井の頭 純米吟醸

本日の家飲み 井の頭 純米吟醸

20160622125556004.jpg

 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログ一押し銘柄の一つ。

 この「井の頭」は、私が大長野酒まつりでの試飲で惚れ込んだ銘柄であり、寿喜心と共に「もっと評価されるべき銘柄」の筆頭と考えている銘柄です。
 ブログ以外でも居酒屋さんをはじめいろいろなところで旨い旨い騒いでいたのですが、実際に飲んだ方の評判もやはり良いようですよ。
 東京でも、新橋の「信州おさけ村」さんの他、吉祥寺の「大阪屋酒店」、練馬区春日町の「うえも商店」という厳選銘柄を扱う地酒屋さんが取扱いを始めており、私としては嬉しい限り。
 実際数十銘柄試飲して「これだ!」と思うって相当ですからね…、そういう銘柄が評価されてくるのはちょっと誇らしい気分です。

 今回いただくのは以前にもいただいたことがある純米吟醸スペック。
 普通に常温棚に置いてある、私が滅多に買わない要冷蔵でないお酒です。
 実は今回花見会場に持ち込んで文字通りの「外飲み」を行ったものであるため、写真が見にくいことをご了承ください(タイムラグがバレますね…)。


 上立ち香は杏とかそういう感じの落ち着いた果実香がそこそこに。
 含むと、かなりの熟感をまとった、しかし甘味をしっかりと残した旨味が自然に入ってきて、最後まで落ち着きを保ちつつゆーっくりと染み入ってきます。
 味わいは火入れらしくガスや酸が抑えられた砂糖水的とも言える甘味が主役なのですが、そこに熟感が絡みつくことでやはりレーズン的な趣も感じますね、ただ臭さやクセは皆無。
 後味は少々のほろ苦さを口中に残す形でキレます。

 落ち着きと熟感のある、しっかりとした旨味をじっくりと楽しめるお酒でした。
 常温棚の火入れ酒をこれだけ素直に楽しめるのって、私にとっては奇跡的なんですよね…。
 これはやはり古臭い火入れ香がなく、しっかりと甘旨味が残っていることが原因なのでしょう。
 井の頭、引き続き注目していきたいと思います。

20160622125609317.jpg

名称:井の頭 純米吟醸
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):約1,500円(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:信州おさけ村
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月30日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

外飲み雑記 「小路まち(旧:麹町市場)」(飯田橋)

 以前よりこのブログでも紹介している「麹町市場」さんは、私がさんざんお世話になっていた居酒屋であり、最もお気に入りの場所の一つでした。
 しかし、今年の1月ごろビルの建て替えに伴い一時閉店、しかも3月再開予定のところがかなり延期となっていて、私の首も伸びまくっていました。
 が、ついに先日、「小路まち(こうじまち)」と名前を変えて飯田橋にオープンしたとのことで、早速お邪魔した次第です。(移転前最終日にも行っていたので、本当は初日に行きたかったのですが、速攻で満席でした…)

20160615125354961.jpg  20160615125428294.jpg

 場所は飯田橋の大交差点のすぐ近く、その名の通り裏道にちょっと入ったところです。
 詳しくはさしあたりお店のFacebookページをご参照ください。
 (ちなみに、私は以前の職場がここ付近で、同じビルのイタリア料理屋には良く行っていました、面白い縁があるものです。)

20160615125529332.jpg  20160615125454495.jpg

 早速冷蔵庫を見せていただきました(掲載許可済)。
 その時点では大体前の店から持ってきた物だったらしいのですが、いやあ相変わらず垂涎のラインナップです。

 今回は会社の同僚を引き連れ、コースで楽しませていただきました。
 以下、いただいたお酒を一言コメントつきでつらつらとご紹介します。
 
20160615125545212.jpg  20160615125559127.jpg
 発泡系でスタート。

20160615125642047.jpg
 お店のスタートということで「元旦しぼり」があるのがポイントとのこと。

20160615125703163.jpg
 花陽浴をお願いしたらえらいことに。

20160616151310993.jpg
 マニアックな風の森飲み比べ。

 20160616151322778.jpg
 お約束。

20160616151339402.jpg 20160616151404111.jpg
 お約束その2…というには豪華すぎでしょう、ちなみに右は1年熟成&2年熟成。

 20160616151415683.jpg
 酒未来飲み比べ。

 20160616151427321.jpg 20160616151449104.jpg
 鍋島の、山田錦の父母飲み比べ。私はこれ出てるの知りませんでした。

 20160616151458880.jpg 20160616151531926.jpg
 変わり種2種飲み比べ「激酸っぱvs甘々」、さらに極め付け個性酒。

20160616151508684.jpg 20160616151541098.jpg
 ここらへん記憶が…、勿体ないオバケに襲われそう。
 
 というわけで、今回も極めて充実した時間を過ごすことができました。
 ここではあまり取り上げませんが料理のクオリティも相変わらずハイレベルで、コスパの観点では上限振り切っているようなお店だと思いますね。

 「麹町市場」から名前と場所をちょっとだけ変え、新しいスタートを切った「小路まち」。
 これからもお世話になろうと思います!

