Ohmine Junmai 100ml

本日の家飲み Ohmine Junmai 100ml (大嶺カップ酒)

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 山口県美祢市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 前回に引き続き、銀座君嶋屋さんでの購入酒です。
 ブログ「日本酒のカルテ」さんで高評価だったこともあり、銘柄的に気になっていたところ、今回冷蔵庫に見かけ、100mlカップという気安さもあって購入してみました。
 いかにもデザイナーが絡んでそうな見かけですね、蔵元ホームページも外見にこだわっている感じ
 ただ、商品ラインナップを純米大吟醸の四合瓶とこのカップの「2種類」に絞るなんてことを断行してしまうあたり、その先進性は本物のようですね。
 
 スペック的には山田錦60磨きと純吟並みで、アルコール度数は14度と低めに抑えてあります(多分加水)。
 小瓶ながら、四合瓶換算してもそんなに高くはないので、むしろ良心的な値付けと言えるでしょう。
 流石に100mlは少なすぎたので、2~3個ぐらいかっておけば良かったと後で反省…


 上立ち香は若干青さのある草っぽい香りがそこそこに。
 含むと、濃厚複雑かつバランスの良い印象の旨味が素直な口当たりで入ってきて、個性的な渋味と酸、そして若干の辛さで輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、甘酸渋辛がそれぞれせめぎ合う感じでかつ少々加水感があり、スイスイ行けるタイプのものですね。
 後味もスッキリ系。

 とまあ一応感想も書きましたが、正直一口で飲めてしまうぐらいの量なので(それは言い過ぎか)、今回はオマケ程度に考えていただければ…
 大嶺は新蔵建てて増産予定らしいので、いつかじっくりやれることを期待していようと思います。

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紹介:「日本酒のカルテ」さんの同酒の記事
http://blog.livedoor.jp/sakechart/archives/2134657.html

名称:Ohmine Junmai 100ml
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:14%
日本酒度:不明
蔵元情報:大嶺酒造株式会社
購入価格(税抜):240円/100ml
購入した酒屋さん:銀座君嶋屋
お気に入り度:つけるには量が少なすぎました/9.0

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タグ: Ohmine 純米

2017年11月22日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

安芸虎 純米酒 生酒

本日の家飲み 安芸虎 純米酒 生酒

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 高知県安芸市のお酒です。
 前回と同銘柄であり、「まるごと高知」購入酒のトリになります。

 高知酒は良く単に「辛口」とまとめられがちですが、今回まとめ飲みして思ったことは、結構前に土佐しらぎくの記事でも書いていますが、単なる辛口というより「最初にフワっと果実的な甘さが広がり」つつ、「後味が見事にスパッとキレる」ような、落差の激しいお酒に良く出会うなあということです。
 そして、私自身の尺度では正直「キレ」はそんなに重視しないのですが、この「甘さ」の方向性が本当に自分に合っているんですよ…今回しみじみ思いました。
 もちろん全ての高知銘柄に当てはまるわけではありませんが、経験上では相当な割合で出会っているので、やはりこれは大事にすべきでしょう、長野同様県ごとお気に入りに追加って感じですね。

 閑話休題、こちらはおそらくレギュラースペックであろう純米生の小瓶(300ml)入りです。
 ググってもあまり情報が無く、ラベル記載以上の詳細は不明ですね…
 単純に四合瓶換算しても1,000円程度と、お値段は非常にリーズナブル。
 

 上立ち香はほんのりと熟しつつもフレッシュさも残る、柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、極めて濃厚ながらダレ感皆無の甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、酸でしっかりと輪郭を保ち、最後までバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、程よく熟した柑橘系果実といった趣の甘酸が主役、かつ苦渋はあまり感じず、素直にその芳醇な旨味を楽しめます。
 後味はほんのりと辛さを感じさせつつ、見事なキレ。

 奇をてらわない、かつ完成度の高い、芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 これまたまさに自分との相性抜群ですね…、小瓶なのがとても物足りなく感じました。
 それでこのお値段というのは素晴らしい!旅行先とかで見つけたら即買いしてしまいそうです。
 土佐酒の中でも、安芸虎に関しては銘柄ごと「【超】お気に入りに追加!」ですね。

名称:安芸虎 純米酒 生酒
精米歩合:60%
使用米:不明
アルコール度:15.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社有光酒造場
購入価格(税抜):430円/300ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.6/9.0

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■今回まとめ買い記念写真。「まるごと高知」さんには近いうちにまた行きたい!
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2017年11月18日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:3

無手無冠 純米酒 生の酒

本日の家飲み 無手無冠(むてむか) 純米酒 生の酒 

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 高知県高岡郡四万十町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは、銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」で購入したお酒です。
 個人的には、銀座~新橋近辺のアンテナショップ密集地というのは、日本酒購入においても極めて有用というか、穴場だと思っております。
 何といっても、首都圏にろくな販売チャネルを持っていない銘柄がちょくちょく売っているのが大きいですね、岡山アンテナショップの「桃の里」なんかはその典型でしょう。
 まあ基本的に冷蔵スペースが小さく生酒があまり置いていないというのはネックではあるのですが…
 なお「まるごと高知」に関しては例外的に地酒屋並みのスペースがあり、有料試飲も充実しているので特にオススメできるかと。

 何本かまとめ買いした中でトップバッターのこのお酒は、栗焼酎「ダバダ火振り」などでも知られる「株式会社 無手無冠」が醸したものになります。
 ラベルでも強く主張しているように、契約農家によるお米の栽培には相当力を入れているようですね、蔵元ホームページによると、有機肥料の原料にに栗焼酎の搾りかすも使っているとか…なかなか面白い相乗効果かと。
 商品ラインナップ上は「辛口」を謳ったものが多いようですが、私としては当然それらを避けて(笑)、セレクトしてみました。

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 上立ち香はマスカットの雰囲気のあるアルコールの香りがそこそこに。
 含むと、非常に濃厚かつ引き締まった印象の甘酸味が力強く入ってきたかと思うと、強烈な辛さが尻上がりにやってきて、全てを押し流す形で喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりマスカット感のある甘味がしっかりとあるのですが、酸がガッツリと仕事ををしているのに加え、辛さ、ただ単なるアルコール感で無く純米的な柔らかさも有る辛さによって、「芳醇辛口」のド真ん中を征くような完成度がありますね。
 後味はその辛さが見事に引き取って、力強くキレます。

