出世城 特別純米 初しぼり生

家飲み記録 出世城 特別純米 初しぼり生

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 静岡県浜松市のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めていただきます、熱海での購入酒2本目ですね。

 前回の喜平と同じなのですが、このお酒は熱海市の「石和酒店」さんで購入したものです。
 当然初訪問ですが事前に取り扱い銘柄をネットでねっとりと情報収集した上です、自分のようなマニアにとってはこの事前調査は非常に大事と思っております。
 「出世城」自体は完全初見でしたが、あまり首都圏で見ないこと、生酒であることから今回セレクトしました。
 また、その後コメントいただき知ったのですが、静岡県唯一の女性杜氏の蔵で、今は喜平同様「平喜グループ」の傘下にあるとのこと(蔵元ホームページもご参照ください)。

 ラベル上のスペック情報は貧弱ですね、磨きは60で使用米は不明。
 11月出荷を12月開栓なので、まさにしぼりたて状態でいただきました。


 上立ち香はセメダイン系のスッキリした香りが控えめに。
 含むと、フレッシュかつスッキリと引き締まった印象の旨味がちょっとヌルっとした口当たりで入ってきて、そこにさらに苦味が加わって最後までキリリとしたまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まだまだ青い果実的な雰囲気の、セメダイン感の強い旨味が主役、ちょっと草っぽさもありますね、苦味もあって全体としてはとにかく締まりがある印象。
 後味は、それを保ったまま、苦味が引き取って引き上げていきます。

 新酒らしい青さ、苦味がハッキリとでた、キリリ系フレッシュ酒でした。
 まあ私の場合、甘味が少ないと物足りなく感じるのはどうしようもないですね…
 ただ、引き締まってはいるものの、あくまで純米的な感じで、アル添的なスパルタな辛さとかは無いです、好みとしてハマる人は居そうだなあと思いました。
 出世城、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 これ系のお酒の開栓後二日目の方が、ちょっと味が出てきて良いかも。
 でもやっぱり甘さはないなあ…、そういうのがお好きな方にオススメ。

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名称:出世城 特別純米 初しぼり生 
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:浜松酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:石和酒店(熱海)
お気に入り度:8.2/9.0

■おまけ:石和酒店さん外観
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 店内はパッと見コンビニにしか見えないので、露骨な銘柄アピールが非常にありがたいです(笑)。

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2018年02月27日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜平 純米酒 雄町 静岡蔵

家飲み記録 喜平 純米酒 雄町 静岡蔵

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 静岡県静岡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 出張時購入酒特集の途中ですが、実は今回は出張時ではなく、旅行時に購入したお酒になります。
 まあ旅行というより親戚筋を訪ねた感じですね、場所は熱海。
 
 「喜平」という銘柄は岡山にもあるようですね、そしてこちらのお酒を醸すのは「静岡平喜(ひらき)酒造」
 静岡なんだか岡山なんだか、喜平(きへい)なんだか平喜(ひらき)なんだか、ちょっとワケが分からなくなってきますが(笑)、蔵元ホームページによると沿革的な理由があるみたいですね。
 源流は岡山と同じながら、静岡平喜酒造自体は平成24年創業と、非常に新しいようです。

 今回いただくのは純米表記ながら、雄町を60%まで削っている立派なスペック。
 「雄町サミット」でも賞を取っていたお酒みたいですね、岡山とのつながりをうまく使っているということなのでしょう。
 ちなみに火入れ有で、7月出荷、11月開栓です(初日は帰りの車内だったり…)。


 上立ち香は落ち着いて若干硬質なリンゴ系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり香り通りの印象の、程よく落ち着いた甘旨味が柔らかい口当たりで入ってきて、中程度の旨味の濃度を保ったまま、ゆっくりと流れ込んできます。
 味わいは、いわゆるリンゴ系日本酒の王道を行くような甘旨味が主役、苦味も少々ありますが、火入れ的な落ち着きがある上に香りとのバランスがとてもよく飲み飽きない感じに仕上がっています。
 後味は、苦味が最後まで柔らかく引き取ってキレます。

 芳醇旨口純米酒の王道をいきつつ、古臭さの無いバランス系火入れ酒でした。
 甘味は中程度なのですが、芯があるというか、しっかりした味わいなので飲み足り無さはありませんね。
 といいつつ、私の場合例によってこの「生原酒」が飲んでみたいという気分になってしまいますが、まあこれはもはや業のようなものでしょう…
 喜平、今後も注目していきたいと思いました。
 
