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菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町

家飲み記録 菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町

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 新潟県新潟市のお酒です、ブログでの登場は2回目。
 
 こちらは「越の三梅」の一つに数えられる峰乃白梅酒造の限定ブランドです。
 ぐぐってみると、同蔵はホームページでなくFacebookを通じて情報発信しているみたいですね、なかなか割り切っていて面白いかも。
 今回いただくのは「備前雄町」ということで、岡山からお米を取り寄せて醸しているようです。
 前回いただいた「山酒4号(玉苗)」も新潟の蔵があまり使っているイメージが無いお米でしたね、ブランドコンセプトとしてあえて新潟米以外を使っているんでしょうか。

 実はこちらも群馬の酒屋さんで購入したので、岡山産米を使って新潟で醸されたお酒を群馬から千葉にお取り寄せしたという、なかなか面白い状態だったりします。
 こういうお酒の楽しみかたができるのは、日本酒史上今が初めてしょうね、その有難みを噛み締めつついただきます。

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 上立ち香は甘くフレッシュなブドウ的香りが控えめに。
 含むと、実に甘味の押し出しが強いフレッシュな旨味が、程よい酸味を伴い力強くも荒くない口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、割と香りの印象通りのブドウ的な甘味を軸にしつつ、みずみずしい酸味が新酒らしい魅力をビンビンに感じさせてくれますね、程々の苦味も相まって、まさに新酒無濾過生としてお手本のような完成度ですね。
 後味は、あくまでほんのりと苦味の余韻を残しつつ、見事にキレます。

 新酒特有インパクトのある甘旨味をしっかりまとまった感じで楽しませてくれる芳醇甘旨フレッシュ酒でした。
 いやあこれは好きなタイプですね、雄町らしい濃厚な甘旨味を、新潟らしい丁寧なまとまりで仕上げている印象。
 こういうお酒を飲むと、地元産米にこだわるテロワールとはまた違った、お米が県を跨ることによるダイナミズムも面白いなあと思いますねえ。
 菱湖、三梅の実力をまざまざと見せつけられた一本でした。

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名称:菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町
蔵元情報:峰乃白梅酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年05月12日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒

家飲み記録 楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒

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 山形県酒田市のお酒です、当ブログ登場は驚くべきことにまだ2回目。

 かつての旭酒造に続く全量純米大吟醸蔵として有名なところですね、外飲みでは相当飲んでますが、何となく家飲みは間が空いてました。
 久しぶりに蔵元ホームページを見ると流石に充実してますね~(買える店一覧があるのが素晴らしい!)
 特に商品紹介がきちんと整理されていて、(限定品含めた)ブランド紹介がまずあり、そこからブランドコンセプト説明・個々の商品の簡単なテイスティングコメントに続き、さらに見たい人は詳細スペックが確認できるようになっています。
 う~む、初心者からマニアにまで分かりやすく、情報公開として理想的なんじゃないでしょうか。

 今回いただく「無我」に関しても当然詳細な説明がありました。
 一言で言うと「フレッシュさ」にこだわったブランドみたいですね、他蔵でたまに見る「槽口直汲み」と同様の位置付けかと。
 

 上立ち香は奥深くフレッシュなブドウ的な香りが気持ち強めに。
 含むと、実にキレイな印象の甘旨味が若干の渋味を伴いつつスルスルと入ってきて、程よく引き締まりながら最後まで摩擦を感じさせずに喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、白ワイン的な酸渋味がありつつも、主役はあくまで日本酒的な甘味という感じの非常にバランス良く透明感のあるもので、兎にも角にもガンガン飲めてしまいますねえ。
 後味は、ほんのり渋味の余韻を残しつつ、極めて自然に引き上げていきます。

 極めて上品で、かつ存在感もしっかりある、お値段以上の完成度のフレッシュフルーティー酒でした。
 いやあこれは楯野川の限定品として納得感が有りますね、奇を衒わずにこれだけ「らしさ」を出せるのは見事。
 獺祭とはまた似て非なる方向性で、純米大吟醸の魅力をバッチリ伝えてくれていると思います。
 楯野川、そして無我、今後も期待していきたいですね。

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名称:楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒
蔵元情報:楯の川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年05月09日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

森嶋 純米大吟醸 雄町 無ろ過生原酒

家飲み記録 森嶋 純米大吟醸 雄町 無ろ過生原酒

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 茨城県日立市のお酒です、同銘柄についてはブログ初登場ですね。

 同蔵の別銘柄には「大観」があります、そちらは当ブログでも3回紹介しており、個人的には非常に好印象を持っていました。
 そんな中、新銘柄であるこの「森嶋」がSNS等で話題になっていたので、今回セレクトした次第です。
 こういう風に、前から気に入っていた蔵のお酒が何らかのキッカケで知られるとどうしてもドヤる気持ちを抑えられないんですよね…、「まあ前から知ってたけど」的なアレで。(なるべく表に出さないようにはしてます)
 蔵元ホームページには結構しっかりとしたブランド紹介ページがありますね、特に取り扱い店一覧が有るのは素晴らしい!

