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桃の里 純米吟醸 01BY

家飲み記録 桃の里 純米吟醸 01BY

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 今年度の桃の里の紹介のラストです。

 定番の火入れ純米吟醸ですね、私と桃の里との出会いのお酒であり、思い入れも一入だったりします。
 今回ご紹介したお酒の中では、唯一アンテナショップ等のお店でも入手可能なお酒なんじゃないでしょうか。

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 上立ち香は甘さと熟感を感じる、熟れきったトロピカルフルーツ的香りがそこそこに。
 含むと、やはり若干の熟感を纏った、極めて濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、渋味を含めて非常に賑やかかつ奥深い感じの印象を与えつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、完熟した洋梨を煮詰めたかのような濃い甘旨味を中心に据えつつ、そこに足し算的に奥深い渋味や落ち着いた酸味、ほんのりとした苦味が混じり合って、実に賑やかな印象を受けますね。
 後味は、主に渋味を余韻として残しつつ、割としっかり引き上げます。

 超絶濃厚な甘旨味に、バラエティーに富んだ脇役の味わいが絡み合う、ド直球の芳醇甘口酒でした。
 生酒系と比べると、フレッシュ感は当然減退するのに加え、酸味がかなり落ち着きますね。
 そのため甘さがよりドシッと来るのに加え、ちょっと熟っぽい雰囲気も出てきて、人によっては重く感じるかもしれません。
 が、私はやっぱ好きやねん…、この濃厚な甘味からくる多幸感がたまらない…(あへぇ)
 桃の里、今後も追い続けていこうと思います。

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名称:桃の里 純米吟醸 01BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけギャラリー:今年度2度に分けて購入した桃の里各種
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 実は紹介したもの以外にも結構飲んでいたりします。
 そしてハズレ無しというか、全て大当たり!

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2020年10月12日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 大吟醸しぼりたて 「春風」 生酒

家飲み記録 桃の里 大吟醸しぼりたて 「春風」 生酒

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 桃の里がもうちょっとだけ続くんじゃ。

 こちらは「春霞」同様今年からの新製品らしいです。
 春霞がうすにごり、こっちが澄み酒で、ネーミングもそれに対応させている感じなのでしょう。
 ちなみに裏ラベルにある春風駘蕩とは「春の景色ののどかなさま。春風がそよそよと気持ちよく吹くさま。また、温和でのんびりとした人柄のたとえ。」ということらしいです。
 確かに桃の里の味わいを彷彿とさせる言葉かと…
 
 スペックは山田錦の精米歩合50、アル添有りの大吟醸。
 それで税抜1,300と、これまたおかしいレベルで良心的ですねえ。

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 上立ち香は桃というかベリー的な甘さがハッキリとある、フレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、やはり濃厚そのものの甘旨味がインパクトと謎の柔らかさを両立させつつ力強く入ってきて、渋味と若干のアルコール感で輪郭を保ちつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいはやっぱり桃の里味ですね~、桃や洋梨を感じさせる非常に濃厚な甘味が中心で、今回はそこにフレッシュ感と少々の酸味、そしてアルコール的な刺激が寄り添うことで、独特のバランスを保っている印象。
 後味は、割と賑やかな味わいを見事に自然にキレさせてくれていますね。

 濃厚で存在感のある甘味、それに伴う酸味や渋味を、見事なバランスでアル感が引き揚げる個性派甘口酒でした。
 うーん、これは桃の里!ってぐらいにやっぱり恐ろしいぐらいに桃の里ですねえ、大好き。
 山田錦50でこの個性、やっぱり桃の里は「まさに地酒!」って感じの、ハマる人はとことんハマるお酒であることは間違いないでしょう、
 桃の里にまた惚れ込んでしまった一本でした。

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名称:桃の里 大吟醸しぼりたて 「春風」 生酒
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年10月11日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「純米吟醸ふなくち一番」 無濾過生酒

家飲み記録 桃の里 「純米吟醸ふなくち一番」 無濾過生酒

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 どんどん行きます桃の里、今回はふなくちの「純米吟醸」になります。

 熱心な当ブログの読者さんであれば困惑するかもしれませんね、ぱっと見はちょっと前にご紹介したふなくち純米と同じに見えます。
 が、肩ラベルや裏ラベルを見ると別物だとわかるんですね~、このあたり小規模蔵ならではというか、桃の里らしいというか…
 まあ多分小ロット過ぎて表ラベルを使いまわす必要があるのでしょう、いつもは分かりにくさをディスるところですが、桃の里なのでヨシ!(贔屓)

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 上立ち香はフレッシュかつ甘さを感じる、高濃度の果実香がそこそこに。
 含むと、ハッキリと甘さを纏った濃厚な旨味が、ガスとともに力強くも柔らかさもある口当たりで入ってきて、最初から最後まで甘さを感じさせながらじわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり何となくネクターを彷彿とさせる甘味が厳然たる主役、キウイ的な酸味もありつつ、苦味はほんのりある程度、全体としては実にわかりやすく、かつまとまりが良い印象ですね。
 後味は、甘みの存在感が多分酸の働きで何故か自然に引き上げていきます。

