日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY

本日の家飲み 日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY

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 鳥取県鳥取市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 この日置桜については、「山陰の辛口酒」というカテゴリーで、確固たるファンが付いている銘柄という印象があります。
 当ブログで既に登場した「扶桑鶴」「梅津の生もと」と同グループって感じですね。
 この辺りは火入れの上で常温で数年熟成させてナンボというイメージもありますが、熟成系初心者の私として、まずは自分の得意分野(?)である生原酒をセレクトしました。

 スペックは、麹米は強力!日本酒度+8!酸度1.8!7号酵母!とマニア目線からみると実にそれっぽいもの。
  掛米の銀坊主というのは初耳でした、少しググった限りでは酒造好適米ではなく使用銘柄も日置桜以外出てこないので、特別なこだわりがあると思われます。
 ちなみに昨年2月出荷のものを10月に開栓しています、前回の而今と異なり、これは「このくらい余裕っしょ」という一種の確信の上での放置ですね(もちろん冷蔵保存)。

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 上立ち香はセメダイン系のスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、キリリとしながらもしっかりと存在感のある旨味が力強く入ってきて、強めの酸味で唾液腺を刺激しつつも、最後まで旨味の芯を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、少し青い草っぽい風味がある、酸味でガッチリ引き締まった旨味が主役、はっきりとした甘味は僅少ながら飲み応えはしっかりあり、飲み進めるごとに魅力が増す印象。
 後味は酸がメインで仕事をして、もう文句のつけようのないぐらいに、スパっとキレます。

 高日本酒度らしい、いわゆる辛口の味わいではありつつ、淡麗とは一線を画す、山陰辛口銘柄の生原酒として納得感の高いお酒でした。
 これからの熟成パフォーマンスを予感させながら、浮いた感じの若さや粗さを感じさせないところは見事。
 銘柄としてのメインストリームではないと思うのですが、商品としての完成度はとても高いですね。
 日置桜の実力を感じさせてくれた一本でした、次はまた別スペックもいただいてみたいと思います。

 当然のように燗をつけると、おお、旨味がまるで塊になったかのような濃度と硬度(?)になりますね。
 その分酸味は柔らかく感じるようになって、流石の燗上がり。
 

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名称:日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY
精米歩合:65%
使用米: 麹:強力 掛:銀坊主
アルコール度:16度
日本酒度:+8
蔵元情報:有限会社 山根酒造場
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 日置桜 純米

2018年01月30日 鳥取の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY

本日の家飲み 而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ登場回数トップ3に入る定番銘柄ですね。

 このお酒は昨年10月に開栓したのですが、実は購入は2月だったりします。
 入手難易度が高いお酒ということもあり、何か機会があったときに開けようと思って、あれよあれよ半年経過…、いやあ年をとると時間が速く経つってほんとですね。
 これは自戒も込めていうのですが、明確な意図無しに、プレミア酒(特に生)を冷蔵庫の肥やしにするのは良く無いことだと思っています。
 日本酒の自家熟成はまだまだハイリスク、ダメにしちゃったら他に飲みたかった人に申し訳ないですからね。

 スペックは山形のレア(?)酒米、酒未来を50%までと結構磨いた無濾過生原酒。
 前回飲んだ26BYは感動ものの味わいだっただけに、熟成期間に若干の不安を感じつつの開栓でした。

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 上立ち香はいつもの而今的な柑橘系果実がありつつ、程よく落ち着き、バニラも感じる個性的なものがそこそこに。
 含むと、割りと香りの印象通りの、インパクトとまとまりを両立したトロピカルな甘旨酸味が力強く入ってきて、結構強めの渋味と押し合いへし合いしながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やっぱりしっかり熟した感じの果実の甘旨味を芯にしつつ、熟成香は皆無ながら、渋味や苦味等も感じてなかなかに賑やかなもの、ただ全体としては不思議に嫌な感じではなく、むしろ飲み飽き無さが出てきている気も。
 後味は、苦渋をほんのりと残しつつ、酸でしっかりキレる感じ。

 而今らしい濃度やインパクトをキープしつつ、独特の複雑味と熟感をプラスした、結構飲んでいて楽しい感じになった而今でした。
 ここだけの話なのですが、実は私はこのお酒を開けた際、ついリミッターを外してしまい、一人家飲みで記憶と無くすという失態をやらかしてしまいました(翌日確認すると五合は飲んでましたね…)。
 やっぱりちょっと28BY的苦味が気になりはするのですが、ある種それもアクセントになっていたのかも…
 ただ、以前の印象と比べると、基本の飲み頃はやっぱり出荷から数ヶ月だったんじゃないかなあとも思いますね、フレッシュ感がないのはやはりちょっと寂しい。
 而今、少なくとも生酒については、早めの開栓を個人的にはオススメします。

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名称:而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):3,400円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月28日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY

本日の家飲み 鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY

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 栃木県小山市のお酒です。
 当ブログでの登場は6回目、準レギュラーといった趣きですね。

