(徒然)日本酒専用冷蔵庫(レマコム)を買っちゃったというお話

 既にツイッター等ではつぶやいていることですが、ついに買ってしまいました…

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 まあ正直、いつかは買うだろうとは思っていたので、それが今だったということですね。
 (「じゃ、いつ買うか? 今でしょ!」っていうのはもう死語かしら。)
 この記事では、日本酒ブログにありがちな、冷蔵庫購入に関する徒然を書き散らしていきます。

 メーカーはレマコム、型番はRRS-100NF(100リットルの三温度帯冷凍ストッカー)、まあこの用途ではド鉄板のセレクトといえるでしょうね。
 (参考1)「日本酒感想日誌」さんの記事:いまさらレマコムの話
 →マニア目線で大事なことが簡潔に書かれていて、とても参考になりました。
 (参考2)「あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!Z」さんの記事:
自宅に日本酒用冷蔵庫が欲しい!と思ったらどれを買えばいいの?

 →うちは記事中の「覚悟はあるが金は無い!」まさにこのパターン(笑)

 重視したポイントは以下の通り。

 ①高すぎないお値段
 ②ほどほどの大きさと収納スペース
 ③氷温保存可能な冷却性能
 ④(結露等がなく)手入れが出来るだけ楽なもの

 ①については、参考の意味も込めて下にamazonのバナー貼っておきます。
 最近中田元選手が日本酒セラー開発に関わっていて、性能は中々っぽいのですが、恐らく目ん玉が飛び出る値段になるだろうと予想してます(都心のタワーマンション最上階が設置場所として相応しいイメージ)。

 ②については、まあ一升瓶10本も入れば十分ではあるので、同タイプの中で一番小さいやつにしています。
 といいつつ実際は16本ほど入るようですね、四合瓶に向くバスケットが付いているのも嬉しいところ。

 ③については、生酒派としては必須条件といえるでしょう、どこまで求めるかは難しいところですがかの「王禄」は特約店に-5℃の冷蔵保管を求めているため、それも参考にしています。
 後、超超久が保管される「氷室」も-5℃ですしね、一応これで長期氷温生熟成も可能になったといえるでしょう。
 (どうでもいい話ですが、「フ○ネット」の日本酒冷蔵庫は5℃までしか冷えないんですよね。で、「本気か?」と思って商品紹介ページをよく見ると「生酒保管可能」とはどこにも書いてないという…なんだかなあ)

 ④については、ショーケース型にしなかった最大の理由ですね、各所の評判を見ると結構大変らしいので。
 後、UVカットされていたとしても、どうも瓶に光が当たりっぱなしというのに抵抗がありまして…
 また、自分は18時前には一切家で飲まないという信条があるので、見えていると常におあずけ状態という拷問になる危険性がある(笑)ということも大きかったりします。

 購入直後の庫内はこんな感じ。(容量確認で四合瓶並べてます)
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 これが2週間も経たないうちにこの有り様ですよ…。
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 まあ実際、桃の里7本まとめ買いなんかはこのレマコムあってのことなので、やっぱり心強いものです。

 ところで、冷蔵庫について調べているときに庫内の様子を載せている日本酒ブログを結構見たのですが、大体これ見よがしに「十四代」とか「而今」とかを大量に前に持ってきてるんですよね。
 同じマニアとして気持ちは凄く分かる(笑)し、羨ましさもありますが…
 私としては、買うことや持っていることが目的になって、「積みゲー」ならぬ「積み酒」を貯め、飲み時を逃したりすることのないよう気を付けようと、我が身を振り返って思った一事でした。

 そんな中、「泉川 ふなくち」をちらと見せつつ(意識してないでしょうけど)、熟成向けの瓶に新聞紙を巻いている日誌係さんには、流石の玄人臭、そして日本酒愛を濃厚に感じましたね。
 後、しれっと書いてある「飲むときは普通の冷蔵庫に移す」とかも結構大事かと(そのまま飲むには冷え過ぎている)。
 私は初めて行く居酒屋では大体まず冷蔵庫を見せてもらい、それでお店の傾向(とレベル)を判断するのですが、日本酒マニアの世界でもそれは通用する気がします。

 ともあれ、レマコム様のおかげで購入選択肢の幅が大きく広がったのはありがたいかぎりです。
 私は自家熟成にはあまり積極的でない(蔵元が出してきたタイミングで飲みたい)ため、主な用途としては、新酒ラッシュ時のまとめ買い用、夏及び秋という日本酒冬の季節(なんじゃそりゃ)を乗り越えるための買いだめ用になりそうな見込み。
 ただ、大量購入が可能になったとはいえ大量に飲むのではなく、保管に余裕ができた分しっかりとペースを守り、健康に気を付けつつ日本酒ライフを送りたいと思います。

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2017年04月29日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:14

山川光男 2017 ふゆ 生

本日の家飲み 山川光男 2017 ふゆ 生

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 山形県天童市のお酒です。
 銘柄自体は初めていただきます、詳しくは後述。

 全体的に奇天烈な雰囲気を醸し出すお酒ですが、実態は山形県の4つの日本酒銘柄、「山」形正宗、楯野「川」、「東」光、羽陽「男」山から一字ずつ取って名付けた、4蔵の共同ユニット・ブランドになります。(まあNEXT5やらDATE7と類似の試みかと)
 公式ホームページまで作成する力の入れようですが、ここを見てもあまりブランドの位置づけとか背景は良く分からないですね…、特に買える店の記載がないのは痛い。
 同ユニットについてはむしろSAKETIMESの紹介記事が、グループ結成の経緯や各蔵元のコメント等、充実した内容になっていると思うので、興味があればご一読をオススメします(流石有名日本酒ブロガーさんの執筆記事ですね)。
 酒質の上で重要な部分は「酒造りを担当する酒蔵が麹や仕込み水、酒米などを他の蔵からもらって醸す、という変則的な共同醸造をしています。」というところでしょう。
 今回の「2017ふゆ」は山形正宗を醸す「水戸部酒造」が製造担当のようです。

 このプロジェクトの特長はやっぱりキャラを作った事でしょうね、杜氏の擬人化といいますか。
 日本酒ラベルとしては異端なラベルにはなっていますが、個人的にはこの絵柄は今日日インパクト不足な気もします。
 せっかくシュールなデザインなんだから、枯れ専向け乙女ゲー的なダンディキャラ(参考リンク:制服の王子様(オジサマ))にでもこの恰好させれば、話題にもなりそうな気がするのですが、いかがでしょう。(まあ、流石にそこまでイロモノに徹するつもりはないんでしょうけど…)

 スペック的には精米歩合60の生酒ということ以外に詳しい表記はないですね、特定名称の表記もないっぽいです。

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 上立ち香はわりと落ち着いたバナナ的な果実の香りがそこそこに。
 含むと、強めの酸に引き締められた旨味がググっと入ってきて、最後まで存在感を示す酸味が唾液腺を刺激しつつ、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程々の濃度のバナナ的な甘旨味に、かなり強めながらキツさのない酸味が伴うことで、飲み飽きなさと食事との万能相性を演出するもの。
 後味はその酸でスッキリキリリとキレます。