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月28日 外飲み記録 トラックバック:0 コメント:2

咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 

本日の家飲み 咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 

20160602013852835.jpg  20160620132000056.jpg

 群馬県吾妻郡中之条町のお酒です。
 前回に続いての紹介ですね。

 このお酒、自分としては銘柄名に惹かれたという部分も結構大きいです、「コノハナサクヤヒメ」が大元のネタでしょうか。
 (オタ的には「さくや」だと某メイド長、「咲耶」だと某12人の妹のお色気担当をまず思い出しますね)
 さらに、醸しているのは「貴娘酒造」、通常銘柄はそのまま「貴娘(きむすめ)」だそうです。
 うーむ、若干違う漢字が浮かんでしまいますねえ…(おっさん並感)、ちなみに酒造組合ホームページによると、「明治の中頃・女の子の誕生を祝い「誰からも愛され貴ばれる子に育ってほしい」との願いをこめ銘名した。」とのこと。
 ちなみに単に萌えっぽいから惹かれたのではございません、男酒より女酒の方が好きな自分としては、こういうイメージも実はかなり当てになるわけです。

 スペック的には、前回同様の美山錦利用で、精米歩合はちょっとだけ(3%)増えた58%、この微妙な違いにこだわりがあるんでしょうか。
 また今回は「原酒」の表示がありますね、度数はこれまたほとんど変わらないのですが、前回は加水していたのでしょうか…詳細は謎です。

20160602013839934.jpg

 上立ち香は個性的な、濃厚な果実系の香りがそこそこに。
 含むと、インパクトのある甘旨味がググっと入ってきて、少々のガス感と柔らかな酸苦味で輪郭を整えつつ、力強く染みこんできます。
 味わいは、洋梨?っぽい甘酸にほろ苦さが絡みつく複雑かつ個性的なもので、ガスのキレと相まって濃厚ながら飲み飽きない旨味の世界を創り出しています。
 後味は、苦酸が仕事をしつつ、仄かな苦味を舌先に残してキレていきます。

 心地よい甘さ、芳醇さ、複雑さ、個性、キレ、その他諸々の要素がしっかり詰まっていながらしっかりバランスが取れている、出色の芳醇フレッシュ酒でした。
 いやーこれは旨いっす!惚れ込むレベルですね、私の日本酒ブログ読解力は確かでした。
 今回2本いただき、自分の中では完全にお気に入り銘柄になりました、これだけ「いいの見つけた!」とはっきり確信したのは寿喜心以来かも。
 問題は入手経路なので、咲耶美には是非首都圏にどんどん売り込んで欲しいと切に願います。

20160606090227442.jpg

名称:咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒
精米歩合:58%
酒米:美山錦
アルコール度:17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月27日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

咲耶美 純米吟醸 生原酒 直汲み 荒ばしり

本日の家飲み 咲耶美(さくやび) 純米吟醸 生原酒 直汲み 荒ばしり

20160602013222141.jpg  20160602013234807.jpg

 群馬県吾妻郡中之条町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 さて、ついに今回通販したメインの理由である、どうしても一度飲んでみたかった銘柄の紹介となりました。
 気になっていた理由は、実は少々前にギャザリーに記載しています
 私は日本酒ブログ管理者であると同時に日本酒ブログマニア(笑)でもあるので、界隈で評価が高いとどうしても飲みたくなってしまうんですよね…
 このお酒については、近場では全く取扱い店が見つからず、ググってようやく見つかった仲沢酒店さんへの通販に踏み切った次第です。
 
 ラベルは薄いピンク&濃いピンクという、銘柄名と合ったとても女性っぽいデザイン。
 スペック的には美山錦利用というのがポイントでしょうか、群馬県であえて美山錦をセレクトするところに、個人的にはこだわりを感じますね。
 あとは「直汲み 荒ばしり」ということで、ガス感にも期待。

20160602013246225.jpg

 上立ち香はリンゴ的なスタンダードでフレッシュな吟醸香がそこそこに。
 含むと、これまたフレッシュでクセのない旨甘味が、強めのガス感を伴い、シュワシュワと喉奥に流れ込んできます。
 味わいはやはりド直球の新酒生酒といった趣で、青リンゴ的なフレッシュな甘旨味が主役、青さも感じますがキツくはなく、雑味も皆無で完成度が高い感じ。
 後味は裏方に徹した苦味とガスが引き取ってスッキリとキレます。

 直球勝負で今風の、フレッシュフルーティーかつ全くクセや偏りのない、どんどん飲める芳醇甘旨酒でした。
 なんだかんだで、こういうお酒は青さが目立ってしまったり、甘さでダレたりすることも多いのですが、このお酒は見事な完成度です。
 存在感がありながら、「たおやかさ」も感じるような、名前通りのお酒だったと思います。
 実は今回もう一本咲耶美を購入したので、次回はそちらをご紹介します。

