菱屋 別撰純米酒 生原酒

本日の家飲み 菱屋 別撰純米酒 生原酒

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 岩手県宮古市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述します。

 こちらを醸す菱屋酒造店は、所謂「被災蔵」の一つであり、しかも海岸線に近かったということで、甚大な被害を受けてしまいました。
 再建も危ぶまれる状態でしたが、市やボランティアの支援もあり、何とかお酒造りの再開にこぎつけたとのことです。
 そしてその復興を記念して「フェニックス」と銘打ったお酒を出しているのですが、それについては外でいただいた経験が有ります。
 ご苦労には本当に頭が下がる思いです…が、一飲み助としてはあくまで気楽にいただくことで、「飲んで応援」に繋げていきたいと思っております。

 今回いただくのは別撰純米とのことですが、とにかくラベルが簡素なのでどのあたりが別撰なのかは謎。
 ただ、ちょっと調べた限りでは「生原酒バージョン」はあまり出回ってなさそうですね、さすがシマヤさん。


 上立ち香は落ち着いたお米とアルコールの香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた印象のふくよかな甘旨味がトロリと入ってきたかと思うと、時間差で出てきたアルコールの辛さが強烈に全体を引き締め、チリチリ感を伴いつつ染み込んできます。
 味わいは、落ち着いたお米の旨味に果実的な甘酸味が絡みついた感じの旨味が前半の主役なのですが、後半は本当スパルタな辛さが全面を支配して、その落差が非常に印象的。
 後味はその辛さがガッツリと引き取って見事なキレ。

 とろみすら感じる濃厚な甘旨味と、その数瞬後に出てくる強烈な辛さの刺激が印象的な、いわば「時間差系芳醇甘辛酒」という感じのお酒でした。
 こういうお酒にはたまに出会いますが、飲んでいてなかなか楽しいです。
 私はどちらかというと優しく引き上げていくお酒の方が好きなのですが、世間一般的にはこっちのほうがウケがいいんじゃないかな…、食事にも合わせやすいですし。
 ともかく、菱屋、また別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:菱屋 別撰純米酒 生原酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社菱屋酒造店
購入価格(税抜):1,480円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 菱屋 純米

2017年10月11日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百磐 純米 おりがらみ生原酒

本日の家飲み 百磐 純米 おりがらみ生原酒

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 岩手県一関市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回(27BY)の純米吟醸おりがらみの印象が非常に良かったのでセレクトしました。
 その記事では、蔵元ホームページに「百磐」が載っていないことを例によってディスっていたのですが(笑)、今見たら紹介コーナーができてましたね、素晴らしいと思います。
 ただ、やはり取扱い店舗については問い合わせしたら教えるという扱いになってますね…、個人的にはこれ本当に嫌いです、このご時世でなんと閉鎖的というか、秘密主義的というか…
 (実際のところ、なんでリスト公開でなくこういう形式をとる蔵が多いのか、知ってる方がいたら是非教えてください)
 
 今回いただくお酒は、岩手産酒造好適米「ぎんおとめ(精米歩合65%)」を、これまた岩手開発の酵母「ゆうこの想い」で醸した、純岩手スペック。
 お値段は1,200円台と、このスペックの生原酒としては良心的ですね。

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 上立ち香は…、むっこれは嫌な予感がする乾い牛乳的ムワっとした香りが仄かに。
 含むと、謎の熟感のある旨味がドロっと入ってきて、時間差で出てくるキリリとした辛さと酸、そして澱の苦味で引き締まりをなんとか維持しつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、クセのある牛乳的含み香が最初にあるのですが、しばらく含むと辛苦をまとって結構引き締まった旨味がでてきて、重いながらもギリギリダレきらないかんじ。
 後味は酸辛でしっかりとキレます。

 これは(生)ヒネしちゃってるかな…
 甘味はダレてる気がするのですが、辛さと苦味が生きている関係でわりと普通に飲める感じなのでちょっと判断には困ります。
 ただ、色も若干黄色みがかってるし…、なにより前回の印象とかけ離れた味わいなので、うーむやっぱり普通ではないよなあ、期待していただけに残念!
 (ちなみに、2月出荷4月開栓、うちではしっかり冷蔵保管してました)
 流石に評価不能状態ですが、折角飲み切ったので記事は公開したいと思います(今回はケチをつけるつもりはないです)
 まあ、たまたまだとは思いますね、百磐は早めに次をいただいてみたいと思いました。

