DATE SEVEN 「EpisodeⅢ」  純米大吟醸 生もと ~美酒なないろに輝いて~

本日の家飲み DATE SEVEN 「EpisodeⅢ」  純米大吟醸 生もと ~美酒なないろに輝いて~

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 こちらは、宮城県の7つの蔵元が協力して醸した、いわゆる「企画もの」のお酒です。
 (各蔵の代表銘柄は萩の鶴、勝山、墨廼江、伯楽星、山和、宮寒梅、橘屋。)
 当ブログでは、初年度の紹介記事を書いています、2年ぶりの家飲みになります。

 初年度は蔵の華33%、次年度は蔵の華55%のスパークリングだったようですが(一応これも外飲みしました)、今年度は美山錦33%の「生もと」造りとなっています。
 この「生もと」というのが今回のポイントでしょうね、この辺りの詳細はSAKETIMESの特集に詳しく載っていたので、興味があればご参照を。
 今回リーダーを担う「萩野酒造」は、モダン山廃系として人気のある「日輪田」を醸している蔵であり、そのあたりの技術がどう活かされているかが見所(飲みどころ?)かと思います。

 ちなみにお値段がちょっとお高めということもあって、今回も買うつもりはなかったのですが、他の銘柄目当てで初訪問した「朝日屋酒店」さんでたまたま置いていたので、つい買ってしまった次第です。
 この辺り、話題の銘柄に飛びつくまいとしつつも、ミーハー心を捨てきれない自分としての葛藤を感じましたね…
 

 上立ち香は上品な印象ながら存在感のある乳酸的香りがそこそこに。
 含むと、透明感のある乳酸味と程々の甘味がスルスルと流れ込んできて、最後までその純度とバランスを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、とても柔らかく、雑味が無く、上品なまとまりのある、バカスカ飲んでしまいそうな飲みやすさのあるアルコール入り乳酸飲料的なもの。
 後味は酸味が優しく引き取って自然に引き上げていきます。

 モダン山廃の極北と言った趣の、極めて「飲みやすい」、高精白生もととしての意義を感じるお酒でした。
 裏ラベルの「現代的な爽やかさの中に生もとらしい深みを秘めたその味わい」という表現は割と当たっているように感じました。
 値段も方向性も以前にいただいた新政のジェイドを思い出させる感じでしたね。
 私にはちょっと上品&大人しすぎるかなとは思います(値段もちょい高いし)が、日本酒初心者から玄人までこれを嫌いという人はあまりいないことでしょう。
 伊達セブンは今後の展開にも注目していきたいと思いました。

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名称:DATE SEVEN 純米大吟醸 ~美酒なないろに輝いて~
精米歩合:33%
使用米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:(7蔵合同)
購入価格(税抜):2,038円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0(値段も考慮に入れて)

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2017年10月07日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

本日の家飲み 瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)

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 広島県三次市(みよしし)のお酒です。
 家飲み、ブログでの登場は初めてですが、外飲み経験はあったようななかったような…(呆)

 この瑞冠については、割と以前から有名地酒屋さんの取り扱いもあり、その筋では知られた銘柄という認識があります。
 私も以前より目は付けていたのですが、タイミングが合わずようやくの家飲みとなりました。
 記事のネタ探しに蔵元ホームページも見たのですが、最終更新が2015だったりいろいろと残念な感じでした…
 (ブログの最新日付はなんと2006だったり、「杜氏のブログ近日公開」みたいに書いておきつつ放置だったり、こういうの見ると何というかさみしくなるんですよね…無理するぐらいなら閉鎖しても良いのに…)

 スペック的には、山田錦で精米を70にとどめた、日本酒度+10の生もと生原酒という、いかにも力強そうなもの。
 蔵元で1年程度生熟後出荷というのも惹かれるポイントですね。
 手間がかかっていそうなわりには、お手頃価格なのも嬉しいところ。

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 上立ち香は熟したヤクルト(笑)的な、落ち着いた乳酸系の香りがそこそこに。
 含むと、やはり若干熟成感のある太い旨味がググっと入ってきて、強めの苦辛をまといつつも口当たりは柔らかな印象のまま、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟したかつ引き締まった印象の米の旨味がしっかりと芯にあって、そこに強めの乳酸味が絡んで奥深さを添えつつ、苦辛も参加しながら最後までバランスを保つ質実剛健な感じ。
 後味は酸苦辛が引き取って力強くキレます。

 「骨太」という言葉が真っ先に浮かぶような、生もとらしい芯の強さが魅力の、芳醇旨辛酒でした。
 私は基本的には苦辛が強いお酒は苦手なものが多いのですが、これだけ旨味がしっかりしていると、それも前向きに感じられるようになるのが素敵ですね。
 フルーティー酒の合間にこういうお酒を飲むと、また日本酒の奥深さをしみじみと感じられて良いです。
 瑞冠、近いうちに他のスペックも試してみたいと思います。

