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福源 蔵出し 無濾過原酒 純米酒 生酒

家飲み記録 福源 蔵出し 無濾過原酒 純米酒 生酒

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 長野県北安曇郡池田町、福源酒造のお酒です。

 こちらは前回の御湖鶴と同時に信州おさけ村で購入してきました、初家飲みです。
 東京では相当レアな銘柄なんじゃないでしょうか、少なくとも私は信州おさけ村でしか見たことないです(そういうお酒が有るのが同店の魅力)。
 実際、蔵元ホームページには初っ端から「私たちは大量にお酒を造っていません。」と打ち出してますね、ハッキリそっち系の蔵なのでしょう。
 
 外観は肩にかけるタイプのラベルが目を引く感じですね。
 商品情報を見ると、全体的に強気の価格設定に見えます、今回のお酒は四合1,800円。

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 上立ち香はちょっと栗(?)っぽいまろやかな香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚ながらもやはりまろやかさのある旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦渋味が奥深さを添えつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、米と果実の両方を感じるような実に素直な印象の旨味が厳然たる主役、甘味渋味苦味はあくまで脇役、最初から最後まで旨味の魅力を感じられます。
 後味は、渋味苦味がやっぱり柔らかい感じで引き取ってキレます。

 非常に濃い味わいと、一種のまろやかさ柔らかさを両立させた、力強いバランスの芳醇旨味酒でした。
 この濃厚さながら度数がそんなに高くないので、キツさが抑えられているのが特徴的ですねえ。
 風味的にはアル添有りの高アル原酒でよく感じる方向性なのに、このまとまりというのが面白いと感じます。
 福源、次は是非別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:信州おさけ村(新橋)
お気に入り度:8.35/9.0

■記念写真
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タグ: 福源 純米

2022年09月06日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

御湖鶴 純米吟醸 諏訪美山錦 無濾過生原酒

家飲み記録 御湖鶴 純米吟醸 諏訪美山錦 無濾過生原酒

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 長野県諏訪郡下諏訪町、磐栄運送株式会社の諏訪御湖鶴酒造場のお酒です。

 先日新橋を通る用事が有ったので、希少な長野銘柄が揃っている「信州おさけ村」で、こちらを買ってきました。
 マニア間では有名なお話ですが「御湖鶴」は、2017年に醸造元の菱友醸造が自己破産しており、存続が危ぶまれた銘柄でした。
 結果的には福島県いわき市の運送会社である磐栄運送が買い手となって復活しているのが現状です。
 実際地元でもない異業種の会社が救い手になるというのは相当珍しいパターンなんじゃないでしょうか。
 この辺りは天下の日経ビジネスにインタビュー記事がありまして、中々面白いのでご一読を推奨します。

 個人的には破産前にも大長野酒祭り等でいただいたことは有ったのですが、家飲みの機会は逃していました。
 ようやくいただけたのは嬉しいですね、スペックはいかにも長野という感じで、3月瓶詰、7月開栓です。

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 上立ち香は青りんご系の爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚な甘苦味が力強い口当たりで入ってきて、若干の酸味とも一体化しながら、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、蜜増しの青りんご味もしくはハイチュウ的な、甘味がしっかりした果実味が主役で、そこに香り系の苦味が溶け込んでいる印象、クドくならないギリギリの濃度を保っています。
 後味は、苦味の余韻を若干残しつつ引き上げます。

 濃厚な甘苦味に爽やかな青さが寄り添う、独特なまとまりのあるお酒でした。
 個人的に好きなタイプで、典型的な長野酒に落ち着いた青さが個性を添えている印象。
 ただ、若干コンディション的に過熟かなあという気もします、フレッシュ感があったほうがより好みだった予感をビンビンに感じます。
 御湖鶴、次はフレッシュコンディションでいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:信州おさけ村(新橋)
お気に入り度:8.35/9.0

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2022年09月02日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

le lac(ル・ラック) 無濾過生原酒 ひとごこち

家飲み記録 le lac(ル・ラック) 無濾過生原酒 ひとごこち

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 長野県大町市、薄井商店のお酒です。

 こちらの通常銘柄は「白馬錦」、今回のル・ラックは新規ブランドだと思いますが、思い切ったデザインにしてますね。
 蔵元ホームページにはしっかり解説ページがあって、それによるとル・ラックとはフランス語で「湖」をあらわすとのこと。
 地元の木崎湖、中綱湖、青木湖の仁科三湖からの水の恵みに敬意と誇りを込めたネーミングのようです。
 
 裏ラベルには味わいを含めかなり詳細なコメントがありますね、上記解説ページにも個別の商品について味わいの特徴コメントがありますし、情報公開としては◎かと思います。
 (しかも取り扱い店一覧もある!素晴らしい!)
 今回はせっかくなので地元産ひとごこちを使用したスペックをセレクトしました、4月製造8月開栓なので若干生熟を経ています。

 上立ち香はプラム?的濃厚な果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚ながらも落ち着いた雰囲気の甘旨味が割と滑らかな口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味を伴いつつ最後まで存在感とバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、レーズン的な熟感を纏った砂糖的な甘旨味が中心にあって、渋味が複雑味さを添えつつも、後ろ向きな苦味等は皆無、実に濃く低酸なのですが飲み飽きない印象ですね。
 後味は、渋味の余韻をほんの少々残しつつ、自然に引き上げていきます。