 しっかりした柔らかい甘みがひたすらに心地よい、グイグイいける系フレッシュ芳醇甘旨酒でした。
 開栓直後だとガス感が強くガンガン飲んじゃうのですが、ちょっと落ち着いてくると甘味が出てきてそれぞれ魅力がありますね。
 どちらかというと後者の方が自分好みかと思いつつ、一気に飲んじゃってあまり変化を楽しめなかったのには反省…(むしろ二本買えば良かった)
 花陽浴とは明らかに違う味わいなのですが、甘さの存在感や後引けの良さに通じるものを感じますね、つまり私のどストライク。
 桃の里、このふな口純吟は中でも素晴らしいと改めて思いました。

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名称:桃の里 「純米吟醸ふなくち一番」 無濾過生酒
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年10月09日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「どぶろく」 純米 01BY

家飲み記録 桃の里 「どぶろく」 純米 01BY

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 まだまだ続く桃の里、今回はちょっと変わり種のどぶろくです。

 ぱっとの見た目は前回飲んだ時と変わらないですね、5合瓶にしっかり4合詰めてくれる良心的仕様もそのまま。
 ただスペックは前回が朝日米の精米歩合50の純米吟醸だったのに対し、今回は五百万石の精米歩合65の純米と、完全に別物っぽいですね。

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 上立ち香は、言われてみれば硫黄っぽさも感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、ガスと渋みで独得な引き締まり方をした旨味がシュワシュワと入ってきて、オリのインパクトも感じさせつつ、割と軽い感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、硫黄的な風味が若干ある、非常にスッキリ感の強い、しかしオリの旨味もガッツリ感じるもの、若干ガスに加えて辛さも感じさせる感じで、グイグイ飲んじゃいますね。
 後味は、その辛さと、最後に出てくる苦味でしっかりオリの濃度を引き取って引き上げてくれます。

 辛口系どぶろくって感じのスッキリさと、旨味の濃さをしっかり両立させたシュワシュワ芳醇酒でした。
 いやあ五百万石なだけあって、やはり甘さは控えめですね、ただ旨味の柔らかさに桃の里らしさはしっかり感じます。
 含み香が結構特徴的なのかな…、ちなみに今回の感想は酒の会で言われた「硫黄っぽい」というコメントに凄く引きずられております…(弱い私)
 後、やっぱり低アルのどぶろくなだけに、「お酒を飲んでる感」に乏しい感じはあります、裏を返せばあまり日本酒に飲み慣れてない層にもオススメできるかも。
 桃の里の面白さを感じた一本でした。

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名称:桃の里 「どぶろく」 純米 01BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年10月08日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY

家飲み記録 桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY

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 続いての桃の里です、去年は「立春しぼり」だったしろうまですね。
 がっつり濁った、山田錦精米歩合40の純米大吟醸で、お値段は激安(やっぱり限定品は特別価格っぽいですが)。
 
 ちなみに前回は無かった「開栓注意」の札がかかっているのですが、購入後穴開き栓にセロテープ貼って(私はよくやります)数週間放置していたら、開栓時盛大に噴き出しました…
 今回無茶苦茶発泡感強かったですね。

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 上立ち香はキウイジュース的なスッキリとした果実香が仄かに。
 含むと、フレッシュかつオリ的存在感のある甘旨味がシュワシュワと入ってきて、一種軽い感じでスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりキウイ感のある実にスッキリとした甘酸味にお米的な旨味が混ざったものが主役、今回は濃度抑えめで、ほんのりとした苦味もあるので、とにかくグイグイイケてしまいますね。
 後味は、酸・ガス・苦味がそれぞれ主張して実に自然かつバッチリ引き上げます。

 濃いオリ由来の甘旨味と、スッキリとした酸味・ガス感が特徴の、芳醇軽やかフルーティー酒でした。
 去年に比べると甘さ控えめで発泡感が強く、スッキリ感がかなりました印象でした。
 個人的な好みとしては去年の方が上なのですが、それでも非常にハイレベル・コスパ抜群ですね~、素晴らしい!

 後、このお酒はとあるお酒の会に持ち込んだのですが、そこではガチ勢の方から「ちょっと硫黄っぽい含み香が有る」とのコメントがありました。
 「はえ~」と思いましたねえ、言われてみれば確かに…、その辺りちょっとだけクセも有るかもなので、気になる人も居るかも。

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名称:桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけギャラリー:掟破りのまとめ買い
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 3本同時買いは私史上初だったような…

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2020年10月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 ふなくち純米生 01BY

家飲み記録 桃の里 ふなくち純米生 01BY

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 続いての桃の里です。

 昨年までは「ふな口一番」という名前で出ていたお酒のリニューアル版かと思われます。
 私にとっては「ふな口」といえば、菊水でも泉川でもなく桃の里の新酒なんですよええ。
 ちなみに、今まで同様、同じ「ふなくち」でも純米吟醸等複数のスペックがあるようです、今回いただくのは純米生。

