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ほしいち フォレスト 山廃仕込み 特別純米 無濾過生原酒

家飲み記録 ほしいち フォレスト 山廃仕込み 特別純米 無濾過生原酒

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 長野県大町市のお酒です、家飲み外飲み含め初めていただきます、
 引き続き鴨下酒店さんでの購入酒。

 こちらを醸す蔵のメイン銘柄は「市野屋」ですね、個人的にはまだ飲んでいない長野銘柄として前々から狙っておりました。
 今回鴨下酒店さんでようやく同蔵の特別ブランドであるこの「ほしいちフォレスト」に出会えたので喜んで購入した次第です。
 ほしいちフォレストのブランドコンセプトについてはしっかりと蔵元ホームページに解説がありますね、こういう、蔵元の気合が伝わってくる感じの解説は素敵(「買える店」が掲載されているのも素晴らしい!)
 個人的には 「酒米の最高の産地から選りすぐった原料米のみを使用」という部分が気になるところ。

 さて、今回いただくのは長野県産美山錦使用の精米歩合59%、山廃というのも大きいポイントでしょう。
 確かに、美山錦なら長野が一番というのにも納得。

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 上立ち香はメロン系ですね~、甘くて青い感じのものが気持ち強めに。
 含むと、高密度の甘旨味が強目の酸味と渋味を伴ってインパクトのある口当たりで入ってきて、尻上がりに苦味も感じるような実に複雑な印象で、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、メロンシロップ的な濃厚で青い甘味を軸にしつつ、キリリとした酸味と渋味、嫌らしくない苦味、蒸留酒的アルコール感の辛さが絡み合ってオンリーワンの世界を創り出していますね。
 後味は、その複雑な余韻を若干残しつつ、酸やアルコール感でガッツリ引き上げます。

 極めて高密度かつ複雑な味わいを、個性的なまとまり方で味あわせてくれる、山廃ならではの超芳醇旨味酒でした。
 面白いですね~これは、どうしても新酒しぼりたてって似たような方向性になりがちなのですが、このお酒は完全に一線を画している印象。
 是非ともこの方向性で洗練していって、首都圏に浸透していって欲しいですね。
 ほしいちフォレスト、是非また他のスペックもいただいてみたいと思いました。

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名称:ほしいち フォレスト 山廃仕込み 特別純米 無濾過生原酒
蔵元情報:株式会社市野屋
購入価格(税抜):1,540円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年03月24日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ

家飲み記録 つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ

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 長野県上田市のお酒です、ブログでの登場は初めて。

 つきよしのは実は以前にも家飲みをしたことが会ったのですが、それはいわゆる薄青瓶問題を意識するきっかけの一つとなった、不幸な出会いでした。
 初家飲みでそういうことになってしまったため早めに再チャレンジしたいという想いはあったのですが、近所に特約店がなくあれよあれよと数年が経ってしまい…
 今回、色々と珍しい銘柄が置いてある「鴨下酒店」さんで久々に出会えたので、喜んでセレクトした次第です。

 スペックは前回紹介した信州亀齢同様、ひとごこち使用、精米歩合59%の無濾過生原酒。
 日本酒はこれだけ材料が被っていても、銘柄ごとで味わいが全然違うのが面白いですよねえ。


 上立ち香はフレッシュな青いバナナ的果実香がそこそこに。
 含むと、甘酸味と苦味がせめぎ合うスッキリフレッシュな旨味が勢い良く入ってきて、ほんの少しずつ苦味が優勢になっていくことでキリリとした印象を保ちつつ喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、実にフレッシュな完結系果実っぽい酸苦味にほんのりとバナナ的な香りが伴う、フルーティーかつしっかり引き締まったもので、しっかりした味わいながら永遠に飲めてしまいそう。
 後味は、苦味がほんのりと余韻を残しつつ力強く引き取ってキレます。

 フレッシュかつしっかり飲みごたえの有るフルーティーな甘酸旨味を、実にバランス良く楽しませてくれるお酒でした。
 いやあ良いですね、甘味がしっかりありつつも、苦酸味が全然嫌らしくなくて、非常にまとまり良し。
 リンゴ系が多い長野酒の中では結構珍しいタイプですねえ、静岡と長野の合いの子的といいますか。
 甘味を楽しみつつ、正直つい飲み過ぎちゃいましたねえ、いやあもっと早く入手に走るべきでした。
 つきよしの、今後注目度をぐっと上げていきたいと思います。

 しかし、豊賀、信州亀齢、つきよしのと、どれも私としては無茶苦茶旨かったなあ…
 やっぱり長野酒は大好きですね。

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名称:つきよしの 特別純米無濾過生原酒 はつしぼり おりがらみ
蔵元情報:若林醸造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:鴨下酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年03月09日 長野の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

飛露喜 特別純米 かすみざけ 生

家飲み記録 飛露喜 特別純米 かすみざけ 生

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 福島県会津坂下町のお酒です。

 飛露喜は今まで無濾過生原酒を何度か家でいただいているのですが、もう一つの新酒スペックであるこの「かすみざけ」については影も形も捕まえることができていませんでした。
 が、今回偶然セット販売の入手機会が巡ってきたので思い切って発注した次第です、これもコロナ禍の影響なのかなあ…
 正直なところ、一時期に比べると入手困難銘柄への思い入れは薄れているのですが、流石に前から気になってたお酒については飛びついてしまいますねえ。
 まあこういう思いは、基本的には一度飲めばかなり落ち着くものだと個人的には思っております。

 ラベルは無濾過生原酒同様、昔から全然変わりませんねえ、裏ラベルも無く、精米歩合55%ということ以外は詳細不明です。
 おりの濃度はそこそこで、うすにごりといった風情。

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 上立ち香はスッキリとしたメロン的果実香がかなり控えめに。
 含むと、実にフレッシュかつ青い感じの甘旨味が、そこそこの苦味を伴ってキリリと入ってきて、若干の酸味も相まって最後まで引き締まった印象のまま胃の中に流れ込んできます。
 味わいは、甘味、酸味、苦味、旨味がそれぞれ程よく主張する、メロンと青りんご的な風味を感じるフレッシュなもので、オリの濃厚さがありつつ全体的にはあくまで引き締まり強めの印象。
 後味は、苦味メイン、酸味サブで仕事をしてしっかりキレます。

