鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸

家飲み記録 鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸

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 新潟県佐渡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 北海道出張時の「酒舗七蔵」さんでの購入酒、全3本のうちラスト3本目。

 こちらを醸す北雪酒造は全国規模の佐渡地酒蔵の雄といった印象がありますね、「YK35」なんていういかにもなネーミングのお酒を(意味はwikipedia参照)チタンボトルに入れて20万の値付けをしたりと、売り方もなかなか強かだなあと感じていました。
 そんなわけで何となく自分の購入対象には含めていなかったのですが、かの日本酒まんが「いっぽん!」でこの鬼夜叉が紹介されていたことで興味が出てきて、今回セレクトするに至った次第です。
 最大の特徴はやはり「遠心分離」ということでしょうね、KURANDの記事によると、国内では10社程度が採用しているそうですが、そのための機械は一台二千万円程度するとか…
 規模が大きめの蔵でもこの規模の設備投資は勝負といえるでしょうね、酒質向上のためにそれだけの決断をするというのは素晴らしいことかと思います。

 裏ラベルには関連情報がびっしりと…、流石にここでは書ききれないので、蔵元の商品紹介ページもご参照ください。(買える店一覧があるのも素晴らしい)
 遠心分離は基本的には高級酒に使われるようですが、この鬼夜叉は良心的なお値段なのが有難い限り。

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 上立ち香は熟成香皆無の、程よく熟したリンゴ系の果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの甘旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、ほんのり伴う苦味と、尻上がりに強まる辛さでガッチリと引き締まりつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初は吟醸酒らしい甘旨がフワッと広がるのですが、苦辛も存在感があって、割りと落差の激しいタイプのお酒かと…
 後味は、少々の苦味を口中に残しつつ、バッチリキレます。

 しっかりとした旨味がありつつも、雑味の少なさと程よい苦辛で、ガンガンイケてしまう危険なお酒でした。
 一口目はちょっとインパクト不足かもと思ったのですが、飲み進めると「嫌な部分が無い」というところがどんどん染み込んで来て印象がどんどん良くなりますね。
 このお酒に関しては、私のような甘味偏重人間以外の人のほうが正当な評価ができるでしょう、といいつつ私も十分楽しめてはおります、火入れでこれは凄いことかと…
 北雪の実力をひしひしと感じた一本です、また他の限定品も買ってみたいと思いました。

 ちなみに開栓後も全くダレませんね。
 あらゆる意味で完成度の高いお酒として、少なくとも一度買って損はないお酒だと思います。

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名称:鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸
精米歩合: 麹:50% 掛:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社北雪酒造
購入価格(税抜):   円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年02月23日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY

家飲み記録 北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY

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 北海道夕張郡栗山町のお酒です。
 北海道出張での購入酒、全3本のうち1本目。

 以前冬花火の記事でも書きましたが、このお酒は私が以前から狙っていた、北の錦の特約店限定ブランドになります。
 これ系のお酒には珍しく、蔵元ホームページに商品紹介および買える店がちゃんと掲載されていたので(素晴らしい!)、一覧にあった「酒舗七蔵」さんまで、帰りの飛行機の時間が迫る中バスに乗って訪問して購入してきました。
 実際同店にはこのお酒以外にも色々と楽しいお酒がありましたので行ってよかったですね、出張時酒屋巡りの醍醐味です。

 スペックは北海道産酒米の吟風を45%とかなり磨いた高精白純米大吟醸ですがお値段は良心的、見た目的にもなかなかのオーラがありますね。
 ただ、残念なことに火入れしかありませんでした…、出張時期がもうちょっと後なら新酒生酒も出ていたかもしれないのですが。
 28BYの11月開栓なので、結構熟成期間を経ています。

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 上立ち香はカラメル感のある熟成香がそこそこに。
含むと、やはりガッツリ熟成香を纏った旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした渋味を感じさせつつ、最後まで旨味を主役にしたままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、カラメル的熟成感と少々草的な青渋さがせめぎ合う感じの旨味がメイン…というか、割りとそれが最初から最後まで続きますね、変な苦味等の雑味が無いので素直に楽しめます。
 後味は、そこに少々辛さも加わって、しっかりとキレます。

 しっかり熟成しつつも、独特の青さもあり、なにより高精白的な旨味の純度が魅力的な、ありそうでなさそうな面白いお酒でした。
 私にとってはちょっと甘味が足りない感はありますが、それがもともとなのか、発酵が進んだ結果なのかは気になる所です。
 いやあ、ワンパターンで恐縮ですが、こういうお酒を飲むと、生が、生が飲みたくなります…、少なくとも特約店限定銘柄については生(生熟含む)を増やして欲しいと、私は何度でも言ってしまいますね…
 北斗随想、次いただくときは必ず生をセレクトしようと改めて思いました。

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名称:北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY
精米歩合:45%
使用米:吟風
アルコール度:16%
日本酒度:-1
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけ:「酒舗七蔵」さん店舗外観
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夜の地酒屋さんはオーラがありますね~、入る前からテンションが上がります。

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2018年02月19日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

越後鶴亀 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 越後鶴亀 純米吟醸 生原酒 

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 新潟県新潟市のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めて頂きます、大阪出張時の浅野日本酒店さんでの購入酒3本目。

 実に縁起の良い銘柄名ですね、東京でも百貨店とかでたま~に見かけるような気がします。
 以前より銘柄自体は知りつつもなかなか店頭ではお会いできずにいたのですが、今回思いがけず大阪で出会い、その奇縁を面白く思ってセレクトしました。
 蔵元ホームページは割と洒落た感じですが、商品紹介には実にレトロなラベルのものが並んでおり、限定酒コーナーにも今回いただく生原酒バージョンは載っていないようです。
 まあ中身は完全に都市部向けなんでしょうね、ブランドを分けずに「越後鶴亀」一本で勝負するつもりなのだろうと思います。
 個人的には色々な銘柄を乱立させるよりは分かりやすいし潔くて好印象。

 スペック情報は精米歩合60の生原酒ということ以外はあまり記載がありません、このあたりは改善願いたいかな…
 出荷年月は2017/10と多分28BYで、購入から開栓までもちょっと間が空いてしまったため(今年1月開栓)、実質的には約一年生熟期間を経ているものと思われます。


