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亀の海 「春うらら」 純米吟醸 うすにごり生

家飲み記録 亀の海 「春うらら」 純米吟醸 うすにごり生

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 長野県佐久市のお酒です。 
 同蔵のお酒の紹介は三回目ですね。

 今更ながら春酒です(実際に飲んだのは4月)、ピンク色のラベルが目を引きますね。
 個人的には、ラベルの見た目が実際の味わい感じ方に与える影響は想像以上に大きいのではないかと思っています。
 プロが利き酒するならともかく、素人が軽い気分で家飲みする場合、例えば結構モダンな味わいのお酒でも、見た目が昭和的レトロラベルなら、その印象にかなり引っ張られてしまうのではないでしょうか。
 もちろん造り手側が合わせてきているところもあるでしょうが、それ以上の影響を感じるんですよね。
 当然、色も大きな要素だと思います、ピンクだとやっぱり「甘味」を想像するんじゃないでしょうか。

 閑話休題、今回いただくのは長野らしい精米歩合59%の生酒です。
 うすにごり表記ですが、結構しっかりおりが絡んでいる感じ。

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 上立ち香はベリー系(?)っぽい落ち着いた甘い香りが気持ち強めに。
 含むと、柔らかくも押し出しの強いフレッシュな甘味がグググッと入ってきて、時間差で出てくる苦味でキッチリと引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、う~んやはりベリー系の印象のある極めて濃厚な甘酸味が主役、苦味の強さも含め、芳醇系新酒生酒としては割とスタンダードな雰囲気ですね、ただその中でも甘味マシマシなのが特徴かと。
 後味は、苦味が引き取る形で結構力強くキレます。

 長野酒らしい濃厚な果実系の甘味と、強めながらも浮いた感じではない苦味がせめぎ合う、生酒の魅力を力強く味わえるお酒でした。
 この、苦味が強いけど甘味の濃度で全体としては柔らかい旨味の印象が残るっていうストロングスタイルは、個人的には好きなんですよね~、これぞ長野酒!というイメージ。
 ただまあ、今回はなんとなく個性やまとまりの点でもう一声という気もしました、何か武器が欲しいといいますか…
 亀の海(と茜さす)今後も機会があればいただきたいと思います。

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名称:亀の海 「春うらら」 純米吟醸 うすにごり生
蔵元情報:株式会社土屋酒造店
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年08月29日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

直虎 番外品 純米大吟醸 生原酒

家飲み記録 直虎 番外品 純米大吟醸 生原酒

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 長野県須坂市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、小山商店購入酒三本目。

 同蔵の通常銘柄は「渓流」、そちらの方が圧倒的に有名でしょうね、確か新幹線車内の広告でよく見た覚えがあります。
 実は以前飲み会で「小山商店に強い」飲み手さんからの持ち込み酒としてこのお酒をいただいたことがあり、いつか自分でも家飲みしてみたいなあと思っていたので、今回ようやく購入できたのは嬉しいところ。
 ちなみにこの「直虎」はなんと小山商店とのコラボ商品ということで、渓流とはまた違った方向性のお酒であると思われますね。

 あまり詳細なスペックはありませんが、精米歩合は長野県特有の49%。
 製造年月1月で、開栓4月なので若干寝た状態の生酒になります。

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 上立ち香はちょっとケミカルさを纏ったりんご的な香りが強めに。
 含むと、しっかりとした甘旨味が独特のオイル的滑らかさを纏ってヌルりと入ってきて、ほんのりとした苦味を感じさせつつ、最後まで自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ほど熟な青りんご的な甘旨味が中心にあるのですが、それがヴェール越しっぽい印象なのが特徴的ですね、同じく苦味も一種柔らかく包まれている感じでなかなか独特。
 後味は、やはり苦味でガッツリ引き取る感じ。

 長野酒らしい甘旨味を独特の滑らかさで包んだ、濃厚ながらもついついスルスル飲めてしまうお酒でした。
 結構味わいの密度が高い印象ですね、甘苦がせめぎ合うのを楽しめるなら好きになれるかと。
 含み香が実に青りんご的なのもなかなか心地良くて、ありそうで無い的な個性があるように思えます。
 直虎、次はまた別スペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:直虎 番外品 純米大吟醸 生原酒
蔵元情報:株式会社遠藤酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:小山商店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年08月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北信流 純米 金紋錦 二年熟成 生酒 28BY

家飲み記録 北信流 純米 金紋錦 二年熟成 生酒 28BY

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 長野県上高井郡小布施町のお酒です。
 家飲みは初めて、ただイベントかおさけ村で飲んだことはあったような…

 こちらは初来訪の足立区五反野の「ことより酒店」さんで購入しました、ちなみに綾瀬駅から20分ほど歩いて行ったので流石に疲れましたね…
 お店のホームページを見ると一目瞭然、評判だけでなくしっかり自分の舌で銘柄をセレクトしている印象のある素敵なお店でした。
 今回はそんな中でも目を引いた蔵元二年生熟成のお酒になります、ほんのり熟成色が透ける佇まいからしてなんかオーラがありますね…
 北信流自体ほとんど売っているところを見たことが無かったので嬉しい出会いでした。

 蔵元ホームページにはこちらは載っていないようで、どうにも情報不足なのですが、ポイントは希少米「金紋錦」利用ということと、生熟ということでしょう。
 なお、製造年月が平成30年5月で、開栓したのは今年の5月なので、実際は3年近く熟成されたものだろうと思われます。

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 上立ち香は実にチョコっぽい濃厚かつ香ばしい香りが結構強めに。
 含むと、甘味控えめで結構酸を纏った熟した旨味が結構スルスルと入ってきて、熟系の渋味を伴って個性を演出しつつ、割と最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ガッツリ熟した感じながら老ね的なクセの無い旨味って感じですね、特に酸が生きているのがポイントで、あえて言うなら無茶苦茶濃厚なレモンティーって感じの、酸渋旨の独特なバランスを感じます。
 後味は、ほんのりと熟感と渋さの余韻を口中に残しつつ、酸が働いてガッツリキレます。

