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御湖鶴 純米吟醸 諏訪美山錦 無濾過生原酒

家飲み記録 御湖鶴 純米吟醸 諏訪美山錦 無濾過生原酒

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 長野県諏訪郡下諏訪町、磐栄運送株式会社の諏訪御湖鶴酒造場のお酒です。

 先日新橋を通る用事が有ったので、希少な長野銘柄が揃っている「信州おさけ村」で、こちらを買ってきました。
 マニア間では有名なお話ですが「御湖鶴」は、2017年に醸造元の菱友醸造が自己破産しており、存続が危ぶまれた銘柄でした。
 結果的には福島県いわき市の運送会社である磐栄運送が買い手となって復活しているのが現状です。
 実際地元でもない異業種の会社が救い手になるというのは相当珍しいパターンなんじゃないでしょうか。
 この辺りは天下の日経ビジネスにインタビュー記事がありまして、中々面白いのでご一読を推奨します。

 個人的には破産前にも大長野酒祭り等でいただいたことは有ったのですが、家飲みの機会は逃していました。
 ようやくいただけたのは嬉しいですね、スペックはいかにも長野という感じで、3月瓶詰、7月開栓です。

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 上立ち香は青りんご系の爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、濃厚な甘苦味が力強い口当たりで入ってきて、若干の酸味とも一体化しながら、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、蜜増しの青りんご味もしくはハイチュウ的な、甘味がしっかりした果実味が主役で、そこに香り系の苦味が溶け込んでいる印象、クドくならないギリギリの濃度を保っています。
 後味は、苦味の余韻を若干残しつつ引き上げます。

 濃厚な甘苦味に爽やかな青さが寄り添う、独特なまとまりのあるお酒でした。
 個人的に好きなタイプで、典型的な長野酒に落ち着いた青さが個性を添えている印象。
 ただ、若干コンディション的に過熟かなあという気もします、フレッシュ感があったほうがより好みだった予感をビンビンに感じます。
 御湖鶴、次はフレッシュコンディションでいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:信州おさけ村(新橋)
お気に入り度:8.35/9.0

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2022年09月02日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金鵄盛典 純米吟醸生原酒 夏酒 山田錦

家飲み記録 金鵄盛典 純米吟醸生原酒 夏酒 山田錦

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 兵庫県加古川市、岡田本家のお酒です。

 この銘柄は以前「鈴木酒販 小売部 神田店」で購入したことがあり印象も良かったのですが、同店が閉店してしまい、他に売ってるところも少なくてしばらく出会えることがありませんでした…
 そんな折、最近三ノ輪の本店近くに立ち寄ることがあり、覗いてみたところこちらがあったので購入した次第です。
 
 しかしこの銘柄、「盛典」なのか「金鵄盛典」、どちらが正式名称なんでしょうか…
 ラベルを見ると盛典としか書いてないんですが、酒屋さんの商品紹介とかだと大体金鵄盛典なんですよね。
 公式ホームページを見ると盛典っぽいと見せかけて商品紹介だとやっぱり金鵄盛典だし、わけわかめという感じ。
 
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 上立ち香はあえていうとラムネ系の爽やかな香りが仄かに。
 含むと、やはり実に爽やかフレッシュな印象ながら、しっかり存在感の有る旨味が自然な口当たりで入ってきて、時間差でほんのりとした苦味を伴いつつ、最後までまとまって喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、なんとなくサイダーっぽい、そしてミネラル感のある程よく甘味を纏った旨味が主役で、苦味はあくまで下支え役に徹し、酸味や雑味が皆無なのでクイクイ杯が進みますね。
 後味は、苦味が引き取る形ながらも、実に自然かつしっかりとキレます。

 甘、苦、旨味がそれぞれ主張しつつ、低酸ながらもしっかり引き締まった極めてバランスの良いお酒でした。
 やっぱり兵庫酒は特有のまとまりがありますねえ、長野や福島ほど分かりやすくはないながらも、確かに通ずるところがある。
 特に、低酸なところや米の旨味をしっかり感じるところが特徴かなあと思いました、伝統的な完成度の高さをブレずに追及しているイメージとでもいいますか。
 金鵄盛典、次はまた別のスペックをいただいてみたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,519円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(三ノ輪)
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年08月17日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

飛鳥井 純米吟醸 無濾過生原酒 中取り

家飲み記録 飛鳥井 純米吟醸 無濾過生原酒 中取り

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 福井県丹生郡越前町、丹生(にゅう)酒造のお酒です。

 こちらのお酒は完全に初飲みですが、SNSではちらほら見かけて気になってはいました。
 それに加え「うえも商店」さんが新規取り扱いしたこと、日誌係さんの評価も良かったことから問答無用でお取り寄せしてしまいました…
 蔵元ホームページを見ると、取り扱い店が県内しか書いてなかったり、情報のアップデートが間に合っていない印象を受けますね。
 銘柄名の由来は「飛鳥井桜」という地元で有名な桜とのこと、なかなか格好良いと思います。

