黒龍 純吟 垂れ口

家飲み記録 黒龍 純吟 垂れ口

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 福井県吉田郡永平寺町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 前回に引き続き、「IMADEYA千葉エキナカ店」での購入酒です。
 黒龍の季節限定生酒なわけですが、割とすぐに売り切れちゃうイメージがありますね、こんなお酒がエキナカで買えてしまうんですから凄い時代になったもんです。
 ちなみに同店では風の森の笊籬採りを見かけて驚愕したこともあります(昼に見て、夕方には売り切れてましたが)、近くにはかの「シマヤ酒店」もありますし、千葉市の日本酒党は本当に恵まれた環境にあるかと…
 羨ましい限りではあるのですが、実際に私が同じ環境になったら毎日覗いてしまうかもしれないので、それはそれで恐ろしい気がしてきました…

 さて、スペックは地元産五百万石の精米歩合55%、純米吟醸うすにごり生酒です。
 2月上旬出荷を4月中旬開栓。
 実は前回飲んだ「氷室オリジナル」が個人的には「うーん…」という感じだったので、今回リベンジも兼ねております。

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 上立ち香は結構濃厚な、草っぽいキリリとした香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な旨味が自然な口当たりでトロリと入ってきて、ほんのりとした苦味で輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘さは控えめながら高密度のメロン的旨味が純然たる主役、フレッシュさや少々の苦味もありながら、ありがちなキツさが極限まで抑えられていて、とんでもなくバランス良いですね
 後味は、あくまでほんのりと苦味を口中に残しつつも、極めて自然に引き上げてくれます。

 存在感・深みをしっかりとたたえた旨味を、この上なく自然に・柔らかく楽しませてくれる、老舗の貫禄を感じさせてくれる芳醇フレッシュ旨酒でした。
 いやこのまとまり、完成度には脱帽ですわ…、単独でも食中でも良いですし、いくらでも飲みたくなる感じはほんと素敵…
 これより値段も高かった氷室とはなんだったのかと思ってしまいますね、これぞ「黒龍の新酒」として納得感があります。
 黒龍、垂れ口にはアル添本醸造バージョンもあるようなので、次はそれもやってみたいと思いました。

 開栓後は、ああ結構脆いかな…、結構露骨に苦味とか辛さが出てきてしまったような。
 それこそ氷室を思い出す感じですね、個人的には開栓直後の繊細なバランスが好きなので、早飲み推奨。

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紹介:お酒ミライ 日本酒レビューブログさんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/23801081.html
(比べてみると笑っちゃうぐらい感じ方が違ってますね。まあ美味しかったという部分は共通しているかと…)

名称:黒龍 純吟 垂れ口
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:18.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:黒龍酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:IMADEYA千葉エキナカ店
お気に入り度:8.5/9.0(開栓後の変化も含め)

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2018年07月20日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

会津娘 芳醇純米生酒

家飲み記録 会津娘 芳醇純米生酒

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 福島県会津若松市のお酒です。
 家飲み経験もあるのですが、ブログでは初登場。

 会津娘は私が日本酒飲み始めの時期に出会い、一貫して好印象をもっていました。
 が、近場に特約店が無い関係で長い間入手に至らず、過去の記録を見るに、最後に家飲みしたのは約5年前の2012年になっていました…
 そんな中、たまたま仕事で千葉市行く用事があり、帰りにエキナカの「IMADEYA」さんを覗いたところこのお酒があり、喜んで購入した次第です。

 スペックは五百万石精米歩合55%、名乗りは純米ですが結構削ってますね。
 裏ラベルに米の生産年や仕込み月の記載が有るのは珍しいと思います、情報としては参考になるので好印象。
 ちなみに4月頭に開栓しています。

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 上立ち香はセメダインと濃いめの果実香が混じったような香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃厚な甘旨味が心地よく柔らかい口当たりで入ってきて、徐々に出てくる苦味で引き締まりを増しつつ、最後までじんわりと染み入って来ます。
 味わいは、派手さは無いもののしっかりと芯のあるお米と果実の中間的な甘旨味が主役、苦味は浮いた感じでなく一体化していて、全体としてなんともホッとするようなまとまりを感じさせてくれるもの。
 後味は、ほんのりと苦味を口中に残しつつ、自然に引き上げます。

