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仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い

家飲み記録 仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、同蔵のお酒のブログでの登場は4回目。

 実はこのお酒は約一年前に飲んでいます、最近いただいた仙介の純米吟醸おりがらみが極めて美味しかったため、その流れでご紹介。
 購入したのは昨年、兵庫の酒屋「吟SHIZUKU」さんから、珍しい兵庫酒をまとめて取り寄せたときですね。
 他にも色々なお酒をいただいたのですが、記事を上げる前にあれよあれよと1年が経ってしまいました…

 閑話休題、今回いただくのは超限定品らしい、山田錦の精米歩合48%の純米大吟醸。
 やっぱり鑑評会向け的な絞り方ということで、「袋吊り斗瓶囲い」という響きにはつい惹かれるものがありますね。

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 上立ち香は若干蜜もある青りんご的な、爽やかフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、しっかり甘味を伴った実に滑らかな旨味がスルスルと入ってきて、柔らかさのある苦味でキッチリと輪郭を整えつつ、最後まで摩擦なしで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりいかにも純米大吟醸といった感じのリンゴ的な甘旨味と、そこそこの苦味があるものですね、特筆すべきは濃度が高めなことと、それでいて非常に上品で軽やかさを感じさせるところだと思います。
 後味は、苦味が引き取る形ながら実に自然にキレます。

 割とスタンダードな純米大吟醸の味わいを、煮詰めたように濃密に、かつ上品に味わわせてくれるお酒でした。
 しっかりお値段以上の完成度だとは思うのですが、私レベルでは高精白限定品の真価はわからないかも…(早い話が通常の純米吟醸で十分と思ってしまう)
 この辺りは日本酒の難しいところですよねえ、高い方が美味しいというより、好みの部分が非常に大きいと思います(なので私は基本四合瓶2,000円以上のお酒は買わない派)。
 仙介、次はまた自分の得意とする価格帯のものをいただいてみたいと思いました。

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名称:仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い
蔵元情報:泉酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:吟SHIZUKU(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年04月16日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY

家飲み記録 仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、同蔵のお酒のブログでの登場は3回目。

 泉酒造が、麹米に兵庫県産山田錦を使って醸すお酒につけたブランドがこの「仙介」であることは、前回の記事にも書きました。
 蔵元ホームページを見ると、まさにこのお酒が蔵元のおすすめ①として紹介されていますね。
 蔵元自らおすすめスペックを表示するのは珍しいですねえ、どういう基準かわかりませんが、買い手としてはわかりやすくて有難いところです。

 スペックは山田錦60%精米で、新酒無濾過生原酒の王道という感じですね。
 原酒ながらアルコール度数が16度と低めなところがポイントでしょうか。

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 上立ち香はバニラとメロンを感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚で力強い甘旨味が割と滑らかな口当たりで入ってきて、オリ由来の存在感と苦味を心地よく感じさせながら、最後までバランス良くじわじわと染み込んできます。
 味わいは、メロン的甘旨味に若干の炭酸的酸味、そしてバニラ感が伴うまさにクリームソーダを連想するもので、生酒らしい魅力満載ながらすべての要素がしっかりバランスを保つ、お手本のようなまとまり。
 後味は、苦味メイン、酸味サブでしっかり仕事をして、理想的とも言えるキレ。

 クリームソーダ的なキャッチーな甘旨味と、日本酒的複雑さが、玄妙なバランスでフュージョンする超ハイレベルフレッシュ酒でした。
 いや原酒、そしてこの甘旨味と存在感でこのキレは凄いなあ…、花陽浴に似た方向性ながらタイプは全然違う感じ。
 結構苦味があるけど全然後ろ向きに感じないんですよねえ、どちらかというと而今や十四代のおりがらみ生酒に近い感じかも。
 どちらにせよ、この完成度は稀有なレベルであることは間違いないと思います、「好みの銘柄は十四代です」とか言ってしまう贅沢な方にもオススメできる一本かと。
 仙介、今後注目度を数段階上げていこうと思いました。

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名称:仙介 純米吟醸おりがらみ 無濾過生原酒 02BY
蔵元情報:泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2021年04月13日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千代田蔵 特別純米生原酒 22BY

家飲み記録 千代田蔵 特別純米生原酒 22BY

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 こちらを醸す太田酒造の本社が滋賀にあることや、ちょっと特殊なブランドであることは前回の記事で書きました。
 今回のお酒の特殊性は何といってもその熟成年数でしょう、なんと蔵元で8年もの生熟期間を経ての出荷です。
 火入れであれば10年越えは珍しくありませんが、生熟酒では5年越えの時点で相当レアだと私は思っています。
 記憶が正しければ、今までブログで紹介した中では超超久の5年生熟成が最長だったはずなので、今回大幅更新ですね。

 スペックは美山錦の精米歩合60の生原酒ということで、そんなに怪しい(笑)部分はありませんね。
 蔵元ではマイナス温度保存だったようですね、手間と費用が掛かっていると思いますが、お値段は非常に良心的。
 10月出荷を、翌1月に開栓しています。

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 上立ち香は、若干怯むぐらいにハッキリとした熟成香がそこそこに。
 含むと、しっかりと熟しながらも枯れきっていない感じの甘味が自然な口当たりで入ってきて、若干のほろ苦さとアルコール的刺激で輪郭を保ちつつ、じわじわと染み入ってきます。
 味わいは、非常に高濃度の、しっかり熟感のあるカラメル的な甘味が純然たる主役ですね、苦味は複雑さを与える役割を裏方として果たしている感じ。
 後味は、甘苦味を若干口中に残しつつ、ゆっくりと引き上げていきます。

 長期の生熟ならではの、甘さがしっかり残った超芳醇熟成酒でした。
 全体的にしっかりバランスが取れてるんですよね…、これは生熟酒として相当ハイレベルなんじゃないかしら。
 特に枯れてないところが好みです。
 千代田蔵、面白いお酒ということで覚えておこうと思います。

 せっかくなので燗を付けてみると…、うお~甘い!
 カラメル感に加え蜂蜜感が出てきた甘みと、アルコール的辛さが両方とも強まって超絶インパクトなお酒になりましたね。
 冷酒よりキレが増しているような…、いやあこれは寝かせただけの個性を獲得していると思います、実に面白い。

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名称:千代田蔵 特別純米生原酒 22BY
蔵元情報:太田酒造株式会社 千代田蔵
購入価格(税抜):1,630円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4(燗上がりも考慮に入れて)/9.0

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2020年11月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

都美人 山廃 特別純米 生原酒 紺ラベル(山田錦) 2019BY

家飲み記録 都美人 山廃 特別純米 生原酒 紺ラベル(山田錦) 2019BY

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 兵庫県南あわじ市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 唐突ですが問題です、最近ご紹介した「白鷺の城」「不老泉」そしてこの「都美人」の三銘柄に共通する事項はなんでしょうか?