 しぼりたてうすにごり酒として割とスタンダードな印象の、バランス系スッキリフレッシュ酒でした。
 味わいの濃厚さの割にしっかりキレるのは流石ですね、ただ苦味で引き取るタイプなので若干飲み疲れ感はあるかと。
 良くも悪くも、今風のスタンダードなフレッシュ甘旨酒って感じでしょう。
 飛露喜かすみざけ、一度家飲みできたので満足しました。

 ちなみに一升瓶ということもあってゆっくり飲んでたのですが、結構開栓後上がってくるタイプだと感じました。
 甘味がちょっと増して、口当たりがまろやかになると言いますか…
 ここらへんは流石、居酒屋需要を満たしてきた貫禄を感じましたね。

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名称:飛露喜 特別純米 かすみざけ 生
蔵元情報:株式会社廣木酒造本店
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年02月22日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

福小町 特別純米 生原酒 号外編

家飲み記録 福小町 特別純米 生原酒 号外編

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 秋田県湯沢市のお酒です、銘柄としては初登場。

 こちらを醸す木村酒造の別銘柄に「角右衛門」があり、そちらは当ブログで既に5回も登場しています。
 私が同蔵を知るきっかけになったIWC2012の「チャンピオン・サケ」になったお酒は福小町の方だったのですが、首都圏では角右衛門の方が入手しやすい印象なんですよね。
 今回は、池袋西武に蔵元が来て、色々なお酒を売り出していたので、一番自分好みのスペックで見た目的にも目立つこちらをセレクトしてみました。

 写真で伝わるか微妙ですが、通常のラベルの回りにもう一枚紙を巻いてテープで止めるという非常に珍しいスタイルです。
 必要なスペックはしっかり書いてある上に、味わいコメントもでかでかとあるので、買う側からしたらありがたいですね。

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 上立ち香は意外にもちょっと熟感のある割とキリリとした果実香がそこそこに。
 含むと、やはり若干熟感のある甘酸旨味が自然な口当たりで入ってきて、少々のアルコール的刺激も相まって、引き締まったまま喉奥にスルスルと流れ込んできます。
 味わいは、ほんのり紅茶っぽい熟感を纏った、アップルティー的な、かなりの高濃度の甘酸味が中心、苦味はあまり感じず、ピリピリした辛さでしっかりダレを防いでいますね。
 後味は、全体的に濃厚さの余韻を自然に残しつつ、しっかりとキレる感じ。

 熟感がありつつもしっかりと酸味が効いた果実感のある、生酒ならではの芳醇辛口酒でした。
 予想していなかった熟感には若干面食らいましたが(新酒と思いこんでいたけど01BYだったのかしら)、味わい自体は今までに飲んだ角右衛門の路線と重なるものを感じましたね。
 なんだろう、正統派のような、個性派のような、独特な魅力がある銘柄なんですよねえ、とくに引き締まりがキモかなあ。
 福小町、今後も注目していきたいと思います。

 あー、二日目に飲んだら熟感が味わいに溶け込んできてかなり良くなりましたねえ。
 香りが気になった生酒には、たまにある現象だと思います、初日あまり飲まなきゃ良かった…

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名称:福小町 特別純米 生原酒 号外編
蔵元情報:株式会社木村酒造
購入価格(税抜):1,420円/720ml
購入した酒屋さん:池袋西武
お気に入り度:8.4/9.0

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2021年01月19日 秋田の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)

家飲み記録 天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)

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 山口県下関市のお酒です、家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは肩掛けラベルにもある通り、今年度デビューの銘柄とのこと。
 その背景である、長州酒造及び藤岡美樹杜氏については、「sake street」さんの記事に詳しいですね
 ざっくり言ってしまうと、山口県で太陽光発電システム等を扱う企業が、地元で廃業寸前だった蔵を買い取って、川鶴等の蔵で実績を残した杜氏を招聘し、十分な設備投資を行って立ち上げたブランドらしいです。
 その記事にもある通り、登場直後早速SNSで評判になり、即完売が続いていたのですが、今回ようやく東京駅のはせがわ酒店で出会えたので購入した次第。

 ちょっと話はずれますが、個人的には杜氏さんの以下のツイートに非常に良い印象を持ちました。


 造り手自ら、買えるお店を積極的に発信する、素晴らしい姿勢だと思います。
 (逆に、これができない蔵が多過ぎる…)

 閑話休題、火入れも出ているようですが、今回いただくのは生原酒。
 アルコール度数が15度と低めなのが特徴的かと。

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 上立ち香は爽やかフレッシュかつ若干甘さのある果実香がそこそこに。
 含むと、実に素直に纏まった印象の甘酸旨味が素直な口当たりで入ってきて、ほんの少々の渋味が脇役に徹する形で、最後まで見事にバランスを保ったまま染み込んできます。
 味わいは、しっかりした甘味を軸にした柑橘系果実の旨味が主役、結構濃度は高めなのですが、苦味が皆無で雑味的な要素を感じさせないまとまりが見事ですね~
 後味は酸味が甘さを引き取って、自然に引き上げていきます。

 フレッシュ甘旨酒として王道の味わいを、極めて丁寧にマイナス要素を排して楽しませてくれる、バランス系モダン酒でした。
 いやあ良いですね、方方で評判が良いのも納得です、赤武とか加茂錦を思い出す、今風の人気路線を迷いなく踏襲している印象ですね。
 新規設備なのに、確かに香り等に違和感が無かったのも見事ですし、初お目見えとしては十二分の満足度です。
 個人的には、より落ち着いているであろう火入れの方も飲んでみたくなりました。
 天美、今後どういう方向性に個性を出していくのか、期待していきたいと思います。

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名称:天美 特別純米 生原酒 (2020年12月製造)
蔵元情報:長州酒造株式会社
購入価格(税抜):円/720ml
購入した酒屋さん:はせがわ酒店(東京駅グランスタ)
お気に入り度:8.5/9.0

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2021年01月12日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ささまさむね 特別純米 にごり生