 なんというか「純朴」という言葉が自然に浮かぶような、落ち着いて飲み進められる芳醇旨口酒でした。
 飲み進めるたびに、派手さの無さが長所になって染み入ってくるんですよ、かつオッサン的な古臭い感じではなく、生酒的なわかりやすい甘味の魅力もある。
 いやあ本当「会津娘」って銘柄名そのものの味わいなんですよね、擬人化(地元の幼馴染とか)が捗りそうと言いますか(笑)
 会津娘、5年ぶりの家飲みでも変わらない印象の、「らしさ」と安定感のあるお酒でした、次は早めにやりたいなあ。

 ちなみに開栓後数日経ったほうがまとまりが出てきたかも…
 やっぱり強い感じのお酒ですね、あえて開栓放置もありなんじゃないかしら。

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名称:会津娘 芳醇純米生酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:高橋庄作酒造店
購入価格(税抜):1,530円/720ml
購入した酒屋さん:IMADEYA千葉エキナカ店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 会津娘 純米

2018年07月18日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み

家飲み記録 長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み

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 山口県萩市のお酒です。
 外飲みでは相当やってますが、ブログでの登場はまだ3回目。

 長陽福娘は、昔から矢島酒店さんで取り扱われていることもあり、結構身近な銘柄という印象がありました。
 が、意外と家飲み本数は少なかったですね…、典型的な「いつでも飲めるから見逃し」パターンにハマっていたように思えます。
 今回は、今や厳選されてしまったモウカンさん推し銘柄の一つということで、久しぶりに飲んでみるかとセレクトしました。
 一応28BYで評価の高かったこの9Eを選んだのですが、残念ながら今年は全然違う味わいになっていたとか…、日本酒はBYによる違いが結構あるのが難しいところですね。

 スペックは山田錦50磨きと割合豪華、その分お値段も少々高めになっています。
 「9E」とは酵母のことで山口県独自のものだとか…、所謂協会9号酵母とは別物みたいですね(関連があるかどうかはちょっとググったぐらいではわかりませんでした)。
 2月購入、4月開栓です。

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 開栓すると…、げ、なんかちょっと栓ゆるい?ほぼプシュッとも言わないし…
 注ぐとやはり気泡は僅少。

 上立ち香は割りと露骨にバニラじゃないかしら、濃厚な感じの香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘味が弱々しいガスを伴ってググっと入ってきて、程々の苦味でギリギリ輪郭を維持しつつ、最後まで濃度を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、しっかり熟した果実系の甘さが主役、意外と酸は弱めで、苦甘な感じですね、濃度が高めでガス無しなのでちょっとダレというか飲み疲れ感はあるかも。
 後味は苦味と少々の酸で、しっかり引き上げます。

 非常に濃厚な甘味が最初から最後まで主張する、まったり系芳醇甘口酒でした。
 うーん、ガス感が無いのが寂しいなあ…、結果として若干甘ダレ感が出てしまっているように思えます、まさに気の抜けたサイダーと言いますか。
 これスクリューキャップじゃなくて打栓にした方が良いんじゃないかしら、直汲み系だと死活問題ですし…
 といいつつも、旨味自体は荒いところが無く心地良いあたりが流石ともいえます、後味は悪くないですしね。
 長陽福娘、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思います。

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名称:長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+1.4
蔵元情報:岩崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年07月16日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒

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 新潟県小千谷市のお酒です。
 同蔵のブログでの登場は2回目。

 このお酒は、割と最近紹介した「伊乎乃」と同じ蔵の商品でした、実は買ってから気づきました…
 蔵元ホームページを見ると、「雪中貯蔵酒発祥蔵」というところをハッキリとアピールしていますね(トップページにある写真は一見の価値あり)、裏ラベルにも「雪のおくりもの」と題して解説文が載っています。
 0度で100日間生のまま寝かせているとのことなので、結構熟成は進んでいそうに思えますね。
 なお、ホームページには火入れだけで、この生酒の記載はなさそうですね、季節限定品の中でも限定ものという感じでしょうか。
  
 精米歩合は55、使用米は記載なしで不明。
 製造年月は「2017.04」との記載、これは多分瓶詰月で、中身は28BYということだと思うんですが…
 こういう熟成ものだと瓶詰日と蔵出日両方書いてもらわないとわけがわからなくなるんですよね、店頭に並んだ時点で一年前の日付ってどうなのかしら。

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 上立ち香は濃厚かつかなり生熟した感じの果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはりガッツリ生熟感のある濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした苦渋でしっかりと輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、一瞬生ヒネかと身構えるレベルで熟していながら、甘味に苦渋が奥深みを加え、さらに結構強めの辛さが伴うことで、全体としては結構キリリとした印象が残りますね。
 後味はその辛さが引き取って、力強くキレます。

