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吉乃川 山田錦 特別純米 原酒生詰

家飲み記録 吉乃川 山田錦 特別純米 原酒生詰

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 新潟県長岡市のお酒です。
 実は外飲みも家飲み経験もあまりない銘柄。

 以前の記事で書いた通り、吉乃川は、酔鯨、浦霞と共に、私の記念すべき初家飲み銘柄だったりします。
 その時の感触や知名度から「自分が敢えて飲む銘柄ではないかな…」と距離を置いていたのですが、今回は日本屋の店長さんが激推ししていたので、試飲の上で購入しました。
 2019年5月に登場した新商品らしいのですが、割と詳細な商品紹介ページがあるのは流石大手って感じ。
 自社で農業法人を設立して、地元で山田錦を栽培しているとのことでした、お米の確保手段としては最も確実な方法ですね。

 精米歩合は60%、生詰(一回火入れ)です。
 (生酒派の)私としては珍しいセレクトですが、これまた試飲しているので安心して購入。

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 上立ち香はセメダイン混じりで、キウイを思い出す爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、程よく落ち着きながも若干青さも残したようなあまうまみが実に上品な口当たりで入ってきて、柔らかい酸と渋味で輪郭を整えつつ、やんわりと染み入って来ます。
 味わいは、うーんあえていうとレーズン的な落ち着いた甘渋味を感じますね、ただ濃度・インパクトは中庸って感じで、満足感と飲み秋なさをしっかり両立させている印象。
 後味は、渋味の余韻を残しつつ、酸も若干働いて、自然かつしっかり引き上げてくれます。

 芳醇と淡麗、熟成とフレッシュ、モダンと伝統、いろいろな要素の中で中庸に徹することで、一種のオンリーワンさを得たようなお酒でした。
 う~ん、流石にハイレベルですね…、生酒狂いである私のストライクゾーン真ん中ではないはずですが、実力を思い知らされるって感じ。
 なんとなく乳酸的なニュアンスもあるかなあ、個人的にはやさしい甘味に焦点があたりますが、人によってはキレの良い辛口酒と感じることでしょう。
 吉乃川、またこういう限定品を出していって欲しいですね。

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名称:吉乃川 山田錦 特別純米 原酒生詰
蔵元情報:吉乃川株式会社
購入価格(税抜):1,593円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年11月22日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松乃井 吟醸 なま

家飲み記録 松乃井 吟醸 なま

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 新潟県十日町市のお酒です。
 前回前々回に続いての紹介です、こちらも遠州屋酒店さんで入手。

 こちらのお酒については、遠州屋酒店の店長さんが、「宴会に必ず持っていくお酒」として紹介していました。

 
 一人の酒飲みとして、そういう自分の中での勝負酒というか、他の人に是非飲ませたいお酒が有るっていうのは素晴らしいと思いますね。
 私の場合は花陽浴・風の森・桃の里のどれかかなあと思うのですが、割と保存に気を使う銘柄なのが中々難しいんですよねえ…

 閑話休題、スペックについては…、あまり記載有りませんね、アル添有りの生。
 ただ、精米歩合50%で大吟醸を名乗っていないのは一つのポイントでしょう、軽々しく大吟醸を名乗らないスタンスって感じですね。
 青瓶ですが、口付近を見る限り、薄青瓶問題とは関係ない瓶ですね。

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 上立ち香は程よく熟した感じの果実的香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた、存在感の濃い旨味が、アルコールの辛さもあって極めて高密度に凝縮された感じで、ジワジワキリリと染み込んできます。
 味わいは、うーん実にまとまりのある玄人好みの印象の落ち着いた旨渋味が中心にありますね、アルコールの辛さはかなり強いのですがバランスを崩すこと無く、全体として自然にどんどん飲めてしまいます。
 後味は、辛さがバッチリと、しかしなぜかキツさが抑えられつつ、素晴らしくキレます。

 伝統を感じるような落ち着いた旨味と、アルコール由来の辛さをガッツリ感じさせつつ、古臭さを感じさせない良バランス旨辛酒でした。
 これまたアル添否定派に飲んでみて欲しいですね、アル添を感じさせないのではなく、その良さ・意義をストレートに感じさせてくれるお酒だと思います。
 甘さが少ないのは個人的には寂しいですが、そういう系でないので納得感はあります。
 ただ、今の私なら楽しめますが、正直やっぱこの刺激は嫌いな人もいるでしょうね…、まあ慣れと好みでしょう。
 このあたり、個人的には飲めた方が選択肢は広がるとは思いますが、無理に飲むことはないだろうというスタンスです。
 松乃井は、色々と日本酒のイメージを広げさせてくれました。

■紹介:「きたろーの酒ノート」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://sakenotes.hatenablog.jp/entry/2017/08/03/221900

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名称:松乃井 吟醸 なま
蔵元情報:株式会社松乃井酒造場
購入した酒屋さん:遠州屋酒店(横浜)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年11月05日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松乃井 「SUPER HONJOZO」(スーパー本醸造)

家飲み記録 松乃井 「SUPER HONJOZO」(スーパー本醸造

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 新潟県十日町市のお酒です。
 前回に引き続いての購入ですね、こちらも遠州屋酒店さんで入手。

松乃井というと、個人的には日本酒ブログ「きたろーの酒ノート」さんのイチオシ酒という印象を前から強く持っています。
 なので、飲む機会を伺っていた銘柄ではあったんですよね、ただ、近所に特約店がなかったり、出会っても一升瓶だったりで中々…
なお、当ブログでは以前「凌駕」という同蔵別ブランドを頂いたことがあるのですが、有識者によるとやっぱり味わいが違うとのこと。
 そんなこんなで、今回まとめて色々いただけたのは非常に良い経験になりました。

 こちらのお酒についてスペック等の情報について、詳細はきたろーさんの記事を是非ご覧ください。
 ここまで情熱を持ってしっかり書かれたら、さらにこちらで書くことは無いです(笑)
 本醸造酒のイメージとかけ離れた、洒落たラベルの500ml薄青瓶という見た目も特徴的ですね。

