吟田川 純米吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 吟田川(ちびたがわ) 純米吟醸 無濾過生原酒

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 新潟県上越市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 これまた難読銘柄ですね…、吟醸の吟でなぜ「ちび」なんだろう…、地名は難しいなあ。
 ただ、インパクトのある名前ではあると思います、今なら「おそ松さん」とコラボできたりして。
 お店でみかけるまで、「名前は聞いたことがある」というレベルの認識でしたが、酒屋さん作成のPOPに書かれた「このスペックを飲んで取引を決めました」という言葉に惹かれ、購入してみました。
 
 スペック的には55%の無濾過生原酒で、酒米は不明ですが、限定品としてはスタンダードな感じ。
 裏ラベルの紙質が悪く、ボロボロになってしまっていたのはマニア的に残念。
 
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 注ぐとかなり濁ってますね~、これはおりがらみと名乗れるレベルかと。

 上立ち香はフレッシュな果実っぽい香りが仄かに。
 含むと、甘酸っぱい感じの旨味が唾液線を刺激しながら入り込んできて、そのまま力強く染みこんできます。
 旨味は柑橘系果実の酸味を更に強めたような個性的なもので、そこに澱による程良い苦味が絡みつき、個性的ながら一種のまとまりを感じさせる味わいの世界を作り出します。
 後味はその酸味で酸っぱスッキリとキレ。

 非常に個性的な旨甘酸味が特徴の、オンリーワンおりがらみ酒でした。
 何気ににごりが味わいに柔らかさを加えている気がします、これはやはり澱をあえて残したっぽいですね。
 しかし、名前のイメージとはかなり違った今風のお酒だなあ…、ラベルとかをさらに思い切って変えた方が流行りそうな気がします。
 吟田川、今後注目していきたいと思いました。

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名称:吟田川 純米吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:17.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:代々菊醸造株式会社
購入価格(税抜):1,477円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2015年10月30日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鯵ヶ澤 純米吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 鯵ヶ澤(あじがさわ) 純米吟醸 無濾過生原酒

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 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは「尾崎酒造」さんが醸すお酒で、おそらく限定品、ネーミングは所在地から直球でつけていますね。
 ただ、ホームページを見るとこの「鯵ヶ澤」はなく、他に「安東水軍」を始め6銘柄もの記載がありました。
 確かに日本酒の味わいはスペックごとに違うので、ブランドを分けるのもわかるのですが…、ここまで細分化してしまうと定着し辛いように思えます。
 実際私は安東水軍という銘柄は聞いたことがあったのですが、この鯵ヶ澤とは全く結びつきませんでしたし。

 閑話休題、スペックは青森の酒米「華想い」を50まで削った生原酒。
 いかにも限定品!という感じで気合が入ったスペックであると感じますね、ラベルはちょっと地味ですが。

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 上立ち香は濃い目のフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、バランスがとれた透明感のある旨味がスルリと入ってきて、若干の苦味で輪郭を整えつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 旨味は青リンゴ的なフレッシュな甘味が主役で、程良い苦味と酸味と見事に調和して、しっかりとした味わいがありながらスイスイいってしまう飲み飽き無さがあります。
 後味は酸苦が裏方で仕事をして、見事にスッキリとキレます。

 無濾過生原酒ド直球の魅力がありながら、クイクイいってしまいそうな良い意味での軽さも兼ね備えた軽快芳醇酒でした。
 原酒であることや、度数を感じさせないこの飲みやすさは凄いですね…、ある意味とても危険なお酒です。
 これは完成度高い…、また知らない実力銘柄に出会ってしまいました。
 鯵ヶ澤、今後注目していきたいと思います。

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名称:鯵ヶ澤 純米吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
酒米:華想い
アルコール度:18%
日本酒度:+2.2
蔵元情報:尾崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1500円程度(レシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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2015年10月28日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

風が吹く 山廃純米吟醸生酒 緑ラベル

本日の家飲み 風が吹く 山廃純米吟醸生酒 緑ラベル

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 福島県大沼郡会津美里町のお酒です。
 家飲み外飲み共に何度かあり、ブログでの紹介は2回目ですね。