 鳳凰美田についてはあまり追加で語ることも無い感じですね、現在の地酒業界でもはや確固たる地位を得ている銘柄の一つかと思います。
 実はこのお酒、私にとっては最初に飲んだ29BYお酒だったりします(四季醸造系除く)、実際飲んだのは昨年の10月。
 個人的に28BYのお酒には特有の苦味があるお酒が多かったという印象があり(特に新酒)、29BYはさてどうだろうと早めに確かめたかったんですよね。
 今回鉄板銘柄のこちらがかなり早い時期に出てきたので、29BYの試金石という意味も込めてセレクトした次第です。(まあ、米はいつのを使っているのかは厳密には分からないんですが…)
 
 五百万石の精米歩合55と、スペック的にも新酒の定番という感じ。
 いつものように、裏ラベルには空気に触れさせる&常温近くまで温度を上げることを推奨する文が載っているのが特徴的ですね。

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 上立ち香はいかにもな感じのフレッシュリンゴ的な香りがそこそこに。
 含むと、これまた典型的ながらしっかりまとまりのあるフレッシュな甘旨味が、新酒らしい苦味を伴ってスルスルと入り込んできて、その苦味で輪郭を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よい濃度のまさに青リンゴ!って感じの甘酸が主役、苦味も存在感はあるのですがそこまでキツくはなく、全体としてはとてもキレイにまとまっていて、フレッシュさと飲みやすさをガンガン感じます。
 後味は、その苦味が引き取る形でスッキリとキレます。

 今風の新酒生吟醸酒として、まさに王道を征くような、リンゴ系フレッシュフルーティー酒でした。
 とんがった個性はありませんが、ある意味鳳凰美田の新酒に対して地酒ファンが期待する、ニーズにこれ以上無く応えているお酒だと思います。
 29BYの最初がこのお酒というのは実に幸先が良かったですね、これからにも期待が持てそうです。
 鳳凰美田、引き続きいざという時の鉄板銘柄として、頼っていきたいと思いました。


 開栓二日目から早速苦味が出てきたような…、これについては早めの飲み切り推奨。
 開栓直後がベストというのも、いかにも今風ですね、これはこれでアリかと。

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名称:鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年01月26日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY

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 島根県雲南市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 いかにも今風と言った見た目ですね、銘柄名でググると「日本酒応援団」なる団体のサイトが出てきます。
 同団体は、複数の酒蔵に色々と支援をしつつ酒造りを発注し、そのお酒を統一したブランディングの元、販売しているようです。
 個人的には、とりわけデザイン面と無濾過生原酒オンリーというところに特長を感じますね。
 私は経験上、地方蔵には造りはちゃんとしているのに十年一日のごとく古臭いラベルでガチガチの二回火入れ炭素濾過のお酒ばっかり出しているところが多いと感じておりまして、そういう蔵のお酒にスポットライトを当てる方法として、この団体の活動は期待できると思いました。
 (もちろんそっち系のお酒を否定するつもりはありませんが、それしか販売チャネルが無いというのは明らかに未来がないですからね…)

 スペック的には、五百万石の精米歩合70ということで、割とスタンダードな感じ。
 お値段はまあそこそこという感じですが、露骨に変なマージンが乗っているとかは無いようです。 

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 上立ち香はセメダイン系のキリッとした香りが仄かに。
 含むと、やはり結構引き締まってかつ青さも若干残した旨味がググっと入ってきて、程よい酸でその輪郭を保ちつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ控えめながら苦味も抑えていて、酸の働きも相まって、ひたすら飲み進めてしまう感じのものですね、それでいて旨味はしっかり味のりしているところが素敵。
 後味は、酸がしっかり働いて、見事に筋肉質な感じでキレます。

 甘さを抑えつつも、無濾過生原酒らしい芯のある旨味がダレずに生熟した感じの、バランスの良い芳醇旨口酒でした。
 流石無濾過生原酒限定ブランドなだけあって、その長所を伸ばし、短所を抑えている印象がありましたね。
 また、8月出荷の10月開栓で、一夏越えたタイミングで飲んだのですが、まだまだ余裕で持ちそうな強さも感じました(島根酒らしいといえるかも)。
 日本酒応援団のお酒については、今後より注目していきたいと思いました。

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紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの類似スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/21297706.html

名称:KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社竹下本店
購入価格(税抜):1,528円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: KAKEYA 純米

2018年01月24日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

夏泉 純米吟醸 生原酒 28BY

本日の家飲み 夏泉(なつみ) 純米吟醸 生原酒 28BY

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 長野県中野市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験については後述します。

 地酒屋こだまさんでまとめて購入したお酒のラストになります。
 実はこのお酒との出会いは夏までさかのぼって、「大長野酒祭り2017」でいただいたのが初だったりします。
 同イベントでは例によって20近い銘柄をいただいたのですが、いつものメンツ(井の頭、美寿々、幻舞など)以外で当日特に印象に残っていたお酒の1つがこの夏泉でした。
 (ちなみに、もう一つ印象深かった銘柄が「斬九郎」です。いつかじっくりやりたい…)
 なかなか取扱い店が見当たらず難儀していたところ、こだまさんで思いがけなく出会い(しかも時期は秋)、即決でセレクトした次第です。

 スペック的にはアルコール度13の原酒というところがポイントでしょう、いわゆる低アル原酒系の夏酒ですね。
 製造年月29.4、出荷年月29.9で、購入が29.10、そして開栓が30.1と、えらいことになりましたが、そこはこだま銘柄なので全然不安はなかったです。

