池雲 純米 無濾過生原酒 「CLOUD」

家飲み記録 池雲 純米 無濾過生原酒 「CLOUD」

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 京都府舞鶴市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは店頭初見衝動買い案件ですね、人形町の新川屋佐々木酒店さんで購入しました。
 同店購入酒としては最近では伊乎乃白木久田光など、ちょっと前には吟田川鴎樹等々を紹介しています。
 このラインナップや同店のホームページを見ていただければ自明のことかと思いますが、同店は流行り・有名銘柄とは一線を画す、ひと味違った感じの銘柄セレクトをしており、私のような人間としては冷蔵庫を眺めるだけでもとても楽しいです。
 人形町に寄る機会はあまりないのですが、その時は大体同店と小山酒店さんを回り、腰に負担がかかるレベルの本数を抱えて帰ることになりますね。

 閑話休題、蔵元ホームページによると、こちらのお酒は丁度今回リニューアルされたらしいです。
 今年は麹は五百万石、掛米はコシヒカリ、精米歩合65%の無濾過生原酒。
 特筆すべきはお値段で、税抜1,200円を切る良心的価格設定となっています。


 注ぐと、ちょっとだけ濁ってますね。

 上立ち香は甘酸っぱい感じの果実香がそこそこに。
 含むと、高濃度の甘酸味がググっと入ってきて、結構味の多い印象を与えつつも、酸の働きでギリギリ重さを感じさせずに、最後まで力強く染み込んできます。
 味わいは、うーむこれはやはり柑橘系果実系の甘酸味が主役ですね、ただフレッシュというよりは落ち着いていて、じんわりと甘酸の旨味を味わえるのが素敵な感じ。
 後味は酸が引き取る感じで、しっかりキレます。

 甘旨と酸が主張し合いながらも絶妙なバランスを保つ、芳醇ながらキレの良いハイコストパフォーマンス酒でした。
 いやあこのレベルでこのお値段は素晴らしいですね、既に飯米の良さをしっかり引き出せている印象があります。
 前はこれより重かったらしいので、これはリニューアルとしては大成功なんじゃないでしょうか。
 池雲、今後是非他のスペックもいただいていきたいと思いました。

 なお、温度が上がってくると重さの方が出てくるので、しっかり冷やしていただくのがオススメ。
 そうすれば、お値段以上の飲みやすさと飲みごたえを兼ね備えたお酒としてガッツリ楽しめると思います。

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名称:池雲 純米 無濾過生原酒 「CLOUD」 
精米歩合:65%
使用米: 麹:五百万石 掛:コシヒカリ
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:池田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,143円/750ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

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2018年06月12日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

金蘭 亀の世 辛口純米 限定生酒

家飲み記録 金蘭 亀の世 辛口純米 限定生酒

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 長野県松本市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、長野酒特集の5本目。

 同蔵の他銘柄には「アルプス正宗」があります、そちらは覚えがあったのですが、亀の世というのは完全に初見でした。
 そういう見たことも聞いたこともない銘柄をノリで買うのが、旅行・出張時購入の醍醐味だと思います、今日日ちゃんとしたお店でスペック見た上で買えば、大きく外すことなんてほぼありませんしね。
 ところで、このお酒を買ったあとに、同蔵の酒造事業がコンクリート製造販売の昭和産業(岐阜市)に譲渡されたという記事が日経に掲載されていました。
 理由は後継者不在らしいですね、今の地酒業界では蔵元が杜氏になって華々しく活躍する明るいパターンにスポットライトが当たりがちですが、こちらの蔵のようなパターンも多いんじゃないでしょうか。
 飲み手からすれば、技術・設備・ブランド、そして味わいの継続性が重要だと思うので、経営部分が外部の安定資本の傘下に入るのは十分アリなんじゃないかと、個人的には思います(少なくとも廃業よりは良い)。

 閑話休題、スペック的には、使用米不明、精米歩合70の生酒です。
 辛口表記で、日本酒度+10なので、あまり甘味には期待できませんが、できるだけ先入観を持たずにいただきます。

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 上立ち香はスッキリとした、果実系とセメダイン系の間的な香りがそこそこに。
 含むと、ギッチリ引き締まった印象の旨味がググっと入ってきて、最後までその印象を保ったまま、キリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ちょっと苦じょっぱさ(?)を伴った筋肉質の旨味が主役、酸もしっかりあって、ちょっと草っぽい感じもありますね、全体としては旨味とスッキリさをしっかり両立させている印象。
 後味は、草の青さと酸が働いて、見事にキレます。

 お米の旨味ドッシリ系でなく、青いスッキリ感と引き締まり感が魅力の、新しい芳醇辛口酒という感じのお酒でした。
 なかなか個性的で面白い感じでしたね、生酒らしさと辛口っぽさが両方あって、かつ食事に合わせやすい印象があります。
 甘味偏重派の自分には合わないタイプでしたが、好きな人は相当多いことでしょう。
 亀の世とアルプス正宗、今後の展開にも注目していきたいと思います。
 
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名称:金蘭 亀の世 辛口純米 限定生酒
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:15度
日本酒度:+10
蔵元情報:合名会社亀田屋酒造店
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.2/9.0

■おまけ:長野旅行でのベストショット(竜神の滝)
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 長野の山中って本当「雪国」なんだなあと思いましたね。

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2018年05月19日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

信濃錦 「艶三郎」 純米無濾過生原酒

家飲み記録 信濃錦 「艶三郎」(つやさぶろう) 純米無濾過生原酒

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 長野県伊那市のお酒です。
 外飲み経験は有りますが、家飲みは初めて、長野酒プチ特集の3本目になります。

 前回に引き続き長野旅行の土産酒です、こちらは駅前の「中島酒店」さんで購入しました。
 このお酒のラベルにはQRコードがあり、そこからかなり詳細な記載のある商品紹介ページに飛べるようになっています、最近たまに見る形式ですね。
 そのページやラベルにも記載ありますが、「艶三郎」という名は、その昔蔵の地元伊那荒井地区の水資源開発に貢献し、そこでの米作りの基礎を築いた「御子柴艶三郎」という人物を由来とするとのこと。

 使用米は、まさにその荒井地区で栽培されたひとごこち、精米歩合は70と控えめですが、お値段はなんと税抜1,000円ポッキリ。
 地酒、それも酒米を使った無濾過生原酒としては極めて良心的なお値段と言えるでしょうね。

