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kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年3月製造)

家飲み記録 kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年3月製造)

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 新潟県中魚沼郡津南町のお酒です、前回に引き続きのご紹介ですね。

 今回蔵元HPからの直販で取り寄せたわけですが、この苗場酒造楽天ショップも開いているようです。
 で、そちらの方には気になる商品があるんですよね、それは「上槽予定のお酒の予約販売」というもの。
 これこそ「しぼりたて」ってやつですね、意外とやっている蔵が少ない中、踏み切った体制に拍手。
 というわけで実は先程早速発注しました、楽しみですねえ。

 閑話休題、今回ご紹介するのは純米「大」吟醸です、パッと見違いがわからないかもしれませんが、ラベルの下にサラッと書いてありますね。
 このときは普通の方を頼んだので、3月製造、7月開栓です。

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 上立ち香は甘く、割と落ち着いた印象の果実香がそこそこに。
 含むと、やはり完全に甘味主体で、柔らかい酸味も伴った濃厚な旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後まで純度が高い感じでじわじわと染み込んできます。
 味わいは、若干生熟的な味乗りがしてきた印象の、砂糖マシマシの完熟マスカットやパインを思わせる甘味が厳然たる主役、酸味は寄り添う程度で、ほんのりと渋味のあるかな…とにかく濃厚ながらわりとグイグイイケるまとまりもありますね。
 後味は、濃厚さを実に自然な感じでしっかり引き上げてくれます。

 シロップ的な濃厚さがある完熟果実の甘味を、しっかりとまとまった感じで楽しませてくれる、超甘口酒でした。
 白ワイン的な風味に甘味マシマシって感じかなあ、アイスワインってこういう方向なんでしょうか(高くて飲んだこと無い)
 ちょっと重い気もしますが、純度が高いので悪印象はないです、食前かデザートに良いタイプかと。
 ただ、やはりこの感じはしぼりたてを飲んでみたくなりますねえ、フレッシュだともっと良さげな気がします。
 醸す森、次のお酒が着くのを楽しみにしようと思います。

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名称:kamosu mori (醸す森) 純米大吟醸 生酒 (2020年3月製造)
蔵元情報:苗場酒造株式会社
購入価格(税抜):純米大吟醸とセットで3,500円
購入した酒屋さん:蔵元直販(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年09月19日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

九尾 純米大吟醸 槽搾り 無濾過生原酒 なすひかり35%

家飲み記録 九尾 純米大吟醸 槽搾り 無濾過生原酒 なすひかり35%

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 栃木県大田原市のお酒です、銘柄的には当ブログ初登場。

 こちらを醸す天鷹酒造の通常銘柄は「天鷹」、当ブログでは2014年に行った那須塩原旅行の際、現地で購入した純米大吟醸の生酒をご紹介しています。
 「九尾」については同蔵が限定生産品向けに立ち上げたブランドらしいですね、蔵元ホームページにちゃんと紹介ページもありました。
 「コンセプトは「変化自在」。リリース毎に使用米や酵母、精米歩合等を変えています。」とのこと。

 今回のお酒は、最近御茶ノ水にもできた「名酒センター」さんでガッツリ試飲して、非常に印象が良かったので、ラスト一本だった一升瓶を購入したものになります。
 「なすひかり」は栃木発祥の飯米らしいですね、それを35%まで削った、飯米高精白酒というのが特徴かと。
 しかし毎回特徴変えるなら、裏ラベルにでもどういうお酒か解説書いて欲しいなあ…、紹介ページにも一覧無いし。
 

 上立ち香は意外にも抑えられていて、わりと落ち着いた甘い果実香が仄かに。
 含むと、濃厚かつ上品な甘旨味が若干のインパクトの有るフレッシュな口当たりで入ってきて、アルコール的な刺激と辛さでしっ かりと輪郭を整えつつ、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、蜜たっぷりのリンゴを彷彿させる甘味メイン、若干の酸味がサブを演じる割と正統派なもの、ただ含み香や苦味は抑えめで、程よく落ち着いた雰囲気も相まってひたすら甘旨の魅力を楽しめる感じ。
 後味は、キツくない程度の苦味が引き取る形で、割と自然かつしっかりとキレます。

 フレッシュフルーティーなお酒として非常に正統派な、高純度の芳醇甘旨酒でした。
 これはド直球って感じですね、ただ割と香り系より味わい系というのがポイントでしょう、実に今風。
 やっぱり地場の大手って実力あるなあと思わせてくれましたね、こっち系のお酒ばかり飲んでいる私が見ても、一歩抜きん出た完成度だと思います。
 九尾、他のスペックも非常に気になるところですね。

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名称:九尾 純米大吟醸 槽搾り 無濾過生原酒 なすひかり35%
蔵元情報:天鷹酒造株式会社
購入価格(税抜):3,400円/1,800ml
購入した酒屋さん:名酒センター(御茶ノ水)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年09月05日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の詩 純米大吟醸 直汲み生原酒 舞風

家飲み記録 風の詩 純米大吟醸 直汲み生原酒 舞風

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 群馬県吾妻郡中之条町のお酒です、銘柄的には初飲みですが詳しくは後述。

 こちらは私のイチオシ酒である「咲耶美」を醸す貴娘酒造のお酒です。
 風の詩は季節限定の別ブランドらしいですが、詳細はよくわかりませんでした(咲耶美でスペック上は完全に同じものがあるので、タンクは同じなんじゃないかな…あくまで想像ですが)。
 明らかに東京ではレアなお酒だということもあり、前橋の酒屋さんからお取り寄せする際に同梱した次第です。