家飲み記録 ささまさむね 特別純米 にごり生

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 福島県喜多方市のお酒です、ブログでの紹介は2回目。

 最近私は入手困難銘柄へのこだわりや、それを追う気力を失いつつあるのですが、而今のにごりについてだけはどうも断ち切れない思いがあり、それがまだ見ぬにごり美酒への欲望に繋がっている感じだったりします。
 そんな中、昨年のこのお酒が「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんで殿堂になっているのを見て、今回気合を入れて福島の酒屋さんからお取り寄せした次第です。
 なお、いつ開けるかと機会を伺っていたら例によって日本酒感想日誌さんに先を越されましたね…、しかも廣戸川と飲み比べとかニクいことを…(悔しみ)

 使用米は書いてませんが、五百万石と華吹雪らしいです。
 アルコール度15度で加水有だと思いますが、それでも税抜1,272円は良心的ですね~

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 上立ち香は梨クリーム(?)的な、オリの雰囲気もありつつスッキリとしたフレッシュな果実香がそこそこに。
 含むと、フレッシュかつクリーミーな甘旨味が極めて滑らかな口当たりで入ってきて、オリ由来的な苦渋味があくまで裏方に徹して複雑味と奥深さを添えつつ、最後まで素直に染み込んできます。
 味わいは、やはり福島酒らしい洋梨的な甘酸旨味が中心、フレッシュ感とオリの濃度による魅力を感じさせながらも、とにかく全体のまとまりが素晴らしく、ゆるゆると永遠に飲めてしまいます。
 後味は、酸渋苦が、あくまで自然に仕事をする形で、素晴らしいキレを見せてくれます。

 フレッシュかつ実に濃厚な甘酸旨味を、実にクリーミーかつ滑らかに楽しませてくれる、超バランスの甘旨にごり酒でした。
 いやあ良いですね!期待通り、期待以上の味わいでした、わかりやすくストレートに旨い。
 オリが露骨に濃厚さを加えつつも凄く柔らか滑らかなのが素敵だなあ、キツくない苦渋が福島酒らしい奥深さを添えて一本調子でないのも◎。
 なんとなくカルピス感もあるし、これも而今にごりファンに飲んでほしいお酒ですね~、こっちが好みという方も多いかと(そしてコスパはこっちが上)。
 ささまさむね、来年のにごりも是非飲みたいと思うとともに、他のスペックにも興味をそそられた一本でした。

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名称:ささまさむね 特別純米 にごり生
蔵元情報:笹正宗酒造株式会社
購入価格(税抜):1,272円/720ml
購入した酒屋さん:うめや商店(通販)
お気に入り度:8.8/9.0

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2020年12月25日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:4

日乃出桃太郎 特別純米 無ろ過生原酒 01BY

家飲み記録 日乃出桃太郎 特別純米 無ろ過生原酒 01BY

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 高知県高岡郡四万十町のお酒です、同銘柄は2回目、同蔵のお酒は3回目のご紹介。

 桃太郎は2018年に一度飲んでいましたね、そしてこのお酒は2020年1月出荷で、実際には2020年3月に飲んでいます。
 以下のtwitterが目に留まったので、今回記事を上げてみました。

 



 まあ正直、今年大変なのはどこの日本酒蔵でも同じなんでしょうが、特に小規模蔵は体力的に厳しいんでしょうねえ…
 私個人は既に限界近くまで日本酒に偏ってアルコール消費をしており、後は少しでも日本酒人口が増えていくことを願いつつ、ブログを更新することぐらいしかできないので、愚直にやっていきます。
 
 スペックは地元産の酒米、吟の夢を60%まで削っています。
 無濾過生原酒は非常に数が少ないらしいですよ、土佐酒の例によって神楽坂のぼっちりやさんで購入。

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 上立ち香は濃厚な甘さを感じる柑橘系果実香がそこそこに。
 含むと、非常に濃厚ながらも柔らかみもある甘旨味がトロリとした口当たりで入ってきて、少々の酸味と、完全に裏方に回った仄かな苦味でダレを防ぎつつ複雑味を添え、ゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、若干柑橘系な苦酸味を伴いつつも、あくまで甘旨味をメインに感じさせるもので、インパクトと飲み進め易さを両立させるバランスですね、
 後味は、苦味の余韻と若干の辛さを感じさせて、見事にキレます。

 割と直球勝負な、フレッシュフルーティーかつバランスがしっかりとれた、芳醇甘旨キレ良し酒でした。
 いい意味でやっぱり高知っぽいなあ、この果実感とキレの良さを両立させた感じが土佐酒の真骨頂かと。
 こういうお酒を飲むと、東京に出てこない小規模蔵のお酒にはまだまだ浪漫があるということを実感しますね。
 桃太郎、引いては土佐酒のレベルの高さを改めて伝えてくれた一本でした。

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名称:日乃出桃太郎 特別純米 無ろ過生原酒 01BY
蔵元情報:文本酒造株式会社
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:ぼっちりや(神楽坂)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年12月23日 高知の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

千代田蔵 特別純米生原酒 22BY

家飲み記録 千代田蔵 特別純米生原酒 22BY

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 兵庫県神戸市東灘区のお酒です、ブログでの登場は2回目。

 こちらを醸す太田酒造の本社が滋賀にあることや、ちょっと特殊なブランドであることは前回の記事で書きました。
 今回のお酒の特殊性は何といってもその熟成年数でしょう、なんと蔵元で8年もの生熟期間を経ての出荷です。
 火入れであれば10年越えは珍しくありませんが、生熟酒では5年越えの時点で相当レアだと私は思っています。
 記憶が正しければ、今までブログで紹介した中では超超久の5年生熟成が最長だったはずなので、今回大幅更新ですね。

 スペックは美山錦の精米歩合60の生原酒ということで、そんなに怪しい(笑)部分はありませんね。
 蔵元ではマイナス温度保存だったようですね、手間と費用が掛かっていると思いますが、お値段は非常に良心的。
 10月出荷を、翌1月に開栓しています。

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 上立ち香は、若干怯むぐらいにハッキリとした熟成香がそこそこに。
 含むと、しっかりと熟しながらも枯れきっていない感じの甘味が自然な口当たりで入ってきて、若干のほろ苦さとアルコール的刺激で輪郭を保ちつつ、じわじわと染み入ってきます。
 味わいは、非常に高濃度の、しっかり熟感のあるカラメル的な甘味が純然たる主役ですね、苦味は複雑さを与える役割を裏方として果たしている感じ。
 後味は、甘苦味を若干口中に残しつつ、ゆっくりと引き上げていきます。