 温度が上がってくると、苦味が良い感じで引っ込みますね、こちらは冷やしすぎ注意。
 うっかり燗つけをするのを忘れてしまったのは痛恨事です…

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名称:瑞冠 山田錦 純米 生もと 生原酒 27BY (蔵内1年熟成)
精米歩合:70%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+10
蔵元情報:山岡酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年09月21日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

生もとのどぶ 生原酒 28BY

本日の家飲み 生もとのどぶ 生原酒 28BY

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 奈良県宇陀市のお酒です。
 確か外飲みは経験あったかと思いますが、家飲み、ブログでの登場は初めてですね。

 こちらの「どぶ」は、全国のにごり酒の中でも、圧倒的存在感と多数の固定ファンを持っているイメージがあります。
 ネーミングのインパクトも強烈ですが、やはりその味わいの個性と魅力が際立っているのでしょうね。
 そのことを端的に示すのが、その多彩な「飲まれ方」だと思います。
 少し調べただけでも、「ロック」「加水燗」はもとより、「炭酸水割り」「ソーダ割り」「梅酒割り」「ビール割り」など、出るわ出るわ。
 ちなみに、色々な飲み方を楽しむというのは蔵元も推奨しているみたいですね、マニア間で有名な銘柄は多々あれど、こういう方向性のお酒は珍しいのではないでしょうか。

 少し前に紹介した同蔵の「睡龍」同様火入れ熟成のイメージも強いどぶですが、今回は初家飲みということで、自分のスタンダードスペックである新酒生酒をセレクトしました。
 表記は無さそうですが純米、「おり」は大量、穴開き栓、にごり系では珍しい高さの日本酒度+10と、開ける前から只者ではないオーラを感じます。

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 上立ち香は見事なまでセメダインな香りがそこそこに。
 含むと、やはりケミカルな印象の苦味をまとったお米の旨味が、濃いにごりらしい少々粉っぽさのある口当たりでググっと入ってきて、強めの乳酸味も相まってガッチリと引き締まったまま流れ込んできます。
 味わいは、やはり独特な苦味が印象的ですね、濃い旨味と絡み合うことでオンリーワンの世界を演出しつつ、濃厚さに飲み飽きなさを添えています。
 後味は苦味で力強く引き上げる感じ。

 独自の世界観を持っている印象の、キッチリ引き締まった苦旨系濃厚にごり酒でした。
 吟醸系にありがちな嫌味の無い、この独特な苦味は睡龍にもあったので、この蔵独自のものと思われます。
 おそらくこの苦味が旨味の芯となっているからこそ、色々な飲み方に耐えられるんだろうなあというようなことを感じました。
 とりあえず「生もとのどぶ」「睡龍」について、次は熟成系もいただいてみたいと思いました。

 折角なので飛び切り燗にもチャレンジ。
 これは…旨辛苦い!でも良いですね、それぞれの要素が強烈に主張しあって、また違った面白さがあります。
 何より凄いのは、これだけインパクトがありながらガンガン飲めてしまうという謎の誘引力があることですね、18度でこれは危険すぎるかも…

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名称:生もとのどぶ 生原酒 28BY
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社久保本家酒造
購入価格(税抜):1,714円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年09月16日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

開春 純米生もと仕込 西田 生原酒

本日の家飲み 開春 純米生もと仕込 西田(にした) 生原酒

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 島根県大田市温泉津町のお酒です
 家飲みは初めてですが、外飲みは確かあったような…

 開春については、「お酒ミライ Tシャツ屋のお酒ブログ」さんが以前アップしている、「寛文の雫」という超イロモノ酒のレビューが印象深く残っています。
 非常にリアリティのある表現で興味はそそられるのですが、一升瓶を買う勇気は私にはありませんでした…(笑)
 というか個人売りする気があるならこういうイロモノ系で一升瓶オンリーはちょっといかがなものかとおもいますね、個人的には木戸泉が「アフス」を500ml瓶で売っていることこそ正しい(消費者目線の)姿勢だと思っております。

 というわけで、今回セレクトしたのは非変態系(笑)の純米生もと生原酒、といいつつ酵母無添加なんでありきたりなスペックではないですね。
 西田というのは、使用米の生産地区(大田市温泉津町西田地区)の名前で、蔵のすぐ近くのようです。
 裏ラベルには生産者名の記載もあり、お米の調達に関する意識の高さを感じさせます。

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 上立ち香はいかにも生もと的なクリームチーズ的発酵食品の香りがそこそこに。
 含むと、酸と辛さでしっかりと引き締まった印象の旨味が、しかしキツくない丸みのある口当たりで入ってきて、最後まで引き締まりを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、酸味にコーティングされた米の旨味といった趣の、まろやかさとピリリ感を両立させた感じの複雑なもので、全体としてはやっぱり男酒的な筋肉質な印象が残ります。
 後味は辛さが引き取ってガッツリしっかりとキレます。

