安芸虎 純米酒 生酒

本日の家飲み 安芸虎 純米酒 生酒

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 高知県安芸市のお酒です。
 前回と同銘柄であり、「まるごと高知」購入酒のトリになります。

 高知酒は良く単に「辛口」とまとめられがちですが、今回まとめ飲みして思ったことは、結構前に土佐しらぎくの記事でも書いていますが、単なる辛口というより「最初にフワっと果実的な甘さが広がり」つつ、「後味が見事にスパッとキレる」ような、落差の激しいお酒に良く出会うなあということです。
 そして、私自身の尺度では正直「キレ」はそんなに重視しないのですが、この「甘さ」の方向性が本当に自分に合っているんですよ…今回しみじみ思いました。
 もちろん全ての高知銘柄に当てはまるわけではありませんが、経験上では相当な割合で出会っているので、やはりこれは大事にすべきでしょう、長野同様県ごとお気に入りに追加って感じですね。

 閑話休題、こちらはおそらくレギュラースペックであろう純米生の小瓶(300ml)入りです。
 ググってもあまり情報が無く、ラベル記載以上の詳細は不明ですね…
 単純に四合瓶換算しても1,000円程度と、お値段は非常にリーズナブル。
 

 上立ち香はほんのりと熟しつつもフレッシュさも残る、柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚ながらダレ感皆無の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、酸でしっかりと輪郭を保ち、最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よく熟した柑橘系果実といった趣の甘酸が主役、かつ苦渋はあまり感じず、素直にその芳醇な旨味を楽しめます。
 後味はほんのりと辛さを感じさせつつ、見事なキレ。

 奇をてらわない、かつ完成度の高い、芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 これまたまさに自分との相性抜群ですね…、小瓶なのがとても物足りなく感じました。
 それでこのお値段というのは素晴らしい!旅行先とかで見つけたら即買いしてしまいそうです。
 土佐酒の中でも、安芸虎に関しては銘柄ごと「【超】お気に入りに追加!」ですね。

名称:安芸虎 純米酒 生酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:15.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):430円/300ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.6/9.0

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■今回まとめ買い記念写真。「まるごと高知」さんには近いうちにまた行きたい!
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2017年11月18日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:3

安芸虎 雄町 純米大吟醸 生酒

本日の家飲み 安芸虎 雄町 純米大吟醸 生酒

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 高知県安芸市のお酒です。
 家飲み経験については後述。

 「まるごと高知」での購入酒が続きます、同蔵のお酒については、以前に潦(にわたづみ)という限定品をいただいていますね
 そのお酒は記憶に残るレベルで印象が良く、いつかじっくりやろうと心に決めていたのですが、いつの間にやら2年経ってました…。
 手作り感あふれる蔵元ホームページは情報的にかなり不足していると思わざるを得ませんが、銘柄はかの「はせがわ酒店」で取り扱いがあるので、入手自体は難しくないと思います。

 今回セレクトしたのは雄町50磨きの純米大吟醸、虎にしては可愛らしいラベルですね、なお雄町は今期初挑戦らしいです。
 あまり飲んだことの無い蔵元の場合、基本的に新商品は避けるのですが、「まあ雄町好きだしいいか」と適当に選んでしまいました。
 お値段は少々高めですが、まあスペックを考えれば相応か、むしろ割安でしょう。

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 上立ち香はバニラ・マスカットを感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、割りと酸も効いている濃厚な甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、裏に程よい渋味による複雑さを想起させつつ、最後まで濃度を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりマスカット的な瑞々しさのある甘酸が主役で、透明感も感じさせるまとまりがありますね、そこに渋味があくまで裏方で奥深さを添え、苦味はしっかりと奥にしまいこまれている感じ。
 後味は、それまでの濃厚な味わいの世界が嘘のように自然かつ力強くキレます。

 雄町の生らしい、存在感のあるみずみずしい甘旨味を、高濃度高純度、かつ継続的に楽しませてくれる、新商品とは思えない完成度のお酒でした。
 高精白らしい上品さがありつつ、(特に28BYに)ありがちな苦味等のマイナス面が無いところが非常に素晴らしい!
 さらには高知酒らしくキレも良いんですよ、無手無冠と比べるとこちらの方が優しいというか自然な引き上げ方ですが。
 安芸虎、実はもう一本買ってあるので次回ご紹介します。

