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磐城寿 純米吟醸 標葉にごり

家飲み記録 磐城寿 純米吟醸 標葉にごり

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 山形県長井市のお酒です。
 家飲みは初めてですが、外飲みは確か経験有り。

 磐城寿は名前の通りもともと福島県、それも双葉郡浪江町にあった蔵の銘柄ですが、被災によって退去を余儀なくされ、現在は山形にもともとあった蔵を買い取りその設備で醸しているようです(詳細は蔵元ホームページ参照のこと)。
 その筋では割と有名な話で、私も銘柄名は知っていたのですがどうも縁が無く家飲みには至っていませんでした。
 が、最近「20代から始める日本酒生活」さんがこのにごりを「イチオシの酒」としていたのを見て、通販に踏み切り購入した次第です。
 ちなみに「標葉(しねは)」とはもともと福島の地名で、この商品がそこの標葉神社の奉納用の濁酒からヒントを得て造られたものであることから、名前に使っているとのこと。

 福島の酒米「夢の香」を55まで削って醸した活性にごり生。
 見た目はインパクトありますね~、少し大きめの瓶に四合詰めているようです、お値段は税抜1,800と若干お高め。
 7月製造8月末開栓です、1ヶ月ぐらいの間でも穴開き栓だと若干心配になってしまいますね。

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 注いでしばらくおいたら凄いことになってきました。
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 上立ち香はほんのりガスを纏った甘酒的な香りが仄かに。
含むと、ある程度の粘度を伴った濃厚な旨味が、程々のガス感を保ってドロシュワ(?)な口当たりで入ってきて、ガスと酸でバランスを整えつつ、割と勢いよく胃袋に流れ込みます。
 味わいは、甘味は気持ち強め、それにお米の旨味と乳酸飲料的酸味がせめぎ合う、生にごり酒として王道を行く感じのもので、苦味は抑えられて全体としてのまとまりも良好、実に素直にその旨味を味わえる印象ですね。
 後味は、流石に粘度はちょい残るものの、やはり乳酸が引き取る形で、クドくなく引き上げてくれます。

 「物理的に濃い」という表現が浮かぶウルトラ高濃度の旨味が、それでいてしつこさを感じさせずに入り込んでくる、ハイレベル活性にごり酒でした。
 これはついつい噛みつつ飲んでしまいましたね、それほど粘度は濃いです(過去最高レベル)、それでいて引っかかりをあまり感じないあたり良く出来てますね~
 雰囲気的には金鼓水もとを彷彿とさせるかな、同系統のにごり酒の傑作商品と言えるでしょう。
 磐城寿について、通常品にも興味を持たせてくれる一本でした、近いうちにいただきたいですね。

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■紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-105.html

名称:磐城寿 純米吟醸 標葉にごり
精米歩合:55%
使用米:夢の香
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社鈴木酒造店長井蔵
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年12月27日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分

家飲み記録 出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分

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 山形県天童市のお酒です。
 有名銘柄ながら、当ブログでの登場はまだ2回目。

 出羽桜は山形を代表する大手地酒蔵、そこが、近年県が開発して鳴り物入りでデビューした酒米である「雪女神」を初めて使って売り出したのがこちらのお酒になります。
 聞くところによると、米の性質等に関ししっかり調べ、周到に準備してからの発売だとか…、ブランドの維持に対する意識の高さが伺えますね。
 ちなみに当ブログでは2年前に同じお米を使った栄光冨士の試験醸造酒を紹介しています、こちらはフットワーク軽くいち早くチャレンジしたって感じでしょうか。
 どちらが良いという話ではないですが、スタンスの違いがなかなか面白いと思いました。

 ちなみに組合のホームページによると、少なくとも29BYについては雪女神は必ず50%より精米して醸造しなくてはいけないという規則になっているとのこと。
 まあもともとの酒米開発コンセプトが高精白酒向けということらしいので、自然な流れではありますね、原状ほとんどの蔵が四合瓶3,000円を越えるような高級酒に使っている状況のようです。
 で、このお酒も精米歩合48%と結構削っているのですが、お値段はなんと税抜1,600円。
 多分今のところ雪女神で一番安いんじゃないかな…、蔵元ホームページによると、「山形酒米の集大成「雪女神」をより気軽に楽しんでいただきたいとの願い」から仕込んだとのこと、なんと素敵な心意気なんだ…(感涙)

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 上立ち香はうーんフルーティーと唸りたくなる青リンゴ的フレッシュな香りが気持ち強めに。
 含むと、割とインパクトのある甘旨味が、しかし自然な口当たりで若干のトロ味を纏いつつ入ってきて、吟醸的苦味でしっかり引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさに高精白純米の王道オブ王道といった印象、かつ濃い目のリンゴ的甘旨味が厳然たる主役、苦味も典型的ながら役割をしっかりわきまえている感じですね。
 後味は苦味が引き取りつつも、非常に上品に引き上げてくれます。

 極めて上品かつ香り高いまさに純米大吟醸!という風合いながら、非常に濃厚な感じが心地よい、フルーティー系の王道を往く芳醇高精白酒でした。
 なんというか、獺祭に少し飽きてきた日本酒初心者に飲んでもらいたいといいますか、わかりやすさと複雑さの両方を感じます、この辺りのバランス感覚が絶妙な印象。
 火入れ有りながら瓶火入れということで後ろ向きな古臭さが皆無なのも良いですね、これがこのお値段というのは実に良心的だと思いました。
 出羽桜の実力を改めてビンビンに感じた一本でした。

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名称:出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分
精米歩合:48%
使用米:雪女神
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:出羽桜酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年12月25日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 「SURVIVAL 2018」 純米大吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 栄光冨士 「SURVIVAL 2018」 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 相変わらずかなりの頻度でご紹介していますね。

 栄光冨士はド派手なラベルが一つの特徴となっていますが、サバイバルはその中でも最たるものという感じですね。
 以前私が飲んだとき(2年前)から色が変わって、青色の迷彩柄というさらに良く分からない雰囲気になっています。
 裏ラベルも相変わらずごちゃごちゃしてますね~、ちっちゃく書いてある「episode:01」って一体なんやねん(新発売じゃないのに…、ロット?)。
 ただ、スペック情報については、ろくに情報公開しない蔵元よりは遥かに真摯だとも、個人的には思います。

