英君 純米吟醸 無濾過生原酒 「緑の英君」

家飲み記録 英君 純米吟醸 無濾過生原酒 「緑の英君」

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 静岡県静岡市のお酒です。
 外飲みは何度かあったと思いますが、以外にも家飲みは初めてですね。

 英君は静岡酒の中でも割と早い段階で、首都圏に進出していた銘柄という印象があります。
 実際私もふくはら酒店さんの店頭で随分前(それこそ5年ぐらい前)からよく見かけていたし、外で飲んだことも有るのですが、得てしてそういう銘柄は家飲みが後回しになりがちですね…、「いつでも飲める感」の罠といいますか。
 今回は、静岡酒に強い「日本酒と競馬ブログ」さんが英君を何回も掲載されているのを見て、自分も飲みたくなってセレクトした次第です。

 スペック的には五百万石を55%まで磨いた無濾過生原酒、日本酒度は+5とちょい高めですね。
 1月出荷を3月の頭に開栓しているため、そこそこフレッシュなコンディションでいただいています(記事掲載はこんなタイミングという体たらくですが…)。

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 上立ち香は甘酸を感じる爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、インパクトのある旨味が割りと自然な口当たりで入ってきたと思うと、直ぐに出てくる青い感じの苦味でがっちり引き締められて、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット的なしっかりした甘酸味が中心にあって、どこかにスルスルイケる感(?)を助長する前向きな水っぽさがありますね、恐らく酸苦が浮かずに一体化しているためにそう感じるのかと。
 後味は苦味をほんのり残しつつ、酸も相まってスッキリキレます。

 心地良い甘酸味を、程良い濃度で素直に味あわせてくれる、良バランスのスッキリ甘口系新酒生原酒でした。
 「みずみずしい」という形容が似合う感じでしょうか、ラベルイメージにも合っていて、安定感を感じさせてくれました。
 これが熟してくるとまた違う面が出てくるのでしょうね、こういうお酒は(良い意味で)開け時がなかなか難しいかも…
 英君、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。
 

■紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-125.html

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名称:英君 純米吟醸 無濾過生原酒 「緑の英君」
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:英君酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 英君 純米吟醸

2018年06月26日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

初亀 特別純米 かすみさけ 生酒

家飲み記録 初亀 特別純米 かすみさけ 生酒

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 静岡県藤枝市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…(呆)

 相互リンクさせていただいている「日本酒と競馬ブログ」さんは、地元の静岡酒を特に積極的に取り上げられています。
 中でもこの初亀は個人的「静岡酒四天王」の一つだとか…(他の三銘柄はリンク先参照)。
 私としては、銘柄名は知っていたものの、なかなか飲む機会がなかったのですが、今回ふくはら酒店さんの店頭に並んでいたのでこれ幸いとセレクトしました。
 
 スペックは裏ラベルにある程度詳細な記載がありますね、酒米の産地として有名な、富山県の南砺産の山田錦と雄山錦を使っているとのこと。
 アルコール度数は15度で原酒の標記も無いので、そこそこ加水されているものと思われます、だからか、お値段も良心的。
 瓶底には数ミリ程度おりが沈んでいますね、実はもうちょっと濃ければにごり酒特集に入れようと思っていたのですが、流石にこれは「うすにごり」等の範疇でしょう。


 上立ち香はバニラ&マスカット的な香りがそこそこに。
 含むと、ハッキリした印象の甘旨味がスルスルと入ってきて、おり由来の苦渋とフレッシュな酸味で輪郭を保ったまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいはやはり香り通りの印象の、バニラと甘酸をバッチリ感じる旨味が主役、苦渋はあくまでキレを添えるぐらいの存在感ですね、甘味がそこまで強くないことも有り、全体としてはスルスルいける系という印象。
 後味は、酸がメイン、苦がサブという感じで受け持って、バッチリキレます。

 かなりスッキリ系寄りの甘酸酒と言った印象の、キリリと引き締まったバランスの良い旨味が魅力的なフレッシュ酒でした。
 ダレない旨味に加え、苦味が雑味ではなくちゃんと引き締まる方に働いている辺り見事な造りだと感じました。
 私はどうしてももうちょい甘味寄りの方が好みなのですが、むしろこのくらいのほうが万人向けのような気もしますね、完成度は本当に高いと思います。
 初亀、次は別のスペックも是非いただいてみたいと思いました。

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紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-79.html

名称:初亀 特別純米 かすみさけ 生酒
精米歩合: 麹:55% 掛:60%
使用米: 麹:山田錦 掛:雄山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:山本合名会社
購入価格(税抜):1,385円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 初亀 特別純米