 しっかりと熟しながらも引き締まった甘旨味をガッツリ楽しめる、独特な濃厚甘辛酒でした。
 最初は熟甘の印象を強く感じるのですが、飲み進めるとこのお酒の本質は辛さにあるような気がしてきました。
 雪中貯蔵の効果はともかくとして、生熟酒としては一種セオリー通りな印象ですね、濃い味をダレ感無しでしっかり引き上げます。
 結構色々と積極的な試みをしている印象がある蔵なので、今後も要注目かと思います。

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名称:越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:高の井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,713円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年07月14日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟

家飲み記録 土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟

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 高知県安芸郡芸西村(あきぐんげいせいむら)のお酒です。
 ブログでの登場は…、意外にもまだ2回目でした、外飲み回数は多分2ケタいってるかと。

 コメントでいただいた情報を元に初来訪した、神楽坂「ぼっちりや」さんで購入しました、このスペックはそこの女性店長さんが蔵に希望して特別に寝かしてもらっているものだそうです。
 店頭で冷蔵庫を睨んでいると、その店長さんがかなり積極的に突っ込んだ説明をしてくれて、普段は避けがちな一升瓶の購入に踏み切った次第です(まあそもそも生熟好きですしね)。
 で、その時の会話の流れで「銀座の高知のアンテナショップってお酒充実してますよね~」みたいな話題を私から振ったところ、店長さんより「私そこの立ち上げスタッフの一人ですよ」という驚きの返答が。
 いやあ納得感ありますね、ああいうお店ができるのには、絶対裏に土佐酒が好きで好きでたまらない人が居たんだろうという気がしていましたが、目の前の店長さんからはまさにその「土佐酒愛」がビンビンに伝わってきていました。

 さて、スペック的には高知の酒米「吟の夢」を55まで削った純米吟醸生。
 「一年囲い」の名の通り、蔵元で1年生熟させているそうです、28BYということになるかと。
 
 ちなみにこのお酒の感想を既に「日本酒感想日誌」さんが上げてらっしゃいます(かなりの高評価)。
 いやあ一店舗しか扱ってないのに偶然って凄いなあと思ったのですが、どうやら私のtwitter情報を参考にしていただいたようで…、流石のアンテナの高さと行動力というべきでしょう。
 で、まさか先を越されると思っていなかった私は、泡を食って記事を仕上げておる次第です。

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 上立ち香はセメダイン混じりの柑橘系果実といった、熟成感をほぼ感じさせない香りがそこそこに。
 含むと、がっつりと味が乗った印象の甘旨味が力強く入ってきて、そこに尻上がりに強まる辛さが絡まることでバッチリ引き締まりつつ、最終的にはキリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、非常に濃厚かつまろやかな、あえて言えばメロンクリーム的な甘旨味が最初に来るのですが、時間さで出てくるアルコール臭くない辛さがダレ感を完璧に抑えてくれます、なお雑味やカラメル的熟成香は皆無。
 後味はその辛さが濃厚さを嘘のように引き取って、バッチリキレます。

 生熟の最適解の一つを示してくれた感のある、ストレートに味が乗った甘旨味と、不思議なまでの飲み飽きなさを両立させた、極めて高次元の「土佐酒らしさ」を感じさせてくれたお酒でした。
 後味は一瞬私にはスパルタ過ぎるかなという感もあったのですが、でも杯が進んでしまうということは、やはりこれが最適バランスなのでしょう。
 以前安芸虎でも感じましたが、土佐酒の「辛さ」はしっかりと「甘旨味」と両立してくれる印象があって、日本酒は単に「甘口」「辛口」で語りきれるものでは無いということを実感として教えてくれますね。
 後、今回結構セメダインを感じたので新酒だと結構硬かったんじゃないかしら、こういう強いお酒を年単位で生熟させるセンス、いやあ本物だと思いましたね。
 土佐しらぎくの実力を再認識させるとともに、新たな側面も感じさせてくれた一本でした、来年もやろうかな…


 ちなみにこのお酒、開栓後三日目でも開けるときに栓が「ポンッ」と飛びました。
 どころか、四合瓶に移した最後の一杯分でも、ちょっと温度上げてから空けたら「プシュー」といい音が。
 昔(一升瓶)の風の森を思い出しますね…、いやあこれほど強いお酒は滅多に出会えないかと。
 (なお、飲んだ時のガス感自体はそんなに強くないです)