 上立ち香は、しっかり熟した果実系の香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の甘旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした渋味で輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、かなり濃度が高くかつ複雑な印象の、ガッチリ熟した果実的な、甘酸渋が絡み合った感じの旨味が厳然たる主役を演じますね、時間差はあまりない感じ。
 後味は、若干渋味を口中に残しつつ、濃厚さをちゃんと引き取ってキレます。

 実に良い感じに味乗りしてくれた、しっかりと飲み応えのある芳醇複雑生熟酒でした。
 いやあ生熟の良さがバッチリありますね、ダレさせてしまうと私としては蔵元さんに申し訳ない気分になってしまうので、その意味でもほっとさせてくれる味わいに感じました。
 越後鶴亀、今度は新酒も飲んでみたいなあと思わせてくれた一本でした。

 開栓後は全然ダレず、むしろ口当たりが滑らかになってきましたね。
 何かコーヒー牛乳感も出てきて、凄く面白い変化です。
 これは奥深いなあ…、生熟適正と開栓後の強さはある程度リンクすると思いますが、このお酒は両方ともかなり高レベルかと。

 
 実は浅野日本酒店さんでもう一本、大阪産のにごり酒を買ったのですが、それは今後まとめる予定の「にごり酒特集」に回したいと思います。
 次回は北海道、札幌へ!

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名称:越後鶴亀 純米吟醸 生原酒 
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社越後鶴亀
購入価格(税抜):1,643円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.4(変化も考慮に入れて)/9.0

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2018年02月17日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

文佳人 純米吟醸 山田錦 生酒

家飲み記録 文佳人(ぶんかじん) 純米吟醸 山田錦 生酒

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 同蔵のお酒のブログ登場は3回目ですね、詳しくは後述。
 出張みやげ酒シリーズの3本目になります。

 こちらは大阪出張時に「浅野日本酒店」さんで購入しています、名古屋に続き昨年と同じお店ですね、同店には三年連続でお邪魔しております。
 文佳人は銘柄的には割と東京でも見るのですが、今回二つの理由でセレクトしました。
 理由の一つ目はこのお酒を醸す(株)アリサワのお酒としては、限定品の「鏡野」を二回ブログで紹介していながら、メインの「文佳人」がまだだったということ。
 もう一つは、実は購入前日に大阪駅近くの「旬彩ダイニング 一歩」さん(ネットで下調べした上で、選びました)での一人飲みで、同銘柄のひやおろしをいただいた印象がとても良かったことです。
 
 スペック的には、山田錦の50磨きの生酒という本来はかなり贅沢なもの。
 お値段は1,800と少々お高めですが、まあむしろ適正価格という感じでしょう。


 上立ち香はマスカットソーダ的な爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、割りと香りの印象通りのスッキリとした甘旨味がガスと共にチリチリと入ってきて、結構存在感のある苦味を纏ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、みずみずしい果実の甘酸味が中心にあって、ガス感が今風の飲み進め易さを添え、苦味が引き締まりと若干の嫌味を加えてしまう感じ。
 後味は苦味を少々口中に残しつつ、ガスもあって良い感じにキレます。

 しっかりとした甘旨味をガスと苦味がガッチリ引き締める、チリチリキリリ系芳醇酒でした。
 私が最近土佐酒にハマっている理由なのですが、甘旨味が本当に自分好みなんですよね…、やっぱり共通する魅力を感じます。
 ただ、これに関してはちょっと苦味が気になるなあ…、例の28BY特有の嫌な感じがなければより素晴らしかったかと。
 文佳人、いつかまた改めていただいてみたいと思いました。

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名称:文佳人 純米吟醸 山田錦 生酒
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪)
お気に入り度:8.4/9.0

おまけ:「旬彩ダイニング 一歩」さんでの一人飲み記録

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 お酒は全国からちゃんと美味しいやつを選んでいる印象。
 一人鍋が嬉しかったなあ…、素敵なお店でした!

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2018年02月15日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

家飲み記録 生道井(いくじい) 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

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 愛知県知多郡東浦町のお酒です。
 名古屋出張時の購入酒の二本目になります。

 同蔵のお酒については、衣が浦のひやおろし生道井の杜氏厳選BLENDと、2回ブログに登場済みなのですが、なぜか両方とも火入れをセレクトしてしまい、自分としては若干消化不良気味でした。
 今回、再び酒泉洞堀一さんを訪ね、ようやく生酒に巡り合えたので、購入した次第です。
 ただ、これが一升瓶しかなくてですね…、こんなこともあろうかと持参したリュックに入れて、ひいひい言いながら担いで帰ってきました。

 スペック的には、中部~近畿でよくみる酒米の若水を60%まで磨いた純米吟醸生、袋吊りというところがポイントでしょう。
 製造年月は2月になっていますが、購入したのは10月、開栓11月なので、一夏越えた生熟コンディションになります。
 ちなみに正確にはこのお酒、「生道井」って表記はラベルになかったりします、確か酒屋さんの店頭にはあったんですが。
 衣が浦の記事でも書きましたが、相変わらずブランドの売り方に問題がある蔵だなあと思ってしまいました。(まあ、地元売りがほとんどらしいですし、そのあたり興味がないのでしょうね)

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 肩はかなり大きい開栓注意の警告チラシがかかってましたが、実際はジュワーぐらい。
 まあ時間経ってますからね…、こんなもんかも。

 上立ち香はおり由来のセメダイン的な香りと、チョコ的なニュアンスがせめぎ合う感じの香りが控えめに。
 含むと、落ち着いたようで青さの残滓も残したような旨味がまろやかな口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ったままじんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり熟感を伴った甘旨味と、セメダインの引き締まり及び苦味が入り混じって複雑な印象、かつ少々焦げたような感じもありますが、全体としては面白い感じにまとまっていて、お酒のそもそもの出来の良さを感じさせます。
 後味は、袋吊り的な柔らかな引き上げ方ながら、最後はしっかりとキレます。