2018年05月03日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

若竹 純米吟醸 生原酒 杜氏厳選特別囲い

家飲み記録 若竹 純米吟醸 生原酒 杜氏厳選特別囲い

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 静岡県島田市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、熱海での購入酒の3本目。

 実はこのお酒は喜平・出世城とは違うお店の、「近江屋」さんで購入しています、道すがらふらりと立ち寄った感じですね。
 事前調査も無しでしたが、私は好みがハッキリしているので、冷蔵庫だけ覗けばある程度は即断できたりします(大手ビールしかないようなところは直ぐサヨナラできますし)。
 今回は明らかにこちらのお酒がオーラを発していた(笑)ので、即セレクトしました。
 同蔵のお酒は結構都内でも見る気がしますね、どちらかというと「おんな泣かせ」や「鬼乙女」ブランドの方が有名かと思います。

 裏ラベルに色々情報が載っているのは好印象ですね、静岡の酒米誉富士を55%まで削った純吟生。
 「杜氏厳選特別囲い」というフレーズには気合が伺えます。
 「ゆっくりと熟成させました」というぐらいだから28BYかなあ…、11月出荷って微妙なんですよね、正確なところは不明です。

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 上立ち香は落ち着いたお米のクリーム的な香りが割りと強めに。
 含むと、程よく落ち着いた芯のある旨味が、割りと強めのピリピリした辛さを纏いつつ、最後まで濃厚さと引き締まりを両立させたまま、グググっと腹の中に染み込んできます。
 味わいは、お米のパワーを感じるような力強く、しかし重くはない感じの旨味が主役、辛さと、これは落ち着いた酸と少々の苦味も纏ってるかな、全体としては生酒系芳醇辛口のど真ん中を行く感じ。
 後味はやはり辛さが引き取ってしっかりキレます。

 非常に筋肉質で飲み応えのある旨味が魅力的な芳醇辛口酒でした。
 私には甘味控えめに思えましたが、お米的旨味だけでなくよくよく転がすと果実感もほんのりとあり、その複雑さに日本酒の凄みを感じました。
 辛口酒に多い古臭さもありませんし、これを好きな方はかなり多いと思いますね。
 若竹、次は別ブランドのお酒もいただいてみたいと思いました。

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名称:若竹 純米吟醸 生原酒 杜氏厳選特別囲い
精米歩合:55%
使用米:誉富士
アルコール度:17%
日本酒度:+2
蔵元情報:株式会社大村屋酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:近江屋(熱海)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけ:近江屋さん外観
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タグ: 若竹 純米吟醸

2018年03月01日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

出世城 特別純米 初しぼり生

家飲み記録 出世城 特別純米 初しぼり生

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 静岡県浜松市のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めていただきます、熱海での購入酒2本目ですね。

 前回の喜平と同じなのですが、このお酒は熱海市の「石和酒店」さんで購入したものです。
 当然初訪問ですが事前に取り扱い銘柄をネットでねっとりと情報収集した上です、自分のようなマニアにとってはこの事前調査は非常に大事と思っております。
 「出世城」自体は完全初見でしたが、あまり首都圏で見ないこと、生酒であることから今回セレクトしました。
 また、その後コメントいただき知ったのですが、静岡県唯一の女性杜氏の蔵で、今は喜平同様「平喜グループ」の傘下にあるとのこと(蔵元ホームページもご参照ください)。

 ラベル上のスペック情報は貧弱ですね、磨きは60で使用米は不明。
 11月出荷を12月開栓なので、まさにしぼりたて状態でいただきました。


 上立ち香はセメダイン系のスッキリした香りが控えめに。
 含むと、フレッシュかつスッキリと引き締まった印象の旨味がちょっとヌルっとした口当たりで入ってきて、そこにさらに苦味が加わって最後までキリリとしたまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まだまだ青い果実的な雰囲気の、セメダイン感の強い旨味が主役、ちょっと草っぽさもありますね、苦味もあって全体としてはとにかく締まりがある印象。
 後味は、それを保ったまま、苦味が引き取って引き上げていきます。

 新酒らしい青さ、苦味がハッキリとでた、キリリ系フレッシュ酒でした。
 まあ私の場合、甘味が少ないと物足りなく感じるのはどうしようもないですね…
 ただ、引き締まってはいるものの、あくまで純米的な感じで、アル添的なスパルタな辛さとかは無いです、好みとしてハマる人は居そうだなあと思いました。
 出世城、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 これ系のお酒の開栓後二日目の方が、ちょっと味が出てきて良いかも。
 でもやっぱり甘さはないなあ…、そういうのがお好きな方にオススメ。

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名称:出世城 特別純米 初しぼり生 
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:浜松酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:石和酒店(熱海)
お気に入り度:8.2/9.0

