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西堀 純米無濾過生原酒 袋取りしずく

家飲み記録 西堀 純米無濾過生原酒 袋取りしずく

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 栃木県小山市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 裏ラベルにも記載がある通り、同蔵としては別ブランド「門外不出」の方が知られているでしょうね。
 蔵元ホームページはかなり今風で(特約店一覧が無いのは残念ですが…)、商品紹介を見ると色々と「イロモノ」というか、新しいコンセプトの商品も出しているのが見て取れます。
 この辺りは既に、「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが色々と紹介されていますね、門外不出の記事もありますし、古代米利用の超個性派酒「愛・米・魅」の記事は非常に興味をそそられます。

 さて、今回いただくのは地元栃木開発の酒米「栃木14号」を利用した、精米歩合70という低精白気味のお酒になります。
 これまたお酒ミライさんが似たようなお酒の記事を書かれてますが、そちらは火入れ。
 私が飲んだのは無濾過生原酒、袋取りということで、非常に味わいに影響のある部分が異なるため、まあ別物と考えた方が良いでしょうね。

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 上立ち香は紅茶的な熟感とマジックインキっぽさが混じったような独特な香りがそこそこに。
 含むと、やはりかなり熟感のある旨味が、口中を刺激する酸味を伴って入ってきて、強めの苦味も相まって引き締まりつつも、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘さ控えめで結構刺々しい感じの酸旨が中心、苦味も結構感じるのですが、意外にも全体の印象ではキツさは抑えられていて、むしろまろやかさすら感じる独特なバランスを保っていますね。
 後味は、完全に酸味が引き取って結構丸い感じで引き上げます。

 山廃と見紛うような、低精白らしい味の多さを、酸味でまとめる、芳醇旨酸酒でした。
 苦酸渋がいい感じで一体化しているので、吟醸酒にありがちな飲み疲れ感が無く気楽に飲める印象があります、これは低精白袋吊りならではなのかも。
 逆に言うと、キャッチーなフルーティーさも無いので地味な感じとも言えますね、味わいの雰囲気からしたらちょっと値段も高めに感じるかも。
 ともかく、西堀酒造のお酒としては、次はまた別ブランドも試してみたいところです。

 開栓直後より、二日目以降のほうがより柔らかくなって良いかな。
 本当に速醸らしくないというか、完全に山廃的な印象のおさけですね、低精白の為せる技かな…
 そして想像通り燗映えしますね、旨甘辛がそれぞれ増す感じでなかなか良し。

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名称:西堀 純米無濾過生原酒 袋取りしずく
精米歩合:70%
使用米:栃木14号
アルコール度:17%
日本酒度:+7
蔵元情報:西堀酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 西堀 純米

2018年10月07日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

七水 純米吟醸55 雄町 生原酒 29BY

家飲み記録 七水 純米吟醸55 雄町 生原酒 29BY

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 栃木県宇都宮市のお酒です。
 同蔵のお酒のブログ登場は3回目、外飲み含めるとそこそこな回数飲んでいたりします。

 この七水GOGOは約二年前にいただいており、かなりの好印象でした。
 実はその後も、私がお酒選びを担当した宴会で採用して、皆さんの高評価を得たという経験もあり、個人的には非常に信頼を寄せている銘柄だったりします。
 つくづく思いますが、今の日本酒業界は、実力と知名度のギャップの大きさが非常にエキサイティングな要素になっているんですよね、新規開拓も楽しいし、まだまだ知られざる銘柄を一人優越感に浸りながら(笑)飲むのも心地よい。
 ミーハー銘柄の入手に躍起になるのも一種楽しいのは十分承知しているのですが、それだけじゃ勿体無いよなあと、界隈の話題を見ていてちょくちょく思っていたりします。
 
 閑話休題、今回も雄町55%直汲み生原酒と、露骨に私好みのスペックです。
 裏ラベルに「新定番」という文言がありますが、実際かなり造りを重ねてきているスペックでしょうし、看板商品として存在感を発しているように感じますね。


 上立ち香はメロン的?な落ち着きとフレッシュさ両方を感じるあ香りがほのかに。
 含むと、高密度かつ輪郭のハッキリした甘旨味が力強く入ってきて、裏方に徹した渋味で最後まで引き締まりを保ったまま、じんわりじんわりと染み入ってきます。
 味わいは割と甘味や酸味を抑えた完熟洋梨的な旨味が中心にあって、渋味が複雑さと飲み飽き無さをキッチリ演出する感じですね、いくらでも飲めてしまいそうな趣があります。
 後味も、渋味が引き取る感じでキレますね。

 硬質な印象の旨味が、オンリーワンのまとまりで最初から最後まで力強く存在感を放つ、個性派芳醇旨味酒でした。
 渋味が柔らかいのか、旨味の存在感がポイントなのか、とにかく複雑ながらキツさいやらしさが無いのが素敵だと思いますね。
 もしかしたら甘味は控えめなんじゃなくて中心にギッチリ詰まっているのかもしれません、芳醇酒として正統派でありながら個性もあるものと感じます。
 七水、このGOGOはド鉄板スペックと言ってよいでしょう、ただ次はあえて別のスペックも試したいところです。
 
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名称:七水 純米吟醸55 雄町 生原酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社虎屋本店
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年09月13日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

四季桜 特別純米 生原酒 

家飲み記録 四季桜 特別純米 生原酒 

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 栃木県宇都宮市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回は火入れ酒をいただいたのですが、あまり火入れっぽさが無く、生酒派の自分としても違和感なく飲めたことが印象に残っています。
 しかしそれでも、結局は生酒も飲みたくなってしまうのがサガでして…、今回はこちらをセレクトした次第。
 ラベルは前回同様伝統的な雰囲気ですが、限定品を示す肩ラベルの方はローマ字記載が入り交じる若干ファンキーな感じになっているのがある意味面白いですね、なんというかふざけきれないのが微笑ましいというか…
 (ちなみに、ふざけきった好例が某蔵の「ツーアウトフルベース」等だと思っております)

 閑話休題、スペックは五百万石を60まで磨いた生原酒ということで、割とスタンダードですね。
 1月出荷ですが、まあここのお酒なら大丈夫だろうと、4月まで引っ張って開けました。