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 上立ち香は柑橘系のフレッシュな甘酸の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとした甘酸味とオリ由来の苦味を力強くも感じさせつつも、ガス感と相まってシュワシュワグイグイと喉奥に入り込んできます。
 味わいは、キウイや梨を感じさせる実に爽やかかつみずみずしい甘酸味が中心、オリでブーストされた旨味と苦味でインパクトもありますね、浮いた苦味や低価格にありがちなモッタリ感は皆無。
 後味は、ほんの少々苦味の余韻を残しつつ、実に自然にしっかり引き上げていきます。

 甘味を伴った飲みごたえ、酸のスッキリフレッシュ感、苦味の引き締まりを見事に兼ね備えた、王道をいく甘旨フレッシュ酒でした。
 桃の里の中では甘さ控え目なのですが、普通にハイレベルといいますか、フレッシュかつまとまりが良い印象。
 いやあこれが1,100円で買えるのはおかしいですよ…、数本買えば余裕で送料の元が取れますね。
 桃の里の新種の魅力をキッチリ伝えてくれた一本でした。

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名称:桃の里 ふなくち純米生
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,100円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年10月05日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 大吟醸 春霞 生酒

家飲み記録 桃の里 大吟醸 春霞 生酒

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 私が愛してやまない岡山県赤磐市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄。
 
 先行公開した「おり酒」の記事で書いた通り、桃の里は今年も蔵元直送で大量購入していたのですが、ご紹介がすっかり遅れました。
 まあ折角感想メモは書いたし、どれも旨かったのでこれから簡易モードでばっと紹介していきます。
 (ただ、多分関東のお店で限定ものの入手は絶望的かと思います…)

 最初は確か今年の新製品だったはずの春霞です。(秋田の某銘柄とは無関係かと…)
 スペックは山田錦の精米歩合40%という出品クラスの豪華さながら、お値段は2,000円どまり。

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 上立ち香はオリっぽい雰囲気のある、割りと爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、上品な印象の甘酸味が非常に自然な口当たりでスルスルと入ってきて、若干の苦味とアルコール感で割としっかり引き締まりつつ、最後まで勢いよく入ってきます。
 味わいは、やはりキウイ感のある、スッキリ感と飲みごたえをバランス良く両立したフレッシュな甘酸味が主役、苦味やアル感は全く浮かない感じで、濃厚さが嘘のようにガンガン飲めてしまいます。
 後味は、ほんのりとオリ由来の苦味を口中に残しつつ、実にスッキリとキレます。

 フレッシュかつ上品な甘酸味を、素直かつ非常にスッキリと楽しませてくれるまとまりの良いお酒でした。
 これは…ある意味「辛口」と言っても通用しそうですね~、桃の里らしい甘旨味はバッチリありつつ、キレが素晴らしい。
 アル添由来と思われる、純吟火入れとは一線を画したスッキリ感、こちらのお酒は万人にオススメできる桃の里と言えるでしょう。
 桃の里の造りの丁寧さを感じさせてくれる一本でした。

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名称:桃の里 大吟醸 春霞 生酒
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年10月03日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 純米吟醸 おり酒 生

家飲み記録 桃の里 純米吟醸 おり酒 生

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 岡山県赤磐市のお酒です、言わずとしれた当ブログ激推し銘柄。

 桃の里は今年も蔵から直送で10本以上買っているのですが、完全に掲載が遅れております…
 今回は、その中でも一番旨かったこのお酒を先行的にご紹介。
 まあ、恐らく超本数限定のおり濃厚生酒なのですが、どうですかこの佇まい!
 白黒コピーに「おり酒」のマジック手書き文字、いやあたまらない手作り感がありますねえ。
 
 裏ラベルもこりゃ純米吟醸のコピーですね、ただ「ぬる燗も推奨」の部分をしっかり手書き修正しているところに真面目さを感じたり。
 お値段は純米吟醸よりお安い1,200円、これは蔵元さんが意図的にサービス価格にしているらしいです、正直安すぎる…
 おり酒を名乗っているだけあって、おりは瓶底に一センチ以上積もっております。

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 上立ち香はあまーい感じの洋梨っぽいフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、おりっぽくて濃厚そのものの甘旨味が若干のトロミを感じさせつつ入ってきて、これまたほどほどに強めの苦渋味と絡み合いながら、最後まで存在感を保ちつつ胃の中に入り込んできます。
 味わいは、印象通り高濃度のオリによって、甘さ、苦さ、渋さがそれぞれマシマシになりつつ、あくまでフレッシュな甘味が主役をはる、濃厚かつ複雑ながらもついついグイグイやってしまう感じがあります。
 後味は、甘さの余韻を残しつつも、酸味がしっかり引き取ってキレます。

 濃厚さ、フレッシュさ、複雑さをガッツリ感じさせつつ、甘さが純然たる主役なのが嬉しい傑作酒でした。
 いやあしゅき…、甘さ一辺倒ではない複雑味やオリ特有の口当たりは、まさに日本酒生酒特有の魅力だと思います。
 この見た目でこの完成度、こういうお酒を知っていることが自分にとってはたまらない喜びなんですよねえ。
 桃の里、やっぱり素晴らしいお酒だと改めて思いました!

