わかむすめ 純米 無濾過生原酒

本日の家飲み わかむすめ 純米 無濾過生原酒

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 山口県山口市のお酒です。
 外飲み経験はあったかと思いますが、意外にもブログでは初登場のようです。

 銀座君嶋屋購入酒のラストです、以前から名前は知っていて、家飲み経験もあったような気がしていましたが、過去記事には無かったですね。
 同蔵のホームページに行くと、トップページに早速商品アピールが載っています。
 キーワードは「一回600ℓの小仕込み」「四季醸造」「一年中生原酒を出荷」「無濾過原酒」「フルボディ」といったところでしょうか、個人的には好みの方向性ですね。

 スペックについては、ホームページの商品紹介によると、麹米が「西都の雫」精米歩合70%、掛米が「ヒノヒカリ」精米歩合60%とのことです、品種が違うとはいえ麹米の方が低精米というのは珍しいですね。
 ラベルには「002/320」の記載があります、たぶんタンクごとのシリアルナンバーだと思いますが、なかなか凄い数字じゃないでしょうか(ただもう少し前なら1だったんでしょう、惜しい!)。

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 上立ち香は割りと硬質な、ウォッカ的な香りがそこそこに。
 含むと、落ち着いて濃い旨味が、少々粉っぽい感じがある独特の口当たりで入ってきて、尻上がりにでてくるアルコールの辛さで激しく締め付けられながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、レーズン的なしっかり熟して落ち着いた甘味を芯に感じさせる旨味が主役、辛さも強めながら嫌らしい苦味等雑味は皆無で、最後までじっくりと旨味を楽しめます。
 後味は、アルコールのピリピリを舌先に残す形でしっかりとキレます。

 芳醇辛口を地で行くような、甘さも伴うしっかりとした旨味と、強烈なキレをしっかり両立させたお酒でした。
 辛口酒も甘味があって良いんだということをしっかりと感じさせてくれますね。
 高知酒みたいに時間差での両立要素もありますが、このお酒の場合ある程度共存しているようにも感じて、それが個性になっている印象です。
 わかむすめ、次はまた別スペック(特に限定の「にゅう」)をいただきたいと思いました。

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名称:わかむすめ 純米 無濾過生原酒
精米歩合: 麹米:70%、掛米:60%
使用米: 麹米:西都の雫  掛米:ヒノヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:新谷酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:銀座君嶋屋
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年11月23日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

Ohmine Junmai 100ml

本日の家飲み Ohmine Junmai 100ml (大嶺カップ酒)

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 山口県美祢市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 前回に引き続き、銀座君嶋屋さんでの購入酒です。
 ブログ「日本酒のカルテ」さんで高評価だったこともあり、銘柄的に気になっていたところ、今回冷蔵庫に見かけ、100mlカップという気安さもあって購入してみました。
 いかにもデザイナーが絡んでそうな見かけですね、蔵元ホームページも外見にこだわっている感じ
 ただ、商品ラインナップを純米大吟醸の四合瓶とこのカップの「2種類」に絞るなんてことを断行してしまうあたり、その先進性は本物のようですね。
 
 スペック的には山田錦60磨きと純吟並みで、アルコール度数は14度と低めに抑えてあります(多分加水)。
 小瓶ながら、四合瓶換算してもそんなに高くはないので、むしろ良心的な値付けと言えるでしょう。
 流石に100mlは少なすぎたので、2~3個ぐらいかっておけば良かったと後で反省…


 上立ち香は若干青さのある草っぽい香りがそこそこに。
 含むと、濃厚複雑かつバランスの良い印象の旨味が素直な口当たりで入ってきて、個性的な渋味と酸、そして若干の辛さで輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘酸渋辛がそれぞれせめぎ合う感じでかつ少々加水感があり、スイスイ行けるタイプのものですね。
 後味もスッキリ系。

 とまあ一応感想も書きましたが、正直一口で飲めてしまうぐらいの量なので(それは言い過ぎか)、今回はオマケ程度に考えていただければ…
 大嶺は新蔵建てて増産予定らしいので、いつかじっくりやれることを期待していようと思います。

