町田酒造 純米吟醸55 雄町 限定にごり

家飲み記録 町田酒造 純米吟醸55 雄町 限定にごり

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 群馬県前橋市のお酒です。
 外飲みは相当回数ありますが、ブログでの紹介はまだ2回目ですね、にごり酒特集の10本目。

 町田酒造については前回もにごり酒の紹介だったので、なぜか二連続にごりになってしまいました。(ただ、前回は五百万石、今回は雄町とスペックには違いがあります)
 新酒の時期に何となく目を引く感じなんですよね、「にごり」の肩ラベルもインパクトがあるかと。
 銘柄的としては、既に地酒最前線で確固たる地位を気付いている銘柄という印象が有ります、酒質も安定していて信頼がおけるイメージ。
 ただ、蔵元ホームページの最終更新日が2015年12月21日で止まっちゃってるのは何とも残念かなあ、情報提供サボって良いことはないと思うのですが…

 さて、今回いただくのは雄町米を55%まで磨いている、にごり酒としては結構豪華なスペックのもの。
 たしかにごりでない通常バージョンも出てたと思うので、同タンクの搾り・詰め方違いなのでしょう。
 密閉栓の上、3月出荷の3月開栓なので、活きの良い味わいを期待したいところ。

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 にごり度はそこそこながら、ちょろちょろ原型をとどめたお米が浮いていますね、風情があります。
 密閉栓ですが、注意書き通り開けたら今回は特に吹き出しませんでしたね。

 上立ち香はやはりおり由来のフレッシュなお米の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと引き締まった印象の甘旨味がシュワシュワとした口当たりで入ってきて、最後まで密度を保ったまま染み入って来ます。
 味わいは、実にフレッシュかつ爽やかなマスカット的甘酸味が主役で、おり由来のキツさのない苦味が全体をしっかりと引き締めつつ凝縮感を加えている感じ。
 後味は、苦味だけでなく酸味も手伝い、やはり爽やかにキレます。

 発泡系にごりの王道を往く、フレッシュさとおり由来の苦旨味が魅力的な、シュワシュワ系爽やか酒でした。
 やっぱり町田酒造には安定感がありますね、奇を衒ったようなインパクトはありませんが、万人に勧められるバランスとキレの良さがあります。
 個人的には、こういうお酒を乾杯酒で出してくれる居酒屋には絶大な信頼を寄せてしまいますね、ビールの代替品としてもう少し浸透してほしい…
 町田酒造、今後もここぞというときにセレクトしたいと思いました。

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名称:町田酒造 純米吟醸55 雄町 限定にごり
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:-2
蔵元情報:株式会社町田酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年04月20日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒

家飲み記録 十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒

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 長野県木曽郡木祖村のお酒です。
 当ブログでの登場は意外にもまだ2回目ですね、にごり酒特集の7本目。

 銘柄的には3年振りの登場になりますね、外飲みでは結構やっているはずですが、家飲みとなると長野酒はライバルが多過ぎてなかなか機会が…
 といいつつ、このスノーウーマンについては、去年のにごり特集でちらと触れたぐらいに頭には残っていて、実は今期は何が何でも家飲みしようと、出てくる時期を待ち構えていました。
 ちなみにそういう時は酒屋さんに入荷問い合わせぐらいはしますね、そういう労を厭っていては欲しいお酒との出会いを確実にすることはできないのです…

 スペック的には地元産ひとごこちの精米歩合55と、長野のコスパ酒として鉄板って感じですね。
 スノーウーマン要素として、肩の部分に可愛らしい雪だるまシールが貼ってあります、ただ昨今の日本酒業界としてはふざけ方が大人しいかな(笑)
 製造・出荷年月明記は嬉しいですね、両方とも12月で、開栓したのは1月。

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 上立ち香はガス系にごりによくある、セメダイン系のスッキリしたお米の香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとした旨味が強めのガスを伴いシュワシュワと入ってきて、そこそこの酸と苦味でしっかりと引き締まりつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、濃い目のおり由来のお米の旨味が中心にあり、甘味はまさに米を噛んだときに少しづつ出て来る感じの、控えめながらしっかりと寄り添ってくれる心地の良いもの。
 後味は酸が引き取ってスッキリキレますね。

 全体的なバランスが非常に高く、マイナス面をほとんど感じさせない、芳醇旨口にごり酒でした。
 一口目より二口目の方が、なんとなく甘味が感じられて、苦味も口に馴染んできますね、完成度の高さの証左かと思います。(逆のお酒も多い)
 本当、全体的にカチっとしているというか、強度が高いんですよ、それでいて甘旨もバッチリ楽しめるというのが素敵。
 十六代九郎右衛門、今後も注目していこうと思いました。

 で、ある意味想定通り、開栓後がまた強いです、当然ガスは少しづつ抜けていきますが、全くダレませんね。
 こういうお酒が冷蔵庫にあると心強いです、冬のにごりとして鉄板のセレクトになり得るかと。

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紹介:「日本酒と競馬ブログ」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-83.html

名称:十六代九郎右衛門 スノーウーマン 純米吟醸 活性にごり生原酒
精米歩合:55%
酒米:ひとごこち
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社湯川酒造店
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年04月14日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

花陽浴 生にごり酒 29BY

家飲み記録 花陽浴 生にごり酒 29BY

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 埼玉県羽生市のお酒です。
 当ブログ定番銘柄ですね、にごり酒特集の2本目。

 昨年のにごり酒特集のときに、「而今にごり酒に匹敵する、甘旨系にごり酒を探せ!」というコンセプトを書きましたが、今年も基本的にはその姿勢は変わりません。
 相変わらず「日本酒の旨味の魅力は甘味に宿っている」というのが私の姿勢ですからね、にごり酒でもそれは変わらないというわけです。
 となれば、花陽浴のにごり酒について「買えれば買う」となるのは当然の帰結でしょう、今年も買えて良かったです。

 例年ラベルには使用米すら書いてないので非常に分かりにくいのですが、お店によると美山錦らしいです。
 スペック的には基本的にレギュラー品と同じ感じだったと思うので、これは美山錦純吟のにごりバージョンになるのでしょうね。
 11月購入、12月開栓でいただいています。 


 上立ち香は花陽浴的パイナップル香に、にごり由来の米的なニュアンスが伴った感じの香が強めに。
 含むと、強烈な甘酸にさらに澱の旨味が上乗せされて思いっきり濃厚になった感じの味がグワワっと入ってきて、そこそこの苦味でギリギリダレを防ぎつつ染み込んできます。
 味わいは、まさに通常スペックに澱の旨味、苦味の存在感が加えられた感じの、若干皮が混じったアルコール入りパイナップルジュースのような感じのもの。
 後味はそれでいて苦味と酸味の働きと花陽浴らしい雑味のなさで、ちゃんと自然に引き上げてくれます。