 最初に感じる甘旨味の存在感が非常に強いながら、後味は辛口そのもののキレを見せる、フルーツ系芳醇辛口でした。
 やっぱりこの「時間差」という概念は日本酒においては非常に重要ですね、単体で飲むだけで凄く楽しいんですよええ。
 これで18度はヤバイなあ…、轟沈一直線な感じでスイスイ飲めてしまうまとまりもあります。
 いやこれは良い!コスパも文句ないレベルですし、少なくともこのスペックについては辛口派から甘口派まで一度は試してみてほしいですね。
 無手無冠、自分の中で「超要注目銘柄」にランクインです。

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名称:無手無冠 純米酒 生の酒
精米歩合: 麹米:55% 掛米:70%
使用米:不明
アルコール度:18~19%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社無手無冠
購入価格(税抜):1,324円/720ml
購入した酒屋さん:まるごと高知(銀座)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年11月12日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏

本日の家飲み 井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏

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 長野県伊那市のお酒です。
 当ブログイチオシ銘柄であり、登場は9回目とかなり多くなってきました。

 井の頭の夏酒になります、こちらは前回記事の「あべ」を買いに行った「大阪屋酒店(吉祥寺)」で購入したものです。
 都内では中々見かけない「井の頭」ですが、私今まで「信州おさけ村(新橋)」、「うえも商店(練馬)」でも購入しております、是非参考にしていただき、一度はセレクトして欲しいと思っております。
 知っている銘柄しか買わない方は多いでしょうし、その意味も十分理解できるのですが、たまには未飲銘柄に突撃するのも良いと思うんですよね、そしてその対象として私は「井の頭」はうってつけだと思う次第です。

 さて、今回購入したのは、私としては滅多に買わない夏酒版、 「まあ井の頭だし一度は飲んでみるか」の精神ですね(ちなみに飲んだのは8月)。
 ひとごこち59磨きの袋取りと、なかなか豪華というかちゃんとしたスペックです。

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 上立ち香はキリッとした印象のセメダイン混じりの果実香が仄かに。
 含むと、やはり引き締まった甘旨味が素直な口当たりで入ってきて、じわじわと染み出してくる苦味と程よい酸味で輪郭を保ちつつ、ほどほどの速度で流れ込んできます。
 味わいは、井の頭的な優しい旨味に、柑橘系の酸苦が寄り添うことで夏酒的な爽やかさを演出している印象、それでいて雑味の無い柔らかさがあるのが流石ですね。
 後味は苦酸が引き取りつつ程よく優しく引き上げる感じ。

 優しさとキリリ感を両立させたような、実に井の頭らしい夏酒でした。
 やっぱり癒し系ですよこの銘柄は…、それでいて夏酒らしい「飲みやすさ」がありましたね。
 ただ逆にしっかり夏酒しているので、私の好みからはちょっと外れてしまう面もあるという(笑)、まあ予想通りではありました。
 井の頭、今後もしっかり追っていきたいと思います。

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名称:井の頭 純米無濾過 袋取り生 うすにごり夏
精米歩合:59%
使用米:ひとごこち
アルコール度:15%
日本酒度:+4
蔵元情報:漆戸醸造株式会社
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 井の頭 純米

2017年11月10日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

菱屋 別撰純米酒 生原酒

本日の家飲み 菱屋 別撰純米酒 生原酒

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 岩手県宮古市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述します。

 こちらを醸す菱屋酒造店は、所謂「被災蔵」の一つであり、しかも海岸線に近かったということで、甚大な被害を受けてしまいました。
 再建も危ぶまれる状態でしたが、市やボランティアの支援もあり、何とかお酒造りの再開にこぎつけたとのことです。
 そしてその復興を記念して「フェニックス」と銘打ったお酒を出しているのですが、それについては外でいただいた経験が有ります。
 ご苦労には本当に頭が下がる思いです…が、一飲み助としてはあくまで気楽にいただくことで、「飲んで応援」に繋げていきたいと思っております。

 今回いただくのは別撰純米とのことですが、とにかくラベルが簡素なのでどのあたりが別撰なのかは謎。
 ただ、ちょっと調べた限りでは「生原酒バージョン」はあまり出回ってなさそうですね、さすがシマヤさん。


 上立ち香は落ち着いたお米とアルコールの香りが仄かに。
 含むと、やはり落ち着いた印象のふくよかな甘旨味がトロリと入ってきたかと思うと、時間差で出てきたアルコールの辛さが強烈に全体を引き締め、チリチリ感を伴いつつ染み込んできます。
 味わいは、落ち着いたお米の旨味に果実的な甘酸味が絡みついた感じの旨味が前半の主役なのですが、後半は本当スパルタな辛さが全面を支配して、その落差が非常に印象的。
 後味はその辛さがガッツリと引き取って見事なキレ。

 とろみすら感じる濃厚な甘旨味と、その数瞬後に出てくる強烈な辛さの刺激が印象的な、いわば「時間差系芳醇甘辛酒」という感じのお酒でした。
 こういうお酒にはたまに出会いますが、飲んでいてなかなか楽しいです。
 私はどちらかというと優しく引き上げていくお酒の方が好きなのですが、世間一般的にはこっちのほうがウケがいいんじゃないかな…、食事にも合わせやすいですし。
 ともかく、菱屋、また別のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:菱屋 別撰純米酒 生原酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17.5%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社菱屋酒造店
購入価格(税抜):1,480円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 菱屋 純米

2017年10月11日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

たかちよ 「タータンチェック赤ラベル」 純米 無調整生原酒 雄町

本日の家飲み たかちよ 「タータンチェック赤ラベル」 純米 無調整生原酒 雄町 

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 新潟県南魚沼市のお酒です。
 当ブログ殿堂入り銘柄の一つですね。

 ひらがなラベルとしては、初めて雄町を使用した限定品のお酒となります、ラベルのタータンチェックが印象的ですね。
 (ちなみに、おりがらみの「タータンチェック青ラベル」も同時発売だったようです)
 最近私の家飲みセレクトでは、「ブラック Custom Made」「SEVEN」「Takachiyo AIYAMA」と新発売スペックが続いています。
 が、こういう風に新発売に飛びつきまくるっていうのは本当はあまりよろしくない気がしているんですよね…、実際蔵元の経験がない状態のスペックなら出来はバラつくのが当然ですし。
 そういうお酒が売れてしまうのも実は良くないような気もするのですが、ああそこはマニアのサガ、好奇心には勝てないんですよね…

