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飛露喜 特別純米 かすみざけ 生

家飲み記録 飛露喜 特別純米 かすみざけ 生

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 福島県会津坂下町のお酒です。

 飛露喜は今まで無濾過生原酒を何度か家でいただいているのですが、もう一つの新酒スペックであるこの「かすみざけ」については影も形も捕まえることができていませんでした。
 が、今回偶然セット販売の入手機会が巡ってきたので思い切って発注した次第です、これもコロナ禍の影響なのかなあ…
 正直なところ、一時期に比べると入手困難銘柄への思い入れは薄れているのですが、流石に前から気になってたお酒については飛びついてしまいますねえ。
 まあこういう思いは、基本的には一度飲めばかなり落ち着くものだと個人的には思っております。

 ラベルは無濾過生原酒同様、昔から全然変わりませんねえ、裏ラベルも無く、精米歩合55%ということ以外は詳細不明です。
 おりの濃度はそこそこで、うすにごりといった風情。

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 上立ち香はスッキリとしたメロン的果実香がかなり控えめに。
 含むと、実にフレッシュかつ青い感じの甘旨味が、そこそこの苦味を伴ってキリリと入ってきて、若干の酸味も相まって最後まで引き締まった印象のまま胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、甘味、酸味、苦味、旨味がそれぞれ程よく主張する、メロンと青りんご的な風味を感じるフレッシュなもので、オリの濃厚さがありつつ全体的にはあくまで引き締まり強めの印象。
 後味は、苦味メイン、酸味サブで仕事をしてしっかりキレます。

 しぼりたてうすにごり酒として割とスタンダードな印象の、バランス系スッキリフレッシュ酒でした。
 味わいの濃厚さの割にしっかりキレるのは流石ですね、ただ苦味で引き取るタイプなので若干飲み疲れ感はあるかと。
 良くも悪くも、今風のスタンダードなフレッシュ甘旨酒って感じでしょう。
 飛露喜かすみざけ、一度家飲みできたので満足しました。

 ちなみに一升瓶ということもあってゆっくり飲んでたのですが、結構開栓後上がってくるタイプだと感じました。
 甘味がちょっと増して、口当たりがまろやかになると言いますか…
 ここらへんは流石、居酒屋需要を満たしてきた貫禄を感じましたね。

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名称:飛露喜 特別純米 かすみざけ 生
蔵元情報:株式会社廣木酒造本店
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年02月22日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

会津娘 純米吟醸 穣 羽黒前27

家飲み記録 会津娘 純米吟醸 穣 羽黒前27

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 福島県会津若松市のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 会津娘は私にとって、非常に好印象ながら、近くに特約店が無い関係で家飲みの間が空きがちな銘柄の一つですね。
 ただ同銘柄については以前から日本酒感想日誌さんが激賞しており「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんも最近殿堂にしていたので、今回銀座SIXのいまでやで見つけたこちらを即決購入した次第です(ささまさむねにごりと大体同じパターン)。

 こちらは「穣(じょう)」シリーズと銘打って、どの田んぼで作ったお米を使っているかを明記し、さらにQRコードで追えるようにしています。
 いわゆるテロワールというやつですね、九平治や根知男山が先行している分野かと。
 ちなみにQRコードを読み込むと、田んぼの断面図(?)と土壌解説という非常にマニアックなページが見れます、いやあこだわってますねえ。

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 上立ち香は洋梨的な果実香にちょっとセメダイン香が混じった感じのものがそこそこに。
 含むと、実に高密度かつ落ち着いた感じの甘旨味が力強い口当たりで入ってきて、渋味が引き締め役をこなしつつ、ほんのりとした苦味も相まって実に奥深い印象を与えながら、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり根に福島酒らしさを感じる梨やバナナ風味のある複雑な旨味が主役、全体的に硬質な感じも相まって、奥に底知れなさを感じさせつつもついつい杯が進む印象ですね。
 後味は、全体の存在感を、ほぼ完璧といえるような自然さで引き上げます。

 程よく落ち着いた果実の甘さをしっかり感じる、複雑ながらも素直にスルスルと入ってくる、カッチリ旨味酒でした。
 うーむこれは正に、私同様の濃厚甘旨派、辛口信奉者、食中酒志向派、はたまたワイン派、全ての日本在住のお酒好きに飲んでみて欲しいお酒だと思います。
 好事家(特にワインも飲む派)が推すのに納得感があるんですよね、日本酒のポテンシャルを感じると言いますか、これこそ寝かせてビンテージで勝負できそう。
 会津娘、改めて凄い銘柄だと思わせてくれた一本でした。

■紹介:「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-477.html

■紹介:「日本酒感想日誌」さんの類似スペック(田んぼ違い)の記事
https://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-3047.html

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名称:会津娘 純米吟醸 穣 羽黒前27
蔵元情報:株式会社髙橋庄作酒造店
購入価格(税抜):2,150円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(銀座SIX)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年12月27日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ささまさむね 特別純米 にごり生

家飲み記録 ささまさむね 特別純米 にごり生

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 福島県喜多方市のお酒です、ブログでの紹介は2回目。

 最近私は入手困難銘柄へのこだわりや、それを追う気力を失いつつあるのですが、而今のにごりについてだけはどうも断ち切れない思いがあり、それがまだ見ぬにごり美酒への欲望に繋がっている感じだったりします。
 そんな中、昨年のこのお酒が「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんで殿堂になっているのを見て、今回気合を入れて福島の酒屋さんからお取り寄せした次第です。
 なお、いつ開けるかと機会を伺っていたら例によって日本酒感想日誌さんに先を越されましたね…、しかも廣戸川と飲み比べとかニクいことを…(悔しみ)

