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新政 「廻 -Kai-」 平成30年度 秋田県清酒品評会 知事賞受賞酒

家飲み記録 新政 「廻 -Kai-」 平成30年度 秋田県清酒品評会 知事賞受賞酒

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 秋田県秋田市のお酒です、今をときめく新政ですね。

 随分前に出たお酒ですが、別に寝かせてたわけではなく、単純に公開タイミングをずるずる逃してました…
 ちなみにこちら、四合瓶で定価約7,000円ということで、当ブログでは黒村祐を超えてダントツ最高額のお酒になります。
 正直プレ銘柄だからつい買ってしまったという面もありますが、一応理由としては、以前「オクトパスガーデン」という出品酒系のスペック外飲みして非常に旨かった記憶があり、新政のハイエンド酒(特に変わり種スペックの出品酒)を一度じっくり味わってみたかったということもあったりします。
 
 見た目は超豪華ですね~、シリアルナンバーも入っています。
 スペックは酒こまちの精米歩合40%、品評会出品酒としては「生もと」造りというのがポイントでしょうか。

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 上立香は新政らしいフレッシュな酸と甘みを感じる割と硬質な香りがそこそこに。
 含むと、やはり非常に上品な甘味と酸味が落ち着いた口当たりで入ってきて、じわじわと出てくる渋味で奥深さも添えつつ、ゆっくりと口中で溶けていきます。
 味わいは、それこそ和三盆を彷彿とさせる上品な甘みに新政らしい酸が伴う感じ、それに渋味が寄り添うことで更にオンリーワンの世界観を魅せてくれますね、そして当然のように雑味は皆無。
 後味はもうアルコールの刺激すら包み込むように自然に引き上げます。

 極めて上品ながらオンリーワンの世界観を感じる、新政の高スペック酒として納得感のあるお酒でした。
 やっぱり乳酸感もあるし、それっぽいのが流石ですね、それでいてしっかり上品なのが見事。
 まあ実際こういうお酒が賞を取るようになったのは良いことだと思います、山田錦高精白速醸香り酒ばかりではやはり面白くないですし。

 ただまあ、私には過ぎたお酒ですねえ…、お味もお値段も。
 好みが似ている母と一緒に飲んだのですが、「桃の里の大吟醸(3,000円)の方が美味しい」という感想に落ち着きました。
 これは新政をディスるつもりでは無く、やっぱり好みなんてそんなもんだと思うんですよね。
 日本酒は数が多いだけに特定銘柄に人気が偏りがちですが、ある程度詳しくなったら是非自分が好きな(あまり有名でない)銘柄を見つける旅に出るのも良いものだと、個人的には思います。
 当ブログがその助けになってくれたなら、こんなに嬉しいことはないですね。

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名称:新政 「廻 -Kai-」 平成30年度 秋田県清酒品評会 知事賞受賞酒
蔵元情報:新政酒造株式会社
購入価格(税抜):6,944円/720ml
お気に入り度:高すぎるので判定不能

■おまけギャラリー:今まで外飲みした新政の一部

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 いやあ何やかやでえらい飲んでる(というか飲ませてもらってる)なあ…
 ちなみにマイナンバーワン新政は断トツで見えピンっす。

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タグ: 新政

2020年07月12日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

新政 陽乃鳥 貴醸酒 30BY

家飲み記録 新政 陽乃鳥 貴醸酒 30BY

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 秋田県秋田市のお酒です、何だかんだで新政は結構飲んでますが、この陽乃鳥(ひのとり)の家飲みは初めてですね。

 すっかり人気銘柄になった新政ですが、個人的には昔やまユ含めて十分飲んだという意識があり(イキり)、基本好みの方向性でもないので最近はあまり家飲みしてなかったりします。
 ただ、亜麻猫の甘いロットとか、「甘い新政」についてはかなり好印象があるので、今回セレクトした次第です。
 裏ラベルには10周年と記載がありますが、この「陽乃鳥」は油長酒造(風の森の蔵)が所有していた商標に引っかかり、一時期「茜孔雀」という名前になっていたことがあります。
 が、最近、油長酒造から許可が出たということで、晴れて元の名前に戻したという経緯があったとか…、まあ豆知識。

 詳細スペックは裏に記載の通り、BYや製造年月、出荷年月が明記されているのは素晴らしいですね。
 はっきり「貴醸酒」を名乗っているので、新政酒造も貴醸酒協会に入っているものと思われます。

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 上立ち香は…、なんか蒸留酒的なアルコール臭がしますね、これがオーク由来なのかしら、ただ強さは控えめ。
 含むと、かなり強めながら柔らかい印象の甘味が、これまた存在感のある乳酸味、そしてオーク由来っぽい渋味を纏いつつ、最後までまろやかさを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり貴醸酒的っぽい、洋梨を煮詰めたような甘味が中心、そして酸味がやっぱり新政っぽいんだよなあ、渋味は意外と奥深さを添える程度って感じですね。
 後味は、ちょっと甘渋を口中に残しつつ、酸があくまで優しく引き取ります。

 貴醸酒らしい極めて濃厚な甘旨味と、酸味、渋味がトライアングル的なバランスを保つ、完成度の高い甘口酒でした。
 いやあ悔しいけど好きですよこれは(笑)鼻に抜ける香りがまさに新政特有、天蛙とかとも共通する乳酸風味のものなのですが、それと甘味とのバランスが非常に良いですね。
 ただ、流石に量を飲むのは厳しい感じではあります、日々の家飲みの最後に冷やして一杯やるというのが個人的にはオススメ。
 新政の魅力を再認識させられてしまった一本でした、貴醸酒の中でもかなりハイレベルな逸品かと…

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名称:新政 陽乃鳥 貴醸酒 30BY
蔵元情報:新政酒造株式会社
購入価格(税抜):1,759円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年04月07日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

まんさくの花 純米大吟醸 一度火入れ原酒 「愛山酒」

家飲みプチ感想 まんさくの花 純米大吟醸 一度火入れ原酒 「愛山酒」

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 秋田県横手市のお酒です、ブログでの紹介は4回目。

 あまりに感想記事が溜まってきたので、しばらく既飲銘柄で記事ネタに乏しいものを簡易版で載せていこうと思います。
 
 こちらのお酒は愛山、精米歩合48%の一回火入れ原酒ということで、値段も税抜2,370円とお高め。
 日本屋さんで試飲したら美味しく、外すことはないということことで買いました。