 開栓後はちょっと苦味が出てきたような…
 私の体調やシチュエーションのせいかもしれませんが、初日が良かった感じではあります。

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名称:喜平 純米酒 雄町 静岡蔵 
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:+3
蔵元情報:静岡平喜酒造株式会社
購入価格(税抜):1,334円/720ml
購入した酒屋さん:石和酒店(熱海)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:車内で海をバックに記念写真(逆光気味…)
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タグ: 喜平 純米

2018年02月25日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸

家飲み記録 鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸

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 新潟県佐渡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 北海道出張時の「酒舗七蔵」さんでの購入酒、全3本のうちラスト3本目。

 こちらを醸す北雪酒造は全国規模の佐渡地酒蔵の雄といった印象がありますね、「YK35」なんていういかにもなネーミングのお酒を(意味はwikipedia参照)チタンボトルに入れて20万の値付けをしたりと、売り方もなかなか強かだなあと感じていました。
 そんなわけで何となく自分の購入対象には含めていなかったのですが、かの日本酒まんが「いっぽん!」でこの鬼夜叉が紹介されていたことで興味が出てきて、今回セレクトするに至った次第です。
 最大の特徴はやはり「遠心分離」ということでしょうね、KURANDの記事によると、国内では10社程度が採用しているそうですが、そのための機械は一台二千万円程度するとか…
 規模が大きめの蔵でもこの規模の設備投資は勝負といえるでしょうね、酒質向上のためにそれだけの決断をするというのは素晴らしいことかと思います。

 裏ラベルには関連情報がびっしりと…、流石にここでは書ききれないので、蔵元の商品紹介ページもご参照ください。(買える店一覧があるのも素晴らしい)
 遠心分離は基本的には高級酒に使われるようですが、この鬼夜叉は良心的なお値段なのが有難い限り。

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 上立ち香は熟成香皆無の、程よく熟したリンゴ系の果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの甘旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、ほんのり伴う苦味と、尻上がりに強まる辛さでガッチリと引き締まりつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初は吟醸酒らしい甘旨がフワッと広がるのですが、苦辛も存在感があって、割りと落差の激しいタイプのお酒かと…
 後味は、少々の苦味を口中に残しつつ、バッチリキレます。

 しっかりとした旨味がありつつも、雑味の少なさと程よい苦辛で、ガンガンイケてしまう危険なお酒でした。
 一口目はちょっとインパクト不足かもと思ったのですが、飲み進めると「嫌な部分が無い」というところがどんどん染み込んで来て印象がどんどん良くなりますね。
 このお酒に関しては、私のような甘味偏重人間以外の人のほうが正当な評価ができるでしょう、といいつつ私も十分楽しめてはおります、火入れでこれは凄いことかと…
 北雪の実力をひしひしと感じた一本です、また他の限定品も買ってみたいと思いました。

 ちなみに開栓後も全くダレませんね。
 あらゆる意味で完成度の高いお酒として、少なくとも一度買って損はないお酒だと思います。

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名称:鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸
精米歩合: 麹:50% 掛:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社北雪酒造
購入価格(税抜):   円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年02月23日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

上川大雪 特別純米 彗星 生

家飲み記録 上川大雪(かみかわたいせつ) 特別純米 彗星 生

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 北海道上川郡上川町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 北海道出張時の「酒舗七蔵」さんでの購入酒、全3本のうち2本目。

 こちらのお酒のお話をするなら、造り手である川端慎治杜氏に触れないわけにはいかないでしょう。
 同氏は以前北海道新十津川町の金滴酒造の杜氏を務めていましたが、経営陣の意向により「不本意な形で」同社を離れており、このお酒は最近新設された酒蔵で醸したものになります。
 この辺りは相当センシティブな話になりますが、「同氏が来る前の金滴酒造は2008年には民事再生法を申請するような経営状態だったこと」「同氏が造ったお酒が2011年に鑑評会金賞を取った事(しかも吟風利用)」「同氏のお酒の代表格「四文字シリーズ」は北海道の有力酒販店に確固たる支持を得ていたこと」あたりは客観的事実として挙げられるのではないでしょうか、なんともはや…
 (ちなみに今検索して驚いたのですが、当時の金滴酒造の社長は最近亡くなったようですね。残された社員はどうするのだろう…)
 この時点で長くなってしまったので、上川大雪については興味があれば結構充実している蔵元ホームページや、SAKETIMESの記事あたりもご参照ください。