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紹介:「日本酒のカルテ」さんの同酒の記事
http://blog.livedoor.jp/sakechart/archives/2134657.html

名称:Ohmine Junmai 100ml
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:大嶺酒造株式会社
購入価格(税抜):240円/100ml
購入した酒屋さん:銀座君嶋屋
お気に入り度:つけるには量が少なすぎました/9.0

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タグ: Ohmine 純米

2017年11月22日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:3

英 特別純米酒 無濾過あらばしり生原酒 27BY

本日の家飲み 英(はなぶさ) 特別純米酒 無濾過あらばしり生原酒 27BY

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 三重県伊賀市のお酒です。
 飲み経験については後述。

 こちらのお酒は、マニアなら既にご存知の方も多いと思いますが、「るみ子の酒」と同じ蔵の銘柄になっております。
 るみ子の酒については24BYを頂きとても好印象でした、そちらは割りと今風のフルーティージューシーな感じの味わいでしたが、聞くところによるとこの「英」はどちらかと言うと玄人向けというか、飲みごたえある系の銘柄のようです。
 私としては未だに今風系のお酒がストライクゾーンではあるのですが、それでも昔よりは好みが広がってきたと思うので、今回はこちらをセレクトしてみた次第です。
 ちなみに、肩ラベルの「超情熱」を見てピンと来た方もいらっしゃると思いますが、こちらは「銀座君嶋屋」さんで購入しました。
 前回までの「まるごと高知」と同時購入なわけですね、ある意味続き記事になっております。

 スペック的には山田錦の60%の無濾過生原酒、27BYということで2年近い生熟を経ています。
 最近新政の売り出しで一気にメジャー化した感のある、6号酵母使用というのもポイントでしょう。

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 上立ち香は明らかに酸が立ったレモン感すらある果実的な香りが控えめに。
 含むと、やはり酸味主役でしっかりと引き締まった旨味が唾液腺を刺激しつつ力強く入ってきて、最後まで硬度と濃度を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりと酸が効くと共に、旨味の存在感もちゃんとあって、「旨酸っぱい」という印象の飲みごたえと飲み飽きなさを兼ね備えたもの。
 後味は当然のように酸が引き取って見事にキレます。

 ガッツリしっかりと酸が働いた、程よく味の乗ってきた骨太旨酸酒でした。
 こりゃあまだ数年ぐらいは持ちそうな力強さがありますね、そういう系の男酒が好きな方に是非オススメできるかと。
 英は、るみ子の酒とは違った確固たる魅力のあるお酒でした、同蔵のお酒はまたいただいてみたいと思います。


 ちなみに冷やしすぎると酸っぱいだけになってしまうので注意ですね、個人的には常温付近が好き。
 といいつつ、裏ラベル記載のロックや加水は私は試せなかったので、実際はこちらが好きな人も居るのかも…、まあこれは試してもらうしか無いですね。

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名称:英 特別純米酒 無濾過あらばしり生原酒 27BY
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:18%
日本酒度:+6
蔵元情報:合名会社森喜酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:銀座君嶋屋
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 特別純米

2017年11月20日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

安芸虎 純米酒 生酒

本日の家飲み 安芸虎 純米酒 生酒

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 高知県安芸市のお酒です。
 前回と同銘柄であり、「まるごと高知」購入酒のトリになります。

 高知酒は良く単に「辛口」とまとめられがちですが、今回まとめ飲みして思ったことは、結構前に土佐しらぎくの記事でも書いていますが、単なる辛口というより「最初にフワっと果実的な甘さが広がり」つつ、「後味が見事にスパッとキレる」ような、落差の激しいお酒に良く出会うなあということです。
 そして、私自身の尺度では正直「キレ」はそんなに重視しないのですが、この「甘さ」の方向性が本当に自分に合っているんですよ…今回しみじみ思いました。
 もちろん全ての高知銘柄に当てはまるわけではありませんが、経験上では相当な割合で出会っているので、やはりこれは大事にすべきでしょう、長野同様県ごとお気に入りに追加って感じですね。