 え~答えは「天秤搾り」になります、意識せずにこの極めて珍しい搾り方を採用している蔵のお酒を連続して飲んでいたのでテンションが上がってしまいました。
 この天秤搾りについては不老泉のホームページに詳しく載っていますね、とにかく手間がかかるもので、今でも採用している蔵は全国でも数ヶ所しか無いようです。

【9/10追記】
 都美人については、天秤搾りは一部のお酒のみで、大半は薮田搾りであるというご指摘がありました。
 今回のお酒も多分天秤搾りではないですね…、あくまで一部製品にて採用しているというのが正しく、誤解を招く記載があったので記事本文も若干修正しました。
 また、福岡の白糸酒造も同様の搾り方を採用しているらしいです(こちらは全量)、ただここでは「ハネ木搾り」と呼んでいるみたいですね、いやあ難しい…
 ちなみに私はもちろん同蔵のお酒も飲んでおります(田中六十五白糸)。


 閑話休題、都美人自体はかなり好印象の銘柄なのですが、タイミング的に結構間が空きました。
 スペックは山田錦の精米歩合60、前回同様の紺色ラベルですね、なんとなく蔵のスタンダード商品というイメージがあります。
 3月製造、7月開栓。


 上立ち香は熟感、アルコール感、クリーム感をそれぞれ感じる濃ゆい香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃ゆ~くてちょっと熟した感じの甘旨味が、強めながらも柔らかい酸味にしっかりと引き締められながら、息の長い感じでじんわりじんわりと胃の奥に染み込んできます。
 味わいは、ビターチョコ感のある熟した甘旨味に山廃らしい乳酸系の酸味が寄り添う極めて濃厚なもので、それぞれの要素がこれでもかと主張しながらも、グイグイ飲めてしまうまとまりがありますね。
 後味は、酸味が柔らかくもしっかりと引き取る形で、見事なまでにしっかりとキレます。

 極めて高濃度、かつ生熟感の有る甘旨味を、山廃らしい柔らかな酸味が心地よく引き締める、個性派甘旨酸酒でした。
 うーん、しっかり甘くて酸味が有りながら、一本調子の甘酸っぱさではないこの奥深さ、良いですね~
 昨今流行りの軽めの山廃とは一線を画しつつ、キレはバッチリですし、しっかり「らしさ」を構築している印象を受けました。
 都美人、今後は定期的に観測しなくてはと思わせてくれる一本でした。

 ちなみに燗をつけると柔らかさが増しますね~
 濃厚さも増してる気もするのですが、むしろ優しさアップという感じで、山廃らしい燗上がりをしっかり楽しませてくれました。

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名称:都美人 山廃 特別純米 生原酒 紺ラベル(山田錦) 2019BY
蔵元情報:都美人酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年09月09日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白鷺の城 庭酒 生もと純米酒 杵搗精米

家飲み記録 白鷺の城 庭酒 生もと純米酒 杵搗精米

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 兵庫県姫路市のお酒です、連続でのご紹介。

 前回はスタンダードな特別純米生酒でしたが、こちらはかなり特殊なお酒になります。
 裏ラベルに結構詳しめに説明があるのがありがたいですね、神社境内から酵母菌と麹菌を採取して、古来から伝わる製法で醸したお酒のようです。
「庭酒 兵庫」でググると出てきた産経新聞の記事によると、2015年に播磨7酒造が統一ブランドで製品化したものらしいですね。
 が、私としては初耳でした、というか日本酒マニアでもこのことを知っている人はどのくらい居るんでしょうか…、兵庫では有名なんですかねえ。

 スペック的にはやはり精米歩合90%が目を引きますね、特殊な製法も相まって変態系な雰囲気。
 また、「杵搗精米」というのも珍しいですねえ。
 味わいの解説にある「はっきりとした甘味・酸味が心地良い」という言葉には個人的には惹かれるものがあります。

 なお 「庭酒」や「杵搗精米」という言葉の説明は日本酒感想日誌さんが詳しく書かれていたのでそちらもご参照ください(サボり)。

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 注ぐと見事に黄金色ですね~
 上立ち香は…、おお意外にも控えめですね、なんとなくヨーグルトを彷彿させる発酵的な香り。
 含むと、柔らかい乳酸感を強く感じる濃厚な甘酸旨味が非常にバランスの良い感じで入ってきて、最後まで刺激を抑えつつ、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいはまさに飲むヨーグルト的な乳酸感と甘味を感じさせつつ、日本酒的な複雑味もしっかりあるもので、イロモノな感触がありながら非常にバランスが取れている印象。
 後味は、乳酸が柔らかくも、見事なまでにしっかりと引き取ります。

 日本酒離れした濃厚な甘酸味がありつつ、不思議なほどに良バランスの、乳酸系芳醇酒でした。
 いやあ風味はまさに飲むヨーグルトですね、そしてこれをお米から引き出すのが本当魔法的な凄さを感じます。
 そして、なんというか踏み止まり方が見事ですね~、変態系に振り切らないまとまりが逆にオンリーワンの魅力を放っている印象。
 方向性自体は、私が大好きな鷹長の菩提もと昇龍蓬莱の古式一段仕込みと近しいのですが、落ち着きの点で別物。
 白鷺の城の特長をハッキリと見せつけてくれた一本でした、今後追っていきたいと思います。

 推奨されている通り燗をつけると…、うおなんかハチミツみたいな上立ち香。
 含むと…これはもうハチミツガッツリ混ぜたヨーグルトって感じの甘~くかつ柔らかい感じですね。
 これも良いなあ、実は500mlじゃ足りんと思って2本買ったのですが、大正解ですね、むしろ一升瓶で買いたいお酒かも!