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名称:桃の里 純米吟醸 おり酒 生
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年08月02日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

和心 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦 30BY

家飲みプチ記録 和心 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦 30BY

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 岡山県津山市のお酒です、ブログでの登場は7回目。
 過去の記事は「和心」タグをご参照ください。

 かなり好きだった銘柄なのですが、直近に飲んだ雄町純吟が個人的には肩透かし的味わいだったので、確認のためにセレクトしました。
 製造から半年以上経った、生熟コンディションでいただいています。

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 上立ち香はまさにりんごが熟した感じの香りがそこそこに。
 含むと、熟感よりも落ち着きを感じる甘苦旨味が力強くも柔らかみのある口当たりで入ってきて、強めの含み香と苦味でギッチリと引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、なんとなくアップルティーを彷彿とさせる若干枯れた、かつ苦味マシマシのリンゴ的な甘旨味が主役、熟感はいい感じの落ち着きでとどまってますが、苦味が香り系でちょっとしつこいかな…
 後味は、やはり苦味の余韻を残しつつ、なんとか引き上げてくれます。

 吟醸的な甘苦味と、紅茶的な熟感が合体したような、香り系生熟酒でした。
 甘旨味自体は割と心地良いんですが、私にはどうにも細い印象ですね…、その分香りが勝ってしまっているような。
 少なくとも30BYは、私のイメージとは違う味わいになっていたようです、これは一時的なものなのか永続的なものなのかが気になるところですねえ。
 和心、ある程度時間が経ってから、またいただこうと思いました。

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名称:和心 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦 30BY
蔵元情報:難波酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2020年03月31日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

酒一筋 生もと 純米吟醸生原酒 27BY

家飲み記録 酒一筋 生もと 純米吟醸生原酒 27BY

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 岡山県赤磐市のお酒です、ブログでの登場は三回目。

 生熟酒が続きます。
 複数年生熟酒は現状なかなか市民権を得ているとは言い難く、地酒屋でも基本あまり見かけないと思います。
 が、あるところにはあるといいますか、力を入れている酒屋さんには大量にあるんですよね。
 私が知っている所では、尾久の伊勢元酒店、大塚の地酒屋こだま、鶴見の遠州屋酒店、この辺りは皆さんそれぞれ個性豊かなセレクトで、生熟酒だけでも目移りしてしまうレベルです。
 ただ、こと「特化」ということでいうと、やはり笹塚の「本間酒店」を外せないでしょう。
 今回同店に初訪問してまとめ買いしたので、しばらく続けて紹介していきます。

 まずはこの酒一筋、生もとの生原酒で、2015ということは恐らく4年程度の生熟成ですね、
 製造年月日は2019年なので、蔵元熟成でしょう、2019年8月開栓。

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 上立ち香は野太い感じの熟成香がかなり控えめに。
 含むと、やはりどっしりとした旨味が熟成香を纏いつつドドドと入ってくるのですが、とんがったところがなく、むしろまろやかさも感じさせる口当たりでじわじわと染み入ってきます。
 味わいは、チョコと言うかココアを彷彿とさせる、芯のある落ち着いた旨味が中心、甘味は旨味と一体化している印象で、酸味は抑えめながら裏方としてしっかり引き締め役はこなしていて、全体として独特のバランスを保っている感じ。
 後味は、ほんのりと熟感と酸の余韻を残しつつも、割と自然に引き上げていきます。

 ハッキリと熟成感がありつつ、枯れない旨味の魅力を素直に感じさせる、まろやか系しっかり旨口酒でした。
 これも個性より完成度で勝負するタイプのお酒ですね、熟感・酸・旨味のバランスが非常に良い感じ。
 何気に値段も特筆すべきかと…、明らかに手間も費用もかかっているのに極めて良心的だと思います。
 酒一筋、実に本格派というイメージがさらに強まった一本でした。

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名称:酒一筋 生もと 純米吟醸生原酒 27BY
蔵元情報:利守酒造株式会社
購入価格(税抜):1,575円/720ml
購入した酒屋さん:本間酒店(笹塚)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年02月03日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

竹林 ふかまり 純米吟醸 無濾過生原酒 「瀞」 29BY

家飲み記録 竹林 ふかまり 純米吟醸 無濾過生原酒 「瀞」 29BY

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 岡山県浅口市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す丸本酒造は、別銘柄として「賀茂緑」というお酒も出しているようです(多分地元銘柄)。
 蔵元ホームページを見ると、「米づくり」に並々ならぬこだわりを持っていることが伝わってきます。
 裏ラベルにも誇らしげに記載がありますが、自社栽培で山田錦を30年作り続けているっていうのは凄い実績だと思いますね。
 ホームページにはさらにその辺りが詳しく書いてあります、「タンパク矛盾」の話なんていうのは、日本酒マニアとしては興味深いところでした。
  ちなみに、「竹林」については、蔵元ホームページとは別にブランド紹介サイトがあります、この辺りの情報発信のやり方含め、実に先進性を感じさせる蔵だなあと思いますね。