 というわけで、今回のスペックは雄町の70磨きの無濾過生原酒、珍しく特定名称と精米歩合の記載が有りますね。
 扁平精米であることは変わらないようです、むしろこのくらいの低精白の方が、扁平精米の真価が発揮されそうな気もします。

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 上立ち香はちょっと熟しすぎて異臭になりつつある感じのトロピカルフルーツ香が気持ち強めに。
 含むと、インパクトの有る濃厚な甘酸旨味がグワッと入ってきて、一瞬後に出てくるアルコールの刺激やほんのりとした苦味で複雑な印象を与えつつ、最後まで濃度を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、やはりパイナップル的な華やかな甘酸味が主役なのですが、苦辛が、うーんなんとなく「スパイシー」という言葉が浮かぶ刺激を纏って面白い感覚。
 後味はそのピリピリな感覚が引き取ってキレます。

 濃度・粘度の高い甘酸味とピリピリした苦辛がせめぎ合う、個性派芳醇甘口酒でした。
 うーむ、面白いお酒ではありますが、私がたかちよに求めているものからはズレるかな…、ちょっと刺激が浮いていてせっかくの甘味をほっこりと楽しめない感じなんですよね。
 そもそもその甘味もちょっと力不足のような…、ただ、単純にもう少し「こなれれば」良い感じになりそうな片鱗も感じました。
 来年以降の、一本〆以外の「たかちよ」ブランドに期待していきたいと思います。

 開栓二日目はあまり印象は変わらなかったのですが、少量残した三日目は若干のピリピリを残しつつ割りと素直に飲めました。
 意外と飲み頃はもう少し先だったのかもしれません。

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名称:たかちよ 「タータンチェック赤ラベル」 純米 無調整生原酒 雄町
精米歩合:70%
仕様米:雄町
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:髙千代酒造株式会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: たかちよ 純米

2017年10月05日 新潟の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

本日の家飲み 瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

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 広島県三次市(みよしし)のお酒です。
 家飲み、ブログでの登場は初めてですが、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)

 この瑞冠については、割と以前から有名地酒屋さんの取り扱いもあり、その筋では知られた銘柄という認識があります。
 私も以前より目は付けていたのですが、タイミングが合わずようやくの家飲みとなりました。
 記事のネタ探しに蔵元ホームページも見たのですが、最終更新が2015だったりいろいろと残念な感じでした…
 (ブログの最新日付はなんと2006だったり、「杜氏のブログ近日公開」みたいに書いておきつつ放置だったり、こういうの見ると何というかさみしくなるんですよね…無理するぐらいなら閉鎖しても良いのに…)

 スペック的には、山田錦で精米を70にとどめた、日本酒度+10の生もと生原酒という、いかにも力強そうなもの。
 蔵元で1年程度生熟後出荷というのも惹かれるポイントですね。
 手間がかかっていそうなわりには、お手頃価格なのも嬉しいところ。

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 上立ち香は熟したヤクルト(笑)的な、落ち着いた乳酸系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり若干熟成感のある太い旨味がググっと入ってきて、強めの苦辛をまといつつも口当たりは柔らかな印象のまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟したかつ引き締まった印象の米の旨味がしっかりと芯にあって、そこに強めの乳酸味が絡んで奥深さを添えつつ、苦辛も参加しながら最後までバランスを保つ質実剛健な感じ。
 後味は酸苦辛が引き取って力強くキレます。

 「骨太」という言葉が真っ先に浮かぶような、生もとらしい芯の強さが魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 私は基本的には苦辛が強いお酒は苦手なものが多いのですが、これだけ旨味がしっかりしていると、それも前向きに感じられるようになるのが素敵ですね。
 フルーティー酒の合間にこういうお酒を飲むと、また日本酒の奥深さをしみじみと感じられて良いです。
 瑞冠、近いうちに他のスペックも試してみたいと思います。

 温度が上がってくると、苦味が良い感じで引っ込みますね、こちらは冷やしすぎ注意。
 うっかり燗つけをするのを忘れてしまったのは痛恨事です…

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名称:瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+10
蔵元情報:山岡酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年09月21日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

唯々 渡船純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 唯々(ただただ) 渡船純米 無濾過生原酒

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 滋賀県湖南市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 私は最近お酒をセレクトする時、「信頼できる酒屋さん」で「飲んだことの無い銘柄」の「純米生酒」であれば大体それ以上情報収集せずに一度は買うようにしています。
 実際のところ、この業界の有名どころは大体抑えてしまった関係で、昔のようにがっつり情報収集して、自分の好みだけ狙おうとすると、ほとんど新規開拓できないんですよね。
 志のある地酒屋さんは新規取り扱い銘柄の開拓にも熱心ですし、そこに素直に乗っかるのが有用だと思う次第です。

 この「唯々」はまさにそういう銘柄ですね、うのかわ酒店さんのネットショップに新しく並んでいたので深く考えずセレクトしました。
 最近少々見る気がする「渡船」利用で、磨きは70にとどめて、お値段も安め。

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 上立ち香はセメダイン系ながら若干熟感もある香りがそこそこに。
 含むと、苦辛で強烈に引き締められた印象の旨味がググっと入ってきて、辛さで舌先をピリピリとさせながら、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいはやっぱり苦辛中心で極めてキリリとした印象の旨味が主役ですが、痩せた感じではなく存在感はあります、ただ私には若干キツさもありますね。
 後味はその苦辛でガッツリとキレます。

 全体的にスパルタ的な引き締まりがある、中濃度のキリリ系苦辛酒でした。
 う~む、それこそ「ただただ苦い」という印象が残ってしまいますね、ある程度飲み慣れるとドンドン飲める感もありますが、それだけといいますか…
 ただ、各所の評判を見るに、ほとんど苦味に触れたものがないので、これはスペックやロット(下手したらコンディション)的な問題のような気もします(値段も安いですし)。
 というわけで、唯々、できれば近いうちに他のスペックも試してみたいと思いました。

