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鳳凰美田 荒押合併 「山田錦」 純米大吟醸酒 かすみ無濾過本生

家飲み記録 鳳凰美田 荒押合併 「山田錦」 純米大吟醸酒 かすみ無濾過本生

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 栃木県小山市のお酒です。
 当ブログでの登場は7回目と、なかなかの登場頻度。

 こちらのお酒は見るからに限定品のオーラを放っていますね、この文字びっしり感は完全にマニア受け狙いでしょう。
 実際鳳凰美田の荒押合併といえば知る人ぞ知るスペックかと思っています、取り扱いのある酒屋でも見かけることは割とまれでした。
 どういうお酒なのかということについては、まあ↓に載せた写真にガッツリ記載があるのでぜひご覧ください。
 なお、同じ荒押合併で見た目も似ていながら、実は色々な種類があることには注意ですね、大吟醸とか愛山とかもあったような(毎年出ているかは不明)。

 で、スペックですが、これは兵庫県産山田錦使用の精米歩合40%ということで、文句なしに高級酒レベルです。
 そして、一升瓶でお値段税抜3,200円というところが荒押合併の真骨頂でしょう(類似スペックの「赤判」は5,000円)。

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 上立ち香は意外にも控えめで、硬質な甘さの雰囲気を感じます。
 含むと、やはり純度の高い甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、意外にもアルコール的辛さが尻上がりに出てきて引き締め役を担いつつ、最後まで繊細なバランスを保ちつつ流れ込んできます。
 味わいは、やはり青りんご系の甘味が中心にありますね、ただ非常に上品で透明感を感じさせるのが素敵です、酸味はそこそこ、苦味は結構あるのですが甘味と拮抗して浮いた感じはありません。
 後味は、実に高精白らしい自然な引き上げ。

 極めて繊細で上品なバランスを保ちつつ、日本酒の甘味の魅力をしっかり楽しませてくれる、超絶コスパ酒でした。
 いやこれは良いですよ、しっかりと甘味がありつつ、出品酒を思わせるレベルのバランス、それがこのお値段、ヤバイとしか言いようがないですわ。
 正直この荒押合併については、マニアに対するご褒美って感じな印象ですね…、少なくともこの山田40かすみに関してはコスパ的にヤバイですよ(語彙力消失)
 鳳凰美田の実力をビンビンに感じさせてくれた一本でした、流石ですわ…、個人的2019年上半期ベスト10入り。

 何気ににこれはガンガンに冷やしても良いかと思います、苦味が抑えられるんですよね。
 あと、たまたまピザと一緒に飲んだらえらく苦くてダメでした…、まさに大吟醸としての飲み方で楽しむべきかと。
 でも、開栓後落ちる感じは無かったあたり、やはり完成度高し。

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名称:鳳凰美田 荒押合併 「山田錦」 純米大吟醸酒 かすみ無濾過本生
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):3,200円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年11月14日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒

家飲み記録 賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒 

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 奈良県五條市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は4回目、また同銘柄は2回目の登場となります。

 前回(露葉風)の印象がすこぶる良かったので、ほぼ間髪入れずに別スペック(米違い)を発注しました。
 しかし、賀名生とは、地名由来の銘柄名ですが、結構インパクトはありますよね。
 Wikipediaには、南北朝時代に色々な事件があったようで、歴史的にも名を残している地名のようです(歴史マニアには常識なんでしょうか)
 奈良はこういうのがあるのが強みですよね~、むしろもっと前面に押し出してもいい気がします。

 スペックは、「吟のさと」を50%まで磨いたいかにも限定品的なもの。
 吟のさとで検索すると、「九州に適した栽培しやすい酒米」との情報が出てきますが、あえて奈良で栽培して、使用しているというのがなかなか面白い気がします。

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 上立ち香はなんとなくハーブを彷彿とさせる個性的な香りがそこそこに。
含むと、ガス感及びいわゆるミネラル感というやつをハッキリ感じる硬質な旨味が力強く入ってきて、口中でゆっくりと溶けていく感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり結構個性的な草的な含み香を纏った旨味が中心にありますね、ミネラル・凝縮感も特徴的で、甘味控えめながら飲みごたえバッチリ、ちびちび延々と飲めてしまう感じですね。
 後味は、ほんのちょっぴり苦渋の余韻を残しつつしっかり引き上げてくれます。

 ガスと密度と硬度をハッキリ感じる、濃厚ながら飲み飽きない超個性派ミネラル旨味酒でした。
 如何せん甘味がそれほどでもないので最初は物足りないかな~とも思ったのですが、飲み進めると満足感が増してきましたね。
 いやあやっぱり、「賀名生」に冠しては、完全に首都圏で勝負できるレベルの個性とまとまりがあると思いますね、今後是非売れて欲しいと思いました。
 賀名生、今後も追い続けていきます。

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名称:賀名生(あのう) 純米大吟醸 吟のさと 直汲み無濾過生原酒
蔵元情報:五條酒造合名会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年10月16日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 しろうま 純米大吟醸 しぼりたて生 立春しぼり 30BY

家飲み記録 桃の里 しろうま 純米大吟醸 立春しぼり しぼりたて生 30BY

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 続けて桃の里です、当ブログでは以前にも「しろうま」を紹介していますが、スペックは全然別物ですね。
 しろうまと言いつつ、おりは「うすにごり」程度の濃度ですね、そしてアルコール度数が12~13と低いのもポイント。
 山田錦の40磨きでお値段1,200円と意味不明な値段設定になっております、多分超限定品っていう位置づけなんでしょう。

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 上立ち香はお米っぽさが混じった甘い果実香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚ながらも極めて柔らかい感じの旨味が少々のトロミを伴って入ってきて、若干の酸味と奥にある渋味とバランスを保ったまま、ゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、うーんやっぱり今期の桃の里らしくキウイ的風味を感じるんですよね、さらに甘さマシマシで苦味はほぼ無し、程よく熟しては居るもののダレてはいない、甘口日本酒として極めて完成度の高い状態に仕上がっています。
 後味は、酸渋が必要最低限の仕事をして、自然に引き上げてくれます。

 桃の里らしい優しい甘旨味の純度が極めて高く、やっぱり優しい酸味と完璧にバランスを取る、異次元レベルのコスパ酒でした。
 味わいは上ではキウイと書きましたが、洋梨かも…、そして低アルだけどダレず、飲みたりなさも無いんだよなあ…
 そしてお値段はどう考えてもおかしいですよこれは…、罪悪感を覚えるレベルですね。
 桃の里、今年も自分が惚れ込んだ味わいを、予想通り、いや予想以上に楽しませてくれました。
 このしろうまは、私の上半期ベスト…というか現時点で今年ダントツでMVPのお酒です!

