黒龍 純吟 垂れ口

家飲み記録 黒龍 純吟 垂れ口

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 福井県吉田郡永平寺町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 前回に引き続き、「IMADEYA千葉エキナカ店」での購入酒です。
 黒龍の季節限定生酒なわけですが、割とすぐに売り切れちゃうイメージがありますね、こんなお酒がエキナカで買えてしまうんですから凄い時代になったもんです。
 ちなみに同店では風の森の笊籬採りを見かけて驚愕したこともあります(昼に見て、夕方には売り切れてましたが)、近くにはかの「シマヤ酒店」もありますし、千葉市の日本酒党は本当に恵まれた環境にあるかと…
 羨ましい限りではあるのですが、実際に私が同じ環境になったら毎日覗いてしまうかもしれないので、それはそれで恐ろしい気がしてきました…

 さて、スペックは地元産五百万石の精米歩合55%、純米吟醸うすにごり生酒です。
 2月上旬出荷を4月中旬開栓。
 実は前回飲んだ「氷室オリジナル」が個人的には「うーん…」という感じだったので、今回リベンジも兼ねております。

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 上立ち香は結構濃厚な、草っぽいキリリとした香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な旨味が自然な口当たりでトロリと入ってきて、ほんのりとした苦味で輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘さは控えめながら高密度のメロン的旨味が純然たる主役、フレッシュさや少々の苦味もありながら、ありがちなキツさが極限まで抑えられていて、とんでもなくバランス良いですね
 後味は、あくまでほんのりと苦味を口中に残しつつも、極めて自然に引き上げてくれます。

 存在感・深みをしっかりとたたえた旨味を、この上なく自然に・柔らかく楽しませてくれる、老舗の貫禄を感じさせてくれる芳醇フレッシュ旨酒でした。
 いやこのまとまり、完成度には脱帽ですわ…、単独でも食中でも良いですし、いくらでも飲みたくなる感じはほんと素敵…
 これより値段も高かった氷室とはなんだったのかと思ってしまいますね、これぞ「黒龍の新酒」として納得感があります。
 黒龍、垂れ口にはアル添本醸造バージョンもあるようなので、次はそれもやってみたいと思いました。

 開栓後は、ああ結構脆いかな…、結構露骨に苦味とか辛さが出てきてしまったような。
 それこそ氷室を思い出す感じですね、個人的には開栓直後の繊細なバランスが好きなので、早飲み推奨。

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紹介:お酒ミライ 日本酒レビューブログさんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/23801081.html
(比べてみると笑っちゃうぐらい感じ方が違ってますね。まあ美味しかったという部分は共通しているかと…)

名称:黒龍 純吟 垂れ口
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:18.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:黒龍酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:IMADEYA千葉エキナカ店
お気に入り度:8.5/9.0(開栓後の変化も含め)

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2018年07月20日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み

家飲み記録 長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み

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 山口県萩市のお酒です。
 外飲みでは相当やってますが、ブログでの登場はまだ3回目。

 長陽福娘は、昔から矢島酒店さんで取り扱われていることもあり、結構身近な銘柄という印象がありました。
 が、意外と家飲み本数は少なかったですね…、典型的な「いつでも飲めるから見逃し」パターンにハマっていたように思えます。
 今回は、今や厳選されてしまったモウカンさん推し銘柄の一つということで、久しぶりに飲んでみるかとセレクトしました。
 一応28BYで評価の高かったこの9Eを選んだのですが、残念ながら今年は全然違う味わいになっていたとか…、日本酒はBYによる違いが結構あるのが難しいところですね。

 スペックは山田錦50磨きと割合豪華、その分お値段も少々高めになっています。
 「9E」とは酵母のことで山口県独自のものだとか…、所謂協会9号酵母とは別物みたいですね(関連があるかどうかはちょっとググったぐらいではわかりませんでした)。
 2月購入、4月開栓です。

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 開栓すると…、げ、なんかちょっと栓ゆるい?ほぼプシュッとも言わないし…
 注ぐとやはり気泡は僅少。

 上立ち香は割りと露骨にバニラじゃないかしら、濃厚な感じの香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘味が弱々しいガスを伴ってググっと入ってきて、程々の苦味でギリギリ輪郭を維持しつつ、最後まで濃度を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、しっかり熟した果実系の甘さが主役、意外と酸は弱めで、苦甘な感じですね、濃度が高めでガス無しなのでちょっとダレというか飲み疲れ感はあるかも。
 後味は苦味と少々の酸で、しっかり引き上げます。

 非常に濃厚な甘味が最初から最後まで主張する、まったり系芳醇甘口酒でした。
 うーん、ガス感が無いのが寂しいなあ…、結果として若干甘ダレ感が出てしまっているように思えます、まさに気の抜けたサイダーと言いますか。
 これスクリューキャップじゃなくて打栓にした方が良いんじゃないかしら、直汲み系だと死活問題ですし…
 といいつつも、旨味自体は荒いところが無く心地良いあたりが流石ともいえます、後味は悪くないですしね。
 長陽福娘、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思います。

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名称:長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 生 直汲み
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+1.4
蔵元情報:岩崎酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年07月16日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒

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 新潟県小千谷市のお酒です。
 同蔵のブログでの登場は2回目。

 このお酒は、割と最近紹介した「伊乎乃」と同じ蔵の商品でした、実は買ってから気づきました…
 蔵元ホームページを見ると、「雪中貯蔵酒発祥蔵」というところをハッキリとアピールしていますね(トップページにある写真は一見の価値あり)、裏ラベルにも「雪のおくりもの」と題して解説文が載っています。
 0度で100日間生のまま寝かせているとのことなので、結構熟成は進んでいそうに思えますね。
 なお、ホームページには火入れだけで、この生酒の記載はなさそうですね、季節限定品の中でも限定ものという感じでしょうか。
  
 精米歩合は55、使用米は記載なしで不明。
 製造年月は「2017.04」との記載、これは多分瓶詰月で、中身は28BYということだと思うんですが…
 こういう熟成ものだと瓶詰日と蔵出日両方書いてもらわないとわけがわからなくなるんですよね、店頭に並んだ時点で一年前の日付ってどうなのかしら。