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 上立ち香は若干酸を感じる、爽やかな果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり酸が効いている感じの引き締まった旨味がググっと入ってきて、最後まで密度を維持したまま、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、酸・甘・渋が一体になった感じの、ほどほどに熟した柑橘系果実的旨味が最初から最後まで主役を演じます、その中でも落ち着いた感じの酸が良い働きをして、インパクトがありながら飲み飽きない感じになっています。
 後味は、そのまま酸が引き取ってしっかりとキレます。

 複雑味と飲みごたえが有りつつも、芯のある酸で飲みやすさすら感じさせる、独特のまとまりのある力強いお酒でした。
 これは完全に一杯目より二杯目の方が染みるお酒ですね、本当は燗でもつけるべきだったのですが、ついスイスイ飲みきっちゃいました。
 個人的にはどうしても甘味がもうちょっと欲しくなってしまいますが、まあそれは完全に好みでしょう。
 後、多分数年レベルの熟成にも耐えそうな風合いですね、数ヶ月ではダレの気配も無いのはやっぱり凄い。
 四季桜、もっと評価されるべき銘柄だと感じた一本でした。

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名称:四季桜 特別純米 生原酒
精米歩合:60%
酒米:五百万石
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:宇都宮酒造株式会社
購入価格(税抜):1,360円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年08月15日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

旭興 貴醸酒 「百」

家飲み記録 旭興 貴醸酒 「百」

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 栃木県大田原市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目で、前回から約4年半振りの登場になります。

 こちらのお酒は仕込み水の一部に清酒を利用した「貴醸酒」になります、肩掛けの解説文にもありますね。
 前に「Raifuku MELLOW」の記事でちょっと書きましたが、貴醸酒という名称は商標の関係上「貴醸酒協会」加盟蔵でしか名乗れないのだとか。
 で、気になって「貴醸酒協会」でググったんですが、オフィシャルホームページは愚か、加盟蔵一覧すらパッとは出てきてくれませんでした…私にとっては謎の組織ですね(笑)
 折角名称のブランド管理するんだったら、もうちょっと情報公開(&アピール)してくれてもいいんじゃないかなあと思ったりしました。

 閑話休題、スペック的には日本酒度「-62」という驚愕の数値に加え、多分掛米に「LGCソフト」という聞きなれないお米を使っていることが目を引きます。
 LGCとは「Low Glutelin Content」ということで、可消化性たんぱく質の含有量が少ないことを示しているそうです、どっちかというと健康食目的で開発された品種みたいですね。
 一般的にタンパク質は酒造においては雑味の原因となると言われているので、この目の付け所はなかなかシャープなんじゃないでしょうか。
 お値段は税抜2,000とお高めですが、貴醸酒は原料費も高くつくことを考えると、割高とはいえないでしょう。

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 上立ち香はやはり甘~く熟した感じのカラメルとフルーツの中間の香りがそこそこに。
 含むと、やはりガッツリ濃い甘味が、うーんオブラート3枚重ねみたいな謎の口当たりで入ってきて、ほんの少々の渋味で単調さをカバーしつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、見事に熟した感じの杏?的な甘味メイン、酸味サブ的な旨味が中心にあってそこに渋味が伴う感じなのですが、面白いのはそれが曇りガラス越しのように良い感じでぼやけて、まろやかな感じになっているところですね。
 後味は酸渋で甘さを引き取りつつ、最後までそのまろやかさを維持しながら引いていきます。

 強烈ともいえる甘さを、見事なまでにまろやかに感じさせてくれる、独特のバランスを保つ甘酸渋酒でした。
 やっぱり苦味が皆無なのが良いですね、さすがに甘味が凄いので、食中よりは食前食後って感じですが。
 コスパという意味でも素晴らしいお酒でしょう、特殊な瓶も相まって、もっとお高くても納得はできる気はします。
 百、甘口派日本酒党や、貴醸酒に興味のある方々オススメできるお酒だと思いました。

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名称:旭興 貴醸酒 「百」
精米歩合:55%
使用米:ひとごこち、LGCソフト
アルコール度:16%
日本酒度:-62
蔵元情報:渡邉酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 旭興 貴醸酒等

2018年08月03日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽 雪だるま

家飲み記録 仙禽 雪だるま 

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 栃木県さくら市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、意外と少ないですね。

 もう年度も変わってしまいましたが、今年も相当数飲んでいる「にごり酒」について、特集的にまとめて記事にしていこうと思います。(昨年のまとめはこちら
 トップバッターは有名どころの雪だるまにしてみました。
 仙禽の季節ものとして、夏の「かぶとむし」同様、以前から知られているお酒かと思います。
 実際このラベルを考えた時点で勝ちですよね、一回見たら忘れられないレベルかと…

 定番商品ではありますが、スペックは結構変わってきているみたいですね。
 今回は麹米が山田錦40精米、掛米がひとごこち50精米とかなり豪華になっていますね(多分純米大吟醸名乗れるんじゃないかな…)、お値段もそれなり。
 また、アルコール度数は13とかなり低め。
 穴開き栓ということもあり、実際は早めに開栓しています(昨年11月購入11月開栓)。

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 上立ち香はガス混じりのお米の香りが仄かに。
 含むと、引き締まった旨味がかなりシュワシュワした口当たりで入ってきて、若干の粉っぽさと苦味を感じさせつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、お米の旨味が芯にあって、割りと柔らかな酸と苦味が、粉っぽさを相殺して余りある飲み進め易さを加えています、甘味は控えめながら旨味がしっかりしているので飲みごたえもバッチリ。
 後味は、流石に少々粉を残しつつも、苦酸がしっかり引き取ってキレます。

 いわゆるスッキリ系の路線を往きつつ、旨味の存在感もバッチリ在る、確固たる個性を確立している感じのにごり酒でした。
 これは肉や揚げ物系の料理と相性抜群でしょう、それでいて単体でも楽しめる存在感もあるかと。
 最近の仙禽らしく、酸はキツくない程度に抑えられていて、自分のストライクゾーンにバッチリ入ってくれました。
 にごり酒のトップバッターとして幸先が良いですね、仙禽、引き続き追っていきたい銘柄です。

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名称:仙禽 雪だるま
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:ひとごこち
アルコール度:13%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年04月02日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY

本日の家飲み 鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY

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 栃木県小山市のお酒です。
 当ブログでの登場は6回目、準レギュラーといった趣きですね。