 甘さ控えめで酸が主張しながらも、どこかお米の優しさも感じさせるような、懐の深いお酒でした。
 この引き締まり方はいかにも山陰の生もと酒って感じですね。
 こういうお酒こそ、万能食中酒といえるのじゃないでしょうか、正直淡麗辛口などより料理を選ばない晩酌向けのお酒かと思います。
 開春、次はまた別スペックをいただいてみたいと思います(寛文の雫は四合瓶が出たら検討)。

 燗をつけると…いやあ想像通りピリピリ感は増しますね…、ただ旨味も太くなっていい感じで拮抗しています。
 このお酒は正直冷酒・常温・燗、どれでも楽しめるので、自分の好みの温度を探すのも面白いと思いました。

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名称:開春 純米生もと仕込 西田 生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17%
日本酒度:+5
蔵元情報:若林酒造有限会社
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年08月31日 島根の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

梅乃宿 生もと純米 奈良流 五段仕込 無濾過生原酒 26BY

本日の家飲み 梅乃宿 生もと純米 奈良流 五段仕込 無濾過生原酒 26BY

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 奈良県葛城市のお酒です。
 同蔵のブログ登場はこれで三回目。

 梅乃宿については、今まで限定シリーズ「風香」をスペック違いで2本いただいています、特に純米大吟醸の方は非常に美味しかった印象がありますね。
 同蔵には他にも「アンフィルタード・サケ」とか「LAB」とかのシリーズがある上、「あらごしみかん」といったリキュールもありラインナップは多岐にわたりますが、蔵元ホームページが非常に充実しているので、それで大体把握できると思います(素晴らしい!)。
 ただ、見た限り今回いただくお酒については載ってなさそうですね、どうやら奈良県の酒販店限定のようです。

 スペックは、一目見ればわかるレベルの「イロモノ」。
 そもそも「奈良流」が良く分かりませんね…、Wikipediaに記事はあるものの、詳細の記載はなさそうです。
 「五段仕込」については、詳細は割愛しますが、通常の日本酒は「三段仕込」で、たまに見かける「四段仕込」はどれも濃い味わいでしたから、「きっと非常に濃厚なんだろうなあ」と単純に想像してしまいます。
 ただ、購入先のうのかわ酒店さんの商品紹介によると、日本酒度-9.4、酸度1.8、アミノ酸度1.9なので、多分その想像は合ってますね。
 手間はかかってそうですが、お値段は安め。

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 上立香はチーズを彷彿させるような発酵食品的香りがそこそこに。
 含むと、かなり重い印象の超濃厚な甘旨味がドドドと入ってきて、最後の最後まで甘味が優勢なまま、息が長い感じで染み込んできます。
 味わいは、乳酸味をまとった強烈な甘味が完全に主役ですね、また熟感も強くてとにかく濃度が高いです、やはりシロップ的なトロミと濃さといった感じ。
 後味は甘味と酸味を口中に残しつつ、若干の苦味も出てきて引き上げます。

 強烈かつ重めの甘味を、酸がギリギリの線で下支えしてなんとか体の奥に運び込む、超個性派完熟芳醇酒でした。
 うーむ、鷹長の菩提もととタイプは似ていると思いますが、より振り切っちゃってますね、通常の日本酒とは別モノと考えるべきでしょう。
 まあさすがに量は飲めないタイプかと…、基本デザート酒ではないでしょうか。
 ただ、「面白く」かつ「ちゃんと飲める」お酒であることは言えると思います。
 梅乃宿、次はまた通常路線のスペックをいただいてみたいと思います。

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名称:梅乃宿 生もと純米 奈良流 五段仕込 無濾過生原酒 26BY
精米歩合:65%
使用米:ヒノヒカリ
アルコール度:18~19%
日本酒度:-9.4
蔵元情報:梅乃宿酒造株式会社
購入価格(税抜):1,250円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 梅乃宿 生もと

2017年08月23日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7

本日の家飲み 黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7

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 長野県南佐久郡佐久穂町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みについては後述。

 私は長野酒が非常に好きで、家飲みに加え大長野酒祭りに毎年参加していることで、相当数を飲んでいるという自負があります。(ブログ掲載数も都道府県別で最多)
 今回は店頭での衝動買いセレクトです、最近飲んだ澤の花同様長野の未家飲み銘柄の純米生には飛びつく勢い。
 黒澤も外のどこかでは飲んでいたような気がしたのですが、過去のラベル写真を確認すると見当たりませんでした…、流石にこれだけ数が増えてくると記憶もあやふやになってきますね。
 そもそも長野は日本で二番目に酒蔵が多い県(参考リンク:KURANDの記事)ということもあり、これだけ飲んでも半分もカバーできていないという事実に若干打ちのめされるところがあります。

 スペックとしては、「生もと」「直汲」「生原酒」ということろがやぱりポイントかと。
 また、「Type-7」とは協会701酵母使用ということを示しているようです、これは風の森なども使っている7号酵母の「泡なし版」になりますね。
 まあ興味があればWikipediaの「協会系酵母」の項のご参照を…

