仁井田本家 特約店限定 生もと 純米大吟醸熟成酒 26BY

本日の家飲み 仁井田本家 特約店限定 生もと 純米大吟醸熟成酒 26BY

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 福島県郡山市のお酒です。
 同蔵のお酒の登場は5本目ですね、詳しくは後述。

 こちらを醸す仁井田本家のお酒は、甘みの主役の「(金寶)自然酒」、キレと辛さが特徴の「田村」、その中間の味わいに設定した「穏(おだやか)」と3つのブランドに分かれているということは、以前の記事で書きました。
 (ちなみに自然酒については今期から「しぜんしゅ」とひらがなになったみたいです
 が、このお酒にはどれも書いてないんですよね、どうやら全国の特約店のうちでも数店舗しか扱われていない、限定品中の限定ものだとか…

 スペックは、当然有機栽培米利用で、精米歩合は50、裏ラベルによると仁井田本家初の純米大吟醸だとか…
 それを生もと、約2年熟成で出すんですから、やっぱり目の付け所が普通の蔵とは違っていますね、お値段も一升3,000円程度と非常に良心的。
 見た目的にはインパクトがあるというか、謎感(?)がある感じですね、カエルがチャームポイントかしら。
 
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 上立ち香は熟成香までいかない熟したクリーム的(?)な香りがそこそこに。
 含むと、透明感のある旨味が水のように入ってきて、そこそこの熟感やほんのりとした辛さを纏いながら、程よい引き締まりを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーむバナナクリーム的なまろやかな感じの甘旨味がありつつ、熟感で雰囲気は落ち着ききった印象で、とにかく素直に飲み進められる印象ですね。
 後味は、ちょっと辛さも出てきてしっかりキレます。

 結構正統派という印象の、ほどよくバランスのとれたまろやか系熟成酒でした。
 熟成香はほとんどありませんでしたが、この落ち着きは新酒では出ないだろうと納得感があります。
 が、逆に特別感もあまりなかったかも…、晩酌的にじっくりやりたい人向けですね、私の好む自然酒直汲みとはやはり違う路線ではありました。
 ともかく、仁井田本家のお酒は今後も注目していきたいと思います。


 当然燗もイケるだろうとつけると…、む、熟感と辛さは増しましたが、あまり甘くならないなあ。
 何か薬臭さも出てきたような…、意外にも私にとって燗は鬼門だったかも。

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名称:仁井田本家 特約店限定 生もと 純米大吟醸熟成酒 26BY
精米歩合:50%
使用米:不明
アルコール度:15.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):3,000円ぐらい(レシート紛失…)/1,800ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年02月01日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY

本日の家飲み 辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY

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 福島県会津若松市のお酒です。
 以前には一度、「ふなまえ酒」という特別純米新酒生酒をご紹介しています

 地酒屋こだまさんでの購入酒が続きます。
 というよりこのお酒は「こだま別誂」というフレーズが示す通り、ここでのみ売られているスペックになります(詳しくはお店の商品紹介ページ参照)。
 こちらも、私が滅多に買わないアル添有りの本醸造ですね、以前モウカンさんのブログで前向きに紹介されていたのが印象に残っていて、試飲時の感触も非常に良かったのでセレクトしました。
 試飲可能な場合だと、普段自分では滅多に買わないようなスペックでも安心してセレクトできるのが嬉しいところです。
 
 精米歩合は65%、27BYということで、私が開栓した2018年12月の時点では2年近くの生熟成期間を経ているものと思われます。
 試飲の際に店長さんが「これはアル添する必要のあるお酒」と仰っていたのが印象に残っており、その言葉の意味を考えつついただいてみます。

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 上立ち香はまさに完熟果実といった感じの、複雑さのある甘い香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと味が乗った感じの奥深い甘旨味がゆっくりと入ってきて、キツさを感じさせずに、かつダレ感も皆無で、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、完熟プルーンといった感じの、甘渋が絡み合うとても個性的かつじっくり楽しめるもので、熟成香のクセやアル添っぽい辛さキツさがちゃんと裏方に回っている印象。
 後味は、その辛さがようやく表に出てきて、かつほんのりとした苦味を舌先に残しつつ、見事にキレます。

 飲み飽きない複雑な甘旨味をガッツリと楽しませてくれながら、後味はアル添的辛さでしっかりと引き上げる、オンリーワンのバランスを保った芳醇旨酒でした。
 いやあ、「アル添する必要有り」というコメントに納得感がありますね、恐らく、これだけ存在感がある旨味を引き取るにはアルコールの辛さが必要なのでしょう。
 私は思想信条的なアル添否定派ではなく、経験上基本的に避けているだけなので、こういうアル添酒なら大歓迎です、前回に続き、本醸造酒3本目の「お気に入りに追加」ですね。
 辰泉は、銘柄的にも引き続き注目していきたいと思いました。

 ちなみに燗をつけると…、うおっさらに濃さがマシマシに!
 それでいてキツさはむしろ後退していて…いやあこれは素晴らしいですね、少なくとも私にとっては文句ない燗上がりでした。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-400.html

名称:辰泉 本醸造 「こだま別誂」 山廃生原酒 27BY
精米歩合:65%
使用米: 麹:華吹雪 掛:コシヒカリ
アルコール度:18度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社辰泉酒造
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0(燗上がりも考慮に入れて)

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2018年01月20日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」

本日の家飲み 会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」

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 福島県喜多方市のお酒です。
 家飲みでは初めていただきます。

 「会津錦」という銘柄名は何ともスタンダードというか、無色というか、正直なところあまり印象に残らないように思えます。(会津娘、会津中将、会津ほまれ等もあるためなおさら…)
 だからなのか、こちらの蔵では商品にインパクトのあるサブタイトル(?)を付けて売り出しているみたいです、この「さすけね」の他、「こでらんに」「なじょすんべ」「すっぺったこっぺった」とかもあるとか…、一見さっぱり意味が分かりませんね。
 ちなみにそれぞれの回答は、購入先である地酒屋こだまさんの商品紹介ページに載っているので、気になる方はそちらをご覧ください、全て会津弁由来のようです。
 
 スペック的もそちらに記載が有りますが、福島産の「天のつぶ」という(おそらく)飯米を70まで磨いて使用しているようです。
 東京ではほぼ見かけない銘柄だと思いますが、そういうお酒(特に福島産)を押さえているのがこだまさんの凄いところですね。