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 上立ち香はなんとなく米クリームといった趣の若干くぐもった落ち着いた香りがそこそこに。
 含むと、極めて力強い旨味が、やはりアルコール的刺激の引き締まりを伴いつつ、最後までしっかりと存在感を保ったまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、見事なまでに味乗りした印象の旨味が厳然たる主役、心地よい系の苦味もあって、砂糖入りオレンジを皮ごと煮詰めたような雰囲気かしら、そしてピリピリ感がいい感じで熟のダレを防いでくれます。
 後味は、濃厚な味わいをアルコールの辛さで引き取る、アル添の良さを押し付ける感じのキレ。

 一種重いぐらいの熟した旨味を、アルコールの辛さが見事に引き取る、本醸造らしくもその上を行く感じのお酒でした。
 いやあコンセプト通りのお酒って印象ですね、純米派にも是非飲んでもらいたいような完成度かと。
 ただ、良い悪いは別にして、やっぱり他の茶瓶のお酒と熟感の方向性に違いはあるような…(少しくぐもっていると言いますか)、このお酒の場合は味わいが負けていないのであまり気にならないのですが。
 松乃井、次はまた別スペックを紹介いたします。

■紹介:「きたろーの酒ノート」さんの同スペックの記事(BY違い)
http://sakenotes.hatenablog.jp/entry/2017/08/28/223841

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名称:松乃井 「SUPER HONJOZO」(スーパー本醸造
蔵元情報:株式会社松乃井酒造場
購入した酒屋さん:遠州屋酒店(横浜)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年11月02日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松の井 吟醸 火入れ

家飲み記録 松乃井 吟醸 (2017年10月製造)

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新潟県十日町市のお酒です。
同蔵のお酒は家飲み経験有りですが同銘柄は初めて、こちらも遠州屋酒店さんで買えるお酒です。

遠州屋酒店さんの素敵なところその③として、「製造年月が古い掘り出し物のお酒がある」ということがあると思います。
一般的な食料品の感覚では、古いものは悪いものというふうに考えがちだと思いますが、日本酒に関しては、場合によってはワイン的な感覚で、熟成によってより旨くなるということがザラにあるわけです。
ただ、蔵元での管理された熟成と違い、例えばスーパーでの売れ残り酒なんかはだと、管理状態が悪い・または酒質が熟成に向かない等の理由で、単に「老ね」て嫌な匂いが出てくることも多いんですよね。
しかし、遠州屋酒店さんでの取り扱い銘柄は基本的に酒質が「強い」熟成に向くお酒が多いので、割と安心して買えるというのは非常に大きいと思います。

今回いただくのは約1年半前に製造されたものですね、使用米は山田錦の50%精米、アルコール添加有になってます。
火入れということもあり、熟成的にはまだまだ序の口といったところでしょうか。

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上立ち香は実に落ち着いた、果実っぽくも甘さが抑えられた香りが控えめに。
含むと、やはり落ち着いた印象の存在感のある旨味が実に自然な口当たりで入ってきて、火入れ的な含み香を伴いつつも、最後までまとまりを保ったまま染み込んできます。
味わいは、実に柔らかい砂糖菓子のような甘味を纏った、しかしお米を感じる旨味が中心、苦渋もしっかり存在するのですが不思議な程に裏方に徹している印象、アルコール的辛さも浮かずに一体となっている感じですね。
後味は、アルコール的辛さが受け持ちつつも、実に自然な感じで引き上げます。

落ち着いた柔らかい完熟系の旨味を、辛さが最小限の役割を果たして引き上げる、アル添の良さを感じられるお酒でした。
飲み始めに火入れっぽい香りが伴うのが私には若干マイナスではあります、ただそれ以外の部分は素晴らしいバランス。
実際飲みごたえがあるのにどんどん飲めるんですよ、これはやっぱりアル添の利点が最大限に発揮されているように思えますね。
実は松乃井は3スペックほどまとめて入手したので続けてご紹介します。

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紹介:「きたろーの酒ノート」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://sakenotes.hatenablog.jp/entry/2017/11/02/214941

名称:松乃井 吟醸 (2017年10月製造)
蔵元情報:株式会社松乃井酒造場
購入した酒屋さん:遠州屋酒店(横浜)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 松乃井 吟醸

2019年10月30日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

舞鶴 鼓 純米 しぼりたて生

家飲み記録 舞鶴  純米 しぼりたて生

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 新潟県長岡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、こちらも遠州屋酒店さんで購入。

 新潟なのに舞鶴なんですねえ、そして金や小は知っていましたが、このは不勉強にて全く知りませんでした(新潟の蔵は追いきれない)。
 遠州屋酒店さんの素敵なところその①は、こういう首都圏の地酒屋でそう滅多に見かけない銘柄が揃っているところですね。
 多分どのお酒も地元ではある程度知られているんだろうとは思うのですが、ネット上の評判や、雑誌、流行りもの重視の酒屋情報だけでは中々出会えないですからね…
 旅行や出張の時に自分で探すのも楽しいですが、やっぱりプロの方がこういう銘柄を見出してくれるのはありがたいところです。
 
 油断していたら残念ながら裏ラベルがボロボロに…、しかも生は蔵元ホームページの商品紹介にも載ってないんですよね。
 ただ、何気に普通の純米が、一本〆の精米歩合48%って凄いなあ、多分これもそうだったかと。

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 上立ち香は何故かモンブランを想起させる極めて個性的な香りがそこそこに。
 含むと、割とハッキリ酸っぱさを感じる旨味が、しかし柔らかさもある口当たりで入ってきて、最後までその引き締まった印象のまま、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘味控えめで、柑橘系果実っぽくもお米的なニュアンスもある酸味が純然たる主役、苦味渋味は見事なまでに抑えられていて、違和感なしでついついガンガン飲めてしまう感じ。
 後味は、当然のように酸が引き取って完璧な感じのキレ。

 いろいろな要素が中庸な感じで抑えられている、素晴らしく飲み飽きしない旨酸酒でした。
 これは私が前から主張している、酸味系万能食中酒ですね、大体なんにでも合いますが、特に肉や油ものと合わせると良い感じかと思います。
 しかも単体でも薄いわけじゃないんですよね、甘味控えめではありますが、これだけで飲める方もいるんじゃないかしら。
 、また新たな実力銘柄を見つけてしまった(というか教えてもらった)感じですね、またいただきたいと思います。