 ちなみに二日目以降はガスが抜けてきて、また違った味わいの世界です。
 ただ、ダレ感は無く、風の森がごとく、一本で二度美味しい感じですね、これも素晴らしい。

20160602013258346.jpg  20160602013308940.jpg

【参考】「日本酒感想日誌」さんの同スペックの感想
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1287.html

名称:咲耶美 純米吟醸 生原酒 直汲み 荒ばしり
精米歩合:55%
酒米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月25日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

宵の月 大吟醸 中取り生原酒

本日の家飲み 宵の月 大吟醸 中取り生原酒

20160602013531891.jpg  20160602013545166.jpg

 岩手県紫波郡紫波町(しわぐんしわちょう)のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 フィーリング購入第三弾です、が、会社名にもある「月の輪」という通常銘柄は結構有名かな。
 蔵元ホームページは、なかなか凝ったデザインで今風です、ツキノワグマをモチーフにしたキャラもかわいいですね。
 特徴的なのは米麹で造ったアイスクリームを売り出しているところです、直売店もある気合の入れよう。
 まあ実際、米麹はいろいろと使い道あるようですし、酒蔵がうまく商品展開するのは合理的なんでしょうね。

 さて、今回いただくのはアル添大吟醸の、中汲み生原酒ということで結構豪華な印象。
 ただ、精米歩合は50どまりなので、大体お値段相応という感じでしょうか。

20160602013559432.jpg

 上立ち香はキツくない態度に華やかなリンゴ系の吟醸香がそこそこに。
 含むと、やはり上品な印象の旨味がスルリと入ってきて、強めの苦味でキツ目に締め付けられながら、ググっと喉奥に流れ込んできます。
 旨味は典型的な青リンゴの甘旨味が主役、全体的に上品かつキリリとした印象がありますね、ただやはり香り系にありがちなクセのある苦味も感じます。
 後味は舌に若干のアルコール感を残しつつキレていきます。

 まさに大吟醸といった趣の、華やかかつ上品なフルーティー酒でした。
 全体的なまとまりもそうですが、後味のキレが特に見事ですね。
 ただ、やはり純米ばかり飲んでいるところにアル添酒を飲むと、大吟醸クラスであろうと若干の違和感のようなキツさは感じる気がします(思い込みかも知れませんが…)
 今度は「月の輪」もいただいてみたいと思いました。

20160602013610459.jpg

名称:宵の月 大吟醸 中取り生原酒
精米歩合:50%
使用米:吟ぎんが
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社月の輪酒造店
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月23日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

どぶろく 「黒どぶ」 

本日の家飲み どぶろく 「黒どぶ」 

20160602013439983.jpg  20160602013451877.jpg

 山形県飽海郡遊佐町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 前回の菊盛同様、通販で衝動的にセレクトしたお酒です。
 蔵元ホームページの会社概要を見ると、2006年創業ということで、業界中では極めて新しい会社だと思います。
 会社沿革での2006年「創業 地酒専門店の木川屋商店を息子に譲り、代表取締役を退任、ボケ防止の為にどぶろく製造を立ち上げる」との記載が、ストレート過ぎて笑ってしまいました…

 裏ラベルには結構詳細なスペック情報や、開け方、飲み方に関する記載があり、ユーザーフレンドリーな印象。
 酒造好適米出羽の里を70まで磨いた本格スペックですが、清酒の感覚では非常に割高でしょう。
 度数も低いし、どぶろくのイメージに反して、普段使いには厳しい高級品ですね。


 最初開けた時は全然吹き出しそうに無かったので、少し混ぜてから無造作に開栓したら、見事に爆発しました…
 いやあ油断大敵ですね…、みなさんもにごりの開栓はとくにお気を付けください。

 上立ち香は強く酸の立つアルコール混じりのお米の香りが強めに。
 含むと、強烈な酸味を伴った旨味がシュワシュワと入ってきて、ごろごろとしたお米を噛砕した時の旨味と共に、胃の方までなだれ込んできます。
 味わいは、うーむ私には全体的に酸っぱさが前面に感じれられてしまい、旨味が奥に引っ込んでしまっている印象です、食感はまさにドロドロ。
 後味はコメを残しつつ酸っぱ酸っぱで引き上げます。

 つぶつぶドロドロのお米の旨味を、酸味が強烈に締め上げる旨酸っぱ酒でした。
 なんとなく、どぶろくのイメージそのままの味わいのお酒だったと思います、これ酸度はどのくらいなんだろう…
 後、やっぱり高いなあ…、手間がかかるのかどぶろく系は高くなりがちですね(その点、以前いただいた「ふき」は良心的でしたが)。
 酸っぱいお酒が好きな方は一度試してみても良いかもしれません。