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 上立ち香は濃厚かつかなり生熟した感じの果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはりガッツリ生熟感のある濃厚な甘旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした苦渋でしっかりと輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、一瞬生ヒネかと身構えるレベルで熟していながら、甘味に苦渋が奥深みを加え、さらに結構強めの辛さが伴うことで、全体としては結構キリリとした印象が残りますね。
 後味はその辛さが引き取って、力強くキレます。

 しっかりと熟しながらも引き締まった甘旨味をガッツリ楽しめる、独特な濃厚甘辛酒でした。
 最初は熟甘の印象を強く感じるのですが、飲み進めるとこのお酒の本質は辛さにあるような気がしてきました。
 雪中貯蔵の効果はともかくとして、生熟酒としては一種セオリー通りな印象ですね、濃い味をダレ感無しでしっかり引き上げます。
 結構色々と積極的な試みをしている印象がある蔵なので、今後も要注目かと思います。

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名称:越の初梅 雪中貯蔵酒 純米吟醸 生原酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:高の井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,713円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年07月14日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟

家飲み記録 土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟

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 高知県安芸郡芸西村(あきぐんげいせいむら)のお酒です。
 ブログでの登場は…、意外にもまだ2回目でした、外飲み回数は多分2ケタいってるかと。

 コメントでいただいた情報を元に初来訪した、神楽坂「ぼっちりや」さんで購入しました、このスペックはそこの女性店長さんが蔵に希望して特別に寝かしてもらっているものだそうです。
 店頭で冷蔵庫を睨んでいると、その店長さんがかなり積極的に突っ込んだ説明をしてくれて、普段は避けがちな一升瓶の購入に踏み切った次第です(まあそもそも生熟好きですしね)。
 で、その時の会話の流れで「銀座の高知のアンテナショップってお酒充実してますよね~」みたいな話題を私から振ったところ、店長さんより「私そこの立ち上げスタッフの一人ですよ」という驚きの返答が。
 いやあ納得感ありますね、ああいうお店ができるのには、絶対裏に土佐酒が好きで好きでたまらない人が居たんだろうという気がしていましたが、目の前の店長さんからはまさにその「土佐酒愛」がビンビンに伝わってきていました。

 さて、スペック的には高知の酒米「吟の夢」を55まで削った純米吟醸生。
 「一年囲い」の名の通り、蔵元で1年生熟させているそうです、28BYということになるかと。
 
 ちなみにこのお酒の感想を既に「日本酒感想日誌」さんが上げてらっしゃいます(かなりの高評価)。
 いやあ一店舗しか扱ってないのに偶然って凄いなあと思ったのですが、どうやら私のtwitter情報を参考にしていただいたようで…、流石のアンテナの高さと行動力というべきでしょう。
 で、まさか先を越されると思っていなかった私は、泡を食って記事を仕上げておる次第です。

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 上立ち香はセメダイン混じりの柑橘系果実といった、熟成感をほぼ感じさせない香りがそこそこに。
 含むと、がっつりと味が乗った印象の甘旨味が力強く入ってきて、そこに尻上がりに強まる辛さが絡まることでバッチリ引き締まりつつ、最終的にはキリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、非常に濃厚かつまろやかな、あえて言えばメロンクリーム的な甘旨味が最初に来るのですが、時間さで出てくるアルコール臭くない辛さがダレ感を完璧に抑えてくれます、なお雑味やカラメル的熟成香は皆無。
 後味はその辛さが濃厚さを嘘のように引き取って、バッチリキレます。

 生熟の最適解の一つを示してくれた感のある、ストレートに味が乗った甘旨味と、不思議なまでの飲み飽きなさを両立させた、極めて高次元の「土佐酒らしさ」を感じさせてくれたお酒でした。
 後味は一瞬私にはスパルタ過ぎるかなという感もあったのですが、でも杯が進んでしまうということは、やはりこれが最適バランスなのでしょう。
 以前安芸虎でも感じましたが、土佐酒の「辛さ」はしっかりと「甘旨味」と両立してくれる印象があって、日本酒は単に「甘口」「辛口」で語りきれるものでは無いということを実感として教えてくれますね。
 後、今回結構セメダインを感じたので新酒だと結構硬かったんじゃないかしら、こういう強いお酒を年単位で生熟させるセンス、いやあ本物だと思いましたね。
 土佐しらぎくの実力を再認識させるとともに、新たな側面も感じさせてくれた一本でした、来年もやろうかな…


 ちなみにこのお酒、開栓後三日目でも開けるときに栓が「ポンッ」と飛びました。
 どころか、四合瓶に移した最後の一杯分でも、ちょっと温度上げてから空けたら「プシュー」といい音が。
 昔(一升瓶)の風の森を思い出しますね…、いやあこれほど強いお酒は滅多に出会えないかと。
 (なお、飲んだ時のガス感自体はそんなに強くないです)

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2421.html

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名称:土佐しらぎく 一年囲い 純米吟醸 吟の夢 生熟
精米歩合:55%
酒米:吟の夢
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仙頭酒造場
購入価格(税抜):3,240円/1,800ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年07月12日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY

家飲み記録 而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ常連銘柄の一つ。

 泣く子も黙るジコンヌです、同スペックは2年前も紹介していますね、ついに5回目の家飲みとなります。
 花陽浴・風の森等、同スペックのお酒を数年に渡って感想を書きつつ飲んでみて、ようやく自分のこととして実感してきたことに、「日本酒も年ごとの味の差が激しいなあ」ということがあります。
 もちろん蔵元的にあえて変えているところもあるのでしょうけど、醸造酒のサガといいますか、意図しない味の差も結構ありそうに感じますね。(特に生酒系)
 特に而今は射美、花陽浴、風の森とかと比べたら露骨な個性酒って感じでは無いと思いますし、「らしさ」をキープするってかなり大変なんじゃないかなあ…
 まあ飲み手としては、あまりカリカリせずにそんな違いも楽しむべきなんでしょうね。

 さて、スペックについてももはや語ることはないです…
 前回飲んだ27BYと同様、千本錦55の無濾過生。
 1月出荷、3月開栓なので、若干間が空きました。

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 注ぐと、グラスにほんのちょっとだけ泡が付きますね。
 実は今風のお酒の飲み頃を判断するのに、これ結構重要なことかもと思います。

 上立ち香はいつものベリー系っぽい濃厚な果実香がそこそこに。
 含むと、密度の高い甘旨味が力強くかつ優しい口当たりで入ってきて、ほんのりとした苦味のニュアンスで輪郭を整えつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘、酸、苦がそれぞれ主張してバランスを保ちつつ果実感のある、意味芳醇甘口のお手本のようなもの。
 後味は苦酸が引き取って、割りと強引にキレますね。

