五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY

本日の家飲み 五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY

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 山口県岩国市のお酒です。
 外飲みは確か経験あったかと思いますが、家飲みは初めて。
 
 山口県というとどうしても獺祭の圧倒的躍進が目立ってしまいますが、そもそも全体的にお酒のレベルが高い県という印象があります。
 銘柄的には東洋美人、貴、雁木、長陽福娘辺りがいち早く首都圏に進出してきたと思いますが、最近この五橋も、いかにも都市部向けの売り出し方を始めましたね。
 地方有力蔵が首都圏でがんがん鎬を削ってくれるのは飲み手にとってはありがたいことですが、蔵からしたら大変だろうなあ…
 もっと日本酒のおいしさが広まって、パイ自体が大きくなってくれることを切に願います。

 今回いただくのは、見た目からして「新しい飲み手を狙ってるぜ!」って感じになってますね、Zの文字は「五」を崩したものらしいです。
 fiveシリーズと銘打っているらしく、裏ラベルによるとシリーズコンセプトは「融通無碍」とのこと、今の日本酒シーンにはピッタリかと…
 特にこのグリーンはシリーズ「元型」にあたるそうなので、最初にふさわしいと思いセレクトしました、木桶仕込みというのが一番の特徴かと思います。


 上立ち香はセメダインと完熟果実の両方を感じる濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味がグワッと入ってきて、特徴的な酸味と、ほんのりとした渋味で複雑さを演出しつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり完熟した柑橘系果実の甘酸旨味が中心にありつつ、乳酸的な雰囲気もあってバニラ感も出ているような、そして奥底の渋味が複雑さ・奥深さを与えてブランデー的な趣もあるかと…
 後味は、酸渋が引き取ってしっかりキレます。

 裏ラベルの記載の通り雑味を前向きに感じられる、複雑怪奇な印象の芳醇甘旨酒でした。
 これは私と相性が良い系統だなあ、フレッシュフルーティーとはまた違った面白さがあります、十分激戦区でも生き残れる酒質だと思いますね。
 私が渋味と感じているものは木桶由来なのかな…、でも、木香が基本嫌いな私でも楽しめました、浮いている感じじゃなく旨味に溶け込んでいたのがポイントかと。
 五橋、次はまた特殊スペックにするか、レギュラー製品を選ぶか、楽しく悩んでいる今日この頃です。

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名称:五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年02月03日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY

本日の家飲み 日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY

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 鳥取県鳥取市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 この日置桜については、「山陰の辛口酒」というカテゴリーで、確固たるファンが付いている銘柄という印象があります。
 当ブログで既に登場した「扶桑鶴」「梅津の生もと」と同グループって感じですね。
 この辺りは火入れの上で常温で数年熟成させてナンボというイメージもありますが、熟成系初心者の私として、まずは自分の得意分野(?)である生原酒をセレクトしました。

 スペックは、麹米は強力!日本酒度+8!酸度1.8!7号酵母!とマニア目線からみると実にそれっぽいもの。
  掛米の銀坊主というのは初耳でした、少しググった限りでは酒造好適米ではなく使用銘柄も日置桜以外出てこないので、特別なこだわりがあると思われます。
 ちなみに昨年2月出荷のものを10月に開栓しています、前回の而今と異なり、これは「このくらい余裕っしょ」という一種の確信の上での放置ですね(もちろん冷蔵保存)。

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 上立ち香はセメダイン系のスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、キリリとしながらもしっかりと存在感のある旨味が力強く入ってきて、強めの酸味で唾液腺を刺激しつつも、最後まで旨味の芯を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、少し青い草っぽい風味がある、酸味でガッチリ引き締まった旨味が主役、はっきりとした甘味は僅少ながら飲み応えはしっかりあり、飲み進めるごとに魅力が増す印象。
 後味は酸がメインで仕事をして、もう文句のつけようのないぐらいに、スパっとキレます。

 高日本酒度らしい、いわゆる辛口の味わいではありつつ、淡麗とは一線を画す、山陰辛口銘柄の生原酒として納得感の高いお酒でした。
 これからの熟成パフォーマンスを予感させながら、浮いた感じの若さや粗さを感じさせないところは見事。
 銘柄としてのメインストリームではないと思うのですが、商品としての完成度はとても高いですね。
 日置桜の実力を感じさせてくれた一本でした、次はまた別スペックもいただいてみたいと思います。

 当然のように燗をつけると、おお、旨味がまるで塊になったかのような濃度と硬度(?)になりますね。
 その分酸味は柔らかく感じるようになって、流石の燗上がり。
 

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名称:日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY
精米歩合:65%
使用米: 麹:強力 掛:銀坊主
アルコール度:16度
日本酒度:+8
蔵元情報:有限会社 山根酒造場
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 日置桜 純米

2018年01月30日 鳥取の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY

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 島根県雲南市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 いかにも今風と言った見た目ですね、銘柄名でググると「日本酒応援団」なる団体のサイトが出てきます。
 同団体は、複数の酒蔵に色々と支援をしつつ酒造りを発注し、そのお酒を統一したブランディングの元、販売しているようです。
 個人的には、とりわけデザイン面と無濾過生原酒オンリーというところに特長を感じますね。
 私は経験上、地方蔵には造りはちゃんとしているのに十年一日のごとく古臭いラベルでガチガチの二回火入れ炭素濾過のお酒ばっかり出しているところが多いと感じておりまして、そういう蔵のお酒にスポットライトを当てる方法として、この団体の活動は期待できると思いました。
 (もちろんそっち系のお酒を否定するつもりはありませんが、それしか販売チャネルが無いというのは明らかに未来がないですからね…)

 スペック的には、五百万石の精米歩合70ということで、割とスタンダードな感じ。
 お値段はまあそこそこという感じですが、露骨に変なマージンが乗っているとかは無いようです。 