 実に落ち着いた印象の濃厚な甘旨味を、実に素直に楽しませてくれる、ハイレベル生熟酒でした。
 これはなかなか面白いですねえ、低酸の落ち着きが長野酒の王道からはちょっと外れている感じで、それが非常に個性的。
 この甘味自体は長野っぽさもあって、個人的に非常に好みの方向ですね、グイグイ飲んじゃいます。
 ルラック、是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(通販)
お気に入り度:8.45/9.0

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2022年08月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒松仙醸 「こんな夜に…」 山椒魚 純米吟醸 直汲み生

家飲み記録 黒松仙醸 「こんな夜に…」 山椒魚 純米吟醸 直汲み生

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 長野県伊那市、仙醸のお酒です。

 相談:「川中島○舞や信州○齢が買えません、どうすれば良いですか?」
 回答:「地酒屋こだまに行って試飲で信州酒のバリエーションを感じつつ、好みのお酒を買いましょう」

 という謎問答から初めてしまいましたが、これは本当にそう思っています。
 有名銘柄しか知らないような方にこそ、こだまさんに一度行ってみて欲しいですねえ。
 有名銘柄は最大公約数的な魅力のある素晴らしいお酒ですが、自分に合うお酒を見つけられるならやっぱりそれがベストなんですよええ。
 
 閑話休題、今回いただくのはこんな夜にシリーズの一つ山椒魚。
 金紋錦利用の直汲み生を、製造年月から半年後にいただいています。

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 上立ち香は割と落ち着いた、完熟洋梨っぽい果実香がそこそこに。
 含むと、熟感とフレッシュ感を両方残したような、実に存在感の強い甘旨味がバランスの良い口当たりで入ってきて、粗さを全く感じさせないまま、じんわりと口中に染み込んできます。
 味わいは、なんというか蜜たっぷりの完熟りんごor洋梨とでもいいましょうか、極めて濃厚な甘味が主役ながら、紅茶的熟感や渋味としっかり一体化した奥深いもので、全く飲み飽きずに延々と飲めてしまいそう。
 後味は、渋味メイン、そして最後にほんのり苦味を感じさせつつ、実にしっかりとキレます。

 生熟ならではのしっかりとした熟感と甘味に渋味が奥深さを添える、超ハイレベルなまとまりの芳醇甘熟酒でした。
 これは素直に旨いっすね~、長野酒らしい甘旨味が本当に素直に、そして前向きに熟していった感じ。
 冷酒で飲むには今が丁度いいタイミングだったんじゃないかしら、そんな印象ですが、今後も常温や燗酒向けに伸びていきそうな雰囲気もありますね、そのくらいバランスが良い生熟酒だと思います。
 こんな夜に、長野酒の中でもトップクラスであると、確信を深めた一本でした。

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購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年06月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

志賀泉 夏泉(なつみ) 活性にごり 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 志賀泉 夏泉(なつみ) 活性にごり 純米吟醸 生原酒 

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 長野県中野市、志賀泉酒造のお酒です。

 地酒屋こだまさんで購入の長野酒が続きます。
 この志賀泉は、個人的には知名度と味わいに最も落差のあるお酒だと思っております。
 以前秋口に飲んだ夏泉は本当に美味しくて、これが人気爆発してないのは世の中間違ってると感じましたね。
 
 今回いただくのも似たスペックではありますが、活性にごりということでガス感が期待できます。
 アルコール度数13度と低めなことも特徴ですね、そして今回は8月製造、10月開栓でいただいています。

 上立ち香はオリ・ガス・少々の果実感を感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、実にスッキリとした印象の甘酸味はシュワシュワとした口当たりで入ってきて、オリの存在感も強く感じさせながらも、勢いよく胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、強いガス感も相まって三ツ矢サイダー感のある甘酸味が主役、ただオリ由来のお米の旨味が実にしっかりしているため、日本酒でしか味わえない魅力をビンビンに感じますね、奥深くもグイグイイケます。
 後味は酸とガスが絶妙に引き取り、素晴らしいキレ。

 ガスのシュワシュワ感がありつつ、その裏に超絶バランスの芳醇甘酸酒が潜んでいる、実力派発泡にごりでした。
 これ13度とは信じられないですねえ、どんなに濃厚な低アル原酒でも一種の物足りなさや、後味のなよっぽさがありがちですが、このお酒にはそれが皆無。
 オリと酸が絶妙なんですよね~、そしてやっぱりまだ伸びそうな強さもあります、まあ非の打ち所がない感じ。
 志賀泉、もっともっと知られるべき銘柄だと感じた一本でした。


 ちなみに私は二日目以降のちょっとガスが抜けた感じのほうが好きですね~
 そういう意味でも風の森に通ずるところがあるので、そちらのファンにも勧めたい逸品かと。

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購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年06月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

笑亀 直汲み 無濾過生原酒

家飲み記録 笑亀 直汲み 無濾過生原酒

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 長野県塩尻市、笑亀酒造のお酒です。

 前回の今錦同様、個人的には飲み残してきた長野酒の一つだったので、ようやくの家飲みとなります。
 こちらは大長野酒祭りでそれこそ何回も飲んだ覚えはあり、印象も十分良かったのですが…う~むいつのまにやら。
 ちなみに同酒造ではみそ麹を使用した、可愛い女の子ラベルが特徴の「くせものじゃ」シリーズというのも出しているのですが、そちらは火入れのみっぽいので、とりあえず今回はこちらをセレクトしました。