 使用米は書いてませんが、五百万石と華吹雪らしいです。
 アルコール度15度で加水有だと思いますが、それでも税抜1,272円は良心的ですね~

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 上立ち香は梨クリーム(?)的な、オリの雰囲気もありつつスッキリとしたフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、フレッシュかつクリーミーな甘旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、オリ由来的な苦渋味があくまで裏方に徹して複雑味と奥深さを添えつつ、最後まで素直に染み込んできます。
 味わいは、やはり福島酒らしい洋梨的な甘酸旨味が中心、フレッシュ感とオリの濃度による魅力を感じさせながらも、とにかく全体のまとまりが素晴らしく、ゆるゆると永遠に飲めてしまいます。
 後味は、酸渋苦が、あくまで自然に仕事をする形で、素晴らしいキレを見せてくれます。

 フレッシュかつ実に濃厚な甘酸旨味を、実にクリーミーかつ滑らかに楽しませてくれる、超バランスの甘旨にごり酒でした。
 いやあ良いですね!期待通り、期待以上の味わいでした、わかりやすくストレートに旨い。
 オリが露骨に濃厚さを加えつつも凄く柔らか滑らかなのが素敵だなあ、キツくない苦渋が福島酒らしい奥深さを添えて一本調子でないのも◎。
 なんとなくカルピス感もあるし、これも而今にごりファンに飲んでほしいお酒ですね~、こっちが好みという方も多いかと(そしてコスパはこっちが上)。
 ささまさむね、来年のにごりも是非飲みたいと思うとともに、他のスペックにも興味をそそられた一本でした。

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名称:ささまさむね 特別純米 にごり生
蔵元情報:笹正宗酒造株式会社
購入価格(税抜):1,272円/720ml
購入した酒屋さん:うめや商店(通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年12月25日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

會津龍が沢 豊穣感謝祭 純米大吟醸 無濾過うすにごり生原酒

家飲み記録 會津龍が沢 豊穣感謝祭 純米大吟醸 無濾過うすにごり生原酒

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 福島県耶麻郡磐梯町のお酒です、家飲み、外飲み含め始めていただきます。

 このお酒は全くノーマークでしたね~、同蔵通常銘柄の「榮川」はどこかで聞いたことがあったようななかったようなというレベル。
 実は、他銘柄目当てで通販を発注するときに、「東京であまり買えないお酒でオススメありますかねえ~」と相談したら紹介してもらったものだったりします。
 情報収集しまくっている私としては知らない銘柄の名前を聞くだけでテンション上がりますね~、迷わず発注しました。

 スペックは福島を代表する酒米「夢の香」を50%まで磨いたギリギリ純米大吟醸。
 新酒おりがらみという時点でつい期待してしまいますねえ。

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 上立ち香はアルコールとオリ的な米の雰囲気を感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、オリの複雑さを纏ったフレッシュかつ濃厚な甘味が上品さも感じさせるようなバランスで入ってきて、尻上がりに出てくる苦渋味でしっかりと引き締まりながら、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ザ・福島酒という雰囲気の洋梨的な甘酸旨味が中心、特筆すべきは謎の上品さというか透明感ですねえ、明らかにオリの濃度があるのに味のさばけ方が素晴らしい。
 後味は、苦渋の余韻を残しつつもデクレシェンド的に自然かつしっかりと引き上げます。

 おりがらみ生原酒らしい存在感のある甘旨味を、極めて上品かつ透明な感じで楽しませてくれる個性派キレ良し酒でした。
 とにかく味の引き上げ方が凄いなあ…、この感じは悪くすると水っぽくなるわけですが、そこは原酒らしく飲みごたえバッチリなところが素晴らしい。
 味わい自体は福島酒らしさをビンビンに感じさせつつ、そのキレの魅力で一歩抜きん出ているような感じでしたね~、これは人気出るかも。
 會津龍が沢、今後要注目銘柄だと思わせてくれた一本でした。

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名称:會津龍が沢 豊穣感謝祭 純米大吟醸 無濾過うすにごり生原酒
蔵元情報:榮川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年12月19日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

磐城壽 季づくり酒 しぼりたて

家飲み記録 磐城壽 季づくり酒 しぼりたて

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 山形県長井市のお酒です、当ブログでは以前同蔵の「標葉にごり」という変わり種のお酒を紹介しています
 
 その記事でも書きましたが、こらを醸す鈴木酒造は東日本大震災の被災蔵であり、現在では山形
 蔵が流された時点で悲惨なことなのに、さらに福一のすぐ近くですからね…、とんでもなく大変な思いをされたことでしょう。
 そんな状況下でも磐城壽は、震災後、より知名度・人気を上げてきている印象を受けます、本当に頭が下がります。

 今回いただくのは「季づくり」と銘打たれた、アル添ありのしぼりたて新酒です。
 最近〆張鶴しぼりたてや黒龍の垂れ口が非常に自分好みであることに気づいたためセレクトした次第。
 購入価格も1,100円とアル添新酒らしくお安く抑えてくれています。
 (ちなみに通常だと1,000円ピッタリみたいですね、いまでやGINZAはちょっと高い)

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 上立ち香はオリ由来のお米香混じりのスッキリとした果実香がそこそこに。
 含むと、実に新酒らしい素直にフレッシュな甘酸旨味がオリの柔らかさを伴って自然な口当たりで入ってきて、時間差で出てくる青い苦味とアルコール的辛さが全体を引き締めつつ、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、砂糖マシマシのグレープフルーツ的な、甘味強めかつ苦味酸味がサポートにまわる感じのもので、オリも相まって濃度は高め、ただ辛さも相まって全体としては結構キリリとした印象。
 後味は、苦味と、やっぱりアルコール感でちょうどキツくない塩梅でキレます。