 個人的には、こちらを含む福島のお酒の最近の躍進ぶりには目覚ましいものがあると感じています。
 直近でも、「平成26酒造年度全国新酒鑑評会金賞受賞蔵数 日本一(三年連続)」、「仙台 日本酒サミット2015トップ3独占(一位は会津中将)」、「IWC2015チャンピオン・サケ輩出(会津ほまれ)」、「SAKE COMPETITION 2015純米大吟醸部門1位輩出(会津中将)」と、受賞実績の枚挙にいとまがありません。
 まだまだ残る風評被害を吹き飛ばす勢いという印象ですね、蔵元さんたちの努力には頭が下がる思いです。

 さて、今回いただくのは、会津産の五百万石を50まで削った山廃純米吟醸生。
 前回いただいた山廃純米生は私には少し辛すぎたので、もう少し華やかな味わいを期待してしまいます。

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 上立ち香はスッキリ、フレッシュな果実っぽい香りが仄かに。
 含むと、濃厚な甘酸の旨味が程よい軽さで入ってきて、時間差で出てくる苦味に引き締められながら喉奥に流れ込んできます。
 旨味は、いかにもフレッシュな果実といった甘酸味が主役、そして酸味が山廃らしく乳酸を感じさせるもので、さらに心地よい 苦味が加わることで味わいに奥深さが出ていますね。
 後味はその酸と苦味がキッチリ引き取って、スッキリとした印象を残して引き上げます。

 今風の山廃生酒らしい、果実風の甘旨酸味をストレートに感じられる、華やか旨酸酒でした。
 いやあ今回は見事なまでに自分の想定があたりましたね…、満足です。
 福島酒は本当、全体的なレベルがとんでもなく上がっているように感じます。
 風が吹く、今後も追っていこうと思いました。

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名称:風が吹く 山廃純米吟醸生酒 緑ラベル
精米歩合:50%
酒米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:合資会社白井酒造店
購入価格(税抜):1,450円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2015年10月26日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

華姫桜 無濾過純米吟醸原酒 雄町

本日の家飲み 華姫桜(はなひめさくら) 無濾過純米吟醸原酒 雄町

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 愛媛県新居浜市のお酒です。
 家飲みは初めて、外ではちょっとだけ飲んだことがあります(後述)。

 実はこちらのお酒、飲食店をはしごする形式の飲み歩きイベント「第2回 日本橋エリア 日本酒利き歩き」にて出会ったお酒です。
 こういうイベントの良いところは、やはりいろいろなお酒に出会えることですね、人が多くてなかなかゆっくりできないのが難点ではありますが…
 ちなみに私がこのイベントで特に印象に残ったお酒は、この「華姫桜」(あらばしり生)と「花の香」でした。

 今回いただくのは飲み比べて、一番好みだった雄町米利用のお酒です。
 ただ、残念ながら生酒は酒屋さんに在庫が無く、火入れのお酒(しかも要冷蔵でない)。
 7号酵母利用というのは割と珍しいですね、自分にとっては風の森の印象が強く、確固たる意志を持って使われる酵母という認識です。


 上立ち香は伝統的なお酒っぽいお米の香りがそこそこに。
 含むと、熟成感を感じさせる落ち着いたしかし濃厚な旨味が、強めの辛さを伴って力強く喉奥に流れ込んできます。
 旨味は火入れらしく甘味が裏方に回った、お米のコクをじっくりと感じさせるような伝統的な味わいで、辛さと拮抗して全体的には引き締まった印象。
 後味はいかにも辛口酒といった感じで、キリリとキレます。

 コクのある旨味に火入れ特有の香りが絡みつく、落ち着いた芳醇辛口酒でした。
 これはこれで完成しているとは思うのですが、やっぱり個人的には火入れ感(火入れ臭)がどうしても気になりますね…
 最近は火入れ酒でもそれを感じさせないよう調整されたお酒が多いので忘れていましたが、未だに私はこの感じ苦手です。(もちろん、火入れ熟成派を初め、気にならない人も多いのでしょうが…)
 華姫桜、次は絶対に生を飲もうと決意する今日このごろでした。

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名称:華姫桜 無濾過純米吟醸原酒 雄町
精米歩合:60%
酒米:雄町
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:近藤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:7.8/9.0

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2015年10月23日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

不老泉 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 滋賀渡船 25BY

本日の家飲み 不老泉 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 滋賀渡船 25BY

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 滋賀県高島市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、家飲みは確か初めて。

