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さんずい 純米大吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 さんずい 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 新潟県長岡市、柏露酒造のお酒です。

 同蔵の別銘柄には「越乃柏露」 というもろ新潟って感じのものがあります。
 何か聞き覚えがあるなあと思ったら約7年前の新年会で飲んでました、流石に記憶があやふやなので記録が頼りになりますねえ。
 この「さんずい」は2021年に登場した新ブランドのようです。
 ちゃんとホームページに特設ページが有るのは好感が持てますね(ただ取り扱い店一覧がないのはマイナス)、コンセプト等はそちらを参照のこと。
 
 ラインナップ的には火入れも有るようですが、私としては当然のようにこちらの無濾過生原酒をセレクト。
 日本酒度が-6と、甘口数値なところが気になるところです。

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 上立ち香はちょっとぶどう的なみずみずしい果実的がかなり控えめに。
 含むと、程よい濃度の甘旨味が実に滑らかな口当たりでスルスルと入ってきて、渋味が引き締め役をこなしてまとまりつつ、最後まで自然に胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、フレッシュかつ爽やかな果実的甘酸の印象がありつつしっかりとお米的な旨味も主張するもので、渋味も相まったまとまりが非常にハイレベルですね、グイグイイケてしまいます。
 後味は、渋味がいい具合に引き取る形で、実にスッキリとキレます。

 生酒らしいフレッシュな存在感がありつつ杯がどんどん進む、実に新潟酒らしい万能ハイレベルバランス酒でした。
 渋味がありつつ浮いた苦味が皆無なのが新潟っぽいんですよねえ、生酒でこの抑え方、新潟ならではって感じ。
 ほんと新潟酒って安定してるなあ…、どのお酒を飲んでも激戦区を生き残った「歴戦の勇士」という凄みがあるような。
 さんずい、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:名酒センター(御茶ノ水)
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年07月14日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒松仙醸 「こんな夜に…」 山椒魚 純米吟醸 直汲み生

家飲み記録 黒松仙醸 「こんな夜に…」 山椒魚 純米吟醸 直汲み生

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 長野県伊那市、仙醸のお酒です。

 相談:「川中島○舞や信州○齢が買えません、どうすれば良いですか?」
 回答:「地酒屋こだまに行って試飲で信州酒のバリエーションを感じつつ、好みのお酒を買いましょう」

 という謎問答から初めてしまいましたが、これは本当にそう思っています。
 有名銘柄しか知らないような方にこそ、こだまさんに一度行ってみて欲しいですねえ。
 有名銘柄は最大公約数的な魅力のある素晴らしいお酒ですが、自分に合うお酒を見つけられるならやっぱりそれがベストなんですよええ。
 
 閑話休題、今回いただくのはこんな夜にシリーズの一つ山椒魚。
 金紋錦利用の直汲み生を、製造年月から半年後にいただいています。

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 上立ち香は割と落ち着いた、完熟洋梨っぽい果実香がそこそこに。
 含むと、熟感とフレッシュ感を両方残したような、実に存在感の強い甘旨味がバランスの良い口当たりで入ってきて、粗さを全く感じさせないまま、じんわりと口中に染み込んできます。
 味わいは、なんというか蜜たっぷりの完熟りんごor洋梨とでもいいましょうか、極めて濃厚な甘味が主役ながら、紅茶的熟感や渋味としっかり一体化した奥深いもので、全く飲み飽きずに延々と飲めてしまいそう。
 後味は、渋味メイン、そして最後にほんのり苦味を感じさせつつ、実にしっかりとキレます。

 生熟ならではのしっかりとした熟感と甘味に渋味が奥深さを添える、超ハイレベルなまとまりの芳醇甘熟酒でした。
 これは素直に旨いっすね~、長野酒らしい甘旨味が本当に素直に、そして前向きに熟していった感じ。
 冷酒で飲むには今が丁度いいタイミングだったんじゃないかしら、そんな印象ですが、今後も常温や燗酒向けに伸びていきそうな雰囲気もありますね、そのくらいバランスが良い生熟酒だと思います。
 こんな夜に、長野酒の中でもトップクラスであると、確信を深めた一本でした。

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購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年06月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千歳鶴 純米大吟醸 きたしずく

家飲み記録 千歳鶴 純米大吟醸 きたしずく

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 北海道札幌市、日本清酒のお酒です。

 「日本清酒株式会社」とはまた随分ストレートな名前ですよね。
 wikipediaによると、色々と合併統合を繰り返して大きくなっていった会社のようです、当ブログでは創業時の蔵名を冠した「柴田酒造店」という限定品を以前ご紹介しています。
 特に2005年に「国士無双」で知られる高砂酒造を傘下に入れたのは大規模な統合でしょう、こちらも当ブログで以前国士無双の記事で少し触れております。

 北海道を代表する酒米の一つ、「きたしずく」を50%まで削ったギリギリ純米大吟醸、確か一回火入れです。
 ラベルがなんとなく垢抜けているのに県外向け狙いな雰囲気を感じるような…

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 上立ち香は甘さもありつつちょっとミントっぽい爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、割と香りの印象通りの爽やかな印象の旨味がスルスルと入ってきて、さらに苦味がキリリ感を添える形で最後までスッキリとした印象のまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、かなりハッキリとスースー感のあるハーブ的草的な風味があるもので、薄さを感じさせないまま飲み進め易さに特化している感じ。
 後味は、苦味が嫌らしくなく引き取る形で、しっかりとキレます。

