近登場したスペックのようです、詳細は分かりませんが精米歩合は60、税抜1,200円と極めて良心的なお値段。
 火入れですが、年明け購入の28BYのお酒を5月に開栓なので、結構寝かせちゃってますね。


 上立ち香は熟したクリーム(?)的な甘い香りがそこそこに。
 含むと、やはりちょい熟感のある旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほんの少々の渋味を彷彿とさせながら、最初から最後まである程度引き締まったままで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柔らかい感じの甘旨味(完熟バナナ的?)が主役ではあるのですが、濃度は中程度、最小限の渋味に加えほんのりとアルコール的辛さもあるかな、後ちょっと薬っぽいクセも。
 後味は、渋辛があくまで優しく引き取ってちゃんとキレます。

 辛さと引き締まりがありながら、全体としては何となく柔らかい印象も受ける、桃の里の辛口酒として納得感のあるお酒でした。
 桃の里としては薄めだと思いますが、日本酒全体からみると「芳醇辛口酒」に入るんじゃないかしら。
 ただ、何となく甘口系銘柄が無理に(?)辛口を目指した時特有のクセを感じるような…、アル添の射美に似てる感じと言いますか。
 やっぱり蔵としては色々な系統のラインナップ揃えたくなるんですかね…、個人的には花陽浴みたいに割り切っちゃっていいじゃんと思ってしまうのですが、まあそれは色々と事情があるのでしょう。
 次回は写真左隣のお酒の紹介です。

名称:桃の里 純米吟醸 「凛と咲け花」 28BY
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年10月21日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

萩乃露 「雨垂れ石を穿つ」 特別純米 十水仕込 生酒

家飲み記録 萩乃露 「雨垂れ石を穿つ」 特別純米 十水仕込 生酒

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 滋賀県高島市のお酒です。
 同銘柄は三回目の登場ですね。

 この「十水仕込」は、「京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ」さんで詳しく取り上げられていて、私も以前から興味がありました。
 (なおそちらの記事は火入れ版についてですね。生酒は日誌係さんが最近記事にされてます。)
 そちらの記事にはもう少し詳しい内容が載っていますが、十水仕込とは「一言でいえば極めて少ない水で仕込むのが特徴」らしいです。
 素人考えでは、濃いお酒が出来そうな気がしてしまいますが、そう単純なものでもないんでしょうね…まああまり深く考えずに楽しませていただきます。

 ラベルにはあまりスペック情報が載っていませんが、蔵元ホームページの商品紹介によると、使用米は山田錦・吟吹雪、精米歩合は60です。
 アルコール度数が15度と低めなのが目につきますが、製法によるものなのか加水によるものなのかは、公開情報からだけではわかりませんね。

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 上立ち香は洋梨的な甘さを感じる濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、落ち着いた印象の甘旨味が少々のトロミを伴いつつ入ってきて、時間差で出てくる苦味で輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、程よく熟した洋梨的(?)な甘旨味が中心にあって、ほんのりとしたセメダイン風味や、柔らかい苦味が伴うことで飲み飽き無さを加えてくれます。
 後味は、まさにその苦味で濃厚さをしっかり引き取って自然に引き上げてくれます。

 落ち着いた甘旨味に、程よく引き締まりと複雑味を添えて楽しませてくれる、良バランスの芳醇旨酒でした。
 裏ラベルの「濃密にして爽やか」というフレーズには同意できます、単に濃いだけではないと言いますか。
 ただ、十水仕込み「らしさ」についてはあまり良くわからなかったかな…、まあそれは私が普段インパクトのある甘口酒ばかり飲んでるからでしょうけど。
 逆に言うと、普段濃い酒を飲まない方が自然に飲める芳醇酒というものなのかも。
 萩の露、引き続き注目していこうと思います。

紹介:「京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ」さんの類似スペック(火入れ)の記事
https://kyoto-sakeblog.com/896

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2554.html

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名称:萩乃露 「雨垂れ石を穿つ」 特別純米 十水仕込 生酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦・吟吹雪
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社福井弥平商店
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年10月19日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 29BY

家飲み記録 玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 29BY

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 京都府京丹後市のお酒です。
 玉川の登場は5回目、中でもアイスブレーカーは3回目ですね、去年も飲んでいました