 今回いただくのは、その自社栽培山田錦を60%まで削った無濾過生原酒。
 製造が2018/3で開栓2019/7なので、かなり長めの生熟期間を経ております。

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 上立ち香は落ち着いたセメダイン的な、少々草感もある引き締まった香りがそこそこに。
 含むと、青さがありながらもキツさ皆無の個性的な旨酸味がグググッと入ってきて、力強くバランスを取りつつ、息の長い感じでじわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘さ控えめで、フレッシュながらも非常にまとまりが良い印象の旨味と落ち着いた酸味が純然たる主役ですね、苦味等のクセはしっかり抑えられていて、濃厚ながらもグイグイいける印象。
 後味は、少々渋味の余韻を口中に残しつつ、酸味が引き取る形でしっかりキレます。

 伝統的な米の旨味を特有のモダンさで包んで楽しませてくれる、純米生酒らしい旨口酒でした。
 全体として極めてハイレベルに纏まっている印象ですね~、ちなみに控えめながらも甘味はあるんですよ、米系なので旨味というべきなのかもしれませんが。
 ただ、温度によっては若干渋味がしつこい感じもあるかも…、個人的にはある程度冷やした方が好きかなあ。
 竹林、実力派銘柄だなあと感じさせてくれた一本でした。

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名称:竹林 ふかまり 純米吟醸 無濾過生原酒 「瀞」 29BY
蔵元情報:丸本酒造株式会社
購入価格(税抜):1,353円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 竹林 純米吟醸

2019年12月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 立春しぼり 30BY

家飲み記録 桃の里 しろうま 純米大吟醸 立春しぼり しぼりたて生 30BY

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 続けて桃の里です、当ブログでは以前にも「しろうま」を紹介していますが、スペックは全然別物ですね。
 しろうまと言いつつ、おりは「うすにごり」程度の濃度ですね、そしてアルコール度数が12~13と低いのもポイント。
 山田錦の40磨きでお値段1,200円と意味不明な値段設定になっております、多分超限定品っていう位置づけなんでしょう。

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 上立ち香はお米っぽさが混じった甘い果実香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚ながらも極めて柔らかい感じの旨味が少々のトロミを伴って入ってきて、若干の酸味と奥にある渋味とバランスを保ったまま、ゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、うーんやっぱり今期の桃の里らしくキウイ的風味を感じるんですよね、さらに甘さマシマシで苦味はほぼ無し、程よく熟しては居るもののダレてはいない、甘口日本酒として極めて完成度の高い状態に仕上がっています。
 後味は、酸渋が必要最低限の仕事をして、自然に引き上げてくれます。

 桃の里らしい優しい甘旨味の純度が極めて高く、やっぱり優しい酸味と完璧にバランスを取る、異次元レベルのコスパ酒でした。
 味わいは上ではキウイと書きましたが、洋梨かも…、そして低アルだけどダレず、飲みたりなさも無いんだよなあ…
 そしてお値段はどう考えてもおかしいですよこれは…、罪悪感を覚えるレベルですね。
 桃の里、今年も自分が惚れ込んだ味わいを、予想通り、いや予想以上に楽しませてくれました。
 このしろうまは、私の上半期ベスト…というか現時点で今年ダントツでMVPのお酒です!

 ちなみに、個人的には、新酒の時期に蔵元直販で買うことを強くオススメします。
 送料も明らかに赤字の良心ぶりですからねえ…、正直商売的に大丈夫なのか心配になるレベルだったり…

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名称:桃の里 しろうま 純米大吟醸 立春しぼり しぼりたて生 30BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.9/9.0

■おまけ:平成31年の初めに購入した桃の里
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 ダブりの純米吟醸は大体外の酒の会に持ち込みました…(評判は上々)。

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2019年10月01日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

桃の里 あらばしり 大吟醸 立春しぼり 30BY

家飲み記録 桃の里 あらばしり 大吟醸 立春しぼり 30BY

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 桃の里の紹介が続きます。
 アル添有の大吟醸です、あらばしりの生酒は新酒の時期限定で、最近流行りの立春しぼりですね。
 お値段は四合三千円となかなかですが、山田錦の精米歩合40%ですし十分良心的でしょう。
 以前飲んだ火入れ大吟醸も美味しかったので迷わずセレクト。

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 上立ち香は…、おおほとんどしないですねえ、おりの雰囲気がただよう程度。
 含むと、意外にも酸がしっかり聞いた甘旨味が極めて自然な口当たりで入ってきて、おりがむしろまろやかさを加えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、これまたキウイ感あるんですよね~、しかし砂糖をまぶした如く甘味マシマシで、酸強めで甘酸っぱい印象もあり、苦渋も存在しながらもキツさ0で完全に裏方、やばいぐらいにスルスルイケるなあ…
 後味は、極めて柔らかい酸苦が引き取る形ながら、あくまで柔らかく引き上げます。

 濃厚な甘味、個性的な酸味、にごりの濃度、裏方の苦渋、各要素を高精白らしい完成度でまとめ上げた、個性派大吟醸でした。
 う~ん旨い…、正直今まで飲んだ昨年までの桃の里とは全然違う印象なのですが、これまた自分にガッツリハマっているんですよね…これは奇跡ですよ掛け値なく。
 桃の里は本当にオンリーワンなんですよ不思議なぐらいに、今回は意外な方面から来ましたが、それでも確かに「らしさ」がある。
 そういえばアル添っぽさ全く無かったですね、ただ後引けの良さは素晴らしいのでそれも裏で働いているのかも。
 お値段以上の楽しみを与えてくれた一本でした。