 非常にコンセプトがわかりやすい、食中向けに特化した、スースースルスルキリリ酒でした。
 これはほぼほぼ裏ラベルの記載通りのお酒だと思います、そしてそれは素晴らしいことだと個人的には思いますね。
 こうなると、やっぱ生酒、そして濃いめのスペックを飲みたくなるなあ、出会いを期待したい所。
 千歳鶴、確かな実力を感じる一本でした。

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購入価格(税抜):1,446円/720ml
購入した酒屋さん:酒のうちやま(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2022年05月31日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

紀土 -KID- Shibata's 純米大吟醸酒 be fresh! 生酒

家飲み記録 紀土 -KID- Shibata's 純米大吟醸酒 be fresh! 生酒

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 和歌山県海南市、平和酒造のお酒です。

 この紀土を前回ご紹介したのはなんと8年前でした。
 別に悪印象は無かったのですが割と典型的な香る甘口酒のイメージが有り、置いてる店も多いのであえてセレクトする気にならなかったというのが正直なところ。
 今回は、今まで店頭で出会わなかった「Shibata's」という、柴田杜氏の名を冠した特別品があったので、試飲の上で購入いたしました。

 紀土の山田錦精米歩合50%といえばお手頃価格の純大の一つという印象がありますが、こちらは1,800円と若干乗せられています。
 ただまあ、いわゆる選抜品(多分別誂とかと似た意味)としては全然お安いというべきでしょう。

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 上立ち香は典型的な、リンゴ的華やかな香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり華やかな印象のある甘旨味が、濃厚ながらも驚くほどに自然な口当たりで入ってきて、尻上がりに出てくる苦味が引き締め役をこなしつつ、口中に広がり染み込んできます。
 味わいは、実にフレッシュで蜜たっぷり…というか蜂蜜がけのリンゴ的な甘味が厳然たる主役、含み香強めで苦味も香り系なのですが、甘味の力強さが負けてないので嫌らしさは抑えられている印象。
 後味は、苦味が引き取る形で実にスッキリとキレます。

 香り系吟醸生原酒としてド典型的な香り高いリンゴ的風味を、ガッツリ濃縮した上で力強くまとめた、王道フレッシュ芳醇甘旨酒でした。
 なんとなく、選抜されたお酒っていうのに納得感がありますね、方向性は紀土のコスパ抜群の大吟醸と同様で、それを洗練させた感じ。
 私としてはまさに「こういうのでいいんだよ」と言いたくなる感じですねえ、ちょっと多めにお金を出す価値は十分にあると思います(もっとガッツリ値段乗せるお酒は腐るほどありますし)。
 紀土のブレなさ、コンセプトの分かり易さを感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木三河屋
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年05月02日 和歌山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

紫宙(しそら) 純米大吟醸 無濾過生原酒 結の香

家飲み記録 紫宙(しそら) 純米大吟醸 無濾過生原酒 結の香

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 岩手県紫波郡紫波町、廣田酒造店のお酒です。

 同蔵の通常銘柄は「廣喜(ひろき)」、当ブログでは限定品の「銀河のしずく」を以前ご紹介しています。
 この紫宙(しそら)はまさに今期デビューの新規ブランドとのこと。

 蔵元ホームページでも言われている通り、一番の特徴は全量「酸基醴もと(さんきあまざけもと)」であるということだと思うのですが、ラベルではあまり主張がありません。
 まあ、実際造り方の細かい部分は素人にはよくわかりませんし、そこに触れないというのも十分アリだとは思いますが、日本酒ファンとしてはもうちょっとアピールしてもいいのではという気がしてしまいますね。


 上立ち香は甘くフレッシュな、ベリー系っぽい果実香がそこそこに。
 含むと、濃いめの甘旨味が割と柔らかい口当たりで入ってきて、奥の方にキツくない苦渋味を感じさせつつ、最後までバランスを保ったまま胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、フレッシュかつ濃厚な果実の甘旨味を厳然たる主役にしつつ、ミルキーな風味がいい感じに個性を添えていますね、苦渋味も奥深さを演出する程度で、面白いまとまりになっています。
 後味は、苦味が仕事しながら、割と柔らかくかつしっかりとキレます。

 ミルキーな果実的甘旨味と程よい苦渋味がバランスを取る、個性派フレッシュ芳醇酒でした。
 最近の新規ブランドはどれもしっかりまとめてきますねえ…、特にこのお酒は濃度と個性の点でかなり私好み。
あとはやっぱり何かもう一つ武器が欲しい気もします、それがまとまりなのか、トンガリなのかは難しいところですが…
 紫宙、次は是非他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店(御徒町)
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年04月11日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 02BY

家飲み記録 桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 02BY

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 岡山県赤磐市、赤磐酒造のお酒です。

 桃の里のそれぞれのスペックの中でも、私の中で一二を争うぐらいに好きなお酒がこのしろうまです。
 山田錦、精米歩合40%、袋吊りで四合瓶1,200円というのは、まあ流石にサービス価格なのでしょう。
 01BYはアルコール度数12~13度と低アルだったのですが、こちらは15~16と個人的に好きな数値になっていますね。