 長期の生熟ならではの、甘さがしっかり残った超芳醇熟成酒でした。
 全体的にしっかりバランスが取れてるんですよね…、これは生熟酒として相当ハイレベルなんじゃないかしら。
 特に枯れてないところが好みです。
 千代田蔵、面白いお酒ということで覚えておこうと思います。

 せっかくなので燗を付けてみると…、うお~甘い!
 カラメル感に加え蜂蜜感が出てきた甘みと、アルコール的辛さが両方とも強まって超絶インパクトなお酒になりましたね。
 冷酒よりキレが増しているような…、いやあこれは寝かせただけの個性を獲得していると思います、実に面白い。

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名称:千代田蔵 特別純米生原酒 22BY
蔵元情報:太田酒造株式会社 千代田蔵
購入価格(税抜):1,630円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.4(燗上がりも考慮に入れて)/9.0

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2020年11月01日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

上望陀(かみもうだ) 特別純米 無濾過生原酒

家飲み記録 上望陀(かみもうだ) 特別純米 無濾過生原酒

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 千葉県君津市のお酒です、家飲み、外飲み含め初めていただきます。

 こちらは千葉県市原市の「酒と食品のセレクトショップ 新風堂」という、ワインやコーヒー、地場産の食品等を扱っているお店で購入しました。
 同店は日本酒の品揃えも中々で面白かったのですが、なかでも冷蔵庫に佇むこのお酒を見つけたときは震えましたねえ…
 裏ラベルにもありますが、千葉の森酒造店という蔵元は生産量も極めて少なく、近所まで行くか蔵元直接発注以外は入手絶望的だと思っておりました。
 実はかなり以前に同蔵の通常銘柄「飛鶴」について飲み会の際オススメされて以来狙っていた蔵元だったので、数年越しの願いがかなった瞬間だったりします、まさに一期一会ですなあ…
 (ちなみにその直後寄った近くのスーパーで「飛鶴」も売ってて驚きました)

 裏ラベルによると地元の「上望陀」地方産の自然乾燥米を60%まで削った無濾過生原酒で、アルコール度数は18~19度とかなり高め。
 ちなみに「自然乾燥米」とは、機械乾燥でなく天日干しで乾かしたお米のことらしいです、今では相当珍しいものだとか。
 個人的には、しぼりたて生酒なのに「冷やでも燗でも美味しい」というコメントがあるのが気になるところですね。

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 上立ち香はちょっとカラメル?やケミカル感を感じる複雑な香りがそこそこに。
 含むと、甘味、酸味、渋味、熟感、草感が絡み合った、極めて複雑な旨味が実に力強い口当たりで入ってきて、尻上がりに辛さも出てきて引き締まりつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、新酒らしからぬカラメル的な熟した甘さを感じさせつつ、強すぎない草感と渋味が実に奥深い雰囲気を醸し出し、強めの酸辛が引き締める、実にワイルドながらまとまっているもの。
 後味は、渋味の余韻を残しつつ、辛さが引き取って力強くキレます。

 極めて複雑なある種の野趣を感じさせつつ、全体としてはしっかりまとまっている芳醇旨辛酒でした。
 いやあ、繊細な都会的日本酒とは一線を画した、いかにも「地酒」って感じのお酒ですねえ。
 でも、やっぱり似通いがちな流行り路線より、こういうお酒の方が今後は日本酒界で訴求力を高めていくのではないかという気がしております(低精白酒とか山廃系とか)。
 ハマる人はハマるでしょうし、いわゆるペアリングもオンリーワンのものができるのではないかと。
 上望陀、もし出会えたならまた頂いてみたいと思いました。

 燗をつけると、奥深さそのままに、甘旨味が素直に増しますね。
 蔵元が推奨するのも納得の燗上がりでした、私もオススメ。

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名称:上望陀(かみもうだ) 特別純米 無濾過生原酒
蔵元情報:株式会社森酒造店
購入価格(税抜):1,400円/720ml
購入した酒屋さん:新風堂(しんぷうどう) 新生本店
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年10月01日 千葉の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 01BY

家飲み記録 飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 01BY

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 言わずと知れた会津のお酒です、私が無濾過生原酒を家飲みできたのはこれで4回目。

 実は今回自家熟成(といっても半年ですが)に踏み切った理由としては、どこかで「飛露喜の無濾過生原酒は夏に開けた方が旨い」みたいな言説を見たからだったりします。
 今までの3回は新酒で飲んでるし、ここらで一発試してみるかと夏まで引っ張ったわけですね。
 一升瓶ということもあり、これもレマコムあっての楽しみ方と言えるでしょう。
 
 ラベルは情報が乏しいことも含めいつも通りですねえ、でもこの筆文字はやっぱりオーラがあって好き。
 ただ、合資会社だった蔵がいつの間にか株式会社になっていたことに今気づきました、やっぱり規模的に組織変更の必要性が出てきたんでしょうねえ。
 12月製造で、翌8月開栓です。
 

 上立ち香は熟感皆無、ただ落ち着いた酸を感じるスッキリとした香りがほのかに。
 含むと、やはり程よく落ち着いて、柔らかな酸と一体になった旨味が自然な口当たりで入ってきて、そこそこの渋味が奥深さを添え、最後までバランスを保ったままゆっくりと染み込んできます。
 味わいは、生熟感とフレッシュ感がいい感じで絡み合ったもので、濃い旨味や渋味もありつつ、主役は優しい酸ですね、ただ刺激的ではなくて、濃厚ながらもグイグイイケてしまうバランスを保っています。
 後味はその酸で割と自然にかつしっかりと引き上げてくれます。

 新酒のフレッシュさとトレードオフで、素直に柔らかさと落ち着き、そして一種のまとまりを得た感じの芳醇旨酸酒でした。
 花陽浴同様、新酒と生熟どっちが良いかは好みの問題でしょうね~、やっぱり崩れない所は流石かと。
 今回の良いところは、温度帯を気にせずダラダラ飲める感じになってることだと思いました、一升瓶をどっかと横に置いてコップで飲むのも一興でしょう。
 何気に今回、飛露喜はいち早く「酸」を使いこなした強い生酒を世に出したというところが凄かったのではないかということを感じましたね、十四代とはそこが明らかに違うポイントかなあと。
 飛露喜、やっぱり良いお酒だなあとしみじみ感じた一本でした。

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名称:飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 29BY
蔵元情報:株式会社廣木酒造本店
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年09月24日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

都美人 山廃 特別純米 生原酒 紺ラベル(山田錦) 2019BY

家飲み記録 都美人 山廃 特別純米 生原酒 紺ラベル(山田錦) 2019BY

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 兵庫県南あわじ市のお酒です、ブログでの登場は3回目。

 唐突ですが問題です、最近ご紹介した「白鷺の城」「不老泉」そしてこの「都美人」の三銘柄に共通する事項はなんでしょうか?