 このお酒は夏酒らしい薄青瓶入りということで、ついついあの薄青瓶問題を思い出してしまいますね。
 特にこのアイスブレーカーについては、ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ。( ´ ω`)」さんが非常に興味深い体験記事を書かれていましたので、ご興味があれば是非ご参照を。
 こちらの内容も踏まえると、個人的には、この玉川みたいなしっかり系のお酒については、あまり問題は顕在化しないのではないかという印象がありますね、やはり老ね香と相いれない軽やかフレッシュフルーティー系でこそ露骨にマイナス面が出そうな気がします。

 (ただ、最近の個人的印象では、薄青瓶以外でも青系の瓶(特に水色瓶)で劣化香に出会う率が高い気がしていて、むしろ単純に遮光の問題によるところが多いのではないかと思うに至っていたり…。まあ結局どれだけ素人の感覚を積み重ねても結論が出る問題ではないので、やっぱり公的な機関の検証・見解が欲しいですねえ)

 スペック的には少なくともラベル上は例年通り、無濾過生原酒でアルコール度数17~18と、夏酒としては型破りと言えるものですね。
 6月出荷7月開栓なので、劣化の恐れはほぼゼロでしょう。

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 上立ち香は、存在感のある硬質な印象の果実香がそこそこに。
 含むと、やはり硬質で密度の濃い印象の甘旨味がぐぐっと入ってきて、さらに酸味と辛さできっちりと引き締められながら、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘酸旨味がそれぞれ絡み合う、お米感と果実感の中間のような力強いもので、濃厚ながらも飲み飽きずについつい進んでしまう独特の魅力があります。
 後味は、若干の辛さを舌先に残しつつ、爽やかというよりは力強く引き上げます。

 個性派夏酒として一種の完成された世界観を持つ、極めて芯の強い芳醇旨辛酒でした。
 いやあやはりいろいろな要素を感じますね、今風のようでもあり、伝統的なようでもあり。
 私から見ると、可愛いラベルと中身の硬派さとのギャップが激しいように感じますね(笑)、まあこれはあくまで個人的なイメージですが。
 玉川、アイスブレーカーに限らず、今後も追っていきたい銘柄です。

 そして氷を入れると…、いやあやっぱスルスルいっちゃいますね、かつ物足りなさは皆無。
 硬度がさらに増すような感じで、以前も書いたと思いますが、蒸留酒的な飲み進めやすさがあるように思えます。
 もしかしたら焼酎のロックが好きな人に勧めたら喜ばれるかも…(想像ですが)

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名称:玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 29BY
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:木下酒造有限会社
購入価格(税抜):1,100円/500ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
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2018年10月17日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

夜明け前 純米にごり酒 生酒

家飲み記録 夜明け前 純米にごり酒 生酒

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 長野県上伊那郡辰野町のお酒です。
 ブログでの紹介は3回目。

 夜明け前に関しては、以前ににごり生をいただいているのですが、こちらは若干低価格かつアル添というスペックでした。
 その後、純吟しずくどり生の記事を書いた時に、コメントでこの「純米にごり」が今年から出ているという情報をもらい、凄く飲みたかったのですが近場で取り扱い店が無く入手できずにいました。
 最終的には取り扱い店(湯島の壽屋)まで教えていただき、ようやく入手にこぎつけた次第です、さざびさんありがとうございました。

 細かいスペック情報の記載はありませんが、精米歩合は55と純米表記の割に削ってますね、お値段含め私が良く飲むランクです。
 7月に買って即開栓したのですが、製造年月は4月になっています、ので少なくとも瓶詰後に3ヶ月は経ってますね。
 そのくらいの期間なら、生酒でもちゃんと遮光冷蔵していれば私はそんなに心配は無いと思っているのですが、穴開き栓なのがネックかも…


 上立ち香はつきたて餅や甘酒的な、濃厚な米の香りがそこそこに。
 含むと、やはりコメ由来的な高濃度の甘旨味がトロリと入ってきて、おり由来の柔らかな苦味とほのかな辛さで輪郭をしっかり保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり長野酒らしいリンゴ的甘味が芯にあって、そこに甘酒的なニュアンスが伴いつつ、苦辛はあくまで裏方に
 後味は、流石に粉っぽさをある程度残しつつも、苦味の働きでダレずに引き上げてくれます。

 長野らしい甘味をたたえつつ、非常におりの濃度が濃い、トロトロ芳醇甘旨酒でした。
 甘味は凄く魅力的なのですが、私にはちょっとこの甘酒的なニュアンスが邪魔だなあ、そしてガス感がもうちょっと欲しい。
 これはフレッシュコンディションで飲みたかった…、というか穴あき栓は自分のような生酒派マニアにとっては害悪でしかないかも…(開封は気をつければなんとかなるし、ガスが強かったらちょっと置けば良いし)
 夜明け前純米にごり、次は何としても出荷直後にいただきたいと思いました。