 熟成酒らしいチョコ的な香ばしい旨味を、熟成酒らしからぬ高濃度さと勢いで楽しませてくれる、オンリーワンの熟旨酒でした。
 いやあ面白いですねえ、枯れた感じではなくしっかり旨味が残っていながら、風味は凄く熟感が有るんですよ。
 個人的にはもうちょっと甘味が欲しいと思ってしまいましたが、これはハマる人はハマるタイプのお酒でしょう、間違いなく一飲の価値ありかと。
 北信流、次は通常スペックも飲んでみたいと思いました。

 そして燗をつけると…、ああこれは良いですね、酸が若干引っ込んで、濃い甘味と旨味が表に出てきました。
 個人的には断然燗ですわこれは、むしろ最初からやればよかった…

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名称:北信流 純米 金紋錦 二年熟成 生酒 28BY
蔵元情報:株式会社松葉屋本店
購入価格(税抜):1,361円/720ml
購入した酒屋さん:ことより酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 北信流 純米

2019年08月03日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY

家飲み記録 勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY

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 長野県佐久市のお酒です。
 この銘柄は初飲みですが、同蔵の「明鏡止水」は以前一度ご紹介しています。


 私としては珍しく「火入れ熟成酒」というカテゴリーに入るようなお酒をセレクトしてみました。
 いわば甘口無濾過生原酒派の自分の好みからは外れる系ではあるのですが、たまにはあえてそういう方向に行くのも良いと思うわけです。
 今の日本酒の一番面白いところは「多様性」だと思うんですよね、甘口も辛口も、純米もアル添も、正統派もイロモノも、色々飲み散らかして行くのが楽しい!
 ただ、冒険するときは、冷蔵庫に1、2本自分にとっての鉄板銘柄を確保しておくのが、精神衛生上よろしいということは申し添えておきます…

 閑話休題、スペックは約3年熟成の火入れ、しかも精米歩合が麹米45%、掛米49%とかなり高精白なのが目を引きますね。
 何となく熟成向けとなると低精白というイメージがあるので、あえて削るとどうなるかというのは興味深いです。


 冷やしすぎるとなんとなく渋い感じでやっぱり勿体無いですね。
 飲んだのは2月だったということもあり、今回は最初から燗(レンジですが…)でいきます。

 上立ち香は燗酒らしいアルコール的な香り。
 含むと、落ち着いて柔らかい甘酸旨味がゆっくりと入ってきて、酸の引き締まりとほんの少々の熟感の奥深さが優しく寄り添いつつ、じわりじわりと染み入ってきます。
 味わいは、酸味がありながらも実に丸みを帯びた旨味が真ん中にありますね、甘味は燗ブーストでしっかりありながら、苦味が皆無なのは一つのポイントでしょう、渋味はほんのりあるかな。
 後味は完璧なデクレシェンド的、上品な引き上げを魅せてくれます。

 燗酒向けながらも全体的には非常にモダンな印象がある、独自路線の熟成純米大吟醸でした。
 ある意味玄人向けなお酒ですね~、私の様な甘口生酒偏重派にはまだ早いかなあ(悪い意味じゃなく)、多分舌が肥えた人ほどこのお酒の価値がわかるんじゃないかしら。
 やっぱり低精白のお酒の燗とは明らかに違うんですよ、落ち着いた旨味と雑味の少なさは明らかに独自の魅力を放っていますね。
 勢起、コンセプトのハッキリしたお酒でした、明鏡止水と共に記憶に留めておきたいと思います。

 ちなみに、個人的には熱燗ぐらいまで一気に上げちゃって、そこから少しずつ冷めてくる変化を楽しむ飲み方が良かったです。
 このお酒の場合どの温度帯でもそれぞれの魅力を発揮してくれると思います。

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名称:勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY
蔵元情報:大澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年07月12日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

美寿々 純米吟醸 生原酒 (平成30年10月製造)

家飲み記録 美寿々 純米吟醸 生原酒 (平成30年10月製造)

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 長野県塩尻市のお酒です。
 前回のおりがらみと同時購入して、飲み比べと洒落こんでいました。

 美寿々は少量生産蔵らしく、東京で買おうとするとなかな苦労する銘柄です。
 私は「信州おさけ村」で買うことが多かったのですが、昨年の新商品である雄町に関しては北浦和まで買いに行きました。
 今年もどうするかと思っていたのですが、ありがたいことに人形町の小山酒店さんが取り扱いを開始してくれましたので、今回はそちらで購入しております。
 いやあ、知っているお店が、好きな銘柄を取り扱い開始してくれると嬉しいんですよね…自分の感覚は間違っていなかったと。
 後は単純に買い易くなるのもありがたいところです、皆さんも人形町に行くことがあれば是非。
 
 さて、スペック的にはおりがらみ同様「いつもの」という感じですね。
 おりがらみに有った新酒ラベルが無く、10月製造という微妙なタイミングなので29BYなのかなあ…
 ちなみに12月末開栓なので、新酒だとしても数ヶ月は寝ていることになります。

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 上立ち香はリンゴの蜜的な結構甘い感じの果実香がそこそこに。
 含むと、フレッシュさを残しつつも円やかな甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、控えめな苦味で程よく輪郭を保ちつつ、あくまで刺激無しでじわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘さ程々の完熟パイン的な酸の効いた旨味が主役で、程よい苦味も相まって実に自然に入り込んできますね、それでいて存在感はしっかりある感じ。
 後味は、基本酸と苦の仕事だと思うのですが、極めて自然に引き上げてくれます。

 酸がしっかりと効いていつつもまろやかさもある、キレイに落ち着いた果実系芳醇甘旨酒でした。
 角が取れていい感じに生熟していた印象ですね。
 何気に後味の、いわゆる「キレ」が凄いんですよ…無濾過生原酒とは思えないレベルで、エンドレスで飲んでしまいそう。
 結果として、食中酒としてもハイレベルだし、単体でも全然飲める万能酒になっているかと。
 美寿々、やっぱり素晴らしいお酒だと改めて思いました。

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名称:美寿々 純米吟醸 生原酒 (平成30年10月製造)
蔵元情報:美寿々酒造株式会社
購入価格(税抜):1,325円/720ml
購入した酒屋さん:小山酒店(人形町)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年06月01日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

美寿々 純米吟醸 おりがらみ生 無濾過 30BY

家飲み記録 美寿々 純米吟醸 おりがらみ生 無濾過 30BY

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 長野県塩尻市のお酒です。
 大体毎年いただいている、当ブログ定番銘柄の一つと言えるでしょう。