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 上立ち香はセメダインからキツさが完全に抜けた感じに落ち着いた香りが仄かに。
 含むと、しっかり酸の効いた感じのキリリとした旨味が力強く入ってきて、最後までその存在感と引き締まりを両立させたまま、グググっと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香り通りのセメダイン的青さと酸を強く感じるものですが、キツイ辛さや嫌味的な苦味等は無く、その引き締まった旨味を最後まで素直に楽しめます。
 後味はやっぱり酸味がしっかりと引き取って、割りと柔らかくキレます。

 味が乗り始めた旨味を酸がしっかりと引き締めつつも、好ましい優しさも感じるような、癒し系芳醇旨酸酒でした。
 甘さは控えめだったように私には思えましたが、おそらく人によってはハッキリ感じるかも…、そういうとんがらないバランスの良さが有りますね。
 地酒最前線で十分戦えるレベルのお酒だと感じました、「もっと評価されるべき」というやつでしょう。
 会津錦、次はまた違うスペックもいただいてみたいと思います。

 ちなみに常温の方がその特長のやさしさを感じられてより良いと思います。
 後、まだまだ伸びそうな余力を感じますね、いかにもこだま銘柄という印象。

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名称:会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」
精米歩合:70%
使用米:天のつぶ
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社会津錦
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 会津錦 純米

2018年01月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金澤屋 純米吟醸 秋あがり

本日の家飲み 金澤屋 純米吟醸 秋あがり

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 福島県喜多方市のお酒です。
 銘柄としては、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒は、ひやおろしがずらっと並ぶ酒屋さんの冷蔵庫の前で若干辟易としながら店員さんに「この中で甘いやつはありますかね~」と尋ねた上で、出してもらったものになります。というわけで

 まるめち的秋酒アプローチその②…「酒屋の店員さんに好みを伝えて選んでもらう」

 「普通!」とツッコミが入りそうですが、要は秋だからと言ってひやおろしにこだわらず選んだ方が良いと思うわけですええ。
 なお、これはなんとなくですがあえて「ひやおろし」でなく、「秋あがり」とか「夏越しざけ」といった呼称を使っているお酒の方が、「秋酒」というところにこだわりがあるお酒が多い気がしております。

 ちなみにこれを醸す「喜多の華酒造」は、他に「星自慢」「蔵太鼓」「喜多の華」等の銘柄も出していますね(違いがわからん…)
 星自慢は昔飲んだことがあり、確かに甘味が印象に残った覚えがあります。
 スペックは精米歩合が麹米50、掛米55ということ以外はほぼ不明、情報公開的には最低レベルでしょう。
 
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 上立ち香はレーズンの砂糖漬け的な個性的な香りが仄かに。
 含むと、バランスの取れた柔らかい甘旨味が自然な口当たりで入ってきたかと思うと、そこから更に徐々に甘味が染み出してきて、奥に複雑さを感じさせつつゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、程よく熟した、うーむ洋梨的?な果実の甘旨味が芯にあって、仄かな酸と柔らかな苦味が伴うことで飲み飽きなさと飲みごたえを見事に両立させている印象。
 後味は、最後まで優しい苦渋が引き取って、しっかりとキレます。

 まさに程よく熟して、程よく味乗りして、程よく落ち着いた、「秋あがり」の名にふさわしいお酒でした。
 特に口当たりの柔らかさは特筆すべきかと…、冷やしすぎず常温に近いほうがよりその魅力が映えると思います。
 これを勧めてくれた店員さんには感謝ですね、まさにドンピシャにハマった感じ。
 次は星自慢や蔵太鼓も飲んでみたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:金澤屋 純米吟醸 秋あがり
精米歩合: 麹米50% 掛米55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社喜多の華酒造場
購入価格(税抜):1,389円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月23日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大七 純米 生もと 「CLASSIC」

本日の家飲み 大七 純米 生もと 「CLASSIC」

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 福島県二本松市のお酒です。
 家飲みは初めて、下手したら外飲み経験も無いかも…

 福島地酒の雄、大七です。
 地酒とはいえここまで大手になると、あまり購入対象にはならないのですが、今回は通販の同梱酒としてセレクトしてみました。
 同蔵は大手とはいえ、「扁平精米」や「生もとへのこだわり」など、着眼点が大手らしくないというか職人気質的な印象がありますね。
 そしてその辺りの理念についてはしっかりとホームページに記載が有りました、これは中々読み応えがありますね~、しょっぱなから、『日本酒について語るという時「この酒は酒造りに最高の原料である山田錦を○%まで磨きました」といっても酒について何ら語ったことにはなりません。』と剛速球投げてきてますし(笑)、興味があれば是非ご一読を…

 今回いただいたのは、精米歩合69%(扁平精米)で、当然生もと、火入れということで、「古典的な格調」のあるお酒とのこと。
 本当は生が良かったのですが、在庫の関係上こちらにしました。
 見た目的には新旧混在という印象ですね、キャップ廻りのチェッカーフラッグ柄が目を引きます。

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 上立ち香は、うーんまさにクラシカルな昭和の火入れ酒的な香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの伝統的な火入れ香をまとった米の旨味が、強めの乳酸味とともに入ってきて、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、ドッシリとした米の旨味を芯にしつつ、酸によって重さを感じさせない形にし、飲み進みやすさと飲みごたえを両立させている印象。
  後味は酸が引き取る形でしっかりとキレます。

 良く言えばクラシカル、悪く言えば古臭い味わいの、ドッシリ系酸旨酒でした。
 この昭和感、私はやっぱり苦手なんですよね…、私が生酒派なのは、この火入れ酒特有の香・雰囲気がどうしても受け入れられないということが大きいのです。
 とはいえ、まあ鍋島とか仙禽の「クラシック」ならともかく、そりゃああの「大七」の「クラシック」ならこうなりますよね…、これは完全に私のセレクトの問題でしょう。
 大七、次に機会があったら「現代向け」スペック(とりあえず生)をセレクトしたいと思います。

 燗をつけると、うーむ全体的に柔らかというか豊かな印象になりますね。
 味の方向性は変わりませんが、蔵元推奨なだけあって、このお酒の良いところが増幅されている感じがしました。

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名称:大七 純米 生もと 「CLASSIC」
精米歩合:69%
酒米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:大七酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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2017年12月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ささまさむね 特別純米 生酒