 二日目でガスが抜けてくると…、うーむ酸っぱい、私には酸っぱ過ぎる…
 ただ、揚げ物には合いますね、単独で飲むより濃い目の味の料理と一緒にいただくのがオススメ。

20160602013515958.jpg  20160602013504914.jpg

名称:どぶろく 「黒どぶ」 
精米歩合:70%
酒米:出羽の里
アルコール度:12%
日本酒度:-20
蔵元情報:酒田醗酵株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:7.6(値段も考慮に入れて)/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月21日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊盛 純米大吟醸 しぼりたて 生酒

本日の家飲み 菊盛 純米大吟醸 しぼりたて 生酒

20160602013333185.jpg  20160602013344719.jpg

 茨城県那珂市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め始めていただきます。

 こちらの銘柄はまったくのノーマークでした、今回はいわば未飲銘柄の衝動買いですね。
 ただ、一つ特徴的なのは裏ラベル記載の「吟奏の会オリジナル」というフレーズ。
 この吟奏の会というのは地酒流通に関する酒販店のグループのようですね、公式ホームページもありました
 「良い原酒は冷蔵管理で熟成。」というフレーズを掲げているところはなかなかに攻めている印象ですね、協賛蔵元に満寿泉が入っていることが説得力を増しています。

 ただ、今回いただくのはしぼりたての新酒で、原酒の記載もありません。
 スペック的には山田錦の50磨きという最近の定番。
 見た目的には、銘柄名を三色で書いているのが面白いですね、書きわけに何か意味はあるのでしょうか。

20160602013356017.jpg  20160602013408664.jpg

 上立ち香はフレッシュで若干甘さも感じる果実香がそこそこに。
 含むと、酸を伴ったフルーツの旨味が力強く入ってきて、若干のガス感と裏方の苦味で輪郭を整えつつ、最後までバランスを保ちながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは生のメロンとバナナミックスジュースがごとく、フレッシュかつ濃度の高い甘旨味が主役、うーむ、しぼりたてでこれだけ高純度な旨味は素敵ですね…
 後味は、そのガス感と苦味が引き取って、見事にキレます。

 「しぼりたて」のフレーズがドンピシャにハマる、ガス感をうまくつかってキレを出す、極めて今風かつまとまりのあるお酒でした。
 いやあこれは旨いっすね、私のストライクゾーンかつ完成度が高いです。
 ノーマークだっただけに嬉しいなあ、こういうのがあるとフィーリング買いも良いかなと思ってしまいますね。
 菊盛、なんとかまたいただいてみたいと思いました。(吟奏の会の他のお酒も)

20160602013420092.jpg

(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1249.html

名称:菊盛 純米大吟醸 しぼりたて 生酒
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+3
蔵元情報:木内酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月19日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

結人 純米吟醸 無濾過五百万石 壱回火入れ

本日の家飲み 結人(むすびと) 純米吟醸 無濾過五百万石 壱回火入れ

20160523084425486.jpg  20160523084437393.jpg

 群馬県前橋市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはたしかどこかであったような…

 この結人は結構早い段階で首都圏で知られるようになっていた銘柄という認識ですね、地元銘柄は桂川。
 で、情報を調べようとしてググったところ蔵元ホームページらしきところはあったのですが…、最終更新が10年前…
 これはダメですね、これなら削除したほうがよほどマシです、公開情報管理もまともにできないという恥をさらし続けているようなものかと。
 コンテンツは「甘口にコダワル」とか気になるものもあるんですけどね…、更新する人員がいないなら更新の必要が無いように、色々とやりかたもあるでしょうに…。
 本当、こういうところがお粗末な蔵元が多いことに、個人的には歯がゆさを感じてしまいます。
 
 今回いただくのは五百万石を55まで削った純米吟醸、本当は生が欲しかったのですが、在庫の関係で火入れです。
 ラベルの方はしっかり情報掲載されていますね、個人的には一回火入れと明記しているところが特に好印象。

20160523084448923.jpg

 上立ち香は洋梨?っぽい結構個性的な香りがそこそこに。
 含むと、やはり火入れっぽい熟感のある香りを伴う濃厚な旨味がググっと入ってきて、裏方にアルコール的刺激の辛さを感じさせつつ、引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よく熟した感じの果実の旨味が主役で、辛さとのバランスがしっかりと取れていることで、いくらでも飲めそうな飲み飽き無さがあります。
 後味は舌先に若干のピリピリ感を感じさせつつ、しっかりとキレます。

 甘さと辛さ・熟成感・濃度に中庸の魅力を感じさせる、意外に珍しいタイプのお酒でした。
 味わいに文句はないと思うので、あとは情報発信をなんとかして欲しいところです
 ともあれ、結人、次は生をいただいてみたいと思いました。