 なお、あんまり冷やしちゃうと酸っぱいばかりになってしまうので、基本常温近くまで上げちゃって良いと思います。
 本当は燗も試すべきだったのでしょうが、スルスル飲みきってしまった…

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名称:舞鶴  純米 しぼりたて生
蔵元情報:恩田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,329円/720ml
購入した酒屋さん:遠州屋酒店(横浜)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 純米

2019年10月26日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「タータンチェック黄色ラベル」 純米 無調整生原酒 愛山 ai77 30BY

家飲み記録 たかちよ 「タータンチェック黄色ラベル」 純米 無調整生原酒 愛山 ai77 30BY 

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 花陽浴・風の森に次ぐ感じの当ブログ定番銘柄ですね。

 こちらのたかちよは昨年も同じ商品を頂いており、印象が良かったのでリピートした次第です。
 このチェック系については、結構チャレンジタンク
 ひらがなたかちよは私の大好きなお酒で、特にレギュラーのたかちよレンジャーについては絶大な信頼を寄せています、が、やっぱりこちら系は若干乱高下があるイメージがあったりします。

 例によってタータンチェックラベル特有で、たかちよなのに割と詳細なスペック記載があります。
 愛山の精米歩合77%、それも扁平精米ってマニア的には面白いんですよね、割と低精白ながら扁平精米ということででどれだけカバーされるのか、バランスはどうなるのかとか、実に気になります!

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 上立ち香は濃厚な、パイン系ながらもちょっと米感もあるたかちよ香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚ながらも意外と引き締まった印象の甘酸味が、しかりたかちよらしいトロミも口当たりに感じさせつつ、息の長い感じでゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、「らしさ」のあるパイン系の甘酸味が中心にあるのですが、結構アルコール的辛さや苦味もあって、結構賑やかにバランスをとる感じになってますね。
 後味は、酸メインで何気にスッキリとキレます。

 スッキリ系たかちよといった趣の、存在感のある甘酸とトロミを兼ね備えた不思議な印象のお酒でした。
 愛山でこうなるのかあ…、本当に酒米って難しいですねえ、言われると複雑味もあるような気もするのでなんとも言えないのですが。
 前回の印象とちょっと変わった感じでしたね、正直なところ私は他スペックの露骨に甘トロな方向性が好きが好きなので、若干肩透かしでしたが、まあこの辺りは好みでしょう。
 甘口酒としてはやっぱり良い感じの出来だと思いますね。
 たかちよ、今後も追っていく所存です。

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名称:たかちよ 「タータンチェック黄色ラベル」 純米 無調整生原酒 愛山 ai77 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: たかちよ 純米

2019年10月06日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 「THE SAZANAMI」 

家飲み記録 あべ 「THE SAZANAMI」 

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 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は早くも6本目。

 最近まだまだ人気急上昇中といった趣きのあべです、前回飲んだ「僕たちの酒」の印象が良かったこともあり、早めにリピートしました。
 このSAZANAMIは初飲みですね、裏ラベルによると「米が溶ける年のみのリリース」とのこと。(ちなみに溶けない年は「ARANAMI」になるとか)
 遊び心を感じつつも、なかなかマニアックな話だなあと思ったのですが、この辺りは蔵元ホームページに詳しく解説がありました(「米 溶ける 日本酒」でググったらトップで出てきた)。
 毎年変わる米の出来の話とか、その情報を蔵元間で共有しているという話とか、中々興味深い解説になっていますので、興味があればご一読をオススメしますね。

 スペックは五百万石の精米歩合55%の生酒と、新潟の純米吟醸の王道を行くような感じになってますね。
 ただ、いわゆる特定名称の記載は無いようで、ラベルの雰囲気も相まって「新時代の日本酒」という趣きかと。 

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 上立ち香はハッキリと酸を感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、やはりキリッとした酸味中心の旨味が勢いよく入ってきて、唾液腺を刺激しつつも雑味を感じさせないまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさに柑橘系果実って感じの甘味控えめ、酸味マシマシ、しかし日本酒らしい旨味もキチンと感じるクセのないもので、実際飲み飽きずにグイグイ飲みたくなる印象。
 後味は酸が引き取って完璧に近い、キツさを抑えながらしっかりとキレます。

 キリリとした酸のキレと、しっかりとした旨味を両立させた、あべらしいモダン食中酒でした。
 
 ちなみに実はピザと一緒に頂いたのですが酸が油をしっかりと引き取ってくれるのでやはり良かったですね。
 

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名称:あべ 「THE SAZANAMI」
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,580円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年10月03日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)

家飲み記録 村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)

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 新潟県新潟市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄の一つ。

 村祐については今まで、茜、常盤、黒ラベルは家飲みしたのですが、この紺瑠璃はまだだったのでセレクトしました。
 村祐の特徴として「スペック非公開」というところがありますが、最近それに似た形で一部スペック(や特定名称)を非公開にする蔵が増えているように思えます(たかちよとか山の井とか)。
 ただ、やっぱりここほど徹底しているところはそうはないんじゃないでしょうか、原材料名、アルコール度、製造年月、そして「要冷蔵 本生」表記だけですからね、本当に法令が許すギリギリでしょう。
 
 それでいて、メインのラインナップはラベルの色違いというシンプルなものであることも、個人的には特筆すべきだと思います。
 日本酒銘柄(地元向け除く)で「獺祭」と同レベルに分かりやすい商品構成にしているのはここぐらいなんじゃないかなと思ったりしますね、その割り切りはやっぱり凄いことかと。
 

 上立ち香は砂糖を感じる実に甘く、ただクドくはない香りが控えめに。
 含むと、薄いヴェールを纏ったような口当たりの甘味がヌルりと入ってきて、一瞬差で出てくる酸味と、少々の苦味で最後まで一種の柔らかさを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実らしい酸味と砂糖的な甘味が絡み合った実に個性的なもので、程よい落ち着きと飲みごたえを両立させてますね、苦味も含めキツさが無いのが流石。
 後味は、やはり酸味が引き取る形で必要最小限な感じで引き上げます。