 かなり酸味寄りながら、全体としてしっかりバランスが取れている、今風の食中酒でした。
 最初は甘味が足りないかな…、と思ったのですが、飲み進めるほどに上がるタイプのお酒でしたね。
 何というか、見た目のわりには渋い魅力のお酒でしたね…、実に正統派で、フレッシュではありますがやっぱりダンディ的な印象。
 山川光男については、今後の展開の方向性が気になるところです。

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名称:山川光男 2017 ふゆ 生
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社水戸部酒造
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年04月28日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒

本日の家飲み モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒

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 栃木県さくら市のお酒です。
 外飲みではかなりの回数いただいていますが、ブログでの登場はまだ3回目。

 仙禽についてはブログ開設前にも家飲み経験があるのですが(しかも愛山)、その時の印象は「酸味が強すぎる。しかも硬く感じる」というもので、実はその後しばらく苦手意識を持っていました。
 先日飲んだ「クラシック仙禽」については、火入れであることやコンセプト的に落ち着いた味わいが予想されたため、大丈夫だろうとセレクトしたのですが、このモダンなラベルの製品については二の足を踏んでいたのが正直なところです。
 が、最近各所日本酒ブログの皆さんの感想をみるに、どうやら最近は通常スペックについては万人向けの甘旨酒にシフトしてきている傾向にあるようなので、今回思い切って久しぶりに購入してみました。

 仙禽は最近「ドメーヌ化」ということで、全量地元産のお米を使用するようになりましたので、このお酒もさくら市産山田錦で醸されています。
 裏ラベルには主にドメーヌ化に関した解説がありますが、英語版と何とフランス語版が併記されています、いやあスカしてますね(笑)
 精米歩合は麹を40%、掛米も50%まで削っているので、おそらく「純米大吟醸」を名乗れるものと思われますが、蔵元の方針により特定名称の記載は無し、お値段はこのスペックとしては破格の税抜き1,250円でした。

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 上立ち香は甘さと酸が混じったフルーツの香りが気持ち強めに。
 含むと、バランスのよいフレッシュな甘酸味が柔らかい口当たりで入ってきて、ゆるやかに強まる酸味と少々の苦味で輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、柑橘果実系ながら柔らかさの有る甘酸味が主役で、裏にバニラ的な風味を感じさせる奥深さも有り、さらに雑味を感じさせないまとまりがあります。
 後味は酸を舌先にピリっと残して、しっかりとキレます。

 甘味の整い方と濃度、口当たりの上品さ、酸味による優しいキレ、そしてしっかりと存在する味わいの個性、それぞれが非常にハイレベルでまとまった圧巻のコスパ酒でした。
 うーむ、正直有名銘柄にこういうことを言うのも悔しいのですが、私には若干酸味が強い以外は非の打ち所が無いレベルかも…
 このお値段でこの完成度、まとまりの良さは他に類を見ないものだと思います、まさに「モダン」なお酒を好む人であれば、すべからく一度飲んで見るべきお酒かと。
 仙禽が定番スペックでこれを出してきたことには衝撃を受けましたね、今後の動向は刮目して見ていこうと思います。

 開栓後はちょっと甘さが酸味に押されてくる感じで、個人的には口開け直後がベストかな。
 ただ、これが好きな人も多いでしょうし、バランスが崩れる感じではないので、やっぱり完成度は高いと思いますね、脱帽です。

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紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-37.html

名称:モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年04月26日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒

本日の家飲み 花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒

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 福島県南会津郡南会津町のお酒です。
 銘柄としては初登場ですが、同蔵の「ロ万」シリーズについては既に3回ほど紹介しています。

 「花泉酒造」が醸すお酒は、首都圏ではやはりロ万シリーズの方がよく見かけますが、この「上げ桶直詰め」については結構多くのお店が取り扱っているようです。
 実は私もブログを始める前に一度いただいており、なかなか良い印象があったので、今回久しぶり(約5年ぶり)にセレクトしてみました。
 ちなみに、ググったところ「上げ桶」とは「お酒を搾る機械『ヤブタ』から流れてきたお酒を受けるタンク」のことをいうらしいです、このお酒はそこから直接瓶詰めしているとのこと。
 ただ、このお酒ぐらいになると「上げ桶直詰め」という言葉自体が一つのブランド化しているような印象を受けます、この蔵はそのあたりの売り方が上手いと思いますね。

 ラベルには細かい記載はありませんが、こちらもロ万シリーズ同様「もち米四段仕込み」で造られているようです(詳細は例によってググってください)。
 精米歩合は65%、アルコール度数は19度と結構高め。

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 上立ち香はガスとセメダインと甘さが混じったものがそこそこに。
 含むと、青さをまとった濃厚な甘旨味が、チリチリとしたガス感を伴いググっと入ってきて、かなりキツめの苦味で強烈に引き締められながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいはメロン的な高濃度の甘旨味が存在感を発揮するのですが、苦味も非常に強いために全体の印象は賑やかながら青くギリリと締まった感じ。
 後味はその苦味を口中に残す形で引き上げていきます。

 とにもかくにも濃く、青く、賑やかで、荒々しい、新酒の無濾過生原酒の長所短所が凝縮されたようなお酒でした。
 私はどちらかと言うと甘旨味がしっかりしていれば苦味や雑味はそんなに気にしないタイプだと思うのですが、流石にここまで行くと少々辟易するといいますか、飲み疲れるといいますか…
 ただ、外でいただいた時はもっと美味しかった記憶もあったりするんですよね、(酒か私の)コンディションに問題があった可能性もちょっとあるかも…
 ともかく、花泉はロ万と共に引き続き注目していきたいと思います。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-765.html

名称:花泉 上げ桶直詰め純米無濾過生原酒
精米歩合:65%
使用米:五百万石・ヒメノモチ
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:花泉酒造合名会社
購入価格(税抜):1,543円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 花泉 純米

2017年04月24日 三重の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

而今 特別純米 無濾過生 28BY

本日の家飲み 而今 特別純米 無濾過生 28BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ定番銘柄の一つ。

 而今ほどの有名銘柄ともなると、基本的に酒イベントへの露出も少なくなるようですが、最近例の「CRAFT SAKE WEEK」で、「チーム十四代の日」に参加していたようですね。
 同イベントの公式ホームページには「日本酒の魅力を知り尽くした中田英寿が全国から選んだ選りすぐりの酒蔵100蔵」として参加蔵が列挙されています。
 私の脳内データベースから漏れていたのは「大賀」「名倉山」かな…、それ以外で飲んだことが無いのは大七くらいかしら(笑)、正確にカウントはしていませんが、銘柄単位なら8割程度は当ブログでカバーできているかと。
 ということはすなわち、まあ大体「東京でも買える」有名どころということですね、それを100集めたということは素直に凄いと思いますが、私のような一般リーマンでも数少ない出張の度に「桃の里」とか「勇心」とか「清鶴」とか、素敵な銘柄と出会えているのだから、折角蔵めぐりしているならもう少しオリジナリティを出してもらってもいいような。(というか、後ろで手配しているお店が透けて見える感じが…)