 ポイントは酒米として最近群馬県が開発した「舞風」を使っている所でしょう。
 こちらについては群馬県庁が特設ページを開設しているようで、「群馬KAZE酵母」と非常に気合を入れて売り出している印象ですね、蔵元もそうそうたるメンツが揃っています。
 シールを作るあたり、やっぱり山形の「出羽燦々」という成功例をお手本にしてるのかなあ、いま思うと本当に偉大な先例ですね。
 ただ、正直あまり東京では知られていないような…、群馬のお酒は十分ハイレベルだと思うのですが、東北に比べ酒どころのイメージが無いとか、スター銘柄の不在とかでどうしても地味な印象になってしまうのがいかんともしがたいところですねえ。

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 上立ち香はちょっと硬質な感じの爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、若干のガス感を纏った濃厚な甘旨味が力強くもちょっと柔らかさも感じさせる口当たりで入ってきて、時間差で出てくる苦味でしっかりと引き締められながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、洋梨を煮詰めたかのような濃厚な甘旨味を中心に感じさせつつ、そこそこの酸味とガス、そして独特な硬質さ(ミネラル感?)を伴うことで、個性的なバランスでダレを防いでいる印象。
 後味は、苦味の余韻を少々残しつつ、しっかりと濃厚さを引き上げてくれます。

 密度と硬度の高さをガッツリと感じる、甘味がありつつもじっくり飲める力強いお酒でした。
 これはまあ咲耶美として飲んでいいんじゃないでしょうか(笑)、良いですねえ、この凝縮感はしっかりと個性になっていると思います。
 素人考えだと風の森みたいに硬水っぽい雰囲気を感じてしまうのですが、そんな単純なものじゃないのかしら(まあガス含めタイプは似ていると思います)。
 風の詩、群馬酒の実力をひしひしと感じさせる一本でした、もっともっと評価されてほしいですねえ。

 なお、開栓直後より二日目以降の方が落ち着いて良かったです。
 しっかり甘くて、かつダレない、こういうお酒は良いですわ…、本当私の好きなタイプです。

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名称:風の詩 純米大吟醸 直汲み生原酒 舞風
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年08月25日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:3

安芸虎 純米大吟醸 備前雄町 無ろ過生原酒 30BY

家飲み記録 安芸虎 純米大吟醸 備前雄町 無ろ過生原酒 30BY 

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 高知県安芸市のお酒です、同蔵のお酒の登場は6回目。

 安芸虎は、そうそうたるメンツがならぶ土佐酒銘柄の中で、個人的には最推しだったりします。
 酔鯨や土佐しらぎくと比べると若干入手しにくいですが、「ぼっちりや」「まるごと高知」という土佐酒二大巨頭のおかげで、限定品含め買おうと思えば買えるのがありがたいところです(はせがわ酒店にもあります)。
 今回いただくお酒は「蔵開限定詰」とのことで、以前は蔵開きイベントでしか売られていなかったとか。
 ただ、ここ数年はそもそも蔵開き自体をやっておらず、結果このお酒も通常流通に乗っているようです、正直家飲み派にはありがたいところだったり…

 スペックは備前、赤磐市産の雄町を50%まで削ったなかなか贅沢なもので、値段も2,000円と少々お高め。
 製造年月は2020年2月となっていますが、 「平成31年」蔵開き用という通り、蔵元で約1年生熟成を経てから出荷されたお酒になります。
 なお、開栓は4月です。

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 上立ち香は甘く、落ち着きつつもフレッシュさも残った果実香がそこそこに。
 含むと、甘・酸・渋が一体となった、濃厚で力強い、かつ不思議なほどに透明感のある味わいがスルスルと入ってきて、最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、完熟柑橘果実的な程よく落ち着いた甘酸味、そして渋味がなんというか大人びた感じを演出してくれますね、雑味は皆無で、密度高めながらガンガン飲めてしまう系。
 後味は、酸渋が引き取る形で、見事にスパッとキレます。

 素直に生熟らしい味乗りをした、透明感を感じせるバランス系高濃度甘酸旨味酒でした。
 安芸虎はやっぱりこの透明感が特徴的だなあ…、生熟でもそれは健在でした。
 「見晴らしの良い酸」というフレーズが思い浮かびますね、甘味も心地良く、高知酒らしいキレも素敵でガンガン飲んじゃいます。
 安芸虎に対する信頼感をより一層強めてくれた一本でした。

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名称:安芸虎 純米大吟醸 備前雄町 無ろ過生原酒 30BY
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年08月21日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

加茂錦 純米大吟醸 無濾過生原酒 ゴールドラベル

家飲み記録 加茂錦 純米大吟醸 無濾過生原酒 ゴールドラベル

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 新潟県加茂市のお酒です、当ブログでもかなりの頻度で登場している荷札酒を造る蔵のお酒ですね。

 こちらのお酒は、信州亀齢同様Twitterの情報を当てに購入しました。
 加茂錦といえば、県外では「荷札酒」ブランドで評価を得てきている印象がありますが、今回は地元銘柄の加茂錦で全国展開したようですね。
 これは公的なソースがある話では無いのですが、どうやらコロナ関係で中止になった新潟の超大型日本酒イベント用のお酒が県外に出てきたみたいなんですよね…
 亀泉Cel24うすにごり同様、家飲み派にとっては、不謹慎ながらありがたい話ではあります、奇貨に感謝しつついただこうかと。