 鳳凰美田についてはあまり追加で語ることも無い感じですね、現在の地酒業界でもはや確固たる地位を得ている銘柄の一つかと思います。
 実はこのお酒、私にとっては最初に飲んだ29BYお酒だったりします(四季醸造系除く)、実際飲んだのは昨年の10月。
 個人的に28BYのお酒には特有の苦味があるお酒が多かったという印象があり(特に新酒)、29BYはさてどうだろうと早めに確かめたかったんですよね。
 今回鉄板銘柄のこちらがかなり早い時期に出てきたので、29BYの試金石という意味も込めてセレクトした次第です。(まあ、米はいつのを使っているのかは厳密には分からないんですが…)
 
 五百万石の精米歩合55と、スペック的にも新酒の定番という感じ。
 いつものように、裏ラベルには空気に触れさせる&常温近くまで温度を上げることを推奨する文が載っているのが特徴的ですね。

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 上立ち香はいかにもな感じのフレッシュリンゴ的な香りがそこそこに。
 含むと、これまた典型的ながらしっかりまとまりのあるフレッシュな甘旨味が、新酒らしい苦味を伴ってスルスルと入り込んできて、その苦味で輪郭を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よい濃度のまさに青リンゴ!って感じの甘酸が主役、苦味も存在感はあるのですがそこまでキツくはなく、全体としてはとてもキレイにまとまっていて、フレッシュさと飲みやすさをガンガン感じます。
 後味は、その苦味が引き取る形でスッキリとキレます。

 今風の新酒生吟醸酒として、まさに王道を征くような、リンゴ系フレッシュフルーティー酒でした。
 とんがった個性はありませんが、ある意味鳳凰美田の新酒に対して地酒ファンが期待する、ニーズにこれ以上無く応えているお酒だと思います。
 29BYの最初がこのお酒というのは実に幸先が良かったですね、これからにも期待が持てそうです。
 鳳凰美田、引き続きいざという時の鉄板銘柄として、頼っていきたいと思いました。


 開栓二日目から早速苦味が出てきたような…、これについては早めの飲み切り推奨。
 開栓直後がベストというのも、いかにも今風ですね、これはこれでアリかと。

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名称:鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年01月26日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒

本日の家飲み モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒

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 栃木県さくら市のお酒です。
 外飲みではかなりの回数いただいていますが、ブログでの登場はまだ3回目。

 仙禽についてはブログ開設前にも家飲み経験があるのですが(しかも愛山)、その時の印象は「酸味が強すぎる。しかも硬く感じる」というもので、実はその後しばらく苦手意識を持っていました。
 先日飲んだ「クラシック仙禽」については、火入れであることやコンセプト的に落ち着いた味わいが予想されたため、大丈夫だろうとセレクトしたのですが、このモダンなラベルの製品については二の足を踏んでいたのが正直なところです。
 が、最近各所日本酒ブログの皆さんの感想をみるに、どうやら最近は通常スペックについては万人向けの甘旨酒にシフトしてきている傾向にあるようなので、今回思い切って久しぶりに購入してみました。

 仙禽は最近「ドメーヌ化」ということで、全量地元産のお米を使用するようになりましたので、このお酒もさくら市産山田錦で醸されています。
 裏ラベルには主にドメーヌ化に関した解説がありますが、英語版と何とフランス語版が併記されています、いやあスカしてますね(笑)
 精米歩合は麹を40%、掛米も50%まで削っているので、おそらく「純米大吟醸」を名乗れるものと思われますが、蔵元の方針により特定名称の記載は無し、お値段はこのスペックとしては破格の税抜き1,250円でした。

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 上立ち香は甘さと酸が混じったフルーツの香りが気持ち強めに。
 含むと、バランスのよいフレッシュな甘酸味が柔らかい口当たりで入ってきて、ゆるやかに強まる酸味と少々の苦味で輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、柑橘果実系ながら柔らかさの有る甘酸味が主役で、裏にバニラ的な風味を感じさせる奥深さも有り、さらに雑味を感じさせないまとまりがあります。
 後味は酸を舌先にピリっと残して、しっかりとキレます。

 甘味の整い方と濃度、口当たりの上品さ、酸味による優しいキレ、そしてしっかりと存在する味わいの個性、それぞれが非常にハイレベルでまとまった圧巻のコスパ酒でした。
 うーむ、正直有名銘柄にこういうことを言うのも悔しいのですが、私には若干酸味が強い以外は非の打ち所が無いレベルかも…
 このお値段でこの完成度、まとまりの良さは他に類を見ないものだと思います、まさに「モダン」なお酒を好む人であれば、すべからく一度飲んで見るべきお酒かと。
 仙禽が定番スペックでこれを出してきたことには衝撃を受けましたね、今後の動向は刮目して見ていこうと思います。

 開栓後はちょっと甘さが酸味に押されてくる感じで、個人的には口開け直後がベストかな。
 ただ、これが好きな人も多いでしょうし、バランスが崩れる感じではないので、やっぱり完成度は高いと思いますね、脱帽です。

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紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-37.html

名称:モダン仙禽 無垢 2017 無濾過生原酒
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年04月26日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

雄東正宗 純米吟醸 五百万石 あらばしり 生酒

本日の家飲み 雄東正宗 純米吟醸 五百万石 あらばしり 生酒

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 栃木県小山市のお酒です。
 外飲み経験は確かイベントであった気がします、家飲みについては後述。

 こちらを醸す杉田酒造さんのお酒としては、「鴎樹(おうじゅ)」を既に紹介しています
 蔵名で検索すると、手作り感あふれるホームページが出てきまして、「当蔵について」コーナーに各種ブランドの紹介も一応書いてありました。
 それによると、「当初は「優等正宗」でしたが関東信越国税局鑑評会で連続優秀賞を受賞し当時の税務署長より「関東の雄となれ」と。」言われ、それに応じて漢字を変えたのがネーミング由来のようです。
 それにしても、サイト自体の更新はすっかり止まっているようですし、地方蔵のご多分に漏れず情報発信は上手くない印象を受けますね。
 
 スペック的には五百万石の55磨きの新酒生酒。
 お店では「あらばしり」ではないスペックも隣に並んでいたのですが、時期的により新酒っぽい勢いのあるお酒が飲みたい気分だったので、こちらをセレクトしました。