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名称:桃の里 あらばしり 大吟醸 立春しぼり 30BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):3,000円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8(値段を考慮に入れても)/9.0

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2019年09月28日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 あらばしり 純米吟醸 30BY

家飲み記録 桃の里 あらばしり 純米吟醸 30BY

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 岡山県赤磐市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄の一つ。
 今年既に「ふな口一番」をご紹介していますが、実は例年通り蔵元直送で新酒をまとめて仕入れており、何本も飲んでおりました。
 今更ではありますが、ここでまとめて取り上げたいと思います。(紹介は被るので若干略式で)
 
 スペック的に恐らく純米吟醸のあらばしり、うすにごり版っぽいのですが…、値段はなぜか1,200円と割安、ほんと値付けは謎です。
 3月開栓で頂いております。

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 上立ち香は濃厚な甘さとオリ由来の米っぽさが混じり合った香りがそこそこに。
 含むと、結構個性的な果実感のある甘旨味が、やはりオリ由来っぽい苦味と若干のガス感を纏いつつ、濃厚ながらもスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いやこれびっくりするぐらいキウイ感のあるフレッシュな甘酸味が主役ですね、それも果肉入りのような濃厚さと苦味もあって、見事なまでに飲みごたえのあるリキュール的な印象。
 後味は、濃厚さをガス酸苦が引き取って、お手本のように引き上げてくれます。

 まさに果肉入りキウイリキュールといった趣の旨味と、日本酒らしい飲みごたえとキレをしっかり兼ね備えた、極めて個性的な芳醇甘旨酒でした。
 ふなくち一番でも感じたのですが、低酸が特徴(と私が思っている)の例年の桃の里の純米吟醸に慣れていると、この酸と苦味は意外でしたね。
 ただガス酸苦がありながら桃の里らしくどこか柔らかさ、優しさがあるんですよ…、いわば良いとこ取りといいますか。
 桃の里の意外な一面を見せつつ、やっぱり素晴らしい味わいの一本でした。

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名称:桃の里 あらばしり 純米吟醸 30BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年09月26日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒

家飲み記録 十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒

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 岡山県倉敷市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は4回目。

 いやあインパクトのある見た目ですね~、何かフェルト(?)みたいなのもくっついてて触感的にもオンリーワンのデザインになってます。
 名前も「Sweet」と付けているあたり、非常に分かりやすいと思います、選び手側からしたら「日本酒もこのくらいハッキリしていいんだようん」と言いたいところ。
 ちなみに「Ripple」は波紋とかさざ波という意味という意味なので、商品名の和約は「甘い波紋」ということになるみたいです。
 (なんかジ○ジョに出てくる技名みたいですね…、ただ個人的に「リップル」といって思い出すのは断然グラディウスですが)

 使用米は最近注目されている印象の、岡山で生まれた「朝日」、精米歩合はギリギリ純米大吟醸の50%。
 原酒ながらアルコール度数は15度と低めで、記載は有りませんが日本酒度もいかにも低そうですね。
 一見してわかる通り、おりはかなり濃い感じで入っています。

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 上立ち香はガスとお米的な香りが控えめに。
 含むと、非常に濃厚で、ガス的なインパクトのある甘旨味が力強く入ってきて、そこそこの酸味とおり由来の苦味を感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、割りと素直にお米らしい甘味を纏った、オリの濃さも相まって非常に濃厚な旨味が中心にありつつ、酸味がフルーツ感も加えている印象ですね、苦味もそこそこあるのですが旨味とちゃんとバランスが取れています。
 後味は、少々苦味の余韻を残しつつも、力強く引き上げます。

 高濃度のおりによって存在感が強められた甘旨味を、程よい酸のキレで素直に味あわせてくれる、実に今風の甘口にごり酒でした。
 いやあいいんじゃないでしょうか、自分好みの方向性ですし、苦味がそんなに気にならない甘旨味の存在感があります。
 後素晴らしいのは見た目の印象と味わいのイメージが何となく合っていることだと思いますね、こういうお酒ならこのくらい主張しても良いですよええ。
 十八盛の実力を感じた一本でした、次は未飲の「ことのわ」も飲んでみたいところです。

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名称:十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒
蔵元情報:十八盛酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年08月11日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 純米吟醸 無濾過生原酒 「ふな口一番」 30BY

家飲みプチ記録 桃の里 純米吟醸 無濾過生原酒 「ふな口一番」 30BY

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 怒涛の毎日更新は今回で終わりです、リピート買いスペックの紹介なので、事実上ほぼ「まるめちオススメ!」って感じのラインナップになりましたね。
 そしてトリを飾るのは、私が今まで500以上飲んできた日本酒の中で、唯一毎年蔵元から直接お取り寄せをしている、超スーパーお気に入り銘柄「桃の里」の新酒限定スペックです。
 前回の感想はこちら。