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 上立ち香はセメダイン系のキリッとした香りが仄かに。
 含むと、やはり結構引き締まってかつ青さも若干残した旨味がググっと入ってきて、程よい酸でその輪郭を保ちつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ控えめながら苦味も抑えていて、酸の働きも相まって、ひたすら飲み進めてしまう感じのものですね、それでいて旨味はしっかり味のりしているところが素敵。
 後味は、酸がしっかり働いて、見事に筋肉質な感じでキレます。

 甘さを抑えつつも、無濾過生原酒らしい芯のある旨味がダレずに生熟した感じの、バランスの良い芳醇旨口酒でした。
 流石無濾過生原酒限定ブランドなだけあって、その長所を伸ばし、短所を抑えている印象がありましたね。
 また、8月出荷の10月開栓で、一夏越えたタイミングで飲んだのですが、まだまだ余裕で持ちそうな強さも感じました(島根酒らしいといえるかも)。
 日本酒応援団のお酒については、今後より注目していきたいと思いました。

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紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの類似スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/21297706.html

名称:KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社竹下本店
購入価格(税抜):1,528円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: KAKEYA 純米

2018年01月24日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

居谷里 山廃純米生原酒

本日の家飲み 居谷里(いやり) 山廃純米生原酒

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 長野県大町市のお酒です。
 外飲み経験は何度かあり、家飲みについては後述。

 こちらを醸す北安醸造のお酒については、約4年前に「北安大國」ブランドのひやおろしをご紹介しています
 居谷里はどうやら山廃向けのブランドみたいですね、萩の鶴と日輪田みたいな関係でしょうか、やっぱり速醸と山廃系では味わいに差がでますし、整理としては納得。
 これも地酒屋こだまさんでの購入酒で、あまり東京で見かけない銘柄だとは思うのですが、同BY同スペックを「20代から始める日本酒生活」さんが既に紹介されていました
 偶然の出会いだったそうですが、初見銘柄でも恐れないというチャレンジング精神あってのセレクトでしょう、素晴らしいことかと思います…。

 スペック的には長野の酒米ひとごこちの歩合59%の山廃生原酒で、お値段は良心的。
 私が購入・開栓したのは昨年の秋なので、ちょうど一夏越えた状態の生熟酒だったはずです。

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 上立ち香は個性的な酸甘を感じるフレッシュ果実系の香りが結構強めに。
 含むと、しっかりしつつもあくまで柔らかい酸を纏った甘旨味がグッと入ってきて、最後まで濃厚さとダレなさを両立したまま、息が長い感じで染み込んできます。
 味わいは、凝縮感のある甘酸旨味を芯にしつつ、青さも感じる…いやあラベルのせいでどうしてもメロンを彷彿とする、かつ落ち着きもある印象の、腰が強い感じのもの。
 後味は酸が引き取って山廃純米生らしい優しいキレ。

 
 例によってこだま銘柄らしく、まだまだ上がりそうなポテンシャルを感じるお酒でもありました、実際店頭には確か前のBYのお酒も並んで置いてありましたし…(いやあ凄い売り方だ)
 この蔵のお酒は、甘味が魅力的な長野酒の中でも、私のような芳醇甘口派に特にピッタリはまる酒質だと思います。
 居谷里は、北安大國と共に、今後も注目していきたいと思いました。

 裏ラベル撮り忘れたかな…、スペック詳細はこだまさんホームページをご参照ください。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-160.html

名称:居谷里 山廃純米生原酒
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17度
日本酒度:-8
蔵元情報:北安醸造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月16日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」

本日の家飲み 会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」

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 福島県喜多方市のお酒です。
 家飲みでは初めていただきます。

 「会津錦」という銘柄名は何ともスタンダードというか、無色というか、正直なところあまり印象に残らないように思えます。(会津娘、会津中将、会津ほまれ等もあるためなおさら…)
 だからなのか、こちらの蔵では商品にインパクトのあるサブタイトル(?)を付けて売り出しているみたいです、この「さすけね」の他、「こでらんに」「なじょすんべ」「すっぺったこっぺった」とかもあるとか…、一見さっぱり意味が分かりませんね。
 ちなみにそれぞれの回答は、購入先である地酒屋こだまさんの商品紹介ページに載っているので、気になる方はそちらをご覧ください、全て会津弁由来のようです。
 
 スペック的もそちらに記載が有りますが、福島産の「天のつぶ」という(おそらく)飯米を70まで磨いて使用しているようです。
 東京ではほぼ見かけない銘柄だと思いますが、そういうお酒(特に福島産)を押さえているのがこだまさんの凄いところですね。

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 上立ち香はセメダインからキツさが完全に抜けた感じに落ち着いた香りが仄かに。
 含むと、しっかり酸の効いた感じのキリリとした旨味が力強く入ってきて、最後までその存在感と引き締まりを両立させたまま、グググっと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香り通りのセメダイン的青さと酸を強く感じるものですが、キツイ辛さや嫌味的な苦味等は無く、その引き締まった旨味を最後まで素直に楽しめます。
 後味はやっぱり酸味がしっかりと引き取って、割りと柔らかくキレます。

 味が乗り始めた旨味を酸がしっかりと引き締めつつも、好ましい優しさも感じるような、癒し系芳醇旨酸酒でした。
 甘さは控えめだったように私には思えましたが、おそらく人によってはハッキリ感じるかも…、そういうとんがらないバランスの良さが有りますね。
 地酒最前線で十分戦えるレベルのお酒だと感じました、「もっと評価されるべき」というやつでしょう。
 会津錦、次はまた違うスペックもいただいてみたいと思います。

 ちなみに常温の方がその特長のやさしさを感じられてより良いと思います。
 後、まだまだ伸びそうな余力を感じますね、いかにもこだま銘柄という印象。

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名称:会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」
精米歩合:70%
使用米:天のつぶ
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社会津錦
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 会津錦 純米

2018年01月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY

本日の家飲み 秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY

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 大阪府豊能郡能勢町のお酒です。
 外飲みでは何度もいただいていますが、家飲み・ブログ登場はなんと初めて。