 ちなみに、冷やしても味わいの存在感が保たれること、温度が上がると少し渋味が表に出てくることから、個人的にはしっかり目に冷やして飲むのがオススメです。

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名称:安芸虎 雄町 純米大吟醸 生酒
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:15.5%
日本酒度:+1
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年11月16日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

藤娘 純米吟醸 生酒

本日の家飲み 藤娘 純米吟醸 生酒 

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 高知県四万十市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらも銀座「まるごと高知」での購入酒です、他のお店では見かけたことはないですね。
 購入動機は、「日本酒のカルテ」のあろすさんに、確かツイッターでオススメされたからです。
 私の場合、自分が知らない銘柄をオススメされると、若干の悔しさも手伝って(笑)早めに購入に走る傾向にあります。
 初飲みということもあり、珍しく300ml入りを選んでみました。

 こちらの小瓶入り生酒は、蔵元ホームページに商品紹介もあるレギュラー商品のようですね。
 そちらによるとお米は高知県産の酒米「土佐錦」使用で、日本酒度は+5、酸度は1.6とのこと。
 数値だけみると「淡麗辛口」に当たりそうな感じですが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香は酸の立つフレッシュな柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、酸味を中心とした旨味がスルスルと入ってきて、ほどほどの濃度を保ちつつ、最初から最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柑橘系の酸味が厳然たる主役で、甘味は添える程度、苦味は無く、夏酒的な加水感と飲みやすさがありますね。
 後味も酸が引き取る形で、スッキリとキレます。

 最初から最後まで酸が仕事をして、かつほどほどの濃度を保っていることから、度数以上にガンガンイケてしまうお酒でした。
 ちょっと一本調子な感じなのと、個人的にはやっぱり甘味が足りないのが残念…
 ちなみにこれを買った直後、あろすさんが全く同じスペックの感想を上げていて、それによるとかなり以前とギャップのある味わいだったとのこと。
 特に「甘味が抑えめ」になっていたという部分は大きいですね、私の場合それを露骨に感じてしまいました。
 藤娘、次はしっかり甘味が出ているものも飲んでみたいです。

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紹介:「日本酒のカルテ」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/sakechart/archives/2952509.html

名称:藤娘 純米吟醸 生酒
精米歩合:60%
使用米:土佐錦
アルコール度:15%
日本酒度:+5
蔵元情報:藤娘酒造株式会社
購入価格(税抜):420円/300ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 藤娘 純米吟醸

2017年11月14日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

無手無冠 純米酒 生の酒

本日の家飲み 無手無冠(むてむか) 純米酒 生の酒 

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 高知県高岡郡四万十町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは、銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」で購入したお酒です。
 個人的には、銀座~新橋近辺のアンテナショップ密集地というのは、日本酒購入においても極めて有用というか、穴場だと思っております。
 何といっても、首都圏にろくな販売チャネルを持っていない銘柄がちょくちょく売っているのが大きいですね、岡山アンテナショップの「桃の里」なんかはその典型でしょう。
 まあ基本的に冷蔵スペースが小さく生酒があまり置いていないというのはネックではあるのですが…
 なお「まるごと高知」に関しては例外的に地酒屋並みのスペースがあり、有料試飲も充実しているので特にオススメできるかと。

 何本かまとめ買いした中でトップバッターのこのお酒は、栗焼酎「ダバダ火振り」などでも知られる「株式会社 無手無冠」が醸したものになります。
 ラベルでも強く主張しているように、契約農家によるお米の栽培には相当力を入れているようですね、蔵元ホームページによると、有機肥料の原料にに栗焼酎の搾りかすも使っているとか…なかなか面白い相乗効果かと。
 商品ラインナップ上は「辛口」を謳ったものが多いようですが、私としては当然それらを避けて(笑)、セレクトしてみました。

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 上立ち香はマスカットの雰囲気のあるアルコールの香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚かつ引き締まった印象の甘酸味が力強く入ってきたかと思うと、強烈な辛さが尻上がりにやってきて、全てを押し流す形で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりマスカット感のある甘味がしっかりとあるのですが、酸がガッツリと仕事ををしているのに加え、辛さ、ただ単なるアルコール感で無く純米的な柔らかさも有る辛さによって、「芳醇辛口」のド真ん中を征くような完成度がありますね。
 後味はその辛さが見事に引き取って、力強くキレます。