 今回いただくのは雄町利用の精米歩合50。
 無濾過生原酒ながらアルコール度数が15度と低いのは、最近の一つの流行りに沿っている感じですね。

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 上立ち香はかなりバニラ感のある、程よく落ち着いた果実香が気持ち強めに。
 含むと、やはり程よく落ち着いた印象の甘旨渋味がカッチリとした口当たりで入ってきて、渋味が尻上がりに強まってさらに引き締まりつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、甘味そこそこでバニラ感と渋味が個性を放つ、ほど熟果実的旨味が中心、苦味等の雑味はほぼ無く、なんとなく硬質な風味も相まって、高密度ながらも実に飲み飽きないバランスですね。
 後味は、渋味メインでしっかりとキレます。

 硬質かつ高密度の味わいにバニラ感が個性を添える、芳醇フレッシュ旨渋酒でした。
 いやあ良いですね、新酒ながらも落ち着いていて、風味にも個性がしっかりある、実力を感じさせるお酒かと。
 ただ個人的には大観の方向性の方が好きかな~、これはまあ純然たる好み。
 逆に言うと、芳醇系好みで、森嶋が気に入った方は、是非大観の方も試してみるべきかと思います。
 森嶋、人気の理由がしっかりとわかる一本でした。

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名称:森嶋 純米大吟醸 雄町 無ろ過生原酒
蔵元情報:森島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年04月23日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い

家飲み記録 仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、同蔵のお酒のブログでの登場は4回目。

 実はこのお酒は約一年前に飲んでいます、最近いただいた仙介の純米吟醸おりがらみが極めて美味しかったため、その流れでご紹介。
 購入したのは昨年、兵庫の酒屋「吟SHIZUKU」さんから、珍しい兵庫酒をまとめて取り寄せたときですね。
 他にも色々なお酒をいただいたのですが、記事を上げる前にあれよあれよと1年が経ってしまいました…

 閑話休題、今回いただくのは超限定品らしい、山田錦の精米歩合48%の純米大吟醸。
 やっぱり鑑評会向け的な絞り方ということで、「袋吊り斗瓶囲い」という響きにはつい惹かれるものがありますね。

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 上立ち香は若干蜜もある青りんご的な、爽やかフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、しっかり甘味を伴った実に滑らかな旨味がスルスルと入ってきて、柔らかさのある苦味でキッチリと輪郭を整えつつ、最後まで摩擦なしで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりいかにも純米大吟醸といった感じのリンゴ的な甘旨味と、そこそこの苦味があるものですね、特筆すべきは濃度が高めなことと、それでいて非常に上品で軽やかさを感じさせるところだと思います。
 後味は、苦味が引き取る形ながら実に自然にキレます。

 割とスタンダードな純米大吟醸の味わいを、煮詰めたように濃密に、かつ上品に味わわせてくれるお酒でした。
 しっかりお値段以上の完成度だとは思うのですが、私レベルでは高精白限定品の真価はわからないかも…(早い話が通常の純米吟醸で十分と思ってしまう)
 この辺りは日本酒の難しいところですよねえ、高い方が美味しいというより、好みの部分が非常に大きいと思います(なので私は基本四合瓶2,000円以上のお酒は買わない派)。
 仙介、次はまた自分の得意とする価格帯のものをいただいてみたいと思いました。

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名称:仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い
蔵元情報:泉酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:吟SHIZUKU(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年04月16日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

作(ざく) 純米大吟醸 新酒2020

家飲み記録 作(ざく) 純米大吟醸 新酒2020

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 三重県鈴鹿市のお酒です、ブログでの登場は5回目。

 伊勢志摩サミットでの乾杯酒という晴れ舞台を経たこともあり、すっかり有名銘柄の仲間入りをした印象の作です。
 私はひねくれものなので、有名になればなるほど家飲みが遠ざかってしまい、前回から3年以上間が空いてしまいました。
 今回新酒が新ラベルになっていて、SNSでの評判も良いようだったので、久しぶりにやるかとセレクトしました。

 使用米は不明、精米歩合50%のギリギリ純米大吟醸、しれっと750mlなのが面白いですねえ。
 作はしぼりたてだろうがなんだろうが火入れして、生酒を出さないことで有名ですね、当然このお酒も(多分一回)火入れ。
 まあ、作の場合は火入れへのこだわりが凄くて、毎回マイナス要素を感じさせないので、そこは気にせずいただきます。


 上立ち香はベリーとかピーチを想起するフレッシュかつスウィートな香りが気持ち強めに。
 含むと、やはりフレッシュフルーティージューシーそのものの濃厚な甘旨味が滑らかな口当たりで入ってきて、かなり華やかな含み香と苦味を伴いつつ、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、割と香りの印象通りの桃感のある、火入れを思わせないフレッシュ濃厚な甘味が純然たる主役、実に新酒らしい魅力にあふれるのですが、香り系特有の苦味が若干キツい感じもありますね。
 後味は、苦味の余韻を残す形で、ゆるゆると引き上げていきます。

 華やか系フレッシュな甘旨酒として実に直球勝負の、激しい含み香が特徴のお酒でした。
 甘旨味自体は非常に魅力的で、濃厚で粗さが無い感じなのですが、いかんせん香りと苦味が飲み疲れる系ですね…
 いやあ、私は華やか系好みだと思っていたのですが、実は結構苦手になってるのかなあ、逆に桃の里とか花陽浴の凄さを再認識する感じかも。
 なお、火入れ技術の凄さはビンビンに感じました、多分他のスペックの方が刺さるんだろうなあ。
 作、次はちゃんとレギュラースペックをセレクトしようと思いました。

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名称:作(ざく) 純米大吟醸 新酒2020
蔵元情報:鈴木清三郎商店株式会社
購入価格(税抜):1,900円/750ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 純米大吟醸

