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英雄 純米にごり原酒

家飲み記録 英雄 純米にごり原酒

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 埼玉県加須市(かぞし)のお酒です、読めなかった…
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 このお酒はジャケ買い…というより未飲銘柄ということで半自動的にセレクトしました、私ぐらい手当たり次第に飲んでると未飲銘柄自体が貴重なのでね(唐突なイキり)。
 こちらを醸す釜屋酒造の通常銘柄は「力士」のようですね、蔵元ホームページは割とちゃんとしている印象(特約店一覧がないのは寂しいですが)。
 で、この「英雄」についても商品紹介がありました、「日本酒の新しい可能性に挑み、日本酒界のみならず、日本にとっての「英雄=HERO」になってもらいたい、という願いを込めて造りました。」とのこと。

 精米歩合は68%、アルコール度が11度と相当低いところが特徴ですね。
 加水無しの原酒で、日本酒度も-45度と極低、発酵をかなり早い段階で止めた感じなんでしょう。

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 上立ち香はおりの雰囲気を感じる柔らかい香りが仄かに。
 含むと、優しい感じの甘旨味がおりのトロミを帯びた口当たりで入ってきて、最後の最後までその印象を保ったままゆっくりと胃に流れ込んできます。
 味わいは、いやあ乳酸飲料って感じですね、味わい自体は結構濃いのですが、フレッシュ感、アルコール感や押し出しはやはり非常に弱い感じ、だがそれ故の飲みやすさはあると思います。
 後味は、甘苦が若干残りつつ、ややノロノロと引き上げていきます。

 優しさと物足りなさ、柔らかさとキレの悪さをそれぞれ感じる、トロトロにごり酒でした。
 こういうお酒もアリだとは思うのですが、私としては守備範囲外かな~如何せんお値段も高いですしね(ちょっと当たり屋的セレクトになってしまったかも)
 ただ高アルコール感や生酒特有のキツさが苦手な方にはすごく良いかもしれません、そういう意味で魅力的な個性はあるかと。
 そういう意味では大関のにごりに似ている気もするのですが、やはり値段が…
 機会があれば次は、「力士」の方を飲んでみたいと思います。

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名称:英雄 純米にごり原酒
蔵元情報:株式会社釜屋
購入価格(税抜):1,852円/720ml
購入した酒屋さん:いまでや(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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2019年12月11日 埼玉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

TENRYOU(天領) 限定 純米 生原酒 ~American Comic Version~

家飲み記録 TENRYOU(天領) 限定 純米 生原酒 ~American Comic Version~

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 岐阜県下呂市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 いやあこれは見た目で勝ちでしょう(笑)
 派手な色使いといい、強引に横文字を縦に書いてしまうダイナミズムといい、思い切りが素晴らしい。
 アメコミバージョンということなので、そっち系を意識しているものと思われます。
 ちなみに私は「トランスフォーマー」を想起しましたね(初代)、実際比べてみるとかなり似ているような…(参考リンク:タカラトミー
 
 見た目がコレだからか、裏ラベルにはかなり真面目に(笑)スペック情報の記載が有りますね。
 個人的には、「ひだほまれ」使用の岐阜酒はかなり個性的な味わいという印象があります、そして大体それは自分好み(鯨波とか恵那山とか)。
 とは言え、ジャケ買いはかなり勇気いるでしょうね、私は日本屋さんできっちり試飲させてもらってから購入しました。

 上立ち香は甘いりんごorベリー系の香りが気持ち強めに。
 含むと、極めて濃厚な甘味が結構キツめの苦味を伴ってグワッと、しかし若干トロっと入ってきて、最後まで苦甘の存在感を発揮しながら、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、砂糖マシマシの甘苦、非常にインパクトのあるもので、酸味は控えめながら甘苦が拮抗しているのと、口当たりに柔らかさがある関係でダレやキツさはある程度抑えられていると思います、結構クセになる個性がありますね。
 後味は、やはり苦味が余韻を残しつつも強引に引き取って、濃度の割にはしっかり引き上げる印象。

 見た目通りに非常に強いインパクトがある味わいが特徴の、トロリ濃厚甘苦酒でした。
 方向性としては同じ岐阜の射美に近しいものを感じましたね、ただより荒々しい印象。
 正直ハッキリ好みが分かれるタイプだとは思いますが、個人的には好きなんですよね~
 そして、その味わいと見た目のインパクトがマッチしているのも結構良いことだとと思います、まあある種チャレンジャーじゃないと買わないでしょうしね。
 天領、非常に興味をひかれる一本でした。

 これはまあしっかり冷やして飲むのが無難でしょうね、常温近くなると暴れん坊ぶりが増すかと(笑)
 さらに、開栓後数日経つと苦味が落ち着いてきたなあ…、というか凄い旨いわ、いやあ面白い!

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名称:TENRYOU(天領) 限定 純米 生原酒 ~American Comic Version~
蔵元情報:天領酒造株式会社
購入価格(税抜):1,399円/720ml
購入した酒屋さん:日本屋(柏)
お気に入り度:8.5(開栓後変化も含めて)/9.0

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2019年11月20日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

東薫 純米 十富禄酒(どぶろくしゅ)

家飲み記録 東薫 純米 十富禄酒(どぶろくしゅ)

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 千葉県香取市のお酒です。
 当ブログでは2度目の登場ですね。

 こちらのお酒は、近所の高島屋で東薫酒造が試飲販売をやっていたので、その時に購入しました。
 実際のところ、百貨店の試飲販売というのは、日本酒初心者からマニアまで、日本酒購入の実に有用な機会だと思っています。
 初心者にとっては色々と教えてもらえますし、マニアにとっても、意外と地酒屋で出会い難い銘柄に会えたりします、そして何より試飲というのは究極の情報提供ですからね。
 積極的にやっている店舗については、購入先としてしっかり抑えておくことが、日本酒ライフの充実に資するのではないでしょうか。

 さて、今回いただくのはいわゆる「どぶろく」ですね、アルコール度は6度と極低。
 蔵元さんいわくかなりの固定ファンが居るお酒だそうです、試飲の印象が良かったので、自分としては珍しくどぶろくを買いました。
 