 ちなみに、個人的には、新酒の時期に蔵元直販で買うことを強くオススメします。
 送料も明らかに赤字の良心ぶりですからねえ…、正直商売的に大丈夫なのか心配になるレベルだったり…

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名称:桃の里 しろうま 純米大吟醸 立春しぼり しぼりたて生 30BY
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.9/9.0

■おまけ:平成31年の初めに購入した桃の里
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 ダブりの純米吟醸は大体外の酒の会に持ち込みました…(評判は上々)。

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2019年10月01日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

残心 純米大吟醸 袋吊り無濾過生原酒 30BY

家飲み記録 残心 純米大吟醸 袋吊り無濾過生原酒 30BY

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 福岡県京都郡みやこ町のお酒です。
 ここのところ立て続けに購入しております。

 実はこちらは同蔵の、以前に紹介した自然酒和醸30BYと同時に購入しています。
 残心は非常に気に入っている銘柄なので、「ここは一発高価格帯のやつも買ってみるか、せっかくだしコスパの良い一升瓶だ!」という勢いでセレクトしました。
 ただ、その前回飲んだ和醸が硬かったんですよね…、その関係で若干先走ったかなとも思ったり。

 スペック的には地元産山田錦を45%まで削った袋吊り無濾過生原酒ということで、なかなか豪華な感じ。
 そのためお値段も一升約五千円と、私が通常では買わない価格帯になっています。
 4月製造、5月開栓なので結構早飲みですね(自家熟成できるほど堪え性がない…)。

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 上立ち香は濃厚でケミカル感も若干ありながら割と爽やかな香りがそこそこに。
含むと、かなり複雑さな印象の旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほろ苦い感じの苦味でしっかりと引き締まりつつ、じわじわと 染み込んできます。
 味わいは、甘酸苦渋をそれぞれ感じるような奥深い、しかし割とフェミニンというかチャーミングというかな果実っぽい印象の旨味が主役、苦渋が浮いてないのが良いですね、いわゆる飲み飽きない系かと。
 後味は、苦味の余韻をあくまでほんのりと残しつつ、自然に引き上げてくれます。

 非常に複雑な味わいをしっかりとまとめている、高精白酒としては非常に個性的な芳醇旨味酒でした。
 いやあやっぱり「らしさ」はありますね、やはり一種のキレイさはあるのですが、印象としては奥深さのほうが強いと思います。
 ただ、やっぱり私の場合は通常の値段帯のやつでいいかなと言う感じになってしまうかも…、日本酒の値段って本当難しいですねえ。
 残心にはこういった方向性もあると教えてくれた一本でした。

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名称:残心 純米大吟醸 袋吊り無濾過生原酒 30BY
購入価格(税抜):4,950円/1,800ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年09月24日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉出泉(たまでいずみ) 純米大吟醸

家飲み記録 玉出泉(たまでいずみ) 純米大吟醸

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 福岡県筑紫野市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す大賀酒造は、ラベルにもあるとおり福岡県で一番古い酒造らしいです。
 蔵元ホームページにもありますが、創業は延宝元年(1673年)とのこと、いやあ酒造は本当に古い会社が多い業種ですよねえ。
 太宰府の近くにあるということで、その名も「太宰府」という銘柄名のお酒も造っているみたいです。
 「令和」の元ネタとなった大伴旅人の和歌が太宰府近辺で詠まれたこともあり、一時期は物凄い勢いで注文が殺到したとか…
 ミーハーが多いなあとも思うのですが、日本酒らしい微笑ましいエピソードとも言えるかも知れませんね。

 さて、今回いただくのは精米歩合50%の火入れ有り純米大吟醸、あまり東京で見ないだけにスペック情報公開への意識は低そうな感じですねえ。
 お値段は税抜約1,900円とかなりお高め。
 
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 上立ち香は若干草っぽい感じの香りが仄かに。
 含むと、ほどほどに落ち着いた旨味が、若干のクセっぽい含み香を伴いつつ割と自然な口当たりで入ってきて、アルコール的辛さで 引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、砂糖的な甘さに、地方の火入れ酒にありがちなややもったりとした草的な感じ、そしてそこそこの苦さと辛さもありますね、全体としては割とスタンダードな印象。
 後味は、苦味メインながら見事にキレてくれます。

 とんがったところのない、スタンダードな火入れ酒という印象のキレの良いお酒でした。
 うーん、個性・コスパともに私が普段飲んでいるお酒の中では物足りない感じかなあ、火入れというのもあるとは思うのですが。
 ただ、別にバランスが崩れているとか、問題があるお酒ってわけではないです、ちょっと割高だとは思いますけどね。
 玉出泉、自分がいかにわがままな飲み手になっているかを教えてくれたお酒でした。

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名称:玉出泉(たまでいずみ) 純米大吟醸
蔵元情報:大賀酒造株式会社
購入価格(税抜):1,899円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.2/9.0

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2019年09月22日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

HIZIRIZM 渡舟40 純米大吟醸 活性にごり生

家飲み記録 HIZIRIZM 渡舟40 純米大吟醸 活性にごり生

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 群馬県渋川市のお酒です。
 前回に引き続いての登場、合計では3回目ですね。