 え~答えは「天秤搾り」になります、意識せずにこの極めて珍しい搾り方を採用している蔵のお酒を連続して飲んでいたのでテンションが上がってしまいました。
 この天秤搾りについては不老泉のホームページに詳しく載っていますね、とにかく手間がかかるもので、今でも採用している蔵は全国でも数ヶ所しか無いようです。

【9/10追記】
 都美人については、天秤搾りは一部のお酒のみで、大半は薮田搾りであるというご指摘がありました。
 今回のお酒も多分天秤搾りではないですね…、あくまで一部製品にて採用しているというのが正しく、誤解を招く記載があったので記事本文も若干修正しました。
 また、福岡の白糸酒造も同様の搾り方を採用しているらしいです(こちらは全量)、ただここでは「ハネ木搾り」と呼んでいるみたいですね、いやあ難しい…
 ちなみに私はもちろん同蔵のお酒も飲んでおります(田中六十五白糸)。


 閑話休題、都美人自体はかなり好印象の銘柄なのですが、タイミング的に結構間が空きました。
 スペックは山田錦の精米歩合60、前回同様の紺色ラベルですね、なんとなく蔵のスタンダード商品というイメージがあります。
 3月製造、7月開栓。


 上立ち香は熟感、アルコール感、クリーム感をそれぞれ感じる濃ゆい香りがそこそこに。
 含むと、やはり濃ゆ~くてちょっと熟した感じの甘旨味が、強めながらも柔らかい酸味にしっかりと引き締められながら、息の長い感じでじんわりじんわりと胃の奥に染み込んできます。
 味わいは、ビターチョコ感のある熟した甘旨味に山廃らしい乳酸系の酸味が寄り添う極めて濃厚なもので、それぞれの要素がこれでもかと主張しながらも、グイグイ飲めてしまうまとまりがありますね。
 後味は、酸味が柔らかくもしっかりと引き取る形で、見事なまでにしっかりとキレます。

 極めて高濃度、かつ生熟感の有る甘旨味を、山廃らしい柔らかな酸味が心地よく引き締める、個性派甘旨酸酒でした。
 うーん、しっかり甘くて酸味が有りながら、一本調子の甘酸っぱさではないこの奥深さ、良いですね~
 昨今流行りの軽めの山廃とは一線を画しつつ、キレはバッチリですし、しっかり「らしさ」を構築している印象を受けました。
 都美人、今後は定期的に観測しなくてはと思わせてくれる一本でした。

 ちなみに燗をつけると柔らかさが増しますね~
 濃厚さも増してる気もするのですが、むしろ優しさアップという感じで、山廃らしい燗上がりをしっかり楽しませてくれました。

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名称:都美人 山廃 特別純米 生原酒 紺ラベル(山田錦) 2019BY
蔵元情報:都美人酒造株式会社
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:酒浪漫うちやま(通販)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年09月09日 兵庫の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

天下錦 特別純米 おりがらみ 生原酒

家飲み記録 天下錦 特別純米 おりがらみ 生原酒

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 三重県名張市のお酒です、家飲み外飲み含め初めていただきます。

 こちらのお酒をセレクトした理由は、ふくはら酒店さんの新規取り扱い銘柄であったことと、日本酒感想日誌さんに先を越されたことだったりします。
 実際、信頼できる酒屋さんの新規取り扱い銘柄で、自分の好みのスペック(要は生)であればもはや大外しはしないんですよね。
 もちろん、方向性として自分の好みからは外れることもありますが、お酒自体の完成度としては十分といいますか。
 まあ、東京の有名地酒屋さんの店頭に並ぶということ自体、ある意味激戦を潜り抜けたということですから、個人的には衝動買いも全然ローリスクだと思っております。

 閑話休題、今回いただくのは地元三重産の山田錦を60まで削った生原酒、アルコール度が15度と低めなのが目に留まりますね。
 あと、瓶詰と出荷の年月を両方書いてあるのは素晴らしい!

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 上立ち香はびっくりするぐらい天然のメロンジュース的香りがそこそこに。
 含むと、フレッシュかつ柔らかさもある印象の甘酸旨味がヌルっと入ってきて、脇役に青さと苦味を感じさせつつ、最後まで存在感を保ったままじわじわと染み込んできます。
 味わいは、まさにちゃんと果肉を絞ったメロンジュース的な、実にフレッシュかつ密度のある甘酸味が主役、苦味は結構強めながらも甘味に追いやられてあくまで脇役。
 後味は、酸と苦味が頑張って甘味を引き取ってキレます。

 まさにフレッシュメロンジュース的な青くて濃くて甘い、ド直球勝負の芳醇甘旨酒でした。
 いやあメロン感が安っぽいメロンシロップ(私はこっちも好きですが)ではなく、千疋屋で売ってそうなガチのメロンジュース感なんですよええ。
 そして、わりと力技ながらも、酸苦の働きでしっかりキレるのも良いですね、コスパ含め文句が付けられないお酒だと思いました。
 天下錦、実は直後にもう一本買い増したので次はそちらをご紹介します。

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名称:天下錦 特別純米 おりがらみ 生原酒
蔵元情報:株式会社福持酒造場
購入価格(税抜):1,380円/720ml
購入した酒屋さん:ふくはら酒店
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年08月13日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒

家飲み記録 三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒

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 福島県田村郡三春町のお酒です、SILKY DROP2本目。