 唐突ですが、「アンチひやおろし派(笑)」の自分としては、秋に飲むお酒のセレクトに若干特殊なところがあります。
 といいつつこの数年は家飲みに関しては割と充実した秋酒ライフを遅れているので、もはや季節外れながら今年の秋にいただいたお酒を、セレクトのコンセプトと共に何回かまとめて取り上げてみようと思います。
 (もはや完全に季節外れですが、まあゆるく見てもらって、来年以降の参考になれば…)

 第一回は秋鹿、セレクトコンセプトは「秋だから!」というとしょっぱなから「馬鹿にしてんのか」と思われそうですね(笑)
 実際は以下の通り。

 まるめち的秋酒アプローチその①…「年がら年中飲み頃である、数年熟成ものを選ぶ」

 まあこういうお酒はいつ開けても良いのですが、冬~春はやっぱり新酒メインでいきたいし、夏は燗酒しにくいし…みたいな発想で、秋が割とやりやすいんじゃないかと思うわけです。
 また、酸が効いているお酒が多いと思うので、サンマなんかにも良く合うんじゃないかと…

 で、今回いただくのは26BYなので三年近くの生熟もの。
 秋鹿といえば山廃熟成系が充実している代表格の銘柄だと思うので、コンセプト的にはぴったりかと。

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 注ぐと、見事なまでの黄金色ですね。

 上立ち香はだいたい想像通りの、酸と熟感が絡み合った感じの香りがそこそこに。
 含むと、やはり強めの酸味をまとった、しっかりと熟した旨味が力強く入ってきて、最後まで絶妙なバランスを保ったまま、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘味は控えめながら、お米をよく噛むと出てくるような甘さを若干感じて、柔らかな酸味と相まってバッチリコクとキレを両立させている旨味を演出してくれます。
 後味は酸味が引き取って、見事にキレます。

 熟成山廃生酒の王道を往く、物凄く芯の強、かつバランスがしっかりとれている芳醇旨酸酒でした。
 所謂日本酒中級者向けと言いますか、フレッシュフルーティー酒にちょっと飽きてきたようなタイミングで
 これはあと数年は余裕で持ちそうですね…、とりあえず冷蔵庫に置いておけば、「こういうお酒」を体が求めたときのために非常に心強い存在になってくれるでしょう。
 秋鹿はまさに評判通りの実力派銘柄だと、はっきり思い知らせてくれた一本でした。

 燗をつけると、酸味は変わらず強めですが、やはり口当たりが優しくなり、甘味の存在感も増して完熟果実感が出てきます。
 ちなみに飛び切り燗でも全然崩れませんね、むしろ飲みやすさまで感じます、この腰の強さは流石の一言。

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名称:秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:18%
日本酒度:+6
蔵元情報:秋鹿酒造有限会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月21日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大七 純米 生もと 「CLASSIC」

本日の家飲み 大七 純米 生もと 「CLASSIC」

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 福島県二本松市のお酒です。
 家飲みは初めて、下手したら外飲み経験も無いかも…

 福島地酒の雄、大七です。
 地酒とはいえここまで大手になると、あまり購入対象にはならないのですが、今回は通販の同梱酒としてセレクトしてみました。
 同蔵は大手とはいえ、「扁平精米」や「生もとへのこだわり」など、着眼点が大手らしくないというか職人気質的な印象がありますね。
 そしてその辺りの理念についてはしっかりとホームページに記載が有りました、これは中々読み応えがありますね~、しょっぱなから、『日本酒について語るという時「この酒は酒造りに最高の原料である山田錦を○%まで磨きました」といっても酒について何ら語ったことにはなりません。』と剛速球投げてきてますし(笑)、興味があれば是非ご一読を…

 今回いただいたのは、精米歩合69%(扁平精米)で、当然生もと、火入れということで、「古典的な格調」のあるお酒とのこと。
 本当は生が良かったのですが、在庫の関係上こちらにしました。
 見た目的には新旧混在という印象ですね、キャップ廻りのチェッカーフラッグ柄が目を引きます。

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 上立ち香は、うーんまさにクラシカルな昭和の火入れ酒的な香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの伝統的な火入れ香をまとった米の旨味が、強めの乳酸味とともに入ってきて、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、ドッシリとした米の旨味を芯にしつつ、酸によって重さを感じさせない形にし、飲み進みやすさと飲みごたえを両立させている印象。
  後味は酸が引き取る形でしっかりとキレます。

 良く言えばクラシカル、悪く言えば古臭い味わいの、ドッシリ系酸旨酒でした。
 この昭和感、私はやっぱり苦手なんですよね…、私が生酒派なのは、この火入れ酒特有の香・雰囲気がどうしても受け入れられないということが大きいのです。
 とはいえ、まあ鍋島とか仙禽の「クラシック」ならともかく、そりゃああの「大七」の「クラシック」ならこうなりますよね…、これは完全に私のセレクトの問題でしょう。
 大七、次に機会があったら「現代向け」スペック(とりあえず生)をセレクトしたいと思います。

 燗をつけると、うーむ全体的に柔らかというか豊かな印象になりますね。
 味の方向性は変わりませんが、蔵元推奨なだけあって、このお酒の良いところが増幅されている感じがしました。

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名称:大七 純米 生もと 「CLASSIC」
精米歩合:69%
酒米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:大七酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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2017年12月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

わかむすめ 純米 無濾過生原酒

本日の家飲み わかむすめ 純米 無濾過生原酒

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 山口県山口市のお酒です。
 外飲み経験はあったかと思いますが、意外にもブログでは初登場のようです。

 銀座君嶋屋購入酒のラストです、以前から名前は知っていて、家飲み経験もあったような気がしていましたが、過去記事には無かったですね。
 同蔵のホームページに行くと、トップページに早速商品アピールが載っています。
 キーワードは「一回600ℓの小仕込み」「四季醸造」「一年中生原酒を出荷」「無濾過原酒」「フルボディ」といったところでしょうか、個人的には好みの方向性ですね。

 スペックについては、ホームページの商品紹介によると、麹米が「西都の雫」精米歩合70%、掛米が「ヒノヒカリ」精米歩合60%とのことです、品種が違うとはいえ麹米の方が低精米というのは珍しいですね。
 ラベルには「002/320」の記載があります、たぶんタンクごとのシリアルナンバーだと思いますが、なかなか凄い数字じゃないでしょうか(ただもう少し前なら1だったんでしょう、惜しい!)。