 これまたモダンなネーミングと見た目ですね~、プリントラベルはコストかかるでしょうが、インパクトは売れ行きにも影響しそうに思えます。
 ちなみに蔵元通販ページに行くと、同デザインを利用したTシャツや小銭入れそしてサコッシュなるもの(バッグの一種らしい)が販売されていますね。
 やっぱりデザイナーに発注したんでしょうか…、商品紹介はとても日本酒蔵のものとは思えない感じ。(どうせならサイトデザインも変えたら良いのにとか思ったりして)
 まあ個人的には、こういう新しい方向性の試みはどんどんやった方が良いとは思いますね。

 使用米は滋賀県産の「渡舟」と、実に珍しいパターンですね、こだわりのセレクトなんでしょうか。
 精米歩合は40と相当削っています、そのためかお値段もちょっとお高め。
 ちなみに、開栓注意の注意書きがかなり目立ちますが、(レマコムで)氷温まで冷やして開栓したら全然大丈夫でした。

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 上立ち香は結構個性的な栗とかご飯とかを想起させる香りがそこそこに。
 含むと、やはり香り通りの印象の個性的な旨味が高濃度かつ柔らかい口当たりで入ってきたかと思うと、徐々に出てくる苦渋味で結構しっかり引き締まりながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーん何というか実に穀物感のある、インパクトが強くしかし純度の高い感じの旨味が中心、結構甘さもありつつ、苦渋味としっかりバランスを取っていますね。
 後味は、苦味で引き取る形ながら、高精白らしさも感じさせる上品さで引き上げます。

 極めて個性的な旨味が苦渋でギッチリ引き締められる、高インパクトのお酒でした。
 何と言ってもこの個性は素晴らしいですね、こういうお酒は絶対固定ファンというか、ハマる人にはハマると思います。
 ただ、私にはあまり合わなかったかも…、苦味が強いのと、お値段の点と、通常スペックの好印象と、色々な要因がありますが、あえてこっちをリピートしようとは思わないかな。
 ともかく、聖は今後も注目していきたい銘柄だと思いました。

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名称:HIZIRIZM 渡舟40 純米大吟醸 活性にごり生
蔵元情報:聖酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年09月08日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

直虎 番外品 純米大吟醸 生原酒

家飲み記録 直虎 番外品 純米大吟醸 生原酒

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 長野県須坂市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、小山商店購入酒三本目。

 同蔵の通常銘柄は「渓流」、そちらの方が圧倒的に有名でしょうね、確か新幹線車内の広告でよく見た覚えがあります。
 実は以前飲み会で「小山商店に強い」飲み手さんからの持ち込み酒としてこのお酒をいただいたことがあり、いつか自分でも家飲みしてみたいなあと思っていたので、今回ようやく購入できたのは嬉しいところ。
 ちなみにこの「直虎」はなんと小山商店とのコラボ商品ということで、渓流とはまた違った方向性のお酒であると思われますね。

 あまり詳細なスペックはありませんが、精米歩合は長野県特有の49%。
 製造年月1月で、開栓4月なので若干寝た状態の生酒になります。

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 上立ち香はちょっとケミカルさを纏ったりんご的な香りが強めに。
 含むと、しっかりとした甘旨味が独特のオイル的滑らかさを纏ってヌルりと入ってきて、ほんのりとした苦味を感じさせつつ、最後まで自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ほど熟な青りんご的な甘旨味が中心にあるのですが、それがヴェール越しっぽい印象なのが特徴的ですね、同じく苦味も一種柔らかく包まれている感じでなかなか独特。
 後味は、やはり苦味でガッツリ引き取る感じ。

 長野酒らしい甘旨味を独特の滑らかさで包んだ、濃厚ながらもついついスルスル飲めてしまうお酒でした。
 結構味わいの密度が高い印象ですね、甘苦がせめぎ合うのを楽しめるなら好きになれるかと。
 含み香が実に青りんご的なのもなかなか心地良くて、ありそうで無い的な個性があるように思えます。
 直虎、次はまた別スペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:直虎 番外品 純米大吟醸 生原酒
蔵元情報:株式会社遠藤酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:小山商店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年08月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

多摩自慢 ささにごり「慶」 純米大吟醸生酒

家飲み記録 多摩自慢 ささにごり「慶」 純米大吟醸生酒

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 東京都福生市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 このお酒は聖蹟桜ヶ丘の地酒屋「小山酒店」さんで購入しました。
 同店は関東の地酒マニアならまあ知らない人はいないだろうというレベルの有名店ですね、通称「地酒の聖地」。
 その業績についてはとてもここでは書ききれないので興味があったら各自ググってください…、まさにレジェンド的なお店ということがわかるかと思います。
 実は私は今更の初来訪だったのですが、いやあ人気があるのもわかる素晴らしいお店でしたね、ついまとめ買いしてしまいました。

 さて、今回紹介するのは同店の割と近くにある酒蔵のお酒ですね、地元も重視しているということなのでしょう。
 限定品ながら、現在ちゃんと商品紹介ページがありました、が、あまり詳細スペックは載ってないなあ。
 精米歩合50の生酒で、「ささにごり」とといいつつにごり濃度は僅少ですね。

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 上立ち香は甘味濃厚なマスカット系果実の香りがそこそこに。
 含むと、割とにぎやかな印象の甘旨酸味がグググッと入ってきて、新酒らしい苦味が尻上がりに強まることで、結構印象はキリリとしたままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、マスカット的な濃厚かつみずみずしい甘酸味が中心にありつつも、ちょっと苦味がキツく感じますね、ただ含み香は抑えられていて飲み疲れない感じもあります。
 後味は苦味の余韻を残しつつ、結構自然に引き上げてくれます。

 心地よくフレッシュな甘旨酸味と、かなりスパルタな苦味がせめぎ合う、実に新酒生原酒らしいお酒でした。
 最初含んだときの甘さの魅力は素晴らしいんですよね~、ただやっぱりちょっと雑味と粗さキツさが強く出ている印象。
 この甘味を保ちつつ上手く洗練する方向で進めてくれると、私としてはまさにストライクゾーンに入る予感がありますね。
 多満自慢、今後により期待を込めたいと思わせてくれた一本でした。