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
https://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-3585.html

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名称:白鷺の城 庭酒 生もと純米酒 杵搗精米
蔵元情報:田中酒造場
購入価格(税抜):1,000円/500ml
購入した酒屋さん:新宿伊勢丹(イベント)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年09月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白鷺の城 特別純米酒 生酒 「希代」 天秤搾り

家飲み記録 白鷺の城 特別純米酒 生酒 「希代」 天秤搾り

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 兵庫県姫路市のお酒です、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す「田中酒造店」さんの別銘柄には「名刀正宗」があります。
 どちらの銘柄についても東京では全く見ないですね~、実は同蔵が新宿伊勢丹に販売に来るという情報を有識者からブログコメントにいただいたので、今回買いに行ってみました(コロナのせいで試飲は無し…)
 伊勢丹ではベテランっぽい女性店員さんが非常にツボを押さえた解説をしてくれて、試飲無しでもバッチリセレクトできましたね、このあたりは流石という印象でした。
 購入動機としては、滅多に買えない銘柄であるということと、日本酒感想日誌さんがかなり激しく推しているということがあります。
 
 今回ご紹介するのは山田錦の精米歩合60%の生酒というスタンダードな特別純米酒。
 特徴的なのは「天秤搾り」という、非常に手間のかかる古来からの搾り方をしているということ。
 個人的には天秤搾りというと不老泉が思い出されますね、今でもやっているのは全国でも数蔵しかないらしいです。

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 上立ち香は、若干木香混じりの落ち着いた感じの香りがそこそこに。
 含むと、変な刺激がしっかり抑えられている、落ち着いた旨味がゆっくりと入ってきて、裏の方にほんのりと辛さや渋味を彷彿とさせつつ、最後までバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、インパクトをあえて抑え、かつじっくりと楽しめることに特化したような印象の、純度の高いお米的な旨味をメインに据えたもので、ほんのりとした木香で奥深さもあり、ついつい飲み進めてしまいますね。
 後味は、最後に出てくる渋味と辛さで割と力強くキレます。

 落ち着いたしっかりと存在感のある米由来の旨味を、極めて素直かつ奥深く楽しめる独特なバランス酒でした。
 あまりこういうことを言うのもなんですが、これはまさに日誌係銘柄って感じですね~、個人的には松の司と同じカテゴリに入ってくるお酒かと思いました。
 逆に言うとまるめち銘柄ではないのですが、このバランスやしつこくなさ、奥深さの魅力は誰にでも十分に伝わることでしょう。
 白鷺の城、ただ者ではないということを感じさせてくれる一本でした、次回は同時購入した別商品をご紹介します。

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名称:白鷺の城 特別純米酒 生酒 「希代」 天秤搾り
蔵元情報:田中酒造場
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:新宿伊勢丹(イベント)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年08月30日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

奥播磨 山廃純米生 兵庫夢錦五十五 26BY

家飲みプチ感想 奥播磨 山廃純米生 兵庫夢錦五十五 26BY

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 伊勢元酒店さんの冷蔵庫ではやけにBYが古い生熟酒をちょくちょく見かけるのですが、大体素敵な味わいの掘り出し物なのでつい買ってしまいます。
 ただ、今回は製造年月を見る限り、蔵元熟成っぽいですね。
 過去の感想は「奥播磨」タグをご参照ください。

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 上立ち香は酸と熟感をハッキリ感じる若干刺激的な香りが気持ち強めに。
 含むと、やはりハッキリ酸っぱいレベルの力強い酸を纏った旨味が唾液腺を刺激しながら入ってきて、最後までガッチリ引き締まったまま、割と自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさに熟!酸!旨!がそれぞれ強烈に主張しつつも力強いバランスを保つ、野太くも粗さの無いもので、熟感あれどまったく枯れを感じさせないところが流石。
 後味は熟感の余韻を残しつつも濃厚さをガッツリ酸で引き取る、いかにも芳醇辛口酒的なキレ。

 4年という生熟年月をしっかり感じさせる、極めて力強く野太い、超芳醇熟旨辛酒でした。
 バランスが崩れているわけではないのですが、開けたて冷酒だとちょっと酸と熟がキツめに感じたので、ああ、こりゃ断然燗だわと思って、熱めに付けてみると…、やはり大正解!
 これまた熟酸旨なのですが、より一体感と濃度が高まって良いですわ…、食中酒としても、単体でもガンガンいけてしまいますね。
 奥播磨の個性をビンビンに感じた一本でした。

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名称:奥播磨 山廃純米生 兵庫夢錦五十五 26BY
蔵元情報:株式会社下村酒造店
購入価格(税抜):1,582円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4(燗上がりも考慮に入れて)/9.0

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2020年05月19日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百黙 純米吟醸

家飲み記録 百黙 純米吟醸

 兵庫県神戸市のお酒…、というか、菊正宗の蔵の限定ブランドです。
 こちらも高島屋日本酒まつりでの購入酒。

 今回写真撮り忘れたようで、文字だけ記事になってしまいました…
 まあこのお酒については、公式ホームページが非常に充実しているので、見た目やコンセプトについてはそちらをご参照ください。
 この辺りの情報発信は流石大手って感じですね。
 また、SAKETIMESにも記事がありましたので、興味があればこちらも…

 スペックも記事にある程度記載してありますが、特A山田錦の59%精米だそうです。
 2,000円と少しお高めですが、スペック的には割高とはいえないでしょう。


 上立ち香は実にスタンダードながらちょっと落ち着いたリンゴ的吟醸香がそこそこに。
 含むと、程よい濃度のフルーティーな甘旨味が割となめらかな口当たりで入ってきて、上品さのある苦味で輪郭を整えつつ、最後まで見事に刺激を抑えたまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、中心にあるのは実にスタンダードな青りんご的風味の甘旨味なのですが、特筆すべきはそのバランスですね、アルコールや苦味のキツさをいい感じで抑えている印象。
 後味は苦味の余韻を本当に仄かに残しつつ、実に自然に引き上げてくれます。

 いわば出品酒の廉価版って感じの、マイナス要素を丁寧に配した感じの香り系上品甘苦酒でした。
 う~む、これは獺祭と真っ向勝負って感じの味わいですねえ…、そして実際酒質としては遜色ないというか、より洗練された印象。
 ただ、コスパと入手性を考えるとなあ…、この方向性で獺祭と差別化するのは、例え大手蔵でもなかなか厳しいんじゃないかしら。
 とは言え、菊正宗の実力はしっかり感じさせてくれた味わいではありました、月桂冠の伝匠みたいに生原酒出してくれたら、また飲んでみたいなあと思います。

名称:百黙 純米吟醸
蔵元情報:菊正宗酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:高島屋日本橋店(日本酒まつり)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年04月30日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥播磨 純米生 仕込第二十九號 袋しぼり 28BY