20160523084500473.jpg

名称:結人 純米吟醸 無濾過五百万石 壱回火入れ
精米歩合:55%
酒米:五百万石
アルコール度:15~16%
日本酒度:+1
蔵元情報:柳澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,340円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 結人 純米吟醸

2016年06月17日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大観 純米吟醸 無ろ過生原酒 雄町

本日の家飲み 大観 純米吟醸 無ろ過生原酒 雄町

20160523084511230.jpg  20160523084525176.jpg

 茨城県日立市のお酒です。
 ブログでの紹介は、ひたち錦山田錦に続いて3回目。

 大観は何度かいただいた印象から、かなり激しく気に入ったお酒です。
 で、今回雄町をセレクトしたのですが、ちょうど同スペック(ただ、多分火入れ)がIWC2016の茨城トロフィーを受賞していました
 セレクトは発表前なので、我ながらなかなかなセンスをしているなあと自画自賛してしまいましたね。
 ちなみに大観は鑑評会でも当然のように金賞をとったみたいで、現在かなりの勢いを感じます。

 スペックは雄町の50磨きの無濾過生原酒ということで、これで1500円ならかなり良心的でしょう。
 ラベルはシルバーにオレンジとかなり面白い配色ですね、味わいのイメージにつなげたのかどうなのかは不明です。

20160602013153973.jpg

 上立ち香はスッキリとしながら甘さも感じる果実香が気持ち強めに。
 含むと、フレッシュかつ濃厚な甘旨味がバランスよく入ってきて、ほどよい酸味と苦味で輪郭を整えつつ、最後まで自然に染みこんできます。
 味わいは、クセのない直球勝負のフレッシュ果実の旨味が主役で、甘味も強めながら主に酸でダレを防ぐ、典型的な今風の無濾過生原酒的なもの、しかし雑味の無さと全体のバランスで頭一つ抜けた完成度がありますね。
 後味は酸味と裏方の苦味で引き取ってしっかりとキレます。

 無濾過生原酒らしい今風のフレッシュな甘旨味を素直かつ高純度で楽しめる、思いっきり真っ向勝負で勝ちに来るお酒でした。
 やっぱり大観は間違いなく実力派銘柄ですね、広く知られればブレイクもありえるでしょう。
 私がギャザリーでまとめている、「もっと評価されるべき」銘柄に追加しておきます
 大観、今後はさらに注目度を上げていきたいと思いました。

20160602013207309.jpg

名称:大観 純米吟醸 無ろ過生原酒 雄町
精米歩合:50%
酒米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:+2
蔵元情報:森島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月15日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千代田蔵 特別純米生原酒 無濾過 直汲み

本日の家飲み 千代田蔵 特別純米生原酒 無濾過 直汲み

20160523084307471.jpg  20160523084321552.jpg

 兵庫県神戸市東灘区のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す太田酒造の本社は滋賀県草津市にあるのですが、会社として灘に蔵を持っていて、このお酒はそこで醸されたお酒ということのようです。
 会社紹介ページを見ると、「ワインから日本酒・焼酎まで手掛ける日本一小さな総合酒類メーカーです」とのこと。
 通常銘柄は江戸城の築城でしられる太田道灌由来の「道灌」ですね、草津・灘・江戸と色々な年に由来があるのが面白いと思います。

 今回いただくのはその蔵の名前を冠した限定品。
 大手酒造ってこういうネーミング良くしますよね、「白壁蔵」とか「嘉宝蔵」とか。
 工場製品的なイメージからの脱却と、いまだ強い灘ブランドの利用という面が強いと想像します。
 スペック的には、五百万石60磨きの無濾過生原酒、お値段含め最近のスタンダードスペックという印象。

20160523084337109.jpg

 上立ち香は若干熟感の混じる濃厚な吟醸香がそこそこに。
 含むと、やはり熟した感じで濃厚そのものの甘旨味がトロリと入ってきて、舌先に若干のアルコール的ピリピリを感じさせながら、ググっと入り込んできます。
 味わいは、完熟した感じのカラメル的な甘味が主役で酸味は抑えめ、苦味が裏方っぽくも存在感を発揮して、複雑でダレを防いでいますね。
 後味はその苦味と甘味が相殺してキレる感じ。

 極めて濃度の高いカラメル的甘味を、謎のバランス感で素直に楽しませてくれる完熟甘旨酒でした。
 これが五百万石の新酒直汲みとはとても思えないですね…、こういうお酒は自分の理解の範疇外としか言えないかも。
 ただ個人的には好きですこれ、個性と甘味とダレ無い感じが併存している時点で文句ない感じ。
 千代田蔵、道灌とともに今後注視していきたいと思いました。

20160523084409727.jpg

名称:千代田蔵 特別純米生原酒 無濾過 直汲み
精米歩合:60%
酒米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:太田酒造株式会社 千代田蔵
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月13日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