■おまけ:石和酒店さん外観
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 店内はパッと見コンビニにしか見えないので、露骨な銘柄アピールが非常にありがたいです(笑)。

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2018年02月27日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜平 純米酒 雄町 静岡蔵

家飲み記録 喜平 純米酒 雄町 静岡蔵

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 静岡県静岡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 出張時購入酒特集の途中ですが、実は今回は出張時ではなく、旅行時に購入したお酒になります。
 まあ旅行というより親戚筋を訪ねた感じですね、場所は熱海。
 
 「喜平」という銘柄は岡山にもあるようですね、そしてこちらのお酒を醸すのは「静岡平喜(ひらき)酒造」
 静岡なんだか岡山なんだか、喜平(きへい)なんだか平喜(ひらき)なんだか、ちょっとワケが分からなくなってきますが(笑)、蔵元ホームページによると沿革的な理由があるみたいですね。
 源流は岡山と同じながら、静岡平喜酒造自体は平成24年創業と、非常に新しいようです。

 今回いただくのは純米表記ながら、雄町を60%まで削っている立派なスペック。
 「雄町サミット」でも賞を取っていたお酒みたいですね、岡山とのつながりをうまく使っているということなのでしょう。
 ちなみに火入れ有で、7月出荷、11月開栓です(初日は帰りの車内だったり…)。


 上立ち香は落ち着いて若干硬質なリンゴ系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり香り通りの印象の、程よく落ち着いた甘旨味が柔らかい口当たりで入ってきて、中程度の旨味の濃度を保ったまま、ゆっくりと流れ込んできます。
 味わいは、いわゆるリンゴ系日本酒の王道を行くような甘旨味が主役、苦味も少々ありますが、火入れ的な落ち着きがある上に香りとのバランスがとてもよく飲み飽きない感じに仕上がっています。
 後味は、苦味が最後まで柔らかく引き取ってキレます。

 芳醇旨口純米酒の王道をいきつつ、古臭さの無いバランス系火入れ酒でした。
 甘味は中程度なのですが、芯があるというか、しっかりした味わいなので飲み足り無さはありませんね。
 といいつつ、私の場合例によってこの「生原酒」が飲んでみたいという気分になってしまいますが、まあこれはもはや業のようなものでしょう…
 喜平、今後も注目していきたいと思いました。
 
 開栓後はちょっと苦味が出てきたような…
 私の体調やシチュエーションのせいかもしれませんが、初日が良かった感じではあります。

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名称:喜平 純米酒 雄町 静岡蔵 
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:+3
蔵元情報:静岡平喜酒造株式会社
購入価格(税抜):1,334円/720ml
購入した酒屋さん:石和酒店(熱海)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:車内で海をバックに記念写真(逆光気味…)
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タグ: 喜平 純米

2018年02月25日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

正雪 純米吟醸 愛山

本日の家飲み 正雪 純米吟醸 愛山

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 静岡県静岡市のお酒です。
 ブログでの登場はまだ3回目ながら、外飲み含めると結構な回数飲んでいる銘柄です。

 この純吟愛山については、以前外飲みの際偶然にも別の2つのお店で「オススメのお酒」として出てきたということが印象に残っています。
 同時期とはいえ何百・下手したら何千と酒類がある中での被りですからね…、そして飲んでみると、確かに銘酒居酒屋の店員さんのセレクトにも頷ける確固とした完成度のあるお酒でした。
 以前は一升瓶しかなかったと思いますが、28BYでは四合瓶が出ていたので、速攻で確保した次第です。

 スペック的には愛山の50%磨きという極めて贅沢なもの。
 しかしながらお値段は通常の純吟並みと極めて良心的…、というかこれ完全におかしいレベルですね。
 (単純な比較はできませんが、同じ静岡の磯自慢は愛山50の大吟醸を倍以上の値段で売ってます)


 上立ち香はフレッシュさの残るバナナ的な香りがそこそこに。
 含むと、若干青さを纏った感じの極めて濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、少々の酸味と時間差で出てくる柔らかな辛さでしっかりと引き締まりつつも最後まで存在感を保ちじわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさにバナナシェーキといった感じの濃厚で存在感の有る甘旨味が厳然たる主役を演じ、酸辛はバッチリ裏方に徹して、雑味無しでひたすらその旨味を楽しめます。
 といいつつも、後味は辛さがしっかり引き取ってガッチリキレるのは素晴らしい。

 濃厚でクリーム的まろやかさのある甘旨味がありつつ、全くダレるところの無い玄妙なバランスのある、バナナ系芳醇酒でした。
 バナナ的味わいの日本酒というのは結構ありますが、このお酒ほどハッキリしているのはそうはないでしょう。
 また素晴らしいと思うのは、昨年飲んだ時と印象がほぼ変わらないということですね、最近(というか28BYの経験で)この「造りの安定性」を保っている蔵がどれだけ凄いかということを実感しております。
 正雪は今後も安心して飲める銘柄だろうと信頼を強めた一本でした、見かけたら即買い推奨!