 今回いただくのは地元の酒米「彗星」を使った29BYの新酒になります、確か28BYは試験醸造という形でお酒を出していたと思うので、今回が二造り目ということになるかと。
 実はこのお酒、来店時入荷したばかりだったらしく、お店の人曰く相当な勢いで売れていたそうです。
 一日ずれていたら多分買えなかったとか…、金滴時代のお酒を一度飲みたいと思っていながらその機会を永遠に逃してしまった私としては、非常に嬉しい出会いでした。

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 上立ち香は…、割とハッキリメロンな感じの香りが気持ち強めに。
 含むと、まさにフルーツジュースといった感じの華やかな甘旨味が力強く入ってきて、そこそこの苦味で輪郭を保ちつつ、程々の勢いで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりメロン系ですね、しっかりとした甘味、くっきりとした青さ、そしてちょいキツめの苦味、それぞれが絡み合う実に新酒らしい旨味を創り出しています。
 後味は苦味を口中に少々残しつつ、自然に引き上げていきます。

 インパクトのある極めてフレッシュな甘旨味を、青い苦味がギッチリと引き締める、グイグイイケル系新酒生酒でした。
 濃厚甘旨系のお酒と比べて、やはり引き締まりの強さが目立ちますね、若干皮も混ぜたメロンジュースと言いますか。
 ただ、苦味の質が香り寄りの嫌らしいものというより、あくまで青さを纏った果実的な苦味というところはポイントかな。
 全体としては、そこまで自分には刺さらないまでも、新酒として普通に楽しめるお酒という感じでした。(いかんせん金滴時代を知らないので比較できないのは寂しいところですが…)
 上川大雪、今後に期待しつつ、次は違うスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:上川大雪 特別純米 彗星 生
精米歩合:60%
使用米:彗星
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:上川大雪酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:出張帰りの車内&機内で一杯写真

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 志太泉にゃんかっぷは空港までの車内、義左衛門は機内です。
 こういうシチュエーションで飲むカップ酒は旨い…(まあ中身もそんじょそこらのカップ酒とは違いますが)。

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2018年02月21日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY

家飲み記録 北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY

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 北海道夕張郡栗山町のお酒です。
 北海道出張での購入酒、全3本のうち1本目。

 以前冬花火の記事でも書きましたが、このお酒は私が以前から狙っていた、北の錦の特約店限定ブランドになります。
 これ系のお酒には珍しく、蔵元ホームページに商品紹介および買える店がちゃんと掲載されていたので(素晴らしい!)、一覧にあった「酒舗七蔵」さんまで、帰りの飛行機の時間が迫る中バスに乗って訪問して購入してきました。
 実際同店にはこのお酒以外にも色々と楽しいお酒がありましたので行ってよかったですね、出張時酒屋巡りの醍醐味です。

 スペックは北海道産酒米の吟風を45%とかなり磨いた高精白純米大吟醸ですがお値段は良心的、見た目的にもなかなかのオーラがありますね。
 ただ、残念なことに火入れしかありませんでした…、出張時期がもうちょっと後なら新酒生酒も出ていたかもしれないのですが。
 28BYの11月開栓なので、結構熟成期間を経ています。

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 上立ち香はカラメル感のある熟成香がそこそこに。
含むと、やはりガッツリ熟成香を纏った旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした渋味を感じさせつつ、最後まで旨味を主役にしたままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、カラメル的熟成感と少々草的な青渋さがせめぎ合う感じの旨味がメイン…というか、割りとそれが最初から最後まで続きますね、変な苦味等の雑味が無いので素直に楽しめます。
 後味は、そこに少々辛さも加わって、しっかりとキレます。

 しっかり熟成しつつも、独特の青さもあり、なにより高精白的な旨味の純度が魅力的な、ありそうでなさそうな面白いお酒でした。
 私にとってはちょっと甘味が足りない感はありますが、それがもともとなのか、発酵が進んだ結果なのかは気になる所です。
 いやあ、ワンパターンで恐縮ですが、こういうお酒を飲むと、生が、生が飲みたくなります…、少なくとも特約店限定銘柄については生(生熟含む)を増やして欲しいと、私は何度でも言ってしまいますね…
 北斗随想、次いただくときは必ず生をセレクトしようと改めて思いました。

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名称:北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY
精米歩合:45%
使用米:吟風
アルコール度:16%
日本酒度:-1
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけ:「酒舗七蔵」さん店舗外観
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夜の地酒屋さんはオーラがありますね~、入る前からテンションが上がります。

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2018年02月19日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

