上川大雪 特別純米 彗星 生

家飲み記録 上川大雪(かみかわたいせつ) 特別純米 彗星 生

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 北海道上川郡上川町のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。
 北海道出張時の「酒舗七蔵」さんでの購入酒、全3本のうち2本目。

 こちらのお酒のお話をするなら、造り手である川端慎治杜氏に触れないわけにはいかないでしょう。
 同氏は以前北海道新十津川町の金滴酒造の杜氏を務めていましたが、経営陣の意向により「不本意な形で」同社を離れており、このお酒は最近新設された酒蔵で醸したものになります。
 この辺りは相当センシティブな話になりますが、「同氏が来る前の金滴酒造は2008年には民事再生法を申請するような経営状態だったこと」「同氏が造ったお酒が2011年に鑑評会金賞を取った事(しかも吟風利用)」「同氏のお酒の代表格「四文字シリーズ」は北海道の有力酒販店に確固たる支持を得ていたこと」あたりは客観的事実として挙げられるのではないでしょうか、なんともはや…
 (ちなみに今検索して驚いたのですが、当時の金滴酒造の社長は最近亡くなったようですね。残された社員はどうするのだろう…)
 この時点で長くなってしまったので、上川大雪については興味があれば結構充実している蔵元ホームページや、SAKETIMESの記事あたりもご参照ください。

 今回いただくのは地元の酒米「彗星」を使った29BYの新酒になります、確か28BYは試験醸造という形でお酒を出していたと思うので、今回が二造り目ということになるかと。
 実はこのお酒、来店時入荷したばかりだったらしく、お店の人曰く相当な勢いで売れていたそうです。
 一日ずれていたら多分買えなかったとか…、金滴時代のお酒を一度飲みたいと思っていながらその機会を永遠に逃してしまった私としては、非常に嬉しい出会いでした。

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 上立ち香は…、割とハッキリメロンな感じの香りが気持ち強めに。
 含むと、まさにフルーツジュースといった感じの華やかな甘旨味が力強く入ってきて、そこそこの苦味で輪郭を保ちつつ、程々の勢いで喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やっぱりメロン系ですね、しっかりとした甘味、くっきりとした青さ、そしてちょいキツめの苦味、それぞれが絡み合う実に新酒らしい旨味を創り出しています。
 後味は苦味を口中に少々残しつつ、自然に引き上げていきます。

 インパクトのある極めてフレッシュな甘旨味を、青い苦味がギッチリと引き締める、グイグイイケル系新酒生酒でした。
 濃厚甘旨系のお酒と比べて、やはり引き締まりの強さが目立ちますね、若干皮も混ぜたメロンジュースと言いますか。
 ただ、苦味の質が香り寄りの嫌らしいものというより、あくまで青さを纏った果実的な苦味というところはポイントかな。
 全体としては、そこまで自分には刺さらないまでも、新酒として普通に楽しめるお酒という感じでした。(いかんせん金滴時代を知らないので比較できないのは寂しいところですが…)
 上川大雪、今後に期待しつつ、次は違うスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:上川大雪 特別純米 彗星 生
精米歩合:60%
使用米:彗星
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:上川大雪酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒舗七蔵(札幌)
お気に入り度:8.4/9.0

■おまけ:出張帰りの車内&機内で一杯写真

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 志太泉にゃんかっぷは空港までの車内、義左衛門は機内です。
 こういうシチュエーションで飲むカップ酒は旨い…(まあ中身もそんじょそこらのカップ酒とは違いますが)。

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2018年02月21日 北海道の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY

本日の家飲み 賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY

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 広島県東広島市のお酒です。
 当ブログでの登場は3回目。

 カモキンの低アル原酒ですね。
 低アル原酒については、以前かわつるの記事で軽くその出自について考察してみたり、結構興味はある分野なのですが、自分の好みの路線からは若干離れているかなあというのが基本的な認識だったりします。(最近飲んだ「夏泉」はちょっと別格ですが)
 ただ、カモキンについては結構早くからこの分野に手を付けていて、各所の評価も高いように思えるので、いつか試してみたいと思っていました。

 特別純米酒13の名の通り、アルコール度数13の原酒となっています。
 生もあるらしいのですが今回は火入れですね、ちなみに出荷年月2017年8月のお酒を11月に開栓しています。
 実は店頭でこれを買うか、生が出るのを待つか迷ったのですが、押しが強い(というかノリが良い)女性店員さんのペースに巻き込まれて流れで買ってしまいました(実は私としては珍しいパターン)。

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 上立ち香は酸を感じる硬質な香りがほんの少々。
 含むと、軽快ながらも存在感のある甘酸旨味がスルリと入ってきて、奥の方に渋味を感じさせながら、最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり白ワインを想起する甘酸に渋味が絡みつく感じの旨味が中心で、低アルに有りがちな物足りなさはあまりなく、むしろ渋味による奥深さを感じますね。
 後味は酸渋が引き取って自然に引き上げていきます。

 軽さと飲み飽きなさを兼ね備えた、確固たる個性と魅力を備えた低アル原酒でした。
 ワイン系の日本酒に良く感じる、渋味由来の若干のクセ(埃っぽい?)もあるものの、まあこれは個性でしょう、相性が良い人も多いと思います。
 評判通り、低アル原酒のカテゴリの中では相当高レベルであるように感じましたね、コンセプトがしっかりしていると言いますか。
 ただ、やっぱり私としては生を選ぶべきだった…、人の意見は聞きつつ、初心は貫徹すべきだとちょっと反省。
 賀茂金秀の低アル、次は必ず生酒をセレクトしたいと思います。

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名称:賀茂金秀 特別純米酒13 火入れ 28BY
精米歩合: 麹:50% 掛:60%
使用米:不明
アルコール度:13度
日本酒度:不明
蔵元情報:金光酒造合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2018年02月05日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

而今 特別純米 にごりざけ生 29BY

本日の家飲み 而今 特別純米 にごりざけ生 29BY

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 先日の記事で私の正月酒を紹介しましたが、持ち込み酒5本については自分で飲んだ量が少ないしメモも取れなかったので、感想は載せません。
 対して、家族用のお酒4本については一人でも飲めましたので、これから掲載していこうと思います。
 ただ、ハッキリ行ってここ数年スペックが被っていて新しく書くネタも無いため、写真と飲んだ感想だけバーッと書いていく簡易版にしようかと…
 その代わりと言っては何ですが基本毎日更新にしますので、どうかご了承ください。

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 (昨年の感想はこちら)