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 上立ち香はいつものフレッシュで甘い梨的香りがそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュかつ実に存在感の強い甘旨味が滑らかな口当たりで入ってきて、完全に裏方に徹した苦味が程よい引き締まりを演出しつつ、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、極めて甘く、しかしスッキリフレッシュでもある砂糖マシマシのパインやキウイ的な味わいが中心、さらにオリがその密度をブーストしつつも、控えめな酸味と苦味の働きもあり、不思議なほどにダレないんですよねえ。
 後味は、濃厚さが夢であったかのようにスッキリキレます。

 濃いめのオリにブーストされたフレッシュでまとまりの良い甘味と、驚くほどのキレの良さが非常に魅力的なお酒でした。
 いやあやっぱりとんでもなく旨い!桃の里は最近ようやくSNSでも稀にみるようになりましたが皆気づくの遅いよ…、と言いたくなってしまう今日このごろですわ。(こうなると今まで無邪気に推してきたことに若干恐れが生じますが…まあ射美みたいにはならないでしょう)
 ただ、今年のしろうまはアルコール度数が12度なので、この02BYとはちょっと違った味わいかも…、むしろ01BYに近そうですね。
 桃の里しろうま、恐るべきお酒ということをびんびんに感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2022年02月22日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 03BY

家飲み記録 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 おりがらみ 03BY

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 埼玉県羽生市、南陽醸造のお酒です。

 当ブログ殿堂入り銘柄ということで、詳細は略。
 酒屋さんによると、昨年度はコロナ過もあってある程度入手しやすかったようなのですが、今年度は蔵元が生産量を減らしたことに加え居酒屋需要の復活で非常に売り切れが速い状況とのこと。
 何か十四代もコロナを受け生産量減らしたみたいな話を聞いたんですが、そういうもんなんですかねえ、個人に回せば余裕で売れるのはわかりきっているでしょうに…
 新政・風の森等一部先進的銘柄を除き、日本酒の「個人需要」ってまだオマケみたいに扱われているのかしらと思ったエピソードでした。

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 上立ち香は意外と華やかさが抑えられた印象のほんのりパイン的な香りがそこそこに。
 含むと、やはりトロピカルながらもそこそこに落ち着いた印象の甘酸味旨味が割となめらかな口当たりで入ってきて、そこそこの苦味で輪郭を整えつつ、ゆっくりと口中に染み込んできます。
 味わいは、落ち着いたパイン感とでも言いましょうか、華やかフルーティーな風味を感じさせつつ結構甘さや香りが抑えられた感じ、苦味は結構あるものの甘味が負けていないのでバランスはとれてるかな。
 後味は、やはり苦味が引き取る形ながら、割と自然に引き上げます。

 花陽浴の中では甘味控えめな印象ながら、「らしさ」のある風味は健在の、バランス系芳醇甘酸フレッシュ酒でした。
 花陽浴は割と年ごとの味わいがブレる銘柄かと思いますが、今年はまたハッキリと舵を切った感じですねえ。
 個人的にはあまり好ましくない方向のハズなのですが、不思議とあまり違和感はないかも…、でも飲み比べたら今までのほうが明らかに楽しいんだろうなあ…うーむ。
 花陽浴、なんとか今後も買えることを祈るばかりです。

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購入価格(税抜):1,909円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2022年01月19日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 ALPHA TYPE2 03BY

家飲み記録 風の森 ALPHA TYPE2 03BY

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 奈良県御所市、油長酒造のお酒です。

 今年の正月酒の1本ですが、当ブログ定番酒で流石に書くことも無くなってきたので、詳しくは過去記事をご参照のこと…
 実はもうちょっと高級な、「真中採り」も店頭に有ったのですが、リーデルのグラスがセット売りであり、うちに既にリーデルグラスが複数あることから見送りました。
 まあこちらも3,000円ですし十分高級酒と言えるでしょう。


 上立ち香は洋梨的果実香と若干のセメダイン感が絡み合いつつ、ハッキリと甘い香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚な甘味を主体としつつほんのりと渋味を纏った旨味が、チリチリとしたガス感を伴いつつも自然な口当たりで入ってきて、その印象のまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱり三ツ矢サイダーを彷彿とさせる風味がありつつ、苦味等の雑味をほぼ感じさせないもので、甘味を渋味が絶妙にコーティングする感じが流石のまとまり。
 後味は、渋味の余韻をほんのり感じさせつつ、見事なまでに綺麗にキレます。

 風の森らしい甘旨渋味を、非常に上品にまとめ上げた印象の、実に納得感が強い芳醇スルスル酒でした。
 結構出荷から時間が経っているのに、ある程度ガスの余韻が残っていて、それがまた良い仕事をしてる感があるのが「らしい」感じで良いですね。
 ただちょっと渋いかな~、このバランスがハマる方も多いと思いますが、個人的にはもっと甘いほうが好き。
 風の森、相変わらずで安心できた一本でした。

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購入価格(税抜):3,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5(値段を考慮に入れて)/9.0

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2022年01月15日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

黒龍 干支ボトル「寅年」 純米大吟醸生原酒

家飲み記録 黒龍 干支ボトル寅年 純米大吟醸生原酒

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 福井県吉田郡永平寺町、黒龍酒造のお酒です。

 今年の正月酒を選ぶにあたり色々と通販サイト等を調べていたところ、この黒龍の干支ボトルが「生原酒」であることを初めて知りまして、反射的に発注してしまいました。
 実際意外だったんですよね、生はともかく原酒で出すんだなあと。
 いつも超コスパ酒「垂れ口(アル添)」でお世話になているので、たまには高級酒の売り上げにも貢献するかとセレクトした次第です。