 その裏ラベルにもあるように、サバイバルは山形の酒米「玉苗」を使用したお酒です、精米歩合は50%。
 これで初めて知りましたが、玉苗って山田錦と金紋錦を交配させた種なんですねえ、なかなかのサラブレッドかと。
 
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 上立ち香は非常に濃厚華やかなピーチ的果実香がかなり強めに。
 含むと、インパクトのある甘旨酸味が若干のトロミを纏いつつグーッと入り込んできて、時間差で出てくる苦味で強引に引き締まりを保ちつつ、最後まで高濃度のままで染み込んできます。
 味わいは、甘味の存在感がとにかく強く、含み香がプンプンする上に吟醸的苦味もかなりあり、さらに少々の薬臭さも感じる、一種の強烈さのあるものなのですが、意外なほどに一種のまとまりがあって、嫌味を感じないんですよね。
 後味は、やはり苦味が引き取る形ながら、割とちゃんと引き上げてくれます。

 「日本酒ネクター」という言葉が頭に浮かぶ、一種の完成形を見せてくれる超濃度甘旨酒でした。
 これは「下品」と感じる人も居るかも知れません…、が、私はやっぱり大好きですわ、少々の粗さを甘味の魅力でねじ伏せるこのストロングスタイル。
 これぞ無濾過生原酒って感じなんですよね、まさに今の世の中になって初めて現れることができたお酒の一態様と言えるでしょう。
 栄光冨士の魅力を改めて思い知った一本でした、今後も【超】お気に入り銘柄として不動の位置を占めそうです。

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名称:栄光冨士 「SURVIVAL 2018」 純米大吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:玉苗
アルコール度:16.5%
日本酒度:-2.0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,656円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年12月11日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松嶺の富士 純米吟醸55 からくち

家飲み記録 松嶺の富士 純米吟醸55 からくち

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは千駄木の伊勢五本店さんの店頭で見かけ、初見ということでまず興味を引かれました。
 その後店員さんにお話を聞いたところ、この銘柄自体は最近酒造りを休止してしまった蔵のものだったのですが、それが失われることを惜しんだ同じ山形の酒田酒造(代表銘柄:上喜元)の協力の元、復活に至ったとのことでした。(同店のブログにも解説があります)
 県外出荷は29BYが初めてのようですね、当然のように飛びついてしまいました。
 へーと聞きつつ入荷していた三種類の試飲もさせていただき、印象の良かったこちらをセレクトしました。

 ラベルにはあまり情報が無いのですが、精米歩合は55、多分加水火入れでしょうね(火入れ回数まではわかりませんが)。
 基本私は辛口表記のお酒は買わないのですが、今回は試飲を経ているので安心して購入できましたね。
 お値段がお手頃なのもありがたいところ。


 上立ち香はスッキリした印象のメロンorきゅうり的な香りがそこそこに。
 含むと、やはりキリッとした感じながらちゃんと甘味も纏った旨味がスルスルと入ってきて、青い感じの苦味で最後まで引き締まりつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香りの印象通りの、青さを残したスッキリとした旨味が主役、苦味もありつつも、落ち着きもある感じで、いわゆるガンガンイケてしまう系ですね。
 後味は、苦味を口中に若干残しつつ、あくまでキリリとキレます。

 非常に飲みやすい感じながらも、物足りなさのない、良くまとまった印象のスッキリ系辛口酒でした。
 辛口といってもアルコール的辛さとかより、スッキリフルーティーって感じの印象ですね、石鎚とか文佳人とかに近いんじゃないかしら…
 後、フレッシュさと落ち着きの両方を感じるのは今どきの一回火入れの良さのような気もしますね、逆にこれが二回火入れだったら凄い技術だと思います。
 松嶺の富士、激戦区でも十分生き残れるレベルのお酒だったと思います、今後も注目していきたいですね。


 ちなみに甘いお酒と同時に飲むと完全に押されて、青苦さだけが目立ってしまいます…
 ここはセオリー通り、一杯目にオススメですね。

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名称:松嶺の富士 純米吟醸55 からくち
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:松山酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年10月13日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

霞城寿 純米 出羽の里

家飲み記録 霞城寿(かじょうことぶき) 純米 出羽の里

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 山形県山形市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 同蔵の別ブランドとしては「三百年の掟破り」があります、こちらの方がインパクトがあって、東京付近では有名かな。
 ちなみに最近行った甘口酒オフ会で(リンク先はお酒ミライさんのレポート)、三百年の掟破りを持ってきた方が居て私もいただいたのですが、かなり印象は良かったです。
 というより、蔵元ホームページの解説を見る限り、どう考えても三百年の掟破りの方がコンセプト的に私好みでした…(要は無濾過生原酒のパイオニアらしい)
 まあ、店頭で衝動買いしてからこの辺りの情報に後から気づくなんてことは良くあることですね、それを恐れていては新規開拓なぞできないという認識でおります。

 スペックは山形の酒米出羽の里を55%まで磨いています。
 瓶には「GI山形」及び「ヤマガタセレクション」マークが見えますね、この辺りの詳しい解説も蔵元ホームページにありました。
 しかし山形県ってこういう認定制度好きですよね~、お酒の売り方にも県民性のようなものが強く出る気がしています。

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 上立ち香はフレッシュさを残した柑橘系果実の甘酸の香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味がグワッと入ってきて、落ち着いた感じの苦味でガッチリ引き締まりを保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま入り込んできます。
 味わいは、ほどほどに熟した柑橘系果実の甘酸味が主役、苦味は強めながら割と柔らかくて、全体としては賑やかながらもギリギリバランスが取れている印象。
 後味は、その苦味を若干口中に残しつつもしっかりと引き上げます。

 甘酸苦がそれぞれハッキリと主張する、原酒らしい魅力とある種の粗さを兼ね備えた芳醇旨味酒でした。
 結構苦味が立つ感じですね、ただバランスが崩れるほどでなく、好みが分かれる程度といいますか。
 実際、これだけ濃くてもダレ感が無いというのはそれだけで個人的には魅力です。
 霞城寿、蔵の実力を感じさせてくれたお酒でした、次は三百年の掟破りも飲んでみたいと思います。