 スペックは特定名称の無い普通酒、アルコール度数20%と高いのが特徴ですね。
 製造年月からは、約1年8ヶ月経った生熟コンディションでいただいています。

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 上立ち香はあくまでほんのり熟感とケミカル感を纏った、どこか爽やかさもある果実香が控えめに。
 含むと、熟成由来の香ばしさを纏った、非常にインパクトの強い甘酸旨渋味がドドドと入ってきて、全体的に複雑な印象を与えつつ、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、果実感のある紅茶的な、粉っぽさすら感じる超濃厚かつ複雑なもので、太い旨味を芯にしつつ、少々の甘味と力強い酸渋味が複雑さを演出しつつ、アルコール的辛さでしっかり引き締まります。
 後味は、メインに渋味の余韻を残しつつ、最後までダレずに引き上げます。

 とにもかくにも「パワー」を感じる、賑やかな味わいを纏った超濃厚旨味酒でした。
 これまた個性派だなあ…、例によって酒質の強さはビンビンに感じますね。
 甘さ控えめなのと、やはり上のクラスと比べるとバランス面で一歩引きますが、コスパ的には素晴らしいレベルでしょう。
 笑亀、次は是非別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.35/9.0

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2022年06月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

今錦 中川村のたま子 特別純米酒 生原酒 02BY

家飲み記録 今錦 中川村のたま子 特別純米酒 生原酒 02BY

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 長野県上伊那郡中川村、米澤酒造のお酒です。

 私は長野酒を好んで買っていて、この「今錦」も下手したら10年ぐらい前から狙っておりました。
 これほどまでに飲むのが遅れたのは「タイミングの問題」としか言いようが無いですね…
 私にとって「飲みたい酒が多過ぎる」問題は一生ついて回る問題になりそうです。

 閑話休題、前回の二世古同様こちらも地酒屋こだまさんで試飲の上購入しています。
 この「中川村のたま子」の他に「おたまじゃくし」シリーズもあるらしいですが、両方とも大きくおたまじゃくしの絵があるのが特徴ですね。
 同シリーズは商品によっておたまじゃくしの成長度合いが違うという遊び心のあるラベルになっています、今回は両手両足が生えている成長したバージョン。
 2020年1月製造、2021年9月開栓なので1年半以上の生熟状態でいただいています。

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 上立ち香はほんのりと熟感をまとった、生チョコ的な香りが気持ち控えめに。
 含むと、実に素直な味のりをした印象の複雑かつ超濃厚な甘旨味がまとまりの良い口当たりで入ってきて、熟・酸・苦を脇に感じさせつつ、最後まで濃度を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、ギリギリくどくない甘苦いチョコ・紅茶感と、生酒らしさをしっかり感じさせる酸味が不思議なほどに高め合うもので、濃厚さと飲み飽きなさを見事に両立させている印象。
 後味は渋味の余韻をほんのり残しつつ、全ての要素が打ち消し合っていくのか、実に自然に引き上げていきます。

 生熟酒にしか存在しない、一種の香ばしさのある魅力的な風味を、素直に、そして力強く楽しませてくれるガッツリ芳醇酒でした。
 これは本当に「こだま銘柄」って感じですねえ、生熟というある種ニッチな分野ながら、しっかりバランスが取れています。
 そしてなにより「強さ」が有るんですよねえ、かなり甘さがあるので危うさもありそうなもんですが、不思議とダレないのが本当に見事。
 今錦、今後おたまじゃくしをいろいろと飲んでいきたいと思わせてくれる一本でした。

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購入価格(税抜):1,620円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年06月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

川中島幻舞 純米吟醸 金紋錦 無濾過生原酒

家飲み記録 川中島幻舞 純米吟醸 金紋錦 無濾過生原酒

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 長野県長野市、酒千蔵野のお酒です。

 川中島幻舞は個人的には女性杜氏の醸すモダン旨酒の走り的な存在という印象があります。
 10年前から飲んでおり、印象も非常に良いのですが、最近非常に買いにくくなっちゃって離れてましたね。
 日本酒はすぐ特定銘柄に人気が集中しちゃうからなあ…、信州亀齢もほぼプレミア化してしまいましたし。
 勿論単純比較は難しいのですが、私としては長野酒なら、信濃鶴、十六代九郎右衛門、志賀泉、こんな夜に、美寿々あたりはその二銘柄に負けず劣らず万人向けでハイレベルだと思うので、改めてオススメしておきたいところです。

 使用米は長野の復活米「金紋錦」、個人的には同米の旨酒としては水尾の紅の印象が強かったりします。
 製造年月と同じ月に開栓しています。

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 上立ち香は抑えめですね、砂糖的な甘さのある香りがほのかに。
 含むと、甘苦渋味が一体になりつつ力強い口当たりで入ってきて、その印象を保ったまま、じわじわと口中に染み込んできます。
 味わいは、あえていうと落ち着いた紅茶的風味を感じる、ほどほどの甘味に渋味が奥深さを与えるもの、割と典型的で個性には乏しいかなあ…
 後味は、苦味の余韻をほんのり残しつつ引き上げていきます。

 砂糖入りの紅茶的な落ち着いた味わいの、程よく熟した印象の甘渋酒でした。
 うーん幻舞ってこんな味でしたっけ…、個人的にはもっとストレートにフルーティーな味わいを期待していたのですが…
 金紋錦だからですかね、やはりこのお米は先行している水尾に一日の長があるような気がします。
 とはいえ、特に悪印象があるわけでもなく、普通に美味しく飲めていることは付記しておきます(後正直ハードルも上がってたかも)。
 川中島幻舞、次はひとごこちか美山錦をいただきたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,636円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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2022年05月20日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 03BY

家飲み記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 03BY

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 (詳細なラベル撮影忘れ…)