 使用米は五百万石、精米歩合は50%
 福井では五百万石が良く使われている印象がありますねえ、やはり発祥地新潟と気性が近いからでしょうか。

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 上立ち香はいわば麦系の穀物感のある香りが控えめに。
 含むと、濃厚ながらもしっかり引き締まった旨味が力強くも柔らかい口当たりで入ってきて、ほんのりと辛さの刺激を感じさせながら、最後までキリリと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、割りと香りの印象通りの若干ビール的風味のある旨味とほろ苦さが厳然たる主役、甘味は僅少で辛さがあるのに、旨味の濃度と雑味の無さでキツさが全く無いのが見事。
 後味は、辛さと苦味が必要十分に仕事をして、素晴らしいキレ。

 ビール的な穀物感のある風味が特徴的な、強い存在感がありながら杯の進む、非常にバランスの良いお酒でした。
 やっぱり白鷺の城とかそっち系の、良く言うと素晴らしいまとまり、悪く言うと地味、そんな感じの通好みな方向性に感じますね。
 酸味が皆無なところもいかにもって感じですね、流行り廃りに左右されず、自分が信じる旨酒を醸す、そんな蔵元のスタイルが伝わってくる味わいと言えるでしょう。
 飛鳥井、またこういうお酒が飲みたいときに是非セレクトしたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(通販)
お気に入り度:8.45/9.0

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2022年08月10日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

岡部 RED 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 岡部 RED 純米吟醸 生原酒

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 茨城県常陸太田市、岡部合名会社のお酒です。
 
 前回の松盛と同蔵の別銘柄です。
 この銘柄は蔵元の苗字を冠した限定品みたいですね、「山本」「土田」「あべ」みたいなものでしょう。
 今回は松盛と共に試飲させていただき、両方とも違った良さが有ったように感じました。
 
 裏ラベルによると、こちらも地元産米利用ですね、品種は五百万石で精米歩合は55%
 2BYから蔵元杜氏制に変わったということで、その決意表明的な文章があるのが目を引きます。
 が、個人的にはこういう銘柄の場合、想い以上に通常銘柄との味の違いとかについて書いて欲しいなあと思ったりして。

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 上立ち香はいい意味で控えめな甘めの香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃厚で押し出しの強い甘旨味がグググッと入ってきて、程よい苦味で引き締まりつつ、若干の辛さも感じさせながらじんわりと口中に染み込んできます。
 味わいは、果実的な甘さとお米的な旨味の両方を強く感じるもので、飲みごたえバッチリながら、酸味が抑えめかつ苦辛が実に程よい仕事をしていることで、グビグビいけちゃいますね。
 後味は、アルコール的なピリピリ感を舌先に残しつつ、ガッツリとキレます。

 濃厚な穀物的甘旨味がありつつ、重さクドさを感じさせない、正統派キレよし芳醇甘旨辛酒でした。
 これはレベル高いですよ…、低酸なのが良いんですよね、いわゆる甘酸フレッシュ酒とは一線を画するバランスの取り方かと。
 ある意味流行りの方向性とは違った独自の方向なので、しっかり固定ファンができて末永く愛されそうに思えます。
 岡部、松盛同様、蔵の実力をしっかり感じさせる一本でした。

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購入価格(税抜):レシート紛失…
購入した酒屋さん:地元の高島屋
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年07月29日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

松盛 純米吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 松盛 純米吟醸 無濾過生原酒

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 茨城県常陸太田市、岡部合名会社のお酒です。
 
 こちらの銘柄は正直全く初見でした、茨城には「菊盛」という銘柄もあるので割りと紛らわしいかも…
 地元の高島屋で試飲販売していて、その際蔵の方が非常に懇切丁寧な対応をしてくださったのと、お酒の印象も非常に良かったので二本同時買いした次第です(もう一本は次回)。
 蔵元ホームページはシンプルながらも直販が充実していていい感じですね(「買える店」が無いのが寂しいですが…)
 そちらによると令和2年から蔵元杜氏制に切り替えたとのこと、今後に期待が持てますね。

 スペックは地元産美山錦を55%まで削って醸した無濾過生原酒。
 美山錦って茨城でも栽培されてるんですねえ、流石は山田錦、五百万石に次ぐ酒米と言えましょう。

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 上立ち香は割と典型的な、フレッシュりんご的な果実香がそこそこに。
 含むと、全体的にスッキリとした印象の、しかし濃度は高めの甘酸味がスルスルと入ってきて、抑えられた苦味で引き締まりつつ、胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、割と香りの印象通りの、若干青く、しかし蜜もたっぷりあるりんご的な甘旨味に苦味が寄り添う、王道を征く吟醸酒という感じ、ただ香りは若干抑えめですね。
 後味は、苦味が引き取る形ながらも、力強くキレます。

 スタンダードながらも全体の完成度が高い、甘苦がせめぎ合う旨味系フレッシュ吟醸酒でした。
 こちらはわかりやすいコンセプトですね、まあいっちゃうと獺祭で日本酒に入った人にはちょうどハマる感じといいますか。
 個人的には、各蔵でこういう選択肢をしっかり準備しておくのは素晴らしいと思っております。
 松盛、岡部も楽しみにさせてくれる一本でした。

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購入価格(税抜):レシート紛失…
購入した酒屋さん:地元の高島屋
お気に入り度:8.35/9.0