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 ちなみに、穴開き栓だとたかをくくっていたら、割と勢いよく吹きこぼれました…
 どうやら栓がおりで詰まった状態だったようです、いやあ注意書きには素直に従うべきですね。

 上立ち香はなぜかカスタードクリームの大判焼きを思い出す(穀物と甘さ)不思議な香りがそこそこに。
 含むと、非常に強い甘味がドロドロっと入ってきますが、若干のガス感も手伝い意外にも軽い口当たりのままスルスルと胃に流れ込んできます。
 味わいは、まさに粒入りお米ジュースといった趣の、ガッチリ甘くも甘ったるくない感じのもの、酸味や苦味が抑えられていることもあり、アルコールの低さの通り、やろうと思えばゴクゴク飲めてしまいます。
 後味は、流石に粉っぽさと甘味の余韻は残りますが、後ろ向きのしつこさの無いまま引き上げてくれますね。

 甘さがありながら、低アルコール的な軽さもしっかりある、高バランスの甘旨どぶろくでした。
 いやあやっぱりお米の甘さって砂糖とは明らかに違うということを感じさせてくれましたね、どんなに甘くてもベタつかないといいますか(物理的にはベタベタするんですがw)
 流石にいつも飲んでるお酒と比べるとちょっと物足りなさはあるのですが、「どぶろく」としては素晴らしい完成度だと思います、アルコールにあまり強くない方にもオススメできるかと。
 東薫、実はもう一本同時に買ったので、次はそちらをご紹介します。

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名称:東薫 純米 十富禄酒(どぶろくしゅ)
蔵元情報:東薫酒造株式会社
購入価格(税抜):1,285円/600ml
購入した酒屋さん:高島屋
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年11月10日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

豊久仁 純米 責め 生原酒

家飲み記録  豊久仁 純米 責め 生原酒

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福島県河沼郡会津坂下町(あいづばんげまち)のお酒です。
ブログでの登場は2回目ですね、今回も遠州屋酒店さんでの購入酒です。

これまた首都圏ではなかなか見ない銘柄ですね、前回いただいたときの印象が良かったこともあり、試飲させてもらった上でセレクトしました。
遠州屋酒店さんの素敵なところその②は、試飲できるお酒がとても多いことだと思います。
地酒は味のバリエーションが豊富なので選ぶ際試飲させてもらうに越したことはないのですが、種類が大量にあることもあり、お店にとってはなかなか試飲用に一本開けるというのも負担が大きいと思うんですよね。
それをあえてやってくれるというのは、非常にありがたいことだと思っております。

使用米は地元福島の酒米「夢の香」、農家と直接契約で調達しているパターンですね。
裏ラベルにはその旨がしっかりと記載されています、輸出とかも視野に入れて、いわゆるトレーサビリティをアピールできるこのやり方は、今後より増えていきそうに思えます。


 上立ち香は、セメダイン混じりの引き締まった果実香がそこそこに。
 含むと、落ち着いた、かつ程よく引き締まった印象の旨味が自然な口当たりで入ってきて、一瞬後に続く程よい渋味も相まって、最後までスルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、実に福島酒らしい梨的コクのある旨味が中心、甘味や酸味は控えめで苦味は僅少、せめなのに変な雑味は抑えられていて、本当にガンガン飲めてしまう感じ。
 後味は、渋味の余韻をほんのり残しつつ、自然な印象で引き上げてくれます。

 奥深い旨味の存在感を、純度の高い渋味がしっかり引き取る、力強いバランスの旨渋酒でした。
 私個人は甘味が物足りないのですが、バランスと引き締まり重視派の方ならより楽しめると思います。
 そしてコスパも良いんですよね、「せめ」は基本安めになりますが、粗くないのでお得感が高いです。
豊久仁、やはり蔵の実力を感じさせてくれる一本でした。


 ああでも、温度が上がると渋味が強く出るかな…
 冷やしてスルスルいくのが、個人的にはオススメ。

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名称:豊久仁 純米 責め 生原酒
蔵元情報:豊国酒造合資会社
購入価格(税抜):1,358円/720ml
購入した酒屋さん:遠州屋酒店(横浜)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 豊久仁 純米

2019年10月28日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

舞鶴 鼓 純米 しぼりたて生

家飲み記録 舞鶴  純米 しぼりたて生

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 新潟県長岡市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます、こちらも遠州屋酒店さんで購入。

 新潟なのに舞鶴なんですねえ、そして金や小は知っていましたが、このは不勉強にて全く知りませんでした(新潟の蔵は追いきれない)。
 遠州屋酒店さんの素敵なところその①は、こういう首都圏の地酒屋でそう滅多に見かけない銘柄が揃っているところですね。
 多分どのお酒も地元ではある程度知られているんだろうとは思うのですが、ネット上の評判や、雑誌、流行りもの重視の酒屋情報だけでは中々出会えないですからね…
 旅行や出張の時に自分で探すのも楽しいですが、やっぱりプロの方がこういう銘柄を見出してくれるのはありがたいところです。
 
 油断していたら残念ながら裏ラベルがボロボロに…、しかも生は蔵元ホームページの商品紹介にも載ってないんですよね。
 ただ、何気に普通の純米が、一本〆の精米歩合48%って凄いなあ、多分これもそうだったかと。

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 上立ち香は何故かモンブランを想起させる極めて個性的な香りがそこそこに。
 含むと、割とハッキリ酸っぱさを感じる旨味が、しかし柔らかさもある口当たりで入ってきて、最後までその引き締まった印象のまま、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘味控えめで、柑橘系果実っぽくもお米的なニュアンスもある酸味が純然たる主役、苦味渋味は見事なまでに抑えられていて、違和感なしでついついガンガン飲めてしまう感じ。
 後味は、当然のように酸が引き取って完璧な感じのキレ。

 いろいろな要素が中庸な感じで抑えられている、素晴らしく飲み飽きしない旨酸酒でした。
 これは私が前から主張している、酸味系万能食中酒ですね、大体なんにでも合いますが、特に肉や油ものと合わせると良い感じかと思います。
 しかも単体でも薄いわけじゃないんですよね、甘味控えめではありますが、これだけで飲める方もいるんじゃないかしら。
 、また新たな実力銘柄を見つけてしまった(というか教えてもらった)感じですね、またいただきたいと思います。