 と、マニアらしくついイヤミから入ってしまいましたが、基本的にはこういうイベントで日本酒ファンを増やしてくれるのはありがたいことだと思っております。
 いわゆる日本酒業界の「パイを増やす」系のイベントでしょうからね、しかも適当に萌え系やデザイン系のラベル貼ったりするのでなく、ちゃんと「味」を伝えようとしていますし。
 ワイン派の金持ちやチューハイ派の若い衆が少しでも日本酒派になってくれれば言うことないかと。
 
 …流石に而今についてはネタ切れなので、ズレた話を語ってしまいましたが(しかも超上から目線)、そろそろお酒の話に戻ります。
 今回は定番スペックの特別純米生、五百万石の60磨きというのもいつも通りですね。
 値段もほぼ据え置きなのはありがたいところ。

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 上立ち香は中々に濃厚で程よく熟した柑橘果実の香りがそこそこに。
 含むと、程よい濃度の甘酸旨味がスルスルと入ってきて、仄かな苦味で輪郭を整えつつ、最後までその程よさを保ったまま、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いつものラインのパイン的而今味の甘酸旨があるのですが、濃度はわりと控えめで、酸の働きもあってスイスイと飲めてしまうような飲みやすさがあります。
 後味は苦酸がはっきり出てきて、力強くキレます。

 いつもの柑橘系果実の甘酸の旨味をほどほどの濃度で感じさせる、ちょっと一歩引いた感じの食中酒的な而今でした。
 而今の生でこの濃度は個人的にはちょっと物足りないかな…、これが方向性の転換なのか、いわゆる28BYの米の出来問題に由来するものなのかが分からないのが辛いところです。
 まあ而今については基本的に純吟スペックか、にごりやおりがらみの方が自分の好みであることを再認識しましたね。
 而今は、今期も後2~3スペックやる予定です。

 開栓後二日目は結構もろもろが濃くなって、なかなか良いかも。
 いや、でも苦味も増すなあ…、やっぱり甘さが細いのが私としては残念(あくまで而今としてはですが)

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名称:而今 特別純米 無濾過生 28BY
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 而今 特別純米

2017年04月22日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

本日の家飲み 初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 「初孫」という言葉には、めでたい印象はあるもののお酒の銘柄としては結構珍しい雰囲気というか、響きがあるように感じます。
 由来が気になったので、蔵元の「東北銘醸」のホームページを見に行くと、「昭和のはじめ、当家に長男が誕生したのを機に、みんなに愛され喜ばれるような酒にしたいと願いを込めて、酒名を「初孫」と改めました。」とのこと。
 いやあ思った以上にそのまんまでしたね(笑)、銘柄の由来というと「当時の大名が~」「芸術家の○○が~」「当地の歴史的事件にちなんで~」等々、割と大層な背景があるものが多い中、この「初孫」は何というか身近なものに感じます。
 うーんよほど嬉しかったんでしょうねえ、実際初孫誕生時の祝い酒としては決定版と言える銘柄なのではないでしょうか。
 
 米は先日の出羽桜でも使われていた「出羽の里」を55%まで磨いているようです。
 メモり忘れてしまいましたが、確か26BYだったような…、とにかく一年以上熟成された生原酒になります。
 ホームページによると、「初孫は生もと造り一筋」とのことなので、熟成に耐えうる力強い酒質であることに期待しつついただきます。

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 上立ち香はかなーり熟した、しかし熟成香ではない果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟した印象の甘旨味がキビキビと流れ込んできて、しっかりとした酸で最後まで濃厚さと引き締まりを両立させつつ、息が長い感じでじんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟しきった梨のような非常に奥深く濃厚な甘味と酸味が絡み合った旨味が主役、苦味も一体化した感じであるのですがあくまで脇役ですね、
 ただ後味は、その酸と苦を舌先に残しつつ、力強くキレます。

 芯のある高濃度の旨味を甘酸でしっかり包み込んで素直にしっかりと楽しませてくれる、どちらかというとモダン的な生もと熟成生酒でした。
 冷酒状態だと、結構アルコール的なキツさと、生もと的な酸味のクセも若干感じるのですが、常温近くになってくるとそういう後ろ向きな部分も和らぐ感じ。
 やっぱり甘味がしっかりしていることが私には嬉しいですね…、結構磨いていることもバランスの良さに寄与している印象。
 古臭さは皆無ですし、「生もと」に苦手意識を持っている方にもオススメできるかと…、コスパも最高クラスですし。
 初孫、他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 これならば!と燗をつけると、だいたい想像通り、口当たりが柔らかくなると同時に濃度とインパクト(キツさ)も増す感じですね。
 常温とどちらが良いかは好みかな…、珍しく燗一択ではない生もと熟成酒だと思います。

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名称:初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒
精米歩合:55%
使用米:出羽の里
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:東北銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,240円/720ml
購入した酒屋さん:地酒 みゆきや(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年04月20日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

(お知らせ)「お気に入り」タグの整理について

 平素より当ブログをご愛読いただきありがとうございます。
 既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近当ブログの個別記事の分類の一つである「お気に入り」タグについて、若干扱いを変更しましたのでアナウンスさせていいただこうと思います。
 まあ、正直相当熱心な読者様以外には関係ないと思うので、そうでなければ読み飛ばし推奨(笑)

 変更点は2点で、両方とも「お気に入り」タグを細分化する内容です。
 お気に入りタグは今まで、「お気に入り度」が8.5~8.9のお酒の記事に機械的に付けていました(9.0は「殿堂入り」)。
 基本的にお気に入りタグが付いているお酒は個人的に応援したい銘柄であり、かなり重要なタグだと思っているのですが、最近同タグをつけた記事が200を超えてちょっと検索性に難が出てきていたので、それへの対応になりますね。


 変更点の一つ目は「お気に(殿堂入銘柄)」タグの新設です。
 同タグは、当ブログで「殿堂入り」としたことがある銘柄の記事について、「お気に入り」タグの代わりにつけるタグとなります。
 この辺りの銘柄については私はホイホイ8.5以上を付けてしまうため、他の銘柄が埋もれてしまうのを防ぐための措置ですね。
 名称が日本語として若干気持ち悪い略し方になってしまいましたが、意味不明にならない程度でギリギリまで文字数を減らした結果ということでご勘弁を…

 現在の殿堂入り銘柄
風の森花陽浴而今たかちよ射美慶樹)、飛露喜村裕


 実際お気に入りタグの約三分の一をこれらの銘柄が占めていました。
 特に風の森、花陽浴、而今の数とお気に入り率は圧倒的ですね、よほどのことが無い限りこれからもガンガン飲み続けることでしょう(入手できるかは若干心配ですが)。


 もう一つの変更点は「【超】お気に入り」タグの新設です。
 これは単純明快、前述の殿堂入り銘柄ではないお酒についてお気に入り度8.7~8.9にした記事について付けるタグになります、ザ!安直!といったネーミングですが、まあ分かりやすさ優先ということで…
 「一押し」とか「超オススメ」にしようかとも思ったのですが、当ブログは一義的にはあくまで私の好みを書き散らす場所になるので、人に勧める方向より「これうめえ!」という主観的な部分を重視しております。
 ただ、改めて思ったのですが、このタグが付いたお酒は数も少なく、「芳醇甘口派」の実飲感想として相当選りすぐったものになってますね、私と好みが似ている方に対しては強力にオススメできます!