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 上立ち香は程よく熟しつつも爽やかな感じの柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり落ち着いた感じのバランスの良い旨味がスルリと入ってきて、程々の酸で輪郭をしっかり整えつつ、自然な感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかり熟して甘味が増した蜜柑的な甘酸味が純然たる主役、苦味はほんの少々で甘味の心地よさをストレートに感じさせてくれますね、かつ全くダレ感も無し。
 後味は、酸主役かつ苦味は最低限ながら、いい感じで見事にキレます。

 心地良い甘味と後味のキレ、という多くの日本酒が直面する命題を、ハイレベルに実現した芳醇キレ酒でした。
 良く良く味わうと草感とか色々と複雑な味わいがして、ちょっとうるさい面もあるのですが、酸がしっかり働いているおかげでダレは感じませんでしたね。
 そしてやはりこれで1,000円は素晴らしい!個人的に地元産ひとごこち利用の長野酒にはコスパに優れるものが多い印象がありますが、その中でも出色の出来かと。
 実は同蔵のお酒をもう一本同時購入しているので、次はそちらを紹介します。

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名称:信濃錦 「艶三郎」 純米無濾過生原酒
精米歩合:70%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17.5度
日本酒度:-2前後
蔵元情報:合資会社宮島酒店
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:中島酒店(松本)
お気に入り度:8.5/9.0(値段も考慮に入れて)

■おまけ:中島酒店さん外観
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2018年05月15日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

神渡 純米生酒 極寒しぼり 氷湖の雫

家飲み記録 神渡 純米生酒 極寒しぼり 氷湖の雫

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 長野県岡谷市のお酒です。
 銘柄的には初ですが、同蔵のお酒としては2回目の登場になります、長野酒プチ特集2本目。

 こちらは長野旅行時に、松本市の相澤酒店さんで購入しました。(同店のホームページは手作り感溢れてますが、更新を続けているのは素敵)
 東京じゃあまり見ない銘柄だなあと思って購入したのですが、造り手の(株)豊島屋は首都圏では「豊香」で知られるところでしたね。
 そういえば地元銘柄が「神渡」ってどっかで聞いたことあったなあ、旅行先のセレクトとしてはミスったかも…
 と思ったのですが、この「氷湖の雫」というお酒自体は多分現地以外じゃ買えないでしょうし、良しとしましょう。

 商品自体は蔵元ホームページに商品紹介がありますね
 が、使用米等マニア向けな情報は皆無でした、まあ地元向けじゃしょうがないか…

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 上立ち香は酸メインでちょい甘を感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、輪郭のしっかりした甘酸味が力強く入ってきて、最後まで引き締まりと透明感を保ったまま、ゆっくり染み込んできます。
 味わいは、甘味と酸味が拮抗し、非常に飲みやすい感じながら芯の強い旨味が中心にあって、少々の渋味もあり、自然に飲み進められますね。
 後味は酸渋が引き取って自然にキレます。

 全体としてバランスのとれた甘酸味が最後まで飲みやすさを演出する、
 自分にとっては加水感を感じてしまいますが、そういう人間以外にとってはまさに「飲みやすい」お酒なんじゃないでしょうか。
 前に飲んだ「豊香」も結構軽さを感じたので、この辺りは蔵として共通するものがあると思いました。
 が、やっぱり違うところも多いですね、やっぱり豊香の方が個性がハッキリしている感じです、今回の神渡は個人的にはちょっと物足りない感があったかも。
 ともかく、豊島屋のお酒は今後も注目していきたいと思います。

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紹介:長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳さんの、同蔵の蔵開きレポート記事
http://blog.livedoor.jp/namappi/archives/1070925846.html

名称:神渡 純米生酒 極寒しぼり 氷湖の雫
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社豊島屋
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:相澤酒店(松本)
お気に入り度:8.3/9.0

■おまけ①:相澤酒店さん外観
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■おまけ②:旅行の連れ(まあ言ってしまうと母なんですが)が同店で買ってたお酒
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 この一合瓶は樂國信州 信州地酒味巡りシリーズということで売り出されてるみたいですね。
 種類も多いみたいですし、飲み比べという意味でも良い商品だと思いました。

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タグ: 神渡 豊香 純米

2018年05月13日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

Shirakiku (白木久) 純米無濾過生原酒 

家飲み記録 Shirakiku (白木久) 純米無濾過生原酒 

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 京都府京丹後市のお酒です。
 家飲み・外飲み含め、確か初めていただきます。

 最近は割と手当たり次第に未飲銘柄をチョイスしておりますが、これもその一本ですね。
 こちらについては見た目のインパクトも凄いと思います、ワインっぽい緑の750mlボトルで、あまり見ないガラス栓を使っていました(写真撮り忘れたなあ)。
 雰囲気的に、以前飲んだ参宮アンプレヴュを思い出しましたね、かなり勝負に出ているデザインかと。
 同蔵は他にも「銀シャリ」とか「バサラ」といった、日本酒離れしたインパクトのあるネーミングのお酒を出しているようです。

 スペック的に特筆すべきはやはり「丹後産コシヒカリ100%」で造られているということでしょう。
 酒造りに使うのは難しい飯米、それも地元産の米をあえて使う蔵には確固たる信念があって、実際お酒としてもレベルが高いものを出してくる印象があります。
 (例)風の森と秋津穂戦勝政宗とひとめぼれ一ノ蔵とササニシキ
 飯米の王ともいえるコシヒカリを60%まで削って醸したこのお酒、果たしてどのようなものでしょうか。

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 上立ち香はある意味想定通り、爽やかな酸を感じるフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、甘酸っぱい感じの旨味が勢い良く入ってきて、最後まで酸でギリギリ輪郭を保ちつつ、じわじわと染み入ってきます。
 味わいは、いかにもワイン系日本酒という感じの、酸が最初から最後まで主役を演じる味わいで、甘さの存在感も強く、渋味がちょっと重い印象もあたえるのですが、最終的には酸の働きでダレを防いでいる印象。
 後味は、ほんのりと渋味を口中に残しつつ、やはり酸が仕事をしてキレます。

 見た目通りの日本酒離れした甘酸っぱさが特徴的な、新世代の芳醇旨口さけでした。
 若干味がうるさい部分もあるのは飯米利用故かな…、ただ、とにかく酸の使い方が旨くて、最近の「こっち系」のお酒の中でもレベルが高い印象。
 また、酸だけじゃなくて甘味がちゃんとあるのが個人的には嬉しいです。
 実は結構凄いと思うのが、口当たりで度数17~18を感じさせないところなんですよね、それこそワイン党でも普通に楽しめるんじゃないかしら。
 白木久、次はまた別の、面白い名前のシリーズを飲んでみたいと思いました。

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紹介:「日本酒愉快者ブログ」さんの同スペックの記事
http://osakefunky.hatenablog.com/entry/2018/01/28/211156