2021年04月08日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千代緑 純米大吟醸 槽口瓶詰 若菜 01BY

家飲み記録 千代緑 純米大吟醸 槽口瓶詰 若菜 01BY

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 秋田県大仙市のお酒です、家飲み外飲み含め始めていただきます。
 引き続き鴨下酒店さんでの購入酒。

 出羽の冨士に続き初飲みとお伝えした秋田酒なわけですが…、実は両銘柄ともかの「秋田旬吟醸2020」に含まれていて、私はそれを楽しむお酒の会で、一杯は飲んでいたりします。
 が、正直記憶が無いので初飲みとしました!(ヤケ)

 …さて、千代緑ですが、こちらもちょくちょくSNS上で見る銘柄で、以前より目をつけてはおりました。
 今回、出羽の冨士と共に、取扱いのある鴨下酒店さんに狙いをつけて行った感じです。

 できればにごりが欲しかったのですがタイミングが合わず、一年生熟成のこちらをセレクト。
 使用しているUT-2酵母については、ググったら秋田県総合食品研究センターの解説ページが出てきました。
 とりあえず、それによるとAKITA雪国酵母という愛称で、オフフレーバーが抑えられていることが特徴の酵母だとか…、まあ先入観無しでいただきましょう。

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 上立ち香はケミカルと果実の中間をいくような、フレッシュさのある香りが控えめに。
 含むと、酸味主体のシャープな旨味が自然な口当たりでスルスルと入ってきて、あくまでほんのりと甘さを感じさせながら、最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、柑橘系果実的な、かつ透明感のある酸味が厳然たる主役、甘味僅少、苦味は皆無でちょっとした渋味がアクセントですね。
 後味は、酸味が根こそぎ引き取って、素晴らしいキレ。

 透明感のある酸味にケミカル感と渋味が寄り添って、無限のフレッシュさを感じさせるクイクイイケる系の個性派酒でした。
 いやあ何気に一年経ってこのフレッシュ感は凄いですねえ、むしろまだ固いのかもしれない、そっち系のお酒です。
 正直個人的には甘味と旨味が控えめすぎて好みでは無いのですが、しっかり個性とまとまりはあるお酒だと思いますね。
 千代緑、次は甘めのスペックか、やはりにごりをいただいてみたいと思いました。

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名称:千代緑 純米大吟醸 槽口瓶詰 若菜 01BY
蔵元情報:株式会社佐藤酒造店
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2021年03月17日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY

家飲み記録 豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY

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 長野県上高井郡小布施町のお酒です、ブログでの紹介は未だ3回め。

 豊賀は長野酒の中でもかなり好きな銘柄なのですが、いつの間にやら6年ぐらい家飲みが途絶えていたので今回セレクトしました。
 長野酒は全体的に好きな銘柄多いからなあ…、逆にどれを選ぶかに迷い、間が空きがちだったりします(幻舞とか相当飲んでない…)
 そういや、屈指の紛らわしい銘柄「豊香(ほうか)」も久しく飲んでいないですねえ、一つの肝臓には長野は蔵が多すぎる…

 使用米は美山錦、精米歩合は49%と、長野酒好きからはさもありなんといった「らしい」スペック。
 裏ラベルの情報の充実ぶりと、伝承の記載は相変わらず良い感じですねえ。

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 上立ち香は生熟らしい落ち着いた完熟果実系の香りがそこそこに。
 含むと、実に素直に味乗りして存在感をいや増した甘旨味が力強い口当たりで入ってきて、若干の渋味とほんのりと感じる苦味があくまで裏方で引き締まり役をこなしつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、生熟した長野酒として王道な感じの、煮詰めたアップルティー的な程よく熟した甘渋味が中心(若干バニラ感もあるような)、全体として極めて高濃度ながら力強くバランスが取れてるのが素敵ですねえ。
 後味は、渋味がメインで引き取る形で、しっかりキレます。

 長野酒らしいリンゴ的な甘旨味が素直かつ高純度に味乗りした感じの、濃厚ながらもつい杯が進む超芳醇バランス酒でした。
 いやこれは私の好きな長野酒の魅力を凝縮したような味わいですねえ…、しみじみしゅきいという感じ。
 それでいてありがち感が無いのはなぜなんだろう、やっぱりバニラ感とか、蔵らしさもしっかり有るんですよね。
 豊賀、やっぱり大好きな銘柄だと再認識させてくれた一本でした。

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名称:豊賀(とよか) 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒 01BY
蔵元情報:高沢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年03月04日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒 02BY

新年家飲み速報 梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒 02BY

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 福井県鯖江市のお酒です、ブログでの登場は4回目、かつ4年振りになりました。

 この初雪は、以前飲んだときの印象がすこぶる良かったため、今回新年酒の一本としてセレクトしています。
 見た目もあまり変わっていないですね、この時期にあえてのブルーボトルが目を引きます。
 新酒しぼりたての薄濁り酒に「初雪」、まさにドンピシャなネーミングですよねえ、わかりやすいというのは正義だと思います。
 ちなみに最近同じ「初雪」という名前で五百万石も出たみたいですね、そちらは未飲なのでいつか飲んでみたいところ。

 スペックも前から変わらず、精米歩合50%と35%のお酒(どちらも純米大吟醸)をブレンドしたものになっています。
 その生原酒としては、お値段も良心的と言えるでしょう。