 花陽浴美山錦純吟のにごりバージョンとして納得感のある、旨苦マシマシの華やか系甘旨にごり酒でした。
 昨年同様、通常スペックを先に飲んでいると、良くも悪くも予想通りの味わいではありますね、とはいえ十分楽しめます。
 ちょっとガス感が加わると結構違ってくるようにも思えますが、私の飲んだ瓶ではあまり感じませんでした…
 ともあれ、華やか甘旨系にごりとして鉄板ではあります、来年もできればいただきたいと思いました。

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紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-147.html

名称:花陽浴 生にごり酒 29BY
精米歩合:55%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:南陽醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年04月04日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 純米吟醸 愛山火入 28BY

家飲み記録 而今 純米吟醸 愛山火入 28BY

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 三重県名張市のお酒です。
 いやあ今期も結構飲んでますね、完全に定番銘柄と化しています。

 而今については今までにレギュラーの特別純米、おりがらみ、にごりという定番純米クラスに加え、純米吟醸の米違いシリーズについても八反錦、千本錦、山田錦、雄町、酒未来と一通り家飲みできてきたわけですが、愛山だけは入手できずにいました。
 今回満を持して購入に成功し、感無量でいただいた次第です。
 なお、以前は神の穂とかあったみたいですし、八反千本とか山田錦麹とか特殊なやつもちょろちょろありますね、あくまで定番スペックの家飲みコンプという感じかと。
 (ちなみに高級スペックは分不相応なのであまり追わないつもりです、ただ、某居酒屋さんでいただいた大吟醸のあらばしり生は鼻血が出るほど旨かったなあ…)

 スペックは高級米「愛山」を50まで磨いた贅沢なもので、お値段もお高め。
 去年の10月出荷ですが、実は大晦日に一年の〆のお酒としていただきました(そして折角なので年度末の記事にしてみたり)。

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 上立ち香はいつもの而今的なパイン香が程よく落ち着いた感じの香りがそこそこに。 
 含むと、やはり落ち着きながらもどこか新酒的なインパクトも残した濃厚な甘旨味が力強く入ってきて、奥の方に苦渋味的なものを感じさせつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、完熟パインを煮詰めた上で少し糖分を抜いたような(?)、極めて芳醇ながらも、甘旨味と落ち着いた酸が良い感じでバランスを取るもので、裏方の苦渋味がさらに奥深さを添えている感じ。
 後味は、芳醇さと酸味が引き取りつつ、若干の苦渋を口中に残しながらキレます。

 濃厚ながらも落ち着きと奥深さのために飲み飽きなさがしっかりある、而今の愛山として納得感のあるお酒でした。
 火入れ的な落ち着きや愛山らしい複雑味がありつつ、やっぱり中心にはパイン的「而今味」があるんですよ。
 火入れでこれだけの個性を確立し、かつバランスもバッチリ…、う~む、若干陳腐な言い回しですが、やっぱり而今は「十四代に一番近い酒」だと、私は思ってしまいますね(味が似ているわけじゃないんですが)
 而今、今後も家飲みできることを祈るばかりです。

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名称:而今 純米吟醸 愛山火入 28BY
精米歩合:50%
使用米:愛山
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):2,000円/720ml
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

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2018年03月31日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

福千歳 山廃純米吟醸 生 シュール・リー製法 28BY

家飲み記録 福千歳 山廃純米吟醸 生 シュール・リー製法 28BY

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 福井県福井市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 未飲銘柄ということでセレクトしてみました。
 蔵元ホームページによると、山廃に強いこだわりを持っているとのことです、「福井の山廃蔵」と名乗っているあたり、相当強い思い入れが伺えますね。
 気になる製法について商品紹介から引用してしまうと、「Sur Lie(シュール・リー) とはフランス語で【澱の上】という意味で、ワイン醸造法の一つです。新酒を搾った後すぐにろ過をせず、オリ(酵母)と一緒に熟成させ日本酒に豊かな味わいを造り出す製法です。」とのこと。
 うーむ、澱引きのタイミングをずらしているということなのかな…、なんとなく日本酒では普通にやっていること(生熟おりがらみとか)のようにも聞こえますが、如何せん素人なので良く分かりません(逃げ)。

 使用米は「越の雫」という福井発祥の酒米です、東京ではあまり見ないですね。
 製造年月が去年の5月で、開けたのが1月なので、結構な生熟コンディションでいただいています。

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 上立ち香は完熟果実の甘酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、米由来とは思えないぐらいに果実的な甘酸味が、存在感を放ちつつも割りと軽い感じでスルスルと入ってきて、酸でしっかり輪郭を保ちながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりどうしても白ワインを想起してしまう、透明感のある甘旨味が主役、ほんのりとした渋味や硬質なミネラル感(?)もあるのがさらにそれっぽいですね。
 後味は、酸がちゃんと引き取って、見事にキレます。

 日本酒離れした甘酸味と、不思議な軽さが魅力的な、オンリーワンの個性を持つお酒でした。
 いやあこれがお米から作られているというのは、本当に玄妙というか、日本酒という液体の素敵さを改めてしみじみ感じてしまいますね。
 何と言っても個性がありますし、相性によってはハマる人も多そうです、一度は飲んで見る価値があるお酒かと…
 福千歳、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:福千歳 山廃純米吟醸 生 シュール・リー製法 28BY
精米歩合:60%
使用米:越の雫
アルコール度:16%
日本酒度:+1
蔵元情報:今西酒造株式会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:小山商店(人形町)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年03月25日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒

家飲み記録 栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒

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 山形県鶴岡市のお酒です。
 当ブログでの登場は12回目、もはや定番銘柄ですね。

 栄光冨士は相当やっているわけですが、この「仙龍」については、初の家飲みになります。
 以前に写真も上げたのですが、実は栄光冨士との出会いが、「麹町市場」さんで店長さんにオススメされたこの仙龍と酒未来だったんですよね。
 そういう意味では原点といえます、しばらく買い逃していたのですが、この度購入できました。

 スペック的には美山錦60磨きの無濾過生原酒。
 特筆すべきはそのお値段で、税抜1,200円ちょっとと、極めてリーズナブルになっています。
 栄光冨士のラインナップの中は多分最安ランクですね、これが良ければ非常に心強いのですが、どうでしょうか。