 閑話休題、こちらはおそらくレギュラースペックであろう純米生の小瓶(300ml)入りです。
 ググってもあまり情報が無く、ラベル記載以上の詳細は不明ですね…
 単純に四合瓶換算しても1,000円程度と、お値段は非常にリーズナブル。
 

 上立ち香はほんのりと熟しつつもフレッシュさも残る、柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚ながらダレ感皆無の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、酸でしっかりと輪郭を保ち、最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よく熟した柑橘系果実といった趣の甘酸が主役、かつ苦渋はあまり感じず、素直にその芳醇な旨味を楽しめます。
 後味はほんのりと辛さを感じさせつつ、見事なキレ。

 奇をてらわない、かつ完成度の高い、芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 これまたまさに自分との相性抜群ですね…、小瓶なのがとても物足りなく感じました。
 それでこのお値段というのは素晴らしい!旅行先とかで見つけたら即買いしてしまいそうです。
 土佐酒の中でも、安芸虎に関しては銘柄ごと「【超】お気に入りに追加!」ですね。

名称:安芸虎 純米酒 生酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:15.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):430円/300ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.6/9.0

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■今回まとめ買い記念写真。「まるごと高知」さんには近いうちにまた行きたい!
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2017年11月18日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

安芸虎 雄町 純米大吟醸 生酒

本日の家飲み 安芸虎 雄町 純米大吟醸 生酒

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 高知県安芸市のお酒です。
 家飲み経験については後述。

 「まるごと高知」での購入酒が続きます、同蔵のお酒については、以前に潦(にわたづみ)という限定品をいただいていますね
 そのお酒は記憶に残るレベルで印象が良く、いつかじっくりやろうと心に決めていたのですが、いつの間にやら2年経ってました…。
 手作り感あふれる蔵元ホームページは情報的にかなり不足していると思わざるを得ませんが、銘柄はかの「はせがわ酒店」で取り扱いがあるので、入手自体は難しくないと思います。

 今回セレクトしたのは雄町50磨きの純米大吟醸、虎にしては可愛らしいラベルですね、なお雄町は今期初挑戦らしいです。
 あまり飲んだことの無い蔵元の場合、基本的に新商品は避けるのですが、「まあ雄町好きだしいいか」と適当に選んでしまいました。
 お値段は少々高めですが、まあスペックを考えれば相応か、むしろ割安でしょう。

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 上立ち香はバニラ・マスカットを感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、割りと酸も効いている濃厚な甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、裏に程よい渋味による複雑さを想起させつつ、最後まで濃度を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりマスカット的な瑞々しさのある甘酸が主役で、透明感も感じさせるまとまりがありますね、そこに渋味があくまで裏方で奥深さを添え、苦味はしっかりと奥にしまいこまれている感じ。
 後味は、それまでの濃厚な味わいの世界が嘘のように自然かつ力強くキレます。

 雄町の生らしい、存在感のあるみずみずしい甘旨味を、高濃度高純度、かつ継続的に楽しませてくれる、新商品とは思えない完成度のお酒でした。
 高精白らしい上品さがありつつ、(特に28BYに)ありがちな苦味等のマイナス面が無いところが非常に素晴らしい!
 さらには高知酒らしくキレも良いんですよ、無手無冠と比べるとこちらの方が優しいというか自然な引き上げ方ですが。
 安芸虎、実はもう一本買ってあるので次回ご紹介します。

 ちなみに、冷やしても味わいの存在感が保たれること、温度が上がると少し渋味が表に出てくることから、個人的にはしっかり目に冷やして飲むのがオススメです。

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名称:安芸虎 雄町 純米大吟醸 生酒
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:15.5%
日本酒度:+1
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年11月16日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

藤娘 純米吟醸 生酒

本日の家飲み 藤娘 純米吟醸 生酒 

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 高知県四万十市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらも銀座「まるごと高知」での購入酒です、他のお店では見かけたことはないですね。
 購入動機は、「日本酒のカルテ」のあろすさんに、確かツイッターでオススメされたからです。
 私の場合、自分が知らない銘柄をオススメされると、若干の悔しさも手伝って(笑)早めに購入に走る傾向にあります。
 初飲みということもあり、珍しく300ml入りを選んでみました。