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 上立ち香は意外にもあまり感じませんね…、フレッシュな雰囲気があるかしら。
 含むと、そこそこの苦味を伴った非常に濃厚な甘旨味がオリ的な滑らかさのある口当たりで入ってきて、最後までその甘苦でバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、フレッシュかつ青苦い果実の味わいに砂糖をまぶしたようなもので、オリの存在感も相まって飲みごたえはバッチリですね、苦味は強めながら飲み疲れ感は抑えられていますね。
 後味は、苦味の余韻をほんのりと残しつつ、わりと柔らかく引き上げていきます。

 フレッシュな甘さと青さと苦さをそれぞれ強めに感じる、薄濁りしぼりたてらしい芳醇フルーティー酒でした。
 キレの良さは良いのですが、ちょっと苦味が目立つかなあ、前回の感想だと苦味控えめとのことだったので、商品の方向性が変わったのか、ヴィンテージ的問題なのか…(若しくは私の体調か)。
 ハードルを上げすぎた感もありますが、お値段も考えるとちょっと物足りないですねえ、バランスが崩れるまではいかないまでも平凡に感じてしまいました。
 梵、また次に期待したいと思います。

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名称:梵 初雪 純米大吟醸 しぼりたて 生原酒
蔵元情報:合資会社加藤吉平商店
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 純米大吟醸

2021年01月10日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳳凰美田 純米大吟醸 赤判 にごりSPECIAL

家飲み記録 鳳凰美田 純米大吟醸 赤判 にごりSPECIAL 

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 栃木県小山市のお酒です、銘柄的には常連という感じですね。

 このお酒は、鳳凰美田の定番商品である「赤判」の、限定にごりバージョンという位置付けのようです。
 昨年、とある酒の会で持ち込んだ方が居て「これはまるめちさん好みだと思います」というコメントを頂き、実際非常にドンピシャな味わいだったので、今回セレクトしてみました。
 ただ、昨年まではあまり見かけなかったのですが、今年はやけに色々な店舗で売られてたような気がしますね、生産量増やしたんでしょうか。

 スペックは兵庫県産山田錦の精米歩合40%という堂々たる純米大吟醸。
 通常の赤判が四合瓶3,000円であるのに対し、2,000円と破格のお値段であることがある意味最大のポイントでしょうね、まさに限定ご奉仕価格という感じらしいです。
 にごりの濃度はそこそこで、うすにごりといった風情。

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 上立ち香はちょっとオリの雰囲気混じりの、吟醸的な香りがそこそこに。
 含むと、まさに濃厚かつフレッシュそのものの甘酸味が、オリ由来で存在感をブーストしつつ割となめらかな口当たりで入ってきて、そこそこの苦味を伴いつつ、ふんわりと口中に広がって染み込んできます。
 味わいは、にごり系の青りんごジュースといった雰囲気の爽やかな甘酸味と、オリ由来の複雑味、香り系の苦味がしっかり溶け合っている感じ、う~ん甘い吟醸酒として王道ですねえ。
 後味は、苦味の余韻を残しつつも、その苦味と酸味が引き取る形で、しっかりとキレます。

 香り系ながらも割とグイグイいってしまう、良バランスの芳醇フレッシュ甘酸旨苦酒でした。
 いかにも鳳凰美田らしく、香り含めしっかり纏まっているのですが、前に飲んだときのような特別感はなかったような…、やっぱり量が増えたからかしら。
 ちなみにガス感は皆無でしたねえ、この瓶だけなのかなんなのか…
 ただ、単純に赤版の廉価版として考えても、十分お値段以上のお酒だと思います。
 鳳凰美田の「らしさ」をしっかり感じられた一本でした。

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名称:鳳凰美田 純米大吟醸 赤判 にごりSPECIAL
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年12月21日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

會津龍が沢 豊穣感謝祭 純米大吟醸 無濾過うすにごり生原酒

家飲み記録 會津龍が沢 豊穣感謝祭 純米大吟醸 無濾過うすにごり生原酒

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 福島県耶麻郡磐梯町のお酒です、家飲み、外飲み含め始めていただきます。

 このお酒は全くノーマークでしたね~、同蔵通常銘柄の「榮川」はどこかで聞いたことがあったようななかったようなというレベル。
 実は、他銘柄目当てで通販を発注するときに、「東京であまり買えないお酒でオススメありますかねえ~」と相談したら紹介してもらったものだったりします。
 情報収集しまくっている私としては知らない銘柄の名前を聞くだけでテンション上がりますね~、迷わず発注しました。

 スペックは福島を代表する酒米「夢の香」を50%まで磨いたギリギリ純米大吟醸。
 新酒おりがらみという時点でつい期待してしまいますねえ。

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 上立ち香はアルコールとオリ的な米の雰囲気を感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、オリの複雑さを纏ったフレッシュかつ濃厚な甘味が上品さも感じさせるようなバランスで入ってきて、尻上がりに出てくる苦渋味でしっかりと引き締まりながら、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ザ・福島酒という雰囲気の洋梨的な甘酸旨味が中心、特筆すべきは謎の上品さというか透明感ですねえ、明らかにオリの濃度があるのに味のさばけ方が素晴らしい。
 後味は、苦渋の余韻を残しつつもデクレシェンド的に自然かつしっかりと引き上げます。