 以前の記事でも書いた通り、私にとって美寿々は桃の里同様、出張先で偶然かつ運命的な出会いを果たしたお気に入り銘柄です。
 長野のお酒はドンピシャ私の好みなので他にも好きな銘柄は多くありますが、特にこの「美寿々」と「井の頭」は思い入れ強いんですよね。
 こんなブログやっているからには、既に入手困難になっているような銘柄以上に、自分の好みとしてハッキリ推せる銘柄をこそ紹介したいという思いは強いです、美寿々はその典型例と言えるでしょう。

 スペック的には美山錦の49%磨きということで「いつもの」って感じです、そしてお値段は相変わらず超良心的。
 ただ、実は「おりがらみ」の情報には今年初めて出会ったので、速攻で確保に走っております。

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 上立ち香はガス及びオリ的なお米っぽい、非常にスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、オリの苦味を纏ったキリリとした甘酸味が強めのガス感とともに力強く入ってきて、最後までしっかりとバランスを保ったまま、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青りんご的な甘酸味が中心にあって、オリの旨味がそこに押し出しの強さを加えている印象、程々の苦味やセメダイン感もありつつ、実にストレートにフレッシュな旨味を楽しませてくれます。
 後味は、苦酸が引き取る形で、実にスッキリと見事にキレてくれます。

 新酒らしいインパクトのある甘旨味を、程よい酸と苦味できちんと締め上げつつ、全体としてちゃんとバランスを保たせてくれるお手本のような芳醇フレッシュ酒でした。
 オリの苦味と旨味もしっかりと一体化してバランスを取っているのが流石ですね~本当いくらでも飲めてしまいそうな印象。
 最初の一口よりは二口三口目の方が上がりますね~、とんがったところのない非常にスタンダードな雰囲気ながら、新酒の楽しさをしっかり伝えてくれるところが大好きです。
 美寿々、実はもう一本同時に買ったので次回はそちらを。

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名称:美寿々 純米吟醸 おりがらみ生 無濾過 30BY
蔵元情報:美寿々酒造株式会社
購入価格(税抜):1,325円/720ml
購入した酒屋さん:小山酒店(人形町)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年05月30日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 30BY

家飲みプチ記録 井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 30BY

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 個人的に美寿々と共に推している長野酒である井の頭です、新酒生酒としては定番スペックですね。
 同スペックについては27BYのときにいただいています、感想はこちら。
 (なお、そのお酒の数ヶ月生熟版(うえも商店さんで購入)も飲んでますね、感想はこちら

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 上立ち香は落ち着いた、若干セメダイン混じりの果実香がそこそこに。
 含むと、バランスが良く、かつ芯のある旨味が割と自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味で輪郭を整えつつ、最後まで全く崩れないまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘みも濃度もほどほどながら、柔らかな渋味が飲みごたえも添え、程よく熟した感じの果実系の旨味が中心にあって、とにかく丁寧に後ろ向きの雑味が削ぎ落とされている印象のもの。
 後味は、ほんのりとした渋味の雰囲気を残しつつ、見事なまでに自然に引き上げてくれます。

 非常に丁寧に造られていることが伝わってくるような味わいの、とんがったところの無い良バランス酒でした。
 いやあこれは飲みすぎる感じのお酒ですねえ、単体でも食中でもいける系だと思います、まさに万能系。
 私としてはもうちょっと甘みがあると嬉しかったのですが、むしろこれは誰にでもオススメできるお酒になっている感じでしょう。
 井の頭らしいバランスと一種の優しさ、柔らかさを感じた一本でした。

 開栓後数日たつと、旨味が開いてきて、甘味も若干増してきた気がします。
 これは開栓直後にあんまり飲まないほうが良かったなあ…、むしろ一升瓶で買うべきだったかも。
 というかまだまだ伸びそうですね、これも生熟イケるんじゃないかなあ、うえもさんが今年もやってたら買いたいところです。

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名称:井の頭 純米吟醸 袋取り無ろ過生しずく 30BY
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年05月23日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 30BY

家飲みプチ記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 30BY

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 個人的に、にごり酒の中でもかなりお気に入りのお酒です、今年もリピート買いしました。
 前回の感想はこちら。
 後、昨年のにごり酒特集も参考になると思うので、興味があればご覧ください。

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 上立ち香は若干お米混じりのカルピスソーダ?的な甘くもさわやかな香りがそこそこに。
 含むと、そこそこにのガス感を纏って押し出しの強い甘酸味がグググッと入ってきて、オリ由来の柔らかい苦味と一体化しつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、若干原液を足したカルピスソーダ的な、しっかりとした甘さを中心としつつ乳酸が伴う極めて飲みごたえのあるもの、ただダレ感は無くてむしろ若干硬質な感じもあるのが不思議ですね。
 後味は、少々オリの苦味を口中に残しつつも、酸メイン引き取る感じで、しっかりキレます。

 しっかりと存在感のある甘旨味を、乳酸感と独特の硬質さで引き締める、飲みごたえがありながらいつの間にか飲んでしまう甘酸系にごり酒でした。
 いやあこれは私好みですね~、まず甘味の存在感がくるのがとても良いです、それでいてダレやしつこさが皆無で、非常に完成度高し。
 今年に関しては仙禽雪だるまの甘味控えめ酸メインといい感じで好対照な感じかなと思います、どちらも良いですね。(私はこっちの方がより好き)。
 スノーウーマンは31BYも買えれば買うでしょう、また、十六代九郎右衛門は他のスペックもやりたいところです。

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名称:十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒
蔵元情報:株式会社湯川酒造店
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年05月17日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

西之門 純米吟醸原酒 無濾過生詰

家飲み記録 西之門 純米吟醸原酒 無濾過生詰

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 長野県長野市のお酒です。
 外飲み経験はありますが家飲みは初めて、高島屋日本酒まつり購入酒の5本目です。

 こちらのお酒との出会いは、先日の甘口日本酒オフ会だったりします
 参加者の持ち込み酒の1本だった秋上がり(上記記事に写真もありますね)が個人的に好みのタイプだったため、脳内の「後で飲みたいリスト」に入れて置いたところ、今回出会えたのでセレクトした次第です。
 銘柄名の由来である店舗所在地の「西之門町」はその名の通り善光寺の西にあるらしいですね、こういうストレートなネーミングは憶えやすくて好きです。