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 上立ち香は割りと硬質な、ウォッカ的な香りがそこそこに。
 含むと、落ち着いて濃い旨味が、少々粉っぽい感じがある独特の口当たりで入ってきて、尻上がりにでてくるアルコールの辛さで激しく締め付けられながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、レーズン的なしっかり熟して落ち着いた甘味を芯に感じさせる旨味が主役、辛さも強めながら嫌らしい苦味等雑味は皆無で、最後までじっくりと旨味を楽しめます。
 後味は、アルコールのピリピリを舌先に残す形でしっかりとキレます。

 芳醇辛口を地で行くような、甘さも伴うしっかりとした旨味と、強烈なキレをしっかり両立させたお酒でした。
 辛口酒も甘味があって良いんだということをしっかりと感じさせてくれますね。
 高知酒みたいに時間差での両立要素もありますが、このお酒の場合ある程度共存しているようにも感じて、それが個性になっている印象です。
 わかむすめ、次はまた別スペック(特に限定の「にゅう」)をいただきたいと思いました。

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名称:わかむすめ 純米 無濾過生原酒
精米歩合: 麹米:70%、掛米:60%
使用米: 麹米:西都の雫  掛米:ヒノヒカリ
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:新谷酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:銀座君嶋屋
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年11月23日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

Ohmine Junmai 100ml

本日の家飲み Ohmine Junmai 100ml (大嶺カップ酒)

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 山口県美祢市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 前回に引き続き、銀座君嶋屋さんでの購入酒です。
 ブログ「日本酒のカルテ」さんで高評価だったこともあり、銘柄的に気になっていたところ、今回冷蔵庫に見かけ、100mlカップという気安さもあって購入してみました。
 いかにもデザイナーが絡んでそうな見かけですね、蔵元ホームページも外見にこだわっている感じ
 ただ、商品ラインナップを純米大吟醸の四合瓶とこのカップの「2種類」に絞るなんてことを断行してしまうあたり、その先進性は本物のようですね。
 
 スペック的には山田錦60磨きと純吟並みで、アルコール度数は14度と低めに抑えてあります(多分加水)。
 小瓶ながら、四合瓶換算してもそんなに高くはないので、むしろ良心的な値付けと言えるでしょう。
 流石に100mlは少なすぎたので、2~3個ぐらいかっておけば良かったと後で反省…


 上立ち香は若干青さのある草っぽい香りがそこそこに。
 含むと、濃厚複雑かつバランスの良い印象の旨味が素直な口当たりで入ってきて、個性的な渋味と酸、そして若干の辛さで輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘酸渋辛がそれぞれせめぎ合う感じでかつ少々加水感があり、スイスイ行けるタイプのものですね。
 後味もスッキリ系。

 とまあ一応感想も書きましたが、正直一口で飲めてしまうぐらいの量なので(それは言い過ぎか)、今回はオマケ程度に考えていただければ…
 大嶺は新蔵建てて増産予定らしいので、いつかじっくりやれることを期待していようと思います。

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紹介:「日本酒のカルテ」さんの同酒の記事
http://blog.livedoor.jp/sakechart/archives/2134657.html

名称:Ohmine Junmai 100ml
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:大嶺酒造株式会社
購入価格(税抜):240円/100ml
購入した酒屋さん:銀座君嶋屋
お気に入り度:つけるには量が少なすぎました/9.0

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タグ: Ohmine 純米

2017年11月22日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

安芸虎 純米酒 生酒

本日の家飲み 安芸虎 純米酒 生酒

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 高知県安芸市のお酒です。
 前回と同銘柄であり、「まるごと高知」購入酒のトリになります。

 高知酒は良く単に「辛口」とまとめられがちですが、今回まとめ飲みして思ったことは、結構前に土佐しらぎくの記事でも書いていますが、単なる辛口というより「最初にフワっと果実的な甘さが広がり」つつ、「後味が見事にスパッとキレる」ような、落差の激しいお酒に良く出会うなあということです。
 そして、私自身の尺度では正直「キレ」はそんなに重視しないのですが、この「甘さ」の方向性が本当に自分に合っているんですよ…今回しみじみ思いました。
 もちろん全ての高知銘柄に当てはまるわけではありませんが、経験上では相当な割合で出会っているので、やはりこれは大事にすべきでしょう、長野同様県ごとお気に入りに追加って感じですね。

 閑話休題、こちらはおそらくレギュラースペックであろう純米生の小瓶(300ml)入りです。
 ググってもあまり情報が無く、ラベル記載以上の詳細は不明ですね…
 単純に四合瓶換算しても1,000円程度と、お値段は非常にリーズナブル。
 

 上立ち香はほんのりと熟しつつもフレッシュさも残る、柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚ながらダレ感皆無の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、酸でしっかりと輪郭を保ち、最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よく熟した柑橘系果実といった趣の甘酸が主役、かつ苦渋はあまり感じず、素直にその芳醇な旨味を楽しめます。
 後味はほんのりと辛さを感じさせつつ、見事なキレ。

 奇をてらわない、かつ完成度の高い、芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 これまたまさに自分との相性抜群ですね…、小瓶なのがとても物足りなく感じました。
 それでこのお値段というのは素晴らしい!旅行先とかで見つけたら即買いしてしまいそうです。
 土佐酒の中でも、安芸虎に関しては銘柄ごと「【超】お気に入りに追加!」ですね。

名称:安芸虎 純米酒 生酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:15.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):430円/300ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.6/9.0

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■今回まとめ買い記念写真。「まるごと高知」さんには近いうちにまた行きたい!
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2017年11月18日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