 次回以降、小山酒店さんでのまとめ買い酒を順次紹介していこうと思います。

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名称:多摩自慢 ささにごり「慶」 純米大吟醸生酒
蔵元情報:石川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:小山商店
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年08月17日 東京の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

賀名生(あのう) 純米大吟醸 露葉風 直汲み無濾過生原酒

家飲み記録 賀名生(あのう) 純米大吟醸 露葉風 直汲み無濾過生原酒

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 奈良県五條市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は3回目ですが、銘柄的には初登場。

 いやあ読めませんねこれは…、数ある地名由来のネーミングの中でも、屈指の難読銘柄なんじゃないでしょうか。
 こちらも日誌係さんの感想を見て購入しました…が、このお酒については「先を越された!」って思いの方が強かったりします(笑)
 同蔵は前から「五神」という銘柄を出しているのですが、今回は敢えて新規ブランドで勝負してきてるんですよね。
 気になってはいたのですが、「冷蔵庫の空きが無いなあ」とか思っていたら…う~ん敗北感が。(しかも記事掲載は半年遅れという体たらく…)
 やっぱりそういう新規有望銘柄は最初に紹介したいという欲望はあるんですよね~、日本酒ブログ書きとしての業とでも言いましょうか。
 
 スペック的には奈良県の酒米「露葉風」を50まで磨いた無濾過生原酒、しかも直汲みということで今風な雰囲気がありますね。
 製造が2018年12月、開栓2019年3月末なので、若干の生熟期間を経ています。

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 上立ち香は、凄く濃い感じのラムネとかの香りが控えめに。
 含むと、極めて高密度かつ硬度も備えた甘旨味が若干のガスを伴い力強く入ってきて、結構強めの渋味を伴うことで奥深く、かつ最後までキリリとした印象で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、三ツ矢サイダー的な濃い甘旨味が中心にありつつ、いわゆるミネラル感と渋味がガッチリ絡みついて、全体の印象は非常にギッチリ引き締まっている感じ、
 後味も渋味を感じさせながら素晴らしいキレを魅せてくれます。

 しっかりと高密度で存在する甘旨味の魅力と、独特の硬質感を兼ね備えることで、絶妙なバランスを保つオンリーワンの酒質のお酒でした。
 あまりこういうのもなんですが、旨味自体は「当たりの風の森」って感じなんですよね、ただ渋味の強さが面白い個性と深み、そしてドンドン飲み進めてしまう感を加えてくれます。
 これは一種理想的な、食中でも単独でもイケるタイプのお酒でしょう。
 露葉風は結構クセの強い酒米という印象があるのですが、うまく使いこなしている感じなのも見事。
 正直に言ってしまうと五條酒造のお酒は今まであまり好みとは感じていなかったのですが、これはドンピシャって感じでしたね。
 賀名生、今後バッチリ注目していこうと思います。


 ああでも開栓後ガスが抜けたらちょっとダレというかクセが強くなってきたかな…
 含んだ直後は良いのですが後味にセメダイン的なケミカルさが残りますね、個人的には即飲みを推奨。

■紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2705.html

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名称:賀名生(あのう) 純米大吟醸 露葉風 直汲み無濾過生原酒
蔵元情報:五條酒造合名会社
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年08月13日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒

家飲み記録 十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒

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 岡山県倉敷市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介は4回目。

 いやあインパクトのある見た目ですね~、何かフェルト(?)みたいなのもくっついてて触感的にもオンリーワンのデザインになってます。
 名前も「Sweet」と付けているあたり、非常に分かりやすいと思います、選び手側からしたら「日本酒もこのくらいハッキリしていいんだようん」と言いたいところ。
 ちなみに「Ripple」は波紋とかさざ波という意味という意味なので、商品名の和約は「甘い波紋」ということになるみたいです。
 (なんかジ○ジョに出てくる技名みたいですね…、ただ個人的に「リップル」といって思い出すのは断然グラディウスですが)

 使用米は最近注目されている印象の、岡山で生まれた「朝日」、精米歩合はギリギリ純米大吟醸の50%。
 原酒ながらアルコール度数は15度と低めで、記載は有りませんが日本酒度もいかにも低そうですね。
 一見してわかる通り、おりはかなり濃い感じで入っています。

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 上立ち香はガスとお米的な香りが控えめに。
 含むと、非常に濃厚で、ガス的なインパクトのある甘旨味が力強く入ってきて、そこそこの酸味とおり由来の苦味を感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、割りと素直にお米らしい甘味を纏った、オリの濃さも相まって非常に濃厚な旨味が中心にありつつ、酸味がフルーツ感も加えている印象ですね、苦味もそこそこあるのですが旨味とちゃんとバランスが取れています。
 後味は、少々苦味の余韻を残しつつも、力強く引き上げます。

 高濃度のおりによって存在感が強められた甘旨味を、程よい酸のキレで素直に味あわせてくれる、実に今風の甘口にごり酒でした。
 いやあいいんじゃないでしょうか、自分好みの方向性ですし、苦味がそんなに気にならない甘旨味の存在感があります。
 後素晴らしいのは見た目の印象と味わいのイメージが何となく合っていることだと思いますね、こういうお酒ならこのくらい主張しても良いですよええ。
 十八盛の実力を感じた一本でした、次は未飲の「ことのわ」も飲んでみたいところです。

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名称:十八盛 「Sweet Ripple」 純米大吟醸 にごり生原酒
蔵元情報:十八盛酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年08月11日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 愛山 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 真中採り 2018BY

家飲み記録 風の森 愛山 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 真中採り 2018BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 連続でのご紹介ですね。