越後鶴亀 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 越後鶴亀 純米吟醸 生原酒 

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 新潟県新潟市のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めて頂きます、大阪出張時の浅野日本酒店さんでの購入酒3本目。

 実に縁起の良い銘柄名ですね、東京でも百貨店とかでたま~に見かけるような気がします。
 以前より銘柄自体は知りつつもなかなか店頭ではお会いできずにいたのですが、今回思いがけず大阪で出会い、その奇縁を面白く思ってセレクトしました。
 蔵元ホームページは割と洒落た感じですが、商品紹介には実にレトロなラベルのものが並んでおり、限定酒コーナーにも今回いただく生原酒バージョンは載っていないようです。
 まあ中身は完全に都市部向けなんでしょうね、ブランドを分けずに「越後鶴亀」一本で勝負するつもりなのだろうと思います。
 個人的には色々な銘柄を乱立させるよりは分かりやすいし潔くて好印象。

 スペック情報は精米歩合60の生原酒ということ以外はあまり記載がありません、このあたりは改善願いたいかな…
 出荷年月は2017/10と多分28BYで、購入から開栓までもちょっと間が空いてしまったため(今年1月開栓)、実質的には約一年生熟期間を経ているものと思われます。


 上立ち香は、しっかり熟した果実系の香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の甘旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした渋味で輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、かなり濃度が高くかつ複雑な印象の、ガッチリ熟した果実的な、甘酸渋が絡み合った感じの旨味が厳然たる主役を演じますね、時間差はあまりない感じ。
 後味は、若干渋味を口中に残しつつ、濃厚さをちゃんと引き取ってキレます。

 実に良い感じに味乗りしてくれた、しっかりと飲み応えのある芳醇複雑生熟酒でした。
 いやあ生熟の良さがバッチリありますね、ダレさせてしまうと私としては蔵元さんに申し訳ない気分になってしまうので、その意味でもほっとさせてくれる味わいに感じました。
 越後鶴亀、今度は新酒も飲んでみたいなあと思わせてくれた一本でした。

 開栓後は全然ダレず、むしろ口当たりが滑らかになってきましたね。
 何かコーヒー牛乳感も出てきて、凄く面白い変化です。
 これは奥深いなあ…、生熟適正と開栓後の強さはある程度リンクすると思いますが、このお酒は両方ともかなり高レベルかと。

 
 実は浅野日本酒店さんでもう一本、大阪産のにごり酒を買ったのですが、それは今後まとめる予定の「にごり酒特集」に回したいと思います。
 次回は北海道、札幌へ!

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名称:越後鶴亀 純米吟醸 生原酒 
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社越後鶴亀
購入価格(税抜):1,643円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.4(変化も考慮に入れて)/9.0

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2018年02月17日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

文佳人 純米吟醸 山田錦 生酒

家飲み記録 文佳人(ぶんかじん) 純米吟醸 山田錦 生酒

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 同蔵のお酒のブログ登場は3回目ですね、詳しくは後述。
 出張みやげ酒シリーズの3本目になります。

 こちらは大阪出張時に「浅野日本酒店」さんで購入しています、名古屋に続き昨年と同じお店ですね、同店には三年連続でお邪魔しております。
 文佳人は銘柄的には割と東京でも見るのですが、今回二つの理由でセレクトしました。
 理由の一つ目はこのお酒を醸す(株)アリサワのお酒としては、限定品の「鏡野」を二回ブログで紹介していながら、メインの「文佳人」がまだだったということ。
 もう一つは、実は購入前日に大阪駅近くの「旬彩ダイニング 一歩」さん(ネットで下調べした上で、選びました)での一人飲みで、同銘柄のひやおろしをいただいた印象がとても良かったことです。
 
 スペック的には、山田錦の50磨きの生酒という本来はかなり贅沢なもの。
 お値段は1,800と少々お高めですが、まあむしろ適正価格という感じでしょう。


 上立ち香はマスカットソーダ的な爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、割りと香りの印象通りのスッキリとした甘旨味がガスと共にチリチリと入ってきて、結構存在感のある苦味を纏ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、みずみずしい果実の甘酸味が中心にあって、ガス感が今風の飲み進め易さを添え、苦味が引き締まりと若干の嫌味を加えてしまう感じ。
 後味は苦味を少々口中に残しつつ、ガスもあって良い感じにキレます。

 しっかりとした甘旨味をガスと苦味がガッチリ引き締める、チリチリキリリ系芳醇酒でした。
 私が最近土佐酒にハマっている理由なのですが、甘旨味が本当に自分好みなんですよね…、やっぱり共通する魅力を感じます。
 ただ、これに関してはちょっと苦味が気になるなあ…、例の28BY特有の嫌な感じがなければより素晴らしかったかと。
 文佳人、いつかまた改めていただいてみたいと思いました。

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名称:文佳人 純米吟醸 山田錦 生酒
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪)
お気に入り度:8.4/9.0

おまけ:「旬彩ダイニング 一歩」さんでの一人飲み記録

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 お酒は全国からちゃんと美味しいやつを選んでいる印象。
 一人鍋が嬉しかったなあ…、素敵なお店でした!