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タグ: 松盛 純米吟醸

2022年07月26日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白鷺の城 純米吟醸 生酒 おりがらみ

家飲み記録 白鷺の城 純米吟醸 生酒 おりがらみ

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 兵庫県姫路市、田中酒造場のお酒です。

 同蔵のお酒は以前に飲んで以来、バランスの良い兵庫酒の中でも一歩抜きん出ている印象があります。
 そんな中、表参道の青山三河屋さんのtwitterでこのお酒の紹介がされており、「おりがらみ生」という個人的に好みの要素もあったので即決一升瓶買いした次第。
 基本的に東京で日本酒を追っていると、どうしても積極県外展開している銘柄に偏りがちになるので、こういう地元で消費されちゃう系実力銘柄は意識的に優先していきたいところです。

 スペック的には山田錦の精米歩合55%という王道を行くもの。
 おりはかなり薄めですね、ほんのりって感じ。

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 上立ち香は麹的なお米っぽい雰囲気の香りがそこそこに。
 含むと、オリの存在感をしっかり感じさせる濃厚な旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、あくまで脇役の渋味が奥行きを演出しつつ、摩擦無しで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ほどほどにフレッシュでちょっと砂糖的甘さが乗せられた実に正統派なお米的旨味が主役、特筆すべきは酸苦が無いのにダレ皆無なバランスと雑味の無さですねえ。
 後味は、なんというか理解の範疇を超えるぐらいに自然かつしっかりとキレます。

 実に素直な甘さと旨味が極めて柔らかく纏まった、飲みごたえとキレを超高次元で両立したバランス酒でした。
 最初ちょっと生熟感というかちょっと癖っぽい風味を感じたのですが、飲み進めるとそれも魅力に思えてくるのが不思議。
 いやあやっぱり凄いレベルで仕上げますねこの蔵は、数倍の値段で売られていても違和感のない粗の無さといえましょう。
 白鷺の城(と名刀正宗とか)、今後もちょくちょくいろいろなスペックをいただいていきたいと思いました。

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購入価格(税抜):レシート紛失…
購入した酒屋さん:青山三河屋(表参道)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年07月20日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大多喜城 純米吟醸原酒 生酒

家飲み記録 大多喜城 純米吟醸原酒 生酒 

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 千葉県夷隅郡大多喜町、豊乃鶴酒造のお酒です。

 こちらは近所(千葉県)の高島屋で発見しました、未飲銘柄の生酒だったので即購入。
 百貨店とかスーパーには県外には出ないような地酒が並ぶことがあるので、たまに覗くと面白いんですよね。
 こちらも蔵元ホームページが手作り感あふれるもので、地元向けメインの小規模蔵なんだろうなあということがビンビンに伝わってきます。

 そういう銘柄のご他聞に漏れず、ラベル上での情報は貧弱ですね…
 商品紹介ページによると使用米は山田錦らしいので、書けば良いのにと思ってしまいます(まあこのBYがそうかどうかは確実ではないですが)。
 瓶の色(薄青)に若干の不安を覚えつついただきます。


 上立ち香はなんか嫌な方向に熟した感じの香りがそこそこに。
 含むと、若干辛さの刺激を伴う形で引き締まった旨味がピリピリとした口当たりで入ってきて、割りとその印象を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、う~む甘味は皆無ですねえ、旨味も細い感じで、純米吟醸原酒とは思えない淡麗辛口っぷり、思ったよりは熟感は無いもののやはり香りも後ろ向きな印象。
 後味は、辛さの刺激の余韻を残しつつ、ガッチリキレます。

 甘味旨味が少ない原酒ってこんなに辛くなるのか…、とちょっとビックリするぐらいに刺激を感じるお酒でした。
 いやあこれブラインドで出されたら絶対アル添だと思っちゃいますねえ、凄い辛い。
 あまりこういう表現は良くないと思いつつ、ちょっと野暮ったいというか、あまり県外向けって感じがしない雰囲気を感じてしまいました。
 大多喜城、次飲むなら別のスペックにしたいと思います。

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購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:高島屋(千葉県)
お気に入り度:8.1/9.0

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2022年07月03日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

櫛羅 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 ~KodamaTuning~ 30BY

家飲み記録 櫛羅 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 ~KodamaTuning~ 30BY

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 奈良県御所市、千代酒造のお酒です。

 結構続いた地酒屋こだまさんでの購入酒のトリを飾るに相応しい、店長が入魂して熟成させたこだまチューニング。
 以前には、私のアル添酒へのイメージを一変させてくれた、辰泉の本醸造生を頂いたことがあります。

 先に言ってしまうと今回も無茶苦茶旨かったんですよね~
 なんとなく日誌係さんみたいな言動になってしまいますが、こういうお酒・熟成テクが広く評価されて、高い値段で取引されるようになるのが本来健全というか成熟した市場なんだろうなあと思います。
 ただまあ私としては、そういう情報を持っている人間が美味しい思いをできる今の状況もありがたいというのが正直なところだったりしますね。
 読者の皆さんも是非当ブログの情報で美味しい思いをして欲しいところです。