 前回飲んだお酒と使用米等は同じですが、「真中採り」という点が異なります。
 これはいわゆる「中取り」ですね、要はしぼり方の違いで、より上品な味わいが予想されます。
 風の森は大体のシリーズで限定品として出してきてますね(お値段もちょっとお高く)。
 私は「しぼり華」を買うのが遅れたので、どうせならと思い、この真中採りが出るのを待ってから同時開栓で飲み比べと洒落込んだ次第です。

 ちなみに、どうやらこの愛山純大かららしいのですが、ビンの底に風の森のロゴマークがあります(瓶自体に刻まれている感じ)。
 これって瓶の製造会社に専用瓶を直接発注してるってことですよね…、風の森の、製造過程関係でのこだわりは物凄いものがあると思います。

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 上立ち香は甘く華やかな印象のベリー系果実香が気持ち強めに。
 含むと、濃厚な甘酸旨味がトロっとした舌触りで入ってきて、ほんのりとした渋味をあくまで奥深くに感じさせつつ、最後まで柔らかい感じでじわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、柔らかなバニラ感とベリー系の甘酸味が一体化した感じの、押し出し十分ながらトロミと落ち着きもあるような、割と玄妙なバランスを保つもので、渋味によって飲み飽きしない印象もありますね。
 後味は、渋味及びガスやアルコールの刺激が引き取って、しっかりとキレます。

 飲み応え抜群ながら、トロリとした柔らかさもある、日本酒特有の奥深い甘味の魅力をどストレートに伝えてくれるお酒でした。
 我ながら感想がわけわからないことになっていますが、矛盾するような複雑さを感じさせつつも魅力自体は非常にわかりやすいお酒だと思います。

 しぼり華と比べると、若干ガスが抜け上品さが増し、より落ち着いて柔らかくなったような印象がありますね。
 後、ちょっと熟成というか味乗りがしてきていたような…、同時開栓とはいえ、保存状態に差が有ったのかもしれません。
 どちらかというと真中採りの方が好みでしたが、それぞれに良さがありますし、値段も考えると甲乙つけがたいですね、どちらも旨い!

 非常に楽しい飲み比べでした、風の森は引き続き追っていきたいと思います。

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名称:風の森 愛山 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 真中採り 2018BY
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):2,200円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけギャラリー:豪華かつ満足度の高い飲み比べでした…
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2019年08月09日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 愛山 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 しぼり華 2018BY

家飲み記録 風の森 愛山 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 しぼり華 2018BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 押しも押されぬ当ブログ殿堂入り銘柄の一つ。

 このスペックは今年初登場ですね、というか、チャレンジタンクとして今年1回限りの造りのようです(どうやら、来年以降も別のチャレンジをしていく予定らしい)。
 裏ラベルには味わい等の紹介の他、酒造りのそれぞれの段階について担当者名が記載されています、杜氏(製造責任者)の名前は良く載ってますが、ここまで細かいのは珍しいですね。
 実際こういう風に名前が残るのって嬉しいんじゃないかなあと思います、造り手のモチベーションアップのためには非常に良いことなんじゃないでしょうか。
  この辺り、やはり風の森蔵元の先進性を感じましたね。(まああべの「僕たちの酒」みたいに「顔」を残すという、よりエキセントリックなやり方をしているところもありますが…)

 スペックは高価な酒米である愛山を50%まで削った無濾過生原酒という豪華なもの。
 お値段はやはり若干お高めの税抜2,000円です、6月製造を7月末開栓でいただいています。
 (ちなみに初回出荷時に買い逃したので、別の要件で行った和歌山の酒屋さんでたまたま見かけた追加出荷分を購入しました)

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 上立ち香は甘い、バニラ、ベリーって感じの香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚かつ複雑さを纏った甘旨味がチリチリとした口当たりで力強く入ってきて、尻上がりで出てくる苦渋味で結構しっかり引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、ほんの少々トロミを感じるぐらいに濃厚なベリー的な甘酸が中心、そこにガスでやはりクリームソーダ感(ベリー系)がありますね、ただ程よい苦渋味が日本酒らしい奥深さを添えている印象。
 後味は、やはり苦渋味が引き取って力強くキレる感じ。

 パンチの効いた甘酸味を素直かつ日本酒らしい奥深さで楽しませてくれる、活きのいいモダン酒でした。
 いやあやっぱり濃厚なんですが、むしろ飲み進める程に舌に馴染んでくる感じが非常に良いですね~
 値段がお高めとはいえ、レギュラー品に割って入れるぐらいの完成度はあると感じました。
 ただ、少々ケミカル感がある気もするので、それが苦手な方には合わないかも。
 次回はこのお酒と同時開栓で飲み比べた、似て非なるお酒をご紹介します。

■紹介:「日本酒ブログ:酒と魚は生がいい!」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-307.html

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名称:風の森 愛山 純米大吟醸 無濾過無加水生酒 しぼり華 2018BY
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
購入した酒屋さん:酒やの鍵本(和歌山)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年08月07日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百楽門 純米大吟醸 「万里」 生原酒 30BY

家飲み記録 百楽門 純米大吟醸 「万里」 生原酒 30BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 ブログでの登場はついに8回目。

 百楽門は以前から応援している銘柄です、喜峰鶴同様、うのかわ酒店さんからの取り寄せ時には毎回同梱を検討しています。
 ちなみにこの「万里」はブログ開始前にも飲んでいる思い出のスペックだったりします、露葉風利用というのが特徴。
 露葉風利用のお酒というとやはり風の森が有名だと思いますが、春鹿、みむろ杉、長龍などやはり奈良の蔵では結構使われているみたいですね。
 個人的には結構クセの強い個性的な味になりがちという印象があったりします(まあ奈良酒だからかもしれませんが…)。

 精米歩合は50%。
 相変わらずホームページは放置状態なので、裏ラベル記載情報が得られる情報のほぼ全てですね…

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 上立ち香はかなり濃厚な印象の青い果実的な香りがそこそこに。
 含むと、若干の青さとそこそこの甘味を纏った旨味が割と自然な口当たりで入ってきて、若干の苦渋味がダレ防止と深みの役割を果たしつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、フレッシュ感というかみずみずしさのあるメロン系甘酸味が中心にあって、それをそこそこの渋味と少々の渋味が引き締める、割とスタンダードなもの。
 後味は、そのまま苦味を若干口中に残しつつ、しっかりとキレる感じ。