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名称:夜明け前 純米にごり酒 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社小野酒造店
購入価格(税抜):1,458円/720ml
購入した酒屋さん:壽屋(湯島)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年10月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

松嶺の富士 純米吟醸55 からくち

家飲み記録 松嶺の富士 純米吟醸55 からくち

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは千駄木の伊勢五本店さんの店頭で見かけ、初見ということでまず興味を引かれました。
 その後店員さんにお話を聞いたところ、この銘柄自体は最近酒造りを休止してしまった蔵のものだったのですが、それが失われることを惜しんだ同じ山形の酒田酒造(代表銘柄:上喜元)の協力の元、復活に至ったとのことでした。(同店のブログにも解説があります)
 県外出荷は29BYが初めてのようですね、当然のように飛びついてしまいました。
 へーと聞きつつ入荷していた三種類の試飲もさせていただき、印象の良かったこちらをセレクトしました。

 ラベルにはあまり情報が無いのですが、精米歩合は55、多分加水火入れでしょうね(火入れ回数まではわかりませんが)。
 基本私は辛口表記のお酒は買わないのですが、今回は試飲を経ているので安心して購入できましたね。
 お値段がお手頃なのもありがたいところ。


 上立ち香はスッキリした印象のメロンorきゅうり的な香りがそこそこに。
 含むと、やはりキリッとした感じながらちゃんと甘味も纏った旨味がスルスルと入ってきて、青い感じの苦味で最後まで引き締まりつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香りの印象通りの、青さを残したスッキリとした旨味が主役、苦味もありつつも、落ち着きもある感じで、いわゆるガンガンイケてしまう系ですね。
 後味は、苦味を口中に若干残しつつ、あくまでキリリとキレます。

 非常に飲みやすい感じながらも、物足りなさのない、良くまとまった印象のスッキリ系辛口酒でした。
 辛口といってもアルコール的辛さとかより、スッキリフルーティーって感じの印象ですね、石鎚とか文佳人とかに近いんじゃないかしら…
 後、フレッシュさと落ち着きの両方を感じるのは今どきの一回火入れの良さのような気もしますね、逆にこれが二回火入れだったら凄い技術だと思います。
 松嶺の富士、激戦区でも十分生き残れるレベルのお酒だったと思います、今後も注目していきたいですね。


 ちなみに甘いお酒と同時に飲むと完全に押されて、青苦さだけが目立ってしまいます…
 ここはセオリー通り、一杯目にオススメですね。

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名称:松嶺の富士 純米吟醸55 からくち
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:松山酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年10月13日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

農口尚彦研究所 本醸造 無濾過生原酒

家飲み記録 農口尚彦研究所 本醸造 無濾過生原酒

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 石川県小松市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒は、世に言う「能登杜氏四天王」の一人である農口尚彦杜氏が、何度目かの引退の後に現役復帰して醸したお酒になります。
 このお酒が醸されるまでには杜氏周りで色々なすったもんだがあったようですが…、日本酒業界的には非常に注目度が高く既に色々なことが語られていること、公式ホームページにも詳細な記載があることから、ここでは深く触れないことといたします。
 日本酒離れしたラベルデザイン、タンクナンバーやシリアルナンバーの記載辺りを見る限り、「ガワ」は完全に今風という印象ですね。
 ちなみにQRコードを読んでみると…、いきなりログインを要求する画面が出てきました、商品紹介に会員登録求めるとか舐めとんのかボケェ(酔っ払い特有の暴言)、ただ取り扱い店一覧があるのはベリーグッドですね。

 精米歩合は60と、本醸造としてはかなり削ってますね、ただお値段もそれなり(というか他のスペックは結構高いので、個人的には一択でした)。
 無濾過生原酒なのですが、店員さんからは開栓後10日以上経ってから凄く良くなったという話を聞きました、一筋縄では行かなそうな感じではありますが、なるべく先入観を排していただこうと思います。

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 上立ち香は…うーんあんまり感じないですね、かろうじてアルコール的な香りが仄かに。
 含むと、独特の存在感をまとった旨味が、若干粘度を感じるような口当たりでトロリと入ってきて、徐々に出てくる辛さと苦味でギッチリと引き締められながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、青い洋梨的な甘味控えめかつ酸が中心に据えた旨味が主役、そこに絡まる苦味は少々の青さや薬臭さを纏った複雑なもので、全体としては結構筋肉質な辛口酒って印象ですね。
 後味は苦辛がガッツリと引き取る形でキレます。