 日本酒の好みは様々に分かれますが、特に大きな傾向として「フレッシュ生酒派」or「じっくり火入れ熟成派」という大きな分類はあるように感じています。
 完全に寄るかはともかくとして、大体の日本酒飲みはどちらかに軸足は置いているのではないでしょうか(自分はもちろん前者)。
 そして今回いただく不老泉は後者の日本酒飲みに確固たる支持を受けている銘柄というイメージがありますね。
 「酵母無添加山廃」「木槽天秤絞り」という手間を厭わず造られたお酒を、大部分一年以上熟成させて出荷するそのスタイルには、コスト重視経営とは真逆の信念を感じます。
 (このあたりは蔵元さんの旧ホームページに結構詳しく載っています

 今回いただくのも一年以上蔵元熟成されたお酒です、但し生酒。
 裏ラベルにはびっしりとスペックの記載があるのが個人的には楽しいですね。
 また、もろみに酒米「渡船」を使っているのは珍しいでしょう、私としては「渡舟」以来の出会いです

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 上立ち香はほんのり熟感と甘さを感じる香りが控えめに。
 含むと、かなり強烈な甘酸っぱい旨味が、思ったよりは控えめな熟感を伴ってドドドっと流れ込んできます。
 旨味はいかにも山廃らしい甘酸旨味を極限まで煮詰めたような超濃厚かつ個性的なもの、しかし後ろ向きな老ねのクセや臭さなどは感じません。
 後味はその酸味が唾液線を刺激しつつ、若干酸っぱさを舌先に残して引き上げます。

 山廃の酸味を伴う旨味が、熟成により個性的にしかし素直に濃縮された、超芳醇酒でした。
 個人的には、山廃の熟成酒は結構クセが強くて難しいお酒という印象があるのですが、こちらはストレートに楽しめました。
 やっぱり、生酒というのも大きい気がしますね…、生熟成はもっと確立されてよいジャンルのお酒だと思います。
 不老泉、評判に違わぬ実力を感じる蔵として、今後も注目していきたいですね。

 開栓後、数日経ってからのほうが印象が丸くなる気がします。
 また、その状態で燗をつけると、開栓直後の酸っぱさがかなり引っ込んで、野太い旨味をストレートに感じられるようになりました。
 いやあこれは、色々な変化を楽しむべきお酒でしょうね、外飲みでも映えそう。

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名称:不老泉 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 滋賀渡船 25BY
精米歩合:55%
酒米:酒母が山田錦(6%) もろみが渡船6号(94%)
アルコール度:17~18%
日本酒度:+5
蔵元情報:上原酒造株式会社
購入価格(税抜):約1600円(レシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.3(燗上がり、変化を考慮に入れて)/9.0

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2015年10月21日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

五凛 純米生酒

本日の家飲み 五凛(ごりん) 純米生酒

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 石川県白山市のお酒です。
 実は、この蔵のお酒は家飲み、外飲み含めて初めていただくかも…。

 こちらの「五凛」は、地酒の雄の一つ「天狗舞」を醸す車多酒造の別ブランドです。
 商品コンセプトについては、公式ホームページに記載があります、ポイントは「味わいの3大コンセプト <ぐびぐびのめる><うまい><のみあきしない> 」という部分でしょうか。
 天狗舞といえば菊姫と並んで「どっしり山廃」というイメージがどうしても先行するため、飲みやすさを重視したお酒について、別ブランドを設定したものと想像します。

 スペックとしては山田錦の60磨き、その割には良心的な価格に思えます。
 また、「生酒」というのがやはり個人的にはポイントですね、経験則上、伝統ある蔵の出す生酒は、ちゃんと生で出す意義があるように味わいを整えている印象があります。
 (火入れだと逆に、昔ながらの味わいに(私にとっては)古臭さを感じてしまうことが多いのです)


 上立ち香はスッキリしたものが仄かに。
 含むと、クセのない柔らかな甘味がフワッと広がったかと思うと、直ぐに酸味と辛さがやってきてキリリとした味わいの世界が取って代わります。
 旨味はマスカット系の芳醇果実といった趣なのですが、時間差で出てくる酸辛も非常に力強く、かつ雑味が皆無であるため全体的な印象は芳醇辛口という趣き。
 後味は辛口で見事にキレ上げます。