 新酒生酒らしい味わいの魅力を、ほどほどの濃度でストレートに感じさせてくれる甘酸酒でした。
 良く言えばみずみずしいのですが、悪くいうと若干水っぽいんですよね、そして個人的には昔のようにもうちょっと甘さが欲しい気はしました。
 ただまあこれはこれで、このバランスが好きな方も居ることでしょう、引き継ぎはしっかりされているんじゃないでしょうか。
 百楽門、今後より酒質を伸ばしていって欲しいと思いました。

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名称:百楽門 純米大吟醸 「万里」 生原酒 30BY
蔵元情報:葛城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年07月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒

家飲み記録 桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒

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 高知県土佐郡土佐町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 桂月は一昨年神楽坂の「ぼっちりや」で見かけ、「飲んだこと無いし、今度買おうかな」みたいに軽く思った記憶があります。
 その時は頭の片隅に残る程度だったのですが、その後一年余りの間に、蔵元ホームページで誇らしげに掲載されている通り、IWCとkura masterという有力海外日本酒品評会でかなり凄い成績を収めているのを見て、「これは早めにやらないと」と考えを改めました。
 う~ん、本気を出すと凄い地方の実力蔵がまた出てきたという感じでしょうか…、こういう銘柄を見出せるのが海外コンペの良いところですね。
 ちなみに、今回は日本屋さんで見かけたので、例によってガッツリ試飲の上セレクト。

 吟の夢は高知県の酒米ですね、以前飲んだ酔鯨が使っていた「高育54号」と同品種(品種登録後の名称)です。
 何気にラベルの雰囲気がモダンですね、銘柄のロゴも良い感じ。
 
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 上立ち香はちょっとバニラ感もあるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、やはりフレッシュかつ濃厚な甘酸旨味が割と柔らかい口当たりで入ってきて、あくまで奥の方に苦味を感じさせつつ、最後まで存在感を保ったままじわりじわりと染み込んできます。
 味わいは酸があって果実的(青りんご?)なのですが、甘味に綿菓子のようなふわふわ感があって独特の柔らかさがあるのが良いですね~、酸が引き締まりを受け持っているので、苦味は味に奥行きを与える役割に徹している印象。
 後味は、酸苦が引き取っているのでしょうが、あたかも甘味が溶けていくように自然に引き上げてくれます。

 存在感と優しさを兼ね備えた甘味を、フレッシュな酸と控えめな苦味で包み込む、極めてバランスの良い甘酸酒でした。
 そういえば雑味も皆無なんですよね、自分好みな上に完成度高いっすわ…、そして甘味一辺倒でないので万人受けもすると思いますね。
 最近やった文佳人も良かったし、やっぱり高知酒凄いなあ…共通するのは果実感とキレっていう印象でしょうか、勢いのある福島酒同様全体的にハイレベルだと感じます。
 桂月、どうやら他に山廃やcell24酵母利用のお酒なんかも有るみたいなので、近いうちに是非やりたいと思いました。 

 なお、開栓後は数日で普通に下がる印象でした…、甘みが引っ込んで渋みが出てくる感じ。
 個人的にはハッキリと即飲み推奨かなあ、体調のせいかもしれませんが。

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名称:桂月 純米大吟醸50 吟の夢 しぼりたて生原酒
蔵元情報:土佐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,650円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月14日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY

家飲み記録 勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY

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 長野県佐久市のお酒です。
 この銘柄は初飲みですが、同蔵の「明鏡止水」は以前一度ご紹介しています。


 私としては珍しく「火入れ熟成酒」というカテゴリーに入るようなお酒をセレクトしてみました。
 いわば甘口無濾過生原酒派の自分の好みからは外れる系ではあるのですが、たまにはあえてそういう方向に行くのも良いと思うわけです。
 今の日本酒の一番面白いところは「多様性」だと思うんですよね、甘口も辛口も、純米もアル添も、正統派もイロモノも、色々飲み散らかして行くのが楽しい!
 ただ、冒険するときは、冷蔵庫に1、2本自分にとっての鉄板銘柄を確保しておくのが、精神衛生上よろしいということは申し添えておきます…

 閑話休題、スペックは約3年熟成の火入れ、しかも精米歩合が麹米45%、掛米49%とかなり高精白なのが目を引きますね。
 何となく熟成向けとなると低精白というイメージがあるので、あえて削るとどうなるかというのは興味深いです。


 冷やしすぎるとなんとなく渋い感じでやっぱり勿体無いですね。
 飲んだのは2月だったということもあり、今回は最初から燗(レンジですが…)でいきます。

 上立ち香は燗酒らしいアルコール的な香り。
 含むと、落ち着いて柔らかい甘酸旨味がゆっくりと入ってきて、酸の引き締まりとほんの少々の熟感の奥深さが優しく寄り添いつつ、じわりじわりと染み入ってきます。
 味わいは、酸味がありながらも実に丸みを帯びた旨味が真ん中にありますね、甘味は燗ブーストでしっかりありながら、苦味が皆無なのは一つのポイントでしょう、渋味はほんのりあるかな。
 後味は完璧なデクレシェンド的、上品な引き上げを魅せてくれます。

 燗酒向けながらも全体的には非常にモダンな印象がある、独自路線の熟成純米大吟醸でした。
 ある意味玄人向けなお酒ですね~、私の様な甘口生酒偏重派にはまだ早いかなあ(悪い意味じゃなく)、多分舌が肥えた人ほどこのお酒の価値がわかるんじゃないかしら。
 やっぱり低精白のお酒の燗とは明らかに違うんですよ、落ち着いた旨味と雑味の少なさは明らかに独自の魅力を放っていますね。
 勢起、コンセプトのハッキリしたお酒でした、明鏡止水と共に記憶に留めておきたいと思います。