無手無冠 純米酒 生の酒

本日の家飲み 無手無冠(むてむか) 純米酒 生の酒 

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 高知県高岡郡四万十町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは、銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」で購入したお酒です。
 個人的には、銀座~新橋近辺のアンテナショップ密集地というのは、日本酒購入においても極めて有用というか、穴場だと思っております。
 何といっても、首都圏にろくな販売チャネルを持っていない銘柄がちょくちょく売っているのが大きいですね、岡山アンテナショップの「桃の里」なんかはその典型でしょう。
 まあ基本的に冷蔵スペースが小さく生酒があまり置いていないというのはネックではあるのですが…
 なお「まるごと高知」に関しては例外的に地酒屋並みのスペースがあり、有料試飲も充実しているので特にオススメできるかと。

 何本かまとめ買いした中でトップバッターのこのお酒は、栗焼酎「ダバダ火振り」などでも知られる「株式会社 無手無冠」が醸したものになります。
 ラベルでも強く主張しているように、契約農家によるお米の栽培には相当力を入れているようですね、蔵元ホームページによると、有機肥料の原料にに栗焼酎の搾りかすも使っているとか…なかなか面白い相乗効果かと。
 商品ラインナップ上は「辛口」を謳ったものが多いようですが、私としては当然それらを避けて(笑)、セレクトしてみました。

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 上立ち香はマスカットの雰囲気のあるアルコールの香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚かつ引き締まった印象の甘酸味が力強く入ってきたかと思うと、強烈な辛さが尻上がりにやってきて、全てを押し流す形で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりマスカット感のある甘味がしっかりとあるのですが、酸がガッツリと仕事ををしているのに加え、辛さ、ただ単なるアルコール感で無く純米的な柔らかさも有る辛さによって、「芳醇辛口」のド真ん中を征くような完成度がありますね。
 後味はその辛さが見事に引き取って、力強くキレます。

 最初に感じる甘旨味の存在感が非常に強いながら、後味は辛口そのもののキレを見せる、フルーツ系芳醇辛口でした。
 やっぱりこの「時間差」という概念は日本酒においては非常に重要ですね、単体で飲むだけで凄く楽しいんですよええ。
 これで18度はヤバイなあ…、轟沈一直線な感じでスイスイ飲めてしまうまとまりもあります。
 いやこれは良い!コスパも文句ないレベルですし、少なくともこのスペックについては辛口派から甘口派まで一度は試してみてほしいですね。
 無手無冠、自分の中で「超要注目銘柄」にランクインです。

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名称:無手無冠 純米酒 生の酒
精米歩合: 麹米:55% 掛米:70%
使用米:不明
アルコール度:18~19%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社無手無冠
購入価格(税抜):1,324円/720ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年11月12日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏

本日の家飲み 井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄であり、登場は9回目とかなり多くなってきました。

 井の頭の夏酒になります、こちらは前回記事の「あべ」を買いに行った「大阪屋酒店(吉祥寺)」で購入したものです。
 都内では中々見かけない「井の頭」ですが、私今まで「信州おさけ村(新橋)」、「うえも商店(練馬)」でも購入しております、是非参考にしていただき、一度はセレクトして欲しいと思っております。
 知っている銘柄しか買わない方は多いでしょうし、その意味も十分理解できるのですが、たまには未飲銘柄に突撃するのも良いと思うんですよね、そしてその対象として私は「井の頭」はうってつけだと思う次第です。

 さて、今回購入したのは、私としては滅多に買わない夏酒版、 「まあ井の頭だし一度は飲んでみるか」の精神ですね(ちなみに飲んだのは8月)。
 ひとごこち59磨きの袋取りと、なかなか豪華というかちゃんとしたスペックです。

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 上立ち香はキリッとした印象のセメダイン混じりの果実香が仄かに。
 含むと、やはり引き締まった甘旨味が素直な口当たりで入ってきて、じわじわと染み出してくる苦味と程よい酸味で輪郭を保ちつつ、ほどほどの速度で流れ込んできます。
 味わいは、井の頭的な優しい旨味に、柑橘系の酸苦が寄り添うことで夏酒的な爽やかさを演出している印象、それでいて雑味の無い柔らかさがあるのが流石ですね。
 後味は苦酸が引き取りつつ程よく優しく引き上げる感じ。

 優しさとキリリ感を両立させたような、実に井の頭らしい夏酒でした。
 やっぱり癒し系ですよこの銘柄は…、それでいて夏酒らしい「飲みやすさ」がありましたね。
 ただ逆にしっかり夏酒しているので、私の好みからはちょっと外れてしまう面もあるという(笑)、まあ予想通りではありました。
 井の頭、今後もしっかり追っていきたいと思います。

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名称:井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:15%
日本酒度:+4
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 井の頭 純米

2017年11月10日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菱屋 別撰純米酒 生原酒

本日の家飲み 菱屋 別撰純米酒 生原酒

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 岩手県宮古市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述します。

 こちらを醸す菱屋酒造店は、所謂「被災蔵」の一つであり、しかも海岸線に近かったということで、甚大な被害を受けてしまいました。
 再建も危ぶまれる状態でしたが、市やボランティアの支援もあり、何とかお酒造りの再開にこぎつけたとのことです。
 そしてその復興を記念して「フェニックス」と銘打ったお酒を出しているのですが、それについては外でいただいた経験が有ります。
 ご苦労には本当に頭が下がる思いです…が、一飲み助としてはあくまで気楽にいただくことで、「飲んで応援」に繋げていきたいと思っております。

 今回いただくのは別撰純米とのことですが、とにかくラベルが簡素なのでどのあたりが別撰なのかは謎。
 ただ、ちょっと調べた限りでは「生原酒バージョン」はあまり出回ってなさそうですね、さすがシマヤさん。


 上立ち香は落ち着いたお米とアルコールの香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた印象のふくよかな甘旨味がトロリと入ってきたかと思うと、時間差で出てきたアルコールの辛さが強烈に全体を引き締め、チリチリ感を伴いつつ染み込んできます。
 味わいは、落ち着いたお米の旨味に果実的な甘酸味が絡みついた感じの旨味が前半の主役なのですが、後半は本当スパルタな辛さが全面を支配して、その落差が非常に印象的。
 後味はその辛さがガッツリと引き取って見事なキレ。