本日の家飲み ささまさむね 特別純米 生酒

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 福島県喜多方市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め、確か初めていただきます。

 福島のお酒といえば、先日「全国新酒鑑評会金賞受賞蔵数 五年連続日本一」という快挙を成し遂げたということが記憶に新しいところです(リンク先は同県の酒造組合ホームページ)。
 実際私としても、飛露喜や写楽などのメジャー銘柄はもちろん、豊圀、山の井、会津中将、自然郷などなどまだあまり東京に出てきていない銘柄についても、極めてハイレベルな福島酒との出会いを最近多く経験しています。

 さて、これはちょっと危ないというか、無責任な言説になりますが、ここ最近の福島酒の躍進には、あの原発事故も関係しているんじゃないかと、個人的には思っております。
 復興に対する並々ならぬ意気込みに加え、「放射性物質が検出されたら一巻の終わり」という危機感が、蔵内の衛生環境に前向きな影響を与えている部分があるのではないかと。
 聞くところによると、うまい酒を醸すためには、「蔵内が清潔であること」は非常に大きいらしいですしね。
 もちろん大前提として蔵の実力が無いと金賞なんて取れませんし、例えこの仮説に正しい面があったとしても、それが蔵元さん達の大変な努力によるものであることは変わりません、本当に頭が下がる思いです。

 完全に話がそれましたが、このささまさむねについては前情報皆無のフィーリング買いだったもので、ネタが思いつかず…
 裏ラベルには割と叙情的な解説文がありますね、「ささまさむね」は2014年からの新ブランドとのこと(通常銘柄は笹正宗)。

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 上立ち香は硬質なマスカット的?甘酸の香りが仄かに。
 含むと、濃厚かつ奥深い印象の甘旨味がグググッと入ってきて、少々の酸味と時間差で奥から滲み出てくる渋味によって複雑さを感じさせたまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、マスカットというか、新酒なのにレーズン的な味乗りを感じさせる個性的な甘酸渋味が旨味を演出します、逆に新酒に有りがちな苦味は皆無で、しっかりとした旨味を自然に楽しませてくれます。
 後味は渋味をほんのりと口中に残しつつも、芳醇さをしっかりと引き取ってキレます。

 複雑さと落ち着きが魅力の、個性派芳醇甘旨酒でした。
 たまにこういう新酒らしくない新酒に出会いますね、フレッシュ感があまり無い分粗さも無く、じっくりと楽しめるお酒かと思います。
 特に新酒の時期にこういうお酒と出会えると、家飲みにバリエーションが出て非常にお得な気分になれますね。
 ささまさむね、また他のスペックもいただきたいとお思いました。

 開栓後はやっぱり濃厚甘味系らしくちょっとダレてくるかな…
 こちらは早めに飲みきるのが、個人的にはオススメ。

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名称:ささまさむね 特別純米 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元:笹正宗酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年07月08日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

豊圀 純米吟醸 中取り本生

本日の家飲み 豊圀(とよくに) 純米吟醸 中取り本生

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 福島県河沼郡会津坂下町(あいづばんげまち)のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 肩掛けラベルには誇らしげに「全国新酒鑑評会9年連続金賞受賞」の文字が躍っています。
 新酒鑑評会については、Wikipediaにも載っているように、その意義についての批判もあります。(私も概ね同意。特に対象酒が「香り系高級吟醸」に偏っているという部分は大きいかと)
 ただ、安定して受賞しているということは酒造技術の高さを示しているのは確かだと思います、そして小規模蔵で9年連続金賞というのはとんでもないレベルと言えるでしょう(ソースは無いですが、たぶん全国でも数蔵なんじゃないかしら)。
 典型的な、「(東京では)知られざる実力蔵」といった趣きですね、こういうお酒をこそ地酒屋さんには見出して欲しいところです。

 蔵元ホームページには受賞歴等が記載されています、個人的には蔵元紹介に書いてある「普通酒から上級酒までふなしぼりで行なっております。」という記載に衝撃を受けましたね。
 ただ、今回のお酒のラベルには55磨きの中取り生ということしか記載なし。
 購入先のこだまさんのHPにはありがたいことに詳細な記載が有りました、使用米は福島の夢の香、日本酒度は少し低めの-2だそうです。

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 上立ち香は程よく落ち着いて濃厚な甘酸を感じる果実の香りが控えめに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の甘旨味がゆっくりと入ってきて、そのまま自然な口当たりを維持しつつも、時間差で出てくる苦味が奥深さを添え、じわじわと染み込んできます。
 味わいは砂糖をまぶした洋梨(?)的な、荒さが皆無で優しい甘旨味がしっかりと芯にあり、そこに柔らかいほろ苦さが引き締まりと複雑さを添え、全体としてふくよかさと飲み飽きなさを両立させている印象。
 後味は苦味が引き取ってしっかりとキレます。

 非常に個性的かつ豊かな味わいながら、ダレを感じさせないまとまりと複雑さのあるお酒でした。
 苦味がいいんですよ…、新酒っぽい浮いた感じの苦味でなく、旨味と一体になって奥深さを演出してくれます。
 やっぱり蔵の実力を感じるお酒だと思いますねえ…、私が地酒に求めるものを高レベルで具備している印象(特に個性)。
 豊圀、近いうちに是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同銘柄の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1644.html
(スペック違いですが、貴重な感想なのと、共通する部分がある気がするので参考までにリンク)

名称:豊圀 純米吟醸 中取り本生
精米歩合:55%
使用米:夢の香
アルコール度:16度
日本酒度:-2
蔵元情報:豊国酒造合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年05月31日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

飛露喜 特別純米 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み 飛露喜 特別純米 無濾過生原酒 28BY

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 福島県会津坂下町のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目ですね。

 年内最後の更新ということで、スペシャルなお酒のご紹介です。
 飛露喜については、最近特殊事情で買えた特別純米火入れ比較的入手しやすい特撰純吟(現純米大吟醸)を紹介しております。
 が、自分にとってのド本命であるこの特別純米無濾過生原酒については前回が24BYの時ですので、実に4年振り、悲願かなっての今回の家飲みとなりました。