 長野県木曽郡木祖村、湯川酒造店のお酒です。

 このスノーウーマンは、以前書いたにごり酒特集で激賞したとおり、私の中では5本の指に入るぐらいのお気に入りにごり酒です。
 実際冬の時期はSNSのタイムラインが有名銘柄のにごり酒がガンガン流れていくのですが、いつも「このお酒より旨いのなんてほとんどないよなあ」とか思っていたりして。
 長野酒に関しては、幻舞に加えて最近信州亀齢が入手困難になってきているところですが、私から言わせるとまだ✕4実力派銘柄がごろごろしているので、今後が楽しみでもあり不安でもあり…ですね。


 上立ち香は梨っぽい爽やかな香りとオリの香りが混ざって、そこそこに。
 含むと、香りの印象通りの実に爽やかフレッシュな甘酸味がオリの旨味とともに、チリチリとしたガスを感じさせながらもなめらかな口当たりで入ってきて、その勢いのまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨的な甘酸味にオリ由来のお米的旨味が見事に一体化したもので、苦味等の後ろ向きな味わいをほぼ感じさせないうえに、見事に飲みごたえと飲み進めやすさを両立していますね。
 後味は、オリの柔らかさの側面を感じさせつつ、実に自然に引き上げます。

 爽やかな甘酸旨味、濃いめのオリの旨味、程々のガス感が絶妙なバランスでまとまった、グビグビいける芳醇フレッシュにごり酒でした。
 いやあこの安定感は素晴らしい!見事なまでに期待通り、いやそれ以上の出来に笑いがこぼれます。
 自分の中では桃の里、玉櫻、ささまさむねと共に、「而今にごりが飲めなければスノーウーマンを飲めばいいじゃない」と言いたくなるようなド鉄板の逸品かと思いますね。
 十六代九郎右衛門の中でも、スノーウーマンは毎年買おうと思わせてくれる一本でした。

購入価格(税抜):1,508円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年02月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 低アルコール純米 生原酒 山廃

家飲み記録 十六代九郎右衛門 低アルコール純米 生原酒 山廃

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 長野県木曽郡木祖村のお酒です、前回に引き続いてのご紹介。

 こちらの特徴はアルコール度13度というところですね、ちなみに前回は16度でした。
 低アルコール酒はまさに最近の大きな潮流ですが、正直あまり良いイメージはなかったりします。
 確かに飲みやすいのですが私の重視する「飲みごたえ」はやはり落ちますからねえ、まあ当然なんですが。
 
 ただ、こちらは山廃、そして生原酒ということころに惹かれましたね。
 地酒屋こだまさんで出会ったので試飲もさせていただいて、印象も良かったのでセレクトしました。
 裏ラベルの「山廃仕込でがっちりボディ!」というフレーズも、今回は腑に落ちる感じ。

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 上立ち香は乳酸と甘さを感じる、まさにヨーグルト的な香りがそこそこに。
 含むと、実に濃厚な乳酸系の甘酸味が、フレッシュかつそこそこ柔らかい口当たりで入ってきて、あくまで酸味が引き締め役をこなしつつ、最後まで自然なまとまりで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、超濃厚なアルコール入りヨーグリーナといった印象の、フレッシュ・乳酸感・甘味の要素が極めてバランス良く、かつしっかり飲みごたえがあるもの、これはほんとグイグイいっちゃいますね。
 後味は、優しい乳酸味が完全にメインで、渋味的な引き締まりも見せつつ、見事に引き上げていきます。

 低アルコールらしいある種の軽さと、山廃的飲みごたえを両立した、個性派乳酸甘旨酒でした。
 いやあこれはコンセプトがハッキリしてますね~、薄さを感じさせないまま実にスルスルと飲める印象。
 また、他に見ない感じの味わいなので、食事との合わせ方とかは改めて検討する必要がありそうですね、まあ酸が強いのであまり深く考えなくても食中酒として優秀だと個人的には思いますが。
 九郎右衛門の新たな可能性を感じた一本でした、今後もチャレンジしていって欲しいですね。

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名称:十六代九郎右衛門 低アルコール純米 生原酒 山廃
蔵元情報:株式会社湯川酒造店
購入価格(税抜):1,351円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年10月04日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 山廃特別純米 生原酒 赤磐雄町米

家飲み記録 十六代九郎右衛門 山廃特別純米 生原酒 赤磐雄町米

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 長野県木曽郡木祖村のお酒です、当ブログでもちょくちょく登場してますね。

 個人的に、長野酒の中でも一歩抜きんでた完成度だと思っている銘柄です。
 最近スノーウーマンばかり飲んでいて、澄酒からしばらく離れていたような気がしたのでセレクトしました。
 今回は「山廃」というところもポイントかなあと思います。
 長野にはあまり山廃のイメージが無いのですが「居谷里」なんかは非常にレベルが高いお酒だった印象ですね、こちらはいかがでしょうか。

 使用米はもはや一つのブランドとなっている、岡山県の赤磐地区で栽培された雄町です。
 裏ラベルの「雄町のワイルド感を山廃で!」というコメントは、言いたいことがわかるようなわからないような…
 (結局「山廃」のイメージがわりとぼやっとしているからかも)

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 上立ち香はフレッシュかつヨーグリーナ的雰囲気を感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃厚かつ果実的な甘味と、若干乳酸的な酸味が一体化した味わいが力強くも柔らかい口当たりで入ってきて、荒さを全く感じさせないバランスで息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、蜜たっぷりの青りんご的とでも言いましょうか、非常に濃厚ながらも爽やかさがある甘味が主役、そこにミルキーな酸が絡み合って非常に独特なバランスと保っていますね、雑味を感じさせないのも見事。
 後味は、酸味が柔らかく引き取ってしっかりと引き上げます。