 こちらの小瓶入り生酒は、蔵元ホームページに商品紹介もあるレギュラー商品のようですね。
 そちらによるとお米は高知県産の酒米「土佐錦」使用で、日本酒度は+5、酸度は1.6とのこと。
 数値だけみると「淡麗辛口」に当たりそうな感じですが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香は酸の立つフレッシュな柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、酸味を中心とした旨味がスルスルと入ってきて、ほどほどの濃度を保ちつつ、最初から最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柑橘系の酸味が厳然たる主役で、甘味は添える程度、苦味は無く、夏酒的な加水感と飲みやすさがありますね。
 後味も酸が引き取る形で、スッキリとキレます。

 最初から最後まで酸が仕事をして、かつほどほどの濃度を保っていることから、度数以上にガンガンイケてしまうお酒でした。
 ちょっと一本調子な感じなのと、個人的にはやっぱり甘味が足りないのが残念…
 ちなみにこれを買った直後、あろすさんが全く同じスペックの感想を上げていて、それによるとかなり以前とギャップのある味わいだったとのこと。
 特に「甘味が抑えめ」になっていたという部分は大きいですね、私の場合それを露骨に感じてしまいました。
 藤娘、次はしっかり甘味が出ているものも飲んでみたいです。

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紹介:「日本酒のカルテ」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/sakechart/archives/2952509.html

名称:藤娘 純米吟醸 生酒
精米歩合:60%
使用米:土佐錦
アルコール度:15%
日本酒度:+5
蔵元情報:藤娘酒造株式会社
購入価格(税抜):420円/300ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 藤娘 純米吟醸

2017年11月14日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

無手無冠 純米酒 生の酒

本日の家飲み 無手無冠(むてむか) 純米酒 生の酒 

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 高知県高岡郡四万十町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは、銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」で購入したお酒です。
 個人的には、銀座~新橋近辺のアンテナショップ密集地というのは、日本酒購入においても極めて有用というか、穴場だと思っております。
 何といっても、首都圏にろくな販売チャネルを持っていない銘柄がちょくちょく売っているのが大きいですね、岡山アンテナショップの「桃の里」なんかはその典型でしょう。
 まあ基本的に冷蔵スペースが小さく生酒があまり置いていないというのはネックではあるのですが…
 なお「まるごと高知」に関しては例外的に地酒屋並みのスペースがあり、有料試飲も充実しているので特にオススメできるかと。

 何本かまとめ買いした中でトップバッターのこのお酒は、栗焼酎「ダバダ火振り」などでも知られる「株式会社 無手無冠」が醸したものになります。
 ラベルでも強く主張しているように、契約農家によるお米の栽培には相当力を入れているようですね、蔵元ホームページによると、有機肥料の原料にに栗焼酎の搾りかすも使っているとか…なかなか面白い相乗効果かと。
 商品ラインナップ上は「辛口」を謳ったものが多いようですが、私としては当然それらを避けて(笑)、セレクトしてみました。

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 上立ち香はマスカットの雰囲気のあるアルコールの香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚かつ引き締まった印象の甘酸味が力強く入ってきたかと思うと、強烈な辛さが尻上がりにやってきて、全てを押し流す形で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりマスカット感のある甘味がしっかりとあるのですが、酸がガッツリと仕事ををしているのに加え、辛さ、ただ単なるアルコール感で無く純米的な柔らかさも有る辛さによって、「芳醇辛口」のド真ん中を征くような完成度がありますね。
 後味はその辛さが見事に引き取って、力強くキレます。

 最初に感じる甘旨味の存在感が非常に強いながら、後味は辛口そのもののキレを見せる、フルーツ系芳醇辛口でした。
 やっぱりこの「時間差」という概念は日本酒においては非常に重要ですね、単体で飲むだけで凄く楽しいんですよええ。
 これで18度はヤバイなあ…、轟沈一直線な感じでスイスイ飲めてしまうまとまりもあります。
 いやこれは良い!コスパも文句ないレベルですし、少なくともこのスペックについては辛口派から甘口派まで一度は試してみてほしいですね。
 無手無冠、自分の中で「超要注目銘柄」にランクインです。