 甘旨酸苦がハッキリと主張しながら絡み合う、非常に複雑な味わいが最初から最後まで存在感を示す、濃厚そのもののお酒でした。
 色々な味が主張するものの、うるさい感じでないのは見事だなあ、
 ただ、これはマニアが唸りながら飲むべき酒であって、初心者向けではないですね…、少なくともこのお酒をすんなり受け入れるには若干の経験が必要なように思えました。
 言い換えれば、所謂万人向けではなく、ハマる人はとことんハマる系という感じ。
 農口尚彦研究所、どっしり複雑系が好きな方には、一度試してみてほしいと思いました。


 折角なので開栓後ちびちびやっているんですが(冷蔵)、確かにどんどんまとまりが出てきている感じですね…
 で、本命の燗付けをすると…、アルコール臭は立ちますが、含んだときの最初の味は甘さが増えて割とわかりやすくなりました。
 
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名称:農口尚彦研究所 本醸造 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:五百万石(75%)
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社 農口尚彦研究所
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:平林酒店(大森)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年10月11日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

霞城寿 純米 出羽の里

家飲み記録 霞城寿(かじょうことぶき) 純米 出羽の里

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 山形県山形市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 同蔵の別ブランドとしては「三百年の掟破り」があります、こちらの方がインパクトがあって、東京付近では有名かな。
 ちなみに最近行った甘口酒オフ会で(リンク先はお酒ミライさんのレポート)、三百年の掟破りを持ってきた方が居て私もいただいたのですが、かなり印象は良かったです。
 というより、蔵元ホームページの解説を見る限り、どう考えても三百年の掟破りの方がコンセプト的に私好みでした…(要は無濾過生原酒のパイオニアらしい)
 まあ、店頭で衝動買いしてからこの辺りの情報に後から気づくなんてことは良くあることですね、それを恐れていては新規開拓なぞできないという認識でおります。

 スペックは山形の酒米出羽の里を55%まで磨いています。
 瓶には「GI山形」及び「ヤマガタセレクション」マークが見えますね、この辺りの詳しい解説も蔵元ホームページにありました。
 しかし山形県ってこういう認定制度好きですよね~、お酒の売り方にも県民性のようなものが強く出る気がしています。

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 上立ち香はフレッシュさを残した柑橘系果実の甘酸の香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味がグワッと入ってきて、落ち着いた感じの苦味でガッチリ引き締まりを保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま入り込んできます。
 味わいは、ほどほどに熟した柑橘系果実の甘酸味が主役、苦味は強めながら割と柔らかくて、全体としては賑やかながらもギリギリバランスが取れている印象。
 後味は、その苦味を若干口中に残しつつもしっかりと引き上げます。

 甘酸苦がそれぞれハッキリと主張する、原酒らしい魅力とある種の粗さを兼ね備えた芳醇旨味酒でした。
 結構苦味が立つ感じですね、ただバランスが崩れるほどでなく、好みが分かれる程度といいますか。
 実際、これだけ濃くてもダレ感が無いというのはそれだけで個人的には魅力です。
 霞城寿、蔵の実力を感じさせてくれたお酒でした、次は三百年の掟破りも飲んでみたいと思います。

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名称:霞城寿 純米 出羽の里
精米歩合:55%
使用米:出羽の里
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,436円/720ml
購入した酒屋さん:平林酒店(大森)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 霞城寿 純米

2018年10月09日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

西堀 純米無濾過生原酒 袋取りしずく

家飲み記録 西堀 純米無濾過生原酒 袋取りしずく

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 栃木県小山市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 裏ラベルにも記載がある通り、同蔵としては別ブランド「門外不出」の方が知られているでしょうね。
 蔵元ホームページはかなり今風で(特約店一覧が無いのは残念ですが…)、商品紹介を見ると色々と「イロモノ」というか、新しいコンセプトの商品も出しているのが見て取れます。
 この辺りは既に、「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが色々と紹介されていますね、門外不出の記事もありますし、古代米利用の超個性派酒「愛・米・魅」の記事は非常に興味をそそられます。

 さて、今回いただくのは地元栃木開発の酒米「栃木14号」を利用した、精米歩合70という低精白気味のお酒になります。
 これまたお酒ミライさんが似たようなお酒の記事を書かれてますが、そちらは火入れ。
 私が飲んだのは無濾過生原酒、袋取りということで、非常に味わいに影響のある部分が異なるため、まあ別物と考えた方が良いでしょうね。