 割とにぎやかな味わいながらも、甘旨味の存在感がとにかく魅力的な、直球勝負の芳醇甘旨酒でした。
 少し熟成期間を経たからか、いつものイメージからすると、若干重さというか、ちょっとくすんだような感触もあるような…(それでも平均以上のまとまりではありますが)。
 でも、やっぱり好きですねえこの味、少しぐらいの粗はどうでも良くなるぐらいに魅了されてしまいます。
 而今、引き続き買えるときは買っていきたいと思ってしまいました。

 開栓後はちょっと苦味が増えたなあ…
 そうなると重さも増して…、うーん流石にちょっとバランス崩れた感じですね。
 今期の而今は崩れやすいのかしら。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2267.html

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名称:而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 29BY
精米歩合:55%
酒米:千本錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,500円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年07月10日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY

家飲み記録 菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY

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 茨城県那珂市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回は酒販店グループ「吟奏の会」限定スペックをいただいており、その時かなりの好印象だったのでリピートしました、今回は蔵元ホームページにも商品紹介があるレギュラー品です。
 菊盛は扱っている酒屋が少なく、前回は通販だったのですが、最近蔵元の木内酒造の系列店である角打ち(雰囲気は日本酒バー)「酒+蔵 な嘉屋」がなんと秋葉原近くのマーチエキュート内にできたため、今回はそこで買っております。
 マーチエキュートは前に紹介した駿河屋嘉兵衛も入ってますし、日本酒的にも中々面白いスポットになっていますね(ごく近くに鈴木酒販もありますし)。

 スペックは美山錦を55まで削った純米吟醸無濾過生原酒。
 実は同スペックを先に「日本酒感想日誌」さんが記事にしており、そこのコメント欄で「少し控えめではあるので、2月3月くらいまで引っ張っても、まるめちさんならかえって良いかもしれません。」というアドバイスをもらったので、素直な私は(笑)12月に購入したものを3月まで寝かせて開栓した次第です。

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 注ぐと気泡がグラスにしっかり付きますね、まだまだ生きてる感。

 上立ち香はキツくない消毒液的な香り(?)がそこそこに。
 含むと、凝縮感のある旨味が、チリチリとしたガス感を纏いつつググっと入ってきて、程よい酸で落ち着きとフレッシュさを両立させたまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘さは控えめの奥深みのあるサイダー的な(?)旨味が中心で、濃くかつ、引き締まり、酸とのバランスの点で非常にハイレベルなまとまりを感じさせるものになっています。
 後味はガスと酸が引き取って見事にキレます。

 程よいガス感と透明感がありながら、旨味の魅力や飲み応えをしっかり兼ね備えた、高次元バランス酒でした。
 奥深さやガスの刺激はありますが、浮いた苦味・渋味が皆無なのが良いですね、ガンガン飲めてしまう印象。
 また、味の出方が私にとってちょうどいい感じになっていたように思えます、やはり出荷直後より良い開栓タイミングだったように思えますね、日誌係さんの読みは流石だなあ。
 菊盛、是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2019.html

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名称:菊盛 純米吟醸 しぼりたて 無ろ過原酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:-1
蔵元情報:木内酒造合資会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒+蔵 な嘉屋(マーチエキュート内)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年07月08日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY

家飲み記録 五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY

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 埼玉県飯能市のお酒です。
 ブログでの紹介は4回目。

 五十嵐は5年ほど前かの酒徒庵で最初に出会い、その時の好印象から、扱っている酒屋さんを何とか探して買いに走ったことを憶えています。
 で、その時尋ねた、数少ない都内の取扱い店が大森の「酒屋たなかや」さんでした。
 同店は都内の地酒屋のなかでも銘柄セレクトが極めて個性的、かつハイレベルでして、店長さんがしっかりと自分の足・舌で選んでいるんだなあということが伝わってくるようなこだわりのお店でした。
 が、店長さんの健康上の理由で、つい先日の7/3、閉店してしまったとのこと…
 まだまだ未飲銘柄があり行きたいとは思いつつ、地理的な要因と一升瓶メインということから足が遠のいていたところだったので、若干悔いが残るところです、お酒だけでなく酒屋さんとも一期一会の精神が必要ですね。

 裏ラベル情報が貧弱なので詳細不明ですが、ラベルの色的に多分前回と同スペックですね
 11月出荷、3月開栓なので結構生熟期間あり。
 なお、今回はやはり銘柄セレクトが個性的な練馬の「うえも商店」さんで購入しています。


 上立ち香は濃厚な洋梨系(?)の果実香が気持ち強めに。
 含むと、香りの印象通りの濃厚な甘旨味が力強く入ってきて、結構強めの渋味と少々の酸味と絡み合って独特のバランスを保ちながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、結構熟した洋梨的な甘酸渋をそれぞれ感じる、芯と奥深さのある旨味が最初から最後まで存在感を保つ、飲みごたえと引き締まりを両立させたもの。
 後味は酸渋が引き取って、少々の渋味を残しつつもしっかりキレます。

 濃厚な甘旨味が密度と輪郭をしっかり感じさせる、力強さのある芳醇キレ味酒でした。
 結構味わいは賑やかながら、やはり甘味、旨味がしっかりしていいるので、私としては好きですね~
 後、こういう書き方をするとどっしり系のように思えてしまうかもしれませんが、基本私がセレクトしているお酒はあくまで生酒的な果実っぽさが前提になっているので、従来のどっしり火入れ系とは全く違う様相であることを付記しておきます。
 ともかく、今回も五十嵐の信頼を深めてくれた一本でした、次こそ他のスペックも試してみようかな。

紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/23689520.html

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名称:五十嵐 純米吟醸 無濾過生原酒 直汲み 29BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:五十嵐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年07月04日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒

家飲み記録 あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒

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 新潟県柏崎市のお酒です。
 ブログでの登場は4回目と、出会ってからは毎年飲んでますね。