家飲み記録 奥播磨 純米生 仕込第二十九號 袋しぼり 28BY

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 兵庫県姫路市のお酒です、ブログ登場は5回目。
 
 芳醇フレッシュ甘口派を自認する私ですが、最近は山陰系に代表されるような、いわゆる「芳醇辛口」酒にもかなり惹かれるものを感じています。
 個人的には芳醇辛口というと、火入れ熟成で加水して燗するようなお酒が主流なのかなあという印象があります。
 が、私が好むのは、やはり無濾過生原酒、そして数年生熟成に耐えるような旨味(と酸味)が野太いタイプ。
 このお酒の系統は確かにあって、そういうお酒を揃えた酒屋さんもあるのですが、芳醇辛口以外で、「○○系」というビシっとした呼称が思いつかないのが困ったところだと思います。(あえていうと「しっかり系生熟酒」って感じでしょうか)

 さて今回いただくのは、個人的にそういうお酒の典型例の一つというイメージがある奥播磨です。
 全量山田錦、精米歩合は55%の袋しぼりと、割と豪華なスペックですね。
 製造年月が平成31年2月になっていますが、28BYとのことなので、恐らく蔵元で一年以上生熟期間を経てからの出荷であろうと思います、なお実際に開栓したのはさらに後の8月。

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 上立ち香は酸があって、熟成をほんのりまとった感じの落ち着いた香りがそこそこに。
 含むと、程よい熟感のある旨酸味が極めて飲みごたえのある濃度で、しかしキツさ皆無でグググッと入ってきて、びっくりするほど自然にじわじわと染み入ってきます。
 味わいは、旨味と一体化した感じのまろやかな酸味が非常に心地良い、甘味控えめながら、味乗りした旨味の存在感を最初から最後まで素直に楽しめるもので、かつ非常にガッチリ引き締まっている印象。
 後味は、ほんのりとした熟感の余韻を残しつつ、見事に引き上げていきます。

 お米の旨味を、生熟らしいまろやかさと押出の強さを兼ね備えつつ味あわせてくれる、まとまりの良い芳醇辛口酒でした。
 やっぱり袋しぼり的な口当たりの良さは明らかにあるんですよね~、そして熟感が非常に丁度良い印象。
 酸味もいい感じに落ち着いていますし実にちょうどいいタイミングの出荷だったのでしょう、しっかりと自社製品の生熟に関する知見を集積していっているということなんでしょうね。
 奥播磨の株を、自分の中でまた上げてくれた一本でした。

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名称:奥播磨 純米生 仕込第二十九號 袋しぼり 28BY
蔵元情報:株式会社下村酒造店
購入価格(税抜):1,800円ぐらい(メモ忘れ…)/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年01月30日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

香住鶴 山廃 吟醸純米 むろか生原酒 「沁福(しんふく)」

家飲み記録 香住鶴 山廃 吟醸純米 むろか生原酒 「沁福(しんふく)」

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 兵庫県美方郡香美町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験は有ったような無かったような…(呆)

 香住鶴は、以前コメントでもご紹介いただいたりして気になってはいたのですが、なかなか自分好みのスペックに出会えずいたところ、今回思いがけず無濾過生原酒に行き当たり喜んで購入した次第です。
 蔵元ホームページによると、全量生もとor山廃での造りらしいですね、こういうこだわりを前面に出すのは素敵だと思います。
 また、海外含む各コンテストの受賞歴を掲載していたり、英語版のホームページを用意していたり、何となく海外重視の雰囲気。
 そして特約店一覧があるのも素晴らしい!日本酒蔵ホームページとして理想的な情報量でしょう。

 今回いただくのは、兵庫県産山田錦を55%まで磨いた山廃無濾過生原酒、お値段はかなり良心的ですね、5月製造、7月開栓。
 「沁福」っていうのは読めないなあ…多分限定品名だと思うのですが、ググっても情報があまり出てこないんですよね。
 そんな中、ろっくさんが既に記事を上げているのには、流石だなあと思わされました。

 上立ち香は結構青い感じの果実的な爽やかな香りが仄かに。
 含むと、落ち着いた、しかし青さも残したような甘酸味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味が奥深さを添えつつ、割と引き締まった印象のままじわじわ染み込んできます。
 味わいは、甘さ控えめのメロン的な青い旨味を中心に感じますね、ダレ感は皆無で、更にキツさや苦味も抑えられていて、旨味の存在感の割にはグイグイ飲めるタイプですね。
 後味は、苦味の余韻を仄かに残しつつ、酸が引き取る形で見事にキレます。

 飲みごたえがありつつもスルスル飲める、後引けの心地よいバランス系旨酸酒でした。
 銘柄的には何となくお米系の辛口酒のイメージがあったのですが、なかなかどうしてこの生酒は私のような生偏愛派でも楽しませてくれますね。
 やっぱりポイントは酸だなあ、乳酸っぽさはあまりないのですが、どこか柔らかさがあって、かつ極めて良い感じの後引けを演出していますね。
 ちなみに食中酒としても非常に万能感あると思います、甘さが少ないってこと以外は非の打ち所がない感じですね…好み問わず是非皆さんに飲んでみてほしいです。
 香住鶴、実力を感じる一本でした、次は燗向けも買ってみようかしら。

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名称:香住鶴 山廃 吟醸純米 むろか生原酒 「沁福(しんふく)」
蔵元情報:香住鶴株式会社
購入価格(税抜):1,643円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年12月13日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

竹泉 純米生酒 自然栽培米 兵庫錦 2017BY

家飲み記録 竹泉 純米生酒 自然栽培米 兵庫錦 2017BY

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 兵庫県朝来市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 「兵庫錦」という、割と最近開発された酒米を使っているのが特徴の一つだと思います。
 ググると「山田錦と西海134号の交配種に山田錦を掛けたもの。」らしいです、個人的には「75%山田錦やんけ!」とツッコミを入れたくなってしまいました(笑)
 名前の通り、現状ほぼ兵庫の蔵元で使われているみたいですね、当ブログでも以前紹介した、龍力のドラゴンラベルがこのお米を使用しています。
 また、自然米というのもポイントでしょうね、経験上やっぱり味わいのクオリティの信頼性も上がる印象。
 
 精米歩合は70%にとどめています、この辺りは磨きすぎない方が個性出しやすいんでしょう。
 製造年月は2018年5月ですが、開栓は2019年5月なので、1年以上生熟期間を経たコンディションでいただいています。 