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名称:霞城寿 純米 出羽の里
精米歩合:55%
使用米:出羽の里
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,436円/720ml
購入した酒屋さん:平林酒店(大森)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 霞城寿 純米

2018年10月09日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 「煌凛」 純米大吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 栄光冨士 「煌凛(こうりん)」 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 たかちよと並ぶ、当ブログ定番銘柄ですね。

 前回の記事で書きましたが、栄光冨士もたかちよ同様新商品の連発振りが目に付く銘柄だと思います。
 純米大吟醸の酒米違いシリーズも結構種類がある上に、闇鳴秋水、威吹、サバイバル、プラチナ、森のくまさんなどなど、一貫性が無くて列挙するとわけがわからなくなる名称の(笑)限定品が大量にありますし。
 最近だと「アスタリスク」という辛口を売りにした商品を出したと思ったら、今年も辛口系として「火輪(かりん)」というやつが出てきてるんですよね…、もはや何が何だか。
 
 で、今回いただくのは、確か昨年に初登場したもので、山形の代表的酒米である出羽燦々を50まで削ったギリギリ純米大吟醸。
 裏ラベルには相変わらずびっしりとスペック等の情報があって有難いのですね。
 ただ、通常の純大シリーズとの違いなど、コンセプトに関することがよくわからないのは気になるところかも。

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 上立ち香は甘く濃厚なパインっぽい香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚でインパクトの有る甘旨味がグワッと入ってきて、そこそこの酸味と、裏にガッツリある苦味で引き締められつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、少々煮詰めた完熟パイン的な超高濃度の甘酸旨味が厳然たる主役、雑味的な苦渋は確かにあるのですが、甘旨の存在感がそれを拭い去るレベルの存在感を放ちます。
 後味は少々の渋みを口中に残しつつも酸味が強引に引き取る形でキレます。

 暴力的なほどの濃度ながらも魅力的な甘味が最初から最後まで存在感をアピールする、直球勝負の芳醇甘旨酒でした。
 若干暴論ですが、甘旨味の心地良さは而今花陽浴レベルだと思うんですよね~
 といいつつ、まあ比べると明らかに重くて荒い感じではあるので流石に飲み疲れ感はあると思います、いやあやっぱり好き嫌いが分かれるのもわかる味わいですね。
 個人的にはやっぱり地酒は個性あってこそだと思っておるので、栄光冨士はその意味で非常に魅力的な銘柄だと、今回改めて感じました。

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名称:栄光冨士 「煌凛」 純米大吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:出羽燦々
アルコール度:16.3%
日本酒度:+-0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,790円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年08月30日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

三十六人衆 純米大吟醸 あらばしり生酒

家飲み記録 三十六人衆 純米大吟醸 あらばしり生酒

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 山形県酒田市のお酒です。
 外飲みは経験ありますが、家飲みは初めてですね。

 同蔵の造る日本酒はこの三十六人衆と「菊勇」の2ブランドのようですね、ホームページがブランドごとに分かれているというのは珍しい。
 「三十六人衆」というなかなかインパクトのある名前の由来は、奥州藤原氏の家臣を源流とする、長い間酒田の自治を担った、36人の商人からなる組織を指すようです。
 いやあ地元愛、プライドを感じるネーミングですね、箔押しラベルもなかなかの迫力。

 スペックはなんと山田錦を40まで磨いた贅沢なあらばしり生酒となっています、度数は15度なので加水はしているでしょうね。
 お値段もちょいお高めの1,800円ですが、これはむしろ完全に割安と言えるでしょう。
 1月出荷3月開栓です。

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 上立ち香は華やかながらもちょっと落ち着きのあるリンゴ系の香りが気持ち強めに。
 含むと、滑らかな印象の甘旨味がスルスルと入ってきて、尻上がりにでてくる苦味でしっかりと輪郭を整えつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさにフレッシュリンゴ的な吟醸酒的典型的甘旨味が主役、酸味は抑えられ引き締め役は苦味が担うのですが、キツい感じではなく、しっかりバランスが取られている印象。
 後味は苦味が引き取って見事にキレます。

 高精白吟醸酒の魅力をド直球で楽しませてくれる、お値段以上の高級感のある芳醇甘旨酒でした。
 やっぱりこういうお酒は開栓まで二ヶ月程度でも結構熟感が出てきますね(まあもしかしたら最初からなのかもしれませんが)、本当は出荷直後に飲むべくお酒なのでしょう。
 とはいえ、何だかんだで私のストライクゾーンですこれは、ちゃんと甘旨味が香に負けていないところがポイントかと。
 飛び出た個性はあまり感じなかったのですが、多分狙い通りに造られたのだろうと思わせてくれました。
 三十六人衆、また機会があればいただきたいと思います。

 なお、開栓後3日ぐらいで格段に苦渋が出てきちゃいました…
 これは早飲み推奨でしょう、そんなところも典型的高精白生って感じです。

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名称:三十六人衆 純米大吟醸 あらばしり生酒
精米歩合:40%
使用米:山田錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:菊勇株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年06月30日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

吾有事 純米吟醸 初絞り生

家飲み記録 吾有事(わがうじ) 純米吟醸 初絞り生

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 初飲み銘柄ですが、同蔵のお酒の紹介は2回目。

 こちらを醸す蔵の従来銘柄は「奥羽自慢」、ブログでは約三年前にうすにごり直汲みを紹介しています。
 その時の印象は良かったので、今回新ブランドとして登場したこちらをセレクトしてみました。
 吾有事で検索すると、はせがわ、いまでや、カネセと錚々たる地酒屋が取り扱っていることがわかりますね。(ちなみに私は秋葉原散歩ついでに鈴木酒販で購入)
 はせがわ酒店のブログには、聞きなれない言葉である銘柄名の由来と、醸造責任者と販売責任者には26歳コンビが就任しているという記載がありました。
 一時期廃業の方針を固めていた同蔵が、ばっちり若返って、首都圏の地酒界で評価されているというのは素敵ですね、支援した楯の川酒造は素晴らしいことをしてくれたのだと思います。

 さて、今回いただくのはその新ブランドのまさに第一弾商品である初絞りです。
 裏ラベルが無く、あまり情報がないのはそういう方針なんですかね…、そこは個人的には印象は良くないです。