 甘味と苦味、熟感と青さ、まろやかさとキリリ感、矛盾した要素がこれでもかとひしめき合う、オンリーワンの生酒でした。
 一種の賑やかさがあるのですが、それでいて袋吊りらしいまとまりも感じられるのが素敵ですね。
 いやあやっぱり私は断然生派ですわ、年中生出荷の蔵がもっと増えてくれることを切に願います、後一升瓶限定はやめてくれるとありがたい…
 ともかく、生道井については、また別の生スペックも是非いただいてみたいと思いました。

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名称:生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY
精米歩合:60%
使用米:若水
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:原田酒造合資会社
購入価格(税抜):3,800円/1,800ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.5/9.0

・おまけ:帰りの新幹線車内での記念写真。重かった…
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2018年02月13日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒

家飲み記録  亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒

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 一年前の記事にも書いた通り、私は仕事上年に数回地方出張があり、状況が許す限り現地のお酒をお土産(自分用)に買って帰っています。
 今年(というか今年度)も、そうして買ってきたお酒の感想記事が溜まって来たので、連載的に集中掲載しようと思います。
 今回も十回を超える長期連載になる予定です、乞うご期待。

 第一回目のこちらのお酒は、名古屋出張時に去年同様「酒仙洞堀一」さんに寄って買ってきました。
 広島県東広島市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)
 
 こちらを醸す亀齢酒造の通常銘柄はそのまま「亀齢」ですね、長野にも同名の銘柄があることは以前書きました
 今回のお酒はわざわざ「亀齢萬年」として凝ったラベルにしている以上特約店向けのブランドだと思うのですが、少しググったぐらいではよくわかりませんでした。
 蔵元ホームページはお世辞にも充実しているとは言い難いですし、中々情報を得にくい銘柄かと思います。

 裏ラベルで特徴的なのは原料米の「広島造賀産線状心白米」という表記でしょう、なぜかお米の品種をハッキリ書いていません。
 これには色々複雑な理由があるようで…、あまり大っぴらに書くのもなんなので、興味があればそのまま「広島造賀産線状心白米」でググってみてください。
 その他、杜氏と米の栽培者の名前や、蔵内管理温度みたいな珍しい項目があるのが面白いと思いました。


 上立ち香は落ち着いた完熟果実的香りがそこそこに。
 含むと、やはりしっかり熟した印象の濃厚な甘旨味が、アルコールの辛さを伴って力強く入ってきて、舌先をピリピリさせつつ、最後までしっかり濃度を保ちつつもダレずに染み込んできます。
 味わいはやはり完熟リンゴ的な芯のある甘旨味が中心にあって、辛さと、結構強めながら嫌らしくない苦味が全体を引き締めるある種王道のパターンですね、良いまとまりです。
 後味は、その苦辛が引き取って、舌先にピリピリを残す形でキレます。

 存在感のある甘味と、力強い引き締まりを兼ね備えた旨味が魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 いわゆるフルーティー酒とは一線を画しつつ、甘旨味に楽しさがあるお酒ですね、個人的には好きなタイプ。
 写真でバレているとおり、帰りの新幹線車内で開栓したのですが、そういう環境でも十分本来の旨さを感じられたと思います。
 亀齢、次は有名商品の「純米八拾」も飲んでみたいなと思いました。

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名称:亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒
精米歩合:50%
使用米:広島造賀産線状心白米
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:亀齢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:スーパーで買った社内でのつまみ。名古屋感ゼロ(笑)ながら旨かったです。
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タグ: 亀齢 純米吟醸

2018年02月11日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY

本日の家飲み 天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY

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 神奈川県茅ケ崎市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、前回記事はなんと4年以上前になります。

 「天青」でググると、蔵元直営のレストランの紹介ページが真っ先に出てきました、この一事で普通の蔵とはちょっと違うというオーラを感じますね…。
 私の記憶が正しければ、天青は酒米「酒未来」を使った商品をかなり早い段階から出していた蔵の一つだと思います。
 数年前は結構少なかったので印象に残っており、いつか買おうと思っていたのですが、あれよあれよと多くの蔵が使うようになりましたね。
 最近だと奈良萬や南部美人も使い始めたとか…、「愛山」同様、今風のお酒に合う性質なんでしょうか。

 今回いただく「千峰」はその酒未来を50まで削った、比較的高精白の純米吟醸で、値段もちょっとだけお高め。
 私にしては珍しく(多分一回)火入れですね、そもそも天青の購入が遅れたこと自体、生のスペックが少ない(ように思える)ことが理由だったりします。

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 上立ち香は落ち着いた、チョコ風味の香りが仄かに。
 含むと、やはり熟しきった印象の甘旨味が、奥の方に渋味を感じさせることでダレを防ぎつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーんまさに完熟果実といった感じの落ち着いた旨味が主役で、甘味はそこそこ、渋味が奥深さと飲み飽きなさを添える感じで、全体としては突出するものがないバランス系の印象。
 後味は、まさにデクレッシェンド的に引き上げつつ、最後に舌先にほんのり苦味を残す感じ。

 実に正統派といいますか、程よい味乗りと、濃い旨味とそこそこの甘味のバランスと、引き締めを担当する渋味と、それぞれをしっかり楽しめるまとまりの良いお酒でした。
 ちゃんと美味しいひやおろしといいますか、中庸を往く感じがプラスに働いているように思える味わいですね。
 後はもう少しお安いと個人的にはありがたいのですが…まあこればっかりは、むしろ私がいつも飲んでいるお酒のコスパの良さをありがたく思うべきなのでしょう。
 天青、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:熊澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 天青 純米吟醸

2018年02月07日 神奈川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY

本日の家飲み 而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ登場回数トップ3に入る定番銘柄ですね。

 このお酒は昨年10月に開栓したのですが、実は購入は2月だったりします。
 入手難易度が高いお酒ということもあり、何か機会があったときに開けようと思って、あれよあれよ半年経過…、いやあ年をとると時間が速く経つってほんとですね。
 これは自戒も込めていうのですが、明確な意図無しに、プレミア酒(特に生)を冷蔵庫の肥やしにするのは良く無いことだと思っています。
 日本酒の自家熟成はまだまだハイリスク、ダメにしちゃったら他に飲みたかった人に申し訳ないですからね。