 美山錦の精米歩合60%、生詰(一回火入れ)になります、秋の蔵出しの所謂ひやおろし的なスペックですね。
 生酒もブースに並んでいたのですが、試飲の印象としてこちらの方が良かったのでセレクトしました。
 お値段はちょっとお高い税抜2,000円。

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 上立ち香はやっぱりちょっとリンゴを彷彿とさせる甘くフルーティーな香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚ながら柔らかい印象の甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、少々の苦味でしっかりと引き締まりを保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり完熟リンゴ的な甘酸味が主役、かつちょっとインパクトのある苦味や辛さも伴う複雑さがある感じですね、それでいて嫌味や粗さを感じさせないのは見事。
 後味は若干の辛さを舌先にピリっと残して力強くキレます。

 長野酒らしい濃厚なリンゴ的甘旨味に、刺激的な辛さが伴って独特のバランスを保つ、芳醇甘旨辛酒でした。
 うーん、この辛さ(刺激)は面白いなあ、スパイシーとでもいうのでしょうか、でもアル添の辛さとはまた違った雰囲気ながら、キレの良さを演出していると思います。
 長野酒は自分の好みと合っていることもあり結構飲んでいるつもりなのですが、まだまだ素敵な未飲銘柄がありそうですね…
 こういうお酒に出会ったり、「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんで知らないお酒を見たりすると、つくづくそう思います。
 西之門、是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

■紹介:長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳さんの別スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1071727851.html

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名称:西之門 純米吟醸原酒 無濾過生詰
蔵元情報:株式会社よしのや
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:高島屋日本橋店(日本酒まつり)
お気に入り度:8.5/9.0(値段を考慮に入れても)

■おまけギャラリー
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 イベント会場では酒米マップや稲穂の実物など、展示物も興味深いものがありました。
 雄町はいつみてもデカイよなあ…、これは栽培難しいわけだ。

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2019年02月24日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

MIYASAKA CORE 純米生原酒

家飲み記録 MIYASAKA CORE 純米生原酒

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 長野県諏訪市のお酒です。
 同蔵のお酒としては、以前に真澄のうすにごりをご紹介していますね。

 今回「酒の勝鬨」さんまで足を伸ばした最大の理由が、このお酒です。
 実はこのCORE、今年の大長野酒祭りで飲んだ数十種類のお酒の中で一番印象が良かったんですよね。
 その時に蔵元さんと話したのですが、このお酒自体、あの「風の森」からガッツリ技術協力を得つつ造られたものだそうです。
 裏ラベルに記載のある、酸化を極力排除した新たな搾り方というのは、風の森の「笊籬採り」を下敷きにしつつ、さらに自蔵の技術を駆使して考案したものだとか…
 そもそも真澄は、風の森がメインで使用している「7号酵母」の発祥蔵ということで、協力関係の下地はあったようですね。
 蔵元さんのお話を聞く限り、風の森への謙虚かつ率直なリスペクトが伝わってきて、個人的にはとても好感が持てました。

 スペックは精米歩合60%の生原酒、使用米はラベルに記載無いですが美山錦のようです。
 ただ、お値段は四合瓶で2,000円オーバーとなかなかなもの…、まあ仕方ないのでしょうが、この辺りも風の森を見習ってほしかったなあ(ちなみに「突釃(つきこし)」という別の限定品もあるのですが、そっちはもっと高い)。
 4月製造、8月開栓です。

 ちなみに購入前には「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの記事を参考にさせていただきました。
 そして、最近掲載された「日本酒感想日誌」さんの記事を見て初めて、ラベルが7号酵母の「7」の文字を模していることを知りました…、いやこれはわかりませんて。

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 上立ち香はアップルサイダー的な爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘酸旨味がチリチリとしたガス感を纏いつつ入ってきて、少々の渋味的な奥深さを裏側に感じさせつつ、じんわりと染み入ってきます。
 味わいは、リンゴとマスカットのブレンド?のような甘酸味を中心にしつつ、それに一体化して浮いたところのない渋味が伴うことで複雑味を加えるのですが、それを雑味とは全く感じさせないまとまりがありますね。
 後味は、ガスと酸渋の働きで、しっかりと、かつ自然にキレます。

 インパクトと奥深さを備えた甘旨味を、高純度かつ重く無い感じで味わわせてくれる、極めて高次元でまとまった芳醇甘旨酒でした。
 いやあ実際この味を出されてしまうと、値段が高いみたいな文句は付けられませんわ、むしろお値段以上と言ってよいでしょう。
 原材料費から自動的にされるような値付けだけでなく、こういうこだわりのお酒の価値がちゃんと評価されて、しっかりとした販路を確保できれば、日本酒業界をもう一歩前に進めることができるのではないか、そんなことまで考えさせてくれたお酒でした。
 (まあ一消費者としては安いに越したことはないという思いもあるのですが…)
 MIYASAKA、真澄の新ブランドとして非常に期待できると思います、今後要注目ですね。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2599.html

紹介:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1071103128.html

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名称:MIYASAKA CORE 純米生原酒
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:宮坂醸造株式会社
購入価格(税抜):2,200円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:酒の勝鬨(築地)
お気に入り度:8.6/9.0(値段を考慮に入れても)

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2018年11月18日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

夜明け前 純米にごり酒 生酒

家飲み記録 夜明け前 純米にごり酒 生酒

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 長野県上伊那郡辰野町のお酒です。
 ブログでの紹介は3回目。

 夜明け前に関しては、以前ににごり生をいただいているのですが、こちらは若干低価格かつアル添というスペックでした。
 その後、純吟しずくどり生の記事を書いた時に、コメントでこの「純米にごり」が今年から出ているという情報をもらい、凄く飲みたかったのですが近場で取り扱い店が無く入手できずにいました。
 最終的には取り扱い店(湯島の壽屋)まで教えていただき、ようやく入手にこぎつけた次第です、さざびさんありがとうございました。