 新酒らしさをバリバリに感じる濃厚フレッシュな甘旨味を、アルコールの辛さで程よくかつしっかり引き上げる、芳醇フレッシュスッキリ酒でした。
 いやあ素晴らしいバランスですね~甘口というか旨口というか、しっかりと飲みごたえがありながら、アルコールでしっかり程よくキレるのが見事。
 これがこのお値段はヤバいですよええ、正直黒龍垂れ口以外でこういうお酒に出会えるとは思っていませんでした…
 磐城壽、次は是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:磐城壽 季づくり酒 しぼりたて
蔵元情報:株式会社鈴木酒造店長井蔵
購入価格(税抜):1,100円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(銀座SIX)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年11月29日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

しぜんしゅ 生もと はつゆき生

家飲み記録 しぜんしゅ 生もと はつゆき生

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 福島県郡山市のお酒です、同蔵のお酒の紹介としては10回目。
 福島からのお取り寄せのトリを飾るお酒になります。

 こちらを醸す仁井田本家のお酒ブランドはこの「しぜんしゅ(旧:金寶自然酒)」、「穏」「田むら」と複数ありますが、個人的には割とどれも好みのラインだったりします。
 中でもこの「しぜんしゅ」は一番甘口寄りということもあってお気に入りですね、「しぼり生」は何度もいただいているのですが、この「はつゆき生」は未飲だったので今回セレクトしました。
 リニューアル後のしぜんしゅは見た目もモダンになりましたが、特にこちらは透明瓶で雪のように見えるおりとラベル色が相まって、素敵な雰囲気ですねえ。

 裏ラベルにはブランドコンセプトでもあるお米に関する解説がしっかり書いてあります。
 マニア目線では、「精米歩合80%」で「蔵付酵母」利用の「生もと」の「生酒」という一種振り切った自然派スペックであることが目を引きますね。

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 上立ち香はガスと酸を感じるお米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、濃度の高い甘旨渋味がチリチリとしたガスを纏った口当たりで入ってきて、柔らかい苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、お米っぽい旨味にマスカット的甘酸味が絡みつく感じのガッツリ飲みごたえがあるもの、福島らしい渋味もありつつ、ガスもあるのに全体としては柔らかい感じなのが面白いですねえ。
 後味は、ほんの少々オリの余韻を残しつつ、濃厚さを見事なまでに自然に引き上げてくれます。

 旨味が複雑な味わいを伴って徹底的に存在感を主張する、個性派フレッシュ芳醇甘旨酒でした。
 旨味に、お米とか栗みたいな、穀物的な風味があるのも特徴的で、蔵としての確固たる個性があると思います。
 そしてなにげに後引けが良いですね~、80%精米でこのレベルというのは、自然派先駆者としての技術集積の賜物でしょう。
 しぜんしゅの実力を改めて感じた一本でした。

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名称:しぜんしゅ 生もと はつゆき生
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年11月23日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

からはし 純米吟醸 山田錦

家飲み記録 からはし 純米吟醸 山田錦

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 福島県喜多方市のお酒です、ブログでの登場は初めて。
 福島からのお取り寄せが続きます。
 
 こちらを醸すほまれ酒造の通常銘柄は「会津ほまれ」ですね。
 その最高クラスである「純米大吟醸 山田錦」はIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2015のチャンピオン・サケに選ばれています
 今回いただくこの「からはし」も、IWC2017純米吟醸部門のトップに選ばれており、お値段も高くないので気になってセレクトしてみました。
 ちなみに個人的には以前外飲みした「会津ほまれ 純米大吟醸 極」という、一升瓶税抜2,500円を切るお酒が非常に良かったことが印象に残っていたりします。

 この「からはし」については蔵元ホームページにブランド解説がありました。
 詳細スペックもそちらにありますが、流石に火入れ回数は書いてないですね、多分二回火入れでしょう。

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 上立ち香は落ち着いた砂糖菓子的な柔らかい香りが控えめに。
 含むと、なんというかまさに甘さと辛さを同時に感じるような旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後の最後までその独得なバランスを保ったままスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柔らかな砂糖的甘味を中心に感じさせ、火入れ的な落ち着きがありつつ、生的なインパクトも残した感じのもので、そこにやはり純米的自然さのある辛さが引き締め役を演じ、全体的に優しくバランスが取れている印象。
 後味は、いやあこれはトンガリ皆無で素晴らしく自然に引き上げますね。

 極めて柔らかく程よい濃度の甘旨味を最初から最後まで自然に楽しめる超バランス酒でした。
 素晴らしいお酒だと思いますが、インパクト偏重派のわたしとしてはどうしても合わない部分があったりします、優等生過ぎるといいますか…(静岡吟醸とかでもたまに感じる)
 こればっかりは是非火入れバランス派に飲んでもらいたいっすねえ、私がどれだけ偏っているかは正直自覚があるので。
 からはし、そして会津ほまれ、もし生酒に出会えたら是非飲んでみたいと思いました。

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名称:からはし 純米吟醸 山田錦
蔵元情報:ほまれ酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけギャラリー:IWC受賞酒そろい踏み
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 両方とも福島酒らしいハイレベルな完成度・バランスでした!