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名称:無手無冠 純米酒 生の酒
精米歩合: 麹米:55% 掛米:70%
使用米:不明
アルコール度:18~19%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社無手無冠
購入価格(税抜):1,324円/720ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年11月12日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏

本日の家飲み 井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄であり、登場は9回目とかなり多くなってきました。

 井の頭の夏酒になります、こちらは前回記事の「あべ」を買いに行った「大阪屋酒店(吉祥寺)」で購入したものです。
 都内では中々見かけない「井の頭」ですが、私今まで「信州おさけ村(新橋)」、「うえも商店(練馬)」でも購入しております、是非参考にしていただき、一度はセレクトして欲しいと思っております。
 知っている銘柄しか買わない方は多いでしょうし、その意味も十分理解できるのですが、たまには未飲銘柄に突撃するのも良いと思うんですよね、そしてその対象として私は「井の頭」はうってつけだと思う次第です。

 さて、今回購入したのは、私としては滅多に買わない夏酒版、 「まあ井の頭だし一度は飲んでみるか」の精神ですね(ちなみに飲んだのは8月)。
 ひとごこち59磨きの袋取りと、なかなか豪華というかちゃんとしたスペックです。

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 上立ち香はキリッとした印象のセメダイン混じりの果実香が仄かに。
 含むと、やはり引き締まった甘旨味が素直な口当たりで入ってきて、じわじわと染み出してくる苦味と程よい酸味で輪郭を保ちつつ、ほどほどの速度で流れ込んできます。
 味わいは、井の頭的な優しい旨味に、柑橘系の酸苦が寄り添うことで夏酒的な爽やかさを演出している印象、それでいて雑味の無い柔らかさがあるのが流石ですね。
 後味は苦酸が引き取りつつ程よく優しく引き上げる感じ。

 優しさとキリリ感を両立させたような、実に井の頭らしい夏酒でした。
 やっぱり癒し系ですよこの銘柄は…、それでいて夏酒らしい「飲みやすさ」がありましたね。
 ただ逆にしっかり夏酒しているので、私の好みからはちょっと外れてしまう面もあるという(笑)、まあ予想通りではありました。
 井の頭、今後もしっかり追っていきたいと思います。

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名称:井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:15%
日本酒度:+4
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 井の頭 純米

2017年11月10日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 「FOMALHAUT」 

本日の家飲み あべ 「FOMALHAUT(フォーマルハウト)」 

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 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 フォーマルハウトはみなみのうお座の一等星の名前ですね、響きが恰好良いからか、ゲームなんかでもたまに使われている印象があります。
 ラベルに明記はないのですが、このお酒は「水の代わりにお酒を使って醸したお酒」、すなわち「貴醸酒」にあたるものだとか。
 少しググったところ、商品名として「貴醸酒」を名乗るには商標の関係で貴醸酒協会に入らなけばならないらしいので、その関係で記載がないのだと思います。(詳細は不明ですが)
 裏ラベル記載の文には「甘味が特徴的」「食後のデザートと共に飲むのも良い」というワードがあり、「貴醸酒」という言葉にこだわらず、あくまで味わいの方面から商品紹介していく姿勢が垣間見えますね。

  「あべ」については前回同じ「スターシリーズ」の「SPICA」をいただいており、連続して特殊スペックになってしまいましたが、現状イマイチ「定番スペック」が見えない銘柄なので、まあやむなしかと…
 なお、アルコール度数15度と、所謂「低アル原酒」にあたるというのも特殊なポイントでしょう。


 上立ち香は酸、バニラ、セメダインをそれぞれ感じる個性的な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味が独特の酸味を纏いつつトロリと入ってきて、ほんのりと苦味も奥に感じさせて奥深さも添えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは…、うーむ濃い甘味が中心に有るのは確かなのですが、オンリーワン過ぎて表現しにくいですね、果実的な甘酸とセメダイン的なケミカルさがせめぎ合う感じとでも言いますか…
 後味は、濃厚さを酸味と、最後まで裏方に徹した苦味が引き取ってしっかりキレます。

