藤娘 純米吟醸 生酒

本日の家飲み 藤娘 純米吟醸 生酒 

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 高知県四万十市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらも銀座「まるごと高知」での購入酒です、他のお店では見かけたことはないですね。
 購入動機は、「日本酒のカルテ」のあろすさんに、確かツイッターでオススメされたからです。
 私の場合、自分が知らない銘柄をオススメされると、若干の悔しさも手伝って(笑)早めに購入に走る傾向にあります。
 初飲みということもあり、珍しく300ml入りを選んでみました。

 こちらの小瓶入り生酒は、蔵元ホームページに商品紹介もあるレギュラー商品のようですね。
 そちらによるとお米は高知県産の酒米「土佐錦」使用で、日本酒度は+5、酸度は1.6とのこと。
 数値だけみると「淡麗辛口」に当たりそうな感じですが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香は酸の立つフレッシュな柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、酸味を中心とした旨味がスルスルと入ってきて、ほどほどの濃度を保ちつつ、最初から最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柑橘系の酸味が厳然たる主役で、甘味は添える程度、苦味は無く、夏酒的な加水感と飲みやすさがありますね。
 後味も酸が引き取る形で、スッキリとキレます。

 最初から最後まで酸が仕事をして、かつほどほどの濃度を保っていることから、度数以上にガンガンイケてしまうお酒でした。
 ちょっと一本調子な感じなのと、個人的にはやっぱり甘味が足りないのが残念…
 ちなみにこれを買った直後、あろすさんが全く同じスペックの感想を上げていて、それによるとかなり以前とギャップのある味わいだったとのこと。
 特に「甘味が抑えめ」になっていたという部分は大きいですね、私の場合それを露骨に感じてしまいました。
 藤娘、次はしっかり甘味が出ているものも飲んでみたいです。

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紹介:「日本酒のカルテ」さんの同スペックの記事
http://blog.livedoor.jp/sakechart/archives/2952509.html

名称:藤娘 純米吟醸 生酒
精米歩合:60%
使用米:土佐錦
アルコール度:15%
日本酒度:+5
蔵元情報:藤娘酒造株式会社
購入価格(税抜):420円/300ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 藤娘 純米吟醸

2017年11月14日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

作 IMPRESSION type-M 純米吟醸原酒 無濾過直汲

本日の家飲み 作 IMPRESSION type-M 純米吟醸原酒 無濾過直汲

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 三重県鈴鹿市のお酒です。
 外飲み回数はかなり重ねています、ブログ登場は4回目。

 またインパクトのある外見ですね…、なお中身はレギュラーシリーズであり私も前回にいただいている「恵の智」の、直汲み無濾過原酒バージョンらしいです。
 「IMPRESSION」は今期からの新シリーズで、流れ的には「プロトタイプ」の後継となるようです。
 個人的には、中身が同じで名前やガワをコロコロ変えるのはどうかという思いもあるのですが、この場合はプロトタイプをついに正式採用したと考えると納得感があります、シリーズとして定着していくことを願いますね。

 ラベルが変則的なだけあって、あまり細かい数値の記載はないですね、精米歩合は60、作なので当然火入れです。
 ちなみに瓶の表面に特殊印刷みたいな感じで意匠があるのですが、写真では全然見えませんね…、触ってみると良い感じのザラつきがあります。

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 上立香は典型的なフレッシュリンゴの香りが控えめに。
 含むと、かなり濃厚な印象の、やはり典型的な今風の吟醸酒的甘旨味がガスを伴って勢い良く入ってきて、強めの苦味で輪郭を保ちつつ最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、これはもうド直球の香り系吟醸の青リンゴ的甘旨味って感じですね、ただ火入れ感皆無かつガスにより生と見紛うレベルのフレッシュさであること、歩合以上のまとまりがあることは特筆すべきかと。
 後味は苦味を口先に残しつつ、ガスも相まってしっかりとキレます。

 今風の吟醸酒としての魅力を凝縮、かつお値段以上に洗練した感じの、フルーティー系の王道を往くお酒でした。
 しかし、キツさのある苦味、フルーティー吟醸にありがちな後ろ向きな部分もちょっとあるかも。
 ただこの苦味については昨年の恵の智ではほぼ感じなかったので、例によって28BY特有の話かもしれません。
 作、今後の動向にも注目していきたいと思いました。

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名称:作 IMPRESSION type-M 純米吟醸原酒 無濾過直汲
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:清水清三郎商店株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 純米吟醸

2017年11月06日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

竹鶴 純米吟醸 生 初しぼり

本日の家飲み 竹鶴 純米吟醸 生 初しぼり

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 広島県竹原市のお酒です。
 外飲み経験はありますが、家飲みは初めて。

 こちらの蔵元は、まさにあの「ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝の生家」として知られる竹鶴酒造になります。
 実際「マッサン」 放映時にはこの日本酒についてもひどい品薄状態だったとか…、今は少し落ち着いてきている印象がありますが、やっぱりそういう需要って凄いんですよねえ。
 ちなみに日本酒の「竹鶴」についても、熟成で真価を発揮する銘柄というように、マニア・業界は認識しているようです、この辺りにはウィスキーとのつながりを感じますね。

 といいつつ、今回いただくスペックは28BYの新酒初しぼり。
 「杜の蔵」「睡龍」同様、熟成向け銘柄について、あえて新酒を登酒店さんでまとめ買いした中の一本だったりします。
 とはいえ、1月出荷、7月開栓なので半年は寝かせています、我ながらややこしいことしてますね…

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 上立ち香は落ち着いたセメダインというか、草的な香りがそこそこに。
 含むと、やはり程々に落ち着いてかつしっかり引き締まった印象の旨味が割りと優しい口当たりで入ってきたかと思うと、直ぐに酸が表に出てきて若干唾液腺を刺激しつつ染み込んできます。
 味わいは、やっぱり甘味は控えめ、まさに筋肉質と言った感じの酸の効いた旨味が主役で、草っぽい感じも少々あって、いかにも熟成で伸びそうな片鱗を感じさせるもの。
 後味は、酸がガッチリと引き取って、力強くキレます。