 甘酸っぱい感じながらも、他に似たお酒が考えつかない、蔵元の確固たるスタンスが伝わるような芳醇甘酸旨酒でした。
 ちょっとヌルっとした甘味と酸味のコラボっぷりが面白いというか楽しい感じなんですよ、いわゆる新酒生酒の強い香りとかキツい苦味が苦手な人に飲んで欲しい甘口酒ですね、この方向性は実に面白いと思います。
 そして今回強く感じたのは、茜→紺瑠璃→常盤→黒という通常ラインナップが、いわば味わいのグラデーションとでもいいましょうか、一つの線上に並んでいるということですね。(具体的には、黒に近づくほど甘味の強さ・純度が高くなって、逆に茜に近づくほど酸味が強くなる印象)
 この一貫性は流石の一言!
 改めて村祐の商品ラインナップの完成度を思い知らされた一本でした。

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名称:村祐 紺瑠璃 本生(平成31年4月製造)
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,575円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年09月14日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒

家飲み記録 たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄の一つですね、登場回数も上位。

 たかちよは前回ピンクラベルをいただいていますが、今回はお酒自体がピンク色という変わり種。
 こちらは着色しているのではなく、「赤色酵母」という、醸したお酒自体に色がつく酵母を利用しているものになります。
 当ブログで以前紹介している「流輝 ももいろ」と同じパターンですね、他には「尾瀬の雪どけ」「ちえびじん」なんかも出しているようです。
 まあ見た目にインパクト出ますからね~、ただいくつか飲んだ印象としては甘酸っぱくて味わい的にも今風のものが多かった様に思います。

 他に特徴的なのは、使用米が「森のくまさん」という愉快な名前であることでしょう。
 この米についてはウィキペディアに記事が出来てました、熊本県で開発された飯米ですね。
 日本酒としては他に栄光冨士が使っていたと思います、両蔵ともにユニークな商品開発をしているだけに、この面白い米に飛びついたってかんじでしょうか。

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 開栓は氷温状態では割と楽でした。
 注ぐと割とドロドロしていて、モコモコと泡が立ってきます。

 上立ち香は…、いやあなんかクリームっぽい香りを控えめに感じますね。
 含むと、甘酸っぱくもお米感をしっかり伴った旨味がシュワシュワと入ってきて、日本酒離れした軽い感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、見た目に反してやっぱりたかちよっぽいしっかりとした甘酸味が芯にありますね、ただかなり甘酸っぱよりな感じで、若干水っぽい感じの軽さがあるかも。
 後味は、少々粉っぽさを残しつつも、酸とガスが引き取る形でしっかりキレます。

 ある意味では見た目通りの、しっかりにごり感のある甘酢っぱ系シュワシュワスルスル酒でした。
 味わい自体は濃厚なんですが、如何せん低アル感(加水感?)が個人的には値段含め物足りないかも(自分が極端な自覚はあります…)。
 なんかカルピス感もありますね、口の中に残る感じがまたそれっぽい(笑)
 完全に変わり種系なので、「好きな人は好き」なタイプのお酒だと思いました。
 たかちよは通常品・限定品共に引き続き追っていく所存です。

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名称:たかちよ 「あるひ ぴんくのくまさんが」 SPARK 無ろ過生酒
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年09月12日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY

家飲み記録 たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 栄光冨士同様当ブログ定番銘柄。

 最近私は、日本酒にあまり詳しくない人に「オススメの甘口日本酒銘柄は?」と聞かれたときには、「たかちよ」と答えるのが最適解なんじゃないかと思ってきました。
 花陽浴、村祐や桃の里は入手性に難がありますし、風の森や栄光冨士はスペックによって結構甘くないのもあるんですよね。
 対してこのひらがな「たかちよ」シリーズはハッキリ甘口で統一されてますし、売っている店さえ知っていれば割と通年で入手でき、おまけに値段もお手頃。
 基本非の打ち所がないんですよ、もし未飲であれば是非飲んでみてください。
 
 さて、今回いただいたのはたかちよレンジャーの一員であるピンクです、私は6年前にも飲んでました。
 例によってスペックは非公開なので、心を無にして開栓。

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 上立ち香は甘く、オリ由来の米っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚な甘旨味が若干のトロミを感じさせる口当たりで入ってきて、オリ的な苦味はキツくない程度に抑えられていて、ダイナミックなバランスのとり方で最後まで存在感を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、若干熟しすぎなパインといった趣の、強烈な存在感のある甘酸味が厳然たる主役、それでいて苦味あくまで脇役になっているので、心地よい甘味を素直に楽しませてくれます。
 後味は、やっぱりオリの苦味が必要十分に仕事をして、余韻を残しつつもしっかり引き上げます。

 たかちよらしさバリバリの、トロミと高濃度の甘酸味が病みつきになる魅力を感じさせる、オリの風味をしっかりまとった芳醇甘口酒でした。
 いやあやっぱり私向きですよこれは、ただ若干生老ね的というか、香りにクセっぽいところは有る気がします。
 とはいえ甘味がしっかりしているので、腐りかけが旨い的な魅力は増しているかも(失礼)、ハッキリと好みが分かれる、個性的なお酒と言えるでしょう。
 たかちよ、やっぱ好きやねんと思わせてくれた一本でした。

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名称:たかちよ「ピンク」 純米かすみ 無調整生原酒 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけギャラリー:なんとなく栄光冨士とならべて記念写真
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 いやあピンク系のお酒は好みのものが多い気がしますね。

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2019年07月30日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菱湖(りょうこ) 純米大吟醸 おりがらみ生

家飲み記録 菱湖(りょうこ) 純米大吟醸 おりがらみ生

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 新潟県新潟市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め、確か初めて頂きます。

 こちらは峰乃白梅酒造の新規、特約店限定ブランドになります。
 峰乃白梅といえば何といっても、「越乃寒梅」「雪中梅」と並び「越の三梅」ということで、泣く子も黙る新潟蔵の雄という印象があります。
 ただ、今回のお酒の見た目は明らかに今風に寄せてきていますね、実際越乃寒梅も「灑」みたいな新商品出していますし、このご時世実力蔵もただ座していては駄目だという危機感があるのでしょう。(逆に雪中梅のブレなさも凄いと思いますが…)
 ちなみにこの蔵は「キングオブモダンライト」なんていう凄い名前のお酒も出しているようですね、結構思いきったイメージ転換を図っているように感じます(そのお酒の感想は日誌係さんがやってました)。