 とろみすら感じる濃厚な甘旨味と、その数瞬後に出てくる強烈な辛さの刺激が印象的な、いわば「時間差系芳醇甘辛酒」という感じのお酒でした。
 こういうお酒にはたまに出会いますが、飲んでいてなかなか楽しいです。
 私はどちらかというと優しく引き上げていくお酒の方が好きなのですが、世間一般的にはこっちのほうがウケがいいんじゃないかな…、食事にも合わせやすいですし。
 ともかく、菱屋、また別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:菱屋 別撰純米酒 生原酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社菱屋酒造店
購入価格(税抜):1,480円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 菱屋 純米

2017年10月11日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「タータンチェック赤ラベル」 純米 無調整生原酒 雄町

本日の家飲み たかちよ 「タータンチェック赤ラベル」 純米 無調整生原酒 雄町 

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄の一つですね。

 ひらがなラベルとしては、初めて雄町を使用した限定品のお酒となります、ラベルのタータンチェックが印象的ですね。
 (ちなみに、おりがらみの「タータンチェック青ラベル」も同時発売だったようです)
 最近私の家飲みセレクトでは、「ブラック Custom Made」「SEVEN」「Takachiyo AIYAMA」と新発売スペックが続いています。
 が、こういう風に新発売に飛びつきまくるっていうのは本当はあまりよろしくない気がしているんですよね…、実際蔵元の経験がない状態のスペックなら出来はバラつくのが当然ですし。
 そういうお酒が売れてしまうのも実は良くないような気もするのですが、ああそこはマニアのサガ、好奇心には勝てないんですよね…

 というわけで、今回のスペックは雄町の70磨きの無濾過生原酒、珍しく特定名称と精米歩合の記載が有りますね。
 扁平精米であることは変わらないようです、むしろこのくらいの低精白の方が、扁平精米の真価が発揮されそうな気もします。

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 上立ち香はちょっと熟しすぎて異臭になりつつある感じのトロピカルフルーツ香が気持ち強めに。
 含むと、インパクトの有る濃厚な甘酸旨味がグワッと入ってきて、一瞬後に出てくるアルコールの刺激やほんのりとした苦味で複雑な印象を与えつつ、最後まで濃度を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、やはりパイナップル的な華やかな甘酸味が主役なのですが、苦辛が、うーんなんとなく「スパイシー」という言葉が浮かぶ刺激を纏って面白い感覚。
 後味はそのピリピリな感覚が引き取ってキレます。

 濃度・粘度の高い甘酸味とピリピリした苦辛がせめぎ合う、個性派芳醇甘口酒でした。
 うーむ、面白いお酒ではありますが、私がたかちよに求めているものからはズレるかな…、ちょっと刺激が浮いていてせっかくの甘味をほっこりと楽しめない感じなんですよね。
 そもそもその甘味もちょっと力不足のような…、ただ、単純にもう少し「こなれれば」良い感じになりそうな片鱗も感じました。
 来年以降の、一本〆以外の「たかちよ」ブランドに期待していきたいと思います。

 開栓二日目はあまり印象は変わらなかったのですが、少量残した三日目は若干のピリピリを残しつつ割りと素直に飲めました。
 意外と飲み頃はもう少し先だったのかもしれません。

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名称:たかちよ 「タータンチェック赤ラベル」 純米 無調整生原酒 雄町
精米歩合:70%
仕様米:雄町
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: たかちよ 純米

2017年10月05日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

本日の家飲み 瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

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 広島県三次市(みよしし)のお酒です。
 家飲み、ブログでの登場は初めてですが、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)

 この瑞冠については、割と以前から有名地酒屋さんの取り扱いもあり、その筋では知られた銘柄という認識があります。
 私も以前より目は付けていたのですが、タイミングが合わずようやくの家飲みとなりました。
 記事のネタ探しに蔵元ホームページも見たのですが、最終更新が2015だったりいろいろと残念な感じでした…
 (ブログの最新日付はなんと2006だったり、「杜氏のブログ近日公開」みたいに書いておきつつ放置だったり、こういうの見ると何というかさみしくなるんですよね…無理するぐらいなら閉鎖しても良いのに…)

 スペック的には、山田錦で精米を70にとどめた、日本酒度+10の生もと生原酒という、いかにも力強そうなもの。
 蔵元で1年程度生熟後出荷というのも惹かれるポイントですね。
 手間がかかっていそうなわりには、お手頃価格なのも嬉しいところ。

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 上立ち香は熟したヤクルト(笑)的な、落ち着いた乳酸系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり若干熟成感のある太い旨味がググっと入ってきて、強めの苦辛をまといつつも口当たりは柔らかな印象のまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟したかつ引き締まった印象の米の旨味がしっかりと芯にあって、そこに強めの乳酸味が絡んで奥深さを添えつつ、苦辛も参加しながら最後までバランスを保つ質実剛健な感じ。
 後味は酸苦辛が引き取って力強くキレます。

 「骨太」という言葉が真っ先に浮かぶような、生もとらしい芯の強さが魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 私は基本的には苦辛が強いお酒は苦手なものが多いのですが、これだけ旨味がしっかりしていると、それも前向きに感じられるようになるのが素敵ですね。
 フルーティー酒の合間にこういうお酒を飲むと、また日本酒の奥深さをしみじみと感じられて良いです。
 瑞冠、近いうちに他のスペックも試してみたいと思います。

 温度が上がってくると、苦味が良い感じで引っ込みますね、こちらは冷やしすぎ注意。
 うっかり燗つけをするのを忘れてしまったのは痛恨事です…

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名称:瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+10
蔵元情報:山岡酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年09月21日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

唯々 渡船純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 唯々(ただただ) 渡船純米 無濾過生原酒

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 滋賀県湖南市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 私は最近お酒をセレクトする時、「信頼できる酒屋さん」で「飲んだことの無い銘柄」の「純米生酒」であれば大体それ以上情報収集せずに一度は買うようにしています。
 実際のところ、この業界の有名どころは大体抑えてしまった関係で、昔のようにがっつり情報収集して、自分の好みだけ狙おうとすると、ほとんど新規開拓できないんですよね。
 志のある地酒屋さんは新規取り扱い銘柄の開拓にも熱心ですし、そこに素直に乗っかるのが有用だと思う次第です。