 最初に感じる甘旨味の存在感が非常に強いながら、後味は辛口そのもののキレを見せる、フルーツ系芳醇辛口でした。
 やっぱりこの「時間差」という概念は日本酒においては非常に重要ですね、単体で飲むだけで凄く楽しいんですよええ。
 これで18度はヤバイなあ…、轟沈一直線な感じでスイスイ飲めてしまうまとまりもあります。
 いやこれは良い!コスパも文句ないレベルですし、少なくともこのスペックについては辛口派から甘口派まで一度は試してみてほしいですね。
 無手無冠、自分の中で「超要注目銘柄」にランクインです。

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名称:無手無冠 純米酒 生の酒
精米歩合: 麹米:55% 掛米:70%
使用米:不明
アルコール度:18~19%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社無手無冠
購入価格(税抜):1,324円/720ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年11月12日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

酔鯨 純米吟醸 高育54号 新酒生酒

本日の家飲み 酔鯨 純米吟醸 高育54号 新酒生酒

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 高知県高知市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に経験ありですが、ブログでの登場は初めてですね。

 酔鯨は高知を代表する銘柄の一つかと思います。
 実は酔鯨の特別純米は私の記念すべき初家飲み銘柄だったりします、そして同時に買ったのが浦霞からくちと極上吉乃川吟醸で、購入先は御徒町の吉池でした。
 ちなみに当時の感想は「3本ともイマイチだなあ…」で、結局日本酒にハマるきっかけとなったのは、その直後に鈴傳で購入した獺祭50でした。
 まあ今思うと銘柄云々というよりむしろスペックの問題ですね。

 というわけで今回の久しぶりの家飲み(5年ぶりくらい)では自分好みの純吟生をセレクトした次第です。
 「高育54号」とはこのお酒に使われている高知の酒米「吟の夢」の開発時の名前みたいですね、これまた「夢吟香」「夢の香」と混ざりそうな…
 ちなみに3月出荷7月開栓なので、ちょっと寝てからいただいたことになります。

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 上立ち香はセメダイン混じりのバナナっぽい香りがそこそこに。
 含むと、フレッシュな果実の甘旨味がフワッと広がったかと思うと、すぐに強烈な辛さがすべてを塗り替え、さらに時間差で苦味も出てきて口中をピリピリさせつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初は爽やかな柑橘系果実の仄かな甘酸を感じるのですが、数秒後ぐらいには、ケミカル系の苦味とアルコール的 辛さがギッチリと引き締めるものに姿を変えます、ただ全体としてはそこまでキツくはなくあくまでキリリと引き締まった印象。 
 後味は苦辛がグッと引き取って、見事なキレ。

 味わいの最初と最後の落差が激しい、いかにも土佐酒らしい芳醇辛口酒でした。
 最初の甘味はとても好ましいものなのですが、私には後味がちょっとスパルタ過ぎるかな…(特に苦味)。
 まあそれは甘口派の感想なので、辛口派はまた違った感想を抱くことでしょう。
 酔鯨、また面白そうなスペックを見つけたら試してみたいと思います。

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名称:酔鯨 純米吟醸 高育54号 新酒生酒
精米歩合:50%
使用米:吟の夢
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:酔鯨酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 酔鯨 純米吟醸

2017年09月25日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

久礼 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み 久礼(くれ) 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒 28BY

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 高知県高岡郡中土佐町久礼のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 基本的に私は以前に飲んだ銘柄を再購入するときは別のスペックを試してみることを心がけています。
 が、今回は松山三井の60磨きの高知酵母ということで、うっかり前回(26BY)と全く同スペックのお酒を買ってしまいました…
 ただまあ、いわゆる垂直飲みといいますか、同スペック酒のBY違いを数年越しにいただくのも、前回の味わいを何とか思い出そうとしたり、自分の好みの変化を自覚したり、それはそれで面白さはあるとは思います。

 ちなみに、蔵元ホームページは素朴なデザインながら、個人的には特約店一覧が載っている時点で手放しで賞賛したいところです(礼によってうのかわさん載ってないみたいですが…)
 久礼はやっぱり特約店限定ブランドみたいですね。