 上立ち香は濃いセメダイン系のキリッとした香りがそこそこに。
 含むと、引き締まりと柔らかさを両立させたような不思議な旨酸味がヌルっと入ってきて、割とそのままバランスを保ったまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実的な甘酸味が素直に落ち着いたような風味が中心にありますね、ただ主役は酸で甘味はあくまで脇役、苦味等の雑味はしっかり抑えられていて、ゆるゆると延々と飲めてしまう感じ。
 後味はやはり酸がしっかり、しかし自然に引き上げさせます。

 マイナス要素をしっかり廃している印象の、万能さを感じるバランス系完熟旨酸酒でした。
 ラベルには「瑞々しく」って書いてありましたが、流石に一年生熟なので私が飲んだところではしっかり落ち着いた系に思えましたね、ただ老ねとかのマイナス要素は皆無。
 ちなみにたまたまサンマ食べながら飲んだのですが、相性バッチリでした、やはり酸がしっかりしているので、油系の料理とは相性抜群の食中酒でもあります。
 竹泉の実力を感じた一本でした。

 そして燗をつけると、甘味が出てくるとともにピリピリする辛さが凄く増えました。
 これも良いですね~、完全に冷酒燗酒両対応なお酒かと思います。

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名称:竹泉 純米生酒 自然栽培米 兵庫錦 2017BY
蔵元情報:田治米合名会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 竹泉 純米

2019年10月12日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

播州一献 純米生原酒

家飲み記録 播州一献 純米生原酒

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 兵庫県宍栗市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 こちらを醸す山陽杯酒造で、2018年11月にかなりの規模の火事が有ったのは記憶に新しいところです(はせがわ酒店さんのホームページに写真付きの記事がありました)。
 不幸中の幸いで、人的被害がなく、醸造関連の設備にもあまり影響がなかったとのことでしたが、それでも大変な苦労の中出荷されたであろう、30BYの新酒が今回のお酒になります。
 こういうときは一人の酒飲みとして「飲んで応援」するというのがやっぱり良いと思うんですよね、皆ハッピーということで。
 (ちなみに火事直後外飲みもしています

 さて、スペックはラベルに非常に詳細な記載が有ります、これ系のラベルはマニア心をくすぐりますね(凱陣とか亀泉cel-24とか)。
 また、肩掛けラベルには現状のお知らせと「感謝」の記載、こういうのは素敵ですね。

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 上立ち香は結構濃厚な印象の、セメダイン混じりのフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、しっかりと酸が効いた引き締まった旨味が力強く入ってきて、ほんのりとした程度の苦渋味も相まって、最後までキリリとした印象のままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、甘さ控えめのフレッシュな芳醇辛口といった趣の旨味が主役、苦渋味が浮いた感じではないので、旨味をじっくりと楽しめる印象ですね。
 後味は、酸メインで引き取る形で見事なまでにキレます。

 フレッシュな酸によるキレが心地よい、実に新酒らしい今風の芳醇辛口酒でした。
 やっぱり以前飲んだ「ののさん」に比べると甘さ控えめですね、酸も相まって日本酒度+-0とは思えないレベルの引き締まりがあります。
 個人的ストライクゾーンからは外れますが、たまにこういうキレ酒も飲みたくなります、地酒の多様性万歳。
 播州一献、逆境をバネに躍進されることを祈りたいと思いました。

 開栓後数日経つと、口当たりが丸くなりますね。
 なんか甘味もハッキリ出てきましたし、これはこっちのほうが断然良いなあ、即飲みは損なお酒かも。

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名称:播州一献 純米生原酒
蔵元情報:山陽杯酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 播州一献 純米

2019年04月28日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

瑞穂 黒松剣菱

家飲み記録 瑞穂 黒松剣菱

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 一回はしっかりやっておくべきだろうと思い購入しました、もはや私のような人間が語るべきことはないであろう大剣菱です。
 ということでまずは蔵元ホームページをみることを推奨しますね、歴史や信念について等、実に読み応えがあります。
 そしてもう一つ、「あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!超」 さんの蔵見学レポートが無茶苦茶面白いので激オススメ!剣菱に興味がある方は必読と言えるかと…
 
 今回セレクトしたのは瑞穂、理由は単純にいつも私が飲んでいる値段帯の商品がこれだったからです、精米歩合や特定名称の記載は見事に無し。(ただアル添はしてないみたいですね)
 意外だったのが、裏ラベルに「できるだけお早めにお飲みください」との記述が有った事ですね、てっきり自家熟成上等かと思っていました…
 そんなわけで1年近く、部屋の片隅で遮光した状態で放置してからの開栓です、すみません。

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 流石に良い色をしています、まさに黄金色。
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 上立ち香は完全に熟々と言った感じのカラメルの香りが強めに。
 含むと、やはりガッツリ熟成香を纏った野太い、しかし粗さを感じさせないまとまりの旨味が力強く入ってきて、奥にあるほろ苦さと辛さでしっかり輪郭を保ちつつ息が長い感じで染み込んできます。
 味わいは、仄かな甘味を纏ったカラメル的風味の旨味が厳然たる主役、苦味はそこそこあるのですが旨味の力強さで相対的に脇役になっている感じですね、
 後味は見事なまでに時間差で出てくる辛さが引き取る、一種理想的な引き上げ方でキレます。

 いわゆる熟成酒的な香りを纏いつつも、全然枯れた感じのしない、極めて力強い旨味というものを感じさせてくれるお酒でした。
 無濾過生原酒とは全く違った「濃さ」を感じましたね、フレッシュさ皆無かつ柔らかい口当たりがありつつ、熟成香が若干クセっぽい印象。
 ただ、熟成に関しては私が勝手に常温熟成させてしまっているので何とも言えない部分も…、まあ凄く適当に飲んでもしっかり魅力的なお酒だということでもあります。
 剣菱の「イズム」をまざまざと目の当たりにした一本でした。

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名称:瑞穂 黒松剣菱
蔵元情報:剣菱酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年03月22日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

大黒正宗 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 大黒正宗 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY 

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 兵庫県神戸市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは大阪出張みやげです、例によって(何と4年連続)お邪魔した「浅野日本酒店」さんで購入。
 実は同時に前にいただいたきよつるのあらばしりも買ったのですが、帰りの車内で1本空けてしまいました…ので、感想記事はこの1本だけになります。
 蔵元ホームページを見る限り、こちらもほぼ地元向けに出荷されてるっぽいですね。
 生原酒という好みのスペックで、試飲した際のインパクトのある味わいに惹かれてセレクト。