 上立ち香はセメダインとガスが混じった香りがそこそこに。
 含むと、しっかりと存在感のある甘酸旨味がシュワシュワと入ってきて、最後まで純度を保ったまま喉奥に流れ込んでぎます。
 味わいは、まさに大人のカルピスソーダ的な甘旨味が芯にあって、苦味的な奥深さは有りつつもマイナス要素の雑味は皆無、とにかく旨味を楽しめるのがよし。
 後味は、酸味が引き取って見事にキレます。

 シュワシュワとした、お米の味わいを伴った甘酸旨味を高純度かつ高濃度で楽しめる、甘旨系にごりの決定版というべきお酒でした。
 いやあほんと、このお酒に関しては毎年絶大な信頼を寄せているのですが、毎回信頼に応えてくれますね。
 昨年にごり酒特集なんてことをやっていて、実は今年もやるつもりなのですが、このお酒についてはまさに殿堂入りという認識です。
 而今にごり、来年も飲めることを切に願う今日このごろでした。

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名称:而今 特別純米 にごりざけ生 29BY
精米歩合:60%
使用米: 山田錦:34% 五百万石:66%
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:木屋正酒蔵合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
お気に入り度:8.8/9.0

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2018年01月08日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

宝寿  特別純米 2017 無濾過生原酒  吟奏の会ヴィンテージ

本日の家飲み 宝寿  特別純米 2017 無濾過生原酒  吟奏の会ヴィンテージ

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 広島県竹原市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験については後述します。

 こちらを醸す藤井酒造の他ブランドには「龍勢」があります、少なくとも東京ではこちらの方が圧倒的に有名でしょう。
 その中でも龍勢「夜の帝王」という商品については、そのインパクトもあって聞いた覚えがある方も多いんじゃないでしょうか。
 逆に宝寿の方は、少なくとも私は聞いたことがない銘柄でした、今回「吟奏の会」限定品というレアっぽいものが通販の在庫に遭ったので衝動的にセレクトした次第です。

 スペック的には、そこそこ珍しめの酒米「八反35号」(八反錦でも八反草でも改良八反流でもない)を60まで磨いた無濾過生原酒。
 日本酒度+9.5は結構高めですね~、いわゆる辛口の予感。
 1月出荷のものを9月開栓なので、結構な生熟期間を経ております。


 上立ち香はバランスが良い感じの熟した果実の香りがそこそこに。
 含むと、落ち着いてかつしっかりと引き締まった印象の旨味がググっと入ってきて、尻上がりに出てくる酸味がさらにスパルタに味を鋭角的にして、喉奥に突き刺さるように流れ込んできます。
 味わいは、私の感覚だと非常にスリムというか細い感じの、熟した果実と米の中間の旨味が芯にあるものの、纏う酸辛がとにかく強烈で、そちらに主役を譲っている印象。
 後味は、その酸辛で問答無用にキレます。

 ある意味無濾過生原酒らしからぬ、旨味が一歩引いて酸辛が主役を演じる、最初から最後までキレっぱなしという印象のお酒でした。
 含み香にちょっと薬臭さ、アルコール臭さを感じるのも個人的にはマイナス。
 正直私の好みのラインからは完全に外れますが、これまた需要はありそうな感じではあります。
 次飲むなら龍勢か夜の帝王をセレクトしてみたいと思います。

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名称:宝寿  特別純米 2017 無濾過生原酒  吟奏の会ヴィンテージ
精米歩合:60%
使用米:八反(35号)
アルコール度:17%
日本酒度:+8.5
蔵元情報:藤井酒造株式会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:仲沢酒店(通販)
お気に入り度:8.2/9.0

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タグ: 宝寿 特別純米

2017年12月19日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

自然酒 和醸 特別純米 袋吊り無濾過生原酒

本日の家飲み 自然酒 和醸 特別純米 袋吊り無濾過生原酒

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 福岡県京都郡みやこ町のお酒です。
 銘柄的には初登場ですが、同蔵のお酒の紹介は5回目になります。

 こちらは以前より紹介している「残心」「名声超十方」を醸す林龍平酒造場の、無農薬栽培米を使用したお酒についての新ブランドとのことです。
 限定ブランドについてもホームページにしっかり掲載しているのは素晴らしいと思いますが、個人的にはちょっと限定ブランド乱立させ過ぎのような気がしますね…
 それぞれにウリがあるというのはわかるのですが、買う側からしたらハッキリ言って分かりにくいと、個人的には思います。(自然酒というと福島を思い出しちゃいますし…)

 スペックはその無農薬栽培の山田錦を60まで磨いた袋吊り無濾過生原酒、その割にはお値段は良心的かと。
 ちなみに4月出荷のものを8月開栓なので、ちょっと寝かせた状態です。
 また今回も「うのかわ酒店」さんの通販で購入しています、本当は取り扱い店もっと増えるべき酒蔵だと思うんですけどね…

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 上立ち香はブランデー的な、なかなか個性的な香りがそこそこに。
 含むと、高密度かつ良い感じに熟して落ち着いた甘旨味が自然な口当たりで入ってきて、心地よいほろ苦さやほんのりとした渋味が複雑な味わいの世界を創り出しつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、やはり甘旨渋苦がそれぞれ主張する、古酒と見紛うばかりの複雑さと、それでいて飲み疲れないバランスが絶妙の一言。
 後味は、その複雑味の余韻を残しつつ、自然に引き上げます。

 「大人の味わい」というフレーズが浮かぶような、複雑かつ落ち着きのある味わいの、芳醇完熟旨味酒でした。
 結構ポイントになるのが「苦味」ですね、香り系に有りがちなげんなりする苦味でなく、奥深さや飲み飽きなさを演出するほろ苦さがこのお酒にはあります。
 いやあこれは良いですよ、流行りの酒質とは全く違いますが、個性も魅力も群を抜いています。
 同蔵の中でも個人的には今のところこれがベストでしたし、「【超】お気に入りに追加」ですね。
 何度でも言いますが、林龍平酒造場のお酒は全国レベルでもっと売り出されるべきだと思いました。

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名称:自然酒 和醸 特別純米 袋吊り無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:17~18%
日本酒度:+6
蔵元情報:林龍平酒造場
購入価格(税抜):1,660円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2017年12月01日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

水鳥記 特別純米酒 直汲み生原酒 28BY

本日の家飲み 水鳥記 特別純米酒 直汲み生原酒 28BY

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 宮城県気仙沼市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですが、外ではあまり見かけませんね…