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 上立ち香はフレッシュな酸を伴う果実の香りがほどほどに。
 含むと、芯のある甘酸が力強くググっと入ってきて、独特の渋味により複雑さと個性を纏わせながら、最後まで濃度を保ちつつゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、甘味控えめで酸味優勢なオレンジ(?)的柑橘系果実の旨味が主役を演じつつ、木香を彷彿とさせる渋味と乳酸の面影が裏方にあって、フレッシュながら非常に複雑な印象を受けますね。
 後味は、酸と少々の渋味で力強くキレます。

 濃厚かつ複雑かつ奥深い、酸の効いた個性派生もと酒でした。
 このお酒だけを飲んでいると余り感じなかったのですが、他のお酒と飲み比べると、そっちが断然薄く感じるんですよね、それだけ存在感があるわけですが、くどくは全くないあたり酸味の重要性がわかります。
 私はもう少し甘旨味が分かりやすい方が好みなのですが、十分完成度が高く、魅力のあるお酒だと思います。
 黒澤、次はまた他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 燗を付けると、やっぱり良いですね、素直に甘味が増してより私好みになりました。
 最近のお酒に関しては、生もと山廃系なら生酒だろうが吟醸だろうが一度は燗を試してみるべきだなと改めて感じました。

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紹介1:「もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録」さんの同スペックの記事
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-797.html

紹介2:「日本酒感想日誌」さんの同スペックの記事
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-1690.html

名称:黒澤 純米直汲み生原酒 生もと Type-7
精米歩合:65%
使用米:不明
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:黒澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年05月11日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

本日の家飲み 初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みはあったようななかったような…

 「初孫」という言葉には、めでたい印象はあるもののお酒の銘柄としては結構珍しい雰囲気というか、響きがあるように感じます。
 由来が気になったので、蔵元の「東北銘醸」のホームページを見に行くと、「昭和のはじめ、当家に長男が誕生したのを機に、みんなに愛され喜ばれるような酒にしたいと願いを込めて、酒名を「初孫」と改めました。」とのこと。
 いやあ思った以上にそのまんまでしたね(笑)、銘柄の由来というと「当時の大名が~」「芸術家の○○が~」「当地の歴史的事件にちなんで~」等々、割と大層な背景があるものが多い中、この「初孫」は何というか身近なものに感じます。
 うーんよほど嬉しかったんでしょうねえ、実際初孫誕生時の祝い酒としては決定版と言える銘柄なのではないでしょうか。
 
 米は先日の出羽桜でも使われていた「出羽の里」を55%まで磨いているようです。
 メモり忘れてしまいましたが、確か26BYだったような…、とにかく一年以上熟成された生原酒になります。
 ホームページによると、「初孫は生もと造り一筋」とのことなので、熟成に耐えうる力強い酒質であることに期待しつついただきます。

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 上立ち香はかなーり熟した、しかし熟成香ではない果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり熟した印象の甘旨味がキビキビと流れ込んできて、しっかりとした酸で最後まで濃厚さと引き締まりを両立させつつ、息が長い感じでじんわりと染み込んできます。
 味わいは、熟しきった梨のような非常に奥深く濃厚な甘味と酸味が絡み合った旨味が主役、苦味も一体化した感じであるのですがあくまで脇役ですね、
 ただ後味は、その酸と苦を舌先に残しつつ、力強くキレます。

 芯のある高濃度の旨味を甘酸でしっかり包み込んで素直にしっかりと楽しませてくれる、どちらかというとモダン的な生もと熟成生酒でした。
 冷酒状態だと、結構アルコール的なキツさと、生もと的な酸味のクセも若干感じるのですが、常温近くになってくるとそういう後ろ向きな部分も和らぐ感じ。
 やっぱり甘味がしっかりしていることが私には嬉しいですね…、結構磨いていることもバランスの良さに寄与している印象。
 古臭さは皆無ですし、「生もと」に苦手意識を持っている方にもオススメできるかと…、コスパも最高クラスですし。
 初孫、他のスペックもいただいてみたいと思いました。

 これならば!と燗をつけると、だいたい想像通り、口当たりが柔らかくなると同時に濃度とインパクト(キツさ)も増す感じですね。
 常温とどちらが良いかは好みかな…、珍しく燗一択ではない生もと熟成酒だと思います。

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名称:初孫 生もと純米原酒 出羽の里 生酒
精米歩合:55%
使用米:出羽の里
アルコール度:17%
日本酒度:+3
蔵元情報:東北銘醸株式会社
購入価格(税抜):1,240円/720ml
購入した酒屋さん:地酒 みゆきや(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年04月20日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

番外自然酒 完熟舐瓜的生もと純米吟醸 無ろ過生原酒

本日の家飲み 番外自然酒 完熟舐瓜的生もと純米吟醸 無ろ過生原酒

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 福島県郡山市のお酒です。
 同蔵のお酒の紹介はこれで4本目。