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 上立ち香は甘く、しかし若干硬質な印象もある果実香が
 含むと、華やかな含み香を纏った濃厚な甘旨味が極めてなめらかな口当たりで入ってきて、程よく控えめな苦味で輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり蜜たっぷりの完熟リンゴ的な甘旨味が厳然たる主役を演じますね、濃度はかなり高く旨味と香りが力強く拮抗する感じ、それでいて雑味皆無なところが素晴らしいですね。
 後味は、ほんの少々苦味の雰囲気を残しつつ、やわらかく、そして完璧なまでに自然に引き上げていきます。

 ド王道ながらも極めてバランスの良い、上品な華やか芳醇甘旨酒でした。
 いやあこれだけ甘味や含み香が強いお酒で、それぞれの要素をとんがらずにまとめているあたり、お見事って感じです。
 ちゃんとお高い理由がわかるお酒でしたね、「米を削ったから高い」というだけではない納得感があったと思います。
 火入れっぽさが皆無なのも個人的にはグッド。
 まんさくの花の安定感を感じさせてくれた一本でした。

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名称:まんさくの花 純米大吟醸 一度火入れ原酒 「愛山酒」
蔵元情報:日の丸醸造株式会社
購入価格(税抜):2,370円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.4(値段も考慮に入れて)/9.0

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2020年03月23日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ゆきの美人 純米吟醸 活性にごり

家飲み記録 ゆきの美人 純米吟醸 活性にごり

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 秋田県秋田市のお酒です。
 ブログでの登場は三回目ですね。

 ゆきの美人はNEXT5の一員であり、マンションの一階でお酒を醸しているということで紹介されることが多い蔵だと思います。
 ただ、以前飲んだ愛山麹や純米大吟醸の印象や、各所の評判を見るに、実力的にも非常にハイレベルなんですよね。
 春霞と同様、インパクトや個性よりも、総合的なまとまりを重視している印象があります。
 新政や山本と一種対象的な感じもありますね、そういう多様性という意味でNEXT5はやはりチームとしての完成度が高いように思えます。

 さて、今回は私としては珍しく発泡系をセレクトしてみました、値段は若干お高め。
 10月購入、12月開栓とそこそこフレッシュコンディションでいただいています。

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 上立ち香はガス混じりのお米っぽさを感じる爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、強いガス感をまとったキリリとした甘酸旨味が口中でしばし暴れ、時間差で出てくる苦味も相まって、最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、どちらかというと甘味控えめで酸がメインな感じのマスカット的な旨味を軸にしつつ、ガス感と新酒らしい苦味でキッチリ引き締まっている印象、
 後味もほんのりとした苦味を口中に残す形で力強くキレます。

 甘味を感じさせつつもガス感と程よい苦味で引き締める、スッキリ系にごり酒でした。
 私は甘味系が好きではあるのですが、乾杯酒としてはこちらの方を好む方が多いことでしょう、こういうお酒なら「とりあえずビール」に取って代わることもできるでしょう。
ただ、個人的にはこれを単品で飲むにはガスをかなり抜いてからのほうが好きでしたね、まあそういう意味でも色々な楽しみ方ができるお酒かと。
 ゆきの美人の懐の深さを感じた一本でした、次はまた違うスペックもいただいてみたいと思います。

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名称:ゆきの美人 純米吟醸 活性にごり
蔵元情報:秋田醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年05月04日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

まんさくの花 純米吟醸一度火入れ原酒 「愛亀ラベル」

家飲み記録 まんさくの花 純米吟醸一度火入れ原酒 「愛亀ラベル」

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 秋田県横手市のお酒です。
 当ブログでは三度目の登場ですね。

 秋田のお酒というと県外ではどうしても「NEXT5」が目立ちがちですが、他にも全国区で勝負できる実力派銘柄は目白押しという印象があります(雪の茅舎、福小町、やまとしずく等々…)、この「まんさくの花」もその一員ですね。
 今回いただくのは、「愛亀」ということで、どちらも希少酒米である「愛山」と「亀の尾」を両方使って醸したお酒とのこと。(限定品ですが、蔵元ホームページにちゃんと商品紹介がありました
 可愛らしいラベルが目を引きますね、元々亀の尾使用のお酒にこの亀のイラストを使っており、今回はそこに「愛」山ということでハートマークをあしらうという遊び心のあるデザインとなっています。

 裏ラベルのスペックを見ると、愛山73%、亀の尾27%の利用割合、それだけを見ると愛山の比率が多いようです、精米歩合は55%。
 「愛山の甘味と亀の尾の酸味のバランスが絶妙」という記載が面白いですね、そういうものなんでしょうか。
 個人的には(生詰生貯でなく)「一度火入れ」と明記しているところを支持したいところです。

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 上立ち香はリンゴ的なフルーティーな香りが気持ち強めに。
 含むと、バランスの良い甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、裏方の渋味が奥深さを添えつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりリンゴ的な甘酸が中心にあるのですが、渋味が非常に良い働きをして有りがちな吟醸酒と一線を画した深みとコクを与えている印象、そのバランスが絶妙ですね~見事な配合率ということなのでしょう。
 後味は、主に酸が引き取る形で、自然に引き上げます。

 甘味と渋味という、相反しそうな要素がしっかりと同居している、「愛亀」という名前に強く納得感のあるお酒でした。
 裏ラベルでは亀の尾要素は酸味ということでしたが、個人的には渋味なのではという印象でしたね。
 実は購入前に亀の尾だけ使ったお酒も試飲したのですが、私にはやはり渋すぎて、比べると断然愛亀の方が好みでした(なお、店長さん曰く試飲時感想は亀の尾の方が好きな人も多かったとのこと)。
  まんさくの花の中でもこの愛亀は「お気に入りに追加」です、個人的におススメしたいスペックだと思いました。

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名称:まんさくの花 純米吟醸一度火入れ原酒 「愛亀ラベル」
精米歩合:55%
使用米:愛山・亀の尾
アルコール度:16%
日本酒度:+0.5
蔵元情報:日の丸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,700円くらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年12月09日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

新政 No.6 A-type 純米生原酒

家飲み記録 新政 No.6 A-type 純米生原酒

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 秋田県秋田市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は11回目、いやあ結構飲んでますね。