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名称:百磐 純米 おりがらみ生原酒
精米歩合:65%
使用米:ぎんおとめ
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:磐乃井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:つけません/9.0

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タグ: 百磐 純米

2017年06月24日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

酉与右衛門(よえもん) 「秋桜」 純米吟醸 無濾過瓶火入れ

本日の家飲み 酉与右衛門(よえもん) 「秋桜」 純米吟醸 無濾過瓶火入れ

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 岩手県花巻市のお酒です(本来「酉与」は一つの漢字)。
 ブログでの紹介は2回目ですね。

 前回の十ロ万に引き続き、秋の火入れ酒になります、今回は裏ラベルに「ひやおろし」と明記されてますね。
 セレクトした理由は「生酒と間違えた」ということ(ラベルには全く問題ないので純然たる私のミス)で、今秋購入した(確か)唯一の「ひやおろし」表記のある火入れ酒だったりします。
 我ながらどれだけひやおろしが嫌いなんだと思わないでもないですが、時期的に外飲みだと飲まざるを得ないような状態に追い込まれることもあるので、家飲みぐらいは好みの路線を貫こうかと思いまして…

 閑話休題、スペックは裏ラベルにかなり詳細に記載がある通り、岩手の酒米「吟ぎんが」の50%精米。
 個人的には、「加水している」ということをはっきりと書いているところに好感が持てますね、非マニアにはネガティブに捉えられかねない情報だと思うので、それを明示するところに誠実さを感じます。
 秋色にそまる冷蔵庫の中で、秋桜の仄かなピンク色で秋らしさを演出するセンスも素敵。


 上立ち香は落ち着いた、キリリとした感じのアルコールの香りが仄かに。
 含むと、程よく熟した、ほどほどの濃度の引き締まった旨味がスルリと入ってきて、裏方にほんのりと酸味を感じさせつつ、ゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、衒いのない、ほどほどに熟した果実の旨味が主役ですね、甘味は僅少で苦味もあまり無く、酸味がハッキリと引き締め役に回る感じですね。
 後味はその酸味でしっかりと引き上げます。

 「ひやおろし」として非常に納得感のある、バランスとキレの良い旨酸酒でした。
 いわゆる「食中酒」として万能感がありますね、脂ののったさんまの塩焼きとかと合うことでしょう。
 私は飲みスタイルが特殊(酒が主、食は従)なので、やはり少々物足りない感じがしてしまいますが、このお酒の方向性が好きな人は多いはず。
 というわけで酉与右衛門、私としては次はまた芳醇系の生酒スペックをいただきたいと思いました。

 まあ明らかにこれは燗向けだなと感じたので付けてみると…、うん、これこれという感じ。
 かなり温度を上げると、心地よい果実的な旨甘味が出てきます、個人的にはこれは熱燗がオススメ。

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名称:酉与右衛門(よえもん) 「秋桜」 純米吟醸 無濾過瓶火入れ
精米歩合:50%
酒米:吟ぎんが
アルコール度:15~16%
日本酒度:+5
蔵元情報:合資会社川村酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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2016年12月11日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あづまみね 純米吟醸 美山錦 生原酒 無濾過中取り

本日の家飲み あづまみね 純米吟醸 美山錦 生原酒 無濾過中取り

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 岩手県紫波郡紫波町のお酒です。
 家飲みは初めてで、外飲み経験も確かなかったような…

 このお酒の名前で検索すると、最近始まったアニメイトのyoutube企画、「かやのみ」に登場したということが出てきました。
 かやのみは、お酒好きで知られていた声優「茅野愛衣」さん(演じた役で有名なのは「あの花」の「めんま」かな)が、色々なシチュエーションでひたすら日本酒を飲み、お店や銘柄を紹介していくという若干狙いが謎(笑)の番組ですね。
 出てくるお酒もかなり本格的なのですが、そもそも訪問先のお店が「はせがわ酒店」「伊勢五本店」「ふくはら酒店」と、私もよくお邪魔する有名店が目白押しで、少なくとも企画側のスタッフに相当な日本酒マニアが居るであろうことを匂わせてくれるのが素敵。
 