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2018年02月15日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

家飲み記録 生道井(いくじい) 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

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 愛知県知多郡東浦町のお酒です。
 名古屋出張時の購入酒の二本目になります。

 同蔵のお酒については、衣が浦のひやおろし生道井の杜氏厳選BLENDと、2回ブログに登場済みなのですが、なぜか両方とも火入れをセレクトしてしまい、自分としては若干消化不良気味でした。
 今回、再び酒泉洞堀一さんを訪ね、ようやく生酒に巡り合えたので、購入した次第です。
 ただ、これが一升瓶しかなくてですね…、こんなこともあろうかと持参したリュックに入れて、ひいひい言いながら担いで帰ってきました。

 スペック的には、中部~近畿でよくみる酒米の若水を60%まで磨いた純米吟醸生、袋吊りというところがポイントでしょう。
 製造年月は2月になっていますが、購入したのは10月、開栓11月なので、一夏越えた生熟コンディションになります。
 ちなみに正確にはこのお酒、「生道井」って表記はラベルになかったりします、確か酒屋さんの店頭にはあったんですが。
 衣が浦の記事でも書きましたが、相変わらずブランドの売り方に問題がある蔵だなあと思ってしまいました。(まあ、地元売りがほとんどらしいですし、そのあたり興味がないのでしょうね)

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 肩はかなり大きい開栓注意の警告チラシがかかってましたが、実際はジュワーぐらい。
 まあ時間経ってますからね…、こんなもんかも。

 上立ち香はおり由来のセメダイン的な香りと、チョコ的なニュアンスがせめぎ合う感じの香りが控えめに。
 含むと、落ち着いたようで青さの残滓も残したような旨味がまろやかな口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ったままじんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり熟感を伴った甘旨味と、セメダインの引き締まり及び苦味が入り混じって複雑な印象、かつ少々焦げたような感じもありますが、全体としては面白い感じにまとまっていて、お酒のそもそもの出来の良さを感じさせます。
 後味は、袋吊り的な柔らかな引き上げ方ながら、最後はしっかりとキレます。

 甘味と苦味、熟感と青さ、まろやかさとキリリ感、矛盾した要素がこれでもかとひしめき合う、オンリーワンの生酒でした。
 一種の賑やかさがあるのですが、それでいて袋吊りらしいまとまりも感じられるのが素敵ですね。
 いやあやっぱり私は断然生派ですわ、年中生出荷の蔵がもっと増えてくれることを切に願います、後一升瓶限定はやめてくれるとありがたい…
 ともかく、生道井については、また別の生スペックも是非いただいてみたいと思いました。

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名称:生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY
精米歩合:60%
使用米:若水
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:原田酒造合資会社
購入価格(税抜):3,800円/1,800ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.5/9.0

・おまけ:帰りの新幹線車内での記念写真。重かった…
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2018年02月13日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒

家飲み記録  亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒

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 一年前の記事にも書いた通り、私は仕事上年に数回地方出張があり、状況が許す限り現地のお酒をお土産(自分用)に買って帰っています。
 今年(というか今年度)も、そうして買ってきたお酒の感想記事が溜まって来たので、連載的に集中掲載しようと思います。
 今回も十回を超える長期連載になる予定です、乞うご期待。

 第一回目のこちらのお酒は、名古屋出張時に去年同様「酒仙洞堀一」さんに寄って買ってきました。
 広島県東広島市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)
 
 こちらを醸す亀齢酒造の通常銘柄はそのまま「亀齢」ですね、長野にも同名の銘柄があることは以前書きました
 今回のお酒はわざわざ「亀齢萬年」として凝ったラベルにしている以上特約店向けのブランドだと思うのですが、少しググったぐらいではよくわかりませんでした。
 蔵元ホームページはお世辞にも充実しているとは言い難いですし、中々情報を得にくい銘柄かと思います。