 スペックは兵庫の酒米「夢錦」を60まで削った無濾過生原酒。
 製造年月2018/9の29BYで、11月末開栓なので、1年近く生熟期間を経たものになっています。

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 上立ち香はアルコール混じりの杏?的甘酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、やはり押しの強い引き締まった旨味がガツンという感じで入ってくるのですが、あまりキツい感じではなくあくまで筋肉質な感じを保ったまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘味は控えめながらほんのりと存在し、一体となった酸苦渋を感じさせるインパクトが強いもので、アルコールというよりは酸由来の辛さが全体の筋肉質な印象を創り出しています。
 後味はその辛さが引き取る形でやはり力強くキレる感じ。

 酸がしっかり引き締める系の旨味が強烈なインパクトで入ってくる、色々な意味で力強さをビンビンに感じる芳醇旨辛酒でした。
 何気に甘味もあるので、キツさが浮かない感じなのが良いですね、やっぱ甘味は大事ですわ(個人的見解)
 後は、酸の働きで生熟が良い方向に向かっているところもグッド、これは数年レベルで寝かせても大丈夫なタイプじゃないかしら。
 大黒正宗、次は是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:大黒正宗 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY
蔵元情報:株式会社安福又四郎商店
購入価格(税抜):1,620円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪)
お気に入り度:8.4/9.0


■おまけギャラリー①:天満宮「日本酒 福」さんでの飲み記録

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 ネットで情報収集して訪問したのですが、大当たりのお店でしたね。
 店長さんの日本酒愛(特に燗酒に対する)が伝わってきて、ついつい勧められるままに(珍しく古酒系も)飲んでしまいました。
 これまた出張時としては飲み過ぎましたが…

■おまけギャラリー②:車内飲み記録

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 カップを入手し損ねたので「エビアンの空きボトルに入れたら飲み易いじゃ~ん、ウヒラウヒラ」とバカスカ飲んでたら四合瓶一本空けてしまいました…
 しかもその後熟睡して駅員さんに東京駅で起こされるわ、慌てて出たら車内に忘れ物するわで酷い醜態を晒すことに…
 流石に猛省いたしました。

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2019年03月06日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:3

龍力(たつりき) 特別純米 無濾過生原酒 山田錦 氷温貯蔵

家飲み記録 龍力(たつりき) 特別純米 無濾過生原酒 山田錦 氷温貯蔵

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 兵庫県姫路市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目ですね、高島屋日本酒まつり購入酒の6本目。

 こちらは蔵元ブースでがっつり試飲させていただいた上で購入しました。
 ふらふら歩いてた私に声かけで呼び込んだ上、それぞれ解説しつつ、かの「米のささやき」(たしか生もあったような)を含む高級酒を含んだ5種類ぐらい飲ませてくれたんですよね。
 いやあ、あそこまで気持ち良く試飲させてくれるとやっぱり楽しいですね~
 今回は未飲銘柄中心に買っていたのですが、その御礼と、実際旨かったことがあって今回セレクトしました。(後、いつもファンの方にコメント貰っていて、興味が強まっていたということもあったり…)
 
 スペック的には特A地区山田錦利用、精米歩合65の無濾過生原酒と、かなり豪華なもの。
 お値段1,800円はむしろ良心的でしょうね。
 確か29BYで、一年近く蔵元で氷温熟成されたものだったかと、10月蔵出しで、実は12/31の大晦日にいただきました。

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 上立ち香は濃厚かつ落ち着いた印象の完熟果実的な香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと味乗りした感じの甘旨味が実に力強く入ってきて、時間差で出てくる強めの苦味でギッチリと引き締められつつ、息が長い感じで染み込んできます。
 味わいは、完熟マスカットを若干煮詰めたような非常に濃厚な甘旨味が中心にありますね、苦味は結構ギリギリと来るのですが浮いた感じではなく、それだけに引き締まりが凄いですね。
 後味はその苦味がガッツリ引き取る形ながら、完璧といえるぐらいに見事にキレてくれます。

 濃厚かつ落ち着いた甘味と、存在感のある苦味が、不思議な感じのバランスでしっかりと一体化する、個性派芳醇キレ良し酒でした。
 いやあ良いですね、こういう生熟も有りなんだなあ…、世界観のあるお酒だという気がします。
 「コクがあるのにキレがある」というフレーズは、ドライ系ビールよりこういう日本酒にこそ合うのではないか、そんなことも飲みながら頭に浮かびました。
 龍力、改めて今後注目度を上げていこうと思います。

 ちなみに今回年始を挟んだので、三分の一ぐらいを一週間近く空けてから飲んだのですが、カケラも劣化してませんでしたね。
 いやあこれは強いお酒ですわ…、本当実力派だと感じました。

■紹介:「日本酒ブログ(由紀の酒)」さんの同スペック(BY違い)の記事
https://www.sakeblog.info/tatsurikitokubetsujunmaiyamadanishikimurokanamagensyu/

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名称:龍力(たつりき) 特別純米 無濾過生原酒 山田錦 氷温貯蔵
蔵元情報:株式会社本田商店
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:高島屋日本橋店(日本酒まつり)
お気に入り度:8.6/9.0(値段を考慮に入れても)

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2019年02月26日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生

家飲み記録 奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生

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 兵庫県姫路市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目。

 こちらは「活性すくい汲み」ということで、おりがガッツリ絡んだ発泡系の生酒になります。
 注意書きもあるということで念のため風呂場で開栓したのですが、留め金を外した瞬間「ポン!」と勢いよく栓が飛び、実はその時に驚いて指先を切ってしまいました…
 栓が飛んだだけで中身は全然噴き出さなかったので、落ち着いていれば大丈夫だったのですが、いやあ実際やると慌ててしまうものですね。
 最近安全性の高いプラスチックの留め具を使い始めている蔵(獺祭、風の森、真澄等)が増えてきている理由を実感した出来事でした。
 
 兵庫の酒米「夢錦」を55%まで削っているので、特別純米や純米吟醸を名乗れるはずのスペックですね。
 おりの積もりっぷりがある種の美しさを感じさせますね…やはり雪のようと言うべきか。
 製造年月7月で7月開栓です。

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 上立ち香はガスメインで若干セメダインと果実感もある香りが控えめに。
 含むと、実に硬質な印象ながら甘味も纏っている旨味がググっと入ってきて、強いシュワシュワ感と苦味で最初から最後までカッチリと輪郭を保ちつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨やマスカット的な甘酸味を感じるものの、非常に硬質といいますか、引き締まりが凄いですね、ガス感も相まって飲みごたえと飲み進め易さをガッツリ両立させている印象。
 後味は、ガス感と苦酸が引き取ってスパッと完璧にキレます。