 スペックは山田錦の精米歩合40%、お値段は720mlで5,000円。
 確か、私が昨年飲んだお酒のどれよりも高級だったような…

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 上立ち香は青りんご的的果実香にほんのりケミカル感が混じった実に爽やかな香りが、そこそこに。
 含むと、程々の苦味と一体化したような甘旨味が摩擦ゼロの口当たりで入ってきて、若干のトロミも感じさせる非常に濃い存在感を発揮しながら、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青りんご的な風味がありつつ、高級ハイチュウ的な濃厚さのあるもので、フレッシュさよりは落ち着きを感じますね、苦味は強めながら甘さがあるのと浮いた感じがゼロなので、しっかりまとまっている印象。
 後味は、やはり苦味が引き取る形ながら、いかにも高級酒的な素晴らしい引き上げ。

 生原酒ならではの超濃厚さと、高級酒らしいまとまりと後引けの良さを見事に兼ね備えた、実に黒龍らしい新年酒でした。
 何気に、実はこの後風の森とか花陽浴とかも飲んだのですが、この黒龍の存在感が強すぎて若干物足りなく感じたぐらいでしたね、凄いものだと思います。
 まあお値段的にも味わい的にも普段飲み用と対極的なお酒と言えるでしょうね、元旦酒として申し分ないまとまりでした。
 黒龍、本当に安定感のある銘柄だと改めて思った一本でした。

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購入価格(税抜):5,000円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.6(値段を考慮に入れても)/9.0

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2022年01月07日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

猩々(しょうじょう) 「前鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 01BY

家飲み記録 猩々(しょうじょう) 「前鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 01BY

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 奈良県吉野町のお酒です、ブロクでの登場は2回目。

 いやあ「猩々 前鬼」って時点でオーラのある名前ですよねえ、両方ともメガテンに出てきそう(というか出てる)。
 しかも「ZENKI」という表記もあるし…、裏レベルには酒の話より前鬼解説があるし、なんか色々面白い気がします。
 ただ、蔵元ホームページはまあ実にスタンダードな感じですね(もうちょっと怪異色を出したら面白そうな)。
 とはいえ、今回いただくお酒含め、限定の無濾過生原酒もしっかり載せているのは素敵かと(それをしない蔵が多すぎる…)。

 スペックは兵庫県産山田錦の精米歩合50ということで、コンセプトよりクオリティ重視って感じですね。
 今回01BYが残っていたので、あえてそちらをセレクトしました、飲んだ時点で約1年半生熟です。

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 上立ち香は結構薬、草を感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、ほんの少々熟感を纏った旨渋味が割と軽やかな口当たりで入ってきて、ほんのりとした甘味や苦味も感じさせつつ、最後まで素直に胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、かなりわかりやすい紅茶感のある、ほどよい存在感の旨渋味が厳然たる主役、そこに甘さが優しさを添え、苦味そして辛さが引き締め役を演じる、全体としては非常に王道を往くまとまりですね。
 後味は、その引き締まった印象のまま、渋味の余韻をほんのり残しつつもスッパリとキレます。

 紅茶に砂糖をひとさじだけ入れたような、程よい生熟感を実に素直に楽しめる、引き締まりの良い 甘旨渋味酒でした。
 いやあ、奈良酒ということもあり個性派の味わいを想像していたのですが、なかなかどうして正統派という印象。
 ただまあ生熟自体がある意味マニアックなジャンルではあるのですが…、生熟酒に良い印象を持っていない人にこそ飲んでみて欲しい味わいですね。
 猩々、次はまた別スペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:猩々(しょうじょう) 「前鬼」 純米大吟醸 無濾過無加水生原酒 01BY
蔵元情報:北村酒造株式会社
購入価格(税抜):1,950円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年12月19日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

楯野川 純米大吟醸 飛切濃厚仕込 

家飲み記録 楯野川 純米大吟醸 飛切濃厚仕込 

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 山形県酒田市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 純米大吟醸オンリーで勝負する楯野川が、「飛切濃厚仕込」なる興味深いアオリで出していたのでセレクトしてみました。
 私から言わせれば、そういう以上は貴醸酒やら菩提もとのお酒レベルの濃さを期待したいところですが…、まあそれは無茶ぶりでしょうね。
 楯野川の味わいといえば、高精白のお手本のような、いい感じで甘く、香るお酒というイメージがあるので、今回はそれが普通に濃くなった感じであると予想しますが、さていかがでしょうか。

 ラベルには色々と書いてありますが、スペック系の情報は割と貧弱ですね…
 使用米が山形県を代表する酒米「出羽燦々」であることは、山田錦しか使わない獺祭と対照的な感じがしますね。
 
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 上立ち香はたしかにあまーい感じのフルーティーな香りがそこそこに。
 含むと、やはりしっかりと甘味を感じる香り系としてスタンダードな印象の味わいが力強い口当たりで入ってきて、苦味が引き締め役をこなしつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさに青りんご系のお酒に砂糖を一つまみしたような印象の濃厚なもので、火入れらしく落ち着いた印象がありますね、苦味は香り系っぽい感じながら味の濃さ旨いことバランスが取れています。
 後味は、甘苦味の余韻をあくまでほんのり残しつつ、見事に引き上げていきます。