 裏ラベルで特徴的なのは原料米の「広島造賀産線状心白米」という表記でしょう、なぜかお米の品種をハッキリ書いていません。
 これには色々複雑な理由があるようで…、あまり大っぴらに書くのもなんなので、興味があればそのまま「広島造賀産線状心白米」でググってみてください。
 その他、杜氏と米の栽培者の名前や、蔵内管理温度みたいな珍しい項目があるのが面白いと思いました。


 上立ち香は落ち着いた完熟果実的香りがそこそこに。
 含むと、やはりしっかり熟した印象の濃厚な甘旨味が、アルコールの辛さを伴って力強く入ってきて、舌先をピリピリさせつつ、最後までしっかり濃度を保ちつつもダレずに染み込んできます。
 味わいはやはり完熟リンゴ的な芯のある甘旨味が中心にあって、辛さと、結構強めながら嫌らしくない苦味が全体を引き締めるある種王道のパターンですね、良いまとまりです。
 後味は、その苦辛が引き取って、舌先にピリピリを残す形でキレます。

 存在感のある甘味と、力強い引き締まりを兼ね備えた旨味が魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 いわゆるフルーティー酒とは一線を画しつつ、甘旨味に楽しさがあるお酒ですね、個人的には好きなタイプ。
 写真でバレているとおり、帰りの新幹線車内で開栓したのですが、そういう環境でも十分本来の旨さを感じられたと思います。
 亀齢、次は有名商品の「純米八拾」も飲んでみたいなと思いました。

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名称:亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒
精米歩合:50%
使用米:広島造賀産線状心白米
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:亀齢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:スーパーで買った社内でのつまみ。名古屋感ゼロ(笑)ながら旨かったです。
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タグ: 亀齢 純米吟醸

2018年02月11日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY

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 新潟県加茂市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 約一年半前の記事で書いたように、この荷札酒は首都圏の複数の有力酒販店に突如現れたような印象があります。
 加えて、最近出た「dancyu」の日本酒特集号では一番大きい扱いの特集で取り上げられてましたね(表紙でも目立たせる念の入れよう)、業界での注目度は極めて高い銘柄かと思います。
 必然的に外飲みでの出会いも多くなるわけですが、実際初飲みの印象と比べて最近どんどん酒質を上げてきている印象があり、今回その確認の意味も込めてセレクトした次第です。
 
 結構色々なラインナップがあると思うのですが、、今回は自分の好きな「雄町」を使用した純米大吟醸を選んでみました(麹米は山田錦とのことですが)。
 原酒ながらアルコール度数15度と低めなのが特徴ですね。
 同銘柄は他スペックも全体的に度数を抑えている印象があります、おそらく日本酒慣れしていない人たちをターゲットとして見据えている証左なのではないかと…

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 上立ち香は結構熟れた果実香にバニラが混じった感じの香りが気持ち強めに。
 含むと、程々にフレッシュ感のある濃厚な甘旨味が力強く入ってきて、新酒らしい苦味や酸味で輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実のフレッシュ甘酸味を主役にしつつバニラ風味を纏った、飲みごたえのある濃厚フレッシュ系の王道を往くもの、ただ生酒的なクセといいますかクドさはちょっとあるかと。
 後味は、苦味を少々口中に残しつつ、しっかりキレます。

 見事なまでに今風のフレッシュフルーティー酒のど真ん中を往く、芳醇甘旨酒でした。
 やっぱりちょっと苦味が嫌らしい感じなのがマイナスではありますね、ただ甘旨味がそれをしっかり覆うぐらいに存在感・魅力があるように思えます。
 うーん、良いと思うなあ…、新進気鋭蔵としての目標が分かりやすく、かつそれにちゃんと近づいている感じと言いますか。
 こう言うお酒を無個性・人まねと腐すことは簡単ですが、実際この系統でこのレベルのお酒を探すのはかなり難しいでしょう。
 (こっち系のお酒を好みとして大量に飲んでいる人間としての感想)
 荷札酒、恐らく今後さらに注目を集めることでしょうね、取りあえず今のうち一度飲んでおいて損はない銘柄だと思いました。

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名称:加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.3 雄町50 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:50%
使用米:麹米:山田錦 掛米:雄町
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社
購入価格(税抜):1,580円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(バージョン違い?)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2113.html





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2018年02月09日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY

本日の家飲み 天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY

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 神奈川県茅ケ崎市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、前回記事はなんと4年以上前になります。