 存在感のある旨味を、ほどほどの甘味を添えつつ、シュワシュワかつキリリと流し込んでくれる個性派芳醇発泡にごり酒でした。
 奥播磨にはなんというか、「ダレ感」の対義語的なものを感じるんですよね、単に引き締まっているというのを超えて、味わいの凝縮感によるしっかりとした飲み応えが非常に魅力的。
 分かりやすい甘味はほどほどなので、初心者向けというよりはある程度日本酒慣れした方によりオススメできる銘柄です。
 奥播磨、今後もちょくちょくいただいていきたいと思いました。

 冷やしすぎると、硬すぎると言うか苦渋が勝ってしまうので、思い切って常温付近まで上げちゃっても良いかも。
 当たり前の様に開栓後もダレないので、気楽にチビチビ飲める、キレの良いにごり酒として、晩酌時に頼れる存在になってくれました。

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名称:奥播磨 純米 夢錦 活性すくい汲み にごり酒生
精米歩合:55%
使用米:兵庫夢錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社下村酒造店
購入価格(税抜):3,394円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年11月12日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

家飲み記録 白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生

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 兵庫県西宮市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 白鷹には雰囲気的に「泣く子も黙る灘の大手酒」というイメージ(白鶴に似てるからか?)がありましたが、少なくとも東京ではあまり見ないですし、売上規模も含めると中堅蔵という認識の方が近いようですね。
 個人的には、日本酒コラム「日本酒津々浦々」さんの特選本醸造黒松の記事がずっと記憶に残っており、いつか飲んでみたいなあと思ってはおりました。(8年前の記事も執念深く覚えている私)
 先日、ふらっと立ち寄ってみた神楽坂近くの升本酒店さんにこの生酒があり、これ幸いと購入した次第です。

 ラベルに特定名称の記載は無さそうですね、精米歩合も不明、アル添有の生原酒。
 1月製造を7月購入7月開栓なので、実は買った時点で全然「しぼりたて」ではなかったり…、ただちゃんと冷蔵保存されていたはず、むしろ「生熟」カテゴリに入るコンディションですね。

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 上立ち香は、アルコール感と意外にもバナナ的な香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がガツンと入ってきて、やはり強めのアルコール感と苦味でギッチリ引き締まりながら、舌と喉を刺激しつつ染み込んできます。
 味わいは、若干粘度を感じるぐらいに濃厚な、バナナ的な甘味強めの旨味が中心にあって、その強烈な存在感を本醸造的な苦味と辛さでやはり強烈に引き締め、面白いぐらいに絶妙なバランスを保ってくれますね。
 後味には流石に甘さや苦味が若干口中に残るものの、嫌らしくない程度にしっかり引き上げます。

 甘旨苦辛がそれぞれ主張しながら、危うくも絶妙なバランスを保ち、「日本酒は高精白純米だけじゃないんだぜ」と語りかけてくるような、超芳醇酒でした。
 しかも実はこれ税抜きで1,000円切るんですよ、とんでもないコスパだと思います。
 いやあ、また素晴らしいアル添酒に出会ってしまったなあ…、そして老舗の実力についても改めて思い知らされてしまいました。
 こういうお酒を飲むと、私のような人間は壊れたスピーカーのごとく「全国の蔵元様、もっと生酒の出荷を増やしてください!」と何度でも言いたくなってしまいますね。
 白鷹、イメージにとらわれず、今後も注目していきたいと思います。

 開栓後二日目にして、若干落ち着いた感じになりますね、辛さが引いて苦甘という不思議な感触。
 その後数日経っても変わらない印象かな、うーん独特な変化だなあ。

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名称:白鷹 しぼりたて原酒 蔵出し完全生
精米歩合:不明
使用米:不明
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:白鷹株式会社
購入価格(税抜):970円/720ml
購入した酒屋さん:升本酒店(納戸町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年11月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

大関 ワンカップ 純米にごり酒

家飲み記録 大関 ワンカップ 純米にごり酒 

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 兵庫県西宮市のお酒です。
 家飲み・外飲み共に多分初めていただきます(昔気付かないうちに飲んでたかも)、にごり酒特集の11本(?)目、最後になります。
 
 所謂ナショナルブランドの日本酒を紹介するのは、当ブログでは初めてなんじゃないでしょうか。
 実はこのお酒、一時期Twitter及び日本酒ブログ界隈で話題になっていたんですよね、今回折角にごり酒を特集したので数ヶ月遅れで乗ってみました。
 
 パッと検索しただけでも、下のお三方の記事が出てきますね、しかもほぼ高評価。
 ・「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの記事 (多分震源地(笑))
 ・「しーたかの日本酒アーカイブ」さんの記事
 ・「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの記事

 ちなみに私の大手酒に対するスタンスとしては、「特に否定的ではないけど、他に飲みたいお酒が多過ぎて手が回らない」という感じです。
 また、この辺りについてはかの「地酒屋こだま」さんの昔のブログに、とても共感できる記事があるのでリンクしておきます。
地酒屋こだま TAKE’s ROOM「たまには大手の酒を呑んでみる。【上善如水/大関 上撰 辛丹波荒事】」
 大手メーカーの技術の高さを認めつつ、あくまで「美味しさの向こうに造り手の顔が見える地酒」を応援していくというスタンスは、一飲み手の立場からもとても素敵だなあと思いますね。

 閑話休題、スペックについては商品紹介ページをご覧ください
 日本酒度-33、アルコール度数11%という辺りはかなり特徴的と言えるでしょう、なお火入れ有り。
 ちなみに近所のローソンで2本買いました、9月製造で4月購入・開栓でしたので、常温棚に半年以上陳列という過酷な環境を経ているお酒になります。

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 上立ち香はやはり火入れ&アルコール的な香りが気持ち強めに。
含むと、意外にもスッキリとしていて程々の濃度の旨味がトロリと、ただ若干粉っぽさを伴って入ってきて、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、驚くほどクセ(火入れ感&アルコール感)が抑えられた印象で飲むヨーグルト的な風味を伴った米の旨味が主役、苦渋も皆無ながら、そもそも味の濃度がちょっと薄い感じですね。
 後味は粉を口中に残しつつ、味自体は見事に引き上げます。