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紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-58.html

名称:正雪 純米吟醸 愛山
精米歩合:50%
使用米:愛山
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社神沢川酒造場
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年11月27日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

志太泉 純米吟醸 無ろ過おりがらみ 生酒

本日の家飲み 志太泉(しだいずみ) 純米吟醸 無ろ過おりがらみ 生酒

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 静岡県藤枝市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みももしかしたら今まで縁がなかったかも…

 こちらのお酒についてググったところ、蔵元ホームページにも掲載されている商品紹介チラシのPDFが出てきました(26BYですが)。
 記載内容は結構細かく、もしかしたら基本的には酒屋さん向けなのかもしれませんが、買い手としては非常に参考になります。
 さらに同ホームページには「買える店」一覧がなんと蔵元コメント付きで掲載されています。
 個別スペックの味わい解説と、どこで買えるかの案内という、当たり前のことながらほとんどの蔵元ができていない情報公開をしっかりやっているところは素晴らしいと思いました。

 少々話はずれますが、一般的に日本酒蔵元の情報発信姿勢は酒販店向けと一般消費者向けで格差をつけすぎだと常々感じております。
 酒販店から細かい解説が消費者になされるのが理想なのでしょうけど、実際店頭で各銘柄各スペックについてそこまで詳細な説明なんてできませんからね。
 酒販店向けに商品案内を作ったりした場合、基本その抜粋版でも良いからホームページにも掲載して欲しいところです。
 (それとも見られちゃまずいことでも書いてあるんですかね…「このお酒は出来が悪いのでごまかして売ってください」とか(笑))

 閑話休題、今回いただくのは五百万石を55まで磨いた新酒おりがらみ生。
 真っ赤なラベルは非常にインパクトがありますね、酒質もそのような方向性なのでしょうか。
 
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 上立ち香はフレッシュな砂糖菓子(?)的な個性的な香りがそこそこに。
 含むと、濃厚複雑ながらバランスの良い印象の甘旨味がトロリと入ってきて、クリアな酸で輪郭を整えながら、ヌルヌルと柔らかく喉奥に流れ込んできます。
 味わいはアップルジュースにマスカット果汁をブレンドさせたような深みのある甘酸味が主役、そこにほんのりとした苦味がよりそって、柔らかさを損ねない程度にまとまりを演出していますね。
 後味は苦酸が丁度良い存在感を発揮してしっかり切れます。

 無濾過生の新酒らしい心地よい甘旨味を、クリアかつバランスよく楽しませてくれる、高次元の芳醇甘旨酒でした。
 いやあこれは旨いっす、いわゆる問題点が見つからないかつ、旨味がしっかりしているタイプですね、甘味嫌い以外の万人にオススメ。
 静岡のお酒はレベルが高いというのは重々感じているのですが、往々にして自分にとってはインパクト(甘味)不足で合わないなあと思うことも多い中、このお酒はドンピシャストライクでした。
 五百万石でこの味わいというのがまた凄いですね、コスパも文句無し。
 この味わいの方向性はやっぱりこのラベルならではなのかな…、それを確かめるためにも志太泉は今後他のスペックもいただいていこうと思います。

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名称:志太泉 純米吟醸 無ろ過おりがらみ 生酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社志太泉酒造
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(練馬)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年05月07日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

正雪 純米吟醸 山田錦 別撰 山影純悦

本日の家飲み 正雪 純米吟醸 山田錦 別撰 山影純悦

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 静岡県静岡市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 こちらのお酒がその名を冠している名杜氏、「山影純悦」氏については、前回少し紹介しました、また蔵元ホームページにも略歴が掲載されています
 お酒に杜氏の名前をつけるのは良くあるパターンですが、このお酒はさらに「別撰」というフレーズもあって、より気合が入っている感じですね。
 裏ラベルにも解説があります、それによると生酒で瓶詰め後低温熟成→火入れ後急冷→さらに低温熟成→出荷と、かなりこだわりを感じる品質管理をしている様子。
 (一応これで「生貯蔵酒」表記なんですねえ、「生詰」との中間みたいな感じですが)

 スペック的には全量山田錦の50磨きというド鉄板。
 それで一升3,500円未満ですから、有名蔵の割には良心的なお値段といえるでしょう。
 ちなみに今回は、四ツ谷の鈴傳さんの地下冷蔵庫の片隅に佇んでいたのを、引っ張り出して購入しました。

