酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて
家飲み記録 酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて
千葉県印旛郡酒々井町のお酒です。
こちらを醸す飯沼本家の通常銘柄は「甲子正宗」ですね、以前は「一喜」という銘柄も出していました。
今回のお酒は「日本酒ヌーボー」ということで「今年初物の純米大吟醸として、上槽・圧搾を終えてから24時間以内に瓶詰め出荷を行うことで、搾りたての生酒をその日のうちに味わえる」という非常に素敵なコンセプトのお酒です。
公式でも特設ホームページがあるぐらいに力を入れているようですね。
同蔵の「甲子アップル」が個人的には非常に好きで、また最近同じくしぼりたて即出荷の「醸す森」が美味しかったこともあり購入しました。
ちなみに、確実な入手には予約するのが良いみたいですね、私は半分諦めていたところ、思いがけず新宿伊勢丹に並んでいたものをゲットしました。
精米歩合は50、地元産の飯米「ふさこがね」を使用しているのがポイントでしょう。
個人的には、醸す森みたいにどこかに製造「日」を記載して欲しかったな…ハードルは高いんでしょうけど。
ちなみに開栓は11/9です。
上立ち香は意外とちょっと落ち着いた甘い果実の香りがそこそこに。
含むと、高純度な印象のフレッシュな甘旨味が力強くも柔らかい口当たりで入ってきて、ほんの少々のガス感と苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
味わいは、高級なリンゴを思わせる、割と典型的ながらもまとまりの良いフレッシュな甘酸苦味が中心、濃度やインパクトも強めながら、全体のバランスの良さと酸ガスの働きでグイグイ飲めちゃいますね。
後味は、まさに酸・苦・ガスが働きつつも、割と自然・かつスッキリキレます。
企画先行っぽい見た目を纏いつつ、そもそものお酒としての完成度が非常に高い、フレッシュ甘旨酒でした。
精米歩合50とはいえ、ふさこがねでこのまとまり、流石ですねえ…
これは是非バンバン売って、「日本酒ヌーボー」の素晴らしさをガンガン広めていって欲しいと思います。
酒々井の夜明け、今後も是非応援していきたいと思いました。
名称:酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて
蔵元情報:株式会社飯沼本家
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:新宿伊勢丹
お気に入り度:8.5/9.0