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 上立香は砂糖混じりのセメダインといったキリリとした香が仄かに。
 含むと、やはりどこか辛味を纏ったような旨甘味が力強く入ってきて、尻上がりに出てくる苦味でしっかりと輪郭を保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりセメダイン系の苦味辛味と生酒的なフレッシュ感のある果実の甘旨味が絡みついた感じで、わりと味の多い印象を受けるもの。
 後味は苦味が受け持ちつつ、舌先に辛さを残してしっかりとキレます。

 高めの日本酒度からなかなか想像できない、複雑系芳醇旨味酒でした。
 割と前回と似たような感想だった気がします、ただ私の方が昔よりは複雑な味わいのお酒への順応ができてきている関係で、印象はより良いですね。
 ちょっと大人になった自覚を意識した一本でした。
 久礼、次は今度こそ違うスペックを飲んでみたいと思います。

 ちなみに、開栓後数日経ったあとのほうが、味にまとまりが出てきていい感じです。
 後、冷やしすぎには要注意ですね、常温に近いほうが、色々な味わいのせめぎ合いをストレートに楽しめると思います。

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名称:久礼 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:60%
使用米:松山三井
アルコール度:18%
日本酒度:+5
蔵元情報:有限会社西岡酒造店
購入価格(税抜):1,385円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 久礼 特別純米

2017年08月25日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY

本日の家飲み 鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回いただいた時(もう4年前か…)にも書きましたが、こちらを醸す(株)アリサワの通常銘柄は「文佳人」で、この鏡野は限定ブランドになります。
 飯米であるアケボノを55まで磨いているところは前と同じですね、岡山県産なのも同じなので、安定供給先があるのでしょう。

 そして特筆すべきは、裏ラベル記載のアルコール度数、日本酒度、酸度、アミノ酸度もほぼ4年前と同じというところだと思います。
 勝手に想像するところですが、「味の再現性」というものをかなり重視しているのではないでしょうか。
 最近、日本酒のBYによる味のバラツキを実感したり、ガンガン新商品を出してくる蔵についていけなくなってきたりした経験から、こういう同じスペックに長期的に取り組んで安定的な味わいを醸すという姿勢が非常に格好良く思えてきました。

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 上立ち香はフレッシュなマスカット的香りがそこそこに。
 含むと、爽やかな甘味が口の中に広がり、しばらく存在感を放ったあと、キツさのない苦味にバトンタッチして、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸の効いた柑橘系の甘旨味を素直に感じる前半と、苦酸辛でスパッとキレる後半の落差がとにかく心地よい、日本酒の玄妙さを感じさせてくれるもの。
 後味はそんな感じでいくらでも飲める気にさせてくれる見事なキレ方ですね。

 フレッシュかつしっかりとした果実の甘旨味と、後味のキレが見事に両立した、お手本のような芳醇スッキリ酒でした。
 後味は辛口ではあるんですが、スパルタなアルコール的辛さではなく、自然にキレを添えてくれる奥ゆかしさのある辛さなのが非常にグッドです。
 何というか、土佐酒の良いところを凝縮したようなお酒というイメージですね、これは万人にオススメ。
 鏡野は文佳人ともども信頼できる銘柄であるという思いを、強めることになった一本でした。
 
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名称:鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY
精米歩合:55%
使用米:アケボノ
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):約1,400円/720ml(レシート紛失…)
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年07月28日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

豊能梅 純米吟醸 生酒 松山三井

本日の家飲み 豊能梅(とよのうめ) 純米吟醸 生酒 松山三井

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 高知県香南市のお酒です。
 外飲みは何度かありますが、家飲みは初めてですね。
 酒逢さんでの購入酒3本目。
 
 こちらのお酒は居酒屋の他、銀座にある高知県のアンテナショップ「まるごと高知」(結構日本酒が充実している)でも見かけたことがありますね。
 同蔵ではロシアの「ソユーズ」に乗って宇宙を旅したお米・酵母で「土佐宇宙酒」と名付けたお酒を醸すという、ユニークな試みもやっているようです。
 個人的に素晴らしいと思うのはこちらの蔵元ホームページですね。
 一見古臭くも見えるシンプルで軽いデザインながら、特約店・飲食店一覧、通販も兼ねた商品紹介、分かりやすいサイトマップ、そして十分な更新頻度と、無駄な労力をかけずにユーザーが必要とする情報を見事に提供しています。(敢えて言うならあまり更新の無いブログが残っているのが玉に瑕)
 小規模蔵の情報発信としては理想形の一つなんじゃないでしょうか、下手にSNSに手を出していない(多分)ところにもセンスを感じます。