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 栓を開けようとすると…、げ、端っこがちょっと凹んでました。
 一応密閉はできてたみたいですが、若干バカになってますね…うーん酒質に影響が無ければ良いのですが。

 上立ち香は程よく落ち着いたバナナ的香りが控えめに。
 含むと、まろやかで濃厚な甘味と、辛さを伴った自然な苦味が順番に出てきて、柔らかさと引き締まりを不思議に両立させつつ、ゆっくり染みこんできます。
 味わいはクリーム的といいますか、いい意味で薄くヴェールがかかったようなバナナ的甘味が一方の主役で、そこに面白いほど自然に強めの苦辛が絡みついて飲み飽き無さを加えている感じ。
 後味はその苦辛が引き取って、芳醇な甘味を夢のごとく忘れさせてキレます。

 甘味と苦味がはっきりと時間差で現れてくる、日本酒の味わいの玄妙さをビンビンに感じさせてくれるお酒でした。
 このお酒に限らず、完成度の高い日本酒って、最初にふわっとした甘味があって、含んでいる内に苦味とか辛味が出てきてキレるっていうのが一つのセオリーなんですよね。
 そのセオリーにのっとりつつも、まとまりと柔らかさを非常に高レベルで実現しているあたりが、やはり実力ということなのでしょう。(私は派手好きなので、本当に理解するにはもうちょっと時間がかかりそうな気も)
 正雪、今後も継続的に注目していきたいと思いました。

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名称:正雪 純米吟醸 山田錦 別撰 山影純悦
精米歩合:50%
酒米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:株式会社神沢川酒造場
購入価格(税抜):3,334円/1,800ml
購入した酒屋さん:鈴傳(四谷)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 正雪 純米吟醸

2016年12月05日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜久酔 特別純米

本日の家飲み 喜久酔(きくよい) 特別純米

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 静岡県藤枝市のお酒です。
 外飲みは数回ありますが、家飲みは初めて。

 茶色のボトル、クラシックなラベル、最低限のスペック情報と、華々しく飾り立て主張するお酒が並ぶ最近の地酒屋冷蔵庫の中で、いっそすがすがしいぐらいに「古臭い」たたずまいを保っていますね。
 個人的には今風のお酒が好みで、こういう見た目だと跨ぎがちなのですが、見落とせなかったのが「要冷蔵」という記載です、生ではないので恐らく一回火入れでしょうか。
 あまり短絡的には言えないのですが、やっぱり「要冷蔵」の表記はお酒セレクトの際にかなり重要だと思っています。
 結局、蔵元での保管、輸送、売り場、色々なところに負担を強いるということですからね、それを甘受してでも味わい・品質の保持を重視するということは、それ自体に意味があるのではないかと。
 同じレトロなラベルでも、スーパーや百貨店の常温棚に並ぶお酒(高級酒含む)とは明らかに別物ということを感じる次第です。

 完全に話がズレました、が、いかんせんスペックも不明部分が多く、ネタがなかったのでご勘弁ください…
 一旦気持ちをリセットして、いただきます。


 上立ち香はクセのない吟醸香がほんの薄っすらと。
 含むと、若干落ち着いた感じの濃厚な甘旨味がゆるやかにしっかりと入ってきて、徐々に出てくる渋みでキリリとしたまま染み入ってきます。
 味わいは、広がらずに凝縮されたような骨太の旨味が主役、ちょっと干したぶどうのような甘味があって、それがほどよい渋みと拮抗することで濃厚ながら飲み飽きない感じです。
 後味はその渋みが引き取って、見事なまでにバッチリキレます。

 とても落ち着いていながら、古臭さのない芳醇な甘旨味を、最後までストレートかつ程よく楽しめる、極めて完成度の高いお酒でした。
 いやあこれこそ貫禄を感じる味わいですね~、古くないと同時にキツさやクドさもなくて、兎に角洗練されてます。
 コスパも文句無しで、蔵の実力をビンビンに感じるお酒でした、これは万人にオススメ。
 喜久酔、おいおい他のスペックもいただいていきたいと思います。

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名称:喜久酔(きくよい) 特別純米
精米歩合:60%
使用米:麹米:不明
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:青島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年06月07日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花の舞 純米吟醸

本日の家飲み 花の舞 純米吟醸

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 静岡県浜松市のお酒です。
 外飲み、家飲み含め初めていただきます。

 このお酒、名前は前から知っていましたが、どうしても某チェーン居酒屋を想起してしまいますね。
 もちろんこちらの方が歴史が古く、蔵元ホームページによると創業は明治元年とのこと(ちなみに某居酒屋の本社は1984年)
 商標検索をしてみると、どうやら区分違いのようですね、法的には全く問題無いのでしょうが若干混同の恐れもあるような気も…