 上立ち香はフレッシュかつ濃厚なメロン的果実の香りがそこそこに。
 含むと、存在感の在る旨味がグワッと入ってきて、新酒らしい苦味をガッチリ纏って、荒々しさを感じさせつつじわじわと染み込んできます。
 味わいは、皮入りメロン果汁をちょっと濃縮した感じの、苦味優勢の甘苦味が主役で、旨味も太いので飲みごたえはあるのですが、少々酸不足で飲み疲れ・飽き感も強め。
 後味は苦味を少々残しつつ、強引に引き上げる感じ。

 新酒らしい青さ、甘さ、濃さがそれぞれ暴れ気味に主張する、濃厚甘苦酒でした。
 好きな路線ではあるのですが、美山錦60ということを考えるとちょっと荒い感じのお酒ではありますね、苦味が有る割にもっさり感が有るというか…、まあお値段通りの完成度のように思えました。
 もうちょっと甘ければだいぶ印象が違ったと思うのですが、それもちょっと物足りなくて…、前飲んだ時とはちょっと違った印象でしたね。
 栄光冨士は、同スペックでも若干安定しないところがあるのかもなあと思った一本でした。

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名称:栄光冨士 「仙龍」 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:美山錦
アルコール度:17.0%
日本酒度:+2
蔵元情報:冨士酒造株式会社
購入価格(税抜):1,204円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2018年03月23日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

みむろ杉 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 おりがらみ 29BY

家飲み記録 みむろ杉 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 おりがらみ 29BY

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 奈良県桜井市のお酒です。
 外では結構飲んでいますが、ブログでの登場は2回目。

 前回いただいたときは、はせがわ酒店、鈴傳が取り扱い開始したことが、購入の動機でした。
 で、今回はついに矢島酒店でも扱い開始ということで、改めて驚き、勢いで購入した次第です。
 いやあこういう銘柄の集中現象っていうのは何なんでしょうね、もちろん酒質が一定レベルを超えているということは前提条件なんでしょうけど、それにしたって偏り過ぎというか…
 買い手側しての立場からは、正直もう少しばらけてくれた方が有難いんですけどね、まあ売り手側としての事情もあるのでしょう。

 今回いただくスペックは山田錦の60磨きの無濾過生原酒、最近の新酒純米吟醸としてはスタンダードといえるでしょう。
 実はうっかり前回と同じようなスペックを選んでしまい(おりがらみという点は違いますが)、購入後、「どうせなら雄町とか露葉風にすればよかった…」と少し思ってしまいました。
 流石にこれだけ飲んでいると、全部覚えているというわけにはいきませんね。

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 上立ち香はセメダインとラムネ系のスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、やはり爽やかな印象の甘旨味が程よい苦味を伴って勢い良く入ってきて、最後まで引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ラムネから砂糖をちょっと引いてマスカット果汁を足したようなスッキリかつちゃんと旨味のあるもので、非常にバランスが良いこともあってガンガン行ける感じですね。
 後味は苦味が表に出ずに仕事をして、見事なまでに自然に引き上げていきます。

 バッチリ今風にこなれた感じの、クセのない芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 なんというか、無茶苦茶旨い!とはならないのですが、しっかり楽しめて、かつガンガン飲めちゃうお酒でしたね。
 いわゆる初心者から玄人まで楽しめる味わいということなので、規模が大きめの地酒屋さんが取り扱うことに納得感はありました。(逆に言うと、マニア的には「もうちょっと個性が欲しい」という思いもありますが…)
 みむろ杉、次こそ別のスペックも試してみたいと思います。

 常温近くまでいってしまうと、ちょっと苦味が立ってきますね。
 冷やし過ぎは良くないですが、ほどほど冷やした感じで飲むのがオススメ。

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名称:みむろ杉 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 おりがらみ 29BY
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:今西酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年03月19日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒

家飲み記録 イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒

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 新潟県魚沼市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 このお酒はまあジャケ買いですね、置いてあったのがうえも商店さんだったので味も間違いはないだろうという判断です。
 実際このラベルは目を引きますよねえ、その時点である意味勝ちでしょう。
 で、購入後にこちらを醸す玉川酒造のホームページを見に行ったのですが、まあブランド乱立のひどいこと(笑)
 一応代表銘柄はラベルにもある「玉風味」なんでしょうか、高度数で有名な「越後さむらい」も同蔵ですし、「越乃玉梅」なんて銘柄もあるとか…

 イットキーは商品紹介では「変わったお酒」カテゴリに入っていました、載っているのは火入れですが、今回いただくのは生版。
 (ちなみに火入れ版の感想は最近「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんが書かれてました、そちらも是非。)
 最後に新聞記事画像が載っていて、それによると「同社の一般的なお酒より甘味も酸味も5倍」とのこと。
 アルコール度数が12度と低いことも併せ、この時点で大体の味わいの方向性は付きますが、できるだけ先入観を排していただきます。

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 上立ち香は…なんだろうねっとりとした果実的な酸の香りが仄かに。
 含むと、甘酸っぱい旨味が軽やかに入ってきて、そこにほんのりとした渋味が奥深さを添えつつ、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり明らかに日本酒離れした甘酸っぱさが主役なのですが、低アル的な軽さと酸渋のバランスが相まってとにかくスイスイいってしまう印象。
 後味は酸っぱみを口中に仄かに残しつつ、自然に引き上げます。

 「日本酒の新しい世界を開くカギ」というコンセプトに違わない、スルスル甘酢っぱ酒でした。
 といいつつ、最近は結構こういう甘酸っぱ系の日本酒は出てきてますよね(アンプレビュとか)、そしてその中でもこのお酒はレベルが高いように思えます。
 こういう分かりやすい個性のお酒というのは目立つ部分に意識が向きがちですが、実はそれ以外の「全体のバランス」とか「日本酒的奥深さ」とかの部分にこそ、銘柄としての実力が反映される気がしますね。
 同蔵の他のお酒もちょっと気になる今日このごろでした。

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紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの類似スペック(火入れ)の記事
http://www.osakemirai.com/archives/22617549.html

名称:イットキー 純米吟醸 しぼりたて 生酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:12%
日本酒度:不明
蔵元情報:玉川酒造株式会社
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年03月11日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

桃の里 純米吟醸 無濾過生原酒 「ふな口一番」 29BY

家飲み記録 桃の里 純米吟醸 無濾過生原酒 「ふな口一番」 29BY

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 岡山県赤磐市のお酒です。
 当ブログでの登場は早くも8回目、而今花陽浴並みのペースで飲んでますね。