 使用米は「山酒4号」というあまり聞かないもの…、だと思ったのですが調べると「玉苗」のことみたいですね。
 精米歩合はかなり削った45%ですが、お値段は高くありません、原酒表記が無くアルコール度数16度なので多分加水有でしょう。

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 上立ち香は酸を感じる爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、割としっかりと甘味と苦味を伴った旨味が若干粘度ある感じで入ってきて、苦味もそこそこに伴う形で引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、あえていうと蜜たっぷりの梨といった趣の、濃いめの甘さ、青さ、苦さをそれぞれ備えた旨味が主役、割と王道ながら、バランスの良さととろみが魅力的ですね。
 後味は若干の苦味を口中に残しつつ、キツくない感じでしっかり引き上げます。

 実に正統派といった印象の、自然に飲めるバランスの良い芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 あ~、老舗蔵が今風を志向して造ったって感じが凄くわかりますね、「やろうと思えばそっち系だって造れるんだぞ」的と言いますか。
 ただ、個性とか飛び抜けた魅力のようなものは薄いかもですね、そのあたり突き抜けてやんちゃになれないのも、いかにもという感じで微笑ましいかも…
 菱湖、峰乃白梅と共に、今後注目していきたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:菱湖(りょうこ) 純米大吟醸 おりがらみ生
蔵元情報:峰乃白梅酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月11日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雅楽代(うたしろ) ~可惜夜(あたらよ)~ 無濾過生原酒

家飲み記録 雅楽代(うたしろ) ~可惜夜(あたらよ)~ 無濾過生原酒

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 新潟県佐渡市のお酒です。
 前回紹介した天領盃と同蔵の、別銘柄。

 この銘柄は、新体制となった天領盃酒造が満を持して新発売した限定ブランドです。
 現蔵元が自ら名付けたわけですし、天領盃以上にその「新しい姿勢」が反映されているお酒といえるんじゃないでしょうか。
 (ちなみに蔵元ホームページにちゃんと買える店一覧が有ります、素晴らしい!)
 なお、購入した酒屋さんによると、蔵元は相当に「風の森」をリスペクトしているらしく、酒質にもそれが反映されているとのこと。
 「MIYASAKA」や「若駒」もそうですし、風の森フォロワー的な銘柄も着実に増えてきていますね、個人的には嬉しいところです。

 使用米は五百万石、精米歩合は非公開らしいです。
 私が購入した無濾過生原酒の四合瓶は、伊勢元酒店さんでしか取り扱いがないらしいですね。
 同店は蔵元と実に密に連携を取って、特別スペック(大体生原酒とか、おりマシマシ)を仕入れたりするタイプのお店なので、なるほど納得という印象です。

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 上立ち香はサイダー的な甘くスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、密度高めの甘旨味が力強く入ってきて、僅かなガス感や濃い渋味とガッチリ絡み合いつつ、実にゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、マスカット的な甘味と、若干のケミカル感、かなり強めの渋味がそれぞれせめぎ合う、高密度で複雑なもの、若干重くはあるのですがミネラル感っぽさもあって独特な飲み飽きなさもあるかも。
 後味はやはりそこそこの渋味を口中に残しつつ、危うくもダレない感じで引き上げていきます。

 心地よい甘旨味に、ガスや渋ケミカルミネラルな独特な風味が絡みつく、なかなかに独特な飲みごたえのあるお酒でした。
 やっぱりこの甘味は好みですねえ、ガス感含め風の森リスペクトというのに納得感はあります、渋味が若干くどい感じがするのも、風の森の低精白に似てる気がしますね。
 これは当然加水火入れすればスッキリするのでしょうが、個人的にはそれじゃつまらないと思ってしまうので、生原酒でもグイグイ飲めるよう、是非この方向性のまま味わいを洗練していって欲しいと思います。
 雅楽代、初造りとして十分美味しく、さらに素敵な可能性を感じさせてくれるお酒でした、今後超要注目ですね。

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名称:雅楽代(うたしろ) ~可惜夜(あたらよ)~ 無濾過生原酒
蔵元情報:天領盃酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 雅楽代 天領盃

2019年06月05日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天領盃 純米吟醸 しぼりたて生原酒

家飲み記録 天領盃 純米吟醸 しぼりたて生原酒

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 新潟県佐渡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 天領盃については、当時若干24歳の「加登仙一」氏が、個人で調達した資金でなんと蔵ごと買って、現体制になったとのこと。
 最近酒蔵もM&A対象になることが増えてきたとはいえ、流石に個人による買収というのは聞いたことがないですね、かなり話題になっていたと思います。
 (その辺りの事情についてはSAKETIMESに詳しい記事がありました
 実際、確固たる信念の元、自らリスクを取って酒造りの世界に飛び込むその姿勢には脱帽するしかないですね、本当に凄いことかと…
 今回は、応援…というよりも、単純に興味があるのと、記念すべき新体制第一弾ということでセレクトしました。

 スペック的には精米歩合58%の生原酒。
 裏ラベルにメッセージやQRコードが載っているのは今風ですね。
 1月製造、3月開栓。

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 上立ち香は若干落ち着いた、酸を感じる柑橘系果実の香りが控えめに。
 含むと、かなり酸が効いた、軽さのある旨味がスルスルと入ってきて、若干唾液腺を刺激しつつ、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柑橘系果実的な感じで、甘味控えめ、旨味もそこそこの濃度で、酸のスッキリ感がメインに感じますね、かつ苦味等の雑味はしっかり抑えられていて、生原酒らしからぬ飲みやすさでどんどん進む印象。
 後味は、最後までキレイなまま酸味でしっかりとキレます。

 柑橘系果実系の酸が軽さとインパクトを与えつつ、高純度かつキツさも抑えられている、食中に映えるお酒でした。
 若干ケミカル感もあるかな…、でも悪い感じじゃ無いんですよね、なかなかに絶妙なラインを攻めてきている印象。
 私にとっては若干甘味不足ですが、あまり他銘柄を出すのも何ながら、新政とか好きな人は気にいるんじゃないかな…
 新体制初めての造りとは思えないまとまりの良いお酒でした、次回は同蔵の別銘柄をご紹介します。

