梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒 02BY
新年家飲み速報 梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒 02BY
福井県鯖江市のお酒です、ブログでの登場は4回目、かつ4年振りになりました。
この初雪は、以前飲んだときの印象がすこぶる良かったため、今回新年酒の一本としてセレクトしています。
見た目もあまり変わっていないですね、この時期にあえてのブルーボトルが目を引きます。
新酒しぼりたての薄濁り酒に「初雪」、まさにドンピシャなネーミングですよねえ、わかりやすいというのは正義だと思います。
ちなみに最近同じ「初雪」という名前で五百万石も出たみたいですね、そちらは未飲なのでいつか飲んでみたいところ。
スペックも前から変わらず、精米歩合50%と35%のお酒(どちらも純米大吟醸)をブレンドしたものになっています。
その生原酒としては、お値段も良心的と言えるでしょう。
上立ち香は意外にもあまり感じませんね…、フレッシュな雰囲気があるかしら。
含むと、そこそこの苦味を伴った非常に濃厚な甘旨味がオリ的な滑らかさのある口当たりで入ってきて、最後までその甘苦でバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
味わいは、フレッシュかつ青苦い果実の味わいに砂糖をまぶしたようなもので、オリの存在感も相まって飲みごたえはバッチリですね、苦味は強めながら飲み疲れ感は抑えられていますね。
後味は、苦味の余韻をほんのりと残しつつ、わりと柔らかく引き上げていきます。
フレッシュな甘さと青さと苦さをそれぞれ強めに感じる、薄濁りしぼりたてらしい芳醇フルーティー酒でした。
キレの良さは良いのですが、ちょっと苦味が目立つかなあ、前回の感想だと苦味控えめとのことだったので、商品の方向性が変わったのか、ヴィンテージ的問題なのか…(若しくは私の体調か)。
ハードルを上げすぎた感もありますが、お値段も考えるとちょっと物足りないですねえ、バランスが崩れるまではいかないまでも平凡に感じてしまいました。
梵、また次に期待したいと思います。
名称:梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒
蔵元情報:合資会社加藤吉平商店
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.4/9.0