 飛露喜については蔵元が頑なに一升瓶オンリー(一部高級品除く)の出荷を続けていることもあって、入手が本当に難しいんですよね…、加えて他の入手困難銘柄と比べて転売対策が甘い印象があり、そっち系の酒屋で大量にプレミア価格で売られてしまっているのも悲しいところ。
 ギャザリーのまとめでも書きましたが、保管状況もよくわからない転売プレミア酒に手を出すぐらいなら、ちゃんとした居酒屋さんでじっくりといただくことを、繰り返し強くオススメいたします!
(仕様により当ブログの広告バナーにたまに出てきてしまうのはご勘弁ください…)

 閑話休題、スペックは相変わらず精米歩合55%ですね、それ以外の情報はラベル上ではよくわかりません。
 特別純米火入れや泉川ふな口は最近ラベルのカラーリングが変わりましたが、この無濾過生原酒は白紙にスミの筆文字記載と相変わらず。
 佇まいにオーラを感じてしまうのは私の思い入れ故にでしょうか…


 上立ち香はスッキリフレッシュな酸と若干のバニラを感じる香りがそこそこに。
 含むと、フレッシュかつ程よい口当たりの旨味がゆっくりと入ってきて、少々遅れて裏方に顔を出す渋味で見事に輪郭を整えつつ、最後まで存在感を保ちつつ染みこんできます。
 味わいは、結構酸渋が立ちつつも、やはり芯に上品な甘旨味があって、芳醇ながら全体としては透明感も感じるほどにキレイにキチンとまとまっている印象を受けます。
 後味はその酸渋が、意外なほどに優しく引き取って、バッチリキレ。

 完成された一つの味わいの世界を感じさせてくれる、無濾過生原酒として極めて完成度の高いお酒でした。
 この銘柄・このスペックならではの魅力をビンビンに楽しめるものでしたね…、この味わいでこのお値段というのはやっぱり異次元のコスパです。
 「無濾過生原酒」というカテゴリの第一人者として、まだまだ他の銘柄が追いつけていない境地にあると思いますね…、やはり飛露喜の真骨頂はこのスペックにあるかと。
 本当はこのスペック増やしてほしいんですが、火入れこそ飲食店向けに安定供給しなくちゃいけないから、難しいんだろうなあ…、せめて四合瓶出してくれればなあ…。
 来年も飲みたいなあ…、飲めるかなあ…、祈るしかない今日この頃でした。


 開栓後は、一口目はちょっとインパクトが弱まって、甘味も引っ込んだかな…と思いきや、二口三口と飲み進めると、やっぱこのバランスがベストなんだな…、と思わせてくれる懐の深さを感じます。
 これは舌が飲み慣れるのと、若干の温度上昇も影響しているでしょうね、玄妙ともいえるバランスかと。
 (と、書いてから気が付いたのですが、4年前も似たようなコメントをしてました、このお酒の安定感を示していますね。後、私の感性もブレて無いことがわかってちょっと嬉しい。)
 ただ、流石に最後の1、2合になると生原酒なだけに若干崩れる(渋過ぎ)気もするんだよなあ、やっぱり個人向け四合瓶も出して欲しい気が致します…

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参考:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-31.html

名称:飛露喜 特別純米 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社廣木酒造本店
購入価格(税抜):2,600円/1,800ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年12月31日 福島の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

十ロ万 純米吟醸 一回火入れ 27BY

本日の家飲み 十ロ万(とろまん) 純米吟醸 一回火入れ 27BY

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 福島県南会津郡のお酒です。
 ブログでの紹介は3回目。

 ロ万については、「熟成生原酒 Version秋」という正に秋の生熟ど真ん中スペックのを三年前にいただいており、しかもそれは極めて自分好みのお酒でした(昔の記事も、今と言ってること大して変わってないですね…)。
 今回は、秋の時期を狙って出荷される一回火入れ酒ということで、「ひやおろし」的なお酒ですね(そう名乗っていないところがポイントかもしれませんが)。
 生熟酒を連続でいただいていたタイミングで、少しぐらい火入れのお酒も飲んでみるかとセレクトしました。
 ロ万には、濃厚甘口というイメージがあるので、普通のひやおろしよりは自分の好みからズレないんじゃないかなあという期待が裏にはあります。

 ロ万といえば、通常の造りである三段仕込みに加えて最後にもち米を投入するという「もち米四段仕込み」という若干特殊な製法を用いていることが特徴です。
 裏ラベルではその点に触れてはいませんが、お米の使用割合(精米歩合に非ず)が五百万石21%、夢の香71%、ヒメノモチ8%という複雑な数値になっていることが、それを表しているはず。
 ちなみに精米歩合は50で、結構削っている分お値段もそこそこですね。


 上立ち香は若干落ち着いたアルコールの香りが仄かに。
 含むと、トロミのある旨甘味がヌルググっと入ってきて、裏方ながら強めの苦味を感じさせつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、あえて言うならフレッシュさを取り除いた巨峰的なまろやかな甘旨味が主役で、熟感を伴う苦味と最初から最後までバランスをとり、あまりトンガリがない印象。
 後味はその苦味をほんのりと残しつつキレます。

 苦味を伴いつつも丸い味わいが最初から最後まで続く、優しい印象の秋酒でした。
 ただ、火入れだからなのか、バランス重視だからなのか、濃厚好きな自分には若干薄いというかインパクト不足に感じてしまった部分があります。
 わりと高精白なところも影響しているのかな…、コスパ的には他のスペックの方が良いような。
 ロ万でこれだと、やっぱり私と秋酒を謳う火入れ酒とは相性が悪いのかなあと改めて思った一本でした。

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名称:十ロ万 純米吟醸 一回火入れ 27BY
精米歩合:50%
使用米:五百万石・夢の香・ヒメノモチ
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:花泉酒造合名会社
購入価格(税抜):1,685円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: ロ万 純米吟醸

2016年12月09日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥の松 特別純米生原酒

本日の家飲み 奥の松 特別純米生原酒

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 福島県二本松市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みは確か何回かあったような気がします。