 にごり酒らしい旨味を残しつつ、マイナスになり得る味を丁寧に排していったような、まろやか軽やかにごり酒でした。
 いやあ正直商品イメージと真逆な上品さがありますね。
 ただ、私にとっては軽い≒「薄い(濃いの反対&厚いの反対)」という印象をハッキリ感じたお酒でもありました、これは明らかにいつも飲んでるお酒とのギャップという形で出ています。
 口に含んだ時に、味自体は出ているものの、地酒らしい複雑味や奥深さはやはり欠けていると感じました。

 といいつつ、裏を返せばコンビニで買える飲みやすさと日本酒らしさを両立させたお酒ともいえます。
 この保管状況で全く劣化を感じさせないというのも、見事としか言いようがないですね。
 コスパ・入手性を含めれば素晴らしい商品でしょう、これなら気楽な晩酌酒としてチューハイ等と勝負できるかも。
 今後菊水ふなぐちと共に、地酒が飲めない状況での切り札として覚えておこうと思います。


 折角説明書きもあったので2本目はレンジ燗にしてみると、完全に甘酒的な香りになりましたね。
 飲むと、甘味が増してなんか面白い味わいになりますが、ちょっとアルコール感が表に出てきちゃうかな。
 これは冷やして飲んだほうが、長所をストレートに楽しめる気がします。

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名称:大関 ワンカップ 純米にごり酒
精米歩合:78%
使用米:不明
アルコール度:11%
日本酒度:-33
蔵元情報:大関株式会社
購入価格(税抜):236円/180ml
購入した酒屋さん:近所のローソン
お気に入り度:8.2/9.0

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2018年04月22日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

金鵄盛典 純米吟醸 生原酒

本日の家飲み 金鵄盛典(きんしせいてん) 純米吟醸 生原酒

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 兵庫県加古川市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒は、先日紹介した富久長と同時に、最近オープンした「鈴木酒販 小売部 神田店」で購入したお酒です。
 同店は元々三ノ輪に本店があり、前から立ち飲みスペース(角打ち)併設形態で営業していたのですが、それが神田(個人的には秋葉原のすぐ隣という印象)に進出してきた感じです。
 私は三ノ輪にも一回行ったことがあるのですが、日本酒の品揃えは本物であり場所だけがネックと思っていたので、神田店オープンは非常に嬉しい出来事でした。
 秋葉原電気街から万世橋渡ってすぐのところなので、日本酒に興味のあるオタク諸氏には是非一度訪ねて欲しいスポットです。
 (ちなみにかの「ねとらぼ」にもオープン時の記事が載ってました

 今回いただくのは全くノーマークの銘柄で、まさに新店舗初訪問での初めての出会いの結果としてのセレクトでした。
 なんか良く分からないデザイン(失礼)ラベルの限定品のようですが、蔵元ホームページに記載が無いので詳細は不明。
 スペック的には山田錦50%磨きの生原酒、ある意味激戦区ですね。
 そこで個性を発揮できるか、楽しみにしつついただきます。


 上立ち香はセメダイン混じりのキリリとした香りがそこそこに。
 含むと、新酒らしい苦渋を纏った旨味が硬質な感じでグッと入ってきて、じわりじわりと最後まで引き締まったまま口中全体から染み込んできます。
 味わいは、甘味仄かでセメダイン的な苦味を纏った旨味が主役なのですが、嫌らしい感じは全く無く、むしろクセになるような飲み飽きなさがありますね。
 後味はほろ苦い感じを口中に残しつつしっかりとキレます。

 いわゆる食中酒としても仕事をしてくれそうな、個性的なまとまりのあるキリリ系フレッシュ酒でした。
 甘味があまりないのに、全然物足りない感じは無いのが素晴らしく、どんどん飲み進んでしまいますね、全体の完成度は非常に高いと思います。
 前回の瑞鷹同様、いぶし銀的な魅力と言いましょうか、最近流行りの「山田錦50」のメインストリーム(派手な香系)とは一線を画した魅力のあるお酒だと感じました。
 金鵄盛典、次はまた別スペックもいただいてみたいと思います。

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名称:金鵄盛典 純米吟醸 生原酒
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:合名会社岡田本家
購入価格(税抜):1,520円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年08月05日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

播州一献 純米吟醸 「ののさん」 生

本日の家飲み 播州一献 純米吟醸 「ののさん」 生

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 兵庫県宍粟市(しそうし)のお酒です、よ、読めない…
 外飲み経験は何度かありますが、家飲みは確か始めて。

 聞きなれない言葉「ののさん」については裏レベルに解説がありますね。
 「観音様」という意味で、お酒自体は「観音様のように大らかで柔らかい酒質」であるとのこと。
 兵庫酒自体は「灘の男酒」に代表されるように辛口酒の印象が強く、播州一献自体も「超辛口」なる製品があるぐらいに、辛口で売られているお酒かと思います。
 個人的には優しいお酒が好きなので、ほぼ別ブラントとして方向性が違うことをはっきりアピールしてくれている、この「ののさん」をセレクトしました。

 ちなみに同蔵のホームページの商品紹介には、ののさんはおろか生酒系ラインナップの記載はろくにありません。
 また、取り扱い店コーナーがあるのは良いなあと思ったら、兵庫県内の記載だけでがっくり。
 商品展開に情報公開が追いついていない地酒蔵の典型的パターンですね、いろいろ事情はあるとは思いますが、数年間その状態を放置するのは、個人的には甘えた姿勢だと感じてしまいます。

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 上立ち香は程よく熟した甘い感じの果実の香りがそこそこに。
 含むと、確かに柔らかい印象で程よい濃度の甘旨味が柔らかい酸を伴って自然な口当たりで入ってきますが、時間差でほんのりとした苦味と渋味が出てきて、わりとキリリとしたまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いかにも旨味系という感じの、含み香控えめかつ濃い目の濃度の洋梨(?)的な果実の甘酸旨味が厳然たる主役で、苦渋は裏方であるために全体の印象はあくまで柔らか。
 後味は酸と苦味が引き取ってバッチリキレます。

 裏ラベルの記載通りの印象の、柔らかくもキレのある、しっかりとした旨味が魅力のお酒でした。
 今どきのお酒が好きな人から、キレ重視の人まで、幅広いターゲットに支持されそうな味わいですね。
 だからこそ、蔵元からの情報発信もしっかりやってほしいなあと改めて思いました。
 播州一献、今後も注目していきたいです。

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名称:播州一献 純米吟醸 「ののさん」 生
精米歩合: 麹米:58% 掛米:60%
使用米: 山田錦:20% 兵庫夢錦:58%
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:山陽盃酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年05月23日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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