 スペックは山田錦の精米歩合40%の無濾過生原酒という非常に豪華なものながら、お値段は2,000以内とありがたいレベル。
 面白いのは、ラベルで「製造日二ヶ月以内の消費」や「-5~5℃」での保管を推奨しているところですね。
 さらには十四代や新政を例に出して、新世代の日本酒には新しい常識が必要という主張をハッキリと記載しています、私としては同意。

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 上立ち香は濃厚ながらも上品さを漂わせる甘い果実の香りが強めに。
 含むと、やはり上品な印象の甘味が実に滑らかな口当たりで入ってきて、苦味をしっかりと奥の方に押し込みつつ、最後まで心地よいバランスを保ったままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、まさに高級リンゴってイメージの、典型的ながらも洗練された甘味が厳然たる主役、酸味は完全に脇役、苦味は少々あるものの浮かずに一体化している感じですね。
 後味は甘味をデクレシェンド的に、そして優しく、見事なまでに自然に引き上げていきます。

 高精白らしい雑味の少なさと口当たりの滑らかさがありつつ、飲み疲れ感を見事に廃した欠点が見当たらないお酒でした。
 いやこれは良いですねえ、今風の吟醸酒としてどストレートな方向性ながら、全体の完成度が群を抜いている印象。
 亀泉でも思いましたが、こういうお酒は今なら一般消費者にも売れるはずなんですから、今後は是非小売して欲しいなあ。
 加茂錦の株が自分の中でまた高騰した一本でした。

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名称:加茂錦 純米大吟醸 無濾過生原酒 ゴールドラベル 
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社
購入価格(税抜):1,980円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年07月26日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 01BY

家飲みプチ記録 花陽浴 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 01BY

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 最近、入手難易度が高い人気銘柄を追うのを控えている自分ですが、花浴陽、それもこの八反錦48だけは何が何でも購入に走ってしまいますね。
 基本的に毎年買ってますが、おりがらみは希少なこともあり26BY以来の家飲みでした。
 その他の過去感想は「花浴陽」タグをご参照ください。

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 上立ち香は、まさにフレッシュパイン的香りが、おりで若干くぐもった感じで、気持ち強めに。
 含むと、実にフレッシュ濃厚かつバランスの良い印象の甘旨酸味が割と滑らかな口当たりで入ってきて、尻上がりにほどほど出てくる苦味で最小限に引き締め、しっかりバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、パインと、なんとなくキウイを彷彿とさせる非常にキレイな甘酸味が主役、苦味もそこそこあるのですが、それも含め兎にも角にもバランスが良くて、スイスイと飲み進めてしまいます。
 後味は苦味の余韻をほんのりと残しながら、酸の働きで、非常に自然に引き上げてくれます。

 存在感の濃いパイン的甘酸味と、苦味すらを心地よく楽しませてくれる、異次元の芳醇バランス酒でした。
 いやあ、甘口酒を飲み倒している私でも、この48磨きの花浴陽には毎回やられますわ…
 最近より洗練されてきているというか、インパクトよりバランス重視になっている感じがあるので、おりがらみの方が私には合っているのかも。
 花浴陽、やっぱり旨いっす!

 ちなみに、常温まで温度が上がってしまうと結構モッタリ感が出る気がしますね…
 個人的にはそこそこ冷やして(普通の冷蔵庫でOK)いただくのをオススメします。

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名称:花陽浴 純米大吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 01BY
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):メモ忘れ…/1,800ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年05月21日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米大吟醸 無濾過生原酒 吟風 01BY

家飲み記録 花陽浴 純米大吟醸 無濾過生原酒 吟風 01BY

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 埼玉県羽生市のお酒です、当ブログ殿堂入り銘柄の筆頭。
 
 花浴陽の久し振りの新商品ということで購入しました、五百万石以来でしたっけ。
 実は入手に出遅れたのですが、「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの感想を見て、居ても立ってもいられずに調達に走りました。
 吟風は北海道産の酒米ですね、最近の異常気象頻発に伴い、高温障害になりにくい北海道のお米は、道外の酒蔵でも採用が増えている様子。
 確かに花浴陽も、お米が不作だったらしい28BYでは明らかに味が変わってましたからね…、蔵元の危機感たるや相当のものだったのでしょう。

 精米歩合は48%、五百万石同様純米大吟醸シリーズでのデビューですね。
 ラベルは銀色で、吟風や北海道の雪のイメージに直結していていい感じだと思います。


 上立ち香は、ああ見事にパイナップルな花浴陽香が気持ち強めに。
 含むと、結構熟感を纏った感じの超濃厚な甘酸旨味が、その濃厚さを感じさせない滑らかな口当たりで入ってきて、ほんのりとした辛さ的な刺激も相まってバランスを保ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはりパイン系の極めて濃厚な甘酸味を中心に据えつつ、苦味を脇役に添え、キツくない程度の辛さも相まって、濃厚ながらも独特なバランスを保ってついつい杯を重ねてしまいますね。
 後味は、その辛さの余韻と酸味で完璧なまでに自然に引き上げてくれます。

