奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY

本日の家飲み 奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY

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 石川県輪島市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目ですね。

 今回こちらのお酒をセレクトした理由は、もう完全に日誌係さんの純米吟醸27BYの感想記事に影響された結果だったりします。
 やっぱり「イチオシ」みたいにハッキリ書いてくれると、分かりやすくて個人的にはありがたいですね。
 なんといってもブログにおいて「分かりやすい」って正義だと思うのです、私がおこがましいとは思いつつも「お気に入り度」なんてものをつけているのもそれが理由ですし。
 
 ただ今回は、感想のあった純米吟醸ではなく純米を買ってしまったのは痛恨のミスでした、店頭にも並んでいたのに…
 正確にはミスというより、お金をケチっただけなのですが…(だって2,000円近くするんですもの)
 実際同銘柄でも別スペックでは全然味わい傾向が違うことはざらですし、純米生は前に飲んだということも忘れていました…新規開拓できなかったという意味でもこれはいかんですね。

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 上立ち香は程よくフレッシュで甘さ混じりな果実の香りが気持ち強めに。
含むと、かなり高濃度の甘旨味がしかし軽い感じで入ってきたかと思うと、すぐに出てくる苦味と辛さで強烈に締め上げられつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、クリームを思わせるほどに濃厚かつ口当たりの柔らかい甘旨味が最初は主役を演じますが、一瞬後には非常に強めの苦辛酸に取って代わられてしまい、最後まで奥に引っ込んでしまいます。
 そんなわけで、後味はアルコール的辛さで強烈にキレます。

 甘辛の落差が激しい、日本酒の口中での味わい変化の玄妙さを改めて感じさせてくれるお酒でした。
 ただ後味の苦辛さが私にはスパルタ過ぎるんですよね…、もちろんキレを重視する方には好ましいと思います。
 旨味自体はとても魅力的なので、もう少しキレイに(というか優しく)なってくれれば嬉しいという予見もあります、やっぱ純米吟醸買えばよかった…
 奥能登の白菊、次は高いのを我慢してでも純米吟醸を買いたいと思います。

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名称:奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社白藤酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年05月25日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

遊穂 生もと純米 無ろ過生原酒 「未確認浮遊酵母仕込」

本日の家飲み 遊穂 生もと純米 無ろ過生原酒 「未確認浮遊酵母仕込」

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 石川県羽咋市(はくいし)のお酒です。
 家飲み、外飲みともに何度かいただいており、ブログでの紹介は2回目。

 これまた特徴的なラベルのお酒です、そもそも「未確認浮遊酵母」という謎ワードが気になりますね。
 少し調べると、いわゆる「蔵付き酵母」のことを、遊穂の銘柄名の由来でもある「UFO」にかけてそう呼んでいるとか。
 確かに、酒蔵には住み着いた酵母菌がそこらじゅうに漂っているわけで(まさに「もやしもん」の世界ですね)、ふざけているようで意外と的確なネーミングなのかもしれません。
 ちなみになんでUFOかというと、羽咋市が「UFOのまち」として売り出しているからですね、このお酒のラベルにも宇宙人キャラの「サンダー君」が描かれております。(ゆるキャラかと思ってググってみたら、結構生生しいグレイ型でした…
  
 スペック的には、五百万石に加え、飯米の「能登ひかり」使用というのが珍しいですね、ただ歩合は60と55なので、結構削っています。
 いつもは「山おろし」を名乗っていますが、なぜか今回は生もと記載、数値的には酸度2.6(かなり高い)が目を引きます。
 相変わらず裏ラベルが充実していて、特にオススメの飲み方を書いてあるところはGOOD! 