 前回は26BYをいただいております、その時の印象は非常に良く、いつかまた買おうとは心に決めていたのですが、実際には1年半ほど間が空いてしまいました…
 蔵元ホームページには販売店一覧があるのですが(素晴らしい!)、都内での取り扱いは宮城県アンテナショップを含めて4店舗とやはりかなり限られています。
 こういう銘柄はぼーっとしていると数年買い逃しなんてざらですからね…、実際今回も新酒の時期には買い逃しており、製造年月が去年11月のものを今年8月に購入、開栓しています。
 なので、今回はかなりの生熟期間を経ているものの感想になります、多分蔵元の意図する味わいからはちょっと離れているのでその点はご注意ください。
 
 スペック的には蔵の華の精米歩合55、前回は山田錦だったので結構大きい違いです。
 蔵元直販ページをみると、どうやら山田錦55は別ラベルで出ているようです、また美山錦を使用したものもあるみたいですね。
 

 上立ち香は若干の熟感とフレッシュさが共存したような柑橘系果実の香りがそこそこに。
 含むと、ほどほどに落ち着いた印象の甘旨味がトロリと入ってきて、徐々に出て来る柔らかめの辛さでしっかり引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、割りとしっかり熟した洋梨的な甘旨味が主役、酸はほどほど、やはり面白いほどにゆっくりと出てくる辛さが準主役といった感じで、時間による味の移り変わりを楽しめるタイプ。
 後味は、その辛さが引き取ってしっかりとキレます。

 果実的で濃厚な甘旨味が、素直かつほどほどに熟した感じの、ある種とても秋らしいお酒でした。
 十分美味しくいただけたのですが、やっぱりこのお酒の真骨頂は新酒時の個性とインパクトかな…とも思いましたね。
 この辺りは飲んでみないと分からないうえに、好みにもよるので難しいところです。
 水鳥記、次はまだ飲んでいない美山錦も狙ってみたいと思います。

 開栓後しばらく経つと辛さが柔らかくなって良い感じですね。
 ちょっと硬質な感じも出てきたかも…、やっぱり個性的な酒質だと思います。

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名称:水鳥記 特別純米酒 直汲み生原酒 28BY
精米歩合:55%
使用米:蔵の華
アルコール度:15%
日本酒度:+2
蔵元情報:株式会社角星
購入価格(税抜):1,450円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年11月29日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

英 特別純米酒 無濾過あらばしり生原酒 27BY

本日の家飲み 英(はなぶさ) 特別純米酒 無濾過あらばしり生原酒 27BY

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 三重県伊賀市のお酒です。
 飲み経験については後述。

 こちらのお酒は、マニアなら既にご存知の方も多いと思いますが、「るみ子の酒」と同じ蔵の銘柄になっております。
 るみ子の酒については24BYを頂きとても好印象でした、そちらは割りと今風のフルーティージューシーな感じの味わいでしたが、聞くところによるとこの「英」はどちらかと言うと玄人向けというか、飲みごたえある系の銘柄のようです。
 私としては未だに今風系のお酒がストライクゾーンではあるのですが、それでも昔よりは好みが広がってきたと思うので、今回はこちらをセレクトしてみた次第です。
 ちなみに、肩ラベルの「超情熱」を見てピンと来た方もいらっしゃると思いますが、こちらは「銀座君嶋屋」さんで購入しました。
 前回までの「まるごと高知」と同時購入なわけですね、ある意味続き記事になっております。

 スペック的には山田錦の60%の無濾過生原酒、27BYということで2年近い生熟を経ています。
 最近新政の売り出しで一気にメジャー化した感のある、6号酵母使用というのもポイントでしょう。

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 上立ち香は明らかに酸が立ったレモン感すらある果実的な香りが控えめに。
 含むと、やはり酸味主役でしっかりと引き締まった旨味が唾液腺を刺激しつつ力強く入ってきて、最後まで硬度と濃度を保ったまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、しっかりと酸が効くと共に、旨味の存在感もちゃんとあって、「旨酸っぱい」という印象の飲みごたえと飲み飽きなさを兼ね備えたもの。
 後味は当然のように酸が引き取って見事にキレます。

 ガッツリしっかりと酸が働いた、程よく味の乗ってきた骨太旨酸酒でした。
 こりゃあまだ数年ぐらいは持ちそうな力強さがありますね、そういう系の男酒が好きな方に是非オススメできるかと。
 英は、るみ子の酒とは違った確固たる魅力のあるお酒でした、同蔵のお酒はまたいただいてみたいと思います。


 ちなみに冷やしすぎると酸っぱいだけになってしまうので注意ですね、個人的には常温付近が好き。
 といいつつ、裏ラベル記載のロックや加水は私は試せなかったので、実際はこちらが好きな人も居るのかも…、まあこれは試してもらうしか無いですね。

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名称:英 特別純米酒 無濾過あらばしり生原酒 27BY
精米歩合:60%
使用米:山田錦
アルコール度:18%
日本酒度:+6
蔵元情報:合名会社森喜酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:銀座君嶋屋
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 特別純米

2017年11月20日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

東魁盛 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 東魁盛(とうかいさかり) 特別純米 無濾過生原酒

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 千葉県富津市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらも初緑同様、「酒のサンワ」さん初訪問時の購入酒です。
 初酒屋で初銘柄という買い方は一見チャレンジング(無謀)のように思えるかもしれませんが、実際のところ、①ちゃんとした地酒屋で、②自分の好みのスペック(私の場合特純or純吟の生)で、③そこそこの値段のものをセレクトすれば、実際はそう外すことはないというのが自分の実感です。
 地酒の場合、実は少し銘柄を知っている人ほど知っている銘柄しか買わないという風になりがちに思えますが、個人的にはちょっと勿体無い気もするんですよね、やぱり知らない銘柄を開けるときのワクワク感は他に代えがたいものがありますし。
 (まあ勿論好みの方向性や、一日に飲める量にも個人差があるので、一概には言えないのですが…)

 閑話休題、実はこの「東魁盛」は私の地元千葉県のお酒ということで、脳内「いつか飲むリスト」には入れていました。
 店内には数スペックありましたが、セオリーにのっとって特純をセレクト。
 五百万石の55磨きですが、自社栽培ってところは結構大事なポイントですね。


 上立ち香はリンゴ・バニラ感のある濃縮されて落ち着いた印象の香りがそこそこに。
 含むと、酸味と甘味と苦味が拮抗するバランスの良い旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後までバランスを保ったままでゆっくりと染み込んできます。
 味わいはリンゴ系の王道を行くような甘酸旨味が主役で、ほんのりと感じる苦味も含め、それぞれの要素がそれぞれ程よく主張する印象の、飲みごたえと飲みやすさを両立させたもの。
 後味は酸と苦味がしっかり引き取ってキレます。