馥露しずく 純米吟醸 生酒

本日の家飲み 馥露しずく(ふくろしずく) 純米吟醸 生酒

20160602013621820.jpg  20160602013634177.jpg

 群馬県高崎市のお酒です。
 前回紹介した「大盃」と同じ蔵(牧野酒造)が醸しています。

 このお酒、特約店限定品にはよくあることですが、蔵元ホームページの製品紹介には影も形もありません。
 少し調べるに、そもそも大盃の限定品として「馥露酣(ふくろかん)」というお酒があり、さらにそれの袋吊りバージョンがこの馥露しずくらしいです、限定品の限定品ということで、数は相当限られているようです。
 こういう酒蔵の技術を注ぎ込んだ銘柄について蔵元自身がアピールしないのはどうなんだろうとも思うのですが、実際は入手ルートが限られる(少なくとも地元スーパーとかには置けない)のを考えると、全体の規模が大きいほど情報公開の仕方は難しいのでしょうね。
 ただ、特約店一覧は欲しいなあ…

 さて、裏ラベルにはマニア向けらしく、細かいスペックの記載がありました。
 使用米が書いていないのはちょっと残念ですね、あと値段はちょっとお高め。

20160602013647023.jpg

 上立ち香は青い果実と言った感じの吟醸香がそこそこに。
 含むと、口あたりの優しい濃厚な甘旨味がブワッと入ってきて、裏方に徹した苦味でしっかりと輪郭を整えつつ、じわじわと染みこんできます。
 味わいは洋梨的な、複雑さを感じさせつつ甘酸苦のバランスがしっかりと取れているもので、かつ袋吊りらしく雑味皆無で刺激抑えめ。
 それでいて後味は苦味酸が仕事をしてバッチリキレます。

 ふくろしずく、というネーミングに心の底から納得できる、バランスと芳醇さ、そして複雑さを見事に両立させた旨酒でした。
 袋吊り・中取り等と謳っているお酒は数ありますが、なかなかこのレベルの完成度のお酒には出会えません、もう少し安ければお気に入りだったと思います。
 牧野酒造のお酒は、また機会があればいただいてみたいですね。

20160602013700557.jpg

名称:馥露しずく 純米吟醸 生酒
精米歩合:50%
酒米:不明
アルコール度:16.7%
日本酒度:+5
蔵元情報:牧野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月11日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大盃 純米中汲み 生原酒 吾妻玉苗

本日の家飲み 大盃(おおさかずき) 純米中汲み 生原酒 吾妻玉苗

20160523084151435.jpg  20160523084205624.jpg

 群馬県高崎市のお酒です。
 随分と昔に、家飲みの経験はあり。

 今回、どうしても欲しい銘柄があり、初めて利用する「仲沢酒店」さんの通販でお酒を発注したのですが、送料無料につられてなんと四合瓶10本まとめ買いしてしまいました。
 そして冷蔵庫が大変なことに…、日本酒専用のがやっぱり欲しいですねえ。
 なお、お店の銘柄の品揃えは非常に充実しており、無理せず選べた、というかむしろ買いたいものを絞ったぐらいの感じでしたね。
 日本酒通販サイトとして、穴場といっては恐縮ですが、間違いなくオススメできるかと思います。

 さて、今回いただくのは、東京ではあまり見ませんが、しっかりと地産地消をしている印象の銘柄です。
 蔵元ホームページによると、創業は元禄三年(1690年)、群馬県最古の酒蔵とのこと。
 60磨きの中汲みという割と贅沢なスペックながら、純米を名乗るあたりなかなかニクいですね。

20160523084217554.jpg

 上立ち香は濃い感じのセメダインっぽい香りがそこそこに。
 含むと、いかにも生酒という雰囲気の極めて濃厚かつ青さのある旨味がググッと入ってきて、それらしい苦味としっかり拮抗しながら、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、甘味に青さが絡みつく典型的なメロン的旨味が主役ながら、濃度が極めて高くかつ荒さが抑えられて、飲み飽きない奥深さがあります。
 後味は苦味が引き取って力強く自然にキレます。

 青さを前向きに感じられる、濃厚フレッシュ甘旨酒でした。
 いろいろな味わいがせめぎあいつつ、やっぱり中汲みらしく荒さが抑えられているのが素敵です。
 実はもう1本同蔵のお酒をいただきましたので、次はそちらを紹介します。

 温度が上がると青さがむわっとする感じがありますね。
 これはしっかり冷やしていただくのがオススメ。

20160523084229255.jpg  20160523084241960.jpg

名称:大盃 純米中汲み 生原酒 吾妻玉苗
精米歩合:60%
酒米:玉苗
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:牧野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