名称:Shirakiku (白木久) 純米無濾過生原酒 
精米歩合:60%
使用米:コシヒカリ
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:白杉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/750ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 白木久 純米

2018年05月07日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

残草蓬莱 純米 しぼりたて 生原酒

家飲み記録 残草蓬莱 純米 しぼりたて 生原酒

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 神奈川県愛甲郡愛川町のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね(昇龍蓬莱入れると4回目)、そこそこの頻度かと思います。

 前回の記事で書いた通り、こちらの蔵では28BYの時点でそれまでの杜氏が移籍しており、このお酒も新体制で醸されたものになります。
 今回自分としては、わざわざ杜氏の移籍元と移籍先のお酒を飲み比べるという、微妙に意地の悪い(笑)飲み比べを取り行ってみた次第です。
 ただ、実際この移籍は円満移籍だったそうで、たまにある杜氏と経営陣の対立みたいなゴシップ的ネタはないようです。(もちろんそれにこしたことはないのですが)
 
 スペックはあまり詳しい記載ありませんが、精米歩合75%、新酒しぼりたて生のお酒です。
 結構な低精白ですね、お値段も税抜1,250円とかなりお安め。
 インパクトのあるラベルデザインが店頭では目を引いていました。

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 上立ち香は…、むっほとんど無いですね、濃いめの果実的な香りがほんの仄かに。
 含むと、味が多い印象の濃い旨味がドドドと入ってきて、甘旨渋苦をそれぞれ感じさせながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、新酒の荒々しさをストレートにぶつけてくる、五味がそれぞれ遠慮せずに主張することでバランスを取る感じの、淡麗の真逆を行く濃厚さがあるもの。
 後味は、苦味を若干残しつつも、意外なほどちゃんとキレます。

 新酒らしく暴れん坊な感じながら、変なクセや飲みにくさはある程度抑えられている、なかなか面白い芳醇旨口酒でした。
 最近思うことですが、新酒第一弾はやっぱりちょっと荒いお酒が多いですね、今回もそんな印象です。
 ただ、精米歩合を考えれば十分な出来のような気もします、コスパ面では良好。
 また、昔飲んだグリーンラベルに方向性としてはやはり近いと思いますね、杜氏さんが変わってもしっかり味わいは受け継がれていそうだという印象も受けました。
 残草蓬莱、今後も注目してきたいと思います。 

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名称:残草蓬莱 純米 しぼりたて 生原酒
精米歩合:75%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:大矢孝酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

■せっかくなので飲み比べ記念写真

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 個人的には、今回は水府自慢の個性に軍配を上げたいと思います。
 が、スペックも値段も全然違うので、今後どっちが良さそうとはは当然言えません、両蔵とも引き続き注目ですね。

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タグ: 残草蓬莱 純米

2018年05月01日 神奈川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大関 ワンカップ 純米にごり酒

家飲み記録 大関 ワンカップ 純米にごり酒 

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 兵庫県西宮市のお酒です。
 家飲み・外飲み共に多分初めていただきます(昔気付かないうちに飲んでたかも)、にごり酒特集の11本(?)目、最後になります。
 
 所謂ナショナルブランドの日本酒を紹介するのは、当ブログでは初めてなんじゃないでしょうか。
 実はこのお酒、一時期Twitter及び日本酒ブログ界隈で話題になっていたんですよね、今回折角にごり酒を特集したので数ヶ月遅れで乗ってみました。
 
 パッと検索しただけでも、下のお三方の記事が出てきますね、しかもほぼ高評価。
 ・「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの記事 (多分震源地(笑))
 ・「しーたかの日本酒アーカイブ」さんの記事
 ・「長野県内外の美味しい“いっぽん(日本酒)”記録帳」さんの記事

 ちなみに私の大手酒に対するスタンスとしては、「特に否定的ではないけど、他に飲みたいお酒が多過ぎて手が回らない」という感じです。
 また、この辺りについてはかの「地酒屋こだま」さんの昔のブログに、とても共感できる記事があるのでリンクしておきます。
地酒屋こだま TAKE’s ROOM「たまには大手の酒を呑んでみる。【上善如水/大関 上撰 辛丹波荒事】」
 大手メーカーの技術の高さを認めつつ、あくまで「美味しさの向こうに造り手の顔が見える地酒」を応援していくというスタンスは、一飲み手の立場からもとても素敵だなあと思いますね。

 閑話休題、スペックについては商品紹介ページをご覧ください
 日本酒度-33、アルコール度数11%という辺りはかなり特徴的と言えるでしょう、なお火入れ有り。
 ちなみに近所のローソンで2本買いました、9月製造で4月購入・開栓でしたので、常温棚に半年以上陳列という過酷な環境を経ているお酒になります。

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 上立ち香はやはり火入れ&アルコール的な香りが気持ち強めに。
含むと、意外にもスッキリとしていて程々の濃度の旨味がトロリと、ただ若干粉っぽさを伴って入ってきて、最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、驚くほどクセ(火入れ感&アルコール感)が抑えられた印象で飲むヨーグルト的な風味を伴った米の旨味が主役、苦渋も皆無ながら、そもそも味の濃度がちょっと薄い感じですね。
 後味は粉を口中に残しつつ、味自体は見事に引き上げます。

 にごり酒らしい旨味を残しつつ、マイナスになり得る味を丁寧に排していったような、まろやか軽やかにごり酒でした。
 いやあ正直商品イメージと真逆な上品さがありますね。
 ただ、私にとっては軽い≒「薄い(濃いの反対&厚いの反対)」という印象をハッキリ感じたお酒でもありました、これは明らかにいつも飲んでるお酒とのギャップという形で出ています。
 口に含んだ時に、味自体は出ているものの、地酒らしい複雑味や奥深さはやはり欠けていると感じました。

 といいつつ、裏を返せばコンビニで買える飲みやすさと日本酒らしさを両立させたお酒ともいえます。
 この保管状況で全く劣化を感じさせないというのも、見事としか言いようがないですね。
 コスパ・入手性を含めれば素晴らしい商品でしょう、これなら気楽な晩酌酒としてチューハイ等と勝負できるかも。
 今後菊水ふなぐちと共に、地酒が飲めない状況での切り札として覚えておこうと思います。


 折角説明書きもあったので2本目はレンジ燗にしてみると、完全に甘酒的な香りになりましたね。
 飲むと、甘味が増してなんか面白い味わいになりますが、ちょっとアルコール感が表に出てきちゃうかな。
 これは冷やして飲んだほうが、長所をストレートに楽しめる気がします。

