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天弓 純米吟醸 翠雨 生酒

家飲み記録 天弓 純米吟醸 翠雨 生酒

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 山形県南陽市のお酒です。
 前回の桜雨に続いての紹介。

 こちらも「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」管理人のすんさんに入手して貰いました。
 唐突な話ですが、私は日本酒ブログの利用の仕方として一番確実なのは「自分の好みと似ているブログを探して、そのオススメ銘柄を飲んでいく」という方法だと思っております。
 すんさんは私のブログを前から参考にしてくれていたようで、好みは完全に同系統なことは判明済み。
 そのオススメ銘柄というのは、まあ自分にとっては必然的に鉄板なわけです、いやあこれもまた、ブログやってて良かったと思えた一事でしたね。

 スペックは、これまた記載ないですが、出羽燦々利用らしいです、精米歩合は55%。
 こちらの特徴的な部分は「マロラクティック発酵」という、一般的にはワイン製造で利用される、特殊な発酵過程を経たものであるということですね。
 同様の製法のお酒として、当ブログでは以前に山形正宗の「まろら」を紹介しています。

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 上立ち香はスッキリフレッシュなライム的な香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃度が高い甘酸味が、少々の苦味を伴って、ギリギリダレを防ぐバランスで、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、一種の爽やかさのある、程よく熟した柑橘系果実の甘酸味が中心で、少々クセっぽい苦渋味が何気に個性を添えています、いやあオンリーワンですね~
 後味は、苦渋酸が引き取る感じの、なかなか面白い引き上げ方。

 独特のスースー感が特徴の、なかなかに複雑な味わいの世界を感じさせる、インパクトのある芳醇甘口酒でした。
 何となくラベルのイメージに引っ張られて、ライムとかの青い柑橘系果実のイメージがありますね、ただ甘味がハッキリ強いのでメインはそれ。
 個人的にはこういう、甘味、個性、飲みごたえの三拍子揃ったお酒は大好きですね~
 そしてやはり何となく二兎に似てる気も…、ただこっちの方が甘味の押し出しが強い印象。
 天弓、今回の2本で自分好みと確信できました、来期は何とか自力入手したいなあ…

■紹介:「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-310.html

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名称:天弓 純米吟醸 翠雨 生酒
蔵元情報:東の麓酒造有限会社
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:並べて記念写真
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今回はとにかくすんさんに感謝!

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2019年10月20日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天弓 純米吟醸 桜雨 生酒

家飲み記録 天弓 純米吟醸 桜雨 生酒

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 山形県南陽市のお酒です。
 ブログでは初登場ですね、外飲みについては後述。

 こちらを醸す蔵の通常銘柄は「東の麓」ですね、そして限定品であるこちらの「天弓」については「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの推し銘柄ということで、数年前から狙っておりました。
 実際、外飲み(というかオフ会)で飲ませてもらったときの印象も良く、想いは募るばかりだったのですが、日本酒というものは、近くに特約店が無いとなかなか難しいんですよね…
 で、結局は同ブログ管理人のすんさんに買ってきて貰いました(2本)、いやあ持つべきものは酒友達ですね。

 裏ラベルのスペック情報は貧弱ですが、ググったところ使用米は美山錦らしいです。
 精米歩合は55%、アルコール度15%は結構低めですね。(私の感覚では)
 
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 上立ち香は甘くベリー系っぽい果実的なフレッシュな香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり実に芳醇かつフレッシュな印象の甘酸味がグググッと入ってきて、そこそこ強めの苦味と拮抗しつつ、割と息の長い感じで存在感を保ちながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やっぱりベリー系の甘酸味が主役って感じですね、濃度がかなり濃くて、生酒らしい苦味を割と力尽くで裏方に押し込めるタイプですね、ただあまり重さを感じさせないバランス。
 後味は、苦味が引き取る形ながら、割とスッキリキレてくれます。

 フレッシュフルーティージューシー系のお酒として極めてハイレベルな、キレの良い芳醇甘酸旨味酒でした。
 いやあ、上では苦味を強調していますが、実際はそれを本当に上手く使いこなしているんですよ、甘酸の存在感と相まって、王道ながらも繊細なバランスの取り方といいますか。
 あとなーんとなくミンティーな風味もあるかなあ…、そこは若干二兎と似ているかも。
 天弓、やっぱり自分好みだなあと思わせてくれた一本でした、次回はもう一本買ってもらったやつをご紹介します。

■紹介:「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-284.html

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名称:天弓 純米吟醸 桜雨 生酒
蔵元情報:東の麓酒造有限会社
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年10月18日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み

家飲み記録 栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログ常連銘柄の一つですね。

 またまたまたまた新商品という感じです、毎年何シリーズ出しているのか…
 そしてやっぱりインパクトある見た目ですね、ネーミング含め中二感があると思いますが、個人的には嫌いじゃないです(むしろ好き)
 「四段仕込み」で「日本酒度-10」の栄光冨士ってどれだけ甘くて濃いのかと想像させられてしまいますが、コンセプトとしてはむしろキレ重視で食中酒として出してきている模様。
 このあたりをガッチリ裏ラベルで解説しているのはやっぱり良いことだと思います。

 珍しく使用米の品種の記載がないですが(加工用米という謎の表記)、ググると飯米の「はえぬき」を使っているという情報が出てきますね、精米歩合は65%。
 澱は濃い目ながら、にごりまでは行かない程度でした。

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 上立ち香は、オリとガスが混じった感じの香りがかなり控えめに。
 含むと、若干濃い目の甘旨味が、おりもあって若干トロミもありつつガスも有る口当たりで入ってきて、一拍おいてでてくる苦味で割としっかり引き締まりつつ、結構勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いつもの栄光冨士に比べると控えめな甘味を、オリの苦味と強めのガス感が引き締める、木苺サイダー(?)というフレーズを思いつくようなもの、ただ全体的にはオリ由来の柔らかさもあるんですよね。
 後味は、やはり苦味が引き取る感じながら、やはり柔らかくキレてくれます。