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2020年11月21日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥の松 あだたら吟醸

家飲み記録 奥の松 あだたら吟醸

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 福島県二本松市のお酒です、ブログでの登場は2回目。
 これまた福島からのお取り寄せ酒です。

 こちらのお酒をセレクトした理由は、まあ箱やラベルを見ると一目瞭然ですね、IWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)2018のチャンピオン・サケなので一度飲んでみたかったのです。
 このチャンピオン・サケも結構傾向が変化しているようで、昔はいわゆる高級「大吟醸」部門一位のお酒が選ばれることが多かったのですが、最近は他の部門(純米吟醸とか)の割とお手頃価格のお酒が多くなってきた気がします。
 蔵元ホームページの受賞記事にあるように、こちらのお酒も通年販売の定番品で、お値段も四合で1,000円を切ってます、そのお酒が「世界第1位」として売られるというのも中々面白いものですね。

 精米歩合は60%、アルコール添加有の吟醸で、おそらく二回火入れの加水有。
 私としては滅多に買わないタイプのお酒ですが、たまにはこういうのも良いでしょう。

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 上立ち香は落ち着いた、レーズンとかそっち系の果実の香りが控えめに。
 含むと、火入れらしい落ち着きがありつつ飲みごたえはしっかり感じさせる旨味が割とスルスルと入ってきて、尻上がりに出てくる渋味と辛さでギッチリ引き締まりながらゆっくりと胃の中に入り込んできます。
 味わいは、福島らしい渋味の奥深さを纏った旨味が中心、流石にバランスはいいですね~、濃度、辛さ、熟感、どれも中庸にまとまっていて、割とグイグイいける感じ。
 後味は、辛さを舌先に残しつつ、力強くキレます。

 落ち着いた奥深い旨味を、アルコールの辛さでガッツリ引き上げる、火入れらしい芳醇辛口酒でした。
 個人的にはこの火入れで落ち着いてしまった感と、アルコールの辛さは苦手なのですが、それ以外の要素では後ろ向きな部分はほぼなかったと思います。(甘味が少ないのは寂しくもある)
 つまり、苦手でない人にとっては素晴らしいバランス酒になることと思います、IWCはそのあたりを評価したのでしょうね。
 奥の松、次はまた生酒も飲んでみたいと思いました。

 実は次回もIWC関連のお酒です。

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名称:奥の松 あだたら吟醸
蔵元情報:奥の松酒造株式会社
購入価格(税抜):982円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 奥の松 吟醸

2020年11月19日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

卯酒(うさけ) 雪うさぎ 純米吟醸無濾過生 

家飲み記録 卯酒(うさけ) 雪うさぎ 純米吟醸無濾過生 

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 福島県本宮市のお酒です、ブログでの紹介は初めて。
 これまた福島から取り寄せです。

 こちらを醸す大天狗酒造の通常銘柄はそのまま「大天狗」ですね、なかなかインパクトのある名前かと。
 東京近辺ではほとんど見ないことも合って、なんとなく知る人ぞ知る蔵という印象があります。
 蔵元ホームページにしっかり商品紹介がありますが、この卯酒はそれぞれの季節に向けたお酒を色違いのラベルで出している、季節限定品のようです。
 イラストレーターによるうさぎの絵が非常に可愛らしいですね。
 
 さて今回いただくのは「雪うさぎ」ということで、冬に出荷されるものです。
 裏ラベルに結構詳しい情報が載っています、純福島スペックで、特筆すべきはアルコール度が14ということでしょう。
 蔵元的ホームページによると無濾過生原酒らしいので、いわゆる低アル原酒というやつですね。


 上立ち香は僅少で、スッキリとした雰囲気が感じられます。
 含むと、優しい印象の甘味が自然な口当たりでスルスルと入ってきて、苦味渋味をほんのりとだけ感じさせつつ、最後まで軽い感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、若干ポカリスエット的な、甘味旨味がかなり抑えられた状態でしかし確かに感じられるもの、濃度は薄めでクドさ皆無なので、度数以上にスルスル飲んでしまいますね。
 後味は、うーむ私にはほぼ無に感じますね、それほど自然な引き上げ。

 古臭さのない素直な甘旨味を、最初から最後までスルスルと味わえる軽やか酒でした。
 うーん、無濾過生原酒とは思えない軽さでしたね、食中酒として割と万能なんじゃないかしら。
 まあ、濃い酒ばっかり飲んでいる私にはちょっと物足りなかった感じですが、こっち系が好きな方には素直にオススメ。
 大天狗、次は別のスペックも飲んでみたいと思いました。

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名称:卯酒(うさけ) 雪うさぎ 純米吟醸無濾過生 
蔵元情報:大天狗酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2020年11月17日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

舟出(ふなだし) 純米 泡々にごり活性酒 

家飲み記録 舟出(ふなだし) 純米 泡々にごり活性酒 

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 福島県西白河郡矢吹町のお酒です、銘柄としては初紹介。

 こちらを醸す大木代吉本店の別銘柄には「自然郷」そして最近ブイブイいわせている(死語)「楽器正宗」があります。
 両銘柄とも印象はよく、今回見かけた「舟出」はあまり近場の酒屋さんで見たことが無いのでセレクトしてみました。
 白いラベルに赤いハンコ柄(篆書?)、そして水色ボトルという見た目はなかなか素敵に完成されていますね。
 
 蔵元ホームページの商品紹介によると、使用米は福島の酒米「夢の香」とのこと。
 12月製造、翌2月開栓です、穴開き栓のお酒としては若干間が空いちゃったかな…

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 上立ち香はちょっとラムネっぽい爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、キリリとした印象の旨味がシュワシュワとした口当たりで入ってきて、オリ由来の苦味を伴って最後までスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、完全に甘さを抑えつつ、旨味は残したカルピスサワーやラムネ的な風味がありつつ、苦味や含み香が日本酒らしい複雑さを添える感じ、やっぱり飲み進め易さに振ってますね。
 後味は、苦味とガスが爽やかに引き取って、スッキリとキレます。