 半年ぐらいではまだまだ伸びしろがありそうな印象の、実に筋肉質な酸旨酒でした。
 やっぱり杜の蔵の新酒と印象は被りますね、熟成に向く酒質の基本は「酸」にあるんだなあということが良く分かります。
 まあ、甘さは脇役で主役は酸旨というお酒が好きな人でかつ青めの草感が気にならなければ、早飲みも十分有りだとは思います。
 竹鶴、いつか熟成系もじっくり家飲みしてみたいと思いました。

 燗を付けてみると、何というか草感が増しますね。
 まだ若くて青々とした芝生のイメージですが、これが干し草になってくるとまた味わい深くなりそうな…

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名称:竹鶴 純米吟醸 生 初しぼり
精米歩合:50%
使用米:不明
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:竹鶴酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 竹鶴 純米吟醸

2017年10月31日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

悦凱陣 純米吟醸 うすにごり生 「興」

本日の家飲み 悦凱陣 純米吟醸 うすにごり生 「興」

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 香川県仲多度郡琴平町のお酒です。
 外飲み経験は何度も有り、家飲み経験もありますが、ブログでは初登場ですね。

 悦凱陣は、個人的にはしっかりと固定ファンを掴んでいるイメージがありますね。
 といいつつ自分としては、辛口というか筋肉質な感じの味わいが好みから外れていることと、如何せん割高なことから、中々家飲みにはセレクトしていませんでした(この辺り何となく王祿と被りますね)。
 が、最近「お酒ミライ Tシャツ屋の日本酒ブログ」さんでの紹介記事で、開栓後変化を含めて非常に高評価だったのを読み、久々に通販に同梱してみた次第です。

 ラベルは詳細スペックをつらつらと書くタイプのものですね、個人的には好きです(しかも手書きなところが素敵)。
 八反錦50磨きの純大クラスのスペックではありますが、税抜き2,000円オーバーとやっぱりちょっとお高い感じ。
 数値的には日本酒度が+9と高めなことや、醪日数が30日と長いことが目につきますね。

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 注ぐとやっぱり全く濁ってませんね…、わざわざうすにごりと名乗らなくても良いような。

 上立ち香は、おおこれはかなり濃厚なバナナ香ですね、しかもかなり強め。
 含むと、非常に太い感じの旨味が程よい酸を伴うことで、トロミと引き締まりを両立したままググっと入ってきて、そのままじわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、やはりバナナ風味の旨味が芯にあって、酸味も手伝って圧縮されたかのようなまとまりが特徴ですね、密度が高くかつ引き締まりが魅力的です。
 後味はほんのりと辛さが出てきてバッチリキレます。

 日本酒度+9というのが信じられない旨味の存在感と、凄く納得がいくキレをしっかり両立させている、オンリーワンの芳醇旨酸酒でした。
 この旨味の密度は、やっぱり果実ではなく米由来ならではなんでしょうね、果実的ではありますが本質は穀物的といいますか。
 悦凱陣、また別のスペックもいただいてみたいと思います。

 開栓後は数日ぐらいでは全く崩れず、むしろまとまりが出てきますね。
 感動するほどの変化は感じられませんでしたが、このお酒の真価が開栓後にあるということは理解できました。

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紹介:「お酒ミライ Tシャツ屋の日本酒ブログ」さんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/14211192.html

名称:悦凱陣 純米吟醸 うすにごり生 「興」
精米歩合:50%
使用米:八反錦
アルコール度:18~19度
日本酒度:+9
蔵元情報:有限会社丸尾本店
購入価格(税抜):2,048円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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2017年10月29日 香川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鼎 純米吟醸 生酒

本日の家飲み 鼎(かなえ) 純米吟醸 生酒

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 長野県上田市のお酒です。
 外では何度かいただいていますが、家飲みは初めて。

 朝日屋酒店さんでの購入酒が続きます、ちなみこの「鼎」は以前に紹介した「瀧澤」を醸す信州銘醸さんの限定ブランドになっています。
 そもそも朝日屋酒店まで足を延ばしたのは実はこの鼎目当てであり、きっかけは滝澤の記事で日誌係さんにお店含めてオススメコメントをもらったことだったりします。
 しかしこの点、鼎自体は結構前から飲みたいと思っていた銘柄だったのに、コメントもらうまでそれが瀧澤と全く結びついていませんでしたからね…
 私のようなマニアでも見落とすこの日本酒業界のブランド細分の習慣、やっぱり分かりにくいですよねえ。

 閑話休題、スペック的には美山錦の55磨きということで瀧澤と同じですが、ポイントは何といっても生酒であることですね。
 特徴的なラベルデザインに加え、裏ラベルではこのお酒に対する思いが記載されており、いかにも限定品的なオーラがあります。
 また、超軟水「黒曜の水」で醸されているそうです、一般的に軟水使用のお酒は柔らかく飲みやすいお酒になると言われているようですが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香は熟れきって蜜たっぷりのリンゴといった印象の甘い香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚かつバランスの取れた甘旨味が舌触り滑らかに入ってきて、あくまで裏方に苦味を感じさせつつ、最後まで崩れずにゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、香りの印象通りの完熟リンゴ的な、芳醇甘旨系の王道を行くような果実味が主役、そして雑味は皆無で非常に完成度高いですね、上品さすら感じます。
 後味は苦味が必要最低限に引き取ってしっかりキレます。

 心地よいリンゴ的甘味や口当たりの優しさなど、長野酒の良いところを凝縮したような、ハイレベル芳醇甘口酒でした。
 28BYということで心配していた苦味もちゃんと裏方で留まってましたし、割りと非の打ち所が無い甘旨酒なんじゃないかと…
 いやあこれを私に勧めてくれるあたり、よくわかっていらっしゃいます、日誌係さんありがとうございます。
 鼎はおりがらみ等他にもスペックがあるようなので、次はそちらも是非いただいてみたいと思いました。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペックのお酒の感想(BY違い)
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-590.html

名称:鼎 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:信州銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,381円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年10月21日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

酒一筋 「備前」 純吟雄町 生酒

本日の家飲み 酒一筋 「備前」 純吟雄町 生酒

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 当ブログでは24BYを以前に紹介していますね、4年ぶり2度目の家飲みとなりました。