タグ: 大盃 純米

2016年06月09日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜久酔 特別純米

本日の家飲み 喜久酔(きくよい) 特別純米

20160523084101276.jpg  20160523084114423.jpg

 静岡県藤枝市のお酒です。
 外飲みは数回ありますが、家飲みは初めて。

 茶色のボトル、クラシックなラベル、最低限のスペック情報と、華々しく飾り立て主張するお酒が並ぶ最近の地酒屋冷蔵庫の中で、いっそすがすがしいぐらいに「古臭い」たたずまいを保っていますね。
 個人的には今風のお酒が好みで、こういう見た目だと跨ぎがちなのですが、見落とせなかったのが「要冷蔵」という記載です、生ではないので恐らく一回火入れでしょうか。
 あまり短絡的には言えないのですが、やっぱり「要冷蔵」の表記はお酒セレクトの際にかなり重要だと思っています。
 結局、蔵元での保管、輸送、売り場、色々なところに負担を強いるということですからね、それを甘受してでも味わい・品質の保持を重視するということは、それ自体に意味があるのではないかと。
 同じレトロなラベルでも、スーパーや百貨店の常温棚に並ぶお酒(高級酒含む)とは明らかに別物ということを感じる次第です。

 完全に話がズレました、が、いかんせんスペックも不明部分が多く、ネタがなかったのでご勘弁ください…
 一旦気持ちをリセットして、いただきます。


 上立ち香はクセのない吟醸香がほんの薄っすらと。
 含むと、若干落ち着いた感じの濃厚な甘旨味がゆるやかにしっかりと入ってきて、徐々に出てくる渋みでキリリとしたまま染み入ってきます。
 味わいは、広がらずに凝縮されたような骨太の旨味が主役、ちょっと干したぶどうのような甘味があって、それがほどよい渋みと拮抗することで濃厚ながら飲み飽きない感じです。
 後味はその渋みが引き取って、見事なまでにバッチリキレます。

 とても落ち着いていながら、古臭さのない芳醇な甘旨味を、最後までストレートかつ程よく楽しめる、極めて完成度の高いお酒でした。
 いやあこれこそ貫禄を感じる味わいですね~、古くないと同時にキツさやクドさもなくて、兎に角洗練されてます。
 コスパも文句無しで、蔵の実力をビンビンに感じるお酒でした、これは万人にオススメ。
 喜久酔、おいおい他のスペックもいただいていきたいと思います。

20160523084129208.jpg  20160523084140328.jpg

名称:喜久酔(きくよい) 特別純米
精米歩合:60%
使用米:麹米:不明
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:青島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月07日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花陽浴 純米大吟醸 さけ武蔵 

本日の家飲み 花陽浴 純米大吟醸 さけ武蔵 

20160523083918287.jpg  20160523083936046.jpg

 埼玉県羽生市のお酒です。
 花陽浴はつい先日いただいたばかりですが、また買ってしまいました。
 どうしても新酒の時期に入手機会があると手が伸びてしまいますね。

 といいつつ、さけ武蔵を使用したものは、花陽浴新酒祭り限定品「アビノミクス」以来なので、約三年ぶりとなります。
 ちなみにこの新酒祭りなのですが、今期は参加人数の爆発的増加から「お客様の安全の確保が難しいと判断し」開催は見送られたみたいですね。
 私が行った時も既に相当な人口密度でしたが、そこからさらに人気が出てますからね、さもありなんといったかんじではあります。
 が、やはりちょっと寂しい気も…、ブログで推しまくっている身としては、若干のうしろめたさすら感じてしまいます。

 さて、今回いただくのは、ここ数期でラインナップに入ってきたと思われるさけ武蔵の48磨きバージョン。
 生もと時代には花陽浴のさけ武蔵に若干の苦手意識を持っていたため、少々不安もありますが…、できるだけ先入観を排していただこうと思います。

20160523083950195.jpg

 上立ち香は華やかかつ濃厚なトロピカル果実の香りが、かなり強めに。
 含むと、若干トロミを帯びた甘旨酸味が濃厚に入ってきて、そのなめらかさを保ちつつ、ブワッと口中に広がります。
 味わいはいつもの柑橘系果実の甘酸が主役なのですが、珍しく奥には苦味や塩味を感じ、独特の奥深さのある旨味の世界を形作っています。
 後味はやっぱり数値以上に高精白らしく、自然にキレていきます。

 HNB48らしい華やかで芳醇な甘旨味がありつつ、かなり特徴的な複雑さのある味わいの、超個性派濃厚芳醇酒でした。
 やっぱり花陽浴らしさは強烈に感じるのですが、いつもの直球フルーティーな味わいより、なんとも言えない複雑さのある味わいでした。
 花陽浴フリークの私としては、八反美山のほうが「らしく」て好きなのですが、それでは物足りない人にはこちらの方がより好みかも知れません。

20160523084007940.jpg  20160523084042055.jpg

名称:花陽浴 純米大吟醸 さけ武蔵 
精米歩合:48%
酒米:さけ武蔵
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月05日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