 なお、あんまり冷やしちゃうと酸っぱいばかりになってしまうので、基本常温近くまで上げちゃって良いと思います。
 本当は燗も試すべきだったのでしょうが、スルスル飲みきってしまった…

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名称:舞鶴  純米 しぼりたて生
蔵元情報:恩田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,329円/720ml
購入した酒屋さん:遠州屋酒店(横浜)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 純米

2019年10月26日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

旭鳳 純米酒 新千本

家飲み記録 旭鳳 純米酒 新千本

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広島県広島市のお酒です。
家飲み、外飲み含め初めていただきます。

こちらは横浜市鶴見区の「遠州屋酒店」さんで購入しました。
同店は私の生息範囲からは結構離れており、なかなか行く機会がなかったのですが、最近縁あって訪問しました(そのあたりの事情はおいおい書く予定)
いやあ、実に個性的な品揃えで、私のようなマニアにはたまらないお店でしたね、とにかく酒質的に「強い」ものが揃っているのが特徴だと思います。
例によって何本かはまとめて買ったので、しばらくは連続して紹介していきます。

今回いただいたのは、私にとっては非常に珍しい火入れの、非要冷蔵酒になります。
名前はこちらではあまり見ないんじゃないかな…
使用米は中生新千本、これは飯米らしいですね、そのためかお値段は税抜1,000円とサイフに優しいです。

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 上立ち香は結構火入れっぽい雰囲気のモヤッとした香りがそこそこに。
 含むと、柔らかい感じの旨味が自然な口当たりで入ってきて、そのまま雑味を感じさせないまま、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、非常に上品な砂糖菓子的な甘味を伴ったお米的な甘味が主役、含み香がもっさりしているのが若干足を引っ張りつつも、味自体は極めてバランスが良くて自然な感じ。
 後味は、若干渋いニュアンスを感じさせつつ、見事に自然なまま引き上げてくれます。

 昭和感のある古臭い火入れ感がガッチリありつつも、明らかにお値段以上のまとまりがある晩酌酒でした。
 やっぱりこの香りは苦手ではありますね…、ただ、ある程度飲み進めるとなれるので、完成度の高さをストレートに楽しめるようになってくるとは思います。
 逆に言うと、この香りに違和感を感じない人にとっては、このお酒はとんでもなくコスパの高く、いくらでも飲めるようなお酒となるでしょう。
 旭鳳、是非次はまた違ったスペックをいただいてみたいと思いました。
 
 ちなみに熱めに燗を付けると、香りも落ち着いて旨味が増します、これは典型的な燗上がりですね。
 ああ、やっぱりこっち系のお酒は燗付けるべきだなあ…、ちょっと飲んだ時点で想像できるんだからさっさと移行すべきだった…

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名称:旭鳳 純米酒 新千本
蔵元情報:旭鳳酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:遠州屋酒店(横浜)
お気に入り度:8.3/9.0(お値段と燗上がりを考慮すると8.4かも)

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タグ: 旭鳳 純米

2019年10月24日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒 30BY

家飲み記録 風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒 30BY

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 奈良県御所市のお酒です。
 言わずと知れた当ブログ殿堂入り銘柄。

 風の森は色々なお米を使用していますが、比較的最近登場したこの愛山は、個人的にかなり好きなんですよね。
 今までは、純米大吟醸笊籬採り真中採りと、色々なバリエーションを飲んでいますが、結構浮き沈みというかブレ(?)的なものは感じるものの、基本的には好みのラインでした。
 完全に同スペックのものを飲んだのは3年前ですが、自分にとってはすっかり鉄板セレクトになった感があります。

 スペックはもう愛山利用の精米歩合80%というのがそのまま特徴でしょう。
 後はいつもの風の森という感じですね、最近裏ラベルに味わいがかなり細かく書いてあるのは素敵。

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 上立ち香はミネラル感と甘さ、そしてバニラが混じったような結構個性的な香りがそこそこに。
 含むと、非常に押し出しの強い甘旨味がチリチリとしたガス感を伴って入ってきて、苦味渋味も結構強烈に感じさせつつ、ゆっくりと口どけていきます。
 味わいは、ぶどうジュース的な甘渋、強めのガス感、そこそこキツい苦味が非常に賑やかにせめぎ合う、無濾過生原酒以外ではありえない強烈な存在感があるもので、重さ・雑味を甘ガスの魅力でねじ伏せる系ですね。
 後味は、苦渋の余韻を残しつつも、濃厚さをちゃんと引き取ってキレてくれます。

 甘・ガス・苦・渋がそれぞれ思いっきり主張してバランスを保つ、ストロングスタイルの重量級芳醇系甘旨酒でした。
 いやあこれは結構好み分かれるとは思いますね、あえていうと栄光冨士的なバランスといいますか。
 そして私は大好きです…、この甘味の心地よさで全てを受け入れてしまうんですよね、
 ただ、賑やかではありますが、苦渋もダメな香り系みたいに浮いていないことは申し添えます。
 風の森、またもや、やっぱ好きやねんと思わせてくれた一本でした。

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名称:風の森 愛山80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒 30BY
蔵元情報:油長酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年10月22日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

竹泉 純米生酒 自然栽培米 兵庫錦 2017BY

家飲み記録 竹泉 純米生酒 自然栽培米 兵庫錦 2017BY

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 兵庫県朝来市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 「兵庫錦」という、割と最近開発された酒米を使っているのが特徴の一つだと思います。
 ググると「山田錦と西海134号の交配種に山田錦を掛けたもの。」らしいです、個人的には「75%山田錦やんけ!」とツッコミを入れたくなってしまいました(笑)
 名前の通り、現状ほぼ兵庫の蔵元で使われているみたいですね、当ブログでも以前紹介した、龍力のドラゴンラベルがこのお米を使用しています。
 また、自然米というのもポイントでしょうね、経験上やっぱり味わいのクオリティの信頼性も上がる印象。
 
 精米歩合は70%にとどめています、この辺りは磨きすぎない方が個性出しやすいんでしょう。
 製造年月は2018年5月ですが、開栓は2019年5月なので、1年以上生熟期間を経たコンディションでいただいています。 