 「天青」でググると、蔵元直営のレストランの紹介ページが真っ先に出てきました、この一事で普通の蔵とはちょっと違うというオーラを感じますね…。
 私の記憶が正しければ、天青は酒米「酒未来」を使った商品をかなり早い段階から出していた蔵の一つだと思います。
 数年前は結構少なかったので印象に残っており、いつか買おうと思っていたのですが、あれよあれよと多くの蔵が使うようになりましたね。
 最近だと奈良萬や南部美人も使い始めたとか…、「愛山」同様、今風のお酒に合う性質なんでしょうか。

 今回いただく「千峰」はその酒未来を50まで削った、比較的高精白の純米吟醸で、値段もちょっとだけお高め。
 私にしては珍しく(多分一回)火入れですね、そもそも天青の購入が遅れたこと自体、生のスペックが少ない(ように思える)ことが理由だったりします。

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 上立ち香は落ち着いた、チョコ風味の香りが仄かに。
 含むと、やはり熟しきった印象の甘旨味が、奥の方に渋味を感じさせることでダレを防ぎつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーんまさに完熟果実といった感じの落ち着いた旨味が主役で、甘味はそこそこ、渋味が奥深さと飲み飽きなさを添える感じで、全体としては突出するものがないバランス系の印象。
 後味は、まさにデクレッシェンド的に引き上げつつ、最後に舌先にほんのり苦味を残す感じ。

 実に正統派といいますか、程よい味乗りと、濃い旨味とそこそこの甘味のバランスと、引き締めを担当する渋味と、それぞれをしっかり楽しめるまとまりの良いお酒でした。
 ちゃんと美味しいひやおろしといいますか、中庸を往く感じがプラスに働いているように思える味わいですね。
 後はもう少しお安いと個人的にはありがたいのですが…まあこればっかりは、むしろ私がいつも飲んでいるお酒のコスパの良さをありがたく思うべきなのでしょう。
 天青、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:熊澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 天青 純米吟醸

2018年02月07日 神奈川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY

本日の家飲み 賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY

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 広島県東広島市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目。

 カモキンの低アル原酒ですね。
 低アル原酒については、以前かわつるの記事で軽くその出自について考察してみたり、結構興味はある分野なのですが、自分の好みの路線からは若干離れているかなあというのが基本的な認識だったりします。(最近飲んだ「夏泉」はちょっと別格ですが)
 ただ、カモキンについては結構早くからこの分野に手を付けていて、各所の評価も高いように思えるので、いつか試してみたいと思っていました。

 特別純米酒13の名の通り、アルコール度数13の原酒となっています。
 生もあるらしいのですが今回は火入れですね、ちなみに出荷年月2017年8月のお酒を11月に開栓しています。
 実は店頭でこれを買うか、生が出るのを待つか迷ったのですが、押しが強い(というかノリが良い)女性店員さんのペースに巻き込まれて流れで買ってしまいました(実は私としては珍しいパターン)。

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 上立ち香は酸を感じる硬質な香りがほんの少々。
 含むと、軽快ながらも存在感のある甘酸旨味がスルリと入ってきて、奥の方に渋味を感じさせながら、最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり白ワインを想起する甘酸に渋味が絡みつく感じの旨味が中心で、低アルに有りがちな物足りなさはあまりなく、むしろ渋味による奥深さを感じますね。
 後味は酸渋が引き取って自然に引き上げていきます。

 軽さと飲み飽きなさを兼ね備えた、確固たる個性と魅力を備えた低アル原酒でした。
 ワイン系の日本酒に良く感じる、渋味由来の若干のクセ(埃っぽい?)もあるものの、まあこれは個性でしょう、相性が良い人も多いと思います。
 評判通り、低アル原酒のカテゴリの中では相当高レベルであるように感じましたね、コンセプトがしっかりしていると言いますか。
 ただ、やっぱり私としては生を選ぶべきだった…、人の意見は聞きつつ、初心は貫徹すべきだとちょっと反省。
 賀茂金秀の低アル、次は必ず生酒をセレクトしたいと思います。

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名称:賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY
精米歩合: 麹:50% 掛:60%
使用米:不明
アルコール度:13度
日本酒度:不明
蔵元情報:金光酒造合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年02月05日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY

本日の家飲み 五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY

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 山口県岩国市のお酒です。
 外飲みは確か経験あったかと思いますが、家飲みは初めて。
 
 山口県というとどうしても獺祭の圧倒的躍進が目立ってしまいますが、そもそも全体的にお酒のレベルが高い県という印象があります。
 銘柄的には東洋美人、貴、雁木、長陽福娘辺りがいち早く首都圏に進出してきたと思いますが、最近この五橋も、いかにも都市部向けの売り出し方を始めましたね。
 地方有力蔵が首都圏でがんがん鎬を削ってくれるのは飲み手にとってはありがたいことですが、蔵からしたら大変だろうなあ…
 もっと日本酒のおいしさが広まって、パイ自体が大きくなってくれることを切に願います。