 スペックは山形のレア(?)酒米、酒未来を50%までと結構磨いた無濾過生原酒。
 前回飲んだ26BYは感動ものの味わいだっただけに、熟成期間に若干の不安を感じつつの開栓でした。

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 上立ち香はいつもの而今的な柑橘系果実がありつつ、程よく落ち着き、バニラも感じる個性的なものがそこそこに。
 含むと、割りと香りの印象通りの、インパクトとまとまりを両立したトロピカルな甘旨酸味が力強く入ってきて、結構強めの渋味と押し合いへし合いしながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やっぱりしっかり熟した感じの果実の甘旨味を芯にしつつ、熟成香は皆無ながら、渋味や苦味等も感じてなかなかに賑やかなもの、ただ全体としては不思議に嫌な感じではなく、むしろ飲み飽き無さが出てきている気も。
 後味は、苦渋をほんのりと残しつつ、酸でしっかりキレる感じ。

 而今らしい濃度やインパクトをキープしつつ、独特の複雑味と熟感をプラスした、結構飲んでいて楽しい感じになった而今でした。
 ここだけの話なのですが、実は私はこのお酒を開けた際、ついリミッターを外してしまい、一人家飲みで記憶と無くすという失態をやらかしてしまいました(翌日確認すると五合は飲んでましたね…)。
 やっぱりちょっと28BY的苦味が気になりはするのですが、ある種それもアクセントになっていたのかも…
 ただ、以前の印象と比べると、基本の飲み頃はやっぱり出荷から数ヶ月だったんじゃないかなあとも思いますね、フレッシュ感がないのはやはりちょっと寂しい。
 而今、少なくとも生酒については、早めの開栓を個人的にはオススメします。

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名称:而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):3,400円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月28日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY

本日の家飲み 鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY

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 栃木県小山市のお酒です。
 当ブログでの登場は6回目、準レギュラーといった趣きですね。

 鳳凰美田についてはあまり追加で語ることも無い感じですね、現在の地酒業界でもはや確固たる地位を得ている銘柄の一つかと思います。
 実はこのお酒、私にとっては最初に飲んだ29BYお酒だったりします(四季醸造系除く)、実際飲んだのは昨年の10月。
 個人的に28BYのお酒には特有の苦味があるお酒が多かったという印象があり(特に新酒)、29BYはさてどうだろうと早めに確かめたかったんですよね。
 今回鉄板銘柄のこちらがかなり早い時期に出てきたので、29BYの試金石という意味も込めてセレクトした次第です。(まあ、米はいつのを使っているのかは厳密には分からないんですが…)
 
 五百万石の精米歩合55と、スペック的にも新酒の定番という感じ。
 いつものように、裏ラベルには空気に触れさせる&常温近くまで温度を上げることを推奨する文が載っているのが特徴的ですね。

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 上立ち香はいかにもな感じのフレッシュリンゴ的な香りがそこそこに。
 含むと、これまた典型的ながらしっかりまとまりのあるフレッシュな甘旨味が、新酒らしい苦味を伴ってスルスルと入り込んできて、その苦味で輪郭を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よい濃度のまさに青リンゴ!って感じの甘酸が主役、苦味も存在感はあるのですがそこまでキツくはなく、全体としてはとてもキレイにまとまっていて、フレッシュさと飲みやすさをガンガン感じます。
 後味は、その苦味が引き取る形でスッキリとキレます。

 今風の新酒生吟醸酒として、まさに王道を征くような、リンゴ系フレッシュフルーティー酒でした。
 とんがった個性はありませんが、ある意味鳳凰美田の新酒に対して地酒ファンが期待する、ニーズにこれ以上無く応えているお酒だと思います。
 29BYの最初がこのお酒というのは実に幸先が良かったですね、これからにも期待が持てそうです。
 鳳凰美田、引き続きいざという時の鉄板銘柄として、頼っていきたいと思いました。


 開栓二日目から早速苦味が出てきたような…、これについては早めの飲み切り推奨。
 開栓直後がベストというのも、いかにも今風ですね、これはこれでアリかと。

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名称:鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 29BY
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年01月26日 栃木の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

夏泉 純米吟醸 生原酒 28BY

本日の家飲み 夏泉(なつみ) 純米吟醸 生原酒 28BY

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 長野県中野市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験については後述します。

 地酒屋こだまさんでまとめて購入したお酒のラストになります。
 実はこのお酒との出会いは夏までさかのぼって、「大長野酒祭り2017」でいただいたのが初だったりします。
 同イベントでは例によって20近い銘柄をいただいたのですが、いつものメンツ(井の頭、美寿々、幻舞など)以外で当日特に印象に残っていたお酒の1つがこの夏泉でした。
 (ちなみに、もう一つ印象深かった銘柄が「斬九郎」です。いつかじっくりやりたい…)
 なかなか取扱い店が見当たらず難儀していたところ、こだまさんで思いがけなく出会い(しかも時期は秋)、即決でセレクトした次第です。

 スペック的にはアルコール度13の原酒というところがポイントでしょう、いわゆる低アル原酒系の夏酒ですね。
 製造年月29.4、出荷年月29.9で、購入が29.10、そして開栓が30.1と、えらいことになりましたが、そこはこだま銘柄なので全然不安はなかったです。

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 上立ち香は杏?的な、落ち着きながらもちょっと酸の立つ香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた酸味を纏った旨味が勢い良く入ってきて、酸の働きでしっかり引き締められつつも、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、やはり香りの印象通りの完熟杏的な甘酸っぱい旨味が中心にありますね、複雑さを添えるほんのりとした渋味は感じますが、マイナスの苦味等はほぼ無く、飲みごたえはありつつスルスルいける感じ。
 後味はやはり酸がしっかり引き取って、スッキリとキレます。