 こちらのお酒を購入したのは豪徳寺の「朝日屋酒店」さんになります。(蔵元ホームページの特約店一覧は非常に充実しており、同店も載ってます。素晴らしい!)
 同店は初訪問だったのですが、店内冷蔵庫をのぞき込むと嫌が応にもテンションが上がる、素敵なお店でした。
 ちょっと四合瓶が少な目なのが玉に瑕ですが、個性的なラインナップに加えレア系のお酒もしれっと並んでいたりするので、マニアなら一度は訪問して損はないと思います。

 さて、今回いただくお酒は「備前」の名の通り、地元産の雄町を使ったものです。
 「赤磐雄町」というと、県外銘柄ながら個人的には以前いただいた山形正宗を思い出します、このあたりは今後ブランディングが進んでいきそうですね。
 精米歩合は60、何気に「純吟」という記載は正式ラベルでは珍しい気がします。

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 上立ち香はアルコール混じりの熟したバナナ的な香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着きと芯のある旨味が自然な口当たりで入ってきて、裏方に程よい辛さを感じさせつつ、最後までバランス良く染み込んできます。
 味わいは、いかにも「味吟醸」といった趣の完熟バナナ的な果実の旨味が完全に主役を演じ、苦味等の雑味をしっかり抑えつつ、辛さで輪郭を整えていますね。
 後味は、やはりその辛さが引き取って、しっかりとキレます。

 「味吟醸」「芳醇辛口」という言葉が否応なしに浮かぶ、スタンダードながらしっかりとまとまったいぶし銀的な魅力のあるお酒でした。
 4月出荷で、実際に飲んだのは7月だったのですが、生熟でまだまだ味乗りしていきそうな気配もありましたね。
 こういう安定感のあるお酒が一本冷蔵庫にあると、夏や秋でも心強いと思います。
 酒一筋、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:酒一筋 「備前」 純吟雄町 生酒
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:利守酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:朝日屋酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年10月17日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 28BY

本日の家飲み 玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker(アイスブレーカー)」 28BY

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 京都府京丹後市のお酒です。
 玉川の登場は4回目ですね。

 このアイスブレーカーについては24BYを紹介して以来の登場です、結構間が開いてしまいましたが、実際にはほぼ毎年外飲みではいただいていたりします。
 ところで、私は「夏酒」「ひやおろし」に関しては概してあまり好みではないため、基本的には避けることにしています。
 その場合、意外と家飲みではあまり困りません、年がら年中生原酒を扱ってくれている酒屋さんも知ってますし。
 対して、外飲みでは非常に困ることが多いんですよ…お店は良かれと思って「夏酒(ひやおろし)飲み比べ!」とかやっているんでしょうけど…、私の場合レギュラーの二回火入れも避けるのでなおさら飲むお酒が限られてしまいます。
 そんな時、このアイスブレーカーみたいに「ひと味違った」季節もののお酒というのは非常にありがたいですね、何度も助けられた記憶があります。

 今年も無濾過生原酒で、相変わらずアルコール度数は17~18と高め。
 ペンギンラベル、500mlボトルも例年同様で、この辺りは完全に定番商品としての貫禄を感じますね。 


 上立ち香は夏酒のイメージとはかけ離れた、バナナクリーム的な濃ゆい香りがそこそこに。
 含むと、やはり非常に濃厚かつ若干熟した印象の甘旨味がトロリと入ってきて、ちょい時間差で出てくる酸味でしっかりと引き締められながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、結構硬質な印象のある米の旨味とそこそこ熟した果実の甘味が融合したようなもので、酸は裏方に徹して割りと正統派に飲みごたえが有る印象。
 後味はアルコール的辛さをニュアンスだけ感じさせつつ、自然に引き上げていきます。

 で、氷を入れると、もう一気に口当たりが滑らかになって、うっかりするとゴクゴク飲んでしまいそうな恐ろしさを備えますね。
 「お酒ミライ Tシャツ屋の日本酒ブログ」さんが書いていましたが、確かに焼酎とかウォッカのような蒸留酒的な風味かと思います、ただ口中で保持するとしっかり日本酒的な旨味が染み出してくる感じ。

 いやあやっぱり安定して旨いですね、「薄いだけの夏酒なんてつまらない!」と思っている方々必飲の一本でしょう。
 玉川はこの他にも意欲的なスペックを出していますし、今後もちょくちょくいただいていきたいと改めて思いました。

 (如何せん500mlなので、燗を付けそこなってしまったのはちょっと失敗…)

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紹介:「お酒ミライ Tシャツ屋の日本酒ブログ」さんの同スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/17354393.html

名称:玉川 純米吟醸 無濾過生原酒 「Ice Breaker」 28BY
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:木下酒造有限会社
購入価格(税抜):1,100円/500ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年10月15日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

角太 山廃純米吟醸 生酒

本日の家飲み 角太(かくた) 山廃純米吟醸 生酒

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 秋田県由利本荘市のお酒です。
 飲み経験については後述。

 この角太、銘柄としてはあまり知られていないと思います、が、醸すのはあの「雪の茅舎」を醸す齋彌酒造。
 同蔵の地元銘柄は「由利正宗」なので、それとも違う限定品中の限定銘柄という感じの代物ですね。
 私はとある居酒屋さんで一度だけ飲んだことがあり(その店は写真web掲載禁止)、存在は知っていたのですが、まさか家飲みできるとは思っていませんでした。
 パッと検索する限り、少なくとも首都圏ではシマヤさんぐらいでしか買えないんじゃないかしら…。
 
 ラベルを見た時点でわかる人はわかるかもしれませんが、この「角太」というのは蔵の屋号らしいです(「やまユ」とか「カネナカ」と同じですね)、字の太さもあってなかなかのインパクト。
 裏ラベルの記載を見る限り、以前飲んだ「秘伝山廃」にスペック的には近いですね(同じかも)、この辺りの詳細は不明です。

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 上立ち香は割りと華やかな印象の乳酸的香りが気持ち強めに。
 含むと、非常に個性的かつ濃厚な甘旨味がまろやかな口当たりで入ってきますが、徐々に強まる苦味と酸味で若干キツめに引き締まりながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、吟醸酒らしい華やかフルーティーな甘味と山廃らしい酸味がそれぞれハッキリと主張しながら絡み合う、オンリーワンかつ楽しい旨味が主役なのですが、うーむ苦味が邪魔しますねえ…
 後味はやはり乳酸と苦味が引き取って、そこそこ柔らかくキレます。