 このお酒は蔵元が6月6日を「六号酵母の日」と位置付けて、それを記念する形で限定品として発売したものだったかと思います。
 今をときめく新政の限定品ということで界隈はざわついていたのですが、私は特に狙ってはいませんでした。
 が、確か6月7日にたまたま東京駅に寄る機会があり、慣例のようにはせがわ酒店グランスタ店を覗いたところ、思いもがけずこちらを見かけ、つい買ってしまった次第です。
 凄い勢いで売れていたので多分数時間で瞬殺だったでしょうね、こういうものにも「物欲センサー」って働くんだなあと思いました。
 ちなみに、どうやらオークションでは定価の6倍ぐらい、一万近くの値段で取引されていたとか…なんともげんなりする話ですね。
 
 見た目的にはなんといっても赤色ボトルが目を引きます。(個人的には日下無双を思い出しましたが)
 使用米は美山錦ということで「ラピス」ラベルと同じですね、生もとの生原酒。
 精米歩合が麹、掛ともに66%というのはちょっと意外でした、基本的に麹を高精白にするスタイルにしたという認識だったので…

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 上立ち香は…、いわばサイダー的なスッキリとした酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、クリアな酸を伴った旨味がスルスルと入ってきて、ほんの少々の渋味的なものを口中に残しつつ、最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり酸がメインで程々の甘味を伴った、青いマスカット的な旨味が中心にありますね、純度は高くてクリアーな印象なのですが、若干もっちゃりするような渋味がありますね
 後味は予想通り酸が引き取る形でしっかり引き上げます。

 実に新政らしいクリアな酸が魅力的な、程よい濃度でスルスルイケる系モダン酒でした。
 まあ新政としては普通って感じかな…、何で麹66にしたのかわかりませんが、折角の透明感に若干モヤが掛かっているような…
 ただ、苦味が本当に皆無なのにダレ感がないのは流石ではあります、新政ファンなら十分美味しくいただけるでしょう。
 しかしまあこのお酒がオークション対象になるのはいびつとしか言いようがないですねえ。
 売る方はお金目当てなのである意味しょうがないとして、買う方は…ハッキリ言って凄くカッコ悪いと思います、蔵元の想いも裏切っているわけですしね。
 新政、今後も飲みたいときは定価でいただきたいものだと思いました。

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名称:新政 No.6 A-type 純米生原酒
精米歩合:66%
使用米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:新政酒造株式会社
購入価格(税抜):1,528円/740ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 新政 純米

2018年10月26日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

角右衛門 純米吟醸 五百万石 限定生原酒

家飲み記録 角右衛門 純米吟醸 五百万石 限定生原酒

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 秋田県湯沢市のお酒です。
 当ブログでの登場は5回目と、結構な回数になってますね。

 以前より書いていますが、このお酒はIWC2012の「チャンピオン・サケ」となった「福小町」の蔵が出しているということで知った銘柄でした。
 当然ながらIWCでは毎年チャンピオンが生まれているわけですが、入手困難になるような状況になったのは鍋島だけなんじゃないでしょうか(このあたりの要因は謎としか言いようがないのですが…)。
 しかし、やっぱりチャンピオン経験銘柄は鍋島以外も全体的に、非常に安定感がある印象が個人的にはあります。
 一度歴代チャンピオン銘柄を飲み比べとかしてみたいものですね。

 今回いただくのは、五百万石を55%まで磨いた純米吟醸、その限定版である生原酒バージョンです。
 4月出荷の上、6月開栓なので、多分絞ってからは結構な熟成期間を経ているものと思われます。

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 上立ち香は完熟果実的な甘さのある落ち着いた感じの香りが控えめに。
 含むと、やはり程よく熟した甘旨渋味が割と柔らかい口当たりで入ってきて、最後までその三味がせめぎ合ってバランスを保ったまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり完熟洋梨的な高濃度の甘旨味に、キツくない渋味が寄り添った感じのものが主役、苦味は若干あるのですがあくまで裏方、やはり旨味が太いと崩れませんね。
 後味は、やはり渋味が引き取る感じながら、しっかりと引き上げます。

 とても素直に熟した感じの、程よく引き締まった印象の、じっくり楽しめる濃厚甘渋酒でした。
 渋味がいい感じにこなれてきて、旨味が乗った結果としての味わいのように感じましたね、裏ラベルにあるようなフレッシュ感はほぼ無くなっているような。
 うーむ、なんとなく新酒の時期には硬かったものを、時期をみて出荷したように感じるのですが、的外れなのかなあ。
 ともかく、角右衛門の安定感を感じさせてくれたような一本でした、今後もちょくちょくやりたいところです。



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名称:角右衛門 純米吟醸 五百万石 限定生原酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17.5%
日本酒度:+3
蔵元情報:木村酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年09月25日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花邑 純米吟醸 酒未来

家飲み記録 花邑 純米吟醸 酒未来

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 秋田県湯沢市のお酒です。
 外飲みでは結構飲んでますが、ブログでの登場は2回目ですね。

 こちらは、両関酒造がかの十四代の蔵元である高木酒造の技術指導を受けて造ったお酒だということは前回にも書きました。
 前回は雄町の生をいただいたのですが、今回は酒未来の(多分一回)火入れになります、どうやら酒未来に生は無いみたいでして…。
 マニアには周知のことですが、酒未来は高木酒造が開発した酒米ですので、今回はより十四代と繋がりが深いスペックといえるかもしれませんね。

 スペック情報は酒未来50削り利用ということ以外はよくわかりませんね、度数15ということは加水しているのかも。
 日本酒ではまだまだ珍しいことですが、裏ラベルにハッキリ「濃醇甘口」と記載されているのは嬉しいところです。
 まさにそれを期待しつついただきます。


 上立ち香は濃厚かつ華やかなベリー的香りが気持ち強めに。
 含むと、ふくよかな甘旨味が優しい口当たりで入ってきて、そこにやはり柔らかな印象の苦味が伴うことでダレを防ぎつつ、最後までそのバランスを保ったままゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、ラベル通り桃やいちごを彷彿とさせる、どちらかというと落ち着いた印象の甘味が中心、香りは結構ありながら、苦味がありがちなキツさが抑えられている感じなのが素晴らしいですね、
 後味はまさに苦味が引き取る形で、自然に引き上げてくれます。

 「濃醇甘口」の記載にふさわしい、高次元でバランスがとれた華やかフルーティー酒でした。
 いやあ、火入れでこれだけ華やかさを保ち、かつまとまりがあるあたり、やはり十四代的な要素を感じざるを得ませんね、技術指導の影響力って大きいんだなあ。
 花邑は一升瓶しか無いのでなかなか買いにくいのですが、やはり1年に1,2本は買っておきたいなあと改めて思いましたね。
 また、両関酒造の他ブランド、翠玉、青時雨もちょっと気になりだした今日この頃でした。