 現在同タグが付いたことがある銘柄
桃の里井の頭田酒ほしいずみ
 咲耶美金寶自然酒昇龍蓬莱玉櫻
 鍋島超超久百楽門こなき純米美寿々
 獺祭梅乃宿(風香)片野桜謙信


 こうみると、有名銘柄とまだまだ知られていないと思われる銘柄が入り混じってますね。
 個人的には後者の銘柄も前者の銘柄に負けない魅力を持った銘柄と思っております。
 ある意味、上記殿堂入り銘柄より「面白い」銘柄群なんじゃないかと。

 
 というわけで、長々とお知らせさせていただきました、ここまで読んでくれた方は本当にコアな読者様ですね(笑)、本当にありがとうございます!
 当ブログは内容はともかく、タグの整理による検索性の高さについては日本酒ブログ界トップクラスと自負しているので(最近結構追いつかれてますが…)、この辺りはかなり重視しているんですよね。
 ただ最近、記事数が増えた結果として過去記事へのさかのぼりが難しくなってきているという認識もあります、このあたりはブログテンプレートの限界もあるので、時間ができたらデザインのリニューアルも検討しようかと…
 それでは、今後とも当ブログをよろしくお願い申し上げます!


■おまけの外飲みギャラリー
 先日(といっても半年ぐらい前ですが…)お邪魔した日本橋の「川口酒店」さんでの外飲み記録をご紹介します。
 実はこちらは「麹町市場」の前の店員さん(一人)の移籍先でして、挨拶がてら尋ねた時の写真になります。

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 日本橋駅すぐ近くの、ビル街の真っただ中に、この佇まいですよ。
 いやあ雰囲気出てますね。

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 最近は昔と反対に、外飲みでミーハー酒を飲み、家飲みでチャレンジするというスタイルになってきた感がありますね。
 ただ、最後のお酒はいわゆる「変態酒」です(詳しくは「酒粕再発酵」でググってください)、味わいも変態的だった…

 気後れするぐらいの大都会のど真ん中にありながら、割とリーズナブルにお酒を楽しめる良いお店でした。
 店内は流石に少々狭い感じではありますが雰囲気は良く、お酒のラインナップも上々。
 あの辺りで一杯やる機会があれば、選択肢の一つに加えて損はないと思います、オススメ。

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2017年04月19日 当ブログについて トラックバック:0 コメント:0

一乃谷 大吟醸 「暁」 斗瓶中取り 無濾過生原酒

本日の家飲み 一乃谷 大吟醸 「暁」 斗瓶中取り 無濾過生原酒

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 福井県大野市のお酒です。
 家飲み、外飲みともに確か初めていただきます。

 こちらは初飲み銘柄ではありますが、酒屋・居酒屋で度々見かけており、いつか飲もうとは思っておりました。
 で、今回も店頭で何気なくスペックをチェックしたのですが…、値段と見比べてびっくり仰天。
 山田錦の40、しかも斗瓶中取りの大吟醸と言えば鑑評会用に出してもおかしくないスペックですし、その上無濾過生原酒ときたら四合瓶でまあどんなに安くても3,000円近く、下手したら5,000円オーバーでもおかしくないでしょう。
 それが1,500円しないわけですからね…(しかも箱付き)

 一応店長さんに理由を聞いてみたのですが、コアな部分は分からないとか。
 ちなみに一乃谷には「完美」という、兵庫県産山田錦35%磨きの斗瓶中取り無濾過生原酒という最高級スペックで四合瓶約1,800円という破格のお値段で出してきているブランドもあります。
 このあたりどうやって採算をとっているのかは謎ですね…

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 上立ち香は意外にもバニラを感じる程々に落ち着いた香りがそこそこに。
 含むと、わりと個性的な甘旨味がやはり摩擦少なめで入ってきて、これまた独特な引き締まりを感じさせつつ、ゆっくりと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット的な甘酸旨味に塩っぱさのような独特の風味が絡みついて、何とも面白い感じの旨味の世界を創り出しますね、ただ雑味的なものは感じさせず、流石のキレイさですね。
 後味は酸辛を少々彷彿とさせつつ、自然に引き上げていきます。

 高精白酒にありがちな、画一的香り系大吟醸(いわゆるリンゴ味)で無く、しっかり味と個性があった上でキレイな味わいの美酒でした。
 ちゃんと口当たりがスペック相応に滑らかなところが素敵ですね、割と万人受けしそうな味わいかと思います。
 ちなみにアル添感はほとんど感じなかったです、言われてみればあるかもというレベル。
 実のところ、こういう明らかにスペックに見合わない値段がついているお酒は何だかんだで値段相応というか、訳あり的な味にとどまるものが多い印象を持っているのですが、このお酒については素直にお値段以上だと感じました。
 一乃谷、次は完美も買っちゃおうかな…

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名称:一乃谷 大吟醸 「暁」 斗瓶中取り 無濾過生原酒
精米歩合:40%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+4
蔵元情報:株式会社宇野酒造場
購入価格(税抜):1,481円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 一乃谷 大吟醸

2017年04月18日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

28BYにごり酒特集まとめ

 「而今にごり酒に匹敵する、甘旨系にごり酒を探せ!」をコンセプトに、先月から9回にわたり28BYのにごり酒をまとめてご紹介してきました。
 結構読者様からの反応も良く、自分としてもなかなか楽しかったので、改めてこの記事で簡単に振り返ってみたいと思います。