 砂糖とも果実とも、フレッシュとも熟しているともはっきりしない、掴みどころのない面白さが有る濃厚甘旨酒でした。
 ハッキリした個性と存在感がありつつ、新製品とは思えないまとまりがあるのは見事。
 ただ、含んだときの鼻に抜ける香りに個人的に苦手な雰囲気がありまして(ちょっとケミカルな感じというか)、自分との相性としてはハマらない感じでもありました。
 実はあべは今回同時にもう一本(しかも一升瓶)買っているので、近いうちにそちらもご紹介したいと思っています。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1711.html

名称:あべ FOMALHAUT
精米歩合:越淡麗21%、五百万石79%
使用米:越淡麗、五百万石
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: あべ

2017年11月08日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

作 IMPRESSION type-M 純米吟醸原酒 無濾過直汲

本日の家飲み 作 IMPRESSION type-M 純米吟醸原酒 無濾過直汲

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 三重県鈴鹿市のお酒です。
 外飲み回数はかなり重ねています、ブログ登場は4回目。

 またインパクトのある外見ですね…、なお中身はレギュラーシリーズであり私も前回にいただいている「恵の智」の、直汲み無濾過原酒バージョンらしいです。
 「IMPRESSION」は今期からの新シリーズで、流れ的には「プロトタイプ」の後継となるようです。
 個人的には、中身が同じで名前やガワをコロコロ変えるのはどうかという思いもあるのですが、この場合はプロトタイプをついに正式採用したと考えると納得感があります、シリーズとして定着していくことを願いますね。

 ラベルが変則的なだけあって、あまり細かい数値の記載はないですね、精米歩合は60、作なので当然火入れです。
 ちなみに瓶の表面に特殊印刷みたいな感じで意匠があるのですが、写真では全然見えませんね…、触ってみると良い感じのザラつきがあります。

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 上立香は典型的なフレッシュリンゴの香りが控えめに。
 含むと、かなり濃厚な印象の、やはり典型的な今風の吟醸酒的甘旨味がガスを伴って勢い良く入ってきて、強めの苦味で輪郭を保ちつつ最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、これはもうド直球の香り系吟醸の青リンゴ的甘旨味って感じですね、ただ火入れ感皆無かつガスにより生と見紛うレベルのフレッシュさであること、歩合以上のまとまりがあることは特筆すべきかと。
 後味は苦味を口先に残しつつ、ガスも相まってしっかりとキレます。

 今風の吟醸酒としての魅力を凝縮、かつお値段以上に洗練した感じの、フルーティー系の王道を往くお酒でした。
 しかし、キツさのある苦味、フルーティー吟醸にありがちな後ろ向きな部分もちょっとあるかも。
 ただこの苦味については昨年の恵の智ではほぼ感じなかったので、例によって28BY特有の話かもしれません。
 作、今後の動向にも注目していきたいと思いました。

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名称:作 IMPRESSION type-M 純米吟醸原酒 無濾過直汲
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:清水清三郎商店株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 純米吟醸

2017年11月06日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY

本日の家飲み 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場はついに10回目となりました、もはや定番銘柄入りですね。

 この酒未来は栄光冨士を初めて家飲みしたスペックであり、個人的に強く印象に残っています。
 私が好むところであり、良く「流行りの酒質」として言われることの多い、「甘旨(酸)」「フレッシュ」「フルーティー」「インパクト強し」という味わいの路線を象徴する様なお酒という認識ですね。
 ちなみに私としては、未だに一般消費者の間では「淡麗辛口」が支配的だというのが実感なので(テレビCMの恐ろしさよ)、こういうお酒の存在をブログでアピールする意義はまだまだあるかと思っております。
 (まあ、そういう一般消費者がわざわざ日本酒ブログを見るかと言われると微妙ではありますが…)
 
 閑話休題、スペック的には、酒未来の50磨きというのは以前と変わらず。
 何気に日本酒度とかアミノ酸度もあまり変わっていないですね、造りとしては安定しているのかも。