 前回まで出張時購入酒をまとめて取り上げてきたわけですが、そもそも自分がここまで積極的に未飲の地方銘柄に手を出すようになったのは、この桃の里との出会いが大きな要因だったりします。
 岡山市の「さかばやし」さんでたまたま手に取った、正直あまり味わいには期待していなかった垢抜けないラベル(失礼!)の火入れ酒には、私のその後の酒飲みとしての姿勢に変化を及ぼすほどのインパクトが確かにありました。
 正直、以降それほどの出会いは今のところないのですが、言わば手当たり次第に地方ならではの銘柄を試していくというのは、それ自体楽しい体験だと思えます。
 なんだかんだで首都圏の酒屋さんでの取り扱い銘柄なんて、地酒の中ではほんの一握りですからね…(その分選りすぐられているとも言えるのですが)。
 ブログやってる自分が言うのも何なのですが、ネットによる銘柄情報が簡単に手に入る今だからこそ、「知らない銘柄に手を出す勇気」というのが、地酒を楽しむ上で重要なんじゃないか、そんなことを思ったりしました。

 完全に話が逸れました、今回いただくのは、今年も蔵元から直で取り寄せた、朝日米使用の純米吟醸新酒生になります。
 去年の同スペックのお酒は開栓前に若干寝かせてしまったので、今回はフレッシュなうちに開栓した次第です。
 なお、今期の同名のお酒を「20代から始める日本酒生活」さんが既に紹介されていますが、こちらは五百万石利用のアル添酒ということで全く違うものですので、ご注意ください(こういう紛らわしい名付けやめましょうよ…)。

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 上立ち香は甘く濃厚でちょっとトロピカル感もある果実香が気持ち強めに。
 含むと、濃厚そのものながらダレない甘旨味がトロリと入ってきて、裏方にほんの少々の渋味を感じさせつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり桃の里味という印象の洋梨を煮詰めたような、でもいつもよりフレッシュな甘味が紛うことなき主役、そして特筆すべきは全体的にマイナス要素を全く感じないところですね、苦味はまさにゼロ、アルコールのキツさも無く、渋味はあくまで深みを添える役割に徹して、非常に柔らかく優しい味わいの世界を創り出しています。
 後味は渋味をほんのりと口中に残しつつ、自然に引き上げていきます。

 存在感や濃度と、ほっとする優しさを兼ね備えた甘味がたまらなく心地良い、一つの完成型を感じさせる個性派甘口酒でした。
 正直な所、凄く花陽浴に近い系統の味わいかと思います、それも良いときの。(ちなみに火入れは射美っぽいと個人的には思ってます)
 違いは酸の代わりに渋味が引き締め役を演じているところですね、それもキツさは無いので渋味というか奥深味というか。
 このバランスはしぼりたてを蔵元直送で入手して、即開栓したという環境も大きく寄与しているでしょう、なかなかハードルは高いかと。
 ただ、やっぱりモノ自体も素晴らしいですよこれは、今期の新酒は既に而今花陽浴飛露喜含め結構飲んでますが、その中でも抜群にお気に入りです。
 
 なお、開栓後二日ぐらいで、ちょっと渋味が勝ってきちゃうかな…、と思ったら飲み進めるとちょっと慣れてきました。
 そして一度慣れるとガンガンいってしまう…、これなら一升瓶買うか、四合瓶2本買えば良かったなあ。

 いやあこんなに相性の良い銘柄と巡り合えたことに、改めて感謝の念を抱いてしまいます。
 「純米系」かつ「劣化していなければ」、自分にとってハズレは無いですね。
 このお酒をもって、「桃の里」を「マイ殿堂入り」銘柄にしたいと思います(現在8銘柄目)。

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名称:桃の里 純米吟醸 無濾過生原酒 「ふな口一番」 29BY
精米歩合:50%
使用米:朝日
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:赤磐酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:赤磐酒造(蔵元直接通販)
お気に入り度:9.0/9.0(マイ殿堂入り)

■おまけ:蔵元から着いたお酒の記念写真
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2018年03月07日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

HARE 特別純米 生酒 28BY

家飲み記録 HARE 特別純米 生酒 28BY

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 岡山県倉敷市のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めていただきます。
 岡山酒の2本目、そして今回の出張等時購入酒特集の12本目、トリのお酒となります。
 (特集の最初のお酒はこちら

 こちらを醸す熊谷酒造は他に「伊七」等の銘柄を有しており、この「HARE」は特別なブランドの様です。
 ブランドの位置付けについてはこちらに詳しく載っていました、どうやら、農家と大学生が協力し、無農薬で栽培した、武部町の雄町を使って醸されたというところがポイントのようです。
 コンセプト的にはとにかく「若者向け」みたいですね、私のような30後半のオッサンが飲んでも良いのでしょうか(笑)

 見た目も今風ですね、500mlで、かつ生酒というあたりは若者向けとして個人的には正しい方向性かと考えます。
 去年の11月出荷なのですが28BYということなので、蔵元熟成を経ているのかな、このあたりの詳細は不明です。(なお、開栓は今年の2月)

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 上立ち香は落ち着いた酸を感じる、程よく熟した果実系の香りがそこそこに。
 含むと、少々熟しながらも軽い印象の甘酸味がスルスルと入ってきて、最後までその勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よい濃度かつ結構硬質な酸が中心にありますね、熟感や甘味はかなり控えめ、それと鼻に抜ける香りにウィスキー的な独特な雰囲気があるような…
 後味は、酸が引き取ってしっかりキレます。

 飲みやすさ、軽さが魅力的で、どこか個性的な香りが特長のお酒でした。
 やっぱり酸がしっかりしているお酒は、生でも一年ぐらいは余裕でダレませんね。
 ただ、魅力的にはそれだけというか…、甘味、旨味にどうも楽しさを感じられませんでした、いわゆる食中酒ですね。
 これが熟成で発酵が進んだ結果なのか、最初からこの味わいだったのかは不明です。
 次は伊七も飲んでみたいと思いました(生酒があれば)。

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名称:HARE 特別純米 生酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:熊谷酒造株式会社
購入価格(税抜):928円/500ml
購入した酒屋さん:さかばやし(岡山市)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: HARE 純米吟醸

2018年03月05日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

純米吟醸 「風」 (櫻芳烈)

家飲み記録 純米吟醸 「風」 (櫻芳烈)