 上立ち香は濃くて特徴的な、米のような果実のような、不思議な香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚で個性的な旨味が塊で入ってきて、一拍置いて出てくる酸味と一体になって唾液線を刺激しつつ、ジュワッと染みこんできます。
 旨味は、極めてアミノ酸的な直球勝負の味わいで、そこに酸味がアクセントを付ける印象、ただ生もとの原酒ながら変なクセは無く、むしろ今風に思えます。
 後味はその酸がしっかり引き取ってキレます。

 未確認浮遊酵母の底力を感じるような、ド直球の芳醇旨酸酒でした。
 こりゃやっぱり「遊穂味」ですね、酸味がしっかりと利いた太い味わいです。
 こういうお酒にこそ、「無濾過生原酒」の醍醐味を感じますね、生らしさが重さを打ち消している印象。
 遊穂は確固たる個性を確立している銘柄として、今後も注目したいと思います。

 燗を付けると…、いやあ意外にも口当たりだけじゃなく味わいも優しくなる気がします。
 これはやはり酸味が柔らかくなってるのかな…、濃いのにぐいぐいいけてしまう、さらに素敵な味わいになりました。

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名称:遊穂 生もと純米 無ろ過生原酒 「未確認浮遊酵母仕込」
精米歩合:五百万石60%及び能登ひかり55%
使用米:五百万石24%+能登ひかり76%
アルコール度:17度
日本酒度:+6
蔵元情報:御祖酒造株式会社
購入価格(税抜):1,388円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年02月04日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 生酒

本日の家飲み 獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 生酒

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 石川県加賀市のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目ですね。

 前回は、まずスタンダードスペックをいただこうという意図で火入れの純米吟醸をいただきましたが、今回は限定品っぽい生酒です。
 「Oryzae(オリゼー)」とは、ラベルにも記載有りますが、「日本酒を醸す糀カビ」のことですね、一般には「もやしもん」のキャラで結構知られているかと。
 その名を冠するこちらのお酒ですが、蔵元ホームページの商品紹介には掲載されていないようです、まあ地酒の限定品にはよくあることですが…

 スペック的には歩合55%の生酒、度数15なので加水もしているでしょう。
 それにしても、ラベル記載の情報が少ないですね、通常品との違いが全くわからないのは残念。

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 上立ち香はアルコール混じりのフレッシュ軽快な香りがそこそこに。
 含むと、やはり透明感があって甘苦を共に感じる旨味がスイと入ってきて、そのまま素直に流れ込んできます。
 旨味は、軽めながら存在感のある甘味と、キツくない苦味がしっかり拮抗する、スッキリさっぱりとした味わいの世界。
 後味はその苦味が力強く引き取っていきます。

 透明感のある旨味がスルスルと、しかししっかりと感じられる、万人向けかつ状況を選ばないスッキリ酒でした。
 やっぱり完成度の高いお酒のキレイさというのは魅力ですね…、ある意味加水も影響しているとは思うのですが、薄さが無いので良い所だけ感じる気がします。
 やっぱりこのオリゼーには蔵元さんも力を入れているんじゃないかな、インパクトありますしね。
 獅子の里、今後も注目していこうと思いました。

 開栓後数日経つと、お、甘味が出てきましたね。
 全体的に濃厚になって、メロンメロンな感じになりました、私はむしろ開栓直後よりこっちのほうが好き。

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名称:獅子の里 純米吟醸 「Oryzae(オリゼー)」 生酒
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:松浦酒造有限会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0(開栓数日後も考慮に入れて)

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2015年11月17日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

五凛 純米生酒

本日の家飲み 五凛(ごりん) 純米生酒

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 石川県白山市のお酒です。
 実は、この蔵のお酒は家飲み、外飲み含めて初めていただくかも…。

 こちらの「五凛」は、地酒の雄の一つ「天狗舞」を醸す車多酒造の別ブランドです。
 商品コンセプトについては、公式ホームページに記載があります、ポイントは「味わいの3大コンセプト <ぐびぐびのめる><うまい><のみあきしない> 」という部分でしょうか。
 天狗舞といえば菊姫と並んで「どっしり山廃」というイメージがどうしても先行するため、飲みやすさを重視したお酒について、別ブランドを設定したものと想像します。

 スペックとしては山田錦の60磨き、その割には良心的な価格に思えます。
 また、「生酒」というのがやはり個人的にはポイントですね、経験則上、伝統ある蔵の出す生酒は、ちゃんと生で出す意義があるように味わいを整えている印象があります。
 (火入れだと逆に、昔ながらの味わいに(私にとっては)古臭さを感じてしまうことが多いのです)