 前回は純米、今回は「特別」純米です、ただ精米歩合は両方とも60%みたいですね。
 あらためて思いますが、日本酒の細かい商品の違いって本当に分かりにくいですねえ…、「特別」がついているかどうかなんて普通の消費者は気にしないでしょう。
 このお酒の場合裏ラベルの文言も全く同じなのでなおさら違いがわからないという…、なんともはや。
 酒屋さんが間に入って説明するのが理想なのでしょうが、通販だとあまりできないし、店頭でもそこまでできるところは限られるでしょう。
 こういう商品の場合、それぞれの味わいの特徴はやっぱりラベルにしっかり書くべきだと思いますねえ。
 (もちろん、当ブログの記事を参考にしてくれたら、私としては一番嬉しいのですが)

 ちなみに実際、私が通販を使ってでも購入しようと思ったのは「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの記事が決め手になっております。
 こちらも、遠心分離、一回火入れですね。

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 上立ち香は…ほとんど無いですね、おりっぽいフレッシュな雰囲気はあり。
 含むと、おりも相まって非常に存在感のある甘旨味が実に自然な口当たりで入ってきて、やはり柔らかみのある苦味と少々のガスで素晴らしいバランスでまとまりつつ、ゆっくりと染み入ってきます。
 味わいは、やはり純米同様梨やキウイを感じさせるみずみずしくも存在感のなる甘酸旨味が主役、苦味ももはや前向きなアクセントになっていて、オリの高濃度がありながらガンガン飲んでしまいますね。
 後味は、オリの存在感をデクレシェンド的に、素晴らしく自然に引き上げてくれます。

 濃厚さ、飲みやすさ、上品さ、飲み飽きなさ、矛盾しがちな要素を見事にまとめる、素晴らしいバランスの芳醇甘旨酒でした。
 純米と非常に似ているのですが、やはり後味がさらに自然になっている気がしますね、いやー旨い。
 柔らかさ・優しさと、飲みごたえ・インパクトの両立っぷりが凄いんですよ、「一回火入れ」かつ「濃厚なおりがらみ」であることが、完全に前向きな方向に働いていると言いますか…
 三春駒、購入に踏み切った自分を褒めてあげたくなるような一本でした。

■紹介:「日本酒とワインブログ。ときどき競馬」さんの同スペックの記事
http://pitarosake.blog.fc2.com/blog-entry-357.html

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名称:三春駒 「SILKY DROP」 おりさげ特別純米酒
蔵元情報:佐藤酒造株式会社
購入価格(税抜):1,800円/720ml
購入した酒屋さん:酒の櫻家(通販)
お気に入り度:8.7/9.0

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2020年08月07日 福島の日本酒 トラックバック:0 コメント:2

田林(でんりん) 特別純米 生もと おりがらみ生原酒

家飲み記録 田林(でんりん) 特別純米 生もと おりがらみ生原酒

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 宮城県加美郡加美町のお酒です、同蔵のお酒の登場は2回目。

 前回のラジオ正宗同様、遠州屋酒店さんでの購入酒です、そして以前ご紹介したシャムロックと同蔵で、盛川泰敬杜氏の手によるもの。
 生もとの生原酒で、アルコール度数が14~15度と低いということがスペック的に目を引きますが、実はこれは秋田の某銘柄を意識した設計になっているとか…
 ガッツリ試飲させていただいた上で、非常に好印象だったので迷わずセレクトした次第です。
 
 裏ラベルは必要最低限の記載しかないですねえ、このスペック自体は、遠州屋酒店さん限定らしいです。
 何か他の情報は無いかと蔵元ホームページもみたのですが、メイン銘柄の真鶴の記載しかなく、田林やシャムロックは影も形も無いのがちょっと寂しいところですね。

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 香りはスッキリとした、かつフレッシュ感じの酸の香りが控えめに。
 含むと、なるほどキレイな感じの酸をしっかり伴った甘旨味が軽めの口当たりで入ってきて、その勢いを保ったままスルスルと胃の奥に流れ込んできます。
 味わいは、甘旨酸をそれぞれ感じるマスカット風味のものですね、みずみずしさとある程度の落ち着きを両立させた感じで、かつ変な苦味が皆無、おり由来の飲みごたえもあるので単体でも食中でもイケますね。
 後味は見事に酸が引き取る形でスッキリキレてくれます。

 みずみずしい酸味を中心にしつつ、心地よい甘味と旨味を高純度で楽しませてくれる、万能系甘酸酒でした。
 いやあ、コンセプトは実にそれっぽいですね、何気に苦味が皆無なのも見事な造りだなあと感服した次第です。
 ただ、某銘柄と比べると、明らかに力強いんですよねえ(笑)、方向性はともかく根っこはやっぱり別物ですわね、ただ、どちらが好みかは飲んでみないとわからないかと(個人的に甲乙付けがたい)
 田林、これは是非他のスペックも試してみたいですね。

 これは燗もイケるだろと思ってつけてみると、甘味・旨味マシマシでこりゃいいっすわ。
 実にモダンなんですが力強いですね~、完全にファンになりました。(まさに今現在シャムロックが冷蔵庫にあったりして)

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名称:田林(でんりん) 特別純米 生もと おりがらみ生原酒
蔵元情報:株式会社田中酒造店
購入価格(税抜):レシート紛失…/720ml
購入した酒屋さん:遠州屋酒店(横浜)
お気に入り度:8.5/9.0

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2020年06月04日 宮城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

残心 特別純米 袋吊り 無濾過生原酒 30BY

家飲みプチ記録 残心 特別純米 袋吊り 無濾過生原酒 30BY

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 うのかわ酒店さんへ発注するときには必ず同梱する残心です。
 過去の感想は「残心」タグをご参照ください。

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 上立ち香はほんのり熟感を纏ったスッキリとしたセメダインがそこそこに。
 含むと、極めて高濃度かつ奥深い感じの甘味が力強くも自然な口当たりで入ってきて、落ち着いた酸味や渋味でしっかりと輪郭を整えつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、控えめながら存在感のある甘味を纏った、しっかり味乗りしてきた旨味が中心、酸渋もありつついい感じで落ち着き柔らか、う~んいいバランスだなあ。
 後味は、渋味メイン、若干酸が寄り添って、濃厚さをしっかり引き取ってキレます。

 程よい甘さの魅力に加え、複雑味と柔らかさを兼ね備えた、生熟酒の真骨頂という趣の芳醇旨口酒でした。
 いやあいいですよ、フルーティーとは明らかに一線を画した、確固たる個性と魅力があると思います。
 私が、「日本酒マニアにもまだ知られていない実力派銘柄」として、真っ先に思いつく銘柄の一つがこの残心ですね。
 残心、もっと取り扱い店増えて欲しいと改めて思ってしまった一本でした。