 さて、今回は百貨店で試飲を経て購入しました、山田錦を55まで磨いた火入れ純米吟醸です。
 本当は生が欲しかったのですが、売り切れでした…、うーむ残念。
 
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 上立ち香は落ち着いた印象の吟醸香が控えめに。
 含むと、やはり落ち着きのある旨味がスッと入ってきて、吟醸酒っぽい苦味で引き締まりつつじっくりと染みこんできます。
 味わいは純米吟醸ド直球という感じのクセのない、かつしっかりとした青リンゴ系の果実の甘旨味を感じます、ただ苦味はちょっと気になるかも。
 後味はその苦味を少々残して引き上げます。

 純米吟醸火入れのお酒として、しっかりと旨味とキレを両立させたお酒でした。
 実際火入れながら古臭い感じは皆無で、心地よい含み香があり、生のキツさが嫌いな方にもオススメできる味わいだと思います。
 ただ、この路線は獺祭とかと見事に被る上に食中酒とも言い難い、結構茨の道の路線かもしれないと、改めて思ってしまいました。
 花の舞、やはり次は生酒をいただいてみたいと思いました。

 2日目だと若干苦味が先に出てきたかな…
 おそらく、早めに飲みきったほうが良いお酒だと思います。

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名称:花の舞 純米吟醸
精米歩合:55%
酒米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+3~4
蔵元情報:花の舞酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:柏高島屋
お気に入り度:8.0/9.0

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2016年05月28日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

正雪 純米大吟醸 天満月

本日の家飲み 正雪 純米大吟醸 天満月(あまみつき)

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 静岡県静岡市のお酒です。
 外飲みは何回もありますが、家飲みは確か初めて。

 正雪というと、厚生労働省が選出する「現代の名工」に2013年に選ばれた「山影純悦(やまかげ・じゅんえつ) 」杜氏が長年醸していたことでも知られている銘柄かと思います。
 現在は一線を引き後進の育成に力を入れられているそうですが、やはりそういう名人の存在が蔵に与える影響は大きいでしょうね。
 実際、正雪は現在も根強い人気を誇り、特に料飲店の店長さん等玄人の評価が高い印象があります。
 (ところで「山影純悦」って異様に格好良いお名前ですよね…、「正雪」という銘柄名とも相まって、時代劇にでも出てきそうというか)

 さて、今回いただくのは限定品の純米大吟醸。
 裏ラベルに記載が有りますが、酒母・麹に山田錦の35%を使いつつ、掛は吟ぎんがの50%磨きを使うという、コスパに配慮したスペックです、そしてお値段も純米大吟醸の割にはそこまでお高くはありません。
 しかし、正雪の味・香りには割とバナナのイメージがあるのですが、この黄色いラベルだとさらにそれが強まりますね。


 上立ち香はわりとおとなしい感じのバナナ香がそこそこに。
 含むと…、極めて芳醇かつ個性的な甘旨味がスルスルと入ってきたかと思うと、ほどほどの苦味に締め付けられながら、力強く広がっていきます。
 旨味は本当にバナナ&メロン!とても上品かつ存在感のある味わいで、全体的なバランスがしっかりと取れている印象。
 後味も最後まで上品かつ自然に引き上げていきます。

 お値段以上の完成度と個性を感じる、正雪のイメージ通りの濃厚フルーツ酒でした。
 「フルーティー」と言ってしまうとなんとなく軽いイメージになるのですが、これは軽い感じではなく、とにかく綺麗。
 これはお値段以上の完成度ですね…、思い込みもあるのでしょうが、やはり実績のある蔵のお酒にはある種の「落ち着き」を感じる気がします。
 正雪は今後も全国で存在感を発揮していくことだろうと思いました。

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名称:正雪 純米大吟醸 天満月
精米歩合: 酒母・麹:35% 掛:50%
使用米: 酒母・麹:山田錦 掛:吟ぎんが
アルコール度:15~16%
日本酒度:+3
蔵元情報:株式会社神沢川酒造場
購入価格(税抜):1,750円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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2016年02月02日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白隠正宗 特別純米酒 誉富士

本日の家飲み 白隠正宗 特別純米酒 誉富士

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 静岡県沼津市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったかも…

 こちらは静岡県開発の酒米、「誉富士」を使ったお酒です。
 この米は山田錦を人工的に突然変異させることで開発されたとのことで、静岡県酒造組合のホームページにはかなり詳細な紹介記事がありました
 同組合はこの米を利用したお酒の紹介ページも作っていますし、相当力を入れてプッシュしているみたいですね。
 