 「フルーティー」という言葉に象徴されるように、最近の日本酒は果物の味わいに例えられることが多い印象です。
 そんな中、最近「メロン」の味わいということを蔵元自ら謳っているお酒に、同時期に2本出会いましたので、面白いと思い飲み比べてみました。
 一本目は「金寶自然酒」のチャレンジ用ブランドのお酒です。
 暗めの黄緑を使ったラベルには「完熟舐瓜(メロン)的」というフレーズがあり、裏ラベルにも「完熟メロンのような香りと味わいを持ったジューシーな自然酒」とはっきりと記載されていますね。

 スペック的には、生もと仕込みというのが結構意外なポイントです、あまり生もと酒にフルーツ系の甘さのイメージが無いので…
 また、裏ラベルには「汲出し四段の配合を変えて」みたいな記載もありますね。
 詳細は不明ですが、濃厚甘口酒には麹歩合を増やしたお酒がたまに見られるので、そのあたりの調整でしょうか。

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 上立ち香は甘くフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、うひやあこりゃ確かにメロンだわという感じの超甘々味がトロリと入ってきて、時間差で出てくる苦渋が弱々しく寄り添いつつ、じわじわと染みこんできます。
 旨味は完熟メロンシロップとしか言いようが無い煮詰めたように濃い甘旨味が主役で、苦渋が複雑さを添えてギリギリのところでダレを防いでいる印象。
 ただ後味はしっかり苦味が引き取ってちゃんとキレますね。

 そう滅多には出会えないレベルの超濃厚な甘味が魅力の、売り言葉通りの完熟メロン酒でした。
 最初の一口は「これはいくらなんでも甘ったるいのでは…」と思ったのですが、意外にも飲み進めると慣れてくるというか、他の味の要素とちゃんと調和が取れていることが伝わってきます。
 これがあるから今の甘口酒は好きなんですよね…、単なる砂糖の甘味では無い、独自の魅力が体中に染み渡ります。
 自然酒は番外品でもしっかりとした個性があるなあと感じた一本でした。

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名称:番外自然酒 完熟舐瓜的生もと純米吟醸 無ろ過生原酒
精米歩合:60%
酒米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:有限会社仁井田本家
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年09月24日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

麓井 生もと 純米吟醸

本日の家飲み 麓井 生もと 純米吟醸

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 山形県酒田市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みは何回かあったような気がします。

 この麓井というお酒は、実は私が日本酒を飲み始めたぐらいの時に居酒屋のメニューで見かけ気になったお酒であり、その後取扱い店に買いに行ったものの、在庫切れで買い逃したお酒でもあります。
 その後、なんとなく買うタイミングを逃し、今回なんと約5年越しでの購入となりました。
 いやあ、やっぱり日本酒との出会いは一期一会ですね…、偶然の出会いから懇ろの関係になる銘柄もあれば、一度のすれ違いから疎遠になる銘柄もある、なんとも趣深さを感じる今日この頃。

 閑話休題、今回いただくのは、私にしては珍しく火入れの生もと酒です。
 どうやら麓井は生もと造りにこだわりがあるようですね、あえて手間暇がかかる道を行くということは、確固たる蔵元の意思によるものなのでしょう。
 何気に精米歩合は50と、かなり磨いています。

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 上立ち香は乳酸系の優しい香りがそこそこに。
 含むと、濃いというより物凄くコクのある旨味がグググッと入ってきて、乳酸の酸味が辛さを添えつつ、最後までキリリと染みこんできます。
 味わいは若干伝統的な日本酒の旨味に乳酸が絡みつく奥深いもので、かつ雑味を感じさせないまとまりがありますね、柔らかさすら感じます。
 後味は酸で自然に引き上げていきます。

 生もとの悪いイメージを完全に払拭し、良い部分を凝縮したような、伝統を感じるお酒でした。
 伝統を感じさせながら古臭さが無いというのが良いですね、これからの日本酒が進むべき方向に合っているように感じます。
 麓井、今後も注目していきたい銘柄です。

 裏ラベルのオススメ通りぬる燗にしてみると…、おお、酸味が柔らかさを保ちつつ強くなりました。
 そして旨味もさらに濃厚になってますね、これは素敵。

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名称:麓井 生もと 純米吟醸
精米歩合:50%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:麓井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年09月03日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

壱 純米吟醸 生もと

本日の家飲み 壱 純米吟醸 生もと

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 兵庫県神戸市の、いわゆる灘のお酒です、通販まとめ買い4本目。
 同蔵のお酒の紹介は2回目ですね、詳しくは後述。

 こちらを醸す神戸酒心館は、以前に紹介したノーベル賞晩餐会への提供酒「福寿」を醸す蔵でもあります。
 というかこの「壱」が特約店限定ブランドみたいですね、蔵元ホームページにも紹介コーナーがあり、取扱い店の一覧も載っています(素晴らしい!)。
 コンセプトは「最上の食中酒」とのことですが、「食事を邪魔しない」みたいに卑屈にならず、相乗効果を楽しんで欲しいという意図が伝わる感じなところがまた好印象ですね。
 
 スペックは兵庫の酒米夢錦を60%まで削った純米吟醸で、生もと造りなところがポイントでしょう。
 ブルーボトルに極太印字のラベルと、見た目にもインパクトがありますね。