 実はこのお酒、つい先日閉店した「そごう柏店」で購入したお酒だったりします。
 私は同店には子供のころよく行っており、初代ゲームボーイをそこで買ったとか、色々と思い出のある場所ではありました。
 日本酒の品揃えについては、そもそも私が意識し始めたのがつい最近なのであまり詳しくはないのですが、何回か行った限りでは私の家飲み対象となるレベル(スカした言い方ですがかなり実際かなり高水準かと)のお酒もある程度探せたので、決して低くはなかったと思います。
 それに、とある地酒屋さんの店長のお話しによると、実は東京の西のほうにある超有名地酒屋とつながりがあって、安定して結構良いお酒を供給していたとか…
 日本酒漫画「いっぽん」でも描かれていますが、百貨店の日本酒バイヤーというのもなかなか奥深いお仕事なんでしょうね。

 閑話休題、奥の松は福島酒の中では、非マニアにも結構知られている類の銘柄という認識です。
 今回の購入酒も、百貨店向けっぽくスペック情報は最小限で、一般の人に訴求するようなパッケージですね。
 高級酒ではないのですが箱入りで、そこには銘柄の歴史やモンドセレクション金賞受賞(笑)など、びっしりとアピール文章が書きこまれていました。

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 上立ち香はなぜかレーズンを想起させる個性的な香りが控えめに。
 含むと、極めて濃厚かつ完熟した感じの甘旨味がグググッと入ってきて、時間差で出てくる強めのほろ苦さと拮抗しつつ最後まで力強く染みこんできます。
 味わいは、まさに完熟レーズンと言った趣の奥深さのある甘苦い旨味が最初から最後まで主役を演じる感じですね、ただ熟感はあっても老ねた感じではなく、生熟的なまろやかさもあります。
 後味は苦味が引き取って、しっかりキレます。

 「日本酒中級者向け」といった雰囲気の、芳醇で奥深い味わいの生熟酒でした。
 たまにこういうタイプのお酒には出会う気がしますね、今風の甘酸ジューシーな酒質とは異なりますが、個人的にはこちらも好きです。
 それにしても「老ね」と「熟」の違いって難しいなあ…、人によってそのラインは違うと思いますが、割と激しく味わいの印象に影響する部分なんですよね。
 個人的には常温保存した火入れ酒の熟感はとても苦手ですが、このお酒のような冷蔵保存の生酒の完熟果実感は好きなのだろうと思います。
 ともかく、奥の松、次は新酒もいただいてみたいと思いました。

 温度が上がってくると、口当たりが非常に柔らかくなりますね。
 キツい感じもしないので、個人的には常温がオススメかも(蔵元がどう考えているかが気になるなあ…)

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名称:奥の松 特別純米生原酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:奥の松酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:そごう柏店(閉店直前)
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年10月14日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

山の井 60

本日の家飲み 山の井 60

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 福島県南会津郡南会津町のお酒です。
 ブログでの紹介は初めてですね、詳しくは後述。

 ネット情報によるとこの「山の井」ブランドは、「金紋会津」を醸す会津酒造の跡継ぎ息子が、蔵元杜氏として23BYから立ち上げたものらしいです。 
 で、実は私はブログの開設前、日本酒にハマり始めた最初期に、たまたまそのお酒を飲んでいました。
 福島出張に行った際に酒屋さんの勧めに従い購入したわけですが、その酒屋選びも含め、我ながら当時からなかなかのセンスを持っていたなあと自賛したいところ。

 そしてその23BY山の井の写真がこちらです、ラベル上の銘柄の文字はそのままですが、デザインは全く違いますね。
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 ちなみにその当時の感想メモでは、
 「かなり香り高いタイプだけど、含むと48まで削ってる割にはかなり濃い旨味。後味もスッキリで優等生的な旨酒。」とのこと。
 いやあ生意気ですね(笑)

 今回いただくのは60磨きの純米酒。
 どうやら割と最近、特定名称や詳細スペックの記載をやめたみたいですね、裏ラベルによると「感じるままに飲んでください」とのこと。
 嫌らしい言い方をすると仙禽フォロワーという感じでしょうか、歩合だけ書いている時点で村祐ほど徹底できてないですし。
 色々と試行錯誤中のブランドだとは思いますが、個人的には普通に情報公開して欲しいというのが本音です。


 上立ち香はフレッシュリンゴな典型的吟醸香がそこそこに。
 含むと、なめらかな口当たりの甘旨味がググっと入ってきて、時間差で出てくる苦味で輪郭を保ちつつ、スルリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいはリンゴというかマスカット的趣の、透明感のある甘酸による旨味が主役、苦味はあくまで裏方を演じる感じ。
 後味はその吟醸的苦味を若干口中に残しつつキレていきます。

 香りが勝ちすぎない、上品でクセの無い直球勝負の透明甘旨酒でした。
 味わい的には特別純米というより完全に純米吟醸という感じですね、むしろ純大のような趣すらあります。
 これでこのお値段というは素晴らしいなあ…、極めて良心的だと感じますね。
 23BYよりも確実に進歩していた山の井、今後要注目の銘柄だと思いました。

 なお、意外にも温度が上がってもあまり崩れません。
 若干キツさも増しますが、甘味濃厚になってむしろ良いかも。
 さらに開栓後数日経ってもバランスは崩れず、いい感じに落ち着いて芯の強さを感じさせます。

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名称:山の井 60
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:会津酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年10月12日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

飛露喜 特別純米

本日の家飲み 飛露喜 特別純米

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 福島県会津坂下町のお酒です。
 ブログでの紹介はようやく三回目。

 入手困難銘柄の一つ、飛露喜です。
 このお酒に関しては現状入手ルートを確保できておらず、数年買い逃していたのですが、たまたま今回その機会が巡ってきたので、迷わず購入しました。
 実をいうと、通販で他の銘柄を発注したときにお店側都合による欠品が生じて、その埋め合わせで入れてもらったものだったりします。
 酒屋さんと仲良くしておくとこういうときにお得ですね。

 ところで、当ブログでは最近購入先の酒屋さんを記載していますが、入手困難と私が思った銘柄に関しては伏せるつもりです。
 これは別に意地悪がしたいわけでなく、転売屋の情報源になることが嫌ということ、お店に問い合わせが行って負担になるのが怖いこと、できればあまり入手困難銘柄ばかりに飛びついて欲しくないこと、などが理由です、あしからずご了承ください。

 さて、スペックは通年商品の特別純米(恐らく生詰)、実は初めての家飲みです。
 無濾過生原酒はマイ殿堂入りとしているぐらいに惚れ込んでいる私ですが、実はこちらの生詰にはそんなに強い思い入れが無かったりします。
 外飲みで他のお酒と飲み比べると、どうしてもインパクト不足に感じるんですよね、飲むお酒に迷った時に鉄板酒として選ぶような存在かな(当然プレミア価格でない前提)。