 香り系の甘旨酒の、甘味苦味が両方ともブーストされた印象の、看板通りの芳醇酒でした。
 私はつい、これなら生のほうが良いんじゃね?と思ってしまいますねえ(バカの一つ覚え)、火入れの落ち着きとフレッシュさの魅力はトレードオフなので、最終的には好みの問題にはなりますが…
 ただ、蔵として「こういうお酒」として出したお酒が、飲んでみてその通りの印象ということは素晴らしいと思います、意外と期待と違うことは多いですし。
 ちなみに、やっぱり貴醸酒や菩提もと系の濃さまでは行かないのでその点はご注意を…
 楯野川の、狙い通りのお酒を造れる実力を感じた一本でした。

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名称:楯野川 純米大吟醸 飛切濃厚仕込 
蔵元情報:楯の川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,900円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2021年11月30日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

五紋神蔵 KAGURA 「七曜」 純米大吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 五紋神蔵 KAGURA 「七曜」 純米大吟醸 無濾過生原酒

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 京都府京都市のお酒です、ブログでは初登場ですね。

 京都のお酒は、一部のナショナルブランド以外は意外と東京で見ないイメージが個人的にはあります。
 ただ「蒼空」と「玉川」はかなりのお店で見ますね、そしてこの「神蔵」はいわゆるこだわりの地酒屋に置いてあるお酒という印象。
 実際このお酒は浅草橋の新進気鋭の地酒屋「SAKE Street」で購入しました、有料試飲でガッツリ試してからの購入です。

 スペックは五百万石の精米歩合50%の無濾過生原酒と、私が好む系統としてはスタンダードな印象。
 この銘柄全般に言えることですが、お値段は若干お高め。
 製造年月は随分前に見えますが、実際は同年3月に飲んでおります…(記事遅れすぎ)

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 上立ち香はちょっと硬さの有るリンゴ的な香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃厚な甘酸味が力強い口当たりで入ってきて、奥の方に苦味や渋味を感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり蜜たっぷりのリンゴ的な甘旨味が最初にありつつ、独特の青い感じが硬質な印象を与えてくるもので、渋味が複雑さも添えて一筋縄ではいかない感じ。
 後味は、その硬さと渋味がキツくなく引き取って、非常にスッキリかつ自然にキレます。

 しっかりした甘さと、奥深く硬質な渋味が独特の風味を演出する、キレの良い個性派芳醇酒でした。
 硬さというか木香的な風味が特徴なんですよ、何となく山間を思い出すような…
 これは絶対、ハマる人は無茶苦茶ハマるタイプのお酒だと思います、濃厚キレ良し酒が好きな人には一度は飲んでみてほしいお酒でしょう。
 神蔵、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:五紋神蔵 KAGURA 「七曜」 純米大吟醸 無濾過生原酒
蔵元情報:松井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,927円/720ml
購入した酒屋さん:SAKE Street
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年10月10日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鳳凰美田 荒走押切合併 「山田錦」三割五分 純米大吟醸酒 無濾過本生 02BY

家飲み記録 鳳凰美田 荒走押切合併 「山田錦」三割五分 純米大吟醸酒 無濾過本生 02BY

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 栃木県小山市のお酒です、当ブログ常連銘柄の一つという感じですね。

 今回も特徴的なラベルが目を引く限定品ですね、私が前買ったとき(愛山)までは「荒押合併」という名前で出ていました。
 例によってコンセプトがびっしりと記載されていますが「荒走り」と「押切り」自体の解説はないのが、完全にマニア向けって印象があります。
 私としては、以前飲んだ山田錦の精米歩合4割が非常に好印象だったので、「じゃあ更にお米を削った精米歩合3割5分はどうなんだろう」ということが気になり、今回セレクトしました。

 ラベルの文章を見ると、やはり「鳳凰美田のテロワール」をアピールしてますねえ(あと脱字を見つけてしまった…)。
 お値段は税抜1,800円、スペックからすると破格といえるでしょう。

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 上立ち香はこれぞ吟醸酒!って感じのりんご系でフレッシュかつ甘い香りがかなり強めに。
 含むと、やはりかなり華やかな印象の甘旨味が透明感の有る口当たりで入ってきて、やはり香り系っぽいちょっとキツめの苦味で全体を引き締めつつ、最後まで摩擦なしで染み込んできます。
 味わいは、香り系吟醸酒のド王道を行くような青りんご的甘旨味を中心にしつつ、高精白らしい上品さ・摩擦の少なさが特徴的ですね、含み香が強い分苦味も強めですが崩れるほどではなくいかにもなバランス。
 後味は、仄かな苦味を残しつつも、見事なまでに自然かつしっかりと引き上げていきます。

 香り系吟醸酒の王道を往きつつ、味わいの透明感と後味の心地よさが特長の、お値段以上の直球勝負酒でした。
 これは本当に狙い通りのお酒って感じですね~、非常にわかりやすくて、香り系の苦味が嫌いな人は駄目、そうでない人ならかなり気に入ると思われます。
 個人的には、もうちょっと甘旨味の押し出しが強いほうが好みだったかなあ、上品すぎて苦味に押し負けているように、私の舌では感じてしまうんですよね。
 私はやっぱり、あまり削り過ぎなお酒には向いていないのかもと、改めて認識したところです。
 鳳凰美田のブレなさを感じさせてくれる一本でした。

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名称:鳳凰美田 荒走押切合併 「山田錦」三割五分 純米大吟醸酒 無濾過本生 02BY
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.45/9.0

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2021年06月01日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