 甘味を抑えて、引き締まった旨味を勢いよく、お米由来の飲み応えも感じさせながら、楽しませてくれるお酒でした。
 個人的にはもうちょっと甘さが有った方が好みですが、ひとつのスッキリ系シュワシュワ酒として完成度は高いと思います。
 気になるのは、しぼりたてのときはどうだったかということですね、穴開き栓ですし発酵が進んで甘味が減った可能性もあるので…
 舟出、次は製造直後のものもいただいてみたいと思いました。

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名称:舟出(ふなだし) 純米 泡々にごり活性酒 
蔵元情報:合名会社大木代吉本店
購入価格(税抜):1,260円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻屋(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2020年11月15日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雪小町 純米大吟醸 生原酒

家飲み記録 雪小町 純米大吟醸 生原酒

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 福島県郡山市のお酒です、ブログでの登場は初めて。

 私が今年飲んで一番衝撃的だったお酒に「三春駒 SILKY DROP」があります、このお酒は福島の酒屋さんから取り寄せたわけですが、当然色々と同梱もしていたので、そちらの紹介もしていこうと思います。
 まずはこの雪小町、東京ではほとんど見かけないですね~、蔵元ホームページが無茶苦茶手作り感ある上に放置状態っぽいのであまり情報はありません(ただ受賞歴はかなり凄いかと)。
 純米大吟醸の生原酒ということで、生酒マニアとしては気になったのでセレクトしました。

 スペック情報は、精米歩合(50)以外詳細は不明。
 不透明の紙で包まれている、なかなか手間のかかった梱包でした。

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 上立ち香はちょっとハーブ感のある、スッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、そこそこの濃度の引き締まった苦旨味が割とスルスルと入ってきて、その勢いを保ったまま、自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり草感がある、甘味僅少の、ただ割と上品な感じのハーブティー的な風味のスッキリとしたもので、飲み進め易さ特化という感じですね。
 後味は、苦味というよりは草感がそのまま引き取る形で、見事にキレます。

 最初から最後まで、自然にひたすらスルスルと飲めてしまう、ハーブティー的大吟醸酒でした。
 兎にも角にも甘味、旨味が少なすぎるので、正直自分の好みではないです、ただバランスとしては崩れてないんですよええ。
 実際この度数の生原酒でこのスルスル感は凄いとは思います、いわゆる「辛口」好きな方にはオススメできるかと…
 雪小町、次飲むときは別スペックもいただきたいと思いました。

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名称:雪小町 純米大吟醸 生原酒
蔵元情報:佐藤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻家(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

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2020年11月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

にいだしぜんしゅ 生もと しぼり生 01BY

家飲み記録 にいだしぜんしゅ 生もと しぼり生 01BY

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 当ブログではデザインの変更前から何度も紹介しているお酒です。

 前回は2年前にいただきましたが、非常に私好みの甘旨酒でした。
 今期も飲んではいたので、すっかり遅くなりましたがご紹介します。

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 上立ち香は甘い感じの、炊きたてご飯的な香りが控えめに。
 含むと、渋味と甘味と酸味をハッキリと感じる旨味が力強く入ってきて、渋味が全体を覆う感じで、若干口がすぼまる感じのまとまりのままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、いやあ実に日本酒離れした感じの、ポートワインとかを彷彿とさせる実に濃厚な甘渋を中心にしつつ、酸味が寄り添う感じ、ただちょっと今回は渋味がしつこい感じもするかな…
 後味は、渋味をちょっと口中に残しながら、なんとかかんとか引き上げていきます。

 かなり後を引く個性的な甘渋味が特徴の、超濃厚甘味酒でした。
 今回は、ちょっと低精白っぽいしつこさが出ちゃったかなあ、多分甘味の少なさによるものだと思うんですが…
 天候による米の出来の関係とか、そういうビンテージ的な要因によるものかもしれません、やっぱり一筋縄ではいかないんでしょうねえ。
 ただ、キャラメル感もあるようなこの甘味の魅力はやっぱり素敵だとは思いますね。
 しぜんしゅ、次は以前のような方向性に戻っていることを祈りたいところです。

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名称:にいだしぜんしゅ 生もと しぼり生 01BY
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2020年10月30日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 01BY

家飲み記録 飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 01BY

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 言わずと知れた会津のお酒です、私が無濾過生原酒を家飲みできたのはこれで4回目。

 実は今回自家熟成(といっても半年ですが)に踏み切った理由としては、どこかで「飛露喜の無濾過生原酒は夏に開けた方が旨い」みたいな言説を見たからだったりします。
 今までの3回は新酒で飲んでるし、ここらで一発試してみるかと夏まで引っ張ったわけですね。
 一升瓶ということもあり、これもレマコムあっての楽しみ方と言えるでしょう。
 
 ラベルは情報が乏しいことも含めいつも通りですねえ、でもこの筆文字はやっぱりオーラがあって好き。
 ただ、合資会社だった蔵がいつの間にか株式会社になっていたことに今気づきました、やっぱり規模的に組織変更の必要性が出てきたんでしょうねえ。
 12月製造で、翌8月開栓です。
 