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 上立香は洋梨的(?)な、割りと落ち着いた果実香が控えめに。
 含むと、フレッシュながらもどこか落ち着いた甘味がわずかなのトロミを感じさせつつゆっくりと入ってきて、渋味と相まって奥深さを感じさせつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは…酸味抑えめのパインジュースに砂糖を加えたような(?)甘旨味が主役、そしてやっぱり独特な渋味がしっかりと個性と複雑さを加えてくれますね、全体として超濃厚ながらも割と飲み飽きなさもあると思います。
 後味は、渋味の余韻を残しつつも、自然に引き上げてくれます。

 割とフレッシュかつ芳醇そのものの甘さを芯に据えつつ、主に渋味の働きでオンリーワンの味わいの世界を魅せてくれる、超個性派甘口酒でした。
 一口目は結構渋味等にクセを感じる部分もあるのですが、二口三口と飲み進めるとそれも甘味に溶け込んできて違和感が無くなってきました。
 後、多分香りではなく旨味がちゃんと主役を張っているから、濃厚さの割には飲み疲れないんだと思いますね。
 正直このお酒なら、やろうと思えばつまみなしで、和らぎ水だけで一本開けられそうな気がします、それほど私と相性が良い感じ。
 桃の里、今年もまとめ買いしたことを大正解だと思わせてくれた、幸先の良い一本でした。

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名称:桃の里 純米吟醸 無濾過生原酒 「ふな口一番」 30BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年05月24日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

和心 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町 30BY

家飲みプチ記録 和心 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町 30BY

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 和心は自分の中ではかなり好印象の銘柄なのですが、最近飲む機会が無かったので、うのかわ酒店さんからの取り寄せ時に同梱してみました。
 前回(2015年)の感想はこちら。

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 上立ち香は若干硬質な印象のりんご系の香りがそこそこに。
 含むと、結構強めの酸を感じる旨味がスルスルと入ってきて、ほんのりとした苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、かなり甘さ控え目の青りんご的な引き締まった旨酸味が主役、苦味もそこそこあって全体的にキリリとした印象ですね、そこそこ濃くはあるのですが飲み飽きないタイプ。
 後味は、やはり苦味の余韻をほんのりとだけ残しつつ、しっかりキレます。

 今風のフルーツ感のある、割りと吟醸系の王道を往くような味わいの、バランス系旨酒でした。
 悪くはないのですが、和心ってこんな感じだったかなあ…、甘味旨味の存在感がちょっと弱くて、正直ありがちな印象で、前に飲んだときと比べると正直期待はずれだったかも…
 ただ、商品紹介によると「すっきり」「辛口」らしいので、そちらの記載通りではあります、後、今回ほぼ出荷後即飲みなので若いのかも。
 和心、う~むどうにも釈然としない再会でした、確認の意味も込めて近いうちに他のスペックも飲んでみたいと思います。

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名称:和心 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町 30BY
蔵元情報:難波酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 和心 純米吟醸

2019年05月21日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ORIGIN FRESH(オリジンフレッシュ) 純米吟醸 朝日 生原酒 

家飲み記録 ORIGIN FRESH(オリジンフレッシュ) 純米吟醸 朝日 生原酒 

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 岡山県倉敷市のお酒です。
 この銘柄は初めていただきますが、同蔵の通常銘柄「燦然」は一度家飲みしています

 蔵元ホームページの取扱い店一覧を見る限り、地元重視っぽいですね。
 実際、出張で岡山に行った時は色々なところで燦然の看板を見かけました。
 そしてこのORIGIN FRESHは、「倉敷市・総社市にある蔵元の若手グループ「岡山ZARU」の共通ブランド酒」とのことです(蔵元発表記事はこちら)。
 私が期待を寄せるパターンである、地場の実力蔵が今風に寄せてきたブランドということですね。

 スペックは朝日米の精米歩合55%の無濾過生原酒。
 裏ラベルを見るに、「搾った当日に瓶詰」ということがポイントのようです。
 ただ、3月製造を9月開栓なので、今回は若干熟したコンディションでいただきました。

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 上立ち香は…あまり感じないですね、
 含むと、割と素直かつ濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、あまり酸を感じさせないまま、しかしそんなにダレずにゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、煮詰めた洋梨的な高濃度の甘味が純然たる主役、そこに寄り添うはやはり渋味ですね、苦味もほんの少しあるかな、全体として柔らかい印象のまま上手く奥深さを加えダレを防いでいる印象。
 後味は、その渋味と苦味が引き取って、ゆるやかに引き上げてくれます。

 極めて高濃度な甘味の魅力を、それと喧嘩しない苦渋の働きで飽きとダレを防ぎながらストレートに感じさせてくれる、個性派芳醇甘旨酒でした。
 若干砂糖ドバドバ入れたカフェオレ的な風味のようにも感じますね、ラベルがなんとなくそういうふうに見えてくるような…、ともかく、徹底的に私好みのお酒です。
 いやあ、この低酸の濃厚な甘さ、どうしても桃の里を思い出してしまうなあ、なんとなく朝日米に由来する特性のようにも思えます。
 最近某大手酒販店も目を付けているようですが、個人的にも今後朝日米のお酒は意識して追ってみたいかな。
 オリジン、また買う機会があれば逃さないようにしたいと思いました。