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 上立ち香は紅茶的な熟感とマジックインキっぽさが混じったような独特な香りがそこそこに。
 含むと、やはりかなり熟感のある旨味が、口中を刺激する酸味を伴って入ってきて、強めの苦味も相まって引き締まりつつも、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘さ控えめで結構刺々しい感じの酸旨が中心、苦味も結構感じるのですが、意外にも全体の印象ではキツさは抑えられていて、むしろまろやかさすら感じる独特なバランスを保っていますね。
 後味は、完全に酸味が引き取って結構丸い感じで引き上げます。

 山廃と見紛うような、低精白らしい味の多さを、酸味でまとめる、芳醇旨酸酒でした。
 苦酸渋がいい感じで一体化しているので、吟醸酒にありがちな飲み疲れ感が無く気楽に飲める印象があります、これは低精白袋吊りならではなのかも。
 逆に言うと、キャッチーなフルーティーさも無いので地味な感じとも言えますね、味わいの雰囲気からしたらちょっと値段も高めに感じるかも。
 ともかく、西堀酒造のお酒としては、次はまた別ブランドも試してみたいところです。

 開栓直後より、二日目以降のほうがより柔らかくなって良いかな。
 本当に速醸らしくないというか、完全に山廃的な印象のおさけですね、低精白の為せる技かな…
 そして想像通り燗映えしますね、旨甘辛がそれぞれ増す感じでなかなか良し。

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名称:西堀 純米無濾過生原酒 袋取りしずく
精米歩合:70%
使用米:栃木14号
アルコール度:17%
日本酒度:+7
蔵元情報:西堀酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 西堀 純米

2018年10月07日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 同蔵の他ブランド「文佳人」も併せると、結構な回数家飲みしていますね。

 こちらは前いただいた「純米おりがらみ」同様、伊勢元酒店さんで購入しました。
 同店の店長さんはとにかく「おり」が絡んだお酒が好きらしく、色々な蔵に、おり引き前のお酒を瓶詰してもらっているそうです。
 このお酒もその一つなのですが、まず驚愕すべきはそのお値段。
 何と山田錦の精米歩合40%無濾過生原酒で税抜一升3,000円ポッキリ!多少知識がある人なら目ん玉が飛び出るレベルですね。
 もちろんスペックだけで味は分かりませんが、銘柄も信頼できるわけですし、これは買っちゃいますわ…

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 そして見てくださいこのおりの量を!
 いやあ穢れの無い白という感じですね、美しい…
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 上立ち香は…あれ意外にもガスの薄い香りしか感じないような。(開栓直後だからかも)
 含むと、準スパーリング的な強さのガス感を伴った旨味がシュワシュワと入ってきて、時間差でおり由来のクリーミーさも徐々に出てくる、かつてない印象の口当たりな感じ。
 味わいは、クリアな酸が全体を引き締めながらも、おり由来の米の旨味、ほんのりと上品な甘味も感じる、甘さ控えめのカルピスソーダといった趣。
 後味は高知酒らしく、力強くもキツさのない見事なキレを見せてくれます。

 開栓直後は明らかに固いって感じですね、硬度的にガチガチなお酒のような雰囲気。
 ちなみに上澄みだけだと辛さ・スッキリさが割とハッキリ立って、個人的には物足りないのですが、好きな人は好きでしょう。

 で、開栓後日が経つごとに予想通りどんどん良くなってきました。
 ある意味素直な方向で、高精白らしい上品さとオリのミルキーさが非常に良い感じで両立してくれますね。
 例によって冷やし過ぎない方が良い感じで、割と適当に飲める上品なお酒という貴重なカテゴリーに入るお酒かと思います。

 アリサワ蔵および高知酒への信頼をまた一層高めてくれた一本でした、今後も定期的にやりたいところです。

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名称:鏡野 純米大吟醸 限定おり酒 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:40%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):3,000円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年10月05日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百楽門 甘口 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 百楽門 甘口 純米吟醸 生原酒

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 奈良県御所市のお酒です。
 ブログでは6回目の登場。

 このお酒は最近ご紹介した純米大吟醸生原酒と同時に購入したものです。
 杜氏さんの健康問題に伴う28BYの休造を経た、百楽門の現状を確認するためにもう一本買ってみたって感じですね。
 このお酒、購入先の「うのかわ酒店」さんの商品紹介ページにははっきり「甘口」という記載が有るのですが、ラベルにはどうやら書いていない様子。
 世の中には「辛口」を高らかに謳う日本酒が溢れている割に、「甘口」とラベルにハッキリ書くものは極めて少ないということに、甘口派としては常々心を痛めている(大げさ)ところなので、ここは是非ラベルに明記して欲しかったところです…