 今回いただくのは、その誉富士を60まで削った火入れの純米酒です。
 こちらを醸す高嶋酒造は、地域社会への貢献を重視して平成24年に全量純米に移行完了したそうなので、地元開発のお米を使ったこのお酒には、シンボリックな意味もありそうです。
 それにしても白隠禅師の達磨像が印象的なラベルですね、凄みを感じるというか…


 上立ち香は落ち着いたお米の香りが仄かに。
 含むと、伝統的ながら臭みのない旨味がじんわりと入ってきて、尻上がりに出てくる辛さを伴いつつ徐々に染み入ってきます。
 旨味は柔らかい米の旨味を辛さが包む非常にスタンダードな味わいですね、ただありがちな重さやキツさがなく、バランスがとれているホットする感じ。
 後味はその辛さが力強く、かつ自然にキレさせて引き上げます。

 伝統を感じさせつつ、その重みを重く感じさせない、奥深い落ち着きのあるお酒でした。
 例によって私のストライクゾーンでは無いのですが、それでも十分に楽しめてしまえる完成度ですね。
 このタイプのお酒に出会うと、自分が将来好みの味わいのタイプが変わった場合でも大丈夫だろうとホッとします。
 白隠正宗、他のスペックも試していきたいと思いました。

 燗をつけると…、お、いい感じに甘味が増します。
 やはり辛さとアルコール感も少々増しますが、それ以上に甘旨さも出てきますね、これはアリでしょう。

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名称:白隠正宗 特別純米酒 誉富士
精米歩合:60%
酒米:誉富士
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:高嶋酒造株式会社
購入価格(税抜):1,358円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2015年11月08日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

國香 特別純米酒 中汲み無濾過生原

本日の家飲み 國香 特別純米酒 中汲み無濾過生原 

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 静岡県袋井市のお酒です。
 家飲み、外飲みともに確か初めて。

 こちらの國香も前から目をつけていたお酒なのですが、なかなか縁がなく、今回ようやく家飲みできました。
 静岡県酒造組合の紹介コーナーをみると、静岡酵母のの開発者である河村伝兵衛氏から指導を受けて技術を磨いたとのこと。
 裏ラベルの「感性があるから感激がある!」というのは少し検索した限りでは、こちらの蔵オリジナルのキャッチフレーズのようです、いやあセンスありますね。

 こちらのお酒ももちろん静岡酵母を使用。
 山田錦と五百万石を2:8の割合で使っていますね、よく見る麹米だけ山田錦ってパターンかな…

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 瓶底にはうっすらとおりがあり、絡ませるとうすにごりの風情。

 上立ち香は少し甘さ混じりのスッキリとしたセメダインが気持ち強めに。
 含むと、キリッとした印象の旨味が素直に入ってきて、にごりも相まった感じの強めの苦味とともに切れ味を保ったまま喉奥に流れ込みます。
 旨味はメロンとかバナナを思わせる少し青さのある味わいですが、それがポジティブに感じられてまとまりの良い印象です。
 後味はそのフレッシュな苦味が引き取って見事にキレます。

 しっかりとした旨味を新酒らしい苦味が全体を引き締める、まとまりの良い無濾過生原酒でした。
 なんとなく自分が静岡酒に抱いているイメージを体現したようなお酒ですね。
 セメダインを悪く感じさせないというのがいかにもな感じといいますか…、杯を重ねると良さがわかってくるタイプのお酒です。
 兎も角、國香は今後も注目していこうと思います。

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名称:國香 特別純米酒 中汲み無濾過生原
精米歩合:60%
使用米: 山田錦:20% 五百万石:80%
アルコール度:16%
日本酒度:+7.0
蔵元情報:國香酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 國香 特別純米

2015年05月03日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

臥龍梅 袋吊 純米吟醸生原酒 山田錦

本日の家飲み  臥龍梅(がりゅうばい) 袋吊 純米吟醸生原酒 山田錦

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 静岡県静岡市のお酒です。
 家でも外でも飲んだ経験はありますが、ブログで取り上げるのは初めてですね。

 「吟醸王国」静岡には綺羅星のごとく実力派銘柄がひしめいている印象です。
 中でも臥龍梅は開運や磯自慢と共に、静岡を代表する銘柄の一つといえるのではないでしょうか。
 今回コメントでオススメいただいたこともあり、一度は紹介したいと思いセレクトしました。

 スペック的には山田錦を55まで削り、しかも袋吊りとなかなかに贅沢な感じです。
 しかも原酒ですし、値段設定としてはかなり良心的なのではないでしょうか。

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 上立ち香は甘さを感じる果実香が控えめに。
 含むと、バランスの良い透明感のある旨味が滑らかに滑り込んできて、強めの苦味に引き締められながら染みこんできます。
 旨味は甘酸渋苦がせめぎ合いながらも崩れず、甘さも感じるのですが同時に辛さもある気がします。
 後味はその辛さが引取りつつ、自然にキレます。