 低アルの夏酒的な飲みやすさと、ガッツリ満足できる飲みごたえを兼ね備えた、スルスル系芳醇甘酸酒でした。
 いやあ、この酒質の低アル生原酒で熟成に耐えるっていうのがそもそもすごいですね…
 秋以降に飲んでも旨い夏酒ということで、以前に飲んだ風の森の「夏の夜空」を思い出しました(味は全然違いますが)、そのポテンシャルを売り手がしっかり理解していたことも共通していると思います。
 しかし実際このあたりの熟成適正ってどうやって判断しているのだろう…、私は夏に飲んだ時点では低アル的な印象もあって、ここまで強いとは想像つきませんでした(多分酸味がカギなんでしょうけど)。
 ともかく、この夏泉や同蔵の一滴二滴は今後要注目だと思いました。


 で、やっぱり開栓後も強かったですね~、2日3日じゃ全然ダレない感じ。
 熱めに燗をつけても崩れず、いい感じで濃厚になりますし…
 この万能さ、コスパも含め、素晴らしいお酒だと思いました。

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 長野県のお酒に詳しい日本酒ブログ、「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんに同スペックの記事がありましたので紹介リンクを。
 http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1066600025.html

名称:夏泉 純米吟醸 生原酒 28BY
精米歩合:59%
使用米:不明
アルコール度:13度
日本酒度:不明
蔵元情報:志賀泉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0

 最後にまとめ買い時の記念写真。とんでもなくハイレベルでした…
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2018年01月22日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

初雪盃 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY

本日の家飲み 初雪盃(はつゆきはい) 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY

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 愛媛県伊予郡砥部町(とべちょう)のお酒です。
 外飲み経験はありますが、家飲みは初めて。

 中々東京では見かけない銘柄なんじゃないでしょうか、蔵元ホームページには特約店一覧があり(素晴らしい!)、それによると都内どころか関東地方でたった2店となっています。
 その2店が「地酒屋こだま」さんと「酒屋たなかや」さんというのがいかにもという感じですね…、流石のアンテナといいますか、地方小規模蔵への目線が他店とは一線を画しているかと。
 ちなみに私はこだまさんで購入しました、前から目を付けていた銘柄なので、恐縮ながら試飲は省略で。

 が、実は試飲しなかったことが思わぬ驚きに…、いやあまさかしれっと5年生熟成ものだったとは。
 裏ラベルの右下に小さく「2011BY(H23BY)」とあるのを完全に見逃していたので、一口飲んでたまげた次第です。
 こだまさんの商品紹介ページを見ると今は24BYに切り替えられているみたいなので、売れ残り熟成ではなく、蔵元生熟成ものとして定期的に出ているみたいですね。

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 上立ち香は何か焦がしチョコ的な、甘さと香ばしさを感じる香りがそこそこに。
 含むと、驚くぐらいなめらかな口当たりで熟しきった旨味がぬるりと入ってきて、時間差で出て来る苦味と拮抗しつつ、最後まで存在感を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、それぞれ濃い甘さ、苦味、香ばしさが相まって、全体としてはコーヒー牛乳的な非常に独特の風味を感じますね、裏にはちょっとピリピリ感もあって、賑やかながらも面白いまとまりがあります。
 後味はその苦味と辛さが、濃厚さをしっかりと引き上げます。

 甘味と他の要素の絡み合いが怪しげな魅力を放つ、超個性派コク深生熟酒でした。
 コーヒー牛乳を思い出したのは、龍神丸純吟以来ですね、味わいも若干似ているかも…
 ちなみに熟感はそこそこありますが、5年熟成にはとても思えない程度に留まっています、他の要素の存在感が強いんですよね、本当に絶妙なバランス。
 初雪盃、このスペックも是非また飲みたいと思いつつ、次は新酒にもチャレンジしたいですね。 

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名称:初雪盃 純米吟醸 生原酒 直汲み 23BY
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17度
日本酒度:-2
蔵元情報:協和酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月15日 愛媛の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2018」

本日の家飲み 田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2018」

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 2018年の家族用新年酒のトリ、4本目になります。

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 (昨年の感想はこちら)

 上立ち香は、柑橘系果実のフレッシュな香りが、あくまで仄かに。
 含むと、インパクトはありつつ、極めてまろやかな甘旨味が力強く入ってきて、最後までバランスを保ったまま、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、今風の柑橘系果実の甘酸旨味を芯にしつつ、田酒特有のどこかお米的なコクと、雑味の無さを兼ね備えたまとまりのあるもの。
 後味は、ある程度酸味が引き取って、比較的自然にキレます。

 フルーティー系の旨味に、お値段以上の上品さと、田酒的まろやかさが寄り添う、極めて高次元のバランスを保ったお酒でした。
 これは良いですね~、最近田酒も生酒系を結構出しているものの結構当たり外れがある印象の中、このNEW YEARボトルについては抜群の安定感があると思います。
 肉球ラベルという見た目の面白さも相まって、正月酒として非常に満足感がある一本と言えるでしょう。
 田酒、この干支ボトルが来年も変えることを切に願います。

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 今回4本いただいたところ、あえて好きな順に並べるなら、而今、田酒、花陽浴、鍋島の順でした。(減りも大体この順で早かった)
 が、もはやそんなことを考えるのが野暮に思えるほど、どれも旨かったというのが素直な印象です。
 正月に飲む日本酒が旨いと今年に向けて希望が持てますね(単純)、「日本酒飲みで良かった…」としみじみ思った正月のひと時でした。

名称:田酒 純米吟醸 生酒 「NEW YEARボトル 2018」
精米歩合: 麹:35% 掛:55%
酒米:華想い
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):2,000円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0(値段も考慮に入れつつ)

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2018年01月11日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 29BY

本日の家飲み 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 29BY

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 2018年の家族用新年酒の3本目になります。

 (昨年類似スペック(おりがらみ)の感想はこちら)


 上立ち香は、いつものパイン香が、華やかな感じで強めに。
 含むと、トロピカルでインパクトのある甘酸旨味がグワっと入ってきて、かつダレを感じさせないまま、若々しいまま口中に広がります。
 味わいは、やはりフレッシュパイン的な甘酸旨味が主役にあり、花陽浴特有の華やか系苦味的クセも少々有りつつ、全体の印象としてはちゃんとフルーツ的な旨味をしっかり感じさせてくれます。
 後味は、苦味を若干口中に残しつつも酸味が引き取って、最後には見事にキレイに引き上げていきます。