 なお、ラベルでは「豊能梅」ですが、蔵元ホームページでは「豊の梅」表記も見られるので、おそらくどちらでも良いのでしょう。
 スペック的には、四国酒でよく見られる酒米「松山三井」を50まで削った純米吟醸生。
 店長さんいわく「超フルーティー酒」とのことでしたが、いかがでしょうか。

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 上立ち香は典型的なフレッシュリンゴの香りが強めに。
 含むと、これまた典型的な甘旨味がスルスルと入ってきて、時間差で出てくる苦味にギッチリと締め上げられながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいはフルーティーかつジューシーなリンゴ系旨味が主役、高精白的な上品さはあるのですが、苦味がキツく飲みづらさ・嫌らしさを感じさせるレベルですね…
 後味はその苦味を口中に残しつつ引き上げていきます。

 香り系フルーティー吟醸酒の良い所と悪いところを両方強烈に感じるお酒でした。
 一口目は良いのですが、飲み進めるとやはり苦味が浮いているように思えて…、典型的な「飲み飽きる香り系」酒かなあ、値段を考えるとコスパ的には悪くないのですが。
 逆に、いつも私が飲んでいるお酒のレベルの高さを感じさせてくれたようにも思えます。
 とりあえず豊能梅は、次は純米クラスも飲んでみたいと思いました。

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名称:豊能梅 純米吟醸 生酒 松山三井
精米歩合:50%
酒米:松山三井
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:高木酒造株式会社
購入価格(税抜):1,369円/720ml
購入した酒屋さん:酒逢(金町)
お気に入り度:8.1/9.0

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2016年10月20日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土佐しらぎく 純米吟醸 あらばしり生

本日の家飲み 土佐しらぎく 純米吟醸 あらばしり生

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 高知県安芸郡芸西村(あきぐんげいせいむら)のお酒です。
 外飲み、家飲みともに経験ありますが、意外にもブログでの紹介は初めてですね。

 当ブログではさんざん繰り返している話題ですが、高知(土佐)のお酒というと、新潟とともに「淡麗辛口」と言われることが多いという印象です。
 が、私が今までいただいてきた高知酒を振り返ってみると、淡麗というよりはどれもしっかりとした旨味と甘味を感じられるものだったという印象が強いです。
 ただ、「後味のキレ」と「飲み飽きなさ」については共通しているかも…、この二要素と「淡麗辛口」って良く結び付けられますが、別にイコールではないと感じています。

 さて、今回の「土佐しらぎく」は、割と早いうちから都内の有力酒販店で見出されていて、外飲みでもよく見かける印象。
 スペック的には、広島県産の八反錦を50まで削った純米吟醸です。
 「あらばしり」ということでフレッシュで力強い味わいを期待しますが、いかがでしょうか。

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 上立ち香は濃厚フレッシュなバナナ系の果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚な甘旨味がほんの少々のガス感を伴って力強く入ってきて、若干の苦味で輪郭を保ったまま、キリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりバナナ感のある、非常にフレッシュかつ濃厚な甘旨味が主役で、濃厚ながらガスと苦味でどんどん飲めてしまいそうな危険を感じるもの。
 後味はしっかりと苦味が引き取ってキレます。

 濃厚芳醇フレッシュでバランス良い旨味に、さらにガス感がアクセントをつける、飲み飽きないお酒でした。
 いやあ良い甘味ですね…、「キレのある飲み飽きない」お酒ってやはり「辛口」というイメージが強いと思うのですが、「甘味とガス感」の組み合わせでも十分イケると個人的には感じています。
 それだけだとチューハイやらカクテルっぽい意味合いに思えるかもしれませんが、日本酒にはそこに奥深さがあり、さらにガスが抜けても美味しいという強みもあります、十分戦えるのではないかと。
 この土佐しらぎくは、そんな日本酒の可能性を魅せてくれる一本でした。

名称:土佐しらぎく 純米吟醸 あらばしり生
精米歩合:50%
酒米:八反錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仙頭酒造場
購入価格(税抜):1,575円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年04月30日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土佐三原 どぶろく 「ふき」

本日の家飲み 土佐三原 どぶろく 「ふき」 

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 高知県幡多郡三原村のお酒です。
 家飲み、外飲み含め、当然初めていただきます。