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 上立ち香は甘味濃厚なパイン系の果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚な印象の甘旨味が少々の酸味を纏ってグワッと入ってきて、その酸が少々唾液腺を刺激しつつ、ほんのりと苦味を裏方に感じさせながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、パインの砂糖漬けのような甘酸をメインに据えつつ、苦味や渋味もそれぞれに主張する賑やかな印象のもので、インパクトと飲みごたえバッチリという感じです。
 後味は結構ちゃんと酸苦が引き取って、力強くキレる印象。

 強いインパクトのある甘旨味がそのまま確固たる個性を形作っている、複雑芳醇甘酸旨酒でした。
 いやあ、前回の澤屋まつもとが引き算のお酒なら、このお酒は明らかに「足し算のお酒」ですね、そして私はやっぱりこちらの方が好み(実は飲み比べてました)。
 ただ、好みが分からない人に最初に勧めるのはちょっと躊躇しますね、個性が有る分相性は露骨に出るとは思います、そういう意味では澤屋まつもとの方がオールラウンダーでしょう。
 ともかく、栄光冨士に対する私の期待に見事に応えてくれた一本でした、是非ともこの個性を維持していってほしいと思います。


 開栓後は、数日飲んでなんか上がったり下がったりする印象でした…
 この意味では安定感があるとは言い難いでしょう、基本は早めに飲み切ることを推奨します。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:15.9%
日本酒度:-4
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年11月04日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

澤屋まつもと 守破離 山田錦 純米大吟醸

本日の家飲み 澤屋まつもと 守破離 山田錦 純米大吟醸

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 京都府京都市伏見区のお酒です。
 外飲み経験は何度もあり、ブログでの登場は2回目になります。

 前回は愛山利用の特別純米をいただいています、今回は看板シリーズと思われる「守破離」の山田錦ということで、何というかど真ん中スペックですね。
 セレクトの利用は、割とこの銘柄を推してらっしゃる「日本酒感想日誌」さんのイチオシ(正確にはBY違いですが)の中で、一番購入しやすいスペックだったからですね、例によって後追いです。
 同銘柄は既に業界で確固たる地位を築いている印象ですが、個人的には各所で「引き算の酒造り」を指向しているという蔵元コメントが出ていることが印象に残っています。
 この酒仙洞堀一さんの蔵訪問記にはその辺り詳しく書かれていますね、かなり徹底した食中酒指向とのこと。

 スペックは山田錦の50磨き、裏ラベルには「原料に勝る技術なし」の標語と、原料へのこだわりなどに関する文章がびっしりと書かれています。
 インスタのアカウントの記載があるのは珍しいですね。
 ちなみに、私のセレクトには珍しく火入れです、まあそもそもあまり生で出さない銘柄かと…。

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 上立ち香はアップルティーのような、存在感の有る果実香が気持ち強めに。
 含むと、非常に密度が高くかつバランスの取れた果実の甘旨味が、若干のガスのチリチリ感を伴って勢い良く口中に流れ込み、雑味皆無のまま息が長く染み入ってきます。
 味わいは、やっぱり蜜たっぷりのリンゴの甘旨味が中心にあるのですが、有りがちな香り系とは一線を画した旨味のまとまり、純度がありますね、濃厚ながらいくらでも飲めそうと言いますか。
 後味は、煙のように消え失せる感じで、見事なまでに自然に引き上げます。

 「引き算のお酒」という言葉に納得感のある、しっかりとした甘旨味がありながら派手すぎず、極めて高次元のまとまりを感じるお酒でした。
 こういう完成度の高い火入れのお酒を飲むと逆説的に、「やっぱり自分は生原酒が好きなんだなあ」ということを改めて実感しますね。
 そして、以前「宮寒梅」に感じた「優等生過ぎて物足りない」という度し難い感情も沸いてきたり…、自分はまだまだ、多少荒があっても所謂「個性」「インパクト」があるお酒が好きなタイプの飲み手なのだと思います。
 とはいえ、澤屋まつもとの銘柄としてのレベルの高さはビンビンに感じる一本でした、こういうお酒が飲みたくなったとき、改めていただきたいと思います。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1184.html

名称:澤屋まつもと 守破離 山田錦 純米大吟醸
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:松本酒造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年11月02日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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