 華やかな上立ち&含み香、超濃厚な甘旨味、そしてそれらをしっかり引き取るキレイさとバランスを兼ね備えた、花陽浴らしいお酒でした。
 個人的に上三つの要素があってこそ花陽浴だと思っております、28BYはその中の甘旨味が力不足だった感じでしたが、今年はほぼほぼ復活した印象ですね。
 ただちょっと苦味が強めかなあという気もします、実際は旨味がしっかりしていることもあってあまり気にならないんですけどね。
 29BYの花陽浴は、継続的に購入していきたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 八反錦 29BY
精米歩合:55%
使用米:八反錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2018年01月10日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY

本日の家飲み 鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY

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 2018年の家族用新年酒の2本目になります。

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 (昨年の感想はこちら)

 上立ち香は落ち着いた感じの果実香が控えめに。
 含むと、いかにも芳醇フレッシュな印象の甘旨味が力強く入ってきて、少々の苦味で輪郭を保ちつつ、そこそこ華やかな含み香を放ちつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、白桃を思わせる甘味優勢の旨味が、新酒らしいインパクトと若干の粗さを纏いつつも、全体としては旨味の存在感でカバーする形の、フレッシュフルーティー系の王道を往くバランス。
 後味は、口中に苦味をほんのりと残しつつ、ちゃんと引き上げます。

 香り、甘味、含み香、フレッシュさをそれぞれ強めに感じさせる、芳醇甘旨系新酒のど真ん中を行くようなお酒でした。
 割と久しぶりの鍋島でしたが、「New Moon」についてはある種の安定感を感じましたね、この分かりやすさが良いんですよええ。
 何気に、11月出荷、1/3開栓というタイミングも結構良かった気がします、程よい落ち着きがありました。
 鍋島、今後もタイミングが合えば飲んでいきたいところです。

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名称:鍋島 「New Moon」 しぼりたて 純米吟醸 生原酒 29BY
精米歩合:50%
使用米:雄山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:富久千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,454円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月09日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

結人 純米吟醸 無濾過中取り生酒 五百万石

本日の家飲み 結人(むすびと) 純米吟醸 無濾過中取り生酒 五百万石

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 群馬県前橋市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回飲んだのが私にしては珍しく火入れだったので、今回は生をセレクトしました。
 ちなみにその時蔵元ホームページをチェックして、「10年も放置するぐらいだった削除した方がマシ」とかなりキツいことを書いたのですが、今見たら大きく「準備中です」と書かれたページだけが残っていました…
 若干申し訳ない気持ちもありますが、間違ったことは言っていないつもりですので「だが私は謝らない」。
 (なお、もうちょっと頑張って探したところ、Facebookページとかブログ的なものも見つかったのですが、位置づけが不明なのでリンクはやめておきます)

 今回いただくのは五百万石の精米歩合55%と基本前回と同スペックの生酒版、ただ中取りというところに若干特別感がありますね。
 8月出荷の10月開栓なので、少々熟成期間を経た上での感想になります。

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 上立ち香はかなり熟した印象の香りが仄かに。
 含むと、キリリとした旨味が勢い良く入ってきて、酸苦の働きで程々の広がりを保ったまま、最後まで高速度で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よく熟した、甘さ控えめで柔らかな酸を纏った旨味が主役、濃度もほどほどで、裏方の苦味や時間差で出て来る辛さも相まって、全体としては引き締まった印象を受けますね。
 後味は苦酸のニュアンスを残しつつ、辛さでしっかりとキレます。

 スッキリとしつつもキツさがちゃんと抑えられている、良い意味で一歩引いた感じが心地よいお酒でした。
 インパクトよりも全体のバランスを重視したタイプの味わいですね、その上でしっかりとまとまっていると思います。
 いわゆる飲み飽きない系のお酒として、ぴったりハマる人・シチュエーションは多いことでしょう。
 結人、まだまだ広く知られて良い銘柄だと改めて感じました。
 

 開栓後は、若干甘味が増して個人的には非常に良いです。
 もともとバランスの良い味わいなので、この辺りは自分の好みで、飲み頃を探りつつ飲むのが良いでしょう。

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名称:結人 純米吟醸 無濾過中取り生酒 五百万石
精米歩合:55%
酒米:五百万石
アルコール度:15~16%
日本酒度:+-0
蔵元情報:柳澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 結人 純米吟醸

2018年01月06日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

土田 山廃 純米吟醸 無濾過原酒

本日の家飲み 土田 山廃 純米吟醸 無濾過原酒

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 群馬県利根郡川場村のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらを醸す土田酒造の他銘柄には「譽國光(ほまれくにみつ)」があります、そちらの方は結構有名なんじゃないでしょうか。
 逆にこの「土田」ブランドのお酒は、今回通販サイトを物色して初めて出会いました、まあほぼ事前情報もないままでの衝動買いですね。
 ちなみに商品名でググるとかの「KURAND」の商品紹介ページが出てきました、恐らく首都圏、特に若年層向けに新規にブランドを作ったパターンでしょうね。

 そちらのページによると、使用米は青森の酒米「華吹雪」を使っているようです。
 一回火入れの山廃原酒ながら、アルコール度数が15度と低めなのは特筆すべきでしょう。
 また裏ラベルには簡単な商品紹介文がありますね、 「この強健なる酸味と旨みを、歯ぐきで味わいたい。」というフレーズはなかなかな面白いと思いました。

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 上立ち香は落ち着いた、アルコール混じりの乳酸飲料的香りが控えめに。
 含むと、インパクトのある酸を纏った旨味がガツンと入ってきて、最後まで酸が優勢でキッチリと引き締まりつつ、最後まで存在 感を保ったまま染み入ってきます。
 味わいは、甘さは控えめ、乳酸飲料的酸味が常に主役を演じますが、芯にはアミノ酸的な旨味がガッツリあって、奥にはキツさの無い仄かな苦味が複雑さを加える感じ。
 後味は酸が引き取る形で割りと優しく引き上げます。