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 上立ち香は杏?的な、落ち着きながらもちょっと酸の立つ香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた酸味を纏った旨味が勢い良く入ってきて、酸の働きでしっかり引き締められつつも、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、やはり香りの印象通りの完熟杏的な甘酸っぱい旨味が中心にありますね、複雑さを添えるほんのりとした渋味は感じますが、マイナスの苦味等はほぼ無く、飲みごたえはありつつスルスルいける感じ。
 後味はやはり酸がしっかり引き取って、スッキリとキレます。

 低アルの夏酒的な飲みやすさと、ガッツリ満足できる飲みごたえを兼ね備えた、スルスル系芳醇甘酸酒でした。
 いやあ、この酒質の低アル生原酒で熟成に耐えるっていうのがそもそもすごいですね…
 秋以降に飲んでも旨い夏酒ということで、以前に飲んだ風の森の「夏の夜空」を思い出しました(味は全然違いますが)、そのポテンシャルを売り手がしっかり理解していたことも共通していると思います。
 しかし実際このあたりの熟成適正ってどうやって判断しているのだろう…、私は夏に飲んだ時点では低アル的な印象もあって、ここまで強いとは想像つきませんでした(多分酸味がカギなんでしょうけど)。
 ともかく、この夏泉や同蔵の一滴二滴は今後要注目だと思いました。


 で、やっぱり開栓後も強かったですね~、2日3日じゃ全然ダレない感じ。
 熱めに燗をつけても崩れず、いい感じで濃厚になりますし…
 この万能さ、コスパも含め、素晴らしいお酒だと思いました。

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 長野県のお酒に詳しい日本酒ブログ、「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんに同スペックの記事がありましたので紹介リンクを。
 http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1066600025.html

名称:夏泉 純米吟醸 生原酒 28BY
精米歩合:59%
使用米:不明
アルコール度:13度
日本酒度:不明
蔵元情報:志賀泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0

 最後にまとめ買い時の記念写真。とんでもなくハイレベルでした…
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2018年01月22日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY

本日の家飲み 辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY

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 福島県会津若松市のお酒です。
 以前には一度、「ふなまえ酒」という特別純米新酒生酒をご紹介しています

 地酒屋こだまさんでの購入酒が続きます。
 というよりこのお酒は「こだま別誂」というフレーズが示す通り、ここでのみ売られているスペックになります(詳しくはお店の商品紹介ページ参照)。
 こちらも、私が滅多に買わないアル添有りの本醸造ですね、以前モウカンさんのブログで前向きに紹介されていたのが印象に残っていて、試飲時の感触も非常に良かったのでセレクトしました。
 試飲可能な場合だと、普段自分では滅多に買わないようなスペックでも安心してセレクトできるのが嬉しいところです。
 
 精米歩合は65%、27BYということで、私が開栓した2018年12月の時点では2年近くの生熟成期間を経ているものと思われます。
 試飲の際に店長さんが「これはアル添する必要のあるお酒」と仰っていたのが印象に残っており、その言葉の意味を考えつついただいてみます。

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 上立ち香はまさに完熟果実といった感じの、複雑さのある甘い香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと味が乗った感じの奥深い甘旨味がゆっくりと入ってきて、キツさを感じさせずに、かつダレ感も皆無で、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、完熟プルーンといった感じの、甘渋が絡み合うとても個性的かつじっくり楽しめるもので、熟成香のクセやアル添っぽい辛さキツさがちゃんと裏方に回っている印象。
 後味は、その辛さがようやく表に出てきて、かつほんのりとした苦味を舌先に残しつつ、見事にキレます。

 飲み飽きない複雑な甘旨味をガッツリと楽しませてくれながら、後味はアル添的辛さでしっかりと引き上げる、オンリーワンのバランスを保った芳醇旨酒でした。
 いやあ、「アル添する必要有り」というコメントに納得感がありますね、恐らく、これだけ存在感がある旨味を引き取るにはアルコールの辛さが必要なのでしょう。
 私は思想信条的なアル添否定派ではなく、経験上基本的に避けているだけなので、こういうアル添酒なら大歓迎です、前回に続き、本醸造酒3本目の「お気に入りに追加」ですね。
 辰泉は、銘柄的にも引き続き注目していきたいと思いました。

 ちなみに燗をつけると…、うおっさらに濃さがマシマシに!
 それでいてキツさはむしろ後退していて…いやあこれは素晴らしいですね、少なくとも私にとっては文句ない燗上がりでした。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-400.html

名称:辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY
精米歩合:65%
使用米: 麹:華吹雪 掛:コシヒカリ
アルコール度:18度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社辰泉酒造
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0(燗上がりも考慮に入れて)

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2018年01月20日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