 まずは、ご紹介したにごり酒記事を、お気に入り順に一言コメントを添えてご紹介します。

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒
→ダントツMVP。今回のコンセプトに見事に合致した、甘旨かつ完成度の高いお酒。
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花陽浴 純米吟醸 生にごり酒
→素直に「花陽浴をにごり酒にした感じ」、驚きはないけど十分甘旨し。
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桃の里 「どぶろく」 純米吟醸
→これも「桃の里らしさ」がハッキリ。酒粕味が強く低アルなため、甘酒好きにオススメ。
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繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々
→過熟させてしまった感強し。ポテンシャル的にはMVPを狙えた雰囲気も。
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木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒
→インパクトの強い、個性派旨酸酒、好みは分かれそう。
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醍醐のしずく 菩提もと仕込み
→完全にオンリーワンのトロトロ甘酸っぱ酒。甘酢っぱ系が好きなら是非。
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栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」
→スッキリキリリの柑橘系にごり。コンセプトには合わないが好きな人は居そう。
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桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生
→ダレ感がなければ… 本来評価不能だけど蔵元直送ということもありあえて掲載。
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江戸開城 純米どぶろく
→ガブガブいけてしまうどぶろく。お酒に致酔性、コスパを求めないならありかも。
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 しかし、こう並べてみると、やっぱりどれも個性派だったなあと思いますね。
 高級酒の味わいが似通いがちになることと対照的に、やはり「どぶろく」のイメージが残る、クセと個性がハッキリでるジャンルと言えるでしょう。
 また、全て純米、たぶん生です、これは私の嗜好が出てますね、アル添糖添含めるとまた全然違う世界になることでしょう。

 今回は穴開き栓が多かった(①③④⑤⑧)こともあり、全体的にガス感は抑えめでした、爆発系はまた次の機会に。
 ④⑧はいつかベストコンディションでリベンジしたいなあ…、というか本当は密閉栓で出して欲しいところです。
 まあ密閉栓だと爆発させた購入者から蔵元にクレームが来ることもあるようで、なかなか難しいところみたいですが…

 ちなみに①の玉櫻についてはググってみると日本酒ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ」さんの感想記事が出てきました。
 実際かなり高評価だったようで個人的には嬉しいところです、いやほんとオススメですよこのお酒。
 而今よりスッキリ感は後退しますが、甘旨味の存在感・魅力は勝るとも劣らないと思います。
 ただ如何せん穴開き栓なので、コンディションには要注意。


 さて、今回9本8銘柄いただいたわけですが、正直気になっているにごり酒はまだまだ数え切れないほどあります。
 有名どころの「生もとのどぶ」「雪だるま」「花巴のにごり」「スノーウーマン」等はいつか家飲みしたいですし、この前アイスピック買ったので「鉄砲隊」「るみ子の酒」みたいな爆発系も試したいです。
 どぶろくについてはあまり深入りするつもりはないですが「十二六」ぐらいは家飲みしたい気もしますし、世間一般のにごり酒イメージを再確認するために「菊姫にごり」や、さらに一般的な「白川郷」「五郎八」「雪っこ」だって一度は家飲みでじっくりやれば視野が広がるかも。

 いやあ、にごり酒に限らず、テーマを設定した上でいろいろと考えるのは思いの外楽しいですね。
 当ブログは書き溜めが大量に滞留しているため速報性に欠けるのですが、今回はそれを逆手にとってまとめてみました(実際飲んだ時期は去年の12月から今年の4月に渡っています)
 今後も何か良いネタがあればやってみようかなと思います。


■おまけギャラリー:最近(と言いつつ結構前も含む)外飲みしたにごり系お酒写真

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 結構飲んでますね(笑)
 ただ、やはり一杯だけでは良く分からないのと、澄酒以上にコンディションが難しいと思うので、いつか改めて家飲みしたいところです。

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タグ: にごり酒

2017年04月16日 日本酒関連の雑記 トラックバック:0 コメント:2

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

本日の家飲み 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です、よ、読めない…。
 ブログでは初登場ですね、外飲み経験も確かなかったと思います。
 にごり酒特集の9本目、トリを飾るお酒であり、今回のMVPとしたい1本です。

 こちらは尾久の「伊勢元酒店」さんで購入したお酒になります。
 同店の店頭にはにごりだけでも数種類あったので、店番をしていた奥様にオススメを尋ねたところ、これを強く推してくれたので購入しました。
 最初は他の銘柄のにごりを指して「甘旨系のにごり酒を探しているんですが、これなんかどうでしょう?」と聞いたのですが、「それは酸が強くて違うと思います。甘旨系ならこっちの玉櫻が良く、どんどん飲めます。」という旨の助言を受け、セレクトした次第です。
 実際こういう風にハッキリと言ってくれると助かりますね、特にお酒の「マイナス情報」を伝えることを躊躇わないお店は良いお店という印象があります。
 
 しかもこのお酒は4合瓶で約1,200円とリーズナブル、高い酒を売りつけてやろうというようなお店とは全く違います。
 精米歩合は70で、度数は14度とにごり酒としては一般的な水準。
 なんというか、ネーミング、佇まいともにどこかの土産物屋にでも置いてありそうな無造作感があります。

 こちらも穴開き栓。
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 上立ち香はガス混じりの、お米の甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃いオリでトロリとした旨味が、強めのガスと絶妙にせめぎ合って粉っぽさを打ち消しつつ、最後まで濃厚なまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりとしたお米の旨味に若干マスカット的な甘味もあって、非常に飲みごたえがあるのですが、強めのガスと裏方の酸苦がちゃんと仕事をして、グイグイイケてしまう危険さがありますね。
 後味は流石に少し粉っぽさはあるものの、ガスと酸でダレずに引き上げます。

 高級酒とはまた違った、あまり磨いていないお酒ならではの力強い甘旨味と、ガス・酸苦味・低アルコールによる良い意味での「飲みやすさ」をしっかり両立させた上で融合させたような、極めて完成度の高い甘旨系にごり酒でした。
 あまり評判を聞いたことがないお酒でしたが、私の中では而今のにごりに次ぐか、匹敵するレベルの当たり酒です、コスパについては超えるかも…
 甘さが本当に心地良いですね…、トロリとした口当たりとガス感がいい具合に引き立て合うベストコンディションで飲めたのも大きいと思います(穴開き栓なので今後そのあたりは心配ですが)
 玉櫻、とりあえずにごりは来年も買いたいですし、他のスペックも試してみたいと思いました。

 二日目、ガスが抜けたらどうなるかなあと思ったのですが、意外とダレませんね。
 今度は酸が表に出てしっかり引き締めます、いやあ良くできてますよ本当、脱帽です。

 今回のにごり酒特集については、明日簡単に振り返る記事を更新する予定です。

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名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,203円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年04月15日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

醍醐のしずく 菩提もと仕込み

本日の家飲み 醍醐のしずく 菩提もと仕込み

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 千葉県香取郡神崎町(こうざきまち)のお酒です。
 ブログでは初登場の銘柄・酒蔵になりますね。
にごり酒特集の8本目。

 こちらを醸す「寺田本家」については、あまりに特徴があり過ぎて書ききれないので、詳しくはググっていただければ…
 無農薬米、無添加、生もと造りと、とにかく「ナチュラル」な酒造りにこだわりがあり、製品は健康食品ショップで取り扱われることもある、異色の蔵元になります(通常銘柄は「香取」)。
 蔵元ホームページは古臭いデザインながらも内容は充実しており更新頻度も良好、Facebookもあるみたいですね、小規模蔵元は是非見習ってほしいレベルかと。(特に取り扱い店情報が詳細に載っているのが素晴らしい!)