 実に濃厚かつミルキーな甘旨酸味を、力強いバランスで楽しませてくれる、長野の山廃生として納得感が凄いお酒でした。
 う~ん、実際飲むと山廃感がありますねえ、ただ昔のどっしり系ではなく完全にモダン寄り。
 こういう味わいのお酒はまさに「ハイチュウ的」という表現が似合うと思います、甘味とミルキーさがほんとそんな感じですね。
 次回も十六代九郎右衛門をご紹介する予定です。

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名称:十六代九郎右衛門 山廃特別純米 生原酒 赤磐雄町米
蔵元情報:株式会社湯川酒造店
購入価格(税抜):1,663円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年09月29日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ほしいち フォレスト 山廃仕込み 特別純米 無濾過生原酒

家飲み記録 ほしいち フォレスト 山廃仕込み 特別純米 無濾過生原酒

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 長野県大町市のお酒です、家飲み外飲み含め初めていただきます、
 引き続き鴨下酒店さんでの購入酒。

 こちらを醸す蔵のメイン銘柄は「市野屋」ですね、個人的にはまだ飲んでいない長野銘柄として前々から狙っておりました。
 今回鴨下酒店さんでようやく同蔵の特別ブランドであるこの「ほしいちフォレスト」に出会えたので喜んで購入した次第です。
 ほしいちフォレストのブランドコンセプトについてはしっかりと蔵元ホームページに解説がありますね、こういう、蔵元の気合が伝わってくる感じの解説は素敵(「買える店」が掲載されているのも素晴らしい!)
 個人的には 「酒米の最高の産地から選りすぐった原料米のみを使用」という部分が気になるところ。

 さて、今回いただくのは長野県産美山錦使用の精米歩合59%、山廃というのも大きいポイントでしょう。
 確かに、美山錦なら長野が一番というのにも納得。

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 上立ち香はメロン系ですね~、甘くて青い感じのものが気持ち強めに。
 含むと、高密度の甘旨味が強目の酸味と渋味を伴ってインパクトのある口当たりで入ってきて、尻上がりに苦味も感じるような実に複雑な印象で、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、メロンシロップ的な濃厚で青い甘味を軸にしつつ、キリリとした酸味と渋味、嫌らしくない苦味、蒸留酒的アルコール感の辛さが絡み合ってオンリーワンの世界を創り出していますね。
 後味は、その複雑な余韻を若干残しつつ、酸やアルコール感でガッツリ引き上げます。

 極めて高密度かつ複雑な味わいを、個性的なまとまり方で味あわせてくれる、山廃ならではの超芳醇旨味酒でした。
 面白いですね~これは、どうしても新酒しぼりたてって似たような方向性になりがちなのですが、このお酒は完全に一線を画している印象。
 是非ともこの方向性で洗練していって、首都圏に浸透していって欲しいですね。
 ほしいちフォレスト、是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:ほしいち フォレスト 山廃仕込み 特別純米 無濾過生原酒
蔵元情報:株式会社市野屋
購入価格(税抜):1,540円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年03月24日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ

家飲み記録 つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ

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 長野県上田市のお酒です、ブログでの登場は初めて。

 つきよしのは実は以前にも家飲みをしたことが会ったのですが、それはいわゆる薄青瓶問題を意識するきっかけの一つとなった、不幸な出会いでした。
 初家飲みでそういうことになってしまったため早めに再チャレンジしたいという想いはあったのですが、近所に特約店がなくあれよあれよと数年が経ってしまい…
 今回、色々と珍しい銘柄が置いてある「鴨下酒店」さんで久々に出会えたので、喜んでセレクトした次第です。

 スペックは前回紹介した信州亀齢同様、ひとごこち使用、精米歩合59%の無濾過生原酒。
 日本酒はこれだけ材料が被っていても、銘柄ごとで味わいが全然違うのが面白いですよねえ。


 上立ち香はフレッシュな青いバナナ的果実香がそこそこに。
 含むと、甘酸味と苦味がせめぎ合うスッキリフレッシュな旨味が勢い良く入ってきて、ほんの少しずつ苦味が優勢になっていくことでキリリとした印象を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、実にフレッシュな完結系果実っぽい酸苦味にほんのりとバナナ的な香りが伴う、フルーティーかつしっかり引き締まったもので、しっかりした味わいながら永遠に飲めてしまいそう。
 後味は、苦味がほんのりと余韻を残しつつ力強く引き取ってキレます。

 フレッシュかつしっかり飲みごたえの有るフルーティーな甘酸旨味を、実にバランス良く楽しませてくれるお酒でした。
 いやあ良いですね、甘味がしっかりありつつも、苦酸味が全然嫌らしくなくて、非常にまとまり良し。
 リンゴ系が多い長野酒の中では結構珍しいタイプですねえ、静岡と長野の合いの子的といいますか。
 甘味を楽しみつつ、正直つい飲み過ぎちゃいましたねえ、いやあもっと早く入手に走るべきでした。
 つきよしの、今後注目度をぐっと上げていきたいと思います。

 しかし、豊賀、信州亀齢、つきよしのと、どれも私としては無茶苦茶旨かったなあ…
 やっぱり長野酒は大好きですね。

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名称:つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ
蔵元情報:若林醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年03月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信州亀齢 純米吟醸無濾過生原酒 ひとごこち 02BY