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 上立ち香は熟した、しかし枯れてない感じの若干酸も感じる果実香がそこそこに。
 含むと、実に複雑な感じの旨渋味が、引き締まりと見晴らしの良さを添える凛とした酸を伴いつつ、力強くしかし自然な口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ちつつもスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、紅茶的な素直な熟感がありつつ、ダレやクドさを全く感じさせない、旨味と酸味と渋味メイン、甘味サブという感じのバランスの良いもので、濃度の割に恐ろしく杯が進んでしまいますね。
 後味は、その複雑味や存在感が、全体のバランスと酸味の働きで極めてさばけの良い感じで引き上げていきます。

 程よく熟した紅茶的な渋味と蜜的な甘味、そして凛とした酸味がとんでもなくハイレベルにバランスを取る、いくらでも飲めてしまうお酒でした。
 いやあ素晴らしいですねえこれは、あまりこういうこと言うのもなんですが、アホみたいに日本酒飲んでるブロガーが一致して評価してるお酒ってそりゃ本物なわけですよ。
 さらに余計なことを言うと、プレ酒追うより大塚行った方が、よほど簡単に感動できるレベルのお酒に出会えると思います(試飲できるし)、メディアにはろくに出ない情報ですけど、せっかく今このブログ読んでるんだから、信用してくださいな。
 篠峯、そしてこだまチューニングの凄みを感じさせてくれた一本でした。

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購入価格(税抜):2,050円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.8/9.0

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2022年06月28日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

志賀泉 夏泉(なつみ) 活性にごり 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 志賀泉 夏泉(なつみ) 活性にごり 純米吟醸 生原酒 

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 長野県中野市、志賀泉酒造のお酒です。

 地酒屋こだまさんで購入の長野酒が続きます。
 この志賀泉は、個人的には知名度と味わいに最も落差のあるお酒だと思っております。
 以前秋口に飲んだ夏泉は本当に美味しくて、これが人気爆発してないのは世の中間違ってると感じましたね。
 
 今回いただくのも似たスペックではありますが、活性にごりということでガス感が期待できます。
 アルコール度数13度と低めなことも特徴ですね、そして今回は8月製造、10月開栓でいただいています。

 上立ち香はオリ・ガス・少々の果実感を感じるスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、実にスッキリとした印象の甘酸味はシュワシュワとした口当たりで入ってきて、オリの存在感も強く感じさせながらも、勢いよく胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、強いガス感も相まって三ツ矢サイダー感のある甘酸味が主役、ただオリ由来のお米の旨味が実にしっかりしているため、日本酒でしか味わえない魅力をビンビンに感じますね、奥深くもグイグイイケます。
 後味は酸とガスが絶妙に引き取り、素晴らしいキレ。

 ガスのシュワシュワ感がありつつ、その裏に超絶バランスの芳醇甘酸酒が潜んでいる、実力派発泡にごりでした。
 これ13度とは信じられないですねえ、どんなに濃厚な低アル原酒でも一種の物足りなさや、後味のなよっぽさがありがちですが、このお酒にはそれが皆無。
 オリと酸が絶妙なんですよね~、そしてやっぱりまだ伸びそうな強さもあります、まあ非の打ち所がない感じ。
 志賀泉、もっともっと知られるべき銘柄だと感じた一本でした。


 ちなみに私は二日目以降のちょっとガスが抜けた感じのほうが好きですね~
 そういう意味でも風の森に通ずるところがあるので、そちらのファンにも勧めたい逸品かと。

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購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年06月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大納川 天花 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり 03BY

家飲み記録 大納川 天花 純米吟醸 無濾過生原酒 初しぼり 03BY

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 秋田県横手市、株式会社大納川のお酒です。

 こちらは練馬区のうえも商店さんで購入しました。
 同店は、個人的には、私の好みのストライクゾーンである芳醇甘口フレッシュ酒に非常に強いイメージがあります。
 具体的には、智則、信濃鶴、華一風、辻善兵衛、寿喜心、井の頭、奥能登の白菊、五十嵐、栄光冨士、姿、etcetc…
 甘旨酒飲み続けて10年オーバーの立場から申し上げて、メジャーマイナー問わず、一歩抜きんでた銘柄の数々だと思っております。

 単に流行りを追っているのではない、一本筋の通ったセレクトであることを感じるんですよね~
 店長さんが実際に飲んで選んでいるということがビンビンに伝わってきます。
 この大納川も、先日同店でいただいた直送便が非常に好印象だったので、リピート購入している次第です。

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 上立ち香はなんとなく甘いバニラっぽさを感じる香りがかなり控えめに。
 含むと、究極的に濃厚な甘旨味がほんのりとした酸味と苦味を伴って極めて力強い口当たり口当たりで入ってきて、尻上がりに酸苦味が強まる形で引き締まりつつ、じわじわと口中に染み込んできます。
 味わいは、瑞々しくも若干落ち着いた感じの、若干蜂蜜を加えたようなガッツリ甘い、しかし酸味が引き締まりを、苦味が奥深さをしっかり添えたもので、味わいの濃さを見事に飼いならしたバランス。
 後味は、苦味が割とガッツリ引き取る感じでキレます。