加茂錦 BRILLIANCE 備前山田錦 純米大吟醸 生酒

家飲み記録 加茂錦 BRILLIANCE 備前山田錦 純米大吟醸 生酒

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 新潟県加茂市のお酒です、「荷札酒」を含めると当ブログでもかなり頻出の銘柄ですね。

 荷札酒はデザインが特徴的な若手蔵元の造るお酒として個人的にかなり信頼しているお酒ですが、先日飲んだ加茂錦「ゴールドラベル」はさらにその期待の上を行くような素晴らしいお酒でした。
 「BRILLIANCE(輝き)」の名前に違わず、見た目はなかなか高級感ありますね、お値段も税抜2,254円と若干お高め。
 私は原則として四合瓶二千円以上のお酒は買わないと決めているのですが(歯止めがきかなくなるので…)、今回はそのゴールドラベルの記憶と、日本酒仲間からのオススメ情報によりセレクトしております。
 
 備前岡山といえば雄町なので、「備前山田錦」というアピールは珍しいですね、敢えて明記しているのでしょう。
 精米歩合40%と高精白で、原酒ながらアルコール度数は低めの15度にとどめています。

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 上立ち香は青りんご的で上品かつフレッシュな香りが意外にもかなり控えめに。
 含むと、しっかり存在感がありつつ極めて上品な甘旨味が絹のように滑らかな口当たりで入ってきて、裏方に徹した苦味で輪郭を整えつつ、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、青りんご的爽やかな風味が有りつつ、酸味控えめ甘味多めという感じのもので、苦味も柔らかい感じなのが凄いですね、そして兎にも角にも摩擦・雑味を感じさせない高級感が素晴らしい。
 後味は、キツさを全く感じさせないまま、デクレシェンドな理想的引き上げ。

 存在感がありつつ爽やか、そして上品な甘旨味を、素晴らしく高純度のバランスで楽しませてくれるお値段以上の美酒でした。
 ただちょっと繊細過ぎて苦味が勝ち気味なのが気になるかな~、もうほんのちっと甘味が強ければより私の好みになりそう。(ゴールドラベルがそんな感じだったような…)
 まあ本当に期待を裏切らない銘柄であるとは思います、この上品さは出品酒クラスと言っても過言ではないかと…
 加茂錦の安定感をひしひしと感じた一本でした。

 ちなみに開栓後数日置いたらさらに甘さがダレ、苦味がキツくなったかも。
 個人的には、開栓直後のバランスが好きなので、早めの飲みきりをオススメしたいところです。

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名称:加茂錦 BRILLIANCE 備前山田錦 純米大吟醸 生酒 
蔵元情報:加茂錦酒造株式会社
購入価格(税抜):2,254円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年05月30日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町

家飲み記録 菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町

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 新潟県新潟市のお酒です、ブログでの登場は2回目。
 
 こちらは「越の三梅」の一つに数えられる峰乃白梅酒造の限定ブランドです。
 ぐぐってみると、同蔵はホームページでなくFacebookを通じて情報発信しているみたいですね、なかなか割り切っていて面白いかも。
 今回いただくのは「備前雄町」ということで、岡山からお米を取り寄せて醸しているようです。
 前回いただいた「山酒4号(玉苗)」も新潟の蔵があまり使っているイメージが無いお米でしたね、ブランドコンセプトとしてあえて新潟米以外を使っているんでしょうか。

 実はこちらも群馬の酒屋さんで購入したので、岡山産米を使って新潟で醸されたお酒を群馬から千葉にお取り寄せしたという、なかなか面白い状態だったりします。
 こういうお酒の楽しみかたができるのは、日本酒史上今が初めてしょうね、その有難みを噛み締めつついただきます。

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 上立ち香は甘くフレッシュなブドウ的香りが控えめに。
 含むと、実に甘味の押し出しが強いフレッシュな旨味が、程よい酸味を伴い力強くも荒くない口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、割と香りの印象通りのブドウ的な甘味を軸にしつつ、みずみずしい酸味が新酒らしい魅力をビンビンに感じさせてくれますね、程々の苦味も相まって、まさに新酒無濾過生としてお手本のような完成度ですね。
 後味は、あくまでほんのりと苦味の余韻を残しつつ、見事にキレます。

 新酒特有インパクトのある甘旨味をしっかりまとまった感じで楽しませてくれる芳醇甘旨フレッシュ酒でした。
 いやあこれは好きなタイプですね、雄町らしい濃厚な甘旨味を、新潟らしい丁寧なまとまりで仕上げている印象。
 こういうお酒を飲むと、地元産米にこだわるテロワールとはまた違った、お米が県を跨ることによるダイナミズムも面白いなあと思いますねえ。
 菱湖、三梅の実力をまざまざと見せつけられた一本でした。

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名称:菱湖(りょうこ) 純米大吟醸酒 生 備前雄町
蔵元情報:峰乃白梅酒造株式会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2021年05月12日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒

家飲み記録 楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒

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 山形県酒田市のお酒です、当ブログ登場は驚くべきことにまだ2回目。

 かつての旭酒造に続く全量純米大吟醸蔵として有名なところですね、外飲みでは相当飲んでますが、何となく家飲みは間が空いてました。
 久しぶりに蔵元ホームページを見ると流石に充実してますね~(買える店一覧があるのが素晴らしい!)
 特に商品紹介がきちんと整理されていて、(限定品含めた)ブランド紹介がまずあり、そこからブランドコンセプト説明・個々の商品の簡単なテイスティングコメントに続き、さらに見たい人は詳細スペックが確認できるようになっています。
 う~む、初心者からマニアにまで分かりやすく、情報公開として理想的なんじゃないでしょうか。