 今回いただく「醍醐のしずく」も、「菩提もと」に加え「精米歩合90」と、一般的な日本酒カテゴリのなかではイロモノ的ともいえる代物。
 蔵元の商品紹介を見ると、「日本酒度/-40~-70」「酸度/6~12」 「アミノ酸度/2~6」とか、数値的にもとんでもないことになっているようです(仕込みごとに数値が異なるため、おおまかな範囲を記してあるとのこと)。
 「菩提もと」造りの詳細も同じページに記載が有りますね、自分の中では「鷹長」のイメージが強いです、奈良県以外でやっているところは相当少ないんじゃないでしょうか。
 「にごり酒」というカテゴリに入るのかどうかは微妙ですが、おりが結構あるということと、なによりお酒自体が完全に色づいて不透明になっているため、今回の特集に入れてみました。

 いやあ見た目からして只者ではない感じのオーラが出てますね…(瓶は透明です)
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 上立ち香は明らかに日本酒のものではない白ワイン的酸の香りがかなり強めに。
 含むと、濃厚かつ超個性的な甘酸味が少々のガスの刺激とかなり強めの粘性を伴ってとろ~りと入ってきて、唾液腺を強く刺激しながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やっぱり白ワイン的な酸味を中心にしつつ、お米の甘味や旨味が深みを与え、そしてトロミが独特の口当たりを添えるまさにオンリーワンのもの。
 後味は濃厚な味わいを酸で強引に切り上げるキレかた。

 兎にも角にも個性的な、非常に奥深い味わいのトロトロ芳醇甘酸っぱ酒でした。
 酸っぱさはもとより、個人的には未経験の口当たりに衝撃を受けましたね、にごり酒というより生姜湯とか葛湯とかを思い出すトロミでした。
 正直なところ私は酸っぱい系のお酒は苦手なのですが、口当たりの面白さとアミノ酸的な旨味の濃厚さも主張していて酸一辺倒ではないため、結構楽しく飲めましたね。
 逆に三芳菊、亀泉CEL24,アフスあたりが好きな方は絶対一度は飲んでみるべきかと…(実際妻は美味しく飲んでました)
 寺田本家については、実は「むすひ」も同時に買ったので、いつかご紹介したいと思います。

 さて、いよいよ次回は「にごり酒特集」の最終回、今回のMVP酒をご紹介します。

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名称:醍醐のしずく 菩提もと仕込み
精米歩合:90%
使用米:不明
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社寺田本家
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:白鳥屋酒店(川口市)
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年04月13日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒

本日の家飲み 木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒

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 千葉県いすみ市のお酒です。
 当ブログでの登場は早くも6回目と、かなりの頻度ですね。
 にごり酒特集の7本目。

 今回にごり酒をまとめ飲みして改めて思ったのは、通常のお酒以上に「にごり酒はベストコンディションで飲むのが難しい!」ということです。
 特に穴開き栓ものはやはり変化が激しいので、早飲みが基本になるでしょうね…、そういう意味では今回の繁桝にごり桃の里しろうまは良い勉強のネタになったと思います。
 「ガス感」の変化に関してはさらに繊細な問題になってきますが(ガスが強いのが好きかは好みによる)、基本一度抜けたガスを取り戻すのは難しいため、状況が許す限りにごり酒は密閉栓でだして欲しいと個人的には思います。
 密閉栓と穴開き栓の両方が出荷されるにごり酒に「金鼓 水もと濁酒」がありますが、私が飲んだ限りでは密閉栓の方が断然美味しく、楽しい酒だった記憶もありますしね(まあ4分の1ぐらい吹きこぼれましたが…)。
 
 閑話休題、今回いただくのは木戸泉のにごりということで、当然ながら高温山廃仕込みになります。
 米違いのものもあるようですが、これは山田錦利用バージョン。
 
 見てくださいよこのおりの量を!ちなみにガス感は穴開き栓だからかそこそこレベルで、開栓も余裕でした。
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 濃度はかなり高く、そうとう混ぜたつもりでもおりの塊がダマっぽく残っているように見えました。
 ただ注ぐと、意外にもいい具合の粘度になったかも…、塊が引っかかったりはしなかったです。

 上立ち香は典型的なガスとお米が混じり合ったような香りが仄かに。
 含むと、やはりお米感が強い旨味がトロリと、しかし酸味でかなり強めに引き締められつつ、最初から最後まで存在感を保ちながらグググッと入り込んできます。
 味わいは、やはりにごり系らしくお米っぽいクリーミーな旨味(甘さはそこそこ)があるのですが、そこに木戸泉らしい割りと鋭角な酸が伴って、独特な飲みやすさ(というか次を誘う感)を創り出します。
 後味は酸が引き取り、粉っぽさをあまり感じさせずにしっかりと引き上げます。

 にごり酒のなかでもかなり高めの密度と、しっかりとした旨味を、酸で力強く引き上げる、非常に押しの強いお酒でした。
 個人的にはもうちょっと甘味を求めたいところですが、まあ完全に好みですね、木戸泉は甘味より旨味と酸味が特長だと思うので、ブレなさは素敵だと思います。
 その上でさらにワガママを言ってしまうとこれ密閉栓で出して欲しいなあ…、物理的に無理なのかも知れませんが、やっぱりもうちょいガスが欲しい気がします。
 ただ、個性的な魅力があることは確かですね、単体でも良いですし、肉とか油ものとの相性も良好かと。
 次回はこのお酒に負けず劣らず…、というかそれ以上に個性的な千葉県産にごり酒をご紹介します。

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名称:木戸泉 純米にごり 別誂 山田錦 特別純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木戸泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月11日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

江戸開城 純米どぶろく

本日の家飲み 江戸開城 純米どぶろく

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 東京都港区のお酒です。
 ブログでは初登場ですね、外飲み経験については後述。
 にごり酒特集の6本目。

 こちらを醸す「東京港醸造」は、明治時代に廃業した酒蔵の子孫が約100年ぶりに酒造免許を取得し、開業の地である港区芝で営業を再開させた蔵らしいです(非常に立派なホームページがあるので関連情報はそちらも参照)。
 ちょっと前までは赤羽の小山酒造(丸真正宗)が23区唯一の酒蔵だったと思うので、二つ目ということになるのでしょう。
 (ちなみに小山酒造のホームページは現在「23区で唯一100年以上清酒を製造し続ける酒蔵」という表現になってます
 Wikipediaによると、酒造免許を得たのが2010年、「清酒」製造免許を得たのが2016年ということで、その間はリキュールやどぶろく等を醸していたようです。
 製品ラインナップにもその名残があるようで、どぶろくだけで3種類出していますね。