 裏には結構賑やかな味わいの世界を感させつつ、それが煩く無い感の、独特のまとまりがある芳醇甘酸酒でした。
 酸の使い方と苦味の抑え方がちゃんとしてるからこそ、パランスが保てているんだと思います。
 ちなみにこのお酒を買った直後に、かのはせがわ酒店さんのメルマガに新規取り扱い銘柄として載っていました。
 いやあなんとなく勝った気持ちになりましたね(笑)、実際、首都圏の地酒最前線で十分に戦える銘柄かと思います。
 東魁盛、今後の動向に注目していきたいですね。

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名称:東魁盛 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:16度
日本酒度:不明
蔵元情報:小泉酒造合資会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:酒のサンワ(上野)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年10月27日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

初緑 特別純米 無濾過生原酒 26BY

本日の家飲み 初緑 特別純米 無濾過生原酒 26BY

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 岐阜県下呂市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは上野にある「酒のサンワ」さんでの購入酒になります、同店は初訪問で、新規開拓の一環ですね。
 調べたところ同店は合羽橋に四合瓶専門ショップも開いているとか…、個人対象の売り方としてなかなか先進的な匂いを感じます。
 最新入荷情報は店舗ブログにちょくちょく載っているようです、取り扱い銘柄も記載が有りますね、マニア受けも良さそうなラインナップと言えるのではないでしょうか。

 今回の銘柄セレクトは完全に衝動買いですが、個人的には26BYの無濾過生原酒という生熟酒というところがポイントです。
 26BYとハッキリ記載しているので、あえての生熟かなと店員さんに確認してみたところ「たぶん単純に売れ残ったんだと思います」とのこと…、ま、まあ確かに製造年月は2015/8ですしね。
 
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 上立ち香は熟成香ゼロで、セメダインが落ち着いた感じの草っぽい香りがそこそこに。
 含むと、やはり素直に味乗りした印象の引き締まりのある旨味がググっと入ってきて、時間差で出て来る嫌味の無い苦味でしっかりと輪郭を保ちつつ、じんわりと染み込んできます。
 味わいは、やっぱり緑というか草・アロマっぽい風味の有る旨味が主役ですね、2年生熟に耐えるのも納得の芯のある印象で、甘さそこそこ、濃厚かつダレ感は皆無。
 後味はグッと辛さが出てきて力強くキレます。

 しっかりと芯があり、飲み応えがありつつもキツさがしっかり押さえられた芳醇旨酒でした。
 なんとなく「初緑」という銘柄名に納得感のある味わいですね、新酒の時はかなりフレッシュ感・青さがあったのではないかと想像します。
 これを生熟で飲めたのは結構ラッキーだったと言えるでしょうね、良い味乗り・角取れでした。
 といいつつ、初緑は新酒も飲んでみたいとも思ったひとときでした。

 開栓後は…、お、甘味も出てきましたね、メロン的といいますか。
 やはり全く崩れる予感すらさせないところは見事かと。

 生熟ということで燗を付けてみると、やはりさらに濃くなった印象です。
 なんかヌルヌルするような面白い口当たりになりましたが、これも含めて楽しいと思いました。

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名称:初緑 特別純米 無濾過生原酒 26BY
精米歩合:55%
使用米:ひだほまれ
アルコール度:16度
日本酒度:+1
蔵元情報:奥飛騨酒造株式会社
購入価格(税抜):1,330円/720ml
購入した酒屋さん:酒のサンワ(上野)
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 初緑 特別純米

2017年10月25日 岐阜の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

乾坤一 特別純米酒 「HEAVEN & EARTH」

本日の家飲み 乾坤一 特別純米酒 「HEAVEN & EARTH」

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 宮城県柴田郡村田町のお酒です。
 外飲みは数え切れないぐらいにしていますが、家飲みはなんと初めて。

 乾坤一というと、知っている方にはやはり「辛口」というイメージがあるのではないでしょうか。
 実際私も、外飲みで何度も「特別純米辛口」等をいただいており、淡麗辛口とは一線を画した、筋肉質の「男酒」的な味わいを楽しませていただいてます。
 とは言え自分は露骨に甘口派なので中々家飲みに至る機会がなかったのですが、今回このお酒を店頭で見かけ、「乾坤一の甘口酒!」という意外性に撃たれ、つい衝動買いした次第です。
 店員さん曰く、イベント等でも人気とのことでした、ただ、そこで初飲みの人にとっては「乾坤一」は甘口というイメージがついてしまうとか…
 まあ普通の人だと銘柄名ぐらいしか記憶しませんからね、私は同蔵内でのブランドの細分化には基本的には批判的なのですが、こういう話を聞くと、通常路線とは違うお酒には別ブランドの方が相応しいのかもとも思ってしまいます(それこそ「亜麻猫」とか)。

 閑話休題、あまり細かいスペックの記載は無いですが、軽くググったところ日本酒度は-15とか…、数値的には完全に甘口ですね。
 飯米であるササニシキを利用しているのも珍しいですが、これは「特別純米辛口」もそうらしいです、蔵元的には使い慣れているのでしょうね。

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 上立ち香はやはり甘さを感じる、マスカット的な香りがそこそこに。
 含むと、やはり非常に濃厚な甘旨味がトロリとした舌触りで入ってきますが、裏方には柔らかな酸と程よい渋味が確かにあって、複雑さを感じさせながらゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりマスカットジュース的な甘味が主役ですね、酸渋はワイン的なニュアンスを添えますが、圧倒的に甘味が勝っているのでやっぱり食前or食後酒に向くような印象。
 後味は甘苦渋と、なかなか複雑な印象を舌先に残しつつ引き上げていきます。

 重めの甘味を何とか酸渋が下支えする、今風のデザート酒でした。
 こういう甘味極振りのお酒を飲むと、やっぱりいつも飲んでる甘口酒(花陽浴、桃の里とか)のバランスは芸術的なんだなあと思ったりします。
 ただ逆に、果汁とか糖類入りのアルコール飲料(サングリアとか)と比べると、断然に後味が良いということも言えると思いますね。
 乾坤一はまた他のスペックもいただいてみたいと思い思います。

 ちなみに温度が上がるとちょっと甘味が勝ちすぎるので、しっかり冷やしていただくのがオススメ。

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名称:乾坤一 特別純米酒 「HEAVEN & EARTH」
精米歩合:55%
仕様米:ササニシキ
アルコール度:16度
日本酒度:-15
蔵元情報:有限会社大沼酒造店
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年10月23日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