 上立ち香はスッキリしたものが仄かに。
 含むと、クセのない柔らかな甘味がフワッと広がったかと思うと、直ぐに酸味と辛さがやってきてキリリとした味わいの世界が取って代わります。
 旨味はマスカット系の芳醇果実といった趣なのですが、時間差で出てくる酸辛も非常に力強く、かつ雑味が皆無であるため全体的な印象は芳醇辛口という趣き。
 後味は辛口で見事にキレ上げます。

 優しい米の甘味と、キリリと引き締まった辛さを見事に両立させた、お手本のような芳醇旨辛酒でした。
 実際物凄い完成度だと思うのですが、私にはちょっと後味が辛すぎるかも…、それぐらい切れ味鋭い味わいです。
 ただ、全体のバランスと、生酒的なふくよかさのおかげで、好みからはあまりはずれません、これは本当に万人向けでしょう。
 やっぱり実績ある蔵が造るお酒には、流行に流されない矜持のようなものを感じますね(先入観バリバリですが)。
 五凛、天狗舞ともども、今後も動向を注目したいと思います。

(参考)「呑みあゆみ」さんの同スペックの感想
http://uchikensanba.blog.fc2.com/blog-entry-837.html

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名称:五凛(ごりん) 純米生酒
精米歩合:60%
酒米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社車多酒造
購入価格(税抜):1,300円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 五凛 純米

2015年10月19日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

農口 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 農口(のぐち) 山廃純米 無濾過生原酒

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 石川県能美市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは、「能登杜氏四天王」の一人として、おそらく日本で最も有名な杜氏の一人であろう「農口尚彦」杜氏の醸したお酒です。
 氏の来歴については、47ニュース掲載のこの記事がまとまっていますね。
 「菊姫」「上きげん」と、地酒界の一線級銘柄のお酒を50年以上に亘って造り続け、2012年に80歳で円満引退と思いきや1年ぐらいで復帰しちゃうというのには、お酒造りへの計り知れない愛を感じます。
 
 スペック的には山廃純米の無濾過生原酒ということで、なんとなく以前にいただいた菊姫を想起させます。
 裏ラベルによると「酒通好みの味」とのことですが、言葉だけではよくわかりませんね…、できるだけ先入観無しでいただきます。

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 上立ち香は若干の酸を感じるセメダイン系っぽい香りがそこそこに。
 含むと、意外にも綺麗な印象の旨味がツルリと入ってくるのですが、そこから時間差で濃厚かつ複雑な旨酸味が染み出してきて、力強く広がっていきます。
 旨味は山廃らしい乳酸味が主役で、濃厚ながら辛さとスッキリ感も強烈に来る面白い味わいの世界。
 後味はそのまま辛さで見事にキレます。
 
 まさに飲み飽きない芳醇酒という印象の、個性派山廃生酒でした。
 これだけ個性的ながら臭さとかクセとかを感じさせないところに貫禄を感じますね…。
 本当に、杯を進めるほどに魅力が増していく感じです、同じ無濾過生原酒でもフルーティー系とは一線を画す味わい。
 農口、今後とも動向に注目していきたいと思います。

 開栓後、数日ぐらいではまったくヘタれないというか変わらない感じ。
 年単位での熟成に余裕で耐えそうですね。
 そして燗を付けてみたところ…、こりゃ旨い!
 甘さが出てきてよりバランスが取れ、更に濃厚さが増します。
 ああ、こんなことならもっと早く燗つけるべきだった…、半分以上冷やで飲んでしまったことに後悔。

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名称:農口 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:18~19%
日本酒度:不明
蔵元情報:農口酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0(燗上がりを考慮に入れて)

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2015年08月11日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊姫 山廃純米生原酒 無濾過k-7

本日の家飲み 菊姫 山廃純米生原酒 無濾過k-7

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 石川県白山市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に経験あり。

 実は、私が日本酒の家飲みを始めてから一番最初に購入した「山廃」のお酒が、菊姫の山廃純米(火入れ)でした。
 まあ最初は有名どころと思ってセレクトしたわけですが、実際に飲んだ印象は正直最悪でした。
 老ねているとしか思えない香りが完全にダメで、料理酒にするか相当迷いつつ何とか飲み切る有様…。
 その後飲み経験が増えるに従い、山廃自体のイメージは徐々に上がっていたのですが、菊姫自体は跨いできたというのが実情です。