 色々な意味で優しい感じの甘旨味をガス感がしっかり引き取る、個性派食中酒でした。
 正直甘味やインパクトが控えめなのは寂しいのですが、これが「栄光冨士の食中酒や!」って感じで出してきたものと考えると、実に納得感があります。
 何気に香りがちゃんと抑えられているのも良いと思うんですよ、実は基本はしっかり抑えられているといいますか…
 栄光冨士の新たな側面を見せてくれたような一本でした。

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名称:栄光冨士 純米 無濾過生原酒 「暁乃翼」 澱絡み
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年07月28日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町

家飲み記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 完全に当ブログ定番銘柄ですね。

 栄光冨士が相当数出している、純米大吟醸の米違いシリーズの一つですね、実は雄町は未飲だったのでセレクトしました。
 雄町酒というとやはり濃醇なイメージがある上、栄光冨士といえば賑やか味わい系(?)の筆頭ですから、果たしてどうなるのか…
 と、若干恐ろしさもあったのですが、購入先の日本屋さんではいつもガッツリ試飲させてもらえるため、実際は自分好みであることをしっかり確認してからセレクトしております。
 栄光冨士はかなりブレるので、これは有難い限りなんですよね~(実は「暁の翼」と「令月風和」も購入済み)
 
 例によって裏には詳細スペックがあるのですが、赤いラベルだと読みにくいですね…、雄町の精米歩合50です。
 まあ、見た目的にはインパクトがありますね、デカデカと書かれた「雄町」の文字も栄光冨士らしい印象。

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 上立ち香は結構独特な、梨ジュース?的な甘さを感じる香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり極めて濃厚な甘旨味がほんの少々のトロミを感じさせつつ入ってきて、そこそこの酸味とほんのりとした苦味でギリギリ輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、少々煮詰めた洋梨的な甘旨味が純然たる主役、酸味がジューシー感とインパクトを添え、苦味がダレを防ぐ、賑やかながらも一種のまとまりがあるもの。
 後味は、ちゃんと苦酸が引き取ってキレてくれます。

 ある意味無濾過生原酒の魅力をお手本のように感じさせてくれる、超芳醇フレッシュフルーティージューシー酒でした。
 個人的には、例えば花陽浴は典型的甘旨系に見せかけて凄さの本質は上品さだと思っているのですが、栄光冨士はガチで濃厚さとインパクトで勝負してくる印象ですね。
 ちなみに正直私は後味についてはよほどダレない限り「キレ良し」と判断してしまうので、そこは自信ないのですが…、でもこれはちゃんとしてると思うんですよ、完成度高いお酒だと私は思います。
 そもそも栄光冨士で雄町なら私は好きに決まってるでしょ!(限界オタク)

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,806円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月05日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

フモトヰ 山田錦 きもと 純米吟醸

家飲み記録 フモトヰ 山田錦 きもと 純米吟醸

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 山形県酒田市のお酒です。
 銘柄としては外飲みは何度かありますが、家飲みは初めてですね。

 「麓井」自体は結構有名なんじゃないでしょうか、居酒屋でも結構な頻度で見かける気がします(漢字とカタカナの違いは謎)。
 今回こちらをセレクトしたのは、肩掛けラベルに誇らしくあるように、IWC2018で純米吟醸トロフィーをとっていたからですね。
 IWC2018は山形県開催ということで、地元の蔵として激戦区の純米吟醸部門のトップを取れたことはきっと凄く誇らしいことだったでしょう(ちなみに、審査はもちろんブラインドのテイスティングで行われています)。

 スペックは、山田錦の精米歩合50の生もとと、なかなか豪華。
 私にしては珍しく火入れです、まあたまにはということで…
 裏ラベルに、簡単ながら味わいや温度帯に関するコメントがあるのは好印象。

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 上立ち香は、落ち着いた、しかし砂糖的な甘さを感じさせる香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた甘味が非常に柔らかい口当たりで入ってきて、乳酸的な風味と仄かな渋味?で奥深さを添えつつ、最後まで刺激なしで染み込んできます。
 味わいは、濃度は高めながら全体的に優しい印象の、米と果実の中間的な甘旨味と乳酸味が一体になったものが中心、柔らかい辛さみたいものもあるかなあ。
 後味はその辛さが受け持つ感じでゆったりと、しかししっかりキレます。

 甘味の存在感を発揮しつつ、最初から最後まで柔らかさと優しさを感じさせてくれる、癒し系のお酒でした。
 なんとなくバ○ァリンのCMを思い出しましたね(笑)、半分ぐらい優しさで出来ている感じ。
 実は飲む前は伝統的な辛口を想像していたのですが、むしろモダンな印象でしたね、普段使いに極めて優秀でしょう。
 麓井、是非他のスペックも飲んでみたいと思いました。

 温度が微妙に変わることでかなり印象が変わるようにも感じますね…実に奥深い。
 ラベルオススメのぬる燗だと、柔らか味マックス!といった感じで、長所がより伸びているように思えました。

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名称:フモトヰ 山田錦 きもと 純米吟醸
蔵元情報:麓井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年05月26日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 (2019年3月出荷)

家飲みプチ記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 (2019年3月出荷)

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 相変わらず「パーカーポイント:92点」という解説をがっつり書いているのが微笑ましい、愛山純大です。
 前回の感想と紹介はこちら。