 店頭には原材料名に「スピリッツ」が混ざっている白ラベルのどぶろくと、この純米どぶろくが並んでいましたが、店員のお兄さんに「どっちの方が甘いですかねえ」ということを中心に、味わいの特徴を教えてもらって、こちらをセレクトしました。
 が、実はこのお酒、アルコール度数が5~6度と極めて低いものであるということに、飲む直前になって気づきました。
 これには「お兄さんその情報重要だよ…」とがっくしきてしまいましたが、ラベルに明記されている以上悪いのは私でしょう。
 分類は「その他醸造酒」ということで、おそらく「こして」いない狭義のどぶろくですね、お値段は「700」mlで税抜き1,800円と、私にとってはちょっと高級品。

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 上立ち香はお米っぽい香りがほんの少々。
 含むと、ドロドロとしながらも、粒があっさりと砕けていくように引っかかりの無い口当たりで、スッキリとした甘味が最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、非常に軽い感じながら日本酒的な旨甘味は確かにあって、同時に甘酒的な風味の旨酸味を裏方に感じさせる、極めて面白い個性的なもの。
 後味は見事なまでにスッキリと引き上げます。

 粉っぽさが皆無なで、飲むヨーグルト的な乳酸の風味も感じるような、とにかくオンリーワンでゴクゴク飲めてしまう系のどぶろくでした。
 これはこれで楽しいのですが…、私にとってはお酒として軽すぎて、絶望的なコスパになってしまうのが厳しい(正直1日で余裕で飲み切れてしまう)。
 度数換算では黒村裕以上の高級酒になってしまいますからね…、日本酒ブログの中でもコスパにうるさいと自負しておる当ブログとしては、ちょっとリピートする気にはなれないのが正直なところ。
 江戸開城については、お値ごろな生酒を出してきたら、購入を検討してみたいと思います。

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名称:江戸開城 純米どぶろく
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:5~6%
日本酒度:不明
蔵元情報:東京港醸造
購入価格(税抜):1,800円/700ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:7.7/9.0

 ここからは少し蛇足。
 江戸開城については、外飲みで純米吟醸原酒をいただいたことがあるのですが、火入れだったこともあってあまり印象には残りませんでした。
 というかせっかく東京のど真ん中にあるのに、何で生酒を出荷しないのかなあというのが、生酒偏重派としての私の素直な疑問ではあります。
 なんというか、都内有力地酒屋がこぞって取り扱いを開始しているのもちょっと釈然としないんですよね。
 全体的に値段が割高なのは、地代やら諸経費の関係で仕方ないのかもしれませんが、一飲み手としては「ストーリー」だけではなく、「酒質」でしっかりと付加価値を付けていって欲しいというのが正直な気持ちです。
 (わざわざこんなことを言う理由としては、「酒質」は文句ないのに「売り方」が下手な地方蔵とのギャップがどうにも歯がゆいということがありまして… 私としてはそちらを応援したいと強く思った今日この頃でした)

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2017年04月09日 東京の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生

本日の家飲み 桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生

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 (いつものラベルどアップ写真を撮り忘れました…)

 岡山県赤磐市のお酒です。
 前回に引き続き、蔵元からまとめて取り寄せたお酒の1本になります。
 にごり酒特集の5本目。

 「しろうま」という名前に何となく聞き覚えがあったので、ちょっとググってみたところ、結構な数の蔵が「しろうま」と銘打ったにごり酒を出していることが分かりました。
 検索結果で見つかった菊水酒造(新潟ではなく高知)のブログによると、「「しろうま」の語源は「白くて旨い」という意味で、「どぶろく」などと並ぶにごり酒の呼び名のひとつです。」とのこと、つまりは特定商品名ではなく一般名詞ということですね。
 ちなみに「コトバンク(ニッポニカ)」によると、「どぶろく」の異名の一つとして「白馬(しろうま)」を挙げています、この辺りは厳密な定義があるというよりは慣習的な呼び名が今も残っているという感じなのでしょう。

 スペック的には、五百万石使用の精米歩合60%ということで、同じ純米吟醸でも前回のどぶろくとは異なったものになっています。
 ただ、度数は12~13度と、どぶろく同様相当低め。

 注ぐとこんな感じで、どぶろくのような粒は残っていません。
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 楽しみにしつつ栓を捻ったのですが、げ、明らかに栓が緩んでる…
 スクリューキャップなのに軽く下のリングごと外れてしまいました、こりゃ穴開きとかのレベルでなく密閉されてないですね、漏れてないのが不思議なレベル。

 上立ち香はガスとお米が混じりあったスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、思った以上に強めのガスを伴った甘酸旨味が勢い良く入ってきたかと思うと、途端に勢いを失い若干重い感じで口中を徘徊します。
 味わいは、やっぱり個性的な甘味を感じるのですが、ガスがあるのにちょっとしつこい感じで、米が発酵したような(当たり前)クセのある旨味も感じるもの。
 後味は特にキレる要素もなく、そのまま引き上げていきます。
 
 好ましい甘旨味とガスがありながらも、爽快感が失われてしまって重さが足を引っ張る、濃淳甘口酒でした。
 うーん、こりゃダレてますね、生老ね気味かも…、瓶詰めから二ヶ月で普通こうはならないんじゃないかしら。
 穴開き栓+栓ゆるみ+低アルコール+にごり生という四要素が相まって、異様な速度でダレてしまったものと私は推測しています。
 私が好む甘さ自体は残っているので飲めるレベルではあるのですが、全体のバランスは明らかに崩れてますね。
 蔵元直送でこれはアカンでしょう、たまたまであることを願いますが、コメント等の情報を見るに、どうも「保管(品質保持)」に関して蔵の意識がちょっと低そうなんですよね…、もちろん人手や設備等の事情もあると思うのですが、ちょっとお酒が可哀想というかなんというか。
 桃の里の、酒質以外の部分にやきもきしたものを感じてしまった一本でした。

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名称:桃の里 「しろうま」 純米吟醸しぼりたて生
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:12~13%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.0/9.0(この状態でも)

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2017年04月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「どぶろく」 純米吟醸

本日の家飲み 桃の里 「どぶろく」 純米吟醸

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 現在当ブログでの最注目銘柄であり、登場は早くも3回目。
 にごり酒特集の4本目となります。

 「にごり酒」カテゴリを語る上では、やはり「どぶろく」の存在を避けては通れないでしょう。
 (ちなみに当ブログでは「ふき」「黒どぶ」を既に紹介しております)
 両者の定義上の違いについては、日本酒ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ」さんが詳細かつ分かりやすく取り上げていましたので、そちらもご参照ください。
 ポイントは酒造りの最後辺りで「こす(搾る)」という工程を経ていれば清酒である「にごり酒」、こしていなければ「どぶろく」になるというのが原則ということかと思います。
 が、その「こす」やり方については法律上も厳格な指定はなかったはずで、非常に目の粗いざる等でこした場合には、その両者の品質上の違いは限りなく小さくなるということかと。