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名称:ORIGIN FRESH(オリジンフレッシュ) 純米吟醸 朝日 生原酒 
蔵元情報:菊池酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:さかばやし(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけ:まとめ買い記念写真
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2019年01月30日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

伊七 雄町 特別純米酒

家飲み記録 伊七 雄町 特別純米酒

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 岡山県倉敷市のお酒です。
 同蔵のお酒としては、以前特別品の「HARE」をいただいたことがあります。

 特別品だけでなくレギュラー品も試してみたいと思い今回セレクトしました。
 ただ、実は生酒を注文したのに火入れが届いたんですよね…
 こういう場合は着払い等で返品するのが筋なのですが、面倒なのでそのまま開けてしまった次第です。
 しかし、地酒は本当に細かい種類違いがありますからね…、通販については余程システマチックにやらないと、在庫管理含め難しそうだなあと思いました。

 というわけで火入れ(要冷蔵がないので二回火入れかな)の、雄町を60%まで磨いた純米です。
 2018年2月製造、10月開栓。

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 上立ち香は…、う~ん何か薬臭いというかクセのある感じの香りがそこそこに。
 含むと、その香りのイメージ通りの結構薬臭さが目立つ味が口中に広がり、割とそのままの印象のまま、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、なんというか薬草風味?って感じの、正直未経験なケミカル感のある味ですね、甘さは皆無、苦味は若干ある感じ。
 後味はほんのりと苦味を残しつつも結構バッチリキレますね。

 ミントとかを彷彿とさせるスースー感が特徴の、実に個性的な味わいの辛口系のお酒でした。
 割と個性的な気はするのですが、この薬っぽい含み香が私にはキツい…、正直鼻を摘まないと飲むのが厳しいレベルだったり。
 買った経緯も含め、なかなか悲しい出会いでした、まあこういうこともあるかと思い全部飲みましたが。
 なんか薬草とか、蒸留酒向けの表現が頭に浮かぶんですよね、要は甘旨味の要素が行方不明というか…、好きな人は好きなのかなあ。
 この辺りの印象は生酒のHAREのときも似たような感じではありましたね。
 伊七、流石に自分と相性が悪いのかもと感じた一本でした。

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名称:伊七 雄町 特別純米酒
蔵元情報:熊屋酒造有限会社
購入価格(税抜):1,237円/720ml
購入した酒屋さん:さかばやし(通販)
お気に入り度:7.9/9.0

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タグ: 伊七 特別純米

2019年01月29日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大正の鶴 落花流水 純米 27BY

家飲み記録 大正の鶴 落花流水 純米 27BY

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 岡山県真庭市のお酒です。
 家飲み経験はあるのですが、ブログでは初登場ですね。
 
 随分前に「福祝」の記事で書いたのですが、2008年のJ-CASTニュースによると、麻生現副総理はこの「大正の鶴」と「福祝」がお気に入り銘柄だったとのこと。
 そこでは「安くてウマい酒」 を「燗」で飲むスタイルということも書いてありました、今ならわかりますが、やっぱり相当酒好きのコメントですよね…
 私はまだまだ基本冷酒生酒派ではありますが、色々なお酒を試していきたいということと、この「落花流水」という商品は初見だったことから今回セレクトしました。

 赤磐産朝日の65%精米、おそらく加水有の一回火入れで、要冷蔵ではないっぽいですね。
 製造年月はH30年3月ですが、H27BYとのことなので、蔵内で2年以上熟成してからの出荷のようです、開栓はさらに間が空いたH30年10月。


 上立ち香は落ち着いたセメダイン香といったスッキリした香りがそこそこに。
 含むと、そこその濃度の引き締まった旨味がスルスルと入ってきて、存在感のある酸味が最初から最後まで引き締め役に回る感じで、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘みはそこそこ、酸がしっかり効いた完熟果実的な旨味が中心、結構色々な味は感じるものの、それを雑味と感じさせない力強さがありますね、特に苦味が抑えられてるのがグッド。
 後味は、やはり酸が引き取る形ながら、実に自然に引き上げてくれます。

 とんがったところを抑えた実にバランスの良い、ガンガンイケる系旨辛酒でした。
 食中酒としても良し、単体でも全然満足感がある辺り非常に万能感があります、2年の熟成を感じさせないところも見事。
 いやあ、こういうお酒を飲むと、インパクト派の私は申し訳なくなるんですよね、絶対こっち系が好きな方は多いと思います。
 大正の鶴、やはり間違いなく実力派銘柄であろうと感じた一本でした。

 燗をつけると…、若干乳酸感が出てきましたね、あとは辛さもマシマシ。
 といいつつ口当たりは柔らかいので、ついつい杯が進んでしまう癒し系燗酒という印象でした。

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名称:大正の鶴 落花流水 純米 27BY
蔵元情報:酒造株式会社
購入価格(税抜):1,403円/720ml
購入した酒屋さん:さかばやし(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 大正の鶴 純米

2019年01月28日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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