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 上立ち香はベリー系っぽい果実香が割と控えめに。
 含むと、想像通り濃厚かつ押し出しの強い甘旨味がグググッと入ってきて、酸味と力強くバランスを保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま割と自然に口溶けていきます。
 味わいは、やはりベリー系の果実的な甘旨酸味が主役、インパクトは強いのですが、苦味が抑えめかつ一種の落ち着きがあって、割とゆるゆると楽しめる印象がありますね。
 後味は、結構自然に引き上げるのですが、最後の最後に苦味の余韻が残りますね。

 割と重めな甘味を酸味や苦味でコーティングして、せめぎ合いながらも自然に楽しませてくれる、力強くまとまった芳醇旨酒でした。
 意外にもこれはバランス系なんじゃないかしら…、確かに無濾過生原酒らしい濃度はありますが、複雑かつよくまとまっていて(私は)飲み飽きない印象でした。
 これが栄光冨士なんだよなあ…、このにぎやかな味わいは好みは分かれるとは思いますが、芳醇系旨酒として病みつきになる魅力があります、特に愛山と酒未来はモロって感じで好きですね~
 (ただ、裏ラベルの「やや辛口」という表記はいかがなものか…)
 栄光冨士、愛山は酒未来同様割と安定しているなあと感じた一本でした。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 (2019年3月出荷)
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,833円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年05月22日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2018年6月出荷)

家飲みプチ記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2018年6月出荷)

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 栄光冨士の中でも、個人的には最も「らしい」酒質だと思っているスペックです、こちらもリピート買い対象。
 なお、6月出荷、12月開栓なので結構生熟期間を経ています。
 前回(2017年)の感想はこちら。

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 上立ち香は甘味マシマシのリンゴ的香りがそこそこに。
 含むと、やはり極めて濃厚な甘旨味が若干のトロミを感じさせる口当たりで入ってきて、あくまで裏方に苦味や渋味などをほんのりと感じさせつつ、最後まで存在感を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、やはり完熟リンゴや洋梨を彷彿とさせる、わりと落ち着いた果実的な甘酸味が厳然たる主役、苦渋もけして弱くは無いと思うのですが、全体としては甘味が勝っている印象。
 後味は、なんとなく渋味の余韻を残しつつ、いやこれはびっくりするくらい見事にキレますね。

 極めて濃厚かつ賑やかな印象の、無濾過生原酒の魅力をど直球で感じさせてくれる芳醇甘旨酒でした。
 フレッシュさと熟感の両方があるって感じでしたね~、なかなか良いタイミングで飲めました。
 私は感想で「苦味はあくまで裏方で」っていう表現を良く使うのですが、それは、苦味自体がしっかり抑えられているパターンと、甘味や旨味の存在感の方が強くて相対的に裏に回っているパターンの2つがあると思っています。
 そして栄光冨士は完全に後者ですね、足し算の酒とでもいいましょうか、苦手な方も居るでしょうが私は大好き。
 栄光冨士は、この酒未来をはじめ、今後もちょくちょく飲んでいきたいと思います。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2018年6月出荷)
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年05月11日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

六歌仙 本醸造 柱焼酎仕込原酒

家飲み記録 六歌仙 本醸造 柱焼酎仕込原酒

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 山形県村山市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 このお酒も横浜遠征時「お酒ミライ」さんの初心者向け酒屋紹介記事を参考にしつつ訪問した、丸十酒店さんで購入しました。
 その記事にもありますが、同店は何となくプロ向けな佇まいで、一升瓶がメインという感じでした、が、四合瓶もなかなか面白いお酒がありまして、今回私は未飲銘柄のこちらをセレクトした次第です。
 特徴的なのは「柱焼酎仕込」というところですね、簡単に言うと酒造りの途中で醸造アルコールの代わりに(米)焼酎を加える製法のことかと思います。(原材料名もそうなってますね)
 この辺りは「アル添は是か非か論争」に興味がある方には必修項目かと思います(笑)ただまあ飲む分にはあまり気にしなくてよいことかと…

 精米歩合は70の本醸造、火入れ有、アルコール度数は18度とかなり高めですね。
 ラベルには柱焼酎の解説等も実は書いてあります、なぜかカタカナなので読みにくいですが(笑)
 H28年12月製造で、H31年2月開栓なので、かなりの熟成期間を経ています。


 上立ち香はウイスキー的ながらバニラも有るような(?)落ち着いた香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた感じの芳醇な旨味が、若干の辛さ的な刺激を伴いつつ入ってきて、そのまま存在感を保ちつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ほんのりと熟感を纏った、ほんの少々砂糖をまぶしたような、アルコール的辛さもある独特な甘旨味が主役ですね、芳醇ながらもガッツリ引き締まっている印象。
 後味は、少々ピリピリとした辛さを舌先に残す感じでしっかりキレます。

 甘味をほんのりと裏方に感じさせる、熟感とアルコール感をしっかり纏った個性派芳醇辛口酒でした。
 謳っているだけあって、結構な量添加しているんじゃないかしら…、結構ガッツリ焼酎感ありますね。
 ただスッキリ感というよりは複雑な印象になるのが柱焼酎由来なんでしょうか。
 一緒に飲んだ母曰く「大人の味わい」とのこと…、まあ言いたいことはわかる気がしますね、日本酒飲み慣れていれば魅力がわかる的な感じはあります。
 六歌仙、次は別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:六歌仙 本醸造 柱焼酎仕込原酒
蔵元情報:六歌仙酒造協同組合
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:丸十酒店(横浜)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけギャラリー:丸十酒店さん外観
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タグ: 六歌仙 本醸造