 しかし、先日外飲みでなんとなくいただいてみたこの生原酒が、前のイメージとは全然異なって旨かったのです。
 私の好みが変わったのか、生と火入れとの違いなのか…、兎も角試してみようと購入した次第。
 スペックは山田錦の70磨き、特A地区産とはいえ、やっぱりちょっと割高ですね。
 それにしても、菊姫ともあろうものが生原酒の裏ラベルに「生詰」とか書いちゃいかんでしょ…、飲み手を混乱させるだけかと。

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 上立ち香はフレッシュかつ甘さを感じる香りが気持ち強めに。
 含むと、濃醇そのものの密度の濃い旨味が強い酸味に締め付けられながら入ってきて、唾液腺を刺激しつつ力強く染みこんできます。
 旨味はアミノ酸を感じるようなド直球の旨味で、フレッシュな甘味、山廃の王道らしい酸味も強く出てくる奥深い味わい。
 後味は当然のように酸味が引き上げて、食中酒としてもOKな感じで引き上げます。

 いわゆるフルーティーな味わいとは完全に一線を画す、極めて存在感の強い旨味濃厚の甘酸酒でした。
 やっぱり特筆すべきはこれぞ山廃!という感じの酸味ですね、日本酒が発酵食品だということを思い起こさせてくれるような、個性的で楽しい味わいです。
 生の場合この酸味がフレッシュな甘味と拮抗してくれるから良いのですが、火入れで甘味が減退すると自分にとってはクセを強く感じてしまうのかもしれません。
 菊姫はやっぱり凄い蔵だと思いました、純米はちと高いのが難点ですが、一発普通酒も飲んでみようかなあ…。

 ちなみに燗を付けると面白いように甘味が増しました、酸味も。
 これいいなあ、菊姫の生酒燗、十分アリだと思います。

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名称:菊姫 山廃純米生原酒 無濾過k-7
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:菊姫合資会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0 (値段も考慮)

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タグ: 菊姫 純米 山廃

2015年04月20日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

獅子の里 純米吟醸

本日の家飲み 獅子の里 純米吟醸

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 石川県加賀市のお酒です。
 外飲みは何度かしているのですが、家飲みは初めて。

 私は初めて家飲みする銘柄については、基本的にはスタンダードなスペックを選ぶことを心がけています。
 やっぱり最初に飲んだスペックの印象が銘柄のイメージになってしまうので、いきなりチャレンジタンク(試作品)を頂いて変な先入観を持ってしまうのも何ですし。
 まあ本当は蔵の実力を図るために、限定品(袋吊り、中取り、直汲みとか)も避けた方がよいのですが…、これはついあれば買ってしまうことが多いです。
 限定品は酒屋さんも押してきますし実際美味しいことが多いので…、信念があっさり欲望に負ける悲しみ。

 さて、今回のお酒は欲望に負けずスタンダードスペックの純米吟醸です。
 ラベルにはかわいらしいふくろうの版画と、山頭火作らしい句が載っていますね。
 ただ、もうちょっと詳細情報が欲しかったなあ(使用米・火入れ回数とか)

 上立ち香はほとんど感じず、ほんの少々セメダイン。
 含むと、透明感のある旨味がスルッと入ってきて、そのまま自然に広がっていきます。
 旨味はスタンダードな印象のクセのないもので、爽やかなマスカット系の甘味が特徴ですね。
 ただ、渋味と辛さも結構感じられ、全体としてはキリリとした印象。
 後味はその渋辛が受け持ってしっかりとキレます。

 兎にも角にも王道をいくような、個性よりもスタンダードさで勝負するキリっとした酒でした。
 典型的な、しっかりした味わいのある食中酒といえるでしょう。
 最初はちょっと物足りない気もするのですが、飲み進めると魅力が増してくるタイプです。
 獅子の里、ほかのスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:獅子の里 純米吟醸
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:松浦酒造有限会社
購入価格(税抜):1,618円/720ml
お気に入り度:8.0/9.0

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2014年08月13日 石川の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