 なお、常温付近だと苦味が強くなる上にダレる感じがあるので、キッチリ冷やしていただくのがオススメ。
 このあたりは裏ラベルの解説文がバッチリ合っている印象です。

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名称:花邑 純米吟醸 酒未来
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:両関酒造株式会社
購入価格(税抜):3,094円/1,800ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年09月01日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

雪の茅舎 「美酒の設計」 純米吟醸 生酒

家飲み記録 雪の茅舎 「美酒の設計」 純米吟醸 生酒

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 秋田県由利本荘市のお酒です。
 同蔵のお酒のブログでの紹介は、6回目となりました。

 この「美酒の設計」は、雪の茅舎のラインナップの中でも人気の高い限定品ブランドですね。
 確かテレビ等で紹介されて、より人気が出てしまったらしく、売り切れはかなり早い印象があります。
 ネーミングもなかなか良いですよね、会社の飲み会で同僚の建築士が名前で選んでいたのが記憶に残っています。

 スペックは山田錦を55%まで磨いた純米吟醸生、割とスタンダードな感じですね。
 火入れバージョンもあったかと思いますが、私は生酒マニアなので、ピンポイントでこちらを狙いました。
 お値段は若干高めですが、まあ割高とはいえないぐらいでしょう、4月出荷4月開栓。

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 上立ち香は典型的ながらもキツくなく丸い感じのリンゴの香りが気持ち強めに。
 含むと、非常に上品な印象の甘旨味がスルスルと入ってきて、そこそこの苦味を伴いつつも、最後まで滑らかな感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり吟醸酒の王道を往くような青りんご的な甘旨味が主役、これまたありがちな苦味があるのはちょっと微妙ですが、透明感があって全体的に美しさを感じますね。
 後味はその苦味を少々残しつつも、自然に引き上げていきます。
 
 お値段以上の上品さと透明感を備えた、吟醸酒のお手本のような、香りと旨味を両方楽しめるお酒でした。
 まさに奇を衒わずに王道を往く感じですね、個人的には苦味がちょっと気になったのですが、それ以外のまとまりは流石の一言。
 もしかしたら、こういうお酒は火入れした、より落ち着いた状態で飲むべきお酒なのかも…、生酒偏重派の私も、最近たまにそんなことを思うようになってきました。
 ともかく、雪の茅舎の実力を感じさせる一本ではありました、次は火入れを狙うか、山廃系に戻るか、悩ましいところです。

 開栓後は苦味が全体に溶け込んできて、より落ち着いてきたかも。
 口開けの苦味が浮いた感じよりこっちが良かったなあ…、いやあ日本酒の変化は難しい。

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名称:雪の茅舎 「美酒の設計」 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社齋彌酒造店
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年08月11日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

山本 深蒼 Midnight Blue 生原酒

家飲み記録 山本 深蒼 Midnight Blue (ミッドナイトブルー) 生原酒

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 秋田県山本郡八峰町のお酒です。
 外飲みを含めると相当回数いただいているはずですが、以外にもブログでの登場はまだ3回目でした。

 また面白いネーミングですね…、まあ昔は「ブルーハワイ」なんてお酒も出してた蔵ですし、あまり驚きは無いのですが。
 蔵元の商品紹介ページによると、以前にいただいている黒ラベルについては「ピュアブラック」となり、他にも「ストロベリーレッド」なんてのもあるようです。
 やっぱり都市向けブランドについては、このくらいの見た目の押し出しがあっていいいと個人的には思います(むしろ前にあった、裏ラベルのシルエットが無くなってしまったのがちょっと寂しい)。

 精米歩合は、麹米50%、掛米55%なのですが、使用米は不明、そして特定名称の記載も無くなっているっぽいですね。
 当然アル添は無しですし恐らく純米吟醸を名乗れると思うのですが…、いつの間にか村祐・仙禽フォロワーになっていたのかしら。
 裏ラベルにはピュアブラックとの違いという形で味わいの記載が有ります、やはりブランドの中心にはピュアブラックがあるってことなんでしょうね。

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 上立ち香は濃厚かつフレッシュな柑橘系果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、やはりフレッシュかつインパクトのある甘酸旨味が力強く入ってきて、少々粉っぽさも纏いつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、やはりフレッシュな柑橘系果実の甘酸味が完全に主役で、苦渋的なものは完全に裏で飲み飽きなさを添えることに徹していますね、フレッシュジュース系の王道を往く感じ。
 後味は、酸が中心に引き取ってしっかりとキレます。

 酸がしっかりと働いている印象の、甘さとスッキリさを両立させた、スッキリ系フレッシュフルーティー酒の王道を往く感じのお酒でした。
 なんというか、山本は最近のお酒の中央値というか、見た目と違った王道感のある味わいが特長だと思います。
 ブラックとはまた違うのですが(酸味・フレッシュ感寄り)、それでも一つの典型的かつ魅力的なモダン風味を体現しているといいますか…。
 山本、次はまた別スペックを飲んでみたいと思います。

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名称:山本 深蒼 Midnight Blue 生原酒
精米歩合: 麹:50% 掛:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:山本合名会社
購入価格(税抜):1,575円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年03月15日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

角太 山廃純米吟醸 生酒

本日の家飲み 角太(かくた) 山廃純米吟醸 生酒

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 秋田県由利本荘市のお酒です。
 飲み経験については後述。

 この角太、銘柄としてはあまり知られていないと思います、が、醸すのはあの「雪の茅舎」を醸す齋彌酒造。
 同蔵の地元銘柄は「由利正宗」なので、それとも違う限定品中の限定銘柄という感じの代物ですね。
 私はとある居酒屋さんで一度だけ飲んだことがあり(その店は写真web掲載禁止)、存在は知っていたのですが、まさか家飲みできるとは思っていませんでした。
 パッと検索する限り、少なくとも首都圏ではシマヤさんぐらいでしか買えないんじゃないかしら…。
 
 ラベルを見た時点でわかる人はわかるかもしれませんが、この「角太」というのは蔵の屋号らしいです(「やまユ」とか「カネナカ」と同じですね)、字の太さもあってなかなかのインパクト。
 裏ラベルの記載を見る限り、以前飲んだ「秘伝山廃」にスペック的には近いですね(同じかも)、この辺りの詳細は不明です。

