七賢 風凛美山 純米 生酒
家飲み記録 七賢 風凛美山 純米 生酒
山梨県北杜市(ほくとし)のお酒です、ブログでの登場は2回目。
山梨を代表する銘柄の一つですね、当ブログでは以前「絹の味」という純大をご紹介しています。
実はこの「風凛美山」(の火入れ)も宴会で飲んだことがあり、印象が良かったので今回生酒をセレクトしてみました。
しかし、この裏ラベルの分かり易い情報公開は素晴らしいですね~、大手酒では結構見る形式ですが、やはり表やイラストがあるとスッと伝わります。
このお酒の特徴はなんといってもそのお値段ですね、税抜1,019円と普通酒並みといっていいほど。
使用米等の情報は裏ラベルにありませんでしたが、蔵元ホームページの商品紹介にありました。
というかそのページには、印刷物からとったっぽい、凄く細かい解説があるので一読を是非オススメ。
上立ち香はほんのり熟しつつ割とキリッとした果実香が控えめに。
含むと、柔らかく熟した印象の甘旨味が、トロリとスルリの間ぐらいの感触で入ってきて、酸も程よく感じさせつつ、最後までバランスを保ったまま染み込んできます。
味わいは、蜜ありの青りんご的なスタンダードな甘酸味が中心なのですが、とんでもないレベルでバランスが良く、しっかり飲みごたえを感じさせつつ、粗さやクセを全く感じさせない印象。
後味は、熟感と酸の余韻を残しつつ、自然かつ柔らかく引き上げていきます。
モダン純米生酒のド真ん中を行きつつも、その完成度が個性にまで昇華している、超絶コスパ酒でした。
個人的な経験として、1,500円近辺と1,000円近辺のお酒って明らかにジャンルが違うと思っているんですが、このお酒は正直2,000円ぐらいで売られていても全く違和感がない完成度だと思います、それだけバランス良好。
普通この価格帯と精米歩合なら薄かったり、苦味や渋味やアルコールがキツかったりで、バランスが崩れがちなのですが…ヤバイですよこれは。
もちろん高級酒って感じでは無いのですが、普段純米生酒を飲み慣れている方ならこのお酒の凄味は重々わかると思います。
七賢の実力をこれでもかと見せつけてくれたお酒でした、今後も注目していきたいですね~
名称:七賢 風凛美山 純米 生酒
蔵元情報:山梨銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,019円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.7(値段も考慮に入れて)/9.0