 山廃らしい力強さを感じる旨味がありつつ、飲みにくさの無い、独自のバランスを感じる芳醇旨酸酒でした。
 事前情報が無い上に火入れだったので、正直なところあまり期待していなかったのですが(失礼!)、これはかなり満足度高かったです。
 いわゆるモダン系の山廃になると思うのですが、軽い感じではなく非常に飲み応えがあるのがよいですね、後味の優しさも◎。
 また度数の低さ含め洋食とのマッチングを強く意識していて、そしてそれが成功しているように感じます。
 土田酒造のお酒は、今後譽國光も含め注目していきたいと思いました。

 燗をつけると…、お、やっぱり甘味が出ますね、
 高温度だと辛さも強烈ですが、冷めてくると甘さだけ強調される感じで、個人的にはより好みの感じになりました。
 恐らく裏ラベルのとおり、ぬる燗が推奨温度帯かと思います。

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名称:土田 山廃 純米吟醸 無濾過原酒
精米歩合: 麹:50% 掛:60%
使用米:華吹雪
アルコール度:15%
日本酒度:-2
蔵元情報:土田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,620円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年01月04日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

谷川岳 純米吟醸 生原酒 ひやおろしPREMIUM 「二夏越え」

本日の家飲み 谷川岳 純米吟醸 生原酒 ひやおろしPREMIUM 「二夏越え」 

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 群馬県利根郡川場村のお酒です。
 ブログでの登場は二回目ですね。

 こちらは「水芭蕉」で知られる永井酒造のお酒です、外飲みでは圧倒的にそちらを見ることが多いのですが、家飲みでは前回の一意専心に続き、たまたま谷川岳ブランドが連続しましたね。
 そしてこのお酒こそ、自分にとって今年の秋酒のナンバーワンだったりします、というわけで、

 まるめち的秋酒アプローチその④…「ズバリ「二夏越え」のお酒を選ぶ」

 そもそも「ひやおろし」自体が、火入れを一回にとどめたお酒に蔵の中の冷暗所で一夏を越えさせたタイミングという「熟成」を本質にしているわけですが、冷蔵技術が発達した今、その蔵出しタイミングに必然性は無くなっているんじゃないかなと思います。
 その状態で8月ぐらいから未熟成のお酒をガンガン出荷するみたいなことをやってたら、「ひやおろし」が愛される商品になるとはとても思えないんですよね。
 
 そんな中、こちらは「二夏越え(27BY)」の「生原酒」という冷蔵保管コストのかかる商品を、あえてひやおろしPREMIUMという挑戦的な名を付けて秋季に送り出してきているわけです、その心意気や良し。
 私はこのお酒以外にも「誠鏡」の二夏越えや、かの「地酒屋こだま」さんがあえて秋酒として出している二夏越えのお酒を飲んだ経験があるのですが、どれもしっかり「飲み頃」を意識した感じの、心地よい熟成感を楽しめるお酒でした。
 というわけで、ついついひやおろしディスに寄ってしまった今回の秋酒特集ですが、この④については前向きな意味で、声を大にしてオススメしておきたいと思います。

 スペック的には精米歩合60の約1年半熟成の生原酒、日本酒度+8は結構高めですね。
 保存コストはかかっているはずですが、税抜1,400を切る良心的な価格です。

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 上立ち香は、熟成感は意外と控えめで、甘さをほんのりと纏ったスッキリした香りが控えめに。
 含むと、芯のしっかりした旨味が柔らかな口当たりでスルスルと入ってきて、裏には渋み、そしてキツくない苦味も感じさせつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、結構香り系の吟醸の面影を感じさせつつ、熟成香は皆無で、極めて素直に旨味が乗り、苦味が柔らかくなり、バッチリ飲みごたえと飲みやすさを両立させている印象。
 後味は、苦味が引き取る形ながら、非常に自然に引き上げていきます。

 生熟成の長所をひたすら磨き上げ、後ろ向きのクセを丁寧に廃していったような、まさに「超ひやおろし」という言葉が似合うお酒でした。
 実際吟醸的な苦味もあるのですが、それが本当に角が取れた感じなんですよね、そして旨味は生熟的な存在感がガッチリ。
 いやあこのお酒がこのお値段というのはヤバいですよ、現状生熟成のお酒については各蔵がテスト的にコスト度外視で出してきている印象がありますが、これはまさにそんな感じですね。
 こういう日本酒をセレクトするのは、マニアだけに許された、無茶苦茶贅沢な楽しみだと思いますよ…本当。
 谷川岳および「二夏越え」に対する印象をググっと上げてくれた一本でした、来年も是非出して欲しいと強く願います。

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名称:谷川岳 純米吟醸 生原酒 ひやおろしPREMIUM 「二夏越え」 
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17度
日本酒度:+8
蔵元情報:永井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年12月27日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

金澤屋 純米吟醸 秋あがり

本日の家飲み 金澤屋 純米吟醸 秋あがり

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 福島県喜多方市のお酒です。
 銘柄としては、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒は、ひやおろしがずらっと並ぶ酒屋さんの冷蔵庫の前で若干辟易としながら店員さんに「この中で甘いやつはありますかね~」と尋ねた上で、出してもらったものになります。というわけで

 まるめち的秋酒アプローチその②…「酒屋の店員さんに好みを伝えて選んでもらう」

 「普通!」とツッコミが入りそうですが、要は秋だからと言ってひやおろしにこだわらず選んだ方が良いと思うわけですええ。
 なお、これはなんとなくですがあえて「ひやおろし」でなく、「秋あがり」とか「夏越しざけ」といった呼称を使っているお酒の方が、「秋酒」というところにこだわりがあるお酒が多い気がしております。

 ちなみにこれを醸す「喜多の華酒造」は、他に「星自慢」「蔵太鼓」「喜多の華」等の銘柄も出していますね(違いがわからん…)
 星自慢は昔飲んだことがあり、確かに甘味が印象に残った覚えがあります。
 スペックは精米歩合が麹米50、掛米55ということ以外はほぼ不明、情報公開的には最低レベルでしょう。
 