 こちらは日本酒(清酒)ではなく「どぶろく」になります、実際の銘柄名は写真の通りで、2文字目は「七」が三つの「喜」の異体字です(私にとってはすきごころの「き」ですね)。
 前の会社でお世話になった方から、お遍路土産ということでいただきました、日本酒マニアの私にとって、定跡から少し外した素敵なセレクトと感動…。
 さて、「どぶろく」というお酒の定義・位置づけはwikipediaに詳しく載っています(「どぶろく裁判」なんかは私のような法学部卒には懐かしい話かも)。
 そちらに記載があるとおり、現行法では各地の伝統に基づく「どぶろく特区」での生産・販売について特別な扱いがあるようです、今回のお酒も特区産ですね。

 このお酒を醸すのは「農家食堂・民宿 風車」さん(こちらに商品紹介ページがありました)。
 原材料は「米・米麹」ということで、いわば「純米」、糖添で甘くしたようなお酒と一線を画す本格派です。
 アルコール度は14~15度で、イメージより高め、手書きで数値が書き込まれたラベルが微笑ましいですね。
 ちなみに穴開き栓でした。


 上立ち香はやはり炭酸混じりのお米の香りがそこそこに。
 含むと、意外にガス感は控えめで、バランスの良い甘酸っぱい旨味が素直に入ってきて、そのまま喉奥に流れ込んできます。
 旨味はやはり残った米の感触がググっと来る独特なもので、甘酸が主役なのですが米の旨味も濃厚に感じて、苦味渋味はほぼ皆無。
 後味は酸味を少々残しつつ、しっかりと引き上げます。

 「どぶろく」という言葉で想像されるワイルドさよりも、むしろ丁寧に造られたことを感じさせる、本格的濁り酒でした。
 やっぱり特徴はお米の旨味ですね、最後らへんはほぼ米粒を「食べる」感じになり、それがまた面白い。
 というか、実際このレベルならしっかり濾しても勝負できるんじゃないかなあ…、と思ってしまうほどのレベルでした。
 う~む、どぶろく特区の本格派どぶろくには、今後目を向けても良いかもしれません。

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名称:土佐三原 どぶろく 「ふき」
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:14~15%
日本酒度:-
蔵元情報:農家食堂・民宿 風車
購入価格(税抜):もらいもの
お気に入り度:もらいもの&比較不能

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タグ: ふき どぶろく

2015年10月15日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

久礼 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒

本日の家飲み 久礼(くれ) 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒

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 高知県高岡郡中土佐町久礼のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 ラベルにはスペック情報がずらずらと記載されています、同じ高知の亀泉CEL-24と似ていますね。
 そして亀泉は横書きですが、こちらは縦書き、「内容量 七百二十ミリリットル詰」と大きい文字で縦に書かれている有様は、ちょっとシュールな気も。
 後、「酸度 非公開」っていうのも面白いですね、「じゃあなんで書いた…」とツッコミを入れたくなるような。

 スペック的には、同じ四国の愛媛県産松山三井を利用し、酵母は高知酵母ということで、地酒感(?)高め。
 60まで削った原酒の割には、お手頃価格なのはうれしいところです。

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 上立ち香はアルコール混じりで濃い目の果実香が仄かに。
 含むと、濃厚そのものの甘旨味がググっと入ってきて、裏方ながら存在感のある酸味に引き締められながら染みこんできます。
 旨味は無濾過生原酒らしい芳醇フレッシュな果実の甘さがギリギリメインを張りつつ、そこに苦酸味が強めに絡みついて複雑な世界を見せてくれます。
 後味はその苦酸が表に出てきてキリリとキレます。

 結構色々な味わいがありながら印象としてはキリっとしたものが残るお酒でした。
 ただ、飲み進めると苦味が表に出てくるように思えるのはなんなんだろう…、あまり量は飲めない系かも。
 久礼、また機会があればいただいてみたいと思いました。

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名称:久礼 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:松山三井
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:有限会社西岡酒造店
購入価格(税抜):1,377円/720ml
お気に入り度:8.0/9.0