久礼 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒 28BY

本日の家飲み 久礼(くれ) 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒 28BY

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 高知県高岡郡中土佐町久礼のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 基本的に私は以前に飲んだ銘柄を再購入するときは別のスペックを試してみることを心がけています。
 が、今回は松山三井の60磨きの高知酵母ということで、うっかり前回(26BY)と全く同スペックのお酒を買ってしまいました…
 ただまあ、いわゆる垂直飲みといいますか、同スペック酒のBY違いを数年越しにいただくのも、前回の味わいを何とか思い出そうとしたり、自分の好みの変化を自覚したり、それはそれで面白さはあるとは思います。

 ちなみに、蔵元ホームページは素朴なデザインながら、個人的には特約店一覧が載っている時点で手放しで賞賛したいところです(礼によってうのかわさん載ってないみたいですが…)
 久礼はやっぱり特約店限定ブランドみたいですね。

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 上立香は砂糖混じりのセメダインといったキリリとした香が仄かに。
 含むと、やはりどこか辛味を纏ったような旨甘味が力強く入ってきて、尻上がりに出てくる苦味でしっかりと輪郭を保ちつつ、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、やはりセメダイン系の苦味辛味と生酒的なフレッシュ感のある果実の甘旨味が絡みついた感じで、わりと味の多い印象を受けるもの。
 後味は苦味が受け持ちつつ、舌先に辛さを残してしっかりとキレます。

 高めの日本酒度からなかなか想像できない、複雑系芳醇旨味酒でした。
 割と前回と似たような感想だった気がします、ただ私の方が昔よりは複雑な味わいのお酒への順応ができてきている関係で、印象はより良いですね。
 ちょっと大人になった自覚を意識した一本でした。
 久礼、次は今度こそ違うスペックを飲んでみたいと思います。

 ちなみに、開栓後数日経ったあとのほうが、味にまとまりが出てきていい感じです。
 後、冷やしすぎには要注意ですね、常温に近いほうが、色々な味わいのせめぎ合いをストレートに楽しめると思います。

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名称:久礼 特別純米 手詰直汲み 無濾過生原酒 28BY
精米歩合:60%
使用米:松山三井
アルコール度:18%
日本酒度:+5
蔵元情報:有限会社西岡酒造店
購入価格(税抜):1,385円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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タグ: 久礼 特別純米

2017年08月25日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

万齢 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 万齢 特別純米 無濾過生原酒

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 佐賀県唐津市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目ですね。

 前回は山田錦の68というあまり磨いていない純米酒をいただきましたが、一度もっとスタンダード(私的に)なスペックも試してみたいなと思い、こちらの特別純米をセレクトしました。
 精米歩合は55、麹米が山田錦というのは一般的と思いますが、掛米の「西海(さいかい)」というのは初めて見ました。
 ググってみると、まさに佐賀県で開発された酒米みたいですね、他では「天山」という銘柄(not天吹)が使っているようですが、かなりレアなのではないでしょうか。

 ところで、私としては万齢は前回記事でも触れたように、食中酒ガチバトルイベント「九州S1グランプリ」関連で知った銘柄でした。
 しかしググった限り、どうも2015年以降の結果が見当たらないんですよね…、コンセプト含め陰ながら応援していたイベントなだけに、無くなってしまったのなら残念です…

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 上立ち香はキリリとしたセメダインっぽい香りが仄かに。
 含むと、フレッシュな甘酸苦が非常に良いバランスで絡み合った旨味がしっかりと入ってきて、徐々に酸辛を優勢にしつつ、キリリかつ自然に流れ込んできます。
 味わいは、うーむ洋梨的なフレッシュかつ深みのある甘旨味が主役ですが、酸苦辛も存在感があってわりと賑やかな感じ、ただ全体はしっかりとまとまっています。
 後味は苦辛が引き取ってバッチリキレます。

 「無濾過生原酒らしさ」を割と素直に楽しめる、濃厚フレッシュフルーティー酒でした。
 つい「うん、これこれ」と言いたくなる、私の好みのラインの味ですね~、ただ個性というよりはまとまりで勝負する味わいに思えます。
 後は何か一つ「武器」が欲しい気もしますが、バランスが崩れたら元も子もないので、なかなか難しいところです。
 ともかく、万齢、またいつか他のスペックも試してみたいと思います。

 温度があがるとちょっと賑やかすぎる感じかな。
 ある程度は冷やしていただくのが個人的にはオススメ。

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名称:万齢 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:五百万石
アルコール度:17%
日本酒度:+4
蔵元情報:小松酒造株式会社
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 万齢 特別純米

2017年08月15日 佐賀の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

睡龍 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 睡龍 特別純米 無濾過生原酒

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 奈良県宇陀市のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲み経験は確かあったような…

 このお酒の特徴としてはまずはその「見た目」に触れざるを得ないでしょう。
 細いリボン状のラベルをぐるぐる巻きにしたこのデザインはまさにオンリーワン、これはもう勝ちですよ。
 大きめに「意匠登録」と記載してあるのにも納得ですね、蔵として誇るに相応しいアドバンテージかと…

 さて、睡龍といえば全国的には何といっても「生もとのどぶ」というにごり酒が有名だと認識しています。
 私も実はそちらの方が狙いだったのですが、せっかく通販で頼むんだからレギュラー品も飲んでみようと思い、同梱してみました。
 使用米は五百万石と日本晴らしいです、60磨きの新酒無濾過生原酒と、私にとっての定番スペックですね。

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 上立ち香は酸とセメダインが混じったスッキリとした香りがそこそこに。
 含むと、個性的な苦味をまとった旨味が力強く入ってきて、さらに酸味も加わることで濃度高めながらキッチリ引き締まった状態で、勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘味控えめで、苦酸が絡んで少々ケミカルミネラルな印象のある旨味が最初から最後まで主役を演じる感じですね(少なくとも冷酒では)
 後味は、苦味が引き取ってしっかりキレます。

 ミネラル、緑臭さを感じる苦味が非常に面白い、超個性派キリキリ苦酸酒でした。
 本当に独特なお酒です、個人的にはこういう確固たる個性は、自分の好みとは別に応援したいですね。
 とりあえずは、あまり新酒生原酒開栓直後冷酒で飲むお酒ではないかなあというのは正直なところ感じました。
 睡龍、次は生もとのどぶをご紹介します。

 燗を付けてみると…、うおっ「草いきれ」的な緑っぽさがさらに増しましたね。
 ただ、甘味や旨味も出てきて、若干飲みやすくなるというか優しくなります、これは十分ありでしょう。