家飲み記録 信州亀齢 純米吟醸無濾過生原酒 ひとごこち 02BY

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 ちゃんとした写真撮り忘れました…

 長野県上田市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 豊賀に引き続き長野酒ですね、以前に美山錦山恵錦をご紹介しています。
 2本ともすこぶる印象が良かったので、今回よりスタンダードな印象のあるひとごこちをセレクトしてみました。
 実際評判良いですよね~、個人的には川中島幻舞に続く感じで、人気の面で長野酒の中から一歩抜きん出てきたように思えます。

 裏ラベルの写真撮り忘れましたが、精米歩合は59%とのこと。
 いかにも長野スペックって感じですね、十分に期待のハードルを上げていただきます。


 上立ち香は若干硬質でスッキリフレッシュな、ほんのり果実感のある香りがそこそこに。
 含むと、実に濃厚かつインパクトの強いフレッシュフルーティーな甘旨味がグググッと入ってきたかと思うと、徐々に強まる渋味と辛さが全体をガッツリ引き締めつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、長野酒らしいフレッシュなリンゴ感を中心に据えつつ、渋味による奥深さや、バニラクリーム的な濃厚さが個性を彩るもの、酸味控えめでアルコール的辛さが引き締め役なのも特徴かな。
 後味は、その辛さで濃厚さを嘘のように力強くキレます。

 長野酒の王道を行く濃厚フレッシュさと、しっかりと個性のあるバニラ的な風味がそれぞれ魅力を放つ芳醇甘旨酒でした。
 いやあやっぱり私のストライクゾーンドンピシャですねえ、複数のスペック、BYでこれだけ当たりばかりとなると、完全に好みの銘柄なのでしょう。
 花陽浴みたいに手に入りにくくなるのは嫌ですが、しっかり評価されて欲しいお酒だと思います。
 信州亀齢の実力を改めて感じた一本でした。

名称:信州亀齢 純米吟醸無濾過生原酒 ひとごこち 02BY
蔵元情報:岡崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,482円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年03月07日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY

家飲み記録 豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY

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 長野県上高井郡小布施町のお酒です、ブログでの紹介は未だ3回め。

 豊賀は長野酒の中でもかなり好きな銘柄なのですが、いつの間にやら6年ぐらい家飲みが途絶えていたので今回セレクトしました。
 長野酒は全体的に好きな銘柄多いからなあ…、逆にどれを選ぶかに迷い、間が空きがちだったりします(幻舞とか相当飲んでない…)
 そういや、屈指の紛らわしい銘柄「豊香(ほうか)」も久しく飲んでいないですねえ、一つの肝臓には長野は蔵が多すぎる…

 使用米は美山錦、精米歩合は49%と、長野酒好きからはさもありなんといった「らしい」スペック。
 裏ラベルの情報の充実ぶりと、伝承の記載は相変わらず良い感じですねえ。

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 上立ち香は生熟らしい落ち着いた完熟果実系の香りがそこそこに。
 含むと、実に素直に味乗りして存在感をいや増した甘旨味が力強い口当たりで入ってきて、若干の渋味とほんのりと感じる苦味があくまで裏方で引き締まり役をこなしつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、生熟した長野酒として王道な感じの、煮詰めたアップルティー的な程よく熟した甘渋味が中心(若干バニラ感もあるような)、全体として極めて高濃度ながら力強くバランスが取れてるのが素敵ですねえ。
 後味は、渋味がメインで引き取る形で、しっかりキレます。

 長野酒らしいリンゴ的な甘旨味が素直かつ高純度に味乗りした感じの、濃厚ながらもつい杯が進む超芳醇バランス酒でした。
 いやこれは私の好きな長野酒の魅力を凝縮したような味わいですねえ…、しみじみしゅきいという感じ。
 それでいてありがち感が無いのはなぜなんだろう、やっぱりバニラ感とか、蔵らしさもしっかり有るんですよね。
 豊賀、やっぱり大好きな銘柄だと再認識させてくれた一本でした。

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名称:豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY
蔵元情報:高沢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年03月04日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十二六(どぶろく) 甘酸泡楽

家飲み記録 十二六(どぶろく) 甘酸泡楽

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 長野県佐久市のお酒です、同蔵のお酒の紹介は二回目。

 こちらを醸す武重本家酒造の通常銘柄は「御園竹」、当ブログでは以前「五夏越」という変わり種のお酒を紹介しています。
 少なくとも首都圏では御園竹自体よりこの十二六の方が良く見かける気がしますね、非常に造り込んだ専用情報サイトがあることを見ても、恐らく蔵の主力商品なのでしょう。(doburoku.jpというURLも凄い)
 独特の形の透明瓶にぎっしりとお米が詰まっているこの見た目、なかなかオーラがありますね。

 品目は「濁酒」、アルコール度%、さらに日本酒度-100前後、酸度3~5ということなので、もはや清酒とは完全に異なるカテゴリのお酒でしょう。
 「賞味期限」の記載があるのもある意味新鮮ですねえ、製造から20日となかなかに短く、しかも要冷蔵なのでかなり注意が必要かと。
 噴き出し防止の為、内容量が600mlどまりなので、日本酒と比べると結構割高な印象があります。

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 上立ち香はまさに炊いたお米的な濃い香りがそこそこに。
 含むと、どろり濃厚なお米の旨味が少々のガスを伴いつつ入ってきて、柔らかい米粒感で、もぐもぐした食感を楽しませてくれます。
 味わいは、炊きたてご飯の甘味をブーストしたような旨味が主役、フレッシュ感やバナナ(?)的な風味もあって、食感も相まってなんというかスムージー的な魅力がありますね。
 後味は、甘味と米粒を若干口中に残しつつ、ゆるゆると引き上げます。