 なお、番組で登場したのは「あづまみね 美山錦 純米吟醸 生」だそうです。
 今回私がいただくのも類似スペックですが、そこに「無濾過」「原酒」「中取り」あたりの属性がプラスされています、多分こちらの方が限定品でしょう。
 アルコール度は15~16ということで、原酒の割には低めというのが特徴ですね。


 上立ち香は甘さをほんのり感じる、スッキリフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、意外にも軽やかな印象の甘旨味がクーっと入ってきて、時間差で強まる酸味でキリリとした感じを添えつつ、最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさに柑橘系果実の甘酸味が主役ですね、特に酸味が特徴的で若干の「酸っぱみ」を感じさせつつ、お酢っぽさは無い感じで、とにかく飲み安さ・飲み飽き無さを強めている印象。
 後味はその酸味でしっかりとキレます。

 クセのない上品な甘旨味に、酸味がアクセントと複雑さを添える、今風の飲み飽きなさのあるお酒でした。
 いやあ良いですね、個性と全体のまとまりをしっかり両立させている感じ。
 いわゆる、単体で飲んでも食中酒としても仕事をしてくれる万能佳酒かと思います。
 あづまみねは是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 何か二日目はレーズン的な熟感を感じますね…、酸味の存在感は相変わらずですが。
 私の体調もあるかもしれませんが、一筋縄ではいかない複雑さのあるお酒なのは確かでしょう。

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(参考)「日本酒感想日誌」さんの「かやのみ」紹介記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1214.html

名称:あづまみね 純米吟醸 美山錦 生原酒 無濾過中取り
精米歩合:50%
酒米:美山錦
アルコール度:15~16%
日本酒度:+-0
蔵元情報:株式会社澄川酒造場
購入価格(税抜):1600円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳(四谷)
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年10月28日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

南部美人 映画「KAMPAI!」特注酒 木桶仕込 六号酵母

本日の家飲み 南部美人 映画「KAMPAI!」特注酒 木桶仕込 六号酵母

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 岩手県二戸市のお酒です。
 南部美人をブログで取り上げるのは二回目ですね。

 こちらは日本酒に関するドキュメンタリー映画、【KAMPAI世界が恋する日本酒】の制作を記念して発売されたお酒とのことです。
 購入先の矢島酒店さんのブログには、より詳しい記載がありますね、かの「GEM by moto」の千葉麻里絵店主が、造りに深く関わっているとか。
 私はあまり映画(特に実写)を見ない性質なのであまり感覚が掴めませんが、そのような映画が成り立つぐらいに、日本酒への関心が高まっているということなのでしょうか。

 スペック的には、南部美人蔵が初めて6号酵母を利用して醸したものであることと、木桶を用いているということがポイント。
 うーむ、某蔵を思い出しますね…とぼかすまでもなく、新政を意識した造りであることは間違いないでしょう。
 ちなみに速醸なのか生もと系なのかはハッキリとはわかりませんでした


 上立ち香は乳酸感を感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、あまり木香は感じず、柔らかな印象の旨味がじわりと入り込んできて、尻上がりに強まる酸味がキリリと引き締め、じわじわと染み込んできます。
 味わいはやはり乳酸系の旨味が主役なのですが、面白いことに青さのあるメロン的甘味もありますね、裏方には苦味もあって結構個性的。
 後味は酸苦がしっかり表に出てきてキレます。

 フルーツ乳酸系飲料という感じの、柔らかい甘酸旨味をじっくりと楽しめる個性派酒でした。
 イメージ通り今風ですね~、あまりこういうこと言うのもアレなのですが、やはり最近の新政に近い味わいだと思います(思い込みも多分にありますが)。
 ただ、やっぱり割高かなあ、レギュラー化したときの値段は気になるところです。
 兎も角、初めての試みでこのレベルに仕上げてくるところに、南部美人の実力を感じた一本でした。