 「日本酒感想日誌」さんイチオシ銘柄ということで飲み始めたあべですが、実際私としても好きな味わいであることが多く、お気に入り銘柄に入りつつありました。
 ただ、今までの記事では売り方については若干ディスり気味になっていたような気がします、特に前回は四合瓶が少ないことに文句を言った上に、「ラインナップを整理してしっかり定番スペック出せや(要約)」的な事を書いております。
 で、今年出てきたのがこの商品なんですよ、いやあまさかラベルに「定番」と明記してしまうとは、御見それしました。
 まあここ見て決めてるわけじゃないでしょうし、とうに検討していることだったんでしょうね、偉そうに書いてしまったことをここにお詫び申し上げます…

 さて、スペック等については裏ラベルに非常に詳細かつ有用な記載があるので、下の写真を是非ご参照ください。
 あべは一貫して原酒なのにアルコール度が低めなのが凄いですね、普段日本酒飲まない層にも勧めやすいかと。


 上立ち香はグレープフルーツ的なみずみずしい酸の香りが控えめに。
 含むと、やはり酸が中心にあるフレッシュな旨味が勢い良く入ってきて、最後までその酸を中心にしっかりまとまりを保ったまま、ググッと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、フレッシュな酸が中心ながら、苦味は控えめかつおりがらみ的な米の旨味もしっかりあって全体としてはむしろ柔らかく感じる部分もあり、旨味の濃度と引き締まりをこれ以上ないほどのレベルで両立させていますね。
 後味は酸がしっかり引き取ってしっかり、かつ自然にキレます。

 柔らかさとキレを両立させるという高難度の課題を、非常にハイレベルに達成している、オンリーワンなキレ良し酒でした。
 なんというかありそうでない感じですね、伝統的辛口とは違うし、甘酸っぱ系でもないし、淡麗という感じでもない。
 あえていうと宝剣に近いと思いますが、こちらのほうがより酸味寄りですね、より果実的といいますか。
 あべは、個性と完成度を兼ね備えた「本物」銘柄であると確信させてくれた一本でした、今後さらに注目したいと思います。

 なお開栓後も全くダレず、最後までじっくり楽しめることが出来ました。
 う~ん、これは凄いな、このポテンシャルにすぐに気づいた日誌係さんの慧眼には脱帽ですわ…

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名称:あべ 定番純米吟醸 おりがらみ生酒
精米歩合: 麹50% 掛55%
使用米:五百万石
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:阿部酒造株式会社
購入価格(税抜):1,570円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年06月28日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

英君 純米吟醸 無濾過生原酒 「緑の英君」

家飲み記録 英君 純米吟醸 無濾過生原酒 「緑の英君」

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 静岡県静岡市のお酒です。
 外飲みは何度かあったと思いますが、以外にも家飲みは初めてですね。

 英君は静岡酒の中でも割と早い段階で、首都圏に進出していた銘柄という印象があります。
 実際私もふくはら酒店さんの店頭で随分前(それこそ5年ぐらい前)からよく見かけていたし、外で飲んだことも有るのですが、得てしてそういう銘柄は家飲みが後回しになりがちですね…、「いつでも飲める感」の罠といいますか。
 今回は、静岡酒に強い「日本酒と競馬ブログ」さんが英君を何回も掲載されているのを見て、自分も飲みたくなってセレクトした次第です。

 スペック的には五百万石を55%まで磨いた無濾過生原酒、日本酒度は+5とちょい高めですね。
 1月出荷を3月の頭に開栓しているため、そこそこフレッシュなコンディションでいただいています(記事掲載はこんなタイミングという体たらくですが…)。

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 上立ち香は甘酸を感じる爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、インパクトのある旨味が割りと自然な口当たりで入ってきたと思うと、直ぐに出てくる青い感じの苦味でがっちり引き締められて、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット的なしっかりした甘酸味が中心にあって、どこかにスルスルイケる感(?)を助長する前向きな水っぽさがありますね、恐らく酸苦が浮かずに一体化しているためにそう感じるのかと。
 後味は苦味をほんのり残しつつ、酸も相まってスッキリキレます。

 心地良い甘酸味を、程良い濃度で素直に味あわせてくれる、良バランスのスッキリ甘口系新酒生原酒でした。
 「みずみずしい」という形容が似合う感じでしょうか、ラベルイメージにも合っていて、安定感を感じさせてくれました。
 これが熟してくるとまた違う面が出てくるのでしょうね、こういうお酒は(良い意味で)開け時がなかなか難しいかも…
 英君、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。
 

■紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-125.html

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名称:英君 純米吟醸 無濾過生原酒 「緑の英君」
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:英君酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 英君 純米吟醸

2018年06月26日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

旦 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 28BY

家飲み記録 旦(だん) 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 28BY

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 山梨県大月市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目、結構なペースで飲んでますね。

 前回に引き続き山廃を選んでみました。
 蔵元ホームページを見ると、ブランド的にも山廃造りを重視しているみたいですね。
 新政が典型例だと思いますが、最近は生もと・山廃造りを「伝統的」と位置付け、そこへの回帰を指向する蔵も増えてきているように感じます。
 同ページの 「醸造アルコールと醸造乳酸に頼り切った現代の酒造りを安易に踏襲せず、」というフレーズには若干引っかかるところもありますが…、まあ意気込みと取るべきでしょうね。

 今回のスペックは、雄町を55まで磨いた
 値段は税抜1,800と若干お高めですが、雄町55、山廃、生原酒でこれなら割高ではないでしょう。
 実は、私が旦を初めて試飲して好印象を持ったスペックがこれだったりします。
 なお、2017年5月出荷で、2018年2月開栓なので、1年近くの生熟を経ていますね。

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 上立ち香は濃い甘酸を感じる熟した果実的な香りがそこそこに。
 含むと、強烈に濃厚かつ芯のある甘旨味が、唾液腺を刺激する強めの酸味と拮抗しつつドドドと入り込んできて、最後の最後まで濃度を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさに完熟果実の杏?的な甘酸味が主役、濃厚すぎてちょっと粉感も感じるレベルですね、ただ単調ではなくて渋味による奥深さを酸が引き取る形でバランスが取れている印象。
 後味は濃厚さを酸がしっかり引き取って力強くキレます。

 濃厚芳醇を地で行くような、味わいたっぷりの完熟甘旨酸味酒でした。
 淡麗の真逆という感じなのですが、酸の働きでそこまで飲みにくいわけではなく、個人的にはむしろ飲み飽きなさすら感じましたね。
 ただ、全体的にはまだ伸び代がありそうな気もしました、この酒質なら蔵元さんには是非積極的に(生)熟成にチャレンジして、その辺りの知見を深めていって欲しいところです。
 旦、やはり注目すべき銘柄だと思います、次やるときはまた別スペックですね。