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名称:大関 ワンカップ 純米にごり酒
精米歩合:78%
使用米:不明
アルコール度:11%
日本酒度:-33
蔵元情報:大関株式会社
購入価格(税抜):236円/180ml
購入した酒屋さん:近所のローソン
お気に入り度:8.2/9.0

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2018年04月22日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:6

鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒

家飲み記録 鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね、にごり酒特集の9本目。

 鶴齢は、外飲みでの印象もいつも安定して良く、個人的には鉄板銘柄の一つだと思っています。
 今回にごり酒をまとめ買いしている最中、持って来いの商品を見かけたので速攻でキープしてしまいました。
 なぜか立派な箱入りですね、雪の結晶が舞う中、鶴が飛ぶというデザインは銘柄名とも相まってなかなか素敵。

 蔵元ホームページには商品紹介がしっかりありますが、使用米はなぜか「酒造好適米」とほぼ意味の無い記載…。
 酒屋さんによっては「越淡麗」と明記しているみたいですが、詳細は謎です、精米歩合は60。
 箱入り密閉栓だったので、まあある程度は持つだろうと見越して、11月購入ながら2月開栓となりました。

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 注ぐとがっちりシュワシュワしてますね、密閉栓様様というべきでしょう。

 上立ち香は、ガスを強く感じる、セメダイン系のスッキリとした香りが控えめに。
 含むと、硬度の高い印象のしっかりした旨味が、シュワシュワとした口当たりでググっと入ってきて、少々の苦味も手伝ってギッチリ輪郭を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット系の甘酸を感じる力強くかつ引き締まった旨味が主役、ガスも相まって、非常に飲みごたえがありつつ、ガンガンイケてしまう魅力もあります。
 後味は苦酸がしっかり引き取る感じで見事にキレます。

 もともとしっかりした旨味を、バランスを保ったままさらににごりがブーストするような、極めて完成度の高い濃厚にごり酒でした。
 購入した酒屋さんによると、この「にごりざけ」は昨年まで本醸造で出ていて、純米スペックとしては今年初登場だったらしいです。
 それでこれだけの完成度なのですから、蔵元の実力をビンビンに感じますね、コスパも文句無し。
 個人的にも、旨味甘味を重視したこういうにごり酒が増えてくれること自体、嬉しい限りです。
 鶴齢への信頼を一段と増してくれた一本でした。

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名称:鶴齢 純米酒 にごりざけ 生原酒
精米歩合:65%
使用米:越淡麗
アルコール度:17%
日本酒度:+1
蔵元情報:青木酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年04月18日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

琵琶のさざ浪 純米活性もろみ酒

家飲み記録 琵琶のさざ浪 純米活性もろみ酒 

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 埼玉県入間郡毛呂山町(もろやままち)のお酒です。
 家飲み外飲み含め初めていただきます、にごり酒特集の6本目。

 琵琶のさざ浪の名前自体は結構前から知っていつつも取扱店の関係で購入機会がなかったのですが、今回うえも商店さんでたまたま見かけたため、衝動買いしてみました。
 蔵元ホームページを覗いてみたら、この「もろみ酒」は予約限定で蔵元直販していたみたいですね、まさに新酒の時期の限定品なのでしょう(その辺りのお酒でも、普通に酒屋さん通して買えるところに現代のありがたみを感じます。)
 ホームページを見る限り、地ビールや地ワインにも力を入れているようです。
 で、そのブリュワリーを会場に、先日「第8回 婚活イベント inもろやま」なんてのも行われたとか…、なんというか時代を感じますね。

 あまり詳しいスペック記載はありませんが、精米歩合70の純米生で、アルコール度数は14度と低め。
 残念ながら穴開き栓ですが、多分密閉栓だと完全に爆発する系でしょうね。
 裏ラベルに明記されているとおり製造、蔵出は共に11月、12月購入で、1月開栓です。

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 上立ち香はガスとアルコール混じりの米粉的香りがそこそこに。
 含むと、酸とガスでガッチリ引き締まった感じの旨味がシュワシュワと入ってきて、最後までキリリとした印象のまま、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、まさにお米由来な感じの旨味が芯にあって、結構酸味が強め、でも嫌な苦味はほぼ感じず、旨味をストレートに力強く感じさせてくれるもの。
 後味は酸とガスが完全に引き取って、あまり粉っぽさとかも感じさせない見事なキレ。

 シュワシュワキリリ系として非常に完成度の高い、グイグイイケてしまう濃厚にごり酒でした。
 注いだときはドロッドロな雰囲気なのですが、実際飲んでみるとガスの働き(&低アルっぽさ)で、全然重く感じなかったです。
 穴開き栓でこれだけ活きがいいっていうのは相当なものだと思いますね、蔵出し直後がどうだったかも少し気になりますね。
 琵琶のさざ浪、また別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:琵琶のさざ浪 純米活性もろみ酒
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:麻原酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年04月12日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

仁勇 純米生 とろり酒

家飲み記録 仁勇 純米生 とろり酒

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 千葉県成田市のお酒です。
 同蔵のお酒のブログでの登場は4回目ですね、にごり酒特集の5本目。

 上で4回目と書きましたが、今まで飲んだのは3回とも別ブランドの「不動」になります、仁勇は地元銘柄になりますが、日本酒勢の中では圧倒的に不動の方が知られているでしょうね。
 今回、甘旨にごり酒をまとめ買いしている最中、「極甘口」を明確に謳うこのお酒が気になり、セレクトした次第です。
 「砂糖が入ってないのにこんなに甘い!」というのが売りっぽいです。
 
 ラベル記載の「もち米四段仕込み」は、ロ万とか勢正宗が採用している製法ですね、基本甘味系のお酒になるはず。
 ググった限りでは、日本酒度は-90になるとか…とんでもない数値ですね、これ以下のお酒で私が知っているのは玉川タイムマシンだけです(こちらは-96になったこともあるらしい)。
 アルコール度数も11度と相当低め。
 見た目ほぼもろみそのままっぽいですが、純米を名乗っているということは一応荒くこしてはいるんでしょうね。
 穴開き栓ということもあり、12月出荷分を1月の早めには開けました。

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 注ぐと、とろりというより、もうドロドロですね(笑)蛇の目の底も一切見えない濃さです。

 上立ち香は甘酒的な甘いお米の香りが仄かに。
 含むと、やはり個性的かつ露骨な感じの甘味がトロリと入ってきて、普通に噛めるぐらいのドロドロ感で、最初から最後までその甘味を中心にしつつ、ゆっくりと胃に入り込んできます。
 味わいは、甘酒的な甘味が厳然たる主役で、乳酸飲料的なニュアンスや少々のアルコール感を纏ってはいますが、基本は甘味一辺倒という印象。
 後味は少々ベタっとした感じがやはり残りますね。