城川郷 特別本醸造 原酒 生酒 28BY

本日の家飲み 城川郷 特別本醸造 原酒 生酒 28BY

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 愛媛県西予市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 最初はそのつもりはなかったのですが、たまたま地酒屋こだまさんでの購入酒の記事が続いたので、特集的にまとめてとりあげることにします(後2本有る)。
 いやあこちらのお酒も東京では滅多に見ない銘柄なんじゃないでしょうか…
 あまりドヤるのも何ですが、私の場合あまりに色々な銘柄に手を出し情報収集しているあまり、酒屋さんでの店頭ですら初めての出会いってほとんど無いんですよね、そんな中こだまさんではいつもそういうサプライズがあってとても楽しいです。
 もちろん、単に珍しい銘柄ってだけでなく、ほぼ全部が試飲可能≒そう簡単にへこたれないお酒ってことですし、それをあれだけ全国から選びだすっていうのは本当に凄いことかと…

 蔵元ホームページは無いようなのであまり銘柄情報は得られませんでした、ただ例によってこだまさんの商品紹介ページは充実しています。
 スペック的には麹米50、掛米58とかなり削っている、アル添有りの生原酒、ちょうど一夏を越えたあたりでの開栓です。

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 上立ち香は濃厚な完熟果実の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がアルコールの辛さを伴ってググっと入ってきて、最後まで濃厚さと引き締まりを両立したまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、完熟洋梨的な甘旨味が主役、非常に良い感じで味が乗っているのが素敵で、辛さやほんのりとした苦味を感じさせつつも、全体としては素直に旨味を楽しませてくれます。
 後時は、やはりアル添らしい辛さが最小限に働いて、ピリッとキレます。

 とにかく味乗りが素晴らしい、生熟の魅力を凝縮したような、超芳醇完熟甘旨酒でした。
 このお酒については、濃厚になりすぎてダレそうになるのをアル添のキレが頑張って引き取る印象ですね。
 私はアルコール的辛さは例え大吟醸クラスでも苦手とすることが多いのですが、このお酒の場合はあくまで甘旨味が主役で、かつその辛さの必要性も伝わるので、あまりマイナスには感じませんでした。
 ちなみにこのブログでは本醸造(特別本醸造含む)を取り上げるのはなんとまだ5本目なのですが、このお酒は朝日鷹に続いて「お気に入りに追加」です(タイプは全然違いますが)。
 城川郷、是非また違うスペックも試してみたいと思いました。

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名称:城川郷 特別本醸造 原酒 生酒 28BY
精米歩合: 麹50% 掛58%
使用米:松山三井
アルコール度:17~18度
日本酒度:-7
蔵元情報:中城本家酒造合名会社
購入価格(税抜):1,380円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月18日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

居谷里 山廃純米生原酒

本日の家飲み 居谷里(いやり) 山廃純米生原酒

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 長野県大町市のお酒です。
 外飲み経験は何度かあり、家飲みについては後述。

 こちらを醸す北安醸造のお酒については、約4年前に「北安大國」ブランドのひやおろしをご紹介しています
 居谷里はどうやら山廃向けのブランドみたいですね、萩の鶴と日輪田みたいな関係でしょうか、やっぱり速醸と山廃系では味わいに差がでますし、整理としては納得。
 これも地酒屋こだまさんでの購入酒で、あまり東京で見かけない銘柄だとは思うのですが、同BY同スペックを「20代から始める日本酒生活」さんが既に紹介されていました
 偶然の出会いだったそうですが、初見銘柄でも恐れないというチャレンジング精神あってのセレクトでしょう、素晴らしいことかと思います…。

 スペック的には長野の酒米ひとごこちの歩合59%の山廃生原酒で、お値段は良心的。
 私が購入・開栓したのは昨年の秋なので、ちょうど一夏越えた状態の生熟酒だったはずです。

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 上立ち香は個性的な酸甘を感じるフレッシュ果実系の香りが結構強めに。
 含むと、しっかりしつつもあくまで柔らかい酸を纏った甘旨味がグッと入ってきて、最後まで濃厚さとダレなさを両立したまま、息が長い感じで染み込んできます。
 味わいは、凝縮感のある甘酸旨味を芯にしつつ、青さも感じる…いやあラベルのせいでどうしてもメロンを彷彿とする、かつ落ち着きもある印象の、腰が強い感じのもの。
 後味は酸が引き取って山廃純米生らしい優しいキレ。

 
 例によってこだま銘柄らしく、まだまだ上がりそうなポテンシャルを感じるお酒でもありました、実際店頭には確か前のBYのお酒も並んで置いてありましたし…(いやあ凄い売り方だ)
 この蔵のお酒は、甘味が魅力的な長野酒の中でも、私のような芳醇甘口派に特にピッタリはまる酒質だと思います。
 居谷里は、北安大國と共に、今後も注目していきたいと思いました。

 裏ラベル撮り忘れたかな…、スペック詳細はこだまさんホームページをご参照ください。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-160.html

名称:居谷里 山廃純米生原酒
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17度
日本酒度:-8
蔵元情報:北安醸造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月16日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

初雪盃 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY

本日の家飲み 初雪盃(はつゆきはい) 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY

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 愛媛県伊予郡砥部町(とべちょう)のお酒です。
 外飲み経験はありますが、家飲みは初めて。

 中々東京では見かけない銘柄なんじゃないでしょうか、蔵元ホームページには特約店一覧があり(素晴らしい!)、それによると都内どころか関東地方でたった2店となっています。
 その2店が「地酒屋こだま」さんと「酒屋たなかや」さんというのがいかにもという感じですね…、流石のアンテナといいますか、地方小規模蔵への目線が他店とは一線を画しているかと。
 ちなみに私はこだまさんで購入しました、前から目を付けていた銘柄なので、恐縮ながら試飲は省略で。