2019年04月24日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

辯天(べんてん) 純米大吟醸 四割八分磨き生原酒 夢錦

家飲み記録 辯天(べんてん) 純米大吟醸 四割八分磨き生原酒 夢錦

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 山形県東置賜郡高畠町(ひがしおきたまぐんたかはたまち)のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 出張酒特集の途中ですが、これからしばらくは趣きをかえて、私が以前高島屋日本橋店の「日本酒まつり」で調達してきたお酒をご紹介していこうと思います。
 これまたなかなか面白い全国のお酒が揃ってましてね…、高島屋、引いては百貨店バイヤーの底力を感じた次第です。
 
 さて、この辯天、私の中ではたまに「辨天娘」(鳥取)と混ざるのですが、全く別の銘柄です。(実は「べん」の字も違うんですよね、これ豆知識)
 こちらは以前かなリ低価格のものをいただいていたので、今回は逆に若干お高めなものを選んでみました(税抜1,800)。
 このイベントはガッチリ試飲できるので、ある程度思いきれるのもありがたいところです。

 スペックは名前の通り兵庫の酒米「夢錦」を48%まで磨いて醸した生原酒。
 夢錦はたまに県外でも使っている所がありますね、酒造適正が優秀なんでしょうか。
 確か29BYで、出荷時既に結構生熟期間を経ていたと思います。

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 上立ち香はスッキリフレッシュな青りんご的香りが気持ち強めに。
 含むと、吟醸酒らしい苦味を纏った力強い甘旨味が上品な口当たりで入ってきて、その苦味で引き締まりを保ったまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、香りの印象通りの青りんご的甘旨味が主役で、割と苦味もあるのですが旨味と一体な感じかつ、旨味が芯の強い感じなので、バランスはしっかりとれている印象。
 後味は、高精白らしく苦味が引き取りつつ、自然に引き上げてくれます。

 王道を行く味わいの、フレッシュ感と落ち着きをいい感じで兼ね備えた、旨味系純米大吟醸でした。
 苦味自体も典型的なものではあるのですが、含み香が押さえられているため飲み疲れ感も少ないのがグッド。
 後何気に熟成香皆無なのも良いんですよね、もともとの酒質がしっかり系なのか、ダレ感も皆無でした。
 辯天、機会があればまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:辯天(べんてん) 純米大吟醸 四割八分磨き生原酒 夢錦
蔵元情報:合資会社後藤酒造店
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:高島屋日本橋店(日本酒まつり)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけギャラリー
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 下を写すと顔隠しが面倒で…

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2019年02月16日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

磐城寿 純米吟醸 標葉にごり

家飲み記録 磐城寿 純米吟醸 標葉にごり

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 山形県長井市のお酒です。
 家飲みは初めてですが、外飲みは確か経験有り。

 磐城寿は名前の通りもともと福島県、それも双葉郡浪江町にあった蔵の銘柄ですが、被災によって退去を余儀なくされ、現在は山形にもともとあった蔵を買い取りその設備で醸しているようです(詳細は蔵元ホームページ参照のこと)。
 その筋では割と有名な話で、私も銘柄名は知っていたのですがどうも縁が無く家飲みには至っていませんでした。
 が、最近「20代から始める日本酒生活」さんがこのにごりを「イチオシの酒」としていたのを見て、通販に踏み切り購入した次第です。
 ちなみに「標葉(しねは)」とはもともと福島の地名で、この商品がそこの標葉神社の奉納用の濁酒からヒントを得て造られたものであることから、名前に使っているとのこと。

 福島の酒米「夢の香」を55まで削って醸した活性にごり生。
 見た目はインパクトありますね~、少し大きめの瓶に四合詰めているようです、お値段は税抜1,800と若干お高め。
 7月製造8月末開栓です、1ヶ月ぐらいの間でも穴開き栓だと若干心配になってしまいますね。

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 注いでしばらくおいたら凄いことになってきました。
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 上立ち香はほんのりガスを纏った甘酒的な香りが仄かに。
含むと、ある程度の粘度を伴った濃厚な旨味が、程々のガス感を保ってドロシュワ(?)な口当たりで入ってきて、ガスと酸でバランスを整えつつ、割と勢いよく胃袋に流れ込みます。
 味わいは、甘味は気持ち強め、それにお米の旨味と乳酸飲料的酸味がせめぎ合う、生にごり酒として王道を行く感じのもので、苦味は抑えられて全体としてのまとまりも良好、実に素直にその旨味を味わえる印象ですね。
 後味は、流石に粘度はちょい残るものの、やはり乳酸が引き取る形で、クドくなく引き上げてくれます。

 「物理的に濃い」という表現が浮かぶウルトラ高濃度の旨味が、それでいてしつこさを感じさせずに入り込んでくる、ハイレベル活性にごり酒でした。
 これはついつい噛みつつ飲んでしまいましたね、それほど粘度は濃いです(過去最高レベル)、それでいて引っかかりをあまり感じないあたり良く出来てますね~
 雰囲気的には金鼓水もとを彷彿とさせるかな、同系統のにごり酒の傑作商品と言えるでしょう。
 磐城寿について、通常品にも興味を持たせてくれる一本でした、近いうちにいただきたいですね。

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■紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-105.html

名称:磐城寿 純米吟醸 標葉にごり
精米歩合:55%
使用米:夢の香
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社鈴木酒造店長井蔵
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年12月27日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分

家飲み記録 出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分

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 山形県天童市のお酒です。
 有名銘柄ながら、当ブログでの登場はまだ2回目。

 出羽桜は山形を代表する大手地酒蔵、そこが、近年県が開発して鳴り物入りでデビューした酒米である「雪女神」を初めて使って売り出したのがこちらのお酒になります。
 聞くところによると、米の性質等に関ししっかり調べ、周到に準備してからの発売だとか…、ブランドの維持に対する意識の高さが伺えますね。
 ちなみに当ブログでは2年前に同じお米を使った栄光冨士の試験醸造酒を紹介しています、こちらはフットワーク軽くいち早くチャレンジしたって感じでしょうか。
 どちらが良いという話ではないですが、スタンスの違いがなかなか面白いと思いました。