 初日より二日目の方が良かったので、開栓後の伸びもあるタイプでしょうね。
 前回もそうでしたし、旦は本来は一升瓶で買ってちびちびやるべきお酒なのかもしれません。

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名称:旦 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:笹一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年06月22日 山梨の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

宝剣 純米吟醸 八反錦 生酒 29BY

家飲み記録 宝剣 純米吟醸 八反錦 生酒 29BY

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 広島県呉市のお酒です。
 ブログでの登場は5回目。

 このお酒自体からは少し話がずれますが、日本酒(地酒)を飲んでいて私が常々楽しいと思うことは、口に含んでからの味わいの変化や複雑さだったりします。
 この辺りは市販のビールやチューハイとは明らかに違う部分なんですよね、そしてそれを十分に楽しむには、必然的に「ゴクゴク」なんて飲み方は基本厳禁だということは、飲み慣れてくると自然と分かってくるように思えます。
 実はこの前日本酒好きが集まるオフ会に参加したのですが、そこでは始まりの「カンパーイ!」のあと数十秒間「……」と皆結構真剣な面持ちで口をモグモグさせていて、妙に面白かったと共に親近感を覚えました。
 ワインでは「舌で転がす」というフレーズが結構浸透しているように、日本酒業界もこの辺りの飲み方についてもうちょっと啓蒙活動してもいいんじゃないかと思ったりしましたね。
 
 閑話休題、今回いただいたのは八反錦を55%まで磨いた純米吟醸生。
 前回はうっかり前々回と同じスペックを買ってしまいまいたが、今回は微妙に違うスペックをセレクトしてみました。

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 上立ち香は硬質なセメダイン系の香りが仄かに。
 含むと、しっかりと存在感のある甘旨酸味がフワッと広がったかと思うと、数秒後には透明感のある酸とほんのりとした苦味でしっかりと引き締められて、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、実にフレッシュかつフルーティーなリンゴ的甘酸味が主役で、そっち系の苦味もあるのですが、むしろそれを上手く使ってキレを出している印象、ピリピリ的な辛さもちょっとありますね。
 後味は名前通りスパっとキレて、辛さ的な刺激の余韻だけ残して素早く引き上げます。

 軽やかながらしっかりと感じられる旨味が、見事なまでにスパっと引き上げる、異次元的スッキリ酒でした。
 今回は含んだときの旨味と後味との落差をより強く感じましたね、そしてそれがとても心地良い、相変わらず「名は体を表す」を地で行く銘柄ですね~。
 これこそ、まさに「日本酒らしさ」をしっかり備えた、ビールやチューハイとも真向勝負できる新世代食中酒だと思います。
 宝剣、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:宝剣 純米吟醸 八反錦 生酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:八反錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:宝剣酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 宝剣 純米吟醸

2018年06月18日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

太平海 純米吟醸 無加圧 生酒

家飲み記録 太平海 純米吟醸 無加圧 生酒

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 茨城県石岡市のお酒です。
 同蔵のお酒は前に一回登場しています、詳しくは後述。

 こちらを醸す府中誉株式会社のお酒ブランドは、「府中誉」「渡船」「太平海」の3つであることは、以前渡船純米吟醸を飲んだ時に書きました
 私は日本酒マニアとして色々な日本酒コンペの結果をチェックしているのですが、この蔵のお酒は結構見かけるんですよね。
 この辺り、同蔵による復刻米「短稈渡舟」に関することも含め、サンケイビズにやけに詳しい記事が載っていたので、興味があればご参照ください。
 ただ、蔵元ホームページは相も変わらず碌な情報なし!、受賞歴だけでも書いとけば結構なアピールになると思うんですけどね…

 閑話休題、今回は限定ブランドの太平海ということで、無加圧しぼりによる生酒というのがポイントでしょう。
 精米歩合は55、ラベル記載の情報も貧弱で、あまり書くことが無いのが辛いところです。

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 上立ち香は甘酸っぱい感じの結構熟した果実の香りが気持ち強めに。
 含むと、やはり濃厚かつ甘酸っぱさのある旨味が力強く入ってきて、ほんの少々の渋味とガス感でダレを防ぎつつ、最後まで存在感を保ったまま胃に入り込んできます。
 味わいは芳醇フレッシュ系の王道を往く感じの、甘味酸味がそれぞれ主張する果実的旨味が主役、渋味はあくまで裏方ながら 確かに存在し、酸もあって濃厚ながら飲み進められますね。
 後味は、その酸渋が働いてフレッシュかつしっかりとキレます。

 出来の良い生酒というのはこういうものだ、という蔵元の声が聞こえるような、ハイレベルにまとまった甘旨フレッシュ酒でした。
 月並みな感想として後はもうちょっと個性が欲しいという思いもありますが、まあそれは好みでしょうね、あまり出っ張ったところがないのも魅力の一つかと。
 太平海、府中誉の実力を感じさせてくれた一本でした。

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名称:太平海 純米吟醸 無加圧 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:府中誉株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年06月16日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

小左衛門 純米吟醸 初のしぼり 無濾過生酒

家飲み記録 小左衛門 純米吟醸 初のしぼり 無濾過生酒

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 岐阜県瑞浪市のお酒です。
 外飲みは何度もありますが、ブログ登場はなんと初めて。

 小左衛門については、地酒屋のほか百貨店でもよく見る印象で、居酒屋でも割とちょくちょく飲んでいました。
 なので、ブログ始めてからのこの6年間全く家飲みしていなかったことに気付いて愕然としましたね(ちなみに記録によると、ブログ始める前の2012年2月に家飲みしたのが最後)。
 いやあ、当然悪印象の銘柄ではなかったのですが、エアポケットのように抜け落ちるということはあるものですね…、そもそもやっぱり日本酒銘柄は個人で追うには多過ぎると改めて思ってしまいます。
 
 話がずれました、今回は新酒第一弾の出羽燦々60磨きの無濾過生原酒、それも速醸ということで、実にスタンダードな印象のスペックですね。
 11月出荷のものを2月開栓なので、ちょっと寝かせちゃいました。