 細かいスペック情報の記載はありませんが、精米歩合は55と純米表記の割に削ってますね、お値段含め私が良く飲むランクです。
 7月に買って即開栓したのですが、製造年月は4月になっています、ので少なくとも瓶詰後に3ヶ月は経ってますね。
 そのくらいの期間なら、生酒でもちゃんと遮光冷蔵していれば私はそんなに心配は無いと思っているのですが、穴開き栓なのがネックかも…


 上立ち香はつきたて餅や甘酒的な、濃厚な米の香りがそこそこに。
 含むと、やはりコメ由来的な高濃度の甘旨味がトロリと入ってきて、おり由来の柔らかな苦味とほのかな辛さで輪郭をしっかり保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり長野酒らしいリンゴ的甘味が芯にあって、そこに甘酒的なニュアンスが伴いつつ、苦辛はあくまで裏方に
 後味は、流石に粉っぽさをある程度残しつつも、苦味の働きでダレずに引き上げてくれます。

 長野らしい甘味をたたえつつ、非常におりの濃度が濃い、トロトロ芳醇甘旨酒でした。
 甘味は凄く魅力的なのですが、私にはちょっとこの甘酒的なニュアンスが邪魔だなあ、そしてガス感がもうちょっと欲しい。
 これはフレッシュコンディションで飲みたかった…、というか穴あき栓は自分のような生酒派マニアにとっては害悪でしかないかも…(開封は気をつければなんとかなるし、ガスが強かったらちょっと置けば良いし)
 夜明け前純米にごり、次は何としても出荷直後にいただきたいと思いました。

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名称:夜明け前 純米にごり酒 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社小野酒造店
購入価格(税抜):1,458円/720ml
購入した酒屋さん:壽屋(湯島)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年10月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

美寿々 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒

家飲み記録 美寿々(みすず) 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒

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 長野県塩尻市のお酒です。
 ブログ開始前からの個人的お気に入り銘柄ですがブログ登場は意外にもまだ3回目、長野酒特集の11本目としてトリを飾ってもらいます。

 以前のブログで少し触れましたが、実は美寿々は、今や数十本に及ぶ私の出張先購入酒の第一弾だったりします。
 セレクト自体は偶然だったものの、実際飲んでみてあまりの旨さに衝撃を受けましたね、最近では「桃の里」で似た出会いをしていますが、美寿々との出会いはその後の出張時の積極的購入に繋がっているという意味で、私の日本酒ライフに、より強い影響を与えたと言えるでしょう。
 最近ちょっと購入タイミングが無かったのですが、先日長野酒に極めて強いブログ「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんに、新製品であるこの雄町純吟が掲載されているのを見て、居てもたっても居られず購入に走った次第です。
 ちなみに記事を見てすぐネットで情報を収集して、通販取扱のあった横内酒店さんに電話で在庫確認して、その日のうちに都内から北浦和まで電車で50分くらいかけて実店舗までいきましたからね…、日本酒が絡むと行動力の化身と化す私でございます。

 さて、スペックはその名の通り全量雄町、精米歩合は55、無濾過生原酒という直球勝負な感じ。
 ラベルはピンク…というか曙色ということらしいです、雄町のイメージと相まってついふくよかで甘い味わいを期待してしまいますね。

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 上立ち香は若干落ち着きとフレッシュさ両方感じる甘酸の果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りそこそこ落ち着いた甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、透明感・上品さを感じさせつつ最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、存在感のある甘旨味が主役ではあるのですが、透明感のある酸味とほんのりとした苦渋味が絶妙なバランスで絡み合って、いくらでも飲めてしまいそうな印象。
 後味は、ほんの少々の苦渋味を口中に彷彿とさせながら、極めて自然に引き上げてくれます。

 今風のフレッシュフルーティーな魅力と、飲みごたえのある奥深さ、そして何よりバランスによる上品さと透明感が素晴らしい芳醇バランス酒でした。
 何というか無茶苦茶杯が進んじゃうんですよね…、無濾過生原酒的な飲みごたえはバッチリあるのですが、後味の引き上げ方が非常に心地良い。
 また嫌な苦味が皆無なところが良いんですよ~、本当完成度が高いお酒だと思います、初スペックとはとても思えない纏まり。
 美寿々は全国区でもトップクラスの次元で戦える銘柄だということを、改めて感じさせてくれた一本でした。

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名称:美寿々 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:美寿々酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:横内酒店(北浦和)
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年05月31日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

鼎 純米吟醸 生酒 29BY

家飲み記録 鼎 純米吟醸 生酒 29BY

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 長野県上田市のお酒です。
 同蔵のお酒の登場は3回目、同銘柄としては2回目、長野酒特集の10本目となります。

 今回の長野酒特集については、最初は旅行でまとめ買いしたことをキッカケに「プチ特集」という形で取り上げ始めたのですが、「そもそも既に何本も飲んでた&特集掲載中にも買い増した」という理由で本数が2ケタになってしまったため、特集として格上げしていたりします。
 実はこれを書いてる最中にもまた新しく欲しい長野酒が出てきていたり…、いやあほんと、甘旨系日本酒好きなら長野酒は片っ端から飲んでみても良いぐらいだと個人的には思っております。
 閑話休題、鼎については去年も全く同じ商品を買っているのですが、やっぱり今年も飲みたいなあという思いに駆られて、再び朝日屋酒店さんで買ってきてしまいました。
 
 スペック的には去年と同じ…はず。
 というのは、去年は美山錦利用とどこかで見たのですが、今調べると金紋錦・ひとごこちという記事も出てくるんですよね。
 ラベルに記載は無さそうですし、今回は不明としておきます。

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 上立ち香は濃厚でちょっと熟した印象の果実の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながらもバランスの取れた印象の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味と苦味を彷彿とさせつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、実に長野酒らしい蜜たっぷりのちょい熟リンゴ的甘旨味が芯にあって、苦渋はあくまで裏方に徹して、複雑味を添えつつも素直に甘味を楽しませてくれます。
 後味は、そのまま苦渋が裏方の仕事をして、しっかりと甘味を引き取ってキレます。

 長野酒の魅力を凝縮・洗練したような、最後までしっかりバランスを保ってくれる芳醇甘旨酒でした。
 甘味が本当に心地良いんですが、結構全体的には複雑な感じで、ダレも飲み飽き感もバッチリ抑えられています。
 いやあ安定してますね~、毎年この味わいを楽しめる喜びというものを、改めて噛み締めてしまいます。
 コスパも素晴らしいですし、総合的な満足度は非常に高いお酒かと。
 鼎、次はおりがらみとかの別のスペックもやりたいですね。