 上立ち香はバニラ感のある甘めの香りが控えめに。
 含むと、割りと香りの印象通りの濃厚な甘旨味が柔らかい口当たりで入ってきて、徐々に出てくる苦味と拮抗する感じでバランスを取りつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりバニラ感のある、酸が抑えめで濃厚な甘さが厳然たる主役を演じている印象、ただ苦味にちょっとキツさを感じますね、それも含めて新酒らしい感じ。
 後味も、若干その苦味を口中に残しつつ引き上げていきます。

 新酒らしい苦味の荒さがありつつも、存在感のある濃厚な甘旨味の魅力が勝る、何というか勢いを感じるお酒でした。
 この甘味は凄く好みですね~、それだけに苦味(28BYのお酒に良くあったやつ)が勿体無い感じ。
 今期の後半で、この辺りをうまいこと調整してきたら、紛うことなき本物かと思います。
 吾有事、奥羽自慢ともども、今後も注目していきたいですね。

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名称:吾有事 純米吟醸 初絞り生
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:奥羽自慢株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年04月27日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒

家飲み記録 栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場は12回目、もはや定番銘柄ですね。

 栄光冨士は相当やっているわけですが、この「仙龍」については、初の家飲みになります。
 以前に写真も上げたのですが、実は栄光冨士との出会いが、「麹町市場」さんで店長さんにオススメされたこの仙龍と酒未来だったんですよね。
 そういう意味では原点といえます、しばらく買い逃していたのですが、この度購入できました。

 スペック的には美山錦60磨きの無濾過生原酒。
 特筆すべきはそのお値段で、税抜1,200円ちょっとと、極めてリーズナブルになっています。
 栄光冨士のラインナップの中は多分最安ランクですね、これが良ければ非常に心強いのですが、どうでしょうか。


 上立ち香はフレッシュかつ濃厚なメロン的果実の香りがそこそこに。
 含むと、存在感の在る旨味がグワッと入ってきて、新酒らしい苦味をガッチリ纏って、荒々しさを感じさせつつじわじわと染み込んできます。
 味わいは、皮入りメロン果汁をちょっと濃縮した感じの、苦味優勢の甘苦味が主役で、旨味も太いので飲みごたえはあるのですが、少々酸不足で飲み疲れ・飽き感も強め。
 後味は苦味を少々残しつつ、強引に引き上げる感じ。

 新酒らしい青さ、甘さ、濃さがそれぞれ暴れ気味に主張する、濃厚甘苦酒でした。
 好きな路線ではあるのですが、美山錦60ということを考えるとちょっと荒い感じのお酒ではありますね、苦味が有る割にもっさり感が有るというか…、まあお値段通りの完成度のように思えました。
 もうちょっと甘ければだいぶ印象が違ったと思うのですが、それもちょっと物足りなくて…、前飲んだ時とはちょっと違った印象でしたね。
 栄光冨士は、同スペックでも若干安定しないところがあるのかもなあと思った一本でした。

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名称:栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:17.0%
日本酒度:+2
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,204円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年03月23日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY

本日の家飲み 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場は11回目、少なくともトップ10には入る定番銘柄になっていますね。

 今回いただく愛山純大は、裏ラベルにも記載がある通り2016年に発表された「パーカーポイント」高評価酒の中に入っており、92点を獲得しているスペックです。
 このことについて早速裏ラベルにでかでかと「92」と書いてしまうフットワークの軽さとギラギラしたアピール姿勢、日本酒業界では結構嫌う人も多そうですが、個人的には嫌いじゃないです。
 というより、むしろ多くの蔵元は見習うべきなんじゃないかな…、顔になる表ラベルはともかく、裏ラベルが十年一日のごとく変わらないのは、情報公開の面ではやっぱりマイナスのような気がします。

 スペックは愛山の50磨き、詳細はせっかくなので下記裏ラベル参照のこと。
 ちなみに肩ラベルにもあるように「らぶまん」という愛称らしいです、この辺りを自称しちゃうのも面白いですね。
 製造年月は2017/3となっていますが、店頭に並んだのは9月ごろでした、「弐號」とあるように、あえての蔵元生熟成のようです。

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 上立ち香は濃厚な、何となくピーチっぽい(ラベルイメージ先行の)果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、インパクトのある濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、そこそこの苦味を伴いつつ、若干刺激的な辛さ?も感じさせながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、うーむベリー系に感じる甘優勢の濃ゆい甘酸味が主役で、青さは無くなりつつ熟成香も皆無、なぜかやっぱりスパイシーな印象もあり、落ち着きと複雑さを両立させている面白いもの。
 後味は、若干苦味を口中に残しつつ、弱めの酸で何とか引き上げていく印象です。

 独特の芳醇酒が、独特の方向に生熟していった感じの、摩訶不思議な印象を受ける派手&賑やか酒でした。
 栄光冨士は基本味わいが多い印象を受けますが、このお酒はそれに輪をかけている感じですね、これは愛山らしいとも言えるかも。
 個人的にはやっぱり好みなのですが、このお酒に高評価をつけるというのは、パーカー氏もなかなか懐が深い気がしますね…、少なくとも鑑評会で評価される酒質からは離れているかと。
 栄光冨士はこれからもちょくちょくいただいていこうと思います。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY
精米歩合:50%
使用米:愛山
アルコール度:16.7%
日本酒度:-3.0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):3,685円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月11日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY

本日の家飲み 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場はついに10回目となりました、もはや定番銘柄入りですね。

 この酒未来は栄光冨士を初めて家飲みしたスペックであり、個人的に強く印象に残っています。
 私が好むところであり、良く「流行りの酒質」として言われることの多い、「甘旨(酸)」「フレッシュ」「フルーティー」「インパクト強し」という味わいの路線を象徴する様なお酒という認識ですね。
 ちなみに私としては、未だに一般消費者の間では「淡麗辛口」が支配的だというのが実感なので(テレビCMの恐ろしさよ)、こういうお酒の存在をブログでアピールする意義はまだまだあるかと思っております。
 (まあ、そういう一般消費者がわざわざ日本酒ブログを見るかと言われると微妙ではありますが…)
 
 閑話休題、スペック的には、酒未来の50磨きというのは以前と変わらず。
 何気に日本酒度とかアミノ酸度もあまり変わっていないですね、造りとしては安定しているのかも。