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名称:南部美人 映画「KAMPAI!」特注酒 木桶仕込 六号酵母
精米歩合:55%
使用米:ぎんおとめ
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社南部美人
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年09月18日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百磐 純米吟醸 おりがらみ生原酒

本日の家飲み 百磐(ひゃくばん) 純米吟醸 おりがらみ生原酒 

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 岩手県一関市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験は一度だけ。

 こちらを醸す磐乃井酒造の通常ブランドは「磐乃井」で、この「百磐」は限定ブランド…だと思うのですが、蔵元ホームページには2ケタに及びそうな数の銘柄名が入り乱れていて、正直わけがわかりません。
 こんなに見た目がバラバラで、全部同じ蔵が造っているってわかる人いるのかな…、蔵のファンを作る気あるのかしら。
 オンラインショップもある小奇麗なホームページなのに、例によって「百磐」は影も形もなく、特約店情報も無し。
 私のようなマニアの立場(東京の地酒屋で、特約店限定ブランド中心に購入)からすると、理解に苦しむ情報発信の方向性ですね、まあマニアは勝手に調べるのである意味姿勢としては正しいのかもしれませんが…

 さて、今回いただくのは純米吟醸生原酒のおりがらみバージョン、精米歩合は50とかなり削っています。
 お米は「吟ぎんが」、酵母は「ゆうこの想い」という純岩手スペック。
 ちなみにこの「ゆうこの想い」という酵母の名前は、「きき酒道岩手県大会」準優勝者による命名だそうです、(多分)素人なのに凄いセンスですね。

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 上立ち香はセメダイン混じりのスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、若干の苦味を伴ったバランスの良い甘旨味が柔らかに入ってきて、おりと相まって尻上がりに少々強まる苦味でしっかりと引き締められながらゆっくりと染みこんできます。
 味わいは、甘味と苦味、そして酸味が柔らかく融合した感じのグレープフルーツ的なもので、兎にも角にも飲み飽きない感じでガンガン飲めてしまいます。
 後味は仄かな苦味を口中に残しつつ、しっかりキレます。

 甘苦のバランスが良く、芳醇ながらスイスイ飲めてしまう完成度の高い、かつ今風なお酒でした。
 いやあこれは良いですね、キツくない苦味が非常に良い仕事をしています、甘味もあるので自分好みですし。
 この方向性は強く応援したいですね、このまま洗練していけば十分に人気を得られそうな予感。
 百磐、今後激しく注目していきたいと思います。

 温度が上がると、面白いことにトロミが出てきました。
 変にキツくなる感じもなく、これは良いですね…、このお酒、本当に芯がしっかりしています。
 「お気に入りに追加」です。

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名称:百磐 純米吟醸 おりがらみ生原酒
精米歩合:50%
使用米:吟ぎんが
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:磐乃井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,550円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年09月11日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

宵の月 大吟醸 中取り生原酒

本日の家飲み 宵の月 大吟醸 中取り生原酒

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 岩手県紫波郡紫波町(しわぐんしわちょう)のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 フィーリング購入第三弾です、が、会社名にもある「月の輪」という通常銘柄は結構有名かな。
 蔵元ホームページは、なかなか凝ったデザインで今風です、ツキノワグマをモチーフにしたキャラもかわいいですね。
 特徴的なのは米麹で造ったアイスクリームを売り出しているところです、直売店もある気合の入れよう。
 まあ実際、米麹はいろいろと使い道あるようですし、酒蔵がうまく商品展開するのは合理的なんでしょうね。

 さて、今回いただくのはアル添大吟醸の、中汲み生原酒ということで結構豪華な印象。
 ただ、精米歩合は50どまりなので、大体お値段相応という感じでしょうか。

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 上立ち香はキツくない態度に華やかなリンゴ系の吟醸香がそこそこに。
 含むと、やはり上品な印象の旨味がスルリと入ってきて、強めの苦味でキツ目に締め付けられながら、ググっと喉奥に流れ込んできます。
 旨味は典型的な青リンゴの甘旨味が主役、全体的に上品かつキリリとした印象がありますね、ただやはり香り系にありがちなクセのある苦味も感じます。
 後味は舌に若干のアルコール感を残しつつキレていきます。