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 上立ち香は割りと華やかな印象の乳酸的香りが気持ち強めに。
 含むと、非常に個性的かつ濃厚な甘旨味がまろやかな口当たりで入ってきますが、徐々に強まる苦味と酸味で若干キツめに引き締まりながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、吟醸酒らしい華やかフルーティーな甘味と山廃らしい酸味がそれぞれハッキリと主張しながら絡み合う、オンリーワンかつ楽しい旨味が主役なのですが、うーむ苦味が邪魔しますねえ…
 後味はやはり乳酸と苦味が引き取って、そこそこ柔らかくキレます。

 かなり高レベルな上品かつ柔らかい旨味がありながら、何かにつけて苦味が邪魔をしてしまっている印象の、非常に勿体無いお酒でした。
 本来お値段以上の完成度がありそうなのに、苦味のノイズのせいでフルーティー系速醸酒にちょっと乳酸味が加わった感じで留まってしまっている印象ですね…
 これはズバリ「28BY問題」に当たっちゃった感じでしょう、このお酒のベストはこのロットではないように思えます。
 角太、機会があればまた他のBYでまた飲んでみたいと思いました。

 お、開栓二日目だとかなり苦味が引っ込んで、若干理想の感じに近づきました。
 ただ、やっぱり残ってはいるので、最後まで「勿体無い」感が残ります…

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名称:角太 山廃純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:+1.5
蔵元情報:株式会社齋彌酒造店
購入価格(税抜):1,762円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年10月13日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

花邑 純米吟醸 生酒 雄町

本日の家飲み 花邑(はなむら) 純米吟醸 生酒 雄町

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 秋田県湯沢市のお酒です。
 外飲みは何度か経験あり、家飲みは初めて。

 こちらを醸す両関酒造は所謂地場の大手酒造で、通常銘柄の「両関」はほぼ地元向け、この「花邑」は都市圏向けの特定名称酒ブランドというパターンですね。
 それだけなら良くあることなのですが、実はそこに「かの十四代を醸す高木顕統氏の技術指導を受けたお酒」という背景が加わることで、マニア達の注目度、入手難易度が跳ね上がったお酒だったりします。
 私も前から気になってはいたのですが近所に特約店が無く、その間にブログ仲間の日誌係さんやモウカンさんに先を越され、しかも自分好みっぽい感想を書かれてしまい…
 今年は何としてでも手に入れようと思い、川口市まで出張って入手した次第です。
 
 スペック的には雄町を50まで磨いた生酒で、アルコール度数は15度と低め(多分加水しているのかな)。
 そして裏ラベルには「味わい:芳醇甘口」の表記が!最近安易な辛口表記に物申していたいたところだったので、輝いて見えますね(笑)

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 上立ち香は何となく桃を思わせる上品な果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの上品かつ濃厚なな甘旨味が自然に入ってきて、時間差で出てくる柔らかな苦味にしっかりと引き締められつつ、非常にゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、透明感と存在感を兼ね備えた感じの、ピーチorベリー的な甘苦酸味が最初から最後まで続きつつ、しかし飲み進めると謎の辛さも感じるような、飲み飽きない複雑さも兼ね備えている印象。
 後味は酸苦辛を彷彿とさせつつも、キツさを感じさせずに見事にキレます。

 芳醇な甘味あり、程々の酸味あり、上品な透明感あり、それでいてキツさやクドさ無しの、全体として非常に完成度の高い今風のお酒でした。
 加水感は無かってです、そして何気にラベルのピンクの印象通りの味わいというのが非常に面白いですね(むしろそっちに引っ張られている可能性も高いのですが…)
 また言われてみれば十四代の生酒と系統は似ているような…、多分思い込みでしょうけど(ただ、私は十四代は火入れ(生詰)の方が好きなので、すなわち十四代の完成度には及んでいないという印象でもあります)。
 花邑、入手機会があれば来年もいただいてみたいと思いました。

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紹介1:「日本酒感想日誌」さんの同スペックBY違い(27BY)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1144.html

紹介2:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック同BY(28BY)の記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-794.html

 (面白いのが、お二人とも「去年の方が良かった」という感想なんですよね。BYかタンクによって結構ブレるお酒なのかもしれません。)

名称:花邑 純米吟醸 生酒 雄町
精米歩合:50%
使用米:雄町
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:両関酒造株式会社
購入価格(税抜):3,094円/1,800ml
購入した酒屋さん:白鳥屋酒店(川口市)
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年05月21日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

やまとしずく 純米吟醸 直詰め生原酒

本日の家飲み やまとしずく 純米吟醸 直詰め生原酒

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 秋田県大仙市のお酒です。
 家飲み・外飲み含め確か初めていただきますが、同蔵の「刈穂」は既に一度紹介しています。

 このお酒の関連情報を探しに蔵元ホームページを見てみたのですが、個人的にはここ素晴らしいと思います。
 重すぎないスッキリとしたデザイン、更新頻度の高さを表すトップページの充実した新着情報、出羽鶴・やまとしずく・刈穂という3ブランドを整理し詳細スペックや飲用温度までしっかり記載した商品紹介(しかもページ下部から直接リンクを設置)、そしてやまとしずくが買える特約店一覧の記載と、情報の整理最適化が理想的。
 トップページから数クリックで、「三銘柄造ってるんだな」「それぞれこんな味わいのお酒なんだな」「このお店に行けば買えるんだな」という、買い手にとってもっとも重要な情報がストレートに伝わるこの構成、単純なようでなかなかできるものではないと思います。
 流石に小規模蔵が真似をするのは難しいかもしれませんが、ホームページ担当者を置けるような大手蔵には是非こちらを参考にして欲しいですね。

 今回のお酒についても、商品紹介ページに実に詳細な情報が載っているので是非ご参照を…、そしてブランドコンセプトについても解説がありますので興味があればこれまたご参照を…、ああ楽だ(笑)
 別スペックである「やまとしずく 生酛純米」はかの日本酒漫画「いっぽん」にも登場していましたね。
 また、遠心分離機にて搾った「ヤマトルネード」という製品もあり、そちらにも惹かれたのですが、まずは通常スペックだろうとこちらをセレクトしました。

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 上立ち香は典型的なフレッシュリンゴの香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの素直に青い甘旨味が若干のガスを伴って勢い良く入ってきて、ほどほどの酸と苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、まさに蜜たっぷりのフレッシュ青リンゴといった印象で、ガス・酸・苦を感じさせつつも、甘味がしっかりしているので全体のバランスがしっかり取れており、しかも雑味を感じさせない完成度があります。
 後味はガスと酸が引き取ってスッキリかつ上品にキレます。