 今回いただくのは、見た目からして「新しい飲み手を狙ってるぜ!」って感じになってますね、Zの文字は「五」を崩したものらしいです。
 fiveシリーズと銘打っているらしく、裏ラベルによるとシリーズコンセプトは「融通無碍」とのこと、今の日本酒シーンにはピッタリかと…
 特にこのグリーンはシリーズ「元型」にあたるそうなので、最初にふさわしいと思いセレクトしました、木桶仕込みというのが一番の特徴かと思います。


 上立ち香はセメダインと完熟果実の両方を感じる濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味がグワッと入ってきて、特徴的な酸味と、ほんのりとした渋味で複雑さを演出しつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり完熟した柑橘系果実の甘酸旨味が中心にありつつ、乳酸的な雰囲気もあってバニラ感も出ているような、そして奥底の渋味が複雑さ・奥深さを与えてブランデー的な趣もあるかと…
 後味は、酸渋が引き取ってしっかりキレます。

 裏ラベルの記載の通り雑味を前向きに感じられる、複雑怪奇な印象の芳醇甘旨酒でした。
 これは私と相性が良い系統だなあ、フレッシュフルーティーとはまた違った面白さがあります、十分激戦区でも生き残れる酒質だと思いますね。
 私が渋味と感じているものは木桶由来なのかな…、でも、木香が基本嫌いな私でも楽しめました、浮いている感じじゃなく旨味に溶け込んでいたのがポイントかと。
 五橋、次はまた特殊スペックにするか、レギュラー製品を選ぶか、楽しく悩んでいる今日この頃です。

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名称:五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年02月03日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仁井田本家 特約店限定 生もと 純米大吟醸熟成酒 26BY

本日の家飲み 仁井田本家 特約店限定 生もと 純米大吟醸熟成酒 26BY

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 福島県郡山市のお酒です。
 同蔵のお酒の登場は5本目ですね、詳しくは後述。

 こちらを醸す仁井田本家のお酒は、甘みの主役の「(金寶)自然酒」、キレと辛さが特徴の「田村」、その中間の味わいに設定した「穏(おだやか)」と3つのブランドに分かれているということは、以前の記事で書きました。
 (ちなみに自然酒については今期から「しぜんしゅ」とひらがなになったみたいです
 が、このお酒にはどれも書いてないんですよね、どうやら全国の特約店のうちでも数店舗しか扱われていない、限定品中の限定ものだとか…

 スペックは、当然有機栽培米利用で、精米歩合は50、裏ラベルによると仁井田本家初の純米大吟醸だとか…
 それを生もと、約2年熟成で出すんですから、やっぱり目の付け所が普通の蔵とは違っていますね、お値段も一升3,000円程度と非常に良心的。
 見た目的にはインパクトがあるというか、謎感(?)がある感じですね、カエルがチャームポイントかしら。
 
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 上立ち香は熟成香までいかない熟したクリーム的(?)な香りがそこそこに。
 含むと、透明感のある旨味が水のように入ってきて、そこそこの熟感やほんのりとした辛さを纏いながら、程よい引き締まりを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーむバナナクリーム的なまろやかな感じの甘旨味がありつつ、熟感で雰囲気は落ち着ききった印象で、とにかく素直に飲み進められる印象ですね。
 後味は、ちょっと辛さも出てきてしっかりキレます。

 結構正統派という印象の、ほどよくバランスのとれたまろやか系熟成酒でした。
 熟成香はほとんどありませんでしたが、この落ち着きは新酒では出ないだろうと納得感があります。
 が、逆に特別感もあまりなかったかも…、晩酌的にじっくりやりたい人向けですね、私の好む自然酒直汲みとはやはり違う路線ではありました。
 ともかく、仁井田本家のお酒は今後も注目していきたいと思います。


 当然燗もイケるだろうとつけると…、む、熟感と辛さは増しましたが、あまり甘くならないなあ。
 何か薬臭さも出てきたような…、意外にも私にとって燗は鬼門だったかも。

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名称:仁井田本家 特約店限定 生もと 純米大吟醸熟成酒 26BY
精米歩合:50%
使用米:不明
アルコール度:15.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):3,000円ぐらい(レシート紛失…)/1,800ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年02月01日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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