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 上立ち香はセメダインとガス混じりの、フレッシュ果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュでインパクトのある旨味が勢い良く入ってきて、一拍おいて出て来るこれまた新酒らしい強めの苦味にギッチリと締め上げられながら、ドドドと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりセメダインを伴う荒々しくもみずみずしい果実の甘酸味と、オリも相まって存在感のある青い苦味がせめぎ合い、「ザ・新酒」といった感じの楽しさを感じさせてくれます。
 後味はその苦味と酸味がキッチリと引き取って、見事にキレます。

 何というか存在感が非常に強い、新酒の楽しさを直球で伝えてくれるキリっとしたお酒でした。
 上で「荒々しい」と書きましたが、いい意味も悪い意味でもあります、が、だからといってバランスが崩れている感じはありません。
 いやあこれは万能の食中酒としても使えるタイプのお酒ですね、油っぽいものでもキッチリと引き上げてくれそうです。
 鴎樹、雄東正宗と来たので、次は発光路強力をいただこうかな…、兎も角、杉田酒造さんのお酒は今後も注目したいと思います。

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名称:雄東正宗 純米吟醸 五百万石 あらばしり 生酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:杉田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,343円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年03月12日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 26BY(蔵元熟成バージョン)

本日の家飲み 本日の家飲み 鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 26BY(蔵元熟成バージョン)

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 栃木県小山市のお酒です。
 ブログでの紹介はようやく5回目。

 私が超ハイレベルな地酒激戦区と考える栃木において、全国レベルの知名度や流通量でまだまだ揺らがない首位にあると思う銘柄、それがこの鳳凰美田です。
 その中でも個人的に好きなスペックが、ワイン酵母を利用したこの「WINE CELL」になります。
 何と今回で、当ブログの鳳凰美田の記事のうち、5回中3回がWINE CELLになってしまいました、ちょっと偏り過ぎですね…

 ただ、今回も買ってしまったのには理由がありまして…、実はこれ、前回に飲んだ26BYのお酒を、蔵元で約2年程度熟成させてから出荷されたものなのです。
 熟成度合の違いを見るという意味ではワインでいうところの「垂直飲み」に近い感じの飲み比べを、一人2年越しでやるというのも面白いと思いセレクトした次第。
 恐らく蔵元としても試験的に熟成させているものなのでしょうね、お値段は据え置きでした。


 上立ち香は落ち着いた、酸を感じる果実の香りが仄かに。
 含むと、酸味強めの非常にキレイな旨味がスルリと入ってきて、時間差で出て来るほんのりとした渋味と相まって、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 旨味は…うーんこりゃ完全に辛めの白ワインとしか言いようがない感じですね、程々の甘味と強めの酸味と渋味がせめぎ合って、全体としては極めて引き締まった印象。
 後味はまさに酸が引き取ってしっかりとキレます。

 二年前とはかなり趣を異にする、酸渋メインのキリリとした、いわゆる食中酒として万能感のあるお酒でした。
 熟成の結果として酸が表に出てくるってのは面白いですね、これはワイン酵母の特性なのかなあ。
 個人的には甘味が引っ込んじゃったのは残念ですが、このラインを好む方も多いことでしょう。
 いつも以上にソガペールエフィスに近い味わいになった気がします。
 これは一般人(私含む)がブラインドで飲んだら8割方ワインと思ってしまうんじゃないかしら…、とてもお米から造られたとは思えない感じかと。
 鳳凰美田、次は流石に他のスペックも試していこうと思います。

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名称:鳳凰美田 「WINE CELL」 純米吟醸 26BY
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年02月06日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

[菊] premium 純米 雄町 生酒

本日の家飲み [菊] premium 純米 雄町 生酒

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 前回に引き続き、栃木県宇都宮市のお酒です。
 ましだやさんまとめ買いシリーズのトリを飾る、8本目のお酒となります。

 こちらのお酒ですが、やはりかなり洒落た印象のラベルですね。
 何気に「377/767」というシリアルナンバーもあります、こう書いてある以上全量四合瓶出荷なのかな。
 日本酒度-23という「イロモノ」カテゴリーに入るお酒だけに、小分けにして売るというのは正解のように思えます。
 ここらへん、全体的に虎屋本店さんってかなり先進的な意識を持っているような印象を受けますね、もっと東京でも売れてほしいなあ。

 スペック的には前回同様雄町を55まで磨いた生酒ですが、麹歩合が全く違うようです(「当社比2.5倍」とのこと)。
 あまり理屈は良くわかりませんが、経験上「5割麹」とか「全麹」みたいに麹歩合を増やしたお酒は芳醇甘口であったと思うので、このお酒もそうなのでしょう。


 上立ち香は完全に熟したカラメル的な甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚かつ個性的な甘旨味がドドドと入ってきて、強めながら柔らかい酸味と苦味で輪郭を整えつつ、力強く染みこんできます。
 味わいは、果実を煮詰めたシロップのような甘味が単独で主役を演じつつも、苦酸などの複雑な味わいが絡みついて、なんとも複雑で楽しい旨味の世界を創り出します。
 後味は、やっぱり不思議な程にしっかりとキレます。

 ラベル通りのインパクトがある、既存の日本酒の枠から飛び出したような個性派超芳醇甘口酒でした。
 味わい的には鷹長菩提もとや昇龍蓬莱古式同様、個性的ながら一種のまとまりのある甘旨味ですね。
 ある程度強烈な甘さにしようとすると似通ってくるのかな…やはり麹歩合がミソっぽいですね、ともかく甘口酒好きにはたまらないものがあります。
 今回いただいた虎屋本店さんのお酒は二本とも非常に私好みでした、「七水」「菊」そして「虹の井」、今後激しく注目したいと思います。


 さて、まとめ買いとして8本紹介したものを少し振り返ってみますと、ましだやさん購入なだけに6本が栃木酒でした。
 そこで改めて感じたのは最近の栃木酒のレベルの高さです。
 今回いただいた忠愛、惣誉、松の寿、七水、既に首都圏での評価を確立している感のある鳳凰美田、仙禽、姿、他にも辻善兵衛、澤姫、若駒や最近登場の望、朝日榮などなど…、実力派銘柄の枚挙に暇がありません。
 地理的条件にも恵まれてますし、ブランディングさえ上手くやれば一気に認知も上がるんじゃないかなあ。
 イメージ戦略的にはこの虎屋本店の路線が、栃木酒のモダンな酒質に合っている気がしますね(一番やり方が上手いのはやはり「仙禽」でしょう)。
 ともかく今後栃木には、マニアとしてより熱い視線を向けていきたいと思います。