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 上立ち香は甘味濃厚なパイン系の果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚な印象の甘旨味が少々の酸味を纏ってグワッと入ってきて、その酸が少々唾液腺を刺激しつつ、ほんのりと苦味を裏方に感じさせながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、パインの砂糖漬けのような甘酸をメインに据えつつ、苦味や渋味もそれぞれに主張する賑やかな印象のもので、インパクトと飲みごたえバッチリという感じです。
 後味は結構ちゃんと酸苦が引き取って、力強くキレる印象。

 強いインパクトのある甘旨味がそのまま確固たる個性を形作っている、複雑芳醇甘酸旨酒でした。
 いやあ、前回の澤屋まつもとが引き算のお酒なら、このお酒は明らかに「足し算のお酒」ですね、そして私はやっぱりこちらの方が好み(実は飲み比べてました)。
 ただ、好みが分からない人に最初に勧めるのはちょっと躊躇しますね、個性が有る分相性は露骨に出るとは思います、そういう意味では澤屋まつもとの方がオールラウンダーでしょう。
 ともかく、栄光冨士に対する私の期待に見事に応えてくれた一本でした、是非ともこの個性を維持していってほしいと思います。


 開栓後は、数日飲んでなんか上がったり下がったりする印象でした…
 この意味では安定感があるとは言い難いでしょう、基本は早めに飲み切ることを推奨します。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:15.9%
日本酒度:-4
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年11月04日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

洌 純米大吟醸 山田錦 発泡にごり

本日の家飲み 洌(れつ) 純米大吟醸 山田錦 発泡にごり

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 山形県米沢市のお酒です。
 外飲み経験はありますが、家飲みは初めて。

 前回の酒一筋同様、こちらも朝日屋酒店さん購入酒です。
 こちらを醸す小嶋総本店さんの通常銘柄は「東光」、「洌」はその特約店限定ブランドで、この発泡にごりはさらにその数量限定品っぽいです。
 「洌:清くつめたきこと」という一言解説がありますが、「清冽」で変換すると出てくる字と見せかけて、実は「さんずい」です(多分異体字)。
 私はこれを書いている最中に気づきました、覚えておくとちょっと話のネタになるかも…

 スペックは堂々の山田錦50磨き、度数は15度と恐らく加水ありでしょう。
 特徴的なのは、+8とかなり高めの日本酒度ですね。
 そもそも洌自体に(スッキリ)辛口のイメージがあって個人的にはひるむところもあるのですが、夏の盛りには一本ぐらいこういうのも良いだろうとセレクトしました。

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 注ぐと、割りとガッツリ濁ってますね、そしてシュワシュワ~

 上立ち香は…、うーん不思議なことにほぼ感じませんね、ガスの雰囲気を感じる程度。
 含むと、やはり相当強めのガスがあって、キリリとした旨味がシュワシュワと勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、セメダイン的なスッキリ感を強く感じる、引き締まった辛口な旨味が中心にあり、さらに若干の苦味を伴うことでビール並な飲み進み易さがありますね(ただ、アルコール度は15度…)
 後味は、ほんのりと苦味を口中に残しつつ、ガスでキリリとキレます。

 うっかりすると危険なレベルでゴクゴクいってしまいそうな、シュワシュワ辛口酒でした。
 ほぼ、ラベルに書いているコンセプト通りのお酒かと思います、乾杯酒としてビールの代わりに十分仕事を果たしてくれそうです。
 逆に言うと最初はガスが強すぎて、単独だと旨味がスカスカのスポンジ的になってしまうのが辛口発泡系の弱点ですね…
 開栓後時間が立つなり、注いでしばらく放置するなりして、ガスが抜けるとようやく果実的甘味も出て来る感じかと、どちらにしろ完全に食中酒を指向したお酒でしょう。
 洌に関しては、次は同蔵の「東光」もいただいてみたいと思いました。

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名称:洌 純米大吟醸 山田錦 発泡にごり
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:15%
日本酒度:+8
蔵元情報:株式会社小嶋総本店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年10月19日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒

本日の家飲み くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 外飲み経験はそれこそ数え切れないぐらいにありますが、驚くべきことに家飲みは初めてでした。

 くどき上手は既に銘酒居酒屋等で確固たる評価を得ている銘柄であり、基本的には「フルーティー」という言葉に象徴されるような、今風の吟醸酒という文脈で語られることが多い銘柄だと思います(超辛口酒「ばくれん」という例外的な商品もありますが)。
 精米歩合22%の「穀潰し」、超甘口の「ヒ蜜」、果てはチョコレート風味を謳う「ショコラ」みたいに、ユニークな商品ラインナップも特徴ですね。
 私が今まで家飲みを逃していたのは、いつも使っている酒屋さんで意外にも扱いなかったことと、四合瓶の流通量が明らかに少ないことに因っています。

 今回は、比較的スタンダードスペックの新酒純米大吟醸四合瓶を店頭で見かけたため、「そういや家で飲んだことなかったな」とセレクトしました。
 私が最近出羽桜でも出会った山形の酒造好適米「出羽の里」を48%まで削った、新酒第一弾の生酒とのこと。

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 上立ち香は見事に蜜たっぷりのリンゴといった趣の果実香がそこそこに。
 含むと、甘酸っぱい印象の旨味がスルスルと入ってきて、華やかめの含み香を振りまきつつ、唾液腺を刺激しながらそのままの勢いで喉奥に流れ込んでしまいます。
 味わいは、好ましい青リンゴ的な甘酸が中心にありながらその存在感は薄く、香り系吟醸酒にありがちな苦味もあって全体としては細くか弱い感じの印象。
 後味はその苦味を少々残しつつ、酸でキレます。

 高精白の良いところと悪いところがそれぞれギクシャクと共存している印象を受ける、線の細いお酒でした。
 決して薄くはないのですが、なんというか膨らみに欠けるといいますか、味わいが香りに負けている感じがありますね。
 もちろん普通に美味しく飲める上での話ですが、くどき上手に期待していた味わいとしてはちょっと残念かも…新酒第一弾ということもあって、28BYの米の出来に対応できてなかったのではないかという仮説を個人的には立てております。
 くどき上手、またあらためて他のスペックもいただきたいと思いました。

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名称:くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒
精米歩合:48%
使用米:出羽の里
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:亀の井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年05月27日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