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名称:唯々 渡船純米 無濾過生原酒
精米歩合:70%
使用米:渡船
アルコール度:19%
日本酒度:不明
蔵元情報:竹内酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 唯々 純米

2017年09月19日 滋賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

浦霞 純米しぼりたて 生酒

本日の家飲み 浦霞 純米しぼりたて 生酒

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 宮城県塩釜市のお酒です。
 銘柄自体は外飲み経験ありで、家でも昔に飲んだことはありますが、ブログでは初登場。

 こちらのお酒も、「聖」同様、千葉市の「シマヤ酒店」さんで購入しました。
 同店は知る人ぞ知る日本酒の聖地というイメージがありまして、たまたま千葉市への出張があった折に、これ幸いと帰りに寄らせていただきました。
 感想としては兎に角売り場の広さ・商品のバリエーションに圧倒されましたね、冷蔵庫だけでも10面以上あったと思います、都内地酒屋の数倍は確実にあるでしょう。
 テンション上がり過ぎて四合瓶を8本も買ってしまい、帰りの電車は非常に大変でした…肩と腰をやられましたよ。

 折角の機会ですので購入酒も普段買えない(or買わない)セレクトを意識しました。
 浦霞は超有名銘柄ですが、生酒は結構珍しいんじゃないでしょうか。

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 上立ち香はアルコール混じりの濃厚なマスカット的果実の香りがそこそこに。
 含むと、クリーム的な濃厚さを感じる濃厚な甘旨味がトロリと入ってきますが、すぐにアルコールの辛さに引き締められながら、ピリピリと舌を刺激しつつ流れ込んできます。
 味わいは、やはりマスカットクリーム的(なんじゃそりゃ)な極めて濃厚な旨味が芯にあるのですが、辛さも結構強烈で、全体としては芳醇辛口という印象。
 後味は、当然のように辛さが引き取って見事にキレます。

 含んだときの印象と、後味の印象の落差が非常に激しい、抜群のキレを誇る良コスパ芳醇旨口酒でした。
 ここまでキレなくても良いだろうと個人的には思うのですが、そこを重視する人にはドンピシャかと思います。
 たまに思うのですが、こういう含んだ時には甘旨味が確かにありつつも、キレが凄いお酒っていうのは、「(芳醇)辛口」と認識する人が多そうな気がします。
 私はなんとなくこれを「辛口」と表現するには違和感があったりしますが…、それ以外の表現も中々難しいのも事実。
 ともかく、浦霞の実力を感じた一本でした。

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名称:浦霞 純米しぼりたて 生酒
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社佐浦
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:シマヤ酒店(千葉)
お気に入り度:8.4/9.0

店外記念写真。良い雰囲気です。
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タグ: 浦霞 純米

2017年09月08日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

開春 純米生もと仕込 西田 生原酒

本日の家飲み 開春 純米生もと仕込 西田(にした) 生原酒

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 島根県大田市温泉津町のお酒です
 家飲みは初めてですが、外飲みは確かあったような…

 開春については、「お酒ミライ Tシャツ屋のお酒ブログ」さんが以前アップしている、「寛文の雫」という超イロモノ酒のレビューが印象深く残っています。
 非常にリアリティのある表現で興味はそそられるのですが、一升瓶を買う勇気は私にはありませんでした…(笑)
 というか個人売りする気があるならこういうイロモノ系で一升瓶オンリーはちょっといかがなものかとおもいますね、個人的には木戸泉が「アフス」を500ml瓶で売っていることこそ正しい(消費者目線の)姿勢だと思っております。

 というわけで、今回セレクトしたのは非変態系(笑)の純米生もと生原酒、といいつつ酵母無添加なんでありきたりなスペックではないですね。
 西田というのは、使用米の生産地区(大田市温泉津町西田地区)の名前で、蔵のすぐ近くのようです。
 裏ラベルには生産者名の記載もあり、お米の調達に関する意識の高さを感じさせます。

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 上立ち香はいかにも生もと的なクリームチーズ的発酵食品の香りがそこそこに。
 含むと、酸と辛さでしっかりと引き締まった印象の旨味が、しかしキツくない丸みのある口当たりで入ってきて、最後まで引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸味にコーティングされた米の旨味といった趣の、まろやかさとピリリ感を両立させた感じの複雑なもので、全体としてはやっぱり男酒的な筋肉質な印象が残ります。
 後味は辛さが引き取ってガッツリしっかりとキレます。

 甘さ控えめで酸が主張しながらも、どこかお米の優しさも感じさせるような、懐の深いお酒でした。
 この引き締まり方はいかにも山陰の生もと酒って感じですね。
 こういうお酒こそ、万能食中酒といえるのじゃないでしょうか、正直淡麗辛口などより料理を選ばない晩酌向けのお酒かと思います。
 開春、次はまた別スペックをいただいてみたいと思います(寛文の雫は四合瓶が出たら検討)。

 燗をつけると…いやあ想像通りピリピリ感は増しますね…、ただ旨味も太くなっていい感じで拮抗しています。
 このお酒は正直冷酒・常温・燗、どれでも楽しめるので、自分の好みの温度を探すのも面白いと思いました。

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名称:開春 純米生もと仕込 西田 生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:若林酒造有限会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年08月31日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

旦 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 旦(だん) 山廃純米 無濾過生原酒

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 山梨県大月市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 この「旦」については昨年、伊勢元酒店の店長さんオススメということで純米吟醸生原酒(速醸)をいただいています。
 その時は関東ではほとんど取扱い店舗が無いという状態だったと聞いていたのですが、最近あれよあれよと有力酒販店が取り扱いを始めてますね。
 ここらへん、もともと知名度と営業力のある酒造メーカーであることに加え、パーカーポイントが付いたことが大きいんじゃないかな…勝手な想像ですが。
 ともかく、初飲みの印象は非常に良かったため、今年もセレクトした次第です。

 スペック的には前回が速醸だったので今回は山廃にしてみました、ラベルに使用米の記載はありませんが、調べると山田錦と五百万石みたいですね。
 精米歩合は60、お値段は税抜1,300円台と良心的です。

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 上立ち香はいかにも今風山廃的な、セメダインと乳酸の混じったフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、結構刺激的な酸味がググっと入ってきて、最後まで唾液腺を刺激する酸っぱさが支配する味わいが続きます。
 初日は「あれこんなんだっけ」と思うぐらいに刺々しいですね、これはちょっと開栓後置いてみます。

 二日目の時点で、明らかに丸くなりました、甘味も出てきましたしこちらの方が断然良いです。
 これは注意書き必要なお酒だと思いますよ…、おそらく熟成耐性もバリバリあるでしょう。
 しかも三日目以降はさらにハッキリと甘味も出てきました、うーん面白い!