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名称:[菊] premium 純米 雄町 生酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:-23
蔵元情報:株式会社虎屋本店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年11月13日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

七水 純米吟醸55 雄町 生原酒

本日の家飲み 七水 純米吟醸55 雄町 生原酒

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 栃木県宇都宮市のお酒です。
 家飲みは初めてで、外飲みについては後述。
 ましだやさん購入酒7本目。
 
 こちらを醸すのは「虎屋本店」さん、たぶん羊羹は関係ないでしょう。
 蔵元ホームページを見るに、「七水」「菊」「虹乃井」の3ブランドで売り出しているようですね、パッと見たぐらいではそれぞれの位置づけは不明。
 私はこのお酒を他の日本酒ブログさんの感想で見ていたほか、かなり昔に今は亡き「酒徒庵」でいただいたことが確かあったりします。(記憶はあるのですが写真が行方不明…まさかアルコールが見せた幻想?と思ったのですが見つかりました)
 実はそもそも今回通販に踏み切った理由が、東京であまり見かけない「忠愛」と、このお酒を飲んでみたかったからだったりします。

 ラベルデザインは実に今風ですね、割とよく見る精米歩合55を「Go Go」と、洒落ております。
 雄町の生原酒と、自分としてはつい期待してしまう好みのスペック。

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(おまけ)2013年6月に酒徒庵さんでいただいたときの写真、このときはレトロなラベルですね。
しかし、この時点でこんな銘柄を発掘していたとは…、改めて店長さんの凄さに感服してしまいます。
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 上立ち香はクリーム的に濃厚な甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、まろやかで濃厚な甘旨味がトロリと入ってきて、奥の方にほんのりとした苦味と辛さを感じさせつつ、ゆっくりと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは程よく熟したバニラ的果実(何じゃそりゃ)の、ほどほどの甘さと極めて濃厚な旨味が主役を演じるのですが、辛苦が見事に裏方に回って素晴らしいバランスを保っています。
 後味は苦味を舌先に残しつつ、力強くキレます。

 一筋縄ではいかない複雑さがありながら、ストレートに旨甘味が楽しめる、素人にも玄人にもオススメできるような旨酒でした。
 甘味も素敵ですが、むしろ口当たりの上品さに惹かれます…、袋吊りっぽいといいますか。
 そしてこれは一杯目より二杯目の方が映えるタイプですね、いくら飲んでも飽きない感じ。
 同蔵のお酒はもう一本買っているので、次回はそちらを紹介します。

 さらに、うーむ二日目の方が味わいの奥深さが増していますね…
 これは良いです、居酒屋でも活躍するタイプでしょう、もし見かけたら試してみることを強くオススメします。

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(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1479.html

名称:七水 純米吟醸55 雄町 生原酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:+1.6
蔵元情報:株式会社虎屋本店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年11月11日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松の寿 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 27BY

本日の家飲み 松の寿 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 27BY

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 栃木県塩谷郡塩谷町のお酒です。
 当ブログでの登場は以外にもまだ2回目ですね、ましだやさん購入酒4本目。

 私の経験上、飲んだ回数は多くないものの、常にとても好印象を受ける銘柄、それがこの松の寿(通称マツコト)。
 裏ラベルには非常に詳細なスペックが掲載されていますね、特に素晴らしいのが「製造年月」と「蔵出年月」の両方を明記していること。
 この形だと、「そのお酒がどれだけ寝かされていたのか」「寝かされたのは蔵元か店頭か」がはっきりわかるので非常に参考になります、特に生酒だと熟成による変化が激しいのでなおさら。

 そして、このお酒は2016./3製造、2016/8蔵出しとのことなので、蔵元で約5ヶ月間寝かされてからの出荷になりますね、生酒としては程よい熟成期間のように思えます。
 雄町の55磨きの無濾過生原酒と自分にとって鉄板ともいえるスペック。
 泡なし酵母をダブルで使っているところあたりが特徴でしょうか。

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 上立ち香は非常に濃厚な程よく熟した果実香がそこそこに。
 含むと、やはりいい感じに熟した甘旨味が自然な舌触りで入ってきて、時間差で出てくる少々の辛さ(ピリピリ感)で引き締まりつつ、じわじわと染みこんできます。
 味わいは、割と直球勝負の柑橘系果実の甘旨酸味が主役で、程よい熟感と辛さ、そして裏方に徹した苦味がアクセントを付け、最後までダレない飲み飽きない印象を与えてくれます。
 後味はその辛さがしっかりと引き取ってキレます。

 濃厚な旨味、程よく熟した甘酸味、あまりキツくない辛さと苦味がそれぞれ主張してバランスを取る、万人にオススメできる芳醇旨酒でした。
 いやあ旨いっす、マツコトの安定感って凄いですねえ…、前回飲んだ1年以上の生熟成酒も良い味乗りでしたし、いつでも飲み頃という印象。
 激戦区栃木の中でも、一歩先を行く実力派銘柄だと感じました。
 松の寿、今後も是非ちょくちょくいただきたいと思います。

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(参考)「日本酒ブログ(由紀の酒)」さんの同スペックの記事
http://www.sakeblog.info/matsunokotobuki-junmaiginjo-omachi-murokanamagenshu-27by/

名称:松の寿 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 27BY
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:17~18%
日本酒度:-3
蔵元情報:株式会社松井酒造店
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年11月05日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

惣誉 純米70 生原酒

本日の家飲み 惣誉(そうほまれ) 純米70 生原酒

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 栃木県芳賀郡市貝町のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目ですね、今回のましだやさん購入酒3本目。

 こちらのお酒は「精米歩合70%」ということを前面に押し出しています、当ブログで紹介しているお酒の中ではかなり低精白ですね。
 ただ最近歩合80とか90超の低精白酒がポンポン出てきているため、あまり70という数字にインパクトはないかもしれません。
 が、極端な低精白酒って、まともな味わいにするために余計手間がかかっているのか、あまりお安くない印象が強いんですよね。
 個人的には、低精白酒は数字にこだわるより、「それゆえの個性」もしくは「コスパ」のどちらかを追及して欲しいと思っています、「歩合の割にキレイな味わいだけど、値段はそれなり」だとマニア以外には訴求力無いでしょうし。
 