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 上立ち香はレーズンの砂糖漬け的な個性的な香りが仄かに。
 含むと、バランスの取れた柔らかい甘旨味が自然な口当たりで入ってきたかと思うと、そこから更に徐々に甘味が染み出してきて、奥に複雑さを感じさせつつゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、程よく熟した、うーむ洋梨的?な果実の甘旨味が芯にあって、仄かな酸と柔らかな苦味が伴うことで飲み飽きなさと飲みごたえを見事に両立させている印象。
 後味は、最後まで優しい苦渋が引き取って、しっかりとキレます。

 まさに程よく熟して、程よく味乗りして、程よく落ち着いた、「秋あがり」の名にふさわしいお酒でした。
 特に口当たりの柔らかさは特筆すべきかと…、冷やしすぎず常温に近いほうがよりその魅力が映えると思います。
 これを勧めてくれた店員さんには感謝ですね、まさにドンピシャにハマった感じ。
 次は星自慢や蔵太鼓も飲んでみたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:金澤屋 純米吟醸 秋あがり
精米歩合: 麹米50% 掛米55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社喜多の華酒造場
購入価格(税抜):1,389円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月23日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 28BY

本日の家飲み 咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 28BY

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 群馬県吾妻郡中之条町のお酒です。
 前回に続いての紹介となります。

 前回ブログ右側→のお気に入り銘柄について触れましたが、本当は他にもここに書きたい銘柄は大量にあったりします。
 寿喜心、百楽門、美寿々、超超久なんかはその筆頭グループですね、やっぱり首都圏であまり見ないお酒をこそ積極的に紹介していきたいという思いが、日本酒ブログ管理人としては大きいです。
 日誌係さんも最近の記事で似たようなことを書かれてましたが、やっぱり十四代而今花陽浴田酒飛露喜新政の繰り返しみたいな日本酒の選び方って、そりゃ美味しいだろうけどもったいないと思うんですよ。
 折角日本酒セレクトショップに通うぐらいのマニアになったのなら、自分に合う銘柄を探す楽しみを是非知ってもらいたいですね、ピッタリハマったときの感動ったらないですよええ。
 そして、当ブログがその一助にでもなれれば、そんな嬉しいことはないというものです。

 …また紹介するお酒と関係ない話題になってしまいましたが、蔵元ホームページも無いし、どうにもネタを探せなかったのでご勘弁を…
 スペックは、昨年同様、前回飲んだピンクラベルから精米歩合が3%だけ増えた、美山錦の58の純吟直汲み生原酒です。
 なお、こちらを空けたのは10月なので、前回からさらに一ヶ月ほど経っております。
 
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 上立ち香は心地よく熟したマスカットの香りがそこそこに。
 含むと、落ち着いた印象の深みのある旨味が力強くかつ自然に入ってきて、ほどほど渋味で硬質な印象を添えつつ、最後までバランスを保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、完熟洋梨の甘旨味に渋味が奥行きを与えている感じの、複雑さがありながらぐいぐいイケてしまうタイプのもので、雑味の無さ、ガスの残滓がその飲み進め易さをさらに加速させます。
 後味は、ほんのりとした苦渋を舌先に残しつつ、力強くキレます。

 甘旨味を芯にしつつ、嫌らしくない苦渋を高密度に纏うことで、濃厚さと飲み飽き無さを見事に両立させたお酒でした。
 いやあ、こちらはあまり苦味が立っていなくて、とても美味しく飲めました、どこに違いがあるのかは分からないのですが…
 昨年と全く同じ2スペックを今回買ったわけですが、昨年同様こちらのあらばしりじゃない方が好みでしたね。
 咲耶美、29BYは是非とも新酒を買いたいと思わせてくれた一本でした。

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名称:咲耶美 純米吟醸 直汲み生原酒 28BY
精米歩合:58%
使用米:美山錦
アルコール度:15~16%
日本酒度:-2
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月17日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

咲耶美 純米吟醸 直汲み荒ばしり酒 生原酒 28BY

本日の家飲み 咲耶美(さくやび) 純米吟醸 直汲み荒ばしり酒 生原酒 28BY

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 群馬県吾妻郡中之条町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね。

 咲耶美は昨年出会った銘柄なのですが、まさに自分の好みドンピシャな酒質で、強烈に印象に刻まれることになりました。
 そのインパクトは、まだ2本しか飲んでいないのにブログ右側→のプロフィール欄のお気に入り銘柄に(桃の里、井の頭と同列で)追加してしまうほどのものがありました。
 まあその2銘柄と並べるのはちょっと早かったかもしれませんが、都内であまり買えないこともあり、応援の意味もこめておるところです。
 28BYも購入しようと心に決めていたのですが、現状通販しか手段が無く、家の冷蔵庫の空きとの兼ね合いで結局飲んだのは9月になってしまいました…

 ちなみに昨年同様2本同時購入で、先に開けたのがこのピンクラベルになります。
 スペック的にはほぼ昨年同様の美山錦の精米歩合55ですが、製造年月が8月になっているため、恐らく蔵元で数か月生熟成を経ているのが大きな違いでしょう。

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 上立ち香はかなり熟した印象の洋梨っぽい香りがそこそこに。
 含むと、落ち着いた甘旨味がグッと入ってきますが、すぐに強めの苦味がやってきて、ガッチリ引き締められた印象のまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、好ましくバランスの取れた完熟果実の甘味が芯にありつつ、うーむ兎にも角にも苦味がキツいですね…、ただ完全にバランスが崩れているまではいかず、一種の飲み飽きなさを与えている側面もあるような。
 後味は、やはり苦味を舌先に残す形でしっかりとキレます。

 良い感じの甘旨味の魅力を、強めの苦味が減退させてしまう、28BYの象徴のようなお酒でした。
 例によってこの苦味は去年は無かったんですよねえ…、いやあここまでハッキリ感じてしまうとは…(自分の思い込みもあるかもですが)
 また、直汲み荒ばしり的なガス・荒々しさは皆無でしたね、このお酒としてはその辺りも魅力だったので、その意味でも少々残念。
 とりあえず、同時に買ったもう一本に望みをつなぐ今日この頃でした。

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名称:咲耶美 純米吟醸 直汲み荒ばしり酒 生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:+2
蔵元情報:貴娘酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年12月15日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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