 さらに燗をつけると…、うおまた酸が復活してきましたね。
 ただ最初の刺々しい感じではなく、じっくりと飲める印象になっています。

 強烈な酸がみるみる落ち着いていく様子が楽しめる、山廃らしい力強さを感じるお酒でした。
 ちょっとびっくりしていつもの感想スタイルでは無くなってしまいましたね。
 最近こういう開栓後少し待つべきタイプのお酒を飲むことが増えてきたので、その場合の紹介の仕方はちょっと考える必要があるかもしれません…
 ともかく、旦は今後要注目銘柄かと思います、今後も追っていこうかと。

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名称:旦 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦・五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:笹一酒造株式会社
購入価格(税抜):1,333円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.4/9.0(開栓直後は8.1)

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タグ: 山廃 純米

2017年08月13日 山梨の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 三光「蛇形」(さんこうじゃがた) 山廃純米 無濾過生原酒 26BY

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 岡山県新見市のお酒です。
 銘柄的には、外飲み、家飲み含めて初めていただきます。

 こちらを醸す「三光正宗」さんのお酒としては、杜氏の名を冠した限定品「克正」を以前いただいています
 今回も迫力のあるラベルが目につきますが、注目すべきはやはり「販売店限定要説明手売専用品」の文言でしょう。
 ネット販売をはじめとする、購入へのハードルを下げる昨今の地酒の売り方とは真逆を行く、「わかってるやつが売り、わかったやつが買ってくれ」的なこだわりを感じますね。
 前から気になってはいたのですが、今年の熟成系チャレンジの一環としてセレクトしてみました。
 
 スペック的には「雄町」「磨き80」「山廃」「無濾過生原酒」と如何にも強そうな感じ、そして26BYかつ製造年月は29.3と蔵元で2年以上熟成を経ています。
 店頭には27BYが並んでいたのですが、購入時店長さんに相談したところ「26BYも有りますよ、まるめちさん(実際は本名)なら、多分どちらでもイケると思います」と言ってくれたので、せっかくだからと26BYを選びました。
 また、生酒なのに要冷蔵表記が無いのも特筆すべき点かと思います。


 上立ち香はセメダイン的ケミカルさがハッキリと出てくるくせの強いものがそこそこに。
 含むと、若干の甘さを彷彿とさせる芯の強い旨味が、非常に強い酸味を伴ってドドドと強烈な力強さで流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりケミカルさは強めに感じますが、同時にレーズン的酸味混じりの熟した甘旨味を素直に感じられる独特のまとまりを感じます。
 後味は徹底的に酸味が引き取って見事にキレます。
 (ここまでは開栓直後の感想)

 で、私の感覚だと、開栓直後はちょっと酸味が強すぎる感じなのですが、開栓後酸が落ち着いてくると、どんどんまとまりがでてきて力強い旨味を素直に感じられるようになっていきました。
 ちょっとクセっぽいケミカルさも上手いこと全体に溶け出して、むしろ低精白とは思えないほど雑味の無い印象を受けるようになります。
 最終的に500mlの小瓶にちまちま移して、常温保存で一ヶ月ぐらいかけて飲んだのですが、ダレ・劣化は全然なく、このくらいなら上がりっぱなしですね。

 いやあ、とにもかくにも「力強い」という形容が浮かぶ、開栓後上がりまくりの超個性派完熟旨酸酒でした。
 生酒でこれは凄いことだと思いますね…、もはやフルーティー系冷蔵必須生酒とは完全に別ジャンルの飲みものかと思います。
 確かにこれは四合瓶で説明無しで売ったらその魅力の半分も発揮されないでしょう、保管が楽ということもありますし、これなら一升瓶限定でも納得できます。
 蛇形、日本酒特に生酒について、未経験の可能性を感じさせてくれた一本でした。

 そして開栓後数日経ってからの燗は…、いやあ見事に旨味が増して非常に良いですね。
 さらに燗冷ましになると、驚くべきことにキツさが霧消してジュース的な飲みやすさすら出てきます。
 こりゃ面白すぎですねえ、まさに玄妙という言葉が浮かぶ味わいの変化、一升瓶でも全く飽きずに飲み終えました。

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名称:三光「蛇形」 山廃純米 無濾過生原酒
精米歩合:80%
酒米:雄町
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:三光正宗株式会社
購入価格(税抜):2,805円/1,800ml
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年08月09日 岡山の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

瑞鷹 純米生原酒 菜々

本日の家飲み 瑞鷹 純米生原酒 菜々(さいさい) 

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 熊本県熊本市のお酒です。
 家飲み、外飲み経験については後述。

 熊本の日本酒というと、日本酒マニアなら古くは「香露」最近では「花の香」、非マニアなら「美少年」あたりが東京では結構知られている印象があります。
 ただ、私が昨年例の地震絡みで出張して現地を歩いたところ、看板等で一番目についたのはこの「瑞鷹」だった気がします(後は「れいざん」)、熊本に限った話ではありませんが地産地消銘柄については本当に知名度の落差が激しいですね。
 その時の出張では忙しくてあまり「飲んで応援」ができず、帰りの飛行機で「くまもんカップ」を飲むのが精いっぱいだったため、今回リベンジということでうのかわ酒店さんからのお取り寄せに同梱してみた次第です。

 今回いただく「菜々」については、現在火入れ版が公式通販に載っていました
 「菜々」というネーミングは、使用米を「菜の花栽培」という特別な栽培法で行っていることに由来するようです。
 詳細は不明ですが、以前に飲んだ「ハーブ米」みたいなもんでしょうか。