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名称:睡龍 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:60%
使用米:五百万石・日本晴
アルコール度:18%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社久保本家酒造
購入価格(税抜):1,475円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(通販)
お気に入り度:8.1/9.0

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タグ: 睡龍 特別純米

2017年08月11日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

富久長 特別純米 しぼりたて 無濾過本生 淡くおりからみ

本日の家飲み 富久長 特別純米 しぼりたて 無濾過本生 淡くおりからみ

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 広島県東広島市のお酒です。
 外では何度かいただいていますが、家飲みは初めて。

 富久長は「海風土(シーフード)」という魚介類向け食中酒を出していたり、なんとなく今風の蔵というイメージがあります。
 ホームページを見ると、一見地味なデザインながら、特約店一覧や通販ページなど、消費者が求めるものはしっかり備えている印象を受けました。
 特に特約店一覧を載せるにあたり、取扱店自体は他にもあること、蔵元直販との関係、小売価格が一定でないことなど、お酒の販売について結構センシティブな話題についてもしっかり蔵元としての説明を記載しているところは、素晴らしいの一言だと思います。
 さらに一覧コーナー名を「酒販店は蔵の宝」としているところも素敵。
 この辺りについては一買い手として上から目線で何十回でも繰り返しますが、ホームページに特約店のリストを載せないで「お問い合わせください」みたいな扱いにしている閉鎖的なところは、同蔵のホームページを100回ぐらい見て深く反省して欲しいところですね。

 完全に話が逸れました…、今回いただくのは広島の代表的酒米八反錦を60%まで削って醸した新酒になります。
 「淡くおりからみ」という表記は面白いですね、実際にごり方は薄目でうっすらという感じ。
 
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 上立ち香はセメダインとガスが混じった、ラムネ的な爽やかさのある香りがそこそこに。
 含むと、イメージ通りのシュワシュワした甘旨酸味が、これまた新酒らしい苦渋味で引き締められつつ、最初から最後まで勢い良く喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりサイダー的な甘味とガスが中心にあるのですが、渋味が仕事をしてそこそこの奥深さを演出していますね、苦味はちょっと甘味と喧嘩している気も…
 後味は、少々渋味を口中に残しつつ、ガス酸で引き上げていきます。

 フレッシュ感と青さと苦味がそれぞれストレートに主張する、今どきの新酒しぼりたての典型のようなお酒でした。
 私がたまに出会う「プラスアルファが欲しい」という想いを抱かせるタイプのお酒ですね、より洗練させる方向でも個性を伸ばす方向でもどちらでも良いのですが。
 ただ、苦味に関しては今期特有の可能性もあるので、一本で印象を決めてしまうのは早計とも思います。
 富久長、次はまた別のスペックも試してみたいと思います。

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名称:富久長 特別純米 しぼりたて 無濾過本生 淡くおりからみ
精米歩合:60%
使用米:八反錦
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社今田酒造本店
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:鈴木酒販(神田)
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年07月22日 広島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

松みどり 特別純米酒 生原酒

本日の家飲み 松みどり 特別純米酒 生原酒

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 神奈川県足柄上郡松田町のお酒です。
 家飲みは初めて、外飲みに関しては後述します。

 松みどりについては数年前に一度外飲み経験があるのですが、実はその時一杯飲んだ印象は正直あまり良くありませんでした。
 そんなこともあってしばらくは見かけてもスルーしていたのですが、今年あの矢島酒店さんの店頭に並んでいるのを見つけ、気になったので店長さんにコメントを貰ったわけです。
 曰く「前から試飲はしている、今期は良かった」とのことだったので、じゃあ買ってみるかとセレクトしました。
 
 造り手の中澤酒造については、「しーたかの日本酒アーカイブ」さんが詳細な蔵元訪問記事を載せられていました
 スペック的には麹米山田錦50、掛米美山錦55というコスパを意識したもので、実際お値段も税抜き1,300円以内とかなりお安くなっていますね。
 三日どころか三年以上間が開いているので、刮目しつついただきたいと思います。

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 上立ち香はフレッシュで、洋梨的な甘さを感じる香りがそこそこに。
 含むと、濃厚な甘旨味が新酒らしい力強さで入ってきて、これまた新酒っぽい苦味と程々の酸味で輪郭を整えつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいはメロン的果実系のもので、太い甘味、強めの青さ、そこそこの酸味が絡み合った、ある種の粗さを旨味の勢いで洗い流す力強いものですね。
 後味は甘さをほんのりと残しつつ、青い酸で引き上げていきます。

 今風の新酒無濾過生原酒のど真ん中を行くような、甘く、青く、若干荒く、酸もたった、フレッシュ芳醇酒でした。
 良く言えば素直、悪くいえば有りがちな趣ですが、発展途上の通過点としては上々でしょう。
 既に地酒激戦区のスタートラインを若干超えた位置まで来ていると思いますが、本格的に人気を得られるかはこれからが本当の勝負になると思います。
 松みどり、今後のさらなる発展に期待しつつ、注目していきたいと思います。

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名称:松みどり 特別純米酒 生原酒
精米歩合: 麹米:50% 掛米:55%
使用米: 麹米:山田錦 掛米:美山錦
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元:中澤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,288円/720ml
購入した酒屋さん:矢島酒店
お気に入り度:8.3/9.0

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2017年07月12日 神奈川の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

巖 特別純米 しぼりたて生酒 華吹雪

本日の家飲み 巖(いわお) 特別純米 しぼりたて生酒 華吹雪

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 群馬県藤岡市のお酒です。
 ブログでの登場は2回目。

 前回いただいたお酒(美山錦+五百万石)がかなり好みだったためセレクトしました、青森酒以外では珍しい、酒米「華吹雪」を使ったお酒です。
 ところで、皆さんは酒米(酒造好適米)というと、何種類ぐらいが思いつくでしょうか。
 私はこの前バーっと書き出してみたところ、大体50種類になりました。(ちなみに「高木酒造シリーズ」「八反シリーズ」あたりで数は稼げますね、どうでもいい話ですが(笑))
 その後Wikipediaで答え合わせしたら知ってる米が結構漏れていたので、もう少し頑張れば60ぐらいは思いついたかもしれません。
 ちなみに、酒米でないけど酒造りに使われている品種も10ぐらいは浮かびます、そして逆に、酒造好適米と思いこんでいた「亀の尾」「松山三井」が一般米だったことにはびっくりしましたね。
 まあ一人遊びとしては結構面白かったです、マニアなら一度試してみてはいかがでしょう。