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 上立ち香は甘い感じの果実香が仄かに。
 含むと、程よく熟した感じで非常に甘味の強い旨味が力強く入ってきて、少々の渋味を裏に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、糖度の高い完熟マスカットといった趣の、高濃度かつ魅力的な甘味が完全に主役、酸は少々果実感を添える程度、強めの渋味がダレを防ぐ感じですね。
 後味は、やはり渋味をほんのりと残しながら、自然に引き上げていきます。

 新酒らしいフレッシュフルーティー感が魅力的な、直球勝負の甘旨酒でした。
 甘味が凄く魅力的な存在感があるのですが、渋味がちょっと引っかかる印象でしたね。
 特に、長く口中で転がしていると渋味が増してくるので、個人的にはスイスイいってしまったほうが楽しめると思いました。
 小左衛門、次はこちらとは違った系統の、山廃系も飲んでみたいところです。

 開栓後は甘さが引いて、より渋味がでてきちゃうタイプかな…
 急激に劣化するわけではないのですが、個人的には即飲み推奨。

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名称:小左衛門 純米吟醸 初のしぼり 無濾過生酒
精米歩合:60%
使用米:出羽燦々
アルコール度:16.5度
日本酒度:+5
蔵元情報:中島醸造株式会社
購入価格(税抜):1,319円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年06月08日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

美寿々 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒

家飲み記録 美寿々(みすず) 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒

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 長野県塩尻市のお酒です。
 ブログ開始前からの個人的お気に入り銘柄ですがブログ登場は意外にもまだ3回目、長野酒特集の11本目としてトリを飾ってもらいます。

 以前のブログで少し触れましたが、実は美寿々は、今や数十本に及ぶ私の出張先購入酒の第一弾だったりします。
 セレクト自体は偶然だったものの、実際飲んでみてあまりの旨さに衝撃を受けましたね、最近では「桃の里」で似た出会いをしていますが、美寿々との出会いはその後の出張時の積極的購入に繋がっているという意味で、私の日本酒ライフに、より強い影響を与えたと言えるでしょう。
 最近ちょっと購入タイミングが無かったのですが、先日長野酒に極めて強いブログ「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんに、新製品であるこの雄町純吟が掲載されているのを見て、居てもたっても居られず購入に走った次第です。
 ちなみに記事を見てすぐネットで情報を収集して、通販取扱のあった横内酒店さんに電話で在庫確認して、その日のうちに都内から北浦和まで電車で50分くらいかけて実店舗までいきましたからね…、日本酒が絡むと行動力の化身と化す私でございます。

 さて、スペックはその名の通り全量雄町、精米歩合は55、無濾過生原酒という直球勝負な感じ。
 ラベルはピンク…というか曙色ということらしいです、雄町のイメージと相まってついふくよかで甘い味わいを期待してしまいますね。

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 上立ち香は若干落ち着きとフレッシュさ両方感じる甘酸の果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りそこそこ落ち着いた甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、透明感・上品さを感じさせつつ最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、存在感のある甘旨味が主役ではあるのですが、透明感のある酸味とほんのりとした苦渋味が絶妙なバランスで絡み合って、いくらでも飲めてしまいそうな印象。
 後味は、ほんの少々の苦渋味を口中に彷彿とさせながら、極めて自然に引き上げてくれます。

 今風のフレッシュフルーティーな魅力と、飲みごたえのある奥深さ、そして何よりバランスによる上品さと透明感が素晴らしい芳醇バランス酒でした。
 何というか無茶苦茶杯が進んじゃうんですよね…、無濾過生原酒的な飲みごたえはバッチリあるのですが、後味の引き上げ方が非常に心地良い。
 また嫌な苦味が皆無なところが良いんですよ~、本当完成度が高いお酒だと思います、初スペックとはとても思えない纏まり。
 美寿々は全国区でもトップクラスの次元で戦える銘柄だということを、改めて感じさせてくれた一本でした。

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名称:美寿々 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:美寿々酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:横内酒店(北浦和)
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年05月31日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

鼎 純米吟醸 生酒 29BY

家飲み記録 鼎 純米吟醸 生酒 29BY

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 長野県上田市のお酒です。
 同蔵のお酒の登場は3回目、同銘柄としては2回目、長野酒特集の10本目となります。

 今回の長野酒特集については、最初は旅行でまとめ買いしたことをキッカケに「プチ特集」という形で取り上げ始めたのですが、「そもそも既に何本も飲んでた&特集掲載中にも買い増した」という理由で本数が2ケタになってしまったため、特集として格上げしていたりします。
 実はこれを書いてる最中にもまた新しく欲しい長野酒が出てきていたり…、いやあほんと、甘旨系日本酒好きなら長野酒は片っ端から飲んでみても良いぐらいだと個人的には思っております。
 閑話休題、鼎については去年も全く同じ商品を買っているのですが、やっぱり今年も飲みたいなあという思いに駆られて、再び朝日屋酒店さんで買ってきてしまいました。
 
 スペック的には去年と同じ…はず。
 というのは、去年は美山錦利用とどこかで見たのですが、今調べると金紋錦・ひとごこちという記事も出てくるんですよね。
 ラベルに記載は無さそうですし、今回は不明としておきます。

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 上立ち香は濃厚でちょっと熟した印象の果実の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚ながらもバランスの取れた印象の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味と苦味を彷彿とさせつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、実に長野酒らしい蜜たっぷりのちょい熟リンゴ的甘旨味が芯にあって、苦渋はあくまで裏方に徹して、複雑味を添えつつも素直に甘味を楽しませてくれます。
 後味は、そのまま苦渋が裏方の仕事をして、しっかりと甘味を引き取ってキレます。

 長野酒の魅力を凝縮・洗練したような、最後までしっかりバランスを保ってくれる芳醇甘旨酒でした。
 甘味が本当に心地良いんですが、結構全体的には複雑な感じで、ダレも飲み飽き感もバッチリ抑えられています。
 いやあ安定してますね~、毎年この味わいを楽しめる喜びというものを、改めて噛み締めてしまいます。
 コスパも素晴らしいですし、総合的な満足度は非常に高いお酒かと。
 鼎、次はおりがらみとかの別のスペックもやりたいですね。

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名称:鼎 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:信州銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,381円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年05月29日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒

家飲み記録 夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒 

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 長野県上伊那郡辰野町のお酒です。
 外飲みは相当回数やってますが、ブログでの登場は2回目ですね、長野酒特集の9本目。