 まさに大吟醸といった趣の、華やかかつ上品なフルーティー酒でした。
 全体的なまとまりもそうですが、後味のキレが特に見事ですね。
 ただ、やはり純米ばかり飲んでいるところにアル添酒を飲むと、大吟醸クラスであろうと若干の違和感のようなキツさは感じる気がします(思い込みかも知れませんが…)
 今度は「月の輪」もいただいてみたいと思いました。

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名称:宵の月 大吟醸 中取り生原酒
精米歩合:50%
使用米:吟ぎんが
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社月の輪酒造店
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

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2016年06月23日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

赤武 純米吟醸 無濾過生原酒

本日の家飲み 赤武 純米吟醸 無濾過生原酒

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 岩手県上閉伊郡大槌町のお酒です。
 (但し、今回のお酒が実際に造られたのは盛岡市)
 ブログでは、約一年前に同銘柄を紹介しています。

 このお酒を醸す赤武酒造は被災蔵であり、現在は他の会社に蔵を借りているというあたりの事情については、前回書いた通りです
 一年ぐらいではそのあたりの事情はあまり変わらないようですね…、ただ、ホームページ等での積極的な情報発信を見るに、意気込みも全く衰えていない印象です。
 東北に住んでいない限り、震災を肌で感じられるような場景はほぼ失われている現在ですが、私のような酒飲みとしては被災蔵のお酒を飲むことが、あの惨劇を思い出す数少ない機会だったりします。
(この記事はちょっと前に書き上げたんですが、今現在ではピント外れになってしまいました…、熊本県をはじめとする被災地の復興をお祈り申しあげます。)

 さて、今回いただくのは精米歩合50の無濾過生原酒、裏ラベルのスペックに関する情報量はちょっと物足りないですね。
 ちなみに、前回純米をいただいた後に各所ブログを初め評判をチェックしたところ、こちらの純米吟醸スペックの方か好評だという印象があったため、今回はこちらをセレクトした次第です。

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 注意書き通り開栓時にはちょっと栓が飛び、注ぐとグラスに気泡がちょっとつきました。
 風の森っぽいのですが、それよりちょっとマイルドですね。

 上立ち香は濃厚フレッシュなリンゴ系の吟醸香がそこそこに。
 含むと、若干のトロミを感じさせる極めて濃厚な甘酸味が自然に入ってきて、僅かなガス感と苦味を伴って、そのままバランスを保ちつつ力強く染みこんできます。
 味わいは蜜たっぷりのもぎたてリンゴといった趣で、しっかりとした甘味に酸味が輪郭を付ける、現代の日本酒の王道を行くようなもの。
 後味は裏方の酸苦味がしっかり引き取って最後まで上品にキレます。

 今時の純米吟醸無濾過生原酒のトレンドのど真ん中を堂々といくような、芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 前回の純米同様、あまり奇をてらわない感じの味わいですね、ただ全体のまとまりはこの純米吟醸の方が断然良い印象です。
 これはスペックによる違いなのか、造り手さんが環境に対応した結果なのか、私の好みが変わったのかは判断しかねますが、良い方向に向かっていることは間違いない気がします。
 赤武にはこの勢いを保ってもらい、いつか自蔵で醸したお酒を飲ませて欲しいなあと思いました。

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(参考)「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1055.html

名称:赤武 純米吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:50%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤武酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 赤武 純米吟醸

2016年04月20日 岩手の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

タクシードライバー 純米原酒 生酒 仕込み九號

本日の家飲み タクシードライバー 純米原酒 生酒 仕込み九號

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 岩手県北上市のお酒です。
 家飲み、外飲み含めて初めていただきます。

 インパクトのある名前に、さらにインパクトのあるラベルが特徴のお酒です。
 このお酒についてはホットペッパーに杜氏さんのインタビュー記事がありますね、杜氏さんの個性的なキャラがわかって結構面白いかと。(ゲームデザイナーの経験があるということが、個人的には特に印象的でした)
 ちなみにネーミングの元ネタは結構昔のアメリカ映画らしいです。