 優しい米の甘味と、キリリと引き締まった辛さを見事に両立させた、お手本のような芳醇旨辛酒でした。
 実際物凄い完成度だと思うのですが、私にはちょっと後味が辛すぎるかも…、それぐらい切れ味鋭い味わいです。
 ただ、全体のバランスと、生酒的なふくよかさのおかげで、好みからはあまりはずれません、これは本当に万人向けでしょう。
 やっぱり実績ある蔵が造るお酒には、流行に流されない矜持のようなものを感じますね(先入観バリバリですが)。
 五凛、天狗舞ともども、今後も動向を注目したいと思います。

(参考)「呑みあゆみ」さんの同スペックの感想
http://uchikensanba.blog.fc2.com/blog-entry-837.html

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名称:五凛(ごりん) 純米生酒
精米歩合:60%
酒米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社車多酒造
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 五凛 純米

2015年10月19日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY

本日の家飲み 風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 ギャザリーにも単発記事をまとめている、私の最お気に入り銘柄。

 個人的な印象として、風の森を扱う酒屋さん(特約店)は、どこも個性派というか、知識とこだわりが強いように思えます。
 さらに、面白い傾向として、「熟成・燗に向く銘柄」が充実している点があるのではないかと。
 特に「伊勢元酒店」さんと、「登酒店」さんは分かり易いですね、2店とも扱っている銘柄に奥播磨・克正・小左衛門があり、他にも伊勢元さんは不老泉、登酒店さんは秋鹿・竹鶴などなど、いわゆる「そっち系」銘柄が目白押しです。
 私としてはこの傾向は偶然では無く、皆さんが風の森の「熟成・燗適正」をばっちり把握した上での必然なのだろうと感じています。
 風の森に対して、単に「フレッシュ&フルーティー」という印象だけを持っている方は、一度特約店の店長さんに話を聞いてみると、その分かり易さの裏にある、この銘柄の奥深さを教えてもらえるかもしれません(私がそうでした)。

 さて、今回いただくのはレギュラーシリーズのしぼり華を、なんと蔵内で4年間氷温熟成させたという限定品です。
 パッと見普通っぽいラベルなのですが、裏にしれっと「2010BY」の文字が。
 うのかわ酒店さんのネットショップで見かけて、思わず即決購入してしまいました、お値段も特に高くないのはありがたいところ。

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 上立ち香は甘さとガスとセメダインと少々の熟香が交じり合った複雑なものがそこそこに。
 含むと、極めて濃く複雑な印象の甘旨味がほんの少々のガス感と共に力強く入ってきて、強めのほろ苦さで締め付けられながらじんわりと染みこんできます。
 旨味はいつもの風の森らしい果実の甘味に、クセが抑えられた熟感と苦味を乗せた感じですね、
 後味はその苦味を口にほんのり残しつつ、ゆっくりと引き上げます。

 いつものしぼり華から青臭さが抑えられ、代わりに苦みと熟感で味わいに複雑さが感じられるようになったお酒でした。
 最初は苦味が強めかな…と思ったのですが、飲み進めると普通のキヌヒカリより印象が良くなってきたような…これは奥深い。
 これこそ開栓直後はちょっと固いような…、一升瓶なので変化と燗も楽しみたいと思います。
 風の森の熟成適正に確信を持てるような一本でした。

 燗を付けると、うーんやはりセメダインが強まり、甘さと辛さも負けじと強まりますね。
 逆に開栓後数日間置いておくと、甘さと辛さと苦味が良い感じでまとまります。
 本当はもっと変化を記録するつもりだったのですが、グビグビやってたらいつの間にか無くなってしまいました…

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名称:風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 しぼり華 無濾過無加水生酒 2010BY
精米歩合:45%
酒米:キヌヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/1,800ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2015年10月17日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:1

土佐三原 どぶろく 「ふき」

本日の家飲み 土佐三原 どぶろく 「ふき」 

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 高知県幡多郡三原村のお酒です。
 家飲み、外飲み含め、当然初めていただきます。

 こちらは日本酒(清酒)ではなく「どぶろく」になります、実際の銘柄名は写真の通りで、2文字目は「七」が三つの「喜」の異体字です(私にとってはすきごころの「き」ですね)。
 前の会社でお世話になった方から、お遍路土産ということでいただきました、日本酒マニアの私にとって、定跡から少し外した素敵なセレクトと感動…。
 さて、「どぶろく」というお酒の定義・位置づけはwikipediaに詳しく載っています(「どぶろく裁判」なんかは私のような法学部卒には懐かしい話かも)。
 そちらに記載があるとおり、現行法では各地の伝統に基づく「どぶろく特区」での生産・販売について特別な扱いがあるようです、今回のお酒も特区産ですね。

