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【レポート】「SAKE100」の試飲会に参加させていただきました!

 今回はいつもの感想記事ではなく、久し振りにイベントというか、試飲会のレポートになります。
 その試飲会の内容とは、かの「SAKE100」のお酒を一度に飲み比べるという、非常に豪華なもの!

1.「SAKE100」について

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 ちなみに「SAKE100」とは、「SAKETIMES」の運営会社でもある「株式会社Clear」が展開するSAKEブランドです。
 詳しいコンセプトは公式ホームページに記載がありますね、「100年誇れる1本を。」というフレーズに象徴されるように、パートナー蔵との共同開発という形で、それぞれの商品に強い意味を持たせて販売しているブランドだと思います。
 まあそのため、基本的には私が通常買っているような価格帯のグッと上を行くようなラインナップになっております…

 正直なところ、「あまりご縁はないかなあ…」と思っていたのですが、今回はSAKETIMESの編集長でもある小池潤様のご厚意により、代官山のSAKE100オフィスで開かれた試飲会に、何と日本酒ブログ書きとして参加させていただいた次第です。
 小池編集長、そして話を持ってきてくれた日本酒ブログ仲間の「神奈川建一」さんに改めて感謝を!
 (ちなみにコミュ障の私は他の顔ぶれや場の雰囲気に飲まれ、かなりビクビクしてました…)

2.お酒の紹介と感想

 さて、前置きが長くなりましたが、これから頂いたお酒の紹介に入ります。
 詳細なコンセプトについては、流石にしっかりと作ってある紹介ページを見てもらった方が良いかと思いますので、興味があれば是非!

 最初に頂いたのは「百光 -byakko-」です。
 こちらは「楯野川」を醸す山形の楯の川酒造のお酒です、楯野川は当ブログで紹介したのは随分前ですが、外飲みでは定番の実力派銘柄という印象。

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 記念すべきSAKE100第一弾ですね、一番の特徴は精米歩合18%というところでしょう、それも(山田錦でなく)地元の出羽燦々を使っているところも素敵。
 味わった第一印象は素直に、「おお、これは凄い」という感じでしたね。
 高精白酒の一般的な方向性を敢えて外した濃厚な印象で、それでいて極めて上品なんですよ、特にハッキリと甘味があるのが素敵でした。
 このお酒に関しては神奈川建一さんのレビューが素晴らしいので、正直興味があればそちらを読んで頂くのが一番かと…(サボリ)
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 そしてこのお酒、IWCゴールドメダルとKura Masterプラチナ賞とってるんですよね。
 事務所に賞状が誇らしげに置いてありましたが(実物初めて見た…)、実際参加蔵が非常に多いこの2つのコンペでこの成績は凄いの一言!


 さて、二本目は「深豊 -shinho-」。
 こちらは通所銘柄「竹葉」の石川の数馬酒造が醸すお酒ですね、当ブログでは同蔵限定銘柄の「閃」というお酒をいただいたことがあり、非常に好印象でした。


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 こちらを飲んだ第一印象は私としては「実家のような安心感」でした、まあこれは特殊な感想でしょう(笑)
 いわゆる無濾過生原酒らしさがハッキリと前に出ているんですよ、メロン的な香りといい、若干のガス感といい、何よりインパクトのある濃厚な旨味が実にそれらしい。
 イメージカラーがまさに緑って感じで、商品紹介ページとかラベルの雰囲気との一致感が凄かったです。
 後、インパクトがありながらやっぱりまとまりは良いんですよね~、特に後引けの素晴らしさは特筆すべきかと。
 ペアリングが楽しそうという意見がでていましたが、私も同意です、新世代の食中酒って感じですね。


 三本目は「天彩 -amairo-」。
 こちらは「花巴」を醸す奈良の美吉野醸造のお酒ですね、当ブログでは水もと×水もとという一種の変態酒を強く推しています。
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 こちらに関してはまず香りを確認した時点で最初は「なんじゃこりゃ!?」って感じでした。
 上立ち香が極めて個性的なんですよね、一緒に飲んだ方の「チーズケーキみたいな香り」という表現に「おおピッタシ」と思った直後に、もう一方の「酢イカっぽい」という表現にも凄い頷いてしまいました。
 正直文字で見てもわけわからないと思いますが、実際そんな感じなんですよ…、こればかりは経験しないと納得はできないとおもいますが。
 ちなみに味わいは、しっかりある酸と蜜的な甘味のバランスが非常に良い、デザート的ながらもダレを一切感じさせないものでした。
 個性派ながらも、嫌いな人はあまりいないんじゃないかな~、この辺りにSAKE100の企画力を感じます。

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 写真では見にくいですが、色がまた良い感じでしたね~


 そして四本目、シークレットで飲ませていただいたのが「現外 -gengai-」!
 こちらは是非商品紹介ページをみて欲しいですね、まさに存在自体が奇跡のお酒でしょう。
 それにしてもまさか限定100本のお酒を味わえるとは…感無量。

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 味わいに関しては私の表現力ではなんとも言いようのない初経験のものでした…
 ただ、恐らく絞った当初は酸が暴れていたのが、24年でようやくまとまってきたというのが納得行く感じの味わいでしたね。
 古酒っぽい枯れ感がありながら、枯れ切っていない酸や旨味を感じるお酒でした。
 他の方々は「まさにマディラワイン」との評でしたが、私はマディラワイン飲んだこと無くて…そのまま黙ってました(笑)

3.総括

 今回4種類のお酒を飲ませていただいて思ったのは、
 ・マイナスになりうる味がしっかり抑えられている
 ・後引け、余韻が素晴らしい
 ・コンセプトにしっかりあった個性
 という特長がしっかり共通しているなあということでした。(現外は若干特殊ですが)
 個性がしっかりありつつ、バランスを崩さないよう踏みとどまっている感じがあって、私含め、お酒を飲める人ならほとんどの人が「美味しい」と思うんじゃないかな(特に百光)…
 やっぱり、ブランドコンセプト的には「万人受け」と「特別感」というものが必要だと思うので、この辺りは流石だと思いましたね。
 正直言って、自分で地酒屋回るようなマニアなら自分に合ったとんがったお酒を選んで飲めば良い話なのですが、そうではないけど日本酒に興味ある人も多いと思うので、ニーズは大きいでしょう。
 ともかく、企画力がキモですし、この4種類でコンセプト的に結構一巡した感もあるので、次にどちらの方向に行くのかについては、期待を込めて注目したいと思います。

 実は昔、機会があってお高めのホテルのビュッフェに行ったとき、これ見よがしにワインが並べられている割に、日本酒のラインナップが極めて貧弱であったのをみて、何だかなあと思った経験がありました。
 もちろん料理との相性やらなにやらあるんでしょうが、結局イメージとか、選び手不足っていうのも大きいと思うんですよね。
 そんな状況の中、SAKE100の現状とコンセプトには希望があると感じています。
 現在の日本酒に足りない部分をカバーしつつ、日本酒の可能性をどんどん広げていって欲しいと、強く思いました!

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2019年09月16日 日本酒イベントレポート トラックバック:0 コメント:0

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