 上立ち香はなんとなくウイスキー等蒸留酒を思い出す、穏やかなアルコール的な香りがほのかに。
 含むと、生もと系らしい乳酸っぽさをともなった旨味がゆっくりと入ってきて、最後までバランスを保ちながらじわじわと染みこんできます。
 味わいは、やはり乳酸的な旨味が主役ながら、ありがちな古臭さや引っ掛かりは無く、とにかく落ち着いて、優しく、透明感を感じさせるほどの上品さがあります。
 後味は酸味が自然に引き取ってキレます。

 とにかくバランスが良く、生もとの優しい部分だけを抽出したような、一種独特の魅力を持つ旨酒でした。
 やっぱりこの蔵は実力派だなあ…、まさに狙い通りの優しい食中酒ですね。
 神戸酒心館のお酒は、今後も注目していこうと思いました。

 なお、せっかくの生もとなので燗を付けてみると…、うーん意外にもやはり優しさを保っていますね。
 ただ、面白いことに印象は男酒というか、旨味が引き締まった印象になって、いくらでも飲めてしまいそうになりました。
 うーむ、やはり良い意味で一筋縄ではいかないお酒ですね。

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名称:壱 純米吟醸 生もと
精米歩合:60%
酒米:兵庫夢錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社神戸酒心館
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:酒専門店 知多繁(通販)
お気に入り度:8.4/9.0

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2016年08月23日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

ソガペール エ フィス 「ヌメロ シス」 サケ エロティック 生もと

本日の家飲み ソガペール エ フィス 「ヌメロ シス」 サケ エロティック 生もと
          (Sogga pere et fils 「NUMERO SIX」)

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 長野県上高井郡小布施町のお酒です。
 ブログでの紹介は3回目で、ちょくちょくいただいている感じですね。

 信州小布施のワイナリーが醸す異色の日本酒であることで有名なソガペールエフィスですが、マニア的には様々な酵母を使っていることでも知られていると感じています。
 当ブログで1回目に紹介したものは9号酵母の「ヌフ」2回目はレア中のレアものである1号酵母の「アン」、そして今回は6号酵母で醸されたお酒です。
 6号酵母は今をときめく「新政」蔵で分離された酵母で、実質的に現在現役の協会酵母の中で、最も古い種類となっています。
 Wikipediaによると分離は昭和5年とのこと、うーむ私の2.5倍以上の時を経て酒造りの最前線で生き残っているんですね…、畏敬の念すら覚えてしまいます。

 さて、裏ラベルには相変わらずびっしりとお酒の情報があります、酒造りへのこだわりとか「エロティック」の命名理由とか面白いことも書いてありますのでご一読をオススメします(下の写真をクリック後、拡大すれば読めるはず)。
 スペックはいかにも長野っぽい美山錦の59%磨き、相変わらずワイン瓶に王冠栓という出で立ちです。


 上立ち香は酸の効いたフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと酸の立つ、がっつりと密度の高い旨味がググっと入ってきて、最後までぎっちりと引き締まったままじわじわと染みこんできます。
 味わいは、若干アミノ酸を感じる甘み控えめながら芯の太い旨味を乳酸系の酸が引き締める、フレッシュさと落ち着きを同居させたようなもの。
 後味はやはり酸味で力強くキレます。

 濃厚で落ち着いた旨味を力強い酸がしっかりとまとめあげる、今風な柄個性派の芳醇旨酸酒でした。
 正直先入観はあると思うのですが、6号生もとということで、やっぱり新政に似ている味わいという気がしますね(というか最近の新政がこちらに近づいたのでしょう)。
 割と誰が飲んでも美味しいタイプのお酒で、かつハマる人にはとてもハマりそうな印象。
 ソガペールエフィス、今後も末永く出荷を続けて欲しいです。

 開栓後は2日目の方がまとまっていて断然良いですね。
 これは熟成も効くんじゃないかなあ…、であれば、やっぱり栓はどうにかならないものか。

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名称:ソガペール エ フィス 「ヌメロ シス」 サケ エロティック 生もと
精米歩合:59%
酒米:美山錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:小布施酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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2016年05月22日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

新政Colors 純米 翡翠(ジェイド) 別誂 生もと 木桶仕込

本日の家飲み 新政Colors 純米 翡翠(ジェイド) 別誂 生もと 木桶仕込

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 秋田県秋田市のお酒です。
 もはや押しも押されぬ有名銘柄でしょう、やまユ等の特別品を合わせると当ブログでの紹介も五回を超えています。

 今回いただく「翡翠」ラベルは、「別誂」の文字が示すように、「矢島酒店」さんのPB商品になります。
 うーむ、今をときめく新政でPB商品を出せるって凄いですね…、よほど蔵元さんとの信頼関係が深いのでしょう。
 ちなみに案の定、通販開始から間もなく完売という感じでした、私のようなミーハーが大量にいるということですね…