 このお酒を醸すのは「農家食堂・民宿 風車」さん(こちらに商品紹介ページがありました)。
 原材料は「米・米麹」ということで、いわば「純米」、糖添で甘くしたようなお酒と一線を画す本格派です。
 アルコール度は14~15度で、イメージより高め、手書きで数値が書き込まれたラベルが微笑ましいですね。
 ちなみに穴開き栓でした。


 上立ち香はやはり炭酸混じりのお米の香りがそこそこに。
 含むと、意外にガス感は控えめで、バランスの良い甘酸っぱい旨味が素直に入ってきて、そのまま喉奥に流れ込んできます。
 旨味はやはり残った米の感触がググっと来る独特なもので、甘酸が主役なのですが米の旨味も濃厚に感じて、苦味渋味はほぼ皆無。
 後味は酸味を少々残しつつ、しっかりと引き上げます。

 「どぶろく」という言葉で想像されるワイルドさよりも、むしろ丁寧に造られたことを感じさせる、本格的濁り酒でした。
 やっぱり特徴はお米の旨味ですね、最後らへんはほぼ米粒を「食べる」感じになり、それがまた面白い。
 というか、実際このレベルならしっかり濾しても勝負できるんじゃないかなあ…、と思ってしまうほどのレベルでした。
 う~む、どぶろく特区の本格派どぶろくには、今後目を向けても良いかもしれません。

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名称:土佐三原 どぶろく 「ふき」
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:14~15%
日本酒度:-
蔵元情報:農家食堂・民宿 風車
購入価格(税抜):もらいもの
お気に入り度:もらいもの&比較不能

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タグ: ふき どぶろく

2015年10月15日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千曲錦 純米大吟醸生原酒 全量山田錦50%磨き

本日の家飲み 千曲錦(ちくまにしき) 純米大吟醸生原酒 全量山田錦50%磨き

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 長野県佐久市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みは昔あったかも…。

 このお酒、「信州おさけ村」さんの冷蔵庫に並んでいるのをみて、衝動買いしました。
 セレクトの理由は、ズバリ「値段」です。
 全量山田錦の50磨きとは最近よく聞くフレーズですが、このお酒はさらに加水無しの「原酒」で、なんと税抜1400円を切ります!
 私が酒屋なら、このお酒のキャッチフレーズは「獺祭を超えるコストパフォーマンス!」で決まりですね、もちろんそんな単純に比較はできないでしょうが、煽りとしてはこれしかないかと。

 裏ラベルの記載では、なぜか日本酒度と酸度がやけに振れ幅が大きいのが気になりますね、タンクごとに違うとか?
 ちなみに千曲錦はこの蔵元さんの通常銘柄ですが、首都圏では限定ブランドの「帰山」の方が知られているかも。

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 上立ち香は若干華やかな印象の吟醸香が気持ち強めに。
 含むと、意外にも落ち着いた印象の旨味がスルりと入ってきて、いかにもな香り系吟醸の含み香を伴って広がります。
 旨味は良くも悪くも典型的な、リンゴ系の甘酸が主役、かつ少々キツ目の苦味もありつつ、全体としては華やかな印象の残る味わい。
 後味は若干の苦味を残しつつ引き上げます。

 非常にストレートに山田錦50の魅力を感じさせてくれる、驚きのコスパ酒でした。
 色々と調べてみると、やはりこれは結構な限定品みたいですね、こんな値段設定ばかりではさすがにつぶれてしまうでしょう。
 とはいえやっぱり凄いことは凄い、長野酒の懐の深さを感じさせてくれるような一本です。
 千曲錦、今度は同蔵の帰山も飲んでみたいですね。

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名称:千曲錦 純米大吟醸生原酒 全量山田錦50%磨き
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:+0~3
蔵元情報:千曲錦酒造株式会社
購入価格(税抜):約1300円(痛恨のレシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.2(値段も考慮に入れて)/9.0

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2015年10月13日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