 今回いただく「無我」に関しても当然詳細な説明がありました。
 一言で言うと「フレッシュさ」にこだわったブランドみたいですね、他蔵でたまに見る「槽口直汲み」と同様の位置付けかと。
 

 上立ち香は奥深くフレッシュなブドウ的な香りが気持ち強めに。
 含むと、実にキレイな印象の甘旨味が若干の渋味を伴いつつスルスルと入ってきて、程よく引き締まりながら最後まで摩擦を感じさせずに喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、白ワイン的な酸渋味がありつつも、主役はあくまで日本酒的な甘味という感じの非常にバランス良く透明感のあるもので、兎にも角にもガンガン飲めてしまいますねえ。
 後味は、ほんのり渋味の余韻を残しつつ、極めて自然に引き上げていきます。

 極めて上品で、かつ存在感もしっかりある、お値段以上の完成度のフレッシュフルーティー酒でした。
 いやあこれは楯野川の限定品として納得感が有りますね、奇を衒わずにこれだけ「らしさ」を出せるのは見事。
 獺祭とはまた似て非なる方向性で、純米大吟醸の魅力をバッチリ伝えてくれていると思います。
 楯野川、そして無我、今後も期待していきたいですね。

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名称:楯野川 「無我」 ブラックボトル 純米大吟醸 生酒
蔵元情報:楯の川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:きくや酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年05月09日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

森嶋 純米大吟醸 雄町 無ろ過生原酒

家飲み記録 森嶋 純米大吟醸 雄町 無ろ過生原酒

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 茨城県日立市のお酒です、同銘柄についてはブログ初登場ですね。

 同蔵の別銘柄には「大観」があります、そちらは当ブログでも3回紹介しており、個人的には非常に好印象を持っていました。
 そんな中、新銘柄であるこの「森嶋」がSNS等で話題になっていたので、今回セレクトした次第です。
 こういう風に、前から気に入っていた蔵のお酒が何らかのキッカケで知られるとどうしてもドヤる気持ちを抑えられないんですよね…、「まあ前から知ってたけど」的なアレで。(なるべく表に出さないようにはしてます)
 蔵元ホームページには結構しっかりとしたブランド紹介ページがありますね、特に取り扱い店一覧が有るのは素晴らしい!

 今回いただくのは雄町利用の精米歩合50。
 無濾過生原酒ながらアルコール度数が15度と低いのは、最近の一つの流行りに沿っている感じですね。

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 上立ち香はかなりバニラ感のある、程よく落ち着いた果実香が気持ち強めに。
 含むと、やはり程よく落ち着いた印象の甘旨渋味がカッチリとした口当たりで入ってきて、渋味が尻上がりに強まってさらに引き締まりつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、甘味そこそこでバニラ感と渋味が個性を放つ、ほど熟果実的旨味が中心、苦味等の雑味はほぼ無く、なんとなく硬質な風味も相まって、高密度ながらも実に飲み飽きないバランスですね。
 後味は、渋味メインでしっかりとキレます。

 硬質かつ高密度の味わいにバニラ感が個性を添える、芳醇フレッシュ旨渋酒でした。
 いやあ良いですね、新酒ながらも落ち着いていて、風味にも個性がしっかりある、実力を感じさせるお酒かと。
 ただ個人的には大観の方向性の方が好きかな~、これはまあ純然たる好み。
 逆に言うと、芳醇系好みで、森嶋が気に入った方は、是非大観の方も試してみるべきかと思います。
 森嶋、人気の理由がしっかりとわかる一本でした。

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名称:森嶋 純米大吟醸 雄町 無ろ過生原酒
蔵元情報:森島酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年04月23日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い

家飲み記録 仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、同蔵のお酒のブログでの登場は4回目。

 実はこのお酒は約一年前に飲んでいます、最近いただいた仙介の純米吟醸おりがらみが極めて美味しかったため、その流れでご紹介。
 購入したのは昨年、兵庫の酒屋「吟SHIZUKU」さんから、珍しい兵庫酒をまとめて取り寄せたときですね。
 他にも色々なお酒をいただいたのですが、記事を上げる前にあれよあれよと1年が経ってしまいました…

 閑話休題、今回いただくのは超限定品らしい、山田錦の精米歩合48%の純米大吟醸。
 やっぱり鑑評会向け的な絞り方ということで、「袋吊り斗瓶囲い」という響きにはつい惹かれるものがありますね。

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 上立ち香は若干蜜もある青りんご的な、爽やかフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、しっかり甘味を伴った実に滑らかな旨味がスルスルと入ってきて、柔らかさのある苦味でキッチリと輪郭を整えつつ、最後まで摩擦なしで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりいかにも純米大吟醸といった感じのリンゴ的な甘旨味と、そこそこの苦味があるものですね、特筆すべきは濃度が高めなことと、それでいて非常に上品で軽やかさを感じさせるところだと思います。
 後味は、苦味が引き取る形ながら実に自然にキレます。