 おりがらみ生原酒らしい存在感のある甘旨味を、極めて上品かつ透明な感じで楽しませてくれる個性派キレ良し酒でした。
 とにかく味の引き上げ方が凄いなあ…、この感じは悪くすると水っぽくなるわけですが、そこは原酒らしく飲みごたえバッチリなところが素晴らしい。
 味わい自体は福島酒らしさをビンビンに感じさせつつ、そのキレの魅力で一歩抜きん出ているような感じでしたね~、これは人気出るかも。
 會津龍が沢、今後要注目銘柄だと思わせてくれた一本でした。

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名称:會津龍が沢 豊穣感謝祭 純米大吟醸 無濾過うすにごり生原酒
蔵元情報:榮川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年12月19日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 うすにごり

家飲み記録 尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 うすにごり

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 群馬県館林市のお酒です、驚くべきことに家飲みは初めて。

 同蔵別名柄の「龍神」とともに、東京の酒屋、居酒屋でもよく見る実力派銘柄ですね。
 外飲み経験は腐るほどあって、印象も良くて、特約店も近くにあるのにここまで家飲みしなかったとは…、まさに「いつでも飲めるから後回し」のパターンにハマってしまっていたようです。
 今回は、流石にそろそろじっくり飲みたいという思いと、最近twitterで非常に評判が良いのでセレクトしました。

 精米歩合は50のギリギリ純米大吟醸ですね、使用米くらい書いてくれればいいのになあ。
 面白いのは、「#まるでメロン」みたいな感じで、ハッシュタグ的な特徴の記載が有ることですね、「#令和的昭和感」って何やねんという気もしますが…

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 上立ち香は甘さと青さをハッキリと感じる露骨にメロン的な香りが気持ち強めに。
 含むと、甘さ、青さ、苦味がそれぞれ強く主張する旨味が、さらにオリのブーストで存在感を増しながらトロミを伴った口当たりで入ってきて、力強くバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、もうこれはまさにメロンジュースって感じのもので、フレッシュ・濃厚・キリリ感がガッツリある、しぼりたて甘口フルーティー酒のド真ん中を行く感じ、オリの濃度も良いですね~、それでいて酸味等の働きでダレ感を感じさせない完成度が見事。
 後味は、甘苦の雰囲気を余韻として残しつつも、最終的にはしっかり引き上げます。

 非常に濃厚でピチピチフレッシュな甘味を、青さ苦さのサポートでストレートに楽しめる、メロン系芳醇酒でした。
 いやあ期待通り、むしろそれ以上の、わかりやすい魅力があるお酒でしたね~、新酒の時期はやっぱこういうお酒を飲まないと!という気持ちにさせてくれます。
 それでいて粗さを感じさせないのは本当に造りが上手いってことなんだろうなあ…、感服の一言、本当に旨いです。
 尾瀬の雪どけの実力をビンビンに感じさせてくれた一本でした。

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名称:尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 うすにごり
蔵元情報:龍神造株式会社
購入価格(税抜):1,645円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(銀座SIX)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年12月12日 群馬の日本酒 トラックバック:1 コメント:0

雪小町 純米大吟醸 生原酒

家飲み記録 雪小町 純米大吟醸 生原酒

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 福島県郡山市のお酒です、ブログでの登場は初めて。

 私が今年飲んで一番衝撃的だったお酒に「三春駒 SILKY DROP」があります、このお酒は福島の酒屋さんから取り寄せたわけですが、当然色々と同梱もしていたので、そちらの紹介もしていこうと思います。
 まずはこの雪小町、東京ではほとんど見かけないですね~、蔵元ホームページが無茶苦茶手作り感ある上に放置状態っぽいのであまり情報はありません(ただ受賞歴はかなり凄いかと)。
 純米大吟醸の生原酒ということで、生酒マニアとしては気になったのでセレクトしました。

 スペック情報は、精米歩合(50)以外詳細は不明。
 不透明の紙で包まれている、なかなか手間のかかった梱包でした。

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 上立ち香はちょっとハーブ感のある、スッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、そこそこの濃度の引き締まった苦旨味が割とスルスルと入ってきて、その勢いを保ったまま、自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり草感がある、甘味僅少の、ただ割と上品な感じのハーブティー的な風味のスッキリとしたもので、飲み進め易さ特化という感じですね。
 後味は、苦味というよりは草感がそのまま引き取る形で、見事にキレます。

 最初から最後まで、自然にひたすらスルスルと飲めてしまう、ハーブティー的大吟醸酒でした。
 兎にも角にも甘味、旨味が少なすぎるので、正直自分の好みではないです、ただバランスとしては崩れてないんですよええ。
 実際この度数の生原酒でこのスルスル感は凄いとは思います、いわゆる「辛口」好きな方にはオススメできるかと…
 雪小町、次飲むときは別スペックもいただきたいと思いました。

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名称:雪小町 純米大吟醸 生原酒
蔵元情報:佐藤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻家(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

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2020年11月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて

家飲み記録 酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて

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 千葉県印旛郡酒々井町のお酒です。

 こちらを醸す飯沼本家の通常銘柄は「甲子正宗」ですね、以前は「一喜」という銘柄も出していました。
 今回のお酒は「日本酒ヌーボー」ということで「今年初物の純米大吟醸として、上槽・圧搾を終えてから24時間以内に瓶詰め出荷を行うことで、搾りたての生酒をその日のうちに味わえる」という非常に素敵なコンセプトのお酒です。
 公式でも特設ホームページがあるぐらいに力を入れているようですね。
 同蔵の「甲子アップル」が個人的には非常に好きで、また最近同じくしぼりたて即出荷の「醸す森」が美味しかったこともあり購入しました。
 ちなみに、確実な入手には予約するのが良いみたいですね、私は半分諦めていたところ、思いがけず新宿伊勢丹に並んでいたものをゲットしました。