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名称:鼎 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:信州銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,381円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年05月29日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒

家飲み記録 夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒 

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 長野県上伊那郡辰野町のお酒です。
 外飲みは相当回数やってますが、ブログでの登場は2回目ですね、長野酒特集の9本目。

 夜明け前は以前にアル添にごり生を紹介しています、その時や外飲み時の印象は総じて良かったため、看板商品の一つであるこの「純米吟醸生一本生酒」は前々から狙ってました、今回ようやくタイミングが合って購入した次第です。
 ところで、以前にコメントでもご指摘があったのですが、私は長野酒の中でも特に「伊那地方」のお酒に好きな銘柄が多いようです。
 実際長野県酒造組合の蔵元一覧を見るに、銘柄名でいうと「井の頭」「黒松仙醸」「信濃鶴」「信濃錦」と、自分の中で「お気に入りに追加」している蔵元がひしめいている感じです(逆に未登場は「今錦」「岸の松」「大國」のみ。今錦は外で何度も飲んでます。大國・岸の松は未見)。
 これだけピンポイントに集中しているは多分珍しいかと思います、多分食文化とかの傾向について波長が合うんでしょうね。

 スペック情報は精米歩合55%という点以外ラベルにはほとんど記載無いですね…
 ただ調べると、山田錦利用の無濾過生原酒と記載している酒屋さんのページがありました。
 

 上立ち香はリンゴ系の甘くスッキリとした香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚ながらバランスのとれた印甘旨味が上品な口当たりでトロリと入ってきて、酸味や苦味をあくまで裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいはまさに蜜たっぷりのリンゴ的な甘味が厳然たる主役、酸味は味を整える程度で、苦味は完全に奥に留まり、芳醇さの割に雑味を全く感じさせずに甘味の魅力をストレートかつ丁寧に伝えてくれます。
 後味は、酸が仕事をしているのかなあ、甘味がそのまま自然に引き上げる感じ。

 長野酒のど真ん中を往く甘旨味に、他の味の要素が少しづつ彩りを添える、高次元のバランス系芳醇旨酒でした。
 やっぱり雑味の無さが良いですね~、濃厚さと上品さを両立させているのは素晴らしい!
 いやあこういうお酒を飲むと、少しぐらい高くても雫取りを優先してセレクトしたくなりますね、口当たりが本当に心地良いです。
 夜明け前、他にも色々なスペックを試していきたいと思いました。

 開栓後は意外と甘味が後退して少しづつバランスが崩れていく感じかな…
 個人的には開栓直後がベストだったので、速飲みを推奨しておきます。

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紹介①:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1065522173.html

紹介②:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

名称:夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社小野酒造店
購入価格(税抜):1,649円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年05月27日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:8

縁喜 特別純米酒 玉村無濾過生原酒 ひとごこち

家飲み記録 縁喜(えんぎ) 特別純米酒 玉村無濾過生原酒 ひとごこち

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 長野県下高井郡山ノ内町のお酒です。
 家飲み外飲み含め確か初めていただきます、長野酒特集の8本目。

 この縁喜(正式にはラベルにある通り「喜」の字は異体字ですが、文字化けしそうなので喜で統一します)については、長野酒が非常に充実しているブログ「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんが強く推していたことが以前より印象に残っていました。
 今回、たまたま神田の鈴木酒販さんの店頭で見かけたため、これ幸いとセレクトした次第です。
 同蔵については洒落たデザインの公式ホームページがあり、そちらを見る限り地ビールにも力を入れているようですね、直営ビアレストランもあるとか。
 地方蔵にしては珍しく、今回いただくような限定品についてもちゃんと商品紹介ページがあるのは好印象ですね。(特約店一覧があるとなお良いのですが…)

 スペックについては、そちらのページに加え、ラベルにもかなり詳細な記載があってこれも素晴らしいと思います。
 地元産の契約栽培ひとごこち利用というところがポイントですね、精米歩合は長野スタンダードの59%。
 【5/28追記】コメントいただくまで全く気付かなかったのですが、こちらは珍しい五合瓶でした。それで税抜1,385ですからコスパも素晴らしいことになっていますね。(しかし、それに気付かずガブガブ飲んじゃったって、どれだけアルコールに頭がやられているのか…)

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 上立ち香はちょっと草っぽい青目の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚なながらやはり青さで引き締まった印象の旨味がググっと入ってきて、力強さとバランスを両立させつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、青い感じながらキツさのない旨味が芯にあって、甘みは程々、全体としては甘みをちょい抑えて苦味と旨味を増したメロン系な印象(?)ですね、酸も居るのですのがフレッシュさよりさ落ち着きがあるタイプかも。
 後味は青さと酸でしっかりキレます。

 草っぽい独特な風味が特徴的な、非常に飲みごたえのある個性派濃厚旨酒でした。
 最初はちょっとクセがあるかなと思いましたが、飲み進めると逆にクセになる感じですね…、複雑ながらも雑味がしっかり抑えられているので、飲み飽きずに進められる印象があります。
 似ている銘柄をあえて挙げると山間かなあという気がします、草感とインパクトが近しい感じ。
 縁喜、是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 そして、開栓後も数日ぐらいでは全く崩れず、むしろこなれた感じで良くなってきました。
 いやあ力強い系のバランス酒なんでしょうね、流行りの酒質は一線を画しつつも、しっかり独自の魅力があるお酒だと思います。

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紹介:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同銘柄別スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1065186206.html

名称:縁喜 特別純米酒 玉村無濾過生原酒 ひとごこち
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:株式会社玉村本店
購入価格(税抜):1,385円/900ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.5(開栓後変化含む)/9.0

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2018年05月25日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

井の頭 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY

家飲み記録 井の頭 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄の一つ、長野酒特集の7本目ですね。

 井の頭は5年前に日がさ雨がささんでで出会って以来推してきた銘柄ですが(というかもう5年前か…)、最近ようやくじわじわと首都圏にも浸透してきているのではないかという感触を得ております。
 個人的には、かのこだわりの地酒屋「うえも商店」さんが積極的に推しているのが大きいんじゃないかと思いますね、今回のお酒に至っては、「久々の120点満点」と、まさに太鼓判を押していらっしゃいます。
 また、このスペックについては「日本酒感想日誌」さんも先に感想を上げられており、そちらもかなりの高評価。
 何が言いたいかというと、私がだけが騒いでいるわけじゃないということです(笑)、もっともっと知られるべき銘柄だと思いますよ!