 スペック的には、最近の新政の方針に従い、「6号酵母」を利用した「生もと」であることを前提に、麹に「酒こまち」、掛に「美郷錦」を使って、「木桶」で仕込んだお酒とのこと。
 現在の「Colors」ラベルについて、「酒こまち」が「エクリュ(白っぽい)」ラベル、「美郷錦」が「ヴィリジアン」ラベルを使っていることから、その二つを掛け合わせた色にしたそうです。
 このあたり相変わらず裏ラベルにしっかり書いてあるのはやはり素敵。

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 上立ち香は乳酸を感じる優しい香りがそこそこに。
 含むと、やはり乳酸らしい甘酢っぱ系のキレイな旨味がスルリと入ってきて、上品さを保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、最近の新政らしい深みと透明感を両立した甘酸の旨味が主役、苦味渋味は皆無で、とにかく純度が高い旨味を楽しめます。
 後味は仄かな酸味を残しつつ、透明感を保ったまま引き上げていきます。

 山廃的なやさしい乳酸味を、高純度でキレイに楽しめる、個性派旨酒でした。
 新政は最近「新政らしい」旨味を確立したような気がしますね、酸味の使い方が独特で、あくまで上品さを感じます。
 ただ、正直私のストライクゾーンからは少々外れてきたかも、そして何より値段が…
 新政は、多少距離をおきつつ、動向を注視していきたいと思います。

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名称:新政Colors 純米 翡翠(ジェイド) 別誂 生もと 木桶仕込
精米歩合: 麹米:40% 掛米:50%
酒米: 麹米:酒こまち 掛米:美郷錦
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:新政酒造株式会社
購入価格(税抜):1,907円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0(値段も考慮に入れて)

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2016年03月07日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

昇龍蓬莱 酵母無添加生もと 古式一段仕込み

本日の家飲み 昇龍蓬莱(しょうりゅうほうらい)  酵母無添加生もと 古式一段仕込み

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 (意図せずに、蓬莱泉→龍力→昇龍蓬莱という、紛らわしい紹介順になりました、若干面白い偶然ですね)
 神奈川県愛甲郡愛川町のお酒です。
 外飲みは何度かあり、ブログでは以前「残草蓬莱」を紹介しています、銘柄名の違いについては前回の記事参照

 こちらのお酒は、以前「麹町市場」さんでいただいたことがあり、そのあまりのインパクトにたじろぎ、そしてその味わいが忘れられずに、今期出荷されたものを速攻でゲットしたものです。
 製法にある「酵母無添加生もと」というのは、以前いただいた遊穂でも見たことがあり大体想像がつくのですが、「古式一段仕込み」の方は初めて聞く言葉ですね。
 通販大手の佐野屋さんの商品紹介によると、掛米無しであることに加え、投入する水分が通常の半分であることがポイントのようです。

 スペックはラベルに記載がありますが、まさに目を疑うような数値になっています。
 まず、精米歩合は驚異の93%!これは普通に炊いて食べるお米と大体同じですね。
 そして日本酒度マイナス42!酸度3.9!もはや何がなんだか…、通常の日本酒の範疇で語れないお酒であることは間違いなさそうですね。
 木戸泉の「アフス」や玉川のタイムマシン同様、数値的にはいわゆる変態酒の仲間に入るのではないかと…


 上立ち香は、甘く濃厚で若干熟感を感じる香りがそこそこに。
含むと、とろみを感じる濃厚そのものの甘旨味がグワッと入ってきて、強めの酸味と見事に拮抗しながら力強く染みこんできます。
 旨味は、まさにトロピカル&フルーティーという印象の蜂蜜混じりな果実の甘味が主役、しかし裏には熟成感に似た複雑さもあり、奥深さを感じる味わい。
 後味は酸と極小の苦味が引き取って、びっくりするほど見事にキレます。

 奇跡的なバランスを感じさせる、速醸とは明らかに一線も二線も画しているような、超個性派濃厚甘旨酒でした。
 でも旨いんですよ…色々と意欲的な製法のお酒は飲んできましたが、これは本当に出色の出来だと思います。
 これに似たお酒は、個人的経験の中では鷹長の菩提もとや、貴醸酒系のお酒が思いつきますね、ただそれと比べても全体のバランスで一歩抜けてるかも。
 昇龍蓬莱、是非ともこの造りは続けていって欲しいと思います。(個人的には、かなり量を増やしても売れる魅力があると思いました)

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名称:昇龍蓬莱  酵母無添加生もと 古式一段仕込み
精米歩合:93%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:大矢孝酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
お気に入り度:8.7/9.0

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2016年02月26日 神奈川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

遊穂 生もと純米 無ろ過生原酒 「未確認浮遊酵母仕込」

本日の家飲み 遊穂 生もと純米 無ろ過生原酒 「未確認浮遊酵母仕込」

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 石川県羽咋市(はくいし)のお酒です。
 家飲み、外飲みともに何度かいただいており、ブログでの紹介は2回目。