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タグ: 久礼 特別純米

2015年07月26日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

潦(にわたづみ) 純米吟醸 むろか生酒

本日の家飲み 潦(にわたづみ) 純米吟醸 むろか生酒 

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 高知県安芸市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 難読銘柄は数ありますが、その中でもこちらは一等級なのではないでしょうか。
 裏ラベルによると、潦(にわたづみ)とは「雨が降る折に、地上にたまり流れる水のこと」だそうで、「日常と非日常の境界にある酒」をイメージしてのネーミングとのこと。
 なかなか詩的ですね…、ちなみにこちらは限定ブランドで、通常銘柄は「安芸虎」などのようです。

 スペック的には「土佐錦」を利用しているところが特徴でしょうか。
 高知の酒造好適米だそうですが東京ではあまり見ない印象です、司牡丹などが使っているとか。
 ちなみに普通に検索すると、金魚(トサキン)が出てくるところがちょっと面白かったです。

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 上立ち香はスッキリ系の香りが仄かに。
 含むと、とろみを感じるしっかりとした甘旨味が、心地よい酸味で輪郭を保ちながら、力強く入り込んできます。
 旨味は濃厚そのもののながら荒さを感じない、ほどよく熟した果実の甘味が主役で、キツくない酸味と完全に裏方に回った苦味がダレをちゃんと防ぎます。
 後味は最後まで酸味が仕事をしつつ、ほんの少々苦味が表に出て見事にキレます。

 無濾過生原酒らしい芳醇な甘旨味が主役かつ、ありがちな荒さやエグさが皆無で滑らかさすら感じるまとまりのあるお酒でした。
 これは旨い!特にやさしい酸味が特長ですね…、酸をどう使いこなすかというのは最近の日本酒の味わいにおける重要ポイントかなと思います。
 コスパも素晴らしいですし、完全にお気に入りです、次は是非安芸虎もいただいてみたいと思いました。

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名称:潦(にわたづみ) 純米吟醸 むろか生酒
精米歩合:50%
使用米:土佐錦
アルコール度:16.5%
日本酒度:-1
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):1,229円/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2015年06月01日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

南 無濾過純米 中取り

本日の家飲み 南 無濾過純米 中取り

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 高知県安芸郡安田町のお酒です。
 家飲みは確か初めてで、外では何回かいただいたことがあったような。

 高知というとすっきり辛口系のお酒がメインという印象ですが、私が飲んだものはその予想を覆すような芳醇酒が続いていました(亀泉・アリサワ)。
 だから選んだというわけでもないのですが、今回セレクトしたこの南は、外でいただいた時にはスッキリ系だったという印象があります。

 スペック的にも日本酒度+8ということで、明らかに辛口であると予想されるのですが、いかがでしょうか。
 ちなみにお米は松山三井ですね、四国産のお酒では割とよく見ます、造りやすいのかな。
 酵母も高知県産であることを明記しています、地場産であることをしっかり公開する姿勢は好感触。

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 上立ち香はフレッシュな香りがほんの少し。
 含むと、まずは柔らかい口当たりでほんのりとした甘旨味が入ってくるのですが、そこから徐々にアルコールのキツさと辛さが出てきます。
 旨味は甘酸渋がバランスよく混ざったクセのないもので、中取りらしく雑味が無いのが特長。
 後味は完全に辛さと酸渋が支配してがっつりキレます。

 含んだ時のまろやかさと後味の厳しさが見事に対照的なお酒でした。
 結構高地酒のイメージに沿うような、味わいのあるスッキリ辛口系のお酒だったと思います。
 南の他のスペックの味わいが気になるところです。

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名称:南 無濾過純米 中取り
精米歩合:60%
酒米:松山三井
アルコール度:16~17%
日本酒度:+8.0
蔵元情報:有限会社南酒造場(高知県安芸郡安田町)
購入価格(税抜):1,350円/720ml
お気に入り度:7.8/9.0

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タグ: 純米

2014年07月15日 高知の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

鏡野 純米無濾過生原酒

本日の家飲み 鏡野 純米無濾過生原酒

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 高知県、株式会社アリサワの醸すお酒です。
 こちらのブランドは「文佳人」が一番有名かな、私はどちらにしろ家飲みは初めてです。
 