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 岡山県高梁市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 長期に渡った出張(+旅行時)現地購入酒紹介もついに最後の場所にたどり着きました、昨年桃の里と衝撃的な出会いを果たした岡山の「さかばやし」さんです。
 同店には岡山のお酒だけが大量に並んでおり、大部分のお酒が有料試飲可能という素晴らしいコンセプトのお店で、出張時立ち寄りには持って来いかと。

 で、今回は東京で見かけない未飲銘柄を3杯ほど有料試飲したのですが…、正直なところどれもピンと来ず、最終的にはジャケ買いすることになりました。
 自分的に合わなかった理由は明白で、どれも露骨に伝統的(二回)火入れ酒の味だったからですね。
 並んでいた中で生酒はどれも知った銘柄(和心とか大典白菊とか)で、もはや同じ土俵で戦っていない印象でした。
 
 購入したのは芳烈酒造(代表銘柄:櫻芳烈)のお酒です、見た目のインパクトで選びました。
 ただ、銘柄名見てどこの蔵が造っているのかさっぱり分からないっていうのはどうなのかな…
 スペックは雄町の55磨きと結構豪華、ただ多分加水火入でしょうね。

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 上立ち香は落ち着いた酸を感じる果実系の香りがそこそこに。
 含むと、ちょっと日本酒離れした、ちょっとだけ甘味を纏った酸味がスルスルと入ってきて、最後までその勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、若干水っぽさはありつつも変な雑味が無くてどんどんいける酸味メインの旨味が主役、、ただ火入れ由来なのか濾過由来なのかどうも昭和感のある含み香が伴ってしまうのが残念。
 後味は、やっぱり酸がしっかり引き取って、スッキリキレます。

 ほどほどの濃度の旨味を酸でスッキリ引き上げる、スイスイ系の甘酸酒でした。
 露骨な古臭さもなく、ラベルの印象通り今のトレンドを意識している感じはありましたね。
 ただ、このお酒だけ飲んでいるうちはそんなでも無いのですが、同時にいつも飲んでいるような銘柄の生原酒を飲んでしまうと、火入れ感と薄さをどうしても感じてしまいますね。
 同蔵は「有漢」という生原酒も出しているらしいので、次買うならそちらですが、果たして出会えるかなあ…

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名称:純米吟醸 「風」 (櫻芳烈)
精米歩合:55%
使用米:雄町
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
蔵元情報:芳烈酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:さかばやし(岡山市)
お気に入り度:8.2/9.0

■おまけ:岡山での飲み会時ギャラリー

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 「瀬海」は嘉美心のPBらしいですね、やはり芳醇で甘さがあった印象。
 瀬戸内海産のお魚はとても美味しかったです。

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2018年03月03日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

若竹 純米吟醸 生原酒 杜氏厳選特別囲い

家飲み記録 若竹 純米吟醸 生原酒 杜氏厳選特別囲い

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 静岡県島田市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、熱海での購入酒の3本目。

 実はこのお酒は喜平・出世城とは違うお店の、「近江屋」さんで購入しています、道すがらふらりと立ち寄った感じですね。
 事前調査も無しでしたが、私は好みがハッキリしているので、冷蔵庫だけ覗けばある程度は即断できたりします(大手ビールしかないようなところは直ぐサヨナラできますし)。
 今回は明らかにこちらのお酒がオーラを発していた(笑)ので、即セレクトしました。
 同蔵のお酒は結構都内でも見る気がしますね、どちらかというと「おんな泣かせ」や「鬼乙女」ブランドの方が有名かと思います。

 裏ラベルに色々情報が載っているのは好印象ですね、静岡の酒米誉富士を55%まで削った純吟生。
 「杜氏厳選特別囲い」というフレーズには気合が伺えます。
 「ゆっくりと熟成させました」というぐらいだから28BYかなあ…、11月出荷って微妙なんですよね、正確なところは不明です。

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 上立ち香は落ち着いたお米のクリーム的な香りが割りと強めに。
 含むと、程よく落ち着いた芯のある旨味が、割りと強めのピリピリした辛さを纏いつつ、最後まで濃厚さと引き締まりを両立させたまま、グググっと腹の中に染み込んできます。
 味わいは、お米のパワーを感じるような力強く、しかし重くはない感じの旨味が主役、辛さと、これは落ち着いた酸と少々の苦味も纏ってるかな、全体としては生酒系芳醇辛口のど真ん中を行く感じ。
 後味はやはり辛さが引き取ってしっかりキレます。

 非常に筋肉質で飲み応えのある旨味が魅力的な芳醇辛口酒でした。
 私には甘味控えめに思えましたが、お米的旨味だけでなくよくよく転がすと果実感もほんのりとあり、その複雑さに日本酒の凄みを感じました。
 辛口酒に多い古臭さもありませんし、これを好きな方はかなり多いと思いますね。
 若竹、次は別ブランドのお酒もいただいてみたいと思いました。

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名称:若竹 純米吟醸 生原酒 杜氏厳選特別囲い
精米歩合:55%
使用米:誉富士
アルコール度:17%
日本酒度:+2
蔵元情報:株式会社大村屋酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:近江屋(熱海)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけ:近江屋さん外観
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タグ: 若竹 純米吟醸

2018年03月01日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸

家飲み記録 鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸

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 新潟県佐渡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 北海道出張時の「酒舗七蔵」さんでの購入酒、全3本のうちラスト3本目。

 こちらを醸す北雪酒造は全国規模の佐渡地酒蔵の雄といった印象がありますね、「YK35」なんていういかにもなネーミングのお酒を(意味はwikipedia参照)チタンボトルに入れて20万の値付けをしたりと、売り方もなかなか強かだなあと感じていました。
 そんなわけで何となく自分の購入対象には含めていなかったのですが、かの日本酒まんが「いっぽん!」でこの鬼夜叉が紹介されていたことで興味が出てきて、今回セレクトするに至った次第です。
 最大の特徴はやはり「遠心分離」ということでしょうね、KURANDの記事によると、国内では10社程度が採用しているそうですが、そのための機械は一台二千万円程度するとか…
 規模が大きめの蔵でもこの規模の設備投資は勝負といえるでしょうね、酒質向上のためにそれだけの決断をするというのは素晴らしいことかと思います。

 裏ラベルには関連情報がびっしりと…、流石にここでは書ききれないので、蔵元の商品紹介ページもご参照ください。(買える店一覧があるのも素晴らしい)
 遠心分離は基本的には高級酒に使われるようですが、この鬼夜叉は良心的なお値段なのが有難い限り。