 かなり高レベルな上品かつ柔らかい旨味がありながら、何かにつけて苦味が邪魔をしてしまっている印象の、非常に勿体無いお酒でした。
 本来お値段以上の完成度がありそうなのに、苦味のノイズのせいでフルーティー系速醸酒にちょっと乳酸味が加わった感じで留まってしまっている印象ですね…
 これはズバリ「28BY問題」に当たっちゃった感じでしょう、このお酒のベストはこのロットではないように思えます。
 角太、機会があればまた他のBYでまた飲んでみたいと思いました。

 お、開栓二日目だとかなり苦味が引っ込んで、若干理想の感じに近づきました。
 ただ、やっぱり残ってはいるので、最後まで「勿体無い」感が残ります…

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名称:角太 山廃純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:+1.5
蔵元情報:株式会社齋彌酒造店
購入価格(税抜):1,762円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年10月13日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

扶桑鶴 純米吟醸 佐香錦 27BY

本日の家飲み 扶桑鶴 純米吟醸 佐香錦 27BY

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 島根県益田市のお酒です。
 外飲みは経験ありますが、家飲み・ブログでの登場は初めてですね。

 このお酒は、初訪問した千駄木の酒屋さん「リカーズのだや」さんで購入しました、会社帰りに散歩がてら立ち寄れるお店の新規開拓の一環ですね。
 お店のホームページは更新停止状態で何か廃墟みたいになってますが、Facebookではこまめに入荷やイベント告知情報を掲載しているようです。
 取り扱い銘柄的には、とにかく熟成に向くお酒が多い印象、神亀とか日置桜とかの「そっち系」ですね、後は和ワインに力を入れているとか。
 日本酒売り場としても、冷蔵庫以上に常温棚の方がオーラを発していた(笑)ので、そこから今回のお酒をセレクトしました。

 今回いただくのは、「そっち系」の聖地ともいえる山陰のお酒ですが、スペック的には佐香錦55磨きの火入れ速醸約1年熟成とわりと大人しめ。
 個人的にはまだまだ熟成系を飲み慣れていないため、初心者向けっぽい気がしたこちらをセレクトした次第です。
 とはいえ実際常温棚の加水火入れ酒は滅多に飲まないので、私としてはかなりのチャレンジ。

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  (今回は最初から常温)
 上立ち香はやはり熟感があるものの、若干果実的な印象を伴った濃い香りがそこそこに。
 含むと、やはりハッキリと熟していながら割りとクセを感じない印象の程よい濃度の旨味がスルスルと入ってきて、加水的な軽さを感じさせつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、いわゆる常温保存の日本酒に有りがちな米の旨味と熟成香が混じったものなのですが、特筆すべきはその純度と程よい密度でしょう、老ねを感じさせずに程よくスルスルと飲める濃度は一つの完成形を感じさせます。
  後味はほんのりと辛さを舌先に感じさせつつ、非常に優しくキレます。

 個人的にはこういう系のお酒はもっとドッシリしているイメージがあったのですが、良い意味での軽さもあって、きっと加水の仕方が旨いんだろうなあという印象を受けたお酒でした。
 やはり旨味自体は伝統的というか、最近の流行り系とは一線を画していますが、そちらに慣れている私でもあまり飲みづらさを感じない、まさに入門用として相応しいお酒でしたね。
 扶桑鶴、今後はまた別のスペックもいただいてみたいと思います。

 ちなみに開栓後1ヶ月常温放置で全く崩れません。
 さらには燗をつけても芯の部分は変わらないような…
 個人的には、常温で気楽かつ優雅にちびちびやることをオススメするお酒ですね、ゆくゆくは私もこっち系にシフトする時がくるのかなあ。

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名称:扶桑鶴 純米吟醸 佐香錦 27BY
精米歩合:55%
使用米:佐香錦
アルコール度:15%
日本酒度:+3.5
蔵元情報:株式会社桑原酒造
購入価格(税抜):1,551円/720ml
購入した酒屋さん:リカーズのだや(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

●リカーズのだやさん外観。良い雰囲気出てますね~、流石谷根千。
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2017年10月09日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

白田酒 純米吟醸 生酒

本日の家飲み 白田酒 純米吟醸 生酒

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 青森県青森市のお酒です。
 ブログでの登場は8本目と、結構な回数となりました。

 この白田酒は、通常焼酎用の白麹で醸した限定品です、以前には火入れバージョンをいただいています
 最近西田酒造は、「田酒」ブランドでこういう変わり種のお酒や、「杜氏のスキルアップを目標として」経験の無い酒米を利用したお酒を出しています。
 前から言っていますが、この辺りを実際飲んだ上での感想として、個人的にはちょっとブランドイメージがブレてきているような印象を受けてしまいますね…
 特別純米に代表されるような、名は体を表す「ザ・お米の旨味」が「田酒らしさ」という認識ですが、チャレンジ酒系にはそういう要素はあまり無いような。
 せっかく「外ヶ濱」ブランドもあるんだし、そっちでも良いのでは…みたいなことを思ってしまいます。
 
 ラベル上では、精米歩合が55ということと、白麹一部使用ということ以外にあまり情報はありません。
 そして公式ホームページにもこっち系の限定品は記載がないんですよね、蔵元的にはやっぱりあくまでマニア向けの特別品という位置づけなのかも。


 上立ち香は乳酸的な香がそこそこに。
 含むと、中程度の濃度甘酸を纏った旨味がとても自然な口当たりで入ってきて、奥にほんの少々苦味を彷彿とさせつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり乳酸飲料的な甘酸旨味が主役、そして徐々に酸が強まると共に、複雑味を添える程度に苦味が出てきて、非常に飲みやすいというか、いくらでも飲めてしまいそうな危険な印象のもの。
 後味はやっぱり酸がしっかりと引き取ってキレます。