 上立ち香は濃いセメダイン系のキリッとした香りがそこそこに。
 含むと、引き締まりと柔らかさを両立させたような不思議な旨酸味がヌルっと入ってきて、割とそのままバランスを保ったまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、柑橘系果実的な甘酸味が素直に落ち着いたような風味が中心にありますね、ただ主役は酸で甘味はあくまで脇役、苦味等の雑味はしっかり抑えられていて、ゆるゆると延々と飲めてしまう感じ。
 後味はやはり酸がしっかり、しかし自然に引き上げさせます。

 マイナス要素をしっかり廃している印象の、万能さを感じるバランス系完熟旨酸酒でした。
 ラベルには「瑞々しく」って書いてありましたが、流石に一年生熟なので私が飲んだところではしっかり落ち着いた系に思えましたね、ただ老ねとかのマイナス要素は皆無。
 ちなみにたまたまサンマ食べながら飲んだのですが、相性バッチリでした、やはり酸がしっかりしているので、油系の料理とは相性抜群の食中酒でもあります。
 竹泉の実力を感じた一本でした。

 そして燗をつけると、甘味が出てくるとともにピリピリする辛さが凄く増えました。
 これも良いですね~、完全に冷酒燗酒両対応なお酒かと思います。

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名称:竹泉 純米生酒 自然栽培米 兵庫錦 2017BY
蔵元情報:田治米合名会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 竹泉 純米

2019年10月12日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

月中天 無濾過純米生原酒 30BY

家飲み記録 月中天 無濾過純米生原酒 30BY

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 香川県仲多度郡琴平町のお酒です。
 ブログでの紹介は2回目ですね。

 前回いただいた「純米大吟醸 無濾過生原酒 おりがらみ 別囲い」シリアルナンバー付きの超限定品が好印象だったので、リピートしてみました。
 蔵元ホームページの商品紹介ページを見てみると、結構ラインナップが充実してきている印象。
 確か前回のタイミングだとほぼ商品紹介に載って無かったと思うので、この辺りしっかり更新してくれているのは素晴らしいと思いました。(日本酒蔵だとやらない(やれない?)ところも多いので…)

 使用米は「さぬきよいまい」、精米歩合は70%です。
 前回とはうって代わって庶民的(?)なスペックですね、お値段もかなりお安め。

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 上立ち香はほんのりセメダイン混じりの爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、程よく引き締まった旨味が力強くもスルスルとした感じで入ってきて、強めの酸味と若干の苦味で最後まで引き締まった印象を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり柑橘系果実的でちょっと甘酢っぱい感じの旨味が厳然たる主役、
 後味は、酸が苦味を引き取る形で引き上げていきます。

 濃厚ながらも勢いよく飲ませてくれる、実に柑橘系果実っぽい芳醇甘酢っぱコスパ酒でした。
 結構重さもあるような雰囲気もあるのですが、酸の働きで割と強引にバランスを保つ印象ですね、ただ低めの精米歩合の無濾過生原酒としてはセオリー通りのような気もします。
 前回のイメージとはちょっと離れてましたが、まあ値段が違いますからね、今回のお酒もモダン晩酌酒として優秀かと。
 月中天、今後も注目していきたいと思いました。

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名称:月中天 無濾過純米生原酒 30BY
蔵元情報:西野金陵株式会社
購入価格(税抜):1,220円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年10月08日 香川の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

たかちよ 「タータンチェック黄色ラベル」 純米 無調整生原酒 愛山 ai77 30BY

家飲み記録 たかちよ 「タータンチェック黄色ラベル」 純米 無調整生原酒 愛山 ai77 30BY 

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 花陽浴・風の森に次ぐ感じの当ブログ定番銘柄ですね。

 こちらのたかちよは昨年も同じ商品を頂いており、印象が良かったのでリピートした次第です。
 このチェック系については、結構チャレンジタンク
 ひらがなたかちよは私の大好きなお酒で、特にレギュラーのたかちよレンジャーについては絶大な信頼を寄せています、が、やっぱりこちら系は若干乱高下があるイメージがあったりします。

 例によってタータンチェックラベル特有で、たかちよなのに割と詳細なスペック記載があります。
 愛山の精米歩合77%、それも扁平精米ってマニア的には面白いんですよね、割と低精白ながら扁平精米ということででどれだけカバーされるのか、バランスはどうなるのかとか、実に気になります!

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 上立ち香は濃厚な、パイン系ながらもちょっと米感もあるたかちよ香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚ながらも意外と引き締まった印象の甘酸味が、しかりたかちよらしいトロミも口当たりに感じさせつつ、息の長い感じでゆるゆると染み込んできます。
 味わいは、「らしさ」のあるパイン系の甘酸味が中心にあるのですが、結構アルコール的辛さや苦味もあって、結構賑やかにバランスをとる感じになってますね。
 後味は、酸メインで何気にスッキリとキレます。

 スッキリ系たかちよといった趣の、存在感のある甘酸とトロミを兼ね備えた不思議な印象のお酒でした。
 愛山でこうなるのかあ…、本当に酒米って難しいですねえ、言われると複雑味もあるような気もするのでなんとも言えないのですが。
 前回の印象とちょっと変わった感じでしたね、正直なところ私は他スペックの露骨に甘トロな方向性が好きが好きなので、若干肩透かしでしたが、まあこの辺りは好みでしょう。
 甘口酒としてはやっぱり良い感じの出来だと思いますね。
 たかちよ、今後も追っていく所存です。

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名称:たかちよ 「タータンチェック黄色ラベル」 純米 無調整生原酒 愛山 ai77 30BY
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: たかちよ 純米

2019年10月06日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

會津宮泉 純米酒 火入れ

家飲み記録 會津宮泉 純米酒 火入れ

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 福島県会津若松市のお酒です。
 銘柄としては初登場ですね。

 こちらを醸す宮泉銘醸は、首都圏では「冩樂」ブランドで知られていたと思います、この「會津宮泉」は古くからの地元銘柄ですね。
 私としては、宮泉の方が県外で知られ始めたのは、「SAKE COMPETITION 2018」にて、冩樂と宮泉が二部門トップという快挙を成し遂げてからだと認識しています。
 (この辺りはSAKETIMESに詳しい解説記事がありますね
 ただ、楽器正宗同様、こうなると地元銘柄と県外向け銘柄の違いというのが、買い手からしたら分かりにくいと思うんですよね…
 朝日鷹や泉川(十四代・飛露喜の地元銘柄)と違って、割とガンガン県外に売っているイメージがあるのでなおさらといいますか、若干なんだかなあという気がしております。