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 上立ち香は熟成香皆無の、程よく熟したリンゴ系の果実香がそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの甘旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、ほんのり伴う苦味と、尻上がりに強まる辛さでガッチリと引き締まりつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初は吟醸酒らしい甘旨がフワッと広がるのですが、苦辛も存在感があって、割りと落差の激しいタイプのお酒かと…
 後味は、少々の苦味を口中に残しつつ、バッチリキレます。

 しっかりとした旨味がありつつも、雑味の少なさと程よい苦辛で、ガンガンイケてしまう危険なお酒でした。
 一口目はちょっとインパクト不足かもと思ったのですが、飲み進めると「嫌な部分が無い」というところがどんどん染み込んで来て印象がどんどん良くなりますね。
 このお酒に関しては、私のような甘味偏重人間以外の人のほうが正当な評価ができるでしょう、といいつつ私も十分楽しめてはおります、火入れでこれは凄いことかと…
 北雪の実力をひしひしと感じた一本です、また他の限定品も買ってみたいと思いました。

 ちなみに開栓後も全くダレませんね。
 あらゆる意味で完成度の高いお酒として、少なくとも一度買って損はないお酒だと思います。

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名称:鬼夜叉 遠心分離 純米吟醸
精米歩合: 麹:50% 掛:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社北雪酒造
購入価格(税抜):   円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年02月23日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY

家飲み記録 北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY

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 北海道夕張郡栗山町のお酒です。
 北海道出張での購入酒、全3本のうち1本目。

 以前冬花火の記事でも書きましたが、このお酒は私が以前から狙っていた、北の錦の特約店限定ブランドになります。
 これ系のお酒には珍しく、蔵元ホームページに商品紹介および買える店がちゃんと掲載されていたので(素晴らしい!)、一覧にあった「酒舗七蔵」さんまで、帰りの飛行機の時間が迫る中バスに乗って訪問して購入してきました。
 実際同店にはこのお酒以外にも色々と楽しいお酒がありましたので行ってよかったですね、出張時酒屋巡りの醍醐味です。

 スペックは北海道産酒米の吟風を45%とかなり磨いた高精白純米大吟醸ですがお値段は良心的、見た目的にもなかなかのオーラがありますね。
 ただ、残念なことに火入れしかありませんでした…、出張時期がもうちょっと後なら新酒生酒も出ていたかもしれないのですが。
 28BYの11月開栓なので、結構熟成期間を経ています。

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 上立ち香はカラメル感のある熟成香がそこそこに。
含むと、やはりガッツリ熟成香を纏った旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした渋味を感じさせつつ、最後まで旨味を主役にしたままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、カラメル的熟成感と少々草的な青渋さがせめぎ合う感じの旨味がメイン…というか、割りとそれが最初から最後まで続きますね、変な苦味等の雑味が無いので素直に楽しめます。
 後味は、そこに少々辛さも加わって、しっかりとキレます。

 しっかり熟成しつつも、独特の青さもあり、なにより高精白的な旨味の純度が魅力的な、ありそうでなさそうな面白いお酒でした。
 私にとってはちょっと甘味が足りない感はありますが、それがもともとなのか、発酵が進んだ結果なのかは気になる所です。
 いやあ、ワンパターンで恐縮ですが、こういうお酒を飲むと、生が、生が飲みたくなります…、少なくとも特約店限定銘柄については生(生熟含む)を増やして欲しいと、私は何度でも言ってしまいますね…
 北斗随想、次いただくときは必ず生をセレクトしようと改めて思いました。

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名称:北の錦 「北斗随想」 純米吟醸 28BY
精米歩合:45%
使用米:吟風
アルコール度:16%
日本酒度:-1
蔵元情報:小林酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけ:「酒舗七蔵」さん店舗外観
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夜の地酒屋さんはオーラがありますね~、入る前からテンションが上がります。

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2018年02月19日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

越後鶴亀 純米吟醸 生原酒

家飲み記録 越後鶴亀 純米吟醸 生原酒 

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 新潟県新潟市のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めて頂きます、大阪出張時の浅野日本酒店さんでの購入酒3本目。

 実に縁起の良い銘柄名ですね、東京でも百貨店とかでたま~に見かけるような気がします。
 以前より銘柄自体は知りつつもなかなか店頭ではお会いできずにいたのですが、今回思いがけず大阪で出会い、その奇縁を面白く思ってセレクトしました。
 蔵元ホームページは割と洒落た感じですが、商品紹介には実にレトロなラベルのものが並んでおり、限定酒コーナーにも今回いただく生原酒バージョンは載っていないようです。
 まあ中身は完全に都市部向けなんでしょうね、ブランドを分けずに「越後鶴亀」一本で勝負するつもりなのだろうと思います。
 個人的には色々な銘柄を乱立させるよりは分かりやすいし潔くて好印象。

 スペック情報は精米歩合60の生原酒ということ以外はあまり記載がありません、このあたりは改善願いたいかな…
 出荷年月は2017/10と多分28BYで、購入から開栓までもちょっと間が空いてしまったため(今年1月開栓)、実質的には約一年生熟期間を経ているものと思われます。


 上立ち香は、しっかり熟した果実系の香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた印象の甘旨味がググっと入ってきて、ほんのりとした渋味で輪郭を保ちつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、かなり濃度が高くかつ複雑な印象の、ガッチリ熟した果実的な、甘酸渋が絡み合った感じの旨味が厳然たる主役を演じますね、時間差はあまりない感じ。
 後味は、若干渋味を口中に残しつつ、濃厚さをちゃんと引き取ってキレます。

 実に良い感じに味乗りしてくれた、しっかりと飲み応えのある芳醇複雑生熟酒でした。
 いやあ生熟の良さがバッチリありますね、ダレさせてしまうと私としては蔵元さんに申し訳ない気分になってしまうので、その意味でもほっとさせてくれる味わいに感じました。
 越後鶴亀、今度は新酒も飲んでみたいなあと思わせてくれた一本でした。

 開栓後は全然ダレず、むしろ口当たりが滑らかになってきましたね。
 何かコーヒー牛乳感も出てきて、凄く面白い変化です。
 これは奥深いなあ…、生熟適正と開栓後の強さはある程度リンクすると思いますが、このお酒は両方ともかなり高レベルかと。

 
 実は浅野日本酒店さんでもう一本、大阪産のにごり酒を買ったのですが、それは今後まとめる予定の「にごり酒特集」に回したいと思います。
 次回は北海道、札幌へ!