 芳醇甘酸酒のインパクトと、芳醇旨辛酒のキレを兼ね備えた、花浴陽にしかできない力強いバランス酒でした。
 いやあ旨いっすねえ…、新商品でこれは素晴らしいなあ、特に引き上げ方が絶妙。
 ただ、このアルコールの刺激は花浴陽で初めて感じた気もします、純米なのにアル添的なキレを感じるという点で、いいとこ取りな印象と言いますか、とにかく良いです(語彙力消失)
 ちなみに、最初はなぜか熟感を感じたのですが、飲み進めると気にならなくなりました(気の所為だったのか謎)
 花浴陽の安定感に唸らされた一本でした。

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■紹介:日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!さんの同商品の記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-329.html

名称:花陽浴 純米大吟醸 無濾過生原酒 吟風 01BY
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,800円ぐらい/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年05月08日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

和心 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦 30BY

家飲みプチ記録 和心 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦 30BY

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 岡山県津山市のお酒です、ブログでの登場は7回目。
 過去の記事は「和心」タグをご参照ください。

 かなり好きだった銘柄なのですが、直近に飲んだ雄町純吟が個人的には肩透かし的味わいだったので、確認のためにセレクトしました。
 製造から半年以上経った、生熟コンディションでいただいています。

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 上立ち香はまさにりんごが熟した感じの香りがそこそこに。
 含むと、熟感よりも落ち着きを感じる甘苦旨味が力強くも柔らかみのある口当たりで入ってきて、強めの含み香と苦味でギッチリと引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、なんとなくアップルティーを彷彿とさせる若干枯れた、かつ苦味マシマシのリンゴ的な甘旨味が主役、熟感はいい感じの落ち着きでとどまってますが、苦味が香り系でちょっとしつこいかな…
 後味は、やはり苦味の余韻を残しつつ、なんとか引き上げてくれます。

 吟醸的な甘苦味と、紅茶的な熟感が合体したような、香り系生熟酒でした。
 甘旨味自体は割と心地良いんですが、私にはどうにも細い印象ですね…、その分香りが勝ってしまっているような。
 少なくとも30BYは、私のイメージとは違う味わいになっていたようです、これは一時的なものなのか永続的なものなのかが気になるところですねえ。
 和心、ある程度時間が経ってから、またいただこうと思いました。

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名称:和心 純米大吟醸 無濾過生原酒 山田錦 30BY
蔵元情報:難波酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2020年03月31日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.6.2 雄町50 無濾過生原酒 30BY

家飲みプチ記録 加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.6.2 雄町50 無濾過生原酒 30BY

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 新潟県加茂市のお酒です、ブログでの登場はまだ3回目。
 色々と商品が出ているのに、つい自分の好み優先で、前回飲んだものと同じ雄町の生酒をセレクトしてしまいました…
 しかし、29BYがver.3だったのに、もうver.6.2になっているとは…、色々試行錯誤しているということなんでしょうか(それとも単にタンクで分けてるのかな)。

 裏ラベルには、「製造から2ヶ月以内に飲んでね」ってなことが書いてあるので、購入即開栓でいただいています。

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 上立ち香はメロンとバナナの中間的な果実香が控えめに。
 含むと、熟感と青さの両方を纏ったような甘旨味が柔らかな口当たりで入ってきて、そこそこの苦味が引き締め役を努めつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、炭酸抜きクリームソーダ的…というとマズそうですが、そこにアルコールの奥深みが加わることでしっかり甘口日本酒としてまとまっている印象のもの、苦味は結構強いのですが浮かずに溶け込んでいる感じですね。
 後味は、苦味がガッツリ引き取るタイプですが、どこか柔らかさもあるいい感じの引き上げ。

 柔らかく落ち着いた、しかし青さもある果実の甘旨味を、最初から最後まで素直に楽しめるバランス系芳醇甘旨酒でした。
 最初はちょっと苦いかなと思ったのですが、飲み進めるとより馴染んできますね、やっぱり辛口派が引くぐらいの甘さの存在感が良いんですよ。
 酸は仄かにあって裏方に徹してます、相変わらず有名銘柄のフォロワーっぽさは強いのですが、ここまでのバランスが良いのはちえびじん同様十四代に相当近いかも…
 荷札酒が進化し続けていることを感じた一本でした。

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名称:加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver.6.2 雄町50 無濾過生原酒 30BY
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社
購入価格(税抜):1,880円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年03月26日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

まんさくの花 純米大吟醸 一度火入れ原酒 「愛山酒」

家飲みプチ感想 まんさくの花 純米大吟醸 一度火入れ原酒 「愛山酒」

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 秋田県横手市のお酒です、ブログでの紹介は4回目。

 あまりに感想記事が溜まってきたので、しばらく既飲銘柄で記事ネタに乏しいものを簡易版で載せていこうと思います。
 
 こちらのお酒は愛山、精米歩合48%の一回火入れ原酒ということで、値段も税抜2,370円とお高め。
 日本屋さんで試飲したら美味しく、外すことはないということことで買いました。

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 上立ち香は甘く、しかし若干硬質な印象もある果実香が
 含むと、華やかな含み香を纏った濃厚な甘旨味が極めてなめらかな口当たりで入ってきて、程よく控えめな苦味で輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり蜜たっぷりの完熟リンゴ的な甘旨味が厳然たる主役を演じますね、濃度はかなり高く旨味と香りが力強く拮抗する感じ、それでいて雑味皆無なところが素晴らしいですね。
 後味は、ほんの少々苦味の雰囲気を残しつつ、やわらかく、そして完璧なまでに自然に引き上げていきます。