 スペックは雄町の60ということで、前回の純大と結構近い感じ。
 ただ銘柄名の箔押しがホログラム(?)になっているところが、ちょっとレギュラー品とは違うという雰囲気を醸し出しているように思えます。


 上立ち香は濃厚かつちょっと青い感じの果実の香りがそこそこに。
 含むと、甘酸渋が絡み合ったような旨味がググっと入ってきて、最後まで割と複雑な印象を保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、青さを残しつつも程よく熟した芳醇な甘渋味が最初から最後まで主役を演じる印象、酸や苦味も若干あって、わりと味わい的に賑やかな感じはありますね。
 後味は結構苦味が引き取るタイプですね、でもしっかり引き上げます。

 甘酸渋苦をそれぞれハッキリと感じる、芳醇そのものの、甘口というよりは濃い口という感じのお酒でした。
 個人的には、甘口を名乗るならもうちょっと甘味寄りでも良いかな~、若干味が多い印象もあるので、その辺りが収斂されてくると素晴らしいと思います。
 基本路線は踏襲している感じなので、後はどれだけ洗練できるかということでしょうか、それは一朝一夕ではいかないかもしれませんが、ぜひ応援していきたいところです。
 百楽門、今後も追い続けていこうと思いました。

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名称:百楽門 甘口 純米吟醸 生原酒
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1前後
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,379円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年10月03日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 特別純米酒 29BY (2018/03/27)

家飲み記録 田酒 特別純米酒 29BY (2018/03/27)

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 青森県青森市のお酒です。
 ブログでの登場はついに10回目と、大台に乗りました。

 我ながら珍しいセレクトだと思いますが、今回はハッキリとした理由があります。
 実は、田酒のラインナップの中でもド定番といえるこの特別純米が、ちょうどこの辺り(2018/3)の出荷分から、二回火入れから一回火入れになったらしいのですよ。
 常日頃から、火入れ回数の味わいに対するインパクトの大きさを実感している私からしたら、これは超大幅リニューアルなわけで…、試さずには居られないと酒屋さんに走ったわけです(ブログ掲載は半年後という体たらくですが…)

 しかし、相変わらずラベル情報は貧相ですね、一応蔵元ホームページに使用米(華吹雪)等もう少し詳しいスペック情報がありますので、詳しくはそちらを。
 ちなみに今回大幅リニューアルと書きましたが、この時点では見た目の違いはキャップに小さく「要冷蔵」という記載が加わっただけのようです。
 まあ定番として完成されたラベルデザインを変更したくないのはわかりますが…、「こんなん気付くかい!」と突っ込んでしまいました(後で気づいたのでアップの写真も撮り逃した)。

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 上立ち香は、セメダイン混じりのマスカット?的な、フレッシュ感を残した香りがそこそこに。
 含むと、高濃度の甘旨味が力強く入ってきたかと思うと、すぐさま強めの渋味でぎゅーっと締め付けられた感じになり、最後までその渋味を振りまきながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初に感じる濃厚かつ奥深いマスカット的な甘味と、その後の割とスパルタな渋味との落差が激しいですね、最終的には渋めの白ワイン的な雰囲気になっているような。
 後味は、その渋味が引き取る形ながら、不思議なほどに自然に引き上げます。

 濃厚かつ上品な甘酸旨味を、かなり強めの渋味ががっつりと引き締める、独特のバランスがある旨渋酒でした。
 最初はちょっと面食らいますが、飲み進めると結構渋味も慣れてきて、不思議な飲み進め易さもあります。
 食事にも合うことでしょう、表面上は変わったようにも感じますが、根底にあるイズムは変わっていないような印象。
 田酒、今後のチャレンジにも期待していきたい銘柄です。

 何となく予感がして、開栓後数日置いてみたところ、さらに渋味がこなれていい感じになりました。
 さすがの貫禄ですね、これは居酒屋でも映えるんじゃないかしら。

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名称:田酒 特別純米酒 29BY (2018/03/27)
精米歩合:55%
使用米:華吹雪
アルコール度:16度
日本酒度:+-0
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):約1400円/720ml(レシート紛失…)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 田酒 特別純米

2018年10月01日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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