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名称:越後鶴亀 純米吟醸 生原酒 
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社越後鶴亀
購入価格(税抜):1,643円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.4(変化も考慮に入れて)/9.0

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2018年02月17日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

文佳人 純米吟醸 山田錦 生酒

家飲み記録 文佳人(ぶんかじん) 純米吟醸 山田錦 生酒

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 同蔵のお酒のブログ登場は3回目ですね、詳しくは後述。
 出張みやげ酒シリーズの3本目になります。

 こちらは大阪出張時に「浅野日本酒店」さんで購入しています、名古屋に続き昨年と同じお店ですね、同店には三年連続でお邪魔しております。
 文佳人は銘柄的には割と東京でも見るのですが、今回二つの理由でセレクトしました。
 理由の一つ目はこのお酒を醸す(株)アリサワのお酒としては、限定品の「鏡野」を二回ブログで紹介していながら、メインの「文佳人」がまだだったということ。
 もう一つは、実は購入前日に大阪駅近くの「旬彩ダイニング 一歩」さん(ネットで下調べした上で、選びました)での一人飲みで、同銘柄のひやおろしをいただいた印象がとても良かったことです。
 
 スペック的には、山田錦の50磨きの生酒という本来はかなり贅沢なもの。
 お値段は1,800と少々お高めですが、まあむしろ適正価格という感じでしょう。


 上立ち香はマスカットソーダ的な爽やかな香りがそこそこに。
 含むと、割りと香りの印象通りのスッキリとした甘旨味がガスと共にチリチリと入ってきて、結構存在感のある苦味を纏ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、みずみずしい果実の甘酸味が中心にあって、ガス感が今風の飲み進め易さを添え、苦味が引き締まりと若干の嫌味を加えてしまう感じ。
 後味は苦味を少々口中に残しつつ、ガスもあって良い感じにキレます。

 しっかりとした甘旨味をガスと苦味がガッチリ引き締める、チリチリキリリ系芳醇酒でした。
 私が最近土佐酒にハマっている理由なのですが、甘旨味が本当に自分好みなんですよね…、やっぱり共通する魅力を感じます。
 ただ、これに関してはちょっと苦味が気になるなあ…、例の28BY特有の嫌な感じがなければより素晴らしかったかと。
 文佳人、いつかまた改めていただいてみたいと思いました。

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名称:文佳人 純米吟醸 山田錦 生酒
精米歩合:50%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪)
お気に入り度:8.4/9.0

おまけ:「旬彩ダイニング 一歩」さんでの一人飲み記録

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 お酒は全国からちゃんと美味しいやつを選んでいる印象。
 一人鍋が嬉しかったなあ…、素敵なお店でした!

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2018年02月15日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

家飲み記録 生道井(いくじい) 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY

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 愛知県知多郡東浦町のお酒です。
 名古屋出張時の購入酒の二本目になります。

 同蔵のお酒については、衣が浦のひやおろし生道井の杜氏厳選BLENDと、2回ブログに登場済みなのですが、なぜか両方とも火入れをセレクトしてしまい、自分としては若干消化不良気味でした。
 今回、再び酒泉洞堀一さんを訪ね、ようやく生酒に巡り合えたので、購入した次第です。
 ただ、これが一升瓶しかなくてですね…、こんなこともあろうかと持参したリュックに入れて、ひいひい言いながら担いで帰ってきました。

 スペック的には、中部~近畿でよくみる酒米の若水を60%まで磨いた純米吟醸生、袋吊りというところがポイントでしょう。
 製造年月は2月になっていますが、購入したのは10月、開栓11月なので、一夏越えた生熟コンディションになります。
 ちなみに正確にはこのお酒、「生道井」って表記はラベルになかったりします、確か酒屋さんの店頭にはあったんですが。
 衣が浦の記事でも書きましたが、相変わらずブランドの売り方に問題がある蔵だなあと思ってしまいました。(まあ、地元売りがほとんどらしいですし、そのあたり興味がないのでしょうね)

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 肩はかなり大きい開栓注意の警告チラシがかかってましたが、実際はジュワーぐらい。
 まあ時間経ってますからね…、こんなもんかも。

 上立ち香はおり由来のセメダイン的な香りと、チョコ的なニュアンスがせめぎ合う感じの香りが控えめに。
 含むと、落ち着いたようで青さの残滓も残したような旨味がまろやかな口当たりで入ってきて、最後まで存在感を保ったままじんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり熟感を伴った甘旨味と、セメダインの引き締まり及び苦味が入り混じって複雑な印象、かつ少々焦げたような感じもありますが、全体としては面白い感じにまとまっていて、お酒のそもそもの出来の良さを感じさせます。
 後味は、袋吊り的な柔らかな引き上げ方ながら、最後はしっかりとキレます。

 甘味と苦味、熟感と青さ、まろやかさとキリリ感、矛盾した要素がこれでもかとひしめき合う、オンリーワンの生酒でした。
 一種の賑やかさがあるのですが、それでいて袋吊りらしいまとまりも感じられるのが素敵ですね。
 いやあやっぱり私は断然生派ですわ、年中生出荷の蔵がもっと増えてくれることを切に願います、後一升瓶限定はやめてくれるとありがたい…
 ともかく、生道井については、また別の生スペックも是非いただいてみたいと思いました。

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名称:生道井 吟雫 純米吟醸 生酒 28BY
精米歩合:60%
使用米:若水
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:原田酒造合資会社
購入価格(税抜):3,800円/1,800ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.5/9.0

・おまけ:帰りの新幹線車内での記念写真。重かった…
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2018年02月13日 愛知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒

家飲み記録  亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒

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 一年前の記事にも書いた通り、私は仕事上年に数回地方出張があり、状況が許す限り現地のお酒をお土産(自分用)に買って帰っています。
 今年(というか今年度)も、そうして買ってきたお酒の感想記事が溜まって来たので、連載的に集中掲載しようと思います。
 今回も十回を超える長期連載になる予定です、乞うご期待。

 第一回目のこちらのお酒は、名古屋出張時に去年同様「酒仙洞堀一」さんに寄って買ってきました。
 広島県東広島市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)
 
 こちらを醸す亀齢酒造の通常銘柄はそのまま「亀齢」ですね、長野にも同名の銘柄があることは以前書きました
 今回のお酒はわざわざ「亀齢萬年」として凝ったラベルにしている以上特約店向けのブランドだと思うのですが、少しググったぐらいではよくわかりませんでした。
 蔵元ホームページはお世辞にも充実しているとは言い難いですし、中々情報を得にくい銘柄かと思います。