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名称:残心 特別純米 袋吊り 無濾過生原酒 30BY
蔵元情報:林龍平酒造場
購入価格(税抜):1,600円/720ml
購入した酒屋さん:うのかわ酒店(通販)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年05月16日 福岡の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

原田 特別純米 無濾過生原酒 令和1BY

家飲み記録 原田 特別純米 無濾過生原酒 令和1BY

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 山口県周南市のお酒です、ブログでの登場は2回め。

 すっかり紹介が遅くなってしまいましたが、このお酒は2019年7月製造で、かつ令和1BYのものになります。
 令和は5月からなので、令和1BYを名乗るお酒としては最速クラスだったんじゃないでしょうか。
 こういうことができるのも、同蔵が四季醸造の蔵だからみたいですね。
 若手蔵人がわずか4人で四季醸造をやっているということが、SAKETIMESの記事に取り上げられていました。

 スペック情報は裏ラベルに詳細な記載がありますね。
 蔵自体が、「山口県県産」のお米を使った「純米」しか造らないそうで、当然このお酒も山口県産の、山田錦を使用しています。
 ちなみに実際の開栓は9月。

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 上立ち香は青りんご的なフレッシュな香りがかなり抑えめに。
 含むと、押し出しの強い甘酸旨味が力強く入ってきて、時間差で出てくる苦味で結構ガッチリ引き締められつつ、じわじわと染み込んできます。
 味わいは、新種生酒らしいフレッシュな青りんご的甘酸味が厳然たる主役、苦味はしっかり有るのですが、含み香が割と抑えられている関係であんまり飲み疲れ無いのが良いですね。
 後味は、甘味を苦味が引き取る形の、新酒生酒として典型的な引き上げ方。

 フレッシュフルーティーな生酒としてしっかりまとまった、素敵に季節外れの新酒でした。
 正直、新酒生酒としてはありがちというか、個性は感じなかったのですが、やはりこのお酒を9月に飲めるっていうのが嬉しいんですよね。
 それがハッキリと売りになっている時点で、お酒の売り方というか、ニーズがしっかりわかってるなあと個人的には感服しました。
 原田、今後も注目していきたいと思います。

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名称:原田 特別純米 無濾過生原酒 令和1BY
蔵元情報:株式会社はつもみぢ
購入価格(税抜):1,450円/720ml
お気に入り度:8.4/9.0

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タグ: 原田 特別純米

2020年04月05日 山口の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

ちえびじん 特別純米 雄町 生酒 30BY

家飲みプチ感想 ちえびじん 特別純米 雄町 生酒 30BY

 大分県杵築市のお酒です。
 四合瓶家飲みしたんですが写真が行方不明…
 せっかく感想書いたし、美味しかったんで一応アップしようかと。

 そして、随分前に飲んだ時の写真はこれ。
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 他の感想は「ちえびじん」タグをご参照ください。

 上立ち香は、フレッシュな果実って感じの酸のある香りがかなり控えめに。
 含むと、みずみずしくかつ濃厚な甘酸味が力強く入ってきて、そのクリアな酸に上品な渋味が伴うことで、輪郭をしっかり整えながら喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、マスカット的な甘酸味が中心ですね、非常にフレッシュでありながら生酒にありがちな苦味等のキツが完璧なレベルで抑えられていて、結構甘さがあるのに全く飲み飽きず、かつ食事にも合わせられるもの。
 後味は、酸が引き取る形ながら、極めて優しく引き上げてくれます。

 甘味の存在感、酸味のフレッシュ感、そして若干の落ち着きを見事に合わせ技で楽しませてくれる、極めて良バランスのお酒でした。
 酒屋さんが「ちえびじんならではの雄町」と仰っていたのですが、わかる気がしますね~露骨に芳醇というよりバランス系。
 これがちえびじんなんですよね~、単純に今風なだけじゃなくて、本当に素直に完成度高いと思います。
 たまに聴く、「ポスト十四代」という表現は的を射てるんじゃないかなあ…
 ちえびじんの実力を改めて感じさせてくれた一本でした。

名称:ちえびじん 特別純米 雄町 生酒 30BY
蔵元情報:有限会社中野酒造
購入価格(税抜):1,500円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年03月25日 大分の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

大倉 山廃特別純米 麹四段仕込み 中取り無濾過生原酒

家飲み記録 大倉 山廃特別純米 麹四段仕込み 中取り無濾過生原酒

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 奈良県香芝市のお酒です、当ブログでは以前一度ご紹介しています。
 また、同蔵の他銘柄には「金鼓」があります、そちらのにごり酒は何度も紹介してますね。

 いろいろと「肩書」の多いお酒だと思います、「山廃特別純米」だけでもなかなか厄介なのに、さらにずらずらと…
 個人的には、
 「四段仕込み」→「甘くて濃い」
 「無濾過」「原酒」→「濃い」
 「中取り」→「雑味が少な目」
 ぐらいの感覚を持ってますが、ハッキリ言って銘柄ごとの違いの方が多いのであまり気にしてません。
 それでいて「生」の一文字が自分にとっては何より重要だったり…、まあこの辺りの感覚は人それぞれでしょう。

 スペック情報はラベルに非常に詳しく記載が有ります、情報公開としては素晴らしいですね。
 特筆すべきは「酸度2.6前後」かと思います、普通ではない高さなので、酸っぱくなりそうですが…いかがでしょうか。

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 上立ち香は山廃らしい穀物っぽい酸を感じる香りがそこそこに。
 含むと、やはりしっかりとした酸味に甘味が絡みつくような濃厚な旨味がドドドと入ってきて、最後まで存在感を発揮する酸味が少々唾液腺を刺激しつつもしっかりと全体を引き締めつつ、じわりじわりと染み込んできます。
 味わいは、果実的な甘酸味と、穀物的な旨酸の両方を兼ね備えた感じの極めて濃厚なもの、苦味等の雑味はしっかり追いやられている感じで、甘旨酸の魅力をしっかり楽しませてくれますね。
 後味は、当然のように酸が引き取って見事なキレ。