 フレッシュ!甘旨!ジューシー!そしてガスと、今時の日本酒の魅力をガッツリとストレートに楽しませてくれるお酒でした。
 いやあ遠心分離じゃなくても十分キレイで、万人向けの美酒といった趣を感じましたね。
 後は個人的にはもう一歩個性や売りが欲しい感じかな…、まあある程度の慎み深さがあった方が良い面もあるので、このあたりは好みだとも思いますが。
 やまとしずく、次はやっぱり遠心分離もいただいてみたくなってしまいました。

 開栓後は少し苦味が強まってきますね。
 ここはセオリー通り早めに飲みきるのがオススメ。

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紹介:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-762.html

名称:やまとしずく 純米吟醸 直詰め生原酒
精米歩合:55%
使用米:秋田酒こまち
アルコール度:16%
日本酒度:-2
蔵元情報:秋田清酒株式会社
購入価格(税抜):1,429円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年05月09日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

ゆきの美人 純米大吟醸 吟の精 生

本日の家飲み ゆきの美人 純米大吟醸 吟の精 生

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 秋田県秋田市のお酒です。
 ブログでの紹介は意外にもまだ2回目ですね。

 秋田の蔵元集団「NEXT5」の一員ということで知られるゆきの美人ですが、同時にマンションのフロアで酒を醸している「マンション蔵」としても、マニア間では有名かと思います。
 この蔵の設備については、日本酒ブログ「マイ日本酒探し」さんに非常に詳しい取材記事があるので、そちらもご参照ください。
 実際、昨今の傾向を考えると、こじんまりとしつつも空調が完備された設備で、飲み手のニーズに即したお酒(特定名称酒)を適切に醸し、出荷するというスタイルは小規模蔵の最適解の一つのように思えますね。

 今回いただくお酒も、その設備を活かして他蔵より早く出荷したものと思われる、28BYのお酒になります。
 (タイムラグがひどいですが、私が実際に飲んだのは10月)
 秋田県の酒造好適米である「吟の精」を半分削って作られた純米大吟醸生酒。
 酒屋さんのコメントとしては「いかにも純米大吟醸といった味わい」のとことですが、いかがでしょうか。

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 上立ち香はまさにフレッシュリンゴといった印象の吟醸酒らしい香りがほどほどに。
 含むと、ピチピチした感じながら芯のある甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味を裏に感じさせつつ、最後まで自然にジュワーッと染みこんできます。
 味わいは、リンゴとバナナの中間のような、フレッシュかつ香りより味に重みがある、まさに味吟醸のド真ん中を行くような旨味が主役、程々の酸味もありますが、雑味は皆無で旨味を純粋に楽しめます。
 後味はしっかりとした味わいが嘘のように自然に引き上げていきます。

 フレッシュさ、上品さをしっかり具備しつつ、ありがちな香り系にならなかった見事な味大吟醸でした。
 いやあいいですね、割と落ち着いた秋酒に囲まれることでより輝きが増している印象で、これはやっぱり10月出荷ということに強く意義があるお酒だと思います。
 NEXT5の中では派手なことをやる蔵が注目されがちですが、このゆきの美人(と春霞)の安定感も十分に素晴らしいものだと思います。
 ゆきの美人は今後もちょくちょくいただいていきたいと思いました。

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(参考)「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペック同BYの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-531.html

名称:ゆきの美人 純米大吟醸 吟の精 生
精米歩合:50%
使用米:吟の精
アルコール度:16%
日本酒度:+7
蔵元情報:秋田醸造株式会社
購入価格(税抜):1600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年12月27日 秋田の日本酒 トラックバック:1 コメント:2

新政 No.6 R-type「Essence」 純米生原酒

本日の家飲み 新政 No.6 R-type「Essence」 純米生原酒

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 秋田県秋田市のお酒です。
 なんだかんだで同蔵のお酒の紹介は10回目と、かなりの回数になっています。

 今をときめく新政になります。
 私と新政との関係としては、木桶になる前の「やまユ」の旨さに衝撃を受けて以来、色々と紆余曲折がありつつもスターダムをのし上がっていく様を、若干の距離を開けつつも面白く注目してきたという感じでした。
 まあここまで有名になってくるとあえて家飲みする機会が減ってくるのは、マニアの心情としてはありがちでしょう。
 今回はたまたま店頭で他のお酒にビビっとくるものがなくふらついていたところ、「そういやNo.6家飲みしたこと無いではないか」と気づき、一発じっくりやってみるかと購入した次第です。

 No.6は蔵元ホームページにもあるように、R、S、Xの三種類出ているのですが、私は迷わず一番安いRタイプをセレクト。(この名前はどうしても某シューティングを思い出す…)
 使用米の品種を書いていないのは謎ですが、麹40、掛60まで削っていて、度数は原酒で15度と低め。
 なお、「Essence」は無加圧分(中取りと同義?)を詰めた限定品らしく、通常品より少々お高くなっています。
 後、キャップに出荷年月と製造年月(瓶詰時期)を記載しているのは素晴らしい!

 裏ラベルには他にも色々と解説がありますが、下線を引いてまで「特約店で買うように」ということを強調しているのが目につきます。
 で、じゃあどこで買えるのかを蔵元ホームページを探したところ、なぜか「会社案内」のコーナーに「電話くれれば教えるよ」という記述がちょろっと
 私の感覚からすると今日日あり得ない殿様商売だと思うのですが、どうなのでしょうか(まあ別に新政だけの問題じゃないのですが)。
 こんな裏書するのなら、最低限特約店一覧をホームページで公開すべきだし、そうするのに支障があるならそれを解決する努力をすべきだというのが、私の一消費者としての意見ですね。(かの旭酒造は随分前からやっているはず)

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 上立ち香はフレッシュな果実香がわりと控えめに。
 含むと、やはり乳酸系の酸味を伴う柔らかい甘旨味が自然に入ってきて、少々唾液腺を刺激しつつ、じわじわと染みこんできます。
 味わいは、いかにも最近の新政らしいマスカット風(?)の乳酸飲料の甘旨味が主役で、苦渋辛が皆無ながら酸味でキッチリ引き締めるモダンなもの。
 後味はその酸でお値段以上に上品に引き上げていきます。

 全体的に、丸く、優しく、ある程度の濃度を残しながら、非常に飲みやすいお酒でした。
 そこまでお高く無いのに、初心者が良く抱く日本酒の悪いイメージの部分(キツい、古臭い)を極限まで削り取った感じは見事。
 ただ、低アル感がちょっと私には物足りないんですよね、軽いというか薄いというか…何より面白味が無い感じで、キレイさ、透明感がそれに拍車をかけている気すらします。
 とりあえずNo.6に関しては、「人には勧めるけど自分からは飲まないお酒」というのが現状の認識となりました。