【ギャザリー】やっぱり大好評!「SAKE COMPETITION 2015」上位入賞酒感想まとめ

 久しぶりに、「ギャザリー」の記事を更新しました、これで13本目。
 今回のタイトルは以下の通りです。

 やっぱり大好評!「SAKE COMPETITION 2015」上位入賞酒感想まとめ

 まあ昨年も同じ感じでまとめているので今年も。
 昨年は色々と面白い結果だったのですが、今年の結果はなんとういうか、このコンペの問題点が露骨に現れてしまったように、個人的には思っています。
 非常に偉そうな書き方になってしまうのですが、まあこれはワガママな一消費者(マニア)を代言した感じということで…

 当ブログ読者の皆様におかれましては、毎度恐縮ですが是非ご一読のほど、よろしくお願い申し上げます。




 実際このコンペがどんどんメディア露出を強め、「日本一美味しい日本酒」やら「日本酒の頂点」やらの煽り文句で紹介されている以上、公平なレギュレーション設定は必須だと思うのですよね。
 ただでさえ、結局は1酒販店の宣伝イベントみたいに思っているマニアは多いみたいですし…、私はそこまでは思わないのですが、今回の結果をみるとちょっと…。
 特に純米部門の大賞は、かなりの限定品、かつ高価格高精白であり、最も消費者に手に入り安いはずの部門のトップとして、はたして相応しいのかという疑問は拭えません(ちなみに、コンペ後のイベントでこのお酒飲んだのですが、非常に旨かったです)。
 そして、このコンペを取り扱っているネットメディアが、そういう部分に全く触れていないことにも忸怩たる思いを抱えてしまいます(まあ当たり前といえば当たり前ですけど)。
 
 人のふんどしで相撲を取るまとめ記事として、あちらでは抑えたことをさらに書き連ねてしまいました。
 まあ、ああいうタイトルで注目を集めようとしておいて、ここでグチグチ書くのも姑息だとは思うのですが…
 でも、公式だけでない色々な意見が出てきてこそのネットということで、一つの考えとして表しておこうと思います。
 繰り返しになりますが、是非ご一読のほど、よろしくお願い申し上げます。

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タグ: ギャザリー

2015年10月12日 ギャザリーの記事 トラックバック:0 コメント:0

猩々 「後鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 五百万石

本日の家飲み 猩々(しょうじょう) 「後鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 五百万石

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 奈良県吉野町のお酒です。
 ブログ開設前に、一度だけ家飲み経験あり。

 タイトルからちょっとわかりにくいですが、「猩々」が銘柄名で、「後鬼」は各スペックに付いてる愛称なようなものみたいです(他に「前鬼」とか「善童鬼」があって、その上に「小角」があります)。
 猩々の由来については、蔵元ホームページに記載があります、大元は中国の古典に記された想像上の動物で、その後日本では能や謡曲にも登場しているとか。
 「後鬼」については、裏ラベルに解説があります、まあ役小角の使い魔的存在ですね(メガテンファンなら真Ⅰを思い出すことでしょう)。
 このあたりのネーミング、やはり「奈良らしさ」を感じてしまいます、個人的には大好き。

 スペック的には五百万石50削りの無濾過生原酒、お値段はちょっとお高めかな…。
 なぜか肩ラベルに「無濾過生原酒」、封するラベルに「無濾過無加水」と、やけに強調していますね(というか被っている気が…)。

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 上立ち香は甘く濃厚な吟醸香が強めに。
 含むと、濃厚な果実系の甘旨味が力強く入ってきて、徐々に出てくる苦味に引き締められつつ広がっていきます。
 旨味は、純米大吟醸無濾過生原酒として典型的な感じのメロンっぽい甘味が主役、しかし苦味も典型的な印象で結構強めですね。
 後味はその苦味を少々残して引き上げていきます。

 純米大吟醸ながら骨太な甘旨味をストレートに味わえる、奈良酒らしい重量級甘旨酒でした。
 逆に言うと、精米歩合の割には少々うるさい気も…、もう一歩洗練されると化けそうな感触。
 私はこれ系のお酒が好きなだけに大量に飲んでいるので、どうしても相対的に浮くものを求めてしまいますね。
 猩々、今後の一層の向上に期待したいと思います。

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名称:猩々 「後鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 五百万石
精米歩合:50%
酒米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:北村酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
お気に入り度:8.1/9.0

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2015年10月10日 奈良の日本酒 トラックバック:1 コメント:3