 ちなみに組合のホームページによると、少なくとも29BYについては雪女神は必ず50%より精米して醸造しなくてはいけないという規則になっているとのこと。
 まあもともとの酒米開発コンセプトが高精白酒向けということらしいので、自然な流れではありますね、原状ほとんどの蔵が四合瓶3,000円を越えるような高級酒に使っている状況のようです。
 で、このお酒も精米歩合48%と結構削っているのですが、お値段はなんと税抜1,600円。
 多分今のところ雪女神で一番安いんじゃないかな…、蔵元ホームページによると、「山形酒米の集大成「雪女神」をより気軽に楽しんでいただきたいとの願い」から仕込んだとのこと、なんと素敵な心意気なんだ…(感涙)

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 上立ち香はうーんフルーティーと唸りたくなる青リンゴ的フレッシュな香りが気持ち強めに。
 含むと、割とインパクトのある甘旨味が、しかし自然な口当たりで若干のトロ味を纏いつつ入ってきて、吟醸的苦味でしっかり引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさに高精白純米の王道オブ王道といった印象、かつ濃い目のリンゴ的甘旨味が厳然たる主役、苦味も典型的ながら役割をしっかりわきまえている感じですね。
 後味は苦味が引き取りつつも、非常に上品に引き上げてくれます。

 極めて上品かつ香り高いまさに純米大吟醸!という風合いながら、非常に濃厚な感じが心地よい、フルーティー系の王道を往く芳醇高精白酒でした。
 なんというか、獺祭に少し飽きてきた日本酒初心者に飲んでもらいたいといいますか、わかりやすさと複雑さの両方を感じます、この辺りのバランス感覚が絶妙な印象。
 火入れ有りながら瓶火入れということで後ろ向きな古臭さが皆無なのも良いですね、これがこのお値段というのは実に良心的だと思いました。
 出羽桜の実力を改めてビンビンに感じた一本でした。

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名称:出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分
精米歩合:48%
使用米:雪女神
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:出羽桜酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年12月25日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 「SURVIVAL 2018」 純米大吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 栄光冨士 「SURVIVAL 2018」 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 相変わらずかなりの頻度でご紹介していますね。

 栄光冨士はド派手なラベルが一つの特徴となっていますが、サバイバルはその中でも最たるものという感じですね。
 以前私が飲んだとき(2年前)から色が変わって、青色の迷彩柄というさらに良く分からない雰囲気になっています。
 裏ラベルも相変わらずごちゃごちゃしてますね~、ちっちゃく書いてある「episode:01」って一体なんやねん(新発売じゃないのに…、ロット?)。
 ただ、スペック情報については、ろくに情報公開しない蔵元よりは遥かに真摯だとも、個人的には思います。

 その裏ラベルにもあるように、サバイバルは山形の酒米「玉苗」を使用したお酒です、精米歩合は50%。
 これで初めて知りましたが、玉苗って山田錦と金紋錦を交配させた種なんですねえ、なかなかのサラブレッドかと。
 
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 上立ち香は非常に濃厚華やかなピーチ的果実香がかなり強めに。
 含むと、インパクトのある甘旨酸味が若干のトロミを纏いつつグーッと入り込んできて、時間差で出てくる苦味で強引に引き締まりを保ちつつ、最後まで高濃度のままで染み込んできます。
 味わいは、甘味の存在感がとにかく強く、含み香がプンプンする上に吟醸的苦味もかなりあり、さらに少々の薬臭さも感じる、一種の強烈さのあるものなのですが、意外なほどに一種のまとまりがあって、嫌味を感じないんですよね。
 後味は、やはり苦味が引き取る形ながら、割とちゃんと引き上げてくれます。

 「日本酒ネクター」という言葉が頭に浮かぶ、一種の完成形を見せてくれる超濃度甘旨酒でした。
 これは「下品」と感じる人も居るかも知れません…、が、私はやっぱり大好きですわ、少々の粗さを甘味の魅力でねじ伏せるこのストロングスタイル。
 これぞ無濾過生原酒って感じなんですよね、まさに今の世の中になって初めて現れることができたお酒の一態様と言えるでしょう。
 栄光冨士の魅力を改めて思い知った一本でした、今後も【超】お気に入り銘柄として不動の位置を占めそうです。

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名称:栄光冨士 「SURVIVAL 2018」 純米大吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:玉苗
アルコール度:16.5%
日本酒度:-2.0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,656円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年12月11日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松嶺の富士 純米吟醸55 からくち

家飲み記録 松嶺の富士 純米吟醸55 からくち

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは千駄木の伊勢五本店さんの店頭で見かけ、初見ということでまず興味を引かれました。
 その後店員さんにお話を聞いたところ、この銘柄自体は最近酒造りを休止してしまった蔵のものだったのですが、それが失われることを惜しんだ同じ山形の酒田酒造(代表銘柄:上喜元)の協力の元、復活に至ったとのことでした。(同店のブログにも解説があります)
 県外出荷は29BYが初めてのようですね、当然のように飛びついてしまいました。
 へーと聞きつつ入荷していた三種類の試飲もさせていただき、印象の良かったこちらをセレクトしました。

 ラベルにはあまり情報が無いのですが、精米歩合は55、多分加水火入れでしょうね(火入れ回数まではわかりませんが)。
 基本私は辛口表記のお酒は買わないのですが、今回は試飲を経ているので安心して購入できましたね。
 お値段がお手頃なのもありがたいところ。