 ド王道ながらも極めてバランスの良い、上品な華やか芳醇甘旨酒でした。
 いやあこれだけ甘味や含み香が強いお酒で、それぞれの要素をとんがらずにまとめているあたり、お見事って感じです。
 ちゃんとお高い理由がわかるお酒でしたね、「米を削ったから高い」というだけではない納得感があったと思います。
 火入れっぽさが皆無なのも個人的にはグッド。
 まんさくの花の安定感を感じさせてくれた一本でした。

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名称:まんさくの花 純米大吟醸 一度火入れ原酒 「愛山酒」
蔵元情報:日の丸醸造株式会社
購入価格(税抜):2,370円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.4(値段も考慮に入れて)/9.0

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2020年03月23日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳴海 純米大吟醸 直詰め生 山田錦 30BY

家飲み記録 鳴海(なるか) 純米大吟醸 直詰め生 山田錦 30BY

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 千葉県勝浦市のお酒です、ブログでの登場は5回目。

 千葉のお酒の中でも極めて私好みである、甘旨フレッシュフルーティーな、鳴海の直詰めです。
 今回は、私がたまにやる「銀座地酒購入巡り」にて、たつみ清酒堂さんで見つけたのでセレクトしました。
 前の記事でも書きましたが、現在の銀座界隈は地酒購入ゾーンとして非常に熱いです。
 特筆すべきは、「地酒屋」「アンテナショップ」「百貨店」と、それぞれ違うタイプで、ハイレベルな購入先が密集していることだと思いますね。
 それぞれ得意分野が違うので、ある程度の知識があると、回っていて非常に楽しいです。

 閑話休題、お酒自体は私が26BY28BYとちょくちょくやっている定番スペック。
 3月製造、8月開栓なので、若干の生熟期間を経たコンディションになっています。

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 上立ち香はフレッシュ感がまだ残っている甘酸的果実香が控えめに。
 含むと、凝縮感のある甘酸味がインパクトのある口当たりで入ってきて、苦味をあくまで裏方に感じさせつつ、割と勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、熟しかけのベリー系って感じの濃厚な甘酸味が中心にあって、苦味が複雑さを添えつつ、全体としては割とオーソドックスな甘味フルーティー酒って感じですね、ただ密度とバランスが素晴らしいと思います。
 後味は、苦味の雰囲気だけ残しつつ、割と柔らかくキレてくれます。

 インパクトと落ち着きを見事に両立させた、極めてハイレベルなフルーティー甘旨酒でした。
 ガスはほぼ抜けていると思うのですが、口当たりのインパクトにその面影が残っている気がしますね、それでいて落ち着きもある感じが非常に良い感じ。
 程よい生熟感のある、こういう鳴海も良いなあ~、少なくともこの山田錦に関しては、いつ飲んでも大丈夫的な安定感があると思いますね。
 鳴海、今後もイチオシの千葉酒として追っていこうと思います。

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名称:鳴海 純米大吟醸 直詰め生 山田錦 30BY
蔵元情報:東灘醸造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:たつみ清酒堂
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年03月03日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 森のくまさん おりがらみ 「妙延」 純米大吟醸 無濾過生原酒

家飲みプチ記録 栄光冨士 森のくまさん おりがらみ 「妙延」 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 栄光冨士を最近もう一本飲んでいたので、前回に引き続き簡単にご紹介します。
 こちらは、熊本県が生んだ高級食用米「森のくまさん」利用というのが最大の特徴ですね。
 「妙延」という名の由来については、蔵元がこんなツイートをしていました。



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 上立ち香は、キウイ的なフレッシュで爽やかな香りが控えめに。
 含むと、極めて濃厚かつフレッシュな甘酸旨味がインパクトのある口当たりで入ってきて、比較的抑えめな苦味を押しのけつつ、最後まで存在感を保ちながらもダレを抑えて喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、若干キウイ的な柑橘系の甘酸味が中心、どちらかというと甘味は控え目ながら、おりも相まって非常に密度が高いのが素敵ですね、苦味も浮いた感じがなくしっかり引き締め役にまわります。
 後味は、おりの苦味をほんのりと残しながら、酸の働きでわりとしっかりキレます。

 高密度の甘酸味と、おり由来の苦味が見事にバランスを保つ、単独でも食中でもイケる芳醇フレッシュ酒でした。
 いやあ、なんか栄光富士、最近また一皮むけたんじゃないかしら、八反錦にしろ、飯米のはえぬき、森のくまさんにしろ、多分そんなに使いやすい米でもないと思うのですが、しっかりまとまってますよええ。
 相変わらず「足し算の酒」って感じなのですが、若干「力づく感」がこなれて、飲み飽きなさすら感じるようになっているかと…(個人の感想です)
 栄光冨士へのファン度が、より一層上昇した一本でした。

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名称:栄光冨士 森のくまさん おりがらみ 「妙延」 純米大吟醸 無濾過生原酒
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,759円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年03月01日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 七星 2019

家飲みプチ記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 七星 2019

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 山形県鶴岡市のお酒です、当ブログ常連銘柄ですね。
 一応初飲みスペックですが、裏ラベルに情報がこれでもかと載っているので感想だけアップします。
 個人的には、日本酒度-13の純米大吟醸で、「お食事と幅広く合わせていただける」としているところがポイントかと思います。

