谷川岳 純米吟醸 生原酒 ひやおろしPREMIUM 「二夏越え」

本日の家飲み 谷川岳 純米吟醸 生原酒 ひやおろしPREMIUM 「二夏越え」 

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 群馬県利根郡川場村のお酒です。
 ブログでの登場は二回目ですね。

 こちらは「水芭蕉」で知られる永井酒造のお酒です、外飲みでは圧倒的にそちらを見ることが多いのですが、家飲みでは前回の一意専心に続き、たまたま谷川岳ブランドが連続しましたね。
 そしてこのお酒こそ、自分にとって今年の秋酒のナンバーワンだったりします、というわけで、

 まるめち的秋酒アプローチその④…「ズバリ「二夏越え」のお酒を選ぶ」

 そもそも「ひやおろし」自体が、火入れを一回にとどめたお酒に蔵の中の冷暗所で一夏を越えさせたタイミングという「熟成」を本質にしているわけですが、冷蔵技術が発達した今、その蔵出しタイミングに必然性は無くなっているんじゃないかなと思います。
 その状態で8月ぐらいから未熟成のお酒をガンガン出荷するみたいなことをやってたら、「ひやおろし」が愛される商品になるとはとても思えないんですよね。
 
 そんな中、こちらは「二夏越え(27BY)」の「生原酒」という冷蔵保管コストのかかる商品を、あえてひやおろしPREMIUMという挑戦的な名を付けて秋季に送り出してきているわけです、その心意気や良し。
 私はこのお酒以外にも「誠鏡」の二夏越えや、かの「地酒屋こだま」さんがあえて秋酒として出している二夏越えのお酒を飲んだ経験があるのですが、どれもしっかり「飲み頃」を意識した感じの、心地よい熟成感を楽しめるお酒でした。
 というわけで、ついついひやおろしディスに寄ってしまった今回の秋酒特集ですが、この④については前向きな意味で、声を大にしてオススメしておきたいと思います。

 スペック的には精米歩合60の約1年半熟成の生原酒、日本酒度+8は結構高めですね。
 保存コストはかかっているはずですが、税抜1,400を切る良心的な価格です。

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 上立ち香は、熟成感は意外と控えめで、甘さをほんのりと纏ったスッキリした香りが控えめに。
 含むと、芯のしっかりした旨味が柔らかな口当たりでスルスルと入ってきて、裏には渋み、そしてキツくない苦味も感じさせつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、結構香り系の吟醸の面影を感じさせつつ、熟成香は皆無で、極めて素直に旨味が乗り、苦味が柔らかくなり、バッチリ飲みごたえと飲みやすさを両立させている印象。
 後味は、苦味が引き取る形ながら、非常に自然に引き上げていきます。

 生熟成の長所をひたすら磨き上げ、後ろ向きのクセを丁寧に廃していったような、まさに「超ひやおろし」という言葉が似合うお酒でした。
 実際吟醸的な苦味もあるのですが、それが本当に角が取れた感じなんですよね、そして旨味は生熟的な存在感がガッチリ。
 いやあこのお酒がこのお値段というのはヤバいですよ、現状生熟成のお酒については各蔵がテスト的にコスト度外視で出してきている印象がありますが、これはまさにそんな感じですね。
 こういう日本酒をセレクトするのは、マニアだけに許された、無茶苦茶贅沢な楽しみだと思いますよ…本当。
 谷川岳および「二夏越え」に対する印象をググっと上げてくれた一本でした、来年も是非出して欲しいと強く願います。

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名称:谷川岳 純米吟醸 生原酒 ひやおろしPREMIUM 「二夏越え」 
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17度
日本酒度:+8
蔵元情報:永井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年12月27日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

谷川岳「一意専心」 純米大吟醸

本日の家飲み 谷川岳「一意専心」 純米大吟醸

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 群馬県利根郡川場村のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 「利根郡川場村」とは、いかにも名水が出そうな地名ですね、私は柏出身で利根川が馴染み深いので、特にそういう印象が強いです。
 こちらを醸す永井酒造さんには谷川岳以外にも、「水芭蕉」という銘柄がありますね、というか首都圏では断然こちらの方が知られているでしょう。
 そして、このお酒には「一意専心」というサブタイトル(?)もついていますが、これは現在見習いの杜氏さんが、現杜氏の監督の元で醸したお酒ということから、特殊性を示すとともに想いをこめたネーミングのようです。

 ラベルには「製造責任者」と「醸造責任者」ということで、お二人の名前が明記されています。
 そして裏ラベルには杜氏さんのコメントがあります、こういう「顔が見える」感じのラベルは良いですね。
 スペック的には最近スタンダードな印象の50磨き(酒屋さんHPによると美山錦利用の一回火入れ)の純米大吟醸、その経緯からか値段はお安め。

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 上立ち香はバランスの良い典型的な吟醸香が割と強めに。
 含むと、非常に上品でフルーティー、かつふくよかな甘旨味がスルリと入ってきて、強めの含み香と若干の苦味を振りまきつつ、喉奥に流れ込んできます。
 旨味は純大らしい透明感のある華やかな果実の甘味が主役で、酸辛抑えめ、
 後味もそれらしく自然に引き上げていきます。

 いかにもフレッシュフルーティーといった趣の、お値段以上の純米大吟醸でした。
 やはり華やかな分、若干飲み飽きる感もありますが、味わいの芯がしっかりしている上に旨味がとにかく魅力的で、多少の粗が気にならなくなるようなバランスのように思えますね、これが若さか…。
 後、火入れっぽさを全然感じないところも個人的には◎
 谷川岳は、水芭蕉と共に、今後さらに注目していきたいと思います。

 想像できたことでしたが、開栓後はかなりの速さで味わいが減退します。
 これは早めに飲みきってしまうほうがよいでしょう、そういう意味でも典型的なフルーティー酒でした。

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名称:谷川岳「一意専心」 純米大吟醸
精米歩合:50%
酒米:美山錦
アルコール度:15%
日本酒度:+4
蔵元情報:永井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0(口開け一杯目は8.7ぐらいに感じました)

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2015年12月23日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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