 上立ち香はスッキリした印象のメロンorきゅうり的な香りがそこそこに。
 含むと、やはりキリッとした感じながらちゃんと甘味も纏った旨味がスルスルと入ってきて、青い感じの苦味で最後まで引き締まりつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香りの印象通りの、青さを残したスッキリとした旨味が主役、苦味もありつつも、落ち着きもある感じで、いわゆるガンガンイケてしまう系ですね。
 後味は、苦味を口中に若干残しつつ、あくまでキリリとキレます。

 非常に飲みやすい感じながらも、物足りなさのない、良くまとまった印象のスッキリ系辛口酒でした。
 辛口といってもアルコール的辛さとかより、スッキリフルーティーって感じの印象ですね、石鎚とか文佳人とかに近いんじゃないかしら…
 後、フレッシュさと落ち着きの両方を感じるのは今どきの一回火入れの良さのような気もしますね、逆にこれが二回火入れだったら凄い技術だと思います。
 松嶺の富士、激戦区でも十分生き残れるレベルのお酒だったと思います、今後も注目していきたいですね。


 ちなみに甘いお酒と同時に飲むと完全に押されて、青苦さだけが目立ってしまいます…
 ここはセオリー通り、一杯目にオススメですね。

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名称:松嶺の富士 純米吟醸55 からくち
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:松山酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年10月13日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

霞城寿 純米 出羽の里

家飲み記録 霞城寿(かじょうことぶき) 純米 出羽の里

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 山形県山形市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 同蔵の別ブランドとしては「三百年の掟破り」があります、こちらの方がインパクトがあって、東京付近では有名かな。
 ちなみに最近行った甘口酒オフ会で(リンク先はお酒ミライさんのレポート)、三百年の掟破りを持ってきた方が居て私もいただいたのですが、かなり印象は良かったです。
 というより、蔵元ホームページの解説を見る限り、どう考えても三百年の掟破りの方がコンセプト的に私好みでした…(要は無濾過生原酒のパイオニアらしい)
 まあ、店頭で衝動買いしてからこの辺りの情報に後から気づくなんてことは良くあることですね、それを恐れていては新規開拓なぞできないという認識でおります。

 スペックは山形の酒米出羽の里を55%まで磨いています。
 瓶には「GI山形」及び「ヤマガタセレクション」マークが見えますね、この辺りの詳しい解説も蔵元ホームページにありました。
 しかし山形県ってこういう認定制度好きですよね~、お酒の売り方にも県民性のようなものが強く出る気がしています。

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 上立ち香はフレッシュさを残した柑橘系果実の甘酸の香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味がグワッと入ってきて、落ち着いた感じの苦味でガッチリ引き締まりを保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま入り込んできます。
 味わいは、ほどほどに熟した柑橘系果実の甘酸味が主役、苦味は強めながら割と柔らかくて、全体としては賑やかながらもギリギリバランスが取れている印象。
 後味は、その苦味を若干口中に残しつつもしっかりと引き上げます。

 甘酸苦がそれぞれハッキリと主張する、原酒らしい魅力とある種の粗さを兼ね備えた芳醇旨味酒でした。
 結構苦味が立つ感じですね、ただバランスが崩れるほどでなく、好みが分かれる程度といいますか。
 実際、これだけ濃くてもダレ感が無いというのはそれだけで個人的には魅力です。
 霞城寿、蔵の実力を感じさせてくれたお酒でした、次は三百年の掟破りも飲んでみたいと思います。

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名称:霞城寿 純米 出羽の里
精米歩合:55%
使用米:出羽の里
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,436円/720ml
購入した酒屋さん:平林酒店(大森)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 霞城寿 純米

2018年10月09日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 「煌凛」 純米大吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 栄光冨士 「煌凛(こうりん)」 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 たかちよと並ぶ、当ブログ定番銘柄ですね。

 前回の記事で書きましたが、栄光冨士もたかちよ同様新商品の連発振りが目に付く銘柄だと思います。
 純米大吟醸の酒米違いシリーズも結構種類がある上に、闇鳴秋水、威吹、サバイバル、プラチナ、森のくまさんなどなど、一貫性が無くて列挙するとわけがわからなくなる名称の(笑)限定品が大量にありますし。
 最近だと「アスタリスク」という辛口を売りにした商品を出したと思ったら、今年も辛口系として「火輪(かりん)」というやつが出てきてるんですよね…、もはや何が何だか。
 
 で、今回いただくのは、確か昨年に初登場したもので、山形の代表的酒米である出羽燦々を50まで削ったギリギリ純米大吟醸。
 裏ラベルには相変わらずびっしりとスペック等の情報があって有難いのですね。
 ただ、通常の純大シリーズとの違いなど、コンセプトに関することがよくわからないのは気になるところかも。

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 上立ち香は甘く濃厚なパインっぽい香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚でインパクトの有る甘旨味がグワッと入ってきて、そこそこの酸味と、裏にガッツリある苦味で引き締められつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、少々煮詰めた完熟パイン的な超高濃度の甘酸旨味が厳然たる主役、雑味的な苦渋は確かにあるのですが、甘旨の存在感がそれを拭い去るレベルの存在感を放ちます。
 後味は少々の渋みを口中に残しつつも酸味が強引に引き取る形でキレます。

 暴力的なほどの濃度ながらも魅力的な甘味が最初から最後まで存在感をアピールする、直球勝負の芳醇甘旨酒でした。
 若干暴論ですが、甘旨味の心地良さは而今花陽浴レベルだと思うんですよね~
 といいつつ、まあ比べると明らかに重くて荒い感じではあるので流石に飲み疲れ感はあると思います、いやあやっぱり好き嫌いが分かれるのもわかる味わいですね。
 個人的にはやっぱり地酒は個性あってこそだと思っておるので、栄光冨士はその意味で非常に魅力的な銘柄だと、今回改めて感じました。

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名称:栄光冨士 「煌凛」 純米大吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:出羽燦々
アルコール度:16.3%
日本酒度:+-0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,790円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年08月30日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

