麒麟山 純米吟醸辛口 純辛
本日の家飲み 麒麟山 純米吟醸辛口 純辛
新潟県東蒲原郡阿賀町のお酒です。
家飲み、外飲みともに経験なし。
新潟酒のラスト、三本目は麒麟山としました。
個人的イメージでは辛口系の正統派新潟実力蔵という感じ、裏ラベルの「品質管理が行き届いた酒販店に販売をお願いしています」という一文に矜持を感じます。
典型的新潟酒ということなら、久保田とか八海山を選ぶべきなのでしょうが、やっぱり気が乗らなくて…
いつか買うとしたら、結局「越後で候」とか「朝日山」の限定品とか、せめてスーパーに売ってないお酒になりそうです。
閑話休題、今回いただくのは私が今までまたいで通って来た、「辛」の字がラベルにはっきり書かれたお酒です。
前の二本同様、本ブログの新潟酒ではほとんど「淡麗辛口」を感じたことが無いため、「だったら」とセレクトしました。
酒米はラベルにはありませんが「たかね錦」らしいです、度数15なので加水もしているでしょう。
上立ち香は少々アルコール混じりの吟醸香がそこそこに。
含むと、非常に正統派という感じのスッキリとした旨味が滑り込んできて、きつくない程度の辛さを伴って、そのまま喉奥に消えていきます。
旨味は落ち着いた印象のお米っぽいクセのないもので、尖ったところのないためにスイスイ飲んでしまえる感じ。
後味はスッキリ辛口で見事にキレます。
落ち着いたスッキリとした旨味のある、食中酒として完成度の高いお酒でした。
これこそおそらく淡麗辛口の範疇に入るお酒なのかな、でも薄いって印象はないんですよね。
ただちょっと私には甘さと個性の点で物足りない感じはあります、が、まあ好みの問題でしょう。
次はそういう好みの呑助向けらしい「ぽたりぽたりきりんざん」を飲んでみたいと思いました。
ちなみに燗をつけると、口当たりは一瞬柔らかく感じますが、直ぐに強烈な辛さが襲いかかってきます。
いやあ舌がチリチリになりますね、やはり甘味がもう少し欲しい…
ちなみに今回新潟酒三本を続けていただいて感じた結論としては、
「お酒の味は飲まなきゃわからん」
ということですね、昔から思っていることではありますが。
アルコール処理能力(とお金)に限界がある以上、好みを考慮してセレクトすべきではありますが、飲まず嫌いももったいない、うーん難しいところです。
名称:麒麟山 純米吟醸辛口 純辛
精米歩合:50%
酒米:たかね錦
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:麒麟山酒造株式会社
購入価格(税抜):1,420円/720ml
お気に入り度:7.8/9.0