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2421.html

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名称:土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟
精米歩合:55%
酒米:吟の夢
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仙頭酒造場
購入価格(税抜):3,240円/1,800ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年07月12日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY

家飲み記録 而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ常連銘柄の一つ。

 泣く子も黙るジコンヌです、同スペックは2年前も紹介していますね、ついに5回目の家飲みとなります。
 花陽浴・風の森等、同スペックのお酒を数年に渡って感想を書きつつ飲んでみて、ようやく自分のこととして実感してきたことに、「日本酒も年ごとの味の差が激しいなあ」ということがあります。
 もちろん蔵元的にあえて変えているところもあるのでしょうけど、醸造酒のサガといいますか、意図しない味の差も結構ありそうに感じますね。(特に生酒系)
 特に而今は射美、花陽浴、風の森とかと比べたら露骨な個性酒って感じでは無いと思いますし、「らしさ」をキープするってかなり大変なんじゃないかなあ…
 まあ飲み手としては、あまりカリカリせずにそんな違いも楽しむべきなんでしょうね。

 さて、スペックについてももはや語ることはないです…
 前回飲んだ27BYと同様、千本錦55の無濾過生。
 1月出荷、3月開栓なので、若干間が空きました。

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 注ぐと、グラスにほんのちょっとだけ泡が付きますね。
 実は今風のお酒の飲み頃を判断するのに、これ結構重要なことかもと思います。

 上立ち香はいつものベリー系っぽい濃厚な果実香がそこそこに。
 含むと、密度の高い甘旨味が力強くかつ優しい口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味のニュアンスで輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘、酸、苦がそれぞれ主張してバランスを保ちつつ果実感のある、意味芳醇甘口のお手本のようなもの。
 後味は苦酸が引き取って、割りと強引にキレますね。

 割とにぎやかな味わいながらも、甘旨味の存在感がとにかく魅力的な、直球勝負の芳醇甘旨酒でした。
 少し熟成期間を経たからか、いつものイメージからすると、若干重さというか、ちょっとくすんだような感触もあるような…(それでも平均以上のまとまりではありますが)。
 でも、やっぱり好きですねえこの味、少しぐらいの粗はどうでも良くなるぐらいに魅了されてしまいます。
 而今、引き続き買えるときは買っていきたいと思ってしまいました。

 開栓後はちょっと苦味が増えたなあ…
 そうなると重さも増して…、うーん流石にちょっとバランス崩れた感じですね。
 今期の而今は崩れやすいのかしら。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2267.html

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名称:而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY
精米歩合:55%
酒米:千本錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,500円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年07月10日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY

家飲み記録 菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY

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 茨城県那珂市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回は酒販店グループ「吟奏の会」限定スペックをいただいており、その時かなりの好印象だったのでリピートしました、今回は蔵元ホームページにも商品紹介があるレギュラー品です。
 菊盛は扱っている酒屋が少なく、前回は通販だったのですが、最近蔵元の木内酒造の系列店である角打ち(雰囲気は日本酒バー)「酒+蔵 な嘉屋」がなんと秋葉原近くのマーチエキュート内にできたため、今回はそこで買っております。
 マーチエキュートは前に紹介した駿河屋嘉兵衛も入ってますし、日本酒的にも中々面白いスポットになっていますね(ごく近くに鈴木酒販もありますし)。

 スペックは美山錦を55まで削った純米吟醸無濾過生原酒。
 実は同スペックを先に「日本酒感想日誌」さんが記事にしており、そこのコメント欄で「少し控えめではあるので、2月3月くらいまで引っ張っても、まるめちさんならかえって良いかもしれません。」というアドバイスをもらったので、素直な私は(笑)12月に購入したものを3月まで寝かせて開栓した次第です。

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 注ぐと気泡がグラスにしっかり付きますね、まだまだ生きてる感。

 上立ち香はキツくない消毒液的な香り(?)がそこそこに。
 含むと、凝縮感のある旨味が、チリチリとしたガス感を纏いつつググっと入ってきて、程よい酸で落ち着きとフレッシュさを両立させたまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘さは控えめの奥深みのあるサイダー的な(?)旨味が中心で、濃くかつ、引き締まり、酸とのバランスの点で非常にハイレベルなまとまりを感じさせるものになっています。
 後味はガスと酸が引き取って見事にキレます。