 上立ち香は熟感皆無、ただ落ち着いた酸を感じるスッキリとした香りがほのかに。
 含むと、やはり程よく落ち着いて、柔らかな酸と一体になった旨味が自然な口当たりで入ってきて、そこそこの渋味が奥深さを添え、最後までバランスを保ったままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、生熟感とフレッシュ感がいい感じで絡み合ったもので、濃い旨味や渋味もありつつ、主役は優しい酸ですね、ただ刺激的ではなくて、濃厚ながらもグイグイイケてしまうバランスを保っています。
 後味はその酸で割と自然にかつしっかりと引き上げてくれます。

 新酒のフレッシュさとトレードオフで、素直に柔らかさと落ち着き、そして一種のまとまりを得た感じの芳醇旨酸酒でした。
 花陽浴同様、新酒と生熟どっちが良いかは好みの問題でしょうね~、やっぱり崩れない所は流石かと。
 今回の良いところは、温度帯を気にせずダラダラ飲める感じになってることだと思いました、一升瓶をどっかと横に置いてコップで飲むのも一興でしょう。
 何気に今回、飛露喜はいち早く「酸」を使いこなした強い生酒を世に出したというところが凄かったのではないかということを感じましたね、十四代とはそこが明らかに違うポイントかなあと。
 飛露喜、やっぱり良いお酒だなあとしみじみ感じた一本でした。

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名称:飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 29BY
蔵元情報:株式会社廣木酒造本店
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年09月24日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ純米吟醸酒

家飲み記録 三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ純米吟醸酒

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 福島県田村郡三春町のお酒です、3種類の三本目ですね。

 SILKY DROPの他の2本は通販で買ったのですが、実はその時この純米吟醸は同梱しませんでした。(初飲み銘柄3本はリスキーだと思いまして…)
 で、その2本のあまりの旨さに純米吟醸を買わなかったことを嘆いていたところ、飲み仲間がわざわざ送ってくれました(他の素敵なお酒と合わせて)。
 いやあ持つべきものは嗜好が似ている日本酒友達ですねえ、あらためて感謝!
 
 裏ラベル上部の記載はやっぱり他の2本と同じ…
 面白いのはアルコール度がそれぞれ、純米:17度、特別純米:16度、純米吟醸:15度になっているところですね。
 蔵元の中では味わいを差別化させているっぽいので、やはりどうにかしてその違いを発信して欲しいなあ。

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 上立ち香は果実系の甘酸メイン、オリ的なお米の香りサブ、のフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、非常に存在感がありつつも、一種の軽さも纏った甘酸旨味が上品な口当たりでスルスルと入ってきて、割その印象のままのバランスで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、実にみずみずしい梨・キウイ的な甘酸味にちょいメロン的な青さ甘さが伴う感じ、ただ苦味が見事に抑えられていて、低めの度数も相まって、いい意味でジュース的にガンガン飲めてしまいますね。
 後味は、やはりあくまで優しい苦味が引き取って、自然に引き上げてくれます。

 オリの濃度による甘酸旨味の存在感を実に勢いよく、自然に楽しませてくれるグビグビ系甘口酒でした。
 いやあ良いですねえ…甘味の存在感は三種の中で一番強いかな、それかむしろ他の味が抑えめなのかも。
 ただ度数が低いからか、どうしてもインパクトが薄れるのが、個人的には物足りない感じもあります、いやあ15度と16度の差って大きいですねえ。
 三春駒は自分の中で今後大注目の銘柄になりました。

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名称:三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ純米吟醸酒
蔵元情報:佐藤酒造株式会社
定価:2,000円(税抜)
お気に入り度:8.6/9.0

■3種類記念写真
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 3種の中では、私は特別純米が一番好きでした、次点は甲乙つけがたいですがコスパの観点から純米かな…
 ただ、これは純然たる好みの問題ですね、どれも非常にハイレベルな上で、若干の個性をつけている印象でした。
 いやあ旨かったなあ…、今年も絶対に買わねば。

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2020年08月09日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒

家飲み記録 三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒

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 福島県田村郡三春町のお酒です、SILKY DROP2本目。

 前回は純米、今回は「特別」純米です、ただ精米歩合は両方とも60%みたいですね。
 あらためて思いますが、日本酒の細かい商品の違いって本当に分かりにくいですねえ…、「特別」がついているかどうかなんて普通の消費者は気にしないでしょう。
 このお酒の場合裏ラベルの文言も全く同じなのでなおさら違いがわからないという…、なんともはや。
 酒屋さんが間に入って説明するのが理想なのでしょうが、通販だとあまりできないし、店頭でもそこまでできるところは限られるでしょう。
 こういう商品の場合、それぞれの味わいの特徴はやっぱりラベルにしっかり書くべきだと思いますねえ。
 (もちろん、当ブログの記事を参考にしてくれたら、私としては一番嬉しいのですが)

 ちなみに実際、私が通販を使ってでも購入しようと思ったのは「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの記事が決め手になっております。
 こちらも、遠心分離、一回火入れですね。

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 上立ち香は…ほとんど無いですね、おりっぽいフレッシュな雰囲気はあり。
 含むと、おりも相まって非常に存在感のある甘旨味が実に自然な口当たりで入ってきて、やはり柔らかみのある苦味と少々のガスで素晴らしいバランスでまとまりつつ、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、やはり純米同様梨やキウイを感じさせるみずみずしくも存在感のなる甘酸旨味が主役、苦味ももはや前向きなアクセントになっていて、オリの高濃度がありながらガンガン飲んでしまいますね。
 後味は、オリの存在感をデクレシェンド的に、素晴らしく自然に引き上げてくれます。