 閑話休題、スペックはひとごこち59%精米の純米吟醸袋吊り中取り、コストを抑えつつ、手間がかかっていそうな雰囲気を感じます。
 中取りはうえも商店さん限定スペックなのかな、去年飲んだ限定純米吟醸は美山錦55だったので、完全に別スペックですね。

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 上立ち香は柔らかい印象の、果実とお米が混じったようなフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、酸の芯のある甘旨味が力強く入ってきて、おり由来の若干の粉っぽさと少々の苦渋味を伴いつつ、最後までしっかりと飲みごたえを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、ちょい酸強めの柑橘系果実の甘旨味が主役を張りつつ、全体としては甘酸渋苦をそれぞれ感じる、奥深くかつまとまりのあるもの。
 後味はしっかり酸苦が引き取って、力強くキレます。

 芳醇さ、奥深さ、そして若干キツ目の引き締まりがありつつ、それでいて全体としては柔らかい印象もある、やっぱり独特の魅力があるお酒でした。
 いやあやっぱりハイレベルですよ、個性とまとまりをしっかり両立させている印象。
 ただ、悲しいのはほんの少々生ヒネ感があることだったり…、最初からの可能性もあるものの、せめて直ぐに開栓すべきだったなあ。(今回は3月開栓)
 どうもベストポジションじゃない気がすんですよね、バランスも魅力なお酒なだけに、この点は少し反省です。
 ともかく、井の頭は今後も最大限に注目していきたいと思います。

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名称:井の頭 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17%
日本酒度:-2
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円くらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(練馬)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年05月23日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY

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 長野県飯山市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、長野酒特集の6本目。

 こちらも信濃錦や亀の世同様、松本の中島酒店さんで購入しました、長野旅行時の土産酒のトリになりますね。
 水尾については以前も「紅」のひやおろしを飲んでおり、今回買うかどうかも迷ったのですが、生酒版も飲んでみたいと前から思っていたことと、1本ぐらいは良く知った信頼できる銘柄を買うのも良いかと思ったことからセレクトしました。
 実は当初は、宿泊先の旅館で飲もうかと思って買ったのですが、旅館の日本酒メニューが思いの外ちゃんとしていて(鏡花水月・善哉の生酒とか)、そちらで十分楽しめたので予定を変更しています。
 ちなみに結局帰りの電車内で開栓しました。

 スペックは、長野が誇る復刻米「金紋錦」を49%まで削った高精白の純米吟醸で、お値段も1ランク上という感じ。
 特急あずさの車窓から、風景を楽しみつついただきます。

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 上立香は、フレッシュかつ甘さを感じられる果実香が仄かに。
 含むと、フレッシュで芳醇な甘旨味が華やかな感じで入ってきて、チリチリとしたガス感を伴いつつも滑らかさも感じるような口当たりで、最後までバランスを保ったまま染み入ってきます。
 味わいは、全体としてはメロンを彷彿とさせる、ふくよかな甘味、程よいガスと青さによるフレッシュさ、心地よいラムネ的含み香が一体となって、かつマイナス要素をほぼ感じない完成度の高いもの。
 後味は、青い苦味がしっかり仕事をして、見事にキレます。

 強めのガス感をまといつつも、まろやかさすら感じさせる芳醇な甘旨味をストレートに楽しめる、極めてハイレベルなフレッシュ甘旨酒でした。
 紅はやっぱりメロンですね、どことなくバニラもあってクリームソーダ的と言えるかも、そして濃厚さとキレのバランスが素晴らしい!本当にお酒としての出来が高次元です。
 金紋錦にこだわって、これだけ使いこなすに至ったというのも見事の一言ですね、個性・完成度の双方で明らかに全国区でバリバリ戦えるレベルかと。
 水尾は銘酒ひしめく長野でも傑出したお酒だと思います、是非早いうちに他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:49%
使用米:金紋錦
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社田中屋酒造店
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.6/9.0

■長野旅行時購入酒記念写真
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 …実は水尾は空瓶だったりします、旨過ぎて車内で四合飲み切っちゃったんですよね。
 連れが居たとはいえ、傍から見たら明らかにやべーやつだったに違いない…
 ただ、シチュエーションの影響を除外しても、このお酒が素晴らしい味わいだったことは間違いないと思います。

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2018年05月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

金蘭 亀の世 辛口純米 限定生酒

家飲み記録 金蘭 亀の世 辛口純米 限定生酒

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 長野県松本市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、長野酒特集の5本目。

 同蔵の他銘柄には「アルプス正宗」があります、そちらは覚えがあったのですが、亀の世というのは完全に初見でした。
 そういう見たことも聞いたこともない銘柄をノリで買うのが、旅行・出張時購入の醍醐味だと思います、今日日ちゃんとしたお店でスペック見た上で買えば、大きく外すことなんてほぼありませんしね。
 ところで、このお酒を買ったあとに、同蔵の酒造事業がコンクリート製造販売の昭和産業(岐阜市)に譲渡されたという記事が日経に掲載されていました。
 理由は後継者不在らしいですね、今の地酒業界では蔵元が杜氏になって華々しく活躍する明るいパターンにスポットライトが当たりがちですが、こちらの蔵のようなパターンも多いんじゃないでしょうか。
 飲み手からすれば、技術・設備・ブランド、そして味わいの継続性が重要だと思うので、経営部分が外部の安定資本の傘下に入るのは十分アリなんじゃないかと、個人的には思います(少なくとも廃業よりは良い)。

 閑話休題、スペック的には、使用米不明、精米歩合70の生酒です。
 辛口表記で、日本酒度+10なので、あまり甘味には期待できませんが、できるだけ先入観を持たずにいただきます。