三十六人衆 純米大吟醸 あらばしり生酒

家飲み記録 三十六人衆 純米大吟醸 あらばしり生酒

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 山形県酒田市のお酒です。
 外飲みは経験ありますが、家飲みは初めてですね。

 同蔵の造る日本酒はこの三十六人衆と「菊勇」の2ブランドのようですね、ホームページがブランドごとに分かれているというのは珍しい。
 「三十六人衆」というなかなかインパクトのある名前の由来は、奥州藤原氏の家臣を源流とする、長い間酒田の自治を担った、36人の商人からなる組織を指すようです。
 いやあ地元愛、プライドを感じるネーミングですね、箔押しラベルもなかなかの迫力。

 スペックはなんと山田錦を40まで磨いた贅沢なあらばしり生酒となっています、度数は15度なので加水はしているでしょうね。
 お値段もちょいお高めの1,800円ですが、これはむしろ完全に割安と言えるでしょう。
 1月出荷3月開栓です。

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 上立ち香は華やかながらもちょっと落ち着きのあるリンゴ系の香りが気持ち強めに。
 含むと、滑らかな印象の甘旨味がスルスルと入ってきて、尻上がりにでてくる苦味でしっかりと輪郭を整えつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさにフレッシュリンゴ的な吟醸酒的典型的甘旨味が主役、酸味は抑えられ引き締め役は苦味が担うのですが、キツい感じではなく、しっかりバランスが取られている印象。
 後味は苦味が引き取って見事にキレます。

 高精白吟醸酒の魅力をド直球で楽しませてくれる、お値段以上の高級感のある芳醇甘旨酒でした。
 やっぱりこういうお酒は開栓まで二ヶ月程度でも結構熟感が出てきますね(まあもしかしたら最初からなのかもしれませんが)、本当は出荷直後に飲むべくお酒なのでしょう。
 とはいえ、何だかんだで私のストライクゾーンですこれは、ちゃんと甘旨味が香に負けていないところがポイントかと。
 飛び出た個性はあまり感じなかったのですが、多分狙い通りに造られたのだろうと思わせてくれました。
 三十六人衆、また機会があればいただきたいと思います。

 なお、開栓後3日ぐらいで格段に苦渋が出てきちゃいました…
 これは早飲み推奨でしょう、そんなところも典型的高精白生って感じです。

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名称:三十六人衆 純米大吟醸 あらばしり生酒
精米歩合:40%
使用米:山田錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:菊勇株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年06月30日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

吾有事 純米吟醸 初絞り生

家飲み記録 吾有事(わがうじ) 純米吟醸 初絞り生

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 初飲み銘柄ですが、同蔵のお酒の紹介は2回目。

 こちらを醸す蔵の従来銘柄は「奥羽自慢」、ブログでは約三年前にうすにごり直汲みを紹介しています。
 その時の印象は良かったので、今回新ブランドとして登場したこちらをセレクトしてみました。
 吾有事で検索すると、はせがわ、いまでや、カネセと錚々たる地酒屋が取り扱っていることがわかりますね。(ちなみに私は秋葉原散歩ついでに鈴木酒販で購入)
 はせがわ酒店のブログには、聞きなれない言葉である銘柄名の由来と、醸造責任者と販売責任者には26歳コンビが就任しているという記載がありました。
 一時期廃業の方針を固めていた同蔵が、ばっちり若返って、首都圏の地酒界で評価されているというのは素敵ですね、支援した楯の川酒造は素晴らしいことをしてくれたのだと思います。

 さて、今回いただくのはその新ブランドのまさに第一弾商品である初絞りです。
 裏ラベルが無く、あまり情報がないのはそういう方針なんですかね…、そこは個人的には印象は良くないです。


 上立ち香はバニラ感のある甘めの香りが控えめに。
 含むと、割りと香りの印象通りの濃厚な甘旨味が柔らかい口当たりで入ってきて、徐々に出てくる苦味と拮抗する感じでバランスを取りつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりバニラ感のある、酸が抑えめで濃厚な甘さが厳然たる主役を演じている印象、ただ苦味にちょっとキツさを感じますね、それも含めて新酒らしい感じ。
 後味も、若干その苦味を口中に残しつつ引き上げていきます。

 新酒らしい苦味の荒さがありつつも、存在感のある濃厚な甘旨味の魅力が勝る、何というか勢いを感じるお酒でした。
 この甘味は凄く好みですね~、それだけに苦味(28BYのお酒に良くあったやつ)が勿体無い感じ。
 今期の後半で、この辺りをうまいこと調整してきたら、紛うことなき本物かと思います。
 吾有事、奥羽自慢ともども、今後も注目していきたいですね。

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名称:吾有事 純米吟醸 初絞り生
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:奥羽自慢株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年04月27日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒

家飲み記録 栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場は12回目、もはや定番銘柄ですね。

 栄光冨士は相当やっているわけですが、この「仙龍」については、初の家飲みになります。
 以前に写真も上げたのですが、実は栄光冨士との出会いが、「麹町市場」さんで店長さんにオススメされたこの仙龍と酒未来だったんですよね。
 そういう意味では原点といえます、しばらく買い逃していたのですが、この度購入できました。

 スペック的には美山錦60磨きの無濾過生原酒。
 特筆すべきはそのお値段で、税抜1,200円ちょっとと、極めてリーズナブルになっています。
 栄光冨士のラインナップの中は多分最安ランクですね、これが良ければ非常に心強いのですが、どうでしょうか。