 完全に銘柄から話がずれましたね、巖に関してはモウカンさんのところで知った、「一途で不器用な男:巌 高井幹人──偏差値エリート4人の酒づくり」という、男性向け雑誌の記事が印象に残っています。
 慶大商学部から京大文学部に転学したとか…、これだけで高学歴なだけでなく変人の匂いもしますね(笑)、ご興味があればご一読をオススメします。
 (よくみたら「いっぽん!!」の原作者さんの記事ですね、流石)


 上立ち香はセメダインメインの硬質かつフレッシュな香りがそこそこに。
 含むと、香りの印象通りの硬質な旨味が、程よい甘味と苦渋味と一体となって、独特の引き締まりを保ちつつじわじわと染み込んできます。
 味わいは、なんというかやはり銘柄のイメージ通りの男らしいというか、ガツンと来ながらキレは良く、かつ旨味の芯の周辺に今風の甘味もしっかりと具備している独特のもの。
 後味は、苦渋味をうっすらと口中に残しつつ、力強くキレます。

 味わいのインパクト、心地良い甘味がありながら、全体の印象はあくまで引き締まり硬質な、様々な魅力を内包した男酒でした。
 いやあやっぱりレベル高いですね巖、凡百に埋もれないまとまりと個性を両立させた酒質だと思います。
 そしてなんとなくまだまだ「これから」の伸びしろも感じますね、素直に洗練させていけば、そのまま人気銘柄になりそうな予感。
 巖、今後要注目の銘柄の一つだと思います。

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名称:巖 特別純米酒 701号 本生
精米歩合:55%
使用米:華吹雪
アルコール度:16~17%
日本酒度:不明
蔵元情報:高井株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:登酒店(奈良・通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2017年07月10日 群馬の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ささまさむね 特別純米 生酒

本日の家飲み ささまさむね 特別純米 生酒

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 福島県喜多方市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め、確か初めていただきます。

 福島のお酒といえば、先日「全国新酒鑑評会金賞受賞蔵数 五年連続日本一」という快挙を成し遂げたということが記憶に新しいところです(リンク先は同県の酒造組合ホームページ)。
 実際私としても、飛露喜や写楽などのメジャー銘柄はもちろん、豊圀、山の井、会津中将、自然郷などなどまだあまり東京に出てきていない銘柄についても、極めてハイレベルな福島酒との出会いを最近多く経験しています。

 さて、これはちょっと危ないというか、無責任な言説になりますが、ここ最近の福島酒の躍進には、あの原発事故も関係しているんじゃないかと、個人的には思っております。
 復興に対する並々ならぬ意気込みに加え、「放射性物質が検出されたら一巻の終わり」という危機感が、蔵内の衛生環境に前向きな影響を与えている部分があるのではないかと。
 聞くところによると、うまい酒を醸すためには、「蔵内が清潔であること」は非常に大きいらしいですしね。
 もちろん大前提として蔵の実力が無いと金賞なんて取れませんし、例えこの仮説に正しい面があったとしても、それが蔵元さん達の大変な努力によるものであることは変わりません、本当に頭が下がる思いです。

 完全に話がそれましたが、このささまさむねについては前情報皆無のフィーリング買いだったもので、ネタが思いつかず…
 裏ラベルには割と叙情的な解説文がありますね、「ささまさむね」は2014年からの新ブランドとのこと(通常銘柄は笹正宗)。

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 上立ち香は硬質なマスカット的?甘酸の香りが仄かに。
 含むと、濃厚かつ奥深い印象の甘旨味がグググッと入ってきて、少々の酸味と時間差で奥から滲み出てくる渋味によって複雑さを感じさせたまま、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、マスカットというか、新酒なのにレーズン的な味乗りを感じさせる個性的な甘酸渋味が旨味を演出します、逆に新酒に有りがちな苦味は皆無で、しっかりとした旨味を自然に楽しませてくれます。
 後味は渋味をほんのりと口中に残しつつも、芳醇さをしっかりと引き取ってキレます。

 複雑さと落ち着きが魅力の、個性派芳醇甘旨酒でした。
 たまにこういう新酒らしくない新酒に出会いますね、フレッシュ感があまり無い分粗さも無く、じっくりと楽しめるお酒かと思います。
 特に新酒の時期にこういうお酒と出会えると、家飲みにバリエーションが出て非常にお得な気分になれますね。
 ささまさむね、また他のスペックもいただきたいとお思いました。

 開栓後はやっぱり濃厚甘味系らしくちょっとダレてくるかな…
 こちらは早めに飲みきるのが、個人的にはオススメ。

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名称:ささまさむね 特別純米 生酒
精米歩合:55%
使用米:不明
アルコール度:16%
日本酒度:不明
蔵元:笹正宗酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2017年07月08日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

笹の譽 特別純米 初しぼり ひとごこち おりがらみ生

本日の家飲み 笹の譽 特別純米 初しぼり ひとごこち おりがらみ生

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 長野県松本市のお酒です。
 外飲み、家飲み経験については後述。

 前回の本金に引き続き、またも「大長野酒祭り」登場銘柄になりました、ただ実はこちらは家飲み経験ありです。
 私の大長野酒祭り初参加は確か第2回の2012年で、その時印象的だった銘柄のうち、この「笹の譽」と「勢正宗」をイベント後間をおかずにこだまさんのところに買いに行った覚えがありますね。
 その時に飲んだのは「笹の譽純米吟醸 中汲み三割麹」で、当時の感想メモによると「上立ち香からあまーい感じ。含むといかにも長野酒といった濃い甘旨味が一杯になる。後味はきっちり苦酸味が締めるが、新酒っぽい癖を多少感じる気もする。」とのこと。
  偉そうに書いてますが今思うと、8月購入酒に「新酒っぽい」っていうのもどうかと思いますね(笑)、まあ素直な感想ではあるのでしょう、今も基本姿勢は変わっていないと思います。

 閑話休題、こちらも本金同様ひとごこちの55%精米の新酒生酒です、日本酒度が-1と低めなのが特徴でしょうか。
 今年(28BY)の傾向として、「初しぼり」という文言に若干の不安もありますが…、先入観を排していただきます。

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 注ぐと全く濁ってないですね、若干うたい文句に偽りありかな(笑)

 上立ち香はわりと酸を感じる果実の香りがそこそこに。
 含むと、やはり酸の効いた旨味がググっと入ってきて、奥に独特の渋味を感じさせることで複雑さを添えながら、唾液腺を刺激しつつじわじわと染み込んできます。
 味わいは、強めの酸と甘味がせめぎ合う感じの甘酸っぱい系の果実の旨味が主役、渋味はあくまで程々の脇役で、やっぱり中でも酸の印象が強いですね。
 後味は少々苦味を残しつつも酸で力強くキレます。