 夜明け前は以前にアル添にごり生を紹介しています、その時や外飲み時の印象は総じて良かったため、看板商品の一つであるこの「純米吟醸生一本生酒」は前々から狙ってました、今回ようやくタイミングが合って購入した次第です。
 ところで、以前にコメントでもご指摘があったのですが、私は長野酒の中でも特に「伊那地方」のお酒に好きな銘柄が多いようです。
 実際長野県酒造組合の蔵元一覧を見るに、銘柄名でいうと「井の頭」「黒松仙醸」「信濃鶴」「信濃錦」と、自分の中で「お気に入りに追加」している蔵元がひしめいている感じです(逆に未登場は「今錦」「岸の松」「大國」のみ。今錦は外で何度も飲んでます。大國・岸の松は未見)。
 これだけピンポイントに集中しているは多分珍しいかと思います、多分食文化とかの傾向について波長が合うんでしょうね。

 スペック情報は精米歩合55%という点以外ラベルにはほとんど記載無いですね…
 ただ調べると、山田錦利用の無濾過生原酒と記載している酒屋さんのページがありました。
 

 上立ち香はリンゴ系の甘くスッキリとした香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚ながらバランスのとれた印甘旨味が上品な口当たりでトロリと入ってきて、酸味や苦味をあくまで裏方に感じさせつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいはまさに蜜たっぷりのリンゴ的な甘味が厳然たる主役、酸味は味を整える程度で、苦味は完全に奥に留まり、芳醇さの割に雑味を全く感じさせずに甘味の魅力をストレートかつ丁寧に伝えてくれます。
 後味は、酸が仕事をしているのかなあ、甘味がそのまま自然に引き上げる感じ。

 長野酒のど真ん中を往く甘旨味に、他の味の要素が少しづつ彩りを添える、高次元のバランス系芳醇旨酒でした。
 やっぱり雑味の無さが良いですね~、濃厚さと上品さを両立させているのは素晴らしい!
 いやあこういうお酒を飲むと、少しぐらい高くても雫取りを優先してセレクトしたくなりますね、口当たりが本当に心地良いです。
 夜明け前、他にも色々なスペックを試していきたいと思いました。

 開栓後は意外と甘味が後退して少しづつバランスが崩れていく感じかな…
 個人的には開栓直後がベストだったので、速飲みを推奨しておきます。

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紹介①:「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1065522173.html

紹介②:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

名称:夜明け前 純米吟醸 生一本 しずくどり生酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社小野酒造店
購入価格(税抜):1,649円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年05月27日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:8

井の頭 純米吟醸 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY

家飲み記録 井の頭 純米吟醸 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄の一つ、長野酒特集の7本目ですね。

 井の頭は5年前に日がさ雨がささんでで出会って以来推してきた銘柄ですが(というかもう5年前か…)、最近ようやくじわじわと首都圏にも浸透してきているのではないかという感触を得ております。
 個人的には、かのこだわりの地酒屋「うえも商店」さんが積極的に推しているのが大きいんじゃないかと思いますね、今回のお酒に至っては、「久々の120点満点」と、まさに太鼓判を押していらっしゃいます。
 また、このスペックについては「日本酒感想日誌」さんも先に感想を上げられており、そちらもかなりの高評価。
 何が言いたいかというと、私がだけが騒いでいるわけじゃないということです(笑)、もっともっと知られるべき銘柄だと思いますよ!

 閑話休題、スペックはひとごこち59%精米の純米吟醸袋吊り中取り、コストを抑えつつ、手間がかかっていそうな雰囲気を感じます。
 中取りはうえも商店さん限定スペックなのかな、去年飲んだ限定純米吟醸は美山錦55だったので、完全に別スペックですね。

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 上立ち香は柔らかい印象の、果実とお米が混じったようなフレッシュな香りが控えめに。
 含むと、酸の芯のある甘旨味が力強く入ってきて、おり由来の若干の粉っぽさと少々の苦渋味を伴いつつ、最後までしっかりと飲みごたえを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、ちょい酸強めの柑橘系果実の甘旨味が主役を張りつつ、全体としては甘酸渋苦をそれぞれ感じる、奥深くかつまとまりのあるもの。
 後味はしっかり酸苦が引き取って、力強くキレます。

 芳醇さ、奥深さ、そして若干キツ目の引き締まりがありつつ、それでいて全体としては柔らかい印象もある、やっぱり独特の魅力があるお酒でした。
 いやあやっぱりハイレベルですよ、個性とまとまりをしっかり両立させている印象。
 ただ、悲しいのはほんの少々生ヒネ感があることだったり…、最初からの可能性もあるものの、せめて直ぐに開栓すべきだったなあ。(今回は3月開栓)
 どうもベストポジションじゃない気がすんですよね、バランスも魅力なお酒なだけに、この点は少し反省です。
 ともかく、井の頭は今後も最大限に注目していきたいと思います。

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名称:井の頭 純米吟醸 袋吊り中取り 純米生原酒 29BY
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17%
日本酒度:-2
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円くらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(練馬)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年05月23日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY

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 長野県飯山市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、長野酒特集の6本目。

 こちらも信濃錦や亀の世同様、松本の中島酒店さんで購入しました、長野旅行時の土産酒のトリになりますね。
 水尾については以前も「紅」のひやおろしを飲んでおり、今回買うかどうかも迷ったのですが、生酒版も飲んでみたいと前から思っていたことと、1本ぐらいは良く知った信頼できる銘柄を買うのも良いかと思ったことからセレクトしました。
 実は当初は、宿泊先の旅館で飲もうかと思って買ったのですが、旅館の日本酒メニューが思いの外ちゃんとしていて(鏡花水月・善哉の生酒とか)、そちらで十分楽しめたので予定を変更しています。
 ちなみに結局帰りの電車内で開栓しました。

 スペックは、長野が誇る復刻米「金紋錦」を49%まで削った高精白の純米吟醸で、お値段も1ランク上という感じ。
 特急あずさの車窓から、風景を楽しみつついただきます。