 裏ラベルで特徴的なのは原料米の「広島造賀産線状心白米」という表記でしょう、なぜかお米の品種をハッキリ書いていません。
 これには色々複雑な理由があるようで…、あまり大っぴらに書くのもなんなので、興味があればそのまま「広島造賀産線状心白米」でググってみてください。
 その他、杜氏と米の栽培者の名前や、蔵内管理温度みたいな珍しい項目があるのが面白いと思いました。


 上立ち香は落ち着いた完熟果実的香りがそこそこに。
 含むと、やはりしっかり熟した印象の濃厚な甘旨味が、アルコールの辛さを伴って力強く入ってきて、舌先をピリピリさせつつ、最後までしっかり濃度を保ちつつもダレずに染み込んできます。
 味わいはやはり完熟リンゴ的な芯のある甘旨味が中心にあって、辛さと、結構強めながら嫌らしくない苦味が全体を引き締めるある種王道のパターンですね、良いまとまりです。
 後味は、その苦辛が引き取って、舌先にピリピリを残す形でキレます。

 存在感のある甘味と、力強い引き締まりを兼ね備えた旨味が魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 いわゆるフルーティー酒とは一線を画しつつ、甘旨味に楽しさがあるお酒ですね、個人的には好きなタイプ。
 写真でバレているとおり、帰りの新幹線車内で開栓したのですが、そういう環境でも十分本来の旨さを感じられたと思います。
 亀齢、次は有名商品の「純米八拾」も飲んでみたいなと思いました。

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名称:亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒
精米歩合:50%
使用米:広島造賀産線状心白米
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:亀齢酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒泉洞堀一(名古屋)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:スーパーで買った社内でのつまみ。名古屋感ゼロ(笑)ながら旨かったです。
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タグ: 亀齢 純米吟醸

2018年02月11日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY

本日の家飲み 天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY

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 神奈川県茅ケ崎市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、前回記事はなんと4年以上前になります。

 「天青」でググると、蔵元直営のレストランの紹介ページが真っ先に出てきました、この一事で普通の蔵とはちょっと違うというオーラを感じますね…。
 私の記憶が正しければ、天青は酒米「酒未来」を使った商品をかなり早い段階から出していた蔵の一つだと思います。
 数年前は結構少なかったので印象に残っており、いつか買おうと思っていたのですが、あれよあれよと多くの蔵が使うようになりましたね。
 最近だと奈良萬や南部美人も使い始めたとか…、「愛山」同様、今風のお酒に合う性質なんでしょうか。

 今回いただく「千峰」はその酒未来を50まで削った、比較的高精白の純米吟醸で、値段もちょっとだけお高め。
 私にしては珍しく(多分一回)火入れですね、そもそも天青の購入が遅れたこと自体、生のスペックが少ない(ように思える)ことが理由だったりします。

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 上立ち香は落ち着いた、チョコ風味の香りが仄かに。
 含むと、やはり熟しきった印象の甘旨味が、奥の方に渋味を感じさせることでダレを防ぎつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、うーんまさに完熟果実といった感じの落ち着いた旨味が主役で、甘味はそこそこ、渋味が奥深さと飲み飽きなさを添える感じで、全体としては突出するものがないバランス系の印象。
 後味は、まさにデクレッシェンド的に引き上げつつ、最後に舌先にほんのり苦味を残す感じ。

 実に正統派といいますか、程よい味乗りと、濃い旨味とそこそこの甘味のバランスと、引き締めを担当する渋味と、それぞれをしっかり楽しめるまとまりの良いお酒でした。
 ちゃんと美味しいひやおろしといいますか、中庸を往く感じがプラスに働いているように思える味わいですね。
 後はもう少しお安いと個人的にはありがたいのですが…まあこればっかりは、むしろ私がいつも飲んでいるお酒のコスパの良さをありがたく思うべきなのでしょう。
 天青、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:天青 千峰 純米吟醸 酒未来 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:熊澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 天青 純米吟醸

2018年02月07日 神奈川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY

本日の家飲み 而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY

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 三重県名張市のお酒です。
 当ブログ登場回数トップ3に入る定番銘柄ですね。

 このお酒は昨年10月に開栓したのですが、実は購入は2月だったりします。
 入手難易度が高いお酒ということもあり、何か機会があったときに開けようと思って、あれよあれよ半年経過…、いやあ年をとると時間が速く経つってほんとですね。
 これは自戒も込めていうのですが、明確な意図無しに、プレミア酒(特に生)を冷蔵庫の肥やしにするのは良く無いことだと思っています。
 日本酒の自家熟成はまだまだハイリスク、ダメにしちゃったら他に飲みたかった人に申し訳ないですからね。

 スペックは山形のレア(?)酒米、酒未来を50%までと結構磨いた無濾過生原酒。
 前回飲んだ26BYは感動ものの味わいだっただけに、熟成期間に若干の不安を感じつつの開栓でした。

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 上立ち香はいつもの而今的な柑橘系果実がありつつ、程よく落ち着き、バニラも感じる個性的なものがそこそこに。
 含むと、割りと香りの印象通りの、インパクトとまとまりを両立したトロピカルな甘旨酸味が力強く入ってきて、結構強めの渋味と押し合いへし合いしながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やっぱりしっかり熟した感じの果実の甘旨味を芯にしつつ、熟成香は皆無ながら、渋味や苦味等も感じてなかなかに賑やかなもの、ただ全体としては不思議に嫌な感じではなく、むしろ飲み飽き無さが出てきている気も。
 後味は、苦渋をほんのりと残しつつ、酸でしっかりキレる感じ。

 而今らしい濃度やインパクトをキープしつつ、独特の複雑味と熟感をプラスした、結構飲んでいて楽しい感じになった而今でした。
 ここだけの話なのですが、実は私はこのお酒を開けた際、ついリミッターを外してしまい、一人家飲みで記憶と無くすという失態をやらかしてしまいました(翌日確認すると五合は飲んでましたね…)。
 やっぱりちょっと28BY的苦味が気になりはするのですが、ある種それもアクセントになっていたのかも…
 ただ、以前の印象と比べると、基本の飲み頃はやっぱり出荷から数ヶ月だったんじゃないかなあとも思いますね、フレッシュ感がないのはやはりちょっと寂しい。
 而今、少なくとも生酒については、早めの開栓を個人的にはオススメします。

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名称:而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生 28BY
精米歩合:50%
使用米:酒未来
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):3,400円/1,800ml
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月28日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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