 突出するところのないバランスと、袋吊りらしい雑味の無さが特長のお酒でした。
 正直、問題点は全く見つからないのですが、実はこういうお酒は少し苦手だったりします、優等生過ぎるといいますか…
 以前いただいた宮寒梅の時もほぼ同じ印象でした、他の静岡酒にもたまに感じるのですが完全に相性です。
 とても丁寧に造られたお酒というのはひしひしと感じるだけに、少し寂しい気さえしますね。
 臥龍梅、是非一度は試してみるべきお酒だと思います。

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名称:臥龍梅 袋吊 純米吟醸生原酒 山田錦
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+4
蔵元情報:三和酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/1800ml
お気に入り度:7.9/9.0

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2015年04月03日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

(プチ感想)Ten-Teki 山廃仕込み 純米吟醸

名称:Ten-Teki 山廃仕込み 純米吟醸
飲んだ場所:駿河屋賀兵衛(するがやかへい) マーチエキュート神田万世橋店

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 静岡県のお酒ですね、思いっきり洋風なボトルデザインが特徴。
 「和の白ワイン感覚のお酒」との記載がありますがその通りで、酸味が特徴の日本酒離れしたオンリーワンの味わいだったお酒でした。
 まあ味わいの詳細は記憶の彼方なので、今度見かけたら家飲みしてみようと思います。

・おまけ(それ以外にここでいただいたお酒の一部)
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 いやあマニアックなスペックのお酒揃えてますね…
 それでいて、鍋島、而今や風の森など、今風のお酒もしっかり押さえていた印象です。

 残念だったのは、これらをセレクトしている店長さんがたまたまお休みで、話を聞けなかったことですね。
 只者じゃないと思うんだよなあ…

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2015年03月23日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天虹 純米 無濾過生原酒(23BY)

本日の家飲み 天虹(てんこう) 純米 無濾過生原酒(23BY)

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 今回頂く天虹は本ブログでは初めての静岡県のお酒です。
 吟醸王国との呼び声も高い静岡ですが、実は個人的にはあまり好みではない印象があったりします。
 なんとなくスッキリあっさり系なイメージなので…。
 天虹も初めていただく銘柄です。

 このお酒もネット通販で取り寄せたのですが、実は実物を見て「しまった!」と思いました。
 というのも、製造年月が2012/6で、おそらく酒屋さんでの1年熟成ものだったのです。
 基本無濾過生原酒のフレッシュな感じが好きなので、これは想定外でした。
 ネット通販の落とし穴というか、なかなかBYまで明記してくれてるところは少ないんですよね(聞けば大体教えてくれるので、単にサイト管理の労力の問題だと思いますが)。

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 気を取り直していただきます。
 注ぐとやっぱり濃い目の色がついてますね。

 上立ち香はアルコール混じりの、ほんのり熟した果実香という感じ。
 含むと、成熟した濃厚な甘旨味が、若干の渋味の刺激をともないじわじわと来ます。
 旨味は甘味が中心の、メープルシロップを思わせるような、とろみすら感じる芳醇なもの。
 さすがにフレッシュ感は無いものの、とてもキレイに熟成というか、味が乗ってきている印象です。
 後味は若干の渋味を残して、なかなかのキレ。

 無濾過生原酒の熟成の可能性を感じさせる、クセのない超芳醇旨酒でした。
 恐らく蔵元さんの以降からは外れていると思いますが、これは素晴らしい熟成ぶりです。 
 実際元の味わいが整っているからこそ、ここまでしっかりとバランスを保っているのでしょう。
 また、酒屋さんの管理もバッチリだったことが伺えます。
 
 いやあ上の方で静岡酒がどうだ熟成がどうだ書きましたけども、そんな懸念を見事に吹き飛ばしてくれましたね…。
 こんなブログ作っておいてなんですが、日本酒は頭で飲むものではないと思い知らされました。
 ただ次は是非新酒も味わって見たいと思います。
 
 ちなみに開封後も全く味わいは後退しません。
 さすがに一年じっくりと味わいを深めてきただけのことはあります。

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名称:天虹 純米 無濾過生原酒(23BY)
製法情報:無濾過生原酒
精米歩合:60%
酒米:美山錦・日本晴
アルコール度:17~18%
酵母:静岡酵母
日本酒度:+3
蔵元情報:株式会社駿河酒造場(静岡県静岡市)
製造年月:2012/6(23BY)
購入価格(税込):1,313円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 天虹 純米

2013年06月12日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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