 翻ってこのお酒をみるに、特A山田錦という最高クラスのお米を使った生原酒ながら、磨きを70とすることで値段を税抜き1,280に抑えるという、直球勝負のコスパ酒と言えるでしょう。
 同じく特A山田70生原酒としては以前に紹介した菊姫がありますが、あちらは1850円なので段違いですね(もちろん他にもいろいろな要素が値決めには関わるので、単純比較は難しいのですが)。


 上立ち香は米粉クリーム的な香りにアルコールが混じった感じで、そこそこに。
 含むと、やはり賑やかな印象の濃厚な旨味がググっと入ってきて、時間差で出てくる辛さでピリピリしたままゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、やはり低精白酒っぽい印象の、甘辛酸がせめぎ合う野太いお米っぽいものなのですが、古臭い感じではなく生酒らしい若さも感じます(青臭くはない)。
 後味はその辛さで力強くキレます。

 低精白らしい魅力をストレートに感じさせてくれる、甘辛のバランスのよい芳醇旨酒でした。
 これは個性とコスパをしっかり両立させていますね…、このまとめ方には蔵の技術力を感じます。
 惣誉、引き続き色々なスペックを試していきたいと思いました。

 そして、開栓後二日目の方が明らかに印象が良いなあ…、思いっきりデキャンタするのもありかも。
 さらに燗をつけると…、ウホッ甘さ辛さが同時にマシマシです。
 これは楽しいなあ、色々な飲み方に耐えられる、新時代の晩酌酒の一つに入れるお酒と思いました。

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名称:惣誉 純米70 生原酒
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:惣誉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,280円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 惣誉 純米

2016年11月03日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

忠愛 中取り特別純米 五百万石 無濾過生原酒

本日の家飲み 忠愛 中取り特別純米 五百万石 無濾過生原酒

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 栃木県矢板市のお酒です。
 前回に続く、ましだやさん購入酒の2本目。

 このお酒を醸す富川酒造は「忠愛」と「富美川」の二枚看板ブランドを有しています。
 「忠愛」とはインパクトのある銘柄名ですが、そもそもの由来はなんと「忠君愛国」から来ているとのこと。
 蔵としては大正2年にその「忠愛」を売り出したのが始まりで、最近、首都圏向けブランドとして蔵名をもじった「富美川」ブランドを追加したという経緯のようです。
 個人的には、一周回って「忠愛」の方がむしろ今風のネーミングのように思えますね、ラベルで「愛」を強調しているのが中々素敵かと。
 ましだやホームページによると、今は女性社長が蔵元トップのようですし、元々の語源は一旦おいて、「愛」のあるお酒という方向で売り出すというのは正解のように思えます。

 今回いただくのは、五百万石を55まで磨いた特別純米酒。
 前回紹介したお酒で利用していたM-310酵母のオリジナル(変異前)にあたる「明利酵母(協会10号)」で醸されたお酒です。

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 上立ち香は濃厚フレッシュで若干バニラも感じる香りが気持ち強めに。
 含むと、塊のように濃厚な旨味がググっと入ってきて、少々の酸味・存在感のある苦味と拮抗しながら、最後まで濃度を維持しつつゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、果実のような爽やかさとクリーム的な濃度・粘性を兼ね備えたような存在感のある甘旨味が主役、そこに個性的な苦酸味が個性と複雑さを添えます。
 後味は当然のように苦酸がしっかり引き取ってキレます。

 濃度の高い甘旨味に苦味が絡み合い、独特な味わいの世界を見せてくれる、完成度の高いお酒でした。
 いやあこれは旨い…、五百万石でこの濃度の旨味を出せるのには感服しましたね、コスパも抜群ですし。
 しかしやはり私は吟醸的なお酒より、個性が良く出る純米的なお酒の方が好きなんだなあ…、あえて蔵元が「特別純米」と名前をつけるお酒がまさにストライクゾーンなんだと思います。
 こちらを読んでくれている皆様におかれましても、値段とか風評にあまり惑わされず、ご自分の舌に合うお酒を見つけてほしいと、切に願います。
 ともかく、忠愛は今後要チェックの銘柄だなあと思わせてくれた2本でした。

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名称:忠愛 中取り特別純米 五百万石 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:+3.5
蔵元情報:株式会社富川酒造店
購入価格(税抜):1,343円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年11月01日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

忠愛 中取り純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒

本日の家飲み 忠愛(ちゅうあい) 中取り純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒

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 栃木県矢板市のお酒です。
 家飲み、外飲みともに初めていただきます。

 もはや恒例となりつつありますが、通販でまとめ買いしたお酒の紹介がこれからしばらく続きます(四合瓶8本)。
 今回の酒屋さんは栃木県の「増田屋(ましだや)本店」さん、マニアならご存知の方も多いでしょうね。
 取り扱い銘柄の点では、地元栃木のお酒が非常に充実しているほか、全国の有名銘柄も目白押しであり、入手困難銘柄もちらほらあったりと、数ある日本酒通販サイトのなかでもかなりオススメできるお店です。

 今回は、自分として前々から欲しかった東京では中々入手しにくい銘柄狙いで、発注に踏み切りました。
 その一つがこの「忠愛」です、実際都内では居酒屋含め見かけたことすら無いですね…

 スペック的には雄町を50まで削ったうえ、「中取り」「無濾過生原酒」と、なかなか贅沢。
 使用している「M-310酵母」は、お隣茨城県の蔵元「明利酒類」で生まれた「協会10号酵母」の改良版のようです
 このあたり、北関東の蔵同士の横のつながりを感じます、最近同地域のお酒のレベル上昇が著しいのは、そのあたりに理由があるのかもしれませんね。

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 上立ち香は華やかな典型的吟醸酒のリンゴ系の香りがかなり強めに。
 含むと、トロミを感じる濃厚な甘旨味が独特な苦味を伴ってグワッと入ってきて、濃厚かつ華やかながら最後までキリリとした印象で、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、一瞬いかにも大吟醸らしい派手派手しい含み香&甘味&苦味という感じかと思いきや、苦味に絶妙な個性があって、ありがちな飲み進めにくさが見事にカバーされている印象。
 後味は若干の苦味を口中に残しつつ、キレます。

 濃厚な旨味に伴う苦味が個性を形作る、香りと旨味をしっかりと両立させた純米大吟醸でした。
 単なる量産型香り系大吟醸でない奥深さがあると感じました。
 やっぱり、お取り寄せ酒でこういう個性に触れられると嬉しいですね。
 実は忠愛は今回もう一本いただいているので、次回はそちらを紹介したいと思います。