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 上立ち香は甘く少々フレッシュさのある洋梨的な香りがそこそこに。
 含むと、強烈な存在感を放つ華やかな甘旨味が、わずかにトロミを感じさせる口当たりで入ってきて、少々の渋味でなんとかダレを防ぎつつ、最後まで存在感を保ったまま胃袋に落ちていきます。
 味わいは完全に洋梨風味の蜜的な甘味が主役、酸渋はあくまで脇役で単調になるのを防いでいる印象で、いやあ兎にも角にも甘味の魅力をこれでもかと味あわせてくれますね。
 後味は何だかんだで甘味が自然に引き上げて、ダレを感じさせないのが見事。

 無茶苦茶存在感の強いトロっとした甘味を、日本酒的な複雑味でコーティングする、極めて意欲的な夏の食中酒でした。
 いやあ、これぞ「アンチ淡麗辛口」の食中酒ですよ、MUNEMASAとか遊穂とか、そっち系の流れに属する感じですね。
 「料理を邪魔しない」なんて後ろ向きなスタイルではなく、マリアージュの様な細かい知識も不要で、料理とお酒、それぞれの美味しさを気楽に楽しめる、そんな力強さを感じますね。
 栄光冨士のこの姿勢、私は断然指示していきたいと思いました。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 七星 2019
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,658円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年02月29日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桂月 CEL24 純米大吟醸 50 生酒

家飲み記録 桂月 CEL24 純米大吟醸 50 生酒

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 高知県土佐郡土佐町のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 桂月前回飲んだ純米大吟醸生の印象がすこぶる良く、個人的には土佐酒の中でも大注目銘柄です。
 そこがCEL24酵母を使ったこのお酒を出してきており、しかも亀泉と同時期だったため、一発飲み比べと洒落こもうと購入しました。
 ちなみに、ちょうど最近日本酒ブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ。( ´ ω`)」さんが、CEL24使用酒を飲み比べた記事を載せていましたね。
 そちらによると、亀泉、桂月以外に、豊能梅、久礼も出してきているとのこと。
 飲み比べの感想は面白いので、興味があれば是非そちらの記事も読んでみるのをオススメします。

 使用米は高知の酒米「吟の夢」、精米歩合は50%でギリギリ純米大吟醸ですね、当然生酒。
 亀泉と違って日本酒度とかの記載が無いのは寂しいですね…、と思ったら蔵元ホームページの商品紹介にありました。
 日本酒度-4、酸度1.4とのことなので、亀泉に比べると随分大人しい数値になってます。

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 上立ち香はやっぱりパイン的なトロピカル香が強めに。
 含むと、香りの印象通りの甘酸味が強いインパクトで入ってきますが、あまり尖ったところがなく結構上品な印象、スルスルと喉奥に流れ込んでくる感じですね。
 味わいは、まさにパインジュースという雰囲気の甘酸味が厳然たる主役、苦渋は完全に奥の方に引っ込んで、透明感すら感じさせるバランスの良さが特筆すべきかと。
 後味は、酸がしっかり仕事をしつつ、割と自然に引き上げていきます。

 極めて存在感の強い甘酸味がありつつ、日本酒らしい複雑さと上品な透明感も感じさせる、個性とバランスを兼ね備えたお酒でした。
 いやあこれは花陽浴、それもちょっと昔の味が濃い時代を彷彿させる味わいでしたね、超自分好み。
 いきなりこのクオリティで出してきたということも含め、今回の飲み比べでは、個人的には桂月に軍配を上げたいと思います(出来不出来ではなく好みの問題)
 桂月は山廃とかも出しているらしいので、今後色々と試していきたいですね。

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名称:桂月 CEL24 純米大吟醸 50 生酒
蔵元情報:土佐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,550円/720ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年01月20日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳳凰美田 荒押合併 「愛山」 純米大吟醸酒 無濾過かすみ本生

新春家飲み速報 鳳凰美田 荒押合併 「愛山」 純米大吟醸酒 無濾過かすみ本生

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今回、開栓前に写真撮り忘れました…

 昨年やった「山田錦」が無茶苦茶旨かったのでセレクトしました、今まで荒押合併は一升瓶しか見たことなかったのですが、今回から四合瓶が出ているようです。
 お値段は税抜1,800円しますが、同じ愛山の45磨きであるゴールドフェニックスが750mlで5,000円であることを考えると破格の値付けと言えるでしょう。
 購入先は出張帰りに覗いたはせがわ酒店グランスタ店です、同店はたまに面白いお酒が置いているのでつい見に行ってしまいますね。

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 上立ち香は甘く、華やかながら嫌らしさのない香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚な甘旨味が非常になめらかな口当たりで入ってきて、割と華やかな含み香と苦味を感じさせながら、最後まで摩擦無しで広がっていきます。
 味わいは、蜜マシマシの青リンゴ的な、ある意味スタンダードな甘酸旨味が主役なのですが、とにかく滑らかさが心地よいですね、苦味は若干飲み疲れ感がありますが、全体のバランスは崩れずにちゃんと上品な印象。
 後味は、苦味が引き取る形ながら、見事なまでに自然に引き上げてくれます。