 口当たりの優しさ、杯の進み易さが特長の、乳酸甘旨酒でした。
 ポイントはやっぱり酸が非常に柔らかいんですよね、お酢的な突き刺さる酸とは一線を画した感じは好きです。
 モダン生もと山廃系で割と最近こういうお酒は多い気もしますね(典型は新政)、ただ、田酒の本来のコンセプトに本当に合っているのかという疑問はやっぱり残ります。
 まあ、チャレンジ精神自体は大事なことなので、田酒の今後には期待していきたいと思います。

 ちなみに温度が上がると単純に味が五月蝿くなる印象。
 しっかりと冷やしていただくのがオススメです。

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名称:白田酒 純米吟醸 生酒
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:15度
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社西田酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 田酒 純米吟醸

2017年10月03日 青森の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

酔鯨 純米吟醸 高育54号 新酒生酒

本日の家飲み 酔鯨 純米吟醸 高育54号 新酒生酒

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 高知県高知市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に経験ありですが、ブログでの登場は初めてですね。

 酔鯨は高知を代表する銘柄の一つかと思います。
 実は酔鯨の特別純米は私の記念すべき初家飲み銘柄だったりします、そして同時に買ったのが浦霞からくちと極上吉乃川吟醸で、購入先は御徒町の吉池でした。
 ちなみに当時の感想は「3本ともイマイチだなあ…」で、結局日本酒にハマるきっかけとなったのは、その直後に鈴傳で購入した獺祭50でした。
 まあ今思うと銘柄云々というよりむしろスペックの問題ですね。

 というわけで今回の久しぶりの家飲み(5年ぶりくらい)では自分好みの純吟生をセレクトした次第です。
 「高育54号」とはこのお酒に使われている高知の酒米「吟の夢」の開発時の名前みたいですね、これまた「夢吟香」「夢の香」と混ざりそうな…
 ちなみに3月出荷7月開栓なので、ちょっと寝てからいただいたことになります。

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 上立ち香はセメダイン混じりのバナナっぽい香りがそこそこに。
 含むと、フレッシュな果実の甘旨味がフワッと広がったかと思うと、すぐに強烈な辛さがすべてを塗り替え、さらに時間差で苦味も出てきて口中をピリピリさせつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初は爽やかな柑橘系果実の仄かな甘酸を感じるのですが、数秒後ぐらいには、ケミカル系の苦味とアルコール的 辛さがギッチリと引き締めるものに姿を変えます、ただ全体としてはそこまでキツくはなくあくまでキリリと引き締まった印象。 
 後味は苦辛がグッと引き取って、見事なキレ。

 味わいの最初と最後の落差が激しい、いかにも土佐酒らしい芳醇辛口酒でした。
 最初の甘味はとても好ましいものなのですが、私には後味がちょっとスパルタ過ぎるかな…(特に苦味)。
 まあそれは甘口派の感想なので、辛口派はまた違った感想を抱くことでしょう。
 酔鯨、また面白そうなスペックを見つけたら試してみたいと思います。

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名称:酔鯨 純米吟醸 高育54号 新酒生酒
精米歩合:50%
使用米:吟の夢
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:酔鯨酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 酔鯨 純米吟醸

2017年09月25日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

徳正宗 純米吟醸 あらばしり 生原酒 26BY

本日の家飲み 徳正宗 純米吟醸 あらばしり 生原酒 26BY

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 茨城県猿島郡境町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは個人的に全くノーマークの銘柄で、シマヤ酒店さんの店頭で初めて出会い、フィーリングで購入しました。
 改めて蔵元ホームページを見ると、トピックスがちゃんと更新されていたり、特約店一覧があったり、銀座の茨城アンテナショップの紹介があったり、しっかり情報公開を頑張っている印象を受けます。
 例の「KURA MASTER」に出品してメダルもらったりもしているようですし、所謂地域密着型の蔵が一皮剥けようと努力している最中っぽいですね(勝手な想像ですが)。
 個人的には、その方向性は全く間違っていないと思います、応援したいですね。

 今回いただくスペックは55磨きのあらばしりということですが、ラベルは垢抜けない感じで情報量も少ないです。
 買う時はあまり意識しなかったのですが、27/2出荷なので、恐らく店頭で2年ほどの生熟を経たお酒になっています。
 シマヤさんの店頭には結構こういうお酒が並んでいて、氷温熟成であることをハッキリ表示して積極的に売り出しているものもありました。


 上立ち香はガッツリ熟した印象のカラメル的甘さのある香りがそこそこに。
 含むと、やっぱり熟成香をしっかりと纏った野太い旨味がドドドと入ってきたかと思うと、ピリピリした辛さが時間差で出てきて、強引に味わいを引き締めつつ、最後まで力強く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、うーむ生老ねに片足突っ込んだ感じの風味はあるものの、ほんのりと甘味を纏った旨味が非常に濃厚で、かつ辛さとバランスが取れているため、全体としては自然に楽しめる印象。
 後味はやはり辛さが引き取ってバッチリキレます。

 生熟酒の魅力を素直に感じられる、力強い旨味が特徴の芳醇旨辛酒でした。
 今回は2年前のお酒でしたが、今の酒質も気になるところです。
 蔵元の姿勢を見るに期待できそうなんですよね。
 徳正宗、次回は新酒を是非いただいてみたいと思いました。

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名称:徳正宗 純米吟醸 あらばしり 生原酒 26BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:萩原酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年09月23日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花陽浴 純米吟醸 雄町 おりがらみ 28BY

本日の家飲み 花陽浴 純米吟醸 雄町 おりがらみ 28BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 泣く子も黙る当ブログ定番銘柄。

 この雄町おりがらみは、花陽浴28BY生酒では最後に入手できたものなので、勿体無くてしばらく寝かせてしまいました。
 出荷年月が3月で開栓6月なので、最低3ヶ月は寝てからいただいています。
 (今回感想が長いので導入はここまで)

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 上立ち香は若干粉っぽさも感じる甘酸トロピカルフルーツの香りが強めに。
 含むと、トロミのある超濃厚な甘酸旨味が刺激無しのまろやかな口当たりで入ってきて、その酸と裏方に感じる苦味でしっかりと輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、いつもの花陽浴的な完熟パイナップルの甘酸が厳然たる主役、おりがらみ由来の苦味も若干存在感ありますが、何と言っても甘旨の濃度が高いのでキツさは皆無。
 後味は酸苦が引き取って、最後まで自然に引き上げていきます。