 精米歩合は50、地元産の飯米「ふさこがね」を使用しているのがポイントでしょう。
 個人的には、醸す森みたいにどこかに製造「日」を記載して欲しかったな…ハードルは高いんでしょうけど。
 ちなみに開栓は11/9です。

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 上立ち香は意外とちょっと落ち着いた甘い果実の香りがそこそこに。
 含むと、高純度な印象のフレッシュな甘旨味が力強くも柔らかい口当たりで入ってきて、ほんの少々のガス感と苦味を裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、高級なリンゴを思わせる、割と典型的ながらもまとまりの良いフレッシュな甘酸苦味が中心、濃度やインパクトも強めながら、全体のバランスの良さと酸ガスの働きでグイグイ飲めちゃいますね。
 後味は、まさに酸・苦・ガスが働きつつも、割と自然・かつスッキリキレます。

 企画先行っぽい見た目を纏いつつ、そもそものお酒としての完成度が非常に高い、フレッシュ甘旨酒でした。
 精米歩合50とはいえ、ふさこがねでこのまとまり、流石ですねえ…
 これは是非バンバン売って、「日本酒ヌーボー」の素晴らしさをガンガン広めていって欲しいと思います。
 酒々井の夜明け、今後も是非応援していきたいと思いました。

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名称:酒々井の夜明け 純米大吟醸 新米・新酒・しぼりたて
蔵元情報:株式会社飯沼本家
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:新宿伊勢丹
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年11月11日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 さけ武蔵 01BY

家飲みプチ記録 花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 さけ武蔵 01BY

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 言わずと知れた花陽浴です、既に今期では八反錦(純吟&純大おり)、吟風、山田錦をご紹介していますが、もうちょっとだけ飲んでたりしました。

 今回は埼玉県の酒米である「さけ武蔵」利用のお酒です。
 同スペックは約2年前にご紹介していますね。
 花陽浴の純米大吟醸、精米歩合48%のシリーズの中に定着してきた感のあるお酒だと思います、信頼の一升瓶買い。

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 上立ち香は程よく熟しつつフレッシュさも残したパイン的香りが強めに。
 含むと、一種のトロミを感じさせるぐらいに極めて濃厚な甘酸味が力強く、かつバランス良く入ってきて、奥の方に渋みや少々のしょっぱさを感じさせつつ、じわじわと口中に広がります。
 味わいは、割と香りの印象通りのほど熟パインの甘酸味をあくまで中心にしつつ、キツくない程度の渋みや独特な塩っ気が絡みつくことで、非常に個性的なワールドを構築している印象。
 後味は、これがまた不思議なほど自然に引き上げてくれます。

 渋味や謎の塩っ気が独自な味わいを演出しつつも、あくまで主役を甘さが演じる、キレの良い芳醇甘旨酒でした。
 さけ武蔵は昔からこのしょっぱさが苦手だったのですが、最近は甘さもしっかりしていることに加え、全体のバランスが取れている関係で凄く好きになりました。
 それとも私の好みが広がったのかなあ…、でもアビノミクスとかと比べるとやっぱり万人受けするお酒になったと思いますねえ。
 花陽浴さけ武蔵への信頼がぐーっっと上がった一本でした。

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名称:花陽浴 純米大吟醸 瓶囲無濾過生原酒 さけ武蔵 01BY
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):3,700円/1,800ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年10月23日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY

家飲みプチ記録  風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY

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 引き続き風の森のプチ感想です。
 今回は今は亡き(終売)のキヌヒカリ精米歩合45ですね。

 29BYの笊籬採りという、うのかわ酒店さんとっておきの一本だったりします。
 こういうお酒は「一人で開けるのは勿体無い」と、酒の会に持ち込むような殊勝な方が日本酒クラスタには多いイメージがあります、が、私は「人に飲ませるのは勿体無い」と一人で飲むタイプですね(ゲス顔)。

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 上立ち香はほんのりと熟感を纏った、でも爽やかさもある完熟果実の香りがそこそこに。
 含むと、極めて密度の高い甘旨味が滑らかな口当たりで入ってきて、チリチリとしたガス感や奥深い渋味と相まって個性的なバランスを保ちつつ、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、洋梨の蜂蜜かけ的な非常に芳醇な甘旨味が主役、いわゆる熟成香は皆無でとにかく味乗りしているタイプですね、そしてガスと柔らかさと複雑味が面白いバランスで両立している印象。
 後味は、渋味の余韻を残す形ながら、ガスの爽やかも感じさせるキレ。

 見事なまでにしっかり味乗りした甘旨味を、ガスとバランスでダレずに楽しませてくれる、風の森ならではの芳醇生熟酒でした。
 いやあ、やっぱり風の森、特に笊籬採りは今でも熟成適正バリバリにありますねえ、数年レベルでも全然イケるなあ。
 やっぱりこのあたりは詰め方がポイントっぽい気がします、雑菌が入らないようにするためのこだわりは物凄いらしいので…
 本当はぬる燗あたりも良さそうだったのですが、冷酒~常温でウマすぎて無くなってしまいました。
 風の森の、無くなってしまったスペックに想いを馳せてしまう一本でした。