 徹底的に濃い、甘さの魅力をどストレートに楽しませつつ、マイナス要素をしっかり抑えた王道芳醇甘酸酒でした。
 これはうえも酒って感じですねえ、そしてそれが私の好みにドンピシャ、こういうのでいいんすよこういうので。
 ちなみにバランス的には開栓直後がベストだったように思えます、その後は苦味が立ってきた感じで、このあたりも典型的ですね。
 大納川、今後も注目していきたいと思います。

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購入価格(税抜):1,818円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年05月26日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

川中島幻舞 純米吟醸 金紋錦 無濾過生原酒

家飲み記録 川中島幻舞 純米吟醸 金紋錦 無濾過生原酒

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 長野県長野市、酒千蔵野のお酒です。

 川中島幻舞は個人的には女性杜氏の醸すモダン旨酒の走り的な存在という印象があります。
 10年前から飲んでおり、印象も非常に良いのですが、最近非常に買いにくくなっちゃって離れてましたね。
 日本酒はすぐ特定銘柄に人気が集中しちゃうからなあ…、信州亀齢もほぼプレミア化してしまいましたし。
 勿論単純比較は難しいのですが、私としては長野酒なら、信濃鶴、十六代九郎右衛門、志賀泉、こんな夜に、美寿々あたりはその二銘柄に負けず劣らず万人向けでハイレベルだと思うので、改めてオススメしておきたいところです。

 使用米は長野の復活米「金紋錦」、個人的には同米の旨酒としては水尾の紅の印象が強かったりします。
 製造年月と同じ月に開栓しています。

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 上立ち香は抑えめですね、砂糖的な甘さのある香りがほのかに。
 含むと、甘苦渋味が一体になりつつ力強い口当たりで入ってきて、その印象を保ったまま、じわじわと口中に染み込んできます。
 味わいは、あえていうと落ち着いた紅茶的風味を感じる、ほどほどの甘味に渋味が奥深さを与えるもの、割と典型的で個性には乏しいかなあ…
 後味は、苦味の余韻をほんのり残しつつ引き上げていきます。

 砂糖入りの紅茶的な落ち着いた味わいの、程よく熟した印象の甘渋酒でした。
 うーん幻舞ってこんな味でしたっけ…、個人的にはもっとストレートにフルーティーな味わいを期待していたのですが…
 金紋錦だからですかね、やはりこのお米は先行している水尾に一日の長があるような気がします。
 とはいえ、特に悪印象があるわけでもなく、普通に美味しく飲めていることは付記しておきます(後正直ハードルも上がってたかも)。
 川中島幻舞、次はひとごこちか美山錦をいただきたいと思いました。

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購入価格(税抜):1,636円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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2022年05月20日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 「THE MATCH」 純米吟醸 無濾過生原酒

家飲み記録 花陽浴 「THE MATCH」 純米吟醸 無濾過生原酒

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 埼玉県羽生市、南陽醸造のお酒です。

 言わずと知れたフレッシュフルーティー酒の雄、当ブログ殿堂入り銘柄です。
 このお酒何と今期完全新スペックでの登場ですね、吟風以来でしたっけ。
 普通そういう場合ラベルに解説ぐらい書くと思うのですが、見事なまでに記載なし!

 一応取り扱い酒販店の説明を見るに、山田錦と備前雄町の2つの米を使っているみたいです。
 その2つをうまく「マッチ」させて造ったということでしょうね、まあ実際飲んでみないと分からないのはある意味どのお酒でも同じではありますので、早速いただきます。


 上立ち香は華やかで花陽浴らしいフレッシュパインの香りがかなり強めに。
 含むと、結構インパクトを感じる濃厚な甘酸味が、若干のトロミを伴う口当たりで入ってきて、酸味メイン、苦味サブな引き締まりを感じさせつつ、じわじわと口中に広がっていきます。
 味わいは、やはり実にトロピカルな感じのパイン的甘酸味が厳然たる主役、含み香も強めで苦味もありながら不思議なほどにクドくないのは、らしいバランスですねえ。
 後味は、苦味の余韻をあくまでほんのり残しつつ、実にスッキリと引き上げていきます。

 近頃の花陽浴の方向性をハッキリと感じる、しっかりと甘さがありつつ、酸味苦味も相まったバランスの良さが際立つお酒でした。
 実はこのお酒を、一升瓶から移し替えて開栓後一ヶ月ぐらいダラダラ飲んだのですが、ほぼほぼダレませんでした。
 やっぱり開栓後の強さを意識した方向性なんですかね~、もともと酸が強いので意外に持つ銘柄ではありますが、より居酒屋適正が増した感じなのかも。
 当然トレードオフで鮮烈な甘さが控えた形になるので個人的には寂しい面もありつつ、これはこれで好きですねえ…
 花陽浴、何か自分の好みと共に変化してくれている気さえする一本でした。

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購入価格(税抜):3,800円ぐらい(レシート紛失…)/1,800ml
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年05月11日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

雪鶴 純米吟醸 無ろ過生原酒 袋しぼり 03BY

家飲み記録 雪鶴 純米吟醸 無ろ過生原酒 袋しぼり

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 新潟県糸魚川市、田原酒造のお酒です。

 前回の本醸造とセットで蔵元直接購入した雪鶴です、そしてこれは5年前に家飲みしたものと同じ商品になりますね。
 昔の記事にも書いたのですが、その時は「全量袋しぼり」というのに惹かれてセレクトしていました。
 ただ、ぱっと見蔵元ホームページにはそういう記載が無さそうな…、正確なところは謎です。
 