 どっしり系旨酸酒と果実系甘酢っぱ酒の中間を行くような、個性派芳醇旨口酒でした。
 甘・酸・旨が強烈に主張しつつバランスを取る、この個性は極めて奈良酒らしいですね~、そしてよく考えると大倉らしい木香を思わせる奥深さもあるような。
 また大倉はどうも合わないと感じていた自分でもこのお酒は楽しめました、相性が良い方ならもっとハマると思われます。
 大倉の懐の深さを感じた一本でした、今後もこういうお酒は追ってみたいですね。

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名称:大倉 山廃特別純米 麹四段仕込み 中取り無濾過生原酒
蔵元情報:株式会社大倉本家
購入価格(税抜):1,350円/720ml
購入した酒屋さん:伊勢五本店(千駄木)
お気に入り度:8.4/9.0

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2020年02月27日 奈良の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

妙の華 山廃特別純米酒 雄町 無濾過生原酒 29BY

家飲み記録 妙の華 山廃特別純米酒 雄町 無濾過生原酒 29BY

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 三重県伊賀市のお酒です、同蔵のお酒の登場は3回目。
 引き続き本間酒店さんでの購入酒になります。

 こちらを醸す森喜酒造場の別銘柄には「るみ子の酒」、「英」があります、蔵元ホームページにも3銘柄が並んで載ってますね。
 当ブログでは前にるみ子の酒英を紹介しているので、これでいわばコンプリートになるかと。
 名前の由来もホームページに載ってますが、味わいのコンセプトは詳しくは書いてないような…、私の認識ではるみ子の酒はフルーティー、他2つは割としっかり系というイメージがあります。

 今回いただくのは29BYで、開栓が去年の8月なので、一年半以上の生熟を経たお酒になっています。
 雄町!山廃!無濾過生原!度数18!ということでいかにも太い味わいが期待できますが、いかがでしょうか。

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 上立ち香は落ち着いた印象の杏?的な果実香がそこそこに。
 含むと、しっかりとした印象の旨味が、しかし割と柔らかい口当たりで入ってきて、粗さを全く感じさせないまま、徐々に強まるアルコールの辛さで引き締まりながらじわじわと染み込んできます。
 味わいは、あまり露骨に熟成香のしない、いい感じに味乗りしてきたお米的旨味が純然たる主役、そこに乳酸らしい酸味がキツくなく寄り添って完熟果実って感じになってますね、濃厚ながらしつこさは皆無。
 後味は、やはり酸が引き取る形ながら、優しくかつしっかりとキレます。

 程よく味乗りしてきた旨味を、非常に良いバランスで優しく味あわせてくれる、生熟の魅力が詰まった芳醇辛口酒でした。
 いわゆる旨口熟成系のお酒って、どうしても熟感(あるいは火入れ感)とかを後ろ向きに感じることも多いのですが、このお酒はそれが皆無なのが素晴らしいです、これぞ生熟の真骨頂って感じですね。
 人によってはもっとガッツリ酸が効いている方が好みかもとは思いますが、私はこの柔らかい感じのバランスも好きですね~、旨味の強さで苦味が引っ込んでるのはやっぱり素敵。
 妙の華、改めて蔵元の実力を感じさせてくれた一本でした。

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名称:妙の華 山廃特別純米酒 雄町 無濾過生原酒 29BY
蔵元情報:合名会社森喜酒造場
購入価格(税抜):1,667円/720ml
購入した酒屋さん:本間酒店(笹塚)
お気に入り度:8.6/9.0

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2020年02月07日 三重の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

結ゆい(むすびゆい) 特別純米酒生酒 いちばんぼし 亀口直汲み

家飲み記録 結ゆい(むすびゆい) 特別純米酒生酒 いちばんぼし 亀口直汲み

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 茨城県結城市のお酒です。
 ブログでの登場は3回目。

 今まで、このお酒の名称はラベル真ん中の「結」の一字で「ゆい」と読むものと思っていたのですが、どうやら正式名称はラベル下部の「結ゆい(むすびゆい)」のようです。
 わかりにくいというか何というか…蔵元ホームページにもなんかハッキリ書いていないので、どうにもモヤモヤが残りますね…
 ちなみに今回は、元々前にいただいていた雄町を使ったものが好印象だったうえに、最近この「いちばんぼし」を外飲みでいただき「これは旨い!」と思ったので頑張って購入しました。

 ちなみに「いちばんぼし」は、蔵の地元茨城県で開発された食用米らしいです。
 このお酒はそれを60%まで磨いて造っていて、お値段は税抜1,300円とお手頃に抑えられています(一般的に飯米は酒米より安い)、4月製造、7月開栓。
 ラベルの顔つきお星さまがワンポイントで可愛らしいですね。

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 上立ち香は青りんごっぽい甘くも爽やかな果実香がそこそこに。
 含むと、実に濃厚ながらも甘酸苦のバランスが取れたフレッシュな旨味が自然な口当たりで入ってきて、最後までそのバランスを保ったまま、スルスルと喉奥に流れ込んできます。
 味わいは、青りんごや洋梨を彷彿とさせる酸味のフレッシュさがありながらも、甘味が非常にハッキリとしていて、少々トロミも感じさせる実に濃厚なもの、苦味は裏方に回りつつも存在していて生酒らしいインパクトを添えています。
 後味は、苦酸味が必要十分な仕事をして、しっかりと引き上げてくれます。

 インパクトとバランスを見事に両立させた、ダレの無い超芳醇フレッシュ甘旨酒でした。
 いや、これはまさに私の好みドンピシャですわ、甘味旨味がひたすら心地良い!
 こんなお酒出されたら、やっぱり飯米の可能性を強く感じてしまいますね、むしろ地場産の飯米をしっかり使いこなしてくれるっていうのは、コスパ含めるとある意味理想的な展開なのでは…(鑑評会では評価されない系の良さですが)
 文句無しに、個人的上半期ベスト10入りです、素晴らしい出来。
 結ゆいの実力を改めて感じさせてくれた一本でした、今後さらに注目度を上げたいですね。

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名称:結ゆい(むすびゆい) 特別純米酒生酒 いちばんぼし 亀口直汲み
蔵元情報:結城酒造株式会社
購入価格(税抜):1,300円/720ml
購入した酒屋さん:鈴傳
お気に入り度:8.7/9.0

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2019年12月17日 茨城の日本酒 トラックバック:0 コメント:0

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