 お米由来の甘味をこれでもかというぐらいに味わえる、甘酒に限りなく近い感じのにごり酒でした。
 う~む、日ごろ事あるごとに「もっと甘味が欲しい!」と騒いでいる私ですが、これは流石に甘過ぎでした…(私が甘酒嫌いなことも影響あり)
 というより、普段私が推している甘口酒が、いかに複雑な味わいであるかを再認識しましたね。
 が、オンリーワンのお酒であることは間違いないでしょう、「我こそは最強の甘党なり」という方には是非試してみて欲しいですね。
 不動は辛口よりのにごりも出しているみたいなので、次はそちらも試してみたいところです。

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名称:仁勇 純米生 とろり酒
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:11%
日本酒度:-90
蔵元:鍋店株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.1/9.0

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2018年04月10日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY

家飲み記録 玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね、にごり酒特集の4本目。

 こちらのお酒は私が昨年のにごり酒特集のダントツMVPとして選んだお酒です。
 「甘・旨・酸・ガス」が主張し合いつつもバランスを取るその味わいは、私がにごり酒に求めているものをそのまま体現したかのようで、自分の中では本当にとんでもない掘り出し物でした…
 (詳しい感想については昨年の記事をご参照ください
 当然今年も真っ先に確保した次第です、いわばにごり酒特集の中でのディフェンディングチャンピオンたるお酒になりますね。

 スペック的には…、おお、去年よりも裏ラベルが詳しくなってる!なんとなく感動。
 五百万石、精米歩合70、アルコール度数14度というのは昨年と同じですね、たぶん定番ものとして安定しているのでしょう。
 日本酒度は-30と、にごり系らしく極低ですが、酵母が7号系だったり、アミノ酸度が意外と低めなのには山陰系っぽいニュアンスを感じますね。
 なお、穴開き栓で、昨年12月出荷12月開栓です。
 
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 上立ち香は、カルピスソーダ的な、スッキリしつつクリーミーな香りがそこそこに。
 含むと、しっかりとしたお米的な甘旨味が強めのガス感を伴ってシュワシュワと入ってきて、最後まで存在感を保ったまま、ジュワーッと染み入ってきます。
 味わいは、やはりカルピスソーダ的な甘酸味に、お米由来の旨味、少々の粉っぽさとトロミが加わって、非常に飲み応えがありますね、それでいて嫌な苦味や重さは皆無。
 後味はこれがまたしっかり酸でキレるんですよ…、見事の一言。

 とろとろしつつ、キレもコクも見事に備えた、お米という穀物のポテンシャルをバリバリに引き出した印象の、甘旨しっかり系にごり酒でした。
 甘味も素敵なのですが、このお酒の主役はやっぱりガッチリ芯がしっかりした旨味と言えるでしょう、なかなか他にはないタイプだと思います。
 実は購入時に「出荷直後は甘いけど、数ヶ月経つと瓶内発酵が進んで甘さが抑えられてくる」というお店の人のコメントがありました。
 私としては甘味が減っちゃ困るので即開けしたわけですが、こうなると骨太旨味酒と化したこのお酒も飲んでみたい気もしてきました。
 ともかく、この玉櫻は、今年も現状雪だるま、花陽浴を抑えて暫定チャンピオン・ニゴリですね。

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名称:玉櫻 純米生 とろとろにごり酒 29BY
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:14%
日本酒度:-30
蔵元情報:玉櫻酒造有限会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店(尾久)
お気に入り度:8.7/9.0

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2018年04月08日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY

家飲み記録 荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY

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 大阪府泉佐野市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、にごり酒特集3本目。

 以前の記事でちらと触れた「大阪出張の際に購入した大阪産のにごり酒」がこちらになります。
 裏ラベルには「浅野日本酒店・限定発売品」と大きく記載が有りますね、酒屋さんとしても割と貴重な地元大阪の銘柄ということで、関係を大事にしていることが伺えます。
 ちなみにこちらを醸す北庄司酒造店では、ユニークな試みとして「大阪大学の日本酒サークルとの提携」で「hajime」というお酒を開発・販売しています。(リンク先は阪大報道サークルのブログ)
 それも浅野日本酒店さんではかなり積極的に売ってましたね、試飲したところでは今風の低アル甘口酒としてスタンダードな味わいだった印象でした。

 今回いただくのは、写真でも伝わると思いますが、かなり大量に澱が積もっています。
 「雪香」って名前はこれを例えたっぽいですね、なかなか風流で素敵。
 製造年月は昨年3月になっていますが、試飲したところ全くダレてませんでしたね、さらに購入したのが昨年11月で、開けたのが今年1月なのでかなりの熟成期間を経た状態でいただいています。

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 注ぐとやはりおりが塊になるぐらい濃いですが、シュワシュワもしていて良い雰囲気。

 上立ち香はガス混じりのセメダイン的香りが控えめに。
 含むと、青さ(?)を纏った旨味が、少々のガス感とともにチリチリと入ってきて、少々の苦味も相まって引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、セメダイン感が強めな、おり由来のお米的な旨味が中心にあって、苦味やフレッシュ感の存在で全体としてはなかなか荒々しい印象がありますね。
 後味は、少々の苦味を口中に残しながら引き上げていきます。

 しっかりと引き締まりつつ、芯がしっかりとした旨味を感じさせる、ガッツンキリリ系チリチリにごり酒でした。
 ワンパターンな私としては、やっぱりもうちょっと甘味が欲しいと思ってしまいますが…まあそこは好みでしょう。
 熟成期間が長かったので、甘旨系だとダレていた可能性もありましたしね、結果的には良かったのかも。
 荘の郷、次はまた別のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:荘の郷 純米にごり酒 「雪香」 28BY
精米歩合:60%
使用米:五百万石
アルコール度:16.5%
日本酒度:+3.9
蔵元情報:有限会社北庄司酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:浅野日本酒店(大阪市)
お気に入り度:8.2/9.0

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2018年04月06日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

西條鶴 無濾過純米酒 生酒 しぼりたて新酒 29BY

家飲み記録 西條鶴 無濾過純米酒 生酒 しぼりたて新酒 29BY

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 広島県東広島市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目ですね。

 少し話はズレますが、最近強く実感しているのが「新酒しぼりたて」「初しぼり」系のお酒は、結構当たり外れが大きいということだったりします。
 聞くところによると、多くの酒蔵は期中に造りを重ねていく間に、その年の米の特徴を掴んでいって、より細かく味を調整していくらしいですね。
 そういう意味だと初しぼりなんかはいわばプロトタイプなわけで、ある程度ブレるのは当然なのかも…
 日本人の初物好きもあって、初しぼりの時期は一種祭り的な感じでお酒が出てきますが、買い手としてはちょっとだけ慎重になる必要があるのかもしれませんね。