奥能登の白菊 純米無濾過生原酒 そのまんま

本日の家飲み 奥能登の白菊 純米無濾過生原酒 そのまんま

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 石川県輪島市のお酒です。
 このブログでは、昨年のひやおろしを紹介しています。

 奥能登の白菊は数年単位での熟成酒も店頭で見かけるので、かなり熟成にこだわりのある蔵という印象があります。
 ただ、前回「次はあえて新酒の生酒とかをいただいてみたいと思いました。」と感想を書いた通り、意思を貫徹しての今回のセレクトです。
 日本酒(を始めとする趣味全般)のことになると、俄然意志力と記憶力を発揮する自分の脳にちょっと呆れてしまう今日この頃。

 「そのまんま」というのはほぼ「無濾過生原酒」という意味でしょうね。
 歩合はひやおろし同様55ですが、なぜか使用米の記載がありません。
 酒屋さんのHPによるとどうやら山田錦・五百万石らしいのですが、なんで書かないんだろう。

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 上立ち香はキリっとしたセメダインがそこそこに。
 含むと、非常にフレッシュさがある濃厚な旨味が、力強く染みとおってきます。
 旨味はかなりセメダインを感じさせる青臭いものながら、旨味に芯があって個人的には好きな感じ。
 濃醇な旨味がありつつ、若い感じの渋味がそれを強烈に引き締めていますね。
 後味はそのセメダインと渋味が受け持って、自然にキレます。

 強烈なフレッシュ感と、それに負けない濃厚な旨みが魅力の力強い新酒でした。
 このセメダインの強さは好みが分かれる気がしますが、私はかなり好みでした。
 ただ、ひやおろしはさらに完成度が高い印象があったので、やはり熟成に向く酒質なのでしょう。
 次は思い切って熟成系も試してみようかな…。

 燗をつけると、クセはそのままながら口当たりが滑らかになるような。
 これは結構いけますね、生酒のなかでは燗上がりするお酒だと思います。

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名称:奥能登の白菊 純米無濾過生原酒 そのまんま
製法情報:無濾過生原酒
精米歩合:55%
酒米:山田錦・五百万石
アルコール度:18%
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社白藤酒造店(石川県輪島市)
製造年月:2014/1(25BY)
購入価格(税込)1,575円/720ml
お気に入り度:8.1/9.0

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2014年02月16日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥能登の白菊 純米原酒 八反錦 ひやおろし

本日の家飲み 奥能登の白菊 純米原酒 八反錦 ひやおろし 

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 石川県輪島市のお酒です。
 外でも家でも何度かいただいていますが、ブログでは初めてかな。

 共通点として、「芳醇」そのものの濃厚な甘旨味があるという印象が残っています。
 それと、結構熟成系のスペック(数年物)を出しているところも特徴ですね。

 今回頂くのはひやおろしなので、まあプチ熟成という感じでしょうか。
 八反錦の55磨きということで特別純米を名乗れると思うのですが、あえて純米表記。
 ラベルもなんというか地味な印象な気もするので、ちょっと謙虚すぎるのではと余計なお世話なことを考えてしまいます。

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 上立ち香は熟した感じのアルコールがほんの少々。
 含むと、熟しきった感じで非常に濃厚な甘旨味が、まろやか優しい感じで染みこんできます。
 旨味は米と完熟果実の中間のような甘さが中心で、熟成感と濃厚さの割にクセが無いのが特長です。
 これは純米吟醸クラスの中でも綺麗な部類に入るでしょう。
 後味は、少々の辛さが引き取っていく感じでやはり綺麗にキレます。

 熟成した芳醇さがありながら、高精白っぽい綺麗さを感じさせる完成度の高いひやおろしでした。
 甘味がしっかりしていて個人的にとても好きな部類の味わいですね…、
 次はあえて新酒の生酒とかをいただいてみたいと思いました。

 なお、冷やした状態より常温のほうがまろやか感があってさらに良いです。
 常温にありがちな、雑味が増える感じは全く無し。
 また、燗をつけると全体的に味わいがさらに濃厚になりますね。
 かつキレも良いので、これも非常に良い感じです。
 理想の熟成というものを見せてくれた一本でした。