 で、開栓後上がってくるタイプでしたね~
 甘味も若干出てきたし、速醸としてはかなり強いタイプのお酒でしょう、今後に期待大。

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名称:天領盃 純米吟醸 しぼりたて生原酒
蔵元情報:天領盃酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月03日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY

家飲みプチ記録 家飲み記録 たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY

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 私が絶大な信頼を寄せる、たかちよレンジャーのリーダー格、レッドです。
 前回の感想はこちら。

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 上立ち香はうーん麹の香り?って感じのフレッシュで甘い香りが気持ち強めに。
 含むと、極めて濃度の高い甘旨味がトロミを帯びた口当たりで入ってきて、酸メインでダレを防ぎつつ、奥に苦渋味も感じさせる複雑味も彷彿とさせながら、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、パインとアップルを両方感じるような、正にトロピカルジュース的な甘酸味が圧倒的な存在感で主役を演じ、苦渋はひたすら裏方に徹して奥深さと飲み飽きなさを添えるという王道パターン。
 後味は、あくまでほんのりと苦味を残しつつも、酸の働きもあって、濃厚さをしっかり引き取ってキレてくれます。

 超濃厚な甘旨味を芯にしつつも、酸とのバランス、苦渋味との一体感が素晴らしい王道芳醇甘口酒でした。
 このトロミを感じさせる程の甘味こそたかちよでしょう、個性、まとまりともに素晴らしい。
 いやあ旨いなあ…、ついついあて無しでひたすら和らぎ水と飲み続けてしまいました。
 やっぱり花陽浴、それも良いやつに似ている気がしますね、本当にこのレッドは安定感があります。
 たかちよレッド、芳醇甘口系が好きなら超クッソ激烈にオススメ。

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名称:たかちよ 「レッド」 無調整生原酒 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.8/9.0

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2019年05月10日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

竹林爽風(ちくりんそうふう) 特別純米酒 しぼりたて

家飲み記録 竹林爽風(ちくりんそうふう) 特別純米酒 しぼりたて 

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 新潟県新潟市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらも横浜遠征時購入酒です、お店は十日市場町の「TDM 1874 Brewery(旧坂口屋)」さん。
 名前から想像される通り、同店はビアバーと併設となっており、非常に洒落た雰囲気でした。
 それでいて、日本酒冷蔵庫もなかなか充実しており楽しいお店でしたね、選択肢が色々ある中で、完全未飲のこちらをセレクトした次第です。
 同蔵の通常銘柄は「笹祝」ですね、ホームページは「飲める店・買える店」がしっかり掲載されていることを含め、情報は素晴らしく充実している印象。
 この竹林爽風シリーズについてもちゃんと紹介されていますね、明記はないですが、たぶん「亀の尾」利用が特徴の銘柄なのでしょう。

 精米歩合は若干刻んだ58%、亀の尾は掛米としての利用で、麹米は山田錦とのこと。
 製造2018年2月で、購入したのは10月、開栓12月と、明らかに「しぼりたて」ではない生熟コンディションでいただいています。

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 上立ち香は熟した感じのビターチョコ的な香りが控えめに。
 含むと、熟感を纏いつつもキレイな印象の旨味が若干とろみのある口当たりで入ってきて、柔らかな苦味と一体化しながら、jじわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やはりビターチョコ的な甘さ控え目かつ、なぜかスルスル感もあるバランスの良い旨味が中心、苦味や辛さの刺激も結構ありますが旨味と一体化している感じで飲み飽きなさを添えてくれますね。
 後味はやはり苦味がそこそこ自然に引き取る形で引き上げます。

 生酒の甘辛い旨味がしっかり、しかし素直に熟した印象の、ついつい杯が進んでしまう高バランスの生熟酒でした。
 熟感がしっかりありながら、崩れないあたりは当初からのバランスの良さの証左でしょうね、飲み進める程に旨さが染み入ってくる感じのお酒です。
 ただ、これを普通に「しぼりたて」として店頭に置いちゃうのはどうかな~、これはお店というより日本酒業界の問題だとは思いますが。
 マニアなら製造年月見るでしょうし、店員さんの解説とかがあれば、しぼりたてらしいフレッシュなお酒とは一線を画すことは買う前にわかるでしょうが、一般の人が期待して買ったら正直裏切られたと思うかも。
 実際難しい問題ですよね…、ラベル張り替えるのも大変でしょうし…う~む。
 まあそれはそれとして、竹林爽風や笹祝はまた他のスペックをいただいてみたいと思いました。

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名称:竹林爽風(ちくりんそうふう) 特別純米酒 しぼりたて
蔵元情報:笹祝酒造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:徳丸商店(横浜)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけギャラリー:「TDM 1874 Brewery」さん外観
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 今回の横浜遠征では時期的(昨年10月)に生熟酒ばっかり買うことになりましたが、個人的には「亀萬」が頭一つ抜ける感じで好みでした。
 最近伊勢五本店でも見るようになりましたし、今後伸びてくる銘柄かもしれませんね。

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2019年04月26日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)

家飲み記録 あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)

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 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は5本目と、結構な頻度。

 私があべを最初に飲んだのは27BYで、日誌係さんの激押し記事に触発されてのことでした。
 その後あべはじわじわと取り扱い店が増え、人気を上げ、少なくともマニア間では知られた銘柄になっているのではないでしょうか、日誌係さんの慧眼に感服ですね。
 実際日本酒ブログやってる身からすると、前から推している銘柄が人気出るのは、自分の感覚が間違っていないことの証明のように思えて、個人的には嬉しいことだと思っています。
 自分としては、甘口派として射美たかちよ栄光冨士あたりを早めに推せていたことについてはちょっとドヤりたいところだったり(あまり人気出過ぎて買いにくくなるのは考え物ではありますが…)

 閑話休題、今回いただくのは飯米の「こしいぶき」使用でなんと精米歩合92%!聞くところによると普通の食用米用コイン精米機で削ったものだとか…
 生もと造りであり、アルコール度数13度の低アル原酒であること、火入れ有で、特定名称の記載が無いこと等も特徴でしょう。
 極めてチャレンジングなお酒ですね、ラベルも良くも悪くも目を引く感じ。