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 上立ち香は若干熟感と青さが混じったような、そしてバニラも感じる独特な香りがそこそこに。
 含むと、やはり程よく落ち着いた印象の果実的旨酸味がググっと入ってきて、ほんのりとした苦味と辛味を奥に感じさせつつ、最後まで輪郭を保ったまま染み込んできます。
 味わいは、少々熟していながら酸がしっかり効いた果実の旨味が芯にあって、苦辛はかなりの時間差で存在感を発揮してくるタイプですね、でも荒さキツさが皆無であくまで引き締まりとキレを加えてくれます。
 後味は旨味が嘘のように辛口的なキレ。

 あまり派手な感じではないながら、荒さがしっかりと抑えられた、コクが有るのにキレのあるお酒でした。
 なんというかいぶし銀的な魅力がありますね、飲み飽きもしないですし、食事にもバッチリ合うかと。
 地場で愛されているお酒として説得力を感じますね、流石の実力。
 瑞鷹、いつか他のスペックも飲んでみたいと思いました。

 常温になるとさらにハッキリと酸味が出てきますね。
 なるほど…、やっぱり酸味が下支えしていた味わいということですね。

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名称:瑞鷹 純米生原酒 菜々
精米歩合:65%
使用米:吟のさと
アルコール度:17%
日本酒度:+-0
蔵元情報:瑞鷹株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 瑞鷹 純米

2017年08月03日 熊本の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY

本日の家飲み 鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY

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 高知県香美市(かみし)のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回いただいた時(もう4年前か…)にも書きましたが、こちらを醸す(株)アリサワの通常銘柄は「文佳人」で、この鏡野は限定ブランドになります。
 飯米であるアケボノを55まで磨いているところは前と同じですね、岡山県産なのも同じなので、安定供給先があるのでしょう。

 そして特筆すべきは、裏ラベル記載のアルコール度数、日本酒度、酸度、アミノ酸度もほぼ4年前と同じというところだと思います。
 勝手に想像するところですが、「味の再現性」というものをかなり重視しているのではないでしょうか。
 最近、日本酒のBYによる味のバラツキを実感したり、ガンガン新商品を出してくる蔵についていけなくなってきたりした経験から、こういう同じスペックに長期的に取り組んで安定的な味わいを醸すという姿勢が非常に格好良く思えてきました。

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 上立ち香はフレッシュなマスカット的香りがそこそこに。
 含むと、爽やかな甘味が口の中に広がり、しばらく存在感を放ったあと、キツさのない苦味にバトンタッチして、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸の効いた柑橘系の甘旨味を素直に感じる前半と、苦酸辛でスパッとキレる後半の落差がとにかく心地よい、日本酒の玄妙さを感じさせてくれるもの。
 後味はそんな感じでいくらでも飲める気にさせてくれる見事なキレ方ですね。

 フレッシュかつしっかりとした果実の甘旨味と、後味のキレが見事に両立した、お手本のような芳醇スッキリ酒でした。
 後味は辛口ではあるんですが、スパルタなアルコール的辛さではなく、自然にキレを添えてくれる奥ゆかしさのある辛さなのが非常にグッドです。
 何というか、土佐酒の良いところを凝縮したようなお酒というイメージですね、これは万人にオススメ。
 鏡野は文佳人ともども信頼できる銘柄であるという思いを、強めることになった一本でした。
 
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名称:鏡野 純米無濾過生原酒 おりがらみ 28BY
精米歩合:55%
使用米:アケボノ
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:株式会社アリサワ
購入価格(税抜):約1,400円/720ml(レシート紛失…)
購入した酒屋さん:伊勢元酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年07月28日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

早瀬浦 純米滓酒 浦底 生酒

本日の家飲み 早瀬浦 純米滓酒 浦底(うらぞこ) 生酒

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 福井県三方郡美浜町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 この銘柄については、どうやら蔵元ホームページも無いらしく、どうにも情報が出てきません。
 もともと店頭でよく見かけて気になっていたぐらいの認識で、衝動買いに近いのですが、ここまでネット情報が無いのも珍しいです。
 こういうときには結構口コミサイト「日本酒物語」は頼りになると思いますね、とにかく網羅的に銘柄が載っているので少しでも感想や情報が欲しい時はありがたいです。
 そしてそこの「福井の日本酒ランキング」では、早瀬浦は黒龍・梵・白岳仙に続いて4位に入っています、こういう「東京であまり見かけないけどこのランキングでは上位ランクイン」というパターンはほぼ、「地産地消」型の銘柄という印象がありますね。

 今回セレクトしたのはブルーボトルが爽やかなうすにごり酒「浦底」。
 裏ラベルには商品コンセプトの記載があります、純米スペックのタンクの底の部分のブレンド酒とのこと。
 日本酒度が+7と結構高めですね、昔から見かけていた気がするので、おそらく定番スペックかと思われます。

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 上立ち香はセメダイン的フレッシュさのある、若干クリーミーな香りがそこそこに。
 含むと、む!と思うくらい味がしなかったのですが、一瞬間を置いて中心から控えめな甘味と爽やかな酸が染み出してきて、自然な口当たりで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、澱のお米っぽい旨味と、甘酸味が絡み合って、きちんと旨味を感じさせつつも全体の印象はにごりを感じさせないスッキリ系のものですね。
 後味は酸と少々の苦味が引き取って爽やかにキレます。

 ブルーボトルのイメージ通りの、淡麗スッキリフレッシュにごり酒でした。
 うーむ、自分としてはもうちょっと濃い方が好きかなあ、やはり私は日本酒度+5以上のお酒はもの足りなく思えることが多いようです。
 まあもちろんこのあたりは好みかと…、所謂淡麗系が好きな方にもオススメできるにごり酒として貴重だと思います。
 早瀬浦、次はまた違うスペックも試してみたいと思いました。

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名称:早瀬浦 純米滓酒 浦底 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:17%
日本酒度:+7
蔵元情報:三宅彦右衛門酒造有限会社
購入価格(税抜):1,700円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 早瀬浦 純米

2017年07月26日 福井の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加 生酒

本日の家飲み 花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加 生酒

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 奈良県吉野郡吉野町のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回は「弓絃葉(ゆずりは)」という割と大人しいスペックを飲みましたが、今回は奈良酒らしいバリバリの変態系(笑)です。
 今回も「日本酒感想日誌」さんイチオシスペックという理由でのセレクト。
 「水もと」はどうやら「菩提もと」と同じ意味なようです、ブログでは以前鷹長などを飲んでますね。(詳しい解説は例によってWikipediaをご参照ください)。
 そしてこのお酒については「木桶仕込」「酵母無添加」というところもポイントになるでしょうね、この辺りは最近新政が力を入れており、社長ブログにも異様に細かい話を書いてあったのが印象に残ってます。
 (実際は玉川や不老泉など、この分野での先行蔵は相当数存在するみたいですが)
 