 ちなみに、個人的には熱燗ぐらいまで一気に上げちゃって、そこから少しずつ冷めてくる変化を楽しむ飲み方が良かったです。
 このお酒の場合どの温度帯でもそれぞれの魅力を発揮してくれると思います。

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名称:勢起(せき) 純米大吟醸 低温熟成 27BY
蔵元情報:大澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年07月12日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町

家飲み記録 栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 完全に当ブログ定番銘柄ですね。

 栄光冨士が相当数出している、純米大吟醸の米違いシリーズの一つですね、実は雄町は未飲だったのでセレクトしました。
 雄町酒というとやはり濃醇なイメージがある上、栄光冨士といえば賑やか味わい系(?)の筆頭ですから、果たしてどうなるのか…
 と、若干恐ろしさもあったのですが、購入先の日本屋さんではいつもガッツリ試飲させてもらえるため、実際は自分好みであることをしっかり確認してからセレクトしております。
 栄光冨士はかなりブレるので、これは有難い限りなんですよね~(実は「暁の翼」と「令月風和」も購入済み)
 
 例によって裏には詳細スペックがあるのですが、赤いラベルだと読みにくいですね…、雄町の精米歩合50です。
 まあ、見た目的にはインパクトがありますね、デカデカと書かれた「雄町」の文字も栄光冨士らしい印象。

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 上立ち香は結構独特な、梨ジュース?的な甘さを感じる香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり極めて濃厚な甘旨味がほんの少々のトロミを感じさせつつ入ってきて、そこそこの酸味とほんのりとした苦味でギリギリ輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、少々煮詰めた洋梨的な甘旨味が純然たる主役、酸味がジューシー感とインパクトを添え、苦味がダレを防ぐ、賑やかながらも一種のまとまりがあるもの。
 後味は、ちゃんと苦酸が引き取ってキレてくれます。

 ある意味無濾過生原酒の魅力をお手本のように感じさせてくれる、超芳醇フレッシュフルーティージューシー酒でした。
 個人的には、例えば花陽浴は典型的甘旨系に見せかけて凄さの本質は上品さだと思っているのですが、栄光冨士はガチで濃厚さとインパクトで勝負してくる印象ですね。
 ちなみに正直私は後味についてはよほどダレない限り「キレ良し」と判断してしまうので、そこは自信ないのですが…、でもこれはちゃんとしてると思うんですよ、完成度高いお酒だと私は思います。
 そもそも栄光冨士で雄町なら私は好きに決まってるでしょ!(限界オタク)

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名称:栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 赤磐雄町
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,806円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月05日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

総乃寒菊 「True White」 純米大吟醸 直汲み 無濾過生原酒

家飲み記録 総乃寒菊 「True White」 純米大吟醸 直汲み 無濾過生原酒

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 千葉県山武市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね。

 最近じわじわと知名度を上げてきている印象の総乃寒菊です、個人的にも前回(昨年)飲んだ純大生の印象が良かったので注目株。
 同蔵は最近面白い名前の商品を出している印象がありますね、特別な栽培方法の菊の名称に由来する「電照菊」なんてのはその最たるものでしょう。
 今回のお酒も「True White」ということで、白菊の花言葉「真実」を絡めた洒落たネーミングとなっています、「菊」っていうところで一本筋が通ったイメージがあるのが素敵ですね。
 ちなみに電照菊も並んでいたのですが、お店(日本屋さん)でがっつり試飲させてもらった結果、より自分好みだったこちらをセレクトしました。

 さて、今回いただくのはは雄町の精米歩合50の生。
 裏ラベルにはかなり詳細なブランド紹介と味わい解説、そしてスペック情報があります、個人的には凄く好印象。
 注目点としては、マニア的には「M301 号酵母」に反応する人が居そうなイメージがありますね。

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 上立ち香は乳酸混じりのフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚な甘旨酸味が、少々の苦味と良い意味での硬さ、いわゆるミネラル感とそれぞれバランスを取りつつ、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、やはり乳酸感はありますね、甘味は若干強めながら、その酸とやはりミネラル感で、全体の印象はむしろカチっと引き締まっています、う~ん高密度。
 後味は、これが見事にデクレシェンド的に引き上げるんですよ…

 しっかりと甘味がありながら、乳酸味とミネラル感により、極めて個性的な世界観を魅せてくれる、芳醇バランス酒でした。
 高密度の旨味が自然に引き上げていく、いわば口溶け感が凄いですね、と思ったら裏ラベルにも書いてありました、いやあご尤も。
 前回よりもまたグッと印象が上がりましたね、いやあ旨い旨い、我が千葉県のお酒も今風のジャンルで勝負できるお酒十分出てきたなあ、素晴らしいことかと。
 総乃寒菊、今後がっちり追っていきたいと思わせてくれた一本でした。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2323.html

名称:総乃寒菊 純米大吟醸 無濾過生酒 29BY
蔵元情報:合資会社寒菊銘醸
購入価格(税抜):1,600円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.6/9.0

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2019年07月03日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

一乃谷 大吟醸 「完美」 斗瓶中取り 無濾過生原酒

家飲み記録 一乃谷 大吟醸 「完美」 斗瓶中取り 無濾過生原酒

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 福井県大野市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 以前に山田錦を40%まで磨いた超絶コスパ大吟醸「暁」をご紹介しました、実はその時に「次は完美も買っちゃおうかな…」と最後に書いてますので、今回は有言実行した形になりますね。
 で、このお酒、暁を超える山田錦の精米歩合35%になっております、しかも記載は無いものの特A地区の山田錦だとか…
 そしてお値段は一升瓶3,200円台と、もはや意味が分からない感じになっております。

 スペック的には完全に鑑評会出品クラスですからね…、500mlが5,000円ぐらいで売っているやつですよええ。
 当たり前ではありますが出荷量はかなり少ないようです、どういう風に採算をとっているのかは本当に謎ですね…