 が、実は試飲しなかったことが思わぬ驚きに…、いやあまさかしれっと5年生熟成ものだったとは。
 裏ラベルの右下に小さく「2011BY(H23BY)」とあるのを完全に見逃していたので、一口飲んでたまげた次第です。
 こだまさんの商品紹介ページを見ると今は24BYに切り替えられているみたいなので、売れ残り熟成ではなく、蔵元生熟成ものとして定期的に出ているみたいですね。

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 上立ち香は何か焦がしチョコ的な、甘さと香ばしさを感じる香りがそこそこに。
 含むと、驚くぐらいなめらかな口当たりで熟しきった旨味がぬるりと入ってきて、時間差で出て来る苦味と拮抗しつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、それぞれ濃い甘さ、苦味、香ばしさが相まって、全体としてはコーヒー牛乳的な非常に独特の風味を感じますね、裏にはちょっとピリピリ感もあって、賑やかながらも面白いまとまりがあります。
 後味はその苦味と辛さが、濃厚さをしっかりと引き上げます。

 甘味と他の要素の絡み合いが怪しげな魅力を放つ、超個性派コク深生熟酒でした。
 コーヒー牛乳を思い出したのは、龍神丸純吟以来ですね、味わいも若干似ているかも…
 ちなみに熟感はそこそこありますが、5年熟成にはとても思えない程度に留まっています、他の要素の存在感が強いんですよね、本当に絶妙なバランス。
 初雪盃、このスペックも是非また飲みたいと思いつつ、次は新酒にもチャレンジしたいですね。 

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名称:初雪盃 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17度
日本酒度:-2
蔵元情報:協和酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月15日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」

本日の家飲み 会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」

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 福島県喜多方市のお酒です。
 家飲みでは初めていただきます。

 「会津錦」という銘柄名は何ともスタンダードというか、無色というか、正直なところあまり印象に残らないように思えます。(会津娘、会津中将、会津ほまれ等もあるためなおさら…)
 だからなのか、こちらの蔵では商品にインパクトのあるサブタイトル(?)を付けて売り出しているみたいです、この「さすけね」の他、「こでらんに」「なじょすんべ」「すっぺったこっぺった」とかもあるとか…、一見さっぱり意味が分かりませんね。
 ちなみにそれぞれの回答は、購入先である地酒屋こだまさんの商品紹介ページに載っているので、気になる方はそちらをご覧ください、全て会津弁由来のようです。
 
 スペック的もそちらに記載が有りますが、福島産の「天のつぶ」という(おそらく)飯米を70まで磨いて使用しているようです。
 東京ではほぼ見かけない銘柄だと思いますが、そういうお酒(特に福島産)を押さえているのがこだまさんの凄いところですね。

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 上立ち香はセメダインからキツさが完全に抜けた感じに落ち着いた香りが仄かに。
 含むと、しっかり酸の効いた感じのキリリとした旨味が力強く入ってきて、最後までその存在感と引き締まりを両立させたまま、グググっと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香り通りのセメダイン的青さと酸を強く感じるものですが、キツイ辛さや嫌味的な苦味等は無く、その引き締まった旨味を最後まで素直に楽しめます。
 後味はやっぱり酸味がしっかりと引き取って、割りと柔らかくキレます。

 味が乗り始めた旨味を酸がしっかりと引き締めつつも、好ましい優しさも感じるような、癒し系芳醇旨酸酒でした。
 甘さは控えめだったように私には思えましたが、おそらく人によってはハッキリ感じるかも…、そういうとんがらないバランスの良さが有りますね。
 地酒最前線で十分戦えるレベルのお酒だと感じました、「もっと評価されるべき」というやつでしょう。
 会津錦、次はまた違うスペックもいただいてみたいと思います。

 ちなみに常温の方がその特長のやさしさを感じられてより良いと思います。
 後、まだまだ伸びそうな余力を感じますね、いかにもこだま銘柄という印象。

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名称:会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」
精米歩合:70%
使用米:天のつぶ
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社会津錦
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 会津錦 純米

2018年01月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2018」

本日の家飲み 田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2018」

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 2018年の家族用新年酒のトリ、4本目になります。

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 (昨年の感想はこちら)

 上立ち香は、柑橘系果実のフレッシュな香りが、あくまで仄かに。
 含むと、インパクトはありつつ、極めてまろやかな甘旨味が力強く入ってきて、最後までバランスを保ったまま、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、今風の柑橘系果実の甘酸旨味を芯にしつつ、田酒特有のどこかお米的なコクと、雑味の無さを兼ね備えたまとまりのあるもの。
 後味は、ある程度酸味が引き取って、比較的自然にキレます。

 フルーティー系の旨味に、お値段以上の上品さと、田酒的まろやかさが寄り添う、極めて高次元のバランスを保ったお酒でした。
 これは良いですね~、最近田酒も生酒系を結構出しているものの結構当たり外れがある印象の中、このNEW YEARボトルについては抜群の安定感があると思います。
 肉球ラベルという見た目の面白さも相まって、正月酒として非常に満足感がある一本と言えるでしょう。
 田酒、この干支ボトルが来年も変えることを切に願います。