 まあ、少なくとも今回いただくのは袋しぼりのお酒です。
 一般的には、袋しぼりだと雑味が少なく柔らかい味わいになると言われておりますが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香はアルコール・ケミカル混じりでフレッシュな印象の香りがそこそこに。
 含むと、程々の甘味を伴った旨味が極めて自然な口当たりで入ってきて、ほんのりとした渋味が全体の輪郭を整えつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いわば紅茶を彷彿とさせる風味を感じさせつつ、お米的な甘味と旨味が飲みごたえを添え、兎にも角にも雑味・引っかかりを感じさせないバランスを保っているのが見事。
 後味は、極小の渋味の余韻を残しつつ、ほぼ無という感じの驚くほどに自然なキレ。

 摩擦ゼロの口当たりと異次元の後引けの良さが特長の、お米の旨味を高純度に楽しめる素晴らしいバランスのお酒でした。
 これは甘口偏重派の私より、バランス派の方々に是非飲んで欲しいお酒ですね~
 実際、私としては最初若干物足りないかなあと思ったんですが、飲み進めるごとに良さが染み入ってくる感じなんですよね。
 無濾過生原酒の魅力と普通酒的な日常感を兼ね備えてる感じとも言えます、いかにも新潟らしいまとまりという印象。
 雪鶴、今後しっかりと覚えておこうと思わせてくれた二本でした。

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購入価格(税抜):セット販売/720ml
購入した酒屋さん:蔵元直販
お気に入り度:8.5/9.0

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2022年05月09日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

群馬泉 「淡緑(うすみどり)」 山廃純米吟醸生 02BY

家飲み記録 群馬泉 「淡緑(うすみどり)」 山廃純米吟醸生 02BY

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 群馬県太田市、島岡酒造のお酒です。

 何回か飲んだことはあるのですが、当ブログでは初登場ですね。
 鈴木三河屋さんの店頭で群馬泉が有るのを見て、馬鹿の一つ覚えで「この銘柄の生酒あります?」と聞いたところ、「一年前のならあります」と言われ、喜び勇んで購入した次第です。
 火入れ生酒に関わらず、1年以上の熟成が前向きに働く銘柄とそうでない銘柄はハッキリ分かれますからね~、経験上群馬泉は明らかに前者だろうと想定しました。
 
 スペックはかなり詳細に裏ラベルに記載が有ります。
 使用米の「若水」はググると「愛知県発の酒造好適米第1号」らしいですね、ただ今回は「群馬で栽培された」若水というところにこだわりがあるようで、わざわざ「群馬若水」という呼称を使っています。

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 上立ち香は濃厚でメロンや草を感じる落ち着きながらも青い香りがそこそこに。
 含むと、やはり草感をまとった旨味が実に柔らかい口当たりで入ってきて、程よい引き締まりと奥深さを感じさせながら、ゆっくりと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ控えめで、青い風味と若干の酸味で引き締まりを感じさせつつ、あくまで主役は柔らかいお米の旨味という感じ、ほんのりとした苦味も相まって自然に杯が進むタイプ。
 後味は苦味と草感が引き取る形で、最後まで柔らかくかつしっかりとキレます。

 濃厚かつしっかりと引き締まり、生熟らしさがありながらもダレ皆無の、非常にまとまりが良い芳醇旨酸酒でした。
 実は開栓後一合残してしばらく放置していたのですが、全然悪くならないんですよね、生酒の強さとしては最強クラスなんじゃないかしら…、多分これから数年持つタイプのお酒だと思います。
 こういう生酒は一つのジャンルとして固定ファンが付いている印象があります、長珍、蛇形、都美人、梅津の生もと、睡龍、etc…
 最近は私もそういうお酒の良さが染みるようになってきましたね。
 群馬泉、別のスペックもぜひいただきたいと思わせてくれた一本でした。

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購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:鈴木三河屋
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年05月04日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

幻(まぼろし) 純米吟醸 生酒 しぼりたて番外品

家飲み記録 幻(まぼろし) 純米吟醸 生酒 しぼりたて番外品

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 広島県竹原市、中尾醸造のお酒です。

 こちらは以前に飲んでかなり好印象だった「誠鏡」の、同蔵別銘柄のお酒です。
 当時から幻の存在は知っており、百貨店とかでもちょくちょく見かけては居たのですが、如何せん全部火入れだったのでスルーしておりました。
 が、この度非常に意外なことに、たまたま覗いた北千住駅近くのデパ地下でこの生に出会ったので、即決購入した次第です。

 スペック的には割とスタンダードな純米吟醸生ですね、八反錦利用の地元スペック。

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 上立ち香はちょっとケミカル混じりの濃厚な果実香が気持ち控えめに。
 含むと、程よい濃度の甘酸旨味がスルスルとした口当たりで入ってきて、ほんのりと渋味を感じさせつつ、最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、フレッシュかつ爽やかな印象の梨的な果実の味わいが中心に有って、兎にも角にも粗さを感じさせないバランスが特長ですね、渋味は奥深さを添える程度で、実に自然に杯が進みます。
 後味は、渋味の余韻をほんのり残しつつ、実にスッキリとキレます。