 とにもかくにも濃厚かつ好ましい甘旨味を、最初から最後まで素直にストレートに楽しめる、芳醇旨口酒でした。
 これですよ、これこそ花陽浴なんですよええ。
 花陽浴というと華やかな甘酸が特徴と思われがちですが、実はオンリーワンなのはこの口当たりの上品さ、柔らかさなんじゃないかと思います。
 私は28BYで、主に苦味によってバランスが崩れてしまった印象の甘口酒を多く飲んで、やっぱり評価されている甘口系のお酒というのは、微妙なバランスの上に成り立っているんだなあと再認識しました。
 フレッシュフルーティー芳醇甘口系のお酒というのは、ともすれば「流行り系」「ありがち系」でひとくくりにされがちと思うのですが(特に辛口派や純米燗派からすると)、やっぱりその中でも完成度の差というのは歴然としてあるんですよね。
 とりわけ花陽浴はそっち系の極北ともいえる銘柄であり、私はその「インパクト」と「まとまり」に現在進行中で惚れ込んでいるため、その要素は維持してくれることを切に願う今日この頃です。
 花陽浴には、今から既に29BYに期待を寄せてしまいますね。

 開栓二日目以降は、正直なところ早くも甘ダレ感が出てきた感じはあります、完熟を超えて過熟しちゃった感じですね。
 まあそれは私が勝手に寝かせた結果なので…
 逆に、世の中のマニアに言いたいのは、花陽浴を買えたら、若干もったいなくても、数ヶ月以内には飲んだほうが良いだろうということです。
 もちろん転売屋からの購入は論外でしょう、ある意味十四代以上にあっさりダメになる恐れがあるお酒だと思います、ダメ・絶対。

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名称:花陽浴 純米吟醸 雄町 おりがらみ 28BY
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.8/9.0

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2017年09月14日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒

本日の家飲み 誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒

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 広島県竹原市のお酒です。
 外飲みは確かあったと思いますが、家飲み・ブログでの登場は初めてですね。

 シマヤ酒店さん購入酒が続きます、この誠鏡も私にとっては、「割と見かけるけどいざ家飲みしようとすると中々売っている店に出会わない」銘柄でした。
 特に私の場合「基本生酒」というスタンスなので、余計出会いにくいんですよね…、そんな中シマヤさんの広大な冷蔵スペースの圧倒的品揃えは非常に心強かったです。
 ちなみに、同蔵は「幻(まぼろし)」という銘柄も醸しているようです、蔵元ホームページはあるもの、情報が少なく(特約店リストも無し)、「制作中」で止まっているところが多いのがちょっと残念。
 
 今回いただくのは雄町の55%磨きの生酒、アルコール度数は16なので恐らく加水ありかな。
 裏ラベルによると、「米こうじ造り」に特に時間と手間をかけているとのこと。
 この辺り、どの工程を重視している(とアピールしている)かについては、それぞれの蔵の個性が出ていると思うので、そこに着目してみるのも面白いかもしれません。

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 上立ち香はほんのりセメダインかつ、グレープフルーツを思わせる酸の効いたフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、バランスが良く透明感もある印象の旨味がスルスルと入ってきて、奥からじわじわと出て来る辛さとともに旨味もその存在感を増しつつ、最後までバランスを崩さずに染み入ってきます。
 味わいは、甘味はあくまで控えめで酸を感じる柑橘系果実の旨味が主役、濃度は程々ながらとにかく芯がしっかりしている印象で、飲みごたえがありつつスイスイイケてしまいます。
 後味は割りと水のようにスッキリと自然に引き上げていきます。

 昨今流行りの濃厚一辺倒なお酒と一線を画した印象の、一歩引いたところで存在感を確保しつつ、しっかりバランスを取っているお酒でした。
 加水を感じさせつつも物足りなさが皆無なところが見事ですね、嫌な苦味等マイナス要素も皆無。
 濃厚派の私でも、ここまで完成度が高いと魅了されてしまいますね…、個人的には同じ広島の西條鶴を思いだしました。
 誠鏡、是非他のスペック(幻含む)もいただいてみたいと思いました。

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名称:誠鏡 純米吟醸雄町 無濾過生酒
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:+3
蔵元情報:中尾醸造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.5/9.0

■予告も兼ねたシマヤ酒店さん購入酒記念写真。感想はボチボチと上げていきます。
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2017年09月12日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

李白 「如月」 純米吟醸 生

本日の家飲み 李白 「如月」 純米吟醸 生

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 島根県松江市のお酒です。
 外飲みは経験あったかと思いますが、家飲みは初めてで、ブログでも初登場。

 こちらも、前回の浦霞同様、シマヤ酒店さんでの購入酒です。
 同店ではまず広さに圧倒されたわけですが、品揃えもやはり素晴らしかったですね。
 特に菊姫が10年以上前から各種ビンテージが揃っていたのが圧巻でした、また個人的には寿喜心が多数並んでいたのが嬉しいところでした、いやあわかる人はわかるんですよええ。
 「お酒ミライ Tシャツ屋の日本酒ブログ」さんも「夏休みはここに行くべき!僕が勧める日本酒専門酒屋4選!」で取り上げている通り、日本酒好きなら一度は訪問して損はないお店かと思います。

 今回は島根の雄、李白の生酒をセレクトしました、地場の実力蔵の生酒ということで、前回の続きという感じですね。
 スペックは山田錦55磨きの生酒、ただ製造が12月で開栓7月なので、ちょっと生熟コンディションです。
 (後、何気に艦これ銘柄ですね、劇場版ヒロインの。)

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 上立ち香はバニラとセメダインが混じったようなキリリとした香りがそこそこに。
 含むと、舌に独特な引っ掛かりを残す渋味(?)を纏った引き締まった旨味が力強く入ってきて、尻上がりに強まるキリリとした辛さで強烈に引き締まりながら勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱり若干バニラ的な風味のある、甘味控えめながらキツさが抑えられた、飲みがいとスルスル進む飲みやすさを両立させた印象のもの。
 後味は渋辛でスッキリとキレます。