 なお、インパクトだけでなく、ネットの日本酒ファン界隈ではかなり熱心な固定ファンがついている印象で、味わいについても十分に評価されているようです。
 ミーハーな自分としてはこれを見逃すことはできず、今回四合瓶を見つけたので購入してみました。
 スペック的には、飯米である「かけはし」を使っていることころが珍しいですね、これは大部分の他スペックも同じとのこと。

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 上立ち香はほとんど感じず。
 含むと、濃厚ながらグッと引き締まった印象の旨味が力強く入ってきて、キツさの無い苦酸味で舌を洗いながら喉奥に流れ込んできます。
 旨味は苦酸が主役で、それに裏方の甘味がまろやかさを添えている印象の、食事を引き立てかつ個性的な味わい。
 後味は酸味主体で、少々苦味を残してキレあげる感じ。

 色々な味わいがせめぎ合いつつ、しっかりとバランスを保っている感じの、芳醇な食中酒でした。
 昔ながらの日本酒好きから、今どきの日本酒ファンまで、色々な人に愛されそうな味わいと感じました(酸が苦手な人除く)。
 どこかで見た、「濃い味の料理にも合う食中酒」という評に、とても同感です。
 タクドラ、今度はおりがらみとかも頂いてみたいですね。

 ちなみに燗を付けると、口当たりが凄くまろやかになったと思いきや、時間差で強烈な辛さも出てきます。
 でも有りですね、全体的に素直に濃厚さが増すので、個人的には好き。

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名称:タクシードライバー 純米原酒 生酒 仕込み九號
精米歩合:55%
酒米:かけはし
アルコール度:17度
日本酒度:+5
蔵元情報:喜久盛酒造株式会社
購入価格(税込):1,575円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2015年09月17日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

南部美人 特別純米無濾過生原酒 赤ラベル

本日の家飲み 南部美人 特別純米無濾過生原酒 赤ラベル

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 岩手県二戸市のお酒です。
 外でも家でも飲んでいますが、ブログで取り上げるのは意外にも初めて。

 南部美人といえば、社長である久慈浩介氏のキャラクターが「濃い」という情報をネット上で良く目にします。
 特に知られているのは専務時代に投稿した、震災後のお花見自粛ムードを吹き飛ばした熱いメッセージであるyoutube動画、「被災地岩手から「お花見」のお願い」でしょう、「飲んで応援」という実益ある雰囲気を作り出すのにとても大きな役割を果たした動画だったと思います。
 それ以外でもまさに「エネルギッシュ」という言葉がしっくりくるような、積極的な営業を行っているようです。

 もちろんそういう面だけではなく、お酒の評価も高いですね、岩手を代表する地酒の一つといえるのではないでしょうか。
 今回いただくのは新酒の無濾過生原酒、赤いラベルが印象的です。
 ラベル上の情報が少な目なのは気になるところですが、ネットで調べると岩手県産の「ぎんおとめ」という米を使っているらしいです。


 上立ち香はスッキリとした吟醸香が仄かに。
 含むと、意外にも落ち着いた甘旨味がスルリと入ってきますが、徐々に渋味苦味が出てきて複雑で奥深い味わいの世界が形作られます。
 旨味は完熟リンゴ的な甘味がメインの無濾過生原酒らしいものですが、甘味一辺倒でない飲み飽きない味わい。
 後味は苦渋が強めに出てきて見事にキレます。

 今どきの無濾過生原酒らしいフレッシュな甘旨味がありつつ、五味がそれぞれ主張する奥深い味わいの芳醇酒でした。
 ちなみに妻に一杯飲んでもらって感想を聞いたところ、「フルーティーかつ濃厚で、イチゴの赤い部分と白い部分の間みたいな味」とのこと、うーん、私より繊細な表現だ…
 南部美人、やはり実力派ですね、今後も注目していこうと思います。

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名称:南部美人 特別純米無濾過生原酒 赤ラベル
精米歩合:55%
酒米:ぎんおとめ
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社南部美人
購入価格(税抜):1,579円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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2015年04月15日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