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 今回4本いただいたところ、あえて好きな順に並べるなら、而今、田酒、花陽浴、鍋島の順でした。(減りも大体この順で早かった)
 が、もはやそんなことを考えるのが野暮に思えるほど、どれも旨かったというのが素直な印象です。
 正月に飲む日本酒が旨いと今年に向けて希望が持てますね(単純)、「日本酒飲みで良かった…」としみじみ思った正月のひと時でした。

名称:田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2018」
精米歩合: 麹:35% 掛:55%
酒米:華想い
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):2,000円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0(値段も考慮に入れつつ)

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2018年01月11日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 29BY

本日の家飲み 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 29BY

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 2018年の家族用新年酒の3本目になります。

 (昨年類似スペック(おりがらみ)の感想はこちら)


 上立ち香は、いつものパイン香が、華やかな感じで強めに。
 含むと、トロピカルでインパクトのある甘酸旨味がグワっと入ってきて、かつダレを感じさせないまま、若々しいまま口中に広がります。
 味わいは、やはりフレッシュパイン的な甘酸旨味が主役にあり、花陽浴特有の華やか系苦味的クセも少々有りつつ、全体の印象としてはちゃんとフルーツ的な旨味をしっかり感じさせてくれます。
 後味は、苦味を若干口中に残しつつも酸味が引き取って、最後には見事にキレイに引き上げていきます。

 華やかな上立ち&含み香、超濃厚な甘旨味、そしてそれらをしっかり引き取るキレイさとバランスを兼ね備えた、花陽浴らしいお酒でした。
 個人的に上三つの要素があってこそ花陽浴だと思っております、28BYはその中の甘旨味が力不足だった感じでしたが、今年はほぼほぼ復活した印象ですね。
 ただちょっと苦味が強めかなあという気もします、実際は旨味がしっかりしていることもあってあまり気にならないんですけどね。
 29BYの花陽浴は、継続的に購入していきたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 29BY
精米歩合:55%
使用米:八反錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年01月10日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY

本日の家飲み 鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY

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 2018年の家族用新年酒の2本目になります。

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 (昨年の感想はこちら)

 上立ち香は落ち着いた感じの果実香が控えめに。
 含むと、いかにも芳醇フレッシュな印象の甘旨味が力強く入ってきて、少々の苦味で輪郭を保ちつつ、そこそこ華やかな含み香を放ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、白桃を思わせる甘味優勢の旨味が、新酒らしいインパクトと若干の粗さを纏いつつも、全体としては旨味の存在感でカバーする形の、フレッシュフルーティー系の王道を往くバランス。
 後味は、口中に苦味をほんのりと残しつつ、ちゃんと引き上げます。

 香り、甘味、含み香、フレッシュさをそれぞれ強めに感じさせる、芳醇甘旨系新酒のど真ん中を行くようなお酒でした。
 割と久しぶりの鍋島でしたが、「New Moon」についてはある種の安定感を感じましたね、この分かりやすさが良いんですよええ。
 何気に、11月出荷、1/3開栓というタイミングも結構良かった気がします、程よい落ち着きがありました。
 鍋島、今後もタイミングが合えば飲んでいきたいところです。

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名称:鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY
精米歩合:50%
使用米:雄山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:富久千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,454円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月09日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

而今 特別純米 にごりざけ生 29BY

本日の家飲み 而今 特別純米 にごりざけ生 29BY

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 先日の記事で私の正月酒を紹介しましたが、持ち込み酒5本については自分で飲んだ量が少ないしメモも取れなかったので、感想は載せません。
 対して、家族用のお酒4本については一人でも飲めましたので、これから掲載していこうと思います。
 ただ、ハッキリ行ってここ数年スペックが被っていて新しく書くネタも無いため、写真と飲んだ感想だけバーッと書いていく簡易版にしようかと…
 その代わりと言っては何ですが基本毎日更新にしますので、どうかご了承ください。

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 (昨年の感想はこちら)

 上立ち香はセメダインとガスが混じった香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと存在感のある甘酸旨味がシュワシュワと入ってきて、最後まで純度を保ったまま喉奥に流れ込んでぎます。
 味わいは、まさに大人のカルピスソーダ的な甘旨味が芯にあって、苦味的な奥深さは有りつつもマイナス要素の雑味は皆無、とにかく旨味を楽しめるのがよし。
 後味は、酸味が引き取って見事にキレます。

 シュワシュワとした、お米の味わいを伴った甘酸旨味を高純度かつ高濃度で楽しめる、甘旨系にごりの決定版というべきお酒でした。
 いやあほんと、このお酒に関しては毎年絶大な信頼を寄せているのですが、毎回信頼に応えてくれますね。
 昨年にごり酒特集なんてことをやっていて、実は今年もやるつもりなのですが、このお酒についてはまさに殿堂入りという認識です。
 而今にごり、来年も飲めることを切に願う今日このごろでした。

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名称:而今 特別純米 にごりざけ生 29BY
精米歩合:60%
使用米: 山田錦:34% 五百万石:66%
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2018年01月08日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