 爽やかでフレッシュフルーティーな生酒の風味を、極めてバランス良く、自然に楽しませてくれるお酒でした。
 私が好むインパクト系甘旨酒とは一線を画する、飲み飽きなさが魅力的な素晴らしい完成度のお酒でしたね。
 これは完全に好きな人はハマるお酒ですし、かつ万人にも進められるお酒だと思います、良いですね~
 幻、しっかりとファンが付くのに納得感のある一本でした。

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購入価格(税抜):1,500円ぐらい(レシート紛失…)/720ml
購入した酒屋さん:北千住駅のデパ地下
お気に入り度:8.45/9.0

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タグ: 純米吟醸

2022年03月25日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

伊勢の杜の御山杉(みやますぎ) 純米吟醸生 02BY

家飲み記録 伊勢の杜の御山杉(みやますぎ) 純米吟醸生 02BY 

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 三重県三重郡朝日町、稲垣酒造場のお酒です。

 こちらの銘柄は2年前に酒のサンワで購入して飲んで以来、一度も他のお店で見かけたことは有りません。
 日本酒業界においては、明らかにレベルが高いのに、非常に限られた酒屋でしか買えない銘柄というのが存在していると個人的に思っています。
 こちらの御山杉はその一つです、他には出羽の冨士、華一風なんかも同じ印象がありますね。(桃の里や鷲の尾みたいに県外だとほぼ売ってないのもありますが…)

 酒のサンワさんのホームページでしっかり紹介もありますので、そちらもご参照ください。

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 上立ち香はフレッシュながらも落ち着いたアルコールの香りが控えめに。
 含むと、実にバランスの良い旨味が柔らかな口当たりで入ってきたかと思うと、一瞬後に強めながらもキツくない辛さが全体をしっかり引き締めつつ、ゆっくりと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、お米由来っぽい旨味を中心にしつつ、どっしりというよりむしろ軽さを感じるバランスのもので、基本的に香りより味に振っている印象、不思議とまろやかさと辛さが同居している感じで、ゆるゆるといくらでも飲んじゃいますね。
 後味は、旨味を辛さが引き取る形で力強くキレます。

 しっかりとした味わいながらも、いつの間にか杯が進んでしまう、非常にバランスの良い旨辛酒でした。
 これはまた渋い魅力が有るというか、完全にインパクトよりバランス重視のお酒ですねえ。
 こういうお酒は私のような偏った好みの人間だけでなく、色々な人に飲んでもらってその感想を聞きたいなあと思ってしまいます(入手ハードルは高めですが…)
 御山杉の確固たる方向性を感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒のサンワ(上野)
お気に入り度:8.4/9.0

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2022年03月21日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「純米吟醸ふなくち一番」 無濾過生酒 02BY

家飲み記録 桃の里 「純米吟醸ふなくち一番」 無濾過生酒 02BY

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 岡山県赤磐市、赤磐酒造のお酒です。

 連続した桃の里紹介(昨年のお酒ですが…)もこれで最後です。
 この「ふなくち」の「純米吟醸」は、私が以前「マイ殿堂入り」に入れたスペックですね。
 なんやかんやで当ブログは9年を越え、1000をゆうに超えるお酒を紹介していますが、、マイ殿堂入りは9本にとどまっていることからも、私の思い入れが伝わることでしょう。

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 上立ち香は控えめですね~ほんのり米とガスのフレッシュな香りがあるかしら。
 含むと、シュワシュワとしたガスを伴った濃い甘旨味が実にインパクトの有る口当たりで、しかし一種優しく入ってきて、最後まで存在感を保ちつつスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりとしたお米の甘味とキウイ的酸味が合体した、飲みごたえとある種の軽さを両立したもので、浮いた香りや雑味がないのもあって進む進む、延々と飲んでしまいますねえ。
 後味は、ほんの少々苦味の余韻を残しつつ、極めて自然にキレます。

 しっかりと甘旨く、シュワシュワとフレッシュで今風ながら、極めて全体のバランスが良い、ストレートにハイレベルなお酒でした。
 いやあ旨いわ…、なんというかガス甘なお酒は安っぽいというか月並に思われがちな気もするのですが、完成度が段違いなんですよええ。
 こういっちゃあなんですが、そっち系のお酒をメインに毎日飲んでる小生がこれだけ言うんだから信用してくださいよええ、桃の里はそんじょそこらのプレ銘柄を優に越えている、全国屈指の甘口酒です。
 桃の里、私が買いにくくならない程度に人気が出てほしいと改めて思いました。

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購入価格(税抜):メモ忘れ…円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2022年03月17日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 「あらばしり」 純米吟醸 生酒 02BY

家飲み記録 桃の里 「あらばしり」 純米吟醸 生酒 02BY

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 岡山県赤磐市、赤磐酒造のお酒です。

 桃の里の定番季節商品の一つですね。
 赤磐酒造は少し前にホームページの通販が刷新され、季節商品も普通に買えるようになりました。
 それでいて送料は以前と同じく超良心的なので、蔵元通販で無茶苦茶美味しいお酒が実に簡単に入手できます。
 この情報って、「どこそこにプレミア銘柄が売ってる」みたいな情報より万倍貴重ですよ…、私は本気でそう思っております。