 上立ち香は実は結構個性的だと思う、白ワイン的な果実香がそこそこに。
 含むと、、程よく落ち着いた感じの奥深い甘旨味が力強く入ってきて、ほんのりとした渋みを伴いバランスを保ちつつゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、マスカット的な透明感のある甘旨味が主役、そこに独特な渋みが絡みつくことでやっぱりワインを髣髴とさせる独自の世界を創り出します。
 後味はその渋みが引き取ってグっとキレます。

 強烈に主張するわけではないながら、はっきりとした「飛露喜イズム」という個性を感じる、高完成度のお酒でした。
 いやあやっぱり安定感ありますね、正直「無濾過生原酒に比べたらつまらないだろうなあ」という先入観をバリバリに持ったままいただいたのですが、家飲みでじっくりやると、なかなかどうして十分楽しめました。
 このお酒がこの値段というのはやはり破格でしょう、本当は4合瓶も出して少しでも家飲みし易くして欲しいなあ…
 飛露喜の実力を改めて感じた一本でした。

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名称:飛露喜 特別純米
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社廣木酒造本店
購入価格(税抜):2,600円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年10月06日 福島の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

番外自然酒 完熟舐瓜的生もと純米吟醸 無ろ過生原酒

本日の家飲み 番外自然酒 完熟舐瓜的生もと純米吟醸 無ろ過生原酒

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 福島県郡山市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介はこれで4本目。

 「フルーティー」という言葉に象徴されるように、最近の日本酒は果物の味わいに例えられることが多い印象です。
 そんな中、最近「メロン」の味わいということを蔵元自ら謳っているお酒に、同時期に2本出会いましたので、面白いと思い飲み比べてみました。
 一本目は「金寶自然酒」のチャレンジ用ブランドのお酒です。
 暗めの黄緑を使ったラベルには「完熟舐瓜(メロン)的」というフレーズがあり、裏ラベルにも「完熟メロンのような香りと味わいを持ったジューシーな自然酒」とはっきりと記載されていますね。

 スペック的には、生もと仕込みというのが結構意外なポイントです、あまり生もと酒にフルーツ系の甘さのイメージが無いので…
 また、裏ラベルには「汲出し四段の配合を変えて」みたいな記載もありますね。
 詳細は不明ですが、濃厚甘口酒には麹歩合を増やしたお酒がたまに見られるので、そのあたりの調整でしょうか。

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 上立ち香は甘くフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、うひやあこりゃ確かにメロンだわという感じの超甘々味がトロリと入ってきて、時間差で出てくる苦渋が弱々しく寄り添いつつ、じわじわと染みこんできます。
 旨味は完熟メロンシロップとしか言いようが無い煮詰めたように濃い甘旨味が主役で、苦渋が複雑さを添えてギリギリのところでダレを防いでいる印象。
 ただ後味はしっかり苦味が引き取ってちゃんとキレますね。

 そう滅多には出会えないレベルの超濃厚な甘味が魅力の、売り言葉通りの完熟メロン酒でした。
 最初の一口は「これはいくらなんでも甘ったるいのでは…」と思ったのですが、意外にも飲み進めると慣れてくるというか、他の味の要素とちゃんと調和が取れていることが伝わってきます。
 これがあるから今の甘口酒は好きなんですよね…、単なる砂糖の甘味では無い、独自の魅力が体中に染み渡ります。
 自然酒は番外品でもしっかりとした個性があるなあと感じた一本でした。

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名称:番外自然酒 完熟舐瓜的生もと純米吟醸 無ろ過生原酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年09月24日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

廣戸川 純米吟醸 生酒

本日の家飲み 廣戸川 純米吟醸 生酒

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 福島県岩瀬郡天栄村のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目ですね。

 こちらのお酒が各鑑評会、コンテストで非常に高い評価を得ているということは、前回いただいたにごりざけの紹介記事で書きました
 ちなみに26BYの新酒鑑評会でもしっかり金賞を受賞しているようです、うーむ凄い勢いですね。
 新酒鑑評会の結果が全てではありませんが、やはり小規模蔵の連続金賞受賞は、「酒質の安定」がしっかりされていることを証明する事実であろうと感じます。

 今回いただくお酒は、麹50、掛55という微妙な調整の精米歩合。
 使用米の記載はありませんが、この歩合の無濾過生原酒の割にはお安い方でしょう。

 
 上立ち香は濃厚ながらスッキリとしたリンゴ系の香りがそこそこに。
含むと、芳醇かつバランスの良い印象の旨味が自然に入ってきて、少々の苦味に引き締められながら力強く染みこんできます。
 味わいはスタンダードなリンゴっぽい甘酸旨味が主役で、透明感を感じさせる全体のバランスが魅力ですね、いくらでも飲めてしまいそうな自然な口当たりです。
 後味はほんのりとした苦味を残しつつキレていきます。

 なんというか、まさに正統派という印象の、芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 奇を衒わないキレイな旨味と、芳醇ながら自然な口当たり、まさに万人向けにオススメできるお酒ですね。
 各所で高評価を受けるのにも納得の味わいでした。
 廣戸川、引き続き色々なスペックを試していきたいと思います。

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名称:廣戸川 純米吟醸 生酒
精米歩合: 麹米:50% 掛米:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:松崎酒造店
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年05月14日 福島の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ

本日の家飲み 冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ

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 福島県会津若松市のお酒です。
 外飲み家飲み多数回で、純米純吟羽州誉に続き、ブログでも3回目の紹介です。

 前回も書いた通り、この写楽は「SAKE COMPETITION 2014」で全5部門中2部門のトップを取ったことで、人気に火が付いた感のある銘柄です、地酒屋さんでは若干品薄感がありますが、まだ入手困難とまでは言えない印象。
 今回はその新酒うすにごりが店頭に並んでいたのでセレクトしました、前は新聞紙にくるまれた「ささめゆき」という商品だった気がしますが、新聞紙をやめて名称変更したのかな…
 というか実は購入後にレシートを見てみると「ささめゆき」とのの記載が…、更新漏れだと思いますが、品数が多いうえにころころ名称が変わる地酒アイテムの管理について、酒屋さんの大変さを感じた一事でした。