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 上立香は、フレッシュかつ甘さを感じられる果実香が仄かに。
 含むと、フレッシュで芳醇な甘旨味が華やかな感じで入ってきて、チリチリとしたガス感を伴いつつも滑らかさも感じるような口当たりで、最後までバランスを保ったまま染み入ってきます。
 味わいは、全体としてはメロンを彷彿とさせる、ふくよかな甘味、程よいガスと青さによるフレッシュさ、心地よいラムネ的含み香が一体となって、かつマイナス要素をほぼ感じない完成度の高いもの。
 後味は、青い苦味がしっかり仕事をして、見事にキレます。

 強めのガス感をまといつつも、まろやかさすら感じさせる芳醇な甘旨味をストレートに楽しめる、極めてハイレベルなフレッシュ甘旨酒でした。
 紅はやっぱりメロンですね、どことなくバニラもあってクリームソーダ的と言えるかも、そして濃厚さとキレのバランスが素晴らしい!本当にお酒としての出来が高次元です。
 金紋錦にこだわって、これだけ使いこなすに至ったというのも見事の一言ですね、個性・完成度の双方で明らかに全国区でバリバリ戦えるレベルかと。
 水尾は銘酒ひしめく長野でも傑出したお酒だと思います、是非早いうちに他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:水尾 「紅」 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:49%
使用米:金紋錦
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社田中屋酒造店
購入価格(税抜):1,750円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.6/9.0

■長野旅行時購入酒記念写真
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 …実は水尾は空瓶だったりします、旨過ぎて車内で四合飲み切っちゃったんですよね。
 連れが居たとはいえ、傍から見たら明らかにやべーやつだったに違いない…
 ただ、シチュエーションの影響を除外しても、このお酒が素晴らしい味わいだったことは間違いないと思います。

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2018年05月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

自然郷 SEVEN 純米吟醸 生酒 29BY

家飲み記録 自然郷 SEVEN 純米吟醸 生酒 29BY

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 福島県西白河郡矢吹町のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 こちらを醸す蔵の通常銘柄が「楽器正宗」であることや、自然郷SEVENブランドの位置付けについては、前回の記事(約3年前)に書きました。
 今回セレクトした理由としては、前回飲んだ時の好印象に加え、矢島酒店さんで新規取り扱いを開始したということがあります。
 智則もそうですが、前に飲んで旨かったお酒が、通っている酒屋さんで新規取り扱いになるのは何となく嬉しいですね、先手を取った感じで若干ドヤれますし(笑)
 また、もちろん入手が楽になるのもありがたいところです(前回は通販での購入でした)。

 スペック的には、前回同様オール福島の、無農薬栽培夢の香60磨き利用。
 裏ラベルの記載によると、無濾過生原酒みたいですね。

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 上立ち香はサイダー的な爽やかな甘さを感じる香りが控えめに。
 含むと、芳醇な甘旨味が塊でググっと入ってきて、ゆっくりと出てくる渋味が奥深さを添えつつ、最後まで存在感を保ちながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、完熟洋梨?的な密度の濃い甘旨味が主役、最初から纏っている渋味がクレッシェンド的に存在感を増して全体をしっかり引き締めていき、時間差の趣を十分に感じさせてくれます。
 後味は、最終的にはかなり強くなった渋味がキッチリと引き取って、芳醇な味わいを見事にキレさせます。

 奥深く心地良い甘旨味が口中で微妙に変化を描く、日本酒の玄妙さを伝えてくれるようなお酒でした。
 いやあ良いですね、濃厚ではあるのですが、インパクト勝負というよりはじわじわと魅力がしみ込んでくるタイプかと。
 それにしても、福島酒は本当全体的にレベルが高いと思いますね~。
 味わいの奥深さに特長があるお酒が多いんですよね、それでいて後味のキレとの両立のさせかたがとても丁寧といいますか。
 このお酒もまさにそんな感じでした。
 自然郷、今後また別のスペックも試してみたいと思います。

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紹介:「日本酒愉快者ブログ」さんの同スペックの記事
http://osakefunky.hatenablog.com/entry/2018/01/02/093333

名称:自然郷 SEVEN 純米吟醸 生酒 29BY
精米歩合:60%
使用米:夢の香
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合名会社大木代吉本店
購入価格(税抜):1,360円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年05月09日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 29BY

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 島根県安来市のお酒です。
 同銘柄の登場は3回目ですね。

 智則は27BY28BYに続き、三年連続での紹介です。
 熱心な読者様ならおわかりかと思いますが、基本新銘柄優先セレクトが当ブログのスタイルなので、3年連続同商品を買うということは、それはもう相当お気に入りということの証明だったりします。
 今年については、矢島酒店さんの店頭についに並んだのでそちらから購入しました、正直酒質的には通常銘柄の出雲月山以上に同店の利用者層になじむだろうと思っていたので、納得の取り扱い開始ですね。
 ちょっとつっこんだ話になりますが、同店で花陽浴の同梱酒に悩んだ時なんかにはこれ買っておけば、ほぼ間違いはないかと思います。

 スペックは例年通り、島根の酒米「佐香錦」を55まで磨いた、中取り直汲み無濾過生原酒。
 裏ラベルの各種数値についても、大きく変動は無い印象です、これはやはり方向性が確立していて、造りも安定していることの証左ではないかと。

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 上立ち香は蜜たっぷりのリンゴといった趣の果実香がそこそこに。
 含むと、爽やかな印象の甘酸旨味が、ほんの少々のガス感を纏いつつ、スルスルと勢い良く入ってきて、最後まで存在感と勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青リンゴ的な、フレッシュフルーティーのど真ん中を行く甘酸味が主役、濃度は濃い目ながら、酸の働きとほんの少々の苦味が引き締めて、新酒特有の魅力をストレートに感じさせてくれます。
 後味は、苦味が最小限の仕事をして引き取って、見事にキレます。

 フレッシュさ・濃厚さ・甘味・ガス感という今風の人気酒が備える要素を、しっかりとまとめ上げている印象の、安定感のあるお酒でした。
 個人的にはむしろ長野酒によく感じる方向性だったりしますね、この直球勝負の果実の甘さは…、そしてそれはまさに私のストライクゾーン。
 いやあ本当に安定した旨さですね、このレベルで毎年出してくれるのはありがたい限りですよ。
 智則、改めて信頼を寄せられる銘柄であることを、ハッキリと確認できた一本でした。

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名称:智則 純米吟醸 直汲み中取り 無濾過生原酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:佐香錦
アルコール度:16%
日本酒度:+1.0
蔵元情報:吉田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,713円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年05月05日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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