 極めて濃厚かつスタンダードな甘酸旨味を、滑らかかつ上品なバランスで楽しませてくれるお酒でした。
 完成度は非常に高いのですが、ネックになるのは全体的に出てくる吟醸的な苦味ですね。
 個人的には、甘さもしっかりあるのでそこまで気にならないのですが、苦手な人だと若干厳しいかも。
 ただ、香り自体は非常に好ましいもので、この価格帯では滅多に味わえない上品さのあるお酒であることは確かだと思います。
 鳳凰美田の荒押合併はやっぱりお買い得ですね、今後も見付けたら買っちゃうかも。

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名称:鳳凰美田 荒押合併 「山田錦」 純米大吟醸酒 かすみ無濾過本生
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年01月10日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 「油長酒造 創業300年記念酒」 純米大吟醸 無濾過無加水生酒

新年家飲み速報 風の森 「油長酒造 創業300年記念酒」 純米大吟醸 無濾過無加水生酒

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 記念酒というだけあって箱が豪華かつ凝っています、ブックレットも付いていたり。
 スペックは秋津穂の精米歩合30%の無濾過生原酒、アルファ2に近い雰囲気ですね。

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 上立ち香は風の森らしい果汁入りサイダー的な香りがそこそこに。
 含むと、割と硬質な、甘、渋、苦を感じる旨味が少々のガス感を伴い力強く入ってきて、苦味の働きメインで割とキッチリ引き締まり、若干の透明感を感じさせつつスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりいつもの秋津穂風の森的な、実に奥深い味わいの三ツ矢サイダー的なもので、甘味はほどほど、上品なバランスは素敵なのですが、ちょっと苦味と渋味が強いかな…
 後味は、やはり渋味の余韻をほんの少々残しつつも、実に自然かつしっかりキレます。

 飲みごたえのある奥深い旨味と、高精白らしい上品さ、風の森的な個性をしっかり兼ね備えたお酒でした。
 グラスで飲んだ一口目はなんじゃこりゃと思うぐらい苦かったのですが、空気に触れさせると落ち着いてきましたね。
 で、思い切って平盃に移し替えたら、なんとなくより良くなったような…、口当たりが優しくなります。
 しかしこれは「風の森は低価格ラインで十分問題」を実感してしまいますね、結構そういう意見聞きますし、今後蔵元がどう対処していくのか気になるところです。

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名称:風の森 「油長酒造 創業300年記念酒」 純米大吟醸 無濾過無加水生酒
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):5,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.3/9.0(値段を考えるとどうしても…)

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2020年01月05日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「ブラック」 純米大吟醸 厳選中取り 無調整生原酒 01BY

家飲み速報 たかちよ 「ブラック」 純米大吟醸 厳選中取り 無調整生原酒 01BY

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 毎年飲んでるお酒は感想のみを早めにアップします。
 同銘柄の過去記事は「たかちよ」タグからご参照ください。

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 上立ち香はかなり熟れた感じの濃厚なパイナップル香が気持ち強めに。
 含むと、実に濃厚な甘旨味が、かなり華やかな含み香を伴いつつ、それ由来の苦味と拮抗しながら、最後まで存在感を保ったままゆっくりと口中に広がります。
 味わいは、熟れきった砂糖増しのパイン的な甘酸が中心にありつつ、香り系の苦味が結構強くて、全体としては非常に賑やかな印象ですね、とにかく華やかフルーティー。
 後味は苦味が引き取る形で力強くキレる感じ。

 極めて華やかな含み香とそれに伴う苦味とたかちよらしい甘味がせめぎ合う芳醇甘酸酒でした。
 黒はこういう華やかな印象はありますが、今回はちょっと香りと苦味に旨味が負けてるかな~、若干飲み疲れる感。
 といいつつ、やっぱり甘旨の心地よさは魅力的で、方向性がわかりやすいので、そっち系が好きなら十分楽しめると思います。
 次回は本命、レッドをご紹介する予定。

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名称:たかちよ 「ブラック」 純米大吟醸 厳選中取り 無調整生原酒 01BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年12月27日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 「令月風和」 八反錦

家飲み記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 「令月風和」 八反錦

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログ常連銘柄の一つですね。

 またまたまた…(中略)、栄光冨士の新商品です、というか「皇紀二六七九年 新元号記念酒」というぐらいだから今年一発の限定品なのかしら。
 商品名は元号の元ネタである万葉集序文のの「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から来ているようです。
 令和ブームにガッツリ新商品で便乗するのは、いかにもこの蔵らしい気がしますね、まあ大事なのは味でしょう。

 例によって裏面のスペック情報は非常に詳細です、下の写真をご参照ください(見にくければ別タブで開いて拡大推奨)。
 ポイントは何といっても広島県を代表する酒米「八反錦」を使っていることでしょう、栄光冨士では初挑戦だそうです。

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 上立ち香は非常に濃厚で甘さを感じる洋梨的果実香がかなり強めに。
 含むと、やはり目が覚めるような鮮烈な甘味がグググッと入ってきて、裏方にしっかりと酸と渋味を感じさせつつ、意外にもスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、インパクトのあるほどほどに熟した洋梨orパイン的な甘味が中心にあって、酸味が引き締まりと一種のインパクトを、渋味が少々の奥深さを添える、ある種濃厚系のお手本のようなバランスのとり方ですね。
 後味は、甘酸渋の余韻を若干残しつつも、自然かつ割としっかりと引き上げてくれます。