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 上立ち香はバニラ感のある甘くもスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、やはり上品な旨味が吟醸酒らしい青りんご的含み香をしっかり纏いつつ摩擦なしで入ってきて、程よい苦味で輪郭を整えつつ、最後までバランスを保ちつつ染み込んできます。
 味わいは、う~ん正に大吟醸の王道を往く感じですね、上品な青りんご的甘旨味を中心にしつつ、控えめな苦味と、ある程度感じるアルコール感でしっかりバランスをとっている印象。
 後味は、正に精米歩合を感じさせる極めて自然な引き上げ方ですね。

 とんがったところを丁寧に廃していったような、無濾過生原酒離れした上品かつスルスルと飲めるお酒でした。
 まあこれに加水火入すれば鑑評会系のお酒になるんだろうなあという雰囲気ですね、逆に無濾過生原酒であるがゆえの飲み応えはあるかと思います。
 ただ、私には過ぎたお酒かな~、経験不足ゆえに良さを正統に図れない感じではあります(もうちょっとやんちゃが好みですし)。
 一乃谷、この完美については、高級酒を飲み慣れた方に是非飲んでみて欲しいお酒だと思いました。

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名称:一乃谷 大吟醸 「完美」 斗瓶中取り 無濾過生原酒
蔵元情報:株式会社宇野酒造場
購入価格(税抜):3,220円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月23日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜多屋 純米大吟醸 生原酒 「八峰」 (2019年4月製造)

家飲み記録 喜多屋 純米大吟醸 生原酒 「八峰」 (2019年4月製造)

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 福岡県八女市のお酒です。
 前回と同銘柄のご紹介です、登場回数は合わせて3回目。

 この「八峰」は2013年に飲んでいます、実に6年振りですね。
 飲んだ時も好印象だったのですが、特に理由も無く間が空きましたね~、近場に特約店が無いと結構ありがちなパターン。
 八峰は限定ブランドのようですね、他の喜多屋との違いが気になるところですが、蔵元ホームページを見ても記載はなさそう。
 ただ裏ラベルには結構詳しい情報が載ってますね、多分契約栽培米、自社栽培米を使っているというのがポイントなのでしょう。
 
 米の品種は福岡の酒米「吟のさと」、精米歩合は50%と結構削っています。
 4月製造を5月開栓なので、割と即開けコンディションですね。

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 上立ち香は結構熟した感じのワイン的ぶどうっぽい香りがそこそこに。
 含むと、ガッチリ味乗りした印象の、しかし上品な印象の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、完全に裏方に徹した苦渋味で輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、極めて複雑な風味を孕んだ、しかし絶妙にまとまった甘味を中心に置いている感じ、複雑さを彩る脇役は渋味ですね~、苦味は寄り添う程度。
 後味は、これがまた見事に自然に引き上げてくれます。

 独特ながらも柔らかさのある、味乗りした印象の奥深い旨味が魅力的な、芳醇甘渋旨味酒でした。
 う~んいいですねえ、極めていい感じにまとまっていると思います、これ新酒なのかなあ、凄く生熟っぽい良さを感じたのですが…
 あと私の場合甘味に焦点を当てちゃいますが、飲む人によっては確かに辛口なのかも…、実際キレは素晴らしいです。
 なんとなくワイン的な雰囲気も感じるのは渋味がそっち系だからかなあ、割と個性的でもあるかと。
 喜多屋、特にこの「八峰」は強くオススメしたいですね。

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名称:喜多屋 純米大吟醸 生原酒 「八峰」 (2019年4月製造)
蔵元情報:株式会社喜多屋
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年06月20日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜多屋 純米大吟醸 あらばしり生原酒

家飲み記録 喜多屋 純米大吟醸 あらばしり生原酒

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 福岡県八女市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。 

 以前の記事でも書きましたが、喜多屋はIWC2013の「チャンピオン・サケ」に選ばれた銘柄です。
 チャンピオン・サケと言えば、鍋島を有名銘柄に押し上げた賞だと思うのですが、それ以外の受賞銘柄は意外とあんまり表に出てきていないような…
 まあ出羽桜・南部美人とかは既に有名なのでしょうがないでしょうが、この喜多屋や、福小町、会津ほまれや奥の松なんかはもっと全国区で脚光を浴びても良いと思っています。
 ただまあ、地元で売れているなら良いのかも…、このあたりの蔵の姿勢は一飲み手には分からないですね。

 閑話休題、今回は山田錦と雄町を利用した、精米歩合50%の純米大吟醸生酒になります。
 使用割合が山田錦60%、雄町40%というのが結構珍しいパターンな気がしますね、麹と掛で分けているわけでもなさそうですし、どういう風に使っているのかしら。

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 上立ち香は濃厚かつ典型的な青りんごの香りがかなり強めに。
 含むと、やはり濃厚フレッシュといった感じの甘旨味が少々のガス感を纏いつつ力強く入ってきて、尻上がりに出てくる苦味で程々に引き締められながらも、華やかに広がっていきます。
 味わいは、やはり濃縮青りんご果汁的な甘さ主、酸味副の旨味が主役、いかにもながらキツ過ぎない苦味や、あらばしり的なインパクト含め、典型的ながらも非常に出来が良い印象。
 後味は、苦味が見事に仕事をして濃厚さを引き取ってキレます。

 「純米大吟醸あらばしり生」としてもうど直球かつど真ん中な感じの、香り高い芳醇甘旨フレッシュ酒でした。
 苦味含めてバランスが非常に良いんですよ、「らしさ」を活かしつつ、マイナス面を抑える、まさにお手本っていう印象。
 個性派って感じではないのですが、こういうお酒はまさに蔵元の確固たる実力を感じさせてくれますね~
 今期、喜多屋をもう一本いただいているので、次回はそちらをご紹介します。

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名称:喜多屋 純米大吟醸 あらばしり生原酒
蔵元情報:株式会社喜多屋
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.4/9.0

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2019年06月19日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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