 この「唯々」はまさにそういう銘柄ですね、うのかわ酒店さんのネットショップに新しく並んでいたので深く考えずセレクトしました。
 最近少々見る気がする「渡船」利用で、磨きは70にとどめて、お値段も安め。

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 上立ち香はセメダイン系ながら若干熟感もある香りがそこそこに。
 含むと、苦辛で強烈に引き締められた印象の旨味がググっと入ってきて、辛さで舌先をピリピリとさせながら、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいはやっぱり苦辛中心で極めてキリリとした印象の旨味が主役ですが、痩せた感じではなく存在感はあります、ただ私には若干キツさもありますね。
 後味はその苦辛でガッツリとキレます。

 全体的にスパルタ的な引き締まりがある、中濃度のキリリ系苦辛酒でした。
 う~む、それこそ「ただただ苦い」という印象が残ってしまいますね、ある程度飲み慣れるとドンドン飲める感もありますが、それだけといいますか…
 ただ、各所の評判を見るに、ほとんど苦味に触れたものがないので、これはスペックやロット(下手したらコンディション)的な問題のような気もします(値段も安いですし)。
 というわけで、唯々、できれば近いうちに他のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:唯々 渡船純米 無濾過生原酒
精米歩合:70%
使用米:渡船
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:竹内酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 唯々 純米

2017年09月19日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

浦霞 純米しぼりたて 生酒

本日の家飲み 浦霞 純米しぼりたて 生酒

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 宮城県塩釜市のお酒です。
 銘柄自体は外飲み経験ありで、家でも昔に飲んだことはありますが、ブログでは初登場。

 こちらのお酒も、「聖」同様、千葉市の「シマヤ酒店」さんで購入しました。
 同店は知る人ぞ知る日本酒の聖地というイメージがありまして、たまたま千葉市への出張があった折に、これ幸いと帰りに寄らせていただきました。
 感想としては兎に角売り場の広さ・商品のバリエーションに圧倒されましたね、冷蔵庫だけでも10面以上あったと思います、都内地酒屋の数倍は確実にあるでしょう。
 テンション上がり過ぎて四合瓶を8本も買ってしまい、帰りの電車は非常に大変でした…肩と腰をやられましたよ。

 折角の機会ですので購入酒も普段買えない(or買わない)セレクトを意識しました。
 浦霞は超有名銘柄ですが、生酒は結構珍しいんじゃないでしょうか。

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 上立ち香はアルコール混じりの濃厚なマスカット的果実の香りがそこそこに。
 含むと、クリーム的な濃厚さを感じる濃厚な甘旨味がトロリと入ってきますが、すぐにアルコールの辛さに引き締められながら、ピリピリと舌を刺激しつつ流れ込んできます。
 味わいは、やはりマスカットクリーム的(なんじゃそりゃ)な極めて濃厚な旨味が芯にあるのですが、辛さも結構強烈で、全体としては芳醇辛口という印象。
 後味は、当然のように辛さが引き取って見事にキレます。

 含んだときの印象と、後味の印象の落差が非常に激しい、抜群のキレを誇る良コスパ芳醇旨口酒でした。
 ここまでキレなくても良いだろうと個人的には思うのですが、そこを重視する人にはドンピシャかと思います。
 たまに思うのですが、こういう含んだ時には甘旨味が確かにありつつも、キレが凄いお酒っていうのは、「(芳醇)辛口」と認識する人が多そうな気がします。
 私はなんとなくこれを「辛口」と表現するには違和感があったりしますが…、それ以外の表現も中々難しいのも事実。
 ともかく、浦霞の実力を感じた一本でした。

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名称:浦霞 純米しぼりたて 生酒
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社佐浦
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.4/9.0

店外記念写真。良い雰囲気です。
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タグ: 浦霞 純米

2017年09月08日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

開春 純米生もと仕込 西田 生原酒

本日の家飲み 開春 純米生もと仕込 西田(にした) 生原酒

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 島根県大田市温泉津町のお酒です
 家飲みは初めてですが、外飲みは確かあったような…

 開春については、「お酒ミライ Tシャツ屋のお酒ブログ」さんが以前アップしている、「寛文の雫」という超イロモノ酒のレビューが印象深く残っています。
 非常にリアリティのある表現で興味はそそられるのですが、一升瓶を買う勇気は私にはありませんでした…(笑)
 というか個人売りする気があるならこういうイロモノ系で一升瓶オンリーはちょっといかがなものかとおもいますね、個人的には木戸泉が「アフス」を500ml瓶で売っていることこそ正しい(消費者目線の)姿勢だと思っております。

 というわけで、今回セレクトしたのは非変態系(笑)の純米生もと生原酒、といいつつ酵母無添加なんでありきたりなスペックではないですね。
 西田というのは、使用米の生産地区(大田市温泉津町西田地区)の名前で、蔵のすぐ近くのようです。
 裏ラベルには生産者名の記載もあり、お米の調達に関する意識の高さを感じさせます。

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 上立ち香はいかにも生もと的なクリームチーズ的発酵食品の香りがそこそこに。
 含むと、酸と辛さでしっかりと引き締まった印象の旨味が、しかしキツくない丸みのある口当たりで入ってきて、最後まで引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸味にコーティングされた米の旨味といった趣の、まろやかさとピリリ感を両立させた感じの複雑なもので、全体としてはやっぱり男酒的な筋肉質な印象が残ります。
 後味は辛さが引き取ってガッツリしっかりとキレます。

 甘さ控えめで酸が主張しながらも、どこかお米の優しさも感じさせるような、懐の深いお酒でした。
 この引き締まり方はいかにも山陰の生もと酒って感じですね。
 こういうお酒こそ、万能食中酒といえるのじゃないでしょうか、正直淡麗辛口などより料理を選ばない晩酌向けのお酒かと思います。
 開春、次はまた別スペックをいただいてみたいと思います(寛文の雫は四合瓶が出たら検討)。