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名称:忠愛 中取り純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:17~18%
日本酒度:+1
蔵元情報:株式会社富川酒造店
購入価格(税抜):1,704円/720ml
購入した酒屋さん:増田屋本店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年10月30日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

辻善兵衛 純米吟醸 雄町 槽口直汲み 生酒

本日の家飲み 辻善兵衛(つじぜんべえ) 純米吟醸 雄町 槽口直汲み 生酒

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 栃木県真岡市(もおかし)のお酒です。
 外飲みは数え切れないほどしていますが、家飲みは初めて。
 実はこれも、練馬区のうえも商店さんでの購入です、以前まとめて感想上げたときにうっかり漏れてました…

 辻善兵衛自体は、結構前から知る人ぞ知る銘柄という印象で、都内の銘酒居酒屋でも良く見かけていました。
 実際飲んだ印象も良く、いつか家飲みしたいと思っていたのですが、通常巡っている酒屋さんにたまたま取扱いが無く、今になってしまったというよくあるパターンです。
 ちなみに同蔵の地元銘柄は「桜川」で蔵元ホームページもあるのですが、古色蒼然としたデザインで、ろくに情報が有りませんでした…

 スペック的には、雄町を56%という謎に刻んだ数字まで磨いており、「槽口直汲み生」という惹かれるポイントも有ります。
 個人的には、色違いラベルを採用している蔵は、「赤ラベル」には特に気合が入っている印象があるので(たかちよとか)、期待が高まってしまいますね。

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 上立ち香は、既にトロミを感じさせるような濃厚フレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの濃厚な甘旨味が少々の酸苦味を伴いつつググっと入ってきて、最後までバランスを保ったままゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、洋梨?マスカット?的な甘みたっぷりの果実の旨味が主役、華やかな含み香や若干の苦味がありつつも、旨味の濃さでキツさを抑えている印象。
 後味はほんのりとした苦味を残しつつ、しっかりキレます。

 旨甘味の存在感、モダンさ、個性、飲み飽き無さを兼ね備えた、極めて満足度の高いお酒でした。
 うーんこれは私好みですよ、まさにストライクゾーンど真ん中。
 いやあやっぱり栃木のレベルおかしいなあ、県として情報発信さえ上手くできれば、地酒界のダークホース(?)的存在として強い存在感を発揮できそうに思えます。
 ともかく、辻善兵衛は今後も追い続けていきたいと思いました。

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名称:辻善兵衛 純米吟醸 雄町 槽口直汲み 生酒
精米歩合:56%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社辻善兵衛商店
購入価格(税抜):1,571円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(練馬)
お気に入り度:8.6/9.0

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2016年10月10日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

望(bo:) 純米吟醸 無濾過生原酒 五百万石

本日の家飲み 望(bo:) 純米吟醸 無濾過生原酒 五百万石

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 栃木県芳賀郡益子町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みに関しては後述します。

 こちらはノーマークの銘柄だったのですが、うのかわ酒店さんが新規取扱ということで、かなり推しているようだったので素直に購入しました。
 醸すのは「外池酒造店」、地元銘柄の「燦爛」は私が以前那須塩原市に旅行したとき、たまたま現地でいただいたお酒でした。
 それはアル添生貯蔵の低価格帯商品だったのですが、悪い印象無かったんですよね。
 東京ではほとんど見ないけど、地元にはしっかり浸透している酒蔵は実力派という印象があり、そういう蔵の新ブランドというのは実際とても興味があります。

 スペックは五百万石を55まで磨いた、オーソドックスな純米吟醸無濾過生原酒。
 裏ラベルに詳細な解説がある他、蔵元ホームページには「望」専用のコーナーがあり、最新情報が積極的に更新されていることからも、気合を入れて売り出そうという意思が伝わってきます。

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 上立ち香は濃い目ながらスッキリとした果実香がそこそこに。
 含むと、落ち着いた印象のどっしりとした旨味が、これまた強めの苦味でギリギリと締め付けられながら、力強く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、うーむ酸味はあまり無く、砂糖菓子的な甘味が一方の主役、もう一方の主役はキツくない感じの苦味で、その二つがせめぎ合ってバランスを取っている感じですね。
 後味はその苦味を少々口中に残しつつ、力強くキレます。

 伝統的(昭和的味わいを脱却しつつ、単純に今風の味わいでもない、個性派芳醇旨酒でした。
 うーむ、割と玄人好みな複雑さと奥深さがありますね。
 こういうお酒は、「まずは一回飲んでみてください!」としか言いようが無いのが辛いところです。
 ともあれ魅力的なお酒であることは間違いないですね、望、今後の動きに注目していきたいと思います。

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 開栓後は心なしかより奥深い味わいになる気がします。
 とりあえず、落ちる感じではないので、安心してゆっくりと飲めるお酒でしょう。

名称:望(bo:) 純米吟醸 無濾過生原酒 五百万石
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社外池酒造店
購入価格(税抜):1,556円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 純米吟醸

2016年07月28日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙禽一聲

本日の家飲み 仙禽一聲(せんきんいっせい)

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 栃木県さくら市のお酒です。
 外飲みはちょくちょく、ブログでの紹介はクラシック仙禽に続き2回目ですね。

 栃木の誇る個性派人気蔵の、比較的高価格品になります。
 基本的には私の家飲みの対象外のランクなのですが、今回とあるイベントの余りものにありつけました。
 実際ラベルを含めただものではない雰囲気を放っていますね、仙禽のデザインは今風ながら単にワインをなぞった感じではないところが素敵だと思います。

 ラベルを見ても特定名称の表記はありませんでした。
 が、裏ラベルには結構細かい情報がありますね、35%という高精白で瓶囲い瓶火入れという、お値段以上の高級スペックです。
 アルコール度は原酒ながら15度と低めです、低アル原酒の範疇に入るでしょう。

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 上立ち香はほんのりと甘い果実香が控えめに。
 含むと、非常に透明感の高い上品な甘旨味がスーッと入ってきて、ゆっくりと出てくる酸味でしっかりと輪郭を整えつつ、最後まで全く崩れずに染みこんできます。
 味わいは、うーむとにかく高級な洋梨というか柑橘系果実というか、そんな感じの上品な甘酸味が主役で、いくらでも飲めてしまいそうな自然さがあります。
 後味はその酸が引取り、極めて自然にキレていきます。