 温度が上がってくると、酸が強まってきて透明度は落ちますね。
 でも、これはこれで悪くは無い気がします、やはり通常の吟醸酒とくらべると芯は強い印象でした。

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名称:新政 No.6 R-type「Essence」 純米生原酒
精米歩合: 麹40% 掛60%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:新政酒造株式会社
購入価格(税抜):約1,500円(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 新政 純米

2016年12月13日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

春霞 純米吟醸 酒こまち生 栗ラベル白

本日の家飲み 春霞 純米吟醸 酒こまち生 栗ラベル白

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 秋田県仙北郡美郷町のお酒です。
 何度も飲んでいるような印象ですが、以外にもブログでの紹介は2回目です。

 春霞といえば、やはりNEXT5の一員として知られている側面が大きいですね。
 NEXT5の中では新政がやけに脚光を浴びている印象ですが、このブログで取り上げているように、他蔵のお酒も十二分に実力を感じさせてくれるものがそろっていると思っています。
 その中でこの春霞の魅力は、個人的には、なかなか表現しにくい、味わいの優しさだと感じています。

 スペック的には秋田酒こまちを50まで削った、純米吟醸生。
 裏ラベルには、以前には無かった蔵元からのメッセージが記載されていますね。
 キーワードは「柔らかな水」「食中酒」あたりでしょうか。

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 上立ち香はスッキリフレッシュ、ただちょっと甘さも感じる果実香がそこそこに。
 含むと、とてもスッキリとした甘さがスルリと入ってきて、程々の酸味が寄り添って、しっかりとバランスを保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさに新酒生酒のお手本のような、柑橘系果実の甘酸味を素直に楽しめるもので、上品さを感じるくらい尖ったもののない、安心感のある旨さです。
 後味は酸味が仕事をして、見事なまでにバッチリキレます。

 兎に角、全体的なバランス感がやんわりと取れていて、素直にじっくりと飲めていけるお酒でした。
 うーむ、春霞のこの「とんがりのなさ」はしっかりと個性になっていますね。
 日本酒に余り慣れていない人に飲んでもらうお酒の選択肢として、かなり有力な銘柄だと思います。
 春霞、ゆっくり飲みたい時にまた頂こうかと思います。

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名称:春霞 純米吟醸 酒こまち生 栗ラベル白
精米歩合:50%
使用米:秋田酒こまち
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合名会社栗林酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 春霞 純米吟醸

2016年05月04日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃 生酒 27BY

本日の家飲み 雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃 生酒 27BY

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 秋田県由利本荘市のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目となりました、結構なペースですね。

 この「秘伝山廃」については結構前に火入れバージョン(24BY)をいただいて以来、「生も飲んでみたいなあ」と思っていたのですが、数が少ないのか今まで出会うことができず、今回通販でようやく入手した次第です。
 入手先は和歌山の「地さけや みゆきや」さん、こちらは地元産の銘柄を充実させつつ、全国の銘酒をとりそろえているお店で、全国のネットショップの中でもかなりオススメです。
 特に凄いと思うのは、購入時に物凄い量の「お酒の飲み方」を記載した、おそらく完全自作の資料を同梱してくれることですね。
 とりわけ飲む温度帯や合わせる食べ物については非常に詳細に、しかも実際の購入銘柄に応じて個別に編集した資料になっているのでとても参考になります。
 物凄い手間だと思いますが、そこに「美味しく飲んでもらうのも売り手の仕事」というプロとしての矜持を感じますね。

〇封筒にみっちり入る量です…、マニア以外の人が受け取ったら若干引きそうでちょっと心配(苦笑)
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 閑話休題、今回いただくのは山廃を得意とする雪の茅舎さんのラインナップの中でも、少し高価格帯の限定品です。
 なんとなく山廃は低精白が多いイメージがありますが、こちらは55%と結構削ってある純米吟醸。

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 上立ち香は乳酸とフレッシュさを感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃厚な果実の甘旨味がなめらかに入ってきて、尻上がりに出てくる酸味に締め付けられながら、キリリと染みこんできます。
 味わいはマスカットを感じさせるような芳醇な甘酸が主役で、若干のフレッシュ感がありつつも荒さは僅少で、力強い旨味の世界を創り出します。
 後味は酸味がしっかりと、しかしキツくなく切り上げます。

 芳醇フレッシュフルーティーながら、高度なバランスが取れている、優しく上品な山廃生酒でした。
 山廃の酸味で、酸っぱさでなく「柔らかさ」を感じさせるところが良いですね…、貫禄を感じさせるというか。
 少々お高くはありますが、文句なしに「お値段以上」だと思います、火入れも良かったですが例によって生はより私好みですね。
 雪の茅舎の山廃に、さらなる信頼を感じさせてくれた一本でした。

 何となくぬる燗にしてみると…、おお甘味が凄くハッキリと出てきました。
 これは優しい甘味だなあ…、凄く濃いのに油断するとグイグイいってしまいそうです、素敵な燗映え。

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名称:雪の茅舎 純米吟醸 秘伝山廃 生酒 27BY
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社齋彌酒造店
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:みゆきや(和歌山・通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2016年04月12日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雪の茅舎 純米 古酒 「隠し酒」

本日の家飲み 雪の茅舎 純米 古酒 「隠し酒」
 
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 秋田県由利本荘市のお酒です。
 秘伝山廃純吟生に続き、三回目の紹介ですね。

 こちらも実力派銘柄、雪の茅舎の10年オーバー熟成大古酒です。
 人形町の「小山酒店」さんの常温棚にしれっと並んでいるのを見つけ、試飲させてもらった上で購入しました。
 まず特徴的なのは包装ですね、かなり厚めの紙で包まれており、飲む前にはミシン目から切り取って開けるという、徹底した遮光が施されている形式です。

 スペック的には一般的な火入れ純米といった趣ですね。
 特筆すべきはそのお値段で、10年古酒とはとても思えないレベルです。
 小さい瓶だと500mlというのもポイントで、古酒というものを一度試してみたい人にはドンピシャのお酒と言えるでしょう。