 閑話休題、今回いただくのは12月出荷の新酒しぼりたて。
 精米歩合65の無濾過生と、スペック自体は以前にいただいて非常に印象のよかったものと恐らく同じです、さていかがでしょうか。

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 上立ち香は結構濃い感じの甘さとセメダインが混じったフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃厚な甘味が、少し裏に回った存在感の苦味を伴ってググっと入ってきて、あまり起伏を感じさせずにそのまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、メロン的果実を若干皮混じりで摩り下ろして砂糖をまぶしたような、甘味優勢かつ結構苦味のクセも感じるもので、良くも悪くも新酒らしさを感じますね。
 後味は、苦味を口中に残しつつ、ゆっくりと引き上げていきます。

 少々ダレ気味な甘味と、新酒らしい苦味がそれぞれ主張し合う、青々とした芳醇甘口酒でした。
 こういうお酒を飲むと、低酸でダレない甘味というのは非常に難しいということを改めて感じますね、逆に苦味・渋味でバランスを取る銘柄の凄さが浮き彫りになるといいますか…
 ちなみに、何気にあまり口中に保持しないでガブガブいくと、甘さが丁度良くてなかな良いかも…、新酒はこういう飲み方もありですね。
 西條鶴、次はまた別のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:西條鶴 無濾過純米酒 生酒 しぼりたて新酒 29BY
精米歩合:65%
酒米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:西條鶴醸造株式会社
購入価格(税抜):1,330円/720ml
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 西條鶴 純米

2018年03月29日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

喜平 純米酒 雄町 静岡蔵

家飲み記録 喜平 純米酒 雄町 静岡蔵

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 静岡県静岡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 出張時購入酒特集の途中ですが、実は今回は出張時ではなく、旅行時に購入したお酒になります。
 まあ旅行というより親戚筋を訪ねた感じですね、場所は熱海。
 
 「喜平」という銘柄は岡山にもあるようですね、そしてこちらのお酒を醸すのは「静岡平喜(ひらき)酒造」
 静岡なんだか岡山なんだか、喜平(きへい)なんだか平喜(ひらき)なんだか、ちょっとワケが分からなくなってきますが(笑)、蔵元ホームページによると沿革的な理由があるみたいですね。
 源流は岡山と同じながら、静岡平喜酒造自体は平成24年創業と、非常に新しいようです。

 今回いただくのは純米表記ながら、雄町を60%まで削っている立派なスペック。
 「雄町サミット」でも賞を取っていたお酒みたいですね、岡山とのつながりをうまく使っているということなのでしょう。
 ちなみに火入れ有で、7月出荷、11月開栓です(初日は帰りの車内だったり…)。


 上立ち香は落ち着いて若干硬質なリンゴ系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり香り通りの印象の、程よく落ち着いた甘旨味が柔らかい口当たりで入ってきて、中程度の旨味の濃度を保ったまま、ゆっくりと流れ込んできます。
 味わいは、いわゆるリンゴ系日本酒の王道を行くような甘旨味が主役、苦味も少々ありますが、火入れ的な落ち着きがある上に香りとのバランスがとてもよく飲み飽きない感じに仕上がっています。
 後味は、苦味が最後まで柔らかく引き取ってキレます。

 芳醇旨口純米酒の王道をいきつつ、古臭さの無いバランス系火入れ酒でした。
 甘味は中程度なのですが、芯があるというか、しっかりした味わいなので飲み足り無さはありませんね。
 といいつつ、私の場合例によってこの「生原酒」が飲んでみたいという気分になってしまいますが、まあこれはもはや業のようなものでしょう…
 喜平、今後も注目していきたいと思いました。
 
 開栓後はちょっと苦味が出てきたような…
 私の体調やシチュエーションのせいかもしれませんが、初日が良かった感じではあります。

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名称:喜平 純米酒 雄町 静岡蔵 
精米歩合:60%
使用米:雄町
アルコール度:16%
日本酒度:+3
蔵元情報:静岡平喜酒造株式会社
購入価格(税抜):1,334円/720ml
購入した酒屋さん:石和酒店(熱海)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:車内で海をバックに記念写真(逆光気味…)
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タグ: 喜平 純米

2018年02月25日 静岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY

本日の家飲み 五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY

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 山口県岩国市のお酒です。
 外飲みは確か経験あったかと思いますが、家飲みは初めて。
 
 山口県というとどうしても獺祭の圧倒的躍進が目立ってしまいますが、そもそも全体的にお酒のレベルが高い県という印象があります。
 銘柄的には東洋美人、貴、雁木、長陽福娘辺りがいち早く首都圏に進出してきたと思いますが、最近この五橋も、いかにも都市部向けの売り出し方を始めましたね。
 地方有力蔵が首都圏でがんがん鎬を削ってくれるのは飲み手にとってはありがたいことですが、蔵からしたら大変だろうなあ…
 もっと日本酒のおいしさが広まって、パイ自体が大きくなってくれることを切に願います。

 今回いただくのは、見た目からして「新しい飲み手を狙ってるぜ!」って感じになってますね、Zの文字は「五」を崩したものらしいです。
 fiveシリーズと銘打っているらしく、裏ラベルによるとシリーズコンセプトは「融通無碍」とのこと、今の日本酒シーンにはピッタリかと…
 特にこのグリーンはシリーズ「元型」にあたるそうなので、最初にふさわしいと思いセレクトしました、木桶仕込みというのが一番の特徴かと思います。


 上立ち香はセメダインと完熟果実の両方を感じる濃厚な香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚な甘旨味がグワッと入ってきて、特徴的な酸味と、ほんのりとした渋味で複雑さを演出しつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、やはり完熟した柑橘系果実の甘酸旨味が中心にありつつ、乳酸的な雰囲気もあってバニラ感も出ているような、そして奥底の渋味が複雑さ・奥深さを与えてブランデー的な趣もあるかと…
 後味は、酸渋が引き取ってしっかりキレます。

 裏ラベルの記載の通り雑味を前向きに感じられる、複雑怪奇な印象の芳醇甘旨酒でした。
 これは私と相性が良い系統だなあ、フレッシュフルーティーとはまた違った面白さがあります、十分激戦区でも生き残れる酒質だと思いますね。
 私が渋味と感じているものは木桶由来なのかな…、でも、木香が基本嫌いな私でも楽しめました、浮いている感じじゃなく旨味に溶け込んでいたのがポイントかと。
 五橋、次はまた特殊スペックにするか、レギュラー製品を選ぶか、楽しく悩んでいる今日この頃です。