山形正宗 「まろら」 生酒

本日の家飲み 山形正宗 「まろら」 生酒

20160523083752445.jpg

20160523083833038.jpg  20160523083814020.jpg

 山形県天童市のお酒です、ブログでの紹介は3回目。
 前回いただいた雄町純吟袋吊り生は納得の美酒でした。
 
 今回いただくお酒は、ラベルのイメージ通り新しい試みがなされたものです、キーワードは「マロラクティック発酵」。
 これについては、NHK「クローズアップ現代」(2015年11月9日放映)で、結構つっこんだ紹介がなされていましたね。
 私としては、ギャザリーのまとめで軽く触れているので、「まろ何ちゃら発酵とは何ぞや?」という方も含め、是非ご一読願います。

 といいつつ、裏ラベルにも結構詳しい解説が載っていたります。
 スペック絡みではあまり記載がありませんが、度数14度というのは私の家飲みではかなり低い部類に入りますね。
 出羽燦々の60磨きですが、特定名称の記載は無いようです。


 上立ち香は未体験の、乳酸系の香りが仄かに。
 含むと、トロみを感じるほどに濃厚な甘旨味が、しかしなめらかな舌触りで入ってきて、徐々に出てくる柔らかな乳酸味で輪郭を整えつつじわじわと染みこんできます。
 味わいは、やはり乳酸感が強い独特の旨味が主役で、とにかくアルコールの刺激が皆無なところが特徴ですね、いくらでも飲めそうな危険も感じますが…
 後味は、その酸味で自然にキレていきます。

 「まろら」という言葉のイメージ通りの、最初から最後まで優しく旨味を味あわせてくれる、個性派旨甘酸酒でした。
 うーむ、裏ラベルにある「優しく柔らかな味わい」「よりまろやかな味わい」というフレーズが、見事なまでにフィットした感じのお酒でしたね、山廃に近いのですがより優しい感じ。
 新しく独自な試みをこのレベルまで高められることに、蔵の実力と研究に対する真摯な姿勢を感じることができました。
 山形正宗、今後もちょくちょくいただいていきたいなと思いました。

 開栓後しばらくすると、若干苦味がでてきたような…早めに飲みきったほうが良いかも。
 そして、燗を試す前に飲みきってしまいました…、せっかくの「温旨酸」なのに…

20160523083903886.jpg  20160523083844617.jpg

名称:山形正宗 「まろら」 生酒
精米歩合:60%
使用米:出羽燦々
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社水戸部酒造
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月03日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

荷札酒 (加茂錦) 純米大吟醸 生酒 「撫子」 

本日の家飲み 荷札酒 (加茂錦) 純米大吟醸 生酒 「撫子」 

20160426092803053.jpg  20160426092835206.jpg

 新潟県加茂市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 若干レトロな「荷札」を模したラベルに、スペック違いごとに「撫子」や「紅桔梗」などの花の名前を当てるこのブランドデザイン、まさに今風の新しい日本酒という感じですね。
 イメージ通り、20代の若き杜氏が醸しているそうで、「加茂錦」という通常銘柄から一新を図り、首都圏に売り込もうというストレートな意思が感じられます。
 実際、今季から突如いくつかの有力酒販店がいきなり取扱いを開始した印象が個人的にはありますね。
 たぶん蔵元の売り込み+サンプルの出来が良かったことで被るのでしょうけど、こういうことって結構多いような…、やはり酒販店間の闇の情報ネットワーク(笑)でもあるんでしょうか。

 スペック情報も荷札チックで、凝った記載になっています、タンクナンバーまであるのは珍しいですね。
 麹米山田錦、掛米五百万石、精米歩合50の生酒と、これまた今風のスタンダード純米大吟醸です。

20160426092856645.jpg

 上立ち香は華やかな吟醸香が気持ち強めに。
含むと、割とスタンダードな印象の甘旨味がスルリと入ってきて、尻上がりに出てくる苦味でキツ目に締め付けられながら、ググっと染みこんできます。
 味わいは、青リンゴ系のいかにも純米大吟醸といった感じの旨味が主役で、存在感を保ちつつ、ほどほどの透明感と上品さをしっかりと両立させている感じです。
 後味は苦味を若干残す感じでキレます。

 スタンダードな純米大吟醸の旨味を、生酒らしいインパクトでストレートに感じさせてくれるお酒でした。
 なんだかんだで、生酒で違和感の無いレベルに味わいを整えるのって大変そうな気がするんですよね、結構絶妙。
 ただ、今後激戦区で生き残るためには、なにかもう少し武器が欲しいとも思いました。
 加茂錦、今後の動向に注目したいと思います。

20160426092909040.jpg


名称:荷札酒 (加茂錦) 純米大吟醸 生酒 「撫子」 
精米歩合:50%
使用米:麹米:山田錦 掛米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:+2
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社
購入価格(税抜):1,479円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.2/9.0

拍手・コメント大歓迎。こちらも是非クリックお願いします!↓
このエントリーをはてなブックマークに追加  にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
 

2016年06月01日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

| 酔いどれオタクの日本酒感想記TOP |