 見た目的にはいい感じで色づいています、美しいと感じるほど。
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 上立ち香はうっすらとした熟成感のある香りがほんの少々。
 含むと、うーむ見事なまでにそれっぽい、熟成酒特有の香ばしい旨味が辛さを伴いつつ入ってきて、ググっと流れ込んできます。
 味わいは見事なまでに直球の、いわゆるナッツ的な趣きのある熟成された旨味が主役、ただ臭い感じではなく、なんというか素直に年月を経た感じの熟し方ですね。
 後味は辛さが出てきてしっかりとキレます。

 「熟成酒らしさ」をストレートに楽しめる、王道を行く古酒でした。
 しかし、自分には甘味が控え目になってしまうのがどうも寂しいんですよね…、熟成するとこうなるのは科学的な理由があると思いますが、それこそ私が熟成酒を苦手とする理由なのかもしれません。
 まあこのお酒自体は、熟成酒入門として非常に良心的で完成度の高いお酒だと思います、蔵の確かな実力を感じた一本でした。

 燗を付けると、やはり味わい濃厚口当たり穏やかになります。
 ただ甘さはやっぱり控えめですね…

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名称:雪の茅舎 純米 古酒 「隠し酒」
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社齋彌酒造店
購入価格(税抜):1,000円/500ml
購入した酒屋さん:小山酒店(人形町)
お気に入り度:7.9/9.0

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2016年04月01日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

まんさくの花 ダイヤモンドドロップ 純米大吟醸原酒 一度火入れ

本日の家飲み まんさくの花 ダイヤモンドドロップ 純米大吟醸原酒 一度火入れ

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 秋田県横手市のお酒です。
 外飲みでは何度かいただいており、ブログでの紹介は2回目(前回はうすにごりの生でした)。

 まんさくの花と言えば、最近雑誌「グランドジャンプ」で連載を開始した日本酒マンガ「いっぽん」の初回に登場していたことが、個人的には印象深いです。
 そこで紹介されていたのは特別純米の「うまからまんさく」でした。
 初回ながらキャッチーな銘柄でなく、食中酒としての魅力を押し出した形でこういうお酒を取り上げるあたり、「かわいいキャラで中身は硬派」というスタンスをビリビリと感じましたね。
 
・一コマだけ紹介。ラベルの再現度にこだわりを感じます。
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 さて、今回私がいただいたのは、そういう硬派よりなお酒よりもミーハーな臭いのする限定純米大吟醸。
 秋田の酒米「吟の精」と山田錦(たぶん麹が山田かな)を45%まで磨いた高精白の原酒ながら、お値段はほどほどに抑えられているところがポイントですね。
 輝く「しずく」をモチーフにした黒いラベルはなかなか格好良いです。

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 上立ち香は華やかな吟醸香が気持ち強めに。
 含むと、かなり濃い目の大吟醸らしい甘旨味がぐっと入ってきて、強めの含み香を振りまきつつ、苦味を伴って染みこんできます。
 旨味は高精白のお酒らしい、青リンゴ的で透明感のある甘旨味が主役、それっぽい苦味も若干感じるかな。
 後味はその苦味を舌上にほんの少々残しつつ、キレイにキレます。

 いわゆる大吟醸らしい香りとキレイさがありつつ、旨味の芯がしっかりとしたお酒でした。
 華やかさもあるのですが、杯を重ねても飲み飽きない感じなのは凄いかも。
 ただ、やはり高精白だと個性は薄れるのかな…、キレイな味わいが好きな人にはオススメですが、個人的にはあえて高精白コスパ酒を追う必要は無いかも。
 まんさくの花、次は再びレギュラー品をいただいてみたいと思います。

 ちなみにこのお酒、年末年始を挟んでしまった関係で、1ヶ月以上かけて飲みきったのですが、いやあ全然ダレませんでした。
 この点は凄いと思いますね…、なんとなく高精白のお酒は繊細なイメージがあったのですが、これは力強かった!

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名称:まんさくの花 ダイヤモンドドロップ 純米大吟醸原酒 一度火入れ
精米歩合:45%
酒米:吟の精・山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:日の丸醸造株式会社
購入価格(税抜):3,200円/1,800ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.2/9.0(開栓後変化も考慮に入れて)

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2016年03月28日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

新政Colors 純米 翡翠(ジェイド) 別誂 生もと 木桶仕込

本日の家飲み 新政Colors 純米 翡翠(ジェイド) 別誂 生もと 木桶仕込

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 秋田県秋田市のお酒です。
 もはや押しも押されぬ有名銘柄でしょう、やまユ等の特別品を合わせると当ブログでの紹介も五回を超えています。

 今回いただく「翡翠」ラベルは、「別誂」の文字が示すように、「矢島酒店」さんのPB商品になります。
 うーむ、今をときめく新政でPB商品を出せるって凄いですね…、よほど蔵元さんとの信頼関係が深いのでしょう。
 ちなみに案の定、通販開始から間もなく完売という感じでした、私のようなミーハーが大量にいるということですね…

 スペック的には、最近の新政の方針に従い、「6号酵母」を利用した「生もと」であることを前提に、麹に「酒こまち」、掛に「美郷錦」を使って、「木桶」で仕込んだお酒とのこと。
 現在の「Colors」ラベルについて、「酒こまち」が「エクリュ(白っぽい)」ラベル、「美郷錦」が「ヴィリジアン」ラベルを使っていることから、その二つを掛け合わせた色にしたそうです。
 このあたり相変わらず裏ラベルにしっかり書いてあるのはやはり素敵。

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 上立ち香は乳酸を感じる優しい香りがそこそこに。
 含むと、やはり乳酸らしい甘酢っぱ系のキレイな旨味がスルリと入ってきて、上品さを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最近の新政らしい深みと透明感を両立した甘酸の旨味が主役、苦味渋味は皆無で、とにかく純度が高い旨味を楽しめます。
 後味は仄かな酸味を残しつつ、透明感を保ったまま引き上げていきます。

 山廃的なやさしい乳酸味を、高純度でキレイに楽しめる、個性派旨酒でした。
 新政は最近「新政らしい」旨味を確立したような気がしますね、酸味の使い方が独特で、あくまで上品さを感じます。
 ただ、正直私のストライクゾーンからは少々外れてきたかも、そして何より値段が…
 新政は、多少距離をおきつつ、動向を注視していきたいと思います。

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名称:新政Colors 純米 翡翠(ジェイド) 別誂 生もと 木桶仕込
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
酒米: 麹米:酒こまち 掛米:美郷錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:新政酒造株式会社
購入価格(税抜):1,907円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0(値段も考慮に入れて)

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2016年03月07日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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