 割とスタンダードな純米大吟醸の味わいを、煮詰めたように濃密に、かつ上品に味わわせてくれるお酒でした。
 しっかりお値段以上の完成度だとは思うのですが、私レベルでは高精白限定品の真価はわからないかも…(早い話が通常の純米吟醸で十分と思ってしまう)
 この辺りは日本酒の難しいところですよねえ、高い方が美味しいというより、好みの部分が非常に大きいと思います(なので私は基本四合瓶2,000円以上のお酒は買わない派)。
 仙介、次はまた自分の得意とする価格帯のものをいただいてみたいと思いました。

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名称:仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 袋吊り斗瓶囲い
蔵元情報:泉酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:吟SHIZUKU(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年04月16日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

作(ざく) 純米大吟醸 新酒2020

家飲み記録 作(ざく) 純米大吟醸 新酒2020

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 三重県鈴鹿市のお酒です、ブログでの登場は5回目。

 伊勢志摩サミットでの乾杯酒という晴れ舞台を経たこともあり、すっかり有名銘柄の仲間入りをした印象の作です。
 私はひねくれものなので、有名になればなるほど家飲みが遠ざかってしまい、前回から3年以上間が空いてしまいました。
 今回新酒が新ラベルになっていて、SNSでの評判も良いようだったので、久しぶりにやるかとセレクトしました。

 使用米は不明、精米歩合50%のギリギリ純米大吟醸、しれっと750mlなのが面白いですねえ。
 作はしぼりたてだろうがなんだろうが火入れして、生酒を出さないことで有名ですね、当然このお酒も(多分一回)火入れ。
 まあ、作の場合は火入れへのこだわりが凄くて、毎回マイナス要素を感じさせないので、そこは気にせずいただきます。


 上立ち香はベリーとかピーチを想起するフレッシュかつスウィートな香りが気持ち強めに。
 含むと、やはりフレッシュフルーティージューシーそのものの濃厚な甘旨味が滑らかな口当たりで入ってきて、かなり華やかな含み香と苦味を伴いつつ、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、割と香りの印象通りの桃感のある、火入れを思わせないフレッシュ濃厚な甘味が純然たる主役、実に新酒らしい魅力にあふれるのですが、香り系特有の苦味が若干キツい感じもありますね。
 後味は、苦味の余韻を残す形で、ゆるゆると引き上げていきます。

 華やか系フレッシュな甘旨酒として実に直球勝負の、激しい含み香が特徴のお酒でした。
 甘旨味自体は非常に魅力的で、濃厚で粗さが無い感じなのですが、いかんせん香りと苦味が飲み疲れる系ですね…
 いやあ、私は華やか系好みだと思っていたのですが、実は結構苦手になってるのかなあ、逆に桃の里とか花陽浴の凄さを再認識する感じかも。
 なお、火入れ技術の凄さはビンビンに感じました、多分他のスペックの方が刺さるんだろうなあ。
 作、次はちゃんとレギュラースペックをセレクトしようと思いました。

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名称:作(ざく) 純米大吟醸 新酒2020
蔵元情報:鈴木清三郎商店株式会社
購入価格(税抜):1,900円/750ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 純米大吟醸

2021年04月08日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千代緑 純米大吟醸 槽口瓶詰 若菜 01BY

家飲み記録 千代緑 純米大吟醸 槽口瓶詰 若菜 01BY

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 秋田県大仙市のお酒です、家飲み外飲み含め始めていただきます。
 引き続き鴨下酒店さんでの購入酒。

 出羽の冨士に続き初飲みとお伝えした秋田酒なわけですが…、実は両銘柄ともかの「秋田旬吟醸2020」に含まれていて、私はそれを楽しむお酒の会で、一杯は飲んでいたりします。
 が、正直記憶が無いので初飲みとしました!(ヤケ)

 …さて、千代緑ですが、こちらもちょくちょくSNS上で見る銘柄で、以前より目をつけてはおりました。
 今回、出羽の冨士と共に、取扱いのある鴨下酒店さんに狙いをつけて行った感じです。

 できればにごりが欲しかったのですがタイミングが合わず、一年生熟成のこちらをセレクト。
 使用しているUT-2酵母については、ググったら秋田県総合食品研究センターの解説ページが出てきました。
 とりあえず、それによるとAKITA雪国酵母という愛称で、オフフレーバーが抑えられていることが特徴の酵母だとか…、まあ先入観無しでいただきましょう。

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 上立ち香はケミカルと果実の中間をいくような、フレッシュさのある香りが控えめに。
 含むと、酸味主体のシャープな旨味が自然な口当たりでスルスルと入ってきて、あくまでほんのりと甘さを感じさせながら、最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、柑橘系果実的な、かつ透明感のある酸味が厳然たる主役、甘味僅少、苦味は皆無でちょっとした渋味がアクセントですね。
 後味は、酸味が根こそぎ引き取って、素晴らしいキレ。

 透明感のある酸味にケミカル感と渋味が寄り添って、無限のフレッシュさを感じさせるクイクイイケる系の個性派酒でした。
 いやあ何気に一年経ってこのフレッシュ感は凄いですねえ、むしろまだ固いのかもしれない、そっち系のお酒です。
 正直個人的には甘味と旨味が控えめすぎて好みでは無いのですが、しっかり個性とまとまりはあるお酒だと思いますね。
 千代緑、次は甘めのスペックか、やはりにごりをいただいてみたいと思いました。

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名称:千代緑 純米大吟醸 槽口瓶詰 若菜 01BY
蔵元情報:株式会社佐藤酒造店
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2021年03月17日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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