 濃厚さ、飲みやすさ、上品さ、飲み飽きなさ、矛盾しがちな要素を見事にまとめる、素晴らしいバランスの芳醇甘旨酒でした。
 純米と非常に似ているのですが、やはり後味がさらに自然になっている気がしますね、いやー旨い。
 柔らかさ・優しさと、飲みごたえ・インパクトの両立っぷりが凄いんですよ、「一回火入れ」かつ「濃厚なおりがらみ」であることが、完全に前向きな方向に働いていると言いますか…
 三春駒、購入に踏み切った自分を褒めてあげたくなるような一本でした。

■紹介:「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-357.html

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名称:三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒
蔵元情報:佐藤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻家(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年08月07日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ純米酒

家飲み記録 三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ純米酒

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 福島県田村郡三春町のお酒です、家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒は飲み仲間や日本酒ブログ仲間の方々が評価していて、味わいの方向性が私向きっぽいこともあり非常に気になったので購入しました。
 ただ、取扱店が全然見つからなくてですね…、結局福島の小規模蔵に非常に強い感じの「酒の櫻家」さんからお取り寄せしております。
 見た目や名前は完全にモダンな感じですね~、この純米の他に、特別純米と純米吟醸の3種類が出ていました(結局全部飲んだ)。

 造り方としてはなんと言っても「遠心分離」にて絞っているところがポイントでしょう、獺祭も高級品に使っているような、機器代が非常にかかる代わりに香味が上がるやり方です。
 おりの濃さも特徴的ですね、ちなみに「おりざけ」でなく「おりさげ」で有る点にご注意ください。
 (どういう意味なんだろう…、遠心分離してから若干おりさげしてるのかしら)

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 上立ち香はオリ由来の米っぽさ混じりの、スッキリとした果実香がそこそこに。
 含むと、オリで濃度マシマシの甘旨味が実にフレッシュに、しかし滑らかな口当たりで入ってきて、あくまで柔らかい苦味で輪郭を整えつつ、最後まで濃度を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、洋梨やキウイを思わせる甘酸味に、お米・オリの旨味が合わさって、フルーティーかつ奥深く飲みごたえあり、そして何より全体的に優しいんですよ、これが遠心分離か…
 後味は、苦味が優しく引き取る形で引き上げていきます。

 兎にも角にも柔らか、かつしっかり飲みごたえのある、素晴らしいバランスの甘口おりがらみ酒でした。
 若干オリが濃すぎなのか、後味にちょっと苦味が残る感じがありますが、それ以外はほぼ完璧なバランスに思えました。
 遠心分離由来なのかキツさが皆無なのが素晴らしいですねえ~、でもこれは単に遠心分離だからといって出せるレベルではないでしょう、元のお酒の設計が優れていることの証左かと。
 三春駒、残り2本への期待をいや増してくれる一本でした。

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名称:三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ純米酒
蔵元情報:佐藤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻家(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年08月05日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奈良萬 純米 無濾過生原酒 中垂れ

家飲み記録 奈良萬 純米 無濾過生原酒 中垂れ

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 福島県喜多方市のお酒です。
 何度も外飲みしてますし、ブログ開始前に家飲み経験もあるのですが、なんとブログの記事としては初登場でした。

 奈良萬は私の中では「いつでも買えるからなかなか買わない銘柄」の典型例ですね…、あまり新商品を出さない姿勢も相まって、すっかり間が空いてしまっていました。
 今回購入したのは、「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんが「おりがらみ」を殿堂入りにしていたのを見て、これは久々にちゃんとチェックしないとなあと思ったからです。
 が、実際には間違えて「中垂れ」を買ってしまいました…、私ともあろうものがこんな初歩的なミスを犯すとは…痛恨の極み。

 裏ラベルの情報は昔から貧弱ですねえ、酒屋のホームページをちょっと調べると、使用米は五百万石らしいです。
 ちなみに「中垂れ」は「中取り」と同じ意味ですね、絞ったお酒全体の中で、雑味が少なくて酒質が安定した部分を集めたものという認識で良いかと。

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 上立ち香はハッキリ甘くフレッシュな、皮混じりのメロン的な香りがそこそこに。
 含むと、実に濃厚かつフレッシュな甘旨味が力強い口当たりで入ってきて、尻上がりに出てくる苦味と押し合いへし合いしながら、最後まで存在感を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは香りの印象通りの露骨にメロン(少々皮混じり)の青い甘味苦味が主役、ソーダ的なインパクトもあって非常に飲みごたえがありますね、それでいて
 後味は、苦味が引き取る形で力強くかつスッキリとキレてくれます。

 これぞメロン系無濾過生原酒!といった印象の、極めてインパクトのある甘旨味が魅力のお酒でした。
 なお、苦味が香り系ほど飲み疲れる感じじゃなくて、しっかり引き締め役に回っているのが良いですね、しっかり後味がキレるのもグッド。
 このお酒はあまり福島っぽくない気もしますね(勝手なイメージですが)、むしろメロン系代表と言いたいところ。
 奈良萬の安定感を感じた一本でした、そして次こそおりがらみを買いたいと思います。

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名称:奈良萬 純米 無濾過生原酒 中垂れ
蔵元情報:夢心酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 奈良萬 純米

2020年07月10日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ弐 R01BY

家飲み記録 冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ弐 R01BY

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 福島県会津若松市のお酒です、ブログでの登場は4回目。

 冩樂はマニア間ではすっかり有名になった感がありますね。
 私も好きな銘柄ではあるのですが、入手困難とはまではいかないものの、若干売り切れが速くなったこともあって、前回おりがらみを飲んだ2016年から、約4年振りの家飲みとなりました。
 で、久しぶりとなると、ついつい無難なスペックを選んじゃうんですよねえ…、色々面白そうな新商品も出ているというのに。
 まあ、特に冩樂の場合、結構火入れが多くて生が少ない気がするので、どうしても選ぶスペックが偏るという事情もあったりします。