 お米由来の甘味をどストレートに、そして高純度に楽しませてくれる、正統派甘口どぶろくでした。
 いやあこの甘味は無茶苦茶好みなんですが、やっぱりアルコールが薄いのが物足りないなあ…
 どぶろく飲むと逆説的に毎度思うわけですが、私の愛する甘口無濾過生原酒は、やはり甘さに加えてアルコールのインパクトも大事なんだなあと、改めて認識しますね。
 さはさりながら、こちらはどぶろくとしては非常に完成度が高いとは思いました、流石のブランドという感じでしょう。
 十二六、また今度、どぶろくの気分のときにセレクトしてみようと思いました。

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名称:十二六(どぶろく) 甘酸泡楽
蔵元情報:武重本家酒造株式会社
購入価格(税抜):1,429円/720ml
購入した酒屋さん:升新商店
お気に入り度:8.3/9.0

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2020年12月29日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY

家飲み記録 ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY

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 長野県佐久市のお酒です、同蔵のお酒の紹介は2回目。

 こちらを醸す伴野酒造の通常銘柄は「澤の花」、当ブログでは以前「俺ラベル」というユニークなお酒を紹介しています。
 ボー・ミッシェルの方は日本酒離れした見た目に違わず、非常に個性的な低アル原酒商品だったかと思います。
 こちらについてはSAKETIMESに詳しい記事がありますね、今ほど低アル原酒が一般的ではないときから出し続けているというのはやはりすごいことかと。
 今回はその冬季限定のうすにごりです、まあほぼ一年前に飲んだ感想になりますが、今年ももうそろそろ出るはずなのでその参考までに…

 アルコール度数は9度、私が好む原酒の下手したら二分の一以下ですね。
 にごりは結構濃い目で、スノーファンタジーという名がに相応しい風情。

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 上立ち香はアルコール入りカルピスソーダ的な乳酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、乳酸的柔らかさのある甘酸味が、強めのガス感と、控えめの苦味を伴って、シュワシュワとした口当たりで入ってきて、割と軽やかに喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりカルピスを彷彿とさせる乳酸飲料的な旨味が主役、甘味が結構強いのと、オリ由来の旨味ブーストと苦味もあって、かなり濃厚に感じますね、ただ低アルも相まって少々ダレ感はあるかな…
 後味は、若干甘味苦味の余韻を残しつつ、酸を感じさせながらゆったりと引き上げます。

 柔らかい乳酸を伴った濃い甘味がシュワシュワスルスルと入ってくる、実にモダンな活性にごり酒でした。
 低アルの上にガスが強いので、グビグビいっちゃいますね~、このわかりやすさは魅力だと思います。
 ある界隈では新政の天蛙に似ているという話が出ていましたが、むべなるかなという感じです、蛙が買えなければまずこっちでも十分満足できるんじゃないかしら。
 ボーミッシェル、低アル原酒の先駆けとしての貫禄を感じる完成度でした。

 ちなみに温度が上がってしまうとかなりダレるのでしっかり冷やすのがオススメです。
 冷やすとスイスイですねえ、一日で飲みきってしまった…、飲んべいにとってはコスパは悪いかも。

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名称:ボーミッシェル スノーファンタジー 冬季限定うすにごり生原酒 01BY
蔵元情報:伴野酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/500ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年11月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信州亀齢 山恵錦 純米吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 信州亀齢 山恵錦 純米吟醸 無濾過生原酒

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 長野県上田市のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 前回の家飲みは約4年前でしたが、その時は非常に好印象でした。
 その後なんとなく間が空いていたのですが、最近twitter上で信州亀齢のファンが非常に増えているように感じており、そろそろ確認せねばと購入しました。
 何だかんだでtwitterの日本酒ファンの感想というのは、集合知と言いますか、かなり宛てになると個人的には感じています。
 もちろん、好みはあるのでその辺りを考慮する必要はありますが、各日本酒ブログと共に、私にとっては貴重な情報源ですね。

 閑話休題、今回いただくのは「山恵錦」という長野県で新しく開発された酒米を使用しているのが特徴です、解説は裏ラベルにありますね。
 精米歩合は55%、アルコール度数は15度と無濾過生原酒の割には低め。
 果たして山恵錦は、美山錦のようなポテンシャルを秘めたお米なのでしょうか、そのようなことも意識しつついただきます。

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 含むと、非常にバランス良くかつしっかりインパクトもある甘酸味が、少々のガス感を伴いつつ力強く入ってきて、苦味をあくまで脇役に感じさせつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やっぱり長野らしくリンゴを感じる甘酸味が主役(メロン風味もあるかも)、フレッシュ感は強めながら苦味は相対的に隠れていて、全体として力強くも繊細にバランスを保ち、飲み飽きなさが皆無。
 後味は、苦味の余韻をほんのりと残しつつ、しっかりかつスッキリとキレます。

 芳醇フレッシュフルーティーながらも、非常にバランスが良くてグイグイイケてしまうお酒でした。
 これは信州亀齢にも、山恵錦にも今後強い期待を抱いてしまいますねえ。
 とんがった個性は無いのですが、無濾過生原酒的な魅力をビンビンに感じさせつつ、素晴らしいまとまりなんですよ。
 長野酒らしさと、そこを超越していくような完成度がしっかり両立している感じといいますか…、とにかく私好みで旨い!
 信州亀齢、今後是非とも他のスペックもいただいていこうと思いました。