山川光男 2017 ふゆ 生

本日の家飲み 山川光男 2017 ふゆ 生

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 山形県天童市のお酒です。
 銘柄自体は初めていただきます、詳しくは後述。

 全体的に奇天烈な雰囲気を醸し出すお酒ですが、実態は山形県の4つの日本酒銘柄、「山」形正宗、楯野「川」、「東」光、羽陽「男」山から一字ずつ取って名付けた、4蔵の共同ユニット・ブランドになります。(まあNEXT5やらDATE7と類似の試みかと)
 公式ホームページまで作成する力の入れようですが、ここを見てもあまりブランドの位置づけとか背景は良く分からないですね…、特に買える店の記載がないのは痛い。
 同ユニットについてはむしろSAKETIMESの紹介記事が、グループ結成の経緯や各蔵元のコメント等、充実した内容になっていると思うので、興味があればご一読をオススメします(流石有名日本酒ブロガーさんの執筆記事ですね)。
 酒質の上で重要な部分は「酒造りを担当する酒蔵が麹や仕込み水、酒米などを他の蔵からもらって醸す、という変則的な共同醸造をしています。」というところでしょう。
 今回の「2017ふゆ」は山形正宗を醸す「水戸部酒造」が製造担当のようです。

 このプロジェクトの特長はやっぱりキャラを作った事でしょうね、杜氏の擬人化といいますか。
 日本酒ラベルとしては異端なラベルにはなっていますが、個人的にはこの絵柄は今日日インパクト不足な気もします。
 せっかくシュールなデザインなんだから、枯れ専向け乙女ゲー的なダンディキャラ(参考リンク:制服の王子様(オジサマ))にでもこの恰好させれば、話題にもなりそうな気がするのですが、いかがでしょう。(まあ、流石にそこまでイロモノに徹するつもりはないんでしょうけど…)

 スペック的には精米歩合60の生酒ということ以外に詳しい表記はないですね、特定名称の表記もないっぽいです。

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 上立ち香はわりと落ち着いたバナナ的な果実の香りがそこそこに。
 含むと、強めの酸に引き締められた旨味がググっと入ってきて、最後まで存在感を示す酸味が唾液腺を刺激しつつ、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程々の濃度のバナナ的な甘旨味に、かなり強めながらキツさのない酸味が伴うことで、飲み飽きなさと食事との万能相性を演出するもの。
 後味はその酸でスッキリキリリとキレます。

 かなり酸味寄りながら、全体としてしっかりバランスが取れている、今風の食中酒でした。
 最初は甘味が足りないかな…、と思ったのですが、飲み進めるほどに上がるタイプのお酒でしたね。
 何というか、見た目のわりには渋い魅力のお酒でしたね…、実に正統派で、フレッシュではありますがやっぱりダンディ的な印象。
 山川光男については、今後の展開の方向性が気になるところです。

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名称:山川光男 2017 ふゆ 生
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社水戸部酒造
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年04月28日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

本日の家飲み 初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 「初孫」という言葉には、めでたい印象はあるもののお酒の銘柄としては結構珍しい雰囲気というか、響きがあるように感じます。
 由来が気になったので、蔵元の「東北銘醸」のホームページを見に行くと、「昭和のはじめ、当家に長男が誕生したのを機に、みんなに愛され喜ばれるような酒にしたいと願いを込めて、酒名を「初孫」と改めました。」とのこと。
 いやあ思った以上にそのまんまでしたね(笑)、銘柄の由来というと「当時の大名が~」「芸術家の○○が~」「当地の歴史的事件にちなんで~」等々、割と大層な背景があるものが多い中、この「初孫」は何というか身近なものに感じます。
 うーんよほど嬉しかったんでしょうねえ、実際初孫誕生時の祝い酒としては決定版と言える銘柄なのではないでしょうか。
 
 米は先日の出羽桜でも使われていた「出羽の里」を55%まで磨いているようです。
 メモり忘れてしまいましたが、確か26BYだったような…、とにかく一年以上熟成された生原酒になります。
 ホームページによると、「初孫は生もと造り一筋」とのことなので、熟成に耐えうる力強い酒質であることに期待しつついただきます。

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 上立ち香はかなーり熟した、しかし熟成香ではない果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟した印象の甘旨味がキビキビと流れ込んできて、しっかりとした酸で最後まで濃厚さと引き締まりを両立させつつ、息が長い感じでじんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟しきった梨のような非常に奥深く濃厚な甘味と酸味が絡み合った旨味が主役、苦味も一体化した感じであるのですがあくまで脇役ですね、
 ただ後味は、その酸と苦を舌先に残しつつ、力強くキレます。

 芯のある高濃度の旨味を甘酸でしっかり包み込んで素直にしっかりと楽しませてくれる、どちらかというとモダン的な生もと熟成生酒でした。
 冷酒状態だと、結構アルコール的なキツさと、生もと的な酸味のクセも若干感じるのですが、常温近くになってくるとそういう後ろ向きな部分も和らぐ感じ。
 やっぱり甘味がしっかりしていることが私には嬉しいですね…、結構磨いていることもバランスの良さに寄与している印象。
 古臭さは皆無ですし、「生もと」に苦手意識を持っている方にもオススメできるかと…、コスパも最高クラスですし。
 初孫、他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 これならば!と燗をつけると、だいたい想像通り、口当たりが柔らかくなると同時に濃度とインパクト(キツさ)も増す感じですね。
 常温とどちらが良いかは好みかな…、珍しく燗一択ではない生もと熟成酒だと思います。

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名称:初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒
精米歩合:55%
使用米:出羽の里
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:東北銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,240円/720ml
購入した酒屋さん:地酒 みゆきや(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年04月20日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」

本日の家飲み 栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿(はくよう)」

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 ブログでの紹介は9回目と結構な回数になってますが、最近ご無沙汰でしたね。
 にごり酒特集の2本目。

 話はそれますが皆さんは「にごり酒」にどのようなイメージを持っていらっしゃるでしょうか。
 私の感覚でいうと、ちょっと前までは「濃い、甘ったるい」というイメージが支配的だったように思えます。
 が、実は最近の地酒業界ではむしろガスを利用した「スッキリ辛口にごり酒」もかなり多くなってきている印象があります(紹介済みの「ど」「どぶろっく」は完全にこっちタイプ)。
 恐らく糖添にごりに対するカウンター的な意味合いが強いものと思われますが、個人的にはやっぱり甘味が欲しいんですよね…
 「にごり」という要素が甘味を増す方向に働いているお酒を探すというのが、今回の集中飲みの主目的だったりします。