 おりの絡みぐあいはぎりぎり利き猪口の底が見える、ほどよい感じ。
 私には珍しく前にいただいた2本が火入れ酒だったので、生は久しぶりですね、楽しみにしつついただきます。

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 上立ち香は非常にフレッシュな印象の、ちょいセメダイン混じりのスッキリした香りがそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュながら甘味がしっかり乗った濃厚な旨味が、おりのほのかな苦味を伴って、しかし自然に流れ込んできます。
 旨味は濃厚な果実の甘味が主役で、特筆すべきはかなり強めのフレッシュ感がありながら青臭さが皆無なこと、苦味も上品な程度でとどまっています。
 後味はその苦味が自然に引き締めてキレます。

 おりのキツくない苦味とフレッシュな甘みがしっかりと均衡をとる、うすにごり生のお手本のようなお酒でした。
 正直、「もてはやされてるけど実際どうかな~」ぐらいの意地悪な姿勢で飲んだのですが、これはあぐらをかかずにしっかり酒質向上させてきていますね。
 というか特にこのスペックは私好みかも…、とにかく甘味が心地よいです。
 寫樂、今後も注目していきたい銘柄です。

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名称:冩樂 純米吟醸 生酒 おりがらみ
精米歩合:50%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:宮泉銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 冩樂 純米吟醸

2016年04月05日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

金寶自然酒 純米原酒 槽口直汲み生原酒 27BY

本日の家飲み 金寶自然酒 純米原酒 槽口直汲み生原酒 27BY

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 福島県郡山市のお酒です。
 全く同じスペックを去年もいただいています、蔵の特徴等はそちらの記事をご参照ください。

 このスペックを頂いて以来、自然酒の各種商品はチェックしていたのですが、どうもタイミングが合わず一年経ってしまいました(同蔵の「穏」は1本いただいていますが)。
 基本的に、日本酒の特定スペックは本当に一期一会ですね…、四季醸造蔵でもない限り期間はかなり限られますし、そもそも生産量が少ないものについては当然売り切れも早い。
 一升瓶数百本とかの出荷数なんてざらですからね、地酒というのは本当に特殊な商品なんだなあと思いを巡らせてしまいます、そんなお酒と巡りあうというのは、ある意味奇跡的と言っても良いのかもしれません。

 閑話休題、今回いただくのもそんな限定品ですね、去年になかった「別誂え」という謳い文句が気になりますが、たぶん中身は同じでしょう。
 お値段は相変わらず、歩合に対しては割高に見えますが、お米へのこだわりを考えるとむべなるかなという感じです。

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 注ぐと、細かい気泡がグラスにつきます。
 直汲みとはいえ風の森以外では、ここまではっきりしているのは珍しいですね。

 上立ち香は甘くフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨酸味が若干のガス感と共に入ってきて、その酸味と裏方の苦味でしっかりと引き締まったままで、ジュワーッと染みこんできます。
 味わいは、甘味と酸味と苦味がそれぞれ強烈に主張しながらせめぎ合う賑やかなもので、
 後味は苦酸でしっかりと引き上げていきます。

 芳醇そのものの甘旨味をガス感が引き締める、個性派シュワシュワ旨酒でした。
 大体去年の印象と同じですね、これだけ骨太の個性があると、多少のブレは吸収されるのでしょう。
 このスペックは自分にとって鉄板であると改めて確信できました。
 金寳自然酒、今後も色々なスペックを試していきたいと思います。

 開栓後数日経つと、ガスが抜けて甘味が前面に出てきます。
 うーむ、ちょっとダレ感があるかなあ、このお酒に関しては開栓直後のバランスが好きですね。

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名称:金寶自然酒 純米原酒 槽口直汲み生原酒 27BY
精米歩合:70%
酒米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,585円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年03月22日 福島の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

國権 純米生原酒 垂れ口

本日の家飲み 國権 純米生原酒 垂れ口 

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 福島県南会津郡南会津町のお酒です。
 外飲みは何度かあり、家飲みも二回目ですが、ブログでの紹介は初めてですね。

 赤と白とのコントラストが鮮やかな、「ひょうたんラベル」が目を引くお酒ですね、
 こちらの蔵は「てふ」というこれまた個性的なラベルのお酒も出しています、確かそちらは女性的な柔らかな味わいを指向していたと思います。
 対してこちらは「骨太の味わい」とのことです、実は私は数年前に家飲み経験があるのですが、その時はちょっと甘味が足りない印象でした。
 時間が経ち、印象が変わっているかどうかが気になって、今回セレクトした次第です。

 スペック的には純米生原酒といいつつ60まで磨いています、ラベルの記載は貧弱ですが、蔵の商品紹介ページには結構詳しい記載がありますね
 お値段も結構良心的で、なんとなく看板商品としての風格を感じる気がします。


 上立ち香はメロン的な、スタンダードな感じの吟醸香がそこそこに。
 含むと、フレッシュで若干青さを感じる甘旨味が自然に入ってきて、尻上がりに出てくる苦味にグッと締め付けられながら、じわじわと染みこんできます。
 味わいは新酒らしい青い果実の甘旨味が主役、とても濃厚ながら、ありがちな「荒さ・エグさ」をしっかりと抑えて、しかもダレない程度に苦味のある奥深い世界を創り出します。
 後味は、その苦味がしっかり引き取って、見事にキレます。

 しっかりと引き締まった味わいながら、芳醇フレッシュな旨甘味の魅力もがっつりと感じさせてくれる、力強い旨酒でした。
 うーむ、実は最近「巌」を飲んだ時にも思ったのですが、以前に家飲みして甘味控えめの「男酒」という印象があったのに反して、今回の印象は自分のドストライクです。
 これは果たして私の好みが変わったのか、蔵が最近の時勢に寄せてきたのか…、個人的には両方のような気もします。
 國権、今後注目を強めたいと思います。

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名称:國権 純米生原酒 垂れ口 
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+2
蔵元情報:国権酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 國権 純米

2016年03月17日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

永寶屋 辛口純米 八反錦 無濾過生原酒

本日の家飲み 永寶屋(えいほうや) 辛口純米 八反錦 無濾過生原酒

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 福島県会津若松市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…(呆)