かたふね 特別本醸造

本日の家飲み かたふね 特別本醸造

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 新潟県上越市のお酒です。
 家飲み、外飲み含めて初めていただきます。

 肩掛けの札に誇らしく記載されている通り、このお酒はインターナショナルワインチャレンジ(IWC)2015の本醸造部門でトップを獲ったお酒です。
 原則純米派の自分は、積極的に本醸造は飲まない(ブログでも過去黎明・朝日鷹の2本のみ紹介)のですが、流石に気になって買ってきた次第。
 ちなみに、御徒町のスーパー「吉池」での購入です、こういう首都圏であまり見ない越後酒を置いてあるところはさすがですね。
 また、このお酒も公式ホームページに販売店一覧があるのが素晴らしい!

 スペック的には、精米歩合は吟醸並の60。
 しかし、お値段は本醸造らしく1200円を切ります、ブログで紹介しているお酒の中では相当お安いクラスですね。

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 上立ち香は落ち着いた果実感のある香りがそこそこに。
 含むと、ちょい熟感のある旨味が力強く入ってきて、アルコール感の辛さと拮抗しつつも優勢を保ったまま、染みこんできます。
 旨味は伝統的なお酒の米の旨味っぽいのですが、裏側に果実っぽい甘酸味があるためか古臭さは感じず、驚くことに雑味は皆無。
 後味はやはりアルコールの辛さを少々残しつつキレます。

 伝統的な晩酌酒らしさを残しつつ、本醸造っぽいクセやキツさを芳醇な旨味でしっかり覆った、圧巻のコスパ酒でした。
 うーん、これだけ自分が苦手な要素がありながら、最後には納得してしまう完成度、これには脱帽です。
 IWCトロフィーはやはり伊達ではないですね、少なくとも他の銘柄に紛れない確かな個性とまとまりがあります。
 かたふね、次は是非純米も頂いてみたいと思いました。

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名称:かたふね 特別本醸造
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社竹田酒造店
購入価格(税抜):1,130円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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2015年10月08日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

積善 純米吟醸 無ろ過生原酒 愛山

本日の家飲み 積善(せきぜん) 純米吟醸 無ろ過生原酒 愛山

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 長野県長野市のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目。

 積善は、私が大長野酒祭りで出会って以来注目している銘柄で、花酵母を積極的に利用していることが特徴です。
 前回の記事で私は、花酵母の雄である「東の来福、西の天吹」に迫る実力を感じている旨を書きましたが、今年、それを裏付けるような出来事がありました。
 それは、積善が「酒米は愛山」「酵母は花酵母(オシロイバナ)」というスペックのお酒で、平成27年度の新酒鑑評会で金賞を受賞したということです。
 多くの蔵がしのぎを削る鑑評会で、いわゆる定番ではないスペックで金賞を獲ったということは、やはりその技術の高さの証左であろうと思います。
 (ちなみに天吹・来福は既に花酵母で受賞歴があるそうです、さすがの一言ですね。)

 今回いただくのは、その金賞受賞酒と同じく、「愛山」を使ったお酒です(酵母はヒマワリなので違いますが)。
 精米歩合50の原酒で、愛山の高価さを考えれば2000円オーバーでもおかしくないスペックですが、実際は1700円程度で相当割安だと思います。

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 上立ち香は濃厚で少々セメダイン混じりの、甘さのあるアルコール香が控えめに。
 含むと、極めて濃厚かつ個性的な甘旨味が、不思議な事に辛さを最初から伴って、引き締まった印象のまま力強く飛び込んできます。
 旨味は蜜たっぷりの果実といった趣のストレートな甘味が中心、しかし脇役としてキツくない苦味や辛さなどが仕事をすることで、何とも複雑な味わいの世界を創りあげています。
 後味は、しっかり辛さが出てきて力強くキレます。

 複雑な甘味を、個性的な辛さでしっかりと引き締める、お値段以上の純米大吟醸でした。
 最近ようやく「愛山らしさ」という味わいがわかってきた気がするのですが、このお酒にはまさにそういう愛山らしい甘味があると思います。
 その甘味と積善らしいキレが見事にマッチしていて、一つの完成された味わいの世界を魅せてくれました。
 積善、銘酒ひしめく長野酒の中でも今後特に注目していきたい銘柄です。