 さて、詳細スペックの記載はありませんが精米歩合は60と結構削っていて、ただお値段も1,300円とそこそこ。
 火入れ記載ですが要冷蔵なので一回火入れでしょうか、4月製造、6月開栓です。


 上立ち香はマスカット&バニラといった趣の、割と甘い香りがそこそこに。
 含むと、かなり濃厚で落ち着いた印象の甘旨味が力強く入ってきて、尻上がりに出てくる渋味で結構ギッチリ引き締められつつ、息の長い感じで染み込んできます。
 味わいは、荒くなくかつ古臭くない絶妙の落ち着きのあるぶどう的甘味が中心にあって、若干の酸味と強めの渋味が引き締め役に回ります、全体的な印象は非常にまとまりが良い感じですね。
 後味は渋味をあくまで余韻で残しつつも、割と自然な引き上げ方。

 落ち着いていながらも濃厚で、かつモダンな雰囲気もある、しっかり甘くて飲み飽きしないお酒でした。
 この、甘渋な感じはやっぱり福島酒って感じがしますね、いやあ本当わかりやすいですよ。
 記事の最初では若干ディスりましたが、楽器正宗同様、福島酒のレベルが高い&福島民の舌が肥えている結果、地元銘柄がそのまま全国展開できちゃうんじゃないかしら、そんなことを思いました。
 會津宮泉、次はまた別のスペックもいただいてみたいと思いました。

 ただ、温度上がってくると渋味とかがちょっとくどくなってくるかな…
 このあたりは晩酌酒としてはマイナスかもですね、今風のお酒同様しっかり冷やすのがオススメ。

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名称:會津宮泉 純米酒 火入れ
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年09月20日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

一博 純米 うすにごり生 30BY

家飲み記録 一博 純米 うすにごり生 30BY

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 滋賀県東近江市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回いただいたのは3年前、その時の印象は非常に良かったのですが、うっかり買い逃しているうちにあれよあれよと…
 こちらの蔵の事情については前回の記事に書いた通りです、そして今回いただくのは念願かなって再開させた自社蔵での造りによるお酒となります。
 なお、実は前回飲んだお酒(26BY)は「博」の字の点が無いバージョンだったりします、これは間借りしての造りだった為、あえてそうしたものだったとか。
 今回は満を持して点を入れた、いわば完成形の一博となるわけです、心していただきたいと思います。

 スペックは地元滋賀県産の酒米「吟吹雪」を60%まで磨いています、裏ラベルに詳細な記載があるのは嬉しいところ。
 特別純米とかを名乗れるはずですが純米表記ですね、お値段は非常に良心的な税抜1,250円。

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 上立ち香は若干セメダイン混じりの、メロン系のフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、インパクトのある甘酸味が、しかしキツさのない口当たりで入ってきて、苦味をあくまで裏方に感じさせつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりメロン的な印象の、程よい青臭さと苦酸味がありながらも、しっかりとした甘さゆえに全体としては柔らかく感じる極めてフルーツ的なものですね、かつダレ感は皆無。
 後味は、苦味をほんのりと残しつつも、割と柔らかく引き上げてくれます。

 青苦さに負けない甘味がとても心地よい、フレッシュ生酒の魅力くビンビンに感じさせつつ、力強くバランスをとるお酒でした。
 なんというか、セメダイン感が非常に甘味と溶け込んでいて、濃いのにキツく無くてガンガン飲めちゃうんですよね~
 いやあ久々に飲んでも好みだなあ、コスパも素晴らしいし、これなら毎年買っておくべきだった…
 一博への信頼を確固たるものにしてくれた一本でした。

 ただ、開栓後時間経つと、ちょっとアルコールが浮いたりでバランス崩れる感じかなあ。
 十分美味しくいただけるのですが、個人的には即飲み推奨。

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名称:一博 純米 うすにごり生 30BY
蔵元情報:中澤酒造有限会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.5/9.0

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2019年09月18日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

誉池月 純米 山田錦60 あらばしり 本生 「喜八スペシャル Ver.2」

家飲み記録 誉池月 純米 山田錦60 あらばしり 本生 「喜八スペシャル Ver.2」

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は3回目、小山商店購入酒の5本目になります。

 目を引くのは何といっても肩ラベルの「喜八スペシャル」という記載でしょう。
 これは小山商店の店長である「小山喜八」さん肝いりの一品ということだと思われます。
 喜八店長は同店の象徴という印象がありますね、いわゆる地酒ブーム以前から多くの銘柄を見出し、広めていったレジェンド的存在かと…(「飛露喜」誕生に大きく関わっているのは特に有名でしょう)。
 ちなみに店内には店長直筆らしいお酒紹介の張り紙が大量に貼ってあったりします、実際目の当たりにするとかなりのインパクトでしたね。

 さて、今回いただくのは地元産山田錦を60%まで磨いた生酒。
 私が以前いただいたものと似たスペックではありますが、何気に「垂口直汲み」って記載も有りますね、この辺りに「喜八スペシャル」たる所以があるんじゃないかと想像します。
 今年の2月製造、5月開栓。

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 上立ち香はぶどう系の濃厚な果実香が気持ち強めに。
 含むと、非常に濃厚な甘味がしっかりと入ってきたかと思うと、徐々に強まる酸渋味でしっかりと引き締まりを保ちつつ、最後にはキリリとした印象で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最初に感じるマスカット的甘味と、一拍おいて出てくる酸渋味のバランスが実に個性的かつ魅力的な印象、甘味の心地よさと酸味の引き締まり、渋味の奥深さを見事に共存させていますね。
 後味は、やはり酸味が引き取る形で完璧なキレ。