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 上立ち香はオリのお米っぽい香りにちょっと果実の酸が絡んだ、スッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、実にフレッシュかつ硬質さがありながら程よい甘さも伴う一体感のある旨味がシュワシュワと入ってきて、ほんのりとした苦味が輪郭を絶妙に整えつつ、最後まで自然に喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、みずみずしい酸味とオリ由来の旨味が絡み合いつつ、少々の甘さが優しさも添える感じのもので、苦味がしっかり旨味と一体化していることもあって極めて全体的なバランスが良いですね、えらい勢いで飲めてしまいます。
 後味は、酸味が実に爽やかな余韻を残す形でほぼ完璧とも言えるキレ。

 すっきり系のフレッシュフルーティー酒として、とんでもなく完成度の高い、甘酸旨味酒でした。
 いやあ赤磐酒造が造るフレッシュ辛口なお酒として物凄く納得感がありますね、もう好き好きの好きですわ。
 フレッシュでしっかりとした味わいと後味のスッキリさをここまで両立できる蔵ってそうはないですよ、やっぱり赤磐酒造って実は今まで私が思っていた以上に凄い蔵なんじゃ…
 桃の里、スッキリ系も素晴らしいと感じた一本でした。

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購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年03月05日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 03BY

家飲み記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒 03BY

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 (詳細なラベル撮影忘れ…)

 長野県木曽郡木祖村、湯川酒造店のお酒です。

 このスノーウーマンは、以前書いたにごり酒特集で激賞したとおり、私の中では5本の指に入るぐらいのお気に入りにごり酒です。
 実際冬の時期はSNSのタイムラインが有名銘柄のにごり酒がガンガン流れていくのですが、いつも「このお酒より旨いのなんてほとんどないよなあ」とか思っていたりして。
 長野酒に関しては、幻舞に加えて最近信州亀齢が入手困難になってきているところですが、私から言わせるとまだ✕4実力派銘柄がごろごろしているので、今後が楽しみでもあり不安でもあり…ですね。


 上立ち香は梨っぽい爽やかな香りとオリの香りが混ざって、そこそこに。
 含むと、香りの印象通りの実に爽やかフレッシュな甘酸味がオリの旨味とともに、チリチリとしたガスを感じさせながらもなめらかな口当たりで入ってきて、その勢いのまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、洋梨的な甘酸味にオリ由来のお米的旨味が見事に一体化したもので、苦味等の後ろ向きな味わいをほぼ感じさせないうえに、見事に飲みごたえと飲み進めやすさを両立していますね。
 後味は、オリの柔らかさの側面を感じさせつつ、実に自然に引き上げます。

 爽やかな甘酸旨味、濃いめのオリの旨味、程々のガス感が絶妙なバランスでまとまった、グビグビいける芳醇フレッシュにごり酒でした。
 いやあこの安定感は素晴らしい!見事なまでに期待通り、いやそれ以上の出来に笑いがこぼれます。
 自分の中では桃の里、玉櫻、ささまさむねと共に、「而今にごりが飲めなければスノーウーマンを飲めばいいじゃない」と言いたくなるようなド鉄板の逸品かと思いますね。
 十六代九郎右衛門の中でも、スノーウーマンは毎年買おうと思わせてくれる一本でした。

購入価格(税抜):1,508円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.7/9.0

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2022年02月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天美 純米吟醸 にごり生

家飲み記録 天美 純米吟醸 にごり生

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 山口県下関市、長州酒造のお酒です。

 SNSでは非常に評価されている印象のお酒です、去年特別純米生をいただいたときの記事はこちら。
 実は他にも家飲みしているのですが記事にはできておりません…、個人的には生酒含め本当に酒質が安定しているなあという印象を持っています。

 それにしても天美は、新ブランド立ち上げにあたり最初に設備投資して、それをしっかりアピールして、酒質も納得感があるレベルに仕上げてくる、まさにお手本の様な流れで来ていますねえ。
 2年目にして日本酒好きの間で定着している感もありますし、今後も気になる銘柄です。

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 上立ち香はオリのミルキーさを纏った、実にフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、まとまりの良いフレッシュな甘酸味がなめらかな口当たりで入ってきて、苦味等の引っかかりをほぼほぼ感じさせないまま、スルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、やはりカルピス的な風味、そして洋梨的な果実感が、極めてバランス良く融合した感じで、酸味の働きと雑味の無さで、濃いめの存在感がありながらグビグビ飲めちゃう感じ。
 後味は、酸であくまで爽やかにキレます。

 フレッシュフルーティーな新酒にごり酒として、まさにお手本の様なまとまりの爽やか系甘旨酸味酒でした。
 いやあ裏切らないですねえ、ほぼほぼ期待した内容通りの方向性で、その若干上を行ってくれている印象。
 あえて言うとインパクトや個性に欠ける面があるかもですが、まあそれはバランスとトレードオフな面もありますからね、このバランスこそが個性と言っても良いのかも。
 天美に対する信頼が、いや増した一本でした。

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購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2022年01月28日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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