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花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

家飲み記録 花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 

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 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。
 
 「全量酵母無添加」で、極めて個性的なお酒を連発している花巴ですが、このお酒も相当変わり種の製法です。
 要は、「仕込み水の代わりに水もと酒を使って醸した水もと酒」ということで、「水もと」という古来の製法を用いた貴醸酒という感じですね。

 実はこのお酒、先日(9/22)の甘口日本酒オフ会で、私が持ち込んだ4本の日本酒のうちの一本だったりします。
 ちなみに残りの三本は↓
 ・風の森 純米吟醸 雄町 笊籬採り
 ・而今 純米吟醸 山田錦 生酒 
 ・桃の里 純米吟醸
 若干下記の感想のネタバレになりますが、つまり、このお酒は甘口酒としてこの三本に引けを取らないぐらいに好みだったんですよね~
 甘口酒というと貴醸酒が思い浮かぶところではあるのですが、単なる貴醸酒だと他の人と被るだろうと思い、ちょっとひねってセレクトしたという事情もあります。
 
 お値段は税抜1,800円とちょいお高めですが、手間のかかる水もと、材料費のかかる貴醸酒であることを考えると妥当というか、むしろ良心的な値付けと言えるでしょう。
 1月出荷、7月開栓なので、そこそこ熟成期間を経ております。

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 注ぐと…うおっ古酒と見紛うばかりの黄金色ですね、むしろリンゴジュース(透明なやつ)レベル。

 上立ち香はまさかのチーズ的な乳酸の香りが若干控えめに。
 含むと、甘酸っぱくも柔らかい印象の旨味がトロリと入ってきて、一瞬後に出てくる渋味が味わいに深みを与えつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、乳酸飲料に蜂蜜を混ぜたような、極めて独特な甘酸が中心にあって、そこに木香を彷彿とさせる渋味が複雑さを添えて、まさにオンリーワンとしか言いようのない極彩色の世界を見せてくれます。
 後味は、そこそこ甘味を残しつつ酸が引き取る形で、思った以上にちゃんと引き上げます。

 極限的に濃厚な甘味と、強力ながらも柔らかい乳酸味、そして個性的な渋味が一体となった、まさにオンリーワンの世界を見せてくれる芳醇甘酸酒でした。
 日本酒としてはいわゆるイロモノ的な範疇に入るお酒ではありますが、製法を始め「日本酒の可能性」を見せてくれるという意味では、非常に真面目なお酒とも言えると思います。
 こういうお酒を飲むとまた日本酒の多様性にメロメロとなってしまうなあ、蔵の数も凄いわけだし、やっぱり私としては他のお酒を飲む暇が無いですね…
 花巴のチャレンジ精神に改めて感服させられた一本でした、

 ちなみに開栓後も全く落ちませんね。
 やっぱり古来の造り方は強いのかな…、まああまり関係ないかもしれませんが、良いことではあるかと。

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名称:花巴 水もと×水もと 無濾過生原酒 
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年10月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加 生酒

本日の家飲み 花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加 生酒

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 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回は「弓絃葉(ゆずりは)」という割と大人しいスペックを飲みましたが、今回は奈良酒らしいバリバリの変態系(笑)です。
 今回も「日本酒感想日誌」さんイチオシスペックという理由でのセレクト。
 「水もと」はどうやら「菩提もと」と同じ意味なようです、ブログでは以前鷹長などを飲んでますね。(詳しい解説は例によってWikipediaをご参照ください)。
 そしてこのお酒については「木桶仕込」「酵母無添加」というところもポイントになるでしょうね、この辺りは最近新政が力を入れており、社長ブログにも異様に細かい話を書いてあったのが印象に残ってます。
 (実際は玉川や不老泉など、この分野での先行蔵は相当数存在するみたいですが)
 
 米の品種は福岡で誕生した酒米である「吟のさと」ですが、地元奈良県で栽培されたものを使っているようです、こだわりを感じさせる珍しいパターンですね。
 裏ラベルの「古代技術で醸した次世代のお酒」っていうフレーズが素敵。

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 上立ち香は鋭角で純度の高い酸の香りが鼻孔を刺しますね。
 含むと、意外にも口当たりは柔らかく旨味が入ってきて、そこから強烈な酸が、ハッキリとした樽の香りを伴って染み出してきて、唾液腺を刺激しながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱり酸と木香がそれぞれ強く主張する完全に日本酒離れしたオンリーワンのもので、熟系とはまた違った意味で紹興酒的というか、漢方感があるというか、私の表現の手に余る個性がありますね。
 後味は、酸でがっつりとキレます。

 想像を超えるぐらいに極めて個性的な、樽香バリバリの旨酸っぱ酒でした。
 これはやっぱり樽、木の香りが好きかどうかが、気に入るかどうかに強く影響すると思いますね。
 残念ながら私はあまり好きではないのですが、それでもこの個性と一種のまとまりには惹かれるものがありました。
 花巴、また他のスペックも試してみたいと思います。

 そして熱燗にしてみたらやっぱり面白いですね、結構甘味がブーストされて、より力強い形でバランスを保つ印象。
 多分生熟成もいけるんじゃないかしら…、いやあ一筋縄ではいかないお酒だと思います。

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名称:花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加
精米歩合:70%
使用米:吟のさと
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 花巴 純米

2017年07月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

はなともえ 純米吟醸無濾過生原酒 弓絃葉

本日の家飲み はなともえ 純米吟醸無濾過生原酒 弓絃葉(ゆづりは)

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 奈良県は吉野のお酒です。
 裏ラベルによると、弓絃葉とは新芽が大きくなってから古い葉が落ちることから「親が子に譲る」という意味の縁起物とされた木とのこと。
 また、ラベルには弓絃葉にちなんだ万葉集の短歌が載せられています。
 う~ん、奈良っぽくて良いですね。

 花巴は昨年他のスペックを頂いたことがあるのですが、そのときは酸渋味がかなり強かったのが印象的でした。
 ちなみにひらがなの「はなともえ」の方が飲みやすいお酒を指向しているらしいです。

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 上立ち香はフレッシュな吟醸香がそこそこに。
 含むと、フレッシュかつキリッとした旨味が、酸渋と刺激を伴いつつ広がります。
 旨味は甘さ控えめで酸渋辛が主役な感じかな、ただ単に渋いだけでなくちゃんと旨味を形作っていますね。
 後味は自然と酸渋が受け持ち、キリっとキレます。

 酸渋辛によって作られるキリっとした旨味が特徴的なお酒でした。
 これは食中酒として色々と活躍しそうですね。
 昨年も飲んだ花巴と同じ路線に感じましたが、確かにこちらのほうが飲みやすい感じかな。
 旨味のあるお酒が飲みたい、けど甘口はちょっと苦手という人にオススメできるかと思います。

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名称:はなともえ 純米吟醸無濾過生原酒 弓絃葉
製法情報:無濾過生原酒
精米歩合:56%
酒米:ひとごこち
アルコール度:16~17%
酵母:不明
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社(奈良県吉野郡)
製造年月:2013/5(24BY)
購入価格(税込):1,418円/720ml
お気に入り度:7.7/9.0

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タグ: 花巴 純米吟醸

2013年08月08日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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