 米の品種は福岡で誕生した酒米である「吟のさと」ですが、地元奈良県で栽培されたものを使っているようです、こだわりを感じさせる珍しいパターンですね。
 裏ラベルの「古代技術で醸した次世代のお酒」っていうフレーズが素敵。

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 上立ち香は鋭角で純度の高い酸の香りが鼻孔を刺しますね。
 含むと、意外にも口当たりは柔らかく旨味が入ってきて、そこから強烈な酸が、ハッキリとした樽の香りを伴って染み出してきて、唾液腺を刺激しながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱり酸と木香がそれぞれ強く主張する完全に日本酒離れしたオンリーワンのもので、熟系とはまた違った意味で紹興酒的というか、漢方感があるというか、私の表現の手に余る個性がありますね。
 後味は、酸でがっつりとキレます。

 想像を超えるぐらいに極めて個性的な、樽香バリバリの旨酸っぱ酒でした。
 これはやっぱり樽、木の香りが好きかどうかが、気に入るかどうかに強く影響すると思いますね。
 残念ながら私はあまり好きではないのですが、それでもこの個性と一種のまとまりには惹かれるものがありました。
 花巴、また他のスペックも試してみたいと思います。

 そして熱燗にしてみたらやっぱり面白いですね、結構甘味がブーストされて、より力強い形でバランスを保つ印象。
 多分生熟成もいけるんじゃないかしら…、いやあ一筋縄ではいかないお酒だと思います。

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名称:花巴 水もと 純米木桶仕込み 酵母無添加
精米歩合:70%
使用米:吟のさと
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:美吉野醸造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 花巴 純米

2017年07月24日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

杜の蔵 採れたて純米 一の矢 うすにごり生

本日の家飲み 杜の蔵(もりのくら) 採れたて純米 一の矢 うすにごり生

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 福岡県久留米市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験については後述します。
 
 このお酒を醸す株式会社杜の蔵は、別シリーズとして「独楽蔵(こまぐら)」というお酒を出しています。
 独楽蔵は(火入れ)熟成の上で出荷されるシリーズで、こちらの方は一度外飲みした経験があります。
 が、当時は日本酒を飲み始めて日も浅く、ハッキリ言って熟成香を受け入れられずに嫌な印象だけが残った出会いでした。
 いやあこういう日本酒との不幸な出会いって、今この瞬間にも日本中で起こっていそうで恐ろしい限りですね…
 このあたり、日本酒の味わいの多様さ自体が参入障壁になっている感じがあって、忸怩たる想いを抱いてしまいます。

 で、数年を経て、改めて独楽蔵にチャレンジという手もあったのですが、「いやまだ早い」と、自分の領域たる新酒生酒をセレクトした次第です。
 同蔵のホームページは極めて充実しており、このお酒にもバッチリ商品紹介が載っていますので、スペック等の情報はそちらをご参照ください。
 いやあ本当、このホームページは取り扱い店を含めほぼ理想的な情報公開をしていると思います、昔の私にもっとリテラシーがあれば…


 上立ち香は若干セメダイン系のスッキリフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、苦味をまとったキリリとした旨味がグワッと入ってきて、時間差で辛さの刺激も強めながら、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、ほんのりとした甘さを彷彿とさせつつも主役はあくまで苦渋で、旨味としては濃厚かつ複雑、しかしグイグイイケてしまう飲み飽きなさがありますね。
 後味はやはり苦渋辛が引き取って極めて力強くキレます。

 苦渋の青さを不思議と前向きに楽しめる、イメージ通りのフレッシュキリリ酒でした。
 ああ、これはハッキリ言える気がします「若い」と、このお酒のコンセプトはその若さを楽しむところにあるんでしょうね。
 個人的には、こういうお酒なら「生熟」というのもありのように思えます(蔵元さん的には商品化は色々難しそうですが)、1年ぐらいの売れ残りがちゃんとした酒屋さんで売っていたら飛びつくでしょうね。
 コスパも素晴らしい!
 杜の蔵、次はそろそろ独楽蔵に再チャレンジしても良いかなと思った今日この頃でした。

 ただ、温度が上がってくると甘味も出てきましたね…
 あ、常温だと口当たりも柔らかくなっていい感じです、冷酒がピンとこなかったら、思い切って注いでしばらく放置という手もあるでしょう。

 あれ、二日目だと普通に甘味も出てきた…、マスカットジュース的な後味の苦味は健在ながら、ここまでくると私のストライクゾーンにも入ってきますね。
 これは私の手にあまる系のお酒だったかも…、開栓直後結構飲んじゃったのを若干後悔するレベル。
 こういうお酒を120%楽しめるよう、今後も家飲み経験値を貯めていきたいところです。

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名称:杜の蔵 採れたて純米 一の矢 うすにごり生
精米歩合:65%
使用米:夢一献
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社杜の蔵
購入価格(税抜):1,200円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 杜の蔵 純米

2017年07月18日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

百磐 純米 おりがらみ生原酒

本日の家飲み 百磐 純米 おりがらみ生原酒

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 岩手県一関市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回(27BY)の純米吟醸おりがらみの印象が非常に良かったのでセレクトしました。
 その記事では、蔵元ホームページに「百磐」が載っていないことを例によってディスっていたのですが(笑)、今見たら紹介コーナーができてましたね、素晴らしいと思います。
 ただ、やはり取扱い店舗については問い合わせしたら教えるという扱いになってますね…、個人的にはこれ本当に嫌いです、このご時世でなんと閉鎖的というか、秘密主義的というか…
 (実際のところ、なんでリスト公開でなくこういう形式をとる蔵が多いのか、知ってる方がいたら是非教えてください)
 
 今回いただくお酒は、岩手産酒造好適米「ぎんおとめ(精米歩合65%)」を、これまた岩手開発の酵母「ゆうこの想い」で醸した、純岩手スペック。
 お値段は1,200円台と、このスペックの生原酒としては良心的ですね。