 お値段以上の上品さのある、モダンな感じの半透明日本酒でした。
 「上品で落ち着いた甘さ」ということではかの黒村祐に方向性は似てるかも、ただ比べるとこちらは甘さの濃度が格段に低く酸を強く感じます。
 いやあ、こういうお酒が同価格帯のワイン代わりにホテルやら百貨店の高級品棚に並ぶようになれば、それだけで日本酒のシェアは爆発的に拡大すると思うんですけどね…
 仙禽、今後の動きにも注目していきたいと思います。

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参考:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-186.html

名称:仙禽一聲
精米歩合:35%
使用米:山田錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社せんきん
購入価格(税抜):5,000円/1,800ml
購入した酒屋さん:矢島酒店(通販)
お気に入り度:値段と飲んだ経緯が特殊なので付けません/9.0

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2016年07月20日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳳凰美田 「Black Phoenix」 無濾過本生 純米吟醸酒

本日の家飲み 鳳凰美田 「Black Phoenix」(ブラックフェニックス) 無濾過本生 純米吟醸酒

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 栃木県小山市のお酒です。
 外飲み回数は数え切れず、ブログでの紹介も4回目となりました。

 今回いただく「Black Phoenix」は、100%高級米「愛山」から醸された限定品です。
 ラベルが実に格好良いですね、銘柄名も相まって迫力すら感じます。
 ちなみに、同じく愛山利用で、「Gold Phoenix」、「White Phoenix」もあるとか…、シリーズ製品みたいですね。
 ただその金と白はさらに高価でブラックの倍以上のお値段となっており、自分の家飲みには厳しいのが残念。
 
 精米歩合は55%、愛山をこれだけ削って税抜1,800円ならまあ割高ではないでしょう。
 裏ラベルには若干の解説文の記載があります、いつも思うのですが、蔵元メッセージで「常温」ぐらいまで温めることを推奨するのは珍しいですね。
 空気に触れさせることも書いてありますし、かなりワインを意識している銘柄であるように思えます。 


 上立ち香はトロピカルな果実香が気持ち強めに。
 含むと、柑橘系果実の甘旨酸味が非常に力強く入ってきて、酸味が唾液線を刺激しかつダレを防ぎつつ、自然に染みこんできます。
 旨味は、やはり完熟の南国果実の甘旨味といった印象で、非常に濃厚ながら一種の落ち着きも感じる、奥深い味わい。
 後味は見事に自然に引き上げていきます。

 華やかながら何とも表現しづらい複雑な甘味が魅力の、ありそうでない個性派甘旨酒でした。
 この複雑さはやっぱり愛山によるものなのでしょうね…、軽くも無く重くも無い非常に微妙なバランスを保っています、そしてクセは皆無。
 最近ようやく愛山酒の良さがわかってきた気がします、後はもう少し安くなってくれないかなあ。
 ともかく、鳳凰美田のど安定っぷりは愛山でも健在だと感じた一本でした。

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名称:鳳凰美田 「Black Phoenix」 無濾過本生 純米吟醸酒
精米歩合:55%
酒米:愛山
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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2016年03月01日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

若駒 亀の尾80 瓶火入れ 無濾過原酒

本日の家飲み 若駒 亀の尾80 瓶火入れ 無濾過原酒

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 栃木県小山市のお酒です。
 外飲みは何度もしているのですが、以外にも家飲みは初めて。

 地酒マニアにはもうかなり知られている銘柄ではないでしょうか。
 「若」の崩し字に馬の絵で「若駒」と読ませるラベルが特徴的です。(どうでもいい話ですが、私はなぜかずっとこの漢字を「花」だと思っていて「なんで花に馬で若駒なんだろう…?」と混乱していました、恥ずかしい限り)
 東京にはいくつもの特約店があり、私も酒屋の店頭・居酒屋でよく見かけるのですが、いつでも買えるという感覚が先にたって、とうとう今まで買わずにいました。
 しかし、つい最近四ツ谷の居酒屋「じきしん」さんで、いつものように銘柄お任せで飲んでいたところ、店長さんがニコニコと「これ旨いっすよ」と持ってきたこの亀の尾80が、一口飲んで「うおっ」と目を見開くレベルで旨かったのです。

 結局いてもたってもいられず、今期完売前に「伊勢五本店」さんに並んでいたものを購入した次第。
 スペックは名前通り、亀の尾を80まで削るにとどめた低精白酒、純米表記は見当たりませんがアル添はありません。
 ただ、低精白といいつつあまりお安くはないですね、というか若駒に限らず70以上になると造りが大変なせいか、むしろ割高になるお酒が多いような気がします。
 まあ、そういう低精白酒は、コストより、低精白ならではの味わいを醸すことが主目的になっているのでしょう。


 上立ち香は濃厚で甘い感じと熟感のある独特の香りがそこそこに。
 含むと、程良い熟感のある旨味が力強く入ってきて、好ましいほろ苦さが舌を刺激しつつ、しかしバランスを保ちつつじんわりと染みこんできます。
 味わいは若干メロンorマスカットを感じさせる甘旨味が主役なのですが、ありがちなフレッシュさとは一線を画した、複雑さと落ち着きのある濃厚ながら飲み飽きないもの。
 後味は少々の苦味を舌の上に残しながら、しっかりとキレます。

 熟成感と苦味が、驚くほど前向きに感じられる、極めて個性的な芳醇旨苦酒でした。
 不思議なもので、飲み進めると甘味が出てくるような…、一筋縄ではいかないお酒だと思いましたね。
 正直、これだけ熟感を感じながら、旨味を前向きに捉えられるお酒に出会ったのは初めてなので、少々戸惑っております。
 このお酒で若駒に対するイメージが変わりました、今後他のスペックも試していきたいと思います。

 なお、常温の方が冷酒より、味わいが開いた感じで口当たりも優しく、かつバランスも崩れません。
 これは断然常温ですね…というか冷やし過ぎないほうが良いでしょう、まろやかさすら感じます。
 ちなみに、燗も良さそうと思ったのですが、試す前に飲みきってしまいました…

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名称:若駒 亀の尾80 瓶火入れ 無濾過原酒
精米歩合:80%
使用米:亀の尾
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元:若駒酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年02月20日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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