 ちなみに旨すぎて二日で飲みきってしまったので、変化はわかりま千円。
(↑飲みながら勢いで書いてありました、テンションが上がっていた証拠に残しておきます…)

■紹介:「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-417.html

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名称:信州亀齢 山恵錦 純米吟醸 無濾過生原酒
蔵元情報:岡崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年07月20日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

本金 「すっぴん太一」 本醸造無濾過生原酒

家飲み記録 本金 「すっぴん太一」 本醸造無濾過生原酒

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 長野県諏訪市のお酒です、当ブログでの東京は2回目。

 本金は、約三年前に純吟生を家飲みしていますね、その後は特に理由も無く間が空きました。
 が、昨年このすっぴん太一に関して、日本酒感想日誌さんがかなり強くオススメする記事を書かれていたので、今年は注目度を激上げしていました。
 で、たまたま東京駅グランスタのはせがわ酒店で見かけたので、即決購入した次第です。
 同店は高級酒やメジャー銘柄が目立ちますが、こういう渋いセレクトもあるのが懐が深くて良いと思うんですよね~、7/16現在移転準備で閉店中のようですが、再オープンが楽しみなところです。

 さて、スペック的にはアルコール添加された本醸造で、アルコール度数は18と高めの無濾過生原酒。
 お値段は本醸造クラスらしく税抜1,176円と非常に良心的です。 


 香りは、甘味控えめのクリームソーダ的な、スッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、程良く落ち着いた、しかしフレッシュ感もしっかりとある押し出しの強い甘旨味が、しかししっかりと刺激が抑えられた口当たりで入ってきて、最後までバランスを崩さずにじわじわと染み込んできます。
 味わいは、いわゆるフルーティー系とは一線を隠した、木香や草を感じさせる若干硬質さのあるもので、実に高密度ながらもまとまりが良く、少々のアルコール的辛さも相まって、いくらでも飲めてしまいそう。
 後味は、アルコール感が引きとって力強く、かつスッキリとキレます。

 高密度かつ引き締まりが強い、草感のある個性的な旨味を実に自然に楽しませてくれる、超絶コスパ酒でした。
 やはり特長はキレの良さでしょうね、それでいて味のインパクトや一種の柔らかさもありつつ、このお値段とは思えないレベルでまとまっていると思います。
 いやあこれは良いですねえ、流石のセレクトセンスだなあ…、オススメに従って良かった。
 また一つ、素敵な本醸造生酒に出会えたのは嬉しい限りですね。
 本金、今後注目度を上げていこうと思います。

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■紹介:「日本酒感想日誌」さんの同商品の記事
https://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-3231.html

■紹介:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同商品(BY違い)の記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1068181656.html

名称:本金 「すっぴん太一」 本醸造無濾過生原酒
蔵元情報:酒ぬのや本金酒造株式会社
購入価格(税抜):1,176円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年07月17日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信濃鶴 「名田造」 純米吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 信濃鶴 「名田造」 純米吟醸 無濾過生原酒

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 長野県駒ケ根市のお酒です、外飲みは何度もしてますが、ブログでの登場は未だ2回目。

 自分としては信濃鶴は、大好きな銘柄ではありながら、「大長野酒祭り」で毎回飲んでいたことや、「旨いに決まってる」と鉄板過ぎたこと、そして製品ラインナップが非常にシンプルで新製品があまり出ないことから、ここ数年家飲みに至っていませんでした。
 が、今回、信濃鶴誕生100周年記念ということで満を持して新スペックであるこのお酒が登場したため、慌てて買いに走った次第です(正直このために銀座まで行きました)。
 このお酒については、水戸の「リカーショップ キナセ」という酒屋さんのブログに非常に詳しい説明がありました。
 それによると「名田造(なたぞう)」とは信濃鶴創業者の次男の名前とのことです、米の産地か何かだと思ってたので意外でした…

 さて、スペックは美山錦、精米歩合49%の無濾過生原酒ということで、いかにも長野って感じですね。
 四合瓶が割高…というか一升瓶が割安だったので、迷わず信頼の一升瓶買い。

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 上立ち香は若干甘く、程よく熟した感じのリンゴ系果実香がそこそこに。
 含むと、高濃度・高密度の甘旨味が力強くも自然な口当たりで、そして少々のトロミを伴って入ってきて、そこそこ強めながら浮いたところのない苦味でちょうどよい感じで輪郭を整えつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱり長野酒らしいリンゴ的な甘味が主役なのですが、それが実に高密度かつ奥深く、ハッキリとある苦味と見事に一体化して、
 後味は、苦味が引き取る形ながらも見事に自然に引き上げてくれます。

 長野酒らしいストレートな甘旨味を、高密度かつ優しいバランスで楽しませてくれる超お買い得酒でした。
 まず含んだときの甘味が素晴らしく好みで、その後の苦味が強めながらもしっかり甘味とバランスを取って嫌な感じじゃ無いのが良いんですよ…
 鍋島の風ラベルを彷彿とさせる、直球勝負かつ極めて完成度の高いお酒でしたね、そして一度飲んだ経験で比べてしまうと、個人的にはこちらの方が好み。
 信濃鶴への信頼度をぐーんと上げてくれた一本でした、今年も飲みたいです。

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名称:信濃鶴 「名田造」 純米吟醸 無濾過生原酒
蔵元情報:株式会社長生社
購入価格(税抜):3,200円/1,800ml
購入した酒屋さん:たつみ清酒堂
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年03月08日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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