 生の辛口酒の王道を行くような、キリリと引き締まりつつ、旨味もしっかり味あわせてくれるお酒でした。
 やっぱり山陰らしい筋肉質な引き締まりがありますね、まあむしろ李白はその代表格というべきなのでしょう。
 私にはちょっと物足りない印象もありますが、この方向性だからこそ好きな人は多いと思います。
 李白、次はまた別のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:李白 「如月」 純米吟醸 生
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:15~16%
日本酒度:+3
蔵元情報:李白酒造有限会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 李白 純米吟醸

2017年09月10日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

二兎 純米吟醸 山田錦五十五 生原酒

本日の家飲み 二兎 純米吟醸 山田錦五十五 生原酒

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 愛知県岡崎市のお酒です。
 家飲み、外飲み共に初めていただきます。

 この二兎は、ほしいずみ、白老に続く日誌係さんイチオシ愛知酒という認識があり、セレクトしてみました(しかも信頼の2本同時買い)。
 日誌係さんの記事によると、ブランド的には28BYがまだ二造り目のようですね。
 ただその割には都内の地酒屋さんで既に結構見るようになっている気がします…と思ったら、蔵元ホームページにしっかりリストが載ってました(素晴らしい!)、いやあそれにしても錚々たるメンツですね。
 こういう登場即スターダムみたいな勢いで出てくる銘柄っていうのは何が要因なんでしょう、やっぱり営業力かしら…、実際蔵元は元々「徳川家康」みたいな土産酒とか結構売り出していたみたいですし。

 とは言え、営業力だけかどうかは飲めばわかるでしょう。
 スペックは表記のとおり山田の55、裏ラベルの「甘みと酸のバランスを求めた弾ける味わい」という紹介には惹かれるものがあります。

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 上立ち香はとろんと濃厚な熟したリンゴ的な果実の香りがそこそこに。
 含むと、濃厚さと透明感を両立させた印象の甘旨味がスルスルと入ってきて、尻上がりに出てくる苦味で引き締められながら、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはり香りの印象どおりの蜜たっぷりのリンゴ的な甘旨味が主役、酸味は程よい感じで透明感を演出し、全体的に非常に高次元でバランスを保っている印象。
 後味は酸苦の余韻を残しつつ、自然に引き上げていきます。

 透明感と軽さがありつつ、決して物足りなくはない、個性と完成度を併せ持ったお酒でした。
 悪い意味ではなく水っぽいというか、原酒とは思えないレベルの、所謂「飲みやすさ」を感じましたね。
 ボキャ貧の私には酸苦としか表現できない味があるのですが、香系にありがちな嫌らしさがなく、むしろ爽やかさを演出してくれる感じになっているかと。
 こりゃ「営業力」がどうたらとか嫌味なことを考えてしまった自分を申し訳なく感じてしまいますね、酒屋さんの目利きも確かだと納得させられてしまう味わいでした。
 二兎、同時買いしたもう一本の方にも期待が高まります。

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紹介:「日本酒感想日誌」さんの同スペック(BY違い)の記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1089.html

名称:二兎 純米吟醸 山田錦五十五 生原酒
精米歩合:55%
使用米:山田錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:丸石醸造株式会社
購入価格(税抜):1,528円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.6/9.0

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2017年09月04日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

聖 純米吟醸 山田錦 槽場直詰 生

本日の家飲み 聖(ひじり) 純米吟醸 山田錦 槽場直詰 生

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 群馬県渋川市のお酒です。
 外飲み経験は確かあったとおもいますが、家飲みは初めて。

 こちらのお酒は前からちょくちょくネット等で情報を見かけており、目を付けてはいました。
 しかし、蔵元ホームページがここ2年ほど「臨時休業のお知らせ」ぐらいしか更新が無く、当然特約店一覧も無いお粗末な状況だったこともあり、相当期間出会いを逃しておりました。
 この度、千葉市の有名地酒屋「シマヤ酒店」さんの冷蔵庫でようやく発見できたため、即決で購入した次第です。
 最近は、「SAKE COMPETITION 2017」の純米吟醸部門の10位入賞、そしてはせがわ酒店取り扱いになっていることもあって、勢いに乗っている銘柄という印象も受けますね。

 今回いただくのは山田錦50磨きの無濾過生原酒という王道を往くスペック、割合お値段は良心的だと思います。
 上槽日が2月で開栓したのが6月と、ちょっと間が開いた状態での感想ということにご留意ください。

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 上立ち香はスッキリとした印象の洋梨的な香りがそこそこに。
 含むと、バランスの良い印象の甘旨味が力強く入ってきて、徐々に出てくる苦味でキッチリと輪郭を保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、山田錦の50磨きというのが非常に納得感のある、青リンゴ的旨味が若干熟した感じの、香り高いリンゴ系甘旨味と苦味がせめぎ合う典型的なもの。
 後味はちょっと苦味を口中に残しつつも、自然にキレます。

 全体として今風、流行りのポイントをしっかり押さえている、典型的ながらも味と香りのバランスがとれた吟醸酒でした。
 苦味が強いのは若干気になりましたが、これは多分28BY特有のものかな…
 特に山田錦の高精白はこの傾向が強いんですよね、どうせなら隣にならんでいた渡舟の方が面白かったかも…
 ともかく、聖はまた他のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:聖 純米吟醸 山田錦 槽場直詰 生
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:聖酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 純米吟醸

2017年09月02日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY

本日の家飲み 風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 前回の山田錦純米吟醸と同時購入しました。

 この「雄町・純吟・笊籬採り」は、日本酒初心者だった23BYに初飲みして以来心酔しているスペックであり、24BYは当ブログの数少ない「マイ殿堂入り」にしています
 基本的には毎年購入していたのですが、27BYは全量四合瓶&上槽即出荷化に伴って出荷時期がずれていたこともあってうっかり買い逃し、外飲みで一口飲んで「ああ、買っておけばよかった…」と涙した記憶があります。
 というわけで今年は早々に確保しておきました、本当油断禁物ですね。

 さて、風の森の笊籬採りについては、上記の変更があった27BY以降はやはり酒質が変わった印象はありますね。
 しぼり華というか真中採りとの違いがあまり無くなったと言いますか…
 まあ、このスペックについては、甘味の質さえ変わっていなければ個人的にはOKですし、あまり先入観を抱かずにいただこうと思います。