 最初から最後まで柑橘系果実の酸が主役を演じ続ける、フレッシュ甘酢っぱ酒でした。
 以前家飲みした記憶ではかなりの甘口酒という印象だったのですが、それは「三割麹」というちょっと特殊なスペックのお酒だったからで、もしかしたらこちらがスタンダードな笹の誉の傾向なのかもしれません。
 もしくはこのBYの特徴なのか…、まだ材料が少ないのでなんとも言えませんね。
 笹の譽、次はまた別のスペックを試してみたいと思います。

 開栓後、二日ぐらいたったらさらに甘味が引っ込んじゃったなあ…
 何とか濃くしようと思って燗を付けても、やっぱり強まるのは酸。
 これはあくまで酸味酒好きな人向けのお酒だと、個人的には思いました。
 (しかし、一体この記事で私は何回「酸」という言葉を使ったんでしょうか(笑))

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名称:笹の譽 特別純米 初しぼり ひとごこち おりがらみ生
精米歩合:55%
使用米:ひとごこち
アルコール度:16度
日本酒度:-1
蔵元情報:豊国酒造合資会社
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:地酒屋こだま(大塚)
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年06月08日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

徳次郎 特別純米 無濾過生原酒

本日の家飲み 徳次郎(とくじろう) 特別純米 無濾過生原酒

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 京都府城陽市のお酒です。
 家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは私にとって完全初見銘柄です、店頭でちょうど「特別純米 無濾過生原酒」という私向けスペック(笑)が出ていたので衝動買いした次第。
 蔵元ホームページを覗くと通常銘柄は「城陽」みたいですね、そして珍しく特約店限定銘柄であるこの「徳次郎」の解説コーナーもあります
 しかし個人的に気になるのは「多くのお客様から問い合わせをいただきまして」紹介コーナーを作ったかのような書きぶりです、そんなんだったら最初から掲載しましょうよ…
 実際特約店限定銘柄が蔵元公式ホームページに載っていないことが多いこの地酒業界の慣習は、今日日異常なものだと当ブログとしては繰り返し主張したいと思います。

 ちなみにこの徳次郎の紹介コーナーは、ブランドコンセプトや個別スペックの紹介も無く情報量としてはイマイチ。
 販売店一覧があるのは素晴らしいと思いますが、私が買ったお店が載ってない…、たぶんあまり更新されていないのでしょう。
 スペック的には、五百万石55磨きの無濾過生原酒と、最近の新酒スタンダードの範疇内になっております。


 上立ち香は酸を感じるフレッシュな果実の香りがそこそこに。
 含むと、かなり引き締まった旨味が、伴う酸で舌を少々刺激しつつスルスルと入ってきて、時間差で出てくる苦味で最後までキリリとしたまま喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはりフレッシュな柑橘系果実という印象の酸が効いた旨味が主役、甘味や苦味がそこに寄り添って、ある程度の「飲みがい」を加えている印象。
 後味は苦酸が引き取って、見事にキレます。

 存在感はありつつも極めて引き締まった味わいが特長の、飲みごたえと飲み飽きなさを兼ね備えたお酒でした。
 最近で飲んだ中では一代弥山に似たような方向性を感じますね、酸でキレるタイプの今風食中酒という趣。
 徳次郎、また機会があれば他のスペックもいただいてみたいと思います。

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名称:徳次郎 特別純米 無濾過生原酒
精米歩合:55%
使用米:五百万石
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
蔵元情報:城陽酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.2/9.0

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2017年06月02日 京都の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

豊香 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒

本日の家飲み 豊香(ほうか) 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒

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 長野県岡谷市のお酒です。
 外では何度もいただいていますが、家飲みは確か初めてですね。

 このお酒も前回さんざんディスった(笑)辛口標記のお酒ですね。
 ちなみにこれについても、「本当に辛口なんでしょうか」と聞いたところ、店長さん曰く「いわゆる辛口酒って感じではないと思う。おそらく日本酒度が高めなのでそういう表記にしているのではないか(要約)」とのこと。
 うーむ、蔵元の意図はともかく、世の一般ピープルの認識っていまだに「辛口≒淡麗辛口」だと思うんですよね、そういう相手に「日本酒度が高め」なお酒を安易に「辛口酒」と表して売ることは果たして適切なのかな…
 まあ「とりあえず辛口」派がまだまだ支配的である現状、売り文句としては間違っていないとも思うのですが、どこか釈然としないものがあります。
 (逆に「甘口」って明記して売り出しているお酒には、蔵元のある種の「覚悟」を感じるんですよね。)

 といいつつ、実はこのお酒については裏ラベルに「スピード感のある味わいとキレ」というワードの記載があるので、割と意図することは伝わるような気もします。
 アルコール度数15度と低め(多分加水あり)なことと合わせると、スッキリキリリ系の辛口酒であることを想像しますが、さていかがでしょうか。

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 上立ち香は酸を感じるフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、軽やかながら存在感のある甘旨味が勢い良く入ってきて、しっかりとした酸と裏方の苦味で見事に引き締められつつ、最後までキリリと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、やはり青リンゴ的なフレッシュフルーティーな甘旨味が芯にあり、それに強めの酸が伴うことで、濃厚さと軽さを見事に両立させていますね、そしてありがちな苦味や渋味は完全に裏に回っているのが素晴らしい。
 後味は酸が必要限度に引き取って、結構優しく引き上げてくれます。

 どんどんイケてしまいそうな良い意味の軽さと長野酒らしい優しい甘味を兼ね備えた、コンセプトのハッキリしたお酒でした。
 個人的には「スッキリキリリ感」よりも「優しい甘味」に惹かれるものがあるので「辛口」と標記することには賛同しかねますが、このお酒なら確かに「ああ辛口だね」と言う飲み手は多いのかもしれません。
 でも、同蔵のスペックの中、あるいは長野酒の中では比較的辛口だとしても、全国区で売るときにあえて辛口表記にする必要はあるのかなあ…(しつこい)
 ともかく、豊香の味わい自体は私の好むところであること自体ははっきりしました、他のスペックも是非いただいてみたいと思います。

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名称:豊香 辛口特別純米酒 しぼりたて無濾過生酒
精米歩合:59%
使用米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:不明
蔵元情報:株式会社カネタ玉田酒造店
購入価格(税抜):1,297円/720ml
購入した酒屋さん:うえも商店
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 豊香 特別純米

2017年05月19日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

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