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 上立ち香は濃厚かつ甘さを感じるマスカットジュース的香りが控えめに。
 含むと、やはり非常に濃厚な甘旨味が、柔らかな酸味とそこそこの渋味や苦味を伴って、最後まで飲みごたえを維持しつつも独自のバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、渋味や苦味もありながら、やはり甘味マシマシのマスカットジュース的な甘酸味の存在感がブレずに中心にあるために、全然粗さや飲みにくさを感じさせない自然なものになっています。
 後味は渋味の余韻をほんのりの残しつつ、おそらく酸の働きで、精米歩合92というのが嘘としか思えないぐらい自然に引き上げます。

 極めて濃厚かつ柔らかさのある甘旨味を、程よい酸味の働きで
 低精白らしいボリューミーな味わいと、低精白とはとても思えないようなバランスをしっかり保っている感じですね…、もはや理解の範疇を超えている印象。
 いやこれは低精白酒及び飯米利用酒のイメージを塗り替える凄いお酒だと思います。
 ただそれだけ手間がかかっているということなのか、値段は結構するんですよね、コスパではなく味わいにこそ特長がある低精白酒と言えるでしょう。
 あべ、今後より注目度を上げていきたいと思います。

 裏ラベルのオススメ通りぬる燗にしてみると、柔らかさが更に増しますね。
 とにかくあべは酸の存在感と優しさが凄いんですよね…、まさにこの銘柄が有している唯一無二の長所かと。

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名称:あべ 僕たちの酒 Vol2 (低精白生もと仕込)
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:たつみ清酒堂 東京(銀座)
お気に入り度:8.6/9.0(値段を考慮に入れても)

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2019年04月10日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

凌駕(りょうが) 特別純米 秋だより

家飲み記録 凌駕(りょうが) 特別純米 秋だより

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 新潟県十日市市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは名古屋出張時の土産酒になります、購入先は「リカーワールド21 シバタ」さん。
 同店は一見コンビニの様な外観でいて、実際入ると非常に充実した日本酒ラインナップに驚きます。
 せっかく愛知に来たので、「長珍」を買おうか最後まで迷ったのですが、基本一升瓶なので冷蔵庫の空きの点から断念…

 さて、この「凌駕」は限定ブランドで、通常銘柄は蔵名でもある「松乃井」です。
 松乃井というと個人的には、日本酒ブログ「きたろーの酒ノート」さんのイチオシ銘柄という印象が強いですね、「日本酒ブログマニア」でもある私としては、一度飲んでみたいと思っていました。
 ちなみに「凌駕」については蔵元ホームページではなく、地酒専門の代理店「株式会社花山」のホームページに詳しく載っていました、多分PBかな。

 そちらによると、使用米は「たかね錦」、精米歩合は55%で、日本酒度+4とのこと。
 多分加水火入れの上で寝かせたタイプでしょうね、お値段が安めなのも嬉しいところ。 

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 上立ち香は硬質な感じの落ち着いたアルコール的香りが控えめに。
 含むと、バランスの取れた引き締まった旨味が力強くも柔らかみもある口当たりで入ってきて、割と最後までその印象のまま、ゆっくりと胃に流れ込んできます。
 味わいは、甘さを抑えた洋梨的な風味のある旨味が主役、そしてほんのりとした辛さがそれに溶け込むように一体となって、優しさと引き締まりを兼ね備えている印象。
 後味は非常に自然ながら、見事なまでにスッキリとキレます。

 秋酒の良いところを集めたような、キレと柔らかさをしっかり両立させた、どんどん飲めてしまう系の適熟酒でした。
 後味の引き上げ方も非常に丁寧というか、刺激感に頼らない感じなところが非常に良いですね。
 まあ、私からすると甘味やインパクトの面で物足りない印象もあるますが…それは完全に言いがかりでしょう、とんがったところが無いまとまりこそが魅力かと。
 凌駕、生もあるようなので次はそちらも是非いただいてみたいと思いました。

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名称:凌駕(りょうが) 特別純米 秋だより
蔵元情報:株式会社松乃井酒造場
購入価格(税抜):1,230円/720ml
購入した酒屋さん:リカーワールド21 シバタ(名古屋)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年03月08日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鶴の友 別撰

家飲み記録 鶴の友 別撰

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 新潟県新潟市のお酒です。
 外飲み経験はありますが家飲みは初めてで、高島屋日本酒まつり購入酒の4本目です。

 知る人ぞ知る銘酒というやつではないでしょうか、地元消費がほとんどで、中々東京で買いにくい銘柄だと思います(蔵元ホームページも無し)。
 この辺りは「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが既に書かれている通りですね、SNS等でもちらほらと高評価を受けている印象ですが、実際買おうとすると非常に難しい。
 実は私は以前一度通販で取り寄せたことはあったのですが、宴会用に使ってしまい、家でじっくりと飲めなかったんですよね。
 今回、日本酒まつりの商品棚にドカッと並んでいたので喜んで購入した次第です(ブースは無かったので試飲せず)。

 ラベルは昭和感のあるレトロな感じですね~、今となっては逆に目立つ気さえします。
 スペック情報もアルコール度数と、アル添・火入れ有りということぐらいしかわかりませんね、特定名称の記載も無し。
 お値段は税抜千円と、まあ安めの本醸造クラス程度に抑えられています。

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 上立ち香は上品な砂糖菓子のような落ち着いた香りがそこそこに。
 含むと、割とパンチの効いた、苦味辛味と一体となったような旨味がピリピリグググッと入ってきて、尻上がりにさらに引き締まりを強めつつも、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、プルーン的な奥深い旨味を芯として、ほんのりとした甘味を伴う感じで、兎にも角にも粗さや雑味の無い、飲み応えと飲み飽きなさをバッチリと両立させた一種の完成形を感じさせるもの。
 後味は流石にアルコール的な結構キツさもある辛さがガッツリ引き取ってキレます。

 伝統的な熟感やアルコール感がありつつも、極めて丁寧な造りを感じさせるバランスで、グイグイ飲ませてくれる、完成度の高い旨辛酒でした。
 とくに熟感(火入れ感)は、旨味に溶け込んでいるといいますか、全然嫌らしさが無いのが凄いなあ。
 ただ、アルコール感、刺激に弱い方には勧められないと思います、こういうお酒を飲むと、やはり純米酒の柔らかさというものを再認識できますね。