 程よいガス感と透明感がありながら、旨味の魅力や飲み応えをしっかり兼ね備えた、高次元バランス酒でした。
 奥深さやガスの刺激はありますが、浮いた苦味・渋味が皆無なのが良いですね、ガンガン飲めてしまう印象。
 また、味の出方が私にとってちょうどいい感じになっていたように思えます、やはり出荷直後より良い開栓タイミングだったように思えますね、日誌係さんの読みは流石だなあ。
 菊盛、是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2019.html

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名称:菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1
蔵元情報:木内酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒+蔵 な嘉屋(マーチエキュート内)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年07月08日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

楽器正宗 本醸造 中取り

家飲み記録 楽器正宗 本醸造 中取り 

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 福島県西白河郡矢吹町のお酒です。
 この銘柄はブログでの登場は初めてですが、外飲み経験等は有り、詳しくは後述します。
 
 同蔵の「自然郷 SEVEN」という銘柄は既に2回紹介しています、この楽器正宗は地元銘柄というやつですね。
 実はこのお酒は、先日参加させていただいた「第4回お酒ミライオフ会 闇鍋日本酒会」で出会ったお酒だったりします(正確には中取りでない通常品でしたが)。
 レポートにもあるように、このお酒は同会のブラインド投票で13本中2位に輝いています(なお、私は1位として投票しました)。
 いやあ恥を忍んで申し上げますと、私は一口飲んでメモに「而今か?」的な事を書いちゃいました…、冷静に考えると全然違う味なんですが、まあそのくらい印象が良かったんですよね。
  
 スペックは、精米歩合麹米60%、掛米70%、福島の酒米「夢の香」利用らしいです。
 アル添有の火入れ本醸造なのですが、無濾過無加水(原酒)であること、要冷蔵(多分一回火入れ)であることが要注目かと。
 また特筆すべきはその価格で、何と税抜1,056円!それこそスーパーの常温棚に置いてある本醸造レベルなんですよ…

 なお、6月出荷、6月開栓のフレッシュコンディションでいただいております。
 実は同スペックの記事を既に「20代から始める日本酒生活」さんと「日本酒感想日誌」さんが書かれており(お二人ともかなりの高評価)、私も乗り遅れてはならんと急いでアップした次第。

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 上立ち香はびっくりするぐらい濃く、かつ爽やかなグレープフルーツ的果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚かつ複雑味のある甘渋味がほのかなガス感を纏いつつ力強く入ってきて、最後までその複雑さを保ちつつも、辛さが裏方で引き締まりを加え、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘酸渋味がいい感じで拮抗するぶどうジュース的な旨味が主役、アルコール的辛さがしっかり仕事をして引き締めている感じなのですが、旨味が濃いためにキツさは皆無。
 後味はやはりアルコールの辛さが引き取る形なのですが、キツさはバッチリ抑えられたままキレます。

 福島酒らしい非常に奥深い印象の旨味を、見事なまでに自然に楽しませてくれる、圧倒的な高コスパ酒でした。
 正直よくよく味わうと、ある程度の雑味らしい苦味や粉っぽさとかも感じるのですが、バランスが取れている上にアルコール的辛さがしっかり引き取るので、全体としては違和感皆無なんですよ。
 いやあこれはアル添酒の一つの理想形かもしれませんね…、個人的には辰泉こだま別誂を想起させるものがありました、何というかアル添である必然性をハッキリ感じるお酒だと思います。
 後個人的には、「要冷蔵」であることが結構重要なんじゃないかと思うんですよね…、こういうお酒が意識低い系酒屋(失礼)の冷蔵庫のビールやジュースを押しのけて入ってきて、「冷蔵庫に入っている日本酒は旨い」という共通認識が生まれていくことが、今後の日本酒市場の一つの理想的方向なんじゃないかなあと思ったりしています。
 ともかく、楽器正宗、自然郷と共に今後超要注目ですね。

 燗も試してみたいところでしたが、すすっと飲み干してしまいました…
 こりゃ一升瓶でも良かったなあ。

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名称:楽器正宗 本醸造 中取り
精米歩合: 麹:60% 掛:70%
使用米:夢の香
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合名会社大木代吉本店
購入価格(税抜):1,056円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(グランスタ)
お気に入り度:8.7/9.0(値段も考慮に入れて)

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2018年07月06日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY

家飲み記録 五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY

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 埼玉県飯能市のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目。