 燗をつけると…いやあ想像通りピリピリ感は増しますね…、ただ旨味も太くなっていい感じで拮抗しています。
 このお酒は正直冷酒・常温・燗、どれでも楽しめるので、自分の好みの温度を探すのも面白いと思いました。

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名称:開春 純米生もと仕込 西田 生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:若林酒造有限会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年08月31日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

旦 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 旦(だん) 山廃純米 無濾過生原酒

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 山梨県大月市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 この「旦」については昨年、伊勢元酒店の店長さんオススメということで純米吟醸生原酒(速醸)をいただいています。
 その時は関東ではほとんど取扱い店舗が無いという状態だったと聞いていたのですが、最近あれよあれよと有力酒販店が取り扱いを始めてますね。
 ここらへん、もともと知名度と営業力のある酒造メーカーであることに加え、パーカーポイントが付いたことが大きいんじゃないかな…勝手な想像ですが。
 ともかく、初飲みの印象は非常に良かったため、今年もセレクトした次第です。

 スペック的には前回が速醸だったので今回は山廃にしてみました、ラベルに使用米の記載はありませんが、調べると山田錦と五百万石みたいですね。
 精米歩合は60、お値段は税抜1,300円台と良心的です。

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 上立ち香はいかにも今風山廃的な、セメダインと乳酸の混じったフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、結構刺激的な酸味がググっと入ってきて、最後まで唾液腺を刺激する酸っぱさが支配する味わいが続きます。
 初日は「あれこんなんだっけ」と思うぐらいに刺々しいですね、これはちょっと開栓後置いてみます。

 二日目の時点で、明らかに丸くなりました、甘味も出てきましたしこちらの方が断然良いです。
 これは注意書き必要なお酒だと思いますよ…、おそらく熟成耐性もバリバリあるでしょう。
 しかも三日目以降はさらにハッキリと甘味も出てきました、うーん面白い!

 さらに燗をつけると…、うおまた酸が復活してきましたね。
 ただ最初の刺々しい感じではなく、じっくりと飲める印象になっています。

 強烈な酸がみるみる落ち着いていく様子が楽しめる、山廃らしい力強さを感じるお酒でした。
 ちょっとびっくりしていつもの感想スタイルでは無くなってしまいましたね。
 最近こういう開栓後少し待つべきタイプのお酒を飲むことが増えてきたので、その場合の紹介の仕方はちょっと考える必要があるかもしれません…
 ともかく、旦は今後要注目銘柄かと思います、今後も追っていこうかと。

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名称:旦 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦・五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:笹一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,333円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0(開栓直後は8.1)

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タグ: 山廃 純米

2017年08月13日 山梨の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 三光「蛇形」(さんこうじゃがた) 山廃純米 無濾過生原酒 26BY

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 岡山県新見市のお酒です。
 銘柄的には、外飲み、家飲み含めて初めていただきます。

 こちらを醸す「三光正宗」さんのお酒としては、杜氏の名を冠した限定品「克正」を以前いただいています
 今回も迫力のあるラベルが目につきますが、注目すべきはやはり「販売店限定要説明手売専用品」の文言でしょう。
 ネット販売をはじめとする、購入へのハードルを下げる昨今の地酒の売り方とは真逆を行く、「わかってるやつが売り、わかったやつが買ってくれ」的なこだわりを感じますね。
 前から気になってはいたのですが、今年の熟成系チャレンジの一環としてセレクトしてみました。
 
 スペック的には「雄町」「磨き80」「山廃」「無濾過生原酒」と如何にも強そうな感じ、そして26BYかつ製造年月は29.3と蔵元で2年以上熟成を経ています。
 店頭には27BYが並んでいたのですが、購入時店長さんに相談したところ「26BYも有りますよ、まるめちさん(実際は本名)なら、多分どちらでもイケると思います」と言ってくれたので、せっかくだからと26BYを選びました。
 また、生酒なのに要冷蔵表記が無いのも特筆すべき点かと思います。


 上立ち香はセメダイン的ケミカルさがハッキリと出てくるくせの強いものがそこそこに。
 含むと、若干の甘さを彷彿とさせる芯の強い旨味が、非常に強い酸味を伴ってドドドと強烈な力強さで流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりケミカルさは強めに感じますが、同時にレーズン的酸味混じりの熟した甘旨味を素直に感じられる独特のまとまりを感じます。
 後味は徹底的に酸味が引き取って見事にキレます。
 (ここまでは開栓直後の感想)

 で、私の感覚だと、開栓直後はちょっと酸味が強すぎる感じなのですが、開栓後酸が落ち着いてくると、どんどんまとまりがでてきて力強い旨味を素直に感じられるようになっていきました。
 ちょっとクセっぽいケミカルさも上手いこと全体に溶け出して、むしろ低精白とは思えないほど雑味の無い印象を受けるようになります。
 最終的に500mlの小瓶にちまちま移して、常温保存で一ヶ月ぐらいかけて飲んだのですが、ダレ・劣化は全然なく、このくらいなら上がりっぱなしですね。

 いやあ、とにもかくにも「力強い」という形容が浮かぶ、開栓後上がりまくりの超個性派完熟旨酸酒でした。
 生酒でこれは凄いことだと思いますね…、もはやフルーティー系冷蔵必須生酒とは完全に別ジャンルの飲みものかと思います。
 確かにこれは四合瓶で説明無しで売ったらその魅力の半分も発揮されないでしょう、保管が楽ということもありますし、これなら一升瓶限定でも納得できます。
 蛇形、日本酒特に生酒について、未経験の可能性を感じさせてくれた一本でした。

 そして開栓後数日経ってからの燗は…、いやあ見事に旨味が増して非常に良いですね。
 さらに燗冷ましになると、驚くべきことにキツさが霧消してジュース的な飲みやすさすら出てきます。
 こりゃ面白すぎですねえ、まさに玄妙という言葉が浮かぶ味わいの変化、一升瓶でも全く飽きずに飲み終えました。

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名称:三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:三光正宗株式会社
購入価格(税抜):2,805円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年08月09日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

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