天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY
本日の家飲み 天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY
神奈川県茅ケ崎市のお酒です。
ブログでの登場は2回目ですね、前回記事はなんと4年以上前になります。
「天青」でググると、蔵元直営のレストランの紹介ページが真っ先に出てきました、この一事で普通の蔵とはちょっと違うというオーラを感じますね…。
私の記憶が正しければ、天青は酒米「酒未来」を使った商品をかなり早い段階から出していた蔵の一つだと思います。
数年前は結構少なかったので印象に残っており、いつか買おうと思っていたのですが、あれよあれよと多くの蔵が使うようになりましたね。
最近だと奈良萬や南部美人も使い始めたとか…、「愛山」同様、今風のお酒に合う性質なんでしょうか。
今回いただく「千峰」はその酒未来を50まで削った、比較的高精白の純米吟醸で、値段もちょっとだけお高め。
私にしては珍しく(多分一回)火入れですね、そもそも天青の購入が遅れたこと自体、生のスペックが少ない(ように思える)ことが理由だったりします。
上立ち香は落ち着いた、チョコ風味の香りが仄かに。
含むと、やはり熟しきった印象の甘旨味が、奥の方に渋味を感じさせることでダレを防ぎつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
味わいは、うーんまさに完熟果実といった感じの落ち着いた旨味が主役で、甘味はそこそこ、渋味が奥深さと飲み飽きなさを添える感じで、全体としては突出するものがないバランス系の印象。
後味は、まさにデクレッシェンド的に引き上げつつ、最後に舌先にほんのり苦味を残す感じ。
実に正統派といいますか、程よい味乗りと、濃い旨味とそこそこの甘味のバランスと、引き締めを担当する渋味と、それぞれをしっかり楽しめるまとまりの良いお酒でした。
ちゃんと美味しいひやおろしといいますか、中庸を往く感じがプラスに働いているように思える味わいですね。
後はもう少しお安いと個人的にはありがたいのですが…まあこればっかりは、むしろ私がいつも飲んでいるお酒のコスパの良さをありがたく思うべきなのでしょう。
天青、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。
名称:天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:熊澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0