赤武 純米 生原酒

本日の家飲み 赤武(あかぶ) 純米 生原酒

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 岩手県上閉伊郡大槌町のお酒です。
 (但し、今回のお酒が実際に造られたのは盛岡市)
 家飲み、外飲みともに初めて。

 上にちらと書いた通り、このお酒を醸す赤武酒造は大震災で甚大な被害を受けた大槌町の酒蔵です(中心銘柄は「浜娘」)。
 所謂被災蔵といっても被害の程度は様々ですが、赤武酒造の施設はまさに壊滅的といえる状態だったようです。
 元々の蔵ではとてもお酒造りができる状況ではなかったようなのですが、やはり再興への想いは強く、まず盛岡市の酒造会社に蔵を借りる形で何とか造りを再開できたとのこと。
 そのあたりの経緯や蔵元さんの想いはホームページにかなり詳細に記載されていますので、ご一読をオススメします。
 
 「赤武」は、そんな「赤武酒造 復活蔵」で醸された限定品ブランドのようです。
 いかついラベルには復活への意気込みが表れているのでしょうか…
 純米吟醸もあるようなのですが、まずは純米クラスをセレクトしてみました。


 上立ち香はフレッシュな感じの果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚な甘酸味がグワッと入ってきて、新酒らしい苦味を伴いつつ力強く染みこんできます。
 旨味は今風のフレッシュ果実感のある甘味と酸味が主役で、新酒らしい苦味も強め。
 ただ、少し酸味が強めだったり、苦味が浮いていたり、まとまりのない印象もあるかも。
 後味は苦味を残してキレる感じ。

 少々荒削りながら、好ましい芳醇な甘酸味が魅力のお酒でした。
 私好みの味わいなのですが、この方向性の無濾過生原酒は大量にあるので、ある意味かなり競争が激しい分野なんですよね。
 コスパ的にはかなり良いかと思います。
 赤武、次は純米吟醸もいただいてみたいと思いました。

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名称:赤武 純米 生原酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤武酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:7.9/9.0

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タグ: 赤武 純米

2015年03月22日 岩手の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

酉与右衛門(よえもん) 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 酉与右衛門(よえもん) 特別純米 無濾過生原酒

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 見ての通り本来「酉与」は一つの漢字ですが、変換で出ないので偏と旁に分解しています。
 ネットに普通に載せられないというのは、結構いろいろと差支えがあるような…。

 このよえもんですが酒屋さん曰く、淡麗系が多数を占める岩手県にあって独り独自路線の芳醇志向を貫いている酒蔵さんとのこと。
 確かに東北の中でも岩手県には淡麗のイメージがありますね。
 私はもちろん芳醇派なのでその路線は望むところです。

 水色の瓶の中にはほんの少し滓が漂っていて、無濾過っぽい雰囲気を醸し出しています。

 上立ち香はフレッシュな感じがうっすらと漂ってきます。
 含むと、いかにも無濾過生原酒!といった感じの濃厚な旨味がストレートに来ますね。
 甘味は抑え目でむしろ酸味と苦味があるのですが、とにかく旨味が濃いため悪い感じはしません。
 むしろ無濾過生原酒の割に、スイスイいけてしまいそうなすっきり感があります。
 また、日本酒度+6ほどの辛さは感じませんが、生酒らしい心地良いピリピリ感は少しあるかな。
 もちろん、キレも抜群。

 甘味が少ないお酒は普通好みから外れるのですが、これは文句なしに旨いです。
 キリッとした濃厚な旨味で勝負する味わいに、悦凱陣を思い出しました。
 次は他のスペックも飲んでみたいと思います。

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名称:酉与右衛門(よえもん) 特別純米 無濾過生原酒
製法情報:無濾過生原酒
精米歩合:55%
酒米:美山錦
アルコール度:16~17%
酵母:協会7号
日本酒度:+6
蔵元情報:合資会社川村酒造店(岩手県花巻市)
製造年月:2012/12(24BY)
購入価格(税込)1,550円/720ml
お気に入り度:7.9/10 

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2013年01月22日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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