 で、こちらのお酒は裏ラベルにもあるように「荒い網」で一応こしているため、いわば「どぶろく的な清酒」であるようです。
 なので特定名称の記載もありますね、通常の純米吟醸と同スペックなので、多分こし方だけ変えているのでしょう。
 どぶろくについては安全に詰めるために瓶詰め量を減らす蔵が多いなか、わざわざ大きい瓶を使って愚直に720ml詰めてますね、しかもお値段は1,200円ぽっきり。
 但し度数は12度と低めです、ちなみに穴開き栓。
 
 結構強い開栓注意がありますが、ガッチリ冷やしてから開けたら余裕で大丈夫でした。
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 ただ、注いでからちょっと目を離したら大変なことに…、まさに「生きてます」。
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 上立ち香は桃の里らしい甘い果実香に露骨に米の香りが混ざったものがそこそこに。
 含むと、やはり深みのある甘旨味が、程々のガス感と、少々の粉っぽさ、そして乳酸飲料的な濃い酸をまといつつ、ドロリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いかにもどぶろく的な甘酒っぽい米の旨味と乳酸味ががっつりあるのですが、程よく落ち着いた果実の甘味を芯に感じて、やはり桃の里の個性がしっかり出ていますね。
 後味は酸を感じさせつつも、驚くほど自然に引き上げていきます。

 「どぶろくらしさ」を十分に楽しめるとともに、桃の里らしい奥深い甘旨味も感じられる、独特な魅力のあるお酒でした。
 やっぱり度数が低い分一種の「軽さ」があるのと、甘酒的な風味があまり好きじゃないことがあって、個人的には通常スペックほど好みではなかったのですが、全体の印象としては十分美味しかったですね。
 逆にこの2要素を前向きに受け入れられて、かつ甘口日本酒がお好きならかなり気に入るかと思います。
 実はもう一本桃の里のにごりを取り寄せているので、次回はそれをご紹介します。
 
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名称:桃の里 「どぶろく」 純米吟醸
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:12%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月05日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々

本日の家飲み 繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々

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 福岡県八女市のお酒です。
 ブログでは24BYの純米大吟醸生を紹介して以来の、実に4年ぶりとなる2回目の登場です。
 にごり酒特集の3本目。

 今回甘旨系にごりを探すにあたっては、当然ネット情報をねっとりと仕入れてから購入に走っております。
 その中でもこのお酒は相互リンク先の「日本酒感想日誌」さんの記事で、「而今のにごりが買えなかった方々への代用品」としてもオススメできるという記載があったため、ほぼ即決の勢いでセレクトした次第です。
 いやあ丁度私のニーズにばっちり合致した情報で、非常にありがたかったですね。

 スペック的には精米歩合50(米は夢一献らしい)の純米大吟醸の生酒でありながら、お値段は税抜き1,200円台と極めて良心的。
 なお、開栓するために上部ラベルを剥がして初めて気づいたのですが、これ穴開き栓でした。
 それに気づかず一ヶ月半ぐらい購入してから置いてしまったのは痛恨事ですね、穴開きだとガスは抜けるでしょうし、ダレるリスクも高いと思うので…

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 上立ち香は甘くお米っぽい香りが仄かに。
 含むと、甘くて粘度を感じるような旨味がとろ~りと入ってきて、裏方に酸とほんの少しの苦味を感じさせつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは遥か昔に食べた金柑の砂糖漬けを彷彿させた、熟した柑橘果実の酸をしっかり甘さがコーティングしたような、柔らかさとキレを両立させたもの。
 後味は、酸に加えて少々の苦味も出てきて、力強くキレます。

 果実の甘酸と、お米の旨味が融合したような、とても存在感の有る甘旨系にごり酒でした。
 ガス感は本当に僅少でしたね…、熟感も結構あってこれはちょっと間を置きすぎた感じかな、穴開き栓に気づかなかったのが口惜しい…(というかラベルで封するくらいなら密閉栓にして欲しいところ)
 ただ発酵食品的な複雑味はなんとも面白いです、甘酒的な風味もある感じ、そしてコスパも素晴らしいレベル。
 この繁升にごりは、またいつか買って、即開栓でいただきたいと思いました。

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名称:繁桝 純米大吟醸 にごり酒 生々
精米歩合:50%
使用米:夢一献
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,225円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年04月03日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」

本日の家飲み 栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿(はくよう)」

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 ブログでの紹介は9回目と結構な回数になってますが、最近ご無沙汰でしたね。
 にごり酒特集の2本目。

 話はそれますが皆さんは「にごり酒」にどのようなイメージを持っていらっしゃるでしょうか。
 私の感覚でいうと、ちょっと前までは「濃い、甘ったるい」というイメージが支配的だったように思えます。
 が、実は最近の地酒業界ではむしろガスを利用した「スッキリ辛口にごり酒」もかなり多くなってきている印象があります(紹介済みの「ど」「どぶろっく」は完全にこっちタイプ)。
 恐らく糖添にごりに対するカウンター的な意味合いが強いものと思われますが、個人的にはやっぱり甘味が欲しいんですよね…
 「にごり」という要素が甘味を増す方向に働いているお酒を探すというのが、今回の集中飲みの主目的だったりします。

 というわけで、にごり酒集中飲み第2弾も、自分の中では甘旨味に信頼感のある銘柄をセレクトしました。
 が、よくよく見るとラベルの記載は「おりがらみ」ですね、濃度について明確な定義はないはずですが、ちょっと今回のコンセプトにはそぐわなかったかも…

 注ぐと、にごり酒というほどドロドロしていませんが、おりがらみとしてはかなり濃い濃度でした。
 
 上立ち香は柑橘果実のスッキリフレッシュな香りに、若干オリっぽさが混じったものがそこそこに。
 含むと、苦味と酸辛さをガッツリまとった旨味がグワッと入ってきて、最後までオリの苦味に締め付けられながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、グループフルーツ的な苦酸の立つキリリとした旨味が主役で、そこにさらにオリが絡んで苦いままに濃厚さを増し、全体として極めて引き締まった印象。
 後味はその苦酸でギッチリとキレます。

 苦酸系柑橘果実の果汁タップリのジュースという感じの、濃厚フレッシュ酒でした。
 いわゆる「スッキリ系にごり酒」ですね、辛口というよりは苦酸味でガッチリ引き締まっているタイプ。
 うーむ、確実に需要はあると思いますが、裏ラベルで「自然な甘み」を押しているわりには甘味が物足りない…、今回私が求めるラインからは外れてしまいましたね。
 栄光冨士も結構スペックごとの味わいの差が激しいなあと感じた一本でした。

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名称:栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:16.8%
日本酒度:+1
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,388円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年04月01日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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