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 上立ち香はマスカット果汁入りサイダー的な、ガスを感じる香りがそこそこに。
 含むと、芳醇そのものの甘旨味が強いガス感とほんのりとした苦味に引き締められつつ、力強くかつ複雑さを孕んで、最後まで濃度を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、サイダーに甘めの白ワインを混ぜたような(?)、甘味とガス感の裏に酸苦渋をそれぞれ感じさせる、複雑さと分かりやすいインパクトの両方を感じるもの。
 後味はしっかり苦味が引き取って、芳醇さを忘れさせてキレます。

 いわばチューハイの気安さと、ワインの奥深さを兼ね備えたかのような、万人にオススメできるチリチリ芳醇甘旨酒でした。
 旨味の芯が甘味にあるので気負わずに楽しめますし、飲み方についても、温度は冷酒~常温でも全く大丈夫で、変化も開栓後一週間は余裕でOKだと思います。
 いやあやっぱり好きですね…風の森のこのスペック。
 ただやっぱり殿堂入り一升瓶のころに比べると明らかに「軽く」なっている(アルファに引っ張られてる?)気はしますね、それはちょっと寂しい感じもありますが、日本酒初心者にはより手軽に勧められるとも言えるかと。
 風の森は29BY以降も追っていきたいと決意を固めた一本でした。

 実は同じスペックをもう一本確保してあり、一年程度寝かす予定です。
 改めて感想も書きますのでご期待ください。

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名称:風の森 雄町 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.8/9.0

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2017年08月29日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

風の森 山田錦 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY

本日の家飲み 風の森 山田錦 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 言わずと知れた当ブログ殿堂入り銘柄。

 風の森については、ほぼ全スペック家飲みできているはずですが、各お米のイメージを乱暴にまとめるとこんな感じだったりします。
 秋津穂…全ての基本。風の森味わいマップを作ったら、秋津穂純米がど真ん中にくるイメージ。
 山田錦…かなりドライで甘味控えめ。いわゆる辛口派にはオススメできるが、ちょっと割高。
 雄町…純米と純吟で全然違う印象。純吟の甘味は自分の中で別格。
 露葉風…結構個性、クセもある印象。ただ新発売の純大はクセをうまくこなれさせていた感じ。
 キヌヒカリ…雄町純吟に次ぐ甘口。何となく日本酒初心者に飲ませたい。

 というわけで、実は山田錦には個人的にはあまり良い印象が無いのですが、たまには良いかとセレクトしました。
 60磨きで1800円というのは昨今の地酒相場ではちとお高めだと思いますが、まあマニア向けスペックでしょうからね。
 むしろアキツホの純米とかアルファ1の値段がおかしいと考えるべきでしょう…

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 上立香はやはりマスカット混じりのサイダー的な香りがそこそこに。
 含むと、フレッシュな甘旨味がふわっと広がったと思うと、一瞬後に厳しく出てくる苦味辛さに強烈に締め上げられ、ピリピリ感をまとって喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりサイダー的な風味のある旨味が芯にあるのですが、解説通りとにかくドライで、甘味は最初の一瞬面影を見せるだけ、全体としては苦辛で極めて引き締まった印象ですね。
 後味は、流石にその印象のまま見事にスパッとキレます。

 何となく「スーパードライ」という言葉が浮かぶ、極めて引き締まった微炭酸辛口酒でした。
 私は辛口派ではないので若干物足りない気もしますが、風の森の場合最初にフワッとくる旨味がとにかく自分の好みなので、全体としては前向きに楽しめてしまいます。
 まあガンガン飲めてしまうという、蔵元の狙いもはっきりわかるお酒なので、一度は試してみても良いと思いますね。
 次は同時に買ったもう一つの笊籬採りをご紹介します。

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名称:風の森 山田錦 純米吟醸 無濾過無加水生酒 笊籬採り 28BY
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年08月27日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

金雀 純米吟醸 しぼりたて

本日の家飲み 金雀 純米吟醸 しぼりたて

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 山口県岩国市のお酒です。
 飲み経験については後述。

 金雀については当ブログでは銀座「酒の穴」の外飲み紹介記事にて取り上げていますが、それから出会いが無く、今回は実に約4年半ぶりにいただいたことになります。
 たまに名前は見かけていて頭の片隅には残っていたところ、吉祥寺の「大阪屋酒店」さんの店頭に生酒が並んでいたため、これ幸いとセレクトした感じですね。
 ちなみに同店のセレクトは非常に個性的で、当ブログイチオシの「井の頭」と日誌係さんイチオシの「あべ」を両方扱っている日本でも唯一の酒屋だと思われます(適当書いてますが、実際他にもあったらすみません。というか是非教えてください)
 金雀も、東京の酒屋店頭で見たのは確か初めてでした。

 ラベル記載のスペック情報は実に貧弱で、精米歩合55%であること以外はあまりわかりません。
 蔵元ホームページも全体的に記載が足りない感じですね…、ただ何気に過去8年で7回金賞受賞とか凄いことが買いてありますね。
 製造年月は1月で、開栓日は6月と、そこそこお店で寝ています。

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 上立ち香は濃厚でクリーム的な甘さを感じる香りが気持ち強めに。
 含むと、濃厚ながら柔らかさのあるふくよかな甘旨味が力強く入ってきて、ほんのりとした苦味とアルコール的辛さでしっかりと輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を放ちながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、完熟した洋梨的な非常に濃厚な甘旨味が主役で、そこに苦味が複雑さをそえるパターンですね、割とにぎやかながら飲み疲れる感じではないかと。
 後味は苦味が引き取って、強烈に引き上げます。

 程よく味が乗った、非常に存在感のある芳醇甘旨苦辛酒でした。
 一口目は苦味が強いように感じますが、これは飲み進めると慣れるタイプの苦味かな…、ただ苦手な人は苦手かも。
 この複雑さの魅力を保ちつつ、もう少しだけ優しい感じになってくれると、個人的にはいうことないです。
 金雀、今後も期待しつつ、また他のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:金雀 純米吟醸 しぼりたて
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社堀江酒場
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 金雀 純米吟醸

2017年08月21日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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