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名称:風の森 キヌヒカリ 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 29BY
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年10月20日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 露葉風50 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 30BY

家飲みプチ記録 風の森 露葉風50 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 30BY

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 今年も当ブログ常連銘柄は結構リピート飲みしているのですが、完全に記事ネタは切れているので、感想だけささっと上げていこうと思います。
 まずは風の森。

 今回は割と最近ラインナップに加わった、露葉風の純米大吟醸です。
 前回の感想はこちら。
 (ただ、前回は通常品、今回は笊籬採りという違いがあります)

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 上立ち香はフレッシュかつ濃い感じの、洋梨サイダー的な香りがそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュでチリチリとしたガス感をまとった甘旨渋味がインパクトある口当たりで入ってきて、最後まで渋味が引き締め役を果たしながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、渋味で割とキッチリとした、落ち着きとフレッシュさの両方を感じるようなサイダー的甘味が主役、ただ結構柔らかさも感じるような雰囲気もあり、素直に飲みごたえがある感じですね。
 後味は、渋味とガスがしっかり引き取って、力強くキレます。

 非常に強い存在感があり、フレッシュと落ち着き、ガスの刺激と柔らかさのような、相反する要素を内包するお酒でした。
 いやあ良いですね、風の森のラインナップの中でも、しっかり個性と完成度を放つスペックになったように思えます。
 風の森も露葉風を大事にしているんだろうなあと感じた一本でした。

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名称:風の森 露葉風50 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 30BY
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,900円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年10月18日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年10月1日製造)

家飲み記録 kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年10月1日製造)

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 新潟県中魚沼郡津南町のお酒です、前回に続いてのご紹介。

 こちらは、純米吟醸と同時に購入した純米「大」吟醸になります、こちらも上槽直後のお取り寄せですね。
 個人的には、製造年月が日付まで書いてあるのは素晴らしいと思うんですよね~、造られてからまだ一ヶ月も経っていないお酒を開栓するという喜びをダイレクトに感じられます。
 醸す森だけに限った話ではないですが、搾って間もない生酒がしっかりとしたコールドチェーンで家庭の冷蔵庫まで届くということは本当に素晴らしいことですからねえ。
 日本全国のフレッシュな生酒ならではの魅力を安価で楽しめるという、有史以来初めての特権を、日本在住者はもっと謳歌すべきですよええ。

 閑話休題、この純米大吟醸は以前に飲んだ時にちょっと生熟感が気になり、今度はしぼりたてが飲みたいと思ったお酒だったりします。
 10月1日製造、10月12日開栓。

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 注ぐとこれまた結構濁ってますね、おりがらみといった風情。

 上立ち香はフレッシュかつ非常に甘い感じの心地よい果実香が気持ち強めに。
含むと、しっかりと存在感のある甘酸味が実に滑らかな口当たりで入ってきて、裏方に若干の渋みを感じさせつつ、最後まで見事にバランスを保って、口中に広がりながら染み込んできます。
 味わいは、マスカットや洋梨や乳酸を感じさせつつ、砂糖的甘さを更に加えたような、実に濃厚な甘酸味が厳然たる主役、嫌な苦味等の雑味は皆無で、強い甘味と渋酸がせめぎ合う感じでまとまっていますね。
 後味は、そのまま酸渋が引き取る形ながら、極めて自然に引き上げていきます。

 極めて濃厚な甘味を、渋酸の働きで物凄く素直に楽しませてくれる、オンリーワンのフレッシュ甘旨酒でした。
 これは良いですね~、甘酸渋のバランスが本当に絶妙で後引けの良さが素晴らしい!
 普通これだけの濃度だったらやっぱりしつこさが残りますからねえ、純吟はガス感の強引さもあったのですが、こちらはもっと繊細というか、丁寧な完成度かと。
 いやあ、前回飲んだときに「これはしぼりたてを飲みたい」と思った自分の慧眼ぶりを褒めたいところですねえ。
 醸す森、今後一層注目していきたいと思いました。

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名称:kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年10月1日製造)
蔵元情報:苗場酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:蔵元直販(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

■取り寄せ2本の記念写真
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 2本とも素晴らしくおいしゅうございました!

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2020年10月16日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY

家飲み記録 桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY

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 続いての桃の里です、去年は「立春しぼり」だったしろうまですね。
 がっつり濁った、山田錦精米歩合40の純米大吟醸で、お値段は激安(やっぱり限定品は特別価格っぽいですが)。
 
 ちなみに前回は無かった「開栓注意」の札がかかっているのですが、購入後穴開き栓にセロテープ貼って(私はよくやります)数週間放置していたら、開栓時盛大に噴き出しました…
 今回無茶苦茶発泡感強かったですね。

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 上立ち香はキウイジュース的なスッキリとした果実香が仄かに。
 含むと、フレッシュかつオリ的存在感のある甘旨味がシュワシュワと入ってきて、一種軽い感じでスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりキウイ感のある実にスッキリとした甘酸味にお米的な旨味が混ざったものが主役、今回は濃度抑えめで、ほんのりとした苦味もあるので、とにかくグイグイイケてしまいますね。
 後味は、酸・ガス・苦味がそれぞれ主張して実に自然かつバッチリ引き上げます。

 濃いオリ由来の甘旨味と、スッキリとした酸味・ガス感が特徴の、芳醇軽やかフルーティー酒でした。
 去年に比べると甘さ控えめで発泡感が強く、スッキリ感がかなりました印象でした。
 個人的な好みとしては去年の方が上なのですが、それでも非常にハイレベル・コスパ抜群ですね~、素晴らしい!