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 上立ち香はスッキリとした、果実系とセメダイン系の間的な香りがそこそこに。
 含むと、ギッチリ引き締まった印象の旨味がググっと入ってきて、最後までその印象を保ったまま、キリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ちょっと苦じょっぱさ(?)を伴った筋肉質の旨味が主役、酸もしっかりあって、ちょっと草っぽい感じもありますね、全体としては旨味とスッキリさをしっかり両立させている印象。
 後味は、草の青さと酸が働いて、見事にキレます。

 お米の旨味ドッシリ系でなく、青いスッキリ感と引き締まり感が魅力の、新しい芳醇辛口酒という感じのお酒でした。
 なかなか個性的で面白い感じでしたね、生酒らしさと辛口っぽさが両方あって、かつ食事に合わせやすい印象があります。
 甘味偏重派の自分には合わないタイプでしたが、好きな人は相当多いことでしょう。
 亀の世とアルプス正宗、今後の展開にも注目していきたいと思います。
 
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名称:金蘭 亀の世 辛口純米 限定生酒
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:15度
日本酒度:+10
蔵元情報:合名会社亀田屋酒造店
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.2/9.0

■おまけ:長野旅行でのベストショット(竜神の滝)
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 長野の山中って本当「雪国」なんだなあと思いましたね。

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2018年05月19日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

斬九郎 特別純米酒 生酒

家飲み記録 斬九郎 特別純米酒 生酒

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 長野県伊那市のお酒です。
 前回の艶三郎と同時に購入しました、長野酒特集の4本目。

 斬九郎は、以前「夏泉」の記事でちらと書いたとおり、四ツ谷の「大長野酒祭り」で特に好印象だった2銘柄の一つだったりします。
 結局半年しないうちに二つとも飲んじゃいました…、我ながら未飲銘柄に対する執念深さが恐ろしいことになってますね。
 まあ地酒についてはこれだけ種類が多いと、外飲みで気に入った銘柄に出会った場合、必ず詳細スペック含めた写真を取り、早いうちにググって基礎情報を仕入れておき、できれば常に頭の片隅に置いておくぐらいのことをしないと、いざ酒屋で再会したときにスルーしてしまう恐れがあると思います。
 私はそれが恐ろしいんですよね…、何が何でも逃さずにはおれません。
 実際、一般の方々(非マニア)が「前飲んだお酒が凄く美味しかったんだけど、名前忘れちゃいました~」とか言ってるのを聞くと、「キエーッ!なんでそんな平然としてられるんじゃー!」と頭を掻き毟りたくなります(病気)。
 
 閑話休題、スペック的には美山錦利用、精米歩合は61%と謎の数字になってますね。
 前回の「艶三郎」と同じ蔵のお酒です、「芳醇辛口」と明記されている斬九郎だけだと、甘味重視派の自分としてはちょっと不安だったため同時購入した次第。

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 上立ち香はなんとなくバニラ的な、硬質な香りがそこそこに。
 含むと、青さを纏ったキリリとした旨味が力強くしかしスルリと入ってきて、少々の粉っぽさとほんのりとした苦味を伴いつつ、最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青さや草っぽさのある引き締まった旨味が主役で、濃度はほどほど、酸も働いていて全体的な印象は兎に角ガッチリ引き締まった男酒といった感じ。
 後味は、少々の苦味と辛さを感じさせつつ、しっかりとキレます。

 青く引き締まった筋肉質な旨味が特徴的な、「名は体を表す」という言葉が浮かぶような辛口酒でした。
 そこまで濃厚ではないと思うのですが、確かに淡麗ではないですね、割と万能な食中酒というイメージ。
 個人的には艶三郎の方が断然好みでしたが、まあこれはそれぞれ「キャラが立っている」と思うので、あとは完全に相性でしょう。
 斬九郎を含め、信濃錦は今後も機会があれば飲んでみたい銘柄です。

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名称:斬九郎 特別純米酒 生酒
精米歩合:61%
使用米:美山錦
アルコール度:15.5度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社宮島酒店
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.2/9.0

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2018年05月17日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信濃錦 「艶三郎」 純米無濾過生原酒

家飲み記録 信濃錦 「艶三郎」(つやさぶろう) 純米無濾過生原酒

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 長野県伊那市のお酒です。
 外飲み経験は有りますが、家飲みは初めて、長野酒プチ特集の3本目になります。

 前回に引き続き長野旅行の土産酒です、こちらは駅前の「中島酒店」さんで購入しました。
 このお酒のラベルにはQRコードがあり、そこからかなり詳細な記載のある商品紹介ページに飛べるようになっています、最近たまに見る形式ですね。
 そのページやラベルにも記載ありますが、「艶三郎」という名は、その昔蔵の地元伊那荒井地区の水資源開発に貢献し、そこでの米作りの基礎を築いた「御子柴艶三郎」という人物を由来とするとのこと。

 使用米は、まさにその荒井地区で栽培されたひとごこち、精米歩合は70と控えめですが、お値段はなんと税抜1,000円ポッキリ。
 地酒、それも酒米を使った無濾過生原酒としては極めて良心的なお値段と言えるでしょうね。

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 上立ち香は程よく熟しつつも爽やかな感じの柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた感じのバランスの良い旨味がスルリと入ってきて、程々の酸で輪郭をしっかり整えつつ、自然な感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかり熟して甘味が増した蜜柑的な甘酸味が純然たる主役、苦味はほんの少々で甘味の心地よさをストレートに感じさせてくれますね、かつ全くダレ感も無し。
 後味は、酸主役かつ苦味は最低限ながら、いい感じで見事にキレます。

 心地良い甘味と後味のキレ、という多くの日本酒が直面する命題を、ハイレベルに実現した芳醇キレ酒でした。
 良く良く味わうと草感とか色々と複雑な味わいがして、ちょっとうるさい面もあるのですが、酸がしっかり働いているおかげでダレは感じませんでしたね。
 そしてやはりこれで1,000円は素晴らしい!個人的に地元産ひとごこち利用の長野酒にはコスパに優れるものが多い印象がありますが、その中でも出色の出来かと。
 実は同蔵のお酒をもう一本同時購入しているので、次はそちらを紹介します。

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名称:信濃錦 「艶三郎」 純米無濾過生原酒
精米歩合:70%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17.5度
日本酒度:-2前後
蔵元情報:合資会社宮島酒店
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

■おまけ:中島酒店さん外観
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2018年05月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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