 五十嵐は5年ほど前かの酒徒庵で最初に出会い、その時の好印象から、扱っている酒屋さんを何とか探して買いに走ったことを憶えています。
 で、その時尋ねた、数少ない都内の取扱い店が大森の「酒屋たなかや」さんでした。
 同店は都内の地酒屋のなかでも銘柄セレクトが極めて個性的、かつハイレベルでして、店長さんがしっかりと自分の足・舌で選んでいるんだなあということが伝わってくるようなこだわりのお店でした。
 が、店長さんの健康上の理由で、つい先日の7/3、閉店してしまったとのこと…
 まだまだ未飲銘柄があり行きたいとは思いつつ、地理的な要因と一升瓶メインということから足が遠のいていたところだったので、若干悔いが残るところです、お酒だけでなく酒屋さんとも一期一会の精神が必要ですね。

 裏ラベル情報が貧弱なので詳細不明ですが、ラベルの色的に多分前回と同スペックですね
 11月出荷、3月開栓なので結構生熟期間あり。
 なお、今回はやはり銘柄セレクトが個性的な練馬の「うえも商店」さんで購入しています。


 上立ち香は濃厚な洋梨系(?)の果実香が気持ち強めに。
 含むと、香りの印象通りの濃厚な甘旨味が力強く入ってきて、結構強めの渋味と少々の酸味と絡み合って独特のバランスを保ちながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、結構熟した洋梨的な甘酸渋をそれぞれ感じる、芯と奥深さのある旨味が最初から最後まで存在感を保つ、飲みごたえと引き締まりを両立させたもの。
 後味は酸渋が引き取って、少々の渋味を残しつつもしっかりキレます。

 濃厚な甘旨味が密度と輪郭をしっかり感じさせる、力強さのある芳醇キレ味酒でした。
 結構味わいは賑やかながら、やはり甘味、旨味がしっかりしていいるので、私としては好きですね~
 後、こういう書き方をするとどっしり系のように思えてしまうかもしれませんが、基本私がセレクトしているお酒はあくまで生酒的な果実っぽさが前提になっているので、従来のどっしり火入れ系とは全く違う様相であることを付記しておきます。
 ともかく、今回も五十嵐の信頼を深めてくれた一本でした、次こそ他のスペックも試してみようかな。

紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/23689520.html

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名称:五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:五十嵐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年07月04日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 八反錦 29BY

家飲み記録 花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 八反錦 29BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 風の森と双璧をなす、当ブログ定番銘柄。

 超お気に入り銘柄の花陽浴の中でも、この八反錦48純大には特別な思い入れがあります。
 当ブログの「マイ殿堂入り」に入れているのがこのスペックですし、以前には私の「一生に一度の重大イベント」への持ち込み酒としてセレクトしております。
 まあ言ってしまうとそのイベントは自分の結婚披露宴なんですけどね…(3年前)、我ながら思い切ったことをやったなあとしみじみ思いだされます(出席者は喜んでくれました)。
 ちなみに花陽浴以外の持ち込み酒は、而今山田錦純吟生十四代山田錦大吟醸純米醸造を選んでおります。

 閑話休題、スペックについては、まあいつもの八反錦48磨き無濾過生原酒雫酒。
 おりがらみではない普通のバージョンです。
 
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 上立ち香はトロピカルフレッシュないつもの果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの芳醇な甘旨味が、インパクトはありつつも滑らかな口当たりで入ってきて、酸と苦味で輪郭をしっかり整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、若干皮混じりのパインジュース的な、甘酸苦が溶け合った感じでバランスをしっかり保った上品なもので、旨味の満足感を与えつつもついつい飲み進めてしまう感じですね。
 後味は、酸苦が引き取りつつ、極めて自然に引き上げていきます。

 ザ・花陽浴!といった趣きの、極めて華やかながらも純度の高い、芳醇甘酸後味スッキリ酒でした。
 いやあやっぱりこのスペックは好きですね~、例えば私が花陽浴初心者に進めるならまずこれかなあ(美山錦48と迷うところですが)。
 このお酒だけを飲むときより、他のお酒と同時に飲むと、芯の濃度の高さが良くわかりますね。
 しかしやっぱり好みは分かれる味わいではあると思います、もしこのスペックを一度飲んで「自分には合わないなあ」と思ったら無理せず銘柄自体と距離を置いて良いかと…(その分は他の花陽浴スキーが群がって消費すると思いますし)
 花陽浴は今後も当然のように追っていきたいと思います。

 ちなみに開栓後一週間ぐらい経っても、ちょっと苦味が立つ程度で十分バランスは保ってますね。
 やっぱり開栓直後が好みではありますが、少なくともこのスペックは割と強いお酒だと私は感じました。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-164.html

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名称:花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 八反錦 29BY
精米歩合:48%
使用米:八反錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2018年07月02日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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