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 上立ち香は…、むっこれは嫌な予感がする乾い牛乳的ムワっとした香りが仄かに。
 含むと、謎の熟感のある旨味がドロっと入ってきて、時間差で出てくるキリリとした辛さと酸、そして澱の苦味で引き締まりをなんとか維持しつつ、喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、クセのある牛乳的含み香が最初にあるのですが、しばらく含むと辛苦をまとって結構引き締まった旨味がでてきて、重いながらもギリギリダレきらないかんじ。
 後味は酸辛でしっかりとキレます。

 これは(生)ヒネしちゃってるかな…
 甘味はダレてる気がするのですが、辛さと苦味が生きている関係でわりと普通に飲める感じなのでちょっと判断には困ります。
 ただ、色も若干黄色みがかってるし…、なにより前回の印象とかけ離れた味わいなので、うーむやっぱり普通ではないよなあ、期待していただけに残念!
 (ちなみに、2月出荷4月開栓、うちではしっかり冷蔵保管してました)
 流石に評価不能状態ですが、折角飲み切ったので記事は公開したいと思います(今回はケチをつけるつもりはないです)
 まあ、たまたまだとは思いますね、百磐は早めに次をいただいてみたいと思いました。

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名称:百磐 純米 おりがらみ生原酒
精米歩合:65%
使用米:ぎんおとめ
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:磐乃井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:つけません/9.0

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タグ: 百磐 純米

2017年06月24日 岩手の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ

本日の家飲み 誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ

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 島根県邑智郡邑南町(おおちぐんおおなんちょう)のお酒です。
 ブログでの登場は二回目ですね。

 このお酒、なかなかに洒落たデザインも素敵ですが、特筆すべきはそのラベルの情報量だと思います。
 裏ラベルにビッシリと記載された数値情報も素晴らしいですが、特に重要なのはちゃんと「ハーブ米」の解説を書いているところですね(記事下写真参照)。
 やっぱりこういうこだわりポイントはしっかり買い手に伝えて初めて「売り」になるということを、蔵元さんは意識すべきだと思いますよええ。
 そしてその情報媒体として一番重要なのは、(ライバル銘柄が隣に並ぶ)店頭でチェックできる「ラベル」であろうと、個人的には思います。
 (かの新政が売れた要因の一つには、裏ラベルの文章を通じた情報発信があるんじゃないでしょうか)

 閑話休題、今回いただくのはそのハーブ米コシヒカリを60まで削って醸された新酒になります。
 数値的には、日本酒度+10が目を引きますね、ここまで高くなると流石にハッキリ「辛口」な味わいが想像されます(実はこの点には買ってから気づきました…、普通私は買わないレベルの数値です)。
 コシヒカリとはいえ飯米だからか、割とお安いのはありがたいところ。

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 上立ち香は酸とアルコールを感じるキリッとした香りがそこそこに。
 含むと、やはり酸の効いた旨味がキリリと入ってきて、アルコール的な辛さを感じさせつつ、最後まで引き締まったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘さ僅少でまさに「ドライ」という形容が思い浮かぶ筋肉質なもので、そこに強めの酸、ほんのりとした苦味が相まって徹底的に鋭角な感じなのですが、細くはなくしっかり味は出ていますね。
 後味はその印象のまま力強くキレます。

 酸辛で極めて引き締まった味わいが印象的な、古臭さのないスーパードライ日本酒でした。
 なんとなく島根のお酒にはこういう引き締まった男酒が多いような気がしますね。
 ただ、結構味が多かった前回とは、正直まったく違った印象を受けました、こりゃ後何本か買わないと銘柄の特徴は掴めないかも…
 誉池月、次はまた違ったスペックをいただきたいと思います。

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名称:誉池月 しぼりたて 純米 木槽しぼり おりがらみ生原酒 ハーブ米コシヒカリ
精米歩合:60%
使用米:コシヒカリ
アルコール度:18~19度
日本酒度:+10
蔵元情報:池月酒造株式会社
購入価格(税抜):1,227円/720ml
購入した酒屋さん:大阪屋酒店(吉祥寺)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 誉池月 純米

2017年06月14日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY

本日の家飲み 奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY

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 石川県輪島市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目ですね。

 今回こちらのお酒をセレクトした理由は、もう完全に日誌係さんの純米吟醸27BYの感想記事に影響された結果だったりします。
 やっぱり「イチオシ」みたいにハッキリ書いてくれると、分かりやすくて個人的にはありがたいですね。
 なんといってもブログにおいて「分かりやすい」って正義だと思うのです、私がおこがましいとは思いつつも「お気に入り度」なんてものをつけているのもそれが理由ですし。
 
 ただ今回は、感想のあった純米吟醸ではなく純米を買ってしまったのは痛恨のミスでした、店頭にも並んでいたのに…
 正確にはミスというより、お金をケチっただけなのですが…(だって2,000円近くするんですもの)
 実際同銘柄でも別スペックでは全然味わい傾向が違うことはざらですし、純米生は前に飲んだということも忘れていました…新規開拓できなかったという意味でもこれはいかんですね。

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 上立ち香は程よくフレッシュで甘さ混じりな果実の香りが気持ち強めに。
含むと、かなり高濃度の甘旨味がしかし軽い感じで入ってきたかと思うと、すぐに出てくる苦味と辛さで強烈に締め上げられつつ、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、クリームを思わせるほどに濃厚かつ口当たりの柔らかい甘旨味が最初は主役を演じますが、一瞬後には非常に強めの苦辛酸に取って代わられてしまい、最後まで奥に引っ込んでしまいます。
 そんなわけで、後味はアルコール的辛さで強烈にキレます。

 甘辛の落差が激しい、日本酒の口中での味わい変化の玄妙さを改めて感じさせてくれるお酒でした。
 ただ後味の苦辛さが私にはスパルタ過ぎるんですよね…、もちろんキレを重視する方には好ましいと思います。
 旨味自体はとても魅力的なので、もう少しキレイに(というか優しく)なってくれれば嬉しいという予見もあります、やっぱ純米吟醸買えばよかった…
 奥能登の白菊、次は高いのを我慢してでも純米吟醸を買いたいと思います。

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名称:奥能登の白菊 特別純米無濾過生原酒 そのまんま 28BY
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社白藤酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年05月25日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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