 後、このお酒はとあるお酒の会に持ち込んだのですが、そこではガチ勢の方から「ちょっと硫黄っぽい含み香が有る」とのコメントがありました。
 「はえ~」と思いましたねえ、言われてみれば確かに…、その辺りちょっとだけクセも有るかもなので、気になる人も居るかも。

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名称:桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 01BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけギャラリー:掟破りのまとめ買い
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 3本同時買いは私史上初だったような…

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2020年10月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2019年12月出荷)

家飲み記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2019年12月出荷)

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 山形県鶴岡市のお酒です、当ブログのド定番銘柄。
 
 というわけで、今回新酒を夏まで引っ張った3銘柄は「花陽浴」「飛露喜」「栄光冨士」でした、私的に超選りすぐり銘柄という感じですね。
 基本的に私は「甘旨フレッシュ派」&「蔵が出したタイミングで味わう派」であり、大量購入、即消費を旨としているので、この3本をこれだけ寝かすのは割と珍しいことだったりします。
 ただ、実は栄光冨士に関しては、柏の日本屋さんで結構店熟成ものをいただいているので、最初から大丈夫だろうと予想はしております(以前、蔵元生熟成であろう愛山もありましたし)。
 
 スペックは定番の酒未来の精米歩合50%(詳細は裏ラベル参照)。
 12月出荷、翌8月開栓です。

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 上立ち香は蜜的な甘さを感じるトロリとした果実香が気持ち強めに。
 含むと、まだまだフレッシュ感を残しつつしっかり味が乗ってきた印象の、若干とろっとした超濃厚な甘旨味がドドドと入ってきて、あくまで裏方に苦渋味を感じさせつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり砂糖を入れた洋梨を煮詰めたような超濃厚な甘味が厳然たる主役、酸は下支えする程度で、苦味は相対的に僅少、渋味はそこそこ強めながらしっかり追いやられてますね。
 後味は裏方の苦酸が仕事をしているのか、意外なほど自然かつしっかり引き上げてくれます。

 非常ににぎやかな印象ながらも、味が乗ってきた甘味がド真ん中で主張することで、一種の力強いバランスを保つお酒でした。
 これは良いですね~、やはり想像通りの生熟適正がありました、これだけ甘旨系でいわゆる生老ね感が皆無なのは結構凄いと思いますねえ。
 まあ、ただでさえ濃い栄光冨士の濃度マシマシなので、そっち系が苦手な人は全然ダメでしょうが、好きな人にはたまらない、そういう系統だと思います。
 栄光冨士の生熟適正を確信させてくれた一本でした。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 酒未来 (2019年12月出荷)
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.7/9.0

■おまけギャラリー:3本記念写真
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 今回の3本の中で個人的感覚としては、栄光冨士が一番「伸びた」お酒です。
 夏や秋は芳醇甘旨系の生酒が不足する時期ではありますが、「風の森」とこの「栄光冨士」はド鉄板の選択肢として、改めてオススメしたいと思いますね。

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2020年09月26日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年3月製造)

家飲み記録 kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年3月製造)

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 新潟県中魚沼郡津南町のお酒です、前回に引き続きのご紹介ですね。

 今回蔵元HPからの直販で取り寄せたわけですが、この苗場酒造楽天ショップも開いているようです。
 で、そちらの方には気になる商品があるんですよね、それは「上槽予定のお酒の予約販売」というもの。
 これこそ「しぼりたて」ってやつですね、意外とやっている蔵が少ない中、踏み切った体制に拍手。
 というわけで実は先程早速発注しました、楽しみですねえ。

 閑話休題、今回ご紹介するのは純米「大」吟醸です、パッと見違いがわからないかもしれませんが、ラベルの下にサラッと書いてありますね。
 このときは普通の方を頼んだので、3月製造、7月開栓です。

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 上立ち香は甘く、割と落ち着いた印象の果実香がそこそこに。
 含むと、やはり完全に甘味主体で、柔らかい酸味も伴った濃厚な旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後まで純度が高い感じでじわじわと染み込んできます。
 味わいは、若干生熟的な味乗りがしてきた印象の、砂糖マシマシの完熟マスカットやパインを思わせる甘味が厳然たる主役、酸味は寄り添う程度で、ほんのりと渋味のあるかな…とにかく濃厚ながらわりとグイグイイケるまとまりもありますね。
 後味は、濃厚さを実に自然な感じでしっかり引き上げてくれます。

 シロップ的な濃厚さがある完熟果実の甘味を、しっかりとまとまった感じで楽しませてくれる、超甘口酒でした。
 白ワイン的な風味に甘味マシマシって感じかなあ、アイスワインってこういう方向なんでしょうか(高くて飲んだこと無い)
 ちょっと重い気もしますが、純度が高いので悪印象はないです、食前かデザートに良いタイプかと。
 ただ、やはりこの感じはしぼりたてを飲んでみたくなりますねえ、フレッシュだともっと良さげな気がします。
 醸す森、次のお酒が着くのを楽しみにしようと思います。

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名称:kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年3月製造)
蔵元情報:苗場酒造株式会社
購入価格(税抜):純米大吟醸とセットで3,500円
購入した酒屋さん:蔵元直販(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年09月19日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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