 というわけで、にごり酒集中飲み第2弾も、自分の中では甘旨味に信頼感のある銘柄をセレクトしました。
 が、よくよく見るとラベルの記載は「おりがらみ」ですね、濃度について明確な定義はないはずですが、ちょっと今回のコンセプトにはそぐわなかったかも…

 注ぐと、にごり酒というほどドロドロしていませんが、おりがらみとしてはかなり濃い濃度でした。
 
 上立ち香は柑橘果実のスッキリフレッシュな香りに、若干オリっぽさが混じったものがそこそこに。
 含むと、苦味と酸辛さをガッツリまとった旨味がグワッと入ってきて、最後までオリの苦味に締め付けられながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、グループフルーツ的な苦酸の立つキリリとした旨味が主役で、そこにさらにオリが絡んで苦いままに濃厚さを増し、全体として極めて引き締まった印象。
 後味はその苦酸でギッチリとキレます。

 苦酸系柑橘果実の果汁タップリのジュースという感じの、濃厚フレッシュ酒でした。
 いわゆる「スッキリ系にごり酒」ですね、辛口というよりは苦酸味でガッチリ引き締まっているタイプ。
 うーむ、確実に需要はあると思いますが、裏ラベルで「自然な甘み」を押しているわりには甘味が物足りない…、今回私が求めるラインからは外れてしまいましたね。
 栄光冨士も結構スペックごとの味わいの差が激しいなあと感じた一本でした。

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名称:栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 「白燿」
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:16.8%
日本酒度:+1
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,388円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年04月01日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

出羽桜 純米酒 出羽の里 しぼりたて生原酒

本日の家飲み 出羽桜 純米酒 出羽の里 しぼりたて生原酒

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 山形県天童市のお酒です。
 外飲みは相当回数ありますが、ブログでの紹介は何と初めて!

 私が(準)大手酒蔵のお酒をチョイスする時は大体理由がありますが、今回もそのパターン。
 マニアならタイトルでピンと来ているかもしれませんが、同スペックの火入れ版が直近のIWC(2016)で、「チャンピオン・サケ」に輝いており、それを受けた次第です。
 以前のIWCチャンピオン・サケは、ほぼ「大吟醸」部門で受賞したお酒から選ばれていたため、このお酒が比較的リーズナブルな「純米酒」部門から選ばれたことには、局所的にはなかなかインパクトがあったように当時のネット上の反応からは伺えましたね。(大吟醸部門でトップだった「陸奥八仙」の蔵元は受賞会場でガックリきてしまったとか…、ちょっと可哀想)
 最近IWCはコンテストで良評価を受けたお酒の中で、市販で四合瓶1,000円以下かつ10万本以上出回っているお酒に「グレートバリュー・サケ」という賞を用意しており、新酒鑑評会からの差別化を図り、より「家庭で入手できる」お酒を評価するという姿勢を強めてきたように感じます。

 スペック的には山形の酒造好適米「出羽の里」を60まで磨いた、新酒生原酒になります。
 裏ラベルの、ある種叙情的な解説文は必見。
 
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肩掛けラベルではちょっと浮かれ過ぎではと思うぐらいにアピールしてますね(笑)
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 上立ち香は新酒の割にはしっかりと熟した果実の香りがそこそこに。
 含むと、甘酸味と苦味が絡み合い非常に複雑味のある旨味が荒さと摩擦無しで入ってきて、最後までバランスを保ちながら勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、干しレーズンを思わせる落ち着いた甘酸の旨味が主役で、若干木香も感じるような…、とにかく複雑さと深みがあり、それでいてクセを感じさせないまとまりのあるもの。
 後味は酸苦を口中に若干残しつつ、力強くキレます。

 「しぼりたて生原酒」という看板からはちょっと想定しにくい、独特な熟感が魅力的な個性派生酒でした。
 いやあやっぱり完成度高いですね、最近で近いお酒を探すと「井の頭」がこういう新酒離れした複雑な旨味だったような…、わりと珍しいタイプだと思います。
 想像ですが、火入れでもあまり変わらない味わいだったんじゃないかなあ、埋もれない個性が有りながら万人受けしそうなあたり、受賞も納得といった感じです。
 出羽桜、今後も注目していきたいと思います。

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名称:出羽桜 純米酒 出羽の里 しぼりたて生原酒
精米歩合:60%
使用米:出羽の里
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:出羽桜酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:酒逢(金町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年03月22日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

上亀元 純米吟醸 生 26BY

本日の家飲み 上亀元(じょうきげん) 純米吟醸 生 26BY

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 山形県酒田市のお酒です。
 ブログ登場は初めてですね、外で何度も飲んでいる「上喜元」の方も意外にも未登場でした。

 さて、こちらのお酒はかの有名な復活米である「亀の尾」を用いた、「上喜元」銘柄の特別品…というか限定ブランドです。
 もともとの銘柄名が「上機嫌」とかけていることからか、この蔵元は言葉遊びが好きなイメージがありますね、発泡日本酒に「酒和地(しゅわっち)」なんて付けてしまうのがその最たるものでしょう。
 ただ、今まで外で飲んできた同蔵のお酒はそういうイメージとは対照的に、全体的に引き締まった正統派の男酒が多かったような気がします。

 今回は、そもそも珍しい「上亀元」の、約2年間生熟バージョンという初めて見るスペックがお店の冷蔵庫に並んでいたため、衝動的にチョイスしてみました。
 精米歩合は55、亀の尾利用の2年熟成でこのお値段は良心的でしょう。
 (というか、ラベルを見るに恐らく通常品の一部を蔵元熟成させたパターンっぽいですね。この場合はお得な値付けになることが多いので、狙い目といえるでしょう)

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 上立香はとても落ち着いたお米っぽい香りが仄かに。
 含むと、程々に熟成感のある芳醇な旨味が力強く入ってきて、徐々に出てくる苦味と辛さでギリギリと締め上げられながら、じわじわと染みこんできます。
 旨味は、穀物系の旨味が主役かつ甘味は控えめ、個性的なのはやはり苦味ですね、ただそれは熟成によっていい感じで丸くなった印象があります。
 後味はその苦味を舌先に残しつつ、見事にキレます。