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名称:奥能登の白菊 純米原酒 八反錦 ひやおろし
製法情報:原酒
精米歩合:55%
酒米:八反錦
アルコール度:17~18%
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社白藤酒造店(石川県輪島市)
製造年月:2013/10(24BY)
購入価格(税込)1,523円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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2013年11月25日 石川の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

宗玄 純米 山田錦 無濾過生原酒

本日の家飲み 宗玄 純米 山田錦 無濾過生原酒

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 石川県珠洲市のお酒です。
 私は外では何度かいただいていましたが、家飲みは初めて。

 実はこのお酒はデパートのお酒コーナーで購入しました(時間の関係で試飲はできなかったのですが)。
 デパ地下の試飲ブースではたまに意外な銘柄を扱っていたりするので侮れません。
 まあ、限定品は圧倒的に地酒屋さんの方が良いものがあるので、あくまで補充的に使うことをオススメします。

 上立ち香は甘さ混じりの吟醸香が強めに。
 含むと、熟した感じの甘味中心の旨味が主で、それに毛羽立ったような苦渋酸味が強烈に絡みつきます。
 旨味自身は落ち着いた印象なのですが、取り巻く味わいが実に荒々しい。
 これは個性とも取れるし、雑味とも言えてしまうように思えます。
 後味は辛さが引き取る感じで、キレは良いですね。

 無濾過生原酒の個性が、ひと夏を超えてもいまだ落ち着いていない印象のお酒でした。
 山田錦とは思えないような荒々しい味わいに感じました。
 個人的に宗玄は、割とスタンダードな旨味のあるお酒という印象があったので、かなり意外な味わいです。
 今度はデパート以外のところで入手して、頂いてみたいと思いました。

 ちなみに開封後数日経つとさすがに落ち着いてきます。
 渋味は残りつつ、味に一体感が出てくる感じで、こっちの方が好みですね。

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名称:宗玄 純米 山田錦 無濾過生原酒
製法情報:無濾過生原酒
精米歩合:55%
酒米:山田錦
アルコール度:17%
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:宗玄酒造株式会社(石川県珠洲市)
製造年月:2013/10(24BY)
購入価格(税込)1,680円/720ml
お気に入り度:7.7/9.0

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タグ: 宗玄 純米

2013年11月20日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

遊穂 山おろし 純米 無ろ過生原酒 ひやおろし

本日の家飲み 遊穂 山おろし 純米 無ろ過生原酒 ひやおろし

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 石川県の割と新しい銘柄、遊穂です。

 このお酒に限らず遊穂は「山おろし」を名乗るお酒が多いのですが、これは一般にいう「生酛」のことのようですね。
 最も伝統的で手間のかかる製法である生酛から山おろし作業を省いたのが「山廃」なので、山おろしをやっていると明記=生酛という理屈なのでしょう。
 なお製法の詳しいことはwiki等を参照してください。
 
 今回いただくスペックは生酛の上にひやおろしということで、あまり見ない組み合わせです。
 裏ラベルに製法の解説や、味わいの特徴、そして合わせるのにオススメの料理を書いているのは好感が持てます。
 こう書きでもしない限り、日本酒に唐揚げの甘酢あんを合わせようとする人はあまりいないでしょう…。
 また、酸度は驚きの2.4。

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 上立ち香は吟醸香に強く酸が混じった感じで、結構強め。
 含むと、濃厚な旨味と酸を感じますが、意外にもそんなにクセはなく、ストレートな芳醇酒という感じ。
 旨味は中程度の甘味を伴う非常に濃厚なものながら、酸味がそれをうまく引き締めている印象ですね。
酸味はぐわっと酸っぱいというよりじわじわと染み出てくる感じで、含んでいると唾液線がガンガン刺激されます。
後味はその酸味が受け持って、舌に少々の刺激を残しつつ引き上げていきます。

 酸味が中心でいろいろな役割を果たす、力強い芳醇酒でした。
 なんというか、裏ラベルの記載通り微生物の力を感じます。
 まさに、味が濃い料理を引き立てるような、新しいタイプの食中酒だったと思います。