 トロピカルで濃厚な甘酸渋をバランス良く感じさせる、お手本のような、ほど熟フルーツ系芳醇甘旨酒でした。
 いやあこれは栄光冨士のなかでも完成度高いと思いますね、実は二日で開けてしまいました…(最速)
 それぞれの味が主張するのはいつもの通りなのですが、若干これは酸味が強めで、甘苦が比較的抑えめなのかもしれません。
 あえていうと花陽浴にかなり近づいた印象といいますか…(八反錦だからか?)、ラベル変えてもいいから同スペックで来年以降も出してほしいなあ。
 栄光冨士の進歩を感じさせる一本でした。

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 「令月風和」 八反錦
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,658円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年11月24日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳳凰美田 荒押合併 「山田錦」 純米大吟醸酒 かすみ無濾過本生

家飲み記録 鳳凰美田 荒押合併 「山田錦」 純米大吟醸酒 かすみ無濾過本生

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 栃木県小山市のお酒です。
 当ブログでの登場は7回目と、なかなかの登場頻度。

 こちらのお酒は見るからに限定品のオーラを放っていますね、この文字びっしり感は完全にマニア受け狙いでしょう。
 実際鳳凰美田の荒押合併といえば知る人ぞ知るスペックかと思っています、取り扱いのある酒屋でも見かけることは割とまれでした。
 どういうお酒なのかということについては、まあ↓に載せた写真にガッツリ記載があるのでぜひご覧ください。
 なお、同じ荒押合併で見た目も似ていながら、実は色々な種類があることには注意ですね、大吟醸とか愛山とかもあったような(毎年出ているかは不明)。

 で、スペックですが、これは兵庫県産山田錦使用の精米歩合40%ということで、文句なしに高級酒レベルです。
 そして、一升瓶でお値段税抜3,200円というところが荒押合併の真骨頂でしょう(類似スペックの「赤判」は5,000円)。

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 上立ち香は意外にも控えめで、硬質な甘さの雰囲気を感じます。
 含むと、やはり純度の高い甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、意外にもアルコール的辛さが尻上がりに出てきて引き締め役を担いつつ、最後まで繊細なバランスを保ちつつ流れ込んできます。
 味わいは、やはり青りんご系の甘味が中心にありますね、ただ非常に上品で透明感を感じさせるのが素敵です、酸味はそこそこ、苦味は結構あるのですが甘味と拮抗して浮いた感じはありません。
 後味は、実に高精白らしい自然な引き上げ。

 極めて繊細で上品なバランスを保ちつつ、日本酒の甘味の魅力をしっかり楽しませてくれる、超絶コスパ酒でした。
 いやこれは良いですよ、しっかりと甘味がありつつ、出品酒を思わせるレベルのバランス、それがこのお値段、ヤバイとしか言いようがないですわ。
 正直この荒押合併については、マニアに対するご褒美って感じな印象ですね…、少なくともこの山田40かすみに関してはコスパ的にヤバイですよ(語彙力消失)
 鳳凰美田の実力をビンビンに感じさせてくれた一本でした、流石ですわ…、個人的2019年上半期ベスト10入り。

 何気ににこれはガンガンに冷やしても良いかと思います、苦味が抑えられるんですよね。
 あと、たまたまピザと一緒に飲んだらえらく苦くてダメでした…、まさに大吟醸としての飲み方で楽しむべきかと。
 でも、開栓後落ちる感じは無かったあたり、やはり完成度高し。

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名称:鳳凰美田 荒押合併 「山田錦」 純米大吟醸酒 かすみ無濾過本生
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):3,200円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年11月14日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒

家飲み記録 賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒 

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 奈良県五條市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は4回目、また同銘柄は2回目の登場となります。

 前回(露葉風)の印象がすこぶる良かったので、ほぼ間髪入れずに別スペック(米違い)を発注しました。
 しかし、賀名生とは、地名由来の銘柄名ですが、結構インパクトはありますよね。
 Wikipediaには、南北朝時代に色々な事件があったようで、歴史的にも名を残している地名のようです(歴史マニアには常識なんでしょうか)
 奈良はこういうのがあるのが強みですよね~、むしろもっと前面に押し出してもいい気がします。

 スペックは、「吟のさと」を50%まで磨いたいかにも限定品的なもの。
 吟のさとで検索すると、「九州に適した栽培しやすい酒米」との情報が出てきますが、あえて奈良で栽培して、使用しているというのがなかなか面白い気がします。

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 上立ち香はなんとなくハーブを彷彿とさせる個性的な香りがそこそこに。
含むと、ガス感及びいわゆるミネラル感というやつをハッキリ感じる硬質な旨味が力強く入ってきて、口中でゆっくりと溶けていく感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり結構個性的な草的な含み香を纏った旨味が中心にありますね、ミネラル・凝縮感も特徴的で、甘味控えめながら飲みごたえバッチリ、ちびちび延々と飲めてしまう感じですね。
 後味は、ほんのちょっぴり苦渋の余韻を残しつつしっかり引き上げてくれます。

 ガスと密度と硬度をハッキリ感じる、濃厚ながら飲み飽きない超個性派ミネラル旨味酒でした。
 如何せん甘味がそれほどでもないので最初は物足りないかな~とも思ったのですが、飲み進めると満足感が増してきましたね。
 いやあやっぱり、「賀名生」に冠しては、完全に首都圏で勝負できるレベルの個性とまとまりがあると思いますね、今後是非売れて欲しいと思いました。
 賀名生、今後も追い続けていきます。

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名称:賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒
蔵元情報:五條酒造合名会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年10月16日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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