 実に奥深い味わいの、いぶし銀的な円熟味を感じる芳醇辛口酒でした。
 個性的な苦味はやはり亀の尾由来のものなのでしょうか…、正直あまり亀の尾のお酒を飲んだ経験は多くないのですが、わりと苦渋味に特徴があった印象があります(甘味に特徴のある愛山と対照的ですね)。
 恐らく新酒だとちょっとキツさがあったんじゃないかなあ…、まだまだ熟成できそうなポテンシャルも感じました。
 上喜元は引き続き注目していきたいと思います。

 燗を付けると、辛さは増す感じですが、苦味が柔らかくなってやはり良いですね。
 ちなみに開栓後伸びるタイプです、晩酌使いにしてじっくりゆっくり楽しむのに向いているお酒でしょう。

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名称:上亀元 純米吟醸 生 26BY
精米歩合:55%
使用米:亀の尾
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒田酒造株式会社
購入価格(税抜):3,150円/1,800ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年02月18日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 「SURVIVAL」 純米大吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 栄光冨士 「SURVIVAL」 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 ブログでの紹介は8回目です、昨年出会った銘柄なのでかなりのペースですね。

 栄光冨士は米違いの純米大吟醸シリーズを結構数多く出しているのですが、個人的には少しお高いと感じていて(割高というわけでなく、安いスペックが十分美味しいのが理由)、発売時に毎回飛びつくという感じではない状態です。
 が、このお酒はなんとなく買ってしまいました、理由は何と言ってもその見た目です。
 どう見ても日本酒とは思えない迷彩柄のラベルに「SURVIVAL」の金文字、臆面も無く連呼される「超限定」という言葉、そして裏面にはびっしりとスペック等の情報記載と、マニア心をビンビンにくすぐってくるんですよね…
 いやあこんなの出されたらどんな味なのか気になるに決まってますよ、完全にホイホイと釣られました。

 スペック的には希少米である「玉苗」を使っているのがポイントのようです。
 山形発の酒米(別名:山酒4号)で、他にも同県の秀鳳などが使っているようですが、私としては初体験のお米ですね。

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 上立ち香は甘くフレッシュで濃い果実香が気持ち強めに。
 含むと、極めて濃厚な甘味がほんのりとした酸を伴ってトロリと入ってきて、尻上がりに出てくる苦味で引き締められながら、最後まで力強く染みこんできます。
 味わいはは極めて濃厚ながら柔らかさのある甘味が主役、結構苦味も強めなのですが、芯がぶれていないので安心して甘味を楽しめますね。
 後味は苦味を感じさせつつ甘味の優しさを残してキレます。

 存在感のある甘旨味を中心としつつ、苦味で飲み飽き無さとキレを添え、かつ全体としては優しさを感じさせるような味わいのお酒でした。
 苦味が若干薬臭いのが気になる感じですが、やっぱり甘味がばっちり芯として機能しているのでパランスが取れている感じ。
 見た目よりは普通でしたね(苦笑)、いつもの栄光冨士のライン上にあるお酒だと思います。
 今後も栄光冨士の純大は買っちゃいそうだなあ…

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名称:栄光冨士 「SURVIVAL」 純米大吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:玉苗
アルコール度:16~17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,666円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年10月04日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

珠韻

本日の家飲み 珠韻 (しゅいん)

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 山形県山形市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は2回目ですね、詳しくは後述。

 こちらのお酒は以前当ブログで3割3分磨きのコスパ酒を紹介した「秀鳳」を醸す秀鳳酒造が、今期初めて発売した限定ブランドになります。
 全国で取り扱っているのは5店舗しか無いらしく、試験醸造扱いで製造量自体相当少ないようですね、まさに超限定。
 
 スペックは基本非公開で、特定名称の記載もありませんが、ネット情報だとかなりの高精白純米大吟醸らしいです(少なくとも3割程度まで削っているとか…)
 それでいて、1本で税抜1,500円を切るというのは正直意味が分からないですね、17度ということはそんなに加水もしてないでしょうし。
 邪推するに、スペック非公開なのは他のレギュラー商品群と整合性が取れなくなるという部分もあるんじゃないかしら…、それくらい破格です。
 また、一応試験醸造なので安めの設定にしているらしいですね、消費者の立場からするとありがたい限り。(手間と費用がかかる分、試験醸造酒は割高にしている蔵が多いイメージがあるので)


 上立ち香は華やかかつ若干落ち着いた感じの、干し果実的な香りが強めに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の、極めて純度と透明度の高い旨味が自然に入ってきて、最後まで優しくかつ力強くかつ摩擦無しで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは非常に濃厚ながらクドさは皆無、苦酸は拮抗しているというよりはそっと寄り添い、ひたすら旨味の純度と透明感を高めている印象ですね。
 後味はほんのりとした苦味を口中に残しつつ、ゆっくりと引き上げていきます。

 極めて高レベルでまとまっている、高精白酒の良いところを凝縮したような美酒でした。
 このお酒がこのお値段というのはとんでもないことですよ…、実際2~3倍以上の価格の高級酒でも、このレベルの完成度のものは少ないんじゃないでしょうか。
 私の通常好むインパクト重視の路線とは少しズレがありますが、それでもビンビンに魅力を感じさせてくれるところが素晴らしい!
 これは万人にオススメできるタイプのお酒ですね、見かけたら即飲んでみるべきかと。
 秀鳳のコスパは現状頭一つ二つ抜けていることを改めて思い知らせてくれたお酒でした。

 ちなみに開栓後数日経っても味は落ちず、むしろ旨味が濃くなってきた感じ。
 結局すぐに飲み切ってしまいましたが、このお酒は綺麗なのに線が細くないですね、相当手間暇かけて造りこんでいそうに思える酒質でした。

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(参考)「スナフキンの日本酒時々日常」さんの同じお酒の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/book_sunafukin/68270084.html

(参考)「飲兵衛廃人の落書き帳」さんの同じお酒の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/kurinotoge/18747848.html

名称:珠韻
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社秀鳳酒造場
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2016年09月30日 山形の日本酒 トラックバック:1 コメント:4

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