 この永寶屋を醸す鶴乃江酒造の通常銘柄は「会津中将」。
 そして会津中将といえば今年、「SAKE COMPETITION2015」の純米大吟醸部門で、東洋美人・十四代を抑えてトップに輝いたのが記憶に新しいところです。(リンク先は私のギャザリー記事)
 ミーハーな自分としては、 そんな銘柄をまだ家飲みできていないことに耐えられず、早速こだまさんで購入させていただいた次第です。

 スペック的には、八反錦を60まで磨いた無濾過生原酒、これも一夏超えた生酒です。
 個人的には「辛口」という表記があるお酒はまたいで通る傾向があるのですが、実は今回は試飲の時点で「こりゃうめえ」と驚愕し、即決でセレクトしました。


 上立ち香は控えめに甘くスッキリとした果実香がそこそこに。
 含むと、程よく落ち着いた濃度と純度の高い甘旨味が力強く入ってきて、キツさのない辛さっぽい感触で輪郭を保ちつつ、息が長く染みこんできます。
 旨味は完熟マスカットを思わせる濃厚な甘味が主役ながら、あくまで裏方に徹した苦味と辛さがしっかりと支えて、スッキリかつ奥深い味わいの世界を創り出します。
 後味はその芳醇な味わいを最小限の辛さが引き取って見事にキレます。

 しっかりとした甘旨味と引き締まった辛さが見事に両立した、極めて完成度の高い芳醇旨甘辛酒でした。
 スッキリさがありつつ、全体的な印象は割とまろやかなんですよね…、これは本当に奥深い、一筋縄ではいかないお酒です。
 ただ、これを「辛口酒」として表示してしまうのは勿体無い気がするなあ…、下手したら凡百の淡麗辛口酒に埋もれてしまうような。
 兎も角、永寶屋と会津中将、今後注目度をググッと上げていきたいと思います。

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名称:永寶屋 辛口純米 八反錦 無濾過生原酒
精米歩合:60%
酒米:八反錦
アルコール度:16%
日本酒度:+7
蔵元情報:鶴乃江酒造
購入価格(税抜):1,400/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2016年01月21日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

風が吹く 山廃純米吟醸生酒 緑ラベル

本日の家飲み 風が吹く 山廃純米吟醸生酒 緑ラベル

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 福島県大沼郡会津美里町のお酒です。
 家飲み外飲み共に何度かあり、ブログでの紹介は2回目ですね。

 個人的には、こちらを含む福島のお酒の最近の躍進ぶりには目覚ましいものがあると感じています。
 直近でも、「平成26酒造年度全国新酒鑑評会金賞受賞蔵数 日本一(三年連続)」、「仙台 日本酒サミット2015トップ3独占(一位は会津中将)」、「IWC2015チャンピオン・サケ輩出(会津ほまれ)」、「SAKE COMPETITION 2015純米大吟醸部門1位輩出(会津中将)」と、受賞実績の枚挙にいとまがありません。
 まだまだ残る風評被害を吹き飛ばす勢いという印象ですね、蔵元さんたちの努力には頭が下がる思いです。

 さて、今回いただくのは、会津産の五百万石を50まで削った山廃純米吟醸生。
 前回いただいた山廃純米生は私には少し辛すぎたので、もう少し華やかな味わいを期待してしまいます。

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 上立ち香はスッキリ、フレッシュな果実っぽい香りが仄かに。
 含むと、濃厚な甘酸の旨味が程よい軽さで入ってきて、時間差で出てくる苦味に引き締められながら喉奥に流れ込んできます。
 旨味は、いかにもフレッシュな果実といった甘酸味が主役、そして酸味が山廃らしく乳酸を感じさせるもので、さらに心地よい 苦味が加わることで味わいに奥深さが出ていますね。
 後味はその酸と苦味がキッチリ引き取って、スッキリとした印象を残して引き上げます。

 今風の山廃生酒らしい、果実風の甘旨酸味をストレートに感じられる、華やか旨酸酒でした。
 いやあ今回は見事なまでに自分の想定があたりましたね…、満足です。
 福島酒は本当、全体的なレベルがとんでもなく上がっているように感じます。
 風が吹く、今後も追っていこうと思いました。

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名称:風が吹く 山廃純米吟醸生酒 緑ラベル
精米歩合:50%
酒米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:合資会社白井酒造店
購入価格(税抜):1,450円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2015年10月26日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

自然郷 純米吟醸 直汲 セブン 中取り

本日の家飲み 自然郷 純米吟醸 直汲 セブン 中取り

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 福島県西白河郡矢吹町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 個人的にはノーマーク銘柄で、通販サイトで衝動買いした一本です。
 こちらを醸す大木代吉本店さんの地元銘柄は「楽器正宗」とのこと、この銘柄名も結構インパクトありますね。
 「自然郷」は、やはり無農薬純米酒に与えられるブランドみたいです、三増酒真っ盛りの昭和48年に誕生させたということに蔵元さんの先見の明と意識の高さが伺えます。
 なお、こちらの紹介ページによると、「セブン」とは「オール福島」であること等に関する「七つの誓い」を示したものとのこと、うーん思想を感じますね。

 ということで、スペック的には米(夢の香)含め、水、酵母全て福島由来のもの。
 どうせならラベルにそこらへん細かく書けば良いのにと思うのですが…
 
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 上立ち香は甘い感じのフレッシュかつ濃厚な果実香が気持ち強めに。
 含むと、透明感のある甘旨味が、若干のガス感と苦味に引き締められつつ入ってきて、そのままじわじわと染みこんできます。
 旨味は確かにメロンな感じですね~、フレッシュな甘味に少し青臭い感じの苦味が絡みついて、ダレない感じ。
 後味は、その苦味を若干残しつつ、しっかり引き上げます。

 フレッシュでしっかりした甘旨味と青さがありつつ、全体としてバランスの取れた芳醇旨酒でした。
 生詰酒ということで一回火入れはされているはずですが、全然味わいの減退は感じませんね、生酒と勘違いするレベル。
 色々な部分が丁寧に扱われている印象です。
 自然郷、これから注目していきたいと思いました。

 なお、開栓後時間が経つと、甘味が増してきます。
 数日ぐらいでは、苦味もあるので個人的にはダレた感はしませんね、こっちも好き。

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名称:自然郷 純米吟醸 直汲 セブン 中取り
精米歩合:60%
使用米:夢の香
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合名会社大木代吉本店
購入価格(税抜):1,429円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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2015年07月21日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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