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名称:五橋 「five」 グリーン 純米生原酒 28BY
精米歩合:70%
使用米:不明
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:酒井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年02月03日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY

本日の家飲み 日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY

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 鳥取県鳥取市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 この日置桜については、「山陰の辛口酒」というカテゴリーで、確固たるファンが付いている銘柄という印象があります。
 当ブログで既に登場した「扶桑鶴」「梅津の生もと」と同グループって感じですね。
 この辺りは火入れの上で常温で数年熟成させてナンボというイメージもありますが、熟成系初心者の私として、まずは自分の得意分野(?)である生原酒をセレクトしました。

 スペックは、麹米は強力!日本酒度+8!酸度1.8!7号酵母!とマニア目線からみると実にそれっぽいもの。
  掛米の銀坊主というのは初耳でした、少しググった限りでは酒造好適米ではなく使用銘柄も日置桜以外出てこないので、特別なこだわりがあると思われます。
 ちなみに昨年2月出荷のものを10月に開栓しています、前回の而今と異なり、これは「このくらい余裕っしょ」という一種の確信の上での放置ですね(もちろん冷蔵保存)。

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 上立ち香はセメダイン系のスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、キリリとしながらもしっかりと存在感のある旨味が力強く入ってきて、強めの酸味で唾液腺を刺激しつつも、最後まで旨味の芯を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、少し青い草っぽい風味がある、酸味でガッチリ引き締まった旨味が主役、はっきりとした甘味は僅少ながら飲み応えはしっかりあり、飲み進めるごとに魅力が増す印象。
 後味は酸がメインで仕事をして、もう文句のつけようのないぐらいに、スパっとキレます。

 高日本酒度らしい、いわゆる辛口の味わいではありつつ、淡麗とは一線を画す、山陰辛口銘柄の生原酒として納得感の高いお酒でした。
 これからの熟成パフォーマンスを予感させながら、浮いた感じの若さや粗さを感じさせないところは見事。
 銘柄としてのメインストリームではないと思うのですが、商品としての完成度はとても高いですね。
 日置桜の実力を感じさせてくれた一本でした、次はまた別スペックもいただいてみたいと思います。

 当然のように燗をつけると、おお、旨味がまるで塊になったかのような濃度と硬度(?)になりますね。
 その分酸味は柔らかく感じるようになって、流石の燗上がり。
 

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名称:日置桜 純米 しぼりたて生原酒 「山眠る」 28BY
精米歩合:65%
使用米: 麹:強力 掛:銀坊主
アルコール度:16度
日本酒度:+8
蔵元情報:有限会社 山根酒造場
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 日置桜 純米

2018年01月30日 鳥取の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY

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 島根県雲南市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 いかにも今風と言った見た目ですね、銘柄名でググると「日本酒応援団」なる団体のサイトが出てきます。
 同団体は、複数の酒蔵に色々と支援をしつつ酒造りを発注し、そのお酒を統一したブランディングの元、販売しているようです。
 個人的には、とりわけデザイン面と無濾過生原酒オンリーというところに特長を感じますね。
 私は経験上、地方蔵には造りはちゃんとしているのに十年一日のごとく古臭いラベルでガチガチの二回火入れ炭素濾過のお酒ばっかり出しているところが多いと感じておりまして、そういう蔵のお酒にスポットライトを当てる方法として、この団体の活動は期待できると思いました。
 (もちろんそっち系のお酒を否定するつもりはありませんが、それしか販売チャネルが無いというのは明らかに未来がないですからね…)

 スペック的には、五百万石の精米歩合70ということで、割とスタンダードな感じ。
 お値段はまあそこそこという感じですが、露骨に変なマージンが乗っているとかは無いようです。 

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 上立ち香はセメダイン系のキリッとした香りが仄かに。
 含むと、やはり結構引き締まってかつ青さも若干残した旨味がググっと入ってきて、程よい酸でその輪郭を保ちつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ控えめながら苦味も抑えていて、酸の働きも相まって、ひたすら飲み進めてしまう感じのものですね、それでいて旨味はしっかり味のりしているところが素敵。
 後味は、酸がしっかり働いて、見事に筋肉質な感じでキレます。

 甘さを抑えつつも、無濾過生原酒らしい芯のある旨味がダレずに生熟した感じの、バランスの良い芳醇旨口酒でした。
 流石無濾過生原酒限定ブランドなだけあって、その長所を伸ばし、短所を抑えている印象がありましたね。
 また、8月出荷の10月開栓で、一夏越えたタイミングで飲んだのですが、まだまだ余裕で持ちそうな強さも感じました(島根酒らしいといえるかも)。
 日本酒応援団のお酒については、今後より注目していきたいと思いました。

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紹介:「お酒ミライ 日本酒レビューブログ」さんの類似スペックの記事
http://www.osakemirai.com/archives/21297706.html

名称:KAKEYA 純米 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:70%
使用米:五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社竹下本店
購入価格(税抜):1,528円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: KAKEYA 純米

2018年01月24日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

居谷里 山廃純米生原酒

本日の家飲み 居谷里(いやり) 山廃純米生原酒

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 長野県大町市のお酒です。
 外飲み経験は何度かあり、家飲みについては後述。

 こちらを醸す北安醸造のお酒については、約4年前に「北安大國」ブランドのひやおろしをご紹介しています
 居谷里はどうやら山廃向けのブランドみたいですね、萩の鶴と日輪田みたいな関係でしょうか、やっぱり速醸と山廃系では味わいに差がでますし、整理としては納得。
 これも地酒屋こだまさんでの購入酒で、あまり東京で見かけない銘柄だとは思うのですが、同BY同スペックを「20代から始める日本酒生活」さんが既に紹介されていました
 偶然の出会いだったそうですが、初見銘柄でも恐れないというチャレンジング精神あってのセレクトでしょう、素晴らしいことかと思います…。

 スペック的には長野の酒米ひとごこちの歩合59%の山廃生原酒で、お値段は良心的。
 私が購入・開栓したのは昨年の秋なので、ちょうど一夏越えた状態の生熟酒だったはずです。

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 上立ち香は個性的な酸甘を感じるフレッシュ果実系の香りが結構強めに。
 含むと、しっかりしつつもあくまで柔らかい酸を纏った甘旨味がグッと入ってきて、最後まで濃厚さとダレなさを両立したまま、息が長い感じで染み込んできます。
 味わいは、凝縮感のある甘酸旨味を芯にしつつ、青さも感じる…いやあラベルのせいでどうしてもメロンを彷彿とする、かつ落ち着きもある印象の、腰が強い感じのもの。
 後味は酸が引き取って山廃純米生らしい優しいキレ。