 これまた特徴的なラベルのお酒です、そもそも「未確認浮遊酵母」という謎ワードが気になりますね。
 少し調べると、いわゆる「蔵付き酵母」のことを、遊穂の銘柄名の由来でもある「UFO」にかけてそう呼んでいるとか。
 確かに、酒蔵には住み着いた酵母菌がそこらじゅうに漂っているわけで(まさに「もやしもん」の世界ですね)、ふざけているようで意外と的確なネーミングなのかもしれません。
 ちなみになんでUFOかというと、羽咋市が「UFOのまち」として売り出しているからですね、このお酒のラベルにも宇宙人キャラの「サンダー君」が描かれております。(ゆるキャラかと思ってググってみたら、結構生生しいグレイ型でした…
  
 スペック的には、五百万石に加え、飯米の「能登ひかり」使用というのが珍しいですね、ただ歩合は60と55なので、結構削っています。
 いつもは「山おろし」を名乗っていますが、なぜか今回は生もと記載、数値的には酸度2.6(かなり高い)が目を引きます。
 相変わらず裏ラベルが充実していて、特にオススメの飲み方を書いてあるところはGOOD! 


 上立ち香は濃くて特徴的な、米のような果実のような、不思議な香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃厚で個性的な旨味が塊で入ってきて、一拍置いて出てくる酸味と一体になって唾液線を刺激しつつ、ジュワッと染みこんできます。
 旨味は、極めてアミノ酸的な直球勝負の味わいで、そこに酸味がアクセントを付ける印象、ただ生もとの原酒ながら変なクセは無く、むしろ今風に思えます。
 後味はその酸がしっかり引き取ってキレます。

 未確認浮遊酵母の底力を感じるような、ド直球の芳醇旨酸酒でした。
 こりゃやっぱり「遊穂味」ですね、酸味がしっかりと利いた太い味わいです。
 こういうお酒にこそ、「無濾過生原酒」の醍醐味を感じますね、生らしさが重さを打ち消している印象。
 遊穂は確固たる個性を確立している銘柄として、今後も注目したいと思います。

 燗を付けると…、いやあ意外にも口当たりだけじゃなく味わいも優しくなる気がします。
 これはやはり酸味が柔らかくなってるのかな…、濃いのにぐいぐいいけてしまう、さらに素敵な味わいになりました。

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名称:遊穂 生もと純米 無ろ過生原酒 「未確認浮遊酵母仕込」
精米歩合:五百万石60%及び能登ひかり55%
使用米:五百万石24%+能登ひかり76%
アルコール度:17度
日本酒度:+6
蔵元情報:御祖酒造株式会社
購入価格(税抜):1,388円/720ml
お気に入り度:8.3/9.0

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2016年02月04日 石川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

杉勇 純米吟醸 山卸生もと仕込み 雄町

本日の家飲み 杉勇(すぎいさみ) 純米吟醸 山卸生もと仕込み 雄町

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 山形県飽海郡遊佐町(あくみぐんゆざまち)のお酒です、この地名は読めない…。
 家飲み、外飲み共に確か初めて。

 個人的には、生もと(「もと」の漢字がやはり化けるので今後ひらがなで統一します)のお酒で、「これは!」と思ったお酒にまだ出会えていないと感じています、山廃だと結構有るのですが…。
 ただ、出会えていないからこそ買ってしまうんですよね、まだ諦めるような時間じゃないということで。

 こちらも以前いただいた遊穂同様、山卸をはっきり名乗って、アピールしている感がありますね。
 (山卸=生もとの理屈は遊穂の記事参照)
 裏ラベルの情報開示はシンプルながら必要十分で好感が持てます。

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 上立ち香は意外とスタンダードでちょいアルコール混じりのスッキリとした吟醸香がそこそこに。
 含むと、キリッとした筋肉質な旨味が若干の苦味と共に飛び込んできて、そのまま苦辛で引き締められながら染みこんできます。
 旨味は甘味皆無ながらそこまでキツい感じでもなく、贅肉を削ぎ落した印象でしっかりとした感じ。
 個人的にはちょっと薬臭いクセがあるのが気になるかな…。
 後味は若干の辛さを残しつつ、キレます。

 引き締まった旨味が特徴的な、存在感のある男酒でした。
 雄町50らしく、雑味がなく旨味に芯がありますね。
 ただ、甘味がないのと、生もとだからか少し含み香にクセを感じるのが自分の好みとは外れるかな、まあこれは本当に好みです。
 杉勇は、また居酒屋で出会ったら試してみたいと思いました。

 なお、燗をつけるとクセが和らいでかなり飲みやすくなりました。
 口当たりも良いですし、流石生もと酒、これは燗推奨です。

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名称:杉勇(すぎいさみ) 純米吟醸 山卸生もと仕込み 雄町
精米歩合:50%
酒米:雄町
アルコール度:15%
日本酒度:+2
蔵元情報:合資会社杉勇蕨岡酒造場
購入価格(税抜):1,450円/720ml
お気に入り度:7.8/9.0

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2014年11月16日 山形の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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