 今の日本酒の最先端を往くような、生酒の魅力を詰め込んだような、非常に個性的かつバランスの良い甘酸旨酒でした。
 私としてはやっぱり最初の甘味に非常に惹かれますが、後味のキレが好みの方も多くいることでしょう、まさに万人向け。
 そういえば、若干味乗りしてきた感はありますが所謂熟感は皆無でしたね、これ多分数年は余裕で持つタイプの生酒でしょう。
 今まで家飲みした他の誉池月の2本と比べても、ダントツに好み!
 誉池月の実力と、喜八スペシャルの名の重みを感じた一本でした、まさに感服です…

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名称:誉池月 純米 山田錦60 あらばしり 本生 「喜八スペシャル Ver.2」
蔵元情報:池月酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:小山商店
お気に入り度:8.6/9.0

■おまけギャラリー:小山商店さんの張り紙(ほんの一部)
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 一部では「達筆すぎて解読に時間がかかる」という評判だとか…(笑)

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2019年08月25日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

北信流 純米 金紋錦 二年熟成 生酒 28BY

家飲み記録 北信流 純米 金紋錦 二年熟成 生酒 28BY

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 長野県上高井郡小布施町のお酒です。
 家飲みは初めて、ただイベントかおさけ村で飲んだことはあったような…

 こちらは初来訪の足立区五反野の「ことより酒店」さんで購入しました、ちなみに綾瀬駅から20分ほど歩いて行ったので流石に疲れましたね…
 お店のホームページを見ると一目瞭然、評判だけでなくしっかり自分の舌で銘柄をセレクトしている印象のある素敵なお店でした。
 今回はそんな中でも目を引いた蔵元二年生熟成のお酒になります、ほんのり熟成色が透ける佇まいからしてなんかオーラがありますね…
 北信流自体ほとんど売っているところを見たことが無かったので嬉しい出会いでした。

 蔵元ホームページにはこちらは載っていないようで、どうにも情報不足なのですが、ポイントは希少米「金紋錦」利用ということと、生熟ということでしょう。
 なお、製造年月が平成30年5月で、開栓したのは今年の5月なので、実際は3年近く熟成されたものだろうと思われます。

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 上立ち香は実にチョコっぽい濃厚かつ香ばしい香りが結構強めに。
 含むと、甘味控えめで結構酸を纏った熟した旨味が結構スルスルと入ってきて、熟系の渋味を伴って個性を演出しつつ、割と最後まで勢いを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ガッツリ熟した感じながら老ね的なクセの無い旨味って感じですね、特に酸が生きているのがポイントで、あえて言うなら無茶苦茶濃厚なレモンティーって感じの、酸渋旨の独特なバランスを感じます。
 後味は、ほんのりと熟感と渋さの余韻を口中に残しつつ、酸が働いてガッツリキレます。

 熟成酒らしいチョコ的な香ばしい旨味を、熟成酒らしからぬ高濃度さと勢いで楽しませてくれる、オンリーワンの熟旨酒でした。
 いやあ面白いですねえ、枯れた感じではなくしっかり旨味が残っていながら、風味は凄く熟感が有るんですよ。
 個人的にはもうちょっと甘味が欲しいと思ってしまいましたが、これはハマる人はハマるタイプのお酒でしょう、間違いなく一飲の価値ありかと。
 北信流、次は通常スペックも飲んでみたいと思いました。

 そして燗をつけると…、ああこれは良いですね、酸が若干引っ込んで、濃い甘味と旨味が表に出てきました。
 個人的には断然燗ですわこれは、むしろ最初からやればよかった…

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名称:北信流 純米 金紋錦 二年熟成 生酒 28BY
蔵元情報:株式会社松葉屋本店
購入価格(税抜):1,361円/720ml
購入した酒屋さん:ことより酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 北信流 純米

2019年08月03日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ヤマサン正宗 純米生原酒 白ラベル にごり

家飲み記録 ヤマサン正宗 純米生原酒 白ラベル にごり 

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 島根県出雲市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 日本酒好きの飲みスタイルには色々とあると思います、自分好みのタイプを追及したり、特定銘柄を突き詰めたり、とにかくプレミア銘柄を集めたり…
 ちなみに私は「自分の好みのお酒(特に生)を中心に、ただある程度幅広く、首都圏であまり見かけない銘柄優先で、ひたすら飲みまくる」という感じですね。
 というわけで今回はヤマサン正宗をセレクト。
 公式ホームページにしっかり載っている取り扱い店一覧(素晴らしい!)によると、現在東京では4店舗、特に地酒屋では伊勢元酒店と酒の勝鬨のみで取り扱いがあるとのことです。

 使用米は五百万石で、精米歩合は70%と低め。
 裏ラベルのスペック記載は細かくてありがたいですね。
 
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 注ぐと、おおこれはガッツリ濁ってます。

 上立ち香はガスと米が混じった感じの香りが仄かに。
 含むと、甘酸のバランスがとれた旨味が、見た目よりはスムーズな口当たりで入ってきて、一種の軽さすら感じさせる勢いでスルスルと胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、まさにお米的な旨味が主役ながら、乳酸っぽさもあり飲むヨーグルト感もありますね、甘さも控えめながらしっかりあり、浮いた苦味等の雑味は皆無、高濃度ながらどんどん入ってしまいますね。
 後味は流石に若干粉っぽさを口中に残しつつも、酸がメインで働いて、見事にキレます。

 優しいお米の旨味と乳酸的な酸味がバランスを取りつつ、筋肉質な引き締まりもある、スイスイ系芳醇旨酸酒でした。
 これで18度ですからね…、恐ろしい、恐ろしすぎる、正直開栓直後は飲み過ぎました…
 う~ん、玉櫻同様、山陰らしいしっかり系の酒を醸せる蔵が出すにごり酒っていうのはもしかしたら鉄板ジャンルなのかしら(「笊」とか)。
 ヤマサン正宗の実力を感じさせてくれる一本でした。


 燗をつけると…、やはり甘味はそこそこですね、やはり無糖ヨーグルト的な印象。
 素直に燗適正があるといいますか、ぬる燗あたりだと実に口当たりが柔らかくなって心地よいですね。
 ただちょっと香りがケミカルかなあ、それだけ違和感。

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名称:ヤマサン正宗 純米生原酒 白ラベル にごり
蔵元情報:株式会社酒持田本店
購入価格(税抜):1360円ぐらい/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