結人 純米吟醸 無濾過中取り生酒 五百万石

本日の家飲み 結人(むすびと) 純米吟醸 無濾過中取り生酒 五百万石

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 群馬県前橋市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回飲んだのが私にしては珍しく火入れだったので、今回は生をセレクトしました。
 ちなみにその時蔵元ホームページをチェックして、「10年も放置するぐらいだった削除した方がマシ」とかなりキツいことを書いたのですが、今見たら大きく「準備中です」と書かれたページだけが残っていました…
 若干申し訳ない気持ちもありますが、間違ったことは言っていないつもりですので「だが私は謝らない」。
 (なお、もうちょっと頑張って探したところ、Facebookページとかブログ的なものも見つかったのですが、位置づけが不明なのでリンクはやめておきます)

 今回いただくのは五百万石の精米歩合55%と基本前回と同スペックの生酒版、ただ中取りというところに若干特別感がありますね。
 8月出荷の10月開栓なので、少々熟成期間を経た上での感想になります。

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 上立ち香はかなり熟した印象の香りが仄かに。
 含むと、キリリとした旨味が勢い良く入ってきて、酸苦の働きで程々の広がりを保ったまま、最後まで高速度で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よく熟した、甘さ控えめで柔らかな酸を纏った旨味が主役、濃度もほどほどで、裏方の苦味や時間差で出て来る辛さも相まって、全体としては引き締まった印象を受けますね。
 後味は苦酸のニュアンスを残しつつ、辛さでしっかりとキレます。

 スッキリとしつつもキツさがちゃんと抑えられている、良い意味で一歩引いた感じが心地よいお酒でした。
 インパクトよりも全体のバランスを重視したタイプの味わいですね、その上でしっかりとまとまっていると思います。
 いわゆる飲み飽きない系のお酒として、ぴったりハマる人・シチュエーションは多いことでしょう。
 結人、まだまだ広く知られて良い銘柄だと改めて感じました。
 

 開栓後は、若干甘味が増して個人的には非常に良いです。
 もともとバランスの良い味わいなので、この辺りは自分の好みで、飲み頃を探りつつ飲むのが良いでしょう。

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名称:結人 純米吟醸 無濾過中取り生酒 五百万石
精米歩合:55%
酒米:五百万石
アルコール度:15~16%
日本酒度:+-0
蔵元情報:柳澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 結人 純米吟醸

2018年01月06日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土田 山廃 純米吟醸 無濾過原酒

本日の家飲み 土田 山廃 純米吟醸 無濾過原酒

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 群馬県利根郡川場村のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す土田酒造の他銘柄には「譽國光(ほまれくにみつ)」があります、そちらの方は結構有名なんじゃないでしょうか。
 逆にこの「土田」ブランドのお酒は、今回通販サイトを物色して初めて出会いました、まあほぼ事前情報もないままでの衝動買いですね。
 ちなみに商品名でググるとかの「KURAND」の商品紹介ページが出てきました、恐らく首都圏、特に若年層向けに新規にブランドを作ったパターンでしょうね。

 そちらのページによると、使用米は青森の酒米「華吹雪」を使っているようです。
 一回火入れの山廃原酒ながら、アルコール度数が15度と低めなのは特筆すべきでしょう。
 また裏ラベルには簡単な商品紹介文がありますね、 「この強健なる酸味と旨みを、歯ぐきで味わいたい。」というフレーズはなかなかな面白いと思いました。

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 上立ち香は落ち着いた、アルコール混じりの乳酸飲料的香りが控えめに。
 含むと、インパクトのある酸を纏った旨味がガツンと入ってきて、最後まで酸が優勢でキッチリと引き締まりつつ、最後まで存在 感を保ったまま染み入ってきます。
 味わいは、甘さは控えめ、乳酸飲料的酸味が常に主役を演じますが、芯にはアミノ酸的な旨味がガッツリあって、奥にはキツさの無い仄かな苦味が複雑さを加える感じ。
 後味は酸が引き取る形で割りと優しく引き上げます。

 山廃らしい力強さを感じる旨味がありつつ、飲みにくさの無い、独自のバランスを感じる芳醇旨酸酒でした。
 事前情報が無い上に火入れだったので、正直なところあまり期待していなかったのですが(失礼!)、これはかなり満足度高かったです。
 いわゆるモダン系の山廃になると思うのですが、軽い感じではなく非常に飲み応えがあるのがよいですね、後味の優しさも◎。
 また度数の低さ含め洋食とのマッチングを強く意識していて、そしてそれが成功しているように感じます。
 土田酒造のお酒は、今後譽國光も含め注目していきたいと思いました。

 燗をつけると…、お、やっぱり甘味が出ますね、
 高温度だと辛さも強烈ですが、冷めてくると甘さだけ強調される感じで、個人的にはより好みの感じになりました。
 恐らく裏ラベルのとおり、ぬる燗が推奨温度帯かと思います。

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名称:土田 山廃 純米吟醸 無濾過原酒
精米歩合: 麹:50% 掛:60%
使用米:華吹雪
アルコール度:15%
日本酒度:-2
蔵元情報:土田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,620円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年01月04日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