 精米歩合は前から変わらず50%、「弐」というのは第二ロットってことかしら。
 じわじわと値段が上がってきているような気もしますが…、まあこれは仕方ないところでしょう。

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 上立ち香はカルピスソーダ的な甘酸と、セメダインをそれぞれ感じる香りがそこそこに。
 含むと、実に存在感強い甘酸渋旨味が少々のガス感を伴いつつも割となめらかな口当たりで入ってきて、最後まで濃度を保ったまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり福島酒らしい洋梨的な奥深い甘酸渋味が中心、オリ由来で非常に濃度は高いのですが、ガス感も相まってダレやクドさを感じさせないのが流石ですね。
 後味は、渋味の余韻を残しつつ、割と柔らかく自然に引き上げます。

 福島酒らしさとおりがらみらしさをストレートかつバランス良く楽しませてくれる、芳醇フレッシュ旨渋酒でした。
 いやあ素直にレベル高い感じですね、結構賑やかな味わいのように思えるのですが、しっかりまとまっている印象。
 旨味に奥深さがあるのがやっぱり良くて、フレッシュフルーティー酒として「こういうのでいいんだよこういうので」と言いたくなる感じです。
 冩樂、貫禄が出てきたなあと思わせてくれる一本でした。

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名称:冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ弐 R01BY
蔵元情報:宮泉銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,688円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年07月08日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

楽器正宗 本醸造 中取り 01BY

家飲みプチ記録 楽器正宗 本醸造 中取り 01BY

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 楽器正宗は出会ってから毎年飲んでますね、過去の感想は「楽器正宗」タグをご参照ください。
 特にこの本醸造は、純米派にオススメしたいアル添酒として筆頭に上がる、良バランスの超絶コスパ酒という認識です。
 定期的に味わいを追っていきたいのでセレクト。

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 上立ち香はなんとなくクリーム感のある甘く、ただスッキリさもある香りが控えめに。
 含むと、甘・旨・渋をそれぞれ感じる味わいが自然な口当たりで入ってきて、特に渋味によって最後まで存在感を保ったまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり洋梨や完熟マスカットを彷彿とさせる、渋味による奥深さを纏った甘酸味が主役、アルコール感は控えめながら、独得の飲み進めやすさがありますね。
 後味は、渋味の余韻を残しつつゆっくりと引き上げていきます。

 福島酒らしい奥深い甘味と旨味を、自然に味あわせてくれる、超絶コスパアル添酒でした。
 ただ、今回は若干渋味がくどいかも…(必要な要素ではあるのですが)、最初の一口が一番美味かった気がします。
 とは言え、やっぱり甘味が心地良いので、完全にお値段以上のクオリティではありますね、相変わらずコスパは最強クラス。
 楽器正宗、今後もちょくちょくやっていきたいと思いました。 

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名称:楽器正宗 本醸造 中取り 01BY
蔵元情報:合名会社大木代吉本店
購入価格(税抜):1,100円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年05月20日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

伊勢五ロ万 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 伊勢五ロ万 純米吟醸 生原酒

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 福島県南会津郡南会津町のお酒です、同蔵のお酒の登場は5回目。

 このお酒は、裏ラベルにもある通り、「ロ万」の伊勢五本店PB(プライベートブランド)製品になります。
 ロ万については、私は以前に鈴傳のPB酒をいただいており極めて印象が良かったので、一升瓶購入に踏み切りました(多分一升瓶限定)
 両方とも生熟酒なのがポイントですね、やはり味わいの特徴を理解して売らないと、「生酒=フレッシュ」という認識の買い手の期待を裏切ることになるため、信頼できる酒屋さんにだけ出しているんじゃないかと想像します。

 ロ万なので当然「もち米四段仕込み」 という特殊な製法を用いています、まあ濃くて甘くなるイメージですね。
 BYは店頭で聞いた気がするのですが忘れました…、大事な情報なのでできればラベルに書いておいて欲しいなあ。

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 上立ち香は程よく熟した感じの、しかし意外とセメダインを感じるスッキリした香りが仄かに。
 含むと、丸い感じに熟した印象の濃厚な甘旨味がまろやかな口当たりで入ってきて、そこそこの酸味と、意外と強めの辛さでしっかりとダレを防ぎつつ、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、果実というよりはお米のって感じの実に柔らかく存在感のある甘旨味が中心、熟感は程よい程度でしっかり味が乗っている印象、ただ酸辛が割と素直に残っていて、全体の印象はバランス系かも。
 後味はその酸辛がしっかり受け持つんですよね~、実に良くできていると

 程よい熟感、柔らかい甘旨味、そしてキツくない酸辛が見事に同居する、素晴らしいまとまりの芳醇甘辛酒でした。
 ちなみに私がここでいう辛さは後味を引き締める刺激を指しています、ただこのお酒の場合アルコール感が控えめなのがまた凄いですね、アル添的な引き締まりながら純米的に柔らかい。
 いやこれは凄いですわあ、やっぱり蔵元がしっかり生熟適性を判断した上で出してくれるお酒には、良いものが多いと思いますね。
 ロ万の株をまた上げてくれた一本でした。

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名称:伊勢五ロ万 純米吟醸 生原酒
蔵元情報:花泉酒造合名会社
購入価格(税抜):2,838円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年03月19日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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