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名称:積善 純米吟醸 無ろ過生原酒 愛山
精米歩合:50%
酒米:愛山
アルコール度:17%
日本酒度:-2
蔵元情報:株式会社西飯田酒造店
購入価格(税抜):約1700円(レシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2015年10月06日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

久保田 紅寿 純米吟醸

本日の家飲み 久保田 紅寿 純米吟醸

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 新潟県長岡市のお酒です。
 家飲みは初めて(!)、外飲みもほとんど経験なし。

 泣く子も黙る久保田です、とある宴会での余りものを「捨てるぐらいなら頂戴」ということで貰い受けました。
 ちなみに「カクヤス」でプレミア価格で買ったとか…、格安なのに割高とはこれいかに。
 どうせ自分は参加しないということでセレクトに口を出さなかったのですが、流石にちょっと後悔(私がこの値段でセレクトしたら、余らない自信があります)。

 スペックはごくごく普通の純米吟醸、たぶん加水二回火入れでしょう。
 裏ラベルの表示も最小限(この余白はなんなんだ)で使用米も書いてないですが、蔵元ホームページによると、麹米は五百万石らしいです。


 上立ち香はほんのり熟感が出るほど落ち着いた米の香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の旨味が中濃度で入ってきて、そのまま自然に染み込んできます。 
 旨味は火入れらしく、とんがったところのない優しい米の旨味が中心で、程よい含み香と辛さを伴った味わい。
 後味は少々の辛さでしっかりキレます。

 悪く言えば特筆すべき特徴のない、良く言えば非常に安定感のある、火入れ吟醸酒でした。
 まあ、正直言って先入観バリバリかも…、私もさすがにこのお酒を色眼鏡なしに見ることはできませんでした。
 ただ、良くも悪くもその先入観を大幅に変えさせるようなお酒でもなかったと思います。
 今回改めて思ったのは、自分のいつも飲んでいる抑えのレベルの高さと、こういうお酒をプレミア価格で買うのは愚行としか思えないということぐらいでしょうか。
 久保田、今後の動きを注目していきたいと思います。

 ちなみに、冷蔵庫スペースの関係で一部を常温保存して、そのまま常温で飲んでもいるのですが、これでも良いですね。
 口当たり柔らかになってむしろ好みです。
 この安定感こそ、どんな流通経路でもブランド価値を棄損させない、最大の強みなのかも。

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名称:久保田 紅寿 純米吟醸
精米歩合:55%
使用米:麹米:五百万石
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:朝日酒造株式会社
購入価格(税抜):詳細不明(5,000円ぐらい)/1,800ml
お気に入り度:7.8/9.0

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2015年10月04日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

朝日榮 特別純米 火入 T-ND

本日の家飲み 朝日榮(あさひさかえ) 特別純米 火入 

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 栃木県栃木市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め確か初めていただきます。

 裏ラベルにも書いてあるT-NDとは、酵母の種類をあらわす記号です、「栃木-ニューデルタ」の頭文字からきているみたいですね。
 以前栃木県で開発された「デルタ酵母」の泡なし版だとか…、いやあマニアックな話です。
 ちなみにこのお酒、酵母違いの「T-S」と並べて置いてありました、飲み比べを意識しているのかもしれませんね。

 酵母以外では、飯米である「あさひの夢」を利用しているところが特徴でしょう。
 そのおかげか、歩合の割にはちょっとだけお安め。

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 上立ち香はスッキリ爽やかな甘味控えめ果実系の香りがほどほどに。
 含むと、クセのない中濃度の旨味がスッと入ってきて、徐々に表に出てくる酸味で輪郭を保ちながら染みこんできます。
 旨味は甘味と酸味が拮抗する柑橘系果実といった趣で、苦味は完全に裏に回って、しっかりとした味わいながらとても飲みやすい印象。
 後味はその酸味でしっかりと引き上げます。

 薄過ぎず濃過ぎず、スッキリ自然に楽しめる、新時代の食中酒でした。
 飲み飽きない系の食中酒だとは思うのですが、薄いとか物足りないという感じではないところが良いですね。
 米の重みを感じさせない、果実系のスッキリ感、日本酒初心者にこそオススメかも。
 朝日栄、今後注目していこうと思います、とりあえず次は生かな。

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名称:朝日榮 特別純米 火入 T-ND
精米歩合:60%
使用米:あさひの夢
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社相良酒造
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2015年10月02日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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