 と、初日は思ったのですが、開栓後二日目で何か一気に柔らかくなりましたね…これほど変わるとは…
 以前一升瓶で飲んだときは最初からこんな感じだった気がするので、このお酒はある程度空気に触れてからが真骨頂なのかも。
 まあ後味はやっぱりちょっとアルコール感ありますね、だからこそキレは良いのですが。

 コスパもとんでもなく良いですし各所の評判も納得ですね~、方向性は全く違いますが、楽器正宗と同様全国で通じる傑作アル添酒だと思います。
 鶴の友、また入手機会があったら別スペック(特に純米)も飲んでみたいと思いました。

■紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの別スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/10735582.html

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名称:鶴の友 別撰
蔵元情報:桶木酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:高島屋日本橋店(日本酒まつり)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

■おまけギャラリー:日本酒まつりブース横の冷蔵棚
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 鶴の友がこんだけ揃ってて、他の銘柄も一級品。
 高島屋のバイイングパワーを、若干冷や汗が流れるレベルで感じましたね…

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2019年02月22日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

村祐 黒 本生 (平成30年11月製造分)

家飲み記録 村祐 黒 本生 (平成30年11月製造分)

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 新潟県新潟市のお酒です。
 ブログではなかなかの頻度で登場していますね。

 この黒村祐は、私が「究極の甘口酒」としてマイ殿堂入りとしているお酒であり、毎年(買えたら)買っている唯一の高級酒です。
 当然ながら期待のハードルは高いのですが、前回飲んだときはあまりの「らしくなさ」にかなり落胆したというのが正直なところでした。
 今回は、これで同じように期待外れだったら今後は買わないかもという想いを抱きつつの購入です。

 アルコール度数14%の生酒ということ以外のスペックは相変わらず非公開、税抜4,000円という立派なお値段です。
 今回も生熟期間を経ているという情報も貰ったのですが、公式発表がないのではっきりしたところは不明。

 相変わらず箱が格好いい…
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 上立ち香は甘く、若干ヨーグルトを彷彿とさせる独特な香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚な甘旨味がそこそこ強めの渋味を伴いつつも、割と滑らかな口当たりで入ってきて、その渋味由来の奥深さを十分に感じさせつつ、じんわりじんわりと広がっていきます。
 味わいは、やはりレーズンの砂糖まぶしを煮詰めたような、複雑さを孕んだ甘旨味と渋味が厳然たる主役、酸味は僅少で、熟感は結構ありつつも引っかかりやダレを感じさせない独特な世界を
 後味は、若干甘味の余韻を残しつつも自然に引き上げます。

 超濃厚かつ、複雑ながらも純度の高さを感じさせる甘旨味をストレートに楽しめる、オンリーワンの甘口酒でした。
 うん、これこれとつぶやきたくなりますね、個人的にこのお酒に求める「らしさ」はかなり感じられました。
 ただベストのときはもうちょっと純度が高かったかな~、生熟ゆえの複雑味からか、和三盆からはかなり離れてしまっている気はしますね。
 黒村祐、良い面悪い面両方鑑みつつ、来年も買ってしまいそうだなあと思った今日この頃でした。

 ちなみに開栓後ちょっと残して置いてみて、常温で飲んでみたら柔らかさがマシマシになってましたね。
 なんかミルキーみたいな風味も感じるような…やっぱり面白いお酒だなあ。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-275.html

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名称:村祐 黒 本生
蔵元情報:村祐酒造株式会社
購入価格(税抜):4,000円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.8/9.0(価格を考慮に入れて)

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2019年01月20日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奴奈姫 純米吟醸 瓶火入

家飲み記録 奴奈姫(ぬなひめ) 純米吟醸 瓶火入

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 新潟県糸魚川市のお酒です。
 銘柄的には初ですが、同蔵のお酒は4本目とそこそこ回数になってます。

 こちらを醸す猪又酒造の通常銘柄は「月不見の池」、他に「サビ猫ロック」なんてユニークな銘柄もあります。
 蔵元ホームページの商品紹介によると、この「奴奈姫」は「昭和39年に誕生した弊社の純米仕込みの原点」とのこと、まさにロングセラーって感じですね。
 ちなみに、多分由来だろうと思われる「奴奈川姫」について、糸魚川市のホームページに解説が載ってました
 「豊賀」もそうだったと思いますが、地元の神話由来で銘柄名をつけるのは、なんとなく雰囲気が出て良いですね。

 精米歩合は50%、使用米は五百万石と越淡麗だそうです、純新潟スペックって感じですね。
 値段はちょい高めで1,800を越えます、お店では冷蔵庫に入っていましたが、要冷蔵記載が無いので二回火入れかな…

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 上立ち香はちょっと熟した感じのレーズン的香りが仄かに。
 含むと、落ち着いた印象の甘酸旨味が割と軽めの口当たりで入ってきて、飲み応えを維持しながら、最後までやんわりと染み入ってきます。
 味わいは、やはり火入れ、熟感を感じる落ち着いた印象の旨味が主役、苦味はほんのりぐらいで、酸も相まって飲み進めやすい感じですね、全体のまとまりも
 後味は、酸苦が本当に必要最小限の仕事をして、自然に引き上げてくれます。

 バランスの取れた旨味と、熟感と苦味による奥深さが魅力的な、複雑ながらどんどん飲み進めてしまう感じのお酒でした。
 いやあこれは大人の味わいだなあ…、私にはちょっと火入れ感とか熟感に引っかかりを感じたのですが、それが好きな方も多そうな気がします。
 ブランド分け的には分かりやすいですね、生酒派ならおとなしく月不見の池の生を飲むべきでしょう、奴奈姫は日本酒慣れした方にオススメしたいところ。
 猪又酒造の実力を感じた一本でした。

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名称:奴奈姫 純米吟醸 瓶火入
精米歩合:50%
使用米:越淡麗・五百万石
アルコール度:15.6%
日本酒度:+2
蔵元情報:猪又酒造株式会社
購入価格(税抜):1,860円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.3(値段も考慮に入れて)/9.0

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2018年12月19日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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