黒松仙醸 「こんな夜に…」 純米大吟醸 満月

本日の家飲み 黒松仙醸 「こんな夜に…」 純米大吟醸 満月 

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 長野県伊那市のお酒です。
 外飲み回数は相当数ありますが、意外にもブログでの登場はいまだ2回目。

 新年通常更新の一発目は、いつもよりちょっとだけ豪華なお酒にしてみました。
 黒松仙醸については前回低アル酒「Prototype14」をいただいていますね、今回は特約店限定品である「こんな夜に」シリーズの、最高クラスである満月をセレクト。
 こんな夜にシリーズについては、番外品除きほぼ全種類外では飲んだことがあるのですが、なかでもこの満月は甘味が非常に存在感があって、自分好みということで印象に残っていました。
 「高級さより濃度やインパクト重視」&「高級酒に手を出すと歯止めが聞かなくなる」ということで、基本四合瓶2,000オーバーのお酒には手を出さないことにしているのですが、数年越しに募った想いが今回決壊して、購入に至った次第です。

 スペックは長野が誇る良コスパ酒造好適米「ひとごこち」を40まで磨き上げた、無濾過中取りの純米大吟醸!
 生バージョンもあるようですが、一升瓶で購入ということもありなんとなく火入れにしました(こんな夜にシリーズは一升瓶しかない)
 1月出荷10月開栓なので、結構な熟成期間を経ています。

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 上立ち香は程よく甘く、セメダインやバニラ感もある香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながらも落ち着いた甘旨味が摩擦なしでスルスルと入ってきて、裏方にほんのりとした苦味を感じさせつつ、しっかりとバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、長野酒らしい蜜タップリのリンゴ的な甘旨味が芯にあるのですが、高精白らしくとにかく上品、かつ苦味に嫌らしさは無く、濃厚ながらドンドン飲み進めてしまう魅力があるもの。
 後味は、苦味を少々舌先に残しつつ、自然に引き上げていきます。

 王道を往くようでいて他に類を見ない、芳醇さと上品さを見事に兼ね備えた、極めて完成度の高い甘口酒でした。
 バニラ感やほどほどの酸も甘味にアクセント・個性を添えていて楽しさを感じさせてくれる上に、とにかく全体のバランスが素晴らしいため、いくらでも飲めてしまう恐ろしさがありますね。
 これはまさにお値段以上と言えるでしょう、私はやはりこういう、キレイだけではないオンリーワンの魅力を持つお酒にこそお金を使いたいと思っております。
 こんな夜にについては恐らく近いうちに、また他のスペックも買ってしまうんだろうなあと思わせてくれた一本でした。


 開栓後は素直に味が開いてくる感じ。
 ちょっと残ったのを数日置いてもあまり崩れずキレイなままで甘旨いあたり、やっぱり「こだま銘柄」らしく、よくある系とは一線を画した芯の強さがあります。
 基本一升瓶限定には批判的な私ですが、これだけ楽しませてもらっちゃうと文句も出ないですね…、まさに脱帽です。

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名称:黒松仙醸 「こんな夜に…」 純米大吟醸 満月
精米歩合:40%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17.4度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社仙醸
購入価格(税抜):4,100円/1,800ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0(値段も考慮に入れて)

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2018年01月02日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

2018年の新年酒について

 あけましておめでとうございます、本年も当ブログを何卒よろしくお願い申し上げます。

 今年も元旦用のお酒について紹介するつもりだったのですが、若干遅刻してしまいました…
 今年は元旦に親戚の集いがあり、そこに日本酒係として日本酒を持ち込みましたので、まずはその報告です。
 お酒の写真はこちら。

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 ・木戸泉 特別純米 無濾過原酒 DEEP GREEN 2013BY
 ・藍の郷 純米酒
 ・風の森 秋津穂 純米 しぼり華
 ・木戸泉 干支ラベル 『戌』 純米 無濾過生原酒
 ・仙禽 初槽 直汲み 中取り

 今回のコンセプトはコスパとバリエーションですね。
 持ち込み酒については、高いもので満足させるより、お値打ちのもので飲み手を唸らせるのが理想なんじゃないかと思ったりします。
 この風の森なんかはその象徴的存在かと…、初心忘れるべからずという意味も自分のなかでは込めつつ、新年一杯目としてセレクトしました。
 最終的な一番人気は仙禽だったかな…、今の仙禽は本当万人向けになったと思います。


 そして、今年は元旦以外に、3日に家族だけで正月料理で飲む機会が予定されているので、それ用に準備したのが以下の通り。

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 ・鍋島 純米吟醸 「New Moon」
 ・田酒 New Yearボトル 『戌』 純米吟醸生酒
 ・而今 特別純米 にごり酒 生
 ・花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦

 こちらのコンセプトは「いつもの皆さん今年もよろしくね」です(笑)
 ある意味流行り系(フレッシュフルーティージューシー)に露骨に偏っているわけですが、まあ何年経っても好きなんだからしょうがないですね。

 当ブログでは、今年も一素人の立場から、好きなようにセレクトし、自由に感想を書かせていただきたいと思っております。


●おまけ
大晦日は家でゆったりしていたのですが、開けたお酒はこちら。
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而今は、人気とか入手難易度とかに関係なく、やっぱり好きなお酒です。

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タグ: 年末年始

2018年01月02日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:4

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