■おまけギャラリー:とある酒の会に持ち込んだヤマサン正宗(2年生熟)

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 他のお酒も、飲み手もかなりハイレベルな会でしたが、評判が良くて非常にうれしかったです。

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2019年08月01日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

湖弧艪(こころ) 純米 生原酒 直汲み

家飲み記録 湖弧艪(こころ) 純米 生原酒 直汲み

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 滋賀県草津市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは、取り寄せ先の「うのかわ酒店」さんより、新規銘柄ということでプッシュがありセレクトしました。
 醸造元の太田酒造の通常銘柄はよく知られている「道灌」ですね、ちなみにブログでは以前、同社が灘に保有している蔵で醸した「千代田蔵」という銘柄をご紹介しています。
 しかし湖弧艪とは凝った名前ですよね、こういうのは由来をラベルにでも書いて欲しいなあ…、と思ったのですが、ググったら公式ブログで説明がありました(はてブ使ってるのは珍しいっすね)。
 折角なので詳細はそちらをご覧ください、やはり滋賀における琵琶湖の存在の大きさが伝わる内容となっています。
 
 スペック的には、滋賀が誇る酒米である玉栄を、70%削るにとどめています、ただ直汲み生原酒というのは今風ですね。
 (ちなみに、調べたところ玉栄って誕生は愛知県なんですね、意外でした)
 お値段はなんと税抜1,000円ポッキリ!素晴らしい。

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 上立ち香はフレッシュかつ若干青さを感じる果実系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり香りの印象通りのフレッシュな旨味が勢いよく入ってきて、若干の甘味とほんのりとした苦味でバランスを取りつつ、最後までキリリとした感じで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、控えめながらも甘味がある、皮混じりのメロンジュース的な青い甘苦味が主役、でもキツさがないのが素敵ですね、自然に飲めていく感じ。
 後味は、青さと苦さが引き取って、バッチリキレてくれますね。

 青くフレッシュでしっかりと飲みごたえがありながら、全体のバランスが見事にとれている、ハイレベルスイスイ酒でした。
 これは濃厚ながらスイスイいってしまいそうだなあ…、値段を考えると、晩酌酒として非常に良い感じですね。
 苦味の使い方が旨いと思うんですよね、極めて高コスパの一本です。
 湖弧艪、実は今回もう一本買っているので、次回はそちらを紹介します。

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名称:湖弧艪(こころ) 純米 生原酒 直汲み
蔵元情報:太田酒造株式会社
購入価格(税抜):1,000円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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タグ: 孤湖櫓 純米

2019年07月09日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

Ohmine Junmai 3grain (大嶺純米3粒) 新酒生酒

家飲み記録 Ohmine Junmai 3grain (大嶺純米3粒) 新酒生酒

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 山口県美祢市のお酒です。
 ブログでの登場は(一応)2回目ですね。

 大嶺は以前に100mlのミニカップ酒を紹介しています。
 その印象は良く、他に外飲みでいただいた「ひやおろし」も美味しかったのでいつかじっくりやりたいとは思っていたのですが…、ホームページの商品紹介みると一目瞭然で、全体的にお高いんですよね。
 それも見た目に凝った商品が多かったので、中身重視派としてはどうにも購入に踏み切れずにいましたが、今回新酒生酒がまあ許容範囲のお値段で売っていたのでセレクトしました。
 (この辺り、とある酒屋さんがブログで何度か書いている、「パッケージは飲めない」というフレーズは至言だと思います)

 山田錦の精米歩合58%の生原酒、値段は税抜1,800円。
 確か、最近新しく建造した蔵設備での造りだったかと思います、開栓は今年1月。

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 上立ち香は割と濃いめかつガッツリセメダイン系の香りがそこそこに。
 含むと、若干のケミカル感を纏った独特の旨味がグググッと入ってきて、若干の渋味を伴いながら、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、ある種生原酒らしい濃厚な旨味が中心にあるのですが、甘味が若干控えめかつ苦味が皆無で、伴うセメダイン感と渋味がクセっぽい方向にいっている気がしますね、結果として少々ダレ感があるような…
 後味は、なんとなく渋味を口中に残しつつ引き上げていきます。

 好ましい旨味を、ケミカルでクセっぽい含み香がいじめたおす、若干バランスの崩れが気になるお酒でした。
 この値段でこの味わいは正直残念ですね、大人しく加水火入れにしたほうが良かったんじゃないかしら…というか、日誌係さんの尻馬に乗ってしまいますが、オフフレーバーが強過ぎかと。
 かの「山間」はかつて(23BY)設備由来のオフフレーバーを認めた上で全量火入れにし、結果として商機を逃してしまいましたが、このお酒を飲むと、その姿勢って凄く真摯だったんだなあという思いが浮かびます(嫌味)。
 とはいえ、今までは好印象だったわけですし、一回だけではなんとも言えないでしょう(今回も飲めないほどひどくはない)。
 大嶺、今後一歩引きつつも追っては行きたいとは思いました。

■「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-2629.html

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名称:Ohmine Junmai 3grain (大嶺純米3粒) 新酒生酒
蔵元情報:大嶺酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: Ohmine 大嶺 純米

2019年06月17日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

shirakiku(シラキク) BLACK LABEL 純米無濾過生原酒 vibrant(ヴィブラント)

家飲み記録 shirakiku(シラキク) BLACK LABEL 純米無濾過生原酒 vibrant(ヴィブラント)

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 京都府京丹後市のお酒です。
 同銘柄の家飲みは二回目ですね。

 こちらは、以前にご紹介している白いラベルの商品が、今年からリニューアルされたものだそうです。
 60%まで削ったコシヒカリを使用した無濾過生原酒というのは前回同様。
 ただ今回からは名前通り「黒麹」を使っているそうですので、味わいは別物と考えた方が良さそうですね。
 ちなみに黒麹は泡盛等に使われるタイプの麹です(日本酒は通常黄麹)、黒麹使用の日本酒としては当ブログでは前に福岡の「黒兜」というお酒を紹介したことがありますね。

 しかし、瓶の形状含め目を引くデザインですね~(何気に容量は750から720mlになったみたい)
 奇抜なガワは同蔵の特徴でしょう、中身さえ良ければ個人的には全然アリだと思います。
 (ちなみに個人的には「BLACK LABEL」というとCAVEのシューティングを想起したり…、まあ余談)