 ちなみに「鏡野」ブランドはかなりの限定品らしいです。
 一般米である「アケボノ」を55%まで磨いていますが、お値段はかなり良心的。

 上立ち香はフレッシュさと甘さを感じる果実香が強めに。
 含むと、少々のガス感と濃厚な甘旨味をまず感じ、そこにこれまた強烈な酸、そしてちょっとクセのある苦渋味が絡みついてきます。
 旨味はマスカット系の甘味が主役でかなり熟した印象、かつ雑味とも取れるような酸渋によって一筋縄ではいかない複雑で芳醇な味わいを作り出しています。
 ただ、その複雑さは全体的な印象としてはバラバラな感じではなく、むしろ個性と前向きに捉えられる感じですね。
 後味も、酸が力強く引き取ってダレずにキレます。

 複雑な味わいがそれぞれ主張する力強さと、それがなかなかに絶妙なバランスを保つ完成度を感じられる玄人向けのお酒でした。
 これは山田錦では出ないような味わいでしょうね…、アケボノという一般米の特性を見事に使いこなしているように感じました。
 高知のお酒に対するイメージを強力に好転させられた一本でした。

 ちなみに、書き終わって気が付きましたが、最近飲んだ美和桜とほぼ同じ感想書いてますね…、実際タイプは似てる(これも唾液が出る)と思いますが、ボキャ貧ぶりにちょっと自己嫌悪。

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名称:鏡野 純米無濾過生原酒
製法など:無濾過生原酒
精米歩合:55%
酒米:アケボノ
アルコール度:17~18度
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社アリサワ(高知県香美市)
製造年月:2013/8(24BY)
購入価格(税込):1,260円/720ml
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 鏡野 純米

2013年10月14日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

亀泉 純米吟醸原酒 CEL-24

 本日の家飲み 亀泉 純米吟醸原酒 CEL-24

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 高知酒といえば酔鯨、美丈夫のような辛口男酒といったイメージが個人的にはあります。
 が、こちらのお酒はラベルにでかでかと、「日本酒度 -12.5」「酸度 1.8」、原酒なのに「アルコール度 14.2」と変態的な数値のオンパレード。
 数値はあまりあてにしない方なのですが、これは流石に辛口とは思えません。

 ちなみに蔵元ホームページによるとこの数値は高知県開発の「CEL-24」酵母特有のものらしいです。
 ラベルもこのスペック特有のものらしいので、マニアが数値に仰天して手を伸ばすことを意図しているのでしょう。
 私は亀泉自体初飲みで店頭で見かけるまで買うつもりもなかったので、見事に釣られました(笑)。

 上立ち香からしてリンゴ酢のような、酸を感じる甘い香り。
 含むと、う~ん本当に甘酸っぱい日本酒離れした味わいがじわっと広がります。
 印象はまさに日本酒のリンゴ酢割りといった感じで、含んでいると唾液腺が刺激されているのを強く感じます。
 苦味と渋味は皆無ながら、酸味が効いている関係で甘だれた感じはせず、比較的低アルコールなことも相まって、しっかりした味わいの割にかなり飲みやすいのではないかと。
 後味も酸がメインでキレていく感じ。

 また、蔵元ホームページにあるように、氷を浮かべて飲むとさらに飲みやすくなる感じです。
 甘味が綺麗になる感じでこれはこれでいいのですが、飲兵衛には物足りないかも。

 兎にも角にも甘酸っぱさが特徴の個性酒でした。
 個人的には、酸っぱいお酒は苦手な部類だったりしますが、その個性に敬意を表しつつ「苦手」と言いたいところ。
 私はこれと似たタイプのお酒はひとつしか知りません、同じ四国の三芳菊です。
 まあ三芳菊よりは日本酒の面影を残しているかな…、ハマるとクセになりそうな味わいだとは思います。

 ちなみに、蔵元によると「女性にオススメ」とのこと。
 彼女(三芳菊好き)に飲んでもらったところ、相当気に入ったらしくスイスイいっていました。
 昔ながらの日本酒好きの人にも、日本酒に先入観の無い人にも、一度は飲んでみて欲しい一本です。

 ただ、私はこの個性がcel酵母特有のものか気になるところなので、次は普通のスペックを飲もうと思います。

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名称:亀泉 純米吟醸原酒 CEL-24
製法情報:生原酒
精米歩合:50%
酒米:八反錦
アルコール度:14.2%
酵母:CEL-24
日本酒度:-12.5
蔵元情報:亀泉酒造株式会社(高知県土佐市)
製造年月:2013/1(24BY)
購入価格(税込):1,365円/720ml
お気に入り度:7.2/9.0

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タグ: 亀泉 純米吟醸

2013年04月20日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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