 
 例によってこだま銘柄らしく、まだまだ上がりそうなポテンシャルを感じるお酒でもありました、実際店頭には確か前のBYのお酒も並んで置いてありましたし…(いやあ凄い売り方だ)
 この蔵のお酒は、甘味が魅力的な長野酒の中でも、私のような芳醇甘口派に特にピッタリはまる酒質だと思います。
 居谷里は、北安大國と共に、今後も注目していきたいと思いました。

 裏ラベル撮り忘れたかな…、スペック詳細はこだまさんホームページをご参照ください。

紹介:「20代から始める日本酒生活」さんの同スペックの記事
http://sakepana.blog.fc2.com/blog-entry-160.html

名称:居谷里 山廃純米生原酒
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:17度
日本酒度:-8
蔵元情報:北安醸造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.5/9.0

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2018年01月16日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」

本日の家飲み 会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」

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 福島県喜多方市のお酒です。
 家飲みでは初めていただきます。

 「会津錦」という銘柄名は何ともスタンダードというか、無色というか、正直なところあまり印象に残らないように思えます。(会津娘、会津中将、会津ほまれ等もあるためなおさら…)
 だからなのか、こちらの蔵では商品にインパクトのあるサブタイトル(?)を付けて売り出しているみたいです、この「さすけね」の他、「こでらんに」「なじょすんべ」「すっぺったこっぺった」とかもあるとか…、一見さっぱり意味が分かりませんね。
 ちなみにそれぞれの回答は、購入先である地酒屋こだまさんの商品紹介ページに載っているので、気になる方はそちらをご覧ください、全て会津弁由来のようです。
 
 スペック的もそちらに記載が有りますが、福島産の「天のつぶ」という(おそらく)飯米を70まで磨いて使用しているようです。
 東京ではほぼ見かけない銘柄だと思いますが、そういうお酒(特に福島産)を押さえているのがこだまさんの凄いところですね。

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 上立ち香はセメダインからキツさが完全に抜けた感じに落ち着いた香りが仄かに。
 含むと、しっかり酸の効いた感じのキリリとした旨味が力強く入ってきて、最後までその存在感と引き締まりを両立させたまま、グググっと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、香り通りのセメダイン的青さと酸を強く感じるものですが、キツイ辛さや嫌味的な苦味等は無く、その引き締まった旨味を最後まで素直に楽しめます。
 後味はやっぱり酸味がしっかりと引き取って、割りと柔らかくキレます。

 味が乗り始めた旨味を酸がしっかりと引き締めつつも、好ましい優しさも感じるような、癒し系芳醇旨酸酒でした。
 甘さは控えめだったように私には思えましたが、おそらく人によってはハッキリ感じるかも…、そういうとんがらないバランスの良さが有りますね。
 地酒最前線で十分戦えるレベルのお酒だと感じました、「もっと評価されるべき」というやつでしょう。
 会津錦、次はまた違うスペックもいただいてみたいと思います。

 ちなみに常温の方がその特長のやさしさを感じられてより良いと思います。
 後、まだまだ伸びそうな余力を感じますね、いかにもこだま銘柄という印象。

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名称:会津錦 純米 無濾過生原酒 「さすけね」
精米歩合:70%
使用米:天のつぶ
アルコール度:17度
日本酒度:不明
蔵元情報:合資会社会津錦
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 会津錦 純米

2018年01月13日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY

本日の家飲み 秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY

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 大阪府豊能郡能勢町のお酒です。
 外飲みでは何度もいただいていますが、家飲み・ブログ登場はなんと初めて。

 唐突ですが、「アンチひやおろし派(笑)」の自分としては、秋に飲むお酒のセレクトに若干特殊なところがあります。
 といいつつこの数年は家飲みに関しては割と充実した秋酒ライフを遅れているので、もはや季節外れながら今年の秋にいただいたお酒を、セレクトのコンセプトと共に何回かまとめて取り上げてみようと思います。
 (もはや完全に季節外れですが、まあゆるく見てもらって、来年以降の参考になれば…)

 第一回は秋鹿、セレクトコンセプトは「秋だから!」というとしょっぱなから「馬鹿にしてんのか」と思われそうですね(笑)
 実際は以下の通り。

 まるめち的秋酒アプローチその①…「年がら年中飲み頃である、数年熟成ものを選ぶ」

 まあこういうお酒はいつ開けても良いのですが、冬~春はやっぱり新酒メインでいきたいし、夏は燗酒しにくいし…みたいな発想で、秋が割とやりやすいんじゃないかと思うわけです。
 また、酸が効いているお酒が多いと思うので、サンマなんかにも良く合うんじゃないかと…

 で、今回いただくのは26BYなので三年近くの生熟もの。
 秋鹿といえば山廃熟成系が充実している代表格の銘柄だと思うので、コンセプト的にはぴったりかと。

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 注ぐと、見事なまでの黄金色ですね。

 上立ち香はだいたい想像通りの、酸と熟感が絡み合った感じの香りがそこそこに。
 含むと、やはり強めの酸味をまとった、しっかりと熟した旨味が力強く入ってきて、最後まで絶妙なバランスを保ったまま、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、甘味は控えめながら、お米をよく噛むと出てくるような甘さを若干感じて、柔らかな酸味と相まってバッチリコクとキレを両立させている旨味を演出してくれます。
 後味は酸味が引き取って、見事にキレます。

 熟成山廃生酒の王道を往く、物凄く芯の強、かつバランスがしっかりとれている芳醇旨酸酒でした。
 所謂日本酒中級者向けと言いますか、フレッシュフルーティー酒にちょっと飽きてきたようなタイミングで
 これはあと数年は余裕で持ちそうですね…、とりあえず冷蔵庫に置いておけば、「こういうお酒」を体が求めたときのために非常に心強い存在になってくれるでしょう。
 秋鹿はまさに評判通りの実力派銘柄だと、はっきり思い知らせてくれた一本でした。

 燗をつけると、酸味は変わらず強めですが、やはり口当たりが優しくなり、甘味の存在感も増して完熟果実感が出てきます。
 ちなみに飛び切り燗でも全然崩れませんね、むしろ飲みやすさまで感じます、この腰の強さは流石の一言。

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名称:秋鹿 山廃 純米 無濾過生原酒 7号酵母 山田錦 26BY
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:18%
日本酒度:+6
蔵元情報:秋鹿酒造有限会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年12月21日 大阪の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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