 上立ち香は割とハッキリとした酸とほんのりセメダインを感じる爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、結構ケミカル感のある引き締まった旨酸味がスルスルと入ってきて、少々唾液腺を刺激しつつ最後まで勢いよく喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、フレッシュな酸味を中心として、控えめな甘味や苦味が寄り添う感じで、フレッシュかつ実にモダンな印象ですね、苦味は皆無でひたすらスルスルいってしまう感じ。
 後味はほんのり苦味を残しつつ、やっぱり酸が引き取って見事にキレてくれます。

 今風の食中酒といった趣の、フレッシュな酸でしっかりと引き締まった、スイスイ系のお酒でした。
 個人的には甘味が少ないのが寂しいのですが、それは完全にイチャモンですね、このお酒は酸旨酒として完成している感があります。(ちょっと酸が強すぎるきらいはあるかも)
 クエン酸が多いと言われるとまあ腑に落ちる感じですね、新政と似た感じの「日本酒離れ感」があるお酒だと思います。
 白木久、せっかくなので次は別ライン(銀シャリとか)もいただいてみたいと思います。

 ただ、開栓後は早い段階で若干崩れた様に個人的には感じました。
 酸が強くても伸びるわけではないというのが、日本酒の難しいところですね~

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名称:shirakiku(シラキク) BLACK LABEL 純米無濾過生原酒 vibrant(ヴィブラント)
蔵元情報:白杉酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 白木久 純米

2019年06月09日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)

家飲み記録 旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)

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 徳島県那賀郡那賀町のお酒です。
 外飲みでは何度かいただいていますが、家飲みは初めて。

 旭若松は外飲みで好印象ながらどうも縁が無く家飲みできていなかった銘柄の一つです。
 確か生産量が相当少ないんですよね、今回ようやく人形町の「新川屋佐々木酒店」さんで出会えたので喜んで買いました。
 今まで飲んだ経験で印象に残っているのは、かの実力派居酒屋「鎮守の森」で、チーズの冷静スープとのペアリングでいただいたときの味わいですね。
 店長さんから口中で混ぜちゃって飲むのが良いと言われ、その芳醇な旨酸味に「こんなに力強い合わせ方があるのか!」と感銘を受けました。
 
 スペックは雄町利用、精米歩合は70%にとどめた無濾過生原酒、値段は若干お高めですね。
 製造年月を見るに少なくとも1年近くは生熟期間を経ているようです、2018年12月開栓(ちなみに大晦日に飲んでました)。

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 上立ち香は少々ツンとした感じの、ケミカルチックながらも心地よい香りがそこそこに。
 含むと、トロリとした甘味と落ち着いた酸味が相まった感じの旨味が極めて力強く入ってきて、最後までしっかりと濃度を保ちつつ、じんわりじんわりと染み込んできます。
 味わいは、カラメル感をガッツリまとった超濃厚な甘味と、それに完全に一体化した印象の柔らかい酸味が厳然たる主役、渋味や酸は脇役ながらも個性と複雑さをしっかり添えています。
 後味は、主に酸が引き取って、見事なまでにバッチリキレます。

 生熟酒の方向として、一つをかなり突き詰めた感のある、超濃厚複雑生熟甘旨酒でした。
 こっち系のお酒としては非常に甘味が強いのが特徴的ですね、粉っぽさもある濃度で、貴醸酒の古酒に近いニュアンスといいますか…、ただダレ感は皆無(断言)
 いやあこういう世界観のあるお酒は良いですね~、何故かバニラ感もあるようで、実にオンリーワンの個性があります。
 旭若松、「我が道を往く」素晴らしい芳醇酒でした、早いうちにまた購入したいと思います。

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名称:旭若松 純米 無濾過生原酒 雄町 (2018年3月製造)
蔵元情報:那賀酒造有限会社
購入価格(税抜):1,850円/720ml
購入した酒屋さん:新川屋佐々木酒店(人形町)
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年06月07日 徳島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

三千櫻 純米 五百万石 にごり酒

家飲み記録 三千櫻 純米 五百万石 にごり酒

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 岐阜県中津川市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 私は昨年、一昨年と特集を組むぐらいににごり酒が好きでして、今年も新規開拓に励んでいました。
 当然「甘くて美味しい」という評判のお酒を探しており、この「三千櫻のにごり酒」もそれでセレクトしたのですが…
 いやあ甘い方向なのは「愛山」のにごりで、この「五百万石」はスッキリ系らしいんですよね…
 私ともあろうものがこんな初歩的なミスをするとは…、やはり「にごり酒」なら一種類だろうという思い込みが有ったようです。
 地酒の世界はこれが怖いんですよね、やっぱり個人買いの際にはソムリエ的な存在が必要な気がします。

 さて、スペックは五百万石の精米歩合60%、穴開き栓なので12月購入して同月中に開栓しました。
 吹きこぼれ防止のために、四合瓶ながら内容量は670mlとなっています。

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 上立ち香はやはりガス混じりのオリ由来のお米的な香りがそこそこに。
含むと、引き締まった旨味が、粘度のかなり高い感じで、しかしガス感が伴うことでトロシュワといった趣で入ってきて、尻上がりに強まる苦味で最後までキリリとしたまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、にごり酒としては王道を往く印象の、まろやかさもあるお米的な旨味と乳酸味が入り混じった感じの味が中心にあって、新酒らしい苦味がそれを程よく引き締めるもの。
 後味は流石にオリと苦味を口中に残しつつも味自体はキリリと引き上げます。

 にごり酒らしい食感とキリリとした味わいが両立しているのが面白い、まとまりの良いにごり酒でした。
 濃度はかなり高いほうですね~、注ぐ時点で明らかにドロドロしている感じで、後半はもう飲むというより食べる感じになります。
 それでいて引けが悪くないのは流石の完成度でしょう、穴開き栓ながらダレは皆無でしたし。
 三千櫻のにごり、次は何としてでも愛山を飲んでみたいと思いました。

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名称:三千櫻 純米 五百万石 にごり酒
蔵元情報:三千櫻酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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2019年05月28日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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