 上立ち香はフレッシュかつ濃厚なメロン的果実の香りがそこそこに。
 含むと、存在感の在る旨味がグワッと入ってきて、新酒らしい苦味をガッチリ纏って、荒々しさを感じさせつつじわじわと染み込んできます。
 味わいは、皮入りメロン果汁をちょっと濃縮した感じの、苦味優勢の甘苦味が主役で、旨味も太いので飲みごたえはあるのですが、少々酸不足で飲み疲れ・飽き感も強め。
 後味は苦味を少々残しつつ、強引に引き上げる感じ。

 新酒らしい青さ、甘さ、濃さがそれぞれ暴れ気味に主張する、濃厚甘苦酒でした。
 好きな路線ではあるのですが、美山錦60ということを考えるとちょっと荒い感じのお酒ではありますね、苦味が有る割にもっさり感が有るというか…、まあお値段通りの完成度のように思えました。
 もうちょっと甘ければだいぶ印象が違ったと思うのですが、それもちょっと物足りなくて…、前飲んだ時とはちょっと違った印象でしたね。
 栄光冨士は、同スペックでも若干安定しないところがあるのかもなあと思った一本でした。

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名称:栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:17.0%
日本酒度:+2
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,204円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年03月23日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY

本日の家飲み 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場は11回目、少なくともトップ10には入る定番銘柄になっていますね。

 今回いただく愛山純大は、裏ラベルにも記載がある通り2016年に発表された「パーカーポイント」高評価酒の中に入っており、92点を獲得しているスペックです。
 このことについて早速裏ラベルにでかでかと「92」と書いてしまうフットワークの軽さとギラギラしたアピール姿勢、日本酒業界では結構嫌う人も多そうですが、個人的には嫌いじゃないです。
 というより、むしろ多くの蔵元は見習うべきなんじゃないかな…、顔になる表ラベルはともかく、裏ラベルが十年一日のごとく変わらないのは、情報公開の面ではやっぱりマイナスのような気がします。

 スペックは愛山の50磨き、詳細はせっかくなので下記裏ラベル参照のこと。
 ちなみに肩ラベルにもあるように「らぶまん」という愛称らしいです、この辺りを自称しちゃうのも面白いですね。
 製造年月は2017/3となっていますが、店頭に並んだのは9月ごろでした、「弐號」とあるように、あえての蔵元生熟成のようです。

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 上立ち香は濃厚な、何となくピーチっぽい(ラベルイメージ先行の)果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、インパクトのある濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、そこそこの苦味を伴いつつ、若干刺激的な辛さ?も感じさせながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、うーむベリー系に感じる甘優勢の濃ゆい甘酸味が主役で、青さは無くなりつつ熟成香も皆無、なぜかやっぱりスパイシーな印象もあり、落ち着きと複雑さを両立させている面白いもの。
 後味は、若干苦味を口中に残しつつ、弱めの酸で何とか引き上げていく印象です。

 独特の芳醇酒が、独特の方向に生熟していった感じの、摩訶不思議な印象を受ける派手&賑やか酒でした。
 栄光冨士は基本味わいが多い印象を受けますが、このお酒はそれに輪をかけている感じですね、これは愛山らしいとも言えるかも。
 個人的にはやっぱり好みなのですが、このお酒に高評価をつけるというのは、パーカー氏もなかなか懐が深い気がしますね…、少なくとも鑑評会で評価される酒質からは離れているかと。
 栄光冨士はこれからもちょくちょくいただいていこうと思います。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 愛山 28BY
精米歩合:50%
使用米:愛山
アルコール度:16.7%
日本酒度:-3.0
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):3,685円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月11日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY

本日の家飲み 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場はついに10回目となりました、もはや定番銘柄入りですね。

 この酒未来は栄光冨士を初めて家飲みしたスペックであり、個人的に強く印象に残っています。
 私が好むところであり、良く「流行りの酒質」として言われることの多い、「甘旨(酸)」「フレッシュ」「フルーティー」「インパクト強し」という味わいの路線を象徴する様なお酒という認識ですね。
 ちなみに私としては、未だに一般消費者の間では「淡麗辛口」が支配的だというのが実感なので(テレビCMの恐ろしさよ)、こういうお酒の存在をブログでアピールする意義はまだまだあるかと思っております。
 (まあ、そういう一般消費者がわざわざ日本酒ブログを見るかと言われると微妙ではありますが…)
 
 閑話休題、スペック的には、酒未来の50磨きというのは以前と変わらず。
 何気に日本酒度とかアミノ酸度もあまり変わっていないですね、造りとしては安定しているのかも。

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 上立ち香は甘味濃厚なパイン系の果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚な印象の甘旨味が少々の酸味を纏ってグワッと入ってきて、その酸が少々唾液腺を刺激しつつ、ほんのりと苦味を裏方に感じさせながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、パインの砂糖漬けのような甘酸をメインに据えつつ、苦味や渋味もそれぞれに主張する賑やかな印象のもので、インパクトと飲みごたえバッチリという感じです。
 後味は結構ちゃんと酸苦が引き取って、力強くキレる印象。

 強いインパクトのある甘旨味がそのまま確固たる個性を形作っている、複雑芳醇甘酸旨酒でした。
 いやあ、前回の澤屋まつもとが引き算のお酒なら、このお酒は明らかに「足し算のお酒」ですね、そして私はやっぱりこちらの方が好み(実は飲み比べてました)。
 ただ、好みが分からない人に最初に勧めるのはちょっと躊躇しますね、個性が有る分相性は露骨に出るとは思います、そういう意味では澤屋まつもとの方がオールラウンダーでしょう。
 ともかく、栄光冨士に対する私の期待に見事に応えてくれた一本でした、是非ともこの個性を維持していってほしいと思います。


 開栓後は、数日飲んでなんか上がったり下がったりする印象でした…
 この意味では安定感があるとは言い難いでしょう、基本は早めに飲み切ることを推奨します。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:15.9%
日本酒度:-4
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年11月04日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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