 ちなみに燗をつけると、さらに酸が強まったような…。
 個人的には、これは強烈過ぎるような気がしました。

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名称:遊穂 山おろし 純米 無ろ過生原酒 ひやおろし
製法など:生酛 ひやおろし
精米歩合:五百万石60%及び能登ひかり55%
酒米:五百万石24%+能登ひかり76%
アルコール度:18度
酵母:不明
日本酒度:+6.7
蔵元情報:御祖酒造株式会社(石川県羽昨市)
製造年月:2013/9(24BY)
購入価格(税込):1,575円/720ml
お気に入り度:7.8/9.0

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タグ: 遊穂 純米

2013年10月12日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

越前岬 純米吟醸18号 厳選槽場汲み

本日の家飲み 越前岬 純米吟醸18号 厳選槽場汲み

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 石川のお酒、越前岬です。
 家飲みでは初めての銘柄ですが、外飲みでいただいた時の好印象があったので、今回セレクトしてみました。

 これまた鈴傳さん限定の「厳選槽場汲み」です。
 名前にもあるとおり18号酵母を使用とのこと、割と珍しい気がします。

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上立ち香はフレッシュな吟醸香が強めに。
含むと、芳醇な米の旨味がまろやかに、ただ少々の苦味の刺激を伴いつつストレートに感じられます。
旨味は、甘さはほどほどでまさにお米な感じで、多少熟成感を感じるぐらいにどっしりとした印象。
主役はあくまでその旨味ですが、苦渋味もあって、ある程度の辛さもありますね。
後味はその辛さが引取りつつ、少し旨味の余韻を残してキレていきます。

なお、温度が上がってくると、より口当たりがまろやかになり甘味も出てくると思います。
個人的には、常温がオススメ。
燗もいけそうですが、ちょっとタイミングを逃してしまった…。

クセのない米の旨味をじっくりと味わえるお酒でした。
フルーティー系とは一線を画しますが、これも十分美味しいです。
次は他のスペックも試してみたいと思います

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名称:越前岬 純米吟醸18号 厳選槽場汲み
製法情報:生原酒
精米歩合:55%
酒米:五百万石
アルコール度:17~18%
酵母:18号酵母
日本酒度:+2
蔵元情報:田辺酒造有限会社(福井県吉田郡)
製造年月:2013/4(24BY)
購入価格(税込):1,680円/720ml
お気に入り度:7.7/9.0

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2013年05月08日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

手取川 『別誂 矢島オリジナル』 鑑評会出品仕込 大吟醸生酒

本日の家飲み 手取川 『別誂 矢島オリジナル』 鑑評会出品仕込 大吟醸生酒

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 矢島酒店さんの『店長矢島が特にお薦めする旬の厳選地酒』5本セットその3。
 これまたハイスペックの大吟醸で、矢島酒店さん限定の一品です。

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 こちらは名前の通り鑑評会出品酒と同じタンクのお酒で、そのあらばしり部分を詰めたものとのことです。
 普通出品酒と言えば相当の値段(四合3,000円以上とか)になるのが一般なので、それと比べると相当お手頃価格かと思います。


 上立ち香は、いかにもといった心地よい吟醸香が華やかに感じられます。
 含むと、品の良いフルーティな甘味が、生酒のあらばしりらしくかなり強めにきます。
 出荷年月から少し時間が立っている分、熟した果実のようにコクもある感じですね。
 そしてなんといっても大吟醸の真骨頂ともいえるキレの良さは素晴らしいです。

 ただ、このクラスでもやっぱり、アル添特有のアルコールのキツさがちょっと残ってしまうかな…。
 あと、やはり香りが強く華やかで味も濃いので、ちょい飲み飽きる感もあるかと。

 いろいろな面で日常的に飲むのは厳しい大吟醸ですが、たまの贅沢に飲むには良い一本かと思います。

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名称:手取川 『別誂 矢島オリジナル』 鑑評会出品仕込 大吟醸生酒
製法情報:生酒
精米歩合:40%
酒米:山田錦
アルコール度:17%
酵母:自社培養金沢系(出品酒仕様)
日本酒度:+3
蔵元情報:株式会社吉田酒造店(石川県白山市)
製造年月:2012/3(冷蔵庫出荷年月2012/5)
購入価格(税込):1,890円/720ml
お気に入り度